エスプレッソマシン
CVA6800
取扱説明書
jp – JP
M.-Nr. 09 906 100
お客様の安全を確保し、機器の損傷を避ける
ため、本製品を初めてご使用になる前には、
必ずこの取扱説明書をお読みください。
梱包材/使用済み製品の廃棄処分
梱包材の廃棄処分
梱包材は、輸送時に本製品を保護するために
作られています。輸送時の保護用の詰め物は、
処理する際に環境への影響が少ない材質を使
用しているため、リサイクルすることを推奨し
ます。
梱包材をリサイクルすることで、製造工程での
材料の使用、また、埋め立て処理場へ廃棄する
量を削減することができます。
使用済み製品の廃棄処分
電気および電子機器の中には、貴重な素材が使
用されていることがあります。また、取り扱い
や廃棄方法を誤ると、人体や環境に悪影響を及
ぼす恐れのある物質が含まれていることがあ
ります。一方で、このような物質は製品が正常
に機能するためには不可欠なものです。した
がって、不要になった製品は家庭ゴミとしては
出さないでください。
不要になった製品を廃棄する際は、お住まいの
自治体の指定する廃棄物処理施設に廃棄を依
頼するか、弊社代理店にご相談ください。
処分するまでの間、ご自宅で保管するときは、
お子様に危険が及ばないように正しく管理し
てください。
2
目次
梱包材/使用済み製品の廃棄処分
安全上のご注意
各部の名称
外観図
付属品
操作
タッチディスプレイ
操作
ディスプレイの記号
初めてお使いになる際に
初めてお使いになる前に
初めて電源を入れる際に
水の硬度
水を入れる
コーヒー豆を入れる
電源を入れる/切る
抽出口の調整
ドリンクを作る
コーヒーを作る
2 杯分を作る
準備をキャンセルする
連続してコーヒーをいれる
粉コーヒーでコーヒーを作る
ミルクを使用するドリンク
お湯を出す
プロフィールでドリンクを作る
ドリンクを作った後は
2
13
13
15
16
16
17
20
21
21
21
22
24
25
26
27
28
28
29
29
29
30
31
33
33
34
6
コーヒーのカスタマイズ
グラインダーの設定
ドリンクパラメーターを変更する
コーヒーの量
抽出温度
コーヒーの蒸らし
ドリンク量変更
35
35
36
36
37
37
38
3
目次
ドリンクをリセットする
プロフィール
プロフィールを開く
プロフィールを作成する
プロフィールを選択する
プロフィール名を変更する
プロフィールを削除する
プロフィールを変更する
プロフィール:ドリンク情報の作成
ドリンク情報を作成する
ドリンク情報の変更: 1 杯分の量、ドリンクパラメーター、名前を変更する
ドリンク情報を削除する
My Miele
設定
「設定」メニューを開く
設定を変更して保存する
設定オプション
言語
現在時刻
日付
タイマー
エコモード
照明
スタート スクリーン
インフォ(インフォメーション表示)
本体をロックする ( システムロック
水の硬度
明るさ
音量
プレートウォーマー
抽出口調整
工場出荷時設定
デモモード(ショールームプログラム)
)
39
40
40
40
40
40
40
41
42
42
42
42
43
44
44
44
45
47
47
47
48
50
50
51
51
51
52
52
52
52
53
53
53
清掃とお手入れ
クイックガイド
手洗いまたは食器洗い機での洗浄
ドリップトレイ
ドリップトレイカバー
4
54
54
55
57
58
目次
水タンク
ガラ受けコンテナ
中央抽出口
センサーカバー
ミルクバルブのお手入れ
ミルクジャグとふた
コーヒー豆コンテナ
内部と前面部
中央抽出口コネクター
抽出ユニット
お手入れプログラム
本体洗浄
ミルク抽出システムすすぎ
ミルク抽出システム洗浄
抽出ユニットの油分除去
本体のカルキ除去
ディスプレイにメッセージが表示された後にカルキを除去する
メッセージが表示されていないときにカルキを除去する
こん なとき 、 どうしたら いい?
