Zoom R8 User Manual [ja]

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オペレーションマニュアル
©株式会社ズーム
本マニュアルの一部または全部を無断で複製/転載することを禁じます。
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安全上の注意/使用上の注意
安全上の注意
安全上の注意
このオペレーションマニュアルでは、誤った取り扱いによる事故 を未然に防ぐための注意事項を、マークを付けて表示しています。 マークの意味は次のとおりです。
「死亡や重症を負うおそれがある内容」です。
「傷害を負うことや、財産の損害が発生する
おそれがある内容」です。
図記号の例
「実行しなければならない(強制)内容」です。
「 し て は い け な い( 禁 止 )内 容 」で す 。
乾電池の取り扱いについて
電池の+、-極を正しく装着する。
指定の電池を使う。 新しい電池と古い電池、銘柄や種類の違う電池を同時に使用しない。
長期間使用しないときは、乾電池を取り外す。 液漏れが発生したときは、電池ケース内や電池端子に付いた液 をよく拭き取ること。
接続ケーブルと入出力ジャックについて
ケーブルを接続するときは、各機器の電源スイッチを必ずオフ にしてから接続する 。
移動するときは、必ずすべての接続ケーブルとAC アダプター を抜いてから移動する。
音量について
大音量で長時間使用しない。
 警告 
ACアダプターによる駆動
ACアダプターは、必ずZOOM AD-17A/Dを使用する。
コンセントや配線器具の定格を超える使い方や交流100V 以外 では使用しない。 AC100V と異なる電源電圧の地域(たとえば国外)で使用する 場合は、必ずZOOM 製品取り扱い店に相談して適切なAC アダ プターを使用する。
乾電池による駆動
市販の1.5V 単三乾電池(アルカリ電池または、ニッケル水素蓄 電 池 )× 4 を 使 用 す る 。
乾電池の注意表示をよく見て使用する。
使用するときは、必ず電池カバーを閉める。
改造について
ケースの開封や改造を加えない。
 注意 
製品の取り扱いについて
落としたり、ぶつけたり、無理な力を加えないこと。
異物や液体を入れないように注意すること。
使用環境について
温度が極端に高いところや低いところでは使わない。
暖房機やコンロなど熱源の近くでは使わない。
湿度が極端に高いところや水滴 のかかるところでは使わない。
振動の多いところでは使わない。
砂やほこりの多いところでは使わない。
ACアダプターの取り扱いについて
電源プラグをコンセントから抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
長期間使用しないときや雷がなっているときは、電源プラグを コンセントから抜く。
使用上の注意
他の電気機器への影響について
は、安全性を考慮して本体からの電波放出および外部からの 電波干渉を極力抑えております。しかし、電波干渉を非常に受け やすい機器や極端に強い電波を放出する機器の周囲に設置すると 影響が出る場合 があります。そのような場合は、 機器とを十分に距離を置いて設置してください。 デジタル制御の電子機器では、 も含めて、電波障害による誤 動作やデータの破損、消失など思わぬ事故が発生しかねません。 注意してください。
お手入れについて
パネ ルが汚れ たときは、柔らかい 布で乾 拭きしてください 。それで も 汚れが落ちない場合は、湿らせた布をよくしぼって拭いてください。 クレンザー、ワックスおよびアルコール、ベンジン、シン ナーなど の溶剤は絶対に使用しないでください。
故障について
故障したり異常が発生した場 合は、すぐにAC アダプターを抜い て電源を切り、他の接続ケーブル類もはずしてください。「製品の 型番」「製造番号」「故障、異常の具体的な症状」「お客様のお名前、 ご住所、お電話番号」をお買い上げの販売店またはズームサービ スまで連絡してください。
著作権について
他の者が著作権を保有する CD、レコード、テープ、映像作品、 放送などから録音する場合、私的使用の場合を除き、権利者に無 断での使用は法律で禁止されています。著作権法違反に対する処 置に関して、(株)ズームは一切の責任を負いません。
SD ロゴ、 Windows Vista す。◎ M ac int os h 録 商 標 で す 。◎ Technologies GmbH その他の製品名、登録商標、会社名は、それぞれの会社に帰属 します。
*文中のすべての商標および登録商標は、それらの識別のみを目的と して記載されており、各所有者の著作権を侵害する意図はありません。
SDHCロゴ
®
はMicrosoft® 社の商標または登録商標で
®
、 M a c O S® は、Apple Inc.の商標または登
Steinberg 並びにCubase は
社の商標または登録商標です。◎文中の
は商 標です 。◎
と影響する
Windows® /
Steinberg Media
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の機能を十分に理解し、末永くご愛用頂くために、このマニュアルをよく読んでください。
オ ペ レーシ ョ ンマニ ュ ア ル
また、一通り読み終わった後も、このマニュアルは保証書とともに保管してください。
はじめに
ZOOM  (以下 と呼びます)をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。
は、次のような特長を備えた製品です。
製品の仕様は、改良のため予告なく変更することがあります。
■ 最大32GBのSDHCにも対応した   マルチトラックレコーダー
は32GBのSDHCにも対応した、8トラック
のマルチトラックレコーダーです。 16/24bit、
44.1/48kHz サンプリングのリニアPCM 録音
(WAV形式)を実現し、録音済みのファイルを
コンピューターに取り込んで DAW ソフトウェ アの素材としても利用できます。
■ USB2.0 (High Speed)  オーディオインターフェース
(参照:付属SDカード内の「オーディオイン
タ ー フ ェ ー ス マ ニ ュ ア ル 」)
は豊富な入出力端子を持った、 USB2.0 (High Speed)オーディオインターフェースと して利用できます。最高24bit/96kHz入出 力、2 イン/2アウトに対応し、エフェクトを使 うこともできます(ただしサンプリングレート が44.1kHzのときのみ)。 USBバスパワーで動 作することも可能です。
■ DAWソフトウェアのコントロールサーフェース   として利用可能
(参照:付属SDカード内の「オーディオイン
タ ー フ ェ ー ス マ ニ ュ ア ル 」) コンピューター上の DAWソフトウェアをUSB 経由で操作するコントロールサーフェース機能 を搭載。 DAW ソフトウェアの再生/録音/停 止といったトランスポート操作や、フェーダー 操作をフィジカルに行えるようになります。ま た、 F1〜F5のファンクションキーには、 DAW ソフトウェアの様々な機能を割り当てることが できます(割り当てられる機能は DAWソフト ウェアごとに異なります)。
■ ギター、マイク、ラインなど   多彩な入力ソースに対応
(参照:「楽器を接続する」P.20)
ハイインピーダンス対応の入力端子およびファ ンタム電源(24V、48V)を装備した、 XLR/標 準フォーン兼用入力端子を2 基搭載。ギター/ ベースなどのハイインピーダンスの楽器から、 ダイナミックマイクやコンデンサーマイク、さ らにシンセサイザーなどのラインレベル機器ま で、あらゆるソースに対応できます。また、ア コースティックギターやボーカルの録音に便利 な高性能マイクも内蔵されています。
■ 8パッド、8ボイスのサンプラー機能を搭載
(参照:「サンプラー機能を使う」P.59)
各 ト ラ ッ ク( パ ッ ド )に 素 材 を 割 り 当 て 、 範 囲 を 指定してループを作成できるサンプラー機能 を搭載。パッドを叩いてリアルタイムに演奏し たり、ループ素材を組み合わせて1 曲分の演奏 データを作成することが可能です。付属の SD カードに収録されているドラム・ループを並べ るだけで、誰でも簡単にプロ並みのバッキング、 ベーシック・トラックを作成できます。ループ の再生を聞きながら、別トラックにオーディオ 録音することもでき、レコーダーとサンプラー をシームレスに利用できます。
パッケージには、次のものが入っています。確認してください。
本体 SD カード
Cubase LE イン ストールDVD
同梱品の確認
USBケーブル
オペレーション マニュアル(本書)
※「オーディオインターフェースマニュアル 」(PDF )は、SDカードに入っています。
ACアダプター
(ZOOM AD-17A/D)
Cubase LE スタ ートアップ ガ イド
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目次
安全上の注意/使用上の注意 ‥‥‥‥‥ 1 はじめに
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2
同梱品の確認 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2
目次 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 各部の名称 スイッチ・キー操作一覧 ディスプレイ表示
操作の流れ 接続 SDカードのセット 電源のセット 電源のON/OFF 日付と時刻の設定
録音/再生する
レコーダーについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15 録音前の準備
最初のトラックに録音する
オーバーダビングする ステレオ録音する(ステレオリンク) 再生テイクを変更する トラックを交換する(SWAP機能)
一部分のみを録音し直す(パンチイン/アウト機能)
複 数 のトラック を1~2ト ラックに まと める( バ ウ ン ス 機 能 ) 曲中の好きな位置に移動する(ロケート機能) 任意の範囲を繰り返し再生する(A-Bリピート機能)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5
‥‥‥‥‥‥‥7
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8
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‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥13
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‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥14
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16
新規プロジェクトを作成する 拍子を設定する テンポを設定する
メトロノームを使う
楽器を接続する 入力感度を調整する
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18
‥‥‥‥‥‥‥‥ 19
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20
‥‥‥‥‥‥‥‥ 21
インサートエフェクトをかける 録音先のトラックを選ぶ 録音する 録音をやり直す
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25
新しいファイルに録音する 再生する
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26
‥‥‥‥‥‥‥‥ 27
‥‥‥‥‥‥‥‥ 29
マニュアルパンチイン/アウト オートパンチイン/アウト
‥‥‥‥ 16
‥‥‥‥‥‥ 20
‥‥‥ 22
‥‥‥‥‥‥ 24
‥‥‥‥‥ 26
‥‥ 28
‥‥‥ 30
31
‥‥‥ 31
‥‥‥‥‥ 32
33 35
37
ミキシングをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39
ミキサーについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39 音量、EQ、パンを設定する センドリターンエフェクトをかける
トラックにインサートエフェクトをかける
‥‥‥‥‥‥ 41
‥‥ 43
44
ミックスダウンをする ‥‥‥‥‥‥‥‥45
マスタリングエフェクトをかける ‥‥‥ 45 マスタートラックにミックスダウンする 46
リズム機能を使う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥47
リズム機能について ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47 リズムパターンを選ぶ
再生するパターンを切り替える ドラムキットを切り替える
パッドを使ってリズムパターンを演奏する
バンクを切り替える ドラムを連打する(ロール機能) パッドの感度を調節する
‥‥‥‥‥‥‥‥ 48
‥‥‥ 48
‥‥‥‥‥ 48
49
‥‥‥‥‥‥‥‥ 49
‥‥‥ 49
‥‥‥‥‥‥ 49
リズムパターンをトラックに割り当てる 50 リズムパターンを作成する
作成前の準備
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 51
リアルタイムで入力する ステップ入力する
リズムパターンをコピーする リズムパターンを削除する リズムパターンの名称を変更する 他のプロジェクトからリズムパターンを読み込む 音量、パンを変更する
‥‥‥‥‥‥ 51
‥‥‥‥‥‥ 52
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53
‥‥‥‥‥ 54
‥‥‥‥‥‥ 55
‥‥‥ 56
57
‥‥‥‥‥‥‥‥ 58
サンプラー機能を使う ‥‥‥‥‥‥‥‥59
サンプラー機能を使った曲作り ‥‥‥‥ 59 サンプラー機能について 付 属 のド ラ ム ル ー プ をト ラ ッ ク に 割 り 当 て る ループを設定する
ループトラックに設定する ループ範囲を設定する
パッドを使って演奏する
再生方法を変更する ‥‥‥‥‥‥‥ 65 発音するタイミングを揃える(グローバルクオンタイズ機能 )
‥‥‥‥‥‥‥ 60
62
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 63
‥‥‥‥‥ 63
‥‥‥‥‥‥‥ 64 ‥‥‥‥‥‥‥ 65
65
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トラックのBPMを変更する ‥‥‥‥‥‥ 66 ピッチを変えずにテンポを変更する
不要な部分を削除する
‥‥‥‥‥‥‥‥ 69
フェードイン/アウトを設定する
‥‥ 67
‥‥‥ 70
トラックシーケンサー機能を使う ‥71
トラックシーケンサーについて ‥‥‥‥ 71 シーケンスデータを作成する
リアルタイムで入力する ステップ入力する
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 73
拍を挿入/削除する
シーケンスデータを再生する
‥‥‥‥‥ 72
‥‥‥‥‥‥ 72
‥‥‥‥‥‥‥‥ 75
‥‥‥‥‥ 77
エフェクトを使う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥79
エフェクトについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 79 エフェクトパッチを選ぶ パッチを編集する パッチを保存する 他のプロジェクトからパッチを読み込む 86 パッチの名称を変更する モニター信号にのみエフェクトをかける 88
プロジェクト / オーディオ ファイルを操 作 す る
プロジェクト/オーディオファイルについて 89 プロテクトをかける プロジェクトを選択する プロジェクト/オーディオファイルの情報を見る プロジェクト/オーディオファイルをコピーする プロジェクト/オーディオファイルの名称を変更する プロジェクト/オーディオファイルを削除する
オーディオファイルを分割する 録音フォーマットを変更する 録音モードを設定する
プロジェクトの連続再生(シーケンスプレイ)
他のプロジェクトからオーディオファイルを読み込む
‥‥‥‥‥‥‥ 82 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 83 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 85
‥‥‥‥‥‥‥ 87
‥89
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 90
‥‥‥‥‥‥‥ 90
91 92 93
94
‥‥‥‥ 95
‥‥‥‥‥ 96
‥‥‥‥‥‥‥‥ 96
97
99
その他の機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥107
チューナーを使う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107 ディスプレイを調整する
‥‥‥‥‥‥ 108
電源を切らずにSDカードを交換する 109 SDカードを初期化する SDカードの容量を確認する 電池の種類を設定する ファンタム電源の電圧を変更する フットスイッチを使う
バージョンを確認する バージョンアップする
‥‥‥‥‥‥‥ 110
‥‥‥‥‥ 110
‥‥‥‥‥‥‥ 111
