Aprilia SPORTCITY 200, SPORTCITY 125 User Manual [ja]

SPORTCITY 125 - 200
8104893
© 2004 aprilia s.p.a. - Noale (VE)
安全に関するお知らせ
テクニカルインフォメーション
第一版 : 2004 年 8 月
発行と印刷 :
Via Risorgimento, 23/1 - Lugo (RA) - Italia Tel. +39 - 0545 35235 Fax +39 - 0545 32844 E-mail: deca@decaweb.it www.decaweb.it
監修 :
aprilia s.p.a.
via G. Galilei, 1 - 30033 Noale (VE) - Italia Tel. +39 - 041 58 29 111 Fax +39 - 041 44 10 54 www.aprilia.com
本マニュアル中使用されている以下の メッセージ表示は、それぞれ次のようなこ とを表します:
安全に関する警告のマークです。この
マークが車体もしくはマニュアルに 記載されている場合には、傷害の危険があ りますので注意してください。このマーク のあとに記されている事項を遵守しない と、本人、第三者および車体の危険を招く 恐れがあります。
重大な傷害もしくは死亡の危険性がある ことを表します。
軽度の傷害もしくは車体への損傷の危険 性があることを表します。
重要事項 本マニュアル中の " 重要 " と
いう用語は、大切なインフォメーションや 使用上の注意のはじめに記されています。
このマークの付いた作業は、車体の 反対側からも行う必要があります。
特に指示がない限り、パーツの取り付けは 取り外し作業の逆の手順で行なってくだ さい。
" 右 " 及び " 左 " という用語は車体にライ ダーが通常の位置で乗っていることを前 提としたものです。
警告 - 注意 - 一般的注意事項
エンジンを起動させる前に本マニュアル をよく読み、特に " 安全運転 " の項は注意 を払って読むようにしてください。
本人または他人の安全は、運転者本人が危 険に素早く対処出来る事だけでなく、運転 しているマシンを十分に把握しているこ とがとても大切で、マシンのベストコン ディションや安全運転の基礎をよく知っ ていることはとても重要です。 路上を安 全、かつ適確に操作しながら走行するため に、車両に慣れるようにしてください。
取り扱い+維持管理ブック SportCity 125 - 200
2
重要事項 このマニュアルは車体構成
の一部分とみなされ、中古販売の際にも必 要です。
aprilia は情報の正確さ、最新情報に関し て最大限の注意を払い、このマニュアルを 作成しました。最新情報と正確なデータに 最大限の注意を払いこのマニュアルを作 成していますが、デザインやモデル改良が 常に行われるため、購入された車両との多 少の違いが有る場合があります。
本マニュアルに記載されている情報に関す る詳細や疑問は最寄の aprilia 正規ディー ラーにお問い合わせください。
このマニュアルでは詳しく記述していな い点検や修理、 apriliaオリジナルパーツ、 アクセサリーパーツ、その他の製品の購入 に関してはもちろん、技術的アドバイスに ついても aprilia 正規ディーラーにご相談 ください。
aprilia社の製品をお選びいただき、まこと にありがとうございます。 当社車両でお客様が快適なライディングが できるよう心がけております。
このマニュアルの電子記憶、複製、流用に 対しては、全面的・部分的に関わらず、ま たその媒体、国籍を問わず、当社が権利を 保有しています。
重要事項 使用する国によっては公害防
止、防音規制のために定期的検査が行う必 要があります。
定期的検査が行われる国で車両をお使いの 方は:
- aprilia 社オフィシャルディーラーその
国の規制に適応した部品と交換するため
にオフィシャルディーラーまでお問い合
わせください。
- 定められた定期検査を行ってください。
重要事項 車両購入後、「スペアパーツ認
識ラベル」に記載された車体識別データを 下表に記入してください。 スペアパーツ認 識ラベルはフレームの右側のホース上部張 られています。読み取る際は中央フェアリ ングをはずす必要があります。41 ページ参 照 ( バッテリー・ヒューズケースカバーの 取り外し )。
識別データは次のとおりです:
- YEAR = 製造年 (Y, 1, 2, ...)