異常な動作
不十分な結果
ミルクの加熱時やフォーミング時の問題
アングルコネクターを交換する
58
59
59
62
62
63
64
65
65
66
67
68
68
69
70
72
73
74
75
78
83
85
86
アフターサービス/保証
アフターサービス、型式表示シール
保証書
電力を節減する
電源接続
電源接続
設置
設置と組み合わせのオプション
通気
設置
ヒンジの調節
著作権とライセンス
88
88
88
89
90
90
91
91
92
93
94
95
5
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全にお使いいただき、お客様や他の人々への危害や損害を未
然に防止するため、注意事項をマークで表示しています。内容をよく理解してから本文をお読み
ください。
指のケガに注意
6
安全上のご注意
本製品は、現行の安全基準に適合していま
す。しかし、使用方法が不適切な場合、人
体への危害および物的損害が発生する恐れ
があります。
初めてご使用になる前に、この取扱説明書
をよくお読みください。お客様の安全を守
り本製品の損傷も防ぐことができます。
本取扱説明書には、設置、安全、使用、手入
れに関する重要な情報が記載されています。
本取扱説明書に記載されている事項を遵守
しないことによる損害については、当社は
責任を負いません。
本取扱説明書は大切に保管し、製品を譲渡
する場合は、必ず本書を添付してください。
警 告
正しい用途
本製品は業務用ではありません。ご家庭
での使用、またはそれに類似する職場や
居住環境での使用を想定しています。
職場や居住環境の例として次のような場
所があげられます。
-
店舗、事務所などの職場
-
ショールームなど
- ホテル(客室での使用)、ゲストハウス
本製品は屋外での使用を想定していません。
本製品はエスプレッソ、カプチーノ、ラ
テマキアートなどを作るための家庭用製
品としてのみ使用が認められています。
その他の用途での使用は認められていま
せん。
身体的、感覚的、または精神的に介護を
要する方、操作経験のない方、操作方法
を理解していない方が本製品を使用する
場合は、安全にお使いになれるよう周囲
の方が十分配慮し、操作に伴う危険につ
いて説明するようにしてください。
7
安全上のご注意
警 告
お子様の安全
抽出口でやけどする危険があります。子
どもの肌は大人と比べて高温に対してと
ても敏感です。お子様が本製品の高温部
に触れたり、抽出口の下に体の一部を入
れたりしないようにしてください。
本製品はお子様の手の届かない所に設置
してください。やけど・感電・けがをす
るおそれがあります。
8 歳未満のお子様は、周囲に常に監督者
がいる場合を除き、本製品に近づけない
でください。
8 歳以上のお子様は、お使いになる前に
安全な操作方法と操作に伴う危険につい
て説明するようにしてください。
本製品の近くではお子様から目を離さな
いようにし、お子様が本製品で遊ばない
ようにしてください。
周囲に監督者のいない状況で、お子様が
本製品の清掃やメンテナンスを行わない
ようにしてください。
警 告
技術的安全性
設置や修理は、ミーレ認定の専門技術者
のみが行う必要があります。設置、修理
およ びその 他の作 業を資 格のない人が
行った場合、使用中に大きな危険を引き
起こす可能性があります。
本製品の電気系統についての安全が保証
されるために、正しく接地(アース)す
る必要があります。問題がありそうな場
合は、資格を有する電気技師に家屋内の
電気配線の検査を依頼してください。
本製品は、主電源に接続されている場合
にのみ、安全かつ確実に動作させること
ができます。
延長コードや電源タップを使用したたこ
足配線で電源に接続するのはおやめくだ
さい。発火の恐れがあり、危険です。
定格
15 A 以上のコンセントを単独で使
用してください。
交流
100 V 以外では使用しないでくだ
さい。火災・感電の原因となります。
窒息の恐れがあります。プラスチック・
ラッピングなどのパッケージをお子様に
近づ けないでくださ い。お子様がパッ
ケージで遊んで巻き込まれたり、頭にか
ぶ
って窒息したりする危険があります。
乳幼児がプラグを誤って舐めないよう注
意してください。感電やけがの原因にな
ります。
8
プラグにピンやごみを付着させないでく
ださい。感電・ショート発生の原因にな
ります。
電源プラグはコンセントの奥までしっか
