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オペレーションマニュアル
目次
安全上のご注意. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .2
はじめに . . . . . . . . . . .. ... .. .. ... .. .. .. ... .. .. ... .. .. .. ... ..3
マニュアルで使用する用語について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .4
電池を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5
各部の名称 . . . . . . . . . . ... .. .. ... .. .. .. ... .. .. ... .. .. .. ... ..6
接続しましょう . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .8
クイックガイド (1) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
クイックガイド (2) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
パッチを聴いてみよう(プレイモード). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
プレイモードのディスプレイ .......................................14
パッチを選ぶ ...................................................14
パッチの音色を調節する . . ........................................15
内蔵マイクを利用する ............................................17
リズム機能を使う ...............................................17
リズムパターン一覧 ..............................................19
チューナーを利用する(チューナーモード) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
クロマチックチューナーを使う .....................................20
その他のチューニングタイプを使う ..................................21
チューナーの基準ピッチを変える ...................................22
サンプラー機能を使う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
パッチの音色を作り替える(エディットモード) . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
パッチの構成について ............................................28
エディットモードの基本操作 .......................................28
パッチ名を変更する ..............................................31
パッチの保存/入れ替えを行う(ストアモード) . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
ARRM 機能を利用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
その他の機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
工場出荷時の状態に戻す . . ........................................40
バックライトをオフにする . ........................................41
エフェクトタイプとパラメーター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
COMP モジュール ..............................................42
DRIVE モジュール ..............................................42
ZNR モジュール . . . .............................................44
EQ モジュール .................................................44
MOD モジュール . . .............................................44
REV モジュール . . . .............................................47
ARRM モジュール ..............................................49
TOTAL モジュール . .............................................49
パッチリスト ..................................................50
故障かな?と思う前に . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
仕様 . . . . .. ... .. ....................................... 54
使用上のご注意 .................................................55
©
株式会社 ズーム
本マニュアルの一部または全部を無断で複製/転載することを禁じます。
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安全上のご注意
この取り扱い説明書では、誤った取り扱いに
よる事 故を 未然に 防ぐ ための 注意 事項を、
マークを付けて表示しています。
マークの意味はつぎの通りです。
こ の表示を 無視し て誤っ た取り
扱いをすると、使用者が死亡また
は 重傷を負 う可能 性が想 定され
る内容を示しています。
こ の表示を 無視し て誤っ た取り
扱いをすると、使用者が傷害を負
う可能性、または物的損傷のみの
発 生が想定 される 内容を 示して
います。
本製品を安全にご使用いただくために、つぎ
の事項にご注意ください。
電源について
本製品は、消 費電流が大 きいため、
AC アダプターのご使 用をお薦めし
ます が、電池 でお使 いに なる 場合
は、アル カリ 電池を ご使 用く ださ
い。
