Yamaha MG4FX User Manual

MIXING CONSOLE
MIXING CONSOLE
取扱説明書
取扱説明書
ステップアップガイド
−ミキ サ ーを 最大限に活用する− (P7〜P18)
JA
水に注意
異常に気づいたら
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然 に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しないでくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するため に、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って接続 すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源アダプターは、必ず指定のもの(PA-20)を使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲げた り、傷つけたりしない。また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
禁止
分解禁止
この 機器の内 部を 開けたり、内部 の部品を分解 したり改造したりし
ない。
禁止
感電や火災、けが、または故 障の原 因に なります。異常 を感じた 場合
など、点検や修理は、必ずお 買い上 げの販売店ま たは巻末のヤマハ電
気音響製品サ ービス拠点にご依頼 ください。
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
警告
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損
注意
害が発生する可能性が想 定される」内容です。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。ま た、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源コードやプラグがいたんだ場合、または使用中に音が出なく なったり 異常なにおい や煙が 出たりした場 合は、すぐに電 源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの 販売店または 巻末のヤマハ電気音響製品 サービス拠点 に点検を
ご依頼ください。
この機器や電源アダプターを落とすなどして破損した場合は、す ぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの 販売店または 巻末のヤマハ電気音響製品 サービス拠点 に点検を
ご依頼ください。
MG12/4FX
2
電源 / 電源コード
接続
使用時の注意
注意
必ず実行
必ず実行
必ず実行
禁止
設置
必ず実行
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセ ントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
電源プ ラグ を抜 くと きは、電源 コード を持 たず に、必ず電源プ
ラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火 災の原因になることがあります。
電源アダプターは、この機器から 50cm 以上離す。
この機器に雑音が生じる場合があります。
電源アダプターは、布や布団で包んだりしない。
熱がこも ってケ ースが 変形し、火災の原因に なるこ とがあ りま す。
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケーブル をすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したりするおそれ があります。
必ず実行
禁止
禁止
禁止
他の機器と接 続する場合は、すべての電源を切っ た上で行なう。 また、電源 を 入 れた り 切っ たりする前に、必ず機器の音量(ボ
リューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
この機器のパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器のパ ネルのすき間 から金属や紙 片などの異物 を入れな い。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあります。入った 場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセ ントか
ら抜いた上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響 製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間ヘッドフォンやスピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
禁止
禁止
禁止
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によっては、発振したりスピーカーを破損したりす る原因になることがあります。
直射日光のあ たる場所(日中の車内など)やストーブの近 くなど 極端に温度が 高くなると ころ、逆に 温度が極端 に低いところ、ま
た、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原 因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがをした りする原因になります。
テレ ビ やラ ジ オ、ステレオ、携 帯電 話な ど他 の電 気製 品 の近
くで使用しない。
この 機器 また はテ レビ や ラジ オな どに 雑音 が生 じる 場 合が
あります。
禁止
この機器の上 にのったり 重いものを のせたりしな い。また、ボタ ンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたりする原 因になります。
MG12/4FX
3
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。(IEC60268 規格に基づいています) 1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
INSERT I/O 端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおりです。 Tip:OUT、Ring:IN、Sleeve:GND
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも 微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設計されています。こ の製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。 スイッチ、ボリュームコントロール、接続端子など の消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消耗部品の交
換は、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
■ 音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を十分にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよくと おり、とくに低音は床 や壁などを伝わりや すく、思わぬところで迷 惑をかけてしまうこ とがあります。夜間の演 奏にはとくに気を配 りま しょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
ヘッドフォンをご使用になる場合は、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
* 本書に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標および商標です。
* この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。
市販の音楽 / サウンドデータは、私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用することが禁じら れています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いいたします。
MG12/4FX 4

