TC Helicon VOICELIVE 3 Reference Manual

Japanese Manual - 日本語マニュアル
VoiceLive 3
重要 - 安全のための注意事項 1
注意 2 サービス 2 警告 2
EMC / EMI 3 本書で使用する記号 3
はじめる前に 4 このマニュアルについて 5
VoiceSupport 5 ユーザー登録をお済ませください 5
イントロダクション 6
基本的な構造/主な特徴 7 トップパネル 10 フットスイッチ 12 リアパネル・インプット&アウトプット 17 凡例 19 図表について 20
VoiceLive 3 概要 21
接続とセットアップ 22 トラブルシューティング 27 VoiceLive 3 操作チュートリアル 28 レイヤーとエフェクトの活用法 45
ヴォーカル・レイヤーのエディット 50 HARMONY - ハーモニー・ブロック/タブ 51 DOUBLE - ダブリング・ブロック/タブ 53
VOCAL DELAY -
VOCAL REVERB -
TRANSDUCER -
VOCAL µMOD -
CHOIR - クワイヤー(合唱団)ブロック/タブ 60
VOCAL RHYTHMIC -
STUTTER - スタッター・ブロック/タブ 62
VOCAL BUTTONMAP -
ギター・レイヤーのエディット 65 AMP - アンプ・ブロック/タブ 66 DRIVE - ドライブ・ブロック/タブ 67
GUITAR DELAY -
GUITAR REVERB -
GUITAR RHYTHMIC -
GUITAR BUTTONMAP -
ルーパー 76
ループの基本用語とコンセプト 77 ループ・モードの開始と終了 77 最初のループ 78 UTIL - ユーティリティー・メニュー 82 最大ループ長 85
SETUP - セットアップ・メニュー 86 INPUT - インプット・タブ 87 OUTPUT - アウトプット・タブ 91 GUITAR - ギター・タブ 93 MIDI タブ 95 TONE - トーン・タブ 99 SYSTEM - システム・タブ 105 BUTTONMAP - ボタンマップ・タブ 108
PEDAL CALIBRATION -
PRODUCT INFO - 製品情報タブ 112
付録 113 MIDI CC リスト 114
システム・メンテナンス/
仕様 117
主な機能 118 デザイン 118 コネクター 118 その他 119 付属品 120
Product VoiceLive 3
Product (firmware) version 1.0 R70 Document レファレンスマニュアル
Document version / date 2014-03-28
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) a
重要 - 安全のための注意事項
Important safety instructions
重要 - 安全のための注意事項
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 1
重要 - 安全のための注意事項
1. 注意事項をお読みください。
2. 注意事項の書類は手の届くところに保管してくだ
さい。
3. 全ての警告をお守りください。
4. 全ての指示に従ってください。
5. 本装置を水気の近くで使用しないでください。
6. 本装置の手入れは、乾いた布のみを使用してくだ
さい。
7. 換気に必要となる本装置の開口部は塞がないでく ださい。本装置の設置は、製造者の指示に従って ください。
8. ラジエーター、ヒート・レジスター、ストーブ、 アンプリファイア等、またそれに限定されないあ らゆる熱を発する機器の近くに設置しないでくだ さい。
9. 極性プラグ、あるいは接地プラグの安全機構に手 を加えないでください。極性プラグは、二つの金 属ブレードの内、片側が大きく設計されています。 接地プラグは、二つの金属ブレードに加えてアー ス用のピンがございます。これらは、安全のため の機構です。付属の電源プラグがコンセントの形 状に合わない場合は、旧式のコンセントの更新に ついて最寄りの電気技師にご相談ください。
10. 電源ケーブルと電源プラグは、踏み付けられたり はさまれたりしない様に設置してください。特に、 電源プラグとコンセント、そして本装置と電源 ケーブルが接続される周りにはご注意ください。
11. 本装置に設置するアクセサリーや装着器具は、製 造者指定のもののみをご使用ください。
12. カート、スタンド、三脚、ブラケット、 テーブルは、製造者が指定するもののみ を使用してください。際には、カートと 機器の移動による転倒や落下による事故にご注意 ください。
13. 雷雨の発生中または長期間使用しない場合は、プ ラグをコンセントから抜いてください。
14. 本装置の点検・修理は、必ず資格を持った技術者 にご依頼ください。電源ケーブルや電源プラグが 破損した、液体を本体にこぼした、本体シャーシ 内に異物が入ってしまった、雨や過度の湿度にさ らした、本装置の動作異常が生じた、本装置を落 としたなど、原因に関わらず本装置に破損が生じ た場合はサービスが必要です。
注意
本マニュアルに明示されていない本体への変更・改造 を行った場合、本機器を操作する資格を失うことがあ ります。
サービス
– サービス作業は、必ず資格のあるサービス作業担当
者が実施してください。
– 内部にユーザ保守可能な部品はございません。修理
点検は必ず有資格者に依頼してください。
警告
– 火事や感電のリスクを軽減するため、本装置を雨や
湿度にさらさないでください。本装置に水が垂れた り、はねる環境での保管・使用は避け、花瓶等液体 の入った物を本装置の上に置かないでください。
本装置は接地が必要です。本装置の使用には必ず付属の電源ケーブルをご使用
ください。
– 動作電圧によって使用するケーブルやプラグ類の規
格は異なります。使用地域における電圧を確認し、 適切なケーブル/プラグ類をご用意ください。
電圧 プラグ規格
110 125 V UL817 and CSA C22.2 no 42.