- I.M. = 修正コード (A, B, C, ...)
- COUNTRY CODES = 認定を受けている国 (I, UK, A, ...)
ご使用のモデルに合ったスペアパーツやア クセサリーのデータをこれにより aprilia 正規ディーラーにお知らせください。
説明文中に出てくるシンボルは以下の意 味を示します:
W
125 cm3モデル
j
200 cm3モデル
J オプションパーツ
各国向け仕様:
+ イタリア 2 シンガポール 4 イギリス P スロベニア > オーストリア F イスラエル M ポルトガル e 韓国 ( フィンランド - マレーシア $ ベルギー @ チリ A ドイツ * クロアチア
C フランス # オーストラリア ' スペイン R アメリカ
) ギリシャ g ブラジル
/
オランダ
1
南アフリカ共 和国
6 スイス K ニュージーランド & デンマーク % カナダ , 日本
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3
目次
安全に関するお知らせ ................. 2
テクニカルインフォメーション ......... 2
警告 - 注意 - 一般的注意事項 .......... 2
基本安全ルール .................... 6
服装 .............................. 8
アクセサリー ...................... 8
荷物 .............................. 9
主要部品の配置 ...................... 10
操作装置とメーター類の配置 .......... 12
メーターパネル ...................... 12
計器およびインジケーター類 ( 表 ) . 13
主要操作装置 ........................ 14
ハンドル左側のエレクトリックコント
ロール ........................... 14
ハンドル右側のエレクトリックコント
ロール ........................... 14
イグニッションスイッチ ........... 15
ステアリングロック ............... 15
補助装備 ............................ 16
デジタルマルチ機能コンピューター . 16
かばん、荷物掛けフック ........... 17
盗難防止フック ................... 17
シートロックの掛け方・外し方 ...... 17
追加トランク J ................. 18
小物入れスペース ................. 18
ツールキット ..................... 18
主要部品 ............................ 19
燃料 ............................. 19
潤滑油 ........................... 19
ブレーキオイル - 注意事項 ........ 20
ディスクブレーキ ................. 20
冷却液 ........................... 22
タイヤ ........................... 24
マフラー / 排気マフラー ........... 25
車両使用上の注意 .................... 26
走行前の点検 .................... 26
エンジンの始動 .................. 27
発進と走行 ...................... 29
慣らし運転 ...................... 31
停車 ............................ 31
パーキング ...................... 32
スタンドの立て方 ................ 32
盗難防止のために ................ 33
メンテナンス ........................ 33
定期管理表 ...................... 34
車体認識番号 .................... 36
エンジンオイル量の点検と補充 .... 37
エアクリーナー .................. 38
ブレーキパッドの摩耗の点検 ...... 39
前後サスペンションの点検 ........ 40
後部サスペンションの調整 ........ 40
バッテリー・ヒューズケースカバーの取
り外し .......................... 41
エンジンインスペクションカバーの取り
外し ............................ 41
