Zoom FIRE-30 User Manual [ja]

オペレーションマニュアル
はじめに
このたび は、ZOOM モデリン グギターアン プFIRE-30(以下FIRE-30 と呼びま す)をお買い上げいた だきまして、まことに ありがとうご ざいま す。FIRE-30の機能を十分に理解し、末永くご愛用いただくためにも、こ のマニュ アルをよくお読み くださるよう お願いいたし ます。 このマニ ュアルはお手元に 保管し、必要に応 じてご覧くだ さい。
目次
はじめに . . . ..................................... 1
特長 . ........................... ............... 4
各部の名称と機能 . . . ............... ............... 5
◆ インプット/プリアンプセクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
◆ エフェクトセクション . . . . . . . ............................... 6
◆ パッチセクション . . . . . . . . . . ............................... 7
◆ アウトプット/コントロールセクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
接続しましょう ................................... 9
使ってみよう ...................... ..............10
基本操作 ................................................. 10
エフェクトを使う .......................................... 11
パッチの呼び出しと保存 . . ................................... 12
◆ パッチを呼び出す . . . . . . . . . . ..............................12
◆ パッチを保存する . . . . . . . . . . ..............................14
内蔵チューナーを使う ....................................... 15
フットスイッチでモードを切り替える .......................... 16
FIRE-30を工場出荷時の状態に戻す(オールイニシャライズ). ...... 17
ドライブタイプ/エフェクトタイプ一覧 . . . . ...........18
■ DRIVE ................................................. 18
■ ZNR . ................................................. 19
■MODULATION ......................................... 19
■DELAY/REVERB........................................ 22
製品仕様 . . . ................................... 23
故障かな? と思う前に ........................... 23
パッチリスト ...................... ..............24
安全上のご注意/使用上のご注意
安全上のご注意
この取扱説明書では、誤った取り扱いによる事故を未然に防ぐための注意事項を、マークを付けて表 示しています。マークの意味は次の通りです。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、使用者が死亡または重傷を負う 可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、使用者が傷害を負う可能性、ま たは物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
本製品を安全にご使用いただくために、つぎの事項にご注意ください。
電源について
電源プラグは必ず AC100Vの電源コンセントに差し込んでください。
長時間ご使用 にならない場合は 、電源コードをAC コンセントか ら抜いておく ようにしてく ださ い。
使用環境について
FIRE-30をつぎのような場所でご使用になりますと、故障の原因となりますのでお避けくださ い。
●温度が極端に高 くなるところ や低くなると ころ
●湿度が極端に高 いところ
●砂やほこりの多 いところ
●振動の多いとこ ろ
取り扱いについて
FIRE-30は精密機器ですので、スイッチ類には無理な力を加えないようにしてください。 必要以上に力を加 えたり、落としたりぶつけ るなどの衝撃は故 障の原因とな ります。
接続ケーブルと入出力ジャックについて
ケーブルを接 続する際 は、各機器の 電源スイ ッチを必 ずオフにして から行な ってくだ さい。本製 品を移動するとき は、必ずすべ ての接続ケー ブルと電源プラグ を抜いてから 行なってくだ さい。
改造について
ケースを開けたり、改 造を加えるこ とは、故障の原因となりますので絶対に おやめください。改造 が原因で故障が発 生しても当社 では責任を負 い兼ねますのでご 了承ください 。
