CITIZEN BD2-2890 Reference Guide [ja]

BD2-2860 BD2-2880 BD2-2890
コマンド リファレンス
REV.1.00 2006.02.14
東京都西東京市田無町6-1-12
TEL 0424-68-4993
CITIZEN
1. 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 2. いかなる手段によっても、本書の内容を無断で転写、転用、複写することを禁じます。 3. 本書の内容について、万一不審な点や誤記、記載漏れなどお気づきの点がありましたらご連絡ください。 4. 運用した結果の影響については、当社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
TM
ESC/POS
は、セイコー・エプソン株式会社の登録商標です。
変更履歴
REV 日 付 変更内容 備 考
0.00 H12.09.01 新規製作 BD2-2860のコマンド部から各部訂正
0.01 H14.07.02 ・モデル追記(BD2-2890) ・社名変更 ・新バーコードコマンド追加(GS k n m [d]) ・誤字等修正
0.02 H14.18.08 ・2-26 定義域の修正 ・2-37 CODE39 の定義域の修正 ・2-34 定義域の修正 ・2-40 最大桁数の文章変更
1.00 H18.02.14 ・社名変更、誤記訂正
はじめに
TM
本書は、BD2-2860,BD2-2880,BD2-2890 の制御コマンドである ESC/POS
本書をご利用になる前に、コントロールボードに添付の取扱説明書をよくお読みになり、コントロール
ボードの基本的な機能や動作について十分理解をいただくようお願いいたします。
本書の構成と読み方
本書は、ご使用になるときに必要に応じてお読みいただけるよう、次の構成となっています。
概 要
制御コマンドについて説明します。
制御コマンド
TM
ESC/POS
の制御コマンドの機能を説明します。
なお、コントロールボードの操作方法については、取扱説明書を参照してください。
の説明をします。
目次
1. 概 要
1.1 動作モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-1 1.2 文字セット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-1 1.3 制御コマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-2
2. 制御コマンド
2.1 ESC/POS コマンド一覧 2.1.1 各項の見方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-4 2.2 コマンド詳細
2.2.2 印字文字コマンド 2.2.3 印字位置コマンド 2.2.4 改行量コマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-23 2.2.5 ビットイメージコマンド 2.2.6 ステータスコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-29 2.2.7 パネルスイッチコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-30 2.2.8 マクロコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-31 2.2.9 カッターコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-33 2.2.10 バーコードコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-34 2.2.11 漢字制御コマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-42 2.2.12 その他のコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-50
3. 文字コード表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-1
3.1 海外 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-1 3.2 国内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-2 3.3 国際文字コード表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-3 3.4 漢字コード表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-1
1.3.1 制御コマンドの説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-2 1.3.1 制御コマンドの送り方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-5
2.2.1 印字命令コマンド
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-24
3.4.1 JIS非漢字文字 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-4 3.4.2 JIS第1水準漢字文字 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-6 3.4.3 JIS第2水準漢字文字 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-12
CITIZEN 1-1
1.概 要
1.1 動作モード
TM
BD2-2860、BD2-2880、BD2-2890 は制御コマンドとして ESC/POS
1.2 文字セット
ホストコンピューターからコントロールボードに送られる印字データは、すべてその文字や記号に対
応する 1 バイトの英数字またはカタカナ文字(ANK)に自動的に変換されます。
ご使用のコントロールボードで工場出荷時に設定されている文字セットについては、コントロールボ
ードに添付されている取扱説明書を参照してください。
注意:文字セットの内容については本書の文字コード表を参照してください。
を保有しています。
1-1
CITIZEN 1-2
ットスペース
1.3 制御コマンド
1.3.1 制御コマンドの説明
制御コマンドは、印字の開始、終了や改行、紙送りなどコントロールボードの動作を制御するも のです。 文字の種類や文字の拡大、あるいは書式の設定など印字に関わるすべての機能を制御します。
1.3.2 制御コマンドの送り方
ホストコンピューターよりコントロールボードに制御コマンドを送る方法はいくつかあります がここでは BASIC による方法で説明いたします。
例.1
“AAAAA”という文字列を右スペース量の設定をした状態と通常の状態で印字してみます。
プログラム作成
制御コマンドを見ると、文字の右スペース量の設定コマンド名が ESC SP n となっています。 このコードを使ってプログラムを作成すると、次のようになります。
※本書では、サンプルプログラムに BASIC を使用していますが、BASIC によるプログラム作
プログラムリスト
10 LPRINT CHR$(&H1B);" ";CHR$(0); 20 LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); 30 LPRINT CHR$(&H1B);" ";CHR$(1); 40 LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); 50 LPRINT CHR$(&H1B);" ";CHR$(12); 60 LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
行番号 10、30、50 で、文字の右スペース量の設定を送っています。その結果、行番号 20、40、 60 では同じ文字列を印字していますが、行番号 40、60 では右スペースを拡大して印字されて います。
成の詳細については、BASIC のマニュアルを参照してください。
印字結果
AAAAA
AAAAA A A A A A
12
0 1ド
゚ー
゚ー
1-2
CITIZEN 2-1
2.制御コマンド
2.1 ESC/POSコマンド一覧
印字命令コマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ
LF 印字紙送り 0Ah 2- 5 CR 印字復帰 0Dh 2- 5 ESC J 印字および最小ピッチ単位の紙送り 1Bh 4Ah n 2- 6 ESC d 印字および n 行紙送り 1Bh 64h n 2- 6
印字文字コマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC SP 文字の右スペース量の設定 1Bh 20h n 2- 7 ESC ! 印字モードの一括指定 1Bh 21h n 2- 8
ESC % ダウンロード文字セットの指定・解除 1Bh 25h n 2- 9 ESC & ダウンロード文字の定義 1Bh 26h s n m
[a p1…ps×a]m-n+1 ESC - アンダーラインの指定・解除 1Bh 2Dh n 2-11 ESC E 強調印字の指定・解除 1Bh 45h n 2-12 ESC G 二重印字の指定・解除 1Bh 47h n 2-13 ESC R 国際文字の選択 1Bh 52h n 2-14 ESC V 文字の 90 度右回転の指定・解除 1Bh 56h n 2-15 ESC t 文字コードテーブルの選択 1Bh 74h n 2-16 ESC { 倒立印字の指定・解除 1Bh 7Bh n 2-17
印字位置コマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ
HT 水平タブ 09h 2-18 ESC $ 絶対位置の指定 1Bh 24h n1 n2 2-19 ESC D 水平タブ位置の設定 1Bh 44h [n]k 00h 2-20 ESC \ 相対位置の指定 1Bh 5Ch n1 n2 2-21 ESC a 位置揃え 1Bh 61h n 2-22
改行量コマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC 2 1/6 インチ改行量設定 1Bh 32h 2-23 ESC 3 最小紙送りピッチ単位の改行量設定 1Bh 33h n 2-23
2-10
2-1
CITIZEN 2-2
ビットイメージコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC * ビットイメージモードの指定 1Bh 2Ah m n1 n2 [d]k 2-24
GS * ダウンロード・ビットイメージの定義 GS / ダウンロード・ビッドイメージの印字 1Dh 2Fh m 2-28
ステータスコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC v コントロールボードステータスの送信
(シリアルI/F選択時)
パネルスイッチコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC c 5 パネルスイッチの有効・無効 1Bh 63h 35h n 2-30
マクロコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ
GS : マクロ定義の開始・終了 1Dh 3A 2-31 GS ^ マクロの実行 1Dh 5Eh n1 n2 n3 2-32
1Dh 2Ah n1 n2 [d]n1×n2×8
1Bh 76h 2-29
2-26
カッターコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ
ESC i 用紙のフルカット
(カッターオプション設定時)
ESC m 用紙のパーシャルカット
(カッターオプション設定時)
1Bh 69h 2-33
1Bh 6Dh 2-33
バーコードコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ
GS H 可視コードの印字位置の選択 1Dh 48h n 2-34 GS f 可視コードの字体の選択 1Dh 66h n 2-35 GS h バーコードの高さの設定 1Dh 68h n 2-36 GS k バーコードの印字①
バーコードの印字②
GS w バーコードの横サイズの設定 1Dh 77h n 2-45
1Dh 6Bh n [d]k 00h 1Dh 6Bh m n [d]k
2-37 2-40
2-2
CITIZEN 2-3
漢字制御コマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ
FS ! 漢字の印字モードの一括指定 1Ch 21h n 2-46 FS & 漢字モードの指定 1Ch 26h 2-47 FS - 漢字アンダーラインの指定・解除 1Ch 2Dh n 2-48 FS . 漢字モードの解除 1Ch 2Eh 2-48 FS 2 外字の定義 1Ch 32h a1 a2 [d]k 2-49 FS C 漢字コード体系の選択 1Ch 43h n 2-51 FS S 漢字のスペース量の設定 1Ch 53h n1 n2 2-52 FS W 漢字の 4 倍角文字の指定・解除 1Ch 57h n 2-53
その他のコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC = データ入力制御 1Bh 3Dh n 2-54
