
FANUC AC SERVO MOTOR #*s series
FANUC AC SPINDLE MOTOR #* series
FANUC SERVO AMPLIF
保
保 守
保保
IER #* series
守 説
守守
説 明
説説
明
明明
B-65325JA/01

Ȧ ၱΫϩώ឵ፇᐾໜϲθϞιȣ
Ȧ డώରΪϨϓཅᡍϏ૾ᣉώοϡᛑูιϫγψάϪϞιȣ
ᇢៀၱχϏȢχέϫπαᄧȹϊྲྀᛁϲၱίϨΦϋᑘϡφΤϞιȣ
ηΫηȢγΦΤΦྲྀϏϤσφϏΤαϊΤȢγΦΤΦྲྀϏχέϊΤψ
ΤΦྲྀϏᗳჯϋίᇢៀၱάᝄዧϋϊϪȢၱέέϬϞλϳȣ
ηοάσφȢၱχᓃϋχέϫψၱΤφΤϊΤྲྀϏɖχέϊΤɗψ
ηφ઼εΤȣ

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
安全にご使用いただくために
「安全にご使用いただくために」には、弊社のサーボモータ、スピンドルモー
タおよびサーボアンプ(βi SVM βi SVPM)をより安全にご使用いただくため
の留意事項が記載されています。モータおよびアンプをご使用になる前に「安
全にご使用いただくために」を十分にお読みください。
また、モータ又はアンプの各機能については、本編をお読みになり、十分に理
解された上で正しくご使用ください。
なお、「安全にご使用いただくために」に記載のない事項は、原則として禁止
と致します。これらの事項につきましては、作業前に予め弊社までご相談くだ
さい。
目次
目次
目次目次
1.1 警告、注意、注について.................................................................................s-2
1.2 FANUC AC SERVO MOTOR βis series,
FANUC AC SPINDLE MOTOR βi series, ........................................................s-3
1.2.1 警告...................................................................................................s-3
1.2.2 注意...................................................................................................s-5
1.2.3 注.......................................................................................................s-6
1.3 FANUC SERVO AMPLIFIER βi series.............................................................s-8
1.3.1 据付け時における警告および注意 ...............................................s-8
1.3.1.1 警告 ............................................................................................s-8
1.3.1.2 注意 ............................................................................................s-9
1.3.1.3 注 ..............................................................................................s-11
1.3.2 試運転時における警告および注意 .............................................s-12
1.3.2.1 警告 ..........................................................................................s-12
1.3.2.2 注意 ..........................................................................................s-13
1.3.3 保守時における警告および注意.................................................s-14
1.3.3.1 警告 ..........................................................................................s-14
1.3.3.2 注意 ..........................................................................................s-16
1.3.3.3 注 ..............................................................................................s-17
s-1

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
1.1 警告、注意、注について
警告、注意、注について
警告、注意、注について警告、注意、注について
「安全にご使用いただくために」では、使用者の安全および機械の破損防止の
ために、安全に関する注意事項の程度に応じて、本文中に『警告』および『注
意』の表記をしています。
また、補足的な説明を記述するために『注』の表記をしています。
使用する前に、『警告』、『注意』、『注』に記載されている事項をよく読ん
で下さい。
警告
警告
警告警告
取扱いを誤った場合に、使用者が死亡又は重傷を負う危険の状態が生
じることが想定される場合に用いられます。
注意
注意
注意注意
取扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか又は物的損害のみが発
生する危険の状態が生じることが想定される場合に用いられます。
注注注注
警告又は注意以外のことで、補足的な説明を記述する場合に用いられ
ます。
※ 本説明書を熟読し、大切に保管して下さい。
s-2

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
1.2 FANUC AC SERVO MOTOR β
FANUC AC SPINDLE MOTOR ββββi series
1.2.1 警告
警告
警告警告
- モータ取り扱い時には安全な服装で作業にあたってください。
モータ取り扱い時には安全な服装で作業にあたってください。
モータ取り扱い時には安全な服装で作業にあたってください。モータ取り扱い時には安全な服装で作業にあたってください。
エッジ・突起部による怪我や、感電の恐れがあります。安全確保ため、手
袋や安全靴等を着用ください。
- モータの移動にはクレーン等の機器をご利用ください
モータの移動にはクレーン等の機器をご利用ください
モータの移動にはクレーン等の機器をご利用くださいモータの移動にはクレーン等の機器をご利用ください
モータは重量物ですので、人手で持ち上げると腰を痛める、モータが落下
して重傷を負う等の危険があります。必要に応じてクレーン等の機器を使
用して下さい。(モータの重量につきましては、仕様説明書を参照くださ
い)。
クレーン等の機器による移動の場合、吊りボルト用タップが設けられてい
るモータでは必ず吊りボルトを、それ以外のモータでは布製ロープ等を使
用してください。機械などにモータが取り付けられている場合にモータの
吊りボルトを使用して移動させないでください。吊りボルトやモータが破
損する恐れがあります。
- 結線作業時は、電源が遮断されていることをご確認ください。
結線作業時は、電源が遮断されていることをご確認ください。
結線作業時は、電源が遮断されていることをご確認ください。結線作業時は、電源が遮断されていることをご確認ください。
感電の恐れがあり大変危険です。
- 動力線が緩まないように確実に結線してください。
動力線が緩まないように確実に結線してください。
動力線が緩まないように確実に結線してください。動力線が緩まないように確実に結線してください。
端子が緩んだ状態で運転すると、端子台が異常発熱し、火災が発生する可
能性があります。また、端子が外れて地絡や短絡、感電につながる恐れが
あります。なお、動力線、ショートバーを端子台に取り付ける際の締付ト
ルクは、本説明書に記載してありますので、参照下さい。
- モータは確実に接地してください。
モータは確実に接地してください。
モータは確実に接地してください。モータは確実に接地してください。
感電事故を防ぐために、端子箱内のアース端子と機械のアースを確実に接
続してください。
- モータの動力線の端子を地絡させたり、互いに短絡させたりしないでく
モータの動力線の端子を地絡させたり、互いに短絡させたりしないでく
モータの動力線の端子を地絡させたり、互いに短絡させたりしないでくモータの動力線の端子を地絡させたり、互いに短絡させたりしないでく
ださい。
ださい。
ださい。ださい。
感電又は巻線を焼損するおそれがあります。
※ 一部のモータには、巻線切換など、特殊な結合を必要とする物もあり
ます。詳細については各モータの仕様説明書を参照ください。
- モータに通電する際には、端子が露出しない状態にしてください。
モータに通電する際には、端子が露出しない状態にしてください。
モータに通電する際には、端子が露出しない状態にしてください。モータに通電する際には、端子が露出しない状態にしてください。
手が触れたり導通物が接触したりすると感電する恐れがあり危険です。
βis series,
ββ
s-3

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
- 危険物をモータに近づけないでください。
危険物をモータに近づけないでください。
危険物をモータに近づけないでください。危険物をモータに近づけないでください。
モータは強電回路に接続されています。また、モータは発熱します。可燃
物等が側にあると、発火・引火・爆発の恐れがあり大変危険です。
- モータ回転中は回転部分に近寄ったり触れたりしないでください。
モータ回転中は回転部分に近寄ったり触れたりしないでください。
モータ回転中は回転部分に近寄ったり触れたりしないでください。モータ回転中は回転部分に近寄ったり触れたりしないでください。
モータ回転中には、衣類や指などを巻き込まれて怪我をする恐れがありま
す。また、回転させる前に、回転により飛散する物(キーなど)がないこと
をご確認ください。
- 濡れた手でモータに触れないでください。
濡れた手でモータに触れないでください。
濡れた手でモータに触れないでください。濡れた手でモータに触れないでください。
感電の恐れがあり大変危険です。
- モータに触れる場合は、電源を遮断してください。
モータに触れる場合は、電源を遮断してください。
モータに触れる場合は、電源を遮断してください。モータに触れる場合は、電源を遮断してください。
モータが動いていない場合でも端子間に電圧が印可されている場合があ
り危険です。
特に電源接続部を触れる時には感電の恐れがありますので、十分な予防措
置をとってください。
- 電源遮断後しばらくの間
電源遮断後しばらくの間(5分以上
電源遮断後しばらくの間電源遮断後しばらくの間
電源遮断後もしばらくの間は動力端子間には高電圧が印可されています
ので、触れたり他の機器に接続したりしないでください。感電又は破損の
恐れがあります。
- モータは、指定のアンプ及びパラメータで駆動してください。
モータは、指定のアンプ及びパラメータで駆動してください。
モータは、指定のアンプ及びパラメータで駆動してください。モータは、指定のアンプ及びパラメータで駆動してください。
誤った組合わせで駆動すると、モータが暴走する、過大なトルクが出るな
どの異常な動作をして、モータや機械を破損させる恐れがあります。また、
過度の回転によりワーク、工具等の物が飛散して、使用者が怪我をする可
能性があり危険です。
- 電源遮断後しばらくの間(
電源遮断後しばらくの間(30 分以上)は回生放電ユニットに触れないで
電源遮断後しばらくの間(電源遮断後しばらくの間(
下さい。
下さい。
下さい。下さい。
稼動時の発熱により回生放電ユニットが高温になる場合があります。
火傷の恐れがありますので、十分に冷めるまでは回生放電ユニットに触れ
ないで下さい。
- 機械の設計、組立てにあたっては、
機械の設計、組立てにあたっては、EN60204-1 に適合させて下さい。
機械の設計、組立てにあたっては、機械の設計、組立てにあたっては、
機械の安全性確保および欧州規格への対応のため、EN60204-1 に適合する
ように機械の設計および機械の組立てを行ってください。機械の詳細につ
きましては、規格書をご覧ください。
5分以上)は、端子に触れないでください。
5分以上5分以上
は、端子に触れないでください。
は、端子に触れないでください。は、端子に触れないでください。
分以上)は回生放電ユニットに触れないで
分以上)は回生放電ユニットに触れないで分以上)は回生放電ユニットに触れないで
に適合させて下さい。
に適合させて下さい。に適合させて下さい。
s-4

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
1.2.2 注意
注意
注意注意
- 稼働中又は停止直後のモータには触れないでください。
稼働中又は停止直後のモータには触れないでください。
稼働中又は停止直後のモータには触れないでください。稼働中又は停止直後のモータには触れないでください。
稼働時の発熱により、モータが高温になる場合があります。火傷の恐れが
ありますので、十分に冷めるまではモータに触れないでください。
- ファンモータに頭髪や衣類等が吸い込まれないようにご注意ください。
ファンモータに頭髪や衣類等が吸い込まれないようにご注意ください。
ファンモータに頭髪や衣類等が吸い込まれないようにご注意ください。ファンモータに頭髪や衣類等が吸い込まれないようにご注意ください。
ファンモータ搭載モデルで、ファンが吸気を行っている場合は特にご注意
ください。
また、モータが停止していてもアンプに通電中はファンモータが回ってい
ますのでご注意ください。
- 弊社のモータは機械用です。他の目的でのご使用はお避けください。
弊社のモータは機械用です。他の目的でのご使用はお避けください。
弊社のモータは機械用です。他の目的でのご使用はお避けください。弊社のモータは機械用です。他の目的でのご使用はお避けください。
他の目的でご使用になると、予期しない現象やトラブルを招く恐れがあり
ます。他の目的でご使用の場合は、予め弊社までご相談ください。
- モータ取り付け部分の強度を十分に確保してください
モータ取り付け部分の強度を十分に確保してください。。。。
モータ取り付け部分の強度を十分に確保してくださいモータ取り付け部分の強度を十分に確保してください
モータは重量物ですので、強度が不足すると精度が出ない等の不具合の原
因となります。
- モータおよび周辺部品の取り付けは確実に行ってください。
モータおよび周辺部品の取り付けは確実に行ってください。
モータおよび周辺部品の取り付けは確実に行ってください。モータおよび周辺部品の取り付けは確実に行ってください。
モータ運転中にモータや部品がずれたり外れたりすると危険です。
- ケーブルは正しく接続してください。
ケーブルは正しく接続してください。
ケーブルは正しく接続してください。ケーブルは正しく接続してください。
誤接続は異常発熱や誤動作、故障の原因となります。また、適切な容量(太
さ)のケーブルをご使用ください。接続方法等詳細については仕様説明書
を参照ください。
- 強制冷却が必要なモータでは、冷却を確実に行ってください。
強制冷却が必要なモータでは、冷却を確実に行ってください。
強制冷却が必要なモータでは、冷却を確実に行ってください。強制冷却が必要なモータでは、冷却を確実に行ってください。
冷却がうまく行われない場合、故障や不具合の原因となります。ファンモ
ータ冷却の場合は、ゴミやチリによる詰まりにご注意ください。液冷の場
合は、液量や管路の詰まりにご注意ください。いずれの場合も、定期的な
清掃・点検をお願い致します。
- シャフトにプーリ等のイナーシャを取り付ける場合は、アンバランス量
シャフトにプーリ等のイナーシャを取り付ける場合は、アンバランス量
シャフトにプーリ等のイナーシャを取り付ける場合は、アンバランス量シャフトにプーリ等のイナーシャを取り付ける場合は、アンバランス量
を十分に小さくしてください。
を十分に小さくしてください。
を十分に小さくしてください。を十分に小さくしてください。
アンバランス量が大きいと異常振動が発生し、モータが破損することがあ
ります。
- キー付シャフトのモータでは、必ずキーをご使用ください。
キー付シャフトのモータでは、必ずキーをご使用ください。
キー付シャフトのモータでは、必ずキーをご使用ください。キー付シャフトのモータでは、必ずキーをご使用ください。
キー付きシャフトのモータをキー無しで運転すると、トルク伝達強度が不
十分になったり、アンバランスの原因となりモータが故障する恐れがあり
ます。
s-5

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
1.2.3 注
注
注注
- モータに乗ったり、腰掛けたりしないでください。
モータに乗ったり、腰掛けたりしないでください。
モータに乗ったり、腰掛けたりしないでください。モータに乗ったり、腰掛けたりしないでください。
モータが変形したり壊れたりする恐れがあります。また、梱包を解いた状
態で積み重ねたりしないでください。
- 常温
常温(0〜〜〜〜40℃℃℃℃)で、乾燥した
常温常温
モータ部品が損傷を受けたり、劣化したりします。また、保管の際は、シ
ャフトを水平にし、端子箱を上にしてください。
- 銘板をはがさないでください。
銘板をはがさないでください。
銘板をはがさないでください。銘板をはがさないでください。
はがれた場合は紛失しないようにご注意ください。モータの機種がわから
なくなり、保守できなくなる恐れがあります。ビルトインスピンドルモー
タの場合は、必ず主軸に添付してください。
- モータに衝撃を与えたり、傷をつけたりしないでください。
モータに衝撃を与えたり、傷をつけたりしないでください。
モータに衝撃を与えたり、傷をつけたりしないでください。モータに衝撃を与えたり、傷をつけたりしないでください。
モータ部品に悪影響を及ぼし、正常な運転が出来なくなることがあります。
また、プラスチック部分やセンサ・巻線は破損しやすいので、取り扱いに
は十分にご注意ください。特に、プラスチック部分や巻線・動力線を利用
してモータを持ち上げるのはお避けください。
- 検出器に対して、耐圧試験や絶縁試験
検出器に対して、耐圧試験や絶縁試験(メガテスト
検出器に対して、耐圧試験や絶縁試験検出器に対して、耐圧試験や絶縁試験
素子を破壊する恐れがあります。
- モータの試験
モータの試験(巻線抵抗、絶縁抵抗等
モータの試験モータの試験
れている条件以下で行ってください。
れている条件以下で行ってください。
れている条件以下で行ってください。れている条件以下で行ってください。
これを越える過酷な条件で試験を行うと、モータを損傷する恐れがありま
す。
- モータを分解しないでください。
モータを分解しないでください。
モータを分解しないでください。モータを分解しないでください。
故障や不具合の原因となることがあります。
保守等で分解が必要な場合は、弊社の担当サービスまでご連絡ください。
- モータを加工しないでください。
モータを加工しないでください。
モータを加工しないでください。モータを加工しないでください。
弊社が指定した場合以外は、モータを加工しないでください。故障や不具
合の原因となります。
- モータ
モータは、適切な環境・条件でご使用ください。
モータモータ
適切でない環境・条件でのご使用は、故障や事故の原因となります。使用
環境、使用条件等詳細につきましては、仕様説明書を参照ください。
- モータに直接商用電源を印加しないでください。
モータに直接商用電源を印加しないでください。
モータに直接商用電源を印加しないでください。モータに直接商用電源を印加しないでください。
直接商用電源を印可すると、モータの巻線が焼損する恐れがあります。必
ず指定のアンプから接続してください。
で、乾燥した(結露しない
で、乾燥したで、乾燥した
巻線抵抗、絶縁抵抗等)を行う場合は、
巻線抵抗、絶縁抵抗等巻線抵抗、絶縁抵抗等
は、適切な環境・条件でご使用ください。
は、適切な環境・条件でご使用ください。は、適切な環境・条件でご使用ください。
結露しない)場所に保管してください。
結露しない結露しない
場所に保管してください。
場所に保管してください。場所に保管してください。
メガテスト)を行わないでくださ
メガテストメガテスト
を行う場合は、IEC60034 に記載さ
を行う場合は、を行う場合は、
を行わないでください。
を行わないでくださを行わないでくださ
に記載さ
に記載さに記載さ
い。
い。い。
s-6

