JA
このたびはヤマハI/OラックRio3224-D/Rio1608-Dをお買い求めいただきま
して、まことにありがとうございます。
Rio3224-D/Rio1608-Dの優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永く
ご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ず
お読みください。
目 次
安全上のご注意................. 3
はじめに 6
特長 ..................................................................................6
ファームウェアのアップデート....................................6
ラックマウント時の注意 ...............................................6
リセスについて...............................................................7
Dante について 7
各部の名称と機能 8
フロントパネル...............................................................8
リアパネル....................................................................11
接続方法について 12
デイジーチェーン接続 ................................................12
スター接続....................................................................12
DanteController について......................................13
付属品 ( お確かめください )
・ 取扱説明書 ( 本書に保証書が記載されています )
(18ページ )
・ 電源コード
・ DanteVirtualSoundcard ライセンスコード
ヘッドアンプのコントロール 14
Rio ネイティブ対応機器からのコントロール .......... 14
Rio にネイティブ対応していない機器からの
コントロール .......................................................14
モニター / コントロールできるヘッドアンプ
パラメーター .......................................................14
困ったときは 15
困ったときは ( トラブルシューティング ) ............... 15
メッセージ一覧............................................................16
保証とアフターサービス ......... 17
保 証 書 .................. 18
仕様 19
一般仕様 .......................................................................19
アナログ入力................................................................20
アナログ出力................................................................20
デジタル I/O ................................................................20
デジタル出力................................................................20
寸法図 ...........................................................................21
2
取扱説明書
安全上のご注意
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな いでくだ さ いという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強 制を示します。
警告
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想 定 される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物 的 損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への
損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す
るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの販売
店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。
警告
電源コードは、必ず付属のものを使用す
電源コードをストーブなどの熱器具に近
づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし
ない。また、電源コードに重いものをのせ
禁止
ない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源はこの機器に表示している電源電圧
で使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
る。また、付属の電源コードをほかの製品
に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
ただし、日本国外で使用する場合は、付属の電源コー
ドを使用できないことがあります。お買い上げの販
売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにお問
い合わせください。
電源プラグにほこりが付着している場合
は、ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
PA- 1 1/3
電源プラグは保護接地されている適切な
コンセントに接続する。
確実に接地接続しないと、感電の原因になります。
取扱説明書
3
この機器の内部を開けたり、内部の部品を
分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または
故障の原因になります。異
常を感じた場合など、点検
や修理は、必ずお買い上げ
の販売店または巻末のヤマ
ハ修理ご相談センターにご
依頼ください。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の
