Yamaha MG24 14FX, MG32 14FX User Manual [ja]

MIXING CONSOLE
取扱説明書
MG32/14 FX
MG24/14 FX
J
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
電源 / 電源コード 接続
MG32/14FX, MG24/14FX
2
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って接 続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源コードは、必 ず付属のものを使用する。また、付属の電源 コードを他の製品に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
電源コードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無 理に曲 げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いものをの
せない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
警告
アース(接地)を確実に行なう。
電源コ ードには、感電を防ぐためのアース線があります。電 源プラグをコンセントに差し込む前に、必ず アース線をアー
ス接続 してくださ い。確実 にアース 接続しな いと、感電 の原 因になります。また、アース線を外す場合は、必ず電源プラグ
をコンセントから抜いたあとで行なってください。
分解禁止
異常に気づいたら
この 機器 の 内部 を開 け たり、 内部の部 品を分解 したり改 造
したりしない。
感電や 火災、けが、または故障 の原因になります。異常を感じ
た場合 など、点検や修理は、必 ずお買い 上げの販 売店ま たは
巻末のヤ マハ修理 ご相談 セン ターにご依頼ください。
水に注意
この機器の 上に花瓶や 薬品など液 体の入った ものを置か な い。また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用
しない。
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源コードやプラグが いたんだ場合、または 使用中に音が出 なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ修理ご相 談センター に点検
をご依頼ください。
この 機器を 落とす など して破 損した 場合 は、すぐ に電 源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ修理ご相 談センター に点検
をご依頼ください。
注意
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷のお それがあるときは、必ずコ ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
電源 プラ グを 抜く と きは、 電源 コー ド を持 た ずに、必
ず電源プラ グを持って引 き 抜く。
電源 コー ド が破 損 して、感 電や火災の 原因になるこ と
があります。
設置
この機器を持ち運びする場合は、必ず 2 人以上で行なう。
この機器が落下して破損したり、お客様や他の方々がけがを したりする原因になります。
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケー ブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したりするお それがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、異常なに おいや 煙が出たり した場合 は、すぐ に電源ス イッチを切 り、電源 プ
ラグをコンセントから抜いてください。
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によっては、発振したりスピー カーを破損した りする原因になることがあります。
直射日 光のあたる 場所(日 中の車内 など)や ストーブの 近く など極端に温度が高く なるところ、逆に温度 が極端に低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変形したり、内部の部品 が故障したりす る原因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様や他 の方々がけがを したりする原因になります。
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器の前部 / 後部 / 側部 / 上 部/底部には、通風孔があります。
特に、以下のような使用はしないでください。
この機器をひっ くり返した り、横倒し や前後左右 逆さま
にしたりする。
風通しの悪い狭いところに押し込める。
ゴム足を取り外して使用する。
毛の長いカーペットなどの上で使用する。
すき間のないツアーケースに入れたまま使用する。
機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因になることがあり ます。
テレビやラジオ、ス テレオ、 携帯電話など他の電気製品
の近くで使用しない。
この機器またはテレビやラ ジオなどに雑音が生じる場
合があります。
MG32/14FX, MG24/14FX
3
接続
他の機器と接続する場合は、すべての電源を切った上で行な う。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機器の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。
(IEC60268 規格に基づいています)
1: シールド(GND)、2: ホット(+)、3: コールド(−)
INSERT I/O 端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおりです。 T: OUT、R: IN、S:GND
使用時の注意
この機器の通風孔 / パネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔 / パネルのすき間から金属や紙片などの異 物を入れない。
感電、ショート、火災や故 障の 原因に なる こと があり ます。 入った場合 は、すぐ に電源ス イッチを 切り、電 源プラグを コ
ンセントから抜いた上で、お買い上げの販売店または巻末の ヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間ヘッドフォン/スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
この機器の 上にのっ たり重いも のをのせ たりしない。また、 ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたりす る原因になります。
不 適切な使用や改 造により故障 した場合の保 証はいたしか ねます。ま た、データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねます ので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッ チ、ボリュームコ ントロール、接続 端子などの消耗部品は、使用時間 に より劣化し やすいため、消耗に応じて部品の交換が必要になります。消 耗部品 の交換は、お買い上 げの販売店または巻末のヤマハ 修理ご相談セン ターにご相談ください。
■ 音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮
これは日本電子機械工 業会「音のエチケット」 キャンペーンのシンボ ルマークです。
● ヘッドフォンをご使用になる場合は、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
* この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
* この取扱説明 書に掲載されているイラストは、 すべて操作説明のためのもので す。したがって実際の仕様と異な る場合があり
ます。