フロントフェアリングパネルの取り外し 42
アイドリングの調整 .............. 42
アクセルグリップの調整 .......... 43
点火プラグ ...................... 43
バッテリー ...................... 44
バッテリーを長期間使用しない時 .. 45 ターミナルおよび電極の点検と清掃 45
バッテリーの取り外し ............ 46
バッテリ-電解液レベルのチェック 46
バッテリーの充電 ................ 46
バッテリーの取り付け ............ 46
ヒューズの交換 .................. 47
スイッチ類の点検 ................ 48
ヘッドライト光線の垂直調整 ...... 48
電球 ............................ 49
電球の交換フロントターンインジケー
ター ............................ 49
ヘッドライト電球の交換 ........... 50
テールランプの電球の交換 ......... 51
輸送の際の注意事項.................. 52
燃料の抜き取り ................... 52
清掃................................ 53
長期間の未使用 ................... 54
テクニカルデータ.................... 55
指定油脂類表 ..................... 58
配線図 - SportCity 125 - 200 ..... 60
配線図目次 - SportCity 125 - 200 . 61 正規ディーラーおよびサービスセ
ンター ........................... 64
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4
基本安全ルール
乗物を運転するためには、法律によって定 められた必要条件全てを所持することが 必要です ( 運転免許証、年齢、精神的・身 体的 能 力、保険証、車両登録証、納税 証 明、ナンバープレートその他 )。
まずは交通量の少ないところ、または私有 地を利用し、車両になれるようにしましょ う。
医薬品、アルコール、麻薬、精神安定剤な どの服用は交通事故を起こす原因となり ます。 自分が精神的、体力的に運転できる 状態か、睡眠を十分に取ったかなどを自分 で確認するようにしましょう。
取り扱い+維持管理ブック SportCity 125 - 200
6
路上事故の多くは運転手の経験不足が原 因です。
車両を絶対初心者に貸さないでください。 貸す場合は運転するための必要書類を全 て所持している事を確かめてください。
国や自治体が定めた道路交通法、交通標識 を守り運転してください。 自分や第三者に危険なハンドルさばき ( 例:前輪を浮かせる、速度制限を守らな い、など ) を避けてください。路面や視界 の状態の確認を常にしてください。
障害物を避けて走行してください。車両損 傷の原因となったり、コントロールを失っ たりする原因となります。
空気抵抗を減らす目的で先行車のすぐ後 ろを走行するようなことはやめてくださ い。
運転する時は常にハンドルから手を離さ ず、両足をステップに乗せ、正しい姿勢で 運転してください。
運転中は絶対にシートから腰を上げたり、 足を伸ばしたりしないでください。
ONLY ORIGINALS
運転中に周囲の人や事物に気を取られた り、他の行為 ( 喫煙、飲食、読書など ) を することはやめてください。
潤滑油表で定められた燃料、潤滑油のみを 使用し、 定期的に燃料、オイル、冷却液のレベル チェックを行ってください。
事故に巻き込まれ、衝突、車両転倒した場 合は、コントロールレバー、パイプ、ワイ ヤー、ブレーキシステムやねじなどのパー ツが損害を受けていないか確認してくだ さい。
必要な場合は、フレーム、ハンドル、サス ペンション、セキュリティー部門などは個 人では十分に点検できないので、aprilia 正規ディーラーに検査を依頼してくださ い。
テクニカルサービスの調整、修理作業を万 全に行なうために、どのような不具合も漏 らさずお知らせください。
車両に損傷があり、安全走行が保証できな い場合は絶対に車両を運転しないでくだ さい。
ポジション、角度を変えたり、ナンバープ レート、方向指示器、ライト、警告ホーン などの色を変えたりしないでください。
車体の改ざんは保証契約を無効にします。
車体の改造、オリジナルパーツの取り外し は違法な上、車体の安全性を減少させま す。
車両装備は国や自治体が定めた法律、規則 に従うことを推奨します。
車両本来の仕様を変更したり、性能を向上 させるための改造は絶対にしないでくだ さい。
