取扱説明書
このたびは、ローランド V アコーディオンをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(取扱説明書 P.2)と「使用上のご注意」(取扱
説明書 P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取 扱説明書と付属品
ガイドをよくお読みください。取扱説明書と付属品ガイドは必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてく
ださい。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
202
2008 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
FR-2/FR-2b
安全上のご注意
V-Accordion
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、
改造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上
など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設
置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、
AC100V の電源で使用してください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、またはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、
設定によっては永久的な難聴になる程度の音量
になります。大音量で、長時間使用しないでください。
万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめ
て専門の医師に相談してください。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC
アダプターをコンセントから外し、お買い上
げ店またはローランド・サービスに修理を依
頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプラグが破
損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
●の中に描かれています。
2
警告
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。 必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)
を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがありま
す。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や
水の中に入れたりしないでください。
..............................................................................................................
027
● 電池を、日光、炎、または同様の過度の熱に
さらさないでください。
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、
正常な通気が保たれている場所で使用してく
ださい。
..............................................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き
差しするときは、必ずプラグを持ってくださ
い。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ
ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダ
プターをコンセントから外してください。AC アダプ
ターとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、絶縁
不良を起こして火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑になら
ないように配慮してください。特に、コード
やケーブル類は、お子様の手が届かないよう
に配慮してください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
V-Accordion
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、
機器本体やコンセントに抜き差ししないでくだ
さい。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターを
コンセントから外し、外部機器との接続を外し
てください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外してください
(P.9)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ
ターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、
液漏れしたりします。次のことに注意してく
ださい(P.27)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示ど
おり入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種
類の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出し
ておいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースに
ついた液をよくふきとってから新しい電池を入れて
ください。また、漏れた液が身体についた場合は、皮
膚に炎症を起こす恐れがあります。また眼に入ると危
険ですのですぐに水でよく洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピン
などと一緒に携帯したり、保管したりしないでくださ
い。
..............................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集の
しかたに従って、捨ててください。
..............................................................................................................
118a
● 付属または取り外したベース(リファレン
ス)・キャップ、およびトレブル(リファレン
ス)キャップは、小さなお子様が誤って飲み込
んだりすることのないようお子様の手の届かな
いところへ保管してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
3
FR-2/FR-2b
V-Accordion
使用上のご注意
電源、電池のセットや交換について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体
が多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使
用をお薦めします。電池で使用する場合は、必ずニッケ
ル水素電池を使用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を
切った状態で行なってください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ
た車内などに放置しないでください。変形、変色すること
があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
358
● 鍵盤やボタンの上に物を置いたままにしないでくださ
い。発音しなくなるなどの故障の原因になります。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機
のゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質
させることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお
使いいただけます。この場合、本機が滑って動いたり
しないことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ
た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい
布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容はメモしておいてください。修
理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払ってお
りますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元でき
ない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しま
しては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はメモしておいてください。
552
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、
補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してくださ
い。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
4
主な特長
V-Accordion
アコーディオンの表現力を受け継いだ PBM 音源
最
新のローランド音源テクノロジーをベースに、発音の仕
組みそのものからアコースティック・アコーディオン各部
のふるまいを精密に再現した PBM(Physical Behavior
Modeling)音源を搭載。アコーディオンの奏法を最大限に
活かした演奏が可能です。たとえば、蛇腹による微妙な空
気の動きを感知し、各リードの反応も個別にモデリングし
て発音。蛇腹の動きに応じて音量/音色/ピッチもダイナ
ミックかつナチュラルに変化します。
さまざまなアコーディオンをリアルに再現
10 種類のアコーディオン・セットを切り替えることで、イ
タリアン・フォーク、フレンチ・フォーク、ジャズ、バン
ドネオンなど、さまざまなアコーディオンを持ち替えたか
のように演奏できます。
オーケストラ音色を組み合わせた多彩な演奏
右手鍵盤側には、アコーディオン音色の他に、バイオリン
やフルートなど6 種類のオーケストラ音色を内蔵していま
す。左手ボタン側にも、アコースティック・ベースやエレ
クトリック・ベースといった 5 種類のオーケストラ・ベー
ス音色と、ストリングスやオルガンなど 5 種類のオーケス
トラ・コード音色を用意しています。
デジタル・アコーディオンならではの使いやすさ
軽量なボディ、バラエティ豊かな音色に加え、音量調節も
自由自在。ヘッドホンを使えば夜間の練習なども気兼ねな
く行えます。さらに、アコースティック・アコーディオン
のようなリードのメンテナンスなども不要で、常に安定し
たチューニングを保てます。
パッド機能を使ったより多彩な演奏
左手側に 5 つのパッドを搭載。ドラムやパーカッション音
色を使って演奏をリアルタイムに録音、ループ再生が可
能。これをバックにアコーディオンの演奏ができます。
練習に役立つソング機能を搭載
本体に 8 曲の練習曲を内蔵し、マイナスワンによる右手ま
たは左手の練習に加え、蛇腹の練習もできます。
ユーザー・プログラムによる音色切り替え
頻繁に使用する音色や設定などを本体に 8 種類まで記憶、
簡単に呼び出すことができます。さまざまなステージ・パ
フォーマンスで威力を発揮します。
洗練された MIDI コントロール機能
タッチで強弱を付けられる右手鍵盤と左手ボタンに加え、
蛇腹によって MIDI コントローラーとしても優れた演奏表
現を可能にします。
目次
安全上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
使用上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
主な特長. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
各部の名称とはたらき . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
右手鍵盤側 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
左手ボタン側. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
右手側下面(接続端子). .. .. ... .. .. .. ... .. .. .8
右手側パネルのカスタマイズ . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
お使いになる前に . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
外部アンプとの接続のしかた . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
AC アダプターとの接続のしかた . . . . . . . . . . . . . . 9
デモ曲の聴きかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
アコーディオン音色で演奏する. . . . . . . . . . . . . . . 10
オーケストラ音色で演奏する . . . . . . . . . . . . . . . . 11
その他の役に立つ機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
不要なパートをミュートする . . . . . . . . . . . . . . . . 13
メトロノームの使いかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
音の高さの変えかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
ソング機能の使いかた. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
パッド機能の使いかた. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
さまざまな設定をする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
設定のしかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
各パラメーターの説明 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
MIDI パラメーターの設定をする . . . . . . . . . . . . . . 20
各パラメーターの説明 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
ユーザー・プログラムで演奏する . . . . . . . . . . . . . 22
ボタン配列を設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
FR-2b 右手ボタン配列(トレブル・モード). . . . 23
左手ボタン配列(ベース & コード・モード). . . . 23
設定を初期化する(ファクトリー・リセット). . . 26
電池の入れかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
主な仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
付録..................................... 29
デモ曲一覧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
パッド・セット一覧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
MIDI プログラム・チェンジ一覧. . . . . . . . . . . . . . 30
5
FR-2/FR-2b
V-Accordion
各部の名称とはたらき
右手鍵盤側
1.
4.
3.
2.