220 to 230 V CEE 7 page VII, SR section 107-2-
D1 / IEC 83 page C4.
本装置はコンセント付近に設置し、容易に抜き差し
できるようにしてください。
– 本装置を交流主電源から完全に絶縁するには、交流
レセプタクルからパワーサプライコードを外してく ださい。
– パワーサプライの差し込みプラグは容易にアクセス
できる場所に設置してください。
閉じられた空間に設置しないでください。本装置は高度 2,000 m 以下で使用してください。感電の危険性があるため、本装置を分解しないでく
ださい。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 2
重要 - 安全のための注意事項
EMC / EMI
Electromagnetic compatibility /
Electromagnetic interference
本機器は FCC 規準 Part 15 に準ずる Class B デジタル 機器の制限事項に適合するための試験に合格していま す。
これらの制限事項は、居住地域での設置時に生じうる 有害な電波障害を規制するために制定されたものです。 本機器は無線周波エネルギーを生成・使用しており、 これを放射することがあります。指示に従った設置と 使用を行わないと、無線通信に障害を及ぼす可能性が あります。しかしながら、特定の設置状況において電 波干渉を起こさないという保証はありません。
本機器がラジオやテレビの受信に障害を与えていない かを判断するには、本機器の電源を立ち下げてから再 度立ち上げてください。障害を及ぼすことがわかった 場合、次の方法で干渉の解消を試みることを推奨しま す。
受信アンテナの向き、設置場所を変更する本機器と受信機の距離を遠ざける本機器を受信機と別の系統の電源回路に接続する販売代理店、または経験のある無線/ TV の技師に
相談する
本書で使用する記号
三角形に括られた矢印付きの落雷マークは、
接触すると感電の恐れがある、危険な高電 圧の絶縁されていない部品が機器内部に配 置されていることを示します。
三角形に括られた「!」サインは、機器を操 作またはサービス作業を実施するうえで重 要となる指示が、製品に付属の文書類に記 載されていることを示します。
For customers in Canada
This Class B digital apparatus complies with Canadian
ICES-003.
Cet appareil numérique de la classe B est conforme à
la norme NMB-003 du Canada.
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 3
はじめる前に
Before you begin
はじめる前に
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 4
はじめる前に
このマニュアルについて
本レファレンス・マニュアルは、VoiceLive 3 クイック ガイドで網羅されていない、詳細な機能ならびに操作 方法の解説を含みます。
本マニュアルの最新版は、次の URL からダウンロード できます。
tc-helicon.com/products/voicelive-3/support/
重要な情報を見落とすことのないよう、マニュアルは 全体を通してお読みいただくことをお勧めいたします。
サポート
クイックガイドとレファレンス・マニュアルを読んだ 後で本機の操作等についてご質問がございましたら、 弊社オンラインサポートまでご連絡ください。
VoiceSupport
VoiceSupport は、TC-Helicon 製品のポテンシャルをフ ルに引き出し、最新ニュースや使用上のヒント等を閲 覧するためのアプリケーションです。主な機能は次の 通りです。
– プロフェッショナルの手によるプリセット・ライブ
ラリー
製品マニュアルへの直接アクセスソフトウェアの最新バージョンのアップデート通知ドラッグ&ドロップ形式のプリセット管理製品コンテンツのユーザー設定 – VoiceCouncil:シンガー向けのアドバイス集ファームウェア・アップグレードアカウント管理サポートへのアクセス
VoiceSupport には Windows 版と Mac OS 版が用意さ
れています。www.tc-helicon.com/voicesupport からダ ウンロードできます。
ユーザー登録をお済ませください
製品のユーザー登録を行なうには、VoiceSupport を起 動し、ACCOUNT ボタンをクリックします。
! VoiceSupport の使用にあたって製品登録は必須事項
ではありません。プリセットのダウンロード/ファー ムウェアのアップデート/サポートに連絡できます。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 5
イントロダクション
Introduction
イントロダクション
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 6
イントロダクション
この度は、VoiceLive 3 をご購入いただき、ありがとう ございます。
VoiceLive 3は、TC Helicon の最新技術を駆使したヴォー カル/ギター/ループ・プロセッサーです。基本的な 操作はシンプルに設計されているものの、VoiceLive 3 はサウンドメイキングと操作性の両面において高い自 由度でカスタマイズを行える、極めて奥の深い製品で す。
どんな楽器や機材にも共通して言えることですが、使 用するにあたっては、十分に時間をかけて、自分の好 みにあったサウンドや操作スタイルを探し当ててくだ さい。
