Yamaha MW10 User Manual [ja]

安全上のご注意
水に注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然 に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しない でくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するため に、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って接続 すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源アダプターは、必ず指定のもの(PA-10)を使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲げた り、傷つけたりしない。また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
禁止
分解禁止
この 機器 の内 部を 開け たり、内部 の部品を分解 したり改造し たりし
ない。
禁止
感電や火災、けが、または故 障の原 因に なり ます。異常 を感 じた 場合
など、点検 や修理は、必ずお 買い上 げの販売店ま たは巻末のヤ マハ電
気音響製品サ ービス拠点に ご依頼 ください。
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
警告
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損
注意
害が発生する可能性が想 定される」内容です。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。ま た、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源コードやプラグがいたんだ場合、または使用中に音が出なく なったり 異常な におい や煙が 出たり した場 合は、す ぐに電 源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそ れがあります。至急、お買い上げの 販売店または 巻末のヤマハ 電気音響製品 サービス拠点 に点検を
ご依頼ください。
この機器や電源アダプターを落とすなどして破損した場合は、す ぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそ れがあります。至急、お買い上げの 販売店または 巻末のヤマハ 電気音響製品 サービス拠点 に点検を
ご依頼ください。
MW10 取扱説明書
2
(5)-7
電源 / 電源コード
接続
使用時の注意
注意
必ず実行
必ず実行
必ず実行
禁止
設置
必ず実行
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセ ントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
電源プ ラグ を抜 くと きは、電源 コード を持 たず に、必ず電源プ
ラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火 災の原因になることがあります。
電源アダプターは、この機器から 50cm 以上離す。
この機器に雑音が生じる場合があります。
電源アダプターは、布や布団で包んだりしない。
熱がこも ってケ ースが 変形し、火災の 原因に なるこ とがあ りま す。
この機器を移動するときは、必ず 電源コードなどの接続ケーブル をすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他 の方々が転倒したりするおそれ があります。
必ず実行
禁止
禁止
禁止
他の機器と接 続する場合は、すべて の電源を切っ た上で行なう。 また、電源 を 入 れた り 切っ たりする前に、必ず機器の音量(ボ
リューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
この機器のパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器のパ ネルのすき間 から金属や紙 片などの異物 を入れな い。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあります。入った 場合は、す ぐに電源ス イッチを切り、電源プ ラグをコンセ ントか
ら抜いた上で、お買い上げの販売 店または巻末のヤマハ電気音響 製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間ヘッドフォンやスピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
禁止
禁止
禁止
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によっては、発振し たりスピーカーを破損したりす る原因になることがあります。
直射日光のあ たる場所(日中の車内 など)や ストーブの近 くなど 極端に温度が 高くなると ころ、逆に 温度が極端 に低いところ、ま
た、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原 因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがをした りする原因になります。
テレ ビ やラ ジ オ、ステレオ、携 帯電 話な ど他 の電 気製 品 の近
くで使用しない。
この 機器 また はテ レビ や ラジ オな どに 雑音 が生 じる 場 合が
あります。
禁止
この機器の上 にのったり 重いものを のせたりしな い。また、ボタ ンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や 他の方々がけがをしたりする原 因になります。
(5)-7
MW10 取扱説明書
3
XLRタイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。(IEC60268規格に基づいています) 1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
INSERT I/O端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおりです。 Tip:OUT、Ring:IN、Sleeve:GND
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
● データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設計されていま す。この製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。 スイッチ、ボリュームコントロール、接続端子などの消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消耗部品
の交換は、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を十分にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよくとおり、とくに低音は 床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏にはとくに気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご 使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
ヘッドフォンをご使用になる場合は、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
■ ご注意
取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
付属のソフトウェアの著作権は、Steinberg Media Technologies GmbH社が所有します。
巻末に付属のソフトウェアのご使用条件が記載されています。付属のソフトウェアをインストールする前に、必ずこのご使用条件をお読みください。
ディスクの包装を解かれた場合は、付属のソフトウェアのご使用条件に同意したことになります。 付属のソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変することはできません。
付属のソフトウェアおよび取扱説明書を運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
付属のソフトウェアのCD-ROMは、オーディオ用ではありません。一般のオーディオ用CDプレーヤーでは絶対に使用しないでください。
付属のソフトウェアおよび動作環境については、下記のURLに最新情報が掲載されています。
<http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/>
この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱しています。その著作物とは、すべての
コンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDI データ、WAVEデータ、音声記録データ、楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ(株) の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、 私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権利者
に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Macintoshは、米国および他の国々で登録されたApple Computer, Inc.の商標です。
SteinbergおよびCubaseは、Steinberg Media Technologies GmbH社の登録商標です。
その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。
MW10 取扱説明書 4

