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使用説明書
初版 1997/4/25
MPC2000Version1.3追補版−目次
MPC2000Version1.3追補版−目次
ミキサーモード ............................................................................................................................ 1
ミキサーのセットアップ .......................................................................................................................... 1
ミキサー設定の切り替え.............................................................................................................. 1
マスターレベルの設定.................................................................................................................. 2
ミキサー設定のシーケンスへの記録.......................................................................................... 2
ステレオ出力ミキサー .............................................................................................................................. 3
レベルの設定.................................................................................................................................. 3
パンの設定...................................................................................................................................... 3
レベル/パンの一括設定.............................................................................................................. 4
インディビジュアル(パラ)アウト .......................................................................................................... 4
インディビジュアル(パラ)・アウトのアサイン...................................................................... 4
出力レベルの設定.......................................................................................................................... 5
パラ・アウトとセンド・レベルの一括設定.............................................................................. 5
エフェクト・センド .................................................................................................................................. 5
エフェクト・センドの設定.......................................................................................................... 6
センドレベルの設定......................................................................................................................6
エフェクト・センド・レベルの一括設定.................................................................................. 6
チャンネル・セッティング・ウィンドウ.................................................................................. 7
エフェクト ................................................................................................................................... 8
エフェクトの編集 ...................................................................................................................................... 8
各エフェクトのオン/オフ.......................................................................................................... 8
マルチエフェクト ...................................................................................................................................... 9
エフェクト・ルーティングの設定.............................................................................................. 9
リバーブエフェクト ................................................................................................................................ 11
各エフェクトの編集 ................................................................................................................................ 12
ディストーション/リング・モジュレーター........................................................................ 13
4バンドフィルター.................................................................................................................... 13