本レファレンス・マニュアルは、VoiceLive 3 クイック ガイドを補足する内容となっておりますので、本マニュ アルの前にクイックガイドをお読みください。
基本的な構造/主な特徴
レイヤー
VoiceLive 3 は、ギター用エフェクト、ヴォーカル用エ フェクト、ルーパーの3 つの主要な機能で構成されます。
VoiceLive 3 の基本的な操作は、「ギター」「ヴォーカル」
「ルーパー」3 つのレイヤーを、LAYER(レイヤー)フッ
トスイッチで切り替えながら進めます。
LAYER フットスイッチをタップすると、エフェクト・ フットスイッチ(µMOD / DELAY / REVERB / HITDOUBLE/COMP HARMONY/DRIVE)は、ヴォー カル用エフェクトからギター用エフェクト(またはルー パー)の間で切り替わります。
フットスイッチのリマップ
フットスイッチの割り当ては変更できます。割り当て の変更は、「リマップ」と言いいます。フットスイッチ のリマップは、レイヤー内、あるいはレイヤー間で行 えます。
フットスイッチをリマップする操作方法は各スイッチ で共通です。
グローバル・エフェクト
多くのミュージシャンは、自分の基本的なサウンド用 のエフェクトと、場面によってオン/オフを切り替え るエフェクトを併用します。
VoiceLive 3 では、特定のプリセットを「グローバル・ プリセット」として指定できます。グローバル・プリセッ トに自分の基本サウンドの設定を指定し、他のプリセッ トに移動した際に、各エフェクトを変更するか基本サ ウンドを維持するかを選べます。
たとえば、ギターに通常リバーブをかけているプレイ ヤーであれば、そのリバーブの設定を含むプリセット をグローバル・プリセットに指定します。他のプリセッ トでは、グローバル・プリセットのリバーブ・サウン ドを維持するか、それとも選択したプリセット限定で 違うセッティングで使用するか、を選べます。
GLOBAL パラメーターをオンにすると、エフェクトのセッ ティングはグローバル・プリセットに連動します。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 7
イントロダクション
グローバル・エフェクトは、ヴォーカルとギター・レ イヤーの全エフェクトに用意されています。いくつか の活用例を紹介します。
ギター・エフェクトを全プリセットで固定させる
VoiceLive 3 のギター・レイヤーは、エフェクト・ペダ ルの数珠繋ぎと実質同じ状態になります。
設定の手順は次の通りです。 – お好きなプリセットで、ギター・エフェクトとフッ
トスイッチの割り当てを作成します。
– SETUP(セットアップ)メニューから、左矢印ボタ
ンで SYSTEM(システム)タブに移動します。
コントロール・ノブで「ALL GUITAR FX GLOBAL
OFF」(全ギター・エフェクトのグローバル化: OFF)を選択します。
表示の下にある MIX ノブ 3 または 4で 、「 OFF」を「 ON
に変更します。
以上の操作で、全てのプリセットを通してギター・サ ウンドは共通となります。
全てのプリセットで同じギター・サウンドを得るには、ALL GUITAR FX GLOBAL パラメーターを ON にします。
特定のエフェクトだけ、常時使えるようにする
特定のディレイを他のプリセットで使えるようにする 設定の手順は次の通りです。
– グローバル・プリセットの DELAY(ディレイ)セク
ションでお好みのセッティングを作成します。
そのディレイを使いたい他のプリセットに変更し、
DELAY(ディレイ)の GLOBAL(グローバル)パラ メーターを ON にします。
プリセット変更時に、ギター・アンプのモデルだけは 固定させ、他のセッティングは変化させる
– グローバル・プリセットの AMP(アンプ)セクショ
ンでお好みのセッティングを作成します。
– そのアンプのセッティングを使いたい他のプリセッ
トに変更し、AMP の GLOBAL パラメーターを ON にします。
グローバル・セッティングの更新
最初、グローバル・エフェクトはオフになっています。 プリセットはそれぞれ独自のセッティングを保有して おり、エフェクトをグローバルに指定しない限り、プ リセットごとの設定が使用されます。グローバルを選 ぶと、現行プリセットとグローバル・プリセットのセッ ティングが共有されます。
一度エフェクトのグローバルをオンにすると、そのプ リセット内でのエディットは、グローバルな設定に変 更を加えます。グローバル・エフェクトをエディット
する際に、現行のプリセットとグローバル・プリセッ トを行き来する必要はありません。
その反面、現行のプリセットをエディットしているつ もりでも、不意にグローバルなセッティングを変更し てしまう可能性がありますので、エディット操作時に は十分にご注意ください。
マルチトラック・ルーパー
ルーパーのメイン画面
ルーパーはマルチトラック仕様で、単体トラックのルー パーと比べて多彩な表現が可能です。
SWAP(スワップ)機能により、フットスイッチ操作で 2 つのループを交互に切り替えられます。バースとコー
ラスでのループのスイッチングを素早く行えます。
ルーパーの SWAP(スワップ)機能
多くのルーパーでは全ループ・トラックが同じ長さと なりますが、VoiceLive 3 ではトラックごとに異なるルー
プ長を指定できます。1 小節のリズムパターンに対して
8 小節のギターのコード・パートを重なるといった場合 において、ギターのループ長に合わせてリズムを 8 小 節分録音しなければならない手間が省けます。
ルーパーには、ループ・トラック間の扱いを指定する
SYNC(シンク)モードという設定があります。ページ 82UTIL - ユーティリティー・メニュー」 をご参照く
ださい。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 8
イントロダクション
ループの保存
