取扱説明書
JA
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害
を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたしま
す。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
■
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
■
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す
るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
警告
う可能性が想定される」
内容です。
〜しない でくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
注意
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
2
DGX-220 取扱説明書
(4)-13
1/4
警告
電源 / 電源アダプター
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って
接続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源アダプターを使用する場合は、必ず指定のもの
(PA-5D)を使用する。
(異なった電源 アダプターを使用すると)故障、発 熱、火災
必ず実行
必ず実行
禁止
などの原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりをきれい
に拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源アダプ ターコード をストーブ などの熱器 具に近づけ た
り、無理に曲げたり、傷つけたりしない。また、電源コード
に重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因になります。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改造し
たりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。異常を感じ
禁止
た場合など、点検や修理は、必ずお買い上げの楽器店または巻
末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。ま
た、浴室や 雨天時の屋 外など湿 気の多いと ころで使 用しな
い。
禁止
禁止
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
火に注意
本体の上にろうそくなど火気のあるものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
禁止
異常に気づいたら
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、または、使
用中に音 が出なくな ったり異 常なにおい や煙が出た りした
場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセン
必ず実行
トから抜く。(乾電池を使用している場合は、乾電池を本体
から抜く。)
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い
上げの楽 器店または 巻末のヤ マハ電気音 響製品サー ビス拠
点に点検をご依頼ください。
電源 / 電源アダプター
電源プラグ を抜くと きは、電源アダ プターコ ードを持た ず
に、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災の原因になる
必ず実行
ことがあります。
注意
必ず実行
禁止
(4)-13
2/4
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火災の原因
になることがあります。
DGX-220 取扱説明書
3
乾電池
必ず実行
必ず実行
乾電池はすべて+ / −の極性表示どおりに正しく入れる。
正しく入れていない場合、発熱、火災、液漏れのおそれがあ
ります。
乾電池は一度に全部を交換する。乾電池は新しいものと古い
ものを一緒に使用しない。また、種類の異なったもの(アル
カリとマンガン、メーカーの異なるもの、メーカーは同じで
も商品の異なるものなど)を一緒に使用しない。
発熱、火災、液漏れの原因になります。
必ず実行
必ず実行
接続
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じた場
合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセント
から抜いてください。
指定の
スタンド
を使用する。また、付属のネジがある場合は
必ずそれを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりする原因
になります。
禁止
禁止
必ず実行
禁止
禁止
設置
乾電池を分解したり、火の中に入れたりしない。
乾電池の中のものが目に入ると危険です。また、火の中に入
れると破裂するおそれがあります。
使い切りタイプの乾電池は、充電しない。
充電すると液漏れや破裂の原因になります。
長時間使用しない場合や乾電池を使い切った場合は、乾電池
を本体から抜いておく。
乾電池が消耗し、乾電池から液漏れが発生し、本体を損傷す
るおそれがあります。
乾電池は子供の手の届くところに置かない。
お子様が誤って飲み込むおそれがあります。また、電池の液
漏れなどにより炎症を起こすおそれがあります。
乾電池が液漏れした場合は、漏れた液に触れない。万一液が
目や口に入ったり皮膚に付いたりした場合は、すぐに水で洗
い流し、医師に相談する。
失明や化学やけどなどのおそれがあります。
必ず実行
手入れ
禁止
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った上
で行なう。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機
器のボリュームを最小にする。さらに、演奏を始める場合も
必ず両機器のボリュームを最小にし、演奏しながら徐々にボ
リュームを上げていき適切な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化学
ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。お手
入れには、乾いた柔らかい布をご使用ください。
禁止
禁止
禁止
必ず実行
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近く
など極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原
因になります。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近
くで使用しない。
楽器本 体また はテ
レビや ラジオ など
に雑音 が生じ る場
合があります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがをした
りする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコードなどの接
続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したりするお
それがあります。
使用時の注意
本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
パネル、鍵 盤のすき間 から金属 や紙片など の異物を 入れな
い。
感電、ショート、火災や故障 の原因になることがあります。
禁止
禁止
入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコ
ンセントから抜いた上で、お買い上げの楽器店または巻末の
ヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを
置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。
4
DGX-220 取扱説明書
(4)-13
3/4
データの保存
作成したデータの保存とバックアップ
パネル設定など一部のデータは、保存しないで電源を切ると
消えてしまいます。保存しておきたいデータはレジストレー
ションメモリー (73 ページ ) に保存してください。
必ず実行
また、保存したデータは故障や誤操作などのために失われる
ことがあります。大切なデータは、コンピューターなどの外
部機器に保存してください。(84 ページ )
禁止
禁止
本体の上にのったり重いもの
をのせたりしない。また、ボ
タンやスイッチ、入出力端子
などに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様や
他の方々がけがをしたりする
原因になります。
大き な音 量で 長時 間ヘ ッ ド
フォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
● データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
電源アダプターをご使用の場合、電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「切 (STANDBY)」の状態)でも微電流が流れています。スタンバイ時の消
費電力は、最小限の値で設計されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
使用済みの乾電池は、各自治体で決められたルールに従って廃棄しましょう。
・ この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。
・Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
・その他、本書に記載されている会社名および商品名などは、各社の登録商標または商標です。
・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI) の登録商標です。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によってはたいへん気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしま
しょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬ
ところで迷惑をかけてしまうことがあります。適度な音量を心がけ、窓を閉めたりヘッドフォン
をご使用になるのも一つの方法です。音楽はみんなで楽しむもの、お互いに心を配り快適な生活
環境を守りましょう。
●ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
(4)-13
4/4
DGX-220 取扱説明書
5
著作権について
内蔵ソングの3曲については権利者から適正な許諾を得て使用しています。
曲名 :
作詞作曲者名:
Copyright © 1949 (Renewed 1976) by Famous Music Corporation
International Copyright Secured All Rights Reserved
曲名 :
作曲者名 :
Copyright Owner’s Name
この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または付属しています。その著作物とは、
すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDIデータ、WAVEデータ、音声記録データ、楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含
みます。
ヤマハ ( 株 ) の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許
されていません。
この製品には、XGフォーマット以外の音楽/サウンドデータを扱う機能があります。その際、元のデータをこの楽器に最適化して動作させるため、オ
リジナルデータ(音楽/サウンドデータ)制作者の意図どおりには再生されない場合があります。ご了承のうえ、ご使用ください。
ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、
権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
Mona Lisa
from the Paramount Picture CAPTAIN CAREY, U.S.A.
Words and Music by Jay Livingston and Ray Evans
Against All Odds
Collins 0007403
:
EMI MUSIC PUBLISHING LTD / HIT & RUN MUSIC LTD
ご注意: これらの曲の権利者の許諾なく、複製し たり、公の場で演奏したり、インターネットで配信し たり、放送する
ことは、法律で禁じられています。
曲名 :
作詞作曲者名:
Copyright © 1961 by Gladys Music, Inc.
