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DxO Optics Pro V4.1
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©DxO Labs 2006 -1 - Reference Manual
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目次
4 イントロダクション
第 1 章 6 画像補正処理の典型的な流れ
第 2 章 10 様々なソースから画像を選択する
第 3 章 13 電子ライトテーブルで画像を整理する
第 4 章 15 DxO Optics Pro ツールを使って画像を補正する
第 5 章 19 大量の画像をシングルクリックで一括処理する
第 6 章 21 処理結果を表示する
第 7 章 22 より高度な画質向上をお望みのユーザーへ
第 8 章 23 メニュー
第 9 章 31 「自動/セミオート/エキスパート」モードを使用する
第 10 章 34 一般ツール
第 11 章 37 DxO Optics ツール
第 12 章 43 シャープネス ツール
第 13 章 46 DxO Noise ツール
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第 14 章 49 ホワイトバランスと露光
第 15 章 54 DxO Color ツール
第 16 章 61 DxO Lighting ツール
第 17 章 64 ジオメトリツール
第 18 章 69 画像のスタック / ランク付け / 出力形式
第 19 章 74 DxO Optics Pro の Photoshop プラグインと DxO FilmPack
その他に記載されている社名(Nikon, Canon, Kodak, Fuji, Sony 含む)および製品名は、各社の登録商標
または商標です。All rights reserved.
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イントロダクション
イントロダクション
イントロダクションイントロダクション
DxO Optics Pro デジタル画質向上ソフトウェアをお使いいただき誠にありがとうござい
ます。
この革新的かつパワフルなソフトウェアは、高度な画質補正テクノロジーを駆使すること
により、デジタルフォトグラフィーにおいて今まであり得なかった驚きの高画質を実現し
ます。
DxO Optics Pro が持つ高度な画質補正テクノロジーは、カメラボディおよびレンズをす
べて実際に測定・解析することによって作成された独自のアルゴリズム群に基づいていま
す。 アルゴリズム作成では、それぞれのカメラボディ、レンズおよび撮影パラメータの
組み合わせが網羅され、各組み合わせ毎に数千回をゆうに超えるテスト測定が行われまし
た。これらのアルゴリズムは「DxO 補正モジュール」と呼ばれ、DxO Optics Pro システ
ムによるデジタル画像補正のベースとなっています。したがって、お使いのカメラボディ
およびレンズと正しく一致する補正モジュールを使用することが必須となります。このよ
うなシステムを採用することで、精度が低い上に非常に長時間を要する主観的な手動補正
と比べ、極めて高精度な画質補正処理を、非常に高速に行うことが可能です。
また新バージョンにはカメラ固有ではない補正機能も多数追加されており、これらを使う
ことで、単なる画質補正の枠を超えたクリエイティブなエフェクトをデジタル画像に適用
できるようになりました。
シンプルなワークフロー
シンプルなワークフロー
シンプルなワークフローシンプルなワークフロー
DxO Optics Pro のワークフローは、非常にシンプルで分かりやすいものとなっています。
まずユーザーは「プロジェクト」を新規に作成します。次に、プロジェクトに補正処理を
行いたい画像ファイルを追加し、任意の名前を付けて保存します。 [処理実行] ボタンを押
せば、DxO Optics Pro の自動プリセット値を使った一括補正処理をすぐに開始すること
ができます。もしくは、画像をプレビューしながら各補正パラメータを手動で設定するこ
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とが可能です。
上記補正処理の際、元画像には変更 (編集、削除、上書きなど) は一切加えられないため、
安心して処理を行うことができます。
さらに、手動で設定したパラメータ値は「プリセット」として自由に保存できるため、い
つでも好きな時に読み出して任意の画像セットに対して適用することが可能です。 もち
ろん、手動による設定を一切行わない場合でも、DxO Optics Pro は高精度な画質補正を
行うことができます。
三つの作業モードからご自分で選ぶことができます。フル自動モードは非常に単純で、
DxO Optics Pro にあらかじめ定義された自動補正設定を使うだけです。セミオートモー
ドは画質向上タブにアクセスでき、ポートレート、背景などといったテーマ別の設定を選
ぶことが出来ます。エキスパートモードでは DxO Optics Pro のすべての画質向上機能を
自分で設定することが出来ます。最初に起動したときに、どのモードにするかを選択しま
すが、いつでも編集メニューのプリファレンスでモードの変更をすることが出来ます。
ワークフローの最初に使用する
ワークフローの最初に使用する
ワークフローの最初に使用するワークフローの最初に使用する
DxO Optics Pro はデジタル画像処理ワークフローにおいて一番最初 (=カメラまたはメモ
