Yamaha RI8-D, RO8-D User Manual [ja]

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Owner’s Manual Bedienungsanleitung Mode d’emploi Manual de instrucciones Manual do Proprietário Manuale di istruzioni
Руководство пользователя
取扱説明書
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目 次
安全上のご注意..............119
はじめに 122
特長 ............................................................................ 122
ファームウェアのアップデート..............................122
ラックマウント時の注意 ......................................... 122
Dante について 123
各部の名称と機能 124
フロントパネル.........................................................124
リアパネル.................................................................127
接続方法について 128
デイジーチェーン接続 .............................................128
スター接続.................................................................128
DanteController について ................................... 129
付属品 ( お確かめください )
取扱説明書 ( 本書に保証書が記載されています )
(134ページ )
電源コード
ヘッドアンプのコントロール 130
Ri8-D ネイティブ対応機器からのコントロール .. 130 Ri8-D にネイティブ対応していない機器からの
コントロール ....................................................130
モニター / コントロールできるヘッドアンプ
パラメーター ....................................................130
困ったときは 131
困ったときは ( トラブルシューティング ) ............131
メッセージ一覧.........................................................132
保証とアフターサービス ........ 133
保 証 書 .................134
Specifications 135
General Specifications............................................ 135
Analog Input Characteristics (Ri8-D only)............... 136
Analog Output Characteristics (Ro8-D only) .......... 136
Digital I/O Characteristics ...................................... 136
Dimensions............................................................ 137
118
取扱説明書
日本語

