![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg1.png)
r
取扱説明書
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg3.png)
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(取扱説明書 P.4) と「使用上のご注意」(取扱
説明書 P.6) をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお
読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
本文中の表記について
できる限り分かりやすく操作を説明するため、本書では以下のように表記しています。
角括弧[ ]で示されたテキストは、ボタンやつまみの名前を示します(例 : [USER PROGRAM]ボタン)。
•
•
詳細な関連情報の場所を示すページ番号は、「(P.**)」のように示しています。
•
本書では、ディスプレイを使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定と本文中のディスプレイ上の設定は一致
していないことがあります。あらかじめご了承ください。
※文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
238
※MPEG Layer-3 オーディオ圧縮技術は、Fraunhofer IIS 社と THOMSON multimedia 社よりライセンスを得ていま
す。
※MMP(Moor Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL(Technology
Properties Limited)社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。
で始まる行は、注意事項ですので必ずお読みください。
2010 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。
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FR-3x V-Accordion
意意
安安安安全全全全上上上上ののののごごごご注注注注意意
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、
改造したりしないでください。
......................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か
れていないことは、絶対にしないでくださ
い。必ずお買い上げ店またはローランドお客
様相談センターに相談してください。
......................................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上
など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
.....................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に
設置しないでください。必ず安定した水平な
場所に設置してください。
.....................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、
AC100V の電源で使用してください。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してく
ださい。また、付属の電源コードを他の製品
に使用しないでください。
......................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの
上に重いものを載せたりしないでください。
電源コードに傷がつき、ショートや断線の結
果、火災や感電の恐れがあります。
.......................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、ア
ンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場
合、設定によっては永久的な難聴になる程度
の音量になります。大音量で、長時間使用し
ないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを
感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に
相談してください。
.......................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶
対に入れないでください。
.......................................................................................................
●の中に描かれています。
.....................................................................................................
4
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg5.png)
警告
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC
アダプターをコンセントから外し、お買い上
げ店またはローランドお客様相談センターに
修理を依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、または
プラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたり
したとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
......................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様
の取り扱いやいたずらに注意してください。
必ず大人のかたが、監視/指導してあげてく
ださい。
......................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃
を与えないでください。
......................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな
いでください。特に、電源タップを使用して
いる場合、電源タップの容量(ワット/アン
ペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶
けることがあります。
......................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランドお客様相談センターに相談してく
ださい。
......................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火
や水の中に入れたりしないでください。
......................................................................................................
027
● 電池を、日光、炎、または同様の過度の熱に
さらさないでください。
*** リチウム電池/電池/電池パックの中から選択(複数
可)
......................................................................................................
V-Accordion
安安安安全全全全上上上上ののののごごごご注注注注意意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよ
い、正常な通気が保たれている場所に設置し
て、使用してください。
.......................................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜
き差しするときは、必ずプラグを持ってくだ
さい。
.......................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布で
プラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくだ
さい。また、長時間使用しないときは、AC
アダプターをコンセントから外してくださ
い。AC アダプターとコンセントの間にゴミ
やほこりがたまると、絶縁不良を起こして火
災の原因になります。
.......................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑になら
ないように配慮してください。特に、コード
やケーブル類は、お子様の手が届かないよう
に配慮してください。
.......................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも
のを置かないでください。
.......................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、
機器本体やコンセントに抜き差ししないでく
ださい。
.......................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターを
コンセントから外し、外部機器との接続を外
してください。
.......................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC
アダプターをコンセントから外してください
(P.15 )。
.......................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ
ターをコンセントから外してください。
.......................................................................................................
111(選択)
意意
5
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg6.png)
FR-3x V-Accordion
意意
安安安安全全全全上上上上ののののごごごご注注注注意意
注意
002c
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、
液漏れしたりします。次のことに注意してく
ださい(P.16 )。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示ど
おり入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種
類の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出し
ておいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電
池ケースについた液を よくふきとってか
ら新しい電池を入れてください。また、漏
れた液が身体についた場合は、皮膚に炎症
を起こす恐れがあります。また眼に入ると
危険ですのですぐに水 でよく洗い流して
ください。
6
○ 電 池を、金属性のボールペ ン、ネックレ
ス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保
管したりしないでください。
......................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各地域のゴミ分別収集の
しかたに従って、捨ててください。
......................................................................................................
118b
● 付属のボタン・キャップは、小さなお子様が
誤って飲み込んだりすることのないようお子
様の手の届かないところへ保管してくださ
い。
......................................................................................................
