FORCE®トローリングモータ
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インストールガイド
はじめに
警告
プロペラが水中から出ているときは、モーターを作動させないで
ください。 回転するプロペラに触れると、重傷を負うおそれが
あります。
ご自身や水中の他の人が回転するプロペラに接触する可能性の
あるエリアではモーターを使用しないでください。
怪我をしないようするために、プロペラのクリーニングまたは整
備を行う前に、必ずバッテリーからモーターを取り外してくださ
い。
• ステンレススチールパンヘッド1/4-20(M6 x 1)ボルト(付
属のボルトがモーターをデッキに取り付けるのに十分な長さ
でない場合)
取り付けの準備
デバイスの概要
注意
目や耳の保護、または粉塵による被害等を防止するため、掘削や
切断、研磨作業等を行う際には、常に安全メガネや防音用の耳
栓、防塵マスクを着用してください。
モーターを収納または設置するときは、可動部への巻き込みや挟
み込みによって負傷するおそれがあるので注意してください。
モーターを収納または設置するときは、モーターの周囲の滑らか
な面に注意してください。 モーターを収納または設置するとき
に滑ると、怪我をする可能性があります。
注記
ボートの破損を防ぐために、このデバイスは、製品の認定技術者
が取り付ける必要があります。 適切に取り付けるには、船舶の
電気系統に関する特別な知識が必要になります。
船舶の破損を防ぐため、ドリルで穴を開けたり、のこぎりで切断
したりする場合は、表面の反対側に何があるか常に確認してくだ
さい。
トローリングモーターを収納するときは、安全ストラップを固定
する必要があります。 安全ストラップを使用してトローリング
モーターを収納位置に固定しないと、予期せずトローリングモー
ターが展開し、船舶やトローリングモーターが損傷するおそれが
あります。
海水または汽水中でモーターを使用した後は、モーター全体を真
水ですすぎ、柔らかいクロスで水性シリコーンスプレーを塗布し
てください。 モーターをすすぐ際は、シャフト上部のキャップ
部に強力な水流がかからないようにしてください。
必要なツールと備品
• ドリルと 8 mm(5/16 in.)ドリルビット
• #1 および#2 のプラスドライバー
• 3 mm および 4 mm の六角ビットまたはレンチ(4 mm x 2 を
推奨)
• 14 mm(9/16 in.)ソケット
• トルクレンチ
• 連続 60 A 定格のサーキットブレーカー
• 定格 60 A 以上のトローリングモータープラグおよび電源コ
ンセント(オプション)
• 電源ケーブル延長用 6、4、2 AWG(16、25、35 mm2)ワイ
ヤ
• 電源ケーブルを延長する場合は、ハンダおよび熱収縮チュー
ブ
シャフトキャップ
電源と振動子ケーブル
ステアリングシステム
マウント
深さ調整カラー
シャフト
プロペラドライブモーター
取り付けに関する注意事項
取り付ける場所を決めたら、次の注意事項に従ってください。
• モーターは船首に取り付ける必要があります。
• 船首の左舷にモーターを取り付けることをお勧めしますが、
必要に応じて右舷にモーターを取り付けることができます。
• 設置されたモーターが可能な限りボートの中心 に近くな
るようにマウントを取り付ける必要があります。
• バンパー がボートの船べりに被さるようにマウントを取
り付ける必要があります。
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• モーターはボルトでボートのデッキに固定されているため、
ワッシャーとナットを使用してマウントを下側から固定する
スペースが必要です。
• モーターを設置位置から収納位置に移動して元の位置に戻す
ための空間が必要なので、設置位置に障害物がないようにす
る必要があります。
パーツバッグ
トローリングモーターの取り付け金具は、ラベル付きの袋に入っ
ています。 取り付けプロセスを完了する際には、手順を完了す
るために必要なパーツバッグのラベルを参照することから各手
順が始まります。 この表を使用して、取り付け手順に必要なパ
ーツバッグを確認または検証できます。
安全ストラップと、マウントベースをボートデッキに
固定するために使用する金具が含まれています。
ステアリングシステムをマウントの下半分に固定す
るために必要なピンが含まれています。
上部および下部ガススプリングを固定するために必
要な金具が含まれています。
ステアリングシステムをマウントの上半分に固定す
るために必要なピンが含まれています。
プルケーブルハンドル金具が含まれています。
ケーブルをマウントに固定するために必要な金具が
含まれています。
接続に関する注意事項
配線を接続する際は、次の点に注意してください。
• トローリングモーターは、60 A を連続供給できる DC 24 また
は 36 V のバッテリーバンクに接続する必要があります。
• 連続 60 A 定格のサーキットブレーカー(付属していません)
を介して電源に接続する必要があります。
• 必要に応じて、延長する長さに基づく適切なワイヤゲージを
使用して電源ケーブルを延長できます (電源ケーブルの延長,
6 ページ)。