1111....VVVVOOOOLLLLUUUUMMMMEEEE((((ボボボボリリリリュュュューーーームムムム))))つつつつままままみみ
FR-2/FR-2b の全体の音量を調節します。左へいっぱい
に回すと FR-2/FR-2b がオフになります([POWER
OFF])。右に回すと電源がオンになります。
2222....OOOORRRRCCCCHHHHBBBBAAAASSSSSSSS((((オオオオーーーーケケケケスススストトトトララララ・・・・ベベベベーーーースススス))))切切切切りりりり替替替替ええ
ンン
ボボボボタタタタンン
オーケストラ・ベース音色で演奏するときにオンにしま
す。
3333....LLLLEEEEFFFFTTTTRRRREEEEGGGGIIIISSSSTTTTEEEERRRR((((左左左左手手手手音音音音色色色色選選選選択択択択))))切切切切りりりり替替替替ええ
左手音色ボタンを、ベース音色切り替え用として使用す
るか、コード音色切り替え用として使用するかを選択し
ます。
4444....OOOORRRRCCCCHHHHCCCCHHHHOOOORRRRDDDD((((オオオオーーーーケケケケスススストトトトララララ・・・・ココココーーーードドドド))))切切切切りりりり替替替替ええ
ンン
ボボボボタタタタンン
オーケストラ・コード音色で演奏するときにオンにしま
す。
5555....SSSSEEEETTTT((((セセセセッッッットトトト))))ボボボボタタタタンン
3 通りのはたらきがあります。
このボタンを押してから右手音色ボタンを押すとア
•
コーディオン・セットを選ぶことができます(P.10)。
アコーディオン・セットの名前は、右手音色ボタンの下
に書かれています。
このボタンをしばらく押し続けると、いろいろな設定を
•
変更できます。設定の変更の詳細は、「さまざまな設定
をする」(P.17) を参照してください。
•
このボタンを押しながら右手音色ボタン1 または 2 を押
すと、右手鍵盤の音域を 1 オクターブ単位で上下させる
ことができます。設定の詳細は「音の高さの変えかた」
(P.14) を参照してください。
1 CLASSIC
(クラシック)
2 JAZZ
(ジャズ)
3 I FOLK
(イタリアン・フォーク)
4 D FOLK
(ジャーマン・フォーク)
ンン
アコーディオン・セット
みみ
え
えボボボボタタタタンンンン
5 F FOLK
(フレンチ・フォーク)
6 SP FOLK
(スパニッシュ・
フォーク)
7 BANDONEON
(バンドネオン)
8 ALPINE
(アルペン)
ええ
ええ
7. 8. 9. 10.5. 6.
6666....右右右右手手手手音音音音色色色色ボボボボタタタタンンンン((((1111〜〜〜〜8888))
右手音色ボタン(1 〜 5)には、アコーディオン音色が
割り当てられています。それぞれ a と b の 2 種類の音が
あり、既に選ばれている右手音色ボタンをもう一度押す
と、音色 a または b を切り替えることができます。ア
コーディオン音色を選ぶと、音色ボタンが緑色に点灯し
ます。
アコーディオン音色
1a Bassoon 4a Musette
1b Bandon 4b Celeste
2a Clarinet 5a Piccolo
2b Oboe 5b Organ
3a Master
3b Harmon
アコーディオン・セット 5「F FOLK」を選んだときに
鳴る右手音色のリードは、他のアコーディオン・セット
とは異なります(パネルに表示はありません)。
アコーディオン音色(セット 5「F FOLK」)
1a Bassoon 4a Mr Gus
1b Jazzy 4b Sw Valse
2a Arnold 5a SOS Muset
2b Beguine 5b Av Muset
3a 4 Voix
3b 4 Voix SW
上記、「アコー ディオン音色」の 表にあるシ ンボルにつ
いては、「右手音色で鳴るリードについて」(P.11) を参
照してください。
))
6
V-Accordion
右手音色ボタン(6 〜 8)には、オーケストラ音色が割
り当てられています。
それぞれ a と b の 2 種類の音があり、既に選択されてい
る右手音色ボタンをもう一度押すと、音色 a と b を切り
替えることができます。オーケストラ音色を選択する
と、音色ボタンが赤色に点灯します。
オーケストラ音色
Violin
6a
(バイオリン)