‥‥ 111 ‥‥‥‥‥‥‥ 112 ‥‥‥‥‥‥‥ 113 ‥‥‥‥‥‥‥ 113
リズムパターン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 115 エフェクトタイプとパラメーター‥ 117 エフェクトパッチリスト
‥‥‥‥‥‥128
こんな表示が出たら・エラー一覧‥ 134 故障かな?と思われる前に
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 136
仕様
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 137
索引
‥‥‥‥135
USBを使う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 101
USBについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 101 パソコンとデータのやり取りをする(カードリーダー) オ ーデ ィオイ ンタ ーフェ ース / コントロ ー ル サー フェー ス
102 104
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各部の名称
内蔵マイク 内蔵マイク
インプットセクション
フェーダーセクション トランスポートセクション
ディス プレ イセ ク ション
コントロールセクション
【リアパネル】
【右パネル】
POWERスイッ チ OUTPUTコントロール
PHONES端子
CONTROL IN端子
SD カ ードス ロット USB端子
OUTPUT端子
INPUT端子PHONESコントロール
【底辺パネル】
電池ボック ス
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インプットセクション
PEAKインジケーター
[ME TRONOME]スイッチ
ディスプレイセクション
ディスプレイ
入力切り替 え
スイッチ1
[GAIN]
コントロ ール1
ON/OFF インジケーター
フェーダーセクション
トラックインジケーター
入力切り替 え
スイッチ2
[ O N / O F F ]キ ー 2[ O N / O F F ]キ ー 1
ステータスキー
( 1 〜 8 、[ M A S T E R ] )
[PHANTOM ]
スイッチ
[BALANCE]
コントロ ール
[GAIN]
コントロ ール 2
トランスポートセクション
[AUTO PUNCH I/O]キー
コントロールセクション
[EFFECT] キー
[TEMPO] キー
TEMPOインジケーター
MARKER[
[A-B REPEAT]キー
[TOOL] キー
[USB] キー
[RHYTHM] キー
]キ ー
MARKER[
ソフト キー
[PROJECT ] キー
[TRACK] キー
[PAN/EQ] キー
[MARK/CLEAR]キー
]キ ー
マスター インジケーター
フェーダー
( 1 〜 8 、[ M A S T E R ] )
パッド [ R E P E A T / S T O P ]キ ー
[ R E W ]キ ー [ F F ]キ ー [ S T O P ]キ ー
[ENTER]キー
カーソルキー
[EXIT ]キー DIAL
[ P L A Y ]キ ー [ R E C ]キ ー
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スイッチ・キー操作一覧
PROJECT
PROJECT
PROJECT
PROJECT
のスイッチやキーの使い方を説明します。
トランスポートセクション
※録音待機状態のトラックがある場 合のみ
[REC ] キー
[ P L A Y ] キ ー
[ S T O P ]キ ー
[ F F ]キ ー
[REW] キー
[ E N T E R ]キ ー
[EXIT]キー
[ D I A L ]
停 止 中 :[ 録 音 待 機 ]に な る 録音待機中:[録音待機]を解除 再生中:[ 録音開始]になる (マニュ アルパ ンチイン /アウト )
停止中:[再 生]開始 録音待機中:[録音]開始
録音中:[録音]終了 再生中:[再生]停止 録音待機中:停止状態になる
停止中・再生中:早送り
停止中・再生中:巻戻し
STOPを押しながらREWを押す:先 頭に戻る
決定
押す:戻る 長 押し:ト ップ 画面 に戻 る
メニューや数値の 変更・移動
マークの設定・解除、 ロケート
オ ートパ ン チイ ン /ア ウト、 A -B リピート の 設定 ・解 除
コントロールセクション
[ E F F E C T ]キ ー
[ USB]キー
[ T O O L ]キ ー
[PROJECT]キー
[TEMPO]キー
[RHYTHM]キー
[TRACK]キー
[PAN/EQ ]キー
フェーダーセクション
[ 1 ]~[ 8 ]
TRACK ステータス キー
MASTER ステータス キー
インサートエフェクト、 センドリターンエフェクトの設定
オーディオインターフェース、コン トロールサーフェース、カードリー ダーの使用
メトロノーム、チューナー、システ ム、SDカードの設定
プロジェクトの作成、設定、操作
テンポの設定(テンポに合わせて イン ジケーターが点滅)
リズムパターンの演奏、作成、設定
トラックの割り当て、設定
トラックミキサーの設定
トラックのステータスの切り替え トラックインジケーター  緑:PLAY(再 生)  消灯:MUTE(消音)   赤 : R E C( 録 音 )  橙:ル ープトラック、 リズムパターントラック再生
マスタートラックのステータスの切 り替え トラックインジケーター  緑:PLAY(再 生)  消灯:MASTER(再生、録音解除)  赤:MIX DOWN(録音)
カーソル
マニュアル
での表記
本体
マニュアルでの表記
メニュー 移動
カーソルでは上下、左右の項目を選択します。マニュアルでは上
のように 表記します 。
説明中で使用する方向 を実線で示しています
インプットセクション
入力切り替え スイッチ1
入力切り替え スイッチ2
[PHANTOM ]
スイッチ
[ME TRONOME]スイッチ [BALANCE]コントロール
[ G A I N ]コ ン ト ロ ー ル
1 、2
[ON/OFF ]キー1、2
使用する楽器、マイクに 応じて切り 替え
使用する楽器、マイクに 応じて切り 替え
ファンタム電源のON/OFF
メトロノームの出力先設定 [PHONES ONLY]の場合、
[BALANCE]コントロールで演奏とメ
トロノーム音 の音 量バランスを 調整
入力感度の設定(入力レベルが歪み 始めるとインジケータ ーが点灯)
入力のON/OFF(録音レベルが歪み 始めるとインジケータ ーが点滅)
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ディスプレイ表示
ディスプレイはプロジェクトなどのデータやレコーダー、オーディオインターフェース などのコンピューターとの接続や稼働状態、有効な機能と各種メニューを表示します。
ディスプレイと画面表示
【トップ画面】現在のプロジェクトを表示
時間:分:秒:ミリ秒
小節-拍-チック
【メニュー画 面】操作メニューを表示
アイコン表示エリア
ソフト キー
 (上下カーソルキーで切り替え)
メニ ュー名 またはト ラック番 号
上下のカーソルでメニューを選択
[DIAL ]で設定、設定値を選択
プロ ジェ クト名
マーク、マーク番号 レベルメーター 左から ・インプット1、2レベルメーター ・トラック1〜8レベルメーター ・マスターレベルメーター
[ENTER]キーで
次のメニューを表 示
アイコン表示と設定
[インサ ートエフェクト]アイコン ( P . 2 2 、4 4 、4 5 、7 9 )
インサートエフェクト設定中に表示。
[センドリターンエフェクト]REVERB /
CHORUSアイコン(P.43、79、81)
センドリターンエフェクト設定中に表示。
[AUTO PUNCHI IN/OUT]アイコン(P.32)
オートパンチイン/アウト設定中に表示。
[ A-B R EPEAT ]アイコン(P .37)
ABリピート設定中に表示。
[ PROTEC T]ア イコン(P .90)
プロジェクトのプロテクト設定中に表示。
電池ア イコン( P.13)
電池稼動時(電池稼働中/電池残量あり/電池 交換時期)に表示。
(ACアダプター稼働時は非表示)
ソフトキー
設定:
設定:
設定:
設定:
設定:
ディスプレイの下部にはソフトキーが表示されます。 表示の下にあるキーを 押すと、その機能を使うことができます。
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9
操作の流れ
1.‥録音前の準備
録音前には次のような準備をします。
録音前の準備
●楽曲を制作するには、まずプロジェクトを 作成します。
・新規プロジェクトを作成する( P.16)
●楽曲の拍子やテンポを設定します。
・拍子を設定する( P.17) ・テンポを設定する( P.18)
●録音時のガイドとなるメトロノームを設定 します。
・メトロノームを使う( P.19)
P.16
2.‥録音
各トラックに楽器やボーカルなどを録音します。 サンプラー機能でオーディオファイルのループを、リズ ムマシン機能でリズムパターンをトラックに割り当て、
最初のトラックに録音する
作成したプロジェクトの各トラックに、楽器 やボーカルなどを録音します。
楽器やマイクを接続し、入力感度を調整します。
・楽器を接続する( P.20) ・入力感度を調整する( P.21) ・
ステレオ録音する(ステレオリンク)(P.28)
●録音するトラックを選び、録音します。
・録音先のトラックを選ぶ( P.24) ・録音する( P.25)
●録音時には、次のようなエフェクトが使用で きます。
・インサートエフェクトをかける( P.22) ・
モニター信号にのみエフェクトをかける( P.88)
●録音のやり直しや、一部分だけ録り直すこ ともできます。
・直前に行った録音をやり直す( UNDO/
REDO機能)(P.25)
・一部分のみを録音し直す(パンチイン/ア
ウト機能)(P.31)
P.20
P.47
P.59
サンプラー機能を使う
オーディオファイルをトラックに割り当
● て、ループを設定します(ループトラック)。
・付属のドラムループをトラックに割り当
てる( P.62)
・ループを設定する( P.63)
リズム機能を使う 
●リズムパターンをトラックに割り当てま す(リズムパターントラック)。
リズムパターンをトラックに割り当てる( P.50)
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3.‥
ミキシング、ミックスダウン
トラックシーケンサー機能でそれらを演奏順に並べるこ
ともできます。
再生する
録音した楽器やボーカルなどを再生します。
●任意の位置からの再生や、任意の範囲の繰 り返し再生もできます。
・曲中の好きな位置に移動する(ロケート機
能)( P.35)
・任意の範囲を繰り返し再生する(A-Bリ
ピート機能)( P.37)
●演奏のテイクを変更(トラックに割り当て るオーディオファイルを変更)します。
・再生テイクを変更する( P.29)
オーバーダビングする
録音したトラックを再生しながら、さらに 他のトラックに楽器やボーカルなどを録音
(オーバーダビング)します。
P.26
P.27
トラックの操作
●トラックが不足する場合は、バウンスし てトラックを整理します。
・複数のトラックを1~2トラックにまと
める(バウンス機能)(P.33)
トラックシーケンサー機能を使う
●ループトラック、リズムパターントラッ クを演奏順に並べ、1 曲分の演奏データ
(シーケンスデータ)を作成します。
・シーケンスデータを作成する( P.72) ・シーケンスデータを再生する( P.77)
P.71
すべてのトラックの録音、準備ができたら、 ミキシングを行い、ミックスダウンします。
本体で行う場合
ミキシングをする
各トラックのバランスやエフェクトを調整
(ミキシング)します。
●各トラックのバランスを調整します。
・音量、EQ、パンを設定する( P.41)
●各トラックには、次のようなエフェクトを かけることができます。
・センドリターンエフェクトをかける
(P.43)
・トラックにインサートエフェクトをかける
(P.44)
ミックスダウンをする
最終的なステレオミックスをマスタートラッ クに録音(ミックスダウン)します。
●ミックスダウン時には、次のエフェクトを かけることができます。
・マスタリングエフェクトをかける( P.45)
●ミックスダウンを行います。
・マスタートラックにミックスダウンする
(P.46)
P.39
P.45
コンピューターで行う場合
USBケーブルでコンピューターと接続する と、オーディオインターフェースやコント ロールサーフェース、カードリーダーとして も使用でき、DAW ソフトウェアなどを使用 して、ミキシング、ミックスダウンを行うこ ともできます。
・オーディオインターフェース/コントロー
ルサーフェース( P.104)
・パソコンとデータのやり取りをする(カー
ドリーダー)(P.102)
オーディオインターフェースについては、 付属SDカード内の「オーディオインター フェースマニュアル」も参照してください。
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接続
下の図を参考に、楽器やマイク、オーディオ機器、コンピューターなどを接続してください。
出 力 入 力
ヘ ッドフォン
オーディオコンポや
  アンプ内蔵スピーカーなど
[INPUT端子]には、[ XLR プラグ]のケーブル、または[モノラル・ステレオフォン
プラグ]のケーブル(バランス/アンバランス)を接続します。
マイク
・[ I N P U T 1 、2 ]に マ イ ク を 接 続 し ま す 。 ・ 入 力 切 り 替 え ス イ ッ チ を[ M I C
L I N E ]に し ま す 。
・コ ン デ ン サ ー マ イク にファン タ ム 電 源
を供給する場合は、[PHANTOM ]ス イッチ を O N にし ま す 。
ステレオ出力機器
シンセサイザーや CDプレーヤーなど、 ステレオ出力機器の場合。 ・L 側の出力端子を[ INPUT1]に、R
側を[INPUT2]に接続します。
・ 入 力 切 り 替 え ス イ ッ チ を[ M I C
L I N E ]に し ま す 。
ギター/ベース
パッシブタイプのエレクトリックギ ター/ベースの場合。 ・[INPUT1]に接続します。 ・入力切り替えスイッチ1を[GUITAR
BASS(Hi-Z)]にします。
内蔵マイク
本体左右の内蔵マイクで、ドラムやバ ンドなどの録音を行う場合。 ・入力切り替えスイッチ 1(左)、入力
切 り 替 え ス イ ッ チ 2( 右 )を[ B U I L T ­IN MIC ]にします。
【リアパネル】
フットスイッチ
フ ッ ト ス イ ッ チ Z O O M
F S 0 1 ( 別 売 ) を 接 続 し 、
レコーダーの再生/停止
やパンチイン/アウトな
どの操作を行います。
ACアダプター
専用ACアダプター
(ZOOM AD-17A/D)
を必ずお使いください。
【右パネル】
L
コンピューター[USB端子]接続
コンピューターと接続し、オーディオファイル
などをやり取りできます。また、オーディオ イ ン タ ー フ ェ ー ス 、D A W ソ フ ト ウ ェ ア の コ ン ト ロールサーフェースとしても使用できます。
Page 13
12
SDカードのセット
では、録音データや設定をSDカードに保存します。
SDカードの取り付け、取り外しはデータを保護するため電源を切って行ってください。
録音するときには、SDカードが必要です。
【電源をOFFにしてセット】
(通常使用)
電源をOFFにして、
1
SDカードカバーをはずす
ライトプロテクトを
2
解除したSDカードを スロットに奥まで差し込む
NOTE
・電源を入れたままSDカードの交換をしたいとき
は必ず指定の操作を行ってください。(P.109参 照)
・SDカードを抜き差しするときは必ず電源をOFF
にします。電源ONの状態で行うと録音データが 壊れる場合があります。
・SDカードが奥まで挿入できないときは、SDカード
の挿入方向や裏表が間違っていることがありま す。無理に押し込まず向きを変えて挿入してくだ さい。無理に挿入するとカードが壊れる場合があ ります。
・コンピューターやデジタルカメラなどで使用した
SDカードは、必ず してから使用してください。
・SDカードが挿入されていないときは、 RECORDER
MODEで、 [REC]キーが無効となります。
でフォーマット(初期化)
外す:押し込んでから外す
この表示が出たら
・“No Card”:SDカードを検出できていません。
SDカードが正しく挿入されているか確認してく ださい。
・“Card Protected”:SDカードに書き換え保護
ライトプロテクト の解除
機能がかけられています。ロックスイッチをスラ イドさせてライトプロテクトを解除してください。
SDカードの盗難防止
スロット横に付属するネジを
1
SDカードカバーのネジ穴に取 り付けます
HINT
・SDカードは16MB~2GB SDカード、または 4
~32GB SDHCカードが使用できます。
・最新のSDカード対応状況はZOOMサイトで確認
できます。  ZOOMサイト  http://www.zoom.co.jp
参 照:
電源を切らずにSDカードを交換する
SDカードを初期化する
P.10 9
P . 11 0
Page 14
13
電源のセット
電源は付属の専用アダプター、または、単三乾電池(別売)4本を使用してください。
家庭用電源を使用
(専用ACアダプター)
電源をOFFにし、
1
右側面のUSB端子に USBケーブルを差し込む
USBケーブルのもう一方をAC
2
アダプターに接続し、電源コン セントに接続する