リーカードから読み込んだだけの状態) に使用されることを念頭に設計されています。 画
像データがすでに他のソフトウェアによって処理済みの場合、もしくは EXIF データが見
つからない場合には、一部の DxO 補正機能が利用できなくなります。
この件に関する詳細や最新情報は、 サポートコーナーにある、オンライン FAQ
(http://www.dxo.com/jp/photo/support) をご覧ください。
DxO Optics Pro は、デジタル画像に含まれるメタデータ (EXIF, MakerNote, IPTC, XMP)
を可能な限りそのまま保持します。 つまり、DxO Optics Pro で補正処理を行った後に、
他の画像処理/編集ソフトウェアに自由に読み込むことが可能です。
カメラの自動回転機能が仕様されている場合は、DxO Optics Pro は画像を自動的に回転
するようになっています。このステップには、別途のソフトウェアは不要です。
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第 1 章 - 画像補正処理の典型的な流れ
DxO Optics Pro システムは、高い操作性とワークフローの効率性を念頭に設計されてお
り、大量の画像処理を必要とするフォトグラファーを強力にバックアップします。 詳細
については、実際の画像補正処理例を使って後ほど解説しますが、まずは DxO Optics
Pro システムの基本的な仕組みを見てみましょう。
画像を選択してプロジェクトを作
画像を選択してプロジェクトを作成する
画像を選択してプロジェクトを作画像を選択してプロジェクトを作
DxO Optics Pro は、大量の画像ファイルの補正処理を簡単にすばやく行えるようにする
ために「プロジェクト」を使用します。ユーザーはまず、DxO Optics Pro で補正したい
成する
成する成する
画像ファイルをすべて (何枚でも)読み込みます。 これにより「プロジェクト」が作成さ
れます。プロジェクト ファイルは、他形式のファイルと同様、保存してから後で開き直
したり、整理したりすることができます。画像の追加は、ワークスペース内の「プロジェ
クト」ウィンドウから行います。また、画像をプロジェクトに追加した後も、さらに画像
を追加したり、追加した画像をプロジェクトから削除したりすることが可能です。プロジ
ェクトに画像を「追加」する際には、画像のコピーが実際にプロジェクト内に保存される
わけではなく、それぞれの画像ファイルへの参照データが追加されるだけです。
プロジェクト
プロジェクトをををを整理
プロジェクトプロジェクト
補正対象の画像を含む「プロジェクト」を作成したら、今度はそれらの画像をソートおよ
び整理したり、補正処理を行う優先順位を設定することが可能です (大量の画像を一括処
理する際などに重要となります)。 「プレビュー」ウィンドウは、画像を比較しながら、
一番良い画像を選択したり、それぞれの画像を関連「スタック」にグループ分けするため
整理する
する
整理整理
するする
の「ライトテーブル」のような役割を果たします。
プロジェクト内
プロジェクト内のののの画像を補正する
プロジェクト内プロジェクト内
これで補正処理を行うための準備が整いました。今度は実際に、画像の補正を始めていき
ます。多くの場合、
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画像を補正する
画像を補正する画像を補正する
[処理実行] ボタンをクリックするだけで DxO Optics Pro が最適な補
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正処理を自動的に行います。これが画像の補正処理を最も簡単かつすばやく実行する方法
です。しかし上級ユーザーは、DxO Optics Pro の高度な調整オプションや「プリセッ
ト」機能を使いこなすことで、より細やかな画像補正を行うことが可能です。
複数の画像を一括処理する
複数の画像を一括処理する
複数の画像を一括処理する複数の画像を一括処理する
選択画像に対して適用したいプリセットおよびパラメータの設定が完了したら、一括補正
処理を開始することができます。処理中は、処理の進行状況が分かりやすく表示されます。
処理が完了するまでユーザーによる操作は一切必要ありません。
処理結果を表示する
処理結果を表示する
処理結果を表示する処理結果を表示する
補正処理が完了したら、今度は結果画像の確認 (表示) を行います。DxO Optics Pro には、
補正前と補正後の画像の比較を簡単に行える便利な画像ビュワーが用意されています。補
正済み画像に 100% 満足でない場合は、任意の画像を異なるパラメータ設定で自由に処理
し直すことができます。
上記では典型的な画像補正処理の流れについて解説していますが、上記の作業ステップ間
を必要に応じて行き来することももちろん可能です。たとえば、補正処理前のパラメータ
調整を行った後に、補正したい画像ファイルを追加したり (画像はプロジェクトからいつ
でも削除可能)、補正処理の途中で処理を中断し、もう一度パラメータ設定を調整し直す
といったことも問題なくできます。
共通のアクション
アプリケーション内の様々な機能において共通のアクションについて解説します。
設定の多くは、手動で調整を行うための 2 種類の方法を用意しています。そのうちの 1
つは、マウスでドラッグすることで調整を行うスライダーです。 スライダーの右もしく
は左側をクリックすると、設定値をクリックした方向に、決められた値刻みに大きく移動
させることができます。また、スライダーの両端にある + または - ボタンをクリックする
