取扱説明書
ND 1200
QUADRA-CHEK
ソフトウェアバージョン
2.16
Nihongo (ja)
6/2010
ND 1200 の概要
1
液晶画面
2
ソフトキー
3
測定ファンクションキー
4
軸キー
5
モード 選択キー
6
コマンドキー
7
メニューキー
8
矢印カ ー ソルキー
9
ファスト ト ラックキー
10
テンキー
11
送信キー
12
LCD オン / オフキー
ND 1200 パネルキー
パネルキーは、 形状測定の開始、 公差の適用、 測定結果の レ ポー ト
の送信、 お よ び動作パ ラ メ ー タの設定 を 行 う ために使用し ま す。
パネルファンクションキー パネルキー
ソフトキー:機能を変更し て、 液晶画面に表示 さ れる 動作 を サ
ポー ト し ます。
測定キー : 形状測定の種類 を 選択 し ます。 形状測定の種類には、
点、 線、 円、 距離、 角度、 ス キ ュ ー調整お よび Measure Magic
などがあり ます。
軸キー : 測定の前に基準点をゼ ロ設定ま たはプ リ セ ッ ト す る た
めの軸を選択し ます。
モー ド キー : 測定単位、 基準点、 デ カル ト 座標系ま た は極座標
系およ びヘルプを選択 し ま す。
コマンドキー: 測定お よびデー タ 入力プ ロ セ ス を 制御 し ます。
ND 1200 QUADRA-CHEK 3
パネルフ ァ ン ク シ ョ ンキー パネルキー
メニューキー: シ ス テ ム設定、 プロ グ ラ ミ ン グ、 追加機能の
データ 消去お よ びオプシ ョ ンの光学式エ ッ ジ検出器機能の 5 つ
のソフ トキーメニューを表示します。
矢印カ ー ソ ルキー : リ ス ト をス ク ロールし、 メ ニューおよび設
定画面データ フ ィ ール ド を移動す る ために使用し ま す。 上矢印
カーソ ルキーは、 後で こ の章の形状構築の部分で説明する よ う
に、 形状構築プ ロ セ ス を開始す る た めに も使用 し ます。
ファスト ト ラックキー:2 つのプ ロ グ ラ ム可能なフ ァ ス ト ト
ラ ッ ク キーは、 頻繁に使用す る 機能 を 実行す る ために使用 し ま
す。 これらのキーは、 手を触れるこ とによ り、 部品から目を離
さ ずに簡単に見つけ る こ と がで き ます。 初期設定では、 左の
ファスト ト ラックキーにENTER キーの機能が割り 当て られ、
右のフ ァ ス ト ト ラ ッ ク キーに FINISH キーの機能が割り 当て ら
れています。 後で 「第 2 章 : 取付け、 設定お よび仕様」 のホッ
トキーの部分で説明する よ う に、 ど ち ら の フ ァ ス ト ト ラ ッ ク
キーも ユーザーがプロ グ ラ ムでき ます。
テンキー: 数字データ の入力に使用 し ます。 さらに、小数点
キーおよび +/- キーを 使用 し て、 液晶画面表示の コ ン ト ラ ス ト
を調整します。
送信キー : 測定結果を コ ン ピ ュ ータ 、 USB プリンタまたは
USB フ ラ ッ シ ュ ド ラ イ ブに送信す る ために使用 し ま す。
LCD オン / オフキー: LCD オン / オフボタ ンを押して、
ND 1200 の電源を切 ら ずに液晶画面表示を オ フ にす る こ と がで
き ます。 も う 一度ボ タ ン を押す と 、 液晶画面が表示 さ れ ま す。
さらに、LCD オン / オフ キ ーを使用 し て、 形状デー タ、 基準点
およ び ス キ ューを消去する こ と がで き ます。
4 はじめに
ND 1200 背面パネル
1
シ リ アル番号 ラベル
2
電源ス イ ッ チ
3
電源コード コネク タおよびヒ ューズホルダ
4
電源アース ア ク セス
5
測定軸コ ネ ク タ
6
RS-232 シリアルポートコネクタ
7
光学式 リ フ ァ レ ン ス ケーブル コ ネ ク タ
8
光学式セ ン サ ケ ーブル コ ネ ク タ
9
ND 1200 では非対応
10
チル ト ベース機械締め付け調整
11
電気規格ラ ベル
ND 1200 側面パネル
1
スピーカー/ ヘッ ドセッ ト ジャ ック
2
USB タイプA コネクタ
3
RJ-45 フッ トスイッチ/ ハンド ス イ ッチ / キーパッ ド コネク タ
ND 1200 QUADRA-CHEK 5
このマニュアルの内容
このユーザーマニュアルでは、 ND1200 の操作、 取付け、 設定お よ
び仕様について説明 し てい ま す。 操作情報は第 1 章、 取付け、 設定
手順およ び仕様については、 第 2 章で説明 し てい ま す。
こ のマニ ュ アルで使用する フ ォ ン ト
オペレー タ の操作 ま たは強調 を 示すために以下の フ ォ ン ト を使用 し
ています。
オペレー タ の操作 - ソ フ ト キーお よびその他のパネルは大文字で示
します。
強調 - ユーザーに強調する 特別に関心の あ る 項目 または概念は太字
で表示し ます。
キー操作の順序の表示
ND 1200 のユーザーは部品形状の測定やその他の作業 を完了す る た