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
- 端子箱付きモデルのコンジット穴は、指定の場所に設けてください。
端子箱付きモデルのコンジット穴は、指定の場所に設けてください。
端子箱付きモデルのコンジット穴は、指定の場所に設けてください。端子箱付きモデルのコンジット穴は、指定の場所に設けてください。
穴開け作業が必要なモデルでは、他の部分を割ったり、傷つけたりしない
ようにご注意ください。詳細については仕様説明書を参照ください。
- モータ使用前に、巻線抵抗、絶縁抵抗等を測定し、正常であるかどうか
モータ使用前に、巻線抵抗、絶縁抵抗等を測定し、正常であるかどうか
モータ使用前に、巻線抵抗、絶縁抵抗等を測定し、正常であるかどうかモータ使用前に、巻線抵抗、絶縁抵抗等を測定し、正常であるかどうか
ご確認ください。
ご確認ください。
ご確認ください。ご確認ください。
特に長期間保管したモータに対しては、必ずチェックを行ってください。
保存状態や保存期間によっては、モータの劣化が進んでいる恐れがありま
す。巻線抵抗値に関しては、仕様説明書を参照いただくか、又は弊社まで
お問い合わせください。絶縁抵抗値は下記別表を参照ください。
- モータを長く安全にお使いいただくために、定期的に保守・点検
モータを長く安全にお使いいただくために、定期的に保守・点検(巻線抵
モータを長く安全にお使いいただくために、定期的に保守・点検モータを長く安全にお使いいただくために、定期的に保守・点検
抗、絶縁抵抗等の測定
抗、絶縁抵抗等の測定)を行ってください。
抗、絶縁抵抗等の測定抗、絶縁抵抗等の測定
ただし、過度の検査(耐圧試験など)は巻線を傷めることがありますのでご
注意ください。巻線抵抗値に関しては、仕様説明書を参照いただくか、又
は弊社までお問い合わせください。絶縁抵抗値は下記別表を参照ください。
モータの絶縁抵抗の測定
モータの絶縁抵抗の測定
モータの絶縁抵抗の測定モータの絶縁抵抗の測定
メガオーム計(DC500V)を用いて、巻線〜フレーム間の絶縁抵抗を測定
し、以下の判定に従ってください。
絶縁抵抗値
絶縁抵抗値 判定
絶縁抵抗値絶縁抵抗値
100MΩ以上 良好。
10〜100MΩ 劣化が始まっています。性能上の問題はありません
1〜10MΩ 劣化が進んでおり、特に注意が必要です。定期的に
1MΩ未満 不良。モータを交換してください。
を行ってください。
を行ってください。を行ってください。
判定
判定判定
が、定期的に点検を行ってください。
点検を行ってください。
巻線抵
巻線抵巻線抵
s-7

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
1.3 FANUC SERVO AMPLIFIER β
1.3.1 据付け時における警告および注意
1.3.1.1 警告
据付け時における警告および注意
据付け時における警告および注意据付け時における警告および注意
警告
警告警告
- アンプの仕様を確認して下さい
アンプの仕様を確認して下さい。。。。
アンプの仕様を確認して下さいアンプの仕様を確認して下さい
ご指定通りのアンプが納入されているかご確認下さい。
- 漏電ブレーカを設置して下さい。
漏電ブレーカを設置して下さい。
漏電ブレーカを設置して下さい。漏電ブレーカを設置して下さい。
火災防止および人体への感電事故を防ぐために、工場側電源又は機械には
必ず漏電ブレーカ(インバータ対応)を設置して下さい。
- 接地を確実に行って下さい。
接地を確実に行って下さい。
接地を確実に行って下さい。接地を確実に行って下さい。
アンプおよびモータのアース端子および金属フレームを強電盤の共通ア
ース板に確実に接続して下さい。
- アンプ類の重量に注意して下さい。
アンプ類の重量に注意して下さい。
アンプ類の重量に注意して下さい。アンプ類の重量に注意して下さい。
アンプおよび AC リアクトル、AC ラインフィルタの中には、重量物が存
在します。輸送、盤への取り付け時には、ご注意下さい。また、盤とアン
プの間で指を挟まないように注意して下さい。
- 電源線、動力線の地絡、短絡がないようにして下さい。
電源線、動力線の地絡、短絡がないようにして下さい。
電源線、動力線の地絡、短絡がないようにして下さい。電源線、動力線の地絡、短絡がないようにして下さい。
線材に屈曲等のストレスがかからないようにして下さい。また、端末処理
は確実に行って下さい。
- 電源線、動力線および信号線の接続を確認して下さい。
電源線、動力線および信号線の接続を確認して下さい。
電源線、動力線および信号線の接続を確認して下さい。電源線、動力線および信号線の接続を確認して下さい。
ネジの緩み、コネクタの挿入不良、圧着約端子の圧着不良等がありますと、
モータの誤動作や発熱、地絡短絡事故の原因になります。特に、大きい電
流が流れる電源線,モータ動力線およびDC リンク接続につきましては、
ネジの緩みや圧着約端子の圧着不良(コネクタの場合には接触不良やコネ
クタ端子とケーブルの接続不良)がありますと、火災につながる可能性が
ありますので、十分に注意して下さい。
- 露出充電部分は必ず、絶縁処理を施して下さい。
露出充電部分は必ず、絶縁処理を施して下さい。
露出充電部分は必ず、絶縁処理を施して下さい。露出充電部分は必ず、絶縁処理を施して下さい。
- 回生放電ユニットおよび放熱器に直接手が触れないようにして下さい。
回生放電ユニットおよび放熱器に直接手が触れないようにして下さい。
回生放電ユニットおよび放熱器に直接手が触れないようにして下さい。回生放電ユニットおよび放熱器に直接手が触れないようにして下さい。
回生放電ユニット
れないようにして下さい。また、構造面からも配慮下さい。
- 配線終了後、アンプのカバーは必ず閉じて下さい。
配線終了後、アンプのカバーは必ず閉じて下さい。
配線終了後、アンプのカバーは必ず閉じて下さい。配線終了後、アンプのカバーは必ず閉じて下さい。
感電事故につながる可能性があります。
ユニットおよび放熱器の表面は、高温になります。直接、手を触
ユニットユニット
βi series
ββ
s-8

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
1.3.1.2 注意
注意
注意注意
- アンプに乗ったり、腰掛けたりしないで下さい。
また、梱包を解いた状態で積み重ねたりしないで下さい。
- アンプの使用環境に配慮して下さい。
アンプの使用環境に配慮して下さい。
アンプの使用環境に配慮して下さい。アンプの使用環境に配慮して下さい。
周囲温度等詳細につきましては、仕様説明書をご参照下さい。
- 腐食性、導電性のミスト、水滴がアンプに直接付着しないようにして下
腐食性、導電性のミスト、水滴がアンプに直接付着しないようにして下
腐食性、導電性のミスト、水滴がアンプに直接付着しないようにして下腐食性、導電性のミスト、水滴がアンプに直接付着しないようにして下
さい。
さい。
さい。さい。
必要に応じて、フィルタをご使用下さい。
- アンプに衝撃を与えたりしないで下さい。
アンプに衝撃を与えたりしないで下さい。
アンプに衝撃を与えたりしないで下さい。アンプに衝撃を与えたりしないで下さい。
アンプの上に物を載せたりしないで下さい。
- アンプを分解しないで下さい。
アンプを分解しないで下さい。
アンプを分解しないで下さい。アンプを分解しないで下さい。
- 放熱器への通風を塞がないようにして下さい。
放熱器への通風を塞がないようにして下さい。
放熱器への通風を塞がないようにして下さい。放熱器への通風を塞がないようにして下さい。
切削液、オイルミスト、切削屑等が付着しますと、冷却効率が低下し、仕
様を満足できなくなる場合があります。また、半導体の寿命低下にもつな
がります。特に、外気導入での使用の場合には、吸入口、排気口にフィル
タの設置をお願いします。フィルタは定期的に交換が必要です。交換しや
すい構造にして下さい。
- 電源線、動力線の接続は正しい端子
電源線、動力線の接続は正しい端子, コネクタに接続して下さい。
電源線、動力線の接続は正しい端子電源線、動力線の接続は正しい端子
- 信号線の接続は正しいコネクタに接続して下さい。
信号線の接続は正しいコネクタに接続して下さい。
信号線の接続は正しいコネクタに接続して下さい。信号線の接続は正しいコネクタに接続して下さい。
- 電源線、動力線の線材は、適切な線径、許容温度であることを確認して
電源線、動力線の線材は、適切な線径、許容温度であることを確認して
電源線、動力線の線材は、適切な線径、許容温度であることを確認して電源線、動力線の線材は、適切な線径、許容温度であることを確認して
下さい。
下さい。
下さい。下さい。
- プラスチック部分に不要な力をかけないで下
プラスチック部分に不要な力をかけないで下さい。
プラスチック部分に不要な力をかけないで下プラスチック部分に不要な力をかけないで下
プラスチック部が割れて、内部の部品に損傷を与え、正常な運転ができな
くなる可能性があります。また、割れた部分で負傷することもありますの
でご注意下さい。
- 電源接続の前に、電源電圧を確認して下さい。
電源接続の前に、電源電圧を確認して下さい。
電源接続の前に、電源電圧を確認して下さい。電源接続の前に、電源電圧を確認して下さい。
仕様書に記載の電圧範囲であることを確認の上、接続して下さい。
- モータとアンプの組合せが正しいか確認して下さい。
モータとアンプの組合せが正しいか確認して下さい。
モータとアンプの組合せが正しいか確認して下さい。モータとアンプの組合せが正しいか確認して下さい。
- パラメータが正しく入力されているか確認して下さい。
パラメータが正しく入力されているか確認して下さい。
パラメータが正しく入力されているか確認して下さい。パラメータが正しく入力されているか確認して下さい。
モータとアンプの組合せにあったパラメータ以外では、モータが正常に動
作しないだけでなく、アンプやモータを破損させる可能性があります。
コネクタに接続して下さい。
コネクタに接続して下さい。コネクタに接続して下さい。
さい。
さい。さい。
s-9

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
- アンプ周辺機器の接続を確認して下さい。
アンプ周辺機器の接続を確認して下さい。
アンプ周辺機器の接続を確認して下さい。アンプ周辺機器の接続を確認して下さい。
電磁接触器、ブレーカ等アンプ外部に設置される機器間およびそれらの機
器とアンプ間の接続を確実に行って下さい。
- 強電盤へのアンプの取り付けが確実に行われているか確認して下さい。
強電盤へのアンプの取り付けが確実に行われているか確認して下さい。
強電盤へのアンプの取り付けが確実に行われているか確認して下さい。強電盤へのアンプの取り付けが確実に行われているか確認して下さい。
強電盤とアンプ取り付け面に隙間があると外部からの粉塵の浸入等によ
り、アンプの正常な動作を妨げる可能性があります。
- ノイズ対策
ノイズ対策
ノイズ対策ノイズ対策
アンプが正常動作を行うために、ノイズ対策には十分配慮して下さい。
例えば、信号線と電源線、動力線は必ず分離して配線して下さい。
- コネクタの抜き差し
コネクタの抜き差し
コネクタの抜き差しコネクタの抜き差し
特に記載の無い限り、電源が入った状態でコネクタの抜き差しは行わない
でください。アンプの故障が発生する場合があります。
s-10

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
1.3.1.3 注
注
注注
- 銘板が確認し易いように配慮して下さい。
銘板が確認し易いように配慮して下さい。
銘板が確認し易いように配慮して下さい。銘板が確認し易いように配慮して下さい。
- 銘板の文字を消さないように注意して下さい。
銘板の文字を消さないように注意して下さい。
銘板の文字を消さないように注意して下さい。銘板の文字を消さないように注意して下さい。
- 開梱後、アンプの外観上異常がないか確認して下さい。
開梱後、アンプの外観上異常がないか確認して下さい。
開梱後、アンプの外観上異常がないか確認して下さい。開梱後、アンプの外観上異常がないか確認して下さい。
- 定期点検、日常保守がし易い位置への取り付けに配慮して下さい。
定期点検、日常保守がし易い位置への取り付けに配慮して下さい。
定期点検、日常保守がし易い位置への取り付けに配慮して下さい。定期点検、日常保守がし易い位置への取り付けに配慮して下さい。
- 機械・装置の扉付近は、保守上十分なスペースを確保して下さい。
機械・装置の扉付近は、保守上十分なスペースを確保して下さい。
機械・装置の扉付近は、保守上十分なスペースを確保して下さい。機械・装置の扉付近は、保守上十分なスペースを確保して下さい。
扉の開閉を妨げる重量物は極力置かないようにして下さい。
- パラメータ表、予備品類は判りやすい場所に置いて下さい。
パラメータ表、予備品類は判りやすい場所に置いて下さい。
パラメータ表、予備品類は判りやすい場所に置いて下さい。パラメータ表、予備品類は判りやすい場所に置いて下さい。
また、仕様書類についても同様です。いつでも即座に参照できるようにし
て下さい。
- シールド線の処理を確実に行って下さい。
シールド線の処理を確実に行って下さい。
シールド線の処理を確実に行って下さい。シールド線の処理を確実に行って下さい。
シールド処理が必要なケーブルは、ケーブルクランプ等にて確実にアース
板に接続されるようにして下さい。
s-11

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
1.3.2 試運転時における警告および注意
1.3.2.1 警告
試運転時における警告および注意
試運転時における警告および注意試運転時における警告および注意
警告
警告警告
- 電源投入前に強電盤、アンプに接続され
電源投入前に強電盤、アンプに接続されているケーブルのコネクタ、動
電源投入前に強電盤、アンプに接続され電源投入前に強電盤、アンプに接続され
力線や電源線が確実に接続されているか、また、ゆるみはないか確認下
力線や電源線が確実に接続されているか、また、ゆるみはないか確認下
力線や電源線が確実に接続されているか、また、ゆるみはないか確認下力線や電源線が確実に接続されているか、また、ゆるみはないか確認下
さい。
さい。
さい。さい。
ネジの緩み、コネクタの挿入不良、圧着端子の圧着不良等がありますと、
モータの誤動作や発熱、地絡短絡事故の原因になります。
特に、大きい電流が流れる電源線,モータ動力線および DC リンク接続に
つきましては、ネジの緩みや圧着端子の圧着不良等(コネクタの場合には
接触不良やコネクタ端子とケーブルの接続不良)がありますと、火災につ
ながる可能性がありますので、十分に注意して下さい。
- 電源投入前に強電盤は確実に接地されて
電源投入前に強電盤は確実に接地されているか確認下さい。
電源投入前に強電盤は確実に接地されて電源投入前に強電盤は確実に接地されて
- 電源投入前に強電盤などの扉を確認下さい。
電源投入前に強電盤などの扉を確認下さい。
電源投入前に強電盤などの扉を確認下さい。電源投入前に強電盤などの扉を確認下さい。
アンプが収納されている強電盤などの扉が確実に閉じていることを確認
下さい。強電盤などの扉は運転中においても必ず閉じて施錠して下さい。
- 強電盤などの扉を開く必要が生じた時に注意して下さい。
強電盤などの扉を開く必要が生じた時に注意して下さい。
強電盤などの扉を開く必要が生じた時に注意して下さい。強電盤などの扉を開く必要が生じた時に注意して下さい。
その機械、装置の保守に関する教育を受けた人が、強電盤の入力ブレーカ
と強電盤へ供給する工場側の開閉器の両方をしゃ断してから扉を開いて
下さい。また、機械調整等で扉を開けたまま運転する場合には、電圧が印
加されている所に手や工具が触れないように注意して下さい。この場合、
その機械、装置の保守に関する教育を受けた人が行って下さい。
- 初めて機械を運転する場合には指令通りに動作するか確認下さい。
初めて機械を運転する場合には指令通りに動作するか確認下さい。
初めて機械を運転する場合には指令通りに動作するか確認下さい。初めて機械を運転する場合には指令通りに動作するか確認下さい。
モータへの指令は最初は小さい値から徐々に立ち上げて指令通りに動作
するか確認下さい。正常に回らない時には直ちに非常停止して下さい。
- 電源投入時非常停止回路の動作を確認下さい。
電源投入時非常停止回路の動作を確認下さい。
電源投入時非常停止回路の動作を確認下さい。電源投入時非常停止回路の動作を確認下さい。
非常停止ボタンを操作した場合、モータは速やかに停止してアンプ入力部
の電磁接触器がしゃ断することを確認下さい。
- 機械調整中に機械の扉や保護カバーを開けて作業を行う場合には、必ず
機械調整中に機械の扉や保護カバーを開けて作業を行う場合には、必ず
機械調整中に機械の扉や保護カバーを開けて作業を行う場合には、必ず機械調整中に機械の扉や保護カバーを開けて作業を行う場合には、必ず
非常停止状態に
非常停止状態にしてモータが停止していることを確認して行って下さい。
非常停止状態に非常停止状態に
してモータが停止していることを確認して行って下さい。
してモータが停止していることを確認して行って下さい。してモータが停止していることを確認して行って下さい。
ているケーブルのコネクタ、動
ているケーブルのコネクタ、動ているケーブルのコネクタ、動
いるか確認下さい。
いるか確認下さい。いるか確認下さい。
s-12