Copyright Renewed and Assigned to Gladys Music
All Rights Administered by Cherry Lane Music Publishing Company,
Inc. and Chrysalis Music
International Copyright Secured All Rights Reserved
Can’t Help Falling In Love
from the Paramount Picture BLUE HAWAII
Words and Music by George David Weiss,
Hugo Peretti and Luigi Creatore
パネルに印刷されているロゴ
GMシステムレベル1
「GMシステムレベル1」は、メーカーや機種が異なった音源でも、ほぼ同じ系統の音色で演奏が再現される
ことを目的に設けられた、音源の音色配列やMIDI機能に関する一定の基準のことです。
「GMシステムレベル1」に対応した音源やソングデータには、このGM マークがついています。
XGライト
「XGlite」はヤマハの高品位な音源フォーマットである「XG」の簡易( ライト)版です。「XG」のソングデー
タを「XGlite」マークの付い た音源を使って手軽に再生して楽しむことができます 。ただし、「XGlite」で
はコントロールできるパラメーターやエフェクトなどに一部制限がありますので、「XG」のソングデータが
元のデータと異なって聞こえる場合があります。
USB
USB とは、Universal Serial Bus ( ユニバーサルシリアルバス) の略で、コンピューターと周辺機器を接続
するためのシリアルインターフェースです。また、コンピューターの電源を入れたまま周辺機器との接続が
できます。
スタイルファイル
スタイルファイルフォーマットとは、ヤマハの自動伴奏機能のノウハウを集大成した統一フォーマットで
す。
6
DGX-220 取扱説明書
ごあいさつ
このたびはヤマハ DGX-220をお買いもとめいただき、
まことにありがとうございます。
DGX-220のさまざまな機能を十分に活用するために、
この取扱説明書をよくお読みになってからご使用ください。
なお、読み終わったあとも、不明な点が生じた場合に備えて、
保証書とともに大切に保管していただきますようお願いいたします。
付属品(お確かめください)
DGX-220 本体には、以下のものが付属しています。ご確認ください。
・取扱説明書(本書) ・電源アダプター PA-5D
・和文シート ・譜面立て
・CD-ROM ・保証書
●譜面立ての取り付け方 ●和文シート
付属の和文シートをパネルにのせてご利用ください。和文
シートは粘着式になっていますので、パネル面に貼り付け
スロットに差し
込んでください。
ることもできます。
DGX-220 取扱説明書
7
DGX-220のおすすめ機能
■いろいろな楽器音で弾く 14ページ
この楽器では、鍵盤を弾いたときに鳴る音を、バイオリン、フルート、ハープ
など、さまざまな楽器の音に変えられます。ピアノのために作られた曲をバイ
オリンの音で演奏すると、またちがった味わいを楽しめるように、楽器を変え
ることで一つの曲からさまざまな表情を引き出せます。
■スタイル(伴奏)を鳴らしながら鍵盤を弾く 19ページ
賑やかに演奏したい、という人は、スタイル(自動伴奏)を使ってみてください。
スタイルとは、簡単に言うとバックバンドのようなものです。ワルツや8ビー
ト、ユーロトランスなど、さまざまなジャンルのリズムを鳴らすことができる
ので、それに合わせて弾いてみてください。演奏がぐっと華やかになります。
PopBossa
087
■パフォーマンスアシスタント 29ページ
この機能をオンにして、ソングを鳴らします。そして鍵盤を弾くと…? どの
鍵盤を弾いても外れた音が鳴りません! 両手をじゃんけんのパーの形にして
右手と左手で交互に鍵盤をおさえても、なんだかオリジナルの曲を演奏してい
るように聞こえます。気をつけることといえば、ソングのリズムに合わせて弾
くことだけ。両手を使って、ピアニスト気分で演奏しましょう。
■楽しいレッスン機能 36ページ
簡単で弾き映えのするソングや、華やかなピアノ曲など、この楽器には聞いて
楽しく、弾いても楽しめるいろいろなジャンルのソングが内蔵されています。
片手練習から始めることはもちろん、レッスン中は鍵盤を1つ 1つ確かめるよう
にゆっくり弾いても大丈夫。ソングのほうがあなたの演奏テンポに合わせてく
れます。インターネットからダウンロードしたソングもレッスンに使えるので、
弾きたかった曲にチャレンジ。レッスン後は演奏を採点するGRADE表示で、
上達ぶりをたしかめちゃいましょう!
Excellen
8
DGX-220 取扱説明書
もくじ
著作権について............................................................................6
パネルに印刷されているロゴ..................................................... 6
付属品(お確かめください) .........................................................7
DGX-220のおすすめ機能......................................................... 8
演奏の準備 10
電源の準備................................................................................. 10
ヘッドフォン/外部出力端子について.................................... 11
フットスイッチの接続(SUSTAIN端子 ) ............................... 11
コンピューターとの接続(USB端子 ) ..................................... 11
電源を入れる............................................................................. 11
各部の名称 12
フロントパネル.........................................................................12
リアパネル................................................................................. 13
クイックガイド
いろいろな楽器音で弾いてみよう 14
楽器音(ボイス)を選んで弾いてみよう................................... 14
2つの楽器音(ボイス)を重ねて弾いてみよう........................ 15
右手と左手で違う楽器音(ボイス )を弾く ...............................16
グランドピアノの音で弾いてみよう...................................... 17
面白い音を鳴らそう 18
ドラムキット(打楽器音 )を鳴らそう ...................................... 18
おもしろい効果音(SFXキット)を鳴らそう .......................... 18
スタイル(自動伴奏)を鳴らしてみよう 19
スタイル(自動伴奏 )のリズムを選ぼう................................... 19
スタイルを鳴らして自分も演奏しよう.................................. 20
コードの押さえ方..................................................................... 24
ソングの使い方 25
ソングを選んで聞いてみよう.................................................. 25
ソングを早送り、巻戻し、一時停止するには....................... 26
ソングの種類............................................................................. 28
ピアニスト気分を満喫しよう! 29
コード(CHORD) ― 両手で華やかに弾いてみよう .............30
コード/フリー (CHD /FREE)
― 左手だけでコードタイプを効かせる.............................32
ソングのテンポを変えたい場合は..........................................35
曲を選んでレッスンしてみよう 36
レッスン1 ................................................................................. 36
レッスン2 ................................................................................. 39
レッスン3 ................................................................................. 40