市販の音楽 /サウンドデータは、私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断 で複製または転用することが禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願 いいたします。
を十分にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよくとおり、とくに 低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうこと があります。夜間の演奏にはとくに気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッ ドフォンをご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活 環境を守りましょう。
MG32/14FX, MG24/14FX
4
MG32/14FX, MG24/14FX
5
はじめに
このたびは、
YAMAHA
ミキシングコンソール、 だきまして、まことにありがとうございます。 ミキサーから設備音響までに対応し、かつコストパフォーマンスに優れたミキシングコン ソールです。
MG32/14FX、 MG24/14FX
の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただ くために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。お読みになったあとは、保 証書とともに保管してください。
特長 目次
マイクからラインレベル機器まで対応する 24チャンネル
MG24/14FXは 16
インレベル機器に対応する 4系統のステレオ入力を装備し ています。
定評あるヤマハマルチエフェクター
ジタルエフェクトを 2系統内蔵し、ボーカルや楽器にさま ざまなエフェクトを加えることができます。
内蔵デジタルエフェクトには、ディレイタイムを簡単に調
整できる ンの きます。
メインのステレオ出力に加え、
系統の 装備しています。
AUXと GROUP
続して利用するだけでなく、モニターとしてスピーカー アンプごとに個別のミックスを作る場合にも便利です。
ST OUT
を装備しています。 ルにミックスした信号が出力されますので、サブウーハー スピーカーへの接続など
すべてのモノラルチャンネルに
ています。チャンネルごとに個別のエフェクターを接続で きます。
すべてのインプットチャンネル
PFL
には ないだヘッドフォンから素早く入出力信号をモニターで きます。
チャンネルごとにオン
8
しています。外部電源が必要なコンデンサーマイクやダイ レクトボックスに対して、
48 V
系統のステレオ
2
だけでなく できます。また、予備のラインレベル入力端子としても利 用できます。
TAP DELAY
フットスイッチでディレイタイムを任意に設定で
FC5
AUX
端子とは独立してコントロールできる
スイッチ、
スイッチを装備しています。
AFL
の電源を供給できます。
チャンネル)のモノラル入力に加え、ラ
シリーズ直系のデ
SPX
があります。
系統のエフェクト出力、
2
出力、 4系統のグループ出力(計 14系統)を
の出力は、外部エフェクターや
端子からはメイン出力をモノラ
MONO
システムの拡張に便利です。
SR
INSERT I/O
/ AUX
グループ /ステレオ出力チャンネル
AUX /
オフできるファンタム電源を搭載
/
タイプ入力端子から DC+
XLR
端子を装備しています。 STバス
リターン信号を送ることが
AUX
AUX
RETURN
バスにも
ボタンやオプショ
TA P
MONO
端子を装備し
リターン
PHONES
MTR
/ 2TR IN
端子につ
に接
端子
MG32/14FX、 MG24/14FX
MG32/14FX、 MG24/14FX
はじめに
特長
............................................................ 6
...................................................................... 6
電源の準備 セットアップ
各部の名称と機能
チャンネルコントロール部 マスターコントロール部
6
/
リア入出力部
................................................................. 22
付録
.................................................................... 22
仕様 寸法図
................................................................. 25
ブロック /レベルダイアグラム
をお買い求めいた
は、 SR用メイン
............................................................ 7
........................................................ 7
.............................................. 8
................................ 10
.................................... 13
...................................................... 19
.......................... 26
MG32/14FX, MG24/14FX
6
電源の準備 セットアップ
はじめに
(1)
本体の
POWER
(電源)スイッチがオフ になっている
ことを確認してください。
コードのソケットをリアパネルの
(2) AC
り差し込みます。
(3) AC
コードのプラグを家庭用
かり差し込みます。
長期間本機を使用しないときや落雷のおそれがあ るときは、必ずコンセントから電源コードのプラグ を抜いてください。
(AC100 V)
端子にしっか
AC IN
コンセントにしっ
マイクや楽器を接続する前に、すべての機器の電源がオ
(1)
フになっていることを確認します。また、本機の各チャ ンネルのフェーダーとマスターコントロール部のフェー ダーがすべて下がっていることを確認してください。 マイクや楽器にケーブルを接続し、ケーブルのもう一端
(2)
を本機の入力端子にしっかり差し込みます。
NOTE
周辺機器→本機(ファンタム電源を含む)→パワーアン
(3)
ひとつのインプットチャンネルで INPUT B
端子と 同時に使用することはできません。どちらか一方の 端子だけをご使用ください。
(ステレオチャンネルの場合は、フォーン
ピン端子が併設されたチャンネル)を
RCA
INPUT A
プ(パワードスピーカー)の順番で電源を入れます。
NOTE
電源を切るときはこの逆で、パワーアンプ(パワー ドスピーカー)→本機(ファンタム電源を含む)→ 周辺機器の順番でオフにします。
内部の温度上昇を防ぐため、本機の前部 /後部 /側 部 /上部 /底部に設けられた通風孔をふさがないで ください。
MG32/14FX, MG24/14FX
7
フフフロロロロンンンントトトトパパパパネネネネル
各部の名称と機能
7
6 5
11
8
9
10
1
*
本書中のイラストはすべて
チャンネルコントロール部 マスターコントロール部
モノラルチャンネルセクション(P10)
1
ステレオチャンネルセクション(P10)
2
MG32/14FX
です。
ST/MONO セクション(P13)
3
GROUP セクション(P14)
4
SEND セクション(P14)
5
RETURN セクション(P15)
6
8
342
MG32/14FX, MG24/14FX
8
内蔵デジタルエフェクトセクション(P16)
7
メーター /PHONES セクション(P17)
8
2TR 入力セクション(P17)
9
トークバックセクション(P18)
10
LAMP 端子(P18)
11
各部の名称と機能
リリリアアアアパパパパネネネネル
*
本書中のイラストはすべて
リア入出力部
チャンネル入出力セクション(P19)
12
マスター入出力セクション(P20)
13
MG32/14FX
1213
です。
MG32/14FX, MG24/14FX
9
Loading...
+ 19 hidden pages