Aprilia RSV 1000 TUONO R, TUONO 1000 R User Manual [ja]

RSV 1000 TUONO R
8104929
© 2005 aprilia s.p.a. - Noale (VE)
第一版 : 2005 10 月 再版 :
VALLEY FORGE DECA
Ravenna , Modena, Torino
DECA s.r.l.
登録事務所および管理部
Via Vincenzo Giardini, 11 48022 Lugo (RA) - ITALY Tel. +39 - 0545-216611 Fax +39 - 0545-216610 www.vftis.com deca@vftis.spx.com
監修 :
aprilia s.p.a.
via G. Galilei, 1 - 30033 Noale (VE) - ITALY Tel. +39 - 041 58 29 111 Fax +39 - 041 44 10 54 www.aprilia.com

安全に関する注意事項

本マニュアルで使用されている以下の メッセージ表示は、注意事項を知らせるた めに使用されています。
安全に関する警告のマークです。 のマークが車体もしくはマニュアル
に記載されている場合には、傷害の危険が ありますので注意してください。 このマー クのあとに記された事項を遵守しない場 合、本人、第三者および車両に危険を招く 恐れがあります。
重大な傷害もしくは死亡の危険性がある ことを示します。
軽度の傷害もしくは車体への損傷の危険 性があることを示します。
重要事項 本マニュアル中の「重要事項」
という用語は、大切なインフォメーション や使用上の注意のはじめに記されていま す。

テクニカルインフォメーション

このマークの付いた作業は、車体の
反対側からも行う必要があります。 特に指示がない限り、パーツの取り付けは 作業は取り外し作業の逆の手順で行なっ てください。
「右」及び「左」という用語は車体にライ
ダーが乗った位置から見た方向を示しま す。
書類/ツールキットトランクが ( パッセン ジャーシートの代わりに ) 取り付けられて いる場合は、パッセンジャーや荷物などの 輸送は禁止されています。
競技走行用の調整は競技会やスポーツ大 会のためにのみ可能であり、道路から離れ た場所で、管轄当局の許可のもとでのみ実 施できます。
競技走行用の調整を行ったままで道路お よび高速道路で走行することは、固く禁止 されています。