り差し込んで
発生の原因になります。
ください。感電・ショート
安全上のご注意
注 意
修理は、ミーレ認定の専門技術者が行う
必要があります。修理を資格のない人が
行った場合、使用中に大きな危険を引き
起こす可能性があります。
本製品の外部ケーシングをあけないでく
ださい。
電気接続部分や電気部品、機械部品をむ
やみに触ると非常に危険です。動作不良
や感電の原因となる場合があります。
電源コードを傷つけたり、無理に曲げた
り、引張ったり、ねじったり、たばねた
り、高温部に近づけたり、重いものを載
せたり、挟み込んだり、加工したりしな
いでください。
電源コードが破損し、火災・感電の原因
になります。
本製品の背面にある電源ソケットは、ミー
レ
ESW6114、ESW6214 のビ ルト イ ン
ウォーマーに接続する場合のみ使用して
ください。
注 意
本製 品の周 囲で通 気が十 分であること
を確認してください。
トールユニットの通気口 と、ト ールユ
ニットと天井の間のすき間は、少なくと
も
200 cm
結露が発生して本体またはトールユニッ
トに損傷が発生する場合があります。
コーヒーやエスプレッソは子どもに適し
た飲み物ではありません。
本製品を損傷した状態で使用すると危険
な場合があります。本製品を設置する前
に、目に見える損傷がないか確認してく
ださい。本製品を損傷した状態で使用し
ないでください。
本製品が損傷しないようにするため、電
源に接続する前に、型式表示シールの接
続情 報(電圧 と周波数 )がご家庭の電
源と一致していることを確認してくださ
い。不明点がある場合は、資格を有する
電気技師にご相談ください。
2
が必要です。十分でないと、
本製品 は、室内が
温度の部屋でのみ使用してください。
換気口を覆ったりふさいだりしないでく
ださい。換気が正常に行われなくなりま
す。結 露が発生す ると、本体 やト
ユニットに損傷が発生する場合がありま
す。
+10ºC ~ +38ºC の
ール
安定していない場所(船上など)で本製
品を使用しないでください。
安全上の理由により、本製品は固定して
使用する必要があります
本製 品を別 の製
は、十分な幅の棚板の上に置く必要があ
ります(適切なビルトインウォーマーな
どに 取り付 けられ ている 場合を除きま
す)。
品の 上に設 置する 場合
9
安全上のご注意
注 意
本製品がキッチン家具の扉の中に取り付
けられている場合、必ずその扉を開けた
状態で使用してください。これにより熱
や湿気の発生を防ぐことができ、製品本
体や家具に損傷が発生しないようにする
ことができます。本製品の使用中は家具
の扉を閉じないでください。家具の扉を
閉じる前に、本製品の温度が十分下がっ
ていることを確認してください。
修理中は、本製品を電源に接続しないで
ください。
保証期間中の修理は、ミーレ認定の専門
技術者のみが行う必要があります。
専門技術者が行わない場合、修理後に生
じる損傷は保証対象外になります。
部品 の交換を行う場 合は、純正部品の
み使用してください。
ミーレ製の純正部品が使用されている場
合のみ、本製品の安全基準の保証対象と
なります。
本製品では、ミーレの純正部品のみを使
用してください。他のメーカー製の部品
や付属品を使用した場合は、保証対象外
となり、このために生じる被害や損害の
製造者責任は負い
ません。
警 告
正しい使用方法
抽出口でやけどする危険があります。こ
こから出てくる液体や蒸気は非常に高温
です。
以下の点にご注意ください。
-
高温の液体や 蒸 気が出てい る 間 は、
抽出口の下の部分から十分に離れて
ください。
- 高温の部品にふれないでください。
- 抽出口から高温の液体や蒸気が飛散
する場合があります。中央の抽出口
に付着物がないこと、またこの抽出
口が正しく取り付けられていること
を確認してください。
- ドリップトレイの水も高温になって
いる場合があります。空にする際は
注意してください。
照明を直視したり、光学機器を使って見
ないでください。
アルコール混合物を使用しないでくださ
い。中央の抽出口の下で燃焼します。炎
がプラスチック部品に引火してとけてし
まう可能性があります。
10
安全上のご注意
注 意
水について、次の点に注意してください。
- 水タンクに入れる水は、冷たくて新
鮮な水道水のみを使用してください。
温度の高い水や、水以外の液体を使
用すると、本製品が損傷する場合が
あります。