必ず専用ACアダプターをお使いください。 付属の ACアダプター( ZOOM AD-17A/ D)以外のアダプターを使用すると故障の 原因になることがあります
電池を使用
電源をOFFにし、
1
底面の電池カバーを開ける
電池を取り付け、
2
カバーを閉める
電源の画面表示
非表示 表示
ACアダプタ 使用時
電池使用時
電池の残量
交換時期
Power‥OFF
HINT
USBからの電源供給
USBケーブルでコンピューターと接続して使用す る場合は、コンピューターから電源が供給されま す。
NOTE
・電池カバーを開けるとき、AC アダプターを抜き差
しするときは必ず電源をOFFにします。電源ON で行うと録音データが壊れる場合があります。
・使用できる電池はアルカリ電池またはニッケル水
素蓄電池です。電池での使用時間の目安はアルカ リ電池で約5.5時間です。
・電池交換時期は、“Low Battery!” が表示されたと
きです。すぐに電源スイッチをOFFにし、新しい 電池と交換するか、専用ACアダプターに切り替 えてください。
・残量表示の精度を高めるには、電池種類の設定を
行います。
参照:電池の種類を設定する
P . 111
Page 15
14
電源のON/OFF・日付と時刻の設定
電源ON 起動/電源OFF シャットダウン時の注意事項とファイルやデータにつけられる日 付・時刻の設定方法です。
電源のON/OFF
1) すべての機材を電源OFFにする
に S D カード をセ ットし、電 源、楽
2 )
器、モニターシステム(またはヘッド フォン)が適切に接続されていることを 確認する
電源ON 起動
1
ONにする
接続されている楽器、モニターシ
2
ステムの順に電源をONにする
電源OFF シャットダウン
1
日付・時刻の設定
TOOL>SYSTEM>DATE/TIME
1
押す
SYSTEM
を選ぶ
2
DATE/TIME
を選ぶ
3
日付、時刻の単位を選び、数値を
4
変える
YEAR(年)→MONTH(月)→DAY(日)→ 00:00:00(時:分:秒)を設定する
メニュー移動
押す
メニュー移動
押す
単位移動
O N
/
O
F F
OFFにする
NOTE
・電源を入れる前に、 のPHONESコントロー
ル、OUTPUTコントロールと接続する楽器、モニ ターなど機材の音量を絞ってください。
・1分以上
〈DATE/TIME〉の設定が初期値に戻ります。
に電源が供給されなかったときは
数値変更
を選ぶ
OK
5
この表示が出たら
・日付と時刻の設定が初期化されています。再度日
付と時刻の設定を行ってください。
カーソル移動
押す
Page 16
15
レコーダーについて
トラック 1
トラック 8
オーディオトラック
トラックミキサー
[MASTER]
フェーダー
ループトラック
リズムパターントラック
オーディオトラック
トラックミキサー
ループトラック
リズムパターントラック
WAV
WAV
WAV
WAV
は8つのトラックで構成されており、最大で2トラック同時録音、8トラック同時再 生が可能です。 トラックには、次のような種類があります。
トラックの種 類 内容 参照
オーディオトラック
ループト ラック
リズム パターントラッ ク リズムパターンを再生します。 リ ズ ム 機 能 を 使 う( P . 4 7 )
オーディオファイルの先頭から最後まで再 生します。
オーディオファイルの指定した範囲をルー プ再生します 。
サンプラー機能を使う( P.59)
録音ファイルについて
では、録音先のトラックに応じて、次のような オーディファイルが作成されます。 ・モノラルトラック:モノラルWAVファイル ・ステレオリンクされたトラック:ステレオWAV
ファイル ファイルフォーマットはプロジェクトに応じて、ま た量子化ビット数の設定に応じて変わります。
参照:録音フォーマットを変更
する
P.9 6
再生ファイルについて
のオーディオトラック、ループトラックには、 モノラル/ステレオのWAVファイルを割り当てる ことが可能です。(ただし、プロジェクトのサンプル レートと異なるファイルは扱えません) DAWソフトウェアで作ったオーディオファイルを
トラックの仮想トラック数に制限はなく、同じプロ ジェクト内のオーディオファイルであれば、どれで も割り当てることが可能です。 ステレオファイルを割り当てたトラックは、自動的 にステレオリンクがオンになります。
で再生することもできます。
Page 17
16
録音前の準備
では1つの楽曲を「プロジェクト」という単位で管理します。 新規で録音を行うときは、最初にプロジェクトを作成し、必要に応じて拍子(初期値: 4/4)、テンポ(初期値:120.0)を設定します。 また、録音時のガイドとなるメトロノームも必要に応じて設定します。
新規プロジェクトを作成する
新しいプロジェクトを作成します。各種設 定を前のプロジェクトから引き継いだり、 プロジェクトのサンプルレートを設定する ことができます。
NEW
押す
を選ぶ
メニュー移動
1
2
押す
3
メニュー移動
を選ぶ
NAME
押す
必要に応じてプロジェクト名を変更する
4
カーソル移動
文字削除
文字挿入
文字変更
押す
設定値の引き継ぎ方を選ぶ
5
メニュー移動
設定変更
サンプルレートを選ぶ
6
7
EXECUTE
を選ぶ
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
押す
NOTE
・最後のプロジェクトの設定や値を新しいプロジェ
クトに引き継ぐことができます。
[Continue ]で引き継げるデータ
・BIT LENGTHの設定 ・INSERT EFFECTの設定 ・SEND RETURN EFFECTの設定 ・トラ ックステ ータス
 (トラックのPLAY/MUTE/REC)設定 ・BOUNCEの設定 ・トラックパラメーターの設定 ・METRONOMEの設定
各項目の初期設定値
・RATEでは、DVD の音声に対応したサンプルレー
トを選ぶこともできます。
設定値
44.1kHz 通 常 の 場 合( 初 期 値 )
48.0kHz DVDの音声作成の場合など
・48kHzに設定されている場合は、エフェクトは
使用できません。
[Reset ] 
RATE‥:‥サンプルレート
Page 18
17
拍子を設定する
拍子は、トラックシーケンサーで設定し ます。初期値は4/4です。それ以外の場 合だけ、次のように設定を変更してくだ さい。
1
押す
TRK SEQ
を選ぶ
2
ステップ入力開始
3
押す
メニュー移動
押す
拍子の表示エリアに移動し、
5
設定値を変更する
設定値 1/4〜8/4
設定終了
拍子の変更
初期値:4/ 4
6
押す
挿入した拍子の削除
拍子を削除したい位置に
1
カーソルを移動する
エリア移動
点滅
設定値変更
カーソル移動
拍子を変更したい位置に
4
カーソルを移動
1ステップ戻る
1ステップ進む
楽曲全体の拍子を設定するときは先頭 に、楽曲の途中で拍子を変更するときは その位置にカーソルを移動します。
カーソル移動
1ステップ戻る
1ステップ進む
拍子の表示エリアに移動する
2
3
エリア移動
点滅
押すの下の
Page 19
18
テンポを設定する
11 2
押す
:設定値が変更される
叩く
:平均値からテンポが検出される
設定値
40.0〜250.0 初期値:120.0
テンポ
NOTE
・テンポはプロジェクトごとに保存されます。
Page 20
19
メトロノームを使う
音量、音色、定位を変更することができ るプリカウント機能付きメトロノームで す。ヘッドフォンにのみメトロノーム音 を出力することもできます。
1
押す
METRONOME
を選ぶ
2
押す
各メニューを選び、設定や設定
3
値を選ぶ
HINT
メニュー移動
メニュー移動
設定変更
メニューの設定と設定値
ON/OFF:動作
設定
Play Only 再生時のみ
Rec Only 録音時のみ
Play & Rec 再生録音の両方
O f f( 初 期 値 ) 鳴らさない
LEVEL:音量
設定値
0〜100 初 期値:5 0
P A N ‥: 定 位
設定値
L100〜R100 初 期 値:Ce nt er
SOUND‥:音色
設定
B e l l( 初 期 値 ) メト ロノ ー ムの 音 色 ( 強 拍 が ベ ル 音 )
Click メトロノームの音色(クリック音のみ) Stick ド ラムの スティッ クを 打つ 音
Cowbell カウベル の音色
Hi-Q シ ンセ サイザ ー のクリッ ク音
Track1〜Track8 TRACK1〜8の音(モノラル)
Track1/2〜Track7/8 TRACK1/2〜7/8の音(ステレオ)
PRE ‥COU NT:前カ ウント
設定
Off 鳴らさない(初期値)
1〜8 1拍 か ら8 拍 の 前 カ ウン ト を 鳴ら す
SPECIAL
Special
メトロノームの出力の切り替えと調節
[ME TRONOM E]スイッチ:出力先を切り替えること ができます。
OUTPUT + PHONES
メトロノームはOUTPUT、 PHONES の両方の端 子から出力されます。
PHONES ONLY
メトロノームはPHONESからのみ出力 されます。 BALANCEつまみで[MASTER]フェー ダー通過後の信号とメトロノームの音 量を調整できます。
MASTER
・メトロノーム設定はプロジェクトごとに保存され
ます。
・マスタートラック再生時も利用できます。
CLICK
(メトロノームの出力)
NOTE
・メトロノームの音量を大きくすると、拍子のアク
セントがわかりにくくなる音色もありますので注 意してください。
・リズムパターンを割り当てているトラックは、
SOUND設定でそのトラックを選択していても、 音は出力されません。
・メトロノームの拍子は、トラックシーケンサーで
設定した拍子になります。
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20
最初のトラックに録音する
作成したプロジェクトの各トラックに録音していきます。楽器を接続し、録音して、それを再 生します。録音時にいろいろなエフェクト(インサートエフェクト)をかけることもできます。
楽器を接続する
パッシブタイプのギターの接続
INPUT1にハイインピーダンス楽器をつなぎ、入力 切り替えスイッチ1をGUITAR BASS(Hi-Z)にする
INPUT 1に信号を入力
ローインピーダンス楽器の接続
INPUT1または2に楽器をつなぎ、接続したINPUTの 入力切り替えスイッチをMIC LINEにする
ステレオ接続するときは、L側の出力端子をINPUT1に、 R側の出力端子をINPUT2に接続します。
INPUT 1~2に信号を入力
ファンタム電源を使う
INPUT1または2にマイクをつなぎ、接続したINPUT の入力切り替えスイッチをMIC LINEにする。さらに
[PHANTOM ]スイッチをONにする
接続先にファンタム電源を供給
内蔵マイクを使う
本体左側の内蔵マイクを使うときは入力切り替えス イッチ1を、右側を使うときは入力切り替えスイッチ 2を、BUILT-IN MICにする
INPUT 1、2に信号を入力
NOTE
録音可能な時間は、録音フォーマットとセットしているSD/SDHCカードの容量により、次のようになります。
録音
フォー マット
16bit /44.1kHz
16bit/48kHz
24bit/44.1kHz
24bit/48kHz
1GB 2GB 4GB 8GB 16GB 32GB
3時間7分 6時間14 分 12時間28分 24時間56分 49時間53分 99時間46分
2時間51分 5時間43分 11時間 27 分 22時間55分 45時間50分
2時間4分 4時間9分 8時 間18分 16時間3 7分 3 3時間15分
1時間5 4分 3時間49分 7時間38分 15 時間16分 30時間33分
・ 録音時間は1トラックあたりの目安で、ステレオ(2トラック)の場合はこの1/2になります。 ・ 最長連続録音時間は、録音トラック数に関係なく、16bit/44.1kHz のWAV フォーマットで約6 時間、
24bit/44.1kHzのWAVフォーマットで約4時間です。
SD/SDHCカード容量
91時間 40分 66時間30分
61時間6分
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21
入力感度を調整する
1
2
音出し
接続したINPUTの[ON/OFF ]ス イッチを押し、赤点灯させる
赤点灯:入力可能状態
入力感度[GAIN ]を調整する
入力感度の調整
最大音量時に点灯しないように調整
NOTE
・PEAKインジケーターが赤点灯したときは入力
信号が検知できる最大の0dBを超えクリップし た状態です。 クリップすると録音されたレベルが歪んでしまう ため、レベルを下げて調整します。
Page 23
22
インサートエフェクトをかける
1 2
押す
の下の 押す
ON/OFF
を選び、Onを選ぶ
3
アルゴリズム/パッチを選ぶ
4
INPUT SRC
5
接続したINPUTを選ぶ
を選び、
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
アルゴリズ ム、
パッチ変更
メニュー移動
録音レベルを調整する
7
0db
インサートエフェクトをかける場 合は、レベルメーターの0dBの部 分までふれないように、またイン プットセクションの[ON/OFF ]ス イッチのインジケーターが点滅し ないように、録音レベルを調整(次 ページを参照)してください。
6
イン プット 先
変更
押す:トップ画面に戻る
NOTE
・アルゴリズム、パッチなど、インサートエフェ
クトについてくわしくは「エフェクトについて」 P.79を参照してください。
・インサートエフェクトは、録音する音にはかけ
ずに、モニター音のみにかけることもできま す。(「モニター信号にのみエフェクトをかける」 P.88を参照)
Page 24
23
録音レベルを調整する
1
押す
録音レベルを調整するINPUTの
2
押す
REC LEVEL
3
録音レベルを調整する
を選び、
メニュー移動
設定変更
[ON/OFF]スイッチのインジケー
ターが点滅しないように、録音レ ベルを調整してください。
Page 25
24
トラック
レコーダー
トラック
レコーダー
トラック
レコーダー
トラック
奇数番号トラック
レコーダー
偶数番号トラック
録音先のトラックを選ぶ
録音するトラックのステータス
1
キーを数回押し、赤点灯させる
[MASTER]フェーダーと録
2
音するトラックのフェーダー をいったん0dBにセットし、 それからフェーダーを動かし て録音する楽器のモニター音 量を調整する
NOTE
・INPUTとトラックの関係は次のようになります。
1つのトラックを選んだ場合
2つのトラックまたはステレオトラックを選んだ場合
Page 26
25
録音する
カウンターを先頭に戻す
1
押しながら 押す
:先頭に戻る
トップ画面
録音待機状態にする
2
押す
録音を開始する
3
押す
※カウンターは 先頭位置  (マーク00)
赤点灯
赤点灯
※カウンター始動
緑点灯
録音をやり直す
録音をやり直す場合、同じトラックに続けても
う一度録音すると、直前に録音したファイルに
上書きされますが、UNDO機能で直前の録音を 取り消すこともできます。
また、ファイルは残しておいて、新しいファイ
ルに別のテイクを録音することもできます。
HINT
録音時に前の録音に上書きするか、前の録音を残し て新規に録音するかを設定することもできます。(「録 音モードを設定する」P.96を参照)
直前に行った録音をやり直す
(UNDO/REDO機能)
思ったように演奏できなかったり、録音レベル の設定などが間違っていたりして、録音操作を やり直したいときはUNDO/REDO 機能を使い
ます。
録音を取り消して、元の状態に戻る操作が UNDOです。 また、UNDO の操作を取り消す操作がREDOで
す。
4
停止する
押す
緑点灯
※カウンター停止  /0に戻らない
の下の 押す:UNDO
の下の 押す:REDO
消灯
NOTE
・UNDOが有効なのは、トラックに録音されたオー
ディオデータのみです。
・UNDOで戻せるのは、1 つ前の状態までです。そ
れ以上前の状態には戻せません。
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26
新しいファイルに録音する 再生する
1 2
押す
新しいファイルに録音する トラックを選ぶ
を選ぶ
TAKE
3
を選ぶ
FILE
4
New Take
を選ぶ
5
トラック選 択
メニュー移動
押す
メニュー移動
押す
ファイル選 択
再生するトラックのステータス
1
キーを数回押し、緑点灯させる
[再生するトラック]
緑点灯するまで
緑点灯 :PLAY(再生状態)
カウンターを先頭に戻す
数回押す
2
押しながら 押す
:先頭に戻る
再生する
3
押す
停止する
緑点灯
4
押す
緑点灯
押す
HINT
・“TAKE”には、ファイル名が表示されます。ファ
イル名は「 MONO-000.WAV」(ステレオトラッ クの場合は「 STE-000.WAV」)から「 MONO-
001.WAV」、「MONO-002.WAV 」…のように 連番で自動的につけられます。ファイル名は必 要に応じて変更できます。(「プロジェクト/オー ディオファイルの名称を変更する」P.93を参照)
NOTE
・録音したオーディオファイルは、REC MODE が
Overwriteの場合、トラック内で上書き録音され ます。カウンターを先頭に戻し録音すると先の録 音に上書きされるので注意してください。PLAY 状態ではトラックに格納されたファイルが再生さ れます。
HINT
・再生するファイルを変更し、別のテイクに差し替
えることもできます。(「再生テイクを変更する」 P.29を参照)
Page 28
27
オーバーダビングする
「最初のトラックに録音する」で録音した内容を再生しながら、他のトラックに楽器を重ねて録
音(オーバーダビング)します。
録音済みのトラックの再生
再生するトラックのステータス
1
キーを数回押し、緑点灯させる
[再生するトラック] 緑点灯するまで 数回押す