はじめに

はじめに
このたびは、YAMAHA ミキシングコンソール、MG12/4FX をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。 MG12/4FX は、多彩なインプットチャンネルを装備しているので、幅広 い音楽シーンに応用できます。また、高品位デジタ ルエフェクトを内蔵していますので、本格的な音作りが実現できます。
MG12/4FX の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用い ただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ず お読みください。お読みになったあとは、保証書とともに保管してください。
目次
はじめに 5
目次 ................................................................................................ 5
特長 ................................................................................................ 5
電源の準備 ....................................................................................6
電源を入れる ................................................................................6
ステップアップガイド 7
1. ミキサーの基礎知識.............................................................. 7
2. 入力された信号の流れ....................................................... 11
3. 「クリアなミックス」にするためのレベル調整 .............. 12
4. 外部エフェクト、モニターミックス、
グループについて............................................................... 14
5. より良いミックスのためのノウハウ................................ 16
6. MG12/4FX の内蔵エフェクターを使う ....................... 18
各部の名称と機能 19
チャンネルコントロール部 ......................................................19
マスターコントロール部 ..........................................................21
リア入出力部 ............................................................................. 23
セットアップ 25
セットアップにあたって ..........................................................25
セットアップ例 ......................................................................... 25
ラックマウント ......................................................................... 27
付録 28
仕様 ............................................................................................. 28
寸法図 ......................................................................................... 30
ブロック / レベルダイアグラム ............................................... 31
特長
インプットチャンネル ........................... 23 ページ
最大 6 つのマイク / ライン入力や、最大 4 つのステレオ入力に対 応しています。たとえば、マイク 4 本、ステレオ機器 4 台を接続 したり、マイク 6 本、ステレオ機器 2 台を接続したりするなど、 マイクからラインレベル機器、ステレオ出力のシンセサイザーま で幅広い機器を組み合わせて使用できます。
ファンタム電源 (+48 V) ...................... 21 ページ
PHANTOM スイッチをオンにすると、マイク入力端子に一括し てファンタム電源を供給することができます。外部電源の必要な コンデンサーマイクも手軽に接続できます。
高性能デジタルエフェクト ..................... 22 ページ
内蔵のエフェクトを使用すると、MG12/4FX だけでもバリエー ション豊かな音作りができます。EFFECT SEND 端 子も装備し ていますので、外部エフェクターも使用できます。
AUX センドとステレオ AUX リターン
.............19、21 ページ
AUX SEND 端子からフェーダー調節後の信号を外部のシグナル プロセッサーに送ったあと、外部で加工したステレオ信号を RETURN 端子を経由して戻すことができます。また、各チャン ネルの PRE スイッチをオンにすると、フェーダー調節前の信号 をAUX SEND 端子からモニター信号として出力できます。
ラックマウント..................................... 27 ページ
MG12/4FX にラックマウン ト金具が 付いて いるので、簡単に ラックにマウントできます。用途に応じて、いろいろなセットアッ プに対応できます。
MG12/4FX
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はじめに

電源の準備

本体の電源スイッチが切れている(スタンバイになっている)
1
ことを確認します。
電源 アダプタ ーをご使 用になる ときは、付属 のアダプ ター (PA-20) をご使用ください。 ほかの電源アダプターの使用は故障、発熱、発火などの原因 になります。このようなときは、保証期間内でも保証いたし かねる場合がございますので、十分にご注意ください。
電源アダプターのプラグをリアパネルの AC ADAPTOR IN
2
(電源アダプター接続)端子に差し込んだあと (1)、固定リン
グを時計回りにまわして固定します (
2
2
)

電源を入れる

電源スイッチを「ON」側に押すと、電源が入ります。
「STANDBY」側に押すと電源が切れます。
電源スイッチが「STANDBY」の状態でも微電流が流れてい ます。 本機を長時間使用しないときは、必ずコンセントから電源ア ダプターを抜いてください。
121
アダプターの電源プラグを家庭用 (AC100 V) コンセントに
3
しっかり差し込みます。
本機を使用しないときや落雷の恐れがあるときは、必ずコ
ンセントから電源アダプターを抜いてください。
電源アダプターは、本機から50cm 以上離してご使用くだ
さい。電源アダプターと本機を近づけた状態でご使用にな ると、ノイズが生じる場合があります。
6
MG12/4FX

