Yamaha DHR15, DHR12M, DHR10 operating instructions

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Owner’s Manual Benutzerhandbuch Mode d’emploi Manual de instrucciones Manual do Proprietário
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POWERED SPEAKER SYSTEM
ZH
Manuale di istruzioni Руководство пользователя
DHR Series
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注意喚起を示す記号
禁止を示す記号
行為を指示する記号
必ず実行
必ず実行
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安全上のご注意

ご使用の前に、必ずよくお読みください。
必ずお守りください
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用い ただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損害を 未然に防止するためのものです。 お読みになったあとは、本製品を使用される方がいつで も見られる所に必ず保管してください。
「警告」「注意」について
誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容 を、危害や損害の大きさと切迫の程度により区分して掲 載しています。
記号表示について
本製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のよ うな意味があります。
「死亡する可能性または重傷を負
警告
う可能性が想定される」内容です。
異常に気づいたら
下記のような異常が発生した場合、すぐに電源を 切り、電源プラグをコンセントから抜く。
• 電源コード/プラグが破損した場合
必ず実行
• 製品から異常なにおいや煙が出た場合
• 製品の内部に水や異物が入った場合
• 使用中に音が出なくなった場合
• 製品に亀裂、破損がある場合 そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障のお
それがあります。至急、お買い上げの販売店またはヤマ ハ修理ご相談センターに点検や修理をご依頼ください。
電源
電源コードが破損するようなことをしない。
• ストーブなどの熱器具に近づけない
• 無理に曲げない
禁止
• 傷つけない
• 電源コードに重いものをのせない
感電や火災の原因になります。
必ず実行
禁止
必ず実行
必ず実行
電源は本製品に表示している電源電圧で使用す る。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源コードは、必ず付属のものを使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。 付属の電源コードは日本国内専用(125Vまで)です。
付属の電源コードをほかの製品に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
電源プラグのほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。 必要に応じて、定期的にほこりを拭き取ってください。
電源プラグは根元まで確実に差し込む。
火災やショートのおそれがあります。
本製品をコンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じ た場合にはすぐに電源を切り、電源プラグをコンセント から抜いてください。また、電源を切った状態でも電源 プラグをコンセントから抜かないかぎり電源から完全 に遮断されません。電源プラグに容易に手が届き、操作 できるように設置してご使用ください。
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必ず実行
禁止
必ず
接地接続
禁止禁止禁止
禁止
必ず実行
禁止
禁止
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長時間使用しないときは、必ずコンセントから電 源プラグを抜く。
火災や故障の原因になります。
雷が鳴りだしたときは、本製品や電源プラグに触 らない。
感電の原因になります。
接続
• 接地接続は必ず、主電源プラグをコンセン
• 接地接続の取り外しは、必ず主電源プラグをコ
電源コードには、アース線が付いています。必ずアース 線を接地接続してから、電源プラグをコンセントに差し 込んでください。確実に接地接続しないと、感電や火災、 または故障の原因になります。
分解禁止
本製品を分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障 の原因になります。本製品の内 部には、お客様が修理/交換で きる部品はありません。
トに差し込む前に行う。
ンセントから抜いた状態で行う。
聴覚障害
電源を入れたり切ったりする前に、必ず本製品や 接続している機器の音量(ボリューム ) を最小にす る。
必ず実行
聴覚障害、感電または機器の損傷の原因になることがあ ります。
オーディオシステムの電源を入れるときは、本製 品をいつも最後に入れる。電源を切るときは、本 製品を最初に切る。
聴覚障害やスピーカーの損傷の原因になることがあり ます。
注意
電源
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たず に、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になることが
必ず実行
設置と接続
あります。
「傷害を負う可能性が想定される」
内容です。
水に注意
• 本製品の上に花瓶や薬品など液体の入った
• 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故障 の原因になります。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
火に注意
本製品の近くで、火気を使用しない。
火災の原因になります。
ものを置かない。
用しない。
不安定な場所や振動の多い場所に置かない。
本製品が転倒して故障したり、けがをしたりする原因に なります。
禁止
本製品を子供の手の届くところに置かない。
本製品は子供がいる可能性のある場所での使用には適 していません。
禁止
本製品の通風孔(放熱用スリット)をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、本製品の背面には通風孔が あります。通風孔をふさぐと、製品内部に熱がこもり、 故障や火災の原因になることがあります。
禁止
放熱のため、本製品を設置する際