ESC @ 初期化 1Bh 40h 2-55
DC2 A 駆動方式の選択 12h 41h n 2-55
NOPコマンド
制御コマンド 名 称 コード ページ ESC c 3 NOP 1Bh 63h 33h
ESC c 4 NOP 1Bh 63h 34h - ESC p NOP 1Bh 70h - ESC u NOP 1Bh 75h
2-3
CITIZEN 2-4
2.1.1 各項の見方
ⅩⅩⅩⅩ
【名 称】 コマンドの名称
【コード】 コマンドを構成するコードの並びを< >H は 16 進数、< >B は 2 進数、< >は 10
進数で表し[ ]k は k 回の繰り返しを表します。
【定義域】 コマンドの引数の値(設定範囲)を示します。
※各コマンドで指定されている定義域外の使用においては誤動作する場合がありますので、定義
域内で使用してください。
【機 能】 コマンドの機能を示します。
【注意事項】 必要に応じて注意事項を記載します。
【初期値】 引数を伴うコマンドに対してはその初期値を記載します。
【参 照】 使用する上で関係するコマンドを記載します。
【プログラム例】BASIC でのコーディング例を示します。
※本例はあくまでも参考であり、使用言語、バージョン等により異なります。
詳細は、使用言語のマニュアルを参照してください。
【印字結果】 上記のプログラムを実行することによって得られる印字結果を示します。但し、この項に記載さ
れています印字結果と実際の印字結果では縮尺が異なります。
2-4
CITIZEN 2-5
2. 2 コマンド詳細
2.2.1 印字命令コマンド
LF
【名 称】 印字紙送り
【コード】 <0A>H
【機 能】 プリントバッファー内のデータを印字し、設定されている改行量に基づき改行を行います。
【注意事項】 ・行の先頭が次の印字開始位置になります。
【参 照】 ESC 2、ESC 3
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT "AAA";CHR$(&HA); LPRINT "BBB";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT "CCC";CHR$(&HA);
AAA BBB
CCC
印字改行 印字改行 改行のみ 印字改行
CR
【名 称】 印字復帰
【コード】 <0D>H
【機 能】 ① DS1-2がOFFの時
このコマンドは無視されます。
② DS1-2がONの時
プリントバッファーにデータが存在する時、印字改行を行います。しかし、プリント バッファーにデータが存在しない時は改行を行います。
【参 照】 LF
【プログラム例】 【印字結果】
②の場合
LPRINT "AAA";CHR$(&HD); LPRINT "BBB";CHR$(&HD); LPRINT CHR$(&HD);
LPRINT "CCC";CHR$(&HD);
AAA BBB
CCC
印字改行 印字改行 改行のみ 印字改行
2-5
CITIZEN 2-6
ESC J n
【名 称】 印字および最小ピッチ単位の紙送り
【コード】 <1B>H<4A>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 プリントバッファー内のデータを印字し、n/360インチの紙送りを行います。ただし、実
際のメカピッチ単位は1/203インチなので、このコマンドで指定された数値と近似値とな るように内部変換します。
行の先頭を次の印字開始位置とします。設定量は残りません。
【初期値】 定義しません
【プログラム例】
ESC 2に対するプログラム例と印字結果(2-23 ページ)を参照してください。
ESC d n
【名 称】 印字およびn行紙送り
【コード】 <1B>H<64>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 プリントバッファー内のデータを印字し、n行分の紙送りを行います。
行の先頭を次の印字開始位置とします。設定量は残りません。
【初期値】 定義しません。
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT "AAAAA"; AAAAA LPRINT CHR$(&H1B);"d";CHR$(2); 2/6インチ改行 LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); AAAAA
2-6
CITIZEN 2-7
ドットスペース
ドットスペース
ドットスペース
2.2.2 印字文字コマンド
ESC SP n
【名 称】 文字の右スペース量の設定
【コード】 <1B>H<20>H<n>
【定義域】 0≦n≦48
【機 能】 文字の右スペース量を、ドット単位(1/203インチ単位)で設定します。
【注意事項】 ・倍幅拡大モード時の右スペース量は、設定量の2倍になります。
【初期値】 n=0
【プログラム例】 【印字結果】
・漢字には影響しません。
LPRINT CHR$(&H1B);" ";CHR$(0); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);" ";CHR$(1); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);" ";CHR$(12); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
AAAAA
AAAAA A A A A A
0
1
12
2-7
CITIZEN 2-8
ESC
【名 称】 印字モードの一括指定
【コード】 <1B>H<21>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 印字モードの指定を行います。
ビット 機 能
文字フォント フォントA(12×24 ドット) フォントB(9×24 ドット) 1 未定義 ―― ―― 2 未定義 ―― ―― 3 強調 解除 指定 4 縦倍拡大 解除 指定 5 倍幅拡大 解除 指定 6 未定義 ―― ―― 7 アンダーライン 解除 指定
【注意事項】 ・縦倍拡大と倍幅拡大の両方を指定しますと4倍角文字が構成されます。
・アンダーラインは印字文字幅すべてに付きますが、HTによりスキップした部分には付きませ
ん。また、90度右回転文字にも付きません。アンダーラインの幅は<ESC ->で指定さ れた幅となります。(デフォルトは1ドット幅)このコマンドによる指定は、強調の指定、解 除を除き漢字には無効です。
・縦倍角文字と普通文字が同一行に混在する場合は、文字のベースラインを揃えて印字します。
【初期値】 n=0
【参 照】 ESC E、ESC -
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H00);"H "; LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H01);"H "; LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H08);"H "; LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H10);"H "; LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H20);"H "; LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H80);"H "; LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&HB9);"H "; LPRINT CHR$(&HA);
【印字結果】
フォントA フォントB フォントA+強調 フォントA+縦倍拡大
フォントB+強調+4倍角+アンダーライン フォントA+アンダーライン
フォントA+倍幅拡大
2-8
CITIZEN 2-9
ESC % n
【名 称】 ダウンロード文字セットの指定・解除
【コード】 <1B>H<25>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 ダウンロード文字セットの指定または解除を行います。 ・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。 ・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0
ダウンロード文字セット解除 1 ダウンロード文字セット指定
【注意事項】 ダウンロード文字とダウンロード・ビットイメージは同時に定義できません。
【初期値】 n=0
【参 照】 ESC &
【プログラム例】
GOSUB SETCHR DATA 6 LPRINT CHR$(&H1B);"%";CHR$(0); DATA &HFF,&H80,&H00 LPRINT "@A";CHR$(&HA); DATA &H80,&H80,&H00 LPRINT CHR$(&H1B);"%";CHR$(1); DATA &H80,&H80,&H00 LPRINT "@A";CHR$(&HA); DATA &H80,&H80,&H00 END DATA &HFF,&HFF,&HFF
SETCHR: DATA &HFF,&HFF,&HFF
LPRINT CHR$(&H1B);"&"; DATA 12 LPRINT CHR$(3);"@";"A"; DATA &HFF,&HFF,&HFF FOR J=1 TO 2 DATA &H80,&H07,&HF9
READ REP DATA &H80,&HFF,&HF9 LPRINT CHR$(REP); DATA &H87,&HFE,&H01
FOR I=1 TO REP*3 DATA &H9F,&H06,&H01
READ D DATA &HF8,&H06,&H01 LPRINT CHR$(D); DATA &HF8,&H06,&H01
NEXT I DATA &H9F,&H06,&H01
NEXT J DATA &H87,&HFE,&H01
RETURN DATA &H80,&HFF,&HF9 DATA &H80,&H07,&HF9 DATA &HFF,&HFF,&HFF
【印字結果】
@A 内部文字セット
ダウンロード文字
機 能
2-9
CITIZEN 2-10
ESC & s n m [a[p]s×a]m-n+1
【名 称】 ダウンロード文字の定義
【コード】 <1B>H<26>H<s><n><m>[<a><p1><p2>
・・<ps×a>]m-n+1
【定義域】 s=3 32≦n≦m≦126 0≦a≦12(フォントA) 0≦a≦9 (フォントB) 0≦p1・・ps×a≦255
【機 能】 英数カナ文字のダウンロード文字の字体を定義します。 sは縦方向のバイト数を示します。nは開始文字コード、mは終了文字コードを示します。
1文字だけ定義する場合はn=mとします。 定義可能な文字コードはASCIIコードで<20>Hから<7E>Hまでの範囲で合計95文
字です。 aは定義を行う横方向ドット数を示します。pは定義するデータであり、左端から横方向aドッ ト分のパターンを示します。右側の残りのパターンはスペースで埋められます。 定義するデータ数はs×aとなります。一度定義したダウンロード文字は再定義、ESC @、 GS *の実行、または電源をOFFするまで有効です。
【注意事項】 ・ダウンロード文字とダウンロード・ビットイメージは同時に定義できません。このコマンド
を実行しますとダウンロード・ビットイメージの定義内容はクリアされます。
【初期値】 内部文字セットと同じ
【参 照】 ESC %
p4
p5
p6
9dot
p25
MSB
p26
p27
LSB
【例】
12dot
p1
p4
p34
MSB
p1
24dot
p2
p5
p35
24dot
p2
p3
p6 p36
p3
LSB
フォント A フォント B
データの各ビットは印字するドットを“1”、印字しないドットを“0”として作成します。
【プログラム例】
ESC %に対するプログラム例と印字結果(2-9 ページ)を参照してください。
2-10
CITIZEN 2-11
ESC - n
【名 称】 アンダーラインの指定・解除
【コード】 <1B>H<2D>H<n>
【定義域】 0≦n≦2
【機 能】 アンダーラインの指定または解除を行います。
機 能 0 アンダーラインを解除
1ドット幅のアンダーラインを指定 2 2ドット幅のアンダーラインを指定
【注意事項】 ・アンダーラインは印字文字幅全てに付きますが、HTによってスキップした部分には付きま
せん。 ・アンダーラインは90度右回転文字には付きません。 ・このコマンドによる指定、解除は漢字には無効です。
【初期値】 n=0
【参 照】 ESC !、FS -
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1B);"-";CHR$(0); LPRINT "AAAAA"; LPRINT CHR$(&H1B);"-";CHR$(1); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
アンダーライン解除
AAAAAAAAAA
アンダーライン指定
2-11
CITIZEN 2-12
ESC E n
【名 称】 強調印字の指定・解除
【コード】 <1B>H<45>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 強調印字の指定または解除を行います。
・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。
・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0 機 能
強調印字を解除 1 強調印字を指定
可視コードを除く全ての文字種に有効です。 強調印字は横に1ドットずつ加えた文字になります。
【参 照】 ESC !