他の車両との競争は決してしないでくだ さい。
道路外での走行を避けてください。
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7
服装
出発前には必ずヘルメットをしっかりと 着用してください。 なお、ヘルメットは保 安基準認定品で、損傷などがなく、形やサ イズが適したものであり、バイザーに汚れ のないことを確認してください。
服装は身体を保護する服を着用してくだ さい。 転倒した場合でも他のドライバー から見えやすいように、なるべく明るい 色、または反射素材の物がよく、体を十分 に保護するものを選んでください。
服装は身体にぴったりするもので、手首、 足首の部分が締まる形のものをお薦めし ます。紐、ベルト、ネクタイなどが緩んで 走行中に可動部分に巻き込まれ、運転に支 障を及ぼすことのないよう注意してくだ さい。
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8
転倒した時に危険となるようなものをポ ケットにいれないでください。 例:鍵、ペン、ガラス瓶など、角の尖った もの ( 同乗者についても同様です。)
アクセサリー
車両所有者は付属品の使用と設置、選択な どのすべてに責任を持ってください。 付属品取り付けの際には、クラクションや ライトなどを覆ったり、機能を損なわせた り、サスペンション・ストローク、操縦角 度、車高などの制限を守らなかったり、コ ントロールを失ったり、コーナリング時の 接地が低くなりすぎたりしないよう注意 してください。 運転操作の邪魔になるようなアクセサ リーの使用は避けてください。緊急操作の 際の反応時間を遅らせ、事故の原因になり ます。 大きすぎるフェアリング、フロントガラス などの設置は高速走行時に空気抵抗が増 し、車体の安定性が減少します。
危険を避けるため、付属品がしっかり設置 されていることを常に確かめてください。 電流容量を超えるような電装パーツの追 加、電気系統の改造はしないでください。 電気的負荷が過重になり、車両が突然停止 したり、ライト類や警告ホーンの作動に必 要な電流が不足する危険な事態を招きま す。アプリリア社はオリジナル付属品の使 用を推奨します。 aprilia (aprilia genuine accessories).
荷物
荷物は大きさと重量に注意して適切に搭 載してください。 積荷は車両の重心に近 く、また左右の重量配分が等しくなるよう にします。 そして積荷が車体にしっかりと 固定されていることを確認します。長距離 ツーリングの際は特に注意してください。
大きいもの、重いもの、危険なものをハン ドル、フェンダー、フロントフォークなど に吊り下げないでください。カーブでの反 応が鈍くなる他、操縦性が損なわれます。
車体の両脇に重い荷物やヘルメットを掛 けないで下さい。歩行者や障害物にあたっ て、車体のバランスを失う危険がありま す。
車体にしっかりと固定できない積荷は運 ばないでください。
後部の荷物ラックから大きくはみ出たり、 またライト類、ホーンなどを覆うような積 荷は運ばないでください。
荷物ラックや小物入れに子供や動物を載 せて運ばないでください。
各荷物ラックの許容重量を超えないよう にしてください。
過荷重になった車両は安定を失い、操縦性 も悪くなります。
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9
主要部品の配置
1 4
13
12
各部名称
1) エキスパンションタンク
2) クーラントエキスパンションタンクキャップ
3) リアブレーキオイルタンク
4) 左バックミラー
5) かばん、荷物掛けフック
6) エアクリーナー
7) 中央スタンド
取り扱い+維持管理ブック SportCity 125 - 200
10
32
5
6
7
9 811 10
8) エンジンオイルタンクキャップ
9) パッセンジャーフットレスト
10) バッテリー
11) ヒューズケース
12) フレームナンバー
13) フロントフェアリングパネル
13
1
2
3
4
5
6
7
各部名称
1) 乗客用クラブバー
2) シート
3) 燃料タンク
4) 燃料タンクキャップ
5) 右バックミラー
6) フロントブレーキオイルタンク
12
11
10
7) 警告ホーン
8) 小物入れスペース
9) イグニッションスイッチ / ステアリン グロック
10) バッテリーケースカバー
11) 点火プラグ
9
8
12) 右リアフットステップ
13) 盗難防止フック (“Body-Guard”
aprilia J ケーブル装備用 )
取り扱い+維持管理ブック SportCity 125 - 200
11
操作装置とメーター類の配置
120
100
80
70
60
80
50
40
60
30
20
40
10
0
20
0
メーターパネル
