注 意
体温の正しいはかり方
修理サービスを依頼する前に
仕 様
●
人の体温以外の温度測定には使用しないでくださ
い。風呂のお湯や冷蔵庫の温度測定に使用します
と、故障の原因となります。
●
落としたり強 いショックを与えないでください。故障の
原因となります。
●
修理・改 造・分解は絶対行わないでください。事故や
故障の原因となります。
●
舌下でご使用の時は、測温部などを噛まないでくださ
い。事故や故障の原因となります。
●
この電子体温計の電池ケースは防水構造ではありま
せん。水滴や唾液などがはいると故障の原因となり
ます。
●
高温や直射日光の当たるところ、氷点下、湿気の多い
ところなどに保管しないでください。故障の原因とな
ります。
●
汚れは、消毒用アルコールまたは中性洗剤をしみこ
ませた布以 外 では拭 かないでください。シンナーやベ
ンジンなどの使用は、変質や故障の原因となります。
1. 体温測定の前に
➀
体温を測るときは、いつも同一の部位で、一定時間検温してください。
➁
舌下や腋下の皮膚温が真の体温まで上昇するには時間がかかります。より
正確に体温を測定される時は、充分に(約
10分程度)時間をかけてください。
➂
本機は測定した温度の最高値を表示するようになっています。測定前の周
囲温度が
32〜42℃の場合、その温度が表示されることがあります。もし、
この様な場所で検温するときは、予め測温部を水で冷やしてから測定し、周
囲温度の影響を受ける前にすばやく表示をお読みください。
➃
スポーツ、運動、入浴、食事のあとは、体温が高くなっていますので、約30分間
は検温を避けてください。
➄
体温は、時間帯、気温、睡眠などの状態により常に変動しています。また、個
人差、性別、年令によっても違いますので、あらかじめ自分の平熱 を検 温し、記録
しておくことをおすすめします。
2. 体温の測り方
➀
舌下検温の場合
測温部を舌の裏側のつけ根に入れ、舌で密着させ、口を閉じてください。検 温
中は、口を開いたり、測温部を動かさないでください。口を開いたり、測温部
を動かすと正しい測定が出来ません。
➁
腋下検温の場合
検温前にわきの下の汗をよくふき、わきの下の中心部に測温部を押し当て、
図の様に腕を組み、しっかりと密着させてください。
より正確に体温 を測 定するときは、病院 などでは、舌下検温に6分
以上、腋下検温に
10分以上かける必要があると言われています。
ご使用中に不具合が生じた場合は、まず次の点 をお調 べください。
こんなとき 点検するところ 直しかた
電源スイッチを押し ●電池が正しく ●電池を正しく入れ直
てもなにも 表 示し はいっていますか。 してください。
ない。
●電池が消耗して ●新しい電池に
いませんか。 入れ直してください。
体温が正しく検 温 ●ブザーが鳴った直後に ●ブザーが 鳴って
3分以
できない。(検温表示 表示を見ましたか。
上経過してから表示
が低めにでる)
を
確認してください。
●測温部がわきの下、 ●電源スイッチを入れ直
舌下からはずれて し、
再度検温してくだ
いませんか。
さい。
●低温で保管していませ ●常温においてから
んか。
再度検温してください。
体温とはあきらか ●体温計を温度の高い ●電源スイッチを切っ
に違う値が表示さ (
32〜42℃)場所で
て、
先端の測温部
れる。 保管されていません
を2〜3秒間冷水に
でしたか。 つけてから、水気を
拭き取り、すぐ 検 温
してください。
種類 電子体温計 実測式 一般用 一部防浸形
定格及び電源
DC1.5V (:直流)、LR41(192)タイプ相当 1個
消費電力
0.09mW
電池寿命 約3年(但し1回10分・1日3回ご使用の場合)
体温表示 数字
3桁・℃、表示単位0.1℃
検温精度 ±0.1℃(標準室温24℃にて)
測定温度範囲
32℃〜42℃
質量 約10g(電池含む)
寸法 約
17(幅)×129(長さ)×8(厚さ)mm
機能 ブザー付き、前回値記憶付き
電撃保護 内部電源機器 ( :
B形装着部)
使用環境 温度:
10〜40℃、湿度: 30〜85%
保管条件 温度: −20〜60℃、湿度: 95%以下
付属品 ハードケース、保証書付き取扱説明書
★本製品はEMC規格IEC60601-1-2:2001に適合しています。 EMC適合
★本製品はJIST1140:2005に適合しています。
◎ シチズン電子体温計の主要部品(IC,サーミスタ 等)は、日本製を使用しています。
◎ 本製品、及び 取り出した古い電池を廃棄する場合は、お住まいの市区町村の方法に
従って処理してください。
◎ 取扱説明書に記載した以外の使用方法及び製造業者以外によって行われた修理、改
造、再調整などについて、当社はその責任を負いません。
製造販売元
医療機器認証番号 219ADBZX00029000
(管理医療機器)
3. 検温終了予告ブザーにつ いて
➀
検温中、測定温度が
30秒の間に0.1℃以上上昇しなくなると、ピピピ・・・・ー
とブザーが約3秒間に3回鳴ってお知らせします。このブザーは検温値が体温
に近くなったことをお知らせするもので、検温の終了をお知らせするもので
はありません。ブザーが鳴ってもすぐ に取 り出 さずにそのままの状態で、3分
以上待ってから検温値を確認してください。
➁
ブザーが鳴り止んだあとでも、皮膚の温度はゆるやかなカーブで上昇しま
す。従 って、より正確に体温を測定されるときは、充分に時間をかけて検温し
てください。
➂
測温部が測定部位から外れたり、ずれたりして、測温部の温度が下がった
場合には、ブザーが鳴りません。再度、測定部位を確かめて、正しく検温し
てください。
4. 検温場所で差があります
➀
舌下温は腋下温より0.2℃〜0.5℃高いと言われています。
➁
医師に検温結果を伝える時には、[腋下(あるいは舌下)で検温しました]と、
お話しください 。