入ったものを置かない。また、浴室や雨天
時の屋外など湿気の多いところで使用し
ない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または
故障の原因になります。入った場合は、すぐに電源
スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い
た上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修
理ご相談センターに点検をご依頼ください。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
必ず実行
必ず実行
この機器の上にろうそくなど火気のある
ものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
下記のような異常が発生した場合、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセ
ントから抜く。
• 電源コード/プラグがいたんだ場合
• 製品から異常なにおいや煙が出た場合
• 製品の内部に異物が入った場合
• 使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障
のおそれがあります。至急、お買い上げの販売店ま
たは巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依
頼ください。
この機器を落とすなどして破損した場合
は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラ
グをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談
センターに点検をご依頼ください。
必ず実行
禁止
禁止
注意
電源プラグを抜くときは、電源コードを持
たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ
とがあります。
長期間使用しないときや落雷のおそれが
あるときは、必ずコンセントから電源プラ
グを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様やほかの
方々がけがをしたりする原因になります。
この機器の通風孔(放熱用スリット)を
ふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器の背面には通風
孔があります。特に、この機器をひっくり返したり、
横倒しや前後逆さまにしたりしない。機器内部に熱
がこもり、故障や火災の原因になることがあります。
必ず実行
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置
したり保管したりしない。
故障の原因になります。
この機器を移動するときは、必ず接続ケー
ブルをすべて外した上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒
したりするおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置
する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を
感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ
ラグをコンセントから抜いてください。また、電源
スイッチを切った状態でも微電流が流れています。
この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラ
グをコンセントから抜いてください。
この機器を EIA 標準ラックにマウントす
る場合は、6ページの「ラックマウント時
の注意」をよく読んでから設置する。
放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、火災や故
障、誤動作の原因になることがあります。
4
PA- 1 2/3
取扱説明書
注記(ご使用上の注意)
必ず実行
禁止
禁止
禁止
ほかの機器と接続する場合は、すべての電
源を切った上で行なう。また、電源を入れ
たり切ったりする前に、必ず機器の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあり
ます。
この機器の手入れをするときは、必ずコン
セントから電源プラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
この機器の通風孔のすき間に手や指を入
れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔のすき間から金属や紙
片などの異物を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあ
ります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、
電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上
げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センター
に点検をご依頼ください。
この機器の上にのったり重いものをのせ
たりしない。また、ボタンやスイッチ、入
出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様やほかの方々がけが
をしたりする原因になります。
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下
の内容をお守りください。
■製品の取り扱い / お手入れに関する注意
・ テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品
の近くで使用しないでください。この機器またはテレビ
やラジオなどに雑音が生じる原因になります。
・ 直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) やストーブ
の近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極
端に低いところ、また、ほこりや振動の多いところで使
用しないでください。この機器のパネルが変形したり、
内部の部品が故障したり、動作が不安定になったりする
原因になります。
・ この機器上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製
品などを置かないでください。この機器のパネルや鍵盤
が変色 / 変質する原因になります。
・ 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用くださ
い。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用