ステップアップガイド

■ミキサーを最大限に利用する
せっかく手に入れたミキサ ーをフル活用しな い手はない!ミキサーを触るの が初めてでも、読み終えれば「脱ビギナー」。このステップアップガイドでは、 ミキサーの基本的な知識か ら、本機を使ってより 良いパフォーマンスを得る ためのノウハウ、効果的なミックス方法について説明しています。
* ミキサーのセットアップ例について詳しくは、P25 の「セットアップ例」をご覧ください。

1. ミキサーの基礎知識

ステップアップガイド
ミキサーとは「入力された信 号をミックスし、レ ベル(音量)のバランスを調節して、信号 を送り出す装置」です。この章で は、ミキサーの基礎知識について説明していきます。
1-1. 信号レベルとデシベル (dB) について
人間の耳に聞こえる最も小さな音を1とすると、人間が聞くことのできる最も大きな音はおよそ 1,000,000 にもなります。これでは桁が多 すぎて、音量を表すのに不便です。そこで、デシベル(dB)という単位を使って「最小の音と最大の音の差は 120 dB」 と表現します。
dB とは、ある基準レベルを 0 dB としたときの相対的な値です。音響機器では、音声を電気信号として扱います。dB の仲間の dBu という単 位で表すのが一般的で、0.775 V を基準レベル(0 dBu) としています。マイクの出力は、とても微弱で数 mV( –60 dBu 〜 –30 dBu)程 度です。これに対してミキサーの最大出力は、12 V( +24 dBu)程度にもなります。
+ 20 dBu
ミキサーやパワーアンプなどのプロ用の音響機器には、規定(標準)レベル +4 dBu のライン入出力 端子があります。
0.775 V
0 dBu
-
20 dBu
-
40 dBu
-
60 dBu
キーボードなどには、規定(標準)レベル
マイクの信号レベルは、音源によってさまざまです。 一般のスピーチでは を間近で収音すると 0 dBu に達することもあります。
30 dBu 程度ですが、鳥のさえずりなどは –50 dBu 以下であったり、ドラム
10 dBu のライン入出力端子があります。
MG12/4FX
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ステップアップガイド
ミキサーで扱う信号にはさまざまなレベルがあります。 音響機器をつなぐときは、それぞれの規定(標準)出力レベルと規定(標準)入力レベルをできるだけ合わせます。ミキサーの多くの入力端子
には、GAIN(ゲイン)コントロールがあります。 ノイズの少ないクリアな音作りのために、接続する機器の出力レベルに合った入力端子を使いましょう。
小さすぎ
適正レベル
入力信号
大きすぎ
ゲインコントロール
出力信号
1-2. バランスとアンバランスの違いについて
音響機器間で信号の受け渡しを行なうときには、通常「シールドケーブル」が使われます。 シールドケーブルを使った信号の受け渡しには、バランスとアンバランスの方式があります。 バランスは外部からのノイズに強いので、小さな信号の受け渡しをする場合やケーブルが長くなる場合に適しています。アンバランスは主にラ
インレベルの信号の受け渡しに使われます。
マイク................................................バランスが適しています。
ラインレベルの短い配線.................アンバランスで OK です。
ラインレベルの長い配線.................バランスが適しています。
私たちは普段、ラジオやテレビ、送電線、モーター、電気器具、コンピューターなどの電磁放射線(ノイズ)に囲まれた生活をしています。こ れらのノイズの侵入を少なくするためには、ケーブルは必要最低限の長さで使いましょう。
■ シールドケーブルのしくみ
シールドケーブルは下図のようにホット(とコールド)を金属の網状のもの(シールド)で覆った構造をしています。信号を受け渡しするとき に、シールドがバリアとなって、外部ノイズから信号を保護します。
8
MG12/4FX
バランス
ホット
コールド
シールド
(グラウンド)
外皮
アンバランス