使用上のご注意
電源、電池のセットや交換について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体
が多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使
用をお薦めします。電池で使用する場合はニッケル水素
電池を使用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を
切った状態で行なってください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざける
か、もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し
なくなるなどの故障の原因になります。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の
ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ
ることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使
いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな
いことを確認してからお使いください。
6
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg7.png)
V-Accordion
安安安安全全全全上上上上ののののごごごご注注注注意意
意意
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。ま
た、修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、USB メモリーに保存する
か、記憶内容をメモしておいてください。修理するとき
には記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、
メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合も
あります。失われた記録内容の修復に関しましては、補
償も含めご容赦願います。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして USB メモリーに保
存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● USB メモリーの失われた記憶内容の修復に関しまして
は、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してくださ
い。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各地域のゴミの分別基準に従って行ってください。
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技
術的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著
作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害す
る行為となり、法律で禁じられています。
著作権について
852
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受
けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。
これは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他
者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録
画あるいは複製まで、制約を受けることがないよう設計
されているためです。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使
用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作
権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
7
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg8.png)
FR-3xFR-3x
FR-3xFR-3x
次次
目目目目次次
-
V
Accordion
目次
はじめに ................................................................................................................ 10
各部の名称とはたらき ......................................................................................... 11
FR-3x の構成 ........................................................................................................................ 11
ベローズ調節器 ..................................................................................................................... 11
パネルの説明 ........................................................................................................ 12
右手鍵盤側 ............................................................................................................................. 12
左手ボタン側.......................................................................................................................... 13
バッテリー・ケース/ USB 端子 ........................................................................................ 14
接続パネル.............................................................................................................................. 14
演奏を始める前に ................................................................................................ 15
演奏の準備をする ................................................................................................................. 15
AC アダプターを接続する .................................................................................................. 15
電池を取り付ける/取りはずす .......................................................................................... 16
FR-3x をアンプやミキサーに接続する ........................................................................... 17
ストラップを取り付ける ..................................................................................................... 18
アダプター・ケーブルや MIDI ケーブルを固定する ........................................................ 20
電源のオン/オフ ................................................................................................................. 20
ヘッドホンを使用する ......................................................................................................... 21
音量やバランスを調節する .................................................................................................. 22