警告 - 注意 - 一般的注意事項

エンジンを起動させる前に本マニュアル をよく読み、特に「安全運転」の章をよく 読んでください。
ライダーおよび第三者の安全は、ライダー の反応の素早さや機敏さだけでなく、車両 についての理解、整備状態、また安全運転 のための基本的知識などにより確保され ます。
路上を安全、かつ適確に走行するために、 車両に慣れるようにしてください。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
2
重要事項 このマニュアルは車体構成の
一部分とみなされ、売却の際にも必要で す。
aprilia は情報の正確さ、最新情報に関して 最大の注意を払い、このマニュアルを作成 しました。 しかし、デザインやモデル改良 が常に行われているため、購入された車両 と多少の違いが有る場合があります。
本マニュアルに記載されている情報に関 する詳細や疑問は、最寄の aprilia 社オ フィシャルディーラーにお問い合わせく ださい。
このマニュアルでは詳しく記述していな い点検や修理、 aprilia オリジナルパーツ、 アクセサリー、その他の製品の購入に関し てはもちろん、技術的アドバイスについて も aprilia オフィシャルディーラーにご相 談ください。
aprilia 社の製品をお選びいただき、まこと にありがとうございます。 本車両でお客様が快適なライディングが できるよう常に心がけております。
このマニュアルの電子記憶、複製、全面的、 部分的な改ざん、またその手段は、国籍を 問わず、当社が全権利を保有しています。
重要事項 使用する国によっては公害汚
染防止、騒音規制のために定期検査を行う 必要があります。
定期検査が行われる国で車両をお使いの 方は:
-その国の規制に適応した部品と交換する
ために、aprilia 社オフィシャルディー ラーまでお問い合わせください。
-定められた定期検査を行ってください。
重要事項 車両購入後、「スペアパーツ識
別ラベル」に記載された車体識別データを 下表に記入してください。 ラベルはフレー ムの左側に貼られています。ラベルはライ ダーシートを取り外して読みとります。77 ぺージ ( ライダーシートの取り外し ) 参照。
識別データは次のとおりです:
-YEAR = 製造年 (Y, 1, 2, ...)
-I.M. = 修正コード (A, B, C, ...)
-COUNTRY CODES = 認定を受けている
(I, UK, A, ...)
スペアパーツやアクセサリーをご購入の 際は、上記データを aprilia 社オフィシャ ルディーラーにお知らせください。
説明文中に出てくるシンボルは以下の意
味を示します:
オプション 触媒システム搭載バージョン
バージョン:
I
イタリア シンガポール
UK
イギリス スロベニア
A
オーストリ
SGP
SLO
IL
イスラエル
P ROK
ポルトガル 韓国
SF
フィンラン
MAL
マレーシア
B
ベルギー チリ
D
ドイツ クロアチア
F
フランス オーストラリア
E
スペイン
GR
ギリシャ ブラジル
NL
オランダ
RCH
HR
AUS
USA
アメリカ
BR
RSA
南アフリカ共和 国
CH
スイス ニュージーラン
NZ
DK
デンマーク カナダ
J
日本
CDN
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 3
目次
安全に関する注意事項................................................ 2
テクニカルインフォメーション ................................. 2
警告 - 注意 - 一般的注意事項 ...................................... 2
基本安全ルール..................................................... 6
服装....................................................................... 8
アクセサリー ........................................................ 8
荷物....................................................................... 9
主要部品の配置......................................................... 10
操作装置とメーター類の配置................................... 12
インストルメントパネル .......................................... 13
計器およびインジケーター類 ( 表 ) .................... 14
マルチ機能コンピューター................................. 16
定期点検時期インジケーター ............................. 22
警告表示.............................................................. 22
主要操作装置 ............................................................ 22
主要操作装置 ............................................................ 23
右側ハンドルグリップ........................................ 23
左側ハンドルグリップ........................................ 23
イグニッションスイッチ .................................... 24
ステアリングロック............................................ 25
パッセンジャーシート / シートカバーの
ロックおよび解除 ............................................... 26
書類/ツールキット入れトランク...................... 27
荷物固定用フック ............................................... 27
スペシャルツール .............................................. 28
主要構成要素 ............................................................ 29
燃料..................................................................... 29
ブレーキ液 - 注意事項 ........................................ 30
ディスクブレーキ ............................................... 31
フロントブレーキ ............................................... 32
リアブレーキ ...................................................... 34
クラッチオイル - 注意事項 ................................. 35
クラッチ.............................................................. 36
冷却液 ................................................................. 37
タイヤ ................................................................. 40
エンジンオイル................................................... 41
フロントブレーキレバーおよび
クラッチレバーの調整........................................ 42
リアブレーキレバーの遊びの調整...................... 42
リアブレーキレバーおよび
ギアチェンジレバーの調整................................. 43
マフラー / エキゾーストサイレンサー................ 43
車両使用上の注意..................................................... 44
車両への乗り降り ............................................... 44
走行前の点検 ...................................................... 46
走行前の点検 ...................................................... 47
エンジンの始動.................................................. 48
発進と走行 ......................................................... 50
慣らし運転 ......................................................... 54
停車 .................................................................... 54
パーキング ......................................................... 55
スタンドの立て方 .............................................. 56
盗難防止のために .............................................. 57
メンテナンス ........................................................... 58
定期管理表 ......................................................... 59
車体識別番号...................................................... 61
クリック固定リングと管締め用ネジによる
ジョイント ......................................................... 61
エンジンオイル量の点検と補充......................... 62
エンジンオイルおよび
エンジンオイルフィルターの交換..................... 63
エアフィルター.................................................. 66
作業用リアスタンドペグの取り付け ................. 67
作業用リアスタンドの使用方法 ........................ 67
作業用フロントスタンドの使用方法 ................. 68
フロントホイール .............................................. 68
フロントブレーキキャリパー ............................ 71
リアホイール...................................................... 72
トランスミッションドライブチェーン.............. 75
ライダーシートの取り外し................................ 77
燃料タンクの持ち上げ ....................................... 77
サイドフェアリングの取り外し......................... 78
サイドパネルの取り外し.................................... 82
リアビューミラーの取り外し ............................ 83
サイドスタンドの取り外し................................ 83
サスペンションの点検 ....................................... 85
フロントサスペンション.................................... 86
ステアリングダンパー ....................................... 88
リアサスペンション........................................... 88
ブレーキパッドの摩耗の点検 ............................ 90
スロットルグリップの調整................................ 91
スパークプラグ.................................................. 92
サイドスタンドの点検 ....................................... 94
バッテリー ......................................................... 95
ターミナルおよび電極の点検と清掃.................. 95
バッテリーの取り外し ....................................... 96
バッテリー液量の点検 ....................................... 97
バッテリーの充電 .............................................. 97
バッテリーの取り付け ....................................... 98
バッテリーを長期間使用しない時 .................... 99
スイッチ類の点検 .............................................. 99
ヒューズの交換................................................ 100
ヘッドランプの垂直光軸調整 .......................... 101
ヘッドランプのシールド.................................. 102
電球 .................................................................. 103
インストルメントパネル LED ランプの交換 ... 103
ヘッドランプ電球の交換.................................. 104
ターンインジケーターランプ電球の交換 ........ 105
ナンバープレートランプ電球の交換................ 106
輸送の際の注意事項............................................... 107
清掃 ........................................................................ 107
長期間の未使用 ................................................ 109
テクニカルデータ .................................................. 110
指定油脂類表.................................................... 114
配線図 RSV 1000 TUONO R............................ 116
配線図目次 - RSV 1000 TUONO R.................. 117
オフィシャルディーラーおよび
サービスセンター ............................................ 120
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
4