VoiceLive 3 は、ループの保存に対応しました。
LOOP UTILITY SAVE - ループ・ユーティリティー・メニュー
/セーブ機能
プリセット単位での保存ループの指定
プリセットの情報として、保存されているループの指 定が追加されました。
本番に向けた仕込みの段階で、楽曲用のエフェクトの 設定を作り込むだけではなく、ループを事前に作成し て、プリセットの切替時に自動的にそのループに切り 替えられるようになりました。
この機能の追加により、ライブ・ルーピングを行う際に、 一番基礎となるループを毎回ステージ上で作り直さな ければならなかった手間を省けます。もちろん、毎回 ステージ上で一からループを作り上げていくか、保存 しておいた土台を元にステージでその後のトラックを 重ねていくかは、ユーザーが自由に選択できます。
また、保存させておく音声素材はループに限らず、完 全なバッキングトラックをを保存させておくことも可 能です。これも、ループ・トラック毎の長さが固定で ないことにより実現可能となった応用方法の一つです。
ギター・エフェクト
従来の VoiceLive のギター・エフェクトはコーラス/リ バーブ/ EQ /コンプレッサーの 4 ブロックで構成さ れていましたが、VoiceLive 3 では歪みとディレイが追 加されました。
VoiceLive 3 のギター・エフェクト
また、VoiceLive 3 のギター・エフェクトには、Corona
Chorus Hall of Fame Reverb Vortex Flanger Flashback Delay といった、TC エレクトロニックのギ
ター用製品のアルゴリズムが移植されています。
これらのエフェクトを、アンプ・モデリング、ドライ ブ/ブースト、コンプレッション、リズム/トレモロ、 ワウ、オクターブ・ダウン等と組み合わせることで、 VoiceLive 3 は高品質で極めて充実したギター・マルチ エフェクト・プロセッサーとして機能します。
ヴォーカル・エフェクトとギター・エフェクトのタイ ミングや周期を難なく同期できるのも、ヴォーカルと ギター・エフェクトを統合している VoiceLive 3 ならで はの特徴です。
モニタリング機能
インイアモニター(IEM)の普及は、その利便性や利 点と引き換えに、セットアップが複雑になりがちです。 VoiceLive 3 は、モニター・ミックス作成用の次の機能 を装備しています。
MONITOR IN - モニター・イン
モニター(キュー)ミックス用の XLR インプットが用 意されています。ここに入力された信号はモニタリン グ専用で、メイン・アウトプットからは出力されません。
HEADPHONE MIX - ヘッドフォン・ミックス
メインとヘッドフォン・アウトは独立しており、個別 のアウトプット・ミックスを作成できます。メイン・ アウトとは完全に独立したミックスでヘッドフォンの モニタリングを行えます。
HEADPHONE MIX - ヘッドフォン・ミックス
VoiceLive 3 のモニタリング機能は、場面によっては高
額なベルトパック/トランスミッター/モニタリング 専用のサブミキサーといった機材の代用として十分に 機能する可能性があります。ギター/ヘッドフォン一 体型ケーブルも付属しておりますので、ギターとヘッ ドフォン/ IEM 1 本のケーブルで接続できます。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 9
トップパネル
9
10
1 2 3
イントロダクション
1. GENRE - ジャンル・ボタン
プリセットをカテゴリー別に一覧する用途に使用しま
4
5
す 。「 Rock」「 Country」等、指定したカテゴリーのプ リセットのみが表示されるようになります。
6 7 8
12
11
2. SETUP - セットアップ・ボタン
INPUT(インプット)/ OUTPUT(ア
ウトプット)/ MIDI TONE(トー ン)/ GUITAR(ギター)等、シス テム全体に関わる設定のページに にアクセスします。
このボタンをホールド(長押し)すると、マイクとギター の自動ゲイン設定ページに移動します。
3. STORE - ストア・ボタン
プリセットの保存に使用します。ボ タンをタップするとストア機能が 開き、2 回目のタップで操作が確定 されます。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 10
イントロダクション
4. HOME - ホーム・ボタン
最上位のホーム・スクリーンに戻 ります。ホーム・スクリーンでは、 プリセット番号と、選択レイヤー のエフェクトが表示されます。
5. コントロール・ノブ/ボタン
プリセットの選択と、エディット 時のスクロールに使用します。ホー ム・スクリーンでノブを押すと、お 気に入りのジャンルが指定または 指定解除されます。
6. VOCAL - ヴォーカル・ボタン
ヴォーカル・エディット・スクリー ンに移動します。このスクリーン から、現行プリセットのヴォーカ ル・エフェクトのセッティング変 更を行います。詳細はページ50
「ヴォーカル・レイヤーのエディット」をご参照くださ
い。
7. GUITAR - ギター・ボタン
ギター・エディット・スクリーンに 移動します。このスクリーンから、 現行プリセットのギター・エフェ クトのセッティング変更を行いま す。詳細はページ 65「ギター・レ イヤーのエディット」をご参照ください。
8. LOOPER - ルーパー・ボタン
ルーパー・オプション・スクリー ンに移動します。このスクリーン から、ルーパーに関する一部の設 定オプションを変更できます。
9. MIX - ミックス・ノブ
ホーム・スクリーンからいずれか の MIX ノブを回すと、ミックス・ スクリーン(メイン/ヘッドフォ ン/エフェクト)に移動します。
エディット・ページから、値や設定の変更を行えます