コーラス・エフェクトやリバーブ・エフェクトを調節する ........................................... 22
ディスプレイの表示 ............................................................................................................. 23
デモ曲を聴く ........................................................................................................ 24
セットを使う ........................................................................................................ 25
セットを選ぶ .........................................................................................................................25
音色を選んで演奏する ......................................................................................... 26
右手パート ............................................................................................................................. 26
左手パート ............................................................................................................................. 29
ドラム&パーカッション音色を鳴らす .............................................................................. 31
左手パートでベース音だけを鳴らす(フリー・ベース・モード).................................. 32
FR-3x のオーディオ・プレイヤーを使う ......................................................... 34
オーディオ・データを USB メモリーにコピーする ........................................................ 34
USB メモリーを接続する ................................................................................................... 34
曲データを再生する ............................................................................................................. 35
オーディオ・データを選ぶ .................................................................................................. 35
再生レベルを調節する ......................................................................................................... 36
便利な機能 ............................................................................................................ 37
メトロノームを使う ............................................................................................................. 37
鍵盤のキーを変える(トランスポーズ)............................................................................ 37
ミュゼット・デチューン ..................................................................................................... 37
内蔵スピーカーをオフにする(スピーカー・モード)..................................................... 38
8
設定を保存する(ユーザー・プログラム)........................................................ 39
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg9.png)
V-Accordion
USB メモリーを使ってデータを管理する ........................................................ 42
ユーザー・プログラムを USB メモリーに保存する ........................................................ 42
ユーザー・プログラムを USB メモリーからロードする ................................................ 42
ユーザー・セットを USB メモリーからロードする ........................................................ 43
USB メモリーから新しい音色をロードする .................................................................... 43
FR-3 の旧モデルの設定をインポートする ........................................................................ 44
その他の設定 ........................................................................................................ 45
設定を保存するときの重要な注意 ...................................................................................... 47
使いたいパラメーターを選ぶ .............................................................................................. 47
PARAM LIST のパラメーター .......................................................................................... 48
MIDI 機器に接続する .......................................................................................... 60
外部 MIDI 機器を FR-3x に接続する ................................................................................. 60
MIDI パラメーター一覧 ....................................................................................................... 62
設定したい MIDI LIST パラメーターを選ぶ ..................................................................... 63
MIDI LIST のパラメーター ................................................................................................. 63
プログラム・チェンジを送信する ...................................................................................... 67
目次
出荷時の初期設定値に戻す ................................................................................. 70
故障かな?と思ったら ......................................................................................... 71