緑点灯:PLAY(再生状態)
オーバーダビング
すでに録音済みのトラックを再生状態にした
ら、「最初のトラックに録音する」(P.20)の「楽
器 を 接 続 す る 」~「 録 音 す る 」と 同 様 に 、 別 の ト ラックに録音してください。
HINT
・録音したトラックと同じトラックを使って、2 回
目以降の録音をしたいときは、「再生テイクを変更 する( P.29)」を参考にトラックに録音していた ファイルをほかのトラックに割り当てて、録音す るトラックを空けておきます。
または、録音したトラックと未録音のトラック
を交換( SWAP)します。(「トラックを交換する
(SWAP機能)」P.30を参照)
・最初のトラックとは別のトラックに録音する場合
は、トラックの交換は必要ありません。
・新しいファイルに録音したいときはトラックに
New Takeを選択した状態で行います。(「新しい ファイルに録音する」P.26を参照)
すべてのトラックの再生
再生するすべてのトラックの
1
ステータスキーを数回押し、 緑点灯させる
[すべての 再生トラック] 緑点灯するまで 数回押す
緑点灯:PLAY(再生状態)
2
押しながら 押す
:先頭に戻る
3
4
押す:再生
緑点灯
押す:停止
緑点灯
NOTE
・ファイルのトラックを移動した場合、録音するト
ラックにファイルが割り当てられていない“New Take”になっていることを確認してください。
割り当てられたファイルがある場合、上書き録音
が行われて古い録音は消去されます。
・録音したオーディオファイルは、REC MODE が
Overwriteの場合、トラック内で上書き録音され ます。カウンターを先頭に戻し録音すると前の ファイルに上書きされるので注意してください。 PLAY状態では、トラックに割り当てられたファ イルが再生されます。
Page 29
28
ステレオ録音する(ステレオリンク)
ステレオリンクをオンにすると、1/2、3/4、5/6、7/8 の隣りあった 2つのトラックを、ステレオ トラックとして扱うことができます。 ステレオリンクをオンにして、INPUT1、2からステレオ入力し、ステレオトラックに録音します。 ステレオトラックに録音すると、ステレオWAVファイルが作成されます。
ステレオリンク
PAN/EQ>ST LINK
1
トラックを選ぶ
2
押す
トラック選 択
ステレオ録音する
INPUT1、2両方の
1
入力感度[ GAIN]を調整する
[ON/OFF]スイッチを
押し、赤点灯させる
2
入力感度の調整
を選ぶ
を選ぶ
メニュー移動
ステレオリンクされる トラックを 表示
音出し
ステレオリンクしているトラックの
3
ステータスキーを数回押し、両方と も赤点灯させる
最大音量時に点灯しないように 調整
ST LINK
3
On
4
On/Off
HINT
・ステレオリンクでは、2 つのモノラルトラックが1
つのステレオトラックに設定されます。
・どのトラックを選 んでも、リンクされるのは隣りのト
ラックで、組み合わせの変更はできません。
・ステレオトラックの音量は、奇数トラックの
フェーダーで調整します。偶数トラックのフェー ダーは無効になります。左右の音量バランスは、 パンで調整します。
・ステレオリンクされたトラックにはステレオファ
イルが割り当てられ、奇数トラックがLch、偶数 トラックがRchとなります。
NOTE
モノラルファイルを割り当てたトラックのステレオ リンクをオンにすると、そのファイルの割り当ては 解除されます。
赤点灯:REC(録音可能状態)
4
5
[MASTER]フェーダーと録
音するトラックのフェーダー をいったん0dBにセットし、 それからフェーダーを動かし て録音する楽器のモニター音 量を調整する
「最初のトラックに録音する」の 「録音する」(P.25)と同様に録音
する
INPUT1から入力された信号は奇数ト ラックに、INPUT2 から入力された信号 は偶数トラックに録音されます。
Page 30
29
再生テイクを変更する
各トラックには、オーディオファイルを自由に割り当てることができます。 仮想トラックのようにボーカルやギターソロなどのパートを異なるファイルで録音しておけ ば、後から最良のテイクに切り替えることが可能です。
1
押す
割り当てるトラックを選ぶ
2
を選ぶ
TAKE
3
オーディオファイルの場合は
4
オーディオファイルを選ぶ
5
トラック選 択
メニュー移動
FILE
メニュー移動
ファイル、 パターン選択
押す
を選ぶ
押す
押す
NOTE
・モノラルトラックにステレオファイルを割り当て
ると、自動的にステレオリンクがオンになりま す。例えば、トラック1、2にモノラルファイルが 割り当てられている状態で、トラック1にステレ オファイルを割り当てると、トラック2のモノラ ルファイルも割り当てが解除されます。
・ステレオトラックにモノラルファイルを割り当て
ると、自動的にステレオリンクはオフになりま す。
HINT
・選択中のオーディオファイルの再生ができます。
・すでにトラックに割り当てられているファイル
:再生
:停止
は、ファイル名の左に*が表示されます。
Page 31
30
トラックを交換する(SWAP機能)
SWAP では、トラックに割り当てられているファイル、トラックシーケンスのデータとト ラックパラメーターのすべての情報を、2つのトラック間で交換します。
1
の下の 押す。
交換するトラックを選ぶ
2
選択可能なトラックのインジケーターが橙点滅。 交換するトラックをステータスキーで選択。
選択可 能:橙点滅 選択されたトラック:橙点灯
次のトラックを選ぶ
3
選択 済みト ラック
選択可能なトラックのインジケーターが橙点滅。 交換するトラックをステータスキーで選択。
選択可 能:橙点滅 選択されたトラック:橙点灯
交換する
4
押す
交換 するト ラック
カーソル移 動
Page 32
31
一部分のみを録音し直す(パンチイン/アウト機能)
“パンチイン/アウト”は、すでに録音されているトラックの一部分のみを録音し直す機能で す。トラックの状態を再生から録音へと切り替える操作が“パンチイン” 、録音から再生へ と切り替える操作が“パンチアウト”です。
では、パネル上のキーやフットスイッチ(別売のZOOM FS01)を使ってパンチイン/ アウトを手動で行う“マニュアルパンチイン/アウト”と、 あらかじめ指定した位置で自動的 にパンチイン/アウトを行う “オートパンチイン/アウト” の2種類が利用できます。
マニュアルパンチイン/アウト
手動でパンチイン/アウトを行い ます。再生中に[REC]キーを押す と、その位置から録り直しが開始 されます。
パンチイン/アウトしたいトラックを準備 する
<録 り直すトラック>
1
2
3
フェーダーの位置をあげる
ステータスキーを赤点灯 するまで数回押す
赤点灯:REC(録音可能状態)
GAINと録音レベルを すでに録音された部分と 同等に調整
録り直し:パンチイン/アウト
パンチインポイントより
4
5
6
7
前までロケート
押す:再生
演奏開始:未録音
押す :録音開始  パンチイン
演奏(録音中)
押す :録音停止/再生開始  パンチアウト
点灯
点灯
点灯 消灯
Start Stop
録り直し実行部分
8
押す:停止
※レコー ダー停 止
消灯
NOTE
・パンチイン/アウトは上書き録音で行います。 ・New Takeの場合、パンチイン/アウトの前後は
無音になります。
・REC MODEが Always Newの場合は、新しい
ファイルに録音されます。
[UNDO](ソフトキー)
す。
で操作の取り消しができま
Page 33
32
オートパンチイン/アウト
パンチイン/アウトの操作が手動では難 しいとき、あらかじめ位置を指定して自 動的にパンチイン/アウトを行うことが 可能です。
パンチイン/アウトしたいトラックを準備 する
<録 り直すトラック>
1
2
3
パンチイン/アウトポイントを設定
4 5
6
フェーダーの位置をあげる
ステータスキーを 赤点灯するまで数
赤点灯:REC(録音可能状態)
回押す
GAINと録音レベルを すでに録音された部分と 同等に調整
録り直す(パンチイン) 開始位置にロケート
パンチインポイント
押す:
を設定
録り直す(パンチアウト) 終了位置にロケート
ディスプレイ :表示
リハーサル
1 2
3
録り直し:パンチイン・パンチアウト
8 9
10
パンチインポイントより 前までロケート
押す:再生
パンチインポ イントを 経過 *自動 でトラック のミュート 開始
演奏(未録音)
パン チア ウトポ イント を経 過 *ミュ ート解除
押す:停止
パンチインポイントより 前までロケート
順番に押す:再生
点灯 点滅
パンチインポ イントを 経過
演奏       録音
押す:停止
点灯
パン チア ウトポ イント を経 過
点灯 点滅
消灯
点灯
消灯
未録音
未録音
※レコー ダー停 止
パンチアウトポイント
押す:
7
を設定
ディスプレイ :表示
NOTE
・設定後のオートパンチイン/アウトのポイントを変
更することはできません。再度設定してください。
・REC MODEがAlways Newに設定されている場
合は、新しいファイルに録音されます。
パンチイン/アウトを解除
11
ディスプレイ:表示が消える
録り直し実行部分
押す
Page 34
33
複数のトラックを1~2トラックにまとめる(バウンス機能)
“バウンス” とは複数のトラックをミックスして、1~2トラックに録音する機能です。“ピン ポン録音”とも呼ばれます。
バウンス先トラックの録音設定
PROJECT>REC>BOUNCE TR
トップ画面から始める
REC
押す
を選ぶ
1 2
押す
BOUNCE TR
を選ぶ
3
バウンス先のトラックを再生するには
を選ぶ
Play
4
メニュー移動
メニュー移動
バウンス
BOUNCE
バウンス元のトラックを選ぶ
1
(再生させるすべてのトラック)
ステータスキーを 緑点灯するまで数回押す
緑点灯:PLAY(再生状態)
バウンス先の録音トラックを選ぶ
2
ステータスキーを 赤点灯するまで数回押す
赤点灯:REC(録音可能状態)
5
BOUNCE ‥TR:バウンス先トラック
設定
Mute
バウンス先トラックをミュート(初期設定)
Play
バウンス先トラックを 再生
TOPに戻る
設定変更
HINT
・バウンスを行うと、同じプロジェクト内に新しい
ファイルとして作成されます。
・バウンス先にモノラルトラックを設定するとモノ
ラルにミックスされた信号が録音され、ステレオ リンクトラックを設定するとステレオミックスさ れ録音されます。
・INPUT端子からの入力信号を含めてバウンスす
ることもできます。
・バウンス時の音の調整やエフェクトについては
「ミキシングをする」(P.39)を参照してくださ
い。
Page 35
34
バウンスの設定/解除
3
4
5
6
の下の 押す
※バウンスを解除するときは、もう一度 [BOUNCE](ソフトキー)を押す。
押しながら 押す
:先頭に戻る
順番に押す: 録音開始
押す:停止
ディス プレイ: BOUNCE ONの表 示
緑点灯赤点灯
ミックスバランスの調整(試聴)
1
各トラックの音量、 パン、EQなどの
2
ミックスバランスを調整
3
バウンス後のトラックの再生
バウンス先のトラック
1
押す:再生
レベルメーター の MASTERを見ながら レベ ルメー ターが 0dB まで振れないことを確認
押す:停止
ステータスキーを 緑点灯するまで数回押す
緑点灯:PLAY(再生状態)
NOTE
[UNDO ](ソフトキー)で操作の取り消しができます。
・モノラルトラック×2にステレオでバウンスした
ときは、奇数番号のトラックのパンをL100、偶 数番号のトラックのパンをR100に設定してく ださい。
バウンス元のトラック
2
3
:先頭に戻る
4
ステータスキーを 消灯するまで数回押す
消灯:MUTE(消音)
押しながら 押す
押す:再生
Page 36
35
曲中の好きな位置に移動する(ロケート機能)
ディスプレイのカウンター表示を使えば、曲中の任意の時間(時/分/秒/ミリ秒)または小 節/拍/チック(1拍の1/48)に移動できます(ロケート機能) 。 また、レコーダーの任意の位置にマークを登録すれば、簡単な操作でその位置に移動できま す(マーカー機能)。
カウンターを使ってロケートする マークをつける
準備:レコーダーを停止 プロジェクトを選択 トップ画面からはじめる
時:分:秒または、小節-拍-チッ
1
クを選ぶ
「時:分:秒:ミリ秒」ま たは「小節 -拍-チック」
単位/桁移動
表示の切り替え
数字を変更
2
数字変更
NOTE
・カウンターの移動は録音・再生中はできません。
HINT
・Step2で変更したカウンターの位置から再生で
きます。
・マークアイコンの表示
・マーク番号
 マークゼロはカウンター0(プロジェクト
の先頭)。このマークの変更はできません。
・すでに登録されているマークの手前にマークを追
加すると、それ以降のマーク番号は自動的に付け 直されます。
・1つのプロジェクトには、マークゼロも含めて最
大100個のマークが登録できます。
10分8秒15ミリ秒の位置に3番 のマークが打た れている表記
マーク番号 とカウンター が一致
カウンタ ーの地点にマー クの 登録 なし
カウンターでマークをつける
トップ画面からはじめる マークを付ける位置にカウンターを合わせる
単位/桁移動
表示の切り替え
押す
1
マークアイコン マーク番号
録音・再生中にマークをつける
録音・再生中
押す
1
Page 37
36
マークの位置にロケートする マークを消去する
キー操作でマークの順番に移動
1
DIALでマークの順番に移動
次に 一つ前に
移動したいマークまで 数回押す
プロ ジェ クトプロ ジェ クト
マークを選ぶ
1
マーク番号を選ぶ
2
点滅
単位/桁移動
1
次に 一つ前に
消去するマークまで数回押す
マークアイコンが反転
2
反転が解除され1つ前のマーク番号を表示
NOTE
・消去したマークは復帰できません。
(先頭位置)のマークは消去できません。
・ ・マークアイコンが反転している場合は、[MARK/
CLEAR]キーを押すとそのマークが消去されま す。反転していない場合は、[MARK/CLEAR] キーを押すとその位置にマークがつけられます。
・マークの挿入や消去を行うと、マーク番号は自動
的に先頭から付け直されます。
押す
マークの追加
番号変更
変更 不可
マークの削除
Page 38
37
Aʙリピート設定部分
くり返し再生
任意の範囲を繰り返し再生する(A-Bリピート機能)
プロジェクトに開始点Aポイントと終止点B ポイントを設定し、この 2 点間を繰り返し再生 します。
A-Bポイントを設定
1 2
3 4
A-Bリピート:繰り返し再生
5 6
押す
ディスプレイ :表示
終了位置にロケート
押す
ディスプレイ :表示
押す:再生
押す:停止
開始位置に ロ ケ ート
HINT
・再生がBポイントまで到達すると、自動的に A ポ
イントに戻り、再生を続けます。
・[ A-B REPEAT]アイコンが表示されている間
は、何度でもリピート再生が行えます。 ・再生・停止中に設定できます。 ・BポイントをA ポイントより手前の位置に設定す
ると、B → Aポイント間でリピート再生が行われ
ます。 ・A、B ポイントの設定をやり直したいときは、[A-B
REPEAT]キーを押して解除し、再度設定します。
ABリピート設定部分
繰り返し再生
解除/ポイントの消去
7
ディスプレイ:表示が消える
押す:解除
Page 39
38
Page 40
39
ミキサーについて
インプットミキサー
インプットミキサー
[MASTER]
フェーダー
トラックミキサー
トラックミキサー
[MASTER]
フェーダー
トラックミキサー
トラックミキサー
トラックミキサー
トラックミキサー
トラックミキサー
トラックミキサー
トラック 1
トラック 2
トラック 3
トラック 4
トラック 5
トラック 6
トラック 7
トラック 8
では、入力信号はインプットミキサー、トラックの再生信号はトラックミキサーとい う内蔵ミキサーにそれぞれ送られます。 内蔵ミキサーでは、入力信号ごと、トラックごとに音量やパン、3 バンドのパラメトリック イコライザーを調節することができます。
インプットミキサー
INPUT端子から入力される信号の入力感度を調節 し、それぞれの信号を個別に、あるいはミックスし てレコーダーのトラックへ割り当てるミキサーで す。 次のようなパラメーターを制御することができ、再 生中の8トラックと同時にモニターすることができ ます。 ・入力信号のパン(PAN) ・センドリターンエフェクトのかかり具合( REV
SEND、CHO SEND )
・入力信号の録音レベル(REC LEVEL)
トラックミキサー
レコーダーのトラックの出力信号をステレオにミッ クスするためのミキサーです。 フェーダーを使って音量を調節したり、トラックご とにパンやイコライザーなどを調節することができ ます。 トラックミキサーでは、次のようなパラメーターを 調節することができます。 ・トラックの音量(FADER) ・トラックのパン(PAN) ・イコライザー( EQ HI、EQ MID、EQ LO)(リズム
パターントラックでは制御できない)
・センドリターンエフェクトのかかり具合( REV
SEND、CHO SEND )
・ステレオリンクの設定(モノラルのオーディオト
ラックの場合)
・トラックの位相( INVERT) (リズムパターント
ラックでは制御できない)
Page 41
40
入力信号とミキサーの関係
インプットミキサー
[MASTER]
フェーダー
トラックミキサー1
[MASTER]
フェーダー
トラックミキサー1
インプットミキサー
録音先のトラックが指定されているとき
録音先のトラックが指定されているとき、入力信号 はインプットミキサーは通らずに、REC LEVEL を 通ったデータが、トラックミキサーを通って出力さ れます。
例:トラック1が選択されている場合
録音 先のトラックが指定されていないとき
録音先のトラックが指定されていないとき、入力信 号はインプットミキサーを通って出力されます。
Page 42