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
1.3.2.2 注意
注意
注意注意
- 電源投入時や運転中にアンプに関係するアラーム表示等がないか確認下
電源投入時や運転中にアンプに関係するアラーム表示等がないか確認下
電源投入時や運転中にアンプに関係するアラーム表示等がないか確認下電源投入時や運転中にアンプに関係するアラーム表示等がないか確認下
さい。
さい。
さい。さい。
アラームの内容により保守説明書に従い適切な処置を実施ください。強電
盤の扉を開けての作業が生じる場合は、その機械、装置の保守に関する教
育を受けた人が、行って下さい。また、アラームによっては強制的にリセ
ットして使用した場合には、アンプを破損させる可能性がありますので、
適切な処置後使用下さい。
- 初めてモータを運転する場合には位置
初めてモータを運転する場合には位置・速度検出器の取付け調整を実施
初めてモータを運転する場合には位置初めてモータを運転する場合には位置
下さい。
下さい。
下さい。下さい。
主軸用の位置・速度検出器については、保守説明書に従い必ず適切な波形
になるように調整下さい。未調整の場合、モータが正常に回転しない、ま
た、主軸が正しい位置に停止しない可能性があります。
- 運転中にモータから異常音や振動が生じた場合には、直ちに停止させて
運転中にモータから異常音や振動が生じた場合には、直ちに停止させて
運転中にモータから異常音や振動が生じた場合には、直ちに停止させて運転中にモータから異常音や振動が生じた場合には、直ちに停止させて
下さい。
下さい。
下さい。下さい。
異常音や振動が発生したまま使用しますと、アンプの故障が発生する場合
があります。適切な処置を実施した後運転を再開して下さい。
- 周囲温度に注意してアンプの定格出力以下で使用下さい。
周囲温度に注意してアンプの定格出力以下で使用下さい。
周囲温度に注意してアンプの定格出力以下で使用下さい。周囲温度に注意してアンプの定格出力以下で使用下さい。
周囲温度によりアンプの連続定格出力や連続使用時間を低減しているも
のがありますので注意して下さい。過負荷状態で連続に使用した場合には
アンプが故障する可能性があります。
- 特に記載のない限り、電源が入った状態でコネクタの抜き差しは行わな
特に記載のない限り、電源が入った状態でコネクタの抜き差しは行わな
特に記載のない限り、電源が入った状態でコネクタの抜き差しは行わな特に記載のない限り、電源が入った状態でコネクタの抜き差しは行わな
いで下さい。アンプの故障が発生する場合があります。
いで下さい。アンプの故障が発生する場合があります。
いで下さい。アンプの故障が発生する場合があります。いで下さい。アンプの故障が発生する場合があります。
・速度検出器の取付け調整を実施
・速度検出器の取付け調整を実施・速度検出器の取付け調整を実施
s-13

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
1.3.3 保守時における警告および注意
1.3.3.1 警告
保守時における警告および注意
保守時における警告および注意保守時における警告および注意
警告
警告警告
- 保守説明書を熟読し、内容を理解して下さい。
保守説明書を熟読し、内容を理解して下さい。
保守説明書を熟読し、内容を理解して下さい。保守説明書を熟読し、内容を理解して下さい。
日常保守時、アラーム発生時の処置等が保守説明書に記載されています。
内容を理解して作業して下さい。
- ヒューズ、プリント板交換時の注意
ヒューズ、プリント板交換時の注意
ヒューズ、プリント板交換時の注意ヒューズ、プリント板交換時の注意
1) 必ず強電盤のブレーカが遮断されていることを確認した上で作業し
て下さい。
2) 充電中表示 LED(赤)が消灯していることを確認してください。各アン
プの充電中表示LED の位置は仕様説明書を参照して下さい。このLED
が点灯中は危険電圧が残っており、感電をする可能性がありますので
注意して下さい。
3) プリント板上には高温になる部品があります。火傷には十分ご注意下
さい。
4) ヒューズの定格を確認して、定格が違うヒューズを使用しないように
して下さい。
5) プリント板の仕様を確認して下さい。特に改造図番が施してある場合
には、交換する前にファナックにお問い合わせ下さい。また、交換前
後での設定ピンを確認して下さい。
6) ヒューズ交換後は、ネジが確実に締められていることを確認して下さ
い。ソケットタイプについては、ヒューズが根元まで挿入されている
ことを確認して下さい。
7) プリント板交換後は、コネクタへの挿入を確認して下さい。
8) 動力線、電源線、コネクタ類の接続を確認して下さい。
- ネジの紛
ネジの紛失に注意して下さい。
ネジの紛ネジの紛
ケースやプリント基板を外す際には、外したネジを紛失しないよう気をつ
けて下さい。紛失したネジがユニット内部に残っていたりしたまま電源を
投入すると機械を破損する可能性があります。
- アブソリュートパルスコーダ用のバッテリの交換
アブソリュートパルスコーダ用のバッテリの交換
アブソリュートパルスコーダ用のバッテリの交換アブソリュートパルスコーダ用のバッテリの交換
バッテリの交換は電源を ON した状態で行います。電源を OFF した状態で
バッテリを交換すると、記憶されている機械の絶対位置が失われますので、
ご注意下さい。
アンプに搭載されている機種があります。この機種をご使用の場合には、
強電盤の扉を開き、制御電源を遮断せずに、かつ、非常停止状態としてア
ンプの動力系統の入力を遮断した上で、バッテリの交換を行う必要があり
ます。このため、保守および安全に関して十分教育を受けた人以外は、作
業をしてはいけません。アンプが設置されている強電盤内には高電圧部が
あり、感電をする可能性があります。
失に注意して下さい。
失に注意して下さい。失に注意して下さい。
β
i シリーズサーボアンプモジュールにはバッテリがサーボ
s-14

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
- アラーム番号を確認して下さい。
アラーム番号を確認して下さい。
アラーム番号を確認して下さい。アラーム番号を確認して下さい。
アラーム発生にて機械が停止した場合には、必ずアラーム番号を確認して
下さい。アラームによっては、部品の交換無しに電源再投入されると、別
の部品を破損させてしまい、真の原因究明が困難になります。
- アラームリセットは、障害要因を確実に取り除いた上で行って下さい。
アラームリセットは、障害要因を確実に取り除いた上で行って下さい。
アラームリセットは、障害要因を確実に取り除いた上で行って下さい。アラームリセットは、障害要因を確実に取り除いた上で行って下さい。
- 保守上における疑問点については、早急にファナックまでご連絡下さい。
保守上における疑問点については、早急にファナックまでご連絡下さい。
保守上における疑問点については、早急にファナックまでご連絡下さい。保守上における疑問点については、早急にファナックまでご連絡下さい。
s-15

安全にご使用いただくために B-65325JA/01
1.3.3.2 注意
注意
注意注意
- 部品の未実装に注意して下さい。
部品の未実装に注意して下さい。
部品の未実装に注意して下さい。部品の未実装に注意して下さい。
部品およびプリント板の交換を行い、再度組付ける際にはスナバコンデン
サ等の部品実装を確認して下さい。たとえば、スナバコンデンサがないと
IPM が破損します。
- ネジ締めは確実に行って下さい。
ネジ締めは確実に行って下さい。
ネジ締めは確実に行って下さい。ネジ締めは確実に行って下さい。
- ヒューズ、プリント板等の部品仕様を確認して下さい。
ヒューズ、プリント板等の部品仕様を確認して下さい。
ヒューズ、プリント板等の部品仕様を確認して下さい。ヒューズ、プリント板等の部品仕様を確認して下さい。
ヒューズ、プリント板を交換する際はそれらの仕様が正しいことを確認し、
正しい位置に組み付けてください。誤った仕様のものを組み付けたり、誤
った位置に組み付けると正常に動作しません。
- カバーの組付け違いに注意して下さい。
カバーの組付け違いに注意して下さい。
カバーの組付け違いに注意して下さい。カバーの組付け違いに注意して下さい。
アンプ正面のカバーには仕様を示すラベルが貼られています。正面カバー
を外した場合には、必ず同じユニットに組み付けて頂くようお願いします。
- ヒートシンク、ファンモータの清掃
ヒートシンク、ファンモータの清掃
ヒートシンク、ファンモータの清掃ヒートシンク、ファンモータの清掃
1) ヒートシンク、ファンモータが汚れていると、半導体冷却性能が落ち、
その結果、信頼性を低下させることになります。定期的に清掃して下
さい。
2) エアによって清掃される場合、塵埃の散乱に注意して下さい。もし、
アンプや周辺機器に導電性の塵埃が付着した場合には、故障の原因に
なります。
3) ヒートシンクの清掃をするときは電源を遮断し、ヒートシンクの温度
が室温程度に冷えていることを確認したあとで行ってください。運転
中及び電源遮断直後はヒートシンクの温度が非常に高いため火傷す
る可能性がありますので、ヒ−トシンクに触れる場合には注意して下
さい。
- アンプを外す場合
アンプを外す場合
アンプを外す場合アンプを外す場合
電源が遮断されていることを確認の上、行って下さい。また、アンプと強
電盤に指を挟まないように注意して下さい。
s-16

B-65325JA/01 安全にご使用いただくために
1.3.3.3 注
注
注注
- バッテリのコネクタは正しい位置に確実に挿入してください。
バッテリのコネクタは正しい位置に確実に挿入してください。
バッテリのコネクタは正しい位置に確実に挿入してください。バッテリのコネクタは正しい位置に確実に挿入してください。
組付けを誤まったまま電源を遮断すると、機械の絶対位置の内容が失われ
ます。
- マニュアル類は、大切に保管して下さい。
マニュアル類は、大切に保管して下さい。
マニュアル類は、大切に保管して下さい。マニュアル類は、大切に保管して下さい。
保守時には、即座に参照できるようにして下さい。
- ファナックにご連絡される場合
ファナックにご連絡される場合
ファナックにご連絡される場合ファナックにご連絡される場合
保守部品等の手配をスムーズに行うため、アラーム内容およびアンプの仕
様を確認して、ご連絡下さい。
s-17


B-65325JA/01 はじめに
はじめに
本説明書の構成
本説明書の構成
本説明書の構成本説明書の構成
本説明書は FANUC サーボアンプβi シリーズSVM、FANUC サーボアンプβi
シリーズSVPM、FANUC サーボモータβis シリーズおよび FANUC スピンド
ルモータβi シリーズの保守に必要な事項を記述しています。
第Ⅰ編、第Ⅱ編には、βi シリーズSVMの立上げ手順と、障害が発生した時の
処理手順を記述しています。
第Ⅲ編、第Ⅳ編には、βi シリーズSVPMの立上げ手順と、障害が発生した時
の処理手順を記述しています。
第Ⅴ編にはサーボモータ,スピンドルモータの保守について記述しています。
*本説明書では本文中、下記の略称を使用することがあります。
機種名
機種名 略称
機種名機種名
FANUC Series 15i FS15i
FANUC Series 16i FS16i
FANUC Series 18i FS18i
FANUC Series 21i FS21i
FANUC Series 0i FS0i
FANUC Series 30i FS30i
FANUC Power Mate i–D
FANUC Power Mate i–H
FANUC SERVO AMPLIFIER βi series
FANUC SERVO AMPLIFIER βi series
略称
略称略称
PMi
βi SVM
βi SVPM
Series 16i, 18i, 21i, 0i, PMi
* 本説明書では、サーボパラメータのパラメータ番号を CNC の機種名を省
略して次の形式で記載する場合があります。
No. 1877 (FS15i)
No. 2062 (FS16i)
サーボパラメータの機能名
Series 15i
過負荷保護係数
過負荷保護係数
過負荷保護係数過負荷保護係数
またはビット
(OVC1)
* 本書に関連する内容の説明書として下記が用意されています。
本書からこれらの仕様書および説明書を参照先として指定する場合があ
ります。
1) FANUC SERVO AMPLFIER βi series 仕様説明書 B-65322JA
2) FANUC AC SERVO MOTOR βis series 仕様説明書 B-65302JA
3) FANUC AC SPINDLE MOTOR βi series 仕様説明書 B-65312JA
4) FANUC AC SERVO MOTOR αis/αi/βis series
パラメータ説明書 B-65270JA
5) FANUC AC SPINDLE MOTOR αi/βi series パラメータ説明書 B-65280JA
p-1


B-65325JA/01 目次
目次
安全にご使用いただくために
安全にご使用いただくために..........................................................................................s-1
安全にご使用いただくために安全にご使用いただくために
はじめに
はじめに ......................................................................................................................... p-1
はじめにはじめに
I. β
βi SVM 立ち
ββ
1 概要
2 構成
3 立上げ手順
立ち上げ手順
上げ手順
立ち立ち
上げ手順上げ手順
概要............................................................................................................................3
概要概要
構成............................................................................................................................4
構成構成
2.1 構成 ......................................................................................................................................... 5
2.2 主な構成要素........................................................................................................................... 7
2.2.1 サーボアンプモジュール.................................................................................................................. 7
立上げ手順 .................................................................................................................8
立上げ手順立上げ手順
3.1 立上げ時の手順 (概要)............................................................................................................. 9
3.2 電源の接続............................................................................................................................. 10
3.2.1 電源電圧と容量の確認.................................................................................................................... 10
3.2.2 保護アースの接続............................................................................................................................ 11
3.2.3 漏洩電流と漏電しゃ断器の選定.................................................................................................... 11
3.3 初期設定(スイッチ、ダミーコネクタ).............................................................................. 12
3.4 パラメータの初期設定........................................................................................................... 13
4 動作確認方法
動作確認方法............................................................................................................14
動作確認方法動作確認方法
4.1 サーボアンプモジュール....................................................................................................... 15
4.1.1 確認手順............................................................................................................................................ 15
4.1.2 NC 画面にVRDY オフアラームが表示される場合..................................................................... 17
4.1.3 モータ電流値を観測する方法........................................................................................................ 18
5 サーボアンプの定期保守
サーボアンプの定期保守..........................................................................................21
サーボアンプの定期保守サーボアンプの定期保守
5.1 アブソリュートパルスコーダ用バッテリ.............................................................................. 22
5.2 サーボアンプの定期点検について ........................................................................................ 29
II. β
βi SVM 障害追跡および
ββ
1 概要
概要..........................................................................................................................33
概要概要
2 アラーム表示とその内容
アラーム表示とその内容..........................................................................................34
アラーム表示とその内容アラーム表示とその内容
2.1 Series 15i の場合................................................................................................................... 35
2.2 Series 16i, 18i, 20i, 21i, 0i, Power Mate i の場合.................................................................. 36
3 追跡および処置
追跡および処置........................................................................................................37
追跡および処置追跡および処置
3.1 サーボアンプモジュール....................................................................................................... 38
障害追跡および 処置
障害追跡および障害追跡および
2.1.1 サーボアラーム................................................................................................................................ 35
2.2.1 サーボアラーム................................................................................................................................ 36
3.1.1 コンバータ DCリンク部低電圧................................................................................................... 39
3.1.2 コンバータ DCリンク部過電圧................................................................................................... 39
3.1.3 コンバータ 減速電力過大............................................................................................................... 39
3.1.4 コンバータ 制御電源低電圧........................................................................................................... 40
3.1.5 インバータ 内部冷却ファン停止................................................................................................... 40
処置
処置処置
c-1

