Asus RT-AC59U User’s Manual [ja]

ユーザーマニュアル
RT-AC59U
デュアル バ ンド対 応
無線LANルーター
J15848 改訂版 V3 2019年10月
本書およびそれに付属する製品は著作権法により保護されており、その使用、複 製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのもとにおいて頒布されます。 購入者によるバックアップ目的の場合を除き、ASUSTeK Computer Inc. (以下、 ASUS)の書面による事前の許可なく、本製品および本書のいかなる部分も、い かなる方法によっても複製することが禁じられます。
以下に該当する場合は、製品保証サービスを受けることができません。 ( 1 ) 製 品 に 対 し A S U S の 書 面 に よ り 認 定 さ れ た 以 外 の 修 理 、改 造 、改 変 が 行
われた場合 (2) 製品のシリアル番号の確認ができない場合 本書は情報提供のみを目的としています。本書の情報の完全性および正確性に
ついては最善の努力が払われていますが、本書の内容は「現状のまま」で提供さ れるものであり、ASUSは明示または黙示を問わず、本書においていかなる保証も 行いません。ASUS、その提携会社、従業員、取締役、役員、代理店、ベンダーまた はサプライヤーは、本製品の使用または使用不能から生じた付随的な損害(デ ー タ の 変 化 ・ 消 失 、事 業 利 益 の 損 失 、事 業 の 中 断 な ど )に 対 し て 、た と え A S U S が その損害の可能性について知らされていた場合も 、一切責任を負いません。
本書に記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。本書で は説明の便宜のためにその会社名、製品名などを記載する場合がありますが、そ れらの商標権の侵害を行う意思、目的はありません。
2
もくじ
1 製品の概要 6
1.1 はじめに ..........................................................................................................6
1.2 パッケージ内容 .............................................................................................6
1.3 各部の名称 .....................................................................................................7
1.4 無線LANルーターの設置 ......................................................................... 9
1.5 ご使用になる前に .....................................................................................10
1.6 無線LANルーターのセットアップ ........................................................11
1.6.1 有線接続 ............................................................................. 11
1. 6. 2 ワイヤレス 接 続 .................................................................. 12
2 セットアップ 14
2.1 管理画面にログインする ........................................................................14
2.2 クイックインターネットセットアップ (QIS) ......................................................15
2.3 ワイヤレスネットワークに接続する ....................................................19
3 全般設定 20
3.1 ネットワークマップを使用する .............................................................20
3.1.1 セキュリティのセットアップ ............................................21
3.1.2 ネットワーククライアントの管理 .................................22
3.1.3 USBデバイスの管理 ..........................................................23
3.2 ゲストネットワークを構築する .............................................................26
3.3 トラフィックマネージャを使用する .....................................................28
3.3.1 QoS (Quality of Service) 帯域の管理 .........................28
3. 3. 2 トラフィックモニター .......................................................31
3.4 ペアレンタルコントロールの設定 ....................................................... 32
3.5 USBアプリケーションを使用する .........................................................33
3.5.1 AiDiskを使用する .............................................................33
3
もくじ
4 詳細設定 36
4.1 ワイヤレス ...................................................................................................36
4.1.1 全般設定 .............................................................................36
4.1.2 WPS .......................................................................................39
4 .1 . 3 ワイヤレス MA Cフィルター .............................................41
4.1.4 RADIUSの設定 ...................................................................42
4.1.5 詳細 .......................................................................................43
4.2 LAN ................................................................................................................45
4.2.1 LAN IP ..................................................................................45
4.2.2 DHCPサーバー ...................................................................46
4.2.3 経路 .......................................................................................48
4.3 WAN ..............................................................................................................49
4. 3.1 インターネット接 続 ..........................................................49
4 . 3 . 2 ポートトリガ ー ....................................................................52
4.3.3 ポートフォワーディング ...................................................54
4.3.4 DMZ ......................................................................................57
4.3.5 DDNS ....................................................................................58
4.3.6 NATパススルー .................................................................59
4.4 IPv6 ................................................................................................................ 60
4.5 VPN ................................................................................................................61
4.6 ファイアウォール .......................................................................................62
4.6.1 全般設定 .............................................................................62
4 . 6. 2 U R Lフィル ター ...................................................................62
4 . 6. 3 キ ーワード フィル ター ......................................................63
4 . 6 . 4 パ ケットフィル ター ............................................................64
4.7 管理者 ...........................................................................................................66
4.7.1 動作モード ..........................................................................66
4. 7. 2 システム ...............................................................................67
4.7. 3 ファームウェア更新 ..........................................................68
4 .7. 4 復 旧 /保 存 / アップ ロード 設 定 ........................................68
4
もくじ
4.8 システムログ ...............................................................................................69
5 ユーティリティ 70
5.1 Device Discovery ......................................................................................70
5.2 Firmware Restoration(ファームウェアの復元) ......................................................71
6 トラブルシューティング 73
6.1 基本的なトラブルシューティング .........................................................73
6.2 FAQ (よくある質問) ..................................................................................76
付録 85
Notices ......................................................................................................................85
ASUSコンタクトインフォメーション ......................................................................99
5