10. 矢印(◀▶)ボタン
ホーム・スクリーンでは、プリセッ トの移動に使用します。
エディット・スクリーンでは、 ページ間の移動に使用します。
11. NP - NaturalPlay(ナチュラルプレイ) LED
ギター/ MIDI AUX Room- Sense いずれかのソースからコー ド情報が検知されると点灯しま す。
12. LEVEL - レベル LED
マイク・インプットのインプット・ レベルを表示します。
他のインプット(ギター等)を含め、 いずれかのインプットでクリッピン グ(過剰レベル)が生じた際には赤
LED が点灯します。
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フットスイッチ
1
イントロダクション
1. PRESET ▲▼ - プリセット・アップ/ ダウン・フットスイッチ
2
3
4 5 6
7 8 9
– タップ操作でプリセットを変更しま
す。
– ホールド(長押し)操作でプリセッ
トを高速に順送りします。
– 両フットスイッチを同時にタップす
ると、トーク/チューナー・モード に移動します。
トーク/チューナー・モードは、ギ
ターの出力をミュートしてギター・ チューナーを起動すると同時に、 ヴォーカル・エフェクトをバイパス します。
トーク/チューナー・モード内からも、 PRESET ▲▼ フットスイッチでプリセット変更を行え ます。曲間のトーク中にプリセットを変更して次の曲 に備える、といった操作が行えます。
トーク/チューナー・モードを終了するには、PRESET ▲▼ 以外のいずれかのフットスイッチを踏みます。
詳細は、ページ 36「トーク/チューナー・モード」を ご参照ください。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 12
イントロダクション
2. レイヤー・フットスイッチ
レイヤー・フットスイッチをタッ
プすると、ヴォーカルとギターの エフェクト・レイヤーが交互に切 り替わります。 – ヴォーカル・レイヤー選択時に
は、LED が青く点灯します。
ギター・レイヤー選択時には、
LED が赤く点灯します。
レイヤー・フットスイッチをホー
ルドすると、ループ・レイヤーと エフェクト・レイヤーが交互に切 り替わります。
ループ・レイヤー選択時には、
LED が紫に点灯します。
ループ・レイヤーから元のヴォー
カルまたはギター・エフェクト・ レイヤーに戻るには、再度フッ トスイッチをホールドします。
各レイヤーにおけるフットスイッチの表示例は次の通 りです。
ヴォーカル・レイヤーで REVERB DOUBLE HARMONY がオンの状態
ギター・レイヤーで µMOD DELAY DRIVE がオンの状 態
ヴォーカル・レイヤーで、いくつかのエフェクト・フットス イッチにギター・エフェクトを割り当てた状態。フットスイッ チのリマップ機能を使うことにより、ヴォーカルまたはギ ターのレイヤーにいながら、もう片方のレイヤーのエフェク トを操作できます。詳細は、ページ 35「フットスイッチの リマップ」をご参照ください。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 13
イントロダクション
3. STEP - ステップ・フットスイッチ
– STEP フットスイッチをタップすると、
現行プリセットの次のステップに移動 します。
! プリセットによっては、ステップ機能
を使用していないものもございます。
– PRESET フットスイッチをタップすると、一つ前
のステップに戻ります。
– STEP フットスイッチをホールドすると、ステップ
管理スクリーンに移動します。
ステップ管理
ステップ管理
ステップには、現行プリセットまたは別のプリセット を指定できます。
現行プリセットを使用する場合は、ステップ管理スク リーンに移動する前に、設定を実際に使用する状態に 仕上げておいてください。
別のプリセットを指定する場合、ステップ管理スクリー ンに移動から、プリセット ▲▼ フットスイッチでス テップとして追加したいプリセットを指定します。
別のプリセットをステップとして追加
変更内容を確定するには、STEP をタップします。現行のステップを消去するには、レイヤー・フット
スイッチをタップします。
キャンセルするには、HOME をタップします。
STEP フットスイッチは、グローバルな扱いで他の機能
にリマップできます。タップ・テンポ、HIT、キー指定、 いずれかのヴォーカルまたはギター・エフェクトといっ た割り当てが行えますが、ルーパー機能の割り当ては ライブ用途に極めて有効です。
ステップについての詳細は、ページ 29STEP - ステッ プ機能」をご参照ください。
4. µMOD フットスイッチ
µMOD エフェクトのオン/オフを切り替
えます。
µMOD ブロックは、コーラス/フラン ジャー/ディチューン/ローターといっ たエフェクトを内包します。
ステップの追加
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 14
イントロダクション
5. DELAY - ディレイ・フットスイッチ
ディレイ・エフェクトのオン/オフを切 り替えます。
DELAY ブロックは、1/4 音符/マルチタッ プ/ピンポンといったエフェクトを内包 します。
タップ・テンポの指定方法
– DELAY フットスイッチをホールドします。楽曲のテンポに合わせてフットスイッチを数回タッ
プします。
6. REVERB - リバーブ・フットスイッチ
リバーブ・エフェクトのオン/オフを切 り替えます。
DELAY ブロックは、ホール/クラブ/ ルーム/プレートといったエフェクトを 内包します。
7. HIT フットスイッチ
HIT のオン/オフを切り替えます。HIT
種類によって、表示色が変わります。