基本安全ルール

乗物を運転するためには、法律によって定 められた必要条件全てを所持することが 必要です ( 運転免許証、年齢、精神的、身 体的能力、保険証、車両登録証、納税証明、 ナンバープレートその他 )。
まずは交通量の少ないところ、または私有 地を利用し、車両になれるようにしましょ う。
医薬品、アルコール、麻薬、精神安定剤な どの服用は交通事故を起こす原因となり ます。
自分が精神的、体力的に運転できる状態 か、睡眠を十分に取ったかなどを自分で確 認するようにしましょう。
路上事故の多くは運転手の経験不足が原 因です。
車両を絶対初心者に貸さないでください。 貸す場合は運転するための必要書類を全 て所持している事を確かめてください。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
6
国や自治体が定めた道路交通法、交通標識 を守り運転してください。
急激なハンドル操作や、ライダー自身、お よび第三者に危険となるようなハンドル 操作 ( 例:後輪で立つ、制限速度を守らな い等 ) は避けてください。 また、道路のコ ンディションや視界状況を常に点検し、考 慮しながら運転してください。
障害物を避けて走行してください。車両損 傷の原因となったり、コントロールを失っ たりする原因となります。
空気抵抗を減らす目的で先行車のすぐ後 ろを走行するようなことはやめてくださ い。
運転する時は常にハンドルから手を離さ ず、両足をステップに乗せ、正しい姿勢で 運転してください。
運転中は絶対にシートから腰を上げたり、 足を伸ばしたりしないでください。
ONLY ORIGINALS
運転中に周囲の人や事物に気を取られた り、他の行為 ( 喫煙、飲食、読書など ) を することはやめてください。
指定油脂類表で定められた燃料、潤滑油の みを使用し、 定期的に燃料、オイル、冷却液のレベル チェックを行ってください。
事故に巻き込まれたり、衝突、車両転倒し た場合は、コントロールレバー、パイプ、 ワイヤー、ブレーキシステムやねじなどの パーツが損害を受けていないか確認して ください。
必要な場合は、aprilia 社オフィシャル ディーラーに点検を依頼してください。個 人では十分に点検できないフレーム、ハン ドル、サスペンション、保全部品には特に 注意を払ってください。
テクニカルサービスにおける調整、修理作 業を万全に行なうために、どのような不具 合も漏らさずお知らせください。
車両に損傷があり、安全走行が保証できな い場合は絶対に車両を運転しないでくだ さい。
ナンバープレート、ターンインジケー ター、ランプ系、警告ホーンなどの位置、 角度または色を変えたりしないでくださ い。
車体の改ざんは保証契約を無効にします。
車体の改造、オリジナルパーツの取り外し は違法な上、車体の安全性を減少させま す。
車両装備は国や自治体が定めた法律、規則 に従うことを推奨します。
車両本来の仕様を変更したり、性能を向上 させる目的での改造は絶対にしないでく ださい。
他の車両との競争は決してしないでくだ さい。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 7
服装
出発前には必ずヘルメットをしっかりと 着用してください。 なお、ヘルメットは保 安基準認定品で、損傷などがなく、形やサ イズが適したものであり、視界がよい事を 確認してください。
服装は身体を保護する服を着用してくだ さい。 転倒した場合でも他のドライバーか ら見えやすいように、なるべく明るい色、 または反射素材の物がよく、体を十分に保 護するものを選んでください。
服装は身体にぴったりするもので、手首、 足首の部分が締まる形のものをお薦めし ます。紐、ベルト、ネクタイなどが緩んで 走行中に可動部分に巻き込まれ、運転に支 障を及ぼすことのないよう注意してくだ さい。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
8
転倒した時に危険となるようなものをポ ケットにいれないでください。 例:鍵、ペン、ガラス瓶など、角の尖った もの ( 同乗者についても同様です )。

アクセサリー

車両所有者は付属品やアクセサリーの使用 と設置、選択などのすべてに責任を持って ください。
付属品取り付けの際には、ホーンやランプ などを覆ったり、機能を損なわせたり、サ スペンション・ストローク、操縦角度、車高 などの制限を守らなかったり、コントロー ルを失ったり、コーナリング時の接地が低 くなりすぎたりしないよう注意してくださ い。
運転操作の邪魔になるようなアクセサリー の使用は避けてください。緊急操作の際の 反応時間を遅らせ、事故の原因になります。
大きすぎるフェアリング、ウインドシール ドなどの設置は高速走行時に空気抵抗が増 し、車体の安定性が減少します。
危険を避けるため、付属品がしっかり設置 されていることを常に確かめてください。
電流容量を超えるような電装パーツの追 加、電気系統の改造はしないでください。
電気的負荷が過重になり、車両が突然停止 したり、ランプ類や警告ホーンの動作に必 要な電流が不足する危険な事態を招きま す。
aprilia はオリジナルアクセサリーの使用 を推奨します。(aprilia オリジナルアクセ サリー )
荷物
荷物は大きさと重量に注意して適切に搭 載してください。 積荷は車両の重心に近 く、また左右の重量配分が等しくなるよう にします。
そして積荷が車体にしっかりと固定され ていることを確認します。長距離ツーリン グの際は特に注意してください。
大きいもの、重いもの、危険なものをハン ドル、マッドガード、フロントフォークな どに吊り下げないでください。カーブでの 反応が鈍くなる他、操縦性が損なわれま す。
車体の両脇に重い荷物やヘルメットを掛 けないで下さい。歩行者や障害物にあたっ て、車体のバランスを失う危険がありま す。
車体にしっかりと固定できない積荷は運 ばないでください。
後部の荷物ラックから大きくはみ出たり、 またランプ類、ホーンなどを覆うような積 荷は運ばないでください。
荷物ラックや小物入れに子供や動物を載 せて運ばないでください。
各荷物ラックの許容重量を超えないよう にしてください。
過荷重になった車両は安定を失い、操縦性 も悪くなります。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 9

主要部品の配置

5 6 7 8 9 10 11
4
3
2
12
13
各部名称
1) フェアリングタグ
2) サイドフェアリング
3) 調整可ステアリングダン
パー
4) 左ヘッドランプ
5) クラッチオイルタンク
6) 左リアビューミラー
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
10
1
21 20
19
7) エンジンオイルタンク
キャップ
8) 左サイドガード
9) ライダーシート
10) バッテリー
11) メインヒューズボックス (30A)
17 18 16 15 14
12) パッセンジャーシート ロック-書類/ツールキット トランク
13) 左側パッセンジャーフッ トレスト ( 開/閉、2 ポジ ション )
14) ドライブチェーン
15) リアスイングアーム
16) 左側ライダーフットレスト
17) サイドスタンド
18) ギアチェンジレバー
19) エンジンオイルフィル
ター
20) エンジンオイルタンク
21) エンジンオイルレベル
3
2
各部名称
1) リアショックアブソーバー
2) 右側パッセンジャーフット レスト(開/閉、2ポジション)
3) テールランプ
4) 書類/ツールキットトラン
5) パッセンジャーシート / シー トカバー
10 11 9 12 134 5 6 7 8
22
1 21
6) コントロールユニット
7) セカンダリーヒューズボッ クス (15A)
8) 右サイドガード
9) 燃料タンク
10) 冷却液エキスパンションタ
ンクキャップ
11) 燃料タンクキャップ
14
20 19 181617
12) エアフィルター
13) 右リアビューミラー
14) フロントブレーキオイルタ
ンク
15) 右ヘッドランプ
16) 右サイドフェアリング
17) 警告ホーン
18) エキスパンションタンク
15
19) リアブレーキオイルタンク
20) リアブレーキポンプ
21) リアブレーキレバー
22) 右側ライダーフットレスト
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 11