と、設定値を決められた値刻みに少しずつ増減 (インクリメント) させることができま
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す。そしてもう 1 つは、設定値を編集ボックスに直接入力する方法です。値を入力するに
は、現在表示されているデフォルト値をマウスで選択して削除し、新しい設定値を入力し
てから [Enter] を押します。
また各時点において、ユーザーインターフェース内の画面を切り替えるためのタブや、オ
プションをリストから選択することが可能なドロップダウンメニューが数多く用意されて
います。
ほぼすべてのコマンドは、各ユーザーの作業スタイルに合わせた 3 種類の方法でアクセス
できるようになっています: (1) 画面上部のドロップダウンメニューから選択する (2) ツー
ルバー上のアイコンをクリックする (3) キーボードショートカットを使用する。各機能内
においては、その時々に利用可能な追加機能アイコンがミニツールバーに表示されるよう
になっています。
またコマンドの多くは、アイコン上にマウスを重ねることで、そのコマンドに関する説明
を表示してくれる「ツールチップ」を備えています。
画像が、ウィンドウの表示可能スペースよりも大きくズームインされている場合は、ワー
クスペース内のボタンをクリックして「ハンド」ツールを有効にすることで、画像をクリ
ック&ドラッグで自由にウィンドウ内を移動させることができます。なお「ハンド」ツー
ルは、スペースバーを押しながらマウスで画像をクリック&ドラッグする方法で使用する
ことも可能です。
通常どおり、Ctrl キーを押しながら左クリックすると、複数のアイテムを一度に選択する
ことができます。また、Shift キーを押しながら左クリックすると、隣接する一連のアイ
テムを選択できます。
画面上部には、アプリケーション全体で共通のドロップダウンメニューが表示されていま
す。その時に行っている作業内容によって、表示されるコマンド内容は異なります。 ド
ロップダウンメニューには以下の 6 つが用意されており、それぞれをクリックすること
で、メニューに含まれるコマンドを表示させることができます。
ファイル (ユーザーの作業セッション (=プロジェクト) を保存および管理するためのコマ
ンド群)
編集 (通常の編集コマンドや DxO Optics Pro のプリファレンスや言語設定など)
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表示 (ユーザーインターフェース表示やファイル フィルタリング用のコマンド群)
ワークフロー (5 つのメイン作業ステップへのアクセスおよび処理開始コマンド)
画像 (現在選択されている画像の表示、ランキングおよびスタック オプション)
ヘルプ (ローカルおよびオンライン ヘルプファイル、アップデート、DxO Optics Pro およ
び各種 DxO モジュールに関する情報)
それでは、これらすべての機能を細かくチェックしていきましょう。 上記のワークフロ
ー順に解説を進めていきますが、テキスト内に貼られているホットリンクをクリックする
ことにより、当該作業ステップに関する詳細な情報を参照することもできます。以下の 5
つのセクションでは、作業ウィンドウ上部に配置されている 5 つのメインタブからアクセ
ス可能な機能について細かく解説していきます。注意: プロジェクトに画像が 1 枚も存在
しない場合、「選択」タブのみがハイライト表示 (アクティブ) されます。
過去バージョン
過去バージョン ユーザーの皆様へ
過去バージョン過去バージョン
ユーザーの皆様へ
ユーザーの皆様へユーザーの皆様へ
DxO Optics Pro の過去バージョンを使用したことのあるユーザーは、補正処理を行うた
めのユーザーインターフェース (=ワークフロー) に大幅な変更が加えられていることに気
づくはずです。これらの変更は、DxO Optics Pro の作業性をさらに追求した結果であ
り、今まで以上にユーザーフレンドリーかつ高精度な補正処理を可能にするものです。
このユーザーガイドをよくお読みいただき、改良されたユーザーインターフェースに慣れ
親しんでいただくことをまずはお勧めします。
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第 2 章 - 様々なソースから画像を選択する
DxO Optics Pro を初めて起動した時には「選択」タブのみがアクティブになっており (=
ハイライト表示)、ワークスペースには Windows エクスプローラのようなファイルブラウ
ザ が表示されています。このファイルブラウザを使って、ハードディスクなどに保存さ
れている画像ファイルを参照することになります。Windows エクスプローラと同様、右
側のウィンドウのコラムヘッダー(ファイル名、拡張子、サイズ、作成日) をクリックする
ことで、ファイルをいずれかの項目でソートすることができます。また、アクティブなコ
ラムヘッダーには、ソートの昇順/降順を切り換えるための
および
印が表示されてい
ます。
最初の「選択」では、補正処理を行いたい画像ファイルをすべて、画面下部に表示されて
いる「プロジェクト」ウィンドウに追加します (「プロジェクト」ウィンドウの表示はす
べての作業ワークスペースにおいて共通です)。 追加された画像は、画面下部のウィンド
ウにサムネイル画像で表示されます。また必要に応じて、サムネイル画像の表示サイズを
変更することが可能です。これらのウィンドウのサイズは、ウィンドウの端をマウスポイ
ンタでクリック&ドラッグすることで変更できるほか、ウィンドウを最大化/最小化する