めにソ フ ト キーと パネルキーを順に押し ます。 これらの順序は次の例
に示すよ う にテ キ ス ト を使用し て示さ れ ます。
MENU キーを押し、EDGE ソフ ト キーを押し、AUTO E ソフ ト キー
を押す操作は、 次の よ う に略 し て示す場合があ り ます。
MENU/EDGE/AUTO E を押す
注釈記号
注釈には、 情報の種類、 重大度を示す記号が左に付 き ま す。
一般的な情報
こ れは、 動作ま たは概念に関する 追加の補足情報です。
警告
こ れは、 測定エ ラー、 装置の誤作動 または装置の損傷に
つな が る恐れの あ る 状況や条件 を 警告 し ます。 メッセー
ジを読んで理解する まで、 先に進ま ないで く だ さ い。
注意 : 感電の危険性
こ れは、 感電や傷害ま たは死亡事故につな が る恐れの あ
る状況や条件を警告し ま す。 メ ッ セージ を読んで理解す
るまで、 先に進まないでください。
6 はじめに
安全性についての注意
こ の シ ス テ ムの操作時には一般に認め ら れた安全予防策に従 う 必要
があ り ま す。 これ ら 予防策を 怠た る と 、 機器の損傷や怪我を す る場
合があ り ます。 安全規則は企業ご と に違いがあ り ま す。 このマニュア
ルの内容 と 、 こ の シ ス テ ム を ご使用にな る企業の規則に違いがあ る
場合には、 厳 し い方の規則を優先 し て く だ さ い。
ND 1200 には、 独立 し た アー ス 接続 を含む 3 線の電源プ
ラグが付属しています。 電源プ ラ グ は、 必ず 3 線のアー
ス付き コンセン ト に接続して くださ い。 アース接続のな
い 2 線の電源プ ラ グ ア ダプ タ ま たはその他の接続用付属
品を 使用す る と 、 安全上の問題が生 じ る 恐れがあ る た め、
こ れ ら は使用 し な いで く だ さ い。
以下の場合には、 ND 1200 の電源コー ド を コ ン セン ト か
ら抜い て、 有資格のサービ ス技術者に連絡 し て く だ さ い。
電源コードが擦り切れていたり 、 損傷している または
電源プ ラ グが損傷 し てい る
エ ン ク ロ ージ ャ に液体が飛び散 っ てい る
ND 1200 が落下し た り 、 外装が損傷し ている
ND 1200 の性能が低下 し た り 、 その他何 ら かの方法で
保守サー ビ ス が必要な状態に あ る こ と を示 し てい る
ND 1200 の測定軸
ND 1200 の DRO 画面には、 購入 さ れた モデルに応 じ て 、 2、 3、ま
たは 4 本の軸 を表示で き ます。 こ のマニ ュ ア ル全体で使用 さ れ る
DRO 画面の図では、 さ ま ざま な数の軸が表示さ れま すが、 これ ら の
図は説明の ためだけ の も のです。
ソフト ウェアバージョン
About 設定画面に表示 さ れ る ソ フ ト ウ ェ アバージ ョ ン については、
第 2 章で説明 し てい ま す。
クリーニング
外装の ク リ ーニ ン グには、 水お よび刺激の少ない洗浄剤に浸 し たや
わ ら かい布のみ を 使用 し て く だ さ い。 研磨剤入 り の ク リ ーナーや、 強
力な洗浄剤ま た は溶剤な ど は使用し ないで く だ さ い。 やわら かい布の
みを 使用 し、 水滴の滴 る ク リ ーニン グ ク ロ スは使用 し ないで く だ さ
い。
ND 1200 QUADRA-CHEK 7
8 はじめに
1 操作 ..... 13
1.1 ND 1200 の概要 ..... 14
1.2 ND 1200 の基本機能 ..... 16
ND 1200 の電源ス イ ッ チ を オンにする ..... 16
繰 り 返 し 使用で き る機械原点の設定 ..... 17
ND 1200 の電源ス イ ッ チ を オ フ にす る ..... 17
パネルキーの説明 ..... 18
液晶画面およ び ソ フ ト キーの配置 ..... 22
DRO モー ド 画面と ソ フ ト キー ..... 22
形状評価モー ド 画面 と ソ フ ト キー ..... 23
形状測定モー ド 画面 と ソ フ ト キー ..... 24
ND 1200 のメニュー..... 25
1.3 測定の準備 ..... 30
ND 1200 の起動 ..... 30
機械原点の確立 ..... 30
液晶画面の コ ン ト ラ ス ト 調整 ..... 31
測定単位の選択 ..... 31
基準点の選択 ..... 31
座標系の選択 ..... 31
必要な注釈の選択 ..... 32
前方注釈 と 後方注釈の切 り 替え ..... 32
プロープタイプの選択 ..... 33
照準プ ローブの選択 ..... 33
光学エ ッ ジプ ロ ーブの選択 ..... 33
光学エ ッ ジ検出器の校正 ..... 34
ティーチの実行 ..... 34
D. 校正の実行 ..... 34
X 校正の実行 ..... 34
部品を 測定軸に合わせて調整 し ま す。 ..... 35