操作装置とメーター類の配置

1
2
6
10
8
9
7
各部名称
1) クラッチコントロールレバー
2) イグニッションスイッチ / ステアリングロック (--)
3) インストルメントパネル
4) フロントブレーキレバー
5) スロットルグリップ
6) 警告用ハイビームランプ点滅スイッチ ()
3
4
5
12 11
7) ディマースイッチ ( - )
8) ターンインジケータランプスイッチ ()
9) 警告ホーンスイッチ ()
10) TRIP 1 / TRIP 2 / MODE ボタン
11) エンジンストップスイッチ (
- )
12) スターターボタン ()
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
12

インストルメントパネル

各部名称
1) タコメーター
2) ニュートラルポジション警告灯 () 緑色
3) サイドスタンド警告灯 () オレンジ色
4) 警告ランプ () 赤色
5) マルチ機能デジタルディスプレイ ( 冷却液温度、時刻、バッテ リー電圧、クロノメーター、診断機能、エンジンオイル圧 ()
6) ハイビーム警告灯 () 青色
1 2 3 4
56789
7) 燃料レベル警告灯 () オレンジ色
8) ターンインジケーター表示警告灯 () 緑色
9) レッドライン警告ランプ
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 13

計器およびインジケーター類 ( 表 )

イグニッションスイッチをに ""するたびに、エンジンは作動せず、すべての警告灯は LED 機能の点検のため約 2 秒間点灯します点 灯しないランプがひとつでもある場合は、aprilia 社オフィシャルディーラーにご連絡下さい。
項目 機能
タコメーター ( 回転 / rpm)
1 分間のエンジン回転数を表示します。
エンジン最大回転数を超えてはいけません。54 ぺージ ( 慣らし運転 ) 参照。
ギアチェンジ警告ランプ
ターンインジケーター表示灯 ターンインジケーターが点いている時に点滅します。 ハイビーム表示警告灯 ヘッドランプがハイビームの時やパッシングランプ点灯の時に点灯します。 サイドスタンド使用警告灯 サイドスタンドを下げている時に点灯します。
燃料レベル警告灯
ニュートラルギア表示灯 ギアがニュートラルポジションにある時に点灯します。
エラー警告灯
設定したリミットを ( 最大回転数 ) 越えた場合に点滅します、 19 ぺージ (GEAR SHIFT INDICATOR ( ギアチェンジ警告機能 )) 参照。
燃料タンク内のガソリン残量が約 4.5 ± 1 リットルになった時に点灯します。 この場合にはすぐに燃料補給をしてください。29 ぺージ ( 燃料 ) 参照。
イグニッションスイッチをに ""するたびに、エンジンは作動せず、警告灯は LED 機能の点検の ために点灯します。
ランプが点灯しない場合は、aprilia 社オフィシャルディーラーにご連絡下さい。 エンジンが作動しない場合は、イモビライザーシステムが作動している事を示します。
警告灯 がエンジン作動後も点灯したままの場合、または走行中に点灯し
ンボルが点灯した場合は、エンジンオイル圧が不足している事を示します。これらの場合は、直ちに エンジンを停止し、aprilia 社オフィシャルディーラーに連絡して下さい。
た場合は、インジェクションシステムに異常を検出した事を示し、""
取り扱い+維持管理ブック
14
RSV 1000 TUONO R
項目 機能
マルチ機能デジ タルディスプレ イ
スピードメーター (km/ - MPH)
オドメーター ( KM - マイル )
冷却液温度 (ºC/ºF)
時計
バッテリー電圧 
V BATT
クロノメーター
Diagnosis /診断機能
設定に応じて、瞬間速度、平均速度、または最高速度 ( km またはマイル ) を表示 します、16 ぺージ ( マルチ機能コンピューター ) 参照。
部分的および総走行距離を表示します。
エンジンの冷却液温度を表示、16 ぺージ ( マルチ機能コンピューター ) 参照。 冷却液温度が危険値まで上昇した場合には、エンジンを停止し、イグニッション キーを ""にし、冷却ファンが停止するのを待ちます。
く停止し、液体温度がさらに上昇する原因となります この時点で、イグニッションキーを“ ”にし、冷却液レベルを点検します、 37
ぺージ ( 冷却液 ) 参照。 aprilia 社オフィシャルディーラーにお問い合わせください。
設定に応じ、時刻 ( 時間、分 ) を表示します、16 ぺージ ( マルチ機能コンピュー ター ) 参照。
バッテリー電圧をボルトで表示します、16 ぺージ ( マルチ機能コンピューター ) 参照。
設定に応じ、様々な測定時間を表示します、16 ぺージ ( マルチ機能コンピュー ター ) 参照。
車両、人身の保全に影響を及ぼす重要な警告がある場合は、その警告事項を示すアイコンが表示され ます ( 例:油圧 、メンテナンス時期 )。
とを示しています。 多くの場合、エンジンは限られた性能で作動し続けます。直ちに、aprilia 社オ フィシャルディーラーにご連絡下さい。
イグニッションスイッチを “” の位置に回したままに しないで下さい。冷却ファンが、冷却液温度とは関係な
これらを表示す るには、 16 ぺー ジ( マルチ機能コ ンピューター) を 参照して下さい。
冷却液温度が許容値 (115 ºC - 239 ºF) を超えると、エン ジンに重大な損傷を与える可能性があります。
エンジン作動中に「SERVICE」の文字が表示された場合は、コントロー
ルユニット、またはインストルメントパネルが何らかの異常を検出したこ
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 15
1
A
B
Km/h
C
ODO Km
2
3
D
˚C