くり返し練習しよう................................................................. 41
弾きたい曲に合った設定にしよう−ミュージックデータベース
ソングの雰囲気を変えてみよう 43
イージーソングアレンジャー機能のデモ曲を聞く...............43
イージーソングアレンジャー機能を使う .............................. 43
自分の演奏を録音しよう 45
トラックの構成.........................................................................45
録音の手順................................................................................. 45
ユーザーソングの消去(ソングクリア )................................... 48
ユーザーソングのトラック消去(トラッククリア ) ............... 48
バックアップと初期化 49
バックアップ............................................................................. 49
初期化 ........................................................................................49
基本操作と画面表示 50
基本操作.....................................................................................50
画面の表示について................................................................. 52
42
リファレンス
効果をつけて演奏してみましょう 53
ハーモニー効果をつける.........................................................53
リバーブ効果をかける............................................................. 54
コーラス効果をかける............................................................. 55
演奏するときの機能 56
メトロノームを鳴らそう.........................................................56
タップスタート.........................................................................58
鍵盤を弾く強弱で音量を変える ............................................. 58
パネルサステイン(余韻 )をつける ..........................................59
ピッチベンドを使ってみよう(PITCH BEND) .................... 59
楽器のピッチ(音の高さ )を変える ..........................................60
ワンタッチで最適な楽器音を設定(OTS) ..............................61
ハーモニー音量を変える.........................................................62
最適な音で聞く.........................................................................62
スタイル(自動伴奏)に関する機能 63
スタイルのパターンに変化を付ける(セクション ) ...............63
スタイル音量の設定................................................................. 65
スプリットポイントの設定..................................................... 65
リズムなしでコード音を鳴らす ............................................. 66
鍵盤全域でスタイルを演奏する ............................................. 66
スタイルファイルのロード..................................................... 67
コードについて.........................................................................68
コード辞書でコードを調べる................................................. 70
ソングの再生に関する設定 71
ソング音量の設定..................................................................... 71
ソングの一部をくり返して聞く ............................................. 71
ソングの一部をミュート(消音 )する ...................................... 72
メロディー音色を変える.........................................................72
好みのパネル設定を記憶させよう 73
レジストレーションメモリーに記録する..............................73
レジストレーションメモリーの呼び出し..............................74
機能設定(FUNCTION) 75
機能設定の仕方.........................................................................75
コンピューターと接続してお使いになりたい方へ 78
MIDIとは...................................................................................78
コンピューターと接続する..................................................... 79
演奏情報を送受信する............................................................. 80
楽器のパネル設定を送信する(イニシャルセンド ) ...............81
楽器とコンピューターとのあいだでファイルを送受信する
....82
CD-ROMインストールガイド 85
CD-ROMについて................................................................... 85
CD-ROMの内容.......................................................................86
ソフトウェアの動作環境.........................................................87
ソフトウェアのインストール................................................. 87
資料
困ったときは............................................................................ 92
楽譜............................................................................................ 94
楽器リスト............................................................................. 100
ドラムキットリスト.............................................................. 104
スタイルリスト......................................................................106
ミュージックデータベースリスト....................................... 107
CD-ROM内のソング............................................................ 108
エフェクトタイプリスト...................................................... 109