エラー・メッセージ ............................................................................................. 73
主な仕様 ................................................................................................................ 74
付録 ........................................................................................................................ 76
セット一覧 ............................................................................................................................. 76
デモ曲一覧 ............................................................................................................................. 76
ファイル名を FR-3x で表示する際のアルファベットの表示法 ...................................... 77
MIDI インプリメンテーション ............................................................................................ 78
MIDI インプリメンテーション・チャート ........................................................................ 80
索引 ........................................................................................................................ 81
9
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bga.png)
FR-3x V-Accordion
にに
ははははじじじじめめめめにに
はじめに
スタンドアロン型の電子楽器
FR-3x は、小さな会場やレストランなどの使用に十分
なパワーを持つアンプとスピーカーを内蔵しているた
め、本体のみで音を出して演奏が楽しめます。
また、コンセントにつながなくても、ニッケル水素電
池 10 本を使用して電源を供給することができます。
PBM (Physical Behavior Modeling) 音源
V-Accordion シリーズ FR-3x では、アコースティッ
ク・アコーディオン各部の動作を精密にモデリングし
た PBM(Physical Behavior Modeling)音源を搭
載。アコーディオンの表現力を最大限に活かした演奏
が可能です。
リアルにアコーディオンをシミュレーション
FR-3x で出せる音色はすべて、伝統的なアコース
ティック・アコーディオンからサンプリングしたもの
です。
この V-Accordion では、イタリアン・ジャズやジャー
マン・フォーク、フレンチ・ミュゼット、由緒あるバ
ンドネオンまで、奏法を変えることなく、さまざまに
音色を切り替えることができます。
また、チューニングの変更も可能です。
オーケストラ音色
伝統的なアコーディオンの音色と組み合わせて、10 種
類のオーケストラ音色を使用できます。ベローズによ
る高度な奏法や、ユニークなモード(ソロ、デュアル、
ハイ、ロー)により、オーケストラ音色のフル活用が
可能です。
トーン・ホイール・オルガン搭載
FR-3x の右手鍵盤を使って、オルガン奏者とほとんど
変わらないすばらしいオルガンの音色を演奏できます。
ロータリー・エフェクト(スロー/ファースト)も追
加できます。
ドラム音色
FR-3x を使用すれば、左手で簡単にドラム・パートを
演奏することもできます。
音色の追加が可能
新たに音色を追加できる、内部メモリーを用意してい
ます。
高精度のベローズ・センサー
高感度、高性能なベローズ・センサーにより、ベロー
ズを開閉する動きに対して素早い反応を実現します。
ベローズを開閉する抵抗の重さは、お好みに合わせて
調節できます。
USB ベースのオーディオ・プレーヤー
オーディオ・プレーヤー機能が付いているため、USB
メモリーを本体に接続し、そこから直接 MP3 や WAV
ファイルを再生できます。
USB メモリーに設定を保存する
別売の USB メモリーを FR-3x の USB 端子に接続し
て、FR-3x の設定を保存できます。
デジタルならではの使いやすさ
FR-3x はアコースティック・アコーディオンの機能や
音色をすべて兼ね備えているのはもちろん、それに加
えてデジタル楽器ならではの機能も搭載しています。
•
アコースティック・アコ ーディオンに比べて軽 量で
す。
•
さまざま種類のアコー ディオン音色を簡単に 選ぶこ
とができます。
•
さまざまなフリー・ベース・モード「Minor 3rd(マ
イナー・サード)、Bayan(バイヤン)、North Europe
(ノース・ヨーロッパ)、Finnish(フィニッシュ)な
ど」を選ぶことができます。
•
パーツの経年劣化や磨耗による傷みが少なく、いつま
でも安定した状態でお使いいただけます。
トランスポーズ機能 を使えば、簡単に移調がで きま
•
す。
ヘッドホンを接続すれば、夜間でも周りに気兼ねなく
•
演奏が楽しめます。
幅広いコントロール機能
外部 MIDI 機器と接続すれば、FR-3x から外部 MIDI 機
器をコントロールすることができます。
右手鍵盤と左手ボタンはベロシティー・センスに対応、
ベローズの動きもエクスプレッション・データとして
MIDI 送信が可能ですので、幅広い表現をコントロール
できます。
10
•
本書に記載されているすべての製品名は、それぞれの
所有者の商標または登録商標です。
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bgb.png)
各部の名称とはたらき
V-Accordion
各部の名称とはたらき
FR-3x の構成
右手鍵盤
■
右手鍵盤
通常はメロディー・パートを弾くために使用します。
FR-3x の右手鍵盤は、ベロシティー・センスに対応し
ています。
■
左手ボタン
通常は伴奏パートを弾くために使用します。FR-3x の
左手ボタンは、ベロシティー・センスに対応していま
す。
左手ボタンは大きく分けて「ストラデラ」と「フリー・
ベース」という 2 つのモードがあります。
「ストラデラ」は「スタンダード・ベース」ともいい、
最初の 2 列(または 3 列)のボタンを使ってベースを
演奏し、残りのボタンでコードを演奏します。
「フリー・ベース」は、すべてのボタンでベース演奏を
します。
ベローズ
左手ボタン
ベローズ調節器
ベローズ調節器と空気ボタンでベローズの開閉の重さ
を設定できます。
ベローズ調節器 :
つまみを押しながら回して、
ベローズの抵抗を調節します。
ベローズのホックの横に、ベローズ調節器と空気ボタ
ン(ベローズに残った空気を、音を出さずに抜くこと
ができる)があります。
調節器のつまみを押しながら右に回すと、ベローズが
•
重くなります。
調節器のつまみを押しながら左に回すと、ベローズが
•
軽くなります。
空気ボタンを押しなが らベローズを閉じる と、中に
•
残った空気が抜けます。
空気ボタン :
演奏後に押して、ベローズに
残った空気を抜きます。
ベローズ
■
ベローズを動かすことで、音色に表現や強弱を付けま
す。「ベローズシェイク」(ベローズをすばやく開閉す
る)など、さまざまな奏法が可能です。
ベローズの抵抗を調節したり、空気ボタンを調節して、
ベローズの開閉の重さを設定できます。
11
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bgc.png)
FR-3x V-Accordion
明明
パパパパネネネネルルルルのののの説説説説明明
パネルの説明
右手鍵盤側
[POWER](電源)スイッチ
A
電源のオン(ボタンが点灯)/オフ(ボタンが消灯)
を切り替えます。
(付属の AC アダプターを使用しているときに)完全に
電源を切る場合は、まず[POWER]スイッチをオフ
にしてから、AC アダプターのプラグをコンセントから
抜いてください。
[SORDINA]スイッチ
B
チャンバー(ソルディナ)のシミュレーションを切り
替えます。「BRIGHT」にするとシミュレーションがオ
ンになり、「MELLOW」にするとオフになります。
[VOL]つまみ
C
FR-3x 全体の音量を調節します。
D
[BAL]つまみ
左手パートと右手パートの音量バランスを調節します。
E
[SET]ボタン
10 種類のグループから、25 種類のセットのうちの 1
つを呼び出すことができます。セットを呼び出すには、
[SET]ボタンを押しながら、10 個の右手音色ボタン
のいずれかひとつを押します。
また、[SET]ボタンには、次の 3 つの機能がありま
す。
•
機能とMIDI のパラメーターを編集する : [SET]ボタ
ンを押し続けます。
•
オクターブを変更する: [SET]ボタンを押しながら、
右手音色ボタン[1](OCT −)または[2](OCT