1 2 3
140
120
100
70
60
80
140
160
90
100
km/h
MPH
AM PM
MilesKm
TRIPODO
50
40
60
30
20
40
10
20
160
80
90
100
km/h
MPH
AM
0
0
Miles
TRIPODO
PM
Km
4
5
6
各部名称
1) ハンドル左側のエレクトリックコントロール
2) リアブレーキレバー
3) フロントブレーキレバー
4) スロットルグリップ
5) ハンドル右側のエレクトリックコントロール
6) イグニッションスイッチ / ステアリングロック (
7) メーターパネル
取り扱い+維持管理ブック SportCity 125 - 200
12
--+)
345672 1
12 7
11
10 89
各部名称
1) ターンンジーケーター警告灯 (
( ) グリーン
2) ハイビーム表示灯ブルー
3) 燃料警告灯 ( ) オレンジ
4) サービス時期インジケーター
5) オイルプレッシャーインジケーター
6) デジタル時計
7) デジタルマルチ機能コンピューター
8) 冷却液温度インジケーター
9) マルチ機能インジケーター:オドメーター (ODO) / トリッ プメーター (TRIP) / バッテリーテンション (
 )
10) 燃料レベルインジケーター
11) 警告ランプ ( ) レッド
12) スピードメーター
計器およびインジケーター類 ( 表 )
重要事項 キーを ON () にした時、全ての警告・表示灯、ダッシュボードライト、デジタルディスプレーが機能チェックのために
3 秒間つきます。
項目 機能
左ターンインジケーター
エンジン油圧力警告灯
左または右へ曲がるための方向指示ランプが正しく付いている時に点滅します。 エンジンオイルプレッシャーが低い時に点灯します。 この場合、エンジンを直ちに停止させ、aprilia
規ディーラーにお問い合わせください。
スピードメーター
ハイビーム表示灯
燃料レベル警告灯
燃料レベル表示器
デジタル時計
冷却液温度インジケーター
警告ランプ
サービスアイコン
マルチ機能インジケーター
走行速度を示します。
高いほうのヘッドライトが付いている時、または警告用ハイビーム(PASSING )を付けた時に点灯します。
燃料タンク内のガソリン量が 1,2 リットルになった時に点灯します。 この場合にはすぐに燃料補給をしてください。19 ページ参照 ( 燃料 )
おおよその燃料量を示します。
現時刻を表示します。
エンジン冷却液の温度を示します。 最初のレベルが点灯すると発進するために十分な温度になった事を示します。. 通常の運転中温度の矢印は中央に位置します。レッドゾーンにある場合はエンジンを停止し、冷却液のレ ベルをチェックします。22 ページ参照 ( 冷却液 )
冷却液温が許容値を超えた場合には、エンジンに重大な損傷を与えることがあ ります。
数値が許容値以外であるなど、何らかの異常をセンサーが読み取るとデジタルディスプレイ上のアイコン と共に点灯します。点灯した場合には異常個所を見つけ出し、対処してください。
定期点検時期が近づくと点灯します。
総走行距離 ( オドメーター ) (ODO)、トリップメーター (TRIP) またはバッテリーテンション ()を表
)
示します。 16 ページ参照 ( デジタルマルチ機能コンピューター )。
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13
主要操作装置
1
4 3
ハンドル左側のエレクトリックコント ロール
2
重要事項 インジケーター、ライト等の
電装パーツはイグニッションキーが " の位置にないと機能しません。
1) PASSING ボタン (PASSING)を押すとハイビームが点滅し ます。
)
"
重要事項 パッシングを停止するには
ボタン“ “ を放します。
2) 警告ホーンボタン () 押すと警告ホーンが鳴ります。
3) ターンインジケータースイッチ ( 左に出すにはスイッチを左にずらし、 右に出すにはスイッチを右にずらしま す。ウィンカーを停止するにはこのス イッチを押します。
)
( )
4) ライト切り替え (
ハイビームボタン (PASSING )
” の時にはロービーム、“”の時
にはハイビームが点滅します。
ハンドル右側のエレクトリックコント ロール
 - ) /
)
重要事項 インジケーター、ライト等の
電装パーツはイグニッションキーが " の位置にないと機能しません。
5) MODE ボタン MODE ボタンを左にずらすとダッシュ ボードのスイッチが点きます。
6) エンジンストップスイッチ (
7) スタートボタン ( ) “
“ボタンを押すことによりスター
ターがエンジンを始動させます。 ス タート方法は 27 ページ参照 ( エンジン の始動 )。
"
-)
MODE
657