部品調整 (ス キ ュ ー) の実行 ..... 35
基準点の確立 ..... 36
点の構築のた めの ス キ ューお よ び部品エ ッ ジ ラ イ ン のプ ローブ ..... 36
線の形状か ら の基準点の構築 ..... 37
基準点のゼ ロ 設定 ..... 37
基準点のプ リ セ ッ ト ..... 38
ND 1200 QUADRA-CHEK 9
1.4 部品形状の測定 ..... 39
部品形状 ..... 39
形状 リ ス ト ..... 39
部品形状のプ ロ ーブ ..... 40
照準でのプ ロービ ング ..... 40
光学式エ ッ ジ検出に よ る プ ロ ービ ン グ ..... 40
Measure Magic によるプロービング ..... 41
形状の測定 ..... 42
オー ト リ ピー ト ..... 42
点の測定 ..... 43
線の測定 ..... 44
円の測定 ..... 45
距離の測定 ..... 46
角度の測定 ..... 47
1.5 部品形状の作成 ..... 48
独自に作成す る 形状 ..... 48
形状の作成 ..... 48
形状作成の例 ..... 49
1.6 部品形状の構築 ..... 50
構築 さ れた形状 ..... 50
形状の構築 ..... 50
形状構築の例 ..... 51
..... 52
その他の形状構築例 ..... 52
1.7 公差 ..... 55
形状の公差 ..... 55
公差の適用 ..... 56
公差適用の例 ..... 57
1.8 プログラ ミ ング ..... 59
ND 1200 のプロ グ ラ ム ..... 59
プログラムの記録 ..... 59
プログラムの記録の例..... 60
プログラムの実行 ..... 61
プログラムの実行の例..... 62
プログラムの編集 ..... 63
プログラ ムステップの表示 ..... 63
プログラ ムステップの展開と折り たたみ ..... 64
プログラ ムステップの変更 ..... 65
プログラ ムステップの削除 ..... 68
新しいプログ ラ ムステ ップの挿入 ..... 69
プログラムのコピー ..... 70
プログラムの削除 ..... 71
プログラムのバッ クア ップ ..... 72
1.9 レポート ..... 73
レポート ..... 73
レポートの送信 ..... 73
1.10
エ ラ ー表示 ..... 74
スケー リ ングエラー ..... 74
10
2 取付け、 設定およ び仕様 ..... 75
2.1 ND 1200 の梱包内容 ..... 76
ND 1200 の同梱品目 ..... 76
オプ シ ョ ン品目 (収録 さ れてい る 場合) ..... 76
ND 1200 の再梱包 ..... 77
2.2 ハー ド ウ ェ アの設置 ..... 78
取付け ス タ ン ド の組み立て ..... 78
ベン チ ト ッ プの位置 と 取付け ..... 78
アームマ ウ ン ト (オプシ ョ ン) ..... 79
電源の接続 ..... 80
エンコーダの接続 ..... 81
コンピュータの接続..... 82
ヘッ ド ホンの接続..... 82
USB プリンタの接続..... 82
オプシ ョ ンのフ ッ ト ス イ ッチま たは リ モート キーパッ ド の接続 ..... 83
光学式エ ッ ジ検出器の接続 と 設置 ..... 84
ND 1200 QUADRA-CHEK 11
2.3 ソフ ト ウェアの設定..... 85
設定 メ ニ ュー ..... 86
設定例 : 管理者パ ス ワー ド の入力 ..... 87
設定の順序 ..... 88
言語選択およ び製品のバージ ョ ン ..... 89
管理者パス ワ ー ド およ びプ ロ グ ラ ム の ロ ッ ク 解除 ..... 90
設定フ ァ イ ル と 起動画面の読み込み ..... 91
エンコーダの設定 ..... 92
ENCODERS 画面 ..... 92
MISC 画面 ..... 95
光学式エ ッ ジ検出の設定 ..... 96
EDGE メニューのツール..... 96
MISC 画面 ..... 97
ス テージ直角度の校正 ..... 98
誤差補正 ..... 99
直線性誤差補正 (LEC) ..... 100
部分直線性誤差補正 (SLEC) ..... 102
非直線性誤差補正 (NLEC) ..... 106
校正グ リ ッ ド 上での点の測定によ る NLEC ..... 108
nlec.txt フ ァ イルのインポー ト による NLEC ..... 110
NLEC 補正データ を nlec.txt フ ァ イ ル と し て保存す る ..... 110
膨張ま た は収縮す る 部品の測定倍率 ..... 111
SCALE FACTOR 画面 ..... 111
測定の設定 ..... 112
MEASURE 画面 ..... 112
表示形式の設定 ..... 115
表示画面 ..... 115