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および ボタンや、マウスコントロールに戻すための ボタンも用意されています。
画面下部の「プロジェクト」ウィンドウのヘッダー右端には 4 つのボタンが配置されてい
ます。 最初の 2 つのボタンは、画像表示を「サムネイル」または「詳細」表示に切り換
えるために使用します。残り 2 つのボタンはそれぞれ、サムネイル画像表示のフィルタリ
ング、および「一覧」表示の際に表示させるパラメータの選択に使用します。これら 4 つ
と同じボタンが右側の「ファイル」ウィンドウの左上隅にも表示されており、割り当てら
れている機能もまったく同じです。
また「プロジェクト ウィンドウ」の右下隅には、両端にボタンが配置された小さなスラ
イダーがあります。 このスライダーを右方向にドラッグするか、もしくは右端のボタン
をクリックすると、サムネイル画像の表示が拡大します。左方向にドラッグ、もしくは左
端のボタンをクリックすると、サムネイル画像の表示はデフォルトのサイズまで縮小しま
す。画像ファイルに「ランク」を割り当て補正処理時における優先度を設定したり、「ス
タック」を作成し、関連した画像や同じ補正パラメータを適用したい画像などを分かりや
すくまとめることが可能です。これら 2 つのコマンドは、「画像」ドロップダウンメニュ
ーからアクセスできます。画像のランク付けは、サムネイル画像上部に表示されている☆
をクリックし、任意の数に設定することで簡単に行えます (この作業は、「表示」を除く
すべてのワークスペースから行うことができます)。
「プロジェクト」ウィンドウの左のヘッダーバーには、プロジェクトを管理するためのボ
タンがさらに 3 つ配置されています。これらのボタンの右には、作業中のプロジェクト名
が表示されています。 ボタンは新規プロジェクトの作成、 ボタンは既存プロジェ
クトを開くために使用します。また は、プロジェクトの保存および名前の変更するた
めのボタンです。
右側の「ファイル」ウィンドウ下部には、次の 3 つの重要なボタンが配置されています:
「画像の追加」、「画像の追加・簡易設定」、「処理実行」。これらのボタンは、画像が
1 枚も選択されていない状態ではグレー表示 (無効) になっています。※「画像の追加」お
よび「画像の追加・簡易設定」の場合は「ファイル」ウィンドウで画像が少なくとも 1 枚、
「処理実行」の場合はプロジェクト内で画像が少なくとも 1 枚選択されている必要があり
ます。
「画像の追加」をクリックすると、「ファイル」ウィンドウで選択されている画像をプロ
ジェクトに追加します。Windows 標準の選択ショートカットが使用可能です: Ctrl キーを
押しながらクリックすると、複数の画像ファイルをまとめてプロジェクトに追加すること
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ができ、Shift キーを押しながらクリックすると、隣接する一連の画像ファイルを追加す
ることができます。「画像の追加・簡易設定」でも同じように画像の追加を行いますが、
画像に適用させる「プリセット」を同時に設定できるようになっています。
画像をプロジェクトに追加する最も簡単な方法は、「ファイル」ウィンドウから「プロジ
ェクト」ウィンドウに画像をドラッグ&ドロップする方法です。 追加する画像にプリセッ
トを関連付けしたい場合には、この方法は使用できません。
プロジェクトから画像を削除するには、サムネイル画像の中心下部に表示されているオレ
ンジ色の アイコンをクリックします。複数の画像が選択されている場合でも、いずれ
かの アイコンをクリックするだけで一括削除を行えます。隣接した一連の画像を選択
するには、マウスを使って選択したい画像を囲むか、Shift キーを押しながら最初と最後
の画像を連続してクリックします。隣接していない複数の画像を選択する場合には、Ctrl
キーを押しながら選択したい画像を順番にクリックします。
各サムネイル画像上に表示されているボタンは以下の機能を有しています:
- 画像を現在のプロジェクトから削除します
- 画像を正しい向きに回転させます
スタックを作成します (複数の画像が選択された際、一番最後に選択した画像に対し
て有効)
画像のスタックを解除します (スタックが選択されている場合に有効)
それぞれの画像にマウスポインタを重ねると、画像のランクを表す 5 つの星が表示されま
す (初期状態ではグレー表示)。画像のランクは、任意の星数をクリックするたけで簡単に
設定することができます (何回でも再設定可能)。
これらのボタンに加え、いくつかのアイコンが各サムネイル画像上部に表示される場合が
あります。 これらのアイコンは、各画像に関する重要な情報を表しているため、貼られ
ているリンクをクリックし、それぞれのアイコンの意味を確認することをお勧めします。
サムネイル画像を囲んで表示される枠の色にも意味があります。
フル自動処理
フル自動処理
フル自動処理フル自動処理
補正処理を行いたい画像を選択してプロジェクトに追加したら、手動による調整は一切行
わずに、[処理開始] ボタンをクリックするだけで自動補正処理を開始することができます。
DxO Optics Pro が特定の補正処理を行うために必要な情報が不足している場合などに限
り、手動による入力操作が必要となります。
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画像情報
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第 3 章 - 電子ライトテーブルで画像を整理する