目次 B-65325JA/01
3.1.6 インバータ 放熱器冷却ファン停止............................................................................................... 41
3.1.7 インバータ IPMアラーム........................................................................................................... 41
3.1.8 インバータ IPMアラーム(OH)...........................................................................................42
3.1.9 インバータ モータ電流異常........................................................................................................... 43
3.1.10 インバータ FSSB 通信異常............................................................................................................. 44
3.2 サーボソフト......................................................................................................................... 45
3.2.1 サーボ調整画面................................................................................................................................ 45
3.2.2 診断画面............................................................................................................................................ 47
3.2.3 過負荷アラーム(ソフトサーマル、OVC)................................................................................ 48
3.2.4 フィードバック断線アラーム........................................................................................................ 49
3.2.5 オーバヒートアラーム.................................................................................................................... 50
3.2.6 サーボパラメータ設定不正アラーム............................................................................................50
3.2.7 パルスコーダ、別置シリアル検出器関係のアラーム................................................................. 51
3.2.8 その他のアラーム............................................................................................................................ 54
4 ヒューズ、プリント板等の交換方法
ヒューズ、プリント板等の交換方法........................................................................56
ヒューズ、プリント板等の交換方法ヒューズ、プリント板等の交換方法
4.1 ヒューズ,プリント板の交換方法 ........................................................................................ 57
4.1.1 プリント板図番................................................................................................................................ 59
4.1.2 ヒューズ実装位置............................................................................................................................ 60
4.2 ファンモータの交換方法....................................................................................................... 61
4.2.1 内部ファンモータの場合 SVM1-4i, SVM1-20i ............................................................................. 61
4.2.2 内部ファンモータの場合 SVM1-40i, SVM1-80i ........................................................................... 62
4.2.3 外部ファンモータ............................................................................................................................ 63
III. β
βi SVPM 立ち上げ手順
ββ
1 概要
概要..........................................................................................................................67
概要概要
2 構成
構成..........................................................................................................................68
構成構成
2.1 構成 ....................................................................................................................................... 69
2.2 主な構成要素......................................................................................................................... 71
3 立上げ手順
立上げ手順 ...............................................................................................................72
立上げ手順立上げ手順
3.1 立上げ時の手順 (概要)........................................................................................................... 73
3.2 電源の接続............................................................................................................................. 74
3.3 パラメータの初期設定........................................................................................................... 76
4 動作確認方法
動作確認方法............................................................................................................77
動作確認方法動作確認方法
4.1 SVPM 概略 ............................................................................................................................ 78
4.2 SVPM コンバータ部.............................................................................................................. 80
4.3 SVPM スピンドル部.............................................................................................................. 84
立ち上げ手順
立ち上げ手順立ち上げ手順
2.2.1 βi SVPM ............................................................................................................................................71
3.2.1 電源電圧と容量の確認.................................................................................................................... 74
3.2.2 保護アースの接続............................................................................................................................ 75
3.2.3 漏洩電流と漏電しゃ断器の選定.................................................................................................... 75
4.1.1 コネクタおよび STATUS 表示LED の配置.................................................................................. 78
4.1.2 立ち上げ手順.................................................................................................................................... 79
4.2.1 プリント板のチェック端子............................................................................................................ 80
4.2.2 STATUS 表示 LED が点灯していない場合の確認....................................................................... 82
4.2.3 電磁接触器が ON しない場合の確認............................................................................................. 83
4.3.1 STATUS1表示について................................................................................................................. 84
4.3.2 立上げ時のトラブルシューティング............................................................................................85
4.3.2.1 STATUS1表示が−−の点滅のままです.............................................85
4.3.2.2 モータが回転しない場合................................................................................ 86
c-2

B-65325JA/01 目次
4.3.2.3 指令通りの回転数にならない場合................................................................86
4.3.2.4 非切削時に主軸が振動し騒音が発生する場合............................................87
4.3.2.5 オーバシュートまたはハンチングする場合................................................87
4.3.2.6 切削力が低下する・加減速時間が長い場合................................................88
4.3.3 状態エラー表示機能........................................................................................................................ 89
4.3.4 フィードバック信号波形の確認.................................................................................................... 91
4.3.4.1 Mi センサ、MZi センサ...................................................................................92
4.3.5 スピンドルチェックボード............................................................................................................ 93
4.3.5.1 スピンドルチェックボード仕様図番............................................................ 93
4.3.5.2 スピンドルチェックボードの接続................................................................93
4.3.5.3 チェック端子出力信号.................................................................................... 94
4.3.6 スピンドルチェックボードによるデータ観測方法 .................................................................... 96
4.3.6.1 概要....................................................................................................................96
4.3.6.2 主要特性............................................................................................................96
4.3.6.3 観測方法............................................................................................................96
4.3.6.4 観測データの設定方法.................................................................................... 97
4.3.6.5 各アドレスの内容と初期値について (SVPM)..............................................98
4.3.6.6 スピンドル内部データ出力方式動作原理説明............................................99
4.3.6.7 データ番号一覧表..........................................................................................103
4.3.6.8 データ観測例..................................................................................................106
4.3.7 スピンドルチェックボードによるパラメータ確認方法........................................................... 107
4.3.7.1 概要..................................................................................................................107
4.3.7.2 パラメータの確認方法.................................................................................. 107
4.3.8 サーボガイドによるデータ観測.................................................................................................. 108
4.3.8.1 概要..................................................................................................................108
4.3.8.2 適用可能系列版数..........................................................................................108
4.3.8.3 サーボガイドで観測できるスピンドルデータ一覧...................................108
4.3.8.4 主軸制御信号、主軸状態信号について...................................................... 109
4.3.8.5 データ観測例..................................................................................................110
4.4 SVPM サーボ部 ................................................................................................................... 111
4.4.1 STATUS2 表示の確認.................................................................................................................... 111
4.4.2 NC 画面にVRDY オフアラームが表示される場合................................................................... 112
4.4.3 モータ電流値を観測する方法...................................................................................................... 113
5 SVPM の定期保守
5.1 アブソリュートパルスコーダ用バッテリ............................................................................ 117
5.2 SVPM の定期点検について................................................................................................. 123
IV. β
βi SVPM 障害追跡および処置
ββ
1 概要
概要........................................................................................................................ 127
概要概要
2 アラーム表示とその内容
アラーム表示とその内容........................................................................................128
アラーム表示とその内容アラーム表示とその内容
2.1 サーボアラーム................................................................................................................... 129
2.2 スピンドルアラーム............................................................................................................ 131
3 追跡および処置
追跡および処置...................................................................................................... 133
追跡および処置追跡および処置
3.1 サーボ、スピンドル共通部................................................................................................. 134
の定期保守 ..................................................................................................116
の定期保守の定期保守
障害追跡および処置
障害追跡および処置障害追跡および処置
3.1.1 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 30................................................ 134
3.1.2 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 59................................................ 134
3.1.3 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 58................................................ 134
3.1.4 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 51................................................ 135
3.1.5 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 33................................................ 135
c-3

目次 B-65325JA/01
3.1.6 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード b1................................................ 135
3.1.7 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 11................................................ 136
3.1.8 STATUS2 アラームコード − STATUS1 アラームコード 04................................................ 136
3.2 サーボ部.............................................................................................................................. 137
3.2.1 STATUS2 アラームコード 2......................................................................................................... 138
3.2.2 STATUS2 アラームコード 5......................................................................................................... 138
3.2.3 STATUS2 アラームコード 6......................................................................................................... 138
3.2.4 STATUS2 アラームコード P......................................................................................................... 138
3.2.5 STATUS2 アラームコード 8. , 9. , A. ........................................................................................... 139
3.2.6 STATUS2 アラームコード 8. , 9. , A. ........................................................................................... 139
3.2.7 STATUS2 アラームコード b , c , d ...............................................................................................140
3.2.8 STATUS2 アラームコード U ........................................................................................................ 141
3.3 サーボソフト....................................................................................................................... 142
3.3.1 サーボ調整画面.............................................................................................................................. 142
3.3.2 診断画面.......................................................................................................................................... 143
3.3.3 過負荷アラーム(ソフトサーマル、OVC).............................................................................. 144
3.3.4 フィードバック断線アラーム...................................................................................................... 145
3.3.5 オーバヒートアラーム.................................................................................................................. 146
3.3.6 サーボパラメータ設定不正アラーム..........................................................................................146
3.3.7 パルスコーダ、別置シリアル検出器関係のアラーム............................................................... 147
3.3.8 その他のアラーム.......................................................................................................................... 149
3.4 スピンドル部....................................................................................................................... 151
3.4.1 アラームコード 01......................................................................................................................... 151
3.4.2 アラームコード 02......................................................................................................................... 152
3.4.3 アラームコード 06......................................................................................................................... 153
3.4.4 アラームコード 07......................................................................................................................... 153
3.4.5 アラームコード 09......................................................................................................................... 154
3.4.6 アラームコード 12......................................................................................................................... 155
3.4.7 アラームコード 15......................................................................................................................... 156
3.4.8 アラームコード 18......................................................................................................................... 156
3.4.9 アラームコード 19, 20................................................................................................................... 156
3.4.10 アラームコード 21......................................................................................................................... 156
3.4.11 アラームコード 24......................................................................................................................... 157
3.4.12 アラームコード 27......................................................................................................................... 158
3.4.13 アラームコード 29......................................................................................................................... 159
3.4.14 アラームコード 31......................................................................................................................... 160
3.4.15 アラームコード 32......................................................................................................................... 160
3.4.16 アラームコード 34......................................................................................................................... 160
3.4.17 アラームコード 36......................................................................................................................... 161
3.4.18 アラームコード 37......................................................................................................................... 161
3.4.19 アラームコード 41......................................................................................................................... 162
3.4.20 アラームコード 42......................................................................................................................... 162
3.4.21 アラームコード 46......................................................................................................................... 162
3.4.22 アラームコード 47......................................................................................................................... 163
3.4.23 アラームコード 50......................................................................................................................... 163
3.4.24 アラームコード 52, 53................................................................................................................... 164
3.4.25 アラームコード 54......................................................................................................................... 164
3.4.26 アラームコード 73......................................................................................................................... 164
3.4.27 アラームコード 75......................................................................................................................... 165
3.4.28 アラームコード 79......................................................................................................................... 165
3.4.29 アラームコード 81......................................................................................................................... 166
3.4.30 アラームコード 82......................................................................................................................... 167
3.4.31 アラームコード 83......................................................................................................................... 167
3.4.32 アラームコード 84......................................................................................................................... 168
3.4.33 アラームコード 85......................................................................................................................... 168
c-4

B-65325JA/01 目次
3.4.34 アラームコード 86......................................................................................................................... 168
3.4.35 アラームコード 87......................................................................................................................... 168
3.4.36 アラームコード A, A1,A2 ............................................................................................................. 168
3.4.37 アラームコード C0,C1,C2............................................................................................................. 169
3.4.38 アラームコード 35......................................................................................................................... 170
4 ヒューズ、プリント板等の交換方法
ヒューズ、プリント板等の交換方法......................................................................171
ヒューズ、プリント板等の交換方法ヒューズ、プリント板等の交換方法
4.1 ヒューズ,プリント板の交換方法 ...................................................................................... 172
ⅤⅤⅤⅤ. モータの保守
モータの保守
モータの保守モータの保守
1 サーボモータの保守
サーボモータの保守...............................................................................................175
サーボモータの保守サーボモータの保守
1.1 サーボモータの受け入れと保管.......................................................................................... 176
1.2 サーボモータの日常点検..................................................................................................... 177
1.3 サーボモータの定期点検..................................................................................................... 179
1.4 パルスコーダの交換............................................................................................................ 182
1.5 交換部品の仕様番号............................................................................................................ 184
2 スピンドルモータの保守
スピンドルモータの保守........................................................................................185
スピンドルモータの保守スピンドルモータの保守
2.1 保守点検.............................................................................................................................. 186
2.2 保守部品.............................................................................................................................. 188
2.3 許容ラジアル荷重................................................................................................................ 189
c-5


β
βi 立ち上げ手順
ββ

B-65325JA/01 βi SVM
概要
本編では、構成要素の確認、サーボモータのアンプの立上げに必要な各種事項
として
• 構成
• 立ち上げ手順
• 動作確認方法
• サーボアンプの定期保守
について述べています
立ち上げ手順 1.概要
- 3 -

2.構成 βi SVM
構成
立ち上げ手順 B-65325JA/01
- 4 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 2.構成
2.1 構成
構成
構成構成
FANUC サーボアンプβi シリーズサーボアンプモジュールSVMは、次のユニ
ットおよび部品から構成されます。
(1) サーボアンプモジュール(SVM) (ベイシック)
(2) ACラインフィルタ (ベイシック)
(3) コネクタ類(接続ケーブル用) (ベイシック)
(4) ヒューズ (オプション)
(5) 電源トランス (オプション)
- 5 -

2.構成 βi SVM
構成要素(例)
制御電源 DC24V±
10%
立ち上げ手順 B-65325JA/01
3Φ AC200
または
1 Φ AC220
(4A, 20A モデルのみ)
240V
240V
β
i
SVM
ブレーカ
電磁
接触器
C
ライン
フィルタ
:ベイシック
:オプション
:機械メーカ殿でご準備いただく機器
注注注注
1 ブレーカ、電磁接触器、AC ラインフィルタは必ず設置して下さい。
2 強電盤の電源取入口には、落雷によるサージ電圧からの装置保護のた
めに、ライン-ライン間、ライン-アース間に雷サージ保護器を設置し
て下さい。
3 AC ラインフィルタは、別の用途で使用されるACリアクトルとは異
なるものです。代用、共用はできません。
β
i
SVM
- 6 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 2.構成
2.2 主
2.2.1 サーボアンプモジュール
(1) サーボアンプモジュール
サーボアンプモジュール (SVM1)
サーボアンプモジュールサーボアンプモジュール
名称
名称 ご注文仕様図番
名称名称
SVM1-4i
SVM1-20i
SVM1-40i
SVM1-80i
主な構成要素
な構成要素
主主
な構成要素な構成要素
サーボアンプモジュール
サーボアンプモジュールサーボアンプモジュール
ご注文仕様図番 ユニット図番
ご注文仕様図番ご注文仕様図番
A06B-6130-H001 A06B-6130-C001 A20B-2101-0090
A06B-6130-H002 A06B-6130-C002 A20B-2101-0091
A06B-6130-H003 A06B-6130-C003 A16B-3200-0512
A06B-6130-H004 A06B-6130-C004 A16B-3200-0513
ユニット図番 パワープリント板図番
ユニット図番ユニット図番
パワープリント板図番 制御プリント板図番
パワープリント板図番パワープリント板図番
制御プリント板図番
制御プリント板図番制御プリント板図番
A20B-2101-0050
A20B-2101-0051
- 7 -

3.立上げ手順 βi SVM
立上げ手順
立ち上げ手順 B-65325JA/01
- 8 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 3.立上げ手順
3.1 立上げ時の手順
立上げ時の手順 (概要
立上げ時の手順立上げ時の手順
概要)
概要概要
CNC, サーボモータ, サーボアンプ等の仕様の確認, 接続および結合の確認を
行なった後、電源を投入して下さい。
(1) ブレーカを投入する前に接続される電源電圧を確認して下さい
→ 3.2 節を参照して下さい
(2) 使用時に設定(スイッチ、ダミーコネクタなど)が必要なものがあります
ので確認して下さい
→ 3.3 節を参照して下さい
(3) 電源を投入し、NC 上で初期パラメータの設定を行なって下さい。
→ 3.4 節を参照して下さい
サーボパラメータの初期設定については、下記の仕様書を参照ください。
FANUC AC SERVO MOTOR αis/αi/βis series パラメータ説明書 B-65270JA
(4) 初動時の調整やトラブルシューティングについては 4章に記載されてい
ます。
- 9 -

3.立上げ手順 βi SVM
立ち上げ手順 B-65325JA/01
3.2 電源の接続
3.2.1 電源電圧と容量の確認
電源の接続
電源の接続電源の接続
電源電圧と容量の確認
電源電圧と容量の確認電源電圧と容量の確認
電源を接続する前に AC 電源電圧を測定して下さい。
許容電圧変動巾
許容電圧変動巾 公称値
許容電圧変動巾許容電圧変動巾
-15%
+10%
-15%
+10%
上記以外
表表表表 3.2.1(a) AC 電源電圧に対する処置
公称値 処置
公称値公称値
3 相
200V∼
240V
単相
220V
〜240V
電源電圧に対する処置(200V 入力タイプ
電源電圧に対する処置電源電圧に対する処置
SVM1-4i, SVM1-20i
SVM1-40i, SVM1-80i
可。
注) 但し、電圧が定格入力電圧に満たない場
合、定格出力が出ない場合があります。
SVM1-4i, SVM1-20i
電源が中性点接地の AC380V〜415V 時
単相入力が可能です。
SVM1-4i, SVM1-20i
SVM1-40i, SVM1-80i
不可
絶縁トランスを使用して、入力電圧を調整し
て下さい。
処置
処置処置
入力タイプ)
入力タイプ入力タイプ
入力電源仕様は表 3.2.1(b)の通りです。電源容量は最大負荷時にでも電圧低下
による不具合が発生しない様に十分余裕のある電源を使用して下さい。
表表表表 3.2.1(b) AC 電源電圧仕様
モデル
モデル
モデルモデル
公称定格電圧
電源周波数 50/60Hz ±1Hz
電源設備容量(主回路用)[kVA]
電源設備容量(制御回路用)[VA]
電源電圧仕様(200V 入力タイプ
電源電圧仕様電源電圧仕様
SVM1-4i SVM1-20i SVM1-40i SVM1-80i
AC200V∼240V -15%,+10%
0.2 1.9 3.9 6.2
入力タイプ)
入力タイプ入力タイプ
22
- 10 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 3.立上げ手順
3.2.2 保護アースの接続
3.2.3 漏洩電流と漏電しゃ断器の選定
保護アースの接続
保護アースの接続保護アースの接続
保護アースが正しく接続されている事を確認して下さい
漏洩電流と漏電しゃ断器の選定
漏洩電流と漏電しゃ断器の選定漏洩電流と漏電しゃ断器の選定
漏電ブレーカの選定が正しく行なわれている事を確認して下さい
- 11 -