走行中には絶対にこのエンジンストップ スイッチ“ さい。
このスイッチは安全のため、または緊急 時に使用します。 スイッチが“ 始動が可能で、“ が停止します。
エンジンを止めた状態でイグニッション スイッチが“ リーが放電する恐れかあります。 車両を停止し、エンジンを切った後、“ の位置にスイッチを置いてください。
 - ”を操作しないでくだ
”にある時のみエンジン
”の時にはエンジン
”の位置にあるとバッテ
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14
イグニッションスイッチ
イグニッションスイッチ(1)は右側のス テアリングバーの近くにあります。
重要事項 キー(2)はイグニッション
スイッチ、ステアリングロック、シート ロック、小物入れトランクの開閉などをし ます。納車時には計 2 本のキー (1 本はス ペアキー ) がついています。
重要事項 スペアキーは車両と別の場
所に保管してください。
ステアリングロック
走行中は絶対にキーを"+" の位置に回さない でください。車体のコントロールを失う危険 があります。
機能
ステアリングロックは次の手順で行なっ てください :
ハンドルを左側いっぱいに切ります。
キー(2) を “”の位置まで回します。
重要事項 キーとハンドルを同時に回し
ます。
キー (2) を押し、時計と逆方向に(左側 に)まわし、キー (2) が “ 来るまでハンドルをゆっくり回します。
キーを引き抜きます。
位置 機能 キーの抜き取
ステアリン
+
ステアリン グロック
グがロック されていま す。 エンジ ン作動およ び、ライトを つけること は出来ませ ん。
エンジン作 動および、ラ イトをつけ ることは出 来ません 。
エンジン作 動および、ラ イトをつけ ることが可 能です。
+”の位置に
キー抜取り可 能。
キー抜取り可 能。
キー抜取り不 可能。
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15
補助装備
1
AM PM
Km
Miles
TRIPODO
デジタルマルチ機能コンピューター
マルチ機能インジケーターの機能
ハンドルバー右側にあるModeボタン (2) で 数々の機能を選択する事が出来ます:時計 の設定、オドメーター機能 (ODO)、トリッ プメーター (TRIP)、バッテリーテンション 値、トリップメーターのリセット
オドメーター機能 (ODO)
ダッシュボードが点いた時点で、マルチ機 能ディスプレイ (1) 上にオドメーター (ODO) 機能が表示されます。
トリップメーター機能 (TRIP)
オドメーター機能 (ODO) が表示されている 状態から Mode ボタン (2) を押すとトリッ プメーター機能 (TRIP) が表示されます。 数値をリセットするには 3 秒以上 Mode ボ タン (2) を押し続けます。
MODE
2
バッテリー電圧
オドメーター機能が表示されている状態 から Mode ボタン (2) を 2 回押すとバッテ リー機能が表示されます。
Km から Mi( マイル ) 表示への変換
マルチ機能ディスプレイ (1) 上にバッテ リーテンションが表示されている状態か ら、Mode ボタン (2) を 10 秒以上押し続け る事によってキロメートル (Km) 表示から マイル (Mi) 表示に変換する事が出来ます。 ボタンを押している最中に、現在使用され ている単位が点滅します。10 秒以内にボタ ンを放すと変換は実行されません。
時計の設定
重要事項 安全確保のため、この操作は
車両が停車状態の時のみ実行できます。 Mode ボタン (2) を 3 秒以上押し続けます。
時と分表示間の点線が点滅し始めます。 時間を設定します。Mode ボタン (2) を押す
ごとに数値が増えます。 分の設定に移るには Mode ボタン (2) を 3 秒
以上押します。Mode ボタン (2) を押すごと に数値が増えます。
Mode ボタン (2) を 3 秒以上押すと時間設定 に戻ります。
3 秒間ボタンを押さないでいると自動的に 時計設定機能から出ます。
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16
5
2
3
1
かばん、荷物掛けフック
車両の操作、足元の動きを妨げ、とても危 険ですので、大きなカバンやかさの大きい 袋、包みなどはフックに掛けないでくださ い。
カバン、荷物掛けフック(1)は前部スクー ドの内側にあります。
最大載積重量:  1,5 kg
盗難防止フック
盗難防止フック (2) は車両の右側、乗客用 フットステップの近くにあります。
車両の盗難防止のために シャルディーラー
-
“Body-Guard”装備ケーブル (3) のご使
aprilia 社オフィ
にて購入可能な
aprilia
用を推奨します。.