MIDIインプリメンテーション・チャート ......................... 110
MIDIデータフォーマット .................................................... 112
仕様一覧................................................................................. 113
さくいん................................................................................. 114
保証とアフターサービス...................................................... 117
DGX-220 取扱説明書
9
演奏の準備
・ 乾電池はマンガン電池かアルカリ電池を使用してください。それ以外
の電池 (充電式を含む)を使用した場合、電池の残量が急激に減ること
があります。フラッシュメモリーへのデータ転送中に電池残量が急激
に減ると、転送中のデータだけでなく、転送先にあったデータの読み
出しができなくなるおそれがあります。
・ 乾電池はすべて+ /−の極性表示どおりに正しく入れてください。正
しく入れていない場合、発熱、発火、液漏れのおそれがあります。
・ 乾電池は一度に全部を交換してください。乾電池は新しいものと古い
ものを一緒に使用しないでください。また、種類の異なったもの (アル
カリとマンガン、メーカーの異なるもの、メーカーは同じでも商品が
異なるものなど )を一緒に使用しないでください。発熱、発火、液漏れ
の原因になります。
・ 長時間使用しない場合や、乾電池を使い切った場合は、乾電池を本体
から抜いてください。乾電池が消耗し、乾電池から液漏れが発生し、
本体を損傷するおそれがあります。
・ フラッシュメモリーにデータを転送する場合は、電源アダプターをご
使用ください。乾電池 (充電式を含む)を使用した場合、電池の残量が
急激に減ることがあります。フラッシュメモリーへのデータ転送中に
電池残量が急激に減ると、転送中のデータだけでなく、転送先にあっ
たデータが失われますので、ご注意ください。
電源を入れる前に必要な準備について説明します。
電源の準備
この楽器は電源として電源アダプターか乾電池をご使用になれますが、基本的には電源アダプターをご使用になることを
おすすめします。
■家庭用コンセントから電源をとるときは
本体の電源スイッチが切れている(スタンバイになっ
ている)ことを確認してください。
・ 電源アダプターをご使用になる場合は、付属のアダプターPA-
5Dをご使用ください。他の電源アダプターの使用は故障、発熱、
発火などの原因になります。このような場合は、保証期間内でも
保証いたしかねる場合がございますので、充分にご注意くださ
い。
アダプターのDCプラグをリアパネルのDC IN 12V
(電源アダプター接続)端子にさし込みます。
アダプターのACプラグを家庭用(AC100V)コンセン
トにさし込みます。
・ 長時間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセ
ントから電源プラグを抜いてください。感電や火災、故障の原因
になることがあります。
PA-5D
家庭用
コンセント
■乾電池を使うときは
本体を柔らかい布などの上で裏返し、電池ブタをはず
します。
市販の乾電池(単1乾電池)を6本入れます。乾電池は
マンガン電池かアルカリ電池を使用してください。イ
ラストに合わせて、向きを間違えないように入れてく
ださい。
電池ブタを閉めます。
NOTE
・ 乾電池が入っていても、電源アダプターが接続されると、自動的
に電源アダプターから電源が供給されるようになります。
10
DGX-220 取扱説明書
乾電池はお早めにお取りかえいただくことをおすすめしま
す。
以下の接続は必要に応じて、電源を入れる前に行ないます。
演奏の準備
ヘッドフォン/外部出力端子について
接続すると自動的にDGX-220のスピーカーから音が出な
くなります。
PHONES/OUTPUT端子は外部出力端子にもなります。
PHONES/OUTPUT端子とキーボードアンプ、ステレ
オ、ミキシングコンソール、テープレコーダーなどの入力
端子を接続すれば、DGX-220 の演奏を外部機器で鳴らす
ことができます。
・ 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障害
の原因になります。
・ DGX-220 を外部機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切っ
たあとで接続してください。感電、または機器損傷のおそれがありま
す。また、再生するスピーカーなどの損傷を防ぐため、外部機器の音
量を最小にしてから接続してください。
コンピューターとの接続(USB端子)
この楽器のUSB端子を使うと、お使いのコンピューター
とこの楽器のあいだで演奏情報やソングファイルのやりと
りができます(79ページ)。そのためには以下の操作が必
要です。
・ MIDI 機器の電源が切れていることを確認した上で、
コンピューターのUSB端子と楽器のUSB端子を、
USBケーブルを使って接続する
・ コンピューターに「USB-MIDIドライバー」をインス
トールする
「USB-MIDIドライバー」のインストール方法は87ページ
をご参照ください。
NOTE
・ USBケーブルは楽器店、電気店などでお買い求めください。
フットスイッチの接続
(SUSTAIN端子)
別売りのフットスイッチ(FC5またはFC4)をこの端子に
接続すると、スイッチ操作でサステインのオン/オフがで
きます。
NOTE
・ フットスイッチを使用するときは、SUSTAIN端子にフットスイッ
チを接続してから電源を入れてください。
・ フットスイッチを踏みながら電源を入れないでください。
踏みながら電源を入れると、オン/ オフが逆になります。
電源を入れる
[全体音量](MASTER VOLUME)を左に回し、音量を最
小にしておいてから、[電源切/入](STANDBY/ON)ス
イッチを押して電源を入れます。
もう一度押すと電源が切れます。
この楽器では電源を入れた際、フラッシュメモリーにバッ
クアップデータ(49ページ)があれば、そのデータを読み
込みます。電源を入れた際、フラッシュメモリーにバック
アップデータがなければ各バックアップ項目は初期値にな
ります。
・[電源 切/入](STANDBY/ON)スイッチが切れている状態でも微電流
が流れています。この楽器を長時間使用しないときや落雷のおそれが
あるときは必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。また、
乾電池を使用している場合は、乾電池を本体から抜いてください。
・ 書き込み中は、電源を切らないでください。本体内のデータが失われ
るおそれがあります。
DGX-220 取扱説明書
11
各部の名称
フロントパネル
スタイルカテゴリーリスト
(106ページ)
画面
(52ページ)
@9
ソングカテゴリーリスト
(27ページ)
q
w
u
ミュージックデータベースリスト
(107ページ)
e r t
i
!0 !1 !2 !3 !4 !5
y
o
GrandPno
001
001
フロントパネル
[電源 切/入](STANDBY/ON) スイッチ..... 11ページ
q
[全体音量](MASTER VOLUME)
w
コントロール........................................... 11、50ページ
[パフォーマンスアシスタント オン/オフ]
e
(P.A.T. ON/OFF)ボタン ...............................30ページ
[ミュージックデータベース]
r
(MUSIC DATABASE)ボタン......................42ページ
[機能](FUNCTION)ボタン ........................... 75ページ
t
レッスン[左手](L)、[右手 ](R)、
y
[スタート](START)ボタン...........................37ページ
[メトロノーム オン/オフ]
u
(METRONOME ON/OFF)ボタン................56ページ
[テンポ/タップ](TEMPO/TAP) ボタン......35ページ
i
ソングメモリー [ 録音](REC)、
o
[1]〜 [5]、[A]ボタン.....................................45ページ
[くり返し練習](REPEAT & LEARN)/
!0
[スタイル オン/オフ](ACMP ON/OFF)
ボタン
.......................................................41、20ページ
[A-Bリピート](A-B REPEAT)/
!1
[イントロ/エンディング/rit.]
(INTRO/ENDING/rit.)ボタン ............ 71、64ページ
12
DGX-220 取扱説明書
[巻戻し](REW)/
!2
[メイン/フィルイン](MAIN/AUTO FILL)
ボタン.......................................................26、64ページ
[早送り](FF)/
!3
[シンクロストップ](SYNC STOP)