「プレビュー」ウ
プロジェクトの用意ができたら (既存プロジェクトを開く、もしくは新規作成)、「整理」
ワークスペースを使って、画像ファイルとそれぞれに対して行う処理を整理することがで
きます。この作業は、処理を行う画像が数枚しかない場合には不要かもしれませんが、大
量の画像を取り扱う際には非常に大きな威力を発揮します。
「整理」ワークスペースの画面上半分 (サイズ変更可能) は、プレビュー用に選択された
画像を表示するための「ライトテーブル」のような役割を果たします。 任意のサムネイ
ル画像を左マウスボタンでシングルクリックしてプレビューウィンドウに転送することが
できます。お使いのコンピュータの性能によって、画像のプレビューが表示されるまでに
若干の時間がかかる場合があります。複数の画像を同時にプレビュー表示することもでき、
また、プレビュー画面をクリアしたい場合には、「サムネイル」ウィンドウ上の空白エリ
アをクリックするだけで OK です。
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画像がプレビュー表示されると、サムネイル画像に元々関連付けされていたアイコンボタ
ンが、ワークスペースの右下に表示され、その左側にプレビュー表示中画像のファイル名
が表示されます。 左端には、プレビュー画像を「固定させる」ための [サムトラック] ボ
タンが用意されています。これは、プレビュー画面の表示を毎回リフレッシュさせずにサ
ムネイル画像間を移動したい場合などに使用する機能です。
ワークスペースの一番上にはヘッダーバーあり、その左には 2 つのボタンが配置されてい
ます。 「ハンド」ツールは、ズームイン表示したプレビュー画像の各部分を、ドラッグ
移動しながら確認するために使用します。このツールを「ズームフィット」モードで使用
しても何も起こりません 。その隣には、画像をクリックして拡大ズーム表示するための
「虫めがね」ツールがあります 。このツールが有効になっている状態で Shift キーを押
すと、「虫めがね」(ズームアウト) ツールに変わります。いずれの場合でも、最小ズーム
サイズは「ズームフィット」(=プレビューウィンドウの設定サイズによる)、最大ズーム
サイズは 200% です。
あるいは、右側にあるドロップダウンリストから、プレビュー画像のズーム比率を選択す
ることが可能です。 「ズームフィット」を選択すると、画像形式および表示可能な画面
スペースに応じた全体画像が表示されます。画像の各部分の細かく確認したい場合には他
の比率をドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリスト選択以外にも、
[ズームイン] および [ズームアウト] ボタンを使って同様の作業を行うことが可能です。
さらに右側には、「バックグラウンドの明度」スライダーを有効にするための小さなアイ
コンが配置されています。このスライダーを動かすと、画像の周りのバックグラウンドを
白~黒の間で自由な色に変更することができます (デフォルトは約 18% グレー)。 この機
能は、画像のカラーバランスを確認および調整する際に便利です。
大量の画像ファイルを補正する場合には「整理」ワークスペースが非常に役立ちます。こ
のワークスペースでは、プロジェクトに追加した画像を確認・整理し、「電子ライトテー
ブル」を使ってさらに細やかな画像選択をことが可能です。必要に応じて、プロジェクト
から画像を削除したり、スタックにまとめたり、画像のランク付けによる処理優先度の設
定を行います。後で補正処理を実際に行う際には、どのランクの画像を補正するか (また
はしないか) を選択することができます。これら両方のコマンドは、「画像」ドロップダ
ウンメニューか、サムネイル画像から直接アクセスすることができます。
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第 4 章 - DxO Optics Pro ツールを使って画像を補正する
「ツール
「補正」パレ
「画質向上」ワークスペースまず画面の右側には、画質補正および調整用のツールを含む
パレットエリアが表示されています。それぞれの詳細については後述しますが、まずはこ
のワークスペースに追加された新しいアイテムについて手短に解説します。
従来通り、画面下部には見慣れた「プロジェクト」ウィンドウが表示されています。
ヘッダーバーの右側には、「整理」ワークスペースと同じ [情報]、[ズーム] および [バッ
クグラウンドの明度] ボタン、左側には、ズームイン表示したプレビュー画像の各部分を、
ドラッグ移動しながら確認するために使用する「ハンド」ツールが配置されています。こ
のツールは、「ズームフィット」モードで使用しても何も起こりません。 このツールを
「ズームフィット」モードで使用しても何も起こりません。その隣には、画像をクリック
して拡大ズーム表示するための「虫めがね」ツールがあります。Shift キーを押しながら
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画像をクリックすると、ズームアウト (縮小) ツールに変わります。いずれの場合でも、
最小ズームサイズは「ズームフィット」(=プレビューウィンドウの設定サイズによる)、
最大ズームサイズは 200% です。
さらに、6 つのボタンが新たに追加されています。これらのボタンについては、ツールパ
レットの解説とあわせて後述します。
それでは、右側にあるパレット経由でアクセス可能な補正および調整機能を見てみましょ
う。 なお、本ガイドの解説の中に貼られているリンクテキストをクリックすると、その