マルチ機能コンピューター

コマンド
1) 3 つのポジションがあります: TRIP1 / TRIP2 / MODE
2) SET ボタン:短く押すと、メニュー内
の機能選択肢をスクロールし、長く押 すと選択事項を決定します。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
16
イグニッションキーを ""にすると、イ ンストルメントパネル上に 2 秒間点灯しま す。
- 全警告灯
- バックライト
- ディスプレイ上に Tuono 1000 のロゴが
表示されます。
タコメーター (3) の指針がギアチェンジ設 定値 (rpm) まで動き、元に戻ります。
初期点検の後、すべてのメーター類はそれ ぞれ現在の読み取り値を瞬間的に表示し ます。
イグニッションキーが ""の位置の時に 表示される標準設定:
-時計またはクロノメーター (*) (A ゾーン )
-瞬間速度 (B ゾーン )
-オドメーター (C ゾーン )
-冷却液温度 (D ゾーン ) (*) メニューメニューで設定した数値が表
示されます、 18 ぺージ (Menu ( メニュー )) 参照。
BATTERY VOLTAGE
CURRENT SPEED
Km/h
TRIP METER
TRIP TIME
TRIP
TIME
Km ˚C
LAP
T
˚C
S
TRIP 1 および 2
TRIP 1 および 2 機能では、トリップメー ター 1 および 2 の記録が表示されます。
トリップメーターは各数値の横に表示さ れます。
TRIP 1 または TRIP 2 を選択するには、セ レクター (1) を表示したい TRIP に合わせ ます。
ディスプレイ下部 (C) には以下の数値が表 示されます。
-TRIP METER 1/2 ( 部分的オドメーター 1/2)
-TRIP TIME 1/2 ( 走行時間 1/2)
-MAXIMUM SPEED 1/2 ( 最高速度 1/2)
-AVERAGE SPEED 1/2 ( 平均速度 1/2)
MAXIMUM SPEED
AVERAGE SPEED
MAX
AVG
Km ˚C
Km ˚C
SET(2) ボタンを短く押すと数値表示が切
り替わります。ボタンを長く押すと、選択 した TRIP の数値がリセットされます。
Km/h
TRIP Km
˚C
MODE
MODE 機能で、システム機能の設定を行い ます。
MODE を選択するにはセレクター (1) MODE に合わせます。
エンジンが停止している状態で、SET(2) ボ タンを短く押すたびに、以下の数値が順番 に繰り返し表示されます。
-CURRENT SPEED ( 瞬間速度 )
-BATTERY VOLTAGE ( バッテリー電圧 ) SET(2) ボタンを長く押すと MENU が表示
されます。
-MENU ( メニュー ) 走行可能距離機能が設定されている場合
は、オドメーター ( 総合 ) の代わりに表示 されます。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 17
MENU
EXIT
SETTINGS
LAP TIMER DIAGNOSTICS LANGUAGE
Menu ( メニュー )
MENU 画面の機能の選択を行うには、エン ジンが停止している状態で、セレクターが MODE でなければなりません。メニューの 機能を選択決定するには SET(2) ボタンを 長く押します。
メニューにある項目は以下の通りです:
-EXIT ( 終了 )
-SETTINGS ( 設定 )
-LAP TIMER ( クロノメーター )
-DIAGNOSTICS ( 診断 )
-LANGUAGE ( 言語 )
SETTINGS /設定
SET(2) ボタンを長く押して設定の選択し た事項を決定すると、以下順に表示が現れ ます。
-EXIT ( 終了 )
-TIME SETTINGS ( 時刻調整 )
-GEAR SHIFT INDICATOR ( ギアチェンジ警告機能 )
-BACK LIGHTING ( バックライト )
-CHANGE THE CODE ( コード変更 )
-CODE RECOVERY ( コードのリセット )
-ºC / ºF
TIME SETTINGS /時刻調整 時計の設定を行います。 時刻設定機能内で
は、SET(2) を押すたびに、時間が 12 まで 増し、12 の後は 1 に戻ります。
11:59 から 12:00 に移る時点で、 AM と PM の表示が変わります。
SET(2) ボタンを長く押すと時間が決定し、 分表示の設定に移ります。時刻設定機能内 では、SET(2) を押すたびに、分数が 59 ま で増し、59 の後は 0 に戻ります。 SET (2) を長く押す事により、分数が決定し、セッ ティングメニュー表示に戻ります。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
18
4
初めてバッテリーを接続した場合は、慣ら し運転の値が設定されます。次回からは最 終設定値が設定されます。
慣らし運転回転数:6000 最小回転数: 5000 最大回転数:12000 許容設定値を超えると、インストルメント
パネルの警告灯 (4) が点滅し、許容設定値 以下に戻るまで点滅を続けます。
GEAR SHIFT INDICATOR ( ギアチェンジ警告機能 )
ギアチェンジをするリミットを設定しま す。 「GEAR SHIFT INDICATOR」を選択 すると、タコメーターはリミットを表示し ます。
SET (2) ボタンを短く押すたびに、100 RPM の単位で数値が増していきます。
高回転数まで達すると、その次にボタンを 押した時点で、数値が減っていきます。
SET (2) を長く押す事により、数値が決定 し、セッティングメニュー表示に戻りま す。