ホッ ト キーの割り当て ..... 118
HOT KEYS 画面 ..... 118
印刷形式の設定 ..... 122
PRINT 画面 ..... 122
FORM CHARS 画面 ..... 125
RS-232 ポー ト の設定 ..... 126
RS232 画面 ..... 126
USB ポー ト の設定 ..... 128
USB 画面 ..... 128
音声の設定 ..... 130
SOUNDS 画面
キー リ ピー ト 速度の調整 ..... 131
MISC 画面 ..... 131
時間 と 日付の設定 ..... 132
CLOCK 画面 ..... 132
設定フ ァ イ ル と プ ロ グ ラ ム の保存 ..... 133
2.4 仕様 ..... 134
寸法 ..... 135
アームマ ウ ン ト ブラ ケ ッ ト ..... 136
..... 130
12
操作
1.1 ND 1200 の概要
ND 1200®は、 アナロ グま たは TTL エ ン コ ーダ を 使用 し て、 高精度
の 2、 3、 4 軸測定を実行す る ための高性能デジ タ ル リ ー ド ア ウ ト
(DRO)システムです。 ND 1200 は、 光学 コ ンパレータ 、 工具顕微鏡
ま た は ビデオ測定シ ス テム と と も にイ ン ラ イ ン製造ま た は最終品質
検査の一部 と し て使用で き ま す。
ND 1200 で使用でき る機能は以下のとお り です。
絶対番地化原点エ ン コ ーダおよ びシ ン グル リ フ ァ レ ン ス エン コー
ダ用 リ フ ァ レン ス マー ク 評価
直線、 部分直線お よ びオプ シ ョ ン の非直線誤差補正
1.1 ND 1200 の概要
膨張ま たは収縮す る部品の ス ケー リ ン グ係数
マルチ リ ンガル LCD ユーザーイ ン ターフ ェ イ ス : 言語はユーザー
が選択
ユーザーの さ ま ざ ま な操作に応じ て変わ る LCD の下の ソ フ ト キー
機能
リストとメニューを簡単にナビゲーションできる矢印カーソル
キー
測定では、 わか り やすい マー ク が付い た以下の フ ァ ン ク シ ョ ン
キーを使用でき ます。
Unit of measure : mm またはインチ
基準点 1 ま たは基準点 2
デカル ト 座標系 ま たは極座標系
測定前の部品調整のための ス キ ュ ー補正に よ り 、 時間の かか る
フィクスチャリングが不要
絶対測定 と 増分測定用の 2 つの基準点
基準点確定用のゼ ロ 軸およ びプ リ セ ッ ト キ ー
わか り やすい マーク が表示 された測定 フ ァ ン ク シ ョ ン キーを使用
し て 、 以下の形状測定の種類 を簡単に選択で き ます。
点、 線、 円、 距離、 角度
部品調整の ためのス キ ュ ー
形状 タ イ プの自動識別用の Measure Magic
形状測定には次の よ う な種類があ り ま す。
部品の幾何形状の寸法測定
寸法デー タ の入力に よ る 形状の作成
既存の形状から の新 し い形状の構築
公差の適用
®
ND 1200 前面パネル
14 1 操作
次の機能を備えたテンキーを使用でき ます。
デー タ 入力用の数字キー
デー タ 入力お よび液晶画面の コ ン ト ラ ス ト 調整用の小数点お よ
び +/- キー
よ く 使用す る機能を開始する よ う に、 パ ネル と オプ シ ョ ン の リ
モー ト キーをプ ロ グ ラ ムす る ユーザー定義の ホ ッ ト キー
連続 し た キー操作に よ る ユーザー定義のプ ロ グ ラ ム を以下の操作
に使用でき ます。
測定の実行
公差の適用
結果の レポー ト
測定結果の レポー ト は USB プ リ ン タ で印刷する か、RS-232 接続経
由で PC に送信する か、 または USB ドライブに保存
ユーザー定義のプ ロ グ ラ ムお よびシ ス テム設定を USB ドライブに
保存
静音ま たは騒音環境用の ス ピーカージ ャ ッ ク 出力
オプシ ョ ンの光学式エ ッ ジ検出に よ り コ ン パ レ ー タ画面上で明暗
の変化に応じ て形状デー タ点を検出 し て入力
オプシ ョ ンの リ モー ト フ ッ ト ス イ ッチおよびキーパッ ド で、 ユー
ザーが前面パネルの近 く にいな く て も測定が可能
1.1 ND 1200 の概要
ND 1200 QUADRA-CHEK 15
1.2 ND 1200 の基本機能
ND 1200 の電源ス イ ッ チをオ ンにす る
ND 1200 の電源ス イ ッ チを オンにし ます。 電源 ス
イッチは、エンクロージャの背面にあります。 電源
ス イ ッ チを オンに し た後、 または電源障害の後、 起
動画面が表示 さ れ ま す。
FINISH キーを押 し て、 起動画面か ら DRO 画面に進
みます。
1.2 ND 1200 の基本機能
これで、 ND 1200 は操作可能な 状態に な り 、 動作モー ド は現在位置
に設定されま し た。 エン コーダ の位置の値は、 すべて の軸 を 基準に表
示されます。