モジュレーション........................................................................................................................ 14
ディレイ/エコー........................................................................................................................ 17
リバーブ........................................................................................................................................ 19
エフェクトのコピー ................................................................................................................................ 20
i
MPC2000Version1.3追補版−目次
フラッシュROM......................................................................................................................... 21
フラッシュROMのフォーマット ........................................................................................................... 21
フラッシュROMへのセーブ ................................................................................................................... 22
フラッシュROMからのロード ............................................................................................................... 22
フラッシュROMデータの削除 ............................................................................................................... 23
フラッシュROMのフラグメンテーション ........................................................................................... 23
フラッシュROM内のサウンドの編集 ................................................................................................... 24
フラッシュROMにオペレーティングシステムを保存する ............................................................... 25
SMPTEを使った同期 ................................................................................................................. 27
接続 ............................................................................................................................................................ 27
設定方法 .................................................................................................................................................... 27
外部からのSMPTEに同期する場合........................................................................................... 27
外部機器をSMPTEで同期させる場合....................................................................................... 27
その他の変更点 .......................................................................................................................... 28
トラックオン/オフキーの追加................................................................................................ 28
ドラム・パッドを使ったトラックのオン/オフ.................................................................... 28
シーケンスバーの自動延長機能................................................................................................ 28
ii
ミキサーモード
バージョン1.3でミキサーモードの操作が変わりました。ミキサーモードに入るに
は[SHIFT]キーを押しながら[MIXER](テン・キーの7)を押します。
ミキサーのセットアップ
ミキサーモードでSETUP[F4]を押すとミキサー・セットアップのスク リー ンが
表示されます。
MPC2000Version1.3追補版
ミキサー設定の切り替え
左側のMixersourceselectでは、ミキサーの設定をプログラムごとに設定されたも
のを使用するか、マスター設定を使用するかを選択します。
Stereo mix:フィールドではステレオ出力ミキサーの設定を行います。
INDIV/FX:フィールドではインディビジュアル(パラ)・アウトの設定を行な
います。
選択できるパラメータはどちらも同じで、以下のとおりです。
PROGRAM プログラムごとに設定されたミキサー設定が適用されま
す。このモードを選択すると、プログラムが変更される
度に、それぞれのプログラムに記憶されているミキサー
設定に変わります。
MASTER 各プログラム毎に設定されているミキサー設定とは別に
マスター設定として、ミキサー設定を記憶することがで
きます。このモードを選択すると、プログラムやシーケ
ンスを変更してもミキサーの設定は変更されず、常にマ
スターとしての設定が適用されます(ディスクにデータを
保存する際は拡張子が「.APS」のファイル内に記憶されま
す)。
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MPC2000Version1.3追補版
マスターレベルの設定
右側上段のMasterlevelでは、MPC2000全体の出力レベルを調整します。
Level:フィールドでMPC2000全体の音量を調節します。
MPC2000は最大32のサウンドを同時に再生することができます。したがって、サ
ウンドを1つだけ再生しているときと、32のサウンドを一度に全部再生したとき