+)を押します。
ベース・トゥ・トレブル・モードを有効にする: [SET]
•
ボタンを押しながら、右手音色ボタン[3](BS TO
TREB)を押します。
右手音色ボタン
F
10 個の右手音色ボタンで、アコーディオンやオーケス
トラ、オルガンの音色、セット、またはユーザー・プ
ログラムが選べます。
右手音色ボタンを押し続けると、右手パートがオフに
なります。もう一度右手音色ボタンを押すと、右手
パートは再びオンになります。
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタン
G
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタンを押してから右手
音色ボタンのいずれかひとつを押すと、オーケストラ
やオルガンの音色が呼び出されます。
そのほか、このボタンには次の 2 つの機能があります。
•
デモ曲機能を有効にする :
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタンを押し続けます。
•
他の機能を選択する :
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタンを押しながら、
右手音色ボタン[4]〜[0]のいずれかを押します。
H
[REVERB]つまみ
エフェクトの、リバーブ(P.22)のレベルを調節しま
す。
[CHORUS]つまみ
I
エフェクトの、コーラス(P.22)のレベルを調節しま
す。
J
[USER PROGRAM]ボタン
10 種類のユーザー・プログラムのうちから 1 つを呼
び出します。まず[USER PROGRAM]ボタンを押
してから、右手音色ボタンのいずれかを押します。
12
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bgd.png)
左手ボタン側
BASS
ORCHESTRA
BS
CHORD/
TREBLE
FREE
N
V-Accordion
パネルの説明
K
左手音色ボタン
左手ボタンで演奏する音色を選びます。
左手音色ボタンを押し続けると、左手パートがオフに
なります。もう一度左手音色ボタンを押すと、右手
パートは再びオンになります。
N
ディスプレイ
L
左手ボタン
ベロシティー・センスつきの 120 個のボタンで、ベー
スやコードを演奏します。ドラム音色を割り当てての
演奏をすることもできます(P.31)。
M
ベローズ調節つまみ、空気ボタン
ベローズ調節つまみでは、ベローズの抵抗(ベローズ
を動かすのに必要な力)を調節します。
空気ボタンは、ベローズの中に溜まった空気を抜くの
に使用します(P.11)。
FR-3x の状態が表示されます。設定したい機能を見つ
けることができます。
13
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bge.png)
FR-3x V-Accordion
明明
パパパパネネネネルルルルのののの説説説説明明
バッテリー・ケース/ USB 端子
O P
バッテリー・ケース
O
市販の単 3 形ニッケル水素電池 10 本を取り付け
ます(P.16)。
P
USB 端子
USB メモリー(別売)を接続します。
USB メモリーを接続して FR-3x での演奏を録音
したり、オーディオ・データ(MP3、WAV)の
再生、設定値の保存や読み込みができます。
接続パネル
DC IN 端子
Q
付属の AC アダプター(PSB-7U)を接続します。別
売の単 3 形ニッケル水素電池(10 本)を使うと、AC
アダプターなしでも使用できます。
MIDI OUT / I N 端子
R
MIDI データを送受信できます。
OUTPUT L / MONO (TREBLE) 端子、R /
S
MONO (BASS) 端子
アンプ、ミキサー、ワイヤレス・システムなどに接続
します。FR-3x の出力をステレオにするときは、両方
の端子を接続します。その場合、右手パートの信号は
L/MONO 端子に送られ、R/MONO 端子にはベース
(またはベースとコード)の信号が送られます。端子を
1 つだけ使用(L または R 端子に接続)すると、出力
はモノラルになります。
のを使用してください。それ以外の USB メモ
リーを使用した時の動作は保証できません。
これらの端子を使用して FR-3x のスピーカーをオフに
すると、バッテリーの電力を節約できます(P.59
「Speaker Mode(スピーカー・モード)」を参照)。
PHONES 端子
T
ステレオ・ヘッドホン(ローランド RH シリーズ)を
接続します。
ヘッドホンを接続すると、本体のスピーカーから音は
出なくなります。
14
FR-3x では、これらの端子を接続しても本体のスピー
カーはミュートされません。
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bgf.png)
V-Accordion
演奏を始める前に
演奏を始める前に
演奏の準備をする
FR-3x は、電源を必要とする電子楽器です。本章では、付属の電源アダプターまたは市販の単 3 形ニッケル水素電池 10 本
を使用して、FR-3x の電源を入れる方法を説明します。また、FR-3x を外部アンプ・システムに接続する方法も説明しま
す。
設計されている可能性があるため、使用された場合、
AC アダプターを接続する
fig.932j.eps
FR-3x が破損、故障したり、感電するおそれがありま
す。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなど
の破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った
状態で電源を切ってください。
1111....[VOL]つまみを小さな点のところまでいっぱい
に回し、音量を最小にします。
2222....付属の電源コードを AC アダプターに接続しま
す。
● AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面
が上になるように設置してください。
※ AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケー
ターが点灯します。
FR-3xのDCIN端子へ
ACアダプター
電源コード
ACコンセントへ
3333....AC アダプターを FR-3x の DC IN 端子に接続し
ます。
4444....電源コードをコンセントに差し込みます。
FR-3x をコンセントに接続できたら、P.20「電源のオ
ン/オフ」に進んでください。バッテリーで FR-3x を
使用するには、「電池を取り付ける/取りはずす」
(P.16)をご覧ください。
FR-3x を長期間使用しない場合は、アダプターを抜い
てください。
地域によっては、付属の電源コードが上の図のものと
異なる場合があります。
AC アダプターを使用しているときも、電池は本体に取
り付けたままにしておくことをおすすめします。これ
により、AC アダプターのコードが本体から抜けてし
まっても、演奏を続けることができます。
932
必ず、付属の AC アダプターのみを使用してください。
また、設置する場所の電圧が AC アダプター本体に示
されている入力電圧と一致していることを確認してく
ださい。付属の AC アダプター以外の AC アダプター
は、異なる極性が使用されていたり、異なる電圧用に
インジケーター
不注意によって本体への電源が落ちたり(プラグが抜
けてしまった場合など)、AC アダプターの端子に過度
の圧力がかかったりすることを防止するため、電源
コードはしっかり固定してください。詳しくは、「アダ
プター・ケーブルや MIDI ケーブルを固定する」
(P.20)をご覧ください。
15
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg10.png)
FR-3x V-Accordion
にに
演演演演奏奏奏奏をををを始始始始めめめめるるるる前前前前にに
電池を取り付ける/取りはずす
FR-3x には、単 3 形ニッケル水素電池 10 本(別売)
専用のホルダー・ユニットを格納する電池ボックスが
あります。電池の使用により、付属のアダプターを接
続しなくても演奏することができます。
......................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、
液漏れしたりします。次のことに注意してく
ださい。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示ど
おり入れてください。
2
○ 新しい電池 と一度使用した電池や、違う種
類の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用 しないときは、電池を取り出し
ておいてください。
5
○ 液漏れを起 こした場合は、柔らかい布で電
池ケースについた液をよくふきとってから
新しい電池を入れてください。また、漏れ
た液が身体についた場合は、皮膚に炎症を
起こす恐れがあります。また眼に入ると危
険ですのですぐに水でよく洗い流してくだ
さい。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管し
たりしないでください。
......................................................................................................