起動画面
DRO 画面
16 1 操作
繰 り 返 し 使用で き る 機械原点の設定
ご使用の ND 1200 が電源投入時に機械原点を確立す る よ う に設定 さ
れて い る場合、 ク ロ ス リ フ ァ レ ン ス マー ク を入力する か、 ハー ド ス
ト ッ プ軸参照位置を入力す る よ う に求め る メ ッ セージ が表示 さ れ ま
す。 ND 1200 では機械原点を 使用 し て、 測定の実行時に誤差補正
データ を適用 し ま す。 繰 り 返し 使用で き る機械原点を設定す る には、
以下のいずれかが必要です。
U ステー ジ を 動か し て、 エ ン コ ーダの リ フ ァ レ ン ス マー ク の交差が
各軸で認識 さ れ る よ う に し ます。
U エ ン コ ーダの リ フ ァ レ ン ス マー ク がない場合、 ステージ を ハー ド
ト ッ プの参照位置に動か し 、 各軸で ENTER キーを押 し ます。
CANCEL ソフトキーを押して、 クロス リ ファレンスマー
ク の要件がバイ パ ス さ れた場合、 ND 1200 に保存さ れる
可能性があ る誤差補正デー タ は適用されません。
ND 1200 の電源ス イ ッ チをオ フにする
ND 1200 の電源ス イ ッ チをオフに し ます。 動作中に
保存 さ れたパ ラ メ ータ 設定、 誤差補正テーブルお よ
び記録 さ れた プ ロ グ ラ ムは メ モ リ に保持 さ れ ま す。
1.2 ND 1200 の基本機能
ご使用の ND 1200 が電源を オ フに し た後 も 、 測定結果 を
保持する よ う に設定さ れてい る こ と も あ り ます。
ND 1200 QUADRA-CHEK 17
パネルキーの説明
以下のページでは、 測定機能、 コ マン ド 、 モー ド 選択、 軸、 高速 ト
ラ ッ ク 、 送信、 LCD オン / オフ、 およびメニューキーに分けて、 パ
ネルキーの機能について説明し てい ます。 ソフトキーの機能について
も 、 次の セ ク シ ョ ンの後半で、 画面 と ソ フ ト キーレ イ ア ウ ト の説明
の一部として説明しています。
測定キー 機能
点の測定 : POINT キーを 1 回押し て、 1 つ
の点を測定する か、 2 回押し て、 オー ト リ
ピー ト を使用 し て、 一連の点を測定 し ま す。
点計測には、 1 点以上の測定点が必要です。
線の測定 : LINE キーを 1 回押 し て、 1 本の
線を 測定す るか、 2 回押 し て、 オー ト リ ピ ー
1.2 ND 1200 の基本機能
ト を使用し て、 一連の線を測定し ま す。 線を
測定する には、 最低 2 つの測定点が必要で
す。
円の測定 : CIRCLE キーを 1 回押 し て、 1 つ
の円を測定する か、 2 回押し て、 オー ト リ
ピー ト を使用 し て一連の円 を測定 し ます。 円
を測定す る には、 最低 3 つの測定点が必要
です。
距離の測定 : DISTANCE キーを 1 回押 し て、
1 つの距離を測定する か、 2 回押し て、 オー
ト リ ピ ー ト を使用し て一連の距離を測定 し
ます。 距離を 測定す る には、 2 つの点が必要
です。
ND 1200 のパネルキー
角度の測定 : ANGLE キーを 1 回押し て 1 つ
の角度を測定する か、 2 回押し て、 オー ト リ
ピー ト を使用 し て、 一連の角度を測定 し ま
す。 最低 2 つの測定点を収集 し、 角度を構成
する 各辺で ENTER キーを押し ます。
部品の調整 : SKEW キーを押し て、 主軸上
で四角形以外の部品を 調整す る た めに、 電
子的に補正 し ます。
Measure Magic の使用 : MEASURE MAGIC
キー を押 し て、 あ ら ゆ る幾何形状を自動的
に測定し た り 、 2 回押し て 、 一連の同様の形
状を 測定 し ます。
FINISH キーを押し ます。 Measure Magic が
データ を解析 し て、 形状の種類を判別 し ま
す。
18 1 操作
必要な点を集めて、
コマンドキー 機能
データ の入力 : 形状測定中に点を入力 し た
り 、 設定フ ィ ール ド に値 を入力 し た り する に
は、 ENTER キーを押 し ます。 ENTER キーを
押す こ と に よ り 、 測定デー タ ま たはフ ィ ール
ド に入力 し たデータ が使用で き る 状態に あ る
ことを示します。
測定の終了 : 形状測定を終了す る には、
FINISH キーを押し ます。 FINISH キーを も う
一度押す と DRO 画面に戻 り ます。
データ ま たは形状の削除 : 最後に入力 し た
点、 設定 フ ィ ール ド のデー タ ま た は形状 リ ス
ト で選択し た形状 を 削除す る には、 CANCEL
キーを押し ます。
現在の操作の終了 : 現在の タ ス ク を 中止 し て
DRO 画面に戻っ た り 、 形状 リ ス ト を終了し