ボタン.......................................................26、64ページ
[一時停止](PAUSE)/
!4
[シンクロスタート](SYNC START)
ボタン.......................................................26、63ページ
[スタート/ストップ]
!5
(START/STOP)ボタン .............19、26、51ページ
[ソング](SONG)ボタン .................................25ページ
!6
[イージーソングアレンジャー ]
!7
(EASY SONG ARRANGER)ボタン ..........43ページ
[スタイル](STYLE)ボタン ............................19ページ
!8
[楽器](VOICE)ボタン ....................................14ページ
!9
ダイアル...................................................51、75ページ
@0
カテゴリーボタン[]、[]................51、75ページ
@1
[0]〜[9]
@2
[+]
[デモ](DEMO)ボタン.....................................26ページ
@3
ボタン、
ボタン、
[−]
ボタン
f
r
........................51、75ページ
各部の名称
楽器カテゴリーリスト
!6
!7
!8
o
001
!9
@4
(100ページ)
@0
@5
@6 @7 @8
@3
@1
@2
@4
レジストレーションメモリー
[メモリー /バンク](MEMORY/BANK)、
[1]、[2]ボタン................................................ 73ページ
@5
[グランドピアノ]
(PORTABLE GRAND)ボタン..................... 17ページ
@6
[スプリット オン/オフ]
(SPLIT ON/OFF)ボタン...............................16ページ
@7
[デュアル オン/オフ]
(DUAL ON/OFF)ボタン ...............................15ページ
@8
[ハーモニー オン/オフ]
(HARMONY ON/OFF)ボタン ..................... 53ページ
@9
ピッチベンド(PITCH BEND)ホイール .......59ページ
リアパネル
#0 #1 #2 #3
リアパネル
USB端子 .................................................11、79ページ
#0
SUSTAIN端子 .................................................11ページ
#1
PHONES/OUTPUT端子............................... 11ページ
#2
DC IN 12V端子 .............................................. 10ページ
#3
DGX-220 取扱説明書
13
ガ
ク
イ
ッ
イ
ク
ド
いろいろな楽器音で弾いてみよう
クイックガイド
この楽器では、鍵盤の音をピアノ以外の楽器の音に変えられます。
ギターやトランペット、フルートなど、好きな楽器の音に変えて弾いて
みましょう。
メイン
楽器音(ボイス)を選んで弾いてみよう
鍵盤を押したときに鳴る基本の楽器音を選びます。ここで選ぶ楽器音のことをメインボイスと呼びます。
[楽器](VOICE)ボタンを押します
1
楽器音の番号と名前が表示されます。
ダイアルを使って別の楽器音が選べる状態にあります。
MAIN
楽器音名
GrandPno
001
楽器番号
鳴らしたい楽器音を選びます
2
画面を見ながら、ダイアルを回してみてください。
番号と楽器音が次々に表示されます。表示された楽器音がメインボイスに
なります。
ここでは「092 Flute(フルート)」を選んでみましょう。
Flute
092
楽器を選ぶとき表示されます
NOTE
・[楽器](VOICE)ボタンを押し
たあとカテゴリーボタン[ ]、
[]を何度か押して、各カテ
r
ゴリーから楽器音を選ぶこと
もできます。(51ページ)
ここに 092 Fluteを
表示させます
f
鍵盤を弾いてみましょう
3
いろいろ音を変えて楽しみましょう。
14
DGX-220 取扱説明書
音量調節をする
いろいろな楽器音で弾いてみよう
デュアル
2つの楽器音(ボイス)を重ねて弾いてみよう
鍵盤を弾いたときに、メインボイスに加えてもう1つ別の楽器音を重ねて鳴らすことができます。メインボイ
スに加えて鳴らすこの楽器音をデュアルボイスと呼びます。
[デュアル オン/ オフ](DUAL ON/OFF)ボタンを押します
1
[デュアル オン/ オフ](DUAL ON/OFF)ボタンでデュアルボイスのオン /
オフを切り替えます。
オンにすると画面にデュアルボイスアイコンが表示されます。鍵盤を弾く
と、現在選択されているデュアルボイスが鳴ります。
DUAL
NOTE
・ ソングレッスン(36ページ)中
はデュアルボイスは使えませ
ん。
Flute
092
デュアルボイスアイコン
[デュアル オン/ オフ](DUAL ON/OFF)ボタンを1秒以上押
して、デュアルボイスの項目「D.Voice」を表示させます
2
「D. Voice」と数秒表示されたあと、現在選択されているデュアルボイス
が表示されます。
D.Voice
1秒以上押す
重ねたい楽器音(デュアルボイス )を選びます
3
画面を見ながら、ダイアルを回してみてください。
番号と楽器音が次々に表示されます。この欄に表示させた楽器音がデュア
ルボイスになります。ここでは「109 Vibraphone(ビブラフォン)」を
選んでみましょう。
Marimba
110
NOTE
・[機能](FUNCTION)ボタンを
押したあと、カテゴリーボタ
ン[ ]、[ ] を何度か押して、
f
デュアルボイスの項目
「D.Voice」に移動し、デュア
ルボイスを選ぶこともできま
す。
現在選ばれている
デュアルボイス
r
Vibes
109
DGX-220 取扱説明書
15
いろいろな楽器音で弾いてみよう
鍵盤を弾いてみましょう
4
同時に2つの楽器音が鳴る
いろいろ音を変えて楽しみましょう。
スプリット
右手と左手で違う楽器音(ボイス)を弾く
鍵盤のスプリットポイントを境に、右側の鍵盤と左側の鍵盤で別の楽器音を鳴らします。
右側の鍵盤で鳴る楽器音をメインボイスとデュアルボイスといい、左側の鍵盤で鳴る楽器音をスプリットボイ
スと呼びます。スプリットポイントの設定は変更できます(65ページ)。
スプリット
ポイント
SPLIT
メインボイスとデュアルボイスが鳴るスプリットボイスが鳴る
[スプリット オン/ オフ](SPLIT ON/OFF)ボタンを押します
1
[スプリット オン/ オフ](SPLIT ON/OFF)ボタンでスプリットボイスの
オン/オフを切り替えます。
オンにすると画面にスプリットボイスアイコンが表示されます。スプリッ
トポイントより左側の鍵盤を弾くと、現在選択されているスプリットボイ
スが鳴ります。
Flute
092
スプリットボイスアイコン
[スプリット オン/ オフ](SPLIT ON/OFF)ボタンを1秒以上
押して、スプリットボイスの項目「S.Voice」を表示させま
2
す
「S.Voice」と数秒表示されたあと、現在選択されているスプリットボイ
スが表示されます。
S.Voice
NOTE
・ ソングレッスン(36ページ)中
はスプリットポイントは使え
ません。
NOTE
・[機能](FUNCTION)ボタンを
押したあと、カテゴリーボタ
ン[ ]、[ ] を何度か押して、
f
スプリットボイスの項目
「S.Voice」に移動し、スプ
リットボイスを選ぶこともで
きます。
r
16
DGX-220 取扱説明書
1秒以上押す
FngrBass
042
現在選ばれている
スプリットボイス
左側の鍵盤で鳴らしたい音(スプリットボイス )を選びます
3
画面を見ながら、ダイアルを回してみてください。
番号と楽器音が次々に表示されます。この欄に表示させた楽器音が左側の
鍵盤の音になります。ここでは「033 Folk Guitar(フォークギター )」を
選んでみましょう。
Folk Gtr
033
鍵盤を弾いてみましょう
4
いろいろな楽器音で弾いてみよう
いろいろ音を変えて楽しみましょう。
グランドピアノの音で弾いてみよう
「とにかくピアノの音で弾きたい」というときに便利なボタンです。
[グランド ピアノ](PORTABLE GRAND)ボタンを押します
楽器音が001 グランドピアノの音色になります。
PORTABLE GRAND
グランド ピアノ
NOTE
・[グランドピアノ]
(PORTABLE GRAND)ボタン
を押すと、タッチレスポンス
以外はすべてオフになりま
す。デュアルやスプリットも
オフになるので、どの鍵盤を
弾いてもピアノの音になりま
す。
DGX-220 取扱説明書
17
面白い音を鳴らそう
この楽器には、ドラムキット(打楽器音)や、パーティや余興で使えるユニークな効果音が満
載されています。笑い声、小川のせせらぎ、ジェット機の轟音、お化け屋敷のような不気味
な扉のきしみ音…。楽しい効果音を使って、パーティを盛り上げましょう!