●ACアダプターによる駆動
・ ACアダプターは、必ずDC9Vセンター
マイナス300mA(ズームAD-0006)
をご使用ください。指定外のACアダプ
ターをお使いになりますと、故障や誤動
作の原因となり危険です。
・ ACアダプターの定格入力AC電圧と接続
するコンセントのAC電圧は必ず一致さ
せてください。
・ ACアダプターをコンセントから抜く時
は、必ずACアダプター本体を持って
行ってください。
・ 長期間ご使用にならない場合は、ACア
ダプターをコンセントから抜いてくださ
い。
● 乾電池による駆動
・ 市販の1.5V 単 4乾電池×4をお使いく
ださい。
・ PFX-9003は充電機能を持っていませ
ん。
2
乾電池の注意表示をよくみてご使用くだ
さい。
・ 長期間ご使用にならない場合は、乾電池
をPFX-9003から取り出してください。
・ 万一、乾電池の液もれが発生した場合
は、電池ケース内や電池端子に付いた液
をよく拭き取ってください。
・ ご使用の際は、必ず電池ブタを閉めてく
ださい。
使用環境について
PFX-9003を つぎのよう な場所で
ご使用になりますと、故障の原因と
なりますのでお避けください。
●温度 が極 端に高 くな るとこ ろや
低くなるところ
●湿度が極端に高いところ
●砂やほこりの多いところ
●振動の多いところ
取り扱いについて
PFX-9003は精密機器 ですの で、
スイッ チ類 は足で 踏む など無 理な
力を加えないようにしてください。
必要以上に力を加えたり、落とした
りぶつ ける などの 衝撃 は故障 の原
因となります。
接続ケーブルと入出力ジャック
について
ケーブルを接続する際は、各機器の
電源ス イッ チを必 ずオ フにし てか
ら行なってください。本製品を移動
するときは、必ずすべての接続ケー
ブルとAC アダプ ターを抜いてから
行なってください。
改造について
ケースを開けたり、改造を加えるこ
とは、故障の原因となりますので絶
対におやめください。改造が原因で
故障が 発生 しても 当社 では責 任を
負い兼ねますのでご了承ください。
ZOOM PFX-9003
はじめに
このたびは、ZOOM PFX-9003 Palm Top Effects Processor(以下
PFX-9003と呼びます)をお買いあげいただきまして、ありがとうござい
ます。PFX-9003は、次のような特長を備えたエフェクトプロセッサーです。
● パームトップサイズのマルチエフェクター
重 量わずか130g(本体のみ)のコンパクトなボディに、マルチエフェクター、
チューナー、リズムマシン、サンプラー、内蔵マイクなど、プレイヤー/クリエ
イターの自宅 練習や自宅録音に欠かせない機能を満載。60種類のエフェクトタ
イプを搭載し、最大 10種類の単体エフェクトを同時に使用できます。
● VAMSによるビンテージアンプのモデリング
目 的のサウンドに応じてエフェクトの内部構成を変化させてモデリングを行う、
ズーム独自の技術 VAMS(Variable Architecture Modeling System)を搭
載。ビンテージアンプやコンパクトエフェクターのモデリング以外に、マイクプ
リアンプやアコースティックシミュレーターとしても利用できます。
● 最長30秒の録音/再生が可能なサンプリング機能
ギターや CDプレーヤーなどの音源を、最長30 秒まで録音/再生できるサンプリ
ング機能を搭載。ピッチを変えずに速度を落として再生することも可能です。
● リズム音源を内蔵
PCM音源によるリアルな60種類のリズムパターンを内蔵。個人練習や簡易セッ
ションに威力を発揮します。
● 新感覚エフェクトが利用できるARRM 機能
内蔵されたコントロール波形を使ってエフェクトを周期的に変化させる、
ARRM(Auto-Repeat Real-time Modulation)機能を搭載。音色がリズミッ
クに変化する新感覚サウンドを利用できます。
● センターキャンセル機能
[AUX IN] 端子に入力されたステレオ信号から、中央に定位するボーカルやリー
ドギターのみを聞こえにくくするセンターキャンセル機能を搭載。簡易カラオケ
やマイナスワンシステムとして利用できます。
● 多彩なチューナー機能
標準的なクロマチックチューニング以外に、7 弦ギターや変則チューニングにも
対応するチューナー機能を搭載しています。
ZOOM PFX-9003
3
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マニュアルで使用する用語について
ここでは、マニュアルで使用する用語について説明します。
■エフェクトモジュール
ディストーションやディレイなどのコ ンパクトエフェクターのように、音を加
工したり、特定の効果を加えたりする単 体エフェクトをエフェクトモジュー
ルと呼びま す。PFX-9003では、下図 のように複 数の単体エ フェクト(エ
フェクトモジュール)から構成されています。
INPUT OUTPUT
DRIVECOMP EQZNR REVMOD
電池を入れる
ド、サンプラー機能を利用するサンプラーモードなどが利用できます。
■ARRM(Auto-Repeat Real-time Modulation)
ARRMとは、レベルが周期的に変化
す るコントロール波形を使って、エ
フ ェクトパラメーターをリアルタイ
ム で繰り 返し変化 させる 機能です。
例えば、ワウの周波数をARRM機能
で コントロールすれば、ワウの周波
数 がワウワウワウと上下する効
果が得られます。ARRMによる変化
の 周期はリズムパターンのテンポと
同期します。
ワウの周波数
ワワワ
ウウウ
時間
■エフェクトタイプ/パラメーター
エフェクト モジュール内で 切り替え可能 な効果の種類 をエフェクトタ イプ
と呼びます。ほとんどのモジュールでは、複 数のエフェクトタイプからいずれ
か1つを選択して使用します。また、モジュールごとに効果の効き具合を決定
する要素をパラメーターと呼びます。
■パッチ/バンク
BANK F
BANK E
BANK d
BANK C
BANK b
BANK A
PATCH 0
PATCH 1
PATCH 8
PATCH 9
USER BANK
■モード
PFX-9003の働きを、目的ごとに分類したものをモードと呼びます。PFX9003では、パッチを選んで演奏するプレイモード、パッチをエディット(編
集)するエディットモード、内蔵のチューナ ー機能を利用するチューナーモー
BANK 5
BANK 4
BANK 3
BANK 2
BANK 1
BANK 0
PATCH 0
PATCH 1
PATCH 8
PATCH 9
PRESET BANK
4
PFX -9003 では、エ フェク トモ
ジュールの組み合わせやモジュール
ごとのパラメーターの設定を、パッ
チと呼ばれる単位でメモリーに保
存したり、メモリーから読み出すこ
とができます。パッチの保存場所と
しては、読み書き可能なユーザーバ
ンク(バンクA 〜F)と、読み出し専
用のプリセットバンク(バン ク0〜
5)があり、バンクごとに10パッチ
(パッチナンバー 0〜9)、合計では
120のパッチが利用できます。
ZOOM PFX-9003
電池を入れる
PFX-9003を乾電池でご使用になる場合は、次の手順で電池を入れてください。
1.