3.立上げ手順 βi SVM
立ち上げ手順 B-65325JA/01
3.3 初期設定(スイッチ、ダミーコネクタ)
初期設定(スイッチ、ダミーコネクタ)
初期設定(スイッチ、ダミーコネクタ)初期設定(スイッチ、ダミーコネクタ)
SVM1-4i, SVM1-20i
l 回生抵抗未使用時
コネクタ CXA20 をダミーコネクタでショートしてください。
FANUC SERVO AMPLIFIER βi series 仕様説明書 B-65322JA を参照く
ださい。
SVM1-40i, SVM1-80i
l スイッチ(SW)の設定
回生抵抗のアラームレベル設定用です。使用する回生抵抗(内蔵回生抵
抗または別置回生抵抗)ごとに設定条件が異なります。正しい設定をお
こなってください。
警告
警告
警告警告
設定を誤ると、回生抵抗がダメージをうける危険性があります。
FANUC SERVO AMPLIFIER βi series 仕様説明書 B-65322JA を参照く
ださい。
l 内蔵回生抵抗使用時
コネクタ CXA20 をダミーコネクタでショートしてください。
コネクタ CZ6 をダミーコネクタでショートしてください。
FANUC SERVO AMPLIFIER βi series 仕様説明書 B-65322JA を参照く
ださい。
- 12 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 3.立上げ手順
3.4 パラメータの初期設定
パラメータの初期設定
パラメータの初期設定パラメータの初期設定
(1) サーボアンプモジュール
サーボパラメータの初期設定については、下記の仕様書を参照ください。
FANUC AC SERVO MOTOR αis/αi/βis series パラメータ説明書 B-65270JA
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4.動作確認方法 βi SVM
動作確認方法
立ち上げ手順 B-65325JA/01
- 14 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 4.動作確認方法
4.1 サーボアンプモジュール
4.1.1 確認手順
1 確認手順
1.電源を供給します。
2.ALM のLED が点灯しない。
3.NCのパラメータ確認後、非常停止を解除します。
4.READY のLED が点灯する。
サーボアンプモジュール
サーボアンプモジュールサーボアンプモジュール
確認手順
確認手順確認手順
ホスト(NC,パワーメイト等)のサーボ調整画面を参照下さい。
ホスト(NC,パワーメイト等)のサーボ調整画面を参照下さい。
ALM の LED が点灯する。
READY のLED が点灯しない。
5.サーボモータの動作を確認します。
アラーム
第Ⅱ章の障害追跡および処理を参照ください。
モータの動作がおかしい。
FANUC AC SERVO MOTOR αis/αi/βis series パラメータ説明書 B-65270JA
を参照下さい。
- 15 -

4.動作確認方法 βi SVM
立ち上げ手順 B-65325JA/01
made in JAP AN
Yamanashi 401-0597 JAPAN
LM LED(黄色)
LINK LED (緑色)
POWER LED(緑色)
Yamanashi 40 1-0597 JAPAN
LM LED(黄色)
LINK LED (緑色)
POWER LED(緑色)
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B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 4.動作確認方法
4.1.2 NC 画面に
#15 #14 #13 #12 #11 #10 #9 #8
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
画面に VRDY オフアラームが表示される場合
画面に画面に
診断
NC に VRDY-OFF アラームが表示されてる場合、以下の項目を確認下さい。
なお、VRDY-OFF の原因としては、下記以外の原因もありますので、以下の
項目を確認後問題がない場合には、診断画面でNo.358 のV レディオフ情報を
ご確認の上弊社サービスに連絡下さい。
(1)非常停止信号(ESP)
SVM に入力されている非常停止信号(コネクタ;CX30)が解除されている
(2) MCON 信号
NC から SVM への準備指令信号 MCON が、軸のデタッチ機能の設定によ
(4) SVM 制御基板
SVM 制御基板の装着不良又は故障が考えられます。フェースプレートを
Series 16i /18i /21i/0i/PMi の場合、診断情報(DGN)の No.358 を確認することで
VRDY オフアラームが発生する原因を解析することができます。
(適用可能サーボソフト 90B0 系列/D(04)版以降)
358
表示される値を2進数に変換し、そのビット 5〜ビット 14 を確認します。
サーボアンプの励磁をオンすると、下位のビット 5 から順番に1 となり、正常
に立ち上がる場合には、ビット 5〜ビット 14 がすべて 1 になります。
下位のビットから順番に確認し、最初に 0 となるビットの処理が完了できない
ことがVレディオフアラームの要因を示しています。
MCONS *ESP HRDY
#06(*ESP) : 非常停止信号
#07,#08,#09 : MCON信号(NC→アンプ→コンバータ)
#10(CRDY) : コンバータ準備完了信号
#11(RLY) : リレー信号(DBリレー駆動)
#12(INTL) : インタロック信号(DBリレー解除状態)
#13(DRDY) : アンプ準備完了信号
オフアラームが表示される場合
オフアラームが表示される場合オフアラームが表示される場合
か、または、正しく接続されているか。
り送出されていないことはないか。
確実に押し込んでください。改善されない場合は、制御基板を交換して下
さい。
Vレディオフ情報
Vレディオフ情報
Vレディオフ情報Vレディオフ情報
SRDY DRDY INTL RLY CRDY MCOFF MCONA
- 17 -

4.動作確認方法 βi SVM
立ち上げ手順 B-65325JA/01
4.1.3 モータ電流値を観測する方法
(1) サーボガイドを使用する方法
サーボガイドを使用する方法
サーボガイドを使用する方法サーボガイドを使用する方法
適用可能CNCシステム
適用可能CNCシステム
適用可能CNCシステム適用可能CNCシステム
モータ電流値を観測する方法
モータ電流値を観測する方法モータ電流値を観測する方法
サーボモータに流れる電流値を観測する方法について説明します。
サーボ調整ツール サーボガイドの接続および使用方法については、オンライ
ンヘルプを参照下さい。
Series 16i / 18i / 21i / 0i – MODEL B
αi シリーズ対応のサーボソフトウェア 90B0/L(12)以降, 9096/C(03)以降
設定
設定
設定設定
グラフウィンドウのチャンネル設定で、測定対象の軸を選択し、種類(Kind)に
IR、ISを選択します。換算係数(Coef)は、使用しているアンプの最大電流
値(Ap)を設定します。
表示
表示
表示表示
注注注注
1 サーボソフト系列 90B0 では、モータ電流の最小サンプリング周期
は、電流制御周期に依存します。
2 サーボソフト系列 9096 では、モータ電流のサンプリング周期は
1msec のみ設定可能です。
グラフウィンドウのモード(M)メニューからXTYT モードを選択して波形を表
示します。
- 18 -

B-65325JA/01 βi SVM
(2) サーボチェックボードを使用する方法
サーボチェックボードを使用する方法
サーボチェックボードを使用する方法サーボチェックボードを使用する方法
サーボチェックボードの接続および使用方法については、FANUC AC SERVO
MOTOR αi s/αi/βi s series パラメータ説明書 B-65270JA を参照下さい。
必要な装置
必要な装置
必要な装置必要な装置
• サーボチェックボード
A06B−6057−H630
• オシロスコープ
設定
設定
設定設定
- CNC の設定
の設定
の設定の設定
サーボソフトが90B0系列の場合のパラメータ設定
出力チャンネル
出力チャンネル
出力チャンネル出力チャンネル
FS15i
FS16i /18i /21i
/0i/PMi
測定軸
測定軸 / 電流相
測定軸測定軸
L 軸(注1)
M 軸(注1)
サーボソフトが9096系列の場合のパラメータ設定
出力チャンネル
出力チャンネル
出力チャンネル出力チャンネル
FS16i /18i /21i
/0i/PMi
測定軸
測定軸 / 電流相
測定軸測定軸
L 軸(注1)
M 軸(注1)
9096系列の場合、測定軸と対になる軸(注 2)が存在しない場合は、IR,IS
を同時に観測することはできません。
注注注注
1 L軸とは、No.1023 に奇数を設定した軸で、M軸とは、No.1023 に偶
数を設定した軸です。
2 No.1023 の値が 2n-1 の軸と 2n の軸が対になります。
立ち上げ手順 4.動作確認方法
データ番号
データ番号 6666
データ番号データ番号
対となる軸
対となる軸(注注注注 2)のののの
対となる軸対となる軸
データ番号
データ番号 5555
データ番号データ番号
電流相
電流相電流相
電流相
電流相電流相
データ番号
データ番号 5555
データ番号データ番号
No.1726 No.1774 No.1775 No.1776
No.2115 No.2151 No.2152 No.2153
IR IS
370 0 402 0
2418 0 2450 0
測定軸の
測定軸の
測定軸の測定軸の
データ番号
データ番号 5555
データ番号データ番号
No.2115 No.2115
IR IS
370 402
1010 1042
- 19 -

4.動作確認方法 βi SVM
モータ電流のデータの出力周期の設定(90B0 系列のみ)
速度ループの周期 0 (デフォルト)
電流ループの周期 1 (注 3)
注注注注
3 出力周期を電流ループの周期に設定した場合、データ番号に0 ,1 ,
2,4を設定してもCH(チャンネル)に、信号(速度指令等)が
出力されなくなります。モータ電流とその他の信号(速度指令等)を
同時に観測する場合には、出力周期を 1msec に設定して下さい。
4 サーボソフト系列 9096 では、モータ電流の出力周期は 1msec のみ
で、電流ループ周期での出力は出来ません。
- チェックボードの設定
チェックボードの設定
チェックボードの設定チェックボードの設定
・LED の AXIS の桁に、No.1023 の軸番号の1〜8を設定して下さい。
・LED の DATA の桁に、データ番号の5または6を設定して下さい。
モータ電流値の観測方法
モータ電流値の観測方法
モータ電流値の観測方法モータ電流値の観測方法
サーボチェックボードのデータ番号を、5または6と設定したCH(チャン
ネル)に、モータ電流に相当する電圧が出力されます。
その電圧をオシロスコープ等で測定することにより、モータの電流波形が観測
されます。
観測された電圧とモータ電流の関係を下表に示します。
アンプ最大電流
アンプ最大電流 SVM タイプ
アンプ最大電流アンプ最大電流
4A
20A
40A
80A
例えば、SVM1-20i の場合、観測電圧が1V の場合、モータ電流は5A(実効値
ではなく実電流値)となります。
立ち上げ手順 B-65325JA/01
出力周期
出力周期
出力周期出力周期
タイプ モータ電流/観測電圧
タイプタイプ
SVM1-4i
SVM1-20i
SVM1-40i
SVM1-80i
No.1746 / No.2206#7
モータ電流/観測電圧 [A/V]
モータ電流/観測電圧モータ電流/観測電圧
1
5
10
20
- 20 -

B-65325JA/01 βi SVM
サーボアンプの定期保守
立ち上げ手順 5.サーボアンプの定期保守
- 21 -

5.サーボアンプの定期保守 βi SVM
立ち上げ手順 B-65325JA/01
5.1 アブソリュートパルスコーダ用バッテリ
[接続方式
接続方式 1] 1 台のバッテリから複数台の
接続方式接続方式
アブソリュートパルスコーダ用バッテリ
アブソリュートパルスコーダ用バッテリアブソリュートパルスコーダ用バッテリ
アブソリュートパルスコーダ用バッテリには、以下の[接続方式 1]と [接続方
式 2]の2種類の接続方法があります。
台のバッテリから複数台の SVM へバッテリ電源を供給する方法
台のバッテリから複数台の台のバッテリから複数台の
l APC(アブソリュートパルスコーダ)アラームのバッテリ低下、または、
バッテリ電圧 0 になった場合、バッテリを交換して下さい。
なお、バッテリ電圧0となった場合、原点復帰作業が必要となります。
l βi
l バッテリの寿命は、サーボモータ 6 軸接続時で、βi
l バッテリは、単1アルカリ乾電池(4 本)です。バッテリは、市販品を
S シリーズサーボモータ(β
リュートパルスコーダ内部にバックアップキャパシタを内蔵しています。
それにより、10分程度の絶対位置検出動作が可能であるため、その時
間内であれば、サーボアンプの電源を切ってバッテリを交換しても、原
点復帰作業は不要です。
一方、βシリーズサーボモータと一部のβi
0.2/5000iS ~β0.3/5000iS )の場合には、パルスコーダ内部にバックア
(β
ップキャパシタを内蔵していませんので、注意が必要です。詳細につい
ては、項末の[バッテリ交換時の注意事項 NO.1]をご覧下さい。
0.4/5000iS ~β 22/2000iS )の場合は約 2 年、βシリーズサーボモータ
タ(β
と一部のβi
は約 1 年が目安です。したがって、バッテリの寿命に応じて定期的にバ
ッテリを交換をされることをお勧めします。
使用することが可能です。A06B-6050-K061 はファナックからオプション
として供給しているバッテリです。
警告
警告
警告警告
1 複数のバッテリを、同一の BAT(B3)のラインに接続しないで下さい。
異なるバッテリの出力電圧同士がショートし、バッテリが高温になる
可能性があり危険です。
2 バッテリ接続の際には、プラス・マイナスの極性にご注意下さい。極
性を逆に接続した場合、バッテリの発熱、破裂、発火の原因となりま
す。
へバッテリ電源を供給する方法
へバッテリ電源を供給する方法へバッテリ電源を供給する方法
SVM SVM
CXA19B CXA19B
CXA19A CXA19A
0.4/5000iS ~β
S シリーズサーボモータ(β
バッテリケース
バッテリケース
バッテリケースバッテリケース
A06B-6050-K060
バッテリ
バッテリ
バッテリバッテリ
A06B-6050-K061
コネクタ
コネクタ
コネクタコネクタ
A06B-6130-K201
22/2000iS )は、標準でアブソ
S シリーズサーボモータ
S シリーズサーボモー
0.2/5000iS ~β
0.3/5000iS )の場合
- 22 -

B-65325JA/01 βi SVM
[接続方式
接続方式 2] 内蔵バッテリを各
接続方式接続方式
内蔵バッテリを各 SVM に内蔵する方法
内蔵バッテリを各内蔵バッテリを各
に内蔵する方法
に内蔵する方法に内蔵する方法
立ち上げ手順 5.サーボアンプの定期保守
SVM
バッテリ
バッテリケース
ケース
バッテリバッテリ
ケースケース
A06B-6093-K002
バッテリ
バッテリ
バッテリバッテリ
A06B-6093-K001
CX5X CX5X
SVM
バッテリ
バッテリケース
ケース
バッテリバッテリ
ケースケース
A06B-6093-K002
バッテリ
バッテリ
バッテリバッテリ
A06B-6093-K001
l APC(アブソリュートパルスコーダ)アラームのバッテリ低下、または、
バッテリ電圧 0 になった場合、バッテリ(A06B-6093-K001)を交換して下
さい。
なお、バッテリ電圧0となった場合、原点復帰作業が必要となります。
l βi
S シリーズサーボモータ(β0.4/5000iS ~β
22/2000iS )は、標準でアブソ
リュートパルスコーダ内部にバックアップキャパシタを内蔵しています。
それにより、10分程度の絶対位置検出動作が可能であるため、その時
間内であれば、サーボアンプの電源を切ってバッテリを交換しても、原
点復帰作業は不要です。
一方、βシリーズサーボモータと一部のβi
(β0.2/5000i
S ~β0.3/5000iS )の場合には、パルスコーダ内部にバックア
S シリーズサーボモータ
ップキャパシタを内蔵していませんので、注意が必要です。詳細につい
ては、項末の[バッテリ交換時の注意事項 NO.1]をご覧下さい。
l バッテリの寿命は、βi
S シリーズサーボモータ(β0.4/5000iS ~β
22/2000iS )
の場合は約 2 年、βシリーズサーボモータと一部のβiS シリーズサーボモ
ータ(β0.2/5000i
S ~β0.3/5000iS )の場合は約 1 年が目安です。したがっ
て、バッテリの寿命に応じて定期的にバッテリを交換されることをお勧
めします。
l 内蔵バッテリは、市販品ではありませんので、必ず、弊社から購入頂く
必要があります。したがいまして、予備の内蔵バッテリをあらかじめ準
備頂くことを推奨致します。
- 23 -