すると、変色 / 変質する原因になりますので、使用しな
いでください。
・ 機器の周囲温度が極端に変化して ( 機器の移動時や急
激な冷暖房下など )、機器が結露しているおそれがある
場合は、電源を入れずに数時間放置し、結露がなくなっ
てから使用してください。結露した状態で使用すると故
障の原因になることがあります。
・ この機器に付属のゴム脚はすべり止め用です。すべりや
すい机や台などの上にこの機器を置く場合にご使用く
ださい。
・ 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
■コネクターに関する注意
・ XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりで
す (IEC60268 規格に基づいています )。
1:グラウンド (GND)、2:ホット ( + )、3:コールド ( − )
大きな音量で長時間スピーカーを使用し
ない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
● データが破損したり失われたりした場合の補
償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保
証はいたしかねます。
お知らせ
■データの著作権に関するお知らせ
* ヤマハおよび第三者から販売もしくは提供されている音楽 /
サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上
問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または
転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権
の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
■製品に搭載されている機能 / データに関するお知らせ
* この製品は、JISC61000-3-2 に適合しています。
■取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
* この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべ
て操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と
異なる場合があります。
* その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、
各社の登録商標または商標です。
PA- 1 3/3
取扱説明書
5
はじめに
はじめに
このたびはヤマハ I/O ラック Rio3224-D/Rio1608-D
をお買い求めいただきまして、ありがとうございます。
Rio3224-Dは、32 チャンネルのアナログ入力、16 チャ
ンネルのアナログ出力と、8 チャンネルの AES/EBU 出
力を備えた Dante 対応 I/O ラックです。Rio1608-Dは、
16 チャンネルのアナログ入力、8 チャンネルのアナログ
出力を備えた Dante 対応 I/O ラックです。
Rio3224-D/Rio1608-D の優れた機能を十分に発揮さ
せるとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説
明書をご使用の前に必ずお読みください。
NOTE
・ 本文中の説明で Rio3224-D と Rio1608-D とで仕様が
異なる場合、Rio1608-D のみの仕様については {} でく
くって表記します ( 例:[INPUT]( インプット ) 端子 1
〜32{1〜16})。
・ イラストは特にことわりがない場合、Rio3224-Dのも
のを使用しています。
・ Rio3224-D と Rio1608-D で共通の仕様については、単
に Rio と表記します。
特長
Dante ネットワークによる遠隔配置
イーサネットケーブルを通じて、Dante ネットワークによ
る機器間で低レイテンシー、低ジッターで最長約 100m
の長距離伝送が可能です。Dante ネットワークの汎用入出
力ボックスとしても使用できます。対応するサンプリング
周波数は、44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz です。
* ケーブルの種類によって、使用できるケーブルの長さは異なり
ます。
内蔵ヘッドアンプをリモートコントロール
CL シリーズなどの対応機器から内蔵ヘッドアンプをリ
モートコントロールできます。
デジタル出力を搭載 (Rio3224-D のみ )
AES/EBU フォーマットのデジタルオーディオを出力す
る XLR-3-32 タイプのバランス型端子を搭載しました。
GainCompensation 機能搭載
CL シリーズなどの GainCompensation が設定できる
対応機器で、Rio の GainCompesation 機能を有効にす
ると、それ以降のアナログゲインの変更は Rio 内蔵デジタ
ルゲインで補正され、Dante ネットワークには有効にす
る直前の値に固定されたゲイン量で音声が送出されます。
これにより FOH と MONITOR で同じチャンネルを共有
していても、それぞれでゲインを設定できます。
*
ファームウェアのアップデート
この製品は、操作性向上や機能の追加、不具合の修正のた
めに、本体のファームウェアをアップデートできる仕様に
なっています。本体のファームウェアには、下記の 2 つが
あります。
・ 機器本体のファームウェア
・ Dante モジュールのファームウェア
ファームウェアのアップデートをするときは、それぞれを
個別にアップデートする必要があります。
ファームウェアのアップデートに関する情報は、下記ウェ
ブサイトに掲載されています。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
アップデートの手順や本体の設定については、ウェブサイ
トに用意されているファームウェアアップデートガイド
をご参照ください。
NOTE
Dante ファームウェアをアップデートするときは、接
続する他の Dante 機器の Dante ファームウェアも合
わせてアップデートしてください。
ラックマウント時の注意
この機器が動作保証する室温は 0 〜 40 ℃です。この機
器を複数台または他の機器と一緒に EIA 標準のラック
にマウントする場合、各機器からの熱でラック内の温度
が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。
この機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件で
ラックにマウントしてください。
・ 3 台以上の Rio をすき間を空けずにマウントする
場合は、ファン速度を HIGH に設定してください。
・ ファン速度を LOW に固定してこの機器を複数台