たりするには、QUIT キーを押し ます。
モー ド キー 機能
測定単位の選択 : UNIT OF MEASURE キー
を押し て、 mm 表示 と インチ表示を 切 り 替
えます。 画面の右上に現在の測定単位が表示
されます。
基準点の選択 : 基準点キー を押 し て、 基準
点 1 と 基準点 2 を切 り 替え ま す。 画面の右
上に現在の基準点番号が表示 さ れ ます。
1.2 ND 1200 の基本機能
座標系の選択 : 座標キー を押 し て、 デカル
ト 座標系 と 極座標系 を 切 り 替え ます。
軸キー 機能
軸のゼ ロ 設定 : ゼ ロ 基準点 を確立す る と き
に、 必要な軸の右の軸キーを押 し て、 軸位
置の値を ゼ ロ に設定し ます。
1 つま たは複数の軸のプ リ セ ッ ト : 新しい基
準点の軸位置の値をプ リ セ ッ ト す る 場合、 1
つま たは複数の必要な軸の右の軸キーを押
します。
ND 1200 QUADRA-CHEK 19
高速 ト ラ ッ ク キー 機能
送信キー 機能
1.2 ND 1200 の基本機能
頻繁に使用す る 機能 (左側) : 左側
の横長のキーを押し て、 このキー
にプ ロ グ ラ ム さ れた機能を開始 し
ます。 こ のキ ーの初期設定の機能
は、 ENTER です。
頻繁に使用す る 機能 (右側) : 右側
の横長のキーを押し て、 このキー
にプ ロ グ ラ ム さ れた機能を開始 し
ます。 こ のキ ーの初期設定の機能
は、 FINISH です。
測定結果の送信 : 送信キーを押し て、 測定
データ を コ ン ピ ュー タ 、 USB プリンタまた
は USB メ モ リ ド ラ イ ブに送信 し ます。
LCD オン / オフ
キー
機能
液晶画面オ フ ま たはデータ の消去 : LCD オ
ン / オ フ キーを使用 し て、 液晶画面のオ ン、
オフ の切 り 替え、 または形状データ 、 基準
点およ び部品調整 ( ス キ ュ ー) の消去 を行
うことができます。
20 1 操作
MENU キー
矢印カ ー ソ ルキー 機能
機能
ソ フ ト キー メ ニ ューの表示 : MENU キーを
押し て、 ソ フ ト キーの上に ND 1200 メ
ニューのタイ トルを表示します。 以下の メ
ニューがあり ます。
SETUP : 管理者がシ ス テ ム の動作特性を
設定する ために使用 し ます。
PROG : オペ レ ー タ と 管理者が記録 さ れた
測定手順のプ ロ グ ラ ム を作成し 、 呼び出
すた めに使用 し ま す。
EXTRA : オペレ ータ が測定を実行し 、 測
定結果のデー タ を送信す る た めに使用 し
ます。
CLEAR : オペ レ ー タ が測定デー タ およ び
基準点を 消去す る た めに使用 し ます。
EDGE : オペ レ ー タ と 管理者が光学エ ッ ジ
検出器を 設置、 校正お よび選択する ため
に使用し ま す。
メ ニ ューお よ び設定画面のデー タ
フ ィ ール ド を移動 し ます。 上矢印カー
ソ ルキーは、 形状構築プ ロ セ ス を開
始する ために も 使用 し ます。
1.2 ND 1200 の基本機能
ND 1200 QUADRA-CHEK 21
液晶画面およ び ソ フ ト キーの配置
ND 1200 の液晶画面には、 4 つの動作モード のいずれかで情報が表
示されます。
DRO モー ド では、 軸の現在の位置が表示 さ れます。
形状評価モー ド 画面は、 すべての測定結果の表示 と 、 収集 し た点
のデー タ 群の表示を切 り 替え る こ と がで き ま す。
形状測定モー ド では、 収集 さ れた形状 タ イ プ、 点、 およ び測定中
の軸の現在位置が表示 され ま す。
設定モー ド では、 ND 1200 の取付けおよ び設定画面が表示 さ れま
す。
画面に表示 さ れ る動作に応 じ て ソ フ ト キーが変更 さ れ ま す。
取付け と 設定の画面およ び ソ フ ト キーについて は、 後の
1.2 ND 1200 の基本機能
DRO モー ド 画面 と ソ フ ト キー
DRO 画面には次の情報が表示さ れます。
測定 さ れた形状の形状 リ ス ト (左側)
測定単位、 現在の基準点お よびプ ローブ タ イ プ (右上隅)
すべて の軸の現在位置
部品調整ス テー タ ス : 軸文字の上の小 さ な四角形は、 部品が測定
軸に対し て調整さ れている (ス キ ューが実行された) こ と を示 し
ています。
プ ローブ タ イ プ を選択 し 、 光学エ ッ ジ検出 (オプ シ ョ ン ) を
テ ィ ーチ (校正) す る ための ソ フ ト キー
「第 2 章 : 取付け、 設定およ び仕様」 で説明 し てい ます。
DRO ソフト
キー
PROBE
ティーチ 光学式エ ッ ジ検出の光校正 ウ ィ ザー ド を開始
22 1 操作
機能
照準プ ローブ と 光学式エ ッ ジ検出プ ロ ーブ を
切り替えます。
します。 画面の メ ッ セージ に よ っ て、 プ ロ セ ス