41
音量、EQ、パンを設定する
インプットミキサーやトラックミキサーでは、パンやセンドリターンエフェクトのかかり具合 など、トラックごとに含まれる要素(トラックパラメーター)を調節して、インプット/トラッ クごとに信号を加工できます。ここでは、トラックパラメーターの調節について説明します。
1 2
3
押す
インプット、あるいはトラックを 選ぶ
各メニューを選び、設定や設定値 を選ぶ
EQ HI、EQ MID、EQ LO
4
選ぶ
トラック選 択イ ンプ ット選 択
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
NOTE
・ステレオトラックでは、INVERT(位相の設定)を
除き、パラメーターが、L/R チャンネルで共通と
なります。 ・設定はプロジェクトごとに保存されます。 ・マスタートラックは、FADER( 音量) 以外は使えま
せん。 ・リズムパターントラックでは、EQ HI、EQ MID、
EQ LO、ST LINK、INVERTの設定はありません。
押す
各メニューを選び、設定値を選ぶ
5
メニュー移動
設定変更
Page 43
42
トラックの種類ごとに設定可能なパラメーターは、次のとおりです。
モノラルトラック:トラック1〜8 ステレオトラック:トラック1/2〜 7/8
表示 パラメーター
PAN
PAN
 EQ HI 高音域用EQのブースト/カット
TYPE
EQ HI
 EQ MID 中音域用EQのブースト/カット
EQ MID
 EQ LOW 低音域用EQのブースト/カット
EQ LO
 セ ンドリターン エフェクト のかかり具合
REV SEND
CHO SEND
GAIN
FREQUENCY
GAIN
FREQUENCY
Q
TYPE
GAIN
FREQUENCY
REVERB
SEND LEVEL
CHORUS/ DELAY SEND LEVEL
設定範囲‥ :初期値
L100〜 R100 :Center
EQ HI、 HI CUT:EQ HI
-12〜 +12dB :0dB
5 0 0( H z )〜 1 8( k H z ) :8.0(kHz)
-12〜 +12dB :0dB
4 0( H z )〜 1 8( k H z ) : 1 . 0( k H z )
0.1〜2.0 :0.5
EQ LO、 LO CUT:EQ LO
-12〜 +12dB :0dB
4 0( H z )〜 1 . 6( k H z ) : 1 2 5( H z )
0 〜100 :0
0 〜100 :0
トラックのパンを調節します。 ステレオトラックでは 、左右のトラックの音量 バラン スを調節します。
高音域 をブースト/カットするか (EQ HI)、よりはっ きりと不要な帯域をカットするか (HI CUT )を選択しま す。このパラメーターは高音域用EQ がオンのときにの み表示されます。
高音域用EQのブースト/カット量を-12〜+12dBの 範囲で調節します。このパラメーターは高音域用EQが オンのときにのみ表示されます。HI CUTの場合は表示 されません。
高音域用EQのブースト/カットする周波数を調節しま す。このパラメーターは高音域用EQ がオンのときにの み表示されます。
中音域用EQのブースト/カット量を-12〜+12dBの 範囲で調節します。このパラメーターは中音域用EQ が オンのときにのみ表示されます。
中音域用EQのブースト/カットする周波数を調節しま す。このパラメーターは中音域用EQ がオンのときにの み表示されます。
中音域用EQのQ値(帯域幅)を調節します。このパラメー ターは中音域用EQがオンのときにのみ表示されます。
低音域をブースト/カットするか(EQ LO)、よりはっき りと不要な帯域をカットするか(LO CUT)を選択します。 このパラメーターは低音域用 EQがオンのときにのみ表 示されます
低音域用EQのブースト/カット量を-12〜+12dBの 範囲で調節します。このパラメーターは低音域用EQ が オンのときにのみ表示されます。LO CUTの場合は表示 されません。
低音域用EQのブースト/カットする周波数を調節しま す。このパラメーターは低音域用EQ がオンのときにの み表示されます。
トラックからリバーブエフェクトへ送られ る信号の量 を調節します。
トラックからコーラス/ディレイエフェクトへ送られ る信号の量を調節します。
解説
モノラル
ステレオ
トラック
トラック
 
 
マスター トラック
FADER
ST LINK
INVERT
FADER
STEREO LINK
INVERT
0 〜127 :100
On/Off :Off
On/Off :Off
現在の音 量を調節します。
モノラルトラック×2を連動させるステレオリンク機能 のオン/オフを切り替えます。
トラックの位相を反転させるかどうかを設 定します。 オフにすると通常の状態、オンにすると位相が反転し ます。
NOTE
・EQ HI、EQ MID、EQ LO、REV SEND、CHO
SEND、INVERT は ON/OFF(ソフトキー)で、 ON/OFFを切り替えられます。
・ステレオリンクがオンのトラックにおいて、
INVERTパラメーターは、奇数トラックを INVERT L、偶数トラックをINVERT Rと表示し ます。
Page 44
43
センドリターンエフェクトをかける
インプットミキサー、トラックミキサーに入力された信号には、センドリターンエフェクト
(ミキサーのセンドリターンに内部接続されたエフェクト)をかけることができます。
センドリターンエフェクトのかかり具合は、インプット、トラックごとにセンドレベル(エ フェクトに送られる信号の量)で調節できます。 ここでは、センドリターンエフェクトのパッチの選択、トラックごとのかかり具合の調節に ついて説明します。
エフェクトとパッチを選ぶ
1
押す
の下の 押す
2
の下の 押す
ON/OFF
を選び、Onを選ぶ
3
PATCH
を選び、パッチを選ぶ
4
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
パッチ変更
各トラックのセンドリターンエフェクトの かかり具合を調節する
1
2
3
押す
インプット、あるいはトラックを 選ぶ
イン プット 選 択
REV SEND
を選び、設定値を選ぶ
(または
トラック選 択
CHO SEND
メニュー移動
設定変更
Page 45
44
トラックにインサートエフェクトをかける
すでに録音されているトラックに、後からインサートエフェクトをかける(後がけする)こと ができます。
1
2
3
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
ON/OFF
INPUT SRC
選ぶ
ディスプレイ 挿入先
Input1、Input2
Track1〜Track8
Track1/ 2 Track7/8
Master
を選び、Onを選ぶ
を選び、トラックを
インプットのいずれかの入力 モノラルトラックのいずれかの出力
いずれかのステレオトラックまたはモ ノラルトラック×2の出力
[MASTER]フェーダーの直前
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
イン プット 先
変更
PATCH
を選び、パッチを選ぶ
4
再生しながらパッチを選ぶ
(エフェクトがかかった状態で再生される)
5
押す
メニュー移動
パッチ変更
Page 46
45
マスタリングエフェクトをかける
[MASTER]
トラック
トラック 1〜8
マスタリング時には、インサートエフェクトでマスタリング用のエフェクトをかけ、最終的 なステレオミックスの信号を加工してミックスダウンできます。 MASTERING アルゴリズムを選び、[MASTER]フェーダーの直前に挿入します。
[MASTER]フェーダーの直前に
インサートエフェクトを挿入
1
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
ON/OFF
を選び、Onを選ぶ
2
ALGORITHM
3
Mastering
INPUT SRC
4
Master
を選び、 を選ぶ
を選び、
を選ぶ
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
6
押す
NOTE
・インサートエフェクトが事前に[ MASTER]
フェーダーの直前に挿入されているときは、イン サートエフェクトの「かけ録り」とトラックへの
「後がけ」はできなくなります。
・Step5でマスタリングエフェクトをかけた信号
が歪んで聞こえるときは、トラックの再生音を確 認し、すべてのフェーダーを下げて調整します
(トラックの音が歪んでいたときはトラックを調
整します)。
・Stereo、Dual Mic、Mastering アルゴリズムが
選択できます。ほかのアルゴリズムを設定すると 挿入位置がINPUTに変更になります。
HINT
Mastering アルゴリズムでは、最終的なステレオ ミックスの信号を加工するマスタリングエフェクト をかけることができます。
<マスタートラックの録音の信号の流れ>
PATCH
を選び、パッチを選ぶ
5
再生しながらパッチを選ぶ
(エフェクトがかかった状態で再生される)
設定変更
メニュー移動
設定変更
Page 47
46
マスタートラックにミックスダウンする
最終的なステレオミックスを、ミックスダウン専用のマスタートラックに録音します。  [MASTER]フェーダー通過後の信号がマスタートラックへと送られます。
[MASTER] トラックに録音
準備:信号レベルの調整
1
2
3
押しながら 押す
:先頭から再生
レコーダーを再生し、各トラックの ミックスバランスを調節する
マスターフェーダー通過後の 信号レベルの調節
レベルメーター が 0d Bまで振れない ことを確認
押す:停止
マスタートラックに録音
マスタートラックの再生
1
他のトラックはすべてミュートし、 エフェクトはすべて無効状態になります
2
:先頭に戻る
3
マスタートラック再生の解除
4
[MASTER]のステータ
スキーを緑点灯するまで 数回押す
緑点灯:PLAY(再生状態)
押しながら 押す
押す:再生
押す:停止
[MASTER]のステータ
スキーを消灯するまで数 回押す
消灯:解除
各トラックのミュートが解除され、 ステータスキーの状態が元に戻る
4
5
:先頭に戻る
6 7
[MASTER]のステータ
スキーを赤点灯するまで 数回押す
赤点灯:REC(録音可能状態)
押しながら 押す
順番に押す :録音開始
押す:停止
NOTE
マスタートラックに送られる信号には、トラックご との音量、パン/バランス、インサートエフェクト、 センドリターンエフェクトの効果も反映されます。
HINT
・マスタートラックは、1 つのプロジェクトにつき1
つです。 ・マスタートラックにもファイルを割り当てられます。 ・楽曲の途中からミックスダウンを行っても、必ず
新規ファイルに録音されます。 ・[MASTER]フェーダー通過後の信号は、OUTPUT
端子から出力される信号と同じものです。 ・
[UNDO]
(ソフトキー)で操作の取り消しができます。
・マスタートラックに録音した最終的なステレオ
ミックスは、WAV ファイルとして保存されます。
このファイルをコンピュータに保存し、ライティ
ングソフトなどで書き込めば、オリジナルCDを
作成することができます。(「パソコンとデータのや
り取りをする(カードリーダー)」(P.102参照))
参照:プロジェクトの連続再生
(シーケンスプレイ)
P.9 7
Page 48
47
リズム機能について
では、内蔵されたドラム音源を使ってリズムパートの演奏ができます。 リズムパターンをトラックに割り当て、単純なパターンを繰り返してメトロノーム代わりに 使ったり、トラックシーケンサー機能(P.71参照)で1曲分のリズムパートを演奏をさせる こともできます。
ドラムキット リズムパターン
ドラムキットとは、キック、スネア、ハイハットな ど16種類の打楽器の音色を組み合わせたもので、
には10種類のドラムキットが用意されていま す。 個々の音色をパッドを使って演奏したり、リズム パート演奏用の音源として利用できます。
のドラムキット
BASIC
STUDIO
LIVE
ROCK
POP
FUNK
JAZZ
ACOUSTIC
TECHNO
URBAN
1つのプロジェクトでは、511 種類のリズムパター ン(1~99 小節のドラム演奏を記録したパターン情 報)を使用することができます。既存のパターンの 一部を編集したり、新規のリズムパターンを作成す ることもできます。
リズムパターントラック
楽曲でリズムパターンを使用する場合は、トラック にリズムパターンを割り当てます。 リズムパターンが割り当てられたトラックを、リズ ムパターントラックといいます。 リズムパターントラックでは、次のようなことがで きます。 ・パッドによる演奏、演奏時の再生方法の設定
(「パッドを使ってリズムパターンを演奏する」
P.49参照)
・トラックシーケンサーによる制御(「トラックシー
ケンサー機能を使う」P.71参照)
・リズムパターントラックの再生(「サンプラー機
能について」の「トラックの再生について」P.60参 照)
Page 49
リズムパターンを選ぶ
48
再生するパターンを切り替える ドラムキットを切り替える
リズムパターンを選んで、演奏します。 ドラムの音色を選びます。
1
リズムパターンを選ぶ
押す
2
リズムパ ターン名
3
:先頭に戻る
押す:演奏
押す:停止
押しながら 押す
パターン変更
1
ドラムキットを選ぶ
押すの下の
2
キット 選択
押す
NOTE
・ドラムキットの設定は、プロジェクトごとに保存
されます。
Page 50
パッドを使ってリズムパターンを演奏する
49
各トラックのフェーダーの下にあるパッドを叩いて、リアルタイムで強弱を付けて演奏する ことができます。
1
押す
パッドを叩いて演奏する
2
バンクを切り替える
パッドの音色を切り替えます。
1
[BANK1]ではドラムキットの音 色、[BANK2]ではパーカッション 系の音色になります。
ドラムを連打する(ロール機能)
パッドの音色を特定の間隔で連打するこ とができます。 ハイハットを16分音符で刻むときなど に便利です。
1
押すの下の
押すの下の
3
を押しながら、 パッドを押す
REPEAT/STOP キーを先に放せば、パッド から手を放しても連打は続けられます。連打 を止めるには、そのパッドをもう1回押します。
パッドの感度を調節する
パッドの感度を設定します。パッドを叩 く強さに合わせて音色に強弱をつけた り、叩く強さに関係なく一定の音量で鳴 らすように設定できます。
1 2
押す
SYSTEM
を選ぶ
メニュー移動
押す
PAD SENSE
3
を選び、感度を選ぶ
メニュー移動
PAD ROLL
2
連打する間隔を選ぶ
設定値
2/4〜16/4
1/3、1/4
3/8
3/16、1/6、1/8、1/12 1/16、1/24、1/32
を選び、
メニュー移動
設定値変更
PAD‥R OLL:連打の間隔
4分音符×2〜16 付点4分音符、2分3連音符、4 分音符、
付点8分音符、4分3 連音符、8 分音符、
8分3連音符、
16分音符、16分3連音符、32分音符
PAD‥SENSE:パッドの感度
設定
叩く強さに関係なく、小 さな音量にな
Soft
ります。
Medium
Loud
Normal
Hard
EX Hard
叩く強さに関係なく、中ぐらいの音量 になります。
叩く強さに関係なく、大きな音量とな ります。
最も感度が高く、弱く叩いても大きな
Lite
音量になります。
中ぐらいの感度 です。
感度が低く、強く叩かないと大きな音 量になりません。
最も感度が低く、かなり強く叩かない と大きな音量になりません。
設定変更
Page 51
リズムパターンをトラックに割り当てる
50
リズムパターンを楽曲で使用するには、トラックにリズムパターンを割り当てる必要があり
ます。リズムパターンを割り当てたトラックをリズムパターントラックといいます。
リズムパターントラックは、パッドを使って演奏したり、トラックシーケンサーで制御する
ことができます。
RHYTHMメニューから割り当てる TRACKメニューから割り当てる
1
割り当てるリズムパターンを選ぶ
押す
11 2
押す
割り当てるトラックを選ぶ
トラック選 択
2
パターン変更
を選ぶ
TAKE
3
割り当てたいトラックのパッドを 押す
を押しながら、の下の
3
4
PATTERN
を選ぶ
メニュー移動
押す
メニュー移動
NOTE
・リズムパターンを複数トラックに割り当て、同時
に再生したり、ノートオンイベントが多いパター ンを再生すると、最大発音数の制限で意図どおり に再生されないことがあります。
・トラックにリズムパターンを割り当てたときは、
ループの設定をすることはできません。
・ASSIGN(ソフトキー)を押すと、“New Take” の
トラックのパッドが点滅します。
・リズムパターントラックを再生する場合、ステー
タスキーのインジケーターは緑点灯から橙点灯に 変わります。
押す
リズムパターンを選ぶ
5
押す
パターン選択
HINT
・選択中のリズムパターンの再生ができます。 
:再生
:停止
Page 52
51
リズムパターンを作成する
オリジナルのリズムパターンを作成します。リズムパターン作成の準備を行ってから、リア ルタイム入力またはステップ入力でリズムパターンを作成します。
作成前の準備
空のリズムパターンを選択し、小節数、 拍子、クオンタイズを設定します。 リズムパターンのメモリ残量を確認する こともできます。
1
押す
空のリズムパターン(パターン名
2
が「 EMPTY」のリズムパターン) を選ぶ
パターン変更
リズムパ ターン名
クオンタイズの表示エリアに移動
3
し、設定を選ぶ
クオンタイズ
カーソル移動
小節数、拍子を選択する
5
設定値 1〜99
設定値 1〜8
現在のメモリ使用量が表示されます。
6
BAR‥LEN:小節数
小節数
SIGNATURE:拍子(分子を指定)
拍子
MEMORY:メモリ
押す
メニュー移動
設定変更
4
設定
1/4
1/8
1/8T
1/16