このフックは停車時の盗難防止用のみに 設計されたのもですので、車体を持ち上げ るのに使ったり、他の用途に使ったりしな いで下さい。
4
シートロックの掛け方・外し方
機能 シートロックの外し方 :
中央スタンドを使って車体を立てます。
シートスイッチにキーを差し込みます。
キー (4) を反時計回りに回します。
シート (5) を持ち上げます。
・シートをロックするにはシートを下
げ、ロックが掛かるまで軽く押します
(強く押しすぎないよう注意してくださ
い)。
車両を運転する前にはシートがロックさ れているか、よく確かめてください。
取り扱い+維持管理ブック SportCity 125 - 200
17
21
3
追加トランク J
トランクオープニングロックにキーを 差し込みます。
キーを反時計回りに回します。
ヘルメット収納トランクカバー (5) を持 ち上げます。
ヘルメット収納トランクカバーを閉める には、カバーを下げ、ロックが掛かるま で軽く押します。(力を入れすぎないよう 注意)
運転を始める前にトランクカバーが確実 にロックされているかをよく確認してく ださい。
aprilia オリジナルトランクを装着する際 には車両の安定性を保つため、 ハンドル バー上につりあいを取るためのおもりを つけます。
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18
小物入れスペース
ハンドルの下、スクード内側にあります。 あけるには:
シートロックの鍵穴にキー (1) を挿し込 みます。
キーを時計回りに回し、トランク(2)を 開けます。
トランクを閉める前に、中にキーを置き忘 れていないか確認してください。 トランク(2)は持ち上げ、押すと閉まり ます。 キーは必要ではありません。
最大載積重量:  1,5 kg
ツールキット
ツールキット (3) はシートの下に固定され ています。
17 ページ参照 ( シートロックの掛け方・ 外し方 ) シートを持ち上げてください。
ツールキットの内容は:
- ツールケース
- ドライバー “Fiat”タイプ l=128;
- ドライバーハンド ;
- アレンレンチ 3 mm
- ショックアブソーバー用レンチ
- シール12mm付きスパークプラグ用レンチ 16x140 mm
- スピンドル 8x120 mm
主要部品
燃料
エンジン内で燃焼される燃料は、非常に燃 えやすく、危険なコンディションでは爆発 の恐れもあります。燃料補給やメンテナン スは換気のよい場所でエンジンを止めた 状態で行なってください。 火災や爆発を 避けるため、補給の間など燃料の蒸気の近 くで喫煙したり、炎、火花、その他、あら ゆる高熱物を燃料に近づけたりしないで 下さい。また、給油の際には注入口から燃 料をこぼさないように注意してください。 こぼれた燃料が熱いエンジン外壁に触れ ると引火する危険があります。万一燃料が 少しでもこぼれた場合には、エンジンを始 動させる前にその部分を完全に乾かして ください。燃料は暑さや太陽熱で膨張しま す。 決してタンクから溢れそうなほど一杯に は入れないでください。補給後は、キャッ プをよく閉めてください。 ホースを使用 して、燃料を他の容器に移すときなども、 口に含んだり、肌に触れたり、蒸気を吸っ たりすることを避けてください。
環境汚染を防ぐために、燃料を所定の場所 以外に放置しないで下さい。
子供の手の届かない場所に保管してくだ さい。
1
燃料タンク容量 ( リザーブタンク含む )8,5 リットル :
タンク補助 : 1,2 リットル 燃料キャップの開け方:
17 ページ参照 ( シートロックの掛け方・ 外し方 ) シートを持ち上げてください。 21 ページ参照(シートロックの掛け方・ 外し方)