BACK LIGHTING ( バックライト ) バックライトの照度は 3 段階で調整ができ
ます。 「BACK LIGHTING」機能を選択す ると、SET(2) ボタンを短く押すたびに、以 下のアイコンが順番に表示されます。
-LOW( 弱 )
-MEAN( 中 )
-HIGH( 強 ) SET (2) を長く押す事により、設定が決定
し、セッティングメニュー表示に戻りま す。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 19
CHANGE THE CODE /コード変更 この機能は古いコード表示し、変更したい
時に使用します。 この機能を選択すると、下記のメッセージ
が表示されます。
"INSERT THE OLD CODE" ( 古いコードを入力してください )
古いコードを承認した後、新しいコードの 入力に移ります。ディスプレイには下記の メッセージが表示されます。
"INSERT THE NEW CODE" ( 新しいコードを入力してください )
作業が終了すると、診断メニューの画面に 戻ります。 コードを使用して選択した場 合、この作業は不可能です。
作業が終了すると、インストルメントパネ ルはセッティングメニューに戻ります。
CODE RECOVERY ( コードのリセット ) この機能は古いコードを表示せずに変更
したい時に使用します。この場合、最低 2 本のキーをイグニッションブロックに挿 入しなければなりません。 1 本目はすでに 挿入されていますので、下記のメッセージ と共に 2 本目の挿入が要求されます。
"INSERT THE 2nd KEY" ( キーを挿入してください ) 2 本目のキーを 20 秒以内に挿入するとイ
ンストルメントパネルは消えません。 2 本 目のキー承認後、下記のメッセージと共に 新しいコードの入力が要求されます。
"INSERT THE NEW CODE" ( 新しいコードを入力してください )
作業が終了すると、診断メニューの画面に 戻ります。 コードを使用して選択した場 合、この作業は不可能です。
作業が終了すると、インストルメントパネ ルはセッティングメニューに戻ります。
ºC / ºF
この機能では、外気温の単位を選択しま す。この機能を選択し、SET (2) ボタンを 短く押すごとに、この 2 種類の単位が繰り 返し表示されます。
ºC ºF
SET (2) を長く押す事により、設定が終了
し、セッティングメニュー表示に戻りま す。
LAP
Km/h
ODO Km
˚C
Lap timer ( クロノメーター )
SET(2) ボタンを長く押してクロノメー ター設定を選択すると、以下順に表示が現 れます。
-EXIT ( 終了 )
-ENABLE LAP TIMER ( クロノメーターの開始 )
-VIEW TIMES ( タイム表示 )
-DELETE TIMES ( タイム削除 )
ENABLE LAP TIMER ( クロノメーターの開始 )
この機能でクロノメーターを開始します。 数値はディスプレイ上部の時計に換わっ て表示されます。
このディスプレイ表示は、1 回のキー ON/OFF 後まで表示されます。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
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VIEW TIMES
VIEW TIMES ( タイム表示 ) ここでは、測定タイムが表示されます。
SET (2) ボタンを短く押す事により、記録 された測定タイムを見る事ができ、長く押 すとクロノメーターメニューに戻ります。 バッテリーを切り離すと、保存されたタイ ムのメモリーは消失します。
DELETE TIMES ( タイム削除 ) ここでは、測定タイムを削除します。 削除
してもよいかの確認が求められます。 作業 が終了すると、クロノメーターメニューの 画面に戻ります。
クロノメーター機能 クロノメーターを使用するには、「クロノ
メーターの開始」を SET (2) ボタンを長く 押して選択します。ディスプレイ上部 (A) にすうちが表示されます。 SET (2) ボタン を短く押すとクロノメーターがタイムを 測り始めます。
開始の 10 秒前に SET (2) ボタンをもう一 度押すと、測定は取り消され、新たに測定 が開始します。 開始の 10秒後に SET (2) ボ タンをもう一度押すと、測定は中断し、数 値が記録され、新たに測定が開始します。 クロノメーターでの測定は SET (2) を長く 押す事により、ストップします。
40 回まで記録する事ができますが、40 を 超えると「FULL」を表示します。 記録され た数値を見るには、車両を停止し、54 ぺー ジ ( 停車 ) 参照、クロノメーターメニュー のタイム表示を選択します。
Diagnostics /診断機能 この機能では、車両に搭載されたシステム
と連係し、その診断を実施します。 この機 能を ON にするには、aprilia サービスセ ンターのみが保有しているアクセスコー ドが必要です。
Language /言語 ディスプレイに表示する言語を選択する
事ができます。 選択可能な言語は:
-ITALIANO ( イタリア語 )
-ENGLISH ( 英語 )
-FRANCAIS ( フランス語 )
-DEUTSCH ( ドイツ語 )
-ESPANOL ( スペイン語 )
作業が終了すると、言語メニュー画面に戻 ります。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 21
LAP
ENGINE OVERTEMPERATURE (Flasing logo)
˚C
RH TURN INDICATOR
Km/h
ODO Km
˚C