1111....FR-3x の電源をオフにします。
3333....FR-3x の電池ボックスに付いている 2 つのタブ
を押しながら持ち上げて、カバーを取りはずしま
す。
バッテリー・ケースを取りはずすためのタブが見えま
す。
4444....タブを持って電池ボックスからバッテリー・ケー
スを引き出し、ケースを回転させます。
2222....右手鍵盤およびベローズ裏側のクッションを取り
外します。
バッテリー・ケースは、パッドが付いたコネクターの
ケーブルで FR-3x に接続されています。パッドが付い
たコネクターを引っ張ると、バッテリー・ケースから
ケーブルを抜くことができます。
16
コネクターを抜かずに電池を取り付けられる(または
取りはずせる)場合には、この操作は不要です。
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg11.png)
V-Accordion
演奏を始める前に
5555....電池ボックスに単 3 形ニッケル水素電池 10 本を
(それぞれの側に 5 本ずつ)入れます。
このとき、「+」と「−」の向きに注意して、表示どお
りに入れてください。
6666....10 本(5 本+ 5 本)の電池が入ったバッテ
リー・ケースを、電池ボックスに入れます。
充電池の使用は可能ですが、単純に充電池を FR-3x の
電池ボックスに電池を入れてアダプターを接続するだ
けでは充電されませんのでご注意ください。充電する
には外部の充電ユニットが必要となります。
省エネルギー機能
FR-3x には省エネルギー機能があり、10 分以上操作
されないときは本体の電源がオフになります。必要に
応じて、電源を入れ直してください。FR-3x の電源が
自動的にオフになるまでの時間を設定できます。詳し
くは、「Auto Power Off(オート・パワー・オフ)」
(P.59)をご覧ください。
FR-3x をアンプやミキサーに接続する
FR-3x には内蔵スピーカー・システムが付いているため、
アンプに接続する必要はありませんが、外部のアンプ・シ
ステムを接続して音を出すこともできます。
電池を使用し、FR-3x を PA システムやミキサーに接
続する場合は、長い信号ケーブルを使用しなくてもよ
いように、市販のワイヤレス・システムを使用するこ
とをおすすめします。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなど
の破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った
状態で電源を切ってください。
必ずニッケル水素電池をお使いください。
電池を交換するときは、必ず電池を正しく入れて
(「+」「−」が正しいことを確認)ください。
FR-3x を長時間使用しない場合は、電池を取りはずし
てください。
電池の残量表示
電池使用中に「bAt」というメッセージがディスプレイ
に表示された場合は、電池の残量が少なくなっていま
す。
できるだけ早く、電池を交換してください。
「bAt」のメッセージが点滅した場合は、すぐに電池を
交換する(または付属のアダプターを使用する)必要
があります。
電池の残量表示は、あくまでも目安です。
電池の持ち時間
新しいバッテリーや完全に充電されたバッテリーの持
ち時間は、内蔵スピーカーをオフにした(P.59
「Speaker Mode(スピーカー・モード)」を参照)状
態での連続使用で約 9 時間(2000mAh のニッケル水
素電池の場合)、スピーカーがオンの場合は約 5 時間で
す。
実際のバッテリー寿命は、ご使用になる条件、バッテ
リーの品質、および充電回数によって異なります。
1111....[VOL]つまみを小さな点のところまでいっぱい
に回し、音量を最小にします。
2222....すべての機器の電源をオフにします。
3333....FR-3x の OUTPUT 端子と外部機器の入力端子を
オーディオ・ケーブルで接続します。
OUTPUT
L/MONO (Treble) + R/MONO (Bass)
オーディオ・ケーブルまたは市販のワイヤレスシステム(推奨)
一方の端子が標準タイプ(FR-3x 用)になっているア
ンバランス(モノラル)ケーブルをご使用ください。
もう一方の端子は、FR-3x を接続する機器の入力端子
に合わせます。
市販のワイヤレス・トランスミッターを使用すると、
FR-3x の出力信号が歪むことがあります。このような
場合は、FR-3x の出力レベルを変更してください。詳
しくは、「Output Level Attenuation (出力レベルを
下げる)」(P.59)をご覧ください。
INPUT
L + R
17
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg12.png)
FR-3x V-Accordion
にに
演演演演奏奏奏奏をををを始始始始めめめめるるるる前前前前にに
お使いのアンプがモノラルの場合は、L/MONO 端子の
みに接続してください。
ヘッドホン(ローランド RH シリーズ)を使用するこ
ともできます。
重要な注意事項
FR-3x にケーブルを接続したあとは、ケーブルの側を
下にして置かないでください。
•
V-Accordion を立てる際は、プラグが破損しないよ
う、ゴムの足を下にして置いてください。
•
FR-3x の演奏や移動をする際は、ケーブルが破損した
り曲がったりしないよう、ケーブルのたるみには十分
ご注意ください。
FR-3x を膝に置く場合は、ケーブルが破損したり曲
•
がったりしないよう、膝の上を通すのではなく、脚の
間にオーディオ・ケーブルとアダプター・ケーブルを
通してください。
ストラップを取り付ける
FR-3x のストラップは、以下の手順で取り付けます。
1111....ストラップをパッケージから出します。
FR-3x にはストラップが 2 本付属しています。それぞ
れ上端には面ファスナーとホックが付いていますが、
下端には何も付いていません。下図を参照してくださ
い。
2222....下図のように、FR-3x の平らな面を下にして置き
ます。
3333....1 本のストラップの上端(面ファスナーの付いて
いる側)を、左側のホルダー・リングに通します
(図を参照)。
4444....ストラップの上端を、面ファスナーで留めます。
18
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg13.png)
V-Accordion
演奏を始める前に
5555....安全ホックをしっかり留めて、ストラップが緩ま
ないようにします。
6666....もう 1 本のストラップについて、手順 3 〜 5 を
繰り返します。
ストラップの上端はこのようになります。
9999....ストラップの端を曲げて、バックルの下の穴に通
し、しっかり引き締めます。
ストラップの長さは、好みに合わせて調節してくださ
い。
11110000....ストラップの端が長く垂れ下がった場合は、プラ
スチック製クリップで留めます。
7777....1 本のストラップの下端を、図のように右側のホ
ルダー・リングに通します。
..
ストラップの端を、プラスチック製バックルの上
8888..
の穴に通します(図参照)。
11111111....もう 1 本のストラップについて、手順 7 〜 9 を
繰り返します。
ベース・ストラップ
FR-3x のベース・ストラップ(ベローズを開閉すると
きに使用)は布製で、たるみを調節できるように面
ファスナーが付いています。
19
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg14.png)
FR-3x V-Accordion
にに
演演演演奏奏奏奏をををを始始始始めめめめるるるる前前前前にに
アダプター・ケーブルや MIDI ケーブル
を固定する
演奏中にアダプター・ケーブルや MIDI ケーブルが緩ま
ないよう、固定します。
1111....FR-3x の背面に付いているクッションを取りはず
します。
クッションはいくつかのホックで取り付けられていま
す。下図のとおりにホックをはずせば、クッションを
取りはずせます。
3333....取り付けたアダプター・ケーブルや MIDI ケーブ
ルが緩まないように注意しながら、クッションを