• 利便性向上のため、モーターを電源から簡単に取り外すこと
ができるように、定格 60 A 以上のトローリングモータープラ
グとコンセント(付属していません)をバルクヘッドに取り
付けできます。
ると、コンポーネントが損傷し、保証が無効になるおそれがあり
ます。
デッキへのマウントの取り付け
この手順に必要なパーツバッグを識別するラベル:
注: 付属のボルトの長さが取り付け面に対して十分でない場合
は、適切な長さのステンレススチールパンヘッド1/4-20(M6 x
1)ボルトを用意する必要があります。
取り付け時の考慮事項に従って、船首で取り付け場所を選択
1
します。
マウントの上部を上下に回転させて、マウントベースの取り
2
付け穴に届くようにします。
付属の取り付けテンプレートを取り付け位置に配置し、テン
3
プレート の取り付けバンパーを、船べりまたはボートデッ
キの端に張り出すようにします。
ボートデッキの取り付け穴の位置にマークを付けます。
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8 mm(5/16 in.)ドリルビットを使用して、取り付け穴を開け
5
ます。
面ファスナーを下向きにして、安全ストラップ を中央近く
6
のマウントベースの下に置きます。
注: 安全ストラップは、取り付け面に固定する前に、マウン
トの下に置く必要があります。 この時点で安全ストラップを
取り付けない場合は、後でモーターを部分的に分解して正し
く取り付ける必要があります。
ボートデッキ上のマウントベースを安全ストラップの上に置
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き、マウントの穴を取り付け穴に合わせます。
付属のボルト 、ワッシャー 、ロックナット を使用し
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て、マウントをデッキに固定します。
ナットを 10.85 N m(8 lbf-ft.)で締め付けます。
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マウントの下部リンクにステアリングサーボを取り付け
る
この手順に必要なパーツバッグを識別するラベル:
ベースにロックされるまでマウントの下部リンクを前方に回
1
します。
取り付け手順
注記
モーターを組み立てるときは、ハンドツールを使用してすべての
部品を取り付け、指定されている場合はトルク仕様を遵守する必
要があります。 ユーティリティを使用してモーターを組み立て
2
2 本のセーフティロッド を下部リンクにできる限り押し
2
込みます。
ブッシュ がステアリングサーボハウジングの下側の穴
3
に取り付けられていることを確認します。
ブッシュを取り外した場合は、内側から再度挿入できます。
プルケーブル を引き上げたまま、ステアリングサーボハウ
4
ジングをマウントの下部リンクに置き、ハウジングの下部の
穴をリンクの穴に合わせます。
ステアリングサーボハウジングを持ち上げながら、ピボット
5
ピン をハウジングとリンクに押し込んで所定の位置に固
定します。
注記
ハンマーなどでピンを叩かないでください。 ドリルで穴を開
けたり、穴を変更したりしないでください。 ピンはぴったり
とフィットしますが、ピンは手で押すと完全にスライドしま
す。 ピンを打ち込んだり、穴を変更したりしたことで発生し
た損傷は、保証の対象にはなりません。
プルケーブルをステアリングサーボハウジング の上部を
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通して上方に配線します。
上部ガススプリングの固定
この手順に必要なパーツバッグを識別するラベル:
セーフティロッド をステアリングサーボハウジングの方
1
向にできるだけ押し込み、下部ピボットピンを所定の位置に
ロックします。
必要に応じて、上部ガススプリング をマウントの下部リン
2
クに向けて回転させ、ガススプリングのベースがセーフティ
ロッドと取り付け穴に合うようにします。
注: ベースをマウントの位置に合わせるためにガススプリン
グを回転させる必要がある場合は、スプリングを時計回り方
向にのみ回転させます。 ガススプリングを反時計回りに回す
と、継ぎ目が緩むことがあります。
ガススプリングのベース の 1 つの穴を安全ロッドに合わ
3
せ、押し下げます。
ベースのねじ穴 とマウントの底面の穴の位置を合わせま
す。
#2 プラスドライバーを使用して、付属のねじ でガススプ
4
リングのベースをマウントの下部リンクに固定します。
残りのねじはパーツバッグに入れておきます。 後の手順で他の
ガススプリングを固定する場合に、これらを使用する必要があり
ます。
マウントの上部リンクをステアリングサーボハウジング
に接続する
この手順に必要なパーツバッグを識別するラベル:
データケーブルをステアリングサーボハウジングに固定して
1
いるテープ を取り外します。
ブッシュ がステアリングサーボハウジングの上側の穴に
2
取り付けられていることを確認します。
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