ドラムキット(打楽器音)を鳴らそう
ドラムキットとはさまざまな打楽器音の集合体です。メインボイスにバイオリンなど通
常の楽器音を選択した場合は、各鍵盤はバイオリンの音しか鳴りませんが、メインボイ
スにドラムキットを選ぶと、各鍵盤を押したときにそれぞれ異なった打楽器の音が鳴り
ます。
◆ドラムキットを選ぶ手順(14ページ手順 1、2参照)
1 [楽器](VOICE) ボタンを押します
2 ダイアルを回して「117 Std.Kit1」を選びます
3 打楽器音を鳴らしましょう
黒鍵も含めて順に弾いていくと、トライアン
グルやマラカス、ボンゴやドラムなど、さま
ざまな打楽器の音が鳴ります。ドラムキット
(楽器番号 117〜 128)の詳細については
104ページの「ドラムキットリスト」をご覧
ください。
おもしろい効果音(SFXキット)を鳴らそう
効果音(楽器番号127、128)はドラムキットの一部です。楽器音に125や126を選ぶ
と、各鍵盤を押したとき、さまざまな効果音が鳴ります。
◆おもしろい効果音を選ぶ手順(14ページ手順 1、2参照)
1 [楽器](VOICE) ボタンを押します
2 ダイアルを回して「128 SFX Kit2」を選びます
3 効果音を鳴らしましょう
18
DGX-220 取扱説明書
黒鍵も含めていろいろな鍵盤を押さえてみてください。
海底を潜行する潜水艦の音、電話の呼び出し音、扉の
きしむ音、人の笑い声など、さまざまな音が鳴ります。
「127 SFX Kit1」を選ぶと、雷雨や水のせせらぎ、
嵐、犬の鳴き声などが楽しめます。( 効果音が割り当て
られていないので、鳴らない鍵盤もあります。)
SFXキットの詳細については 105ページの「ドラム
キットリスト」のSFX Kit1、2の欄をご覧ください。
ガ
ク
イ
ッ
イ
ク
ド
スタイル(自動伴奏)を鳴らしてみよう
この楽器には、左手でコードを押さえるだけで、自動的にそのコードにあった
スタイル(リズム+ベース音+コード音)を鳴らす、自動伴奏機能があります。
リズムや拍子、アレンジが異なるスタイルが150種類も用意されています。
(106ページのスタイルリストをご覧ください)。
ここでは、この自動伴奏機能を使って演奏してみましょう。
スタイル(自動伴奏)のリズムを選ぼう
スタイルとは、リズムを含んだ自動伴奏です。
この楽器はロックやブルース、ユーロトランスなど、さまざまなリズムの伴奏を鳴らすことができます。
まずスタイルの基本となるリズムだけを聞きましょう。
リズムは打楽器音だけで演奏されます。
[スタイル](STYLE)ボタンを押します
1
画面にスタイルの番号と名前が表示されます。
スタイルを選びます
2
ダイアルを回して好きなスタイルを選びます。
スタイルは、スタイルリスト(106ページ )にのっています。
スタイル名
8BtModrn
スタイルのとき表示されます
001
スタイル番号
PopBossa
087
[スタート/ストップ](START/STOP)ボタンを押します
3
スタイルのリズムだけがスタートします。
ストップさせたいときは、もう一度[スタート /ストップ ] (START/
STOP)ボタンを押します。
NOTE
・ 121、133〜150のスタイルは
リズムパートがないためリズ
ムは鳴りません。これらのス
タイルは、スタイルをオン
(20ページ) にした状態で [ ス
タート/ストップ] (START/
STOP)ボタンを押し、スプ
リットポイントより左側の鍵
盤を弾くと、リズム以外の
ベース音やコード音を含むス
タイルが鳴ります。
DGX-220 取扱説明書
19
スタイル ( 自動伴奏 ) を鳴らしてみよう
スタイルを鳴らして自分も演奏しよう
前ページでは、好きなスタイルのリズムの選び方を覚えました。
ここでは、選んだリズムにベース音やコード音を加えた、華やかなスタイルの鳴らしかたを覚えましょう。
それを伴奏に、自分も一緒に演奏します。
[スタイル](STYLE)ボタンを押して、好きなスタイルを選び
ます
1
スタイルをオンにします
2
[スタイル オン/ オフ](ACMP ON/OFF)ボタンを押します。
もう一度ボタンを押すとスタイルはオフになります。
PopBossa
087
●スタイルがオンになると…?
スプリットポイント(54:F #2)より左側の鍵盤が、和音(コード)だけ
を鳴らす特殊な状態になります。これを自動伴奏鍵域といいます。
スプリットポイント(54:F #2)
自動伴奏鍵域
シンクロスタートをオンにします
3
[シンクロスタート](SYNC START)ボタンを押します。
スタイルがオンのとき
表示されます
NOTE
・ スプリットポイントは変更で
きます。変更方法は65 ページ
にあります。
PopBossa
087
シンクロスタートをオンにすると、スプリットポイントより左側の鍵盤を
押さえると同時に、ベース音やコード音を含んだスタイルが鳴ります。も
う一度ボタンを押すと、シンクロスタートはオフになります。
20
DGX-220 取扱説明書
シンクロスタートオンで
点滅します
左手でコードを弾くと、スタイルがスタートします
4
コードを知らない? 大丈夫です。この楽器は、鍵盤を1つ押さえただけ
で、コードが押さえられた、と認識してくれます。左側の鍵盤を1〜 3
つ、自由に押さえてみましょう。
ちがう鍵盤を押さえるたびに、スタイルの感じもどんどん変わります。
おすすめ!
22ページに「コード進行」の楽譜をご用意しました。どのコードをど
んな順番で弾けばスタイルがきれいに鳴るかわかります。ぜひご覧く
ださい。
スプリットポイント
自動伴奏鍵域
スタイル ( 自動伴奏 ) を鳴らしてみよう
左手でいろいろなコードを弾き、右手でメロディーを弾いて
みましょう
5
スプリットポイント
自動伴奏鍵域
スタート/ストップ](START/STOP)ボタンを押すとスタイ
ルがストップします
6
スタイルは、セクションを切り替えて演奏に変化をつけられます。63
ページ「スタイルのパターンに変化を付ける(セクション )」をご参照くだ
さい。
DGX-220 取扱説明書
21
スタイル ( 自動伴奏 ) を鳴らしてみよう
コードが分かればスタイルはもっと楽しい!