はじめに

はじめに
このたびは、USBミキシングスタジオMW10をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。MW10は、 オーディオデータの転送が可能なUSB端子が装備されたミキサーと音楽制作をサポートするソフトウェアCubase LEが同梱 されています。簡単なセットアップや操作でコンピューター録音や本格的な音作りが実現できます。
MW10の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読み ください。お読みになったあとは、保証書とともに保管してください。
特長
USBケーブル1本でコンピューターと接続
.............................................................. 7 ページ
付属のUSBケーブル を使ってコンピュー ターとMW10本体を簡 単に接続できます。オーディオデータ(2チャンネル)をUSB経由 でコンピューターからMW10本体、MW10本体からコンピュー ターの双方向に送れます。(サンプリング周波数 44.1/48 kHz)
ドライバーインストール不要..................... 7 ページ
コンピューターのOSに標準で 付属されてい るドライバー が使用 できるので、ドライバーをインストールする必要はありません。
DAWソフトウェアCubase LE付属........ 7 ページ
付属のソフトウェアCubase LEを使うと、手軽にハードディスク レコーディングを楽しむことができます。
3バンドのイコライザー搭載 .................. 15 ページ
MW10には、すべてのチャンネルに高域、中域、低域の3つの帯 域を調整できるイコライザーが装備されています。簡単にお好み の音質に調整できます。
ミキサー機能........................................ 17 ページ
最大4つのマイク/ライン入力や、最大4つのステレオ入力に対応 しています。たとえば、マイク2本、ステレオ機器4台を接続した り、マイク4本、ステレオ機器2台を接続したりするなど、マイク からラインレベル機器、ステレオ出力のシンセサイザーまで幅広 い機器を組み合わせて使用できます。
ファンタム電源(+48 V) ...................... 16 ページ
PHANTOM スイッチをオンにすると、マイ ク入力端子に一括し てファンタム電源を供給することができます。外部電源の必要な コンデンサーマイクも手軽に接続できます。
目次
はじめに .......................................................... 5
特長 ................................................................................................ 5
目次 ................................................................................................ 5
電源の準備 ....................................................................................6
電源を入れる / 切る .....................................................................6
MW10 接続時のコンピューターの動作環境 ........................... 6
Cubase LE の動作環境 ..............................................................6
クイックガイド ................................................. 7
1. Cubase LE をインストールする ....................................... 7
2. 接続する................................................................................. 7
3. 電源を入れる ......................................................................... 8
4. 音量や音質を調整する.......................................................... 9
5. Cubase LE に録音する .................................................... 10
6. Cubase LE でミックスダウン ........................................ 13
各部の名称と機能 ............................................ 15
チャンネルコントロール部 ...................................................... 15
マスターコントロール部 ..........................................................16
入出力部
リア部 .........................................................................................18
セットアップ .................................................. 19
セットアップにあたって ..........................................................19
セットアップ例 ..........................................................................19
困ったときは ? ...............................................20
付録 ............................................................... 21
仕様 ............................................................................................. 21
寸法図 .........................................................................................23
ブロック / レベルダイアグラム ...............................................24
.................................................................................17
本製品のユーザーサポートサービス .................. 25
MW10 取扱説明書
5
はじめに

電源の準備

本体の電源スイッチが切れている(「STANDBY」の状態)
1
ことを確認します。
電源アダプターは、付属のアダプター (PA-10) をご使用 ください。 ほかの電源アダプターの使用は故障、発熱、発火などの原 因になります。このようなときは、保証期間内でも保証い たしかねる場合がございますので、十分にご注意くださ い。
電源アダプターのプラグをリアパネルのAC ADAPTOR IN
2
(電源アダプター接続)端子に差し込んだあと(1)、固定リン
グを時計回りにまわして固定します(
2
アダプターの電源プラグを家庭用(AC100 V) コンセント
3
にしっかり差し込みます。
MW10を使用しないときや落雷の恐れがあるときは、必 ずコンセントから電源アダプターを抜いてください。
電源アダプターは、MW10から50cm以上離してご使用 ください。電源アダプターとMW10を近づけた状態でご 使用になると、ノイズが生じる場合があります。
2
)
1

MW10接続時のコンピューターの動作環境

Windows
パソコン本体
対応OS
CPU
必要メモリー
USB端子を標準装備したWindows対応パソコン
Windows XP
750MHz以上のIntel Pentium / Celeronファミリーの プロセッサー
96MB以上(128MB以上推奨)
Macintosh
パソコン本体
対応OS
CPU
必要メモリー
USB端子を標準装備したMacintoshコンピューター
MacOS X 10.3.3以上
G3/300MHz以上のCPUを搭載したMacintosh コンピューター
128MB以上