ヴォーカル HIT(青)ギター HIT(赤)全エフェクトの HIT(紫)
HIT 機能の詳細は、ページ 33HIT フットスイッチ」
をご参照ください。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 15
イントロダクション
8. DOUBLE/COMP - ダブリング/コンプ レッサー・フットスイッチ
ヴォーカル・レイヤー時には、ダブリン グ・エフェクトをオン/オフします。
DOUBLE ブロックは、1 VOICE TIGHT2 VOICES WIDE 4 VOICES WIDE といったエフェクトを内包します。
ヴォーカル・レイヤー時には、コンプレッサーをオン /オフします。
9. HARMONY/DRIVE - ハーモニー/ ドライブ・フットスイッチ
ヴォーカル・レイヤー時には、ハー モニー・エフェクトをオン/オフし ます。
HARMONY ブロックは、HIGH(3rd UP)/ LOW4th BELOW)/ LOW & LOWER4th below and 6th below)といったエフェ
クトを内包します。
ギター・レイヤー時には、ドライブ・エフェクトをオ ン/オフします。
DRIVE ブロックは、ブースト/ドライブ/ブースト & ドライブといったエフェクトを内包します。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 16
イントロダクション
リアパネル・インプット&アウトプット
VoiceLive 3 は、ライブ時の機材セットアップ簡略化に 役立つ、充実した入出力のルーティング機能を備えて います。
インプット
4
1. DC 電源コネクター
2. XLR & 1/4" コンボ・ジャック
3. 1/4" ギター・インプット
4. 1/8" ステレオ AUX インプット・ジャック AUX インプットとモニター・インプットの内、使用
できるのは片方です。同時使用はできません。
5. MIDI イン
6. SWITCH-3 用(別売オプション)用フットスイッチ・
イン
SWITCH-3 の代わりに、2 台目のエクスプレッショ
ン・ペダルを接続できます。詳細はページ 48「エ クスプレッション・ペダルを 2 台使う場合」をご参 照ください。
7. エクスプレッション・ペダル・イン
SWITCH-3
2 3 6 57 1
VoiceLive 3 インプット概要図
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 17
イントロダクション
7
アウトプット
VoiceLive 3 アウトプット概要図
1. GUITAR THRU - ギター・スルー:ドライのギター
信号を出力します。コード検出のみに使用し、ギター の信号を他のプロセッサーやアンプに送りたい場合 に使用します。
2. MONITOR THRU - モニター・スルー:MONITOR
IN(モニター・イン)の信号を出力します。 MONITOR IN の信号を他のモニターに送る場合に使
用します。
3. HEADPHONE OUT - ヘッドフォン・アウト:ヘッ
ドフォンまたは IEM を接続します。モニタリング用 に独立したヘッドフォン・ミックスを作成できます。
4. L/R OUTPUT - メイン・アウト:ヴォーカルとエフェ
クトの信号を出力します。ギター・アウトが接続さ れていない場合には、ギターの信号も含まれます。
5. GUITAR OUT - ギター・アウト:ギターの信号を
出力します。1 つのみ接続されている場合は、ギ ター・アウトプットは自動的にモノラルになります。 GUITAR OUT にケーブルを接続すると、メイン・ア ウトからギターの音が自動的に除かれます。
5. MIDI OUT - ギター・アウト:VoiceLive 3 のボタ
ンやフットスイッチ操作を行った際にコントロール チェンジ(CC)メッセージを送信します。特定の操 作に CC が割り当てられていない場合は、CC は出 力されません。
現在、ヴォーカルとギター・エフェクトのオン/オフ、
そしてそれぞれのレベルが出力されます。
ギター・アンプや PA でハムノイズが確認される場
合は、ヘッドフォン・アウトと左 XLR アウトの間に ある GRND LIFT スイッチをお試しください。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 18
イントロダクション
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Power Input
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Power Input
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Power Input
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Power Input
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Power Input
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
XLR Male XLR Female
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Power Input
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Mini USB
USB Type B
Combo Jack
MIDI Jack
1/4 inch jack
Mini USB
1/8 inch jack GRND Lift
USB Type A
USB Type B
凡例
本マニュアルの接続図では次の記号を使用します。