コードとは、複数の鍵盤を押さえて鳴らす「和音」のことです。このページでご紹介するのは、コードを
いくつか連続して押さえていく「コード進行」です。コードは1つ 1つ音の響きがちがうため、どのコード
をどんな順番で押さえるかによって、生み出される音の印象はまったく変わります。
20ページでは、スタイルを華やかに鳴らす方法を覚えましたが、じつはスタイルをうまく使いこなすため
に不可欠なのがこの「コード進行」です。
このページでは、使いやすいコード進行を3つご用意しましたので、ぜひ、スタイルを伴奏として鳴らしな
がら演奏してみてください。あなたの押さえるコードでスタイルが制御され、1つの曲のようになります。
これは電子楽器特有の大きな楽しみです。
■演奏の仕方
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
譜面はすべて左手で弾きます。
譜面を弾く前に20ページ「スタイルを鳴らして自分も演奏しよう」の手順1〜3を行なってください。
スプリットポイント
スプリットポイントより左側を弾きます
おすすめスタイル 031 ユーロトランス
〜基本コードでダンスを弾く〜
[イントロ/エンディング/rit.]ボタンを押す
F
C
G
Am
ファラド
ドミソ
ソシレ
ラドミ
簡単で、効果的なコード進行です。最後まで弾いたら、また最初に戻って演奏しましょう。終わりたい
ときは[イントロ /エンディング /rit.](INTRO/ENDING/rit.)ボタンを押します。エンディングが流れ
てきれいに終了します。
22
DGX-220 取扱説明書
おすすめスタイル 138 ピアノブギ
〜3コードでブギウギを弾く〜
[イントロ/エンディング/rit.]ボタンを押す
スタイル ( 自動伴奏 ) を鳴らしてみよう
C C
ドミソ
G
ソシレ
F
ファラド ドミソ
F
ファラド
C
ドミソ
[イントロ/エンディング/rit.]ボタンを押す
3つのコードだけでメリハリがつきます。慣れてきたら、C、F、Gのコードの組み合わせや順番を変え
てみましょう。
おすすめスタイル 086 ボサノバ
〜ジャズのコード進行でボサノバを弾く〜
[イントロ/エンディング/rit.]ボタンを押す
Dm CM7
レファラ
5
Bm7
ラシレファ
G7
ソシレファ ドミソシ
E7
ミソシレ
Am A7
ラドミ
FM7
ファラドミ
##
ソラドミ
ジャズによく使われる「トゥーファイブ」のコード進行です。くり返し演奏しましょう。
終わりたいときは、[イントロ/エンディング /rit.](INTRO/ENDING/rit.)ボタンを押します。
DGX-220 取扱説明書
23
スタイル ( 自動伴奏 ) を鳴らしてみよう
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
CmM7
CM7
C6
Csus4
Caug
CM7aug
C7aug
C7sus4
C1+2+5
C7
Cm
Cdim
Cdim7
C7
CmM7
(9)
CM7
(9)
Cm7
(9)
C7
(b9)
C7
(
b13
)
Cm7
(11)
CM7
(
#11
)
C
(b5)
C
(9)
(
9
)
C6
(9)
Cm
(9)
C7
(
#11
)
C7
(#9)
C7
(13)
C7
Cm6
Cm7
C
(b5)
CM7
(b5)
Cm7
(b5)
CmM7
(b5)
●C(ド ) がルート音の場合の押さえ方
で表示される鍵盤は、省略してもかまいません。
コードの押さえ方
● 簡単なコードの押さえ方
● 通常のコードの押さえ方
の2種類があります。
この楽器では、どちらの押さえ方でもコードを自動的に判断します。これをマルチフィンガリングといいます。
[スタイル オン/オフ ](ACMP ON/OFF)ボタンを押して、スタイルをオン( 20ページ) にしてください。スプリットポイ
ント(初期設定:54[F #2])より左の鍵盤が自動伴奏鍵域になります。この範囲の鍵盤でコードを弾いてください。
スプリットポイント(初期設定:54[F #2])
■簡単なコードの押さえ方
自動伴奏鍵域で、3 本以内の指を使って、メジャー、マイ
ナー、セブンス、マイナーセブンスのコードを演奏するこ
とができます。
・メジャー (M)コード
Cm7
・マイナー (m)コード
・セブンス(7)コード
・マイナーセブンス(m7)コード
DbEbF#G#BbDbEbF
C
DEFGABCDEF
自動伴奏鍵域
ルートキー (根 音)と押さえる鍵盤
● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
ルートキー (根音)を押さえてください。
ルートキーと、ルートキーに一番近い
左側の黒鍵を同時に押さえてください。
ルートキーと、ルートキーに一番近い左
側の白鍵を同時に押さえてください。
ルートキーと、ルートキーに一番近い左側
の黒鍵と白鍵を同時に押さえてください。
C Cm C7
#
■通常のコードの押さえ方
● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
自動伴奏鍵域でコードを押さえると、自動的にコード名を
検出しスタイルが演奏されます。
24
DGX-220 取扱説明書
ガ
ク
イ
ッ
イ
ク
ド
ソングの使い方
ソングとは通常「歌」を意味しますが、この楽器では曲データを指します。
この楽器に内蔵されているソング30曲は、聞いて楽しむだけでなく、パフォーマ
ンスアシスタント機能や、レッスン機能など、この楽器に備わっているほとんど
の機能と組み合わせて使えます。ソングはそれぞれの特徴によってカテゴリー分
けされていますので、上手に使い分けましょう。ここではソングの選び方と鳴ら
し方、ソング30曲の特徴を紹介します。
ソング
聞く レッスンする 録音する
ソングを選んで聞いてみよう
[ソング](SONG)ボタンを押します
1
ソング名とソング番号が表示されます。ダイアルを使って別のソングを選
ぶことができる状態にあります。
Nocturne
011
好きなソングを選びます
2
27ページのプリセットソングのカテゴリーリストを参考に、ソングを選
びます。
ダイアルを回して、好きなソングを表示させます。
ForElise
012
現在選ばれているソング番号
とソング名
NOTE
・ ユーザーソング(自分の演奏
を録音したもの)や、コン
ピューターから転送したソン
グも鳴らせます。これらのソ
ングの鳴らし方は、本体内蔵
のソングを鳴らす操作とまっ
たく同じです。
ここに表示させたソングを
鳴らすことができます
DGX-220 取扱説明書
25
ソングの使い方
001〜030 内蔵ソング( 次ページ参照)
031〜035 ユーザーソング( 自分の演奏を録音したソング)
036〜
ソングを聞いてみましょう
3
[スタート/ ストップ](START/STOP)ボタンを押すと、ソングの再生が
始まります。
もう一度[スタート /ストップ ](START/STOP)ボタンを押すと、ソング
の再生は止まります。
コンピューターからDGX-220へ転送したソング(82〜84
ページ参照)
ソングスタート!