燃料キャップ(1)を回して開けます。
潤滑油
メンテナンスの際はゴム手袋の着用をお 薦めします。
子供の手の届かない場所に保管してくだ さい。
環境汚染を防ぐために、オイルを定められ た場所以外に放置しないで下さい。
取り扱いには、十分注意してください。 オイルを撒き散らさないように注意して ください!整備中の部品やその周りにオ イルをつけないように注意してください。 オイルが付着した場合は丁寧に拭き取っ てください。液漏れや正常に機能しない場 合は、aprilia 正規ディーラーまでご相談 ください。
トランスミッション(変速機)オイル
トランスミッションオイルのレベル チェックを 6000km(3750mi)ごとに行ない ます。
最初の 1000km(625mi)後、オイル交換を 行い、その後は、24000km(15000mi)ごと に行ないます。
点検と交換は、aprilia 社のオフィシャル ディーラーに連絡してください。
燃料はガソリン (4 Stars
) 、または最
低オクタン価 95 (N.O.R.M.) 及び 85 (N.O.M.M.) の無鉛ガソリンを使用してく ださい。
オイルを毎日使用したり、長い間使用した りすると、肌に危害をきたす恐れがありま す。 使用後は、必ず手をよく洗って下さ い。
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エンジンオイル
37 ページ参照 ( エンジンオイル量の点検と 補充 ) エンジンオイルのレベルチェックは 定期的に行ってください。
重要事項 58 ページ参照 ( 指定油脂類
表 ) 5/w 40 という種のエンジンオイル を使用する。
エンジンオイルを補給する時は、“MAX”レ ベルを越えないように注意します。 最初の 1000km(625mi)でオイル交換を行 ない、その後は :
- 6000km(3750mi) ごとに交換
- エンジンオイルのレベルを定期的に点検 します、37 ページ参照 ( エンジンオイル 量の点検と補充 )。
交換は、aprilia 社のオフィシャルディー ラーに連絡してください。
ブレーキオイル - 注意事項
重要事項 この車両は、フロント、リア
別々のディスクブレーキを装備していま す。 以下の説明は一つのブレーキ系統につい てですが、内容はフロント、リア共に共通 です。
ブレーキレバーの突然の抵抗やクリアラ ンスは、水圧回路システムに問題がありま す。 ブレーキシステムに問題があるときや通 常のコントロールができない場合は、 aprilia 社のオフィシャルディーラーに連 絡してください。
特にコントロールや維持管理などを行 なった後は、ブレーキのディスクとフリク ションの部品の埃や油汚れに十分注意し てください。 ブレーキパイプがねじれていたり破損し たりしていないかよく確かめます。
子供の手の届かない場所に保管してくだ さい。
環境汚染を防ぐために、所定の場所以外に 液を放置しないでください。
ディスクブレーキ
ブレーキは、安全を守る主機能です。常に パーフェクトのコンディションに管理し、 出発の前にチェックを怠らないようにし て下さい。
ディスクが汚れていればパッドも汚れ、そ の結果、ブレーキ機能に問題が起こること になります。パッドが汚れた場合は、すぐ に交換し、ディスクの汚れは、高度の油汚 れおとしを使用して拭き取ります。
ブレーキ液は、2 年ごとにアプリリア社オ フィシャルディーラーに依頼して交換し てください。
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