マイク
アコースティックギター
エレキギター
キーボード等の楽器
ミキサー
PA
ギターまたはキーボード・アンプ
XLR ケーブル
1/8ケーブル
モニター・ミックス
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 19
TRS TS ケーブル
イントロダクション
図表について
接続とセットアップを円滑に進められるよう、後述の
「接続とセットアップ」セクションには接続図が用意さ
れています。各接続図の基本的な構成は次の通りです。
– 背面図の 左側 には、VoiceLive 3 に接続する音声の
ソース(マイクやギター等)が示されます。
– 背面図の 右側 には、VoiceLive 3 の「下流」に接続
する機器(ミキサーやスピーカー等)が示されます。
左下の枠内
アウトから出力される信号が示されます。
右下の枠内
れる信号が示されます。
多くの例においてヘッドフォンと PA 用の出力内容は同 じとなりますが、必ずしも一緒とは限りません。
(「 VOICELIVE 3」)には、ヘッドフォン・
(「 PA」)には、メイン・アウトに出力さ
3
5 5
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 20
4
VoiceLive 3 概要
VoiceLive 3 overview
VoiceLive 3 概要
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 21
VoiceLive 3 概要
接続とセットアップ
パラメーターや設定の微調整についての解説に入る前 に、使用上欠かせない正しい接続とセットアップ方法 について解説します。
まずは、VoiceLive 3 の製品に同梱されているクイック スタート・ガイドをお読みください。
本マニュアルを読み進めるにあたって、お手元の機材 で同じ設定を行うには次の機材が必要となります。
– VoiceLive 3 – ダイナミック・マイク(MP-75 SM58 OM5 等)
またはコンデンサー・マイク(Beta 87A enCore
300 等)マイク接続用の XLR ケーブルギターまたは MIDI キーボード(使用する場合のみ)ヘッドフォン – VoiceLive 3 付属のギター/ヘッドフォン・ケーブル
VoiceLive 3 の出力を PA に送る場合は、VoiceLive 3 XLR アウトからミキサーに接続するための XLR ケーブ
ルが必要です。モノラルの場合は 1 本、ステレオの場 合は 2 本ご用意ください。
VoiceLive 3 とミキサー/ PA の接続
ミキサー側がモノラルかステレオかを確認します。 – VoiceLive 3 の XLR アウトプットからミキサー/ PA
のインプットに、1 または 2 本の XLR ケーブルを接 続します。
! ステレオで使用する場合、片チャンネルは L、もう
片チャンネルは R にパンニングするのを忘れないで ください。
– ミキサーの接続については、Craig's Corner の解説
ビデオを合わせてご参照ください(英語のみ)。
youtube.com/watch?v=qq0AOtafIjs
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 22
VoiceLive 3 概要
PA のステレオ接続、ヴォーカル & ギター
アウトプットをステレオ接続することで、VoiceLive 3 のエフェクトを最も効果的に聴かせることができます。
OUTPUT MODE = STEREO
VoiceLive 3 のアウプットをデフォルトのモノラルか らステレオに変更する手順
– SETUP を押します。◀▶ボタンで OUTPUT ページに移動します。コントロール・ノブで、OUTPUT MODE(アウトプッ
ト・モード)を選択します。
– OUTPUT MODE の枠の真下にある MIX ノブで、設
定を STEREO に変更します。
– HOME を押し、ページを終了します。 – PA がサウンドを実際にステレオで出力しているか、
確認します。一部、2 スピーカー構成であってもモ ノラル出力の PA システムも存在します。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 23
VoiceLive 3 概要
PA のデュアル・モノ接続、ヴォーカル & ギター
ヴォーカルとギターを独立したモノラルの系統で PA シ ステムに送ります。
ミキサー側でヴォーカルとギターのレベルを個別に調 整できます。
OUTPUT MODE = DUAL MONO
VoiceLive 3 のアウプットをデフォルトのモノラルか らデュアル・モノに変更する手順
– SETUP を押します。◀▶ボタンで OUTPUT ページに移動します。コントロール・ノブで、OUTPUT MODE(アウトプッ
ト・モード)を選択します。
– OUTPUT MODE の枠の真下にある MIX ノブで、設
定を DUAL MONO に変更します。
– HOME を押し、ページを終了します。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 24
VoiceLive 3 概要
ステレオ・ヴォーカル & ギターアンプ
ギターアンプに接続していてアンプ自体のサウンド面 での特徴を生かすには、VoiceLive 3 のスピーカー・シ ミュレーションをオフにした方が良い結果が得られる ことがあります。
PA の接続方法は、「PA のステレオ接続」セクションを ご参照ください。
スピーカー・シミュレーションをオフに変更する手順
– SETUP を押します。◀▶ボタンで GUITAR タブに移動します。コントロール・ノブで、SPEAKER SIM ENABLE(シ