1 製品の概要

1.1 はじめに

この度はASUS製品をお買い上げいただき、誠にありがとうござい ます。
本マニュアルでは、本製品の設置方法、接続方法、各種機能の設 定方法について説明をしています。お客様に本製品を末永くご愛 用いただくためにも、ご使用前このユーザーマニュアルを必ずお 読みください。

1.2 パッケージ内容

RT-AC59U LANケーブル 電 源 アダ プター クイックスタートガイド 製
ご注意:
万一、付属品が足りない場合や破損していた場合は、すぐにご購入
元にお申し出ください 。
販売店舗独自の保証サービスや販売代理店の保証をお受けいただ
く 場 合 、お 買 い 上 げ 時 の 梱 包 箱 、暖 衝 材 、マ ニ ュ ア ル 、付 属 品 が す べ て揃っているなど、条件が 設けられていることがあります。ご 購入時 の領収書やレシートと一緒に大切に保管してください。
ご注意: 本書で使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合 があります。各項目の名称、設定値、利用可能な機能は、ご利用のモデ ルやファームウェアのバージョンにより異なる場 合が あります。予めご了 承ください。
6

1.3 各部の名称

2
ん。
4
3
1
電源LED
1
消灯: 電源 が入って い ませ ん。 点灯: デバイスが利用可能な状態です。 低速点滅: レスキューモ ード で起 動しています。 高速点滅: WPSが動作中です。
LAN LED
2
消灯: ケーブルが接続されていない、または電源が入っていません。 点灯: L A Nのリンクが 確 立して いま す。
WAN LED
3
赤: ケーブルが接続されていない、またはIPアドレスが取得できていま
せん。
白: WA Nのリン ク が 確 立して いま す。 USB LED
4
消灯: 電源が入っていない、またはUSBデバイスが接続されていませ
点灯:U S Bデバイス が接 続さ れて い ま す。
2.4GHz LED / 5GHz LED
5
消灯: 無 線L A Nを 使 用して いません 。 点灯: 通 信可 能な状 態 で す。 点滅: データ送受信をしています。
Wireless Dual Band
802.11ac Gigabit Router
5
10
12
11
7
9
6
8
7
リセットボタン
6
システムを工場出荷時の状態に戻す際に使用します。 電源ボタン
7
本製品の電源のON/OFFの切り替えができます。
電源ポート (DC-IN)
8
付属の電源アダプターを接続します。
USB ポート
9
外付けHDDやUSBメモリー等 のUSBデバイスを接 続します。
WPSボタン
10
W P S 機能 をオン にします。
WAN ポート
11
モデム/回線終端装置と接続します。
LAN 1 ~ 4 ポート
12
コン ピュー ター や ゲーム 機などと接 続し ます。
ご注意:
電源アダプターは、必ず本製品に付属のものをお使いください。ま
た、本製品に付属の電源アダプターは他の製品に使用しないでくだ さ い 。火 災 、感 電 、故 障 の 原 因 と な り ま す 。
8
仕様:
DC 電源アダプター 動作温度 動作湿度
DC出力 +12V、最大1.5A
0~40℃ 保管時 0~70℃ 50~90% 保管時 20~90%