Cubase LEの動作環境

Windows
対応OS
CPU
必要メモリー
ハードディスク 空き容量
Macintosh
Windows XP
PentiumIII500MHz以上またはA MD K7 (Pentium III / Athlon 1GHz以上推奨)
256MB以上(512MB以上推奨)
1GB以上

電源を入れる/切る

電源スイッチを「ON」側に押すと、電源が入ります。
「STANDBY」側に押すと電源が切れます。
電源スイッチが「STANDBY」の状態でも微電流が流れています。 MW10を長時間使用しないときは、必ずコンセントから電源アダ プターを抜いてください。
n
スピーカーから大きなノイズが発生しないようにするため、楽器、 マイク、CDプレーヤーなどの音源に近い機器から順に電源をオンに します。
例: 楽器、マイク、CDプレーヤーなどの周辺機器→MW10本体 →パワードスピーカー (パワーアンプ)
電源を切る場合は、上記の逆の順番になります。
対応OS
CPU
必要メモリー
ハードディスク 空き容量
MacOS X 10.3.3以上
G4 /450MHz以上のCPUを搭載したMacintosh コンピューター
256MB以上(512MB以上推奨)
1GB以上
MW10 取扱説明書
6

クイックガイド

DI
エレキギターやエレキベース などをミキサーに直接入力す
ると、音ヤセやノイズの原因 になります。DI(ダイレクト
ボックス)、アンプシミュ レーターなどを経由してミキ
サーに接続することをおすす めします。
コンデンサーマイクを使用 する場合は、MW10の
PHANTOMスイッチを オンにします。
USBケーブル
クイックガイド
このクイックガイドは、Cubase LE のインストールから Cubase LE を使っての録音やミックスダウンまでの操作手順を説明 しています。この取扱説明書の各部の名称と機能 (15 ページ ) や C ubase LE に付属のマニュアル (PDF 形式 ) とあわせてご 活用ください。
Step
1
コンピューターを起動します。
1
CD-ROMドライブに付属のCD-ROMを挿入します。
2
画面の指示に従って、Cubase LEをインストールします。
3
シリアル番号は、付属のCD-ROMの袋に入っているシートに記載されています。
n

Cubase LE をインストールする

インターネットに接続した状態でCubase LEをインストールしてください。
インストールするときは、すべての項目を入力してください。
Macintosh をお使いの場合は、「Cubase LE.pkg」のアイコンをダブルクリックしてインストールします。
Step
2
コンピューターにMW10を接続します。
1
付属のUSBケーブルを使ってコンピューターとMW10を接 続します。
USB端子ご使用時の注意
USB 端子とコンピューターを接続するときは、以下のことを行なってく ださい。 以下のことを行なわないと、コンピューターや本体が停止(ハングアップ) して、データが壊れたり、失われたりするおそれがあります。 コンピューターやMW10本体が停止したときは、電源を入れ直し、コン ピューターを再起動してください。

接続する

USB端子とコンピューターを接続する前に、コンピュー ターの省電力(サスペンド/スリープ/スタンバイ/休止)モー
ドを解除してください。
MW10本体の電源を入れる前に、USB端子とコンピュー
ターを接続してください。
MW10本体の電源オン/オフやUSBケーブルの抜き差しを
する前に、コンピューターのすべてのアプリケーションを 終了させてください。
MW10本体の電源オン/オフやUSBケーブルの抜き差しは、
6秒以上間隔を空けて行なってください。
楽器やマイクなどを接続します。
2
接続について詳しくは、リアパネル(18ページ )やセット アップ(19ページ )をご覧ください。
n
USBケーブルをUSB端子から抜き差しする場合は、2TR IN/USBコントロールを最小にしてください。
MW10を使用しないでコンピューターのみを使用するとき は、コンピューターからUSBケーブルを抜いてください。
MW10 取扱説明書
7
クイックガイド
LEVEL
コントロール
GAIN
コントロール
ST
マスター
コントロール
バランスケーブルとアンバランスケーブル
マイク、電子楽器、音響機器からミキサーに入力したり、ミキサーから の出力をパワー アンプに入力したりする場 合に使用するケーブルには、 バランスケーブルとアンバランスケーブルの 2種類があります。バラン スケーブルはノイズに強いので、出力が小さいマイクの場合やケーブル が長くなる場合に使用します。アンバランスケーブルは、主にラインレ ベルの機器 ( シンセサイザーなど ) に使用します。
ケーブルの目安:
マイクのケーブル
ラインレベルの 短いケーブル
ラインレベルの 長いケーブル
バランスが適切
比較的ノイズが少ない環境であれば、 アンバランスでOK
バランスが適切
端子の種類
XLR端子
外来ノイズに強い3極の端子で、 バラン ス信号を送り ます。接続 先の回路 が正しく設計 されてい れば、アン バランス信号 でも問 題なく 送れます。マイク の接続 やプロオ ーディオ機器 の入出力 などに XLR 端子を使います。
フォーン端子
フォーン 端子にはステ レオタイ プとモノラルタイプの 2 種類が あります。ステレオタイプは TRS フォーンと呼ばれ、ヘッド フォンな どのステレオ 信号やイ ンサート I/O、バランス 方式の 伝送 にも 使う こと がで きます。 モノラル タイプはアン バランス 方式専用 でエレキギタ ーなどの 楽器に多く使われます。
RCAピン端子
オーディオ機器、AV 機器で一般 的に使 われてい るアンバ ランス 方式 専用の端 子です。信号 の種 類によって色分けされており、 白がオーディオの L( 左 ) チャン ネル、赤が R( 右 ) チャンネルの 信号を送るのに使います。
Step
MW10本体に接続する機器(コンピューターを除く)のすべ
1