が案内さ れます。
軸の現在位置 を示す DRO 現在位置画面
形状評価モー ド 画面 と ソ フ ト キー
形状評価画面は、 VIEW ソ フ ト キー を 押 し て、 次の情報 を 示す 2 つ
の表示を切 り 替え る こ と がで き ます。
測定 さ れた形状の形状 リ ス ト (左側)
測定単位、 現在の基準値お よびプ ローブ タ イ プ (右上隅)
形状の種類お よび反転表示 さ れた形状の数
形状の位置
直径、 長 さ ま た は角度な ど の幾何およ び寸法値
形状の定義に使用す る 測定点の数
形状誤差
形状が構築 さ れ た場合に使用 さ れ る元の形状
形状が作成 さ れ た こ と を示す通知 (該当す る 場合)
形状の定義に使用 さ れ る 、 収集 し た測定点のデータ 群
DRO ソフト
キー
RECALL
機能
形状番号を 指定 し て 、 形状 リ ス ト か ら さ ま ざ
ま な形状を表示し ま す。
1.2 ND 1200 の基本機能
形状値を 示す形状評価モー ド
VIEW
CHANGE
ZOOM
TOL
軸の値を示すデフォル ト の画面と、 形状を定
義する ために収集 さ れた測定点 を 示す画面を
切り替えます。
LSBF (Least Suares Bst Ft)やISO など、 現
在の形状の種類の代替適合 アルゴ リ ズム を表
示します。
収集し た測定点のデー タ 群 を 表示す る と き の
倍率を 変更 し ます。
現在の形状に適用で き る 代替公差 を表示 し ま
す。
公差について は、 こ の章の後の方で説明 し ます。
測定点を 示す形状評価モー ド 画面
ND 1200 QUADRA-CHEK 23
形状測定モー ド 画面 と ソ フ ト キー
形状測定画面は MEASUREMENT キーを押 し て形状測定を開始 し た
後に表示され、 この画面には次の情報が表示さ れます。
測定 さ れた形状の形状 リ ス ト (左側)
測定単位、 現在の基準値お よびプ ローブ タ イ プ (右上)
プ ローブ さ れた形状タ イ プ と 収集 さ れた測定点の数
すべて の軸の現在位置
DRO ソフト
キー
PROBE
1.2 ND 1200 の基本機能
RECALL
CREATE
CONST
機能
照準プ ローブ と 光学式エ ッ ジ検出プ ロ ーブ
(光学式エ ッ ジ検出オプ シ ョ ン で のみ使用可
能) を切 り 替え ます。
新規形状構築の最初の元にな る形状を呼び出
します。
データ を入力 し て、 指定 さ れた形状の種類 を
作成する ための フ ィ ール ド を 表示 し ます。
形状の新規作成を開始 し ます。
収集 さ れた形状 タ イ プ と 点を示す形状測定モー ド 画
面
24 1 操作
ND 1200 のメニュー
MENU キーを押す と 、 液晶画面下の ソ フ ト キ ーの上に メ
ニ ュ ータ イ ト ルが表示 さ れ ま す。 メニューのソフトキー
を押し て、 該当す る メ ニ ュー画面を表示 し ます。 以下の
メニューがあり ます。
SETUP メニュー SETUP メニューの機能
SETUP メニューのソフト
キーを押すと、 ND 1200
の設定に使用さ れる
SETUP 画面の集合が表示
されます。 設定 メ ニ ューの
使い方については、 「第 2
章 : 取付け、 設定お よび仕
様」 で説明し ていま す。
設定 メ ニ ューの設定デー タ フ ィ ール ド へのア ク セ ス はパ
ス ワー ド に よ っ て、 管理者お よ びその他の技術的に資格
を有す る担当者に制限 さ れてい ま す。 設定の誤 り は、 重
大な測定誤差を引き起 こ す可能性が あ り ます。
PROG メニュー PROG メニューの機能
1.2 ND 1200 の基本機能
液晶画面下の ソ フ ト キーの上に メ ニ ュ ー タ イ ト ルが
表示 さ れて い る と こ ろ
RECORD
RUN
EDIT
COPY
DELETE
PROG ソフトキーを押す
と、 PROGRAMS 画面と プ
ログラム機能のソフ ト キー
が表示されます。 以下の ソ
フトキーがあります。
後で再生で き る ユーザの
キー操作に よ る プ ロ グ ラ ム
を記録します。
記録 さ れた キ ー操作に よ る
プ ロ グ ラ ム を再生し ま す。
編集対象にす る プ ロ グ ラ ム
ステップを表示し ます。
プログラムをコピーして、
編集し 、 新 し い名前で保存
します。
プ ロ グ ラ ム を削除し ま す。
ND 1200 QUADRA-CHEK 25
EXTRA メニュー EXTRA メニューの機能
EXTRA ソフトキーを押し
て、 EXTRA ポップアップ
メニューを表示します。
EXTRA メニューは多くの
測定およ びデー タ 送信機
能を 実行す る た めに使用
されます。 機能を反転表示
し、 ENTER キーを押し ま
す。 EXTRA メニューの機
能は以下の と お り です。
ANNOT
1.2 ND 1200 の基本機能
DMS/DD
MCS
MINMAX
PRESET
PRESET!