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1B);"E";CHR$(0); LPRINT "AAABBB";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"E";CHR$(1); LPRINT "AAABBB";CHR$(&HA);
AAABBB 強調印字解除 AAABBB 強調印字指定
2-12
CITIZEN 2-13
ESC G n
【名 称】 二重印字の指定・解除
【コード】 <1B>H<47>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 二重印字の指定または解除を行います。
・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。
・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0 機 能
二重印字を解除 1 二重印字を指定
可視コードを除く全ての文字種に有効です。
【注意事項】 本コントロールボードにおいては、二重印字と強調印字は全く同じです。
【参 照】 ESC E
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1B);"G";CHR$(0); LPRINT "AAABBB";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"G";CHR$(1);
LPRINT "AAABBB";CHR$(&HA);
AAABBB 二重印字解除 AAABBB 二重印字指定
2-13
CITIZEN 2-14
ESC R n
【名 称】 国際文字の選択
【コード】 <1B>H<52>H<n>
【定義域】 0≦n≦10
【機 能】 nの値により下表の国の文字セットを選択します。
文字セット 0 アメリカ
フランス 2 ドイツ 3 イギリス 4 デンマーク Ⅰ 5 スウェーデン 6 イタリア 7 スペイン 8 日本 9 ノルウェー
10 デンマーク Ⅱ
【初期値】 ジャンパー(J1~J3)により指定される国の文字セットです。
詳細は、「BD2-2880 取扱説明書 4.機能選択」を参照してください。
【参 照】 文字コード表(国際文字セット)
【プログラム例】 【印字結果】
FOR I = 0 TO 10 #$@[╲] ^`{|}~ n = 0
LPRINT CHR$(&H1B);"R";CHR$(I); #$àºç§^`éùè¨ n = 1 LPRINT " #$@[\]^"; #$§ÄÖÜ^`äöüß n = 2
LPRINT CHR$(&H60);"{|}~ "; £$@[╲] ^`{|}~ n = 3 LPRINT "n = ";STR$(I); #$@ӔØÅ ^`æ∅å~ n = 4 LPRINT CHR$(&HA); #¤ЙДЦЕЬйдцеь n = 5
NEXT I #$@º╲й^щатим n = 6
$@¡Ñ¿^`¨ñ}~ n = 7
#$@[\]^` {|}~ n = 8 #¤ЙЖШЕЬйжшеь n = 9 #$ЙЖШЕЬйжшеь n = 10
2-14
CITIZEN 2-15
ESC V n
【名 称】 文字の90度右回転の指定・解除
【コード】 <1B>H<56>H<n>
【定義域】 0≦n≦1
【機 能】 文字の90度右回転の指定または解除を行います。
機 能 0 90度右回転を解除 1 90度右回転を指定
【注意事項】 90度右回転文字にはアンダーラインは付きません。
【初期値】 n=0
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"V";CHR$(0); LPRINT "AAAAA"; LPRINT CHR$(&H1B);"V";CHR$(1); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
【印字結果】
90度回転解除
90度回転指定
2-15
CITIZEN 2-16
ESC t n
【名 称】 文字コードテーブルの選択
【コード】 <1B>H<74>H<n>
【定義域】 0≦n≦1
【機 能】 文字コード表のページnを選択します。
nの値により文字コード表が選択されます。
文字コード表 0 ページ0(IBMキャラクター#2)
ページ1(国内キャラクター)
【初期値】 ジャンパー(J1~J3)により指定される国の文字セットに影響を受けます。
詳細は、「BD2-2880 取扱説明書 4.機能選択」を参照してください。
【参 照】 文字コード表
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1B);"t";CHR$(0); LPRINT "n=0 "; FOR C=&HB1 TO &HB5 LPRINT CHR$(C); NEXT C LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"t";CHR$(1); LPRINT "n=1 "; FOR C=&HB1 TO &HB5 LPRINT CHR$(C); NEXT C LPRINT CHR$(&HA);
n=0 ページ0
n=1 ア ページ1
2-16
CITIZEN 2-17
ESC { n
【名 称】 倒立印字の指定・解除
【コード】 <1B>H<7B>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 倒立印字の指定または解除を行います。
・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。
・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0 機 能
倒立文字を解除 1 倒立文字を指定
【注意事項】 ・倒立印字とは、その行を180度回転させて印字することです。行の先頭で入力された場
合のみ有効です。
【初期値】 n=0
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"{";CHR$(0); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); LPRINT "BBBBB";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"{";CHR$(1); LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA); LPRINT "BBBBB";CHR$(&HA);
【印字結果】
倒立指定
倒立解除
紙送り方向
2-17
CITIZEN 2-18
2.2.3 印字位置コマンド
HT
【名 称】 水平タブ
【コード】 <09>H
【機 能】 印字位置を次の水平タブ位置まで移動します。 ・次の水平タブ位置が設定されていない場合は無視されます。
【注意事項】 ・水平タブ位置は、ESC Dによって設定します。
・水平タブ位置の初期設定は、フォント A の8文字毎(9、17、25 桁目)となっています。
【参 照】 ESC D
【プログラム例】
LPRINT "0123456789012345678901"; LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H9);"AAA"; LPRINT CHR$(&H9);"BBB"; LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"D"; LPRINT CHR$(3);CHR$(7);CHR$(14);CHR$(0); LPRINT CHR$(&H9);"AAA"; LPRINT CHR$(&H9);"BBB"; LPRINT CHR$(&H9);"CCC";CHR$(&HA);
【印字結果】
0123456789012345678901
AAA BBB AAA BBB CCC
初期設定の水平タブ 4,8,15桁目に設定した場合
2-18
CITIZEN 2-19
ESC $ n1 n2
【名 称】 絶対位置の指定
【コード】 <1B>H<24>H<n1><n2>
【定義域】 0≦n1≦255
0≦n2≦1
【機 能】 印字開始位置を行の先頭からのドット数(1/203インチ単位)で指定します。ドット数を
256で割り、商をn2、余りをn1とします。したがって印字開始位置は行の先頭からn1 +n2×256となります。
【注意事項】 行の終わりを超える指定は無視します。
【初期値】 定義しません。
【参 照】 ESC ¥
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1B);"$"; LPRINT CHR$(0);CHR$(0);"A"; LPRINT CHR$(&H1B);"$"; LPRINT CHR$(50);CHR$(0);"B"; LPRINT CHR$(&H1B);"$"; LPRINT CHR$(0);CHR$(1);"C"; LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"$"; LPRINT CHR$(100);CHR$(0);"A"; LPRINT CHR$(&H1B);"\"; LPRINT CHR$(&HC2);CHR$(&HFF);"B"; LPRINT CHR$(&HA);
絶対位置指定 0
50 100 256
A B C A B A
相対位置指定 -62
2-19
CITIZEN 2-20
ESC D [n]k NULL
【名 称】 水平タブ位置の設定
【コード】 <1B>H<44>H[<n>]k<00>H
【定義域】 1≦n≦255
0≦k≦32
【機 能】 水平タブ位置の設定を行います。 nは行の先頭から水平タブを設定する位置までの桁数を示します。 “n=設定桁位置-1”であり、たとえば9桁目に設定する場合n=8とします。 kは、設定する水平タブ位置の個数を示します。タブ位置は、行の先頭から文字幅×nの位