Strings
6b
(ストリングス)
Sax
7a
(サックス)
Clarinet
7b
(クラリネット)
7777....PPPPAAAADDDD((((パパパパッッッッドドドド))))ボボボボタタタタンン
PAD ボタンは、パッド機能(P.15)のオン/オフを切
り替えます。
ンン
Flute
8a
(フルート)
Organ
8b
(オルガン)
左手ボタン側
8888....UUUUSSSSEEEERRRRPPPPRRRROOOOGGGG((((ユユユユーーーーザザザザーーーー・・・・ププププロロロロググググララララムムムム))))ボボボボタタタタンンンンとと
MMMMEEEETTTTRRRROOOONNNNOOOOMMMMEEEE((((メメメメトトトトロロロロノノノノーーーームムムム))))ボボボボタタタタンン
USER PROG ボタンは、ユーザー・プログラム(P.22)
のオン/オフを切り替えます。
METRONOME ボタンは、メトロノーム(P.13)のオン
/オフを切り替えます。
9999....RRRREEEECCCC((((録録録録音音音音))))ボボボボタタタタンン
短いドラム/パーカッションのフレーズを録音して繰
り返し再生するのに使用します(P.16)。
11110000....SSSSOOOONNNNGGGG((((ソソソソンンンンググググ))))ボボボボタタタタンン
内蔵されている 8 曲の中の 1 曲を使用し、右手や左手の
練習ができるソング機能(P.14)のオン/オフを切り替
えます。
FR-2/FR-2b のデモ曲を聴くには、このボタンを押した
ままにします。
ンン
ンン
ンン
とと
11111111....左左左左手手手手音音音音色色色色ボボボボタタタタンンンン((((下下下下のののの列列列列))))ととととパパパパッッッッドドドド((((上上上上のののの列列列列))
左手音色ボタンは、ベースやコードのためのアコーディ
オン音色(下表)を選ぶときに使用します。
左手アコーディオン音色
12'
24'
3
4 8'/4'/2'
5 16'/2'
16'/8'/8-4'/4'/
2'
))
左記「左手アコーディオン音色」の表にあるシンボルに
ついては、「左手音色で鳴るリードについて」(P.11) を
参照してください。
※ オーケストラ・ベース音色、オーケストラ・コード音色を
選ぶときにも使用します(P.11)。
パッドは、ドラムやパーカッションの音を叩いて鳴らす
ときに使用します。
パッド(叩く)
左手音色ボタン
(押して引き
下ろす)
7
FR-2/FR-2b
V-Accordion
右手側下面(接続端子)
13.
12.
11112222....DDDDCCCCIIIINNNN端端端端子子
付属の AC アダプター(PSB-1U)を接続します。市販
の単3 型ニッケル水素電池を使用すると、AC アダプター
なしでも FR-2/FR-2b を演奏することができます。
11113333....MMMMIIIIDDDDIIIIOOOOUUUUTTTT////IIIINNNN端端端端子子
MIDI データを送信、または受信します。送信、受信のど
ちらを行うかは、MIDI OUT/IN(MIDI アウ ト/ イン)
(P.21)で切り替えます。
MIDIの詳細は、「MIDIパラメーターの設定をする」(P.20)
を参照してください。
11114444....OOOOUUUUTTTTPPPPUUUUTTTTLLLL////MMMMOOOONNNNOOOO端端端端子子子子ととととOOOOUUUUTTTTPPPPUUUUTTTTRRRR//
FR-2/FR-2b の音を外部器機で鳴らす場合に、アンプや
ミキサーなどを接続します(P.9)。
OUTPUT L/MONO(TREBLE)端子からは右手鍵盤の
•
音が出力されます。
OUTPUT R/MONO(BASS)端子からは左手ボタンの
•
音が出力されます。
※ OUTPUT L/MONO 端子、または OUTPUT R/MONO 端
子のどちらか片方にケーブルを接続すると、右手鍵盤と左
手ボタンの音がモノラルで出力されます。
11115555....PPPPHHHHOOOONNNNEEEESSSS端端端端子子
別売のステレオ・ヘッドホン(ローランド RH-A30、RH200s、RH-300)を接続します。ヘッドホンを接続して
も、OUTPUT 端子からは音が出力されます。
子子
子子
//MMMMOOOONNNNOOOO端端端端子子子子
子子
14.
15.