1/16T
1/32
Hi
設定変更
クオンタイズ
4分音符 8分音符 8分3連符 16分音符 16分3連符 32分音符 チック
押すの下の
Page 53
52
リアルタイムで入力する
リズムパターン作成の準備を行ったら、 リズム(メトロノーム)に合わせてパッド を叩き、リアルタイム入力でリズムパ ターンを作成します。
入力開始
1
押しながら、 押す
リズムに合わせてパッドを叩き、
2
入力する
NOTE
・パッドを叩くタイミングが多少ずれても、設定さ
れているクオンタイズに従ってリズムは整えられ ます。
・設定されているパッドの感度に従って、パッドを
叩く強さも記録されます。
・メトロノームでプリカウントを設定することもで
きます。(P.19参照)
入力を消去するには
3
の下の
パッドを押 す :押している間、そ のパッドの入力  済みデータが消去される
の下の
:押している間、すべてのパッド  の入力済みデータが消去される
入力終了
を押しながら、
押す
4
押す
Page 54
53
ステップ入力する
リズムパターン作成の準備を行ったら、 音符を1音ずつ入力(ステップ入力)し、 リズムパターンを作成します。
入力開始
1
押す
音符を入力、消去したい位置に
2
カーソルを移動
カーソル移動
横軸が小節、縦軸がパッド番号です。 クオンタイズで指定した値が、1ステップ
(1マス)になります。
1拍戻る
1拍進む
入力した音符を消去するには、
4
音の強弱を変更するには
の下の
:その位置の音符が消去される
:その位置の音の強さが  変更される
: 強( ベ ロ シ テ ィ 大 )
: 弱( ベ ロ シ テ ィ 小 )
の下の
点灯して いるパッドを押 す :その位置の音符が消去される
入力終了
押す
を押しながら、
5
押す
NOTE
・現在のクオンタイズで移動できないロケーション
に入力された音符は消去できません。
 移動できないロケーションの音符は“X”と表示さ
れます。
・Step4でのDIAL 操作で音符の入力、消去をする
こともできます。
音符を入力するには
3
パッドを叩く :その位置に、叩いた強さで  パッドの音が入力される
押す
:その位置に一定の強さで入力  される
Page 55
54
リズムパターンをコピーする
すでに作成したリズムパターンを使って、別のリズムパターンを作成する場合などは、リズ ムパターンをコピーします。
1
コピーするリズムパターンを選び、
押す
EXECUTE
6
を選ぶ
メニュー移動
2
3
COPY
の下の
を選ぶ
押す
押す
押す
パターン変更
メニュー移動
COPY TO
4
コピー先を選ぶ
5
押す
押す
を選ぶ
メニュー移動
パターン選択
HINT
Step5でパターンの並び順を変更することがで きます。 [A-Z](ソフトキー)押す :パターンの並び順がアルファベット順になり  ます。 [No.](ソフトキー)押す :パターンの並び順が番号順になります。
Page 56
55
リズムパターンを削除する
リズムパターンを削除します。
1
削除するリズムパターンを選び、
押す
2
3
4
DELETE
押す
を選ぶ
YES
の下の
を選ぶ
押す
パターン変更
メニュー移動
カーソル移動
押す
Page 57
56
リズムパターンの名称を変更する
リズムパターンの名称を変更します。
1
名称を変更するリズムパターンを
2
選び、
RENAME
3
押す
押す
の下の
を選ぶ
押す
パターン変更
メニュー移動
名称を変更する
4
押す
カーソル移動
文字変更
文字削除
文字挿入
Page 58
57
他のプロジェクトからリズムパターンを読み込む
他のプロジェクトからリズムパターンを読み込みます。 リズムパターンは一度にすべて( All)、または個別(Each)に読み込めます。
を選ぶ
1
押す
NEXT
7
メニュー移動
2
3
4
5
IMPORT
を選び、
MODE
または
All
PROJECT
を選ぶ
Each
を選ぶ
押すの下の
メニュー移動
を選ぶ
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
押す
8
リズムパターンを選ぶ
9
リズムパターンを選ぶ
YES
の場合のみ)読み込む
Each
の場合のみ)読み込み先の
Each
を選ぶ
10
押す
パターン選択
押す
パターン選択
押す
カーソル移動
押す
読み込み元のプロジェクトを選ぶ
6
プロジ ェクト選択
押す
押す
NOTE
・読み込んだリズムパターンで上書きされます。
すべて( All)の場合は、このプロジェクトの元 のリズムパターンがすべて消去されます。個別
(Each)の場合は、読み込み先として選択したリ
ズムパターンが消去されます。
・Step8、9でパターンの並び順を変更できます。
[A-Z](ソフトキー)押す :アルファベット順になります。 [No.](ソフトキー)押す :番号順になります。
Page 59
58
音量、パンを変更する
リズムパターンの音量や、ドラムキットの左右の配置を変更します。
1
押す
設定するリズムパターンを選び、
2
の下の
押す
パターン変更
メニューを選び、
3
設定や設定値を選ぶ
メニュー移動
設定変更
設定値
1〜15
設定
Listener
Player
DRUM‥LVL:ドラム音量
ドラム音量
POSITION:ドラム配置
客席側から見た配置に左右のパンを 設定
ドラマー側から見た配置に左右のパ ンを設定
NOTE
[POSITION]の設定は、プロジェクトごとに保存
されます。
Page 60
59
サンプラー機能を使った曲作り
のサンプラー機能を使うと、バッキングやリズムなどのベーシックトラックを高音質で簡単に作成する
ことができます。曲作りのデモから本格的なレコーディングまで、音楽制作に幅広く活用することができます。
曲全体の基本的なリズムになる
1
ループを作成する
付属のループ素材をトラック(パッド) に割り当て、ループを設定します。 例えばドラムのオーディオループなど、 インスピレーションがわきそうな素材 を選び、曲全体のイメージをふくらま せます。
参照:
作成したリズムのループを聞きな
2
がら、ギターやベース、キーボー ドなどを録音し、ループ素材を作 成する
リフやバッキングなどのフレーズを納得 のいく演奏ができるまで録音し、その中 から気に入った部分だけをループにする ことができます。
付属のドラムループを
トラックに割り当てる
ループを設定する
P.6 2
P.6 3
曲の構成が固まったら、シーケン
5
スデータ(1曲分のループ素材の演 奏データ)を作成する
シーケンスデータは、リズム(メトロノー ム)に合わせてパッドを押してリアルタ イムに入力したり、データを1 つずつ入 力(ステップ入力)することができます。 これでバッキングやリズムなど、1 曲分の ベーシックトラックが完成します。
参照:シーケンスデータを作成する
作成したシーケンスデータを聞き
6
ながら、ボーカルやギターソロな どを録音する
ベーシックトラックに合わせて、メイン のボーカルや楽器を録音します。
P.7 2
参照:ループを設定する
2 の操作をくり返し、その他のフ
3
レーズなども録音し、ループ素材 を作成する
曲を構成するのに必要なフレーズをすべ て用意します。
ループ素材がそろったら、パッド
4
で演奏して曲全体の構成を考える
リズムに合わせてパッドを押して演奏 し、曲全体の流れやループ素材の組み合 わせを考えます。
参照:パッドを使って演奏する
P.6 3
P.6 5
Page 61
60
サンプラー機能について
トラック1
オーディオトラック
オーディオトラックトラック2 トラック3 トラック4 トラック5 トラック6 トラック7 トラック8
ループトラック ループトラック
時間
ループ範囲
ループ範囲
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループトラックループトラック
繰り返す
繰り返す
トラック1
オーディオトラック
オーディオトラックトラック2 トラック3 トラック4 トラック5 トラック6 トラック7 トラック8
ループトラック ループトラック
時間
シーケンスデータ による制御
ループ
トラック
ループトラック
ループ
トラック
は、オーディオファイルをパッドで演奏することができるサンプラー機能を搭載しています。 付属のループ素材や市販されているループを使って、高品位なリズムトラックを簡単に作成するこ とが可能です。
ループトラック
サンプラー機能を使うには、オーディオトラックにループを設定する必要があります。ループが設定されたト ラックを“ループトラック”といいます。 ループトラックでは、次のようなことができます。 ・パッドによる演奏、演奏時の再生方法の設定(「パッドを使って演奏する」P.65参照) ・指定した範囲のループ再生(「ループを設定する」P.63参照) ・トラックシーケンサーによる制御(「トラックシーケンサー機能を使う」P.71参照)
トラックの再生について
PLAYキーで再生すると、オーディオトラックはファイルの最後まで再生されますが、ループトラックやリズ ムパターントラックは、指定したループ範囲が繰り返し再生しされます。
トラックシーケンサー機能がオンの場合、ループトラックやリズムパターントラックはシーケンスデータにし たがって再生されます。
Page 62
61
トラック1 トラック2 トラック3 トラック4 トラック5 トラック6 トラック7 トラック8
ループトラック
ループトラック
時間
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループ
トラック
ループトラックループトラック
押している間、 再生(PAD=Gate)
押している間、 再生(PAD=Gate)
トラック5のパッドを押すと、 トラック5/6( ループトラック)の ループ再生開始。 トラック1、2( オーディ オトラック) の再生開始。
トラック7のパッドも押すと、 トラック7/ 8( ループトラック)の ループ再生も開始。
パッドを使って再生する場合は、ループトラックやリズムパターントラックのパッドを押すと、そのトラック の再生が開始されます。 下の図は、トラック5/6(ループトラック)のパッドを押して再生を開始し、さらに途中でトラック7/8(ルー プトラック)のパッドを押した場合の再生の例です。 またループトラックでは、パッドごとに演奏時の再生方法( PAD パラメーター)を設定することができ、こ の例では“Gate”(パッドを離した時点で再生を停止)に設定されています(「パッドを使って演奏する」P.65参 照 )。
Page 63
62
付属のドラムループをトラックに割り当てる
サンプラー機能を使 用するには、まずオーディオファイルやリズ ムパターンをトラックに割り 当てます。 ここでは 、付属 の SDカ ード 内の ル ープ 素材を割り当て る方 法につい て説 明します。
NOTE
1
2
3
4
押す
割り当てるトラックを選ぶ
トラック選 択
を選ぶ
TAKE
メニュー移動
押す
を選ぶ
LOOP
メニュー移動
・新規プロジェクトで、最初にトラックにオーディ
オファイルを割り当てた場合、そのオーディオ ファイルのテンポ( BPM)がプロジェクトに反映 されます。
・[ LOOP]では、SDカードの LOOP フォルダ内の
ループ素材を選択できます。
・SDカード内のループ素材は、44.1kHz のWAV
ファイルです。そのため、プロジェクトのサン プルレートが48kHzに設定されている場合は
“Invalid File”と表示され、トラックに割り当てる ことはできません。
HINT
選択中のオーディオファイルやリズムパターンの
再生ができます。
:再生
FILE
PATT ERN
LOOP
OTHER PRJ
押す
ループ素材を選ぶ
5
押す
現在のプロジェクトのオーディオ ファイル
リズムパターン
SDカード内のループ素材
他のプロジェクトのオーディオファ イル
ファイル選択
:停止
Page 64
63
ループを設定する
サンプラー機能を利用するには、トラックにループを設定し、ループトラックにする必要が あります。ここではその設定について説明します。
ループトラックに設定する
トラックごとにループのオン、オフを設 定します。
1
2
3
4
押す
ループを設定するトラックを選ぶ
トラック選 択
を選ぶ
LOOP
メニュー移動
押す
ON/OFF
ループ再生する場合は
を選び、
メニュー移動
On
NOTE
・ループが設定されたトラックは、ステータスキー
のインジケーターが、再生の場合に緑点灯から橙 点灯に変わります。また、そのトラックへの録音
(赤点灯)はできなくなります。また、ループがオ
ンのトラックは次のようになります。
- パッドでの演奏が可能になる。
- PLAYキーを押すとループ再生する。
- シーケンスデータに登録可能になる。
・トラックにリズムパターンを割り当てたときは、
ループの設定はできません。
を選ぶ
設定変更
Page 65
64
ループ範囲を設定する
ループトラックの、ループの範囲(開始 位置、長さ)を設定します。
1
2
3
4
押す
ループを設定するトラックを選ぶ
トラック選 択
を選ぶ
LOOP
メニュー移動
押す
POSITION
を選ぶ
メニュー移動
6
ループの長さを設定する
長さ
押し、の下の
ロケ ート移動
設定値変更
HINT
・ループの開始位置、長さは、ソフトキーの
[POSI]、[ LENGTH]で切り替えながら設定する
ことができます。
・設定中のオーディオファイルの再生もできます。
:再生
:停止
:早送り
:巻き戻し
押す
ループの開始位置を設定する
5
開始位置
ロケ ート移動
設定値変更
波形表示の拡大
ループの開始位置、長さの設定時に表示 される波形は、拡大表示することもでき ます。最大32倍まで拡大できます。
1
の下の 押す
設定値変更
Page 66
65
パッドを使って演奏する
ループトラックやリズムパターントラックでは 、各トラックのフェーダーの下にあるパッドを 押すと、そ のトラックに割り当てら れたオーディオファイルやリズムパターンが再生されます。
パッドを押す
1
を押しながら、 パッドを押す
:くり返し、ループ再生される
もう一度
を押しながら、 そのパッドを押す
:再生が停止する
再生方法を変更する
パッドで演奏する場合の再生方法を設定 します。
1 2
押す
を選び、再生方法を選ぶ
PAD
メニュー移動
発音するタイミングを揃える
(グローバルクオンタイズ機能)
パッドで演奏する場合や、シーケンス データをリアルタイム入力する場合に、 パッドを押すタイミングが多少ずれて も、小節や拍にきちんと合わせて発音す るように設定できます。
1 2
押す
TRK SEQ
を選ぶ
メニュー移動
押す
グローバルクオンタイズの表示エ
3
リアに移動し、設定値を変更する
カーソル移動
点滅
設定変更
設定
Repeat
Gate
1Shot
PAD:再生方法
くり返し、ループ再生する パッドを離した時点で再生が停止 途中でパッドを離しても、ファイルの
最後まで再生してから停止
NOTE
・パッドを押すと、設定値(小節、音符)まで待ち、
テンポに合わせて発音します。 ・再生待ちの間、パッドは点滅します。 ・停止の操作を行ったときは設定値(小節、音符)ま
で待ち、テンポに合わせて停止します。
設定変更
設定値
8Bars、4Bars 2Bars、1Bar
1/2、1/2T 1/4、1/4T 1/8、1/8T 1/16、1/16T 1/32
Hi
グローバルクオンタイズ
(初期値)
、 、 、
8小節、4小節、 2小節、1小節
2分音符、2分3連符、 4分音符、4分3連符、 8分音符、8分3連符、 16分音符、16分3連符 、 32分音符
1チック(4分音符の1/48)
NOTE
この設定は、プロジェクトで共通です。
Page 67
66
トラックのBPMを変更する
各トラックの BPM はオーディオファイルを割り当てる際に自動的に計算されますが、ファイルに
よっては実際のBPMと異なる計算結果が出ることがあります。
そ の 場合 は 、次 の ように BPM を修正してくださ い。 設定した B P M は 、オ ーディオ のピッチ を変
えずにテンポを変えるときの 基準 のテンポとして使 用されます。
1
押す
設定を変更するトラックを選ぶ
2
を選び、設定値を変更する
BPM
3
トラック選 択
メニュー移動
設定値変更
NOTE
・BPMは、オーディオファイルの長さを4 拍分と
みなして計算されます。
・録音したトラックには、現在のBPMの値が設定
されます。
Page 68
67
ピッチを変えずにテンポを変更する
トラックにオーディオファイルが割り当てられている場合は、ピッチを変えずにテンポを変えるこ
とができます ( タイムストレッチ )。 全トラックまとめて、またはトラックごとに変更できます。この
操 作 を 行うと 、元 の オ ー ディオ ファイ ル は上 書 き さ れま す の で 、 注 意して くだ さい 。
を選び、タイムストレッチ実
1
押す
BPM
6
行後のテンポを選ぶ
メニュー移動
トラックごとに変更する場合は、
2
そのトラックを選ぶ
トラック選 択
を選ぶ
EDIT
3
押す
STRETCH
4
メニュー移動
を選ぶ
メニュー移動
ALGORITHM
7
ファイル に応じたアルゴリズム を選 ぶ
設定
Beat
Tone
EXECUTE
8
を選び、オーディオ
メニュー移動
ALGORITHM:アルゴリズム
リズム音源等、音価の短い音源に適 した変換アルゴリズム
音価の長い音源やソングに適した 変換アルゴリズム
を選ぶ
メニュー移動
設定変更
設定変更
MODE
5
の場合は ラックの場合は
押す
を選び、このトラックのみ
を、すべてのト
Each
を選ぶ
All
メニュー移動
設定変更
9
YES
押す
を選ぶ
カーソル移動
押す
Page 69
68
NOTE
・STRETCHの操作は取り消し(UNDO)できま
せん。
・STRETCHの操作を行うと、元のオーディオファ
イルは上書きされます。元のファイルを残してお きたい場合は、予めプロジェクトとファイルのコ ピーを行ってください。(P.92参照)
・各トラックのBPMはオーディオファイルを割り