5.サーボアンプの定期保守 βi SVM
警告
警告
警告警告
1 内蔵バッテリ(A06B-6093-K001)を使用する場合、コネクタ
CXA2A/CXA2B のBAT(B3)は絶対に接続しないで下さい。
異なる SVM のバッテリの出力電圧同士がショートし、バッテリが高温
になる可能性があり危険です。
2 複数のバッテリを、同一の BAT(B3)のラインに接続しないで下さい。
異なるバッテリの出力電圧同士がショートし、バッテリが高温になる
可能性があり危険です。
3 バッテリ接続の際には、プラス・マイナスの極性にご注意下さい。極
性を逆に接続した場合、バッテリの発熱、破裂、発火の原因となりま
す。
【バッテリの取り付け方法】
SVM1-4i, SVM1-20i
1 バッテリを SVM に取り付ける。
2 バッテリケースを取り付ける。
3 バッテリのコネクタを、SVM の CX5X に取り付ける。
バッテリ
バッテリケース
立ち上げ手順 B-65325JA/01
SVM
挿入方向
コネクタ
CX5X
ケーブル側
赤
+6V
黒
0V
+6V
0V
- 24 -

B-65325JA/01 βi SVM
【バッテリの取り付け方法】
SVM1-40i, SVM1-80i
1 バッテリを SVM に取り付ける。
2 バッテリケースを取り付ける。
3 バッテリのコネクタを、SVM の CX5X に取り付ける。
立ち上げ手順 5.サーボアンプの定期保守
SVM
挿入方向
ケーブル側
赤:
+6V
黒: 0V
CX5X
コネクタ
バッテリ
バッテリケース
+6V
0V
注意
注意
注意注意
1 SVM にバッテリを取り付ける際に、ケーブルの引き出し口の方からバ
ッテリを取り付けると、ケーブルが張った状態となることがあります
ので、ケーブルの余長が出来る方向から取り付けて下さい。バッテリ
ケーブルが張った状態でバッテリを取り付けると、接触不良などを起
こす可能性があります。
2 コネクタの取扱については、注意が必要です。詳細については、項末
の[バッテリ交換時の注意事項 NO.2]をご覧下さい。
- 25 -

5.サーボアンプの定期保守 βi SVM
【バッテリ交換時の注意事項
【バッテリ交換時の注意事項 NO.1】】】】
【バッテリ交換時の注意事項【バッテリ交換時の注意事項
βシリーズサーボモータと一部のβiS シリーズサーボモータ(β0.2/5000iS
~β0.3/5000i
載していません。したがいまして、アブソリュートパルスコーダの絶対位置情
報を失わないためには、制御用の電源が投入された状態でバッテリの交換を行
う必要があります。交換手順は以下の通りです。
[交換作業手順]
1 バッテリ交換時には、盤内の裸体の金属部分に触れないようにして下
2 サーボアンプ正面のDC リンク充電確認用のLED が消灯していること
3 バッテリ接続の際には、プラス・マイナスの極性にご注意下さい。極
4 バッテリやケーブルの’+6V’と’0V’とをショートさせないよう、注意し
S )の場合、パルスコーダ内部にバックアップキャパシタを標準搭
1 SVM の電源が入っている(SVM 正面の LED ”POWER”が点灯してい
る)ことを確認する。
2 システムの非常停止ボタンが押されていることを確認する。
3 モータが励磁状態でないことを確認する。
4 SVM の DC リンク充電用の LED が消灯していることを確認する。
5 古いバッテリを取り外し、新しいバッテリを取り付ける。
6 交換完了。システムの電源を落としても大丈夫です。
警告
警告
警告警告
さい。特に、高圧部に触れると感電の恐れがありますのでご注意下さ
い。
を確認してからバッテリの交換を行って下さい。LED が消灯していな
い場合、感電の恐れがありますのでご注意下さい。
性を逆に接続した場合、バッテリの発熱、破裂、発火の原因となりま
す。
て下さい。バッテリをショートすると、バッテリの発熱、破裂、発火
の原因となります。
立ち上げ手順 B-65325JA/01
- 26 -

B-65325JA/01 βi SVM
【バッテリ交換時の注意事項
【バッテリ交換時の注意事項 NO.2】】】】
【バッテリ交換時の注意事項【バッテリ交換時の注意事項
コネクタ挿抜時に、過剰なストレスが加えられると、接触不良などを起こす可
能性があります。以下にしたがい、バッテリコネクタを挿抜するときには、過
大なねじり力がコネクタに加わらないよう注意して下さい。
(1) コネクタの取り付け
立ち上げ手順 5.サーボアンプの定期保守
①
②
⑤
③
取り付け位置を確認する。
ケーブル側を少し持ち上げ
気味に挿入する。
10
度以下
この際、水平方向について
は 5 度以下とする。
5
度以下
ロックのダボを越えたら、
後は真っ直ぐに押し込んで
下さい。
④
取り付け完了
- 27 -

5.サーボアンプの定期保守 βi SVM
(2) コネクタの取り外し
①
立ち上げ手順 B-65325JA/01
ケーブル側のインシュレー
タの横とケーブル両方を持
ち、水平に引っ張り離脱し
て下さい。
②
③
10
度以下
5
度以下
ケーブル側を少し持ち上げ
気味に引き抜く。
この際、水平方向について
は 5 度以下とする。
- 28 -

B-65325JA/01 βi SVM
立ち上げ手順 5.サーボアンプの定期保守
5.2 サーボアンプの定期点検について
サーボアンプの定期点検について
サーボアンプの定期点検についてサーボアンプの定期点検について
サーボアンプを長期に渡って使用していただくために,また高性能,高信頼性
を確保するために日常的な保守,点検をお願い致します。
点検
点検周期
周期
点検点検
点検箇所
点検箇所 点検項目
点検箇所点検箇所
環境 周囲温度 ○
環境
環境
環境 冷却風通路 ○
環境 異常振動,音 ○
環境
アンプ 全般 ○
アンプ 全般 ○
アンプ ネジ
アンプ ファンモータ ○
アンプ コネクタ
アンプ ケーブル
外部機器 電磁接触器
外部機器 漏電ブレーカ
外部機器
点検項目
点検項目点検項目
湿度 ○
塵埃
オイルミスト
電源電圧 ○
ACライン
フィルタ
周期周期
日常
日常 定期
定期
日常日常
定期定期
○
○ ネジの緩みがないこと
○ 緩みはないか
○
○ ビビリ音,チャタリングがないこと
○ 漏電トリップが動作すること
○ 唸り音等がないこと
強電盤周囲 0〜45℃
強電盤内 0~55℃
90%RH 以下(結露していないこと)
サーボアンプ近傍に
付着していないこと。
風の流れが妨げられていないか
冷却ファンモータは動作しているか
(1) 過去に無かった異常音,振動が無いこと。
(2) アンプ近傍の振動が 0.5G 以下であること
3相入力時:200~240V 内にあること
単相入力時:220~240V 内にあること
異常音,異臭はないか
塵埃,オイルミストが付着していないか。
異常音,異臭はないか
(1) 正常に回転しているか
(2) 異常振動,音がないこと
(3) 塵埃,オイルミストが付着していないこと
(1) 発熱痕跡はないか
(2) 被覆の劣化(変色,ヒビ割れ)はないか。
判定基準
判定基準 備考
判定基準判定基準
備考
備考備考
(*1)
(*1) 一般にファンモータは定期保守部品です。
サーボアンプではファンモータが停止しても即座にアンプが破損するこ
とはありませんが、日常的な点検を実施いただき,予防的に交換すること
をお勧めします。
- 29 -

5.サーボアンプの定期保守 βi SVM
ファンユニット図番
ファンユニット図番
ファンユニット図番ファンユニット図番
内部攪拌用
内部攪拌用 外部放熱フィン冷却用
- SVM
SVM 名称
名称
名称名称
SVM1-20i
SVM1-40i
SVM1-80i
ファンユニット
ファンユニット(*1) ファンモータ
ファンユニットファンユニット
A06B-6134-K003 A90L-0001-0423#50 - -
A06B-6110-C605 A90L-0001-0510 - -
A06B-6110-C605 A90L-0001-0510 A06B-6134-K002 -
内部攪拌用内部攪拌用
ファンモータ ファンユニット
ファンモータファンモータ
(*1) ファンユニットはファンモータとファンモータ取付用カバーがセットに
なったものです。
立ち上げ手順 B-65325JA/01
外部放熱フィン冷却用
外部放熱フィン冷却用外部放熱フィン冷却用
ファンユニット(*1) ファンモータ
ファンユニットファンユニット
ファンモータ
ファンモータファンモータ
- 30 -

β
βi
ββ
障害追跡および
障害追跡および
障害追跡および障害追跡および
処置
処置
処置処置

B-65325JA/01 βi SVM
概要
本編では、障害が発生した時の処理手順を記述しています。状況により、各項
目を参照し、原因追跡と処置を行なって下さい。
まず 2 章を参照してアラーム番号(CNCでの表示)とSVMの表示を確認し、
原因追跡を行なって下さい。
その後、参照すべき 3 章の内容に従って処置を行なって下さい。
追跡障害および処置 1.概要
- 33 -

2.アラーム表示とその内容 βi SVM
アラーム表示とその内容
追跡障害および処置 B-65325JA/01
- 34 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 2.アラーム表示とその内容
2.1 Series 15i の場合
2.1.1 サーボアラーム
サーボアラーム
サーボアラームサーボアラーム
の場合
の場合の場合
アラーム番号
アラーム番号 アラーム内容
アラーム番号アラーム番号
SV0027
SV0361
SV0364
SV0365
SV0366
SV0367
SV0368
SV0369
SV0380
SV0381
SV0382
SV0383
SV0384
SV0385
SV0386
SV0387
SV0421
SV0430
SV0432
SV0433
SV0436
SV0438
SV0439
SV0440
SV0441
SV0444
SV0445
SV0447
SV0448
SV0449
SV0601
SV0603
デジタルサーボ パラメータ不正
パルスコーダ位相異常(内蔵)
ソフトフェイズアラーム(内蔵)
LED異常(内蔵)
パルスミス(内蔵)
カウントミス(内蔵)
シリアルデータエラー(内蔵)
データ転送エラー(内蔵)
LED異常(別置)
パルスコーダ位相異常(別置)
カウントミス(別置)
パルスミス(別置)
ソフトフェイズアラーム(別置)
シリアルデータエラー(別置)
データ転送エラー(別置)
検出器異常(別置)
セミ−フル誤差過大
サーボモータオーバヒート
コンバータ 制御電源低電圧
コンバータ DCリンク部低電圧
ソフトサーマル(OVC)
L軸 インバータ モータ電流異常
コンバータ DCリンク部過電圧
コンバータ 減速電力過大
電流オフセット異常
インバータ 内部冷却ファン停止
ソフト断線アラーム
ハード断線アラーム(別置)
フィードバック不一致アラーム
L軸 インバータ IPMアラーム
インバータ 放熱器冷却ファン停止
L軸 インバータ IPMアラーム(OH)
アラーム内容 参照
アラーム内容アラーム内容
参照
参照参照
3.2.6
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (3)
3.2.7 (3)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (3)
3.2.7 (3)
3.2.7 (2)
3.2.8
3.2.5
3.1.4
3.1.1
3.2.3
3.1.9
3.1.2
3.1.3
3.2.8
3.1.5
3.2.4
3.2.4
3.2.8
3.1.7
3.1.6
3.1.8
- 35 -

2.アラーム表示とその内容 βi SVM
追跡障害および処置 B-65325JA/01
2.2 Series 16i, 18i, 20i, 21i, 0i, Power Mate i の場合
2.2.1 サーボアラーム
サーボアラーム
サーボアラームサーボアラーム
アラーム番号
アラーム番号 アラーム内容
アラーム番号アラーム番号
361
364
365
366
367
368
369
380
381
382
383
384
385
386
387
417
421
430
432
433
436
438
439
440
441
444
445
447
448
449
453
601
603
パルスコーダ位相異常(内蔵)
ソフトフェイズアラーム(内蔵)
LED異常(内蔵)
パルスミス(内蔵)
カウントミス(内蔵)
シリアルデータエラー(内蔵)
データ転送エラー(内蔵)
LED異常(別置)
パルスコーダ位相異常(別置)
カウントミス(別置)
パルスミス(別置)
ソフトフェイズアラーム(別置)
シリアルデータエラー(別置)
データ転送エラー(別置)
検出器異常(別置)
パラメータ不正
セミ−フル誤差過大
サーボモータオーバヒート
コンバータ 制御電源低電圧
コンバータ DCリンク部低電圧
ソフトサーマル(OVC)
L軸 インバータ モータ電流異常
コンバータ DCリンク部過電圧
コンバータ 減速電力過大
電流オフセット異常
インバータ 内部冷却ファン停止
ソフト断線アラーム
ハード断線アラーム(別置)
フィードバック不一致アラーム
L軸 インバータ IPMアラーム
αパルスコーダ ソフト断線
インバータ 放熱器冷却ファン停止
L軸 インバータ IPMアラーム(OH)
アラーム内容 参照
アラーム内容アラーム内容
の場合
の場合の場合
参照
参照参照
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (1)
3.2.7 (3)
3.2.7 (3)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (2)
3.2.7 (3)
3.2.7 (3)
3.2.7 (2)
3.2.6
3.2.8
3.2.5
3.1.4
3.1.1
3.2.3
3.1.9
3.1.2
3.1.3
3.2.8
3.1.5
3.2.4
3.2.4
3.2.8
3.1.7
3.2.4
3.1.6
3.1.8
- 36 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡および処置
追跡障害および処置 3.追跡および処置
- 37 -

3.追跡および処置 βi SVM
追跡障害および処置 B-65325JA/01
3.1 サーボアンプモジュール
コンバータ DCリンク部低電圧 点灯 主回路の直流部分(DC リンク)の電圧の低下
コンバータ DCリンク部過電圧 点灯 主回路の直流部分(DC リンク)の電圧の上昇
コンバータ 減速電力過大 点灯 ・回生放電量の過大
コンバータ 制御電源低電圧 点灯 ・外部制御電源(24V)の低下
インバータ 内部冷却ファン停止 点灯
インバータ 放熱器冷却ファン停止 点灯
サーボアンプモジュール
サーボアンプモジュールサーボアンプモジュール
サーボアンプモジュールのアラームについて、下表にまとめます。
“2 項 アラーム表示とその内容”に示される CNC のアラームコードと、本表を
ご覧下さい。
アラーム
アラーム
アラームアラーム
ALM
LED 表示
表示
表示表示
主な原因
主な原因 参照
主な原因主な原因
・回生放電回路の異常
・コネクタ・ケーブル(CXA19A, CXA19B)の不良
・SVMの不良
・ファンが停止している
・ファンモータのコネクタ・ケーブルの不良
・SVMの不良
・ファンが停止している
・ファンモータのコネクタ・ケーブルの不良
・SVMの不良
参照
参照参照
3.1.1
3.1.2
3.1.3
3.1.4
3.1.5
3.1.6
インバータ IPMアラーム 点灯
インバータ IPMアラーム(OH) 点灯
インバータ モータ電流異常 点灯
インバータ FSSB 通信異常 点灯
・動力線の相間短絡、または、地絡
・モータ巻線の相間短絡、または、地絡
・SVMの不良
・モータの使用条件が厳しい
・周囲温度が高い
・SVMの不良
・動力線の相間短絡、または、地絡
・モータ巻線の相間短絡、または、地絡
・モータ ID NO.IDの設定ミス
・SVMの不良またはモータの不良
・コネクタ・ケーブルの不良
・SVMの不良または CNC の不良
3.1.7
3.1.8
3.1.9
3.1.10
- 38 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.1.1 コンバータ
3.1.2 コンバータ
3.1.3 コンバータ
コンバータ DCリンク部低電圧
コンバータコンバータ
コンバータ DCリンク部過電圧
コンバータコンバータ
コンバータ 減速電力過大
コンバータコンバータ
DCリンク部低電圧
DCリンク部低電圧DCリンク部低電圧
(1) 内容
コンバータ DC リンク部の低電圧です。
(2) 要因と追跡
(a) 瞬停の発生
→電源を確認して下さい。
(b) 入力電源低電圧
→電源の仕様を確認して下さい。
(c) SVM のフェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(d) SVM を交換
DCリンク部過電圧
DCリンク部過電圧DCリンク部過電圧
(1) 内容
主回路の直流部分(DC リンク)の電圧が異常に高くなりました。
(2) 要因と追跡
(a) SVM1-4i, SVM1-20i 時
回生抵抗を使用してください。
(b) 回生電力過大
加減速時定数をのばしてください。発生頻度が下がるなら、回生能力
不足です。アラームとならないレベルで、加減速時定数を設定くださ
い。
(c) SVM のフェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(d) SVM を交換
減速電力過大
減速電力過大減速電力過大
(1) 内容
コンバータの減速電力過大です。
(2) 要因と追跡
SVM1-4i, SVM1-20i 時
l 別置回生抵抗使用しない時
(a) ダミーコネクタで CXA20 をショートしてください。
(b) SVM のフェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでく
ださい。
(c) SVM を交換
l 別置回生抵抗使用時
(a) 回生抵抗側のコネクタ CXA20 の両端抵抗値をテスタで確認
し、0Ωであることを確認。
(b) 平均回生電力が高い可能性があります。加減速頻度を下げる
か抵抗の仕様を見直してください。
- 39 -