1.4 無線LANルーターの設置

本 製 品を 利 用 する際 は、次 のことに注 意して 設置してくださ い。
複数のワイヤレスデバイスを接続する場合は、最適な通信環境の ためにすべてのデバイスの中心位置に無線LANルーターを設置し ます。
無線LANルーターの周囲にパソコンや金属物などのものがない場 所 に 設 置し ます。
直射日光のあたる場 所やストーブ、ヒーターなどの発熱機 のそばな ど、温度の高い所には設置しないでください。
同じ2.4GHz 帯を使用する電子レンジ、コードレス電話機、医療機 器、Bluetooth機器、レーザー式無線マウスなどの電波を放射する 装置から離れた場所に設置します。設置距離が近すぎると、電波 が干渉し通信速度が低下したりデータ通信が途切れる場合があり ます。
パフォーマンスとセキュリティ向上のため、本機のファームウェアは 常に最 新の ものをご 使 用ください。
最適なパフォーマンスを得るために、次のイラストを参考にアンテ ナを 取り 付 けてくだ さい 。
無線LANルーター(親機)と無線LAN端末(子機)の距離が近すぎ るとデータ通信でエラーが発生する場合があります。お互いを1 m 以 上 離してお 使いくださ い。
°
90
°
90
9

1.5 ご使用になる前に

本製 品をご使 用になる前に、次のことをご確認ください。
回線契約とインターネットサービスプロバイダー (ISP) の加入
・ 本 製品をお使いの前に、予め 回線 の契 約とインターネットサー
ビスプロバイダー(ISP)の契約を行い、ブロードバンド回線が開 通していることをご 確 認くださ い。
・ 本製品の設定に必要な情報(接続ユーザー名、接続パスワード
など)については、ご契約時の書類またはご契約のプロバイダ ーへ お問 い合わ せください。
設 定を行うために 必要なコンピューター の要件
・ 1000BASE-TX/100BASE-TX / 10BASE-T 対応LANポートまたは
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 無線LAN機能を搭載するコンピューター ・ T C P/ IP サービ ス が インストール 済み ・ W e b ブ ラウ ザ ー
(Internet Explorer、Firefox、Google Chrome、Safari)
ご参考:
本製品はIEEE802.11 a/b/g/n/ac の無線LAN規格に対応した無線 LANルーターです。Wi-Fi 接続を使用するには、IEEE802.11 a/b/g/ n/ac の無線LAN規格に準拠する機器が必要です。
本製品はデュアルバンドに対応しており、2.4GHz帯と5GHz帯、2つ の周波数帯域による同時通信をサポートしています。テレビなどで 動画のストリーミングを 楽しむために電 波干渉 が少なく高速 で安 定 した5 G Hz 帯を使 用し、スマートフォンなど でネットサーフィンを 楽し みたい場合は2.4GHz帯を使用するなど、帯域を使い分けて効率的 にデー タ通 信 をすること が 可能 です。
IEEE 802.11n 対応製品の中には、5GHz帯に対応していない製品も 存在します。ご利用機器の5GHz帯の対応については、製造メーカー へお 問い合わせください。
イーサネット規格IEEE802.3 により、1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-Tの最大ケーブル長は100m と規定されています。
10

1.6 無線LANルーターのセットアップ

重要:
セットアップ中の通信エラーなどによる問題を回避するために、有線 接続でセットアップを行うことをお勧めします。
無線L ANルーターのセットアップを開始する前に、次の操作を行な ってくだ さ い。
- 既存のルーターと交換を行う場合は、現在実行されているす
べての通信を停止します。
- モデム/回線終端装置とコンピューターに接続されたLANケ
ーブルを取り外します。モデム/回線終端装置がバックアッ プ用バッテリーを搭載している場合は、バッテリーを一旦取 り外します。
- モデム/回線終端装置とコンピューターを再起動します。(推奨)

1.6.1 有線接続

ご参考: 本製品はオートネゴシエーション機能に対応しています。ネット
ワークケーブルがストレートケーブルかクロスケーブルかを自動的に判 定し接 続 を行 いま す。
4
コンセント
電源
RT-AC59U
1
WAN LAN
3 2
モデム
LINE LAN RESET PWR
ノートPC
11
接続方法
1. 無線LANルーターの電源ポート (DC-IN) に電源アダプターを接続し た後、電 源アダプターをコンセントに接続します。
2. LANケーブルを使用してモデム/回線終端装置と無線LANルーター の WA Nポートを 接 続し ま す。
3. モデム/ 回線終端装置に電源アダプターを接続しコンセントに接 続 しま す。
4. LANケーブルを使用して無線LANルーターとコンピューターのLANポ ートを接続します。WAN LEDとLAN LEDが点灯/点滅していることを ご確 認ください。