- 細菌が発生しないように、水は毎日
入れ替えてください。
- ミネラルウォーターは使用しないで
ください。ミネラルウォーターを使
用すると本製品内でカルキが発生し、
損傷の原因となります。
- 逆浸透膜浄水装置で処理された水は使
用しないでください。損傷の原因とな
ります。
豆コンテナには焙煎したエスプレッソ/
コーヒー豆のみを入れてください。添加
物で 処理されたコー ヒー豆や、粉コー
ヒーは豆コンテナには入れないでくださ
い。豆コンテナにはいかなる種類の液体
も入れないでください。
(焙 煎され ていな い)コ ーヒー生豆や、
コーヒー生豆を混ぜたコーヒー豆は使用
しないでください。コーヒー生豆は非常
に固く、残留水分もあります
粉砕を始めるとすぐにグラインダーが破
損する恐れがあります。
キャラメル、砂糖、その他甘い液体を含
む物質で処理されたコーヒー豆は使用し
ないでください。砂糖が含まれていると
本製品は損傷します。
。本製品で
注 意
粉コーヒー投入口には粉コーヒー、また
は抽 出ユニ ットの 油分除 去に使用する
ミーレの洗浄用タブレット以外はいれな
いでください。
カラメル状のインスタントコーヒーは使
用しないでください。コーヒーの砂糖分
が本製品の抽出ユニットに粘着してふさ
いでしまいます。抽出ユニットを油分除
去するための洗浄用タブレットではこの
ような不純物は除去できません。
ミルクは添加物のないもののみを使用し
てください。ミルクの添加物には砂糖が
含まれていることが多く、ミルクパイプ
に粘着してしまいます。
牛乳を使用する場合は、必ず殺菌された
ものを使用してください。
本製品の前面部が開いているときに前面
部にぶら下がったり、前面部に物をかけ
たりしないでください。本製品のヒンジ
が破損する恐れがあります。
中央の抽出口のコネクターキャップには
シリコングリースが塗られています。容
器やその他の部品を取り外したり交換す
る際に、衣服に付かないよう注意してく
だ
さい。
本製品を物品の洗浄のために使用しない
でください。
11
安全上のご注意
注 意
掃除とお手入れ
清掃 または メンテ ナンス 作業を行う前
に、本製品を電源から切り離してくださ
い。
本製品とミルクジャグは、最初に使用す
る前に十分に洗ってください(「清掃と
お手入れ」を参照してください)。
本製品とミルクジャグは、毎日洗ってく
ださい(「清掃とお手入れ」を参照して
ください)。ミルクが通る部品はいずれ
も定 期的に 完全洗 浄する 必要がありま
す。ミルクには細菌が存在するため、洗
浄が十分でないと急速に増殖します。
本製品の清掃にスチームクリーナーを使
用しないでください。蒸気が電気部品に
接触 すると ショー トする 恐れがありま
す。
お使いの地域での水の硬度に応じて、本
製品のカルキを定期的に除去してくださ
い。水の硬度が高い地域では、カルキ除
去をより頻繁に行う必要があります。カ
ルキ除去が十分でないことによる損害、
誤ったカルキ除去剤の使用による損害、
濃度が適切でないカルキ除去剤の使用に
よる損害については、当社は責任を負
ません。
注 意
抽出ユニットはミーレの洗浄用タブレッ
トで定期的 に 油 分 除 去 して く だ さ い。
コー ヒーで 使われ ている 天然油脂分に
よっては、抽出ユニットが急速につまっ
てしまうことがあります。
使用済みのコーヒー粉末は生ごみとして
廃棄するか、堆肥にしてください。台所
の流しに廃棄すると、排水口が詰まる場
合があります。
表面がステンレスの製品の場合:
付箋メモ、粘着テープ、マスキングテー
プ、その他の粘着剤をステンレス面に貼
り付けないでください。表面に損傷が発
生し、汚れから保護するコーティングの
効果が失われます。
ステンレス面の加工は傷に弱くなってい
ます。磁石を貼り付けても傷が生じる恐
れがあります。
い
お手入れは冷えてから行ってください。
高温部に触れ、やけどのおそれがありま
す。
12
外観図
各部の名称
オン/オフセンサー
タッチディスプレイ
「戻る」センサー
ドア取手
熱湯抽出口(熱湯バルブ)
ドリップトレイカバー
中央抽出口(照明と高さ自動調節機能付き)
ミルクジャグとふた
13
各部の名称
内部図
粉コーヒー投入口カバー
抽出ユニット
粉コーヒー投入口
豆挽きの粗さを調整するスライドコントローラー
コーヒー豆コンテナ
水タンク
格子付きドリップトレイ
ガラ受けコンテナ
ドリップキャッチャー
中央抽出口コネクター
メンテナンス用パネル