電源を入れる

3
てのスイッチをオフ(STANDBY)にして、STマスターコン トロール、LEVELコントロール、GAINコントロールを最
小にします。
スピーカーから大きなノイズが発生しないようにするため、
2
楽器、マイク、CDプレーヤーなどの音源に近い機器から順 に電源をオンにします。
例: 楽器、マイク、CDプレーヤーなどの周辺機器 →MW10本体→パワードスピーカー (パワーアンプ)
ファンタム電源を入れる場合は、下記の点に注意してください。
ファンタム電源が不要なときは、必ずPHANTOMスイッチを オフ にしておいてください。
ファンタム電源をオン にする場合は、コンデンサーマイク以外の 機器がXLR タイプの入力端子に接続されていないことを確認し てください。外部機器の故障の原因になります。ただし、バラン ス型ダイナミックマイクは接続されていても問題ありません。
スピーカー保護のために、パワードスピーカー (パワーアンプ) の電源を切った状態で、ファンタム電源をオン/オフしてくださ い。また、STマスターコントロールなどの出力コントロール は、すべて最小にしておくことをおすすめします。
8
MW10 取扱説明書
n
初めてコンピューターのUSB端子に接続した場合や、以前 接続したUSB端子と違う端子に接続した場合は、MW10本 体の電源を入れたときにドライバーのインストール画面が表 示されることがあります。その場合は、インストールが完了 するまでお待ちください。
Step
4

音量や音質を調整する

クイックガイド
音量の調整
MW10の各チャンネルに信号を入力して、接続機器側の
1
音量(レベル)を調整します。
最大入力時にPEAKインジケーターが一瞬点灯するように
2
GAIN コントロールを調整します。(チャンネル7/8、
9/10を除く)
STマスターコントロールを
3
モニタースピーカーやヘッドフォンで音を聞きながら、各
4
チャンネルのLEVELコントロールを左右に回して音量のバラ ンスを調整します。ヘッドフォンの音量は、C-R/PHONES コントロールで調整します。
GAIN
コントロール
PEAK
インジケーター
の位置まで上げます。
E
音質の調整
録音したい楽器の音質を調整します。MW10のイコライザー HIGH, MID, LOWを調整してお好みの音質に仕上げます。
マイク入力にはハイパスフィルター
ハイパスフィルターとは、ある周波数より下の周波数帯域の信号をカット する機能です。MW10のハイパスフィルターをオンにすると80Hz以下の 超低音域がカットされます。ボーカルの息などがマイクに吹きかかったと きのボッといったノイズ、マイクを持つときのゴトゴトというハ ンドリングノイズ、マイクスタンドを通して床から伝わってくる振動など を軽減します。特にマイクを使って集音する場合は、ハイパスフィルター をオンにすることをおすすめします。
イコライザーの設定のコツ
録音時にイコライザーで音質を調整するときは、かけすぎないようにする のがポイントです。音のヌケが悪いときは、少しだけHIGHを上げます。 低音を強調したいときは、LOWを少しだけ上げます。あくまでも補正と してイコライザーを使うと最終的な仕上げ作業がスムーズにできます。
LEVEL
コントロール
C-R/PHONES
コントロール
ST
コントロール
マスター
MW10 取扱説明書
9
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