PFX-9003を裏返して、電池ブタを開けてください。
単4乾電池4本
2.
電池ケ ースに 単四乾電
池(アルカリ電池をお勧
めします)×4 本を入れ
てください。
乾電池の向きは、電池ケース内
に表記されています。
3.
電池ブ タをカ チッと音
がする まで閉 めてくだ
さい。
OTE
N
・ 長期間ご使用にならないときは、液漏れを防ぐために乾電池を取り出しておいてくださ
い。
・ ディスプレイに と表示されるときは、電池が消耗しています。新品の電池に
交換してください。
ZOOM PFX-9003
電池カバー
PFX-9003裏
電池ケース
5

各部の名称
トップパネル
内蔵マイク
[MIC]キー
[RHYTHM]キー
[SAMPLER]キー
[TUNER/
BYPASS]キー
[STORE/EXECUTE]キー
CURSOR[▲]/[▼]/
[E]/[R]キー
各部の名称
スライダー1〜3
ディスプレイ
フロントパネル
左サイドパネル
[DC9V]端子
右サイドパネル
[OUTPUT]端子
[PHONES]端子 [AUXIN]端子
[POWER]スイッチ
[INPUT]端子
[VOLUME]コントロール
PATCH[▲]/[▼]キー
[EDIT/CANCEL]キー
[AUXCENTERCANCEL]スイッチ
6
ZOOM PFX-9003
ZOOM PFX-9003
7

接続しましょう
接続しましょう
CD/MDプレイヤーの出力端子を[AUX IN]端子に接続すれば、CD/
MDの信号と楽器音がミックスされた状態で、[OUTPUT]端子から出力
されます([AUX IN]端子からの信号にはエフェクトがかかりません)。
CD/MDからの信号は、サンプリングの素材としても利用できます。
CDプレイヤー
フロントパネル
オーディオシステムなどの再生装置と
[OUTPUT]端子を接続します。
[OUTPUT]端子
再生装置
左サイドパネル
[DC9V]端子
別売のACアダプター(ズーム
AD-0006)を接続します。
[AUX CENTER CANCEL]スイッチをオンにすれば、
[AUX IN]端子に入力されたステレオ信号から、中央に
定位する信号(ボーカル、リードギター、ベース、キック
など)を打ち消して聞こえにくくすることが可能です。
右サイドパネル
[AUXIN]端子
[INPUT]端子
[PHONES]端子
ヘッドフォン
ギター/ベースの出力
端子と[INPUT]端子を
接続します。
ギター
ベース
8
ZOOM PFX-9003
ZOOM PFX-9003
9

クイックガイド(1)
ここでは、PFX-9003の基本操作について説明します。
電源を入れる
左サイドパネルの[POWER]スイッ
チをONに切り替え、続いて再生装置
の電源を入れてください。
クイックガイド(1)
パッチを調節する
プレイモードでは、スライダー1〜3を
使ってパッチの音色を調節できます。
DRIVEモジュールの歪みの量を調節します。
MODモジュールの主要パラメー
ターを調節します。
PFX-9003の電源を入れた直後は、パッチを切り替え
て演奏するプレイモードが選ばれます。
【プレイモードのディスプレイ】
※電源を切るときは、上記と逆の順で操作してください。
パッチ名
9003DR
バンク
パッチナンバー
A0
音量を調節する
楽器を演奏しながら、適切な音量が
得られるように、[VOLUME]コン
トロールを調節してください。
パッチを選ぶ
使用するパッチを切り替えるには、PATCH [▲]/[▼]キーのいずれか
一方を押してください。
A0〜A9、b0〜b9、以下同様の順番でバンク/パッチが切り替わります。
※CURSOR[▲]/[▼]キーを使って、バンクのみを直接切り替えることも可
能です。
10
ZOOM PFX-9003
REVモジュールの主要
パラメーターを調節し
ます。
※変更した内容は、他のパッチに切り替
えたときに失われます。残しておきたい
パッチは、必ず保存してください。
パッチを保存する
音色や音量を調節したパッチを保存したい
ときは、[STORE/EXECUTE]キーを押して
ください。
保存待機状態になります。
保存操作を実行するには、必要に応じて保存先のユーザーパッチを選び、
もう一度[STORE/EXECUTE]キーを押します。
保存操作を取り消すには、[EDIT/CANCEL]キーを押します。
※プリセットバンク(0〜5)は読み取り専用なので、保存先としては指
定できません。
ZOOM PFX-9003
保存先のバンク/パッチナンバー
STORE?