14
付属品
これら の ア ク セサリーやそ の 他 の 付属品は、
ミーレ公式オンラインショップ、ミーレコンタ
クトセンター(お問い合わせ先については最終
ページを参照してください)、ミーレ販売代理
店でご注文が可能です。
同梱されている付属品
– 計量スプーン
粉コーヒー用
– ふた付きミルクジャグ
ミルクの保存と加熱/泡立てに使用
– 小型のふた
ミルクジャグを冷蔵庫で保存する場合に使用
– ミルクパイプ用洗剤
ミルク抽出システムの洗浄用(スターター
セット)
– 2 つの容器(大小)
本体の清掃とお手入れ用
– 中央抽出口コネクターのキャップ
交換用部品
– ミルクパイプ用のアングルコネクター
交換用部品
アクセサリー
別売りにて各種アクセサリーをお求めいただけ
ます。
– マイクロファイバークロス
指紋と軽い汚れの除去用
– ふた付きのミルクジャグ
ミルクの保存と加熱/泡立てに使用
– ミルクパイプ用洗剤
ミルク抽出システムの洗浄用
– カルキ除去タブレット
水パイプ用
– 洗浄剤
抽出ユニットの油除去用
– シリコングリース
中央抽出口コネクターのキャップに塗布
– カルキ除去タブレット
水パイプ用(スターターセット)
– 洗浄剤
抽出ユニットの油除去用(スターターセット)
– テスト用ストリップ
水の硬度判定用
– シリコングリース
中央抽出口コネクターのキャップに塗布
– クリーニングブラシ
ミルクパイプ清掃用
15
操作
タッチディスプレイ
ディスプレイは、ペンなどの尖った物や鋭い形の物で傷が付く場合があります。
タッチディスプレイには必ず指で触れてください。
ディスプレイに指で触れると、小さな電荷が発生し、電気的な刺激が生じます。この刺激がタッ
チディスプレイで認識されます。指以外の物でタッチディスプレイに触れても反応しません。
指が冷たい場合、タッチディスプレイに触れても反応しない場合があります。
このディスプレイは
上段は現在の位置を表します。現在のメニューが白色で強調表示されます。メニュー名にタッチ
するとご希望のメニューが開きます。右上には時刻が表示されます。
中段には現在のメニューとオプションが表示されます。指でディスプレイを左右にスワイプする
と、左右にスクロールすることができます。
/
下段の
矢印の間の小さい四角形の数は、ページ数と、現在のメニューが存在する位置を表します。
3 つのセクションに分かれています。
センサーは左右へのスクロールに使用します。
16
操作
操作
可能な選択にタッチすると、関連する枠がオレンジ色で点灯します。
メニューを選択して開く
■ 枠内を指でタッチします。
スクロール
左右にスクロールすることができます。一部のオプションでは上下のスクロールもできます。
■
タッチディスプレイを指でタッチし、目的の方向にスワイプします。
または、
/
センサーを使用して左右にスクロールします。
■
メニューを終了する(「」(戻る)センサー)
■ 「」センサーをタッチして、前の画面に戻ります。
この操作の前に行われた入力のうち、「
OK」をタッチして確定したもの以外は保存されません。
数字を入力する
ローラーをスワイプしてタッチするか、数字キーパッドを使用して、数字を入力することができ
ます。
ローラーの表示が再度灰色になるまで待ってください。入力された設定は、表示が灰色になる
までは保存されていません。
17
操作
■ をタッチします。
数字キーパッドが表示されます。
■ 数字をタッチします。
有効な数字を入力すると、「
■
「OK」をタッチします。
OK」欄が緑色に点灯します。
文字を入力する
プロフィール名やドリンクの名前はキーボードで入力します。短い名前を付けるようにしてくだ
さい。
■ 文字をタッチします。
■
「保存」をタッチします。
18
操作
ヘルプ
お手入れプログラムが選択されている場合、ヘルプ情報を利用できます。下段に「ヘルプ」が表
示されます。
文字と画像で情報を表示する場合は、以下の手順に従います。
■
「ヘルプ」をタッチします。
お手入れプログラムに戻る場合は、以下の手順に従います。
■
「閉じる」をタッチします。
19
操作
ディスプレイの記号
文字とドリンクの記号の他に、次の記号が表示される場合があります。
記号 説明
設定(ディスプレイの明るさ、アラーム音や操作音の大きさなど)がバー
表示されます。
これは本体の操作に関する情報や指示を表します。
メッセージは「OK」で確認します。
システムロックが作動しています(「設定」