3.追跡および処置 βi SVM
ださい。
(d) SVM を交換
SVM1-40i, SVM1-80i 時
(d) SVM を交換
3.1.4 コンバータ
コンバータ 制御電源低電圧
コンバータコンバータ
制御電源低電圧
制御電源低電圧制御電源低電圧
追跡障害および処置 B-65325JA/01
(c) SVM のフェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでく
l 内蔵回生抵抗使用時
(a) ダミーコネクタで CXA20 とCZ6 をショートしてください。
(b) 平均回生電力が高い可能性があります。加減速頻度を下げる
か、抵抗の仕様を見直してください。
(c) SVM のフェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでく
ださい。
(d) SVM を交換
l 別置回生抵抗使用時
(a) 回生抵抗のコネクタCXA20 の両端抵抗値をテスタで確認、
0Ωであることを確認。
(b) 平均回生電力が高い可能性があります。加減速頻度を下げる
か抵抗の仕様を見直してください。
(c) SVM のフェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでく
ださい。
3.1.5 インバータ
インバータ 内部冷却ファン停止
インバータインバータ
(1) 内容
外部制御電源(DC24V)の低電圧です。
(2) 要因と追跡
(a) 外部電源(DC24V)の電圧レベルを確認(正常時:21.6V 以上)
(b) コネクタ・ケーブル(CXA19A, CXA19B)を確認
(c) SVM を交換
内部冷却ファン停止
内部冷却ファン停止内部冷却ファン停止
(1) 内容
インバータ 内部冷却ファン停止
(2) 要因と追跡
(a) ファンに異物がはさまっていないか確認
(b) フェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(c) ファンのコネクタの接続を確認
(d) ファンを交換
(e) SVM を交換
- 40 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.1.6 インバータ
3.1.7 インバータ
インバータ 放熱器冷却ファン停止
インバータインバータ
インバータ IPMアラーム
インバータインバータ
放熱器冷却ファン停止
放熱器冷却ファン停止放熱器冷却ファン停止
(1) 内容
インバータ 放熱器冷却ファン停止
(2) 要因と追跡
(a) ファンに異物がはさまっていないか確認
(b) フェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(c) ファンのコネクタの接続を確認
(d) ファンを交換
(e) SVM を交換
IPMアラーム
IPMアラームIPMアラーム
(1) 内容
インバータ IPM アラーム
(2) 要因と追跡
(a) フェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(b) モータの動力線を SVM から外して、非常停止を解除する
① IPM アラームが発生しない場合
→(b)へ
② IPM アラームが発生する場合
→SVM を交換
(c) モータの動力線を SVM から外して、モータの動力線の U,V,W のどれ
かと PE の絶縁を確認
① 絶縁が劣化している場合
→(c)へ
② 絶縁が正常な場合
→SVM を交換
(d) モータと動力線を分離し、モータ、または、動力線のいずれの絶縁が
劣化しているか確認
① モータの絶縁が劣化している場合
→モータを交換
② 動力線の絶縁が劣化している場合
→動力線を交換
- 41 -

3.追跡および処置 βi SVM
3.1.8 インバータ
インバータ IPMアラーム(OH)
インバータインバータ
IPMアラーム(OH)
IPMアラーム(OH)IPMアラーム(OH)
(1) 内容
インバータ IPM アラーム (OH)
(2) 要因と追跡
(a) フェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(b) 放熱器冷却ファンが停止していないか確認
(c) モータが連続定格以下で使用されているかどうかを確認
(d) ロッカの冷却能力が低下していないか確認(ファンやフィルタの点検
(e) 周囲温度が高すぎることはないか確認
(f) SVM を交換
追跡障害および処置 B-65325JA/01
等)
- 42 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.1.9 インバータ
インバータ モータ電流異常
インバータインバータ
モータ電流異常
モータ電流異常モータ電流異常
(1) 内容
インバータ モータ電流異常
(2) 要因と追跡
(a) サーボパラメータの確認
以下のパラメータが標準設定になってるか、FANUC AC SERVO
MOTOR αis/αi series パラメータ説明書 B-65270JA に従い確認
Series 15i
Series 16i, 18i, 20i, 21i, 0i
Power Mate i
また、急加減速時にのみモータ電流異常アラームが発生する場合は、
モータの使用条件が厳し過ぎる可能性があります。加減速時定数を大
きくして様子を見て下さい。
(b) フェースプレート(制御基板)を確実に押し込んでください。
(c) モータの動力線を SVM から外して、非常停止を解除する
① モータ電流異常が発生しない場合
→(c)へ
② モータ電流異常が発生する場合
→SVM を交換
(d) モータの動力線を SVM から外して、モータの動力線の U,V,W のどれ
かと PE の絶縁を確認
① 絶縁が劣化している場合
→(d)へ
② 絶縁が正常な場合
→SVM を交換
(e) モータと動力線を分離し、モータ、または、動力線のいずれの絶縁が
劣化しているか確認
① モータの絶縁が劣化している場合
→モータを交換
② 動力線の絶縁が劣化している場合
→動力線を交換
No.1809 No.1852 No.1853
No.2004 No.2040 No.2041
- 43 -

3.追跡および処置 βi SVM
3.1.10 インバータ
インバータ FSSB 通信異常
インバータインバータ
通信異常
通信異常通信異常
(1) 内容
インバータ FSSB 通信異常
(2) 要因と追跡
(a) LED”ALM”が点灯しているアンプでCNC にもっとも近い SVM の光
(b) LED”ALM”が点灯しているアンプでCNC から2番目に近い SVM を
(c) LED”ALM”が点灯しているアンプでCNC もっとも近い SVM を交換
(d) CNC のサーボカードを交換する。
UNIT1 UNIT2 UNIT3 UNIT4
追跡障害および処置 B-65325JA/01
ケーブル(COP10A)を交換する。(図 3.1.10 の場合、UNIT2 と UNIT3
の間のケーブル)
交換する。(図 3.1.10 の場合、UNIT3)
する。(図 3.1.10 の場合、UNIT2)
マスター側
(CNC 側)
COP10B
COP10A
LED “ALM”
消灯
(C)
COP10B
COP10A
LED “ALM”
点灯
(a)
図図図図 3.1.10
(b)
COP10B
COP10A
LED “ALM”
点灯
COP10B
COP10A
LED “ALM”
点灯
スレーブ側
- 44 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.2 サーボソフト
3.2.1 サーボ調整画面
サーボソフト
サーボソフトサーボソフト
サーボ調整画面
サーボ調整画面サーボ調整画面
サーボアラームが発生した場合にはアラームメッセージの他に、サーボ調整画
面あるいは診断画面にアラームの詳細が表示されます。本項のアラーム判別表
を使ってアラーム内容を特定し、適切な処置を行ってください。
以下の手順でサーボ調整画面を表示できます。
(Power Mate の DPL/MDI にはサーボ調整画面はありません)
llll Series15i
SYSTEM
SYSTEM
SYSTEMSYSTEM
→〔CHAPTER〕→〔SERVO〕→〔 〕→〔SERVO ALARM〕
llll Series16i,18i,21i,0i
SYSTEM
SYSTEM
SYSTEMSYSTEM
サーボ画面が表示されない場合、次の設定を行い、NC の電源をOFF/ON しま
す。
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
3111 SVS
SVS(♯0) 1: サーボ画面を表示する
アラーム詳細情報
→〔SYSTEM〕→〔 〕→〔SV-PRM〕→〔SV-TUN〕
図図図図 3.3.1(a) サーボ調整画面
サーボ調整画面
サーボ調整画面サーボ調整画面
①
②
③
④
⑤
- 45 -

3.追跡および処置 βi SVM
追跡障害および処置 B-65325JA/01
アラーム詳細情報
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
図図図図 3.3.1(b) Series15i サーボアラーム画面
サーボアラーム画面
サーボアラーム画面サーボアラーム画面
それぞれのアラームビットの名称を下表に示します。
表表表表 3.3.1 アラームビット名称一覧
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
①アラーム
①アラーム 1
①アラーム①アラーム
②アラーム
②アラーム 2
②アラーム②アラーム
③アラーム
③アラーム 3
③アラーム③アラーム
④アラーム
④アラーム 4
④アラーム④アラーム
⑤アラーム
⑤アラーム 5
⑤アラーム⑤アラーム
⑥アラーム
⑥アラーム 6
⑥アラーム⑥アラーム
⑦アラーム
⑦アラーム 7
⑦アラーム⑦アラーム
⑧アラーム
⑧アラーム 8
⑧アラーム⑧アラーム
⑨アラーム
⑨アラーム 9
⑨アラーム⑨アラーム
OVL L VA OVC HCA HV A DCA FBA OF A
ALD EXP
CS A BL A PHA RCA BZA CKA SPH
DTE CRC STB PRM
OFS MCC LDM PMS FAN DAL ABF
SFA
OHA LDA BLA PHA CM A BZA P MA SP H
DTE CRC STB SPD
FSD SVE IDW NCE IFE
アラームビット名称一覧
アラームビット名称一覧アラームビット名称一覧
注注注注
空欄はアラームコードではありません。
- 46 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.2.2 診断画面
診断画面
診断画面診断画面
①
②
③
④
⑤
サーボ調整画面の各アラーム項目は、以下の表に示す診断画面の番号と対応し
ています。
表表表表 3.3.2 サーボ調整画面と診断画面(ダイアグノーズ)の対応
アラーム番号
アラーム番号
アラーム番号アラーム番号
①アラーム 1
②アラーム 2
③アラーム 3
④アラーム 4
⑤アラーム 5
⑥アラーム 6
⑦アラーム 7
⑧アラーム 8
⑨アラーム 9
サーボ調整画面と診断画面(ダイアグノーズ)の対応
サーボ調整画面と診断画面(ダイアグノーズ)の対応サーボ調整画面と診断画面(ダイアグノーズ)の対応
Series15i Series16i,18i,21i,0i
No 3014+20(X-1)
3015+20(X-1)
3016+20(X-1)
3017+20(X-1)
――――――
――――――
――――――
――――――
――――――
⑦
⑧
No 200
201
202
203
204
――
205
206
――
図図図図 3.3.2 診断画面
診断画面
診断画面診断画面
- 47 -

3.追跡および処置 βi SVM
追跡障害および処置 B-65325JA/01
3.2.3 過負荷アラーム(ソフトサーマル、
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
過負荷アラーム(ソフトサーマル、OVC))))
過負荷アラーム(ソフトサーマル、過負荷アラーム(ソフトサーマル、
(アラーム判別法)
①アラーム
①アラーム 1
①アラーム①アラーム
OVL LVA OVC HCA HVA DCA FBA OFA
(処置)
(1) モータが振動していないか確認します。
⇒ モータが振動しているとモータに電流が必要以上に流れるのでアラ
ームになることがあります。
(2) モータの動力線の接続が正しいかどうか確認します。
⇒ モータの動力線の接続が間違っていると、モータに異常な電流が流れ
てアラームになることがあります。
(3) 以下のサーボパラメータが正しいか確認します。
⇒ 過負荷アラームはこれらのパラメータで計算されていますので、必ず
標準設定値を設定してください。標準設定値はパラメータ説明書
(B-65270JA)を参照下さい。
過負荷保護係数
No. 1877 (FS15i)
No. 2062 (FS16i)
過負荷保護係数(OVC1)
過負荷保護係数過負荷保護係数
過負荷保護係数
No. 1878 (FS15i)
No. 2063 (FS16i)
過負荷保護係数(OVC2)
過負荷保護係数過負荷保護係数
過負荷保護係数
No. 1893 (FS15i)
No. 2065 (FS16i)
過負荷保護係数(OVCLMT)
過負荷保護係数過負荷保護係数
過負荷保護係数
No. 1785 (FS15i)
No. 2162 (FS16i)
過負荷保護係数(OVC21)
過負荷保護係数過負荷保護係数
過負荷保護係数
No. 1786 (FS15i)
No. 2163 (FS16i)
過負荷保護係数(OVC22)
過負荷保護係数過負荷保護係数
過負荷保護係数
No. 1787 (FS15i)
No. 2164 (FS16i)
過負荷保護係数(OVCLMT2)
過負荷保護係数過負荷保護係数
(1) サーボアンプモジュールの実電流(IR,IS)の波形を測定するため、チェック
ピンボードをサーボアンプモジュールのコネクタ JX5 に接続します。(チ
ェックピンボードはαシリーズのものと異なります)
モータを駆動させて実電流(IR,IS)を測定し、サーボモータ仕様説明書
(B-65302JA)の過負荷デューティ特性曲線と比較を行い、機械の負荷がモ
ータの能力に比べ大きすぎないかどうかを確認します。加減速中の実電流
値が大きい場合は、時定数が短すぎる可能性があります。
- 48 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.2.4 フィードバック断線アラーム
フィードバック断線アラーム
フィードバック断線アラームフィードバック断線アラーム
(アラーム判別法)
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
①アラーム
①アラーム 1
①アラーム①アラーム
②アラーム
②アラーム 2
②アラーム②アラーム
⑥アラーム
⑥アラーム 6
⑥アラーム⑥アラーム
OVL LVA OVC HCA HVA DCA FBA OFA
ALD
SFA
EXP
FBA ALD EXP SFA
1 1 1 0
1 0 0 0
1 0 0 1
アラーム内容 処置
アラーム内容アラーム内容
ハード断線(別置A/B相)
ソフト断線(フルクローズ)
ソフト断線(αi パルスコーダ)
処置
処置処置
1
2
3
アラーム内容
(処置)
処置 1:別置 A/B 相スケールを使用する場合に発生します。A/B 相の検出器が
正しく接続されているか確認して下さい。
処置 2:速度フィードバックパルスの変化に対して、位置フィードバックパル
スの変化量が小さい場合に発生します。その為セミクローズの構成では発生し
ません。別置検出器が位置フィードバックパルスを正しく出力しているか確認
して下さい。正しい場合にはモータ位置とスケール位置の間のバックラッシが
大きい為に、機械の動き始めでモータだけが反転して動いている状況が発生し
ているものと判断されます。
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
No. 1808 (FS15i)
No. 2003 (FS16i)
TGAL
TGAL(#1) 1: ソフト断線アラームの検出レベルはパラメータを使用する
ソフト断線アラームレベル
No. 1892 (FS15i)
No. 2064 (FS16i)
ソフト断線アラームレベル
ソフト断線アラームレベルソフト断線アラームレベル
標準設定値 4: モータ1/8 回転でアラーム
この値を大きくして下さい。
処置 3:内蔵パルスコーダから送られてくる絶対位置データと位相データの同
期が取れなくなった時に発生します。NCの電源をOFFした状態で
パルスコーダのケーブルを一度抜き差しして下さい。再度発生する場
合にはパルスコーダを交換して下さい。
- 49 -

3.追跡および処置 βi SVM
追跡障害および処置 B-65325JA/01
3.2.5 オーバヒートアラーム
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
3.2.6 サーボパラメータ設定不正アラーム
オーバヒートアラーム
オーバヒートアラームオーバヒートアラーム
(アラーム判別法)
①アラーム
①アラーム 1
①アラーム①アラーム
②アラーム
②アラーム 2
②アラーム②アラーム
サーボパラメータ設定不正アラーム
サーボパラメータ設定不正アラームサーボパラメータ設定不正アラーム
OVL
ALD
(処置)
処置 1:長時間の連続運転後に発生した場合には、実際にモータ、アンプの温
アラームが間欠的に発生する場合には、時定数を大きくしたり、プロ
LVA OVC HCA HVA DCA FBA OFA
EXP
OVL ALD EXP
1 1 0
1 0 0
度が上がっているものと判断できます。しばらく停止させて様子をみ
て下さい。10 分程度電源を OFF した後に再度アラームが発生する場
合にはサーモスタットの不良と考えられます。
グラム中の停止時間を増やして温度上昇を抑えて下さい。
アラーム内容
アラーム内容 処置
アラーム内容アラーム内容
モータオーバヒート
アンプオーバヒート
処置
処置処置
1
1
サーボパラメータ設定不正アラームは、設定値が許容範囲を越えていたり、内
部値計算中にオーバフローが生じた場合などに発生します。
パラメータ不正をサーボ側で検出したときにはアラーム4#4(PRM)=1と
なります。
(アラーム判別法)
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
④アラーム
④アラーム 4
④アラーム④アラーム
DTE CRC STB PRM
サーボ側でパラメータ不正アラームが発生した場合の詳細および処置につい
ては、パラメータ説明書(B-65270JA)を参照ください。
(参考)
サーボ側で検出したパラメータ不正の詳細を確認する方法
(Series15i の場合)
サーボアラーム画面(図 3.3.1(b))の「パラメータ不正詳細」という項目に番
号が表示されます。
(Series16i,18i,21i,0i,Power Mate i の場合)
診断画面の No.352 に番号が表示されます。
- 50 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 3.追跡および処置
3.2.7 パルスコーダ、別置シリアル検出器関係のアラーム
パルスコーダ、別置シリアル検出器関係のアラーム
パルスコーダ、別置シリアル検出器関係のアラームパルスコーダ、別置シリアル検出器関係のアラーム
(アラーム判別用のビット)
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
①アラーム
①アラーム 1
①アラーム①アラーム
②アラーム
②アラーム 2
②アラーム②アラーム
③アラーム
③アラーム 3
③アラーム③アラーム
④アラーム
④アラーム 4
④アラーム④アラーム
⑤アラーム
⑤アラーム 5
⑤アラーム⑤アラーム
⑥アラーム
⑥アラーム 6
⑥アラーム⑥アラーム
⑦アラーム
⑦アラーム 7
⑦アラーム⑦アラーム
⑧アラーム
⑧アラーム 8
⑧アラーム⑧アラーム
⑨アラーム
⑨アラーム 9
⑨アラーム⑨アラーム
OVL LVA OVC HCA HVA DCA FBA OFA
ALD
CSA BL A PH A RCA BZA CKA SP H
DTE CRC STB
OFS MCC LDM PMS FAN DAL ABF
SFA
OHA LDA BLA PHA CM A BZA P MA SP H
DTE CRC STB
FSD SVE IDW NCE IFE
EXP
PRM
SPD
(1) 内蔵パルスコーダの場合
アラーム 1,2,3,5 から判断します。各ビットの意味は次の通りです。
アラーム
アラーム 3 アラーム
アラームアラーム
アラーム 5
アラームアラーム
1
アラーム
アラーム 2
アラームアラーム
アラーム内容
アラーム内容処置
アラーム内容アラーム内容
処置
処置処置
CSA BLA PHA RCA BZA CKA SPH LDM PMA FBA ALD EXP
1
1
1 1 1 0
1
1
1
1
ソフトフェイズアラーム
バッテリ電圧ゼロ
カウントミスアラーム
フェイズアラーム
バッテリの電圧低下(警告)
パルスミスアラーム
LED 異常アラーム
2
1
2
2
1
注意
注意
注意注意
処置番号の無いものはパルスコーダの故障が考えられます。パルスコ
ーダを交換して下さい
- 51 -