定期点検時期インジケーター

点検時期を過ぎると、スパナのアイコンが 表示されます。
初めてのキーON後: 最初の1000 km走行後 その後 : 10000 km 走行ごと プログラムされたメンテナンスを aprilia
社オフィシャルディーラーおよび整備セ ンターに依頼して行った後、この表示は消 去します。
ENGINE OIL PRESSURE
ERRORS FROM ECUS AND INSTRUMENT PANEL

警告表示

車両、人身の保全に影響を及ぼす重大な異 常が検出された場合、ディスプレイの下部 (D) に、原因を示すアイコンが表示されま す。
警告事項は優先順位によって 2 つのグルー プに分類されます:
高危険度:エンジンのオーバーヒート、コ ントロールユニットの異常、インストルメ ントパネルの異常。
LH TURN INDICATOR
ECU DISCONNECT
低危険度:ターンインジケーター、コント ロールユニットの接続不良。
同じ優先順位グループ内で 2 つ以上の警告 事項が同時に発生した場合は、該当アイコ ンが交互に表示されます。
優先順位の高い警告事項がある場合は、低 い警告は表示されません。
警告表示灯、「SERVICE」アイコンがわず かの間点灯しても、故障ではありません。

主要操作装置

取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
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主要操作装置

右側ハンドルグリップ

重要事項 インジケーター、ランプ等の
電装パーツはイグニッションキーが "" の位置にないと機能しません。
1) エンジンストップスイッチ (
)
-
1
6 5
走行中には絶対にこのエンジンストップ スイッチ “
- ”を操作しない
で下さい。
このスイッチは安全のため、または緊 急時に使用します。
スイッチが“ ”の場合のみ、エ ンジンを作動することができ、“
”の位置で押すとエンジンが停止し
ます。
2
エンジンが停止していてもイグニッショ ンスイッチが “ ” の位置にあると バッテリーが放電します。
エンジン停止後はイグニッションスイッ チを“
”の位置に戻してください。
2) スターターボタン ()
ボタン“”を押すと、スターターモー ターが作動し、エンジンが始動します。 スタート方法は 48 ぺージ ( エンジンの 始動 ) 参照。
3 4

左側ハンドルグリップ

重要事項 インジケーター、ランプ等の
電装パーツはイグニッションキーが "" の位置にないと機能しません。
3) 警告ホーンスイッチ ()
このボタンを押すと警告ホーンが鳴り ます。
4) ターンインジケータランプスイッチ ()
ターンインジケーターを左に出すには スイッチを左にずらし、右に出すには スイッチを右にずらします。
ターンインジケーターを停止するには このスイッチを押します。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R 23
6 5
1
7
3 4
5) ディマースイッチ ( - )
“” の位置にある時は常にパーキ
ングランプ、インストルメントパネル ランプ、ロービームが点灯しています。
”の位置にある時はハイビーム
が点灯します。 エンジンを始動させる前に、ディマー スイッチが“ ”の位置にあること を確認します。
6) マルチ機能ディスプレイ配置設定
ディスプレイ表示設定を選択します、16 ぺージ ( マルチ機能コンピューター ) 参 照。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
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8
7) 警告用ハイビームランプ点滅スイッチ ()
危険や緊急事態を伝えるためにハイ ビームを点滅させます。
重要事項 ボタンを放すとパッシング
( 点滅 ) は停止します。
8) マルチ機能ディスプレイセット (SET) ボタン
重要事項 機能の設定は 16 ぺージ ( マル
チ機能コンピューター ) を参照して下さい。

イグニッションスイッチ

イグニッションスイッチ (1) は両ハンドル バーの中央部に位置しています。
重要事項 イグニッションキーはイグ
ニッションスイッチ/ステアリングロッ クの他に、燃料タンクキャップ、書類/ ツールキット入れのキーも兼ねています。
納車時には計 2 本のキー (1 本はスペア キー ) がついています。
重要事項 スペアキーは車両と別の場所
に保管してください。
重要事項 イグニッションスイッチを
の位置にするとランプ類が自動的に点
灯します。 ランプ類を消灯するには、イグニッション スイッチを ""の位置に戻します。
位置 機能 キーの抜き取り
ステアリン
グロック
ステアリングがロックされています。 エンジン作動および、ランプをつける
ことは出来ません。
エンジンの作動および、ランプをつけ ることは出来ません。
キーを抜取る事が可能です。 キーを抜き取ると、イモビライザーシ ステムが作動します。( システム搭載
車両の場合 )
キーを抜取る事が可能です。 キーを抜き取ると、イモビライザーシ ステムが作動します。( システム搭載
車両の場合 )
エンジンの作動および、ランプをつけ
キーを抜き取る事ができません。
ることが可能です。

ステアリングロック

走行中は絶対にキーを “” の位置に回さ ないでください。車体のコントロールを失 う危険があります。
機能 ステアリングロックは次の手順で行なっ
てください :
ハンドルを左側いっぱいに切ります。
キーを“ ”の位置にします。
キーを押しながら“ の位置に回しま
す。
キーを引き抜きます。
ステアリングがロックされています。 エンジンを始動させることは出来ませ ん。 フロントとリアのパーキングランプが 点灯します。
キーを抜き取る事が可能です。 キーを抜き取ると、イモビライザーシ ステムが作動します。( システム搭載
車両の場合 )
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2
2
1

パッセンジャーシート / シートカバーの ロックおよび解除

スタンドに車両を配置します。56 ぺージ
( スタンドの立て方 ) 参照。
シートロックの鍵穴にキー (1) を挿し込
みます。
キー (1) を反時計回りに回し、パッセン
ジャーシート / シートカバー (2) を前方 から持ち上げて引き抜きます。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
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車両後部の内側に便利な書類 / ツールキッ トトランクがあります。 トランクはパッセ ンジャーシート / シートカバー (2) を取り 外してあける事ができます。
重要事項 パッセンジャーシート / シー
トカバー (2) を下げてロックする前に、書 類/ツールトランクの中にキーを置き忘 れていないか確認してください。
パッセンジャーシート / シートカバー(2)を ロックするには:
後部フレームバー下部につめを前方後
方共に合わせます。
パッセンジャーシート / シートカバーを
配置し、カチッと音がするまで押して ロックします。
運転を始める前にパッセンジャーシート / シートカバー (2) が確実にロックされてい るか確認してください。
シートカバーはパッセンジャーシートの 代わりに使用する事ができます。シートカ バーを使用している場合、パッセンジャー を乗せる事はできません。シートカバーに パッセンジャーを乗せるのは違法である だけでなく、車両から転落する可能性が高 くなります。
3
2
5
9
4
6