当てる際に自動的に計算されますが、ファイルに よっては実際のBPMと異なる計算結果が出るこ とがあります。その場合は、TRACK>BPM で各 トラックのBPMを設定してください。(P.66 参 照)そこで設定したBPMは、オーディオのピッチ を変えずにテンポを変えるときの基準のテンポと して使用されます。
・変換後のオーディオファイル長が元ファイルの
50%~150%となるテンポ範囲への変換が可能 です。設定した変換後のテンポがこの範囲を超え るオーディオファイルがあるときは“TRACK X Is Out Of The Setting Range”(X = トラック 番号)というエラーメッセージを表示して変換処 理を停止します。
・リズムパターンが割り当てられているトラックの
場合は、Step3 の実行後にリズムパターンの画面 が表示されます。
HINT
 各トラックごとに変換結果の試聴ができます。
:再生
:停止(再生中の場合)
Page 70
69
不要な部分を削除する
オーディオデータの必要な部分(開始位置、終了位置)を指定して、それ以外の不要な部分を削除しま す(トリミング )。この 操作を 行うと、元 の オ ーディオファイ ル は上 書 きさ れ ます の で、注 意し てくださ い 。
1 2
3
4
5
押す
不要な部分を削除したいトラック を選ぶ
トラック選 択
を選ぶ
EDIT
メニュー移動
押す
を選ぶ
TRIM
メニュー移動
押す
開始位置を設定する
ロケ ート移動
7 8
YES
を選ぶ
押す
押すの下の
カーソル移動
NOTE
・TRIMの操作は取り消し( UNDO)できません。 ・TRIMの操作を行うと、元のファイルは上書きさ
れます。元のファイルを残しておきたい場合は、 予めプロジェクトとファイルのコピーを行ってく ださい。(P.92参照)
・リズムパターンが割り当てられているトラックの
場合は、Step3 の実行後にリズムパターンの画面 が表示されます。
HINT
・ 開始位置、終了位置は、[START]、[END ](ソフ
トキー)で切り替えて設定することができます。
・[ ZOOM](ソフトキー)で、波形を拡大表示する
こともできます。
・開始位置、終了位置を設定中のオーディオファイ
ルは、次のように再生できます。
6
終了位置を設定する
設定値変更
押し、の下の
ロケ ート移動
設定値変更
:再生
:停止
:早送り
:巻き戻し
:開始位置に戻る
Page 71
70
フェードイン/アウトを設定する
通常のオーディオファイルの再生では、最初と最後をわずかにフェードイン/アウトして いますが、リズムなどアタックをきかせたい音の場合は、それを解除することもできます。
1
2
3
押す
設定を変更したいトラックを選ぶ
トラック選 択
を選び、
FADE
フェードを解除したい場合は
を選ぶ
Off
メニュー移動
設定変更
Page 72
トラックシーケンサーについて
トラック1 トラック2 トラック3 トラック4 トラック5 トラック6 トラック7 トラック8
ループトラック
リズムパターン(VerseA)
ループトラック
時間
リズムパターン(VerseB)
リズムパターン(Chorus)
リズムパターン(Fill)
ループトラック
トラック1 トラック2 トラック3 トラック4 トラック5 トラック6 トラック7 トラック8
リズムパターン(VerseA)
&
ループトラック
リズムパターン(VerseB)
&
ループトラック
リズムパターン(Chorus)
&
ループトラック
ギター
ベース
ボーカル
1つのステレオオーディファイル
リズムパターン
(Fill)
時間
71
ト ラックシ ー ケン サ ー で は 、リズ ム パ ターントラック や ル ー プト ラックを 演 奏 順 に 並 べ 、1曲 分 の
演 奏 を 行うこと ができ ま す。
トラックシーケンサー のデータ(シーケンスデータ)は、1 つのプロジェクトにつき、1 つだけ作成す
ることが できます 。
ト ラックシ ー ケンサ ー を 再 生し な がら 、 バウ ン スや マ ス タ ート ラックへ の 録 音 を 行うこと も で きま
す。トラックが 足りない場 合は、そうすることによって、トラックを空 けることもできます。 またシーケンスデータの 作成 では、拍子を変更することができます。拍子を変更すると、トップ
画面の 小節-拍-チックに影 響します。
上 の 図 のトラッ クシ ー ケ ン サ ー の デ ー タを 再 生し 、ト ラック 7 / 8 に ステ レオ で バ ウ ンス す ると 、 下 の 図のように なります。
トラック7/8には、トラック1~8 の内容がまとめられ、ステレオオーディオファイルが作成されま
す。
不要になったトラック1~6は、新たに他のパートに使うことができます。
この例では、トラック1~3をオーディオトラックとして使用し、ギター、ベ ース、ボーカルを録音 しています。(「新しいファイルに録音する」( P.26)を参照)
Page 73
シーケンスデータを作成する
72
リズ ム パ タ ー ント ラックや ル ー プト ラック を 組 み 合 わ せ て 、1 曲 分 の バ ッキ ング 、リ ズ ムな ど の デ ー
タ(シーケンスデータ)を作成します。リアルタイム入力またはステップ入力で作成します。
入力を消去するには
リアルタイムで入力する
リズム(メトロノーム)に合わせてパッド を押し、リアルタイム入力でシーケンス データを作成します。
1
2
押す
TRK SEQ
押す
を選ぶ
メニュー移動
5
の下の
パッドを押す :押している間、そのパッドの  入力済みデータが消去される
入力終了
を押しながら、
6
押す
NOTE
・パッドを押すタイミングが多少ずれても、設定さ
れているクオンタイズに従ってタイミングは整え られます。
・メトロノームでプリカウントを設定することもで
きます。(P.19参照)
リアルタイム入力開始
3
押しながら、
リズムに合わせてパッドを押し、
4
データを入力する
押す
Page 74
73
ステップ入力する
データを1つずつ入力(ステップ入力)し、 シーケンスデータを作成します。
1
押す
TRK SEQ
を選ぶ
2
押す
ステップ入力開始
3
押す
メニュー移動
データを入力するには
5
パッドまたは
押す
ノート オン
ループまたはリズムパターンの長さ
入力したデ−タを消去するには
6
:その位置のデータが消去される
入力終了
の下の
押す
7
押す
データを入力、
4
消去したい位置にカーソルを移動
カーソル
小 節( 横 軸 )の カ ー ソ ル
1ステップ戻る
1ステップ進む
の下の
:横軸の1ステップの長さを、  小節、拍、16分音符に変更
カーソル移動
押す
Page 75
74
データの消去
ステップ入力時には、カーソル位置の前 後のデータをまとめて消去することもで きます。
データ消去したい位置に
1
カーソルを移動
カーソル移動
1ステップ戻る
1ステップ進む
2
DEL EVENT
3
押すの下の
を選ぶ
メニュー移動
5
EXECUTE
押す
を選ぶ
メニュー移動
4
押す
を選び、
MODE Before After
(カーソルの前)または
(カーソルの後)を選ぶ
メニュー移動
設定変更
Page 76
75
拍を挿入/削除する
シーケンスデータのステップ入力時に は、拍を挿入、削除することができます。 設定されている拍子とは異なる拍を挿 入、削除して、その部分だけ拍子を変更 することもできます。
ステップ入力開始
1
押す
2
:1ステップの長さを、挿入、  削除する単位(拍)に変更
拍を挿入、
3
削除したい位置にカーソルを移動
の下の
カーソル移動
押す
拍を挿入する場合は
5
削除する場合は
押す
を選び、挿入、
BEAT
6
削除する拍数を選ぶ
SIGNATURE
7
拍子を変えない場合は 拍子を変える場合は
INS BEAT
DEL BEAT
メニュー移動
メニュー移動
設定変更
を選び、
No
Add
メニュー移動
を、
を選ぶ
を、
を選ぶ
4
1ステップ戻る
1ステップ進む
の下の
押す
8
EXECUTE
押す
設定変更
を選ぶ
メニュー移動
Page 77
ここに 1拍挿入
ノートオン
ループまたはファイ ルの長さ
135
135
ここか ら1拍削除
135
135
ノートオン
ループ またはファイル の長さ
1234
12 34
ここに 3拍挿入
4/4 7/4
4/4
4/4
1234
1
ここか ら3拍削除
5/4
4/4
2
4/4
3 4
NOTE
76
・拍を挿入すると、再生中のループやファイルの音
はそこで途切れます。
・設定されている拍子とは異なる拍を挿入、削除し
た場合、その部分の拍子は[ SIGNATURE]の設 定によって次のようになります。
・拍を削除すると、再生中のループやファイルの音
はそこで途切れます。
設定
No
Add
[SIGN ATURE]:拍子の設定
拍子は変わりません。挿入、削除された分だけ、 拍がそのまま前後にずれます。
・拍を挿入すると、挿入された最後の拍がある小
節の拍子が変わります。
 例えば 4/4 拍子の曲に 3拍挿 入すると、3拍目
の小節が7/4になります。
・拍を削除すると、削除した小節の拍子が変わり
ます。
 例えば 4/4拍子の曲から3 拍削除すると、その
小節が5/4になります。
・拍子が変わるのは1小節だけで、他の小節の拍
子は変わりません。
Page 78
シーケンスデータを再生する
77
作成したシーケンスデータは次のように再生できます。
トラックシーケンサー画面での再生 TOP画面での再生
1
TRK SEQ
2
3
:先頭に戻る
押す
を選ぶ
メニュー移動
押す
押す
:停止
押しながら 押す
1
:トラックシーケンスのオン/オフ  が切り替わる
2
の下の
押す
トラックシーケンスがオンの状態
:停止
:早送り
:巻き戻し
押す
押しながら 押す
:先頭に戻る
Page 79
78
Page 80
エフェクトについて
79
1.Input(任意の入力)
2.Track(任意のトラック)
3.Master([MASTER] フェーダーの直前)
[MASTER]
フェーダー
インサート エフェクト
インサート エフェクト
録音データ
トラック1
インサート エフェクト
トラック2
インサート エフェクト
トラック8
インサート エフェクト
OUTPUT
に は 、 同 時 に 使 用 可 能 な “ イ ン サ ート エ フ ェ クト ” と “ セ ンド リ タ ー ン エ フ ェ クト ” の 2 種 類 の エ フ ェ クト が 内 蔵 さ れ て い ま す 。 エフェクトは、プロジェクトのサンプルレートが44.1kHzの場合にのみ、使用できます。
インサートエフェクト
インサートエフェクトは、特定の信号経路に挿入するエフェクトです。
には、ギターやベース用、マスタリング用など、録音に必要なさまざまなインサートエフェクトが搭載さ れています。 インサートエフェクトは次のような位置に挿入でき、用途に応じて使用できます。
1. Input :
2. Track :
3. Master :
アルゴリズムとパッチ
インサートエフェクトは、楽器や用途に応じて“ アルゴリズム ”というグループに分類されています。それぞれのア
ルゴリズムでは、コンプレッサー、ディストーション、ディレイなど、効果の異なる複数の単体エフェクト(エフェク
トモジュール)が直列に配置されています。
エフェクトモジュールは、効果の種類(エフェクトタイプ)と効果のかかり具合(エフェクトパラメーター)という2つ
の要素で構成されています。
エフェクトモジュールごとにエフェクトタイプ、エフェクトパラメーターを設定して、“パッチ”として保存できます。
入力に挿入すると、インプットから入力し録音する音にエフェクトをかけることができます。
(「インサートエフェクトをかける」P.22を参照)
トラックに挿入すると、オーディオトラックの再生音にエフェクトをかけることができます。
(「トラックにインサートエフェクトをかける」P.44を参照)
[MASTER]フェーダーの直前に挿入すると、ミックスダウンする音(マスタートラックに録 音される最終的なステレオミックス)にエフェクトをかけることができます。
(「マスタリングエフェクトをかける」P.45を参照)
Page 81
80
Stereo
Bass
アルゴリズム 名 表示名
クリーン、クランチ系の音色を集めたギター用アルゴリズム
Clean/Crunch Clean 30(21)
オーバードライブなど歪ませた音色を集めたギター用アルゴリズム
Distortion
シミュレーション系の音色を集めたギター用アルゴリズム
Aco/Bass SIM
ベース録音に適したアルゴリズム
Bass Bass 30(20)
ボーカルなどのマイク録音に適したアルゴリズム
Mic Mic 50(30)
2chが完全に独立したマイク用アルゴリズム
Dual Mic Dual Mic 50(30)
シンセサイザーや内蔵マイクなどのステレオ録音用アルゴリズム
Stereo Stereo 50(40)
最終のステレオミックス信号を加工するのに適したアルゴリズム
Mastering
アルゴリズム
Distortion
Aco/Bass
Mastering
配置
表示
配置
表示
配置
パッチ数(プログラム済 みパッチ)
50(45)
20(10 )
30(21)
アルゴリズ ム
パッチ
COMP/
EFX
LIMITER
モジュール
エフ ェクトタ イプ
パラメーター
Clean/Crunch
Z CLEAN
6BAND
PRE
EQ
AMP
MODULATION/
DELAY
Chorus
Depth
Rate
Tone
Mix
Distortion
MODULATION/
ZNR
DELAY
Ensemble Flanger
Depth
Rate
Resonance
Tone
Mix
Manual
REVERB
Depth
Rate
PATCH
LEVEL
~
モノラル
モノラル
表示
配置
表示
配置
表示
配置
表示
モノラル
×2
モノラル
×2
ステレオ
ステレオ
ステレオ
ステレオ
Page 82
81
[MASTER]
フェーダー
トラック1
OUTPUT
CHORUS/DELAY
REV SEND
トラック2
トラック8
CHO SEND
REVERB
センドリターンエフェクト
センドリターンエフェクトは、ミキサーのセンド/リターンに内部接続されているエフェクトです。センドリ ターンエフェクトの効果の深さは、ミキサーのセンドレベル(エフェクトに送られる信号の量)で調節します。 センドレベルを上げると、そのトラックの信号がセンドリターンエフェクトの入力に送られます(センド) 。 エフェクトで加工された信号は[MASTER] フェーダーの直前に返され、そのトラックの原音とミックスされ ます(リターン)。
REVERB( SEND REVERB) 3 0( 2 2 ) CHORUS/DELAY( SEND CHORUS/DELAY ) 3 0( 1 8 )
アルゴリズム(表示名)
パッチ数(プログラム済 みパッチ)
Page 83
エフェクトパッチを選ぶ
82
使用するエフェクトパッチを選びます。インサートエフェクトの場合は、楽器や用途に応じたアル
ゴリズムも 選べま す。
1
2
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
の下の 押す
:センドリターンエフェクト
(アルゴリズム:REVERB)
の下の 押す
:センドリターンエフェクト
(アルゴリズム:CHORUS/DELAY )
ON/OFF
を選び、Onを選ぶ
メニュー移動
設定変更
(インサートエフェクトの場合)
3
アルゴリズムを選ぶ
パッチを選ぶ
4
メニュー移動
アルゴリズ ム
変更
メニュー移動
パッチ変更
Page 84
パッチを編集する
83
エフェクトタイプを切り替えたり、エフェクトパラメーターでかかり具合を調整して、自分 でパッチを作成できます。
1
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
の下の 押す
:センドリターンエフェクト
(アルゴリズム:REVERB)
の下の 押す
:センドリターンエフェクト
(アルゴリズム:CHORUS/DELAY)
ON/OFF
を選び、Onを選ぶ
2
アルゴリズム/パッチを選ぶ
3
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
エフェクトモジュールを編集
エフェクトタイプのON/OFFを選ぶ
5
エフェクトモジュールO󱐯
押す:
切り替え
タイプ(エフェクトモジュール)ON
エフェクトモジュールを設定
エフェクトモジュールを選ぶ
エフ ェクトタ イプ
※E=EDITマーク 編集・変更されたときに 表示
6
押すまたは
の下の
モジュール
移動
4
EDIT
を選ぶ
押す
設定変更
メニュー移動
パッチレベルの編集
(パッチの最終的な音量)
エフェクトモジュールの
7
TOTAL
PATCH LVL
を選ぶ
を選び、設定値を選ぶ
8
戻る
9
押す
モジュール
移動
メニュー移動
値変更
Page 85
エフェクトパラメーターを調整
84
パラメーターを選び、設定値を選ぶ
1
パラメーター
移動
値変更
HINT
・パッチには、すべてのモジュールが未設定の空の
パッチ( “Empty”表示)があります。
・ZNRモジュールを編集したいときはエフェクト
モジュールの“TOTAL”を選びます。
・Dual Micアルゴリズムでは、 L/R チャンネルに
配置されたモジュールを個別に編集できます。エ フェクトモジュール名に‘L’ と表示されるときはL チャンネル、‘R’ と表示されるときは Rチャンネル のモジュールが選択されています。
NOTE
・エフェクトモジュールの組み合わせや配置など、
アルゴリズム自体を編集することはできません。
・エフェクトモジュールを“OFF”にすると “OFF”に
したエフェクトモジュール以下、タイプ、パラ メーター、設定値が一括してオフになります。
・編集したパッチを保存せず、 E マークが表示され