ピーカー・シミュレーション・エンネーブル)を選 択します。
– SPEAKER SIM ENABLE の枠の真下にある MIX ノブ
で、設定を OFF に変更します。
– HOME を押し、ページを終了します。
SPEAKER SIM ENABLE = OFF
PA にヴォーカルをモノラルで送りながらギターをギ
ターアンプで鳴らす場合は、VoiceLive 3 のメイン・ア ウトからミキサーへの接続に LEFT 側のみを使用し、
OUTPUT MODE を MONO に変更します。
VoiceLive 3 のギター・サウンドを PA の代わりにギター
アンプに送るセットアップ例です。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 25
全てを接続した状態
VoiceLive 3 概要
VoiceLive 3 の可能性を把握するための参考として、全
てを接続した例を示します。
1. マイク
2. ギター
3. 音楽プレイヤー
4. FOH ミキサーからのモニター(キュー)ミックス
5. 他のモニターへのモニター・スルー
6. ヘッドフォン・アウト(付属ケーブル+ IEM の組み
合わせも可能)
7. ヴォーカルのステレオ出力を PA に送る XLR アウト
8. ギターのステレオ出力をアンプに送る GUITAR OUT
9. 外部コントロール用の SWITCH-3 ならびにエクスプ
レッション・ペダル
10. キーボードの NaturalPlay コード情報を入力するた めの MIDI INNaturalPlay は、AUX インプットのギ ターまたはキーボードの信号からコードを検出し、 両方が接続されている場合は自動的にギター/キー ボードを切り替えます)
11. DAW MIDI CC 情報を送るための MIDI OUT
Stage
Monitor
Aux
Send
SWITCH-3
PA
Speakers
Computer
or
DAW
ヴォーカル・ループは XLR アウトから、ギター・ルー プはギター・アウトから出力されます。
メトロノームの出力先は、ミックスの設定によって、 XLR メイン・ミックスとヘッドフォン・ミックス両方、 またはヘッドフォンのみを選べます。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 26
VoiceLive 3 概要
トラブルシューティング
ページ 22「接続とセットアップ」と VoiceLive 3 クイッ クスタート・ガイドに従って接続を行っても音が出な い場合の確認事項は次の通りです。
声が聞こえない
マイクに向かって声を出した際、コントロール・ノブ 近くのレベル LED は点灯しますでしょうか?
点灯しない場合:
別のケーブルを試します。別のマイクを試します。クイックスタート・ガイド「AUTO GAIN - オート・
ゲイン」セクションの指示に従って、ゲインを設定 します。
– SETUP ボタンをホールド(長押し)します。画面に表示される指示に従って設定を行います。
コンデンサー・マイクを使用している場合は、次の
設定を行います。
– SETUP ボタンをホールド(長押し)します。 – INPUT タブに移動します。 – INPUT TYPE パラメーターを「CONDENSER」に
設定します。
点灯する場合:
– PA 側で信号を受けているか確認します。 – PA 側の電源を確認します。スピーカーが正しく接続されているかを確認します。
ギターが聞こえない
– ギターのボリュームが上がっていることを確認しま
す。
– アンプに接続している場合は、アンプの電源を確認
します。
– デュアル・モノ・モードで使用している場合は、PA
/ミキサー側で両方の入力チャンネルがミュートさ れておらず、入力レベルが上がっていることを確認 します。
– チューナー・モードでギターが無音になっていない
かを確認します。チューナー・モード時には、スク リーンにギター・チューナーが表示されて PRESET ▲▼ フットスイッチが赤く点灯します。両方のフッ トスイッチを同時にホールドして、チューナー・モー ドを終了します。
VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 27
VoiceLive 3 概要
VoiceLive 3 操作チュートリアル
本チュートリアルは、VoiceLive 3 の主要な機能をカバー します。様々なメニューや操作の種類が含まれますが、 チュートリアルを終了する頃には本機の全体的な構造 と操作方法が理解できているはずです。
HOME - ホーム
チュートリアルの操作中、自分がどのスクリーンにい るかわからなくなったら、HOME ボタンを押すことで 基本画面となる最上位のホーム・スクリーンに戻るこ とができます。
ホーム・スクリーンは、次の情報を表示します。
現行プリセット番号現行プリセット名選択レイヤー(ギターまたはヴォーカル)における、
各フットスイッチ(µMOD DELAY REVERB HIT DOUBLE/COMP HARMONY/DRIVE)のエ
フェクト・ブロック割り当て
コントロール・ノブ/ボタン
– ホーム・スクリーンでは、コントロール・ノブを回
すことでプリセットを変更できます。
時計回りに回すと、上のプリセットに移動します。反時計回りに回すと、下のプリセットに移動しま
す。
– ホーム・スクリーンではノブを押すことでお気に入
りのジャンルが指定または指定解除が行えます。詳 細はページ 30「GENRE / FAVORITES - ジャンル とお気に入り」をご参照ください。
– EDIT(エディット)または SYSTEM(システム)ス
クリーンでは、縦スクロールを行います。パラメー ターや選択オプション・リストのスクロールに使用 します。
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