置に設定しますが、この時の文字幅は文字の右スペース量を含み、倍幅拡大文字指定時は通 常の2倍となります。設定可能なタブ位置は最大32ヶ所であり、これを超える設定は無視し ます。設定位置を示すデータ<n>kは小さい順に入力し<00>Hで終了します。
ESC D< NULL>は、すべての設定タブ位置をクリアします。クリア後のHTは無視し
ます。
【注意事項】 データ<n>kが直前のデータ<n>k-1に等しいか、または小さい場合タブは設定終了
したものとみなします。その場合、次のデータからは通常のデータとして処理します。
データ<n>kが1行の印字領域を超える場合は、“設定桁位置=最大印字桁+1”として設
定します。
水平タブ位置設定後に文字幅を変更しても、水平タブ位置は変わりません。
【初期値】 フォントAの8文字毎(9、17、25 桁目)です。
【参 照】 HT
【プログラム例】
HTコマンドに対するプログラム例と印字結果(2-18 ページ)を参照してください。
2-20
CITIZEN 2-21
ESC ¥ n1 n2
【名 称】 相対位置の指定
【コード】 <1B>H <5C>H <n1><n2>
【定義域】 0≦n1≦255 0≦n2≦255
【機 能】 次の印字開始位置を、現在位置からのドット数(1/203インチ単位)で指定します。
右方向をプラス、左方向をマイナスとします。 マイナス方向にNドットの指定を行う場合は、Nの補数で指定を行います。 -Nドット=65536-N ドット数を256で割り、商をn2、余りをn1とします。
【注意事項】 行の先頭や行の終わりを超える指定は無視します。
【参 照】 ESC $
【プログラム例】
ESC $に対するプログラム例と印字結果(2-19 ページ)を参照してください。
2-21
CITIZEN 2-22
ESC a n
【名 称】 位置揃え
【コード】 <1B>H<61>H<n>
【定義域】 0≦n≦2
【機 能】 1行内のすべての印字データを指定位置に揃えます。
nの値により下表に示す位置揃えを行います。
位 置 0 左揃え
中央寄せ 2 右揃え
【注意事項】 行の先頭で入力された場合のみ有効です。
【初期値】 n=0
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"a";CHR$(0);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT CHR$(&H1B);"a";CHR$(1);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT CHR$(&H1B);"a";CHR$(2);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
【印字結果】
AAAAA
AAAAA
AAAAA
紙送り方向
左揃え 中央寄せ 右揃え
2-22
CITIZEN 2-23
2.2.4 改行量コマンド
ESC 2
【名 称】 1/6インチ改行量設定
【コード】 <1B>H<32>H
【機 能】 1行あたりの改行量を1/6インチに設定します。
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT CHR$(&H1B);"3";CHR$(0);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT CHR$(&H1B);"3";CHR$(50);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT CHR$(&H1B);"2";
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT "AAAAA";
LPRINT CHR$(&H1B);"J";CHR$(100);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
AAAAA
AAAAA AAAAA
AAAAA
AAAAA
AAAAA
AAAAA
1/6インチ改行
0/360インチ改行
50/360インチ改行
1/6インチ改行
100/360インチ改行
1/6インチ改行
ESC 3 n
【名 称】 最小紙送りピッチ単位の改行量設定
【コード】 <1B>H<33>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 1行あたりの改行量をn/360インチに設定します。実際のメカのピッチ単位は1/203
インチなので、このコマンドで指定された数値と近似値になるように内部変換します。
【初期値】 n=60(1/6インチ) 約4.23mm改行幅です。
【参 照】 ESC 2
【プログラム例】
ESC 2に対するプログラム例と印字結果を参照してください。
2-23
CITIZEN 2-24
2.2.5 ビットイメージコマンド
ESC * m n1 n2 [d] k
【名 称】 ビットイメージモードの指定
【コード】 <1B>H<2A>H<m>H<n1><n2>[<d>]k
【定義域】 m=0,1,32,33 0≦n1≦255 0≦n2≦1 0≦d≦255 k=n1+256×n2(m=0、1) k=(n1+256×n2)×3 (m=32、33)
【機 能】 n1,n2で指定されたドット数について、モードmのビットイメージを指定します。
・印字するドット数を256で割り、商をn2、余りをn1とします。したがって横方向のド
ット数はn1+256×n2となります。
・1行に印字できるドットポジションを越えてビットイメージデータが入力された場合、越え
た分のデータは読み捨てます。
・dはビットイメージデータです。印字する場合は対応するビットを1、印字しない場合は対
応するビットを0とします。
・mにより選択されますビットイメージモードを下表に示します。
ドット数 ドット密度 ドット密度 最大ドット
8ドット単密度 67DPI 101DPI 192 1 8ドット倍密度 67DPI 203DPI 384 32 24ドット単密度 24 203DPI 101DPI 192 33 24ドット倍密度 24 203DPI 203DPI 384
【注意事項】 mの値が条件をはずれた場合、n1以降のデータは通常のデータとして処理します。 ビットイメージ印字終了後は通常のデータ処理に戻ります。
モード 縦方向 横方向
2-24
CITIZEN 2-25
【例】 8 ドットモードの場合 24 ドットモードの場合 MSB
d1 d4 d7 ・・・ d1 d2 d3 ・・・ dn d2 d5 d8 ・・・
d3 d6 d9 ・・・ dn LSB
単密度 倍密度 単密度 倍密度
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"*"; LPRINT CHR$(0);CHR$(20);CHR$(0); IMG1: GOSUB IMG1 LPRINT CHR$(&HFF); LPRINT CHR$(&HA); FOR I=1 TO 18 LPRINT CHR$(&H1B);"*"; LPRINT CHR$(&H85); LPRINT CHR$(1);CHR$(20);CHR$(0); NEXT I GOSUB IMG1 LPRINT CHR$(&HFF); LPRINT CHR$(&HA); RETURN LPRINT CHR$(&H1B);"*"; IMG2: LPRINT CHR$(32);CHR$(20) + CHR$(0); LPRINT CHR$(&HFF); GOSUB IMG2 LPRINT CHR$(&HFF); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&HFF); LPRINT CHR$(&H1B);"*"; FOR I=1 TO 18 LPRINT CHR$(33);CHR$(20);CHR$(0); LPRINT CHR$(&H80); GOSUB IMG2 LPRINT CHR$(&H00); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H05); END NEXT I
LPRINT CHR$(&HFF); LPRINT CHR$(&HFF); LPRINT CHR$(&HFF); RETURN
【印字結果】
8ドット単密度 8ドット倍密度 24ドット単密度
24ドット倍密度
MSB
LSB MSB
LSB MSB
LSB
2-25
CITIZEN 2-26
GS * n1 n2 [d]n1×n2×8
【名 称】 ダウンロード・ビットイメージの定義
【コード】 <1D>H<2A>H<n1><n2>[<d>]n1×n2×8
【定義域】 n1>0 n2>0 n1×n2≦1311
【機 能】 n1、n2で指定されたドット数のダウンロード・ビットイメージを定義します。 横方向のドット数をn1×8、縦方向のドット数をn2×8とします。 dはビットイメージデータです。 一度定義したダウンロード・ビットイメージは再定義、ESC @の実行、ESC &の実行
または電源をOFFするまで有効です。
【注意事項】 ビットイメージデータと、定義されるドットの関係を下図に示します。 ダウンロード文字とダウンロード・ビットイメージは同時に定義できません。このコ マンドを実行しますとダウンロード文字の定義内容はクリアされます。
【参 照】 GS /
n2×8 ドット
d1
d2
dn2
dn2+1
dn2+2
dn2×2
n1×8 ドット
MSB
dn2×2+1
dn2×2+2
LSB
dn2×n1×8
2-26
CITIZEN 2-27
【プログラム例】 【印字結果】
GOSUB IMG LPRINT CHR$(&H1D);"/";CHR$(0); LPRINT CHR$(&H1D);"/";CHR$(1); LPRINT CHR$(&H1D);"/";CHR$(2); LPRINT CHR$(&H1D);"/";CHR$(3); END
IMG:
n1=10:n2=5 LPRINT CHR$(&H1D);"*"; LPRINT CHR$(n1);CHR$(n2); FOR J=1 TO n1*8