1.6.2 ワイヤレス接続

3
コンセント
電源
RT-AC59U
1
WAN
2
モデム
LINE LAN RESET PWR
スマートフォン
タブレット
ノートPC
接続方法
1. 無線L ANルーターの電源ポート (DC- IN) に電源アダプターを接 続した 後、電源アダプターをコンセントに接続します。
2. LANケーブルを使用してモデム/回線終端装置と無線LANルーター の WA Nポートを 接 続し ま す。
12
3. モデム/ 回線終端装置に電源アダプターを接続しコンセントに接 続 しま す。
4. 無線LAN規格 IEEE802.11 a/b/g/n/ac に対応したコンピューターで ワイヤレス 接続 の 設定をし ます。
ご参考:
ワイヤレスネットワークの接続方法については、ご利用のデバイスの
ユーザーマニュアルをご覧ください。
ネットワークのセキュリティ設 定については、本マニュアルに記 載の
セ キュリ ティの セットアップ」を ご 覧 く だ さ い 。
13

2 セ ット アップ

2.1 管理画面にログインする

本製品は誰にでも使いやすいインターフェースを採用しており、Web ブ ラウザーでどなたでも簡単に設定をすることができます。
ご注意: フ ァ ー ム ウ ェ ア の バ ー ジ ョ ン に よ っ て、利 用 で き る 機 能 や 表 示 さ れる画面、操作するボタンの名称が異なる場合があります。予めご了承 ください。
管理 画面にログインする:
1. Webブラウザーのアドレス欄に「http://router.asus.com」ま た は I P ア ド レ ス「 192.168.50.1」を入 力しま す。
2. ユーザー名とパスワードを入力し、Web GUI にログインします。
工場出荷時の設定
3 . ログインに 成 功 すると管 理 画 面が 表示 され ま す。
コマンドボタン
クイッ ク インターネット
セットアップ
ナビゲーション パネル
中央パネル
情報バナー
ステータス パネル
ご参考: 本機をはじめて使用する場合、Webブラウザーを起 動すると自
動 的 にクイックイ ン ターネット セ ットアップ が 開 始さ れ ま す。
14

2.2 クイックインターネットセットアップ (QIS)

クイックインターネットセットアップ (QIS) では、簡単な操作でワイ ヤレスネットワーク環境を構築することができます。
注意: はじめから設定をやり直したい場合は、本体背面のリセットボタン を押し、工場出荷時の状態にリセットしてください。
クイックイン ターネット セットアップ を 使 用 する
1 . クイッ クイン ター ネットセ ットアップ ウィ ザ ードが 自 動 的 に 立ち 上 が
りま す。
注意:
・ 工場出荷時のWe b G U I ログインユーザー名とパスワードは
admin」に設定されています。ログインユーザー名とパ スワードの 変 更 に つ い て は 、「 4.7.2 システム」を ご 覧 くだ さ い 。
・ 無線LANルーターのユーザー名とパスワードは、2.4GHz/5GHzネッ
トワーク名 (S S I D) 、セキュリティキーとは 異なります。無 線L AN ルー ターのユーザー名とパスワードは無線 L AN ルーターの管 理画面に アクセスする際に使 用するものです。2.4G H z/5G Hzネットワーク名 (SSID) とセキュリティキーは、Wi-Fi デバイスで 2.4GHz/5GHzネット ワークにログインし接 続する際に使用します。
15
2. IS P (インターネットサービスプロバイダー) の接 続に必 要な情 報を入 力します。ISPの接続タイプがダイナミックIP (動的) 、スタティックIP ( 静 的 I P ) 、P P P o E 、P P T P 、L 2 T P で あ る 場 合 、無 線 L A N ル ー タ ー は 自 動的に接 続タイプを検出します。
重要: インターネットの接続タイプや接続ユーザー名、接続パスワードな どについては、ご契約のプロバイダーへお問い合わせください。
自動取得 (DHCP) の場合:
PPPoE、PPTP、L2TP の場合:
16
注意:
無線L ANルーターをはじめてご利用になる、または設定を工場出荷 時の状態にリセットした場合は、起動時にISP接続タイプの自動検 出 が 実 行さ れ ます。
接続タイプの自動検出に失敗した場合は、「スキップ」を ク リ ッ クし て 手 動 設 定 を行 ってくだ さい 。
3. 2.4GHz帯と5GHz帯それぞれのワイヤレス接続用にネットワーク名
( S S I D ) と セ キ ュ リ テ ィ キ ー を 設 定 し 、「 適用」を ク リッ クし て 設 定 を 保 存し ま す。
17
4. インターネットとワイヤレス通 信の設 定が表 示されます。 「次へ」をクリックし設 定を完了します。
18