テムロック)」を参照してください)。作動中は、本製品の操作はで
きません。
「電源オンの時間」のタイマーが作動しています(「設定」 - 「タイマー」
を参照してください)。時間表示で「オン」または「夜間電源オフ」が
選択されている場合、この記号と設定済みの電源オンの時間が、本製品
の電源がオンになる
この記号はお手入れプログラムの「ミルク抽出システム洗浄」中に表示
されます。
(この記号は水タンクにもあり、水量の上限を表します)
本体のカルキ除去中に表示されます。
(この記号は水タンクにもあり、水量の上限を表します)
23 時間 59 分前にディスプレイに表示されます。
- 「本体をロックする(シス
20
初めてお使いになる際に
初めてお使いになる前に、取扱説明書をよ
くお読みの上、十分な時間をかけて本製品
の操作を習得してください。
初めてお使いになる前に
■ 本体を設置して、電源に接続します(「電源
接続」と「設置」を参照してください)。
■
保護フィルムを取り除きます。
本体に水やコーヒー豆を入れる前に、本体
を十分に清掃してください(「掃除とお手
入れ」を参照してください)。
初めて電源を入れる際に
初めて本体の電源を入れる際に、ウェルカムの
画面が表示された後、次の各項目を設定するよ
う指示されます。
– 言語と国(選択した言語による)
– 日付
– 現在時刻
– 表示(現在時刻)
■
オン/オフセンサー
ウェルカムメッセージ「
がディスプレイに短時間表示されます。
をタッチします。
Miele – Willkommen」
言語を設定する
■ 言語を選択して「OK」をタッチします。
■
選択した言語によっては国を選択して「OK」
をタッチします。
設定が保存されます。
日付を設定する
■ 現在の日付を入力して「OK」をタッチします。
設定が保存されます。
時刻を設定する
■ 現在の時刻を入力して「OK」をタッチします。
設定が保存されます。
表示
次のオプションから選択できます。
– 「オン」:本体がオフになっていても時刻と日
付がつねにディスプレイに表示されます。
– 「オフ」:本体がオフの状態では、ディスプレ
イに何も表示されません。
– 「夜間電源オフ」:日付と時刻は 5 時から 23
時の間のみ表示されます。
■
ご希望のオプションにタッチしてから、「OK」
をタッチします。
選択した表示のオプションによっては、電力
消費量が多くなります。このことに関する情
報がディスプレイに表示されます。
これで、本体の設定ができました。
21
初めてお使いになる際に
■ ディスプレイに指示が表示されたら、水タ
ンクに新鮮で冷たい水道水を入れます。
ヒント:本製品の性能を最大限に発揮し、必要
に応じた設定を行う場合は、本書に記載の操作
手順に従ってください。
水の硬度
水の硬度は、水に含まれるカルシウムの量を表
します。カルシウム分が多いと、水の硬度は高
くなります。また、水の硬度が高いと、本体の
カルキ除去を頻繁に行う必要があります。
本製品は水の使用量と蒸気の発生量を測定して
います。設定された水の硬度によって、本体の
カルキ除去が必要となるまでのドリンク抽出量
が異なります。
本製品が正常に機能し、損傷が発生することが
ないよう、お住まいの地域の水の硬度にあわせ
て調整してください。適切な時点で、カルキ除
去をする指示がディスプレイに表示されます。
本製品 で は
水の硬度 水の硬度区分設定
0 ~ 8.4 ºdH
(0~1.5 mmol/l)
4 種類のレベルに設定 で き ま す。
(水の硬度)
軟水
軟らかい 1
22
8.4 ~ 14 ºdH
(1.5 ~ 2.5mmol/l)
14 ~ 21 ºdH
(2.5 ~ 3.7mmol/l)
> 21 ºdH
(> 3.7mmol/l)
中軟水
硬水
硬水
普通 2
硬い 3
非常に硬い 4
水の硬度を測定する
付属のテスト用ストリップで、水の硬度を測定
することができます。また、お近くの水道局に、
お住いの地域の水の硬度に関する情報をお問い
合わせいただくこともできます。
■ テスト用ストリップを水道水に約 1 秒つけ
て、その後余分な水を振り落とします。結
果は約
1 分後に判明します。
水の硬度を設定する
■ 「設定」をタッチします。
初めてお使いになる際に
「水の硬度」が表示されるまでディスプレイ
■
をスワイプし、このオプションをタッチし
ます。
■
測定した硬度にタッチしてから、「OK」を
タッチします。
設定が保存されます。
23
水を入れる