FOR I=1 TO n2
LPRINT CHR$(J);
NEXT I NEXT J RETURN
2-27
CITIZEN 2-28
GS / m
【名 称】 ダウンロード・ビットイメージの印字
【コード】 <1D>H<2F>H<m>
【定義域】 0≦m≦3
【機 能】 ダウンロード・ビットイメージをmで指定されたモードで印字します。
mにより選択されるモードを下表に示します。
モード名 縦方向ドット密度 横方向ドット密度 0 ノーマルモード 203DPI 203DPI
横倍モード 203DPI 101DPI 2 縦倍モード 101DPI 203DPI 3 4倍モード 101DPI 101DPI
【注意事項】 ・ダウンロード・ビットイメージが定義されていない場合は、このコマンドを無視します。 ・プリントバッファー内にデータが存在する場合、このコマンドは無視します。 ・印字領域を超える部分のダウンロード・ビットイメージは印字しません。 ・ダウンロード文字とダウンロード・ビットイメージは同時に定義できません。
【参 照】 GS *
【プログラム例】
GS *に対するプログラム例と印字結果(2-26 ページ)を参照してください。
2-28
CITIZEN 2-29
2.2.6 ステータスコマンド
ESC v (シリアルI/F選択時)
【名 称】 コントロールボードステータスの送信
【コード】 <1D>H<76>H
【機 能】 現時点におけるコントロールボードステータスを送信します。
【注意事項】 ・送信するステータスは1バイトで、その内容は下表によります。
・DTR/DSR制御の場合、ホストが受信可能(DSR信号がスペース状態)であることを確
認後に1バイトだけ送信します。また、XON/XOFF制御の場合、DSR信号の状態を確 認せずに1バイトだけ送信します。
・DTR/DSRの場合、ホストが受信不可能(DSR信号がマーク状態)な場合は、受信可能
になるまで待ち続けます。
・ペーパーエンド状態の時はBUSY状態の為、このコマンドは受信不可能状態となる場合があ
ります。
・このコマンドはシリアルインターフェースの場合のみ有効です。
ビット 機 能
未定義 ―― ―― 1 未定義 ―― ―― 2 ペーパーエンド 紙有り 紙無し 3 未定義 ―― ―― 4 未使用 0に固定 ―― 5 未定義 ―― ―― 6 未定義 ―― ―― 7 未定義 ―― ――
【プログラム例】
OPEN "COM1:N81NN" AS #1 → OPEN 文は BASIC の種類により異なります。
PRINT #1,CHR$(&H1B);"v"; A$ = INPUT$(1,#1) CLOSE #1
2-29
CITIZEN 2-30
2.2.7 パネルスイッチコマンド
ESC c 5 n
【名 称】 パネルスイッチの有効・無効
【コード】 <1B>H<63>H<35>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 LFスイッチの有効または無効を切り替えます。
・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。
・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0 機 能
LFスイッチ有効 1 LFスイッチ無効
【注意事項】 ・このコマンドでパネルスイッチを無効にした場合は、LFスイッチが無効になります。したが
って、LFスイッチ操作による紙送りの実行はできません。
・マクロ実行時のスイッチ待ちの時はこのコマンドの設定に関係なく、常に有効です。
【初期値】 n=0
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"c5";CHR$(0); ・・・・・ LFスイッチを有効にする場合 LPRINT CHR$(&H1B);"c5";CHR$(1); ・・・・・ LFスイッチを無効にする場合
2-30
CITIZEN 2-31
2.2.8 マクロコマンド
GS :
【名 称】 マクロ定義の開始・終了
【コード】 <1D>H<3A>H
【機 能】 マクロ定義の開始または終了を指定します。 マクロ定義中に受け付けた場合は終了を意味します。
【注意事項】 ・マクロ定義できる内容は2048バイトまでです。 2048バイトを超える部分は定義され
ません。マクロ定義中にGS ^を処理した場合マクロ定義を中止し定義内容をクリアします。
・ESC @(初期化)を実行しても、定義内容はクリアされません。したがって、マクロ定義
の内容にESC @を含むことが可能です。マクロ定義中も、通常の印字動作は行われます。
・定義内容はLFコードにより終了してください。
【初期値】 未定義
【参 照】 GS ^
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1D);":"; LPRINT "+------+";CHR$(&HA); LPRINT "| |";CHR$(&HA); LPRINT "+------+";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1D);":"; LPRINT CHR$(&H1D);"^"; LPRINT CHR$(2);CHR$(10);CHR$(0);
【印字結果】
+------+ | | +------+ +------+ | | +------+ +------+ | | +------+
マクロ定義中の通常印字動作
マクロ実行中の印字動作
2-31
CITIZEN 2-32
GS ^ n1 n2 n3
【名 称】 マクロの実行
【コード】 <1D>H<5E>H<n1><n2><n3>
【定義域】 0≦n1≦255 0≦n2≦255 0≦n3≦1
【機 能】 マクロ定義されている内容を実行します。 n1 マクロ実行回数を示します。 n2 マクロ実行時の待ち時間を示します。 1回の実行ごとにn2×100msecの時間待ちをします。 n3 マクロの実行モードを示します。 n3=0 連続実行。 n2で指定された時間間隔をおきながら連続してn1回実行します。 n3=1 LFスイッチによる実行。 n2で指定された時間待った後、アラームLEDを点滅しLFスイッチが押されるのを待
ちます。押されたらマクロを1回実行します。この動作をn1回繰り返します。
【注意事項】 ・マクロ定義中にこのコマンドを受け付けた場合はマクロ定義の中止を意味します。 ・このとき、定義内容はクリアされます。 ・マクロが未定義か、またはn1=0の場合は何も実行しません。 ・n3=1の場合のマクロ実行中は、LFスイッチによる紙送りはできません。
・プリントバッファー内にデータが存在する場合、このコマンドを無視します。
【初期値】 定義しません
【参 照】 GS :
【プログラム例】
GS :に対するプログラム例と印字結果(2-31 ページ)を参照してください。
2-32
CITIZEN 2-33
2.2.9 カッターコマンド
ESC i(カッターオプション設定時)
【名 称】 用紙のフルカット
【コード】 <1B>H <69>H
【機 能】 用紙のフルカットを実行します。
【注書事項】 ・行の先頭で入力された場合のみ有効となります。
・紙カットを行う前に印字位置からカッターの用紙切断位置以上紙送りを行ってください。紙送
りを行わないと、印字直後の文字がカッター手前に残ってしまいます。
【プログラム例】 【印字結果】 カット状態
LPRINT “AAAAA”; LPRINT CHR$(&H1B);"J"; LPRINT CHR$(150); LPRINT CHR$(&H1B);"i";
AAAAA
AAAAA
カット位置
紙送り方向
ESC m(カッターオプション設定時)
【名 称】 用紙のパーシャルカット
【コード】 <1B>H <6D>H
【機 能】 用紙のパーシャルカットを実行します。
【注書事項】 ・行の先頭で入力された場合のみ有効となります。
・紙カットを行う前に印字位置からカッターの用紙切断位置以上紙送りを行ってください。紙送
りを行わないと、印字直後の文字がカッター手前に残ってしまいます。
【プログラム例】 【印字結果】 カット状態
LPRINT “AAAAA”; LPRINT CHR$(&H1B);"J"; LPRINT CHR$(150); LPRINT CHR$(&H1B);"m";
AAAAA
AAAAA
カット位置
紙送り方向
2-33
CITIZEN 2-34
2.2.10 バーコードコマンド
GS H n
【名 称】 可視コードの印字位置の選択
【コード】 <1D>H<48>H<n>
【定義域】 0≦n≦3
【機 能】 バーコードを印字する時の可視コードの印字位置を選択します。 nの値により選択できる印字位置を下表に示します。
印字位置
0 印字しません 1 バーコードの上 2 バーコードの下 3 バーコードの上と下の両方
可視コードとは人が読めるようにバーコードを文字にしたものです。
【注意事項】 ・可視コードはGS fによって選択された字体で印字します。 ・GS kコマンドの前に指定してください。
【初期値】 n=0
【参 照】 GS f
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1B);"3";CHR$(5); LPRINT CHR$(&H1D);"h";CHR$(50); LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(0); GOSUB BC LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(1); GOSUB BC LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(2); GOSUB BC LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(3); GOSUB BC
END BC: LPRINT CHR$(&H1D);"k"; LPRINT CHR$(4); LPRINT "12";CHR$(0); LPRINT CHR$(&HA); RETURN