A0
11

クイックガイド(2) チューナー機能/リズム機能を利用する
クイックガイド(2)
ここでは、PFX-9003のチューナー機能やリズム機能の利用方法について説明し
ます。
チューナー機能/リズム機能を利用する
チューナー機能を使う
チューナー機能を利用するには、プレイモードで
[TUNER/BYPASS]キーを押してください。
[TUNER/BYPASS]キーを押してすぐ放すと、
PFX-9003がバイパス状態(パッチの効果が一時
的にオフ)となり、クロマチックのチューナー機能
が利用できます。
この状態で開放弦を弾くと、最寄りの音名がディス
プレイに表示されます。
最寄りの音名
A
また、ディスプレイ下部に表示されるドットで、ピ
ッチの高低を確認できます。希望する音名と合うよ
うに調弦してください。
ピッチが低い
正確なピッチ
プレイモードに戻るには
[EDIT/CANCEL]キーを押
してください。
ピッチが高い
※チューナー機能のより高
度な利用方法は→P.20
CR
リズム機能を使う
リズムパターンを演奏するには、
[RHYTHM]キーを押してください。
リズムの演奏が始まります。プレイモード時は、
ディスプレイに次の情報が表示されます。
パターン名
8BEAT
プレイモード時のリズムの演奏中には、次の
操作子を使ってリズムパターンの種類、テンポ、
音量を調節できます。
リズムパターンを切り替えます。
リズムのテンポ(BPM)を
調節します。
リズムのレベルを調節します。
リズムの演奏を止めるには、もう一度
[RHYTHM]キーを押します。
※リズムパターンのリストは→P.19
※リズム機能の詳細は→P.17
3
12
ZOOM PFX-9003
ZOOM PFX-9003
13

パッチを聴いてみよう(プレイモード)
15
パッチを聴いてみよう(プレイモード)
パッチを選んで演奏できる状態をプレイモードと呼びます。
PFX-9003の電源を入れたときは、常にプレイモードになっています。ここで
は、プレイモードの各種操作について説明します。
プレイモードのディスプレイ
プレイモードでは、ディスプレイに次の情報が表示されます。
パッチ名
9003DR
現在選ばれているパッチでオンになっているエフェクトモジュールを、
●のマークで表します。
パッチを選ぶ
1.
パッチを切り替えるには、プレイモードでPATCH [ ▲]/[▼]キーを
押してください。
例えばPATCH [ ▲]キーを繰り返し押すと、次の順でバンク/パッチナンバーが
切り替わります。
PATCH[▲]キー
14
プリセット
バンク(A〜F、0〜5)
ユーザー
グループ
グループ
パッチナンバー(0〜9)
A0
ユーザーバンクが選ばれているとき
に、このマークが表示されます。
現在選ばれているバンクの種類に応
じて、USERまたはPRESETのマー
クが表示されます。
A0 A1 A9 B0 F9
00 01 09 10 59
ZOOM PFX-9003
H
INT
PATCH [ ▲] /[▼]キーの片方を押しながらもう一方を押すと、切り替わる速度が速くな
ります。
2.