安全上のご注意

「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな いでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強 制を示します。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
電源 / 電源コード
必ず実行
必ず実行
必ず実行
必ず実行
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの販売 店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。
警告
電源コードは、必ず付属のものを使用す 電源コードをストーブなどの熱器具に近 づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし ない。また、電源コードに重いものをのせ
禁止
ない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源はこの機器に表示している電源電圧 で使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
る。また、付属の電源コードをほかの製品
に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
ただし、日本国外で使用する場合は、付属の電源コー
ドを使用できないことがあります。お買い上げの販
売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにお問
い合わせください。
電源プラグにほこりが付着している場合
は、ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
PA- 1 1/3
電源プラグは保護接地されている適切な
コンセントに接続する。
確実に接地接続しないと、感電の原因になります。
取扱説明書
119
この機器の内部を開けたり、内部の部品を
分解禁止
禁止
水に注意
禁止
禁止
火に注意
禁止
異常に気づいたら
電源 / 電源コード
必ず実行
設置
禁止
必ず実行
必ず実行
分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または 故障の原因になります。異 常を感じた場合など、点検 や修理は、必ずお買い上げ の販売店または巻末のヤマ ハ修理ご相談センターにご 依頼ください。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の 入ったものを置かない。また、浴室や雨天 時の屋外など湿気の多いところで使用し ない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または 故障の原因になります。入った場合は、すぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い た上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修 理ご相談センターに点検をご依頼ください。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
必ず実行
必ず実行
この機器の上にろうそくなど火気のある
ものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
下記のような異常が発生した場合、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセ
ントから抜く。
• 電源コード/プラグがいたんだ場合
• 製品から異常なにおいや煙が出た場合
• 製品の内部に異物が入った場合
• 使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障
のおそれがあります。至急、お買い上げの販売店ま
たは巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依
頼ください。
この機器を落とすなどして破損した場合
は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラ
グをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談
センターに点検をご依頼ください。
必ず実行
禁止
禁止
注意
電源プラグを抜くときは、電源コードを持 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。
長期間使用しないときや落雷のおそれが あるときは、必ずコンセントから電源プラ グを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様やほかの 方々がけがをしたりする原因になります。
この機器の通風孔(放熱用スリット)を ふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器の背面には通風 孔があります。特に、この機器をひっくり返したり、 横倒しや前後逆さまにしたりしない。機器内部に熱 がこもり、故障や火災の原因になることがあります。
必ず実行
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置
したり保管したりしない。
故障の原因になります。
この機器を移動するときは、必ず接続ケー
ブルをすべて外した上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒
したりするおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置
する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を
感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ
ラグをコンセントから抜いてください。また、電源
スイッチを切った状態でも微電流が流れています。
この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラ
グをコンセントから抜いてください。
この機器を EIA 標準ラックにマウントす
る場合は、122ページの「ラックマウン
ト時の注意」をよく読んでから設置する。
放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、火災や故
障、誤動作の原因になることがあります。
120
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取扱説明書
日本語
注記(ご使用上の注意)
接続
必ず実行
手入れ
取り扱い
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
ほかの機器と接続する場合は、すべての電 源を切った上で行なう。また、電源を入れ たり切ったりする前に、必ず機器の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあり ます。
この機器の手入れをするときは、必ずコン セントから電源プラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
この機器の通風孔のすき間に手や指を入 れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔のすき間から金属や紙 片などの異物を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあ ります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上 げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センター に点検をご依頼ください。
この機器の上にのったり重いものをのせ たりしない。また、ボタンやスイッチ、入 出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様やほかの方々がけが をしたりする原因になります。
大きな音量で長時間スピーカーを使用し ない。
聴覚障害の原因になります。
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下 の内容をお守りください。
■製品の取り扱い / お手入れに関する注意
・ テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品
の近くで使用しないでください。この機器またはテレビ やラジオなどに雑音が生じる原因になります。
・ 直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) やストーブ
の近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極 端に低いところ、また、ほこりや振動の多いところで使 用しないでください。この機器のパネルが変形したり、 内部の部品が故障したり、動作が不安定になったりする 原因になります。
・ この機器上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製
品などを置かないでください。この機器のパネルや鍵盤 が変色 / 変質する原因になります。
・ 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用くださ
い。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用 すると、変色 / 変質する原因になりますので、使用しな いでください。
・ 機器の周囲温度が極端に変化して ( 機器の移動時や急
激な冷暖房下など )、機器が結露しているおそれがある 場合は、電源を入れずに数時間放置し、結露がなくなっ てから使用してください。結露した状態で使用すると故 障の原因になることがあります。
・ 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
■コネクターに関する注意
・ XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりで
す (IEC60268 規格に基づいています )。 1:グラウンド (GND)、2:ホット ( + )、3:コールド ( − )
お知らせ
■データの著作権に関するお知らせ
* ヤマハおよび第三者から販売もしくは提供されている音楽 /
サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上 問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または 転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権 の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
● データが破損したり失われたりした場合の補 償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保 証はいたしかねます。
■製品に搭載されている機能 / データに関するお知らせ
* この製品は、JISC61000-3-2 に適合しています。
■取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
* この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべ
て操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と 異なる場合があります。
* その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、
各社の登録商標または商標です。
* 仕様および外観は、改良のため、予告無く変更する場合が
あります。
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取扱説明書
121

はじめに

はじめに
このたびはヤマハインプットラック Ri8-D/ アウトプッ トラック Ro8-D をお買い求めいただきまして、ありがと うございます。
Ri8-D は 8 チャンネルのアナログ入力を備えた Dante 対応インプットラックです。Ro8-D は 8 チャンネルのア ナログ出力を備えた Dante 対応アウトプットラックで す。
Ri8-D/Ro8-D の優れた機能を十分に発揮させるととも に、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使 用の前に必ずお読みください。
特長
Dante ネットワークによる遠隔配置
イーサネットケーブルを通じて、Dante ネットワークによ る機器間で低レイテンシー、低ジッターで最長約 100m の長距離伝送が可能です。Dante ネットワークの汎用入出 力ボックスとしても使用できます。対応するサンプリング 周波数は、44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz です。
* ケーブルの種類によって、使用できるケーブルの長さは異なり
ます。
コンパクトな 1U シャーシで多様な配置に対応
Ri8-D は入力専用ラック、Ro8-D は出力専用ラックとな ります。これにより、入力のみ欲しい、出力のみ欲しいとい う場所にもラックを配置することが可能となりました。
もちろん Rio3224-D/Rio1608-D( 入出力用ラック ) と組み合わせて使用することもでき、より自由度の高いシ ステム構築が可能となります。
内蔵ヘッドアンプをリモートコントロール (Ri8-Dのみ)
CL シリーズなどの対応機器から内蔵ヘッドアンプをリ モートコントロールできます。
GainCompensation 機能搭載 (Ri8-Dのみ)
CL シリーズなどの GainCompensation が設定できる 対応機器で、Ri8-D の GainCompesation 機能を有効に すると、それ以降のアナログゲインの変更は Ri8-D内蔵 のコンペンセーションゲインで補正され、Dante ネット ワークには有効にする直前の値に固定されたゲイン量で 音声が送出されます。
*