書類/ツールキット入れトランク

書類 / ツールキット入れを開くには:
パッセンジャーシート / シートカバーを
取り外します 26 ぺージ ( パッセンジャー シート / シートカバーのロックおよび解 除 ) 参照。
ツールキット (1) の内容は以下のとおりで す:
-六角レンチ 3456 mm (2)
-スパナ 11-13 mm (3)
-ソケットレンチ 8-10 mm (4)
-スパナ 17 mm (5)
-スパークプラグ用 16 mm ソケットレンチ (6)
7
9
-/4 mm 六角ドライバー (7)
-ツールバッグ (8)
-ヒューズプーラー (9)
最大載積重量:1.5 kg

荷物固定用フック

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ゴムバンドなどをこの 2 本のフック (9) に 取り付けて、パッセンジャーシートの上に 小さな荷物を固定することができます。
最大載積重量:9 kg
荷物はかさばり過ぎず、また、しっかりと 固定されなければなりません。
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スペシャルツール

メンテナンス項目によっては、以下のスペシャルツールが必要となります。aprilia 社オ フィシャルディーラー ) にてお求めください。
ツール 作業 作業用リアスタンド用ペグ (1)67 ぺージ
( 作業用リアスタンドペグの取り付け )
作業用リアスタンド上に車体を固定するた めに使用。
参照。
エンジンオイルおよびエンジンオイルフィ
作業用リアスタンド (2)、67 ぺージ ( 作業 用リアスタンドの使用方法 ) 参照。
ルターの交換。 リアホイールの取り外し。 チェーン張力の調整。 下部フェアリングの取り外し。
作業用フロントスタンド (3) 68 ぺージ ( 作
フロントホイールの取り外し。
業用フロントスタンドの使用方法 ) 参照。
クリック固定リング取り付け用ピンセット
クリック固定リングの取り付け。
(4) 61 ぺージ ( クリック固定リング ) 参 照。
取り扱い+維持管理ブック RSV 1000 TUONO R
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主要構成要素

燃料
エンジン内で燃焼される燃料は可燃性が高 く、状況によっては爆発の恐れもあります。 燃料補給やメンテナンスは換気のよい場所 でエンジンを止めた状態で行なってくださ い。 燃料補給中や喫煙は絶対に避けてくださ い。また、炎、火花、その他のあらゆる火 元から離れたところで作業をしてくださ い。 燃料の蒸気に触れるとと火災や爆発の 危険があります。 熱くなっているエンジンの表面に燃料が触 れると火災を起こす原因となります。補給 口からこぼさないように注意してくださ い。 もし燃料をエンジンの表面にかけてしまっ た場合は、エンジンを始動する前に、表面 が完全に乾いていることを確かめて下さ い。 燃料は、熱や太陽光線などで膨張するので 補給口の境ぎりぎりまでいっぱいにするこ とを避けてください。 補給後は、キャップをよく閉めてください。 ホースを使用して、燃料を他の容器に移す ときなども、口に含んだり、肌に触れたり、 蒸気を吸ったりすることを避けてくださ い。
環境汚染を防ぐため、燃料を所定の場所以 外に廃棄しないでください。
子供の手の届かない場所に保管してくだ さい。
燃料は最低オクタン価 95 (N.O.R.M.) 及び 85 (N.O.M.M.) の無鉛ガソリンのみ使用し てください。
燃料補給は次の手順で行なってください:
突起部 (1) を持ち上げます。
キー(2) を燃料タンクキャップ (3) に挿し
込みます。
キーを時計回りに回し、キャップを引い
て開けます。
燃料タンク容量 ( リザーブを含む ):17.5 リットル
リザーブ: 4.5 ± 1 リットル
オイルには、添加物やその他の物質を混ぜ ないで下さい。 じょうご等を使用する場合には、清潔なも のであることを確かめてから使用して下 さい。
燃料をタンクいっぱいまで注入しないで ください。燃料の最大レベルは、リセスの 下縁 ( 図参照 ) を超えないようにします。
補給を行います。
補給を行った後は:
重要事項 キャップを閉める際は、キー
(2) を入れたまま行います。
キー (2) を時計回りに押しながら回し、
キャップを閉めます。
キャップが正しく閉まっていることをよ く確認して下さい。
キー (2) を放し、抜き取ります。
カバー (1) を閉めます。
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ブレーキ液 - 注意事項

重要事項 この車両は、フロント、リア
ディスクの油圧回路が別々のブレーキを 装備しています。
以下の説明は一つのブレーキ系統につい てですが、内容はフロント、リア共に共通 です。
ブレーキレバーの遊びが突然に変化した り、抵抗がある場合は、油圧回路に問題が あります。 ブレーキシステムが正常に機能している か疑問がある場合、および通常の点検作業 ができない場合は aprilia 社オフィシャル ディーラーにご相談ください。
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ブレーキディスクにオイルやグリースが 付着していないことを確認してください。 特に整備、点検作業の後には注意が必要で す。 また、ブレーキケーブルが捩じれたり、損 傷がないか点検してください。
油圧系統に水や埃が混入しないように注 意してください。
油圧系統のメンテナンスをする際はゴム 手袋の着用をお薦めします。
ブレーキ液が皮膚に付いたり、眼に入った りすると激しい炎症を起こすことがあり ます。
ブレーキ液が身体に付いた時は、その部分 を丁寧に洗ってください。眼に入った場合 は眼科医または医師の診察を受けてくだ さい。
環境汚染を防ぐために、所定の場所以外に 液を廃棄しないでください。
子供の手の届かない場所に保管してくだ さい。
ブレーキ液を扱うときはプラスチック部 品や塗装部分にこぼすと損傷を与えます ので注意してください。
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