音量について
FIRE-30を大音量で長時間使用しないでください。難聴の原因となることがあります。
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ZOOM FIRE-30
安全上のご注意/使用上のご注意
使用上のご注意
他の電気機器への影響について
FIRE-30 は、安全性を考慮して本体からの電波放出および外部からの電波干渉を極力抑えておりま す。しか し、電波干渉 を非常に 受け やすい機 器や 極端に強い電波を放出する機器の周囲に設置すると
影響が出る場合があり ます。そのよ うな場合 は、FIRE-30と影響する機器とを十分に距離を置いて設 置してください。
デジタル制御の電子機 器で は、FIRE-30も含めて、電波障害による誤動作やデータの破損、消失など 思わぬ事故が発生しかねません。ご注意ください。
お手入れについて
パネルが汚れたときは、柔らかい布で乾拭きしてください。それでも汚れが落ちない場合は、湿らせ た布をよくしぼって拭いてください。
クレンザー、ワックス およびアルコ ール、ベンジ ン、シンナー などの溶剤は 絶対に使用し ないでください。
故障について
故障したり異常が発生した場合は、すぐに電源コードを抜いて電源を切り、他の接続ケーブル類もは ずしてください。
「製品の 型番」「製造番号」「故障、異 常の具体 的な 症状 」「お客 様の お名 前、ご住 所、お電 話番号」を
お買い上げの販売店またはズームサービスまでご連絡ください。
保証書の手続きとサービスについて
FIRE-30 の保証期間は、お買い上げいただいた日から1 年間 です。ご購入 された販 売店 で必 ず保証書 の手続きを行なってください。万一保証期間内に、製造上の不備による故障が生じた場合は、無償で
修理いたしますのでお買い上げの販売店に保証書を提示して修理をご依頼ください。ただし、つぎの 場合の修理は有償となります。
1. 保証書のご提示がない場合。
2. 保証書にご購入の年月日、販売店名の記述がない場合。
3. お客様の取り扱いが不適当なため生じた故障の場合。
4. 当社指定業者以外での修理、改造された部分の処理が 不適当であった場合。
5. 故障の原因が本製品以外の、他の機器にある場合。
6. お買い上げ後に製品を落としたり、ぶつけるなど、過度の衝撃による故障の場合。
7. 火災、公害、ガス、異常電圧、および天災(地震、落雷、津波など)によって生じた故障の場合。
8. 消耗品(電池など)を交換する場合。
9. 日本国外でご使用になる場合。
保証期間が切れますと修理は有償となりますが、引き続き責任を持って製品の修理を行ないます。
このマニュアルは将来必要となることがありますので、必ず参照 しや すいとこ ろに 保管して くだ さい。
©
株式会社 ズーム
本マニュアルの一部ま たは全部を無 断で複製/転 載することを禁じ ます。
ZOOM FIRE-30
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特長
特長
FIRE-30は次のような特長を備えたギターアンプです。
● 多彩なギターアンプ/コンパクトエフェクターサウンドをモデリング
著名なギターアン プやコンパク トエフェクターの 音質/特性を モデリングし た22 種類 のドライブ タイプ(歪みの種類)を搭載。ビンテージア ンプからシャ ープな現代風 ディストーション まで、多 彩なサウンド を再現できま す。また、キーを ひと押し するだけで音 圧やサス ティンを 強調したり、 低音域や高音域をブー ストする機能 も用意されて います。
● ギタープレイに欠かせないデジタルエフェクト
音に揺らぎを与えるモ ジュレーショ ンエフェクト や、残響や反射音 を加えるディ レイ/リバー ブエ フェクトを搭載。積極的な サウンドメイ キングが楽し めます。
● アンプの設定をパッチとして保存
アンプやエフェクトの設定 をユーザ ーパ ッチとし て保存可 能。パネ ル上のキ ーやフッ トス イッチ
(別売)を使って、ア ンプやエ フェクト の音色を 瞬時に切 り替えら れます。さら に、推奨セッ ティ
ングをプログラムした プリセットパ ッチも利用で きます。
● POWER DAMP スイッチを搭載
パワーアンプの音響特 性を損なわず に音量だけを 絞ることができま す。
● オートクロマチックチューナーを搭載
ギター用のオートクロ マチックチュ ーナーを内蔵。簡 単な操作で手軽に チューニング が行えます。
● 豊富な入出力端子
CD プレーヤー/MD プレーヤーな どの再生機器を接 続するAUX IN 端子や、ヘッドフォン/録 音機 器を接続するRECORDING /PHONES端子を装 備。CDからのフレーズコピーや深夜の練習にも 威力を発揮します。
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ZOOM FIRE-30
各部の名称と機能
各部の名称と機能
インプット/プリアンプセクション
パッチセクション エフェクトセ クション
◆ インプット/プリアンプセクション
楽器の信号を入力し、歪み の量や音色を 整えるセクシ ョンです。
アウトプット/コントロールセクション
① [INPUT] 端子
楽器用ケーブルを使っ てエレクトリ ックギターを 接続する端子です 。
② [VARIATION] キー
③ [DRIVE TYPE] ノブ