*12*
*12* *12*
*12*
可視コード無し
上に印字
下に印字
上下に印字
2-34
CITIZEN 2-35
GS f n
【名 称】 可視コードの字体の選択
【コード】 <1D>H <66>H <n>
【定義域】 n=0、1
【機 能】 バーコードを印字するときの可視コードの字体を選択します。
nの値によって選択できる字体を下表に示します。
字 体 0 フォントA (12x24 ドット)
フォントB (9x24 ドット)
可視コードとは人が読めるようにバーコードを文字にしたものです。
【初期値】 n=0
【注意事項】 可視コードはGS Hによって指定された位置に印字します。
【参 照】 GS H
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1D);"h";CHR$(50); LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(2); LPRINT CHR$(&H1D);"f";CHR$(0); GOSUB BC LPRINT CHR$(&H1D);"f";CHR$(1); GOSUB BC END
BC:
LPRINT CHR$(&H1D);"k"; LPRINT CHR$(4); LPRINT "12";+CHR$(0); LPRINT CHR$(&HA);
RETURN
* 1 2 *
* 1 2 *
フォントA
フォントB
2-35
CITIZEN 2-36
GS h n
【名 称】 バーコードの高さの設定
【コード】 <1D>H<68>H<n>
【定義域】 1≦n≦255
【機 能】 バーコードの高さを設定します。
nは縦方向のドット数を示します。
【初期値】 n=162
【参 照】 GS w
【プログラム例】
GS wに対するプログラム例と印字結果(2-45 ページ)を参照してください。
2-36
CITIZEN 2-37
GS k m [d1‥‥dk] NUL
【名 称】 バーコードの印字①
【コード】 <1D>H <6B>H <n>[<d>]k NUL
【定義域】 0≦n≦7 kおよびdの定義域はバーコード体系により異なります。
【機 能】 バーコード体系の選択と、バーコードの印字を行います。
・行の先頭を次の印字開始位置とします。 ・nの値により下表のバーコード体系を選択します。 ・dは印字する文字を示し、kは印字する文字数を示します。
バーコード体系 kの定義域 dの定義域 0 UPC-A 11≦k≦12 48≦d≦57
UPC-E 11≦k≦12 48≦d≦57 2 JAN13(EAN) 12≦k≦13 48≦d≦57 3 JAN8(EAN) 7≦k≦8 48≦d≦57 4
ITF 1≦k≦22(ただし偶数) 48≦d≦57 6
CODE128 1≦k≦15
【注意事項】
・このコマンドはNULコードにより終了します。 ・プリントバッファー内にデータが存在する場合、このコマンドは無視します。 ・現在設定されている改行量に関係なく、バーコード印字に必要な紙送りのみを実行します。 ・それぞれのバーコード体系において、文字コードdが印字できない文字であった場合、それ
までのバーコードを印字し、以降のデータは通常のデータとして処理を行います。
・印字文字数が固定であるバーコード体系を選択した場合、文字数kは必ずその印字文字数に
一致させてください。(一致しない時はバーコードを印字しません。) ・横方向が1行の長さを超えた場合、その超えた部分については印字されません。 ・90度右回転指定時、通常データとして処理します。
【初期値】 定義しません
CODE39 1≦k≦11
CODABAR
1≦k≦17
48≦d≦57、65≦d≦90 32、36、37、42、43、45、46、47
48≦d≦57,65≦d≦68 36、43、45、46、47、58 0≦d≦127
2-37
CITIZEN 2-38
【各バーコードの説明】
<印字例は、2-44ページを参照ください>
UPC-A 数字のみで構成されるバーコードで、12桁固定長です。ホストまたはアプリケーショ
ンによるソフトウェアから入力された11桁の数字と、プリンター内部で自動計算されるチ ェックデジットが12桁目です。もし、12桁目の数字がホストより送られてくればバーコ ード全てをそのまま印字します。
UPC-E 数字のみで構成されるバーコードで、8桁固定長です。1桁目のナンバーシステム
キャラクターは”0”固定です。ホストまたはアプリケーションによるソフトウェアから入 力された12桁の数値をチェックデジット付8桁に圧縮して印字を行います。12桁目のチ ェックデジットはプリンター内部で自動計算され、ホストより送られてくればバーコードの 全てをそのまま8桁に圧縮して印字します。
JAN13(EAN) 数値のみで構成されるバーコードで、13桁固定長です。ホストまたはアプリケーション
によるソフトウェアから入力された12桁の数字と、プリンター内部で自動計算される チェックデジットが13桁目です。もし、13桁目の数字がホストより送られてくれば バーコード全てをそのまま印字します。
JAN8(EAN) 数値のみで構成されるバーコードで、8桁固定長です。ホストまたはアプリケーションによる
ソフトウェアから入力された7桁の数字と、プリンター内部で自動計算されるチェックデジ ットが8桁目です。もし、8桁目の数字がホストより送られてくればバーコード全てをその まま印字します。
CODE39 大文字のアルファベットと数字で構成されるバーコードで桁数は可変長です。スター
ト・ストップコードの“*”はプリンターが自動的に付けます。使用できるキャラクターは スペースと“$%*+-./0123456789”および大文字のアルファベットです。
ITF 数字のみで構成されるバーコードで、偶数桁可変長です。もし、奇数桁のコードを転
送すれば印字しません。
CODABAR(NW-7) 英数字で構成されるバーコードで桁数は可変長です。使用可能なキャラクターは“0
123456789ABCD$+-./:”です。スタート・ストップコードが必要で “ABCD”の何れかを用います。
CODE128 103種類のバーコードキャラクターと3種類のコードセットの組み合わせにより、アスキ
ーコード128文字を印字可能なバーコードで、桁数は可変長です。
・コードセットA 00H~5FHのアスキー文字を表現可能。
・コードセットB 20H~7FHのアスキー文字を表現可能。
・コードセットC 特殊文字および1キャラクターで 00~99までの数字2桁を表現可
能。
・入力された桁数の後に、コントロールボード内部で自動計算されるチェックデジットを付
加し印字します。
2-38
CITIZEN 2-39
・特殊文字の処理 アスキーコード番号96以上の文字は、特殊文字とみなされます。これ
らの文字を入力するための切替えキャラクターを以下に挙げます。
アスキーコード 切替えキャラクター コードセット A コードセット B コードセット C
96 80h FNC 3 FNC 3 -N/A- 97 81h FNC 2 FNC 2 -N/A- 98 82h SHIFT SHIFT -N/A- 99 83h CODE C CODE C -N/A- 100 84h CODE B FNC 4 CODE B 101 85h FNC 4 CODE A CODE A 102 86h FNC 1 FNC 1 FNC 1
この特殊文字の利用方法としてコードサブセットの選択を例に取り上げます。 <コードサブセットの選択>
最初の選択 : “A”、“B”、“C”の何れか1文字入力 途中の切替え : 82h~85hの何れか1文字入力
<例> 最初、コードセットBで “No”を印字し、その後コードセットAに切り替えて“1
23”を印字する場合
入力コード : B No <85h> 123
バーコードデータ : <CODE B> No <CODE A> 123
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(2); LPRINT CHR$(&H1D);"k"; LPRINT CHR$(4); LPRINT "123";CHR$(0);
データ “123”を CODE39 で印字した場合
* 1 2 3 *
2-39
CITIZEN 2-40
GS k m n [d1‥‥dn]
【名 称】 バーコードの印字②
【コード】 <1D>H<6B>H<m><n>[d1...dn]
【定義域】 65≦m≦73 nおよびdの定義域はバーコード体系により異なります。
【機 能】 バーコード体系の選択と、バーコードの印字を行います。
m バーコード体系 n の定義域 d の定義域 最大桁数 65 UPC-A 11≦n≦12 48≦d≦57 - 66 UPC-E 11≦n≦12 48≦d≦57 - 67 JAN13(EAN) 12≦n≦13 48≦d≦57 - 68 JAN8(EAN) 7≦n≦8 48≦d≦57
69 CODE39 1≦n≦255
70 ITF 1≦n≦255(偶数) 48≦d≦57 22
71 CODABAR 1≦n≦255
73 CODE128 2≦n≦255 0≦d≦127 14
※最大桁数は、LT-286、MLT-288、MLT-289 におけるバーコード印字の可視コードの最大桁数 です。
【注意事項】
・nはデータ数を示し、次のデータからnバイトをバーコードデータとして処理します。 ・nが定義域外の場合、コマンド処理を中止し次データから通常データとして処理します。
・dが定義域外の場合は、紙送りのみ実行し、次データから通常データとして処理します。 ・<ESC 2>、<ESC 3>などで設定されている改行量に関係なくバーコードの高さ(可
視コード印字指定時は可視コードを含む)分の紙送りを実行します。
・プリントバッファー内にデータが存在しない場合のみ有効です。プリントバッファー内にデー
タが存在する場合はm以降のデータを通常データとして処理します。
・バーコード印字後は行の先頭を次の印字位置とします。
・倒立印字を除く印字モード(強調印字、二重印字、アンダーライン、文字サイズ)は影響しま
せん。
・文字の90度右回転が指定されている場合,本コマンドは無視されます.