PRT RS
RUN
SEND 2
注釈を 前後に切 り 替え ま
す。
度、 分、 秒お よび十進法
表記の度数の表示を切 り
替えます。
基準点を 消去 し、 機械座
標を 再確立 し ます。
FINISH キーを押すまで、
最小値 と 最大値を収集 し
て保存し ます。
1 つま たは複数の軸の位置
を指定 さ れ た値に設定 し
ます。
最後のプ リ セ ッ ト 位置を
呼び出し ま す。
現在のデー タ を RS-232 シ
リアルポートに送信しま
す。
前回実行し たプ ロ グ ラ ム
を実行します。
現在の X、 Y データ を プ リ
ンタ、USB ドライブまた
はコ ン ピ ュー タ に送信 し
ます。
SEND 3
SEND 4
26 1 操作
現在の X、 Y、 Z データ を
プリンタ、 USB ドライブ
またはコンピュータに送
信します。
現在の X、 Y、 Z、 Q デー
タをプリ ンタ、 USB ドラ
イブまたはコンピュータ
に送信し ま す。
EXTRA メニュー EXTRA メニューの機能
SEND D
現在の直径 を プ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
SEND F
SEND L
SEND Q
SEND R
SEND X
SEND Y
SEND Z
SEND <
現在の形状誤差 を プ リ ン
タ、 USB ドライブまたは
コンピュータに送信しま
す。
現在の距離 を プ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
現在の Q 軸値をプ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
現在の半径 を プ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
現在の X 軸値をプ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
現在の Y 軸値をプ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
現在の Z 軸値をプ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
現在の角度 を プ リ ン タ 、
USB ドライブまたはコン
ピュータに送信します。
1.2 ND 1200 の基本機能
TIME
ZERO 2
ZERO Q
ND 1200 QUADRA-CHEK 27
現在の日付 と 時間を 表示
します。
現在の基準値で X 軸と Y
軸をゼロに し ます。
Q 軸の分度器値をゼ ロ に
設定し ま す。
CLEAR メニュー CLEAR メニューの機能
clear ソフトキーを押す
と 、 デー タ を消去す る た め
の ソ フ ト キーの選択肢が表
示されます。 以下の ソ フ ト
キーがあ り ます。
CLR FT
1.2 ND 1200 の基本機能
CLR SK
CLR ALL
EDGE メニュー EDGE メニューの機能
TEACH
形状 リ ス ト か ら 形状デー タ
を消去します。
部品調整 (ス キ ュ ー) を消
去します。 スキューを消去
し て も 、 確立し た基準点は
消去 さ れません。
形状、 基準点お よび部品調
整データ を消去 し ま す。
EDGE ソフトキーを押す
と、 エッジ検出ソフ ト キー
機能が表示 さ れ ま す。 以下
のソフ ト キーがあり ます。
標準的な エ ッ ジの明暗の変
化を認識でき る よ う にエ ッ
ジ検出 を校正 し ます。
D. CAL
28 1 操作
フ ァ ジーま たは不規則な
エ ッ ジの明暗の変化 を 認識
できるよ う にエッジ検出を
校正し ま す。
EDGE メニュー EDGE メニューの機能
INSTALL
エッジ検出を取り付けま
す。
X CAL
AUTO E
照準プ ローブ と エ ッ ジ検出
プローブが同じ位置を示す
ように校正します。
自動エ ッ ジ検出 と 手動エ ッ
ジ検出を切り 替えます。
1.2 ND 1200 の基本機能
ND 1200 QUADRA-CHEK 29
1.3 測定の準備
ND 1200 の起動
U ND 1200 の電源を入れます。 電源ス イ ッ チは、 エン ク ロージ ャ の
背面にあ り ます。 電源ス イ ッ チをオン に し た後、 または電源障害の
後、 起動画面が表示 され ま す。 「ND 1200 の電源ス イ ッチをオン
にする」 (16 ページ) を 参照 し て く だ さ い .
U FINISH キーを押し て、 起動画面か ら DRO 画面に進みます。
1.3 測定の準備
ご使用の ND 1200 が電源投入時に機械原点を 確立す る よ う に設定 さ
れて い る場合、 ク ロ ス リ フ ァ レ ン ス マー ク を入力する か、 手動で軸
参照を 指定す る よ う に求め る メ ッ セー ジが表示 さ れ ま す。
機械原点の確立
電源を 入れ直 し て も形状測定結果を保持する 場合や、 測定に誤差補
正を 適用す る場合は、 繰 り 返 し 使用で き る機械原点が必要です。
形状データ の保持や誤差補正が不要な場合が多 く あ り ま
す。 こ の よ う な場合、 機械原点を確立する 必要は あ り ま
せん。
繰 り 返 し 使用で き る機械原点を設定する には、 以下のいずれかの手
順に従います。
U ステージ を 動か し て、 リ フ ァ レ ン スマー ク の交差が各軸で認識 さ
れるよ うにし ます。
U エ ン コ ーダの リ フ ァ レ ン ス マー ク がな い場合、 ステージ を ハー ド
ト ッ プの参照位置に動か し 、 各軸で ENTER キーを押 し ます。
30 1 操作