右手側パネルのカスタマイズ
右手音色ボタンの上のパネルにある挿し絵は、FR-2/
FR-2b に付属している 6 枚のシートの中の 1 枚、また
はご自身で作成した図案と交換することができます。交
換手順は以下のとおりです。
1111....カバーを固定している 2 個のねじをコインで左に
回して緩めます。
ねじを回しすぎないように気をつけてください。ねじは
カバーに付けたままにしておきます。
2222....カバーを開きます。
8
注意
AC アダプターのコードやヘッドホンなどのケーブル類を
接続した状態では、以下の点に注意してください。
台の上や床に置く場合、左手ボタン側の、ゴム足のある面
•
を下にして置いてください。絶対に接続端子のある面を下
にしないでください。接続端子やケーブルのプラグが破損
する恐れがあります。
•
ケーブルの余った(たるんだ)部分を引っ掛けたりしない
よう、十分注意してください。
•
腰掛けて演奏する場合、接続端子やケーブルに力がかから
ないよう、ケーブルは両脚の間を通してください。
※ ケースを傷つけないように注意してください。
3333....カバーの下からシートを抜き取り、別のシートを
差し込みます。
シートには、付属のシートまたはご自身で作成した図案
のどちらでも使用できます。
ご自身で作成した図案を使用する場合は、以下の点に注
意してください。
•
シートは、必ず紙または薄い素材を使用してください。
ボール紙などの厚い素材は使用しないでください。
•
きれいな仕上がりにするには、364mm(横)× 92.9mm
(縦)の用紙を使用してください。
4444....2 個のねじをコインで右に回して締め付け、カバー
を固定します。
お使いになる前に
外部アンプとの接続のしかた
V-Accordion
OOOOUUUUTTTTPPPPUUUUTTTT端端端端子子子子のののの使使使使用用
FR-2/FR-2b で音色を鳴らすには、ローラン
ド CM-30 やSA-300 などの外部アンプを接
続する必要があります。電池を使用してい
て、FR-2/FR-2b を PA システムやミキサー
に接続する必要がある場合は、長いオーディ
オ・ケーブルが不要なワイヤレス・システム
の使用をお勧めします。
ヘッドホン(ローランド RH-30A、RH-200、
RH-200S、RH-300)も使用可能です。
※ 他の機器と接続するときは、誤動 作やス
ピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべ
ての機器の音量を絞り、電源を切った状態
で行ってください。
用用
AC アダプターとの接続のしかた
単3 型ニッケル水素電池も使用
できます。詳細は、「電池の入
れかた」(P.27) を参照してくだ
さい。
1111....付属の AC アダプターを
FR-2/FR/2b のDC IN 端子
に接続します。
2222....AC アダプターと電源コー
ドを接続します。
3333....コンセントに電源プラグ
を差し込みます。
AC アダプターをコンセント
に接続すると、インジケー
ターが点灯します。
AC アダプターは、インジケー
•
ター
(右図参照)がある面 を上
にして設置してください。
※ AC アダプターのコードは、別
紙「付属品ガイド」の中の「AC
アダプター・コードおよび
MIDI ケーブルの固定」の手順
に従って固定してください。
誤ってコードを引っ張ってし
まっても、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、DC
IN 端子に無理な力が加わることを防ぐことができます。
※ AC アダプターは、必ずその本体に表示されているタイプ
の電源に接続しなければなりません。消費電力の詳細は、
「主な仕様」(P.28) を参照してください。
ACアダプター
インジケーター
電源コード
ンセントへ
出力
OUTPUT
L/MONO + R/MONO
L/MONO + R/MONO
長いオーディオ・ケーブルまたは市販のワイヤレス・システム
(推奨)のどちらかを使用します。
入力
INPUT
L+R
L + R
電源の入れかた/切りかた
電源の入れかた
※ 正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れてくださ
い。手順を間違えると、誤動作をしたり、スピーカーなど
が破損するおそれがあります。
1111....接続している外部アンプの音量を下げる、または
電源をオフにします。
2222....VOLUME つまみを右に回します。
3333....接続している外部アンプの音量を上げる、または
電源をオンにします。
※ 本機器には保護回路が内蔵されています。そのため、電源
を入れてから正常に演奏できるようになるまで少し時間
がかかります。
電源の切りかた
1111....接続している外部アンプの音量を下げる、または
電源をオフにします。
..