元どおりに取り付けます。
完了すると、下図のようになります。
接続パネルに最も近い右のホックの横にガイドが付い
ています。
2222....AC アダプターのプラグを FR-3x の DC IN 端子
に接続し、ケーブルをガイドの周りに巻きつけま
す。
演奏をやめるときは、逆の手順でアダプターを取りは
ずします。
電源のオン/オフ
正しく接続したら(P.17)、必ず次の手順で電源を投
入してください。手順を間違えると、誤動作をしたり
スピーカーなどが破損する恐れがあります。
942
電源をオンにする
1111....[VOL]つまみを左いっぱいまで回し、音量を最
小にします。
「音量やバランスを調節する」(P.22)を参照してくだ
さい。FR-3x をアンプなどに接続する場合も、音量を
最小まで絞ります。
2222....[POWER]スイッチを、ディスプレイに「Fr3」
と表示されるまで押し続けます。
20
MIDI ケーブルを MIDI OUT / IN 端子に接続し、アダ
プター・ケーブルと同様にガイドに巻きつけることも
できます。
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg15.png)
[POWER]スイッチが点灯します。
Fr3
この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしば
らくは動作しません。
3333....[VOL]つまみを右に回して、音量を調節します。
V-Accordion
演奏を始める前に
ヘッドホンを使用する
FR-3x には、ヘッドホン端子があります。
ヘッドホンを使用すれば、夜でも周囲の人を気にする
こともなく、演奏することができます。
1111....FR-3x の接続パネルにある[PHONES]端子
に、ヘッドホンを差し込みます。
4444....接続しているオーディオ機器の音量を調節します
(接続されている場合)。
電源をオフにする
1111....[VOL]つまみを左いっぱいまで回し、音量を最
小にします。
FR-3x をアンプなどに接続した場合も、音量を最小ま
で絞ります。
2222....FR-3x の[POWER]スイッチを押します(イン
ジケーターが消えます)。
ステレオ・ヘッドホンを使用してください。必ず、
ローランドのヘッドホンを使用してください。他社の
ヘッドホンでは、十分な音量を得られない場合があり
ます。
ヘッドホンを接続すると、本体のスピーカーはオフに
なります。
2222....[VOL]つまみを回して、音量を調節します。
ヘッドホン使用時のご注意
■
•
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホン は、
本体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
•
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホ
ンが破損する恐れがあります。音量を最小にしてから
接続してください。
•
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッ
ドホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみ
ください。
21
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg16.png)
FR-3x V-Accordion
にに
演演演演奏奏奏奏をををを始始始始めめめめるるるる前前前前にに
音量やバランスを調節する
ここでは、FR-3x の音量を調節する方法を説明しま
す。
ヘッドホンを接続した場合、[VOL]つまみはヘッドホ
ンの音量を調節します。
1111....[VOL]つまみを回して、適切な音量に設定しま
す。
ベローズを動かしながら鍵盤を弾いて音を出し、音量
を調節します。
[VOL]つまみを右に回すと音量が上がり、左に回すと
音量が下がります。
2222....[BAL]つまみを使用して、左手パートと右手
パートの音量バランスを調節します。
コーラス・エフェクトやリバーブ・エ
フェクトを調節する
FR-3x には、コーラスとリバーブという 2 つのエフェ
クトが装備されています。コーラス・エフェクトは、
音や広がりや厚みを持たせます。リバーブ・エフェク
トは、コンサートホールや教会、部屋で演奏している
ような効果を作り出します。音に「深み」が加わりま
す。
1111....[CHORUS]つまみを回して、コーラス・エフェ
クトのレベルを調節します。
CHORUS
ベローズを動かしながら鍵盤を弾いて音を出し、設定
を調節します。選択したコーラスのレベル(0 〜
127)が、しばらくの間ディスプレイに表示されます。
2222....[REVERB]つまみを回して、リバーブ・エフェ
クトのレベルを調節します。
「BASS」のほうに回すと右手パートの音量が下がり、
「TREBLE」のほうに回すと左手パートの音量が下がり
ます。
選択したバランス設定(「t1」〜「t63」、「0」、「b1」
〜「b63」)が、しばらくの間ディスプレイに表示され
ます。
REVERB
ベローズを動かしながら鍵盤を弾いて音を出し、設定
を調節します。選択したリバーブのレベル(0 〜
127)が、しばらくの間ディスプレイに表示されます。
3333....エフェクトをオフにするときは、[CHORUS]つ
まみ、[REVERB]つまみを左いっぱいまで回
し、レベルを最小にします。
さまざまなコーラスやリバーブの選びかたについては、
P.50 をご覧ください。
22
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg17.png)
ディスプレイの表示
FR-3x のディスプレイには、本体の状態が表示されま
す。また、設定したい機能を見つけることもできます。
ディスプレイには、3 文字までの英数字が表示できま
す。表示される文字には、ドット(点)の付くものと
付かないものがあります。
メイン画面には、以下のような情報が表示されます。
42.3
桁 説明
1桁目
2桁目
3桁目
現在使用しているベースの音色を示しま
す。
現在使用しているコードやフリー・ベー
スの音色を示します。
現在使用している右手鍵盤の音色を示し
ます。
V-Accordion
演奏を始める前に
桁の右に表示される点には、以下のような意味があり
ます。
状態 説明
消灯
点灯 オーケストラの音色を使用しています。
点滅 オルガンの音色を使用しています。
これ以外に、選択した機能の情報もディスプレイに表
示されます。メッセージ(情報)は、一時的にしか表
示されません。
アコーディオンの音色を使用していま
す。
23
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg18.png)
FR-3x V-Accordion
くく
デデデデモモモモ曲曲曲曲をををを聴聴聴聴くく
デモ曲を聴く
FR-3x には、いくつかデモ曲が収録されています。
● これらのデモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく
使用することは、法律で禁じられています。
982 (コネクターか端子のどちらかを使う)
● デモ曲の演奏データは MIDI OUT 端子からは出力され
ません。
1111....FR-3x の電源をオンにします。
詳しくは、「電源のオン/オフ」(P.21)をご覧くださ
い。
2222....ディスプレイに以下のように表示されるまで、
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタンを押し続け
ます。
d01
デモ曲の演奏が始まります。
デモ曲は全部で 33 曲あります。1 曲目が終わると、
それに続いて 2 曲目、3 曲目…と再生されます。
聞きたい曲へジャンプすることもできます。
3333....右手音色ボタンの[1]と[2](VALUE
を押して、聞きたいデモ曲を選びます。
4444....[VOL]つまみを回してデモ曲の音量を変更しま
す。
..
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタンをもう一度
5555..