●[デモ ](DEMO)ボタンを使う
[デモ](DEMO)ボタンを押すと、ソング番号001〜008が順番に演
奏され、最後のソングが再生し終わると、また最初のソングに戻って
くり返し再生されます。[デモ](DEMO)ボタンを押したあと、[+]、
[−]ボタンを押すと、ソングを選ぶことができます。ストップさせた
いときはもう一度ボタンを押します。
ソングを早送り、巻戻し、一時停止するには
CDプレーヤーやカセットデッキのように、[早送り](FF)、[巻戻し](REW)、[一時停止 ](PAUSE)ボタンで
ソングの再生をコントロールできます。
NOTE
・ A-Bリピートが設定されてい
る場合、早送りや巻戻しはそ
の設定範囲内でのみ可能で
す。
26
DGX-220 取扱説明書
巻戻し
ボタンを押すと、
ソングを巻戻しし
ます
早送り
ボタンを押すと、
ソングを早送りし
ます
一時停止
ボタンを押すと、
ソングが一時停止
します
ソングの使い方
●ソングリスト
30曲はそれぞれ、ボイスを効果的に使ったソングや、パフォーマンスアシスタント機能にもっとも適したソ
ングなど、楽器機能の使い方の参考になるものばかりです。「こんなときにおすすめ」という項目をお読みい
ただくと、使いたい機能に合ったソングが一目でわかります。
カテゴリー ソング番号 ソング名 こんなときにおすすめ
CHORD
メイン デモ
ボイス デモ
ファンクション デモ
ピアノ ソロ
ピアノ アンサンブル
ピアノ
アカンパニメント
1 マグネチック
CHORD
2 ジェシカ
CHORD
3 ウィンター・セレナーデ
CHORD
4 グランドピアノ・デモ
CHORD
5 スイート・テナーサックス・デモ
CHORD
6 クール・ローターオルガン・デモ
CHORD
7 クール・ギャラクシー・エレピ・デモ
CHORD
8
CHORD
9 ハレルヤ・コーラス
CHORD
10 アベ・マリア
CHORD
11 夜想曲 第 2番
モダンハープ&スイートソプラノ・
デモ
12 エリーゼのために
13 メイプル・リーフ・ラグ
14 金髪のジェニー
CHORD
15 アメージング・グレース
16
CHORD
モナ・リサ
(Jay Livingston and Ray Evans)
17 ピアノ協奏曲 第 21番 第2 楽章
CHORD
18 スカボロ・フェア
CHORD
19 故郷の人々
CHORD
20
CHORD
21 エレクトリックピアノ・バラード
CHORD
22 ブギ・ウギ
CHORD
23 ロック・ピアノ
CHORD
24 サルサ
CHORD
25 カントリー・ピアノ
CHORD
26 ゴスペル・R&B
CHORD
27 ミディアム・スイング
CHORD
28 ジャズ・ワルツ
CHORD
29 ミディアム・ボサ
アコースティック・バラード
(Against All Odds: Collins 0007403)
スロー・ロック
30
CHORD
(Can't Help Falling In Love: George
David Weiss, Hugo Peretti and Luigi
Creatore)
この楽器の魅力を満載したデモ演奏曲です。
聞いてよし、パフォーマンスアシスタント機能で
楽しむもよし、のおいしい曲です。
おすすめの楽器音をフィーチャーした曲です。
楽器音の魅力を最大に生かしているので、オリジ
ナルの曲想のヒントにもなるでしょう。
本体の持つ機能を体験するための曲です。
9はイージーソングアレンジャー機能、10と 11は
パフォーマンスアシスタント機能を体験できます。
ピアノソロ曲です。
レッスンソングにおすすめです。
ピアノアンサンブル曲です。
レッスンソングにおすすめです。
バッキングパターン(伴奏)練習用ソングです。
バンドでキーボード伴奏を頼まれたけど、伴奏の
つけ方がわからない…そんなときは、このソング
でレッスンしましょう。メロディーとは別に、
伴奏部分だけを片手からレッスンできますので、
伴奏のつけ方をじっくり学べます。
CHORD
:コードデータ付き
これら内蔵ソングの譜面がソングブックに入っています。ただしソング番号1〜11、および著作権曲を含む16、20、30 は除
きます。ただしソング番号9〜11の楽譜はこの取扱説明書の巻末にあります。
内蔵ソングのうち、クラシックやトラディショナルなソングは、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。
DGX-220 取扱説明書
27
ソングの使い方
ソングの種類
ソングには3種類あります。
● 内蔵ソング(あらかじめ本体に内蔵されているソング 30曲) .......................ソング番号 001〜030
● ユーザーソング(自分の演奏を録音したもの )................................................. ソング番号 031〜035
● 外部ソングファイル*(コンピューターから本体へ転送した曲データ) ........ ソング番号 036〜
* 付属のCD-ROMには70曲のMIDI ソングが入っています。楽器への転送方法は82ページをご覧ください。
下の表は内蔵ソング、ユーザーソング、外部ソングファイルの使い方の流れを表にまとめたものです。
DGX-220上の
ソングの保存場所
内蔵ソング
(001〜030)
あらかじめ内蔵
されている30曲
自分の演奏
録音
(45ページ)
ユーザーソング
(031〜035)
本体フラッシュ
メモリーに保存
再生
コンピューター上の
ソングファイル
転送
(82ページ)
フラッシュメモリー
(036 〜)
本体フラッシュ
メモリーに保存。
現在は空です
外部ソングファイル
はフラッシュメモ
リーに保存できま
す。
NOTE
・ ユーザーソングを保存するフ
ラッシュメモリーと、コン
ピューターから転送した外部
ソングファイルを保存するフ
ラッシュメモリーは、別領域
です。ユーザーソングを外部
ソングファイル用のフラッ
シュメモリーに保存したり、
外部ソングファイルをユー
ザーソング用のフラッシュメ
モリーに保存することはでき
ません。
28
DGX-220 取扱説明書
ガ
ク
イ
ッ
イ
ク
ド
ピアニスト気分を満喫しよう!
この楽器にはパフォーマンスアシスタントという機能が内蔵されています。
ソングを鳴らしながらこの機能を使えば、どんな風に弾いても外れた音が出
ません。でたらめに弾いても、きれいな和音やフレーズのような音が鳴りま
す。ピアノが弾けなくても、譜面が読めなくても大丈夫。さあ、やってみま
しょう!
パフォーマンスアシスタント機能には2つのタイプがありますので、好きなタイプを選びます。
●コード.........................どんな風に弾いても調和のとれた音が鳴ります。左手も右手も、一番自由度の高
い演奏ができます。
●コード/フリー........右手で簡単なメロディーは弾けるけど、左手の演奏はちょっと苦手。そんな方に
ぴったりのタイプです。鍵盤の左側だけにコードタイプを効かせて、左手の演奏
をサポートします。
スプリットポイント
右手は自由に演奏します
パフォーマンスアシスタント機能を使ってうまく弾くコツは、34ページにあります。
DGX-220 取扱説明書
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ピアニスト気分を満喫しよう !
コード(CHORD) ― 両手で華やかに弾いてみよう
[パフォーマンスアシスタント オン/ オフ](P.A.T. ON/OFF)
ボタンを押します
1
パフォーマンスアシスタント機能がオンになります。
「PERFORMANCE ASSISTANT」と表示され、アイコンが表示されま
す。
[パフォーマンスアシスタント オン/オフ]
(P.A.T. ON/OFF)ボタンを押すたびに、
オン/オフが切り替わります。
Nocturne
011
パフォーマンスアシスタント機能がオン
になると、アイコンが表示されます。
タイプに1(コード )を選びます
2
1秒以上押す
[パフォーマンスアシスタント オン/ オフ](P.A.T. ON/OFF)ボタンを1
秒以上押します。PAT Typeと数秒間表示されたあと、現在選ばれて
いるタイプが画面に表示されますので、ダイアルを回して1(コード)を選
びます。
ソングを選びましょう
3
[ソング](SONG)ボタンを押すと、ソング名とソング番号が画面に表示さ
れます。画面を見ながらダイアルを回し、好きなソングを選びます。ここ
では「010 アベ・マリア」を選んでみましょう。
CHORD
1
1(コード)を表示させます
NOTE
・ ソングの使い方(25ページ)
ソング名
●ソングとは…?
通常は「歌」を指しますが、この楽器では曲データのことです。聞い
て楽しむだけでなく、レッスンに使ったり、パフォーマンスアシスタ
ント機能と組み合わせて使えます(25、19ページ)。
30
DGX-220 取扱説明書
AveMaria
010
ソング番号
ここに表示されたソングを
鳴らすことができます