3.追跡および処置 βi SVM
(2) 別置シリアル検出器の場合
アラーム7から判断します。各ビットの意味は次の通りです。
アラーム
アラーム 7
アラームアラーム
OHA LDA BLA PHA CMA BZA PMA SPH
1
1
1
1
1
1
1
1
注注注注
処置番号の無いものは検出器の故障が考えられます。検出器を交換し
て下さい。
追跡障害および処置 B-65325JA/01
アラーム
アラーム内容
アラームアラーム
ソフトフェイズアラーム
パルスミスアラーム
バッテリ電圧ゼロ
カウントミスアラーム
フェイズアラーム
バッテリ電圧低下(警告)
LED 異常アラーム
別置検出器アラーム
内容 処置
内容内容
処置
処置処置
2
1
2
2
1
3
(処置)
処置 1:バッテリ関係のアラーム
バッテリが接続されているか確認して下さい。バッテリ接続後初回の
電源投入時にはバッテリゼロアラームが発生するので、その際には電
源を OFF/ON して下さい。再度アラームが発生する場合にはバッテリ
電圧を確認して下さい。バッテリ電圧低下アラームが発生する場合に
は電圧を確認の上で、バッテリを交換して下さい。
処置 2:ノイズが原因で発生する可能性のあるアラーム
間欠的に発生する場合や非常停止解除後に発生する場合は、アラーム
の原因がノイズである可能性が高いため、ノイズ対策を十分に行って
下さい。ノイズ対策後もアラームが発生し続ける場合には検出器を交
換して下さい。
処置 3:別置検出器が検出したアラーム
別置検出器が検出したアラームです。検出器の製造元にお問い合わせ
下さい。
- 52 -

B-65325JA/01 βi SVM
(3) シリアル通信関係のアラーム
アラーム 4、アラーム 8 から判断します。
アラーム
アラーム 4 アラーム
アラームアラーム
DTE CRC STB DTE CRC STB
1
1
1
1
1
1
アラーム 8
アラームアラーム
処置:シリアル通信が正しく行えていません。ケーブルが正しく接続され
追跡障害および処置 3.追跡および処置
アラーム内容
アラーム内容
アラーム内容アラーム内容
シリアルパルスコーダの通信アラームです。
別置シリアルパルスコーダの通信アラームです。
ている事と断線していない事を確認して下さい。CRC、STB が発生す
る場合はノイズが原因の可能性があるので、ノイズ対策を行って下さ
い。電源投入後に必ず発生する場合にはパルスコーダやアンプの制御
基板、パルスモジュールの故障が考えられます。
- 53 -

3.追跡および処置 βi SVM
追跡障害および処置 B-65325JA/01
3.2.8 その他のアラーム
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
#7 #6 #5 #4 #3 #2 #1 #0
その他のアラーム
その他のアラームその他のアラーム
(アラーム判別法)
⑤アラーム
⑤アラーム 5
⑤アラーム⑤アラーム
No. 1960 (FS15i)
No. 2018 (FS16i)
RVRSE(#0) 別置検出器の信号方向逆転
No. 1741 (FS15i)
No. 2201 (FS16i)
RNLV(#1) フィードバック不一致アラーム検出レベル変更
OFS MCC LDM PMS FAN DAL ABF
OFS DAL ABF
1
1
1
(処置)
処置 1:位置検出器と速度検出器の移動方向が逆向きになった場合に発生しま
す。別置検出器の回転方向を確認して下さい。モータの回転方向と逆
になっている場合には以下の処置を行って下さい。
A/B 相検出器の場合:A と
シリアル検出器の場合:別置検出器の信号方向の設定を逆にして下
90B0 系列 G(07)版以降においては、A/B 相検出器の場合でも下記設定
によって信号方向を反転することが可能となっています。
RVRSE
0: 別置検出器の信号方向を逆転しません。
1: 別置検出器の信号方向を逆転します。
モータと別置検出器の間に大きなねじれが存在する場合には、急加減速時に発
生する事があります。このような場合には検出レベルを変更して下さい。
RNLV
-1
1: 1000min
0: 600 min
以上で検出
-1
以上で検出
フィードバック不一致アラーム
セミフル誤差過大アラーム
電流オフセット異常アラーム
A の結線を逆にして下さい。
さい。
アラーム内容
アラーム内容 処置
アラーム内容アラーム内容
処置
処置処置
1
2
3
- 54 -

B-65325JA/01 βi SVM
処置 2:モータ位置と別置検出器の位置との差がセミフル誤差過大レベルより
No. 1971 (FS15i)
No. 2078 (FS16i)
No. 1972 (FS15i)
No. 2079 (FS16i)
モータ1 回転あたりのフィードバック
パルス数(検出単位)
変換係数=
100 万
No. 1729 (FS15i)
No. 2118 (FS16i)
[設定値] 検出単位。 設定値が 0 の場合には検出されません。
処置 3:電流検出器の電流オフセット量(非常停止中の電流値に相当)が異常
追跡障害および処置 3.追跡および処置
大きくなった時に発生します。デュアル位置フィードバックの変換係
数が正しく設定されているか確認して下さい。正しく設定されている
場合にはアラームレベルを大きくして下さい。レベル変更後もアラー
ムが発生する場合にはスケールの接続方向を確認して下さい。
デュアル位置フィードバック変換係数(分子)
デュアル位置フィードバック変換係数(分子)
デュアル位置フィードバック変換係数(分子)デュアル位置フィードバック変換係数(分子)
デュアル位置フィードバック変換係数(分母
デュアル位置フィードバック変換係数(分母))))
デュアル位置フィードバック変換係数(分母デュアル位置フィードバック変換係数(分母
デュアル位置フィードバック
デュアル位置フィードバック
デュアル位置フィードバックデュアル位置フィードバック
セミフル誤差レベル
セミフル誤差レベル
セミフル誤差レベルセミフル誤差レベル
に大きくなりました。電源 ON/OFF 後して再度発生する場合には電流
検出器の異常と判断されます。αi シリーズの場合にはアンプを交換
して下さい。
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4.ヒューズ、プリント板等の交換方法 βi SVM
ヒューズ、プリント板等の交換方法
警告
警告
警告警告
ヒューズ、プリント板を交換する時は、充電中表示LED(赤)が消
灯していることを必ず確認して下さい。
サーボアンプモジュールのヒューズ、プリント板等を交換する場合は、次ペー
ジの表を参照して手順の参照先を確認の上行って下さい。
注注注注
1 ヒューズが断線した場合,サーボアンプに接続されている他の機器
(センサ等)の電源短絡による原因が考えられます。
他の機器に異常はないか確認の上,交換して下さい。
原因が除去されていない場合には,再びヒューズが断線する可能性が
高いです。
2 ヒューズは FANUC から供給するもの以外は使用しないで下さい。
3 ヒューズはプリント板上の表示と現品に捺印されている表示を照合
して定格を間違えない様にして下さい。
追跡障害および処置 B-65325JA/01
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B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 4.ヒューズ、プリント板等の交換方法
4.1 ヒューズ,プリント板の交換方法
ヒューズ,プリント板の交換方法
ヒューズ,プリント板の交換方法ヒューズ,プリント板の交換方法
サーボアンプ正面からプリント板を抜き差しすることができます。
SVM1-4i, SVM1-20i
プリント板を挿すときは反対の手順です。
上下のフックがパチンとケースにはめ込まれたことを確認して下さい。
不十分な場合にはケースが浮き上がった状態になりますので,その際は
再度引き抜いて,挿し直して下さい。
上下のフックをつまんで
手前に引き出す
プリント板
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4.ヒューズ、プリント板等の交換方法 βi SVM
SVM1-40i, SVM1-80i
追跡障害および処置 B-65325JA/01
上下のフックを
つまんで
手前に引き出す
プリント板
プリント板を挿すときは反対の手順です。
上下のフックがパチンとケースにはめ込まれたことを確認して下さい。
不十分な場合にはケースが浮き上がった状態になりますので,その際は
再度引き抜いて,挿し直して下さい。
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B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 4.ヒューズ、プリント板等の交換方法
4.1.1 プリント板図番
プリント板図番
プリント板図番プリント板図番
SVM
モデル
モデル 図番
モデルモデル
SVM1-4i 〜 20i
SVM1-40i 〜 80i
図番
図番図番
A20B-2101-009*
A16B-3200-051*
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4.ヒューズ、プリント板等の交換方法 βi SVM
4.1.2 ヒューズ実装位置
ヒューズ実装位置
ヒューズ実装位置ヒューズ実装位置
SVM のプリント板には 1 種類のヒューズが実装されています。
1) A20B-2101-0050
追跡障害および処置 B-65325JA/01
2) A20B-2100-0051*
ヒューズ仕様
記号
記号 図番
記号記号
FU1 A60L-0001-0290/LM32C
図番
図番図番
FU1(3.2A)
(定格表示色:白)
FU1 3.2A
(定格表示色 :白)
プリント板
プリント板
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B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 4.ヒューズ、プリント板等の交換方法
4.2 ファンモータの交換方法
4.2.1 内部ファンモータの場合
ファンモータの交換方法
ファンモータの交換方法ファンモータの交換方法
内部ファンモータの場合 SVM1-4i, SVM1-20i
内部ファンモータの場合内部ファンモータの場合
1 ファンコネクタを上に引き抜く。
2 ファンユニット正面を押してツメを外す。
3 ファンユニット後部の引っ掛かりを外す。
4 斜めに引き上げる。
- 61 -

4.ヒューズ、プリント板等の交換方法 βi SVM
4.2.2 内部ファンモータの場合
内部ファンモータの場合 SVM1-40i, SVM1-80i
内部ファンモータの場合内部ファンモータの場合
1 ファンユニットのツメ2 箇所をつまんで矢印方向(図の上方向)に引き
上げる。
追跡障害および処置 B-65325JA/01
- 62 -

B-65325JA/01 βi SVM
追跡障害および処置 4.ヒューズ、プリント板等の交換方法
4.2.3 外部ファンモータ
外部ファンモータ
外部ファンモータ外部ファンモータ
1 板金取り付けネジ(4本)を外し、ファンユニットを引き出す。
- 63 -

Ⅲ
Ⅲ β
ⅢⅢ
βi 立ち上げ手順
ββ

B-65325JA/01 βi SVPM 立ち上げ手順 1.概要
概要
本編では、構成要素の確認、アンプの立上げに必要な各種事項として
• 構成
• 立ち上げ手順
• 動作確認方法
• サーボアンプの定期保守
について述べています
- 67 -

2.構成 βi SVPM 立ち上げ手順 B-65325JA/01
構成
- 68 -

B-65325JA/01 βi SVPM 立ち上げ手順 2.構成
2.1 構成
構成
構成構成
FANUC サーボアンプβi シリーズ は、次のユニットおよび部品から構成
されます。
(1) βi SVPM (ベイシック)
(2) ACリアクトル (ベイシック)
(3) コネクタ類(接続ケーブル用) (ベイシック)
(4) ヒューズ (オプション)
(5) 電源トランス (オプション)
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2.構成 βi SVPM 立ち上げ手順 B-65325JA/01
構成要素(例)
ファンユニットファンユニット
AC200V-240V
ブレーカ
ブレーカ
5A
SVPM
Pulse Code r I/F
CX3
非常停止
24V 電源
バッテリ
CNC
1
2
電磁接触器
雷サージ保護器
G
AC リアクトル
CX4
CXA2C
CX5X
COP10B
(FSSB I/F)
TB2
G
Spin dle
Moto
Spindle I/F
Spindle Senso
CZ2L CZ2M CZ2N
JA2
TB1
JA7A
JA7B
Servo
Motor
JF1
JF2
JF3
JX6
JY1
JYA2
JYA3
JYA4
TB3
JF3
JF2
JF1
Servo Motor
Servo Motor
Servo Motor
LM, SM, OVR
SPM
CNC
Spin dle M otor
Position Coder
Pulse Coder I/F
注注注注
1 アンプ用24V 電源は必ず安定化電源を使用して下さい。
2 モータブレーキ用24V 電源との共用はできません。
3 ブレーカ、電磁接触器、AC リアクトルは必ず設置して下さい。
4 強電盤の電源取入口には、落雷によるサージ電圧からの装置保護のた
めに、ライン-ライン間、ライン-アース間に雷サージ保護器を設置し
て下さい。
5 ACリアクトルは、別の用途で使用される AC ラインフィルタとは異
なるものです。代用、共用はできません。
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B-65325JA/01 βi SVPM 立ち上げ手順 2.構成
2.2 主な構成要素
2.2.1 β
主な構成要素
主な構成要素主な構成要素
βi SVPM
ββ
(1) ββββi SVPM
名称
名称 ご注文仕様図番
名称名称
βi SVPM2-5.5i
TypeA
βi SVPM2-5.5i
TypeC
βi SVPM2-11i
TypeA
βi SVPM2-11i
TypeC
βi SVPM2-15i
TypeA
βi SVPM2-15i
TypeC
βi SVPM3-5.5i
TypeA
βi SVPM3-5.5i
TypeC
βi SVPM3-11i
TypeA
βi SVPM3-11i
TypeC
βi SVPM3-15i
TypeA
βi SVPM3-15i
TypeC
ご注文仕様図番 ユニット図番
ご注文仕様図番ご注文仕様図番
A06B-6134
-H201#A
A06B-6134
-H201#C
A06B-6134
-H202#A
A06B-6134
-H202#C
A06B-6134
-H203#A
A06B-6134
-H203#C
A06B-6134
-H301#A
A06B-6134
-H301#C
A06B-6134
-H302#A
A06B-6134
-H302#C
A06B-6134
-H303#A
A06B-6134
-H303#C
ユニット図番 パワープリント
ユニット図番ユニット図番
A06B-6134
-C201#A
A06B-6134
-C201#C
A06B-6134
-C201#A
A06B-6134
-C202#C
A06B-6134
-C203#A
A06B-6134
-C203#C
A06B-6134
-C301#A
A06B-6134
-C201#C
A06B-6134
-C301#A
A06B-6134
-C302#C
A06B-6134
-C303#A
A06B-6134
-C303#C
パワープリント板図番
パワープリントパワープリント
A16B-2101-0020
A16B-2101-0021
A16B-2101-0022
A16B-2101-0023
A16B-2101-0024
A16B-2101-0025
板図番 制御プリント
板図番板図番
制御プリント板図番
制御プリント制御プリント
A20B-2101-0012
A20B-2101-0013
板図番 モジュールプリント
板図番板図番
モジュールプリント板図番
モジュールプリントモジュールプリント
A20B-2902-0670
A20B-2902-0672
A20B-2902-0670
A20B-2902-0672
A20B-2902-0670
A20B-2902-0672
A20B-2902-0670
A20B-2902-0672
A20B-2902-0670
A20B-2902-0672
A20B-2902-0670
A20B-2902-0672
板図番
板図番板図番
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3.立上げ手順 βi SVPM 立ち上げ手順 B-65325JA/01
立上げ手順
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