バンクを直接切り替えたいときは、CURSOR [▲ ]/[▼]キーを押し
てください。
CURSOR [ ▲]キーでは1 つ上、CURSOR [ ▼ ]キーでは1 つ下のバンクに切り
替わります。
OTE
N
リズムパターンの演奏中には、バンクを直接切り替えることはできません。
パッチの音色を調節する
PFX-9003 がプレイモードのときは、スライダーや CURSOR [E]/[R]キー
を使って、パッチの音色やレベルを調節できます。
1.
プレイモードでパッチ の音色を調節するには 、楽器を弾きながらスラ
イダー 1〜3を 操作してください。
それぞれのスライダーで操作可能なパラメーターは、次の通りです。 N
スライダー1
主にDRIVEモジュール
の歪みの量(GAINパラ
メーター)を調節します。
スライダー2
MODモジュールの主要パラメーターを調節します。
OTE
・ DRIVEモジュールで選ばれているエフェクトタイプによっては、スライダー 1にGAIN
以外のパラメーターが割り当てられることがあります。
・ スライダー 2/3 で操作可能なパラメーターの種類は、該当するモジュールで選ばれて
いるエフェクトタイプに応じて異なります。
ZOOM PFX-9003
スライダー3
REVモジュールの主要
パラメーターを調節し
ます。

パッチを聴いてみよう(プレイモード)
スライダーを操作すると、ディスプレイに該当するパラメーター名とその値がし
ばらくの間表示されます。スライダー 1 〜3の大まかな値は、画面下のバーグラ
フで確認できます。
パラメーター名
スライダー1〜3の
大まかな値
また、パラメーターが変更されたことを示すEDのマークが表示されます(パ
ラメーターを元の値に戻すと、このマークは消えます)。
2.
パッチレベルを調節するには、CURSOR [E]/[R]キーを押してく
ださい。
パッ チレ ベル とは、パ ッチ ごと の音 量レ ベル を調節するパラメーターです。
CURSOR [
れます
3.
保存せずに別のパッチを呼び出したり電源を入れ直したりすると、エディットし
た内容が失われますので、十分ご注意ください。
N
リズムパターンの演奏中には、パッチレベルを直接変更することはできません。
E
CURSOR
[E]/[R]キー
エディットしたパ ッチを保存したいとき は、保存操作を行ってくだ さ
い(→P.33)。
OTE
GAIN
]/[R]キーを押すと、パラメーター名と値がしばらくの間表示さ
16
PATLVL
25
パラメーターの値
20
ZOOM PFX-9003
パッチを聴いてみよう(プレイモード)
内蔵マイクを利用する
PFX-9003には、高感度なマイクが内蔵されています。[INPUT] 端子からの入
力信号の代わりに、マイクで拾ったアコースティックギターやボーカルの信号を
内蔵エフェクトで加工できます。
次 に挙げるいずれかの条件が満たされていれば、内蔵マイクが利用可能となり、
ディスプレイにマイクのアイコンが表示されます。
マイクアイコ
① DRIVEモジュールがオンで、MIC PREまたは CABIエフェクトタイプが選ば
れているとき
② DRIVEモジュールがオフのとき
③ チューナーモードのとき
1.
内蔵マイクを利用する には、ディスプレイにマイ クのアイコンが表示
されているときに、[MIC]キーを押してください。
[MIC]キーが点滅し、[ INPUT]端子からの入力信号は無効となります。なお、マ
イクアイコンが表示されていないきに [MIC]キーを押しても、効果はありません。
2.
内蔵マイクのゲインが低いときは、もう一度 [MIC] キーを押してくだ
さい。
[MIC] キーが点灯に変わります。内蔵マイクには、ハイ/ロー 2 段階のゲインが
設定できます。最初に [MIC]キーを押した直後はローゲイン([MIC]キーが点滅)、
もう一度 [MIC]キーを押すとハイゲイン([MIC]キーが点灯)となります。
3.
内蔵マイクを無効にするには、ハイゲインが選ばれて いるときに、
[MIC]キーを押してください。
[MIC] キーが消灯し、内蔵マイクが無効となります。
リズム機能を使う
プレイモード では、60種類のリズムパターンを選んで再生するリズム機能が利
用できます。個人練習や簡単なセッションに便利です。
1.
プレイモードで[RHYTHM]キーを押してください。
ZOOM PFX-9003
17