ステップアップガイド
■ バランス方式のしくみ
両端が XLR 端子のケーブルは、通常このバランス方式です。信号の受け渡しに「ホット(+)」「コールド(−)」「グラウンド(GND)」の 3 本のワイヤーを使用します。
送信側では、元の信号「ホット(+)」に対して位相を反転した信号を「コールド(−)」に送ります。受信側では、「コールド(−)」の信号を 位相反転し「ホット(+)」の信号と合成します。
ケーブルにノイズが侵入した場合、「ホット(+)」と「コールド(−)」それぞれのラインに均等にノイズが乗ります。受信側で「コールド
(−)」の信号を位相反転し、「ホット(+)」の信号と合成すると、ノイズだけが打ち消し合って、ノイズを取り除くことができます。
すなわちバランス方式は、外部ノイズに対して非常に強いということができます。
ノイズ
ホット (+)
コールド
位相反転
送信側 ケーブル 受信側
(−)
グラウンド
(GND)
位相 反転
ノイズだけが打ち消し合う
合成された信号
■ アンバランス方式のしくみ
バランスケーブルは、端子やケーブルがアンバランスのものと比べて高価になります。そこで、伝送する信号が大きくてノイズの影響を受けに くい場合や、音響機器間のケーブルが短い場合などは、アンバランスケーブルもよく使われます。
モノラルのフォーン端子や AV 機器に使われる RCA ピン端子のケーブルは、アンバランス方式です。 アンバランス方式は、バランス方式のグラウンド(GND)をコールド(−)と兼用にして、ホット(+)とグラウンド(GND)で信号の受け
渡しを行なう方式です。バランス方式のようにノイズを取り除くことはできませんが、通常この方式で使用される機器は、受け渡す信号レベル が高いためアンバランス方式で十分対応できます。DI(*)などで信号をバランスに変換することもできます。
ノイズ
送信側 ケーブル 受信側
*DI........ ダイレクトボックス(Direct Injection Box)と呼ばれる機器です。
ギターなどの楽器をミキサーに直接入力すると、音やせやノイズの原因になります。 DI を楽器とミキサーの間に挿入すると、信号がバランスに変換され、音やせやノイズを防ぐことができます。
MG12/4FX
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ステップアップガイド
1-3. 端子の種類
音響機器には、いろいろな端子があります。 はじめて音響機器をつないだとき、いろいろ疑問がわきませんでしたか? ここでは一般的な端子の種類を説明します。
■ XLR 端子
バランス方式に対応していること、頑丈で変形しにくいこと、端子にロック 機構がついていて引っ 張っても接続が外れないようになっていることから、信頼性の要求される プロの現場などで使用頻 度が高い端子です。
オス
メス
■ Phone(フォーン)端子
XLR 端子どうしを接続するときはグラウンド端 子が最初に接触する構造になって いるため、RCA ピン端子や Phone( フォーン ) 端子を接続するときに発生するようなノイズを防ぐことができるの も大きな特徴です。
機器との接続には「オス側出力、メス側入力」が一般的です。
ステレオタイプ
モノラルタイプ
■ RCA ピン端子
「Phone( フォーン )」は、もともとこの形の端子が電話 (telephone) 交換機に使われていたことか
らついた名前です。フォーン端子にはステレオタイプとモノラルタイプの2つの種類があります。 ステレオタ イプは TRS フォーン とも呼 ばれ、ヘッ ドフォンな どのス テレオ 信号を 扱う端子や、
INSERT I/O 端子などに使います。バランス方式にも使うことができます。 モノラルタイプはアンバランス方式専用で、エレクトリックギターなどの 楽器やアンプなどに使い
ます。
ピンプラグと呼ばれ、 AV 機器で一般的に使われているアンバランス方式専用の端子です。信号の 種類によって色分けされていて、白の端子がオーディオの左(L)チャンネル、赤が右(R)チャン ネルの信号を送るのに使います。
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