細菌が発生しないように、水は毎日入
れ替えてください。
タンクに入れる水は、冷たくて新鮮な水道
水のみを使用してください。
お湯やぬるま湯、水以外の液体を使用する
と、本体が損傷する場合があります。
ミネラルウォーターは使用しないでくださ
い。ミネラルウォーターを使用すると本体
内でカルキが発生し、損傷の原因となりま
す。
■ 本体の前面部を開きます。
24
■ 水タンクを引き出して取りはずします。
■
ふた をは ずし、 新 鮮 で 冷 た い 水 道 水 を
「
max.」マークまで入れます。
■
水タンクをカチッと音がするまで本体に押
し込みます。
水タンクがわずかにはみ出ていたり、やや高
い位置にある場合は、水タンクの設置面が汚
れていないか確認してください。水タンクが
正しい位置に入れられていない場合、流水バ
ルブが正しく接続されず、漏れが発生します。
必要があれば表面を掃除してください。
コーヒー豆を入れる
エスプレッソやコーヒーに挽きたてのコーヒー
豆を使いたい場合は、焙煎したコーヒーまたは
エスプレッソ豆をコーヒー豆コンテナに入れま
す。
また、粉コーヒーでコーヒーやエスプレッソを
作ることもできます(「粉コーヒーでコーヒー
を作る」を参照してください)。
警告:グラインダーが損傷する恐れがあり
ます。
容器には焙煎したコーヒー豆またはエスプ
レッソ 豆 のみを入れ て く ださい。粉コ ー
ヒーなど、それ以外のものを入れると、グ
ラインダーが損傷します。
豆コンテナにはいかなる種類の液体も入れ
ないでください。
警告:砂糖が含まれていると本体が損傷し
ます。
砂糖やカラメルなどで処理されたコーヒー
豆は使用しないでください。また、砂糖が
含まれている液体をコーヒー豆コンテナに
入れないでください。
(焙煎されていない)コーヒー生豆や、コー
ヒー生豆を混ぜたコーヒー豆は使用しない
でください。コーヒー生豆は非常に固く、
残留水分もあります。本製品で粉砕を始め
るとすぐにグラインダーが破損する恐れが
あります。
ヒント:コーヒー生豆を挽く場合は、ナッツグ
ラインダーや 種子グラインダーを使用してく
ださい。これらのグラインダーには通常、回転
式のステンレス刃があります。挽いた後のコー
ヒー生豆を少 しずつ粉コーヒー投入口に入れ
て、ご希望のコーヒーを作ります(「粉コーヒー
でコーヒーを作る」を参照してください)。
■ コーヒー豆コンテナを引き出します。
■
ふたを押し戻し、焙煎したコーヒー豆をコー
ヒー豆コンテナに入れます。
■
ふたを元の位置にスライドさせます。
■
コーヒー豆コンテナを完全に本体内に押し
入れます。前面部を閉じます。
25
電源を入れる/切る
電源を入れる
本体の電源が入っている場合、温度があがり、
パイプが洗浄されます。これにより、パイプが
きれいになるだけでなく、コーヒーを準備する
前にパイプが暖められます。
本体の動作温度が 60ºC より高い場合、洗浄
は行われません。
オン/オフセンサー
■
加熱後、洗浄が始まります。中央抽出口からお
湯が出ます。
これで、ドリンクを作る準備ができました。
ヒント:洗浄過程で出る水がドリップトレイに
入らないようにするために、一日のうちの最初
にコーヒーを作る前に、中央抽出口の下に適切
な容器(小さなお手入れ用容器など)を置きま
す。
をタッチします。
電源を切る
■ オン/オフセンサーをタッチします。
コーヒーを抽出すると、本体は電源が切れる前
に自動的にコーヒーパイプを洗浄します。
長期間電源を切る
本体を長 期間使用し ない場合は、次の手順に
従ってください。
■
ドリップトレイ、ガラ受けコンテナ、水タ
ンクを空にします。
26
■ 抽出ユニット、中央抽出口コネクター、本
体前部のドリップキャッチャーなど、すべ
ての部品を十分に掃除します。
■
本体の電源を切ります。
本体を長期間使用しない場合に前面部を開
けておく場合は、電力消費を抑えるために、
可能 な 場合は電 源 プラグを 抜 いてくだ さ
い。
抽出口の調整
中央抽出口を手動で調整することはできません。
本製品は、使用するカップやグラスの高さを検
知します。ドリンクが選択されると、ドリンク
を抽出する前に、中央抽出口が自動的に適切な
高さに移動します。
カップの中にスプーンなどの物が入ってい
ないことを確認してください。
これらの物が入っている場合、カップの高
さを正しく検知できません。
抽出口の調整をオフにすることもできます。そ
の場合、本体の電源がオンになっている間、中