押すと、デモ曲モードが終了します。
√ ®
)
24
![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg19.png)
V-Accordion
セットを使う
セットを使う
FR-3x は、さまざまな種類のアコ ーディオン音色をはじめ、トランペットやフルートなどのオーケストラ音色やオルガン音
色、ドラム音色を使った演奏を楽しむことができます。
User Set 4
1~7
1~7
Set 3
Set 2
Set 1
Orchestra
1~10
Organ
1~10
Orch. Bass
1~7
Orch. Chord
1~7
Orch FB
1~7
GLOBAL
Metronome
Reverb
Chorus
Level
Touch
::
Treble
Bass & Chord
1~14
Free Bass
FR-3x には、10 個のセット群に分かれた 25 種類の
セットが入っています。9 個のセット群は出荷時にプ
ログラムされています(「CLASSIC」〜「ETHNIC」。
詳しくは右手音色ボタンの上にある表示を参照)。残り
の 1 つのセット群(「USER」)は、別売の USB メモ
リーからユーザー・セットをロードするために使用し
ます。
それぞれのセット群は、いくつかのセットで構成され
ます(P.76「セット一覧」を参照)。セットを呼び出
すと、P.26 に示すパートの設定が即座に変更され、右
手音色ボタンと左手音色ボタンが設定されます。
セットを選ぶ
以下の手順でセットを選びます。
1111....[SET]ボタンを押します。
他のボタンを押さずに[SET]ボタンを 2 秒以上押し
続けると、パラメーター・モードに切り替わります。
そのような場合は、[SET]ボタンを押し直してパラ
メーター・モードを終了し、手順 1 を繰り返してくだ
さい。
2222....[1]〜[0]のいずれかの右手音色ボタンを押し
て、セット群を選びます。
12
セットの選択は、以下のように行われます。
選んだセット群が、そのとき使っているセット群と同
•
じである場合、そのセット群の中の次のセットが選ば
れます。
::
例例例例::
ディスプレイに「11」と表示されている状態で右手
音 色 ボ タ ン[1](CLASSIC)を 押 す と、そ の
「CLASSIC」というセット群の中のセット「12」が
選択されます。
したがって、セット「11」から「14」へジャンプす
るには、[SET]ボタンを押し てから右手音色ボタン
[1]を 3 回押す必要があります。
•
別のセット群を選ぶと、新しく選択されたセット群に
切り替わり、そのセット群で最後に選ばれていたセッ
トが呼び出されます。
11
選ばれているセットの番号が、ディスプレイで点滅し
ます。
いちばん左の数字はセット群、2 番目の数字はセット
を示します。[SET]ボタンを押したあとに右手音色ボ
タンを押さない場合、ディスプレイはしばらくすると
メイン画面に戻ります。
その場合は、[SET]ボタンを押し直して手順 2 へ進
んでください。
ユーザー・セットの場合は、「U」という文字と選んだ
ユーザー・セットの番号(1 〜 4)がディスプレイに
表示されます。ユーザー・セットは 4 つあります。
出荷時にプログラムされているセットについては、
P.76 の一覧表をご覧ください。
ディスプレイ下部の USER PRG インジケーターが点
灯しているときは、セットを選択できません。
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![](/html/65/65e4/65e41fa5082c4423c29dccf0663f5bdaa1285ce80c5ce4123f24320b4f0651ae/bg1a.png)
FR-3x V-Accordion
るる
音音音音色色色色をををを選選選選んんんんでででで演演演演奏奏奏奏すすすするる
音色を選んで演奏する
右手パート
右手音色鍵盤は、37 鍵のピアノ鍵
盤(ピアノ鍵盤モデル)または 92
個のボタン鍵盤(ボタン鍵盤モデ
ル)を使って右手パートを演奏し
ます。
最後に押した右手音色ボタン([1]
〜[0])の音色が鳴ります。右手
パートでは、アコーディオン音色、
オーケストラ音色、オルガン音色
を使って演奏できます。
右手パートの音色を選ぶ
このセクションでは、右手パートのアコーディオン音
色、オーケストラ音色、オルガン音色を選ぶ方法を説
明します。P.27 では、アコーディオン音色とオーケス
トラ音色やオルガン音色を組み合わせる方法を説明し
ます。
音色は、[1]〜[0]の右手音色ボタンで選びます。
オーケストラ音色やオルガン音色を選ぶには、まず
[ORGAN / ORCHESTRA]ボタンを押してから、右
手音色ボタンを押します。
1111....FR-3x の電源をオンにします。
詳しくは、「電源のオン/オフ」(P.20)をご覧くださ
い。
2222....アコーディオン音色を選ぶ場合は、手順 4 へ進み
ます。
FR-3x の電源をオンにしたときは、右手音色ボタンを
押すと、アコーディオン音色が選べます。
3333....オーケストラ音色を選ぶ場合は、[ORGAN /
ORCHESTRA]ボタンを 1 回、オルガン音色を
選ぶ場合は、2 回押します。
([ORGAN / ORCHESTRA]を 3 回押すと、右手音
色ボタンで再びアコーディオン音色が選べるようにな
ります。)
そのグループ(オーケストラまたはオルガン)で最後
に選んだ音色の番号が、ディスプレイのいちばん右の
桁に表示されます。
443.
数字の右側にドットが表示される場合があります。
ドットの表示の意味は以下のとおりです。
の状態 説明
ドット
消灯 アコーディオン音色を使用しています。
点灯 オーケストラ音色を使用しています。
点滅 オルガン音色を使用しています。
4444....右手鍵盤を弾いて、正しい音色(アコーディオ
ン、オーケストラまたはオルガン)が選ばれてい
ることを確認します。
弾いている音を聞くためには、必ずベローズも動かし
てください。
正しい音色が選ばれていない場合は、手順 3 を繰り返
します。
5555....10 個の右手音色ボタン([1]〜[0])のいずれ
かを押して、弾きたい音色を選びます。
ディスプレイのいちばん右の数字が、選んだ音色の番
号に変わります。
音量やバランスの設定を変えたい場合は、「音量やバラ
ンスを調節する」(P.22)、エフェクトの設定について
は、「コーラス・エフェクトやリバーブ・エフェクトを
調節する」(P.22)をご覧ください。
アコーディオン音色について
FR-3x の右手音色ボタンは 10 個のみですが、14 種
類のアコーディオン音色を選ぶことができます。右手
音色ボタンのうち 4 個には、2 つの異なる音色が割り
当てられています。下図で黒く示されているものが、
そのボタンです。リード表示の中にある小さな四角で
も、2 つの音色を選べるボタン(2、5、6、9)がわ
かります。
[2]、[5]、[6]、[9]のボタンでは、
2つの異なるアコーディオン音色を選べます。
[2]、[5]、[6]、[9]のボタンを 1 回押すと、「a」
の音色が選ばれます。もう一度押すと、「b」の音色が
選ばれます。これらのボタンについては、音色の番号
と「a」または「b」の文字が両方、しばらくの間表示
されます。
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