当該トピックに関する詳細な情報にジャンプすることができます。ツールパレットでは、
タイトルバーをクリックすることで、各タブの表示 () を自由に切り換えることが可能で
す。開かれているタブのタイトルは太字で表示され、より快適なナビゲーションが可能に
なっています。
一番上には、4 つの基本タブを含むツールパレットがあります。
ズーム パレット内の画像上には、プレビューエリアで現在ズーム表示中の範囲を表す、
緑色の小さなボックスが表示されています。「ズームイン」すればするほど、緑のボック
スは小さく表示されます (それだけ画像の小さなエリアをズーム表示しているということ)。
ボックスをマウスポインタでクリック&ドラッグすることで、画像上の別のエリアをズー
ム表示させることができます。ヘッダーバーの左端にある [ハンド] ボタンを使うと、メイ
ンプレビュー画像のズーム表示エリアをドラッグで移動させることが可能です。両側に小
さな [ズームイン] / [ズームアウト] ボタンが配置されたズームスライダーは、前バージョ
ンからそのまま引き継がれています。最大ズームサイズは 200%、最小ズームサイズはプ
レビューウィンドウの設定により異なります。ヘッダーバー上の [虫めがね] ボタンを使う
ことでも、画像をズームイン/アウト表示することが可能です。
ズームサイズが75%以下の場合、画像補正をプレビューできないことがありますので、
注意してください。(色収差、DxO レンズブラー、DxO Noise、アンシャープマスクが
これに該当します。)
ヒストグラムは、画像の相対的な輝度レベルの分布を赤、緑および青チャンネル別にグラ
フィカルに表示します。 ヒストグラムは、色や露光の調整を行う際に非常に重要となる
ため、作業中は頻繁に開いておくことをお勧めします。
EXIF エディタには、EXIF ヘッダに著者とコピーライト情報を入力するための、二つのテ
キスト入力欄があります。
画像情報には、画像の EXIF データの内容が表示されます。
「プリセット」を選択すると、利用可能なプリセットの一覧が小さなウィンドウで表示さ
れます。選択プリセットのすべての設定を適用したり、特定の補正処理に対してのみ適用
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することが可能です。 これらのパラメータを特定の画像に対して手動調整することも可
能です。その場合、当該画像のプリセット値は、手動で設定した値によってオーバーライ
ドされます。ここでも、基本的なプリセット管理操作を行うことができます。
これら 4 つのツールタブの真下には、「セミオート設定」および「エキスパート設定」と
いう 2 つの大きなボタンが配置されています。
「セミオート設定」を選択すると、完全な補正パレットの代わりに、4 つの補正処理
(DxO Color, DxO Lighting, DxO Optics, シャープネス) のオプション選択用ドロップダウ
ンリストが表示されます。 光学、シャープネス、色およびライティング。これらの 4 つ
の補正メニューにはドロップダウンメニューがあり、「撮影時設定」(=自動補正) に加え、
ユーザーが作成したカスタム プリセットをそれぞれのメニューから選択できるようにな
っています。つまり、あるプリセットに保存した設定を使ってライティング補正を行い、
カラー補正は別のプリセット設定を使用する、というような作業スタイルが可能です。
「エキスパート設定」では、すべての補正および調整機能にアクセスすることが可能な
「パレット」が開きます。
まず 8 つの補正処理の項目ボタンが表示され、各ボタンをクリックすることでそれぞれの
補正パネルが開くようになっています。 他のタブが開いているために、開きたいタブが
画面からはみ出してしまっている、というような場合でも、すべてのパネルを必要に応じ
て簡単に開いたり閉じたりできるため、任意のタブにすぐにアクセスすることが可能です。
また、それぞれのパネルは、タイトルバーをクリックすることで開いたり閉じたりするこ
とができます。
選択されている画像の補正を行うために必要な情報 (撮影距離、焦点距離) が不足してい
る場合、9 つめのアイコン (◆) および追加タブが 1 つ表示され、必要な情報を手動で入力
できるようになっています。
今度は、8 つの補正パネルの内容について解説します。 画像や、読み込まれている補正モ
ジュールによっては、各タブ内の一部の補正処理が利用できない場合があるのでご注意く
ださい。利用可能な補正処理のタイトルは白の太字で表示され、利用できないものはグレ
ーで表示されます。
DxO Optics - 幾何歪み、色収差、パープルフリンジおよびヴィネット (口径食) の補正を
行います。
シャープネス - DxO レンズブラーによる、DxO レンズモジュールに含まれるデータに基
づくシャープネス補正、およびインテリジェントなアンシャープマスク処理 (適正なレン
ズモジュールが読み込まれていない場合) を行います。
DxO Noise - ノイズ除去 (一般ノイズおよびインパルスノイズの減少) を行います。
ホワイトバランスおよび露光 - 画像の全体的なカラーバランスの補正をします。ハイライ
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トのリカバリによる露光コントロールを駆使することで、撮影後の露光調整や、「失われ
た」ハイライト部分のディテールの復元を試みることが可能です。画面の左上にある[ホ
ワイトバランスツール]を使ってください。
DxO Color - 画像の色相 / 彩度 / 明度によるカラー調整を行うことができます。他の補正