VOLUME つまみを「POWER OFF」の位置まで左
2222..
に回します。
9
FR-2/FR-2b
蛇蛇蛇蛇腹腹腹腹調調調調節節節節つつつつままままみみ
みみ
蛇腹の抵抗を調節します。
空空空空気気気気ボボボボタタタタンン
ンン
ボタンを押して蛇腹内部の空気
を抜きます。
V-Accordion
デモ曲の聴きかた
V アコーディオンの音や表現力を紹介するために、デモ曲
が 16 曲用意されています。
右手鍵盤/ボタンのアコーディオン音色を鳴
らす
1111....SET ボタンを押します。
SET ボタンが青色に点滅します。
デモ曲を再生する
1111....SONG ボタンを押したままにします。
最初のデモ曲が自動的に再生されます。1 曲目が終了す
ると、2 曲目、3 曲目と続けて再生されます。
聞きたい曲を選ぶには、USER PROG ボタン(DEC)と
METRONOME ボタン(INC)を押して選択します。
..
2222..
VOLUMEつまみで、音量を調整します。
デモ曲を停止する
1111....SONG ボタンをもう一度押すと、デモ曲が停止し
ます。
アコーディオン音色で演奏する
蛇腹(ベローズ)を調節する
V アコーディオンも、アコースティック・アコーディオン
と同じように、左手で蛇腹を開閉(伸び縮み)させて音を
出します。
蛇腹調節器
■
FR-2/FR-2b には蛇腹調節つまみが付いています。蛇腹の
抵抗(蛇腹を動かすのに必要な力)を調整できます。
2222....右手音色ボタン(1 〜 8)を押し
て、アコーディオン・セットを
選択します。
アコーディオン・セットの詳細は、
「SET(セット)ボタン」(P.6) を参
照してください。
※ SET ボタンが青色に点滅している間
に、右手音色ボタンを押さずにいる
と、しばらくして再び消灯します。また、誤って SET ボ
タンを押した場合、もう一度押すと消灯します。
..
3333..
右手音色ボタン(1 〜 5)を押して、アコーディオ
ン音色を選択します。
アコーディオン音色の詳細は、「右手音色ボタン(1 〜
8)」(P.6) を参照してください。
音に奥行きや厚みを付ける
■
リバーブやコーラスといったエフェクトを使用すると、
音に空間的な広がりや、複数のアコーディオンが同時に
鳴っているような厚みを付けることができます。
リバーブ:音の「奥行き」が増します。コンサート・ホー
ル、教会、室内などで演奏しているような効果が得られ
ます。
コーラス:同じ種類の複数の楽器で同時に演奏している
ような効果が得られます。
蛇腹調節つまみを回すと、蛇腹を開閉するときの抵抗を
•
変えることができます。
空気ボタンを押すと、蛇腹を素早く開閉することができ
•
ます。演奏終了後に空気を抜くときなどに使用します。
■
左手ベルト
左手ボタン側には、蛇腹を伸び縮みさせるために左手を通
すベルトがあります。
マジック・テープで長さを調整し
てください。
ーーーーリリリリババババーーーーブブブブのののの設設設設定定定定ーー
ーー
1111....SET ボタンを点滅するまで押します。
2222....G2 の鍵盤または12 番のボタン(P.17)を押します。
SET ボタンが高速で点滅します。
3333....右手音色ボタンを押して、以下の設定のいずれか
を選択します。
1 0 (リバーブなし) 5 64
216 680
332 796
ーーーーココココーーーーララララススススのののの設設設設定定定定ーー
4 48 8 127
ーー
1111....SET ボタンを点滅するまで押します。
2222....A2 の鍵盤または 14 番のボタン(P.17)を押します。
SET ボタンが高速で点滅します。
3333....右手音色ボタンを押して、以下の設定のいずれか
を選択します。
0(コーラス・
1
エフェクトなし)
216 680
332 796
4 48 8 127
564
10