2. 3 ワイヤレスネットワークに接続 する

セットアップの完了後は、コンピューターやゲーム機、スマートフォ ンなどの無線 LANデバイスをワイヤレスネットワークに接 続するこ とが可能になります。本製品では、次の方法で接続することがで きま す。
コンピューターでワイヤレスネットワークに接 続する
1. 通 知領 域(タスクトレイ )に 表示さ れているワイヤレスネットワーク アイコ ン を クリックしま す。
2 . クイックイ ンタ ーネット セットアップ で 設 定し たネットワ ーク 名 ( S S I D )
を 選 択 し 、「 接続」を ク リッ ク し ま す。
3. ネットワークキー (暗号化キー) を設定している場合は、キーを入力 し「 OK」を ク リッ クし ま す。
4 . コン ピュー ター がワ イヤレス ネットワ ー ク を 構 築 する ま で し ばらく時
間がかかります。コンピューターが正常にワイヤレスネットワークに 接 続 さ れ る と 、ワ イ ヤ レ ス ネ ッ ト ワ ー ク ア イ コ ン 能 な 状 態 になりま す。
ご参考:
が変わり通 信可
ワイヤレスネットワークの詳細設定については、以降のページをご覧
ください。
ゲーム機やモバイル端末などのワイヤレスネットワークへの接続方
法については、各デバイスの取扱説明書をご覧ください。
お使いのOSのバージョンによって設定の方法が異なる場合がござ
います。予めご了承ください。
19

3 全般設定

3.1 ネットワークマップを使用する

ネットワ ー クマ ップ で は 、ネットワ ー クの セ キュリティ 設 定 、ネット ワーククライアントの管理、USBデバイスの管理を行うことができ ます。
20

3.1.1 セキュリティのセットアップ

ワイヤレスネットワークを不正なアクセスから保護するには、セキュ リティの 設 定を 行ってくだ さ い。
ワイヤレスネットワークのセキュリティを設 定する
1. ネット ワー クマップ」を ク リッ クし ま す。
2. セ キュリティレ ベ ル」をクリックしてステータスパネルにシステム の 状 態 を 表 示し ま す。
ご参考: Smart Connect機能がOFFの場合、2.4GHz、5GHzの各周波数帯 域で異なるセキュリティ設定を使用することができます。
2.4GHzセキュリティ設定 5GHzセキュリティ設定
21
3. ワ イ ヤ レ ス 名( S S I D )」に 、他 の ワ イ ヤ レ ス ネ ッ ト ワ ー ク と 重 複 し な い ネットワ ー ク名 を入 力しま す。
4. 認証方式」ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト か ら 利 用 す る 暗 号 方 式 を 選 択 し ます。
重要: IEEE 802.11n/ac 規格では、ユニキャスト暗号として WEPまたはTKIP で高スループットを使用することを禁じています。このような暗号化メソ ッド (WEP、WPA-TKIP) を使用している場合、データ転送レートは54Mbps 以下に低下します。
5. セキュリティキー(WPA-PSK キー) を入力します。
6. 適用」をクリックし設 定を完了します。

3.1.2 ネットワーククライアントの管理

ネットワーククライアントの状 態を確認する
1. ネット ワー クマップ」を ク リッ クし ま す。
2. リストを見る」を ク リッ ク す る こと で 現 在 無 線 L A N ル ー タ ー に 接 続 されているクライアントの状 態を確認することができます。
3. クライアントの ネットワークへのアクセスをブロックするには 、対 象 の ク ラ イ ア ン ト を ク リ ッ ク し 、「 ブロック」を クリ ッ ク し ま す 。
22