に比べると若干複雑な操作を伴いますが、パラメータを数値で簡単に直接入力できる (=
再現可能) という利点があります。 ここでは、全体のマスタートーンカーブおよび個々の
カラーチャンネルのカーブを調整するための、強力なトーンカーブ編集ツールも使用可能
です。
また「カラーレンダリング」と「カラーマッチング」という 2 つの新機能が追加されてい
ます。 「カラーレンダリング」では、各のカメラ機種特有の「画質感」や、コントラス
ト・色彩度のプリセット設定オプション、およびいくつかの特殊なプリセット (ポートレ
ートおよび風景、白黒、セピアなど) を含む任意の「画質感」を画像に対して適用するこ
とができます。
「カラーマッチング」は、ニュートラルな色基準が存在しない場合でも、画像間のカラー
マッチングを行える高度な機能です。 ユーザーが最大 4 つの色を選択て、それぞれが再
現されるべき色を設定します。DxO Optics Pro はそれらの設定を基に、画像全体のカラ
ーバランスを調整します。この機能を使うことにより、複数の画像間におけるカラーマッ
チングを非常にすばやく簡単に行うことができます。[マルチポイントカラーバランスツ
ール]は画面の左上にあります。
DxO Lighting -グローバルおよびローカル コントラストを調整することで、シャドー、中
間トーンおよびハイライト部分のディテールを引き出し、画像のコントラストを補正する
インテリジェントな機能です。このパネル内にある [詳細設定] ボタンを押すと、さらに細
かい調整を行うためのコントロールにアクセスすることができます。
幾何補正 - ボリューム歪像補正、キーストーン補正、および水平補正を行います。 ボリ
ューム歪像補正は、幾何歪みに関連したレンズ依存の補正処理です。この補正処理を行う
には、補正の種類および量を手動で設定する必要があります。[キーストーン/水平補正
ツール]は画面の左上にあります。
残り 2 つの補正処理は、垂直および水平プレーン (平面) におけるキーストーンを補間す
るための調整、画像のローテーション (水平補正)、スケーリング (画像のサイジング)、垂
直/水平プレーン比 (垂直/水平比率のストレッチングまたはスクイージング) などを行いま
す。 これらは明らかに各画像に依存するため、手動による設定が必要です。
クロップ - このトリミング機能を使って、画像の構成を変更することができます。画像の
クロップを行う際には、撮影時と同じ、もしくはプリセット設定のアスペクト比を維持す
るかどうかを選択できるようになっています。 画面左上の[クロップツール]
©DxO Labs 2006 -18 - Reference Manual
ユーザーズガイド
第 5 章 - 大量の画像をシングルクリックで一括処理する
「処理」ワークスペースの上部は 3 つのエリアに分かれており、下部にはお馴染みの「プ
ロジェクト」ウィンドウが配置されています。
左側のエリアにある「1 選択」では、画像ファイルに対してあらかじめ設定した「星ラン
ク」をもとに、補正を行う画像の選択を行います (例: 星 5 つの画像のみを補正するなど)。
ちなみに、画像のランク付け作業は、このワークスペース内でも行うことが可能です。
すべての画像の補正処理を行う [すべて] ボタンをクリックするか、任意の星数 ( 1~5
つ) をクリック (複数選択可能) し、特定の星ランクの画像のみを補正処理の対象に設定す
ることができます。
ここで星 5 つを設定した場合、星ランクが 0~4 つの画像はすべて補正対象から外されま
す。 を選択した場合には、 のランク付けがされた画像のみが処理されます。
また、複数の星ランクを選択することも可能です。例: のように設定した場合、
または ランクの画像に対して補正処理が行われます。
©DxO Labs 2006 -19 - Reference Manual
ユーザーズガイド
またはそれ以下のランクの画像を補正対象に設定したい場合は のように
選択します。選択された画像の小さなサムネイル画像が下のコラム内に表示されます。ま
た、星ボタンの横には [ ?] ボタンが配置されており、このボタンをクリックすると、
ランク付けされていない画像のみが補正対象に設定されます。
画像にランク付けができるようになっているのには理由があります。これは、大量の高解
像度画像を処理するためには非常に長い時間を要するため、画像のランク付けを行い、ラ
ンクの高い画像の補正処理をまず優先的に行うことで、作業時間が大幅に短縮できるため
です。さらに、ランクの低い画像の処理についての決定は、先に行った処理の結果を基に
下すことができるようになります。
中心のエリア「2 オプション」にある「出力ディレクトリ」には、出力データをデフォル
トのプロジェクト フォルダ、もしくは任意のディレクトリに保存するかを選択するため
のラジオボタンが配置されています。 右にある参照ボタンをクリックすると、出力フォ
ルダを選択 (または新規作成) するためのブラウザ ウィンドウが表示されます。
さらに下には、出力画像形式を選択 (複数選択可能) するためのボタンが 3 つ表示されて
います。 各ボタン (JPEG, TIFF, DNG) をクリックすると、それぞれの形式に合わせた設
定ダイアログボックスが表示されます。利用可能なすべての形式が表示されており、
または をクリックすることでバッチ処理に対して有効/無効に設定することができます。
処理を実行するには、出力形式を少なくとも 1 つ選択する必要があります。出力形式が 1
つも選択されていない場合、[開始] ボタンを押した際にエラーメッセージが表示されます。
右側のエリア「3 処理」には大きな [開始] ボタンと、プロジェクトの状態に関する情報や、