【初期値】 定義しません
48≦d≦57、65≦d≦90 32、36、42、43、45、46、47
48≦d≦57、65≦d≦68 36、43、45、46、47、58
13
17
2-40
CITIZEN 2-41
〔各バーコードの説明〕
UPC-A 数字のみで構成されるバーコードで、12桁固定長です。ホストまたはアプリケーションによる
ソフトウェアから入力された11桁の数字と、プリンター内部で自動計算されるチェックデジッ トが12桁目です。もし、12桁目の数字がホストより送られてくればバーコード全てをそのま ま印字します。
UPC-E 数字のみで構成されるバーコードで、8桁固定長です。1桁目のナンバーシステムキャラクター
は“0”固定です。ホストまたはアプリケーションによるソフトウェアから入力された12桁の 数値をチェックデジット付8桁に圧縮して印字を行います。12桁目のチェックデジットはプリ ンター内部で自動計算され、ホストより送られてくればバーコードの全てをそのまま8桁に圧縮 して印字します。
JAN-13(EAN) 数値のみで構成されるバーコードで、13桁固定長です。ホストまたはアプリケーションによる
ソフトウェアから入力された12桁の数字と、プリンター内部で自動計算されるチェックデジッ トが13桁目です。もし、13桁目の数字がホストより送られてくればバーコード全てをそのま ま印字します。
JAN-8(EAN) 数値のみで構成されるバーコードで、8桁固定長です。ホストまたはアプリケーションによるソフ
トウェアから入力された7桁の数字と、プリンター内部で自動計算されるチェックデジットが8 桁目です。もし、8桁目の数字がホストより送られてくればバーコード全てをそのまま印字しま す。
CODE39 大文字のアルファベットと数字で構成されるバーコードで桁数は可変長です。スタート・ストッ
プコードの“*”はプリンターが自動的に付けます。使用できるキャラクターはスペースと “$%*+-./0123456789”および大文字のアルファベットです。
ITF 数字のみで構成されるバーコードで、偶数桁可変長です。もし、奇数桁のコードを転送すれば印
字しません。
CODABAR(NW-7) 英数字で構成されるバーコードで桁数は可変長です。
使用可能なキャラクターは“0123456789$+-./:”です。スタート・ストップコー ドが必要で“ABCD”の何れかを用います。
2-41
CITIZEN 2-42
制御文字 制御文字
ASCII 16 進
NUL 00 ■U DLE 10 ■P SOH 01 ■A DC1 11 ■Q STX 02 ■B DC2 12 ■R ETX 03 ■C DC3 13 ■S EOT 04 ■D DC4 14 ■T ENQ 05 ■E NAK 15 ■U ACK 06 ■F SYN 16 ■V BEL 07 ■G ETB 17 ■W
BS 08 ■H CAN 18 ■X HT 09 ■I EM 19 ■Y LF 0A ■J SUB 1A ■Z VT 0B ■K ESC 1B ■A FF 0C ■L FS 1C ■B CR 0D ■M GS 1D ■C SO 0E ■N RS 1E ■D SI 0F ■O US 1F ■E
DEL 7F ■T
CODE128 103種類のバーコードキャラクターと 3 種類のコードセットの組み合わせにより、アスキーコ
ード128文字を印字可能なバーコードで、桁数は可変長です。 ・コードセットA 00H~5FHのアスキー文字を表現可能 ・コードセットB 20H~7FHのアスキー文字を表現可能
・コードセットC 1キャラクターで 00~99までの数字2桁を表現可能上記文字の他に、特
殊キャラクターがあります。 ・シフトキャラクター(SHIFT) コードセットAにおいては、SHIFTの直後の1文字をコードセットBの文字として扱いま
す。
コードセットBにおいては直後の1文字をコードセットAの文字として扱います。
コードセットCでは扱えません。
・コードセット選択キャラクター(CODE A,CODE B,CODE C)以降のコードセッ
トをA、B、Cに切り替えます。 ・ファンクションキャラクター(FNC1、FNC2,FNC3、FNC4)の用途はアプリケー
ションによります。なお、コードCにおいてはFNC1のみ使用可能です。
印字データ送信の際は、次の点に注意してください。 ①バーコードデータの先頭は、必ずコードセット選択キャラクター(CODE A、CODE B、
CODE C)のうちいずれかとし、これにより最初のコードセットを選択します。
②特殊キャラクターは、“{”とそれに続く1文字の、合計2文字で指定します。また、“{”を2文字続けて
送信します。
可視コード
ASCII 16 進
可視コード
2-42
CITIZEN 2-43
*
特殊キャラクター
16 進コード
7B53 {S SHIFT SHIFT -N/A 7B41 7B42 {B CODE B -N/A CODE B 7B43 {C CODE C CODE C -N/A 7B31 {1 FNC1 FNC1 FNC1 7B32 {2 FNC2 FNC2 -N/A 7B33 {3 FNC3 FNC3 -N/A 7B34 {4 FNC4 FNC4 -N/A 7B7B {{ ‘ { ’ ‘ { ’ ‘ { ’
<例> 最初、コードセットBで “No”を印字し、その後コードセットCに切り替えて“123456”を印
字する場合の送信データ例
GS k <73> <10> <7B>H <42>H、“ No.” <7B>H <43>H <12> <34> <56>
・バーコードデータ列の先頭がコードセット選択キャラクターでなかった場合、その時点でコマンド処理
を中止し、次データから通常データとして処理します。
・ 選択されているコードセットで使用できない文字を受信した場合、その時点でコマンド処理を中止し、
次データから通常データとして処理します。 ・ シフトキャラクターおよびコードセット選択キャラクターに対応する可視コードは印字しません。 またファンクションキャラクターおよび制御文字の可視コードはスペース文字とします。
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1D);"H";CHR$(2); LPRINT CHR$(&H1D);"k"; LPRINT CHR$(4); LPRINT "123";CHR$(0);
データ “123”を CODE39 で印字した場合
アスキーコード コードセット A コードセット B コードセット C
{A -N/A CODE A CODE A
1 2 3 *
2-43
CITIZEN 2-44
印字バーコード UPC-A、UPC-E、JAN13(EAN)、JAN8(EAN)、CODE39、
ITF、CODABAR、CODE128
種類 印字サンプル シンボルの概要
UPC-A
UPC-E 数字のみで構成される8桁固定長のバーコー
JAN13 数字のみで構成される13桁固定長のバーコ
JAN8 数字のみで構成される8桁固定長のバーコー
CODE39 英数字で構成される可変長バーコードです。ス
ITF 数字のみで構成される偶数可変長のバーコー
CODABAR (NW-7)
CODE128 アスキーコード128文字全てから構成され
バーコード指定 種類・印字桁数・バーコード高さ・横サイズ・可視コード有無・バーコードデータの指定に
より印字
数字のみで構成される12桁固定長のバーコ
ードです。
ドです。 UPC-A の短縮バージョンです。
ードです。
ドです。
タート/ストップの“*”は自動的に付きま す。
ドです。
英数字で構成される可変長のバーコードで
す。 スタート/ストップに“ABCD”の何れか が必要です。
る可変長バーコードです。
2-44
CITIZEN 2-45
GS w n
【名 称】 バーコードの横サイズの設定
【コード】 <1D>H<77>H<n>
【定義域】 2≦n≦4
【機 能】 バーコードの横サイズを設定します。
nは細エレメント幅のドット数を示します。
【初期値】 n=3
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1D);"h";CHR$(30); LPRINT CHR$(&H1D);"w";CHR$(2); GOSUB BC LPRINT CHR$(&H1D);"h";CHR$(50); LPRINT CHR$(&H1D);"w";CHR$(3); GOSUB BC LPRINT CHR$(&H1D);"h";CHR$(80); LPRINT CHR$(&H1D);"w";CHR$(4); GOSUB BC END
BC:
LPRINT CHR$(&H1D);"k"; LPRINT CHR$(4); LPRINT "12";CHR$(0); RETURN
【印字結果】
高さ30 横サイズ2
高さ50 横サイズ3
高さ80 横サイズ4
2-45
CITIZEN 2-46
2.2.11 漢字制御コマンド
FS ! n
【名 称】 漢字の印字モードの一括指定
【コード】 <1C>H<21>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 漢字の印字モードを一括で指定します。
・nの各ビットは下記の意味を持ちます。
ビット 機 能
未定義 ―― ―― 1 未定義 ―― ―― 2 倍幅拡大 解除 指定 3 縦倍拡大 解除 指定 4 未定義 ―― ―― 5 未定義 ―― ―― 6 未定義 ―― ―― 7 アンダーライン 解除 指定
【注意事項】 ・縦倍拡大と倍幅拡大の両方を指定しますと4倍角になります。
・アンダーラインは印字文字幅全てに付きますが、HTによってスキップした部分には付きませ
ん。アンダーラインは90度右回転文字には付きません。
・アンダーラインの幅はFS -で設定された幅となります。(デフォルトは1ドット幅)縦倍角
文字と普通文字が同一行で混在する場合は、文字のベースラインを揃えて印字します。
【初期値】 n=0
【参 照】 FS -、FS W
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1C);"&";
LPRINT CHR$(&H1C);"!";CHR$(&H8);
LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H1C);"!";CHR$(&H4); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&H1C);"!";CHR$(&HC); LPRINT CHR$(&H24);CHR$(&H4E); LPRINT CHR$(&H1C);"!";CHR$(&H80); LPRINT CHR$(&H3D);CHR$(&H24); LPRINT CHR$(&H1C);"!";CHR$(&H8C); LPRINT CHR$(&H3E);CHR$(&H7E); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1C);".";
縦倍拡大 倍幅拡大 4倍角
アンダーライン
4倍角+アンダーライン
2-46
CITIZEN 2-47
FS &
【名 称】 漢字モードの指定
【コード】 <1C>H<26>H
【機 能】 漢字モードを指定します。 漢字コード体系がシフトJISの場合、このコマンドは意味を持ちません。 デフォルトは漢字モード解除の状態です。
【参 照】 FS .、FS C
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1C);"&"; LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1C);"."; LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&HA);
漢字 4A;z
漢字モード指定 漢字モード解除
2-47
CITIZEN 2-48
FS - n
【名 称】 漢字アンダーラインの指定・解除
【コード】 <1C>H<2D>H<n>
【定義域】 0≦n≦2
【機 能】 漢字アンダーラインの指定または解除を行います。
機 能 0 漢字アンダーラインを解除
1ドット幅の漢字アンダーラインを指定 2 2ドット幅の漢字アンダーラインを指定
【注意事項】 アンダーラインは印字文字幅全てに付きますが、HTによってスキップした部分には付きません。
アンダーラインは、90度右回転には付きません。
【参 照】 FS !