央抽出口は上位置に固定されます。お手入れプ
ログラムの実行中は、中央抽出口は洗浄用容器
の高さ、またはメンテナンス位置まで移動しま
す。
本体の電源を切ると、中央抽出口は中央の高さ
の位置に移動します。
抽出口の調整をオンまたはオフに
する
「ドリンク」メニューを開きます。
■
「メインメニュー」または「
します。
■
「
設定」をタッチします。
ディスプレイをスワイプし、「抽出口調整」
■
を選択します。
■
設定を選択し、抽出口の調整をオンまたは
オフにします。
■
「OK」をタッチします。
設定が保存されます。
」をタッチ
27
ドリンクを作る
抽出口でやけどする危険があります。
ここから出てくる液体や蒸気は非常に高温
です。
高温の液体や蒸気が出ている間は、抽出口
の下の部分から十分に離れてください。
高温の部品にふれないでください。
次のドリンクを作ることができます。
– エスプレッソ
で、表面には厚いヘーゼルナッツブラウンの
色をした泡の層(クレマ)があります。
:濃く、香りの強いコーヒー
エスプレッソを作る場合は、エスプレッソ用
の焙煎コーヒー豆を使用してください。
– コーヒー
異なり、また使用する水の量も多くなります。
– コーヒー ロング
に多いコーヒーです。
:エスプレッソとは豆の焙煎が
:使用する水の量がさら
コーヒーを作る
■ カップを中央抽出口の下に置きます。
■
ご希望のコーヒーの種類を選択します。
準備が始まり、コーヒーが中央抽出口からカッ
プに抽出されます。
工場でのテスト用のコーヒー残留物を抽出
システムから取り除くために、本製品を最
初に使用する際に、最初の
を捨ててください。
2杯分のコーヒー
28
ドリンクを作る
2 杯分を作る
2 杯分のエスプレッソまたはコーヒーを、1 つ
のカップ、または
入れることができます。
2 つのカップに同時に入れる場合、次の手順に
従います。
■ 中央抽出口のそれぞれのコーヒーディスペ
ンサーの下にカップを置きます。
■
ご希望のドリンクの「2 つのカップ」のイ
ラストをタッチします。
ドリンクが
2 つの別々のカップに同時に
2 杯分中央抽出口から出てきます。
連続してコーヒーをいれる
連続して何杯ものコーヒーを自動的にいれる場
合、「
コーヒーポット」機能を使用します(最
1 リットル)。
大
この方法では、最大
ます。
ディスプレイに「ドリンク」メニューが表示さ
れていることを確認します。
■
中央抽出口の下に十分な大きさの容器を置
きます。
■
「
コーヒーポット」を選択します。
杯数をタッチします(3 ~ 8)。
■
■
ディスプレイの指示に従います。
1 杯分ずつコーヒー豆が挽かれ、コーヒーが作
られ、カップに注がれます。このプロセスの各
手順はディスプレイに表示されます。
抽出作業はいつでも中断できます。
■
「キャンセル」または「ドリンク中断」をタッ
チします。
8 杯までいれることができ
準備をキャンセルする
■ 「停止」または「ドリンク中断」をタッチし
ます。
「コーヒーポット」機能は 2 回連続で使用
することができます。この操作を行うと、本
体の損傷を防ぐため、冷却時間が
びます。
1 時間にの
29
ドリンクを作る
粉コーヒーでコーヒーを作る
粉コーヒ ーでコーヒ ーを作る場合は、粉コー
ヒーを粉コーヒー投入口に入れます。
これによ り、コーヒー豆コンテナに焙煎コー
ヒー豆が入っていても、たとえばカフェインレ
スコーヒーを作ることが可能となります。
本製品は粉コーヒー投入口に粉コーヒーが入れ
られていることを自動的に認識します。
粉コーヒーを使用する場合、コーヒーやエスプ
レッソは
粉コーヒーを入れる
投入口に入れられたすべての粉コーヒーを使用
してコーヒーを作ります。
1 杯ずつしか作れません。
コーヒー投入口には 1 杯分の量を超える粉
コーヒーを入れないようにしてください。
入れる 量 が多すぎる と、 抽出ユニット が
コーヒーを処理できません。
■
本体の前面部を開きます。
■ 粉コーヒー投入口のカバーをはずし、ふた
を開きます。
■
計量スプーンすりきり 1 杯の粉コーヒーを
投入口に入れます。
■
ふたを閉めます。カバーを本体に押し入れ
ます。前面部を閉じます。
ディスプレイに「コーヒー粉使用?」と表示さ
れます。
付属の計 量スプーン を使用して、量を正確に
計ってください。
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