処理を [一時停止] または [中止] (=中断) するためのコントロール ボタンが配置されていま
す。
[開始] をクリックすると、前回保存時からプロジェクトに変更が加えられている場合には、
続行する前に変更内容を保存するかどうかを尋ねるダイアログボックスが表示されます。
プロジェクト処理の進行状況は、2 本のプログレスバーによって表示されます。上のバー
はプロジェクト全体の処理の進行状況、下のバーは現在処理中の画像の進行状況を表しま
す。 処理実行中に、上部に表示されている [一時停止] または [中止] ボタンをクリックす
ることで、処理を一時的に停止、もしくは処理を中止することができます。同様に、下部
に表示されている [一時停止] または [スキップ] ボタンをクリックすると、処理が一時的
に停止またはスキップされます。処理実行中は、すべての処理対象画像のサムネイル画像
に「2 つの歯車」アイコンが表示されます。 処理が完了すると、アイコンは (処理が完了
したことを示す)
©DxO Labs 2006 -20 - Reference Manual
へと変わります。
ユーザーズガイド
第 6 章 - 処理結果を表示する
「表示」ワークスペースには、おなじみの 3 つのサイズ変更可能なウィンドウが配置され
ています。左上のウィンドウには、すべての処理済み画像が「処理前/処理後」のペアで
サムネイル表示され、「最後のバッチ」および「すべてのバッチ」へスキップするための
ボタンが用意されています。現在表示されている画像ペアのバックがハイライト表示され
ます。
このワークスペース内のヘッダーバーの左側には、処理済み画像のスライドショーを実行
するための [プロジェクター] ボタンが配置されています。 このさらに右には、表示され
ている画像の (元の) ファイル名が表示されます。ヘッダーバーの右端には 9 つのボタン
と、通常のズーム コントロールが配置されています。
それぞれのボタンの機能は以下の通りです:
< と > は、前後 (前/次) の画像を表示します。
< と > は、前後 (前/次) の画像を表示します。 < と > は、前後 (前/次) の出力画像を表示
します。画像に対して複数の出力形式を選択した場合には、JPEG/ TIFF DNG 画像が順番
に表示されます。
最初または最後に画像に到達すると、使用できないボタン (< または >) はグレー表示にな
ります。
©DxO Labs 2006 -21 - Reference Manual
ユーザーズガイド
第7章 ‐ より高度な画質向上をお望みのユーザーへ
ここまでで典型的なワークフローを見ていただきましたが、DxO Optics Pro には、より
高度な画質向上機能がオプションとして備わっています。新しい DxO ツールは強力で、
お客様のニーズに応じた画質向上をすることができます。第8章以降(電子バージョンの
ユーザーズガイドのみ)では、このための様々な設定を紹介し、対応するパレットの使い
方を説明します。また補正処理を行っても元の画像はそのまま保存されていますので、同
じ画像から新しいプロジェクトをいつでも作成することが可能です。
お客様のパーソナルワークフロー
お客様のパーソナルワークフロー
お客様のパーソナルワークフローお客様のパーソナルワークフロー
もうひとつの大きな特徴は、DxO Optics Pro をお客様の普段の作業工程に組み込むこと
が可能だということです。例えば、画像データベースのソフトを使って、まず画像のダウ
ンロード、インデックス、プレビューをし、次に画像処理ソフトを使って画質修正を行っ
ている場合、DxO Optics Pro をこの二つの作業の間に入れてください。これにより、画
像処理ソフトの重要性が大幅に減少します。また画像データベースソフトに関してですが
、ファイルの中にある、画像の EXIF 情報が元のまま保存されているか確認してください
。保存されていない場合、DxO Optics Pro で画像処理をまず始めにする必要があります
。
DxO Optics Pro v4
DxO Optics Pro v4 をご使用いただき誠にありがとうございます。ユーザーズガイドの
DxO Optics Pro v4 DxO Optics Pro v4
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DxO のサイトの
参照ください。
参照ください。
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のサイトの FAQ
DxODxO
のサイトののサイトの
FAQ をご
をご
FAQFAQ
をごをご
http://www.dxo.com/jp/photo/support
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最近に使用したプロジェクトのリスト
このメニューからソフトウェアを終了することもできます [Alt + F4]
「プロジェクト」には、現在のユーザーインターフェースの設定、プロジェクトに追加さ
れた画像ファイルのリスト、および出力形式設定が保存されます。しかし、プロジェクト
内に画像ファイルのコピーは作成されません。 したがって、プロジェクトの保存は高速
であり、なおかつ多くのディスク容量はを必要としません。任意の設定を保存し、あとで
自由に読み込んで再使用することができ大変便利です。
[ ICC プロファイルに画像をエクスポートする ] コマンドを使うと、他社ソフトを使って
ICC カラーファイルを作成するために必要な、画像のバージョンを得ることが出来ます。
©DxO Labs 2006 -23 - Reference Manual