マウントする場合は、この機器 2 台ごとに 1U 以上
の隙間を空けてください。また、この隙間は通風パ
ネルを取り付けたり、開放したりして、十分な通気
を確保してください。
・ パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマ
ウントする場合は、他の機器との間を 1U 以上空け
てください。また、このスペースは通風パネルを取
り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保し
てください。
・ ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から
10cm 以上離し、十分な通気を確保してください。
ラック背面を開放できない場合は、ラックに市販の
ファンキットなどの強制換気用装置を設置してく
ださい。ファンキットを取り付けた場合は、ラック
の背面を閉じた方が放熱効果が大きくなることも
あります。詳しくはラックおよびファンキットの取
扱説明書をご参照ください。
コンピューターと音声の直接入出力
DanteVirtualSoundcard がインストールされたコン
ピューターと Ethernet ケーブルで接続することで、オー
ディオインターフェース機器なしで音声の直接入出力が
できます。
6
取扱説明書
Dante について
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
50 mm
100 mm
リセスについて
この機器は、ラックマウント金具の取り付け位置をずらす
ことで、下の図のように、パネル面をラック前面より
50mm または 100mm 奥に配置できます。
NOTE
金具を取り付けるときは、必ず取り外したネジをその
ままお使いください。
Dante について
このモデルは、オーディオ信号を伝送するプロトコルとし
て Dante を採用しています。Dante とは、Audinate 社
が開発したプロトコルで、ギガビットイーサネット対応の
ネットワーク環境で、サンプリング周波数 / ビットレート
が違う複数のオーディオ信号や、機器のコントロール信号
を同時に扱える特長を持っています。そのほか、下記のよ
うなメリットがあります。
・ 理論上はギガビットイーサネット環境で最大 512 イン
/512 アウトで合計 1024 チャンネルの音声を伝送可
能。(Rio3224-D では、24/32 ビットの解像度で 32
イン /24 アウトを実現しています。Rio1608-D では、
24/32 ビットの解像度で 16 イン /8 アウトを実現し
ています。)
・ ネットワーク内の機器を自動的に検出・設定。機器名も
自由に設定可能。
・ 高精度のネットワークシンクロ技術の採用により、低レ
イテンシー、低ジッター、高サンプル精度を実現。Rio で
は、レイテンシーは0.25msec/0.5msec/1.0msec/
5.0msec の 4 タイプから選択可能。
・ プライマリー回線とセカンダリー回線による、万が一の
障害に強いリダンダント接続に対応。
・ イーサネットでコンピューターと接続し、オーディオイ
ンターフェース機器なしで音声の直接入出力が可能。
これらのメリットを最大限に活かすことで、対応機器との
接続や設定を自動化したり、ミキサーから I/O ラックやア
ンプを遠隔操作したり、ネットワーク上にあるコンピュー
ターにインストールされた Nuendo などの DAW にマル
チトラック録音をしたり、といったことが、複雑な設定を
することなく実現できます。
Dante の詳細については、Audinate 社のウェブサイトを
ご参照ください。
http://www.audinate.com/
また、ヤマハプロオーディオのウェブサイトにも、Dante
に関するさまざまな情報を掲載しています。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
取扱説明書
7
各部の名称と機能
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
21 3 4 5
6
9 A078
B
C
各部の名称と機能
フロントパネル
1 [INPUT]( インプット ) 端子 1 〜 32{1 〜 16}
XLR-3-31 タイプのバランス型端子で、各チャンネ
ルにアナログ信号を入力します。定格入力レベルは
‒62dBu 〜 +10dBu です。+48V ファンタム電源
を必要とする機器に電源を供給できます。
NOTE
内蔵ヘッドアンプのゲインを +17dB と +18dB の間
で変化させると、内部的に PAD のオン / オフが切り
替わります。ファンタム電源を使用中で、INPUT 端子
に接続されている機器の Hot と Cold 間のインピーダ
ンスに差がある場合にはノイズが発生することがあり
ます。
2 [+48V] インジケーター
各 INPUT チャンネルの +48V ファンタム電源の設
定がオンのとき点灯します。オン / オフ切り替えは、
対応デジタルミキサーなどからコントロールします。
[+48VMASTER] スイッチがオフの場合、各チャン
ネルのファンタム電源の設定がオンでもファンタム
電源は供給されません ( このとき +48V インジケー
ターは点灯します )。また、エラー発生時には、すべて
のチャンネルで点滅します。
注意:
・ ファンタム電源が不要なときは、必ずオフにしておい
てください。
・ ファンタム電源をオンにする場合は、コンデンサーマ
イクなどのファンタム電源を必要とする機器以外が
[INPUT] 端子に接続されていないことを確認してくだ
さい。機器の故障の原因になります。
・ ファンタム電源をオンにしたまま [INPUT] 端子で機
器を抜き差ししないでください。機器および本体の故
障の原因になります。
・ スピーカー保護のために、パワーアンプ ( パワードス
ピーカー) の電源をオフの状態で、ファンタム電源を
オン / オフしてください。また、デジタルミキサーの出
力コントロールは、すべて最小にしておくことをおす
すめします。大音量が出て、聴力障害、または機器の損
傷になることがあります。
3 [SIG]( シグナル ) インジケーター
各チャンネルの入出力が ‒34dBFS 以上のとき緑色
に点灯します。
また、エラー発生時には、すべてのチャンネルで点滅
します。
4 [PEAK]( ピーク ) インジケーター
各 INPUT チャンネルの入力レベルが ‒3dBFS 以上
のとき赤色に点灯します。
また、エラー発生時には、すべてのチャンネルで点滅
します。
5 [UNITID] ロータリースイッチ
接続されている機器が Rio を個別に認識するための
ID を設定します。Dante ネットワークで音声信号の
送受信をしたり、デジタルミキサーなどからコント
ロールをしたりするためには、同じネットワーク内で
重複しない ID を設定してください。
ロータリースイッチの設定は電源をオフの状態で行
なってください。電源がオンの状態で変更しても設定
が反映されません。
8
取扱説明書