た状態で他のパッチに切り替えると、編集内容が 失われます。パッチの保存方法については、「パッ チを保存する」(P.85)を参照してください。
Page 86
パッチを保存する
85
編集したパッチは、同じアルゴリズム内であれば、 どの位置にも保存できます。また、既存 のパッチを別の位置に保存すれば、パッチのコピーを作ることができます。
1
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
の下の 押す
:センドリターンエフェクト  (アルゴリズム:REVERB )
の下の 押す
:センドリターンエフェクト  (アルゴリズム:CHORUS/DELAY )
アルゴリズム/パッチを選ぶ
2
を選ぶ
SAVE
3
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
6
EXECUTE
次ページへ続く
を選ぶ
メニュー移動
押す
SAVE TO
4
保存先を選ぶ
5
を選ぶ
押す
押す
保存先の パッチ番号: パッチ名
押す
メニュー移動
保存先変更
NOTE
・インサートエフェクト・センドリターンエフェク
トの手順は同様です。
・編集したパッチを保存せずに他のパッチに切り替
えると、編集内容が失われます。必ずSAVEを行 います。
・PATCH IMPORTでは取り込み元と取り込む先
は違うプロジェクトとなります。
Page 87
他のプロジェクトからパッチを読み込む
86
他のプロジェクトで設定されているパッチを、1 つまたはすべて取り込み、現在のプロジェ クトで使用することができます。
IMPORT
3
MODE
4
を選ぶ
All
Each
すべてのパッチを取り込む
IMPORT>All
PROJECT
1
を選ぶ
を選び、
対象先のすべてのパッチを取り込む
対象先から1つ選んで取り込む
を選ぶ
All
押す
または
メニュー移動
Each
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
一つのパッチを取り込む
IMPORT>Each
を選ぶ
を選ぶ
取り込み元の プ ロ ジ ェ クト 名
PROJECT
1
取り込み元プロジェクトを選ぶ
2
NEXT
3
押す
押す
押す
メニュー移動
プロ ジェクト
変更
メニュー移動
取り込むプロジェクトを選ぶ
2
取り込み元の プロ ジェ クト 名
を選ぶ
NEXT
3
を選ぶ
YES
4
押す
プロ ジェクト
押す
メニュー移動
押す
カーソル移動
押す
変更
取り込むパッチを選ぶ
4
取り込み先パッチを選ぶ
5
を選ぶ
YES
6
取り込み元の パッチ番号
押す
取り込み先の パッチ番号
押す
押す
パッチ変更
パッチ変更
カーソル移動
Page 88
パッチの名称を変更する
87
現在選ばれているパッチの名称を変更することができます。
パッチの名称を変更する
現在選ばれているパッチの名称を 変更することができます
1
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
の下の 押す
:センドリターンエフェクト
(アルゴリズム:REVERB)
の下の 押す
:センドリターンエフェクト
(アルゴリズム:CHORUS/DELAY)
ON/OFF
を選び、Onを選ぶ
2
メニュー移動
設定変更
RENAME
4
名称を変更する
5
押す
押す
を選ぶ
メニュー移動
カーソル移動
文字変更
文字削除
文字挿入
アルゴリズム/パッチを選ぶ
3
メニュー移動
設定変更
Page 89
モニター信号にのみエフェクトをかける
88
インサートエフェクトをインプットに挿入すると、通常はエフェクトのかかった音がトラッ クに録音されますが、モニター音のみにエフェクトをかけ、トラックにはエフェクトなしで 録音することもできます。 例えばボーカルをエフェクトなしで録音するときでも、モニター音のみにマイク用のイン サートエフェクトをかければ、ボーカリストが歌いやすくなります。
1
押す
エフェクトの切り替え
の下の 押す
:インサートエフェクト
アルゴリズム/パッチを選ぶ
2
3
REC SIG
を選び、設定を選ぶ
メニュー移動
設定変更
メニュー移動
インサートエフェクトを通過した入力信号が
Wet
トラックに録音されます。(初期設定)
インサートエフェクトを通過する前の入力 信号がトラックに録音されます。ただし、
Dry
OUTPUT端子からモニターする入力信号に は、インサートエフェクトがかかります。
設定変更
HINT
ここで設定した内容は、プロジェクトごとに保存さ れます。他のパートの録音を始める場合は、必要に 応じて設定を“Wet”に戻してください。
Page 90
89
プロジェクト/オーディオファイルについて
では、作成した楽曲を再現するのに必要な各種データを“プロジェクト”という単位で管理します。
また各トラックのオーディオデータは、WAVファイルとして保存されます。
プロジェクトに保存されるデータ
・各オーディオトラック、マスタートラックの  オーディオデータ ・ミキサーの設定 ・エフェクトの設定 ・マーク情報 ・メトロノームの設定 ・チューナーの設定 ・サンプラーの設定 ・リズムの設定 ・トラックシーケンサーの設定 ・レコーダーの設定
SDカード内のプロジェクト
プロジェクトを作成すると、SD カードの PROJECTフォルダ内に、プロジェクトと同 名のフォルダが作成されます。 プロジェクトの各種データは、そのフォルダ内 に保存されます。またオーディオデータは、そ のフォルダ内のAUDIOフォルダに保存されま す。
Page 91
90
プロテクトをかける・プロジェクトを選択する
プロジェクトのプロテクト
PROJECT>PROTECT
現在読み込まれているプロジェクトに ライトプロテクト (書き換え保護) をか けて、 プロジェクトの保存や消去、内 容の変更ができないようにします。
1 2
押す
PROTECT
を選ぶ
On
を選ぶ
メニュー移動
3
変更
NOTE
・プロテクトが“On”のプロジェクトは、録音や編
集作業ができなかったり、編集した内容がSD カードへ保存されません。録音や編集操作を行う ときはプロテクトを“O󱐯”にしてください。
・プロテクトが“Off”のプロジェクトは、電源を
OFFにしたときや、他のプロジェクトを読み込 んだときに、必ずSDカードに保存されます。楽 曲が完成したら、完成後に行った操作が誤って保 存されないように、プロテクトを“On”にするこ とをお勧めします。
プロジェクトの選択
PROJECT>SELECT
SD カ ード に 保 存 さ れ て い る プ ロ ジ ェク
トを読み込みます。
1 2
押す
SELECT
プロジェクトを選ぶ
を選ぶ
押す
メニュー移動
3
プロ ジェクト
押す
NOTE
録音・再生が行えるのは、現在読み込まれているプ ロジェクトに限られます。同時に複数のプロジェク トを操作することはできません。
HINT
の電源を入れると、前回操作していたプロジェ
クトが自動的に読み込まれます。
選択
HINT
プロテクト中の アイコン表示
Page 92
91
プロジェクト/オーディオファイルの情報を見る
現在読み込まれているプロジェクトとオーディオファイルの名称、作成年月日、容量、録音 時間などの情報を表示します。
プロジェクトの情報
PROJECT>INFO
情報を表示するプロジェクトが選択された状 態で、次のように操作します。
INFO
押す
を選ぶ
1
2
押す
情報を確認する
3
PROJECT‥INFO:プロジェクト情報
NAME
DATE
SIZE
TIME
RATE
プロジ ェクト名 作成年月日 容量 録音時間 サンプ ルレート
メニュー移動
スクロール
オーディオファイルの情報
PROJECT>FILE>INFO
FILE
押す
を選ぶ
1 2
押す
ファイルを選ぶ
3
押す
を選ぶ
INFO
4
押す
メニュー移動
ファイル移 動
メニュー移動
HINT
INFORMATION内ではプロジェクトとファイルの 情報は表示するだけで、変更はできません。
情報を確認する
5
FORMAT
FILE‥INFORMATION:ファイル情報
NAME
DATE
SIZE
TIME
ファイル名 作成年月日・時刻 フォー マット 容量 録音時間
スクロール
Page 93
92
プロジェクト/オーディオファイルをコピーする
保存されているプロジェクトを新規プロジェクトとしてコピーします。 オーディオファイルも同一プロジェクト内のみにファイルの名称を変えてコピーできます。
プロジェクトのコピー
PROJECT>COPY
コピーするプロジェクトが選択された状態で、 次のように操作します。
COPY
押す
を選ぶ
1
2
メニュー移動
オーディオファイルのコピー
PROJECT>FILE>COPY
FILE
押す
を選ぶ
1 2
コピー元のファイルを選ぶ
メニュー移動
押す
3
押す
を選ぶ
NAME
3
プロジェクト名を変更する
4
押す
カーソル移動
メニュー移動
文字削除
文字挿入
4
5
COPY
NAME
を選ぶ
を選ぶ
ファイル変更
押す
メニュー移動
押す
メニュー移動
文字変更
押す
EXECUTE
を選ぶ
5
押す
NOTE
元の名称のままでは、コピーできません。
ファイル名を変更する
6
EXECUTE
7
押す
カーソル移動
文字削除
文字挿入
文字変更
押す
を選ぶ
押す
Page 94
93
プロジェクト/オーディオファイルの名称を変更する
現在読み込まれているプロジェクトとオーディオファイルの名称を変更します。
プロジェクトの名称変更
PROJECT>RENAME
名称変更するプロジェクトが選択された状態 で、次のように操作します。
1
押す
RENAME
を選ぶ
2
押す
文字を変更する
3
押す
カーソル移動
文字変更
メニュー移動
文字削除
文字挿入
オーディオファイルの名称変更
PROJECT>FILE>RENAME
FILE
押す
を選ぶ
1 2
押す
ファイル名を選ぶ
3
押す
RENAME
を選ぶ
4
メニュー移動
ファイル変更
メニュー移動
NOTE
・すでにある名称には変更できません。 ・プロジェクト名は、SD カード内の ZOOM_R8/
PROJECTフォルダ内の各プロジェクトフォル ダの名称と共通です。
HINT
<プロジェクト名>
利用可能な文字:8文字まで 英字:A~Z(大文字)  記号:_(アンダースコア) 数字:0~9
<ファイル名>
利用可能な文字:219文字まで(拡張子含まず) 英字:A~Z a~z 記号:(スペース) ! # $ % & ' (
) +, - ; = @ [ ] ^ _ ` { } ~ 数字:0~9
文字を変更する
5
押す
押す
カーソル移動
文字削除
文字挿入
文字変更
Page 95
94
プロジェクト/オーディオファイルを削除する
選択したプロジェクトやファイルを削除します。
プロジェクトの削除
PROJECT>DELETE
1 2
押す
DELETE
削除するプロジェクトを選ぶ
を選ぶ
メニュー移動
押す
3
プロ ジェクト
変更
押す
を選ぶ
YES
4
カーソル移動
オーディオファイルの削除
PROJECT>FILE>DELETE
FILE
押す
を選ぶ
1 2
押す
ファイル名を選ぶ
3
押す
DELETE
を選ぶ
4
メニュー移動
ファイル変更
メニュー移動
押す
NOTE
・一度削除したプロジェクトやファイルは復活でき
ません。注意してください。
・プロテクトが “On”になっているプロジェクトは、
プロジェクトもファイルも削除できません。
5
YES
押す
を選ぶ
カーソル移動
押す
Page 96
95
オーディオファイルを分割する
1つのオーディオファイルを任意の位置で分割し、2つのファイルにします。録音結果の不要 な部分を削除したり、長時間録音したファイルを分割することが可能です。
※以下 のキー操 作でファイルを 試聴して、ファイ ル
1
押す
 を確認、分割ポイントを設定することができます
を選ぶ
FILE
2
ファイルを選ぶ
3
DIVIDE
4
分割のポイントを指定
5
を選ぶ
押す
押す
押す
メニュー移動
ファイル選 択
メニュー移動
再 生 :[ P L A Y ] キ ー
停 止 :[ S T O P ] キ ー
早 送 り :[ F F ] キ ー
巻 き 戻 し :[ R E W ] キ ー
先 頭 に 戻 る:
[ S T O P ]キ ー +[ R E W ]キ ー
マ ー カ ー 移 動: MARKER [>>| ]キ ー、 MARKER [|<<]キー
6 7
の下の 押す。
を選ぶ
YES
数値増減
変更 ポイント 選択
カーソル移動
押す
HINT
・ファイル分割をすると自動的に新たな名称のファ
イルが同一フォルダ内に作成されます
分割位置より前:末尾にAがつきます。 分割位置より後ろ:末尾にBがつきます。
・分割されるファイルは削除されます。
参照:曲中の好きな位置に
移動する(ロケート機能)
P.3 5
Page 97
96
録音フォーマットを変更する・録音モードを設定する
録音フォーマット(量子化ビット数)の変更
PROJECT>REC>BIT LEN
通常のCD録音に用いられる16bit よ りも高音質な24bitフォーマットでの 録音もできます。
1 2
3
押す
を選ぶ
REC
押す
BIT LEN
量子化ビット数を選ぶ
を選ぶ
メニュー移動
メニュー移動
4
録音モードの設定
PROJECT>REC>REC MODE
録音時に前の録音に上書きするか、 前の録音を残して新規に録音するか を設定できます。 バ ンド 演 奏 やド ラ ム な ど の 録 音 を 、 続 けて何度も行いたいときに便利です。
REC
押す
を選ぶ
1
2
押す
REC MODE
を選ぶ
3
メニュー移動
メニュー移動
16bit/24bit
HINT
・上書きで録音する場合は、元のファイルのビッ
ト長で録音されます。例えば16bitで録音された
ファイルに24bitで上書きすることはできません。 ・設定はプロジェクトごとに保存されます。 ・初期設定は16bitです。 ・44.1kHz/24bit、48kHz/16bit、48kHz/24bit
は、CD 作成時に 44.1kHz/16bitへのダウンコン
バートが必要になります。
録音モードを選ぶ
4
設定変更
REC‥MODE:録音モード
設定
Overwrite 前の録音に上書き(初期設定)
Always New 前の録音は残して常に新規録音
Page 98
97
プロジェクトの連続再生(シーケンスプレイ)
複数のプロジェクトの演奏順をプレイリストに登録し管理します。 連続再生やライブの伴奏、外部レコーダーへの出力などに使います。
プレイリストを再生する
1
押す
SEQ PLAY
2
プレイリストを選ぶ
3
プレ イリスト番 号
を選ぶ
PLAY
4
再生中の画面表示
を選ぶ
登録 プロジェ クト数
登録がない場合“Empty”表示
プレ イリスト番 号
プロ ジェ クト名
再生経過時間
押す
押す
押す
メニュー移動
リスト 選択
メニュー移動
プレイリストを編集する
PROJECT>SEQ PLAY>EDITPROJECT>SEQ PLAY>PLAY
を選ぶ
EDIT
4
押す
プロジェクトを登録・編集・変更する
最初のプロジェクトを選ぶ
5
(または変更するプロジェクト)
リスト の 最終表示
プレイするプロジェクト名を登録
6
同様に以降のプロジェクトを選ぶ
7
メニュー移動
トラック移 動
プロ ジェクト
変更
トラック移 動
HINT
再 生( ト ラ ッ ク )番 号
最終プロジェクトの再生が終了した時点で停止
再生中のボタン操作
現 在 の プ ロジ ェクト の 先 頭 か ら 再 生
再 生 停止 、 現 在 のプ ロ ジ ェクト の 先 頭 に 戻 る
再生番号TR001のプロジェクト の先頭から再生
再生中止し、次のプロジェクトの先頭から再生
再生中止し、手前のプロジェクトの先頭から再生
8
押す:戻る
プロ ジェクト
変更
Page 99
98
1つのプロジェクトを削除する
削除するプロジェクトを選ぶ
5
6
新規にプロジェクトを挿入する
5
6
の下の 押す。
挿入するトラック番号を 選ぶ
の下の 押す。
選択したプロジェクトが挿 入
トラック移 動
トラック移 動
プレイリストを削除する
PROJECT>SEQ PLAY>DELETE
前ページ「プレイリストを再生す る」の Step1~3 の操作でプレイ リストを選び、次のように削除し ます
DELETE
4
YES
5
を選ぶ
メニュー移動
押す
を選ぶ
カーソル移動
押す
NOTE
・マスタートラックが消去されたり、マスタート
ラックに割り当てたファイルを削除したときは、 プレイリストが空になります。
・登録するプロジェクトは、演奏するファイルをマ
スタートラックに割り当ててください。
・登録されたプロジェクトのファイルを変更すると
きはマスタートラックを設定しプレイリストの編 集で変更します。
・プレイリストの登録数は最大10個、1つのプレ
イリストに最大99プロジェクトです。
・プロジェクトのマスタートラックが未設定や、4
秒以下の場合はプレイリストに登録できません。
参照:マスタートラックに
ミックスダウンする
P.4 6
Page 100
99
他のプロジェクトからオーディオファイルを読み込む
SDカードに保存されている他のプロジェクトから現在のプロジェクトへ、オーディオファ イルをコピーし、読み込むことができます。
を選ぶ
1
押す
割り当てるトラックを選ぶ
2
トラック選 択
NEXT
7
読み込みたいファイルを選ぶ
8
を選ぶ
TAKE
3
メニュー移動
メニュー移動
押す
ファイル選 択
押す
OTHER PRJ
を選ぶ
4
PROJECT
を選ぶ
5
読み込みたいファイルがある
6
プロジェクトを選ぶ
押す
メニュー移動
押す
メニュー移動
押す
プロ ジェクト 選択
押す
ファイル名を変更する
9
10
YES
押す
を選ぶ
カーソル移動
文字削除
文字挿入
文字変更
カーソル移動
押す
HINT
現在のプロジェクトと異なるサンプルレートのプロ ジェクトは表示されません。同じサンプルレートの プロジェクトがない場合は“No Project” と表示さ れます。
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