音質や特性を シミュレート するアン プ/ディ ストーション の種類(ドラ イブタイ プ)を選びます。 [DRIVE TYPE] ノブを使って11種類の中からドライブタイプを選択し、[VARIATION]キーを使っ てそのバリエーション(ビンテ ージ/スタン ダード)を切り替えます。現在選ば れているバリ エー ションに対応する LEDが点 灯します。
④ [GAIN] ノブ
入力のゲインを調節し ます。このノブを 上げるほど歪 みが深くなります 。
⑤ [BASS]/[MIDDLE]/[TREBLE]ノブ
低音域/中音域/高音 域のブースト /カット量を 調節する3 バンドのイコライザーです。
ZOOM FIRE-30
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各部の名称と機能
⑥ [LEVEL] ノブ
プリアンプ通過後の音 量を調節しま す。
⑦ [BOOST] キー
このキーをオン(LED が点灯)にすると、音 圧が上がりま す。
⑧ [SUSTAIN] キー
このキーをオン(LED が点灯)にすると、サ スティンが長 くなります。
⑨ [EDGE] キー
このキーをオン(LED が点灯)にすると、高 音域が強調さ れます。
⑩[BOTTOM]キー
このキーをオン(LED が点灯)にすると、低 音域が強調さ れます。
◆ エフェクトセクション
内蔵のデジタルエフェ クトを調節す るセクション です。FIRE-30 では、モジュレーションエフェク トとディレイ/リバー ブエフェクト の2種類が利用できます。
① [TYPE] キー(MODULATION)
モジュレーションエフ ェクトで利用 するエフェク トタイプ(効果の種類)を選択 します。また、モ ジュレーションエフェ クトのオン/ オフ切り替え にも利用します。
② [VALUE] ノブ(MODULATION)
現在選ばれているモジ ュレーション エフェクトの エフェクトパラメ ーター(効果の効き具合)を調 節します。
③ [TYPE/TIME] ノブ(DELAY/REVERB)
ディレイ/リバーブエ フェクトで利 用するエフェ クトタイプとエフ ェクトパラメ ーター(残響 の長 さや反響音の間隔)の両方 を調節します 。
④ [MIX] ノブ(DELAY/REVERB)
ディレイ/リバーブエ フェクトの効 果の深さ(ギ ターとエフェクト のミックスバ ランス)を調節し ます。
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ZOOM FIRE-30
各部の名称と機能
◆ パッチセクション
パッチの保存や呼び出 しを行うセク ションです。また、内蔵チューナーやノイズ リダクション もこ のセクションで操作し ます。
① [MANUAL] キー
② [PROGRAM/BANK] キー
パネル上の操作で音作 りを行うマニ ュアルモード と、あらかじめプ ログラムされ たパッチの設 定を 利用するプログラムモ ードを切り替 えるキーです。 [MANUAL] キー がオン(LED が点 灯)のときは マニュア ルモード 、[PROGRAM/BANK] キーが オンのときはプログラ ムモードが選 ばれます(電 源投入時には、マニュアルモー ドが選ばれて いま す)。
③ ディスプレイ
現在選ばれているパッ チ番号や、FIRE-30 内部の設定要素(パラメーター)の値が表示されます。
④[▲]/[▼]キー
パッチの切り替えや、ZNR(ズー ムノイズリダ クション)を調節 するときに使用し ます。
⑤ [STORE] キー
現在の設定をユーザー パッチとして 保存するとき に使います。
⑥ [EXIT] キー
操作をキ ャンセルしたり、現在選んでいるパッチ番号をディスプレイに表示させるときに使います。
⑦ [TUNER] キー
このキーをオン(LED が点灯)にすると、FIRE-30 の内蔵チューナーが利用できます。
⑧ [ZNR] キー
ZNR(ズームノイズリダ クション)を利用するときに使 います(電源投入時には、オン に設定され ています)。
ZOOM FIRE-30
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各部の名称と機能
◆ アウトプット/コントロールセクション
アンプの最終的な音量 を調節したり 、フットスイッチ や外部機器を接続 するセクショ ンです。
①[POWER DAMP]スイッチ
このスイッチをオ ンにする と、パワーア ンプの音響特 性を損な わずに音量だ けを絞る ことができ、 小音量でも迫力ある演 奏をお楽しみ いただけます。
② [MASTER] ノブ
スピーカーから出力さ れる最終的な 音量を調節し ます。
③ [POWER] スイッチ
電源のオン/オフを切 り替えます。
④ [FOOT SW]端子
別売のフットスイ ッチ(ZOOM FS-01)を接続し、足元でマニュアルモードとプログラムモード を切り替えるための端 子です。
⑤ [AUX IN]端子
CD プレーヤーやMD プレーヤーな どの再生機器を接 続するステレ オの入力端子 です。
⑥ [RECORDING/PHONES] 端子
録音機器やヘッドフォ ンを接続する ステレオ出力 端子です。
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ZOOM FIRE-30
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