3.1.3 USBデバイスの管理

本製品に搭載されているUSBポートでは、USBデバイスを接続する ことで 本 製品 に 接 続した複 数のコンピュー ターとファイルを共 有 すること が でき ま す。
ご参考:
この機能を使用するには、外付けHDDやUSBメモリー等のUSBスト レージデバイスを無線LANルーターのUSBポートに接続する必要が あります。本 製 品 がサ ポートするU SB ストレ ージ デバイスのフォーマ ットタイプや容量については、次のWeb サイトでご確 認ください。 http://event.asus.com/networks/disksupport
USBポートは同時にUSBドライブ2台、またはUSBプリンター1台と USBドライブ1台を接続することが可能です。
23
重要: 本 機能を使用するには、ネットワーククライアントがFT Pサイト/サ ードパーティのFTPクライアントユーティリティ、Servers Center、Samba 経由でUSBデバイスにアクセスできるよう、共有アカウントとアクセス権 を 作 成する 必 要 があります。 詳 しく は「 3.5 USBアプリケーションを使用する」を ご 覧 く だ さ い 。
USBデバイスの状 態を確認 する
1. ネット ワー クマップ」を ク リッ クし ま す。
2. USBデバイスのアイコンをクリックすることで無線L ANルーターに接 続されたUSBデバイスの状態を確認することができます。
ご参考:
U S B デ バ イ ス の 共 有 に つ い て 、詳 し くは「 3.5.1 AiDiskを使用する」を
ご覧ください。
本製品は、最大2TBまでの容量のUSBストレージデバイスに対応し
てい ま す。 (対応フォーマット: FAT16、FAT32、NTFS、ext2、ext3) 本 製 品がサ ポートするUS Bストレ ージ デバイスのフォ ーマットタイプ や容量については、次のWeb サイトでご確認ください。 http://event.asus.com/networks/disksupport
24
USBディスクを安 全に取り外す
重要: USBストレージデバイスを取り外す際は、必ず安全な取り外しを行っ
てから取り外してください。適切な取り外し操作を行わずにデバイスを切 断すると、デバイス上のデータが破 損する可能性があります。
手順
1. ネット ワー ク マップ」画面で取り外したいUSBデバイスをクリック しま す。
2 . 次 に「 ディスクを安全に取り外します」の「 取り外す」を クリ ック
し、デバイスを停止させてからUSB ストレージを取り外します。ま た は 、情 報 バ ナ ー の 択しま す。
を ク リッ クし 、対 象 の U S B デ バ イ ス を 選
25

3.2 ゲストネットワークを構築する

ゲ ストネットワ ーク は 、普 段 利 用して い る ネットワー クと は別 の 隔 離 されたネットワークをゲスト用に設定することで、安全にインターネ ットを 共 有 す る こと が で きま す。
ご参考: 本製品では、各周波数帯で3つずつ、合計9つのゲストネットワー ク設定を行うことができます。
手順
1. ゲストネットワ ーク」を ク リッ クし ま す。 2 . 新 たにゲ ストネット ワー ク を 作 成 する 周 波 数 帯 を 選 択し ま す。
3. 有効」を ク リッ クし ま す。
26
4. ゲストネットワークの設定を変更するには、「変更」を ク リ ッ クし ます。
5. ゲ ストネット 枠 を 有 効にし ま す か」の 項 目 が「 はい」に設定されて いることを 確 認しま す。
6. ネットワ ーク 名 ( S S I D )」の 欄 にゲ ストネット ワー ク用 の ネットワ ー ク名 を入 力しま す。
7. 認証方式」ド ロ ッ プ ダ ウ ン リ ス ト か ら 利 用 す る 認 証 方 式 を 選 択 し ます。
8. 選 択した認証 方式に応じて、暗号方式を選択しセキュリティキーを 入 力します。
9. アクセス時間 」にゲ ス トが ネ ット ワ ー ク に 接 続 可 能 な 合 計 時 間 を 入 力 し ま す 。 制 限 を 設 け な い 場 合 は 、「 無制限」を チ ェッ ク し ま す。
10. 「イントラネット のアクセ ス」の 有 効 / 無 効 を 設 定 し ま す。
11. すべての設定 が完了したら「適用」を ク リッ クし ゲ ス トネ ット ワ ー ク の 設 定を 適 用しま す。
27