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1C);"&"; LPRINT CHR$(&H1C);"-";CHR$(0); LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&H1C);"-";CHR$(1); LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1C);".";
漢字アンダーライン解除
漢字漢字
漢字アンダーライン指定
FS .
【名 称】 漢字モードの解除
【コード】 <1C>H<2E>H
【機 能】 漢字モードを解除します。 漢字コード体系がシフトJISの場合、このコマンドは意味を持ちません。 デフォルトは漢字モード解除の状態です。
【参 照】 FS &、FS C
【プログラム例】
FS &に対するプログラム例と印字結果(2-47 ページ)を参照してください。
2-48
CITIZEN 2-49
FS 2 a1 a2[d]k
【名 称】 外字の定義
【コード】 <1C>H<32>H<a1>H<a2>H[<d>]k
【定義域】 JISコード体系の場合 a1=<77>H,<21>H≦a2≦<7E>H シフトJISコード体系の場合 a1=<EC>H,<40>H≦a2≦<7E>H、<80>H≦a2≦<9E>H 0≦d≦255 k=72
【機 能】 漢字の外字を定義します。 a1,a2は外字を定義する漢字コードを示し、94文字の定義が可能です。 dは定義するデータであり、定義するデータ数は、縦3バイト×24ドットの72バイトと
なります。
各データは印字するドットを“1”、印字しないドットを“0”として定義します。
【初期値】 全てスペースです。
【例】機
p1
24dot
p2
p3
p4
p5
p6
24dot
p70
MSB
p71
p72
LSB
2-49
CITIZEN 2-50
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1C);"&"; DATA &H00,&H00,&H00,&H00,&H00,&H00 GOSUB SETCHR DATA &H00,&H00,&H60,&H00,&H00,&HF0 LPRINT CHR$(&H77);CHR$(&H21); DATA &H00,&H01,&HF8,&H00,&H03,&HFC LPRINT CHR$(&HA); DATA &H00,&H07,&HFE,&H00,&H0F,&HFF LPRINT CHR$(&H1C);"."; DATA &H00,&H00,&HF0,&H00,&H00,&HF0 END DATA &H00,&H00,&HF0,&H00,&H00,&HF0 DATA &H00,&H00,&HF0,&H00,&H00,&HF0
SETCHR: DATA &H00,&H00,&HF0,&H00,&H00,&HF0
LPRINT CHR$(&H1C);"2"; DATA &H00,&H01,&HF0,&H1F,&HFF,&HF0 LPRINT CHR$(&H77);CHR$(&H21); DATA &H1F,&HFF,&HF0,&H1F,&HFF,&HE0 FOR I=1 TO 72 DATA &H1F,&HFF,&HC0,&H00,&H00,&H00 READ D DATA &H00,&H00,&H00,&H00,&H00,&H00 LPRINT CHR$(D); NEXT I RETURN
【印字結果】
登録した外字
2-50
CITIZEN 2-51
FS C n
【名 称】 漢字コード体系の選択
【コード】 <1C>H<43>H<n>
【定義域】 0≦n≦1
【機 能】 漢字コード体系を選択します。
機 能 0 JISコード体系を選択
シフトJISコード体系を選択
【注意事項】 JISコード体系の場合の有効な漢字コードは第1バイト、第2バイトとも<21>H ~<7E>Hです。 シフトJISコード体系の場合の有効な漢字コードは、 第1バイトが<81>H~<9F>H,および<E0>H~<EF>H, 第2バイトが<40>H~<7E>H,および<80>H~<FC>Hです。
【初期値】 n=0
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1C);"&"; LPRINT CHR$(&H1C);"C";CHR$(0); LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1C);"C";CHR$(1); LPRINT CHR$(&H8A);CHR$(&HBF); LPRINT CHR$(&H8E);CHR$(&H9A); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1C);".";
漢字 ← JIS コード体系で印字 漢字 ← シフト JIS コード体系で印字
2-51
CITIZEN 2-52
FS S n1 n2
【名 称】 漢字のスペース量の設定
【コード】 <1C>H<53>H<n1><n2>
【定義域】 0≦n1≦32 0≦n2≦32
【機 能】 漢字の左右のスペース量をドット単位で設定します。 n1で左スペース量を設定します。 n2で右スペース量を設定します。
【注意事項】 倍幅拡大モード時は左右のスペース量は、設定量の2倍になります。
【初期値】 n1=0,n2=0
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1C);"&";
PRN:
LPRINT CHR$(&H1C);"S";CHR$(0);CHR$(0); GOSUB PRN LPRINT CHR$(&H1C);"S";CHR$(0);CHR$(10); GOSUB PRN LPRINT CHR$(&H1C);"S";CHR$(10);CHR$(0); GOSUB PRN LPRINT CHR$(&H1C);"S";CHR$(10);CHR$(10); GOSUB PRN LPRINT CHR$(&H1C);"."; END
LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&HA); RETURN
漢字漢字 漢 字 漢 字
漢 字 漢 字 漢 字 漢 字
左 0 ドット右 0 ドットスペース 左 0 ドット右 10 ドットスペース 左 10 ドット右 0 ドットスペース 左 10 ドット右 10 ドットスペース
2-52
CITIZEN 2-53
FS W n
【名 称】 漢字の4倍角文字の指定・解除
【コード】 <1C>H<57>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 漢字の4倍角の指定または解除を行います。 ・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。 ・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0 機 能
4倍角を解除 1 4倍角を指定
4倍角の指定および解除は、縦倍拡大と倍幅拡大の両方を同時に指定および解除することを意味 します。
【参 照】 FS !
【プログラム例】 【印字結果】
LPRINT CHR$(&H1C);"&"; LPRINT CHR$(&H1C);"W";CHR$(0); LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&H1C);"W";CHR$(1); LPRINT CHR$(&H34);CHR$(&H41); LPRINT CHR$(&H3B);CHR$(&H7A); LPRINT CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1C);".";
4倍角文字解除
漢字漢字
4 倍角文字指定
2-53
CITIZEN 2-54
2.2.12 その他のコマンド
ESC = n
【名 称】 データ入力制御
【コード】 <1B>H<3D>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 ホストからのデータ入力が有効な機器を選択します。 nの各ビットは下表の意味を持ちます。
【注意事項】 ・コントロールボードが非選択状態の場合でも、コントロールボード操作によりBUSY状態
【初期値】 n=1
【プログラム例】 【印字結果】
コントロールボードが非選択状態の場合、本コントロールボードはこのコマンドにより選択状態 となるまですべての受信データを読み捨てます。
ビット 機能
未定義 ―― ―― 2 未定義 ―― ―― 3 未定義 ―― ―― 4 未定義 ―― ―― 5 未定義 ―― ―― 6 未定義 ―― ―― 7 未定義 ―― ――
となることがあります。
・コントロールボードが非選択状態の場合、このコントロールボードはこのコマンドにより選択
状態となるまで全てのデータを破棄します。
LPRINT "AAAAA"; AAAAAAAAAA
LPRINT CHR$(&H1B);"=";CHR$(0); LPRINT "aaaaa";CHR$(&HA); aaaaaは印字されない LPRINT CHR$(&H1B);"=";CHR$(1) LPRINT "AAAAA";CHR$(&HA);
コントロールボ
ード
無効 有効
2-54
CITIZEN 2-55
ESC @
【名 称】 初期化
【コード】 <1B>H<40>H
【機 能】 プリントバッファー内のデータをクリアし、各種設定を初期状態(デフォルト状態)にします。
【注意事項】 ディップスイッチの設定内容を再読み込みしません。受信バッファー内のデータはクリアしま
せん。マクロ定義内容はクリアしません。
【プログラム例】
LPRINT CHR$(&H1B);"!";CHR$(&H30); LPRINT CHR$(&H1B);"V";CHR$(1); LPRINT "AAA";CHR$(&HA); LPRINT CHR$(&H1B);"@"; LPRINT "AAA";CHR$(&HA);
【印字結果】
AAA
DC2 A n
【名 称】 駆動方式の選択
【コード】 <12>H<41>H<n>
【定義域】 0≦n≦255
【機 能】 固定通電方式、可変通電方式のいずれかを選択します。 ・nは最下位ビット(n0)のみ有効です。 ・最下位ビット(n0)による制御について下表に示します。
n0 機 能
固定通電方式 1 可変通電方式
【初期値】 ジャンパー(J5)により指定される駆動方式です。
詳細は、「BD2-2800 取扱説明書 4.機能選択」を参照してください。
2-55
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