ファームウェアのアップデート

この製品は、操作性向上や機能の追加、不具合の修正のた めに、本体のファームウェアをアップデートできる仕様に なっています。本体のファームウェアには、下記の 2 つが あります。
機器本体のファームウェアDante モジュールのファームウェア
ファームウェアのアップデートをするときは、それぞれを 個別にアップデートする必要があります。
ファームウェアのアップデートに関する情報は、下記ウェ ブサイトに掲載されています。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
アップデートの手順や本体の設定については、ウェブサイ トに用意されているファームウェアアップデートガイド をご参照ください。
NOTE
Dante ファームウェアをアップデートするときは、接 続する他の Dante 機器の Dante ファームウェアも合 わせてアップデートしてください。

ラックマウント時の注意

この機器が動作保証する室温は 0 〜 40 ℃です。この機 器を複数台または他の機器と一緒に EIA 標準のラック にマウントする場合、各機器からの熱でラック内の温度 が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。 この機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件で ラックにマウントしてください。
パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマ
ウントする場合は、他の機器との間を 1U 以上空け てください。また、このスペースは通風パネルを取 り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保し てください。
ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から
10cm 以上離し、十分な通気を確保してください。 ラック背面を開放できない場合は、ラックに市販の ファンキットなどの制換気用装置を設置してく ださい。ファンキットを取り付けた場合は、ラック の背面を閉じた方が放熱効果が大きくなることも あります。詳しくはラックおよびファンキットの取 扱説明書をご参照ください。
122
コンピューターと音声の直接入出力
DanteVirtualSoundcard がインストールされたコン ピューターと Ethernet ケーブルで接続することで、オー ディオインターフェース機器なしで音声の直接入出力が できます (Ri8-D は入力、Ro8-D は出力のみ )。
取扱説明書
日本語

Dante について

このモデルは、オーディオ信号を伝送するプロトコルとし て Dante を採用しています。Dante とは、Audinate 社 が開発したプロトコルで、ギガビットイーサネット対応の ネットワーク環境で、サンプリング周波数 / ビットレート が違う複数のオーディオ信号や、機器のコントロール信号 を同時に扱える特長を持っています。そのほか、下記のよ うなメリットがあります。
理論上はギガビットイーサネット環境で最大 512 イン
/512 アウトで合計 1024 チャンネルの音声を伝送可 能。(Ri8-D では、24/32 ビットの解像度で 8 インを実 現しています。Ro8-D では 24/32 ビットの解像度で 8 アウトを実現しています。)
ネットワーク内の機器を自動的に検出・設定。機器名も
自由に設定可能。
高精度のネットワークシンクロ技術の採用により、低レ
イテンシー、低ジッター、高サンプル精度を実現。 Ri8-D/Ro8-D では、レイテンシーは 0.25msec/
0.5msec/1.0msec/5.0msec の 4 タイプから選択 可能。
プライマリー回線とセカンダリー回線による、万が一の
障害にいリダンダント接続に対応。
イーサネットでコンピューターと接続し、オーディオイ
ンターフェース機器なしで音声の直接入出力が可能。
Dante について
これらのメリットを最大限に活かすことで、対応機器との 接続や設定を自動化したり、ミキサーから I/O ラックやア ンプを遠隔操作したり、ネットワーク上にあるコンピュー ターにインストールされた Nuendo などの DAW にマル チトラック録音をしたり、といったことが、複雑な設定を することなく実現できます。
Dante の詳細については、Audinate 社のウェブサイトを ご参照ください。
http://www.audinate.com/
また、ヤマハプロオーディオのウェブサイトにも、Dante に関するさまざまな情報を掲載しています。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
取扱説明書
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