3.3 トラフィックマネージャを使用する

3.3.1 QoS (Quality of Service) 帯域の管理

Quality of Service (QoS) 機能では、ネットワークを利用する多様な アプリケーションに対して、それぞれに適した帯域幅の指定や優先 度の 制 御 を行うことにより、ネットワークをより効 率的に活用するこ とが で きま す。
帯域の優先順位を設定する
1. Web GUI ナビゲーションパネル全般の「トラフィックマネージャー」 を 起 動 し 、「 QoS」タ ブ を ク リ ッ クし ま す 。
2 . ス イ ッ チ を ク リ ッ ク し て 、Q o S 機 能 を「 ON」に し ま す 。ア ッ プ ロ ー ド お
よびダウンロードの帯域幅を入力します。
ご注意: 帯域幅に関する情報はご契約のプロバイダーにご確認ください。
3. 保存」を ク リ ッ ク し 、設 定 を 保 存 し ま す 。
ご注意: ユーザ ー指 定ル ールリスト」は 上 級 者 向 け の 設 定 で す 。特 定 の ア プ リ ケ ー シ ョ ン や デ バ イ ス で の 制 限 を 設 定 し た い 場 合 は 、「 ユーザ ー定義の優先順位」 、「 ユーザー定義のQoS ルール」で 設 定 す る こ と が 可 能 で す。
28
4. ユー ザー 指定 ル ールリスト」の 画 面 に は 次 の デ フ ォル トオ ン ラ イ ンサービスのタイプが表示されます。 Web Surf、HTTPS、File Transfers ユ ー ザ ー 定 義 の Q o S ル ー ル を 追 加 す る に は 、画 面 右 上 の ド ロ ップ ダ ウ ン リ ス ト か ら「 ユーザー定 義のQoSル ール」 を ク リ ッ ク し 、サ ー ビ ス名、IP/MACアドレス、宛先ポート、プロトコル、Transferred、優先 度 を 設 定 後「 Add」ボタ ン を ク リッ ク し て 項 目 を 追 加 し「 適用」を ク リックし ます。
注意
Source IP/MAC アドレスは次の形式で入力します。
a) 特定のIPアドレスを入力する。 例: 192.168.122.1
b ) サ ブ ネ ッ ト マ ス ク 、ま た は 同 じ I P プ ー ル の ア ド レ ス を 入 力 す る 。
例: 192.168.123.* または 192.168.*.*
c) すべてのアドレスをアスタリスクで入 力するか、または空欄 状 態
にする。 例: *.*.*.*
d) MACアドレス(12桁の16進数) を2桁ずつコロン(:)で区切り入
力する。 例: 12:34:56:aa:bc:ef
宛先ポートは次の形式で入力します。
a) 特定のポートを入力する。 例: 95
b ) ポート 範 囲 を 指 定して 入 力 す る 。
例: 103:315、>100、<65535
Transferred」にはセクションごとのアップストリーム /ダウンストリ
ーム のトラフィック情 報 が 含ま れて いま す。この 項目 で は、特定の ポ ートに割り当てられているサービスのための特定の優先順位を生成 するた めに 、ネットワークトラフィックの 制限 をK B単 位で 特 定の サー ビスに 設 定 すること が できま す。 例: 2つのネットワーククライアント(PC1とPC2)がポート80でインタ ーネットにアクセスしている際、PC1がダウンロードタスクによってネ ットワークトラフィックの制限を超えた場合、PC1のネットワークのネ ットワー クトラフィックの 優 先 度は 低くなりま す。トラフィックの 制 限 を設定しない場合、この項目は空欄にします。
29
5. ユーザー定義の優先順位 」 で は 、「 ユーザー定義のQ oSルール」 で設 定した 5段階 の優 先度ごとに帯域 幅制 限を設 定することがで
きま す。
優 先 度 ご と の アップ ロ ード 帯 域 幅 の「 最小帯域幅制限」と「 最大帯
域幅制限」を 設 定しま す。数 値は 帯域 の割 合 ( % )で入 力しま す。
ご注意:
優先度の低いパケットは、優先度の高いパケットの通信を保証する
ために無視される場合があります。
ダウンロード帯域幅では優先度ごとの「最大帯域幅制限」を 割 合 ( % )
で設定します。アップストリームパケットの優先度を高く設定するこ とで、ダ ウンロード ストリーム パケットの 優 先度 も高くなりま す。
優先度の高いサービスのパケット通信が行われていない場 合、帯域
は優先度の低いサービスのパケット通信に割り当てられます。
6. 最優先パケットの項目から、優先度の最も高いパケットを選択 しま す。オン ラインゲ ームで のパフォーマ ンスを 重 視する 場 合 は、 「ACK」 、「 SYN」 、「 ICPM」を チ ェ ッ ク す る こ とを お 勧 め し ま す 。
ご注意: 帯域優先順位の設定を行う前に、QoS機能を「ON」に し 、ア ッ プ ロード帯域幅/ダウンロード帯域幅を設定してください。
30
Loading...
+ 69 hidden pages