とでは出力されるレベルに大きな差があります。たくさんのサウンドを同時に再
生するような使い方では、場合によってはレベルがオーバーして音が歪んでしま
う場合もあります。このような場合は、マスターレベルを下げることで音の歪み
を防ぐことができます。また、サウンドをあまり重ねないで使用する場合は、レ
ベルを上げて使うほうがノイズが目立たなくなります。
ミキサー設定のシーケンスへの記録
右側下段のRecordmixchangesでは、シーケンスの録音中に変更されたミキサー
設定をシーケンスに記録するかどうかの設定を行います。
このフィールドでYESを選択するとリアルタイムで行ったミキサー設定の変更を
シーケンサーに記録することができます。シーケンサーに記録したミキシング
データはSTEPページでは次のように表示され、他のMIDIイベントと同様に編集
できます。
ミックスチェンジ情報はMIDIエクスクルーシブとして記録されます。以下はエ
クスクルーシブデータの内容です。
F047004445(イベントタイプ)(パッドナンバー)(バリュー)F7
イベントタイプは次の4つがあります。
01 STEREOLEVEL
02 STEREOPAN
03 FXsendLEVEL
04 INDIVLEVEL
パッドナンバーはA01〜D16が00〜3Fに対応します。
バリューは00〜64の範囲で設定します。
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ステレオ出力ミキサー
MPC2000では16個のパッドがあり、さらに4つのパッドバンクに別れて合計64個
のサウンドを各パッドにアサインできます。また、各パッドにアサインされた64
個のサウンドそれぞれにレベルとパンの設定を行うことができます。
ミキサーモードでSTEREO[F1]を押します。
ここではステレオ・ミキサーがグラフィカルに表示されています。上の図では
パッド・バンクA(A01〜A16)に対応するレベルとパンが表示されています。他の
バンクを表示するには、[PADBANK]キーでバンクを切り換えます。
MPC2000Version1.3追補版
レベルの設定
[CURSORLEFT/RIGHT]キーでレベルを設定したいパッド・ナン バーを選択
します。直接パッドを叩いて選択することもできます。上段のパンが選択され
ている場合は、[CURSORDOWN]キーでカーソルをレベルのフィールドに移
動します。
[DATA]ホイールでレベルを設定します。スクリーンに表示されているグ ラフィ
カル・レベル・バーが値に応じて上下します。
パンの設定
[CURSORUP]キーでカーソルをパンのフィールドに移動します。[CURSOR
LEFT/RIGHT]キーでパンを設定したいパッド・ナンバーを選択します。直接
パッドを叩いて選択することもできます。
[DATA]ホイールでパンを設定します。スクリーンに表示されているグラ フィカ
ル・パン・ノブが値に応じて回転します。
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MPC2000Version1.3追補版
レベル/パンの一括設定
ALL CH[F6]を押すと、表示されているバンクのすべてのチャンネル(パッド
ナンバー)を選択して、一度に同じ割合でレベルまたはパンの調節をすることが
できます。レベルとパンは、[CURSORUP/DOWN]キーで切り換えます。
もう一度ALL CH[F6]を押すと、最初に選択されていたチャンネル(パッ ドナ
ンバー)が選択されます。
インディビジュアル(パラ)アウト
オプションの8パラアウトボードIB-M208Pを取り付けると各パッドに割り付け
られているサウンドを各々ばらばらに1〜8のアナログアウトに出力することがで
きます。
注意:8パラ・アウト・ボード(IB-M208P)をインストールしていない場
合、ここで設定を行なっても効果はありません。
ミキサーモードでINDIV[F2]を押すと、インディビジュアル・アウトのスク
リーンが表示されます。
上段では、サウンドの出力端子を選択します。下段では出力レベルを設定しま
す。また、ステレオ・ミキサーの画面と同様に、[PADBANK]キーでバンクを切
り換えることができます。
インディビジュアル(パラ)・アウトのアサイン
[CURSORUP]キーでカーソルを上段に移動します。[CURSORLEFT/RIGHT]
キーで出力先を設定したいパッドナンバーを選択します。直接パッドを叩いて選
択することもできます。
[DATA]ホイールで出力先を選択します。1〜8の数字は、それぞれ出力端子の
番号に対応します。パッドにアサインされているサウンドがステレオの場合、
、 ...というように2つの端子をペアで選択するようになります。この場合、
L側のサウンドは1,3...から、R側のサウンドは2,4...から出力されます。
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MPC2000Version1.3追補版
出力レベルの設定
[CURSOR DOWN]キーでカーソルをレベルのフィールドに移動します。
[CURSORLEFT/RIGHT]キーでボリュームを設定したいパッドナ ンバーを選
択します。直接パッドを叩いて選択することもできます。
[DATA]ホイールでレベルを設定します。上段で設定した出力先から出力 される
レベルを設定します。スクリーンに表示されているグラフィカル・レベル・バー
が値に応じて上下します。
パラ・アウトとセンド・レベルの一括設定
ALL CH[F6]を押すと、表示されているバンクのすべてのチャンネル(パッ
ドナンバー)を選択して、一度に同じ割合でレベルまたは出力端子の調節をする
ことができます。レベルと出力端子は、[CURSORUP/DOWN]キーで切り換え
ます。
もう一度ALL CH[F6]を押すと、最 初に選択されていたチャンネル(パッドナ
ンバー)が選択されます。
エフェクト・センド
ミキサーモードでFXsend[F3]を押すとエフェクト・センドのスクリーンが表
示されます。
上段では、サウンドの出力先のエフェクトを選択します。下段ではエフェクトへ
の出力レベルを設定します。また、ステレオ・ミキサーの画面と同様に、[PAD
BANK]キーでバンクを切り換えることができます。
注意:エフェクト・センドを使用するにはオプションのエフェクト・ボー
ド(EB16)を取り付ける必要があります。
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MPC2000Version1.3追補版
[CURSORUP]キーでカーソルを上段に移動します。[CURSORLEFT/RIGHT]
[DATA]ホイールで出力先を選択します。M1、M2はそれぞれマルチエフェクト
[CURSOR DOWN]キーでカーソルをレベルのフィールドに移動します。
[CURSORLEFT/RIGHT]キーでボリュームを設定したいチャンネ ルを選択し
エフェクト・センドの設定
キーで出力先を設定したいチャンネルを選択します。直接パッドを叩いてチャン
ネルを選択することもできます。
の1、2番(MULTI FX1、2)に送られます。R1、R2はそれぞれリバーブの1、
2番(REVERB 1、2)に送られます。
センドレベルの設定
ます。直接パッドを叩いてチャンネルを選択することもできます。
[DATA]ホイールでレベルを設定します。上段で設定した出力先から出力される
レベルを設定します。スクリーンに表示されているグラフィカル・レベル・バー
が値に応じて上下します。
エフェクト・センド・レベルの一括設定
ALL CH[F6]を押すと、表示されているバンクのすべてのチャンネルを選択し
て、一度に同じ割合でレベルまたは出力先エフェクトの設定をすることができま
す。レベルと出力先エフェクトは、[CURSORUP/DOWN]キーで切り換えま
す。もう一度ALL CH[F6]を押すと、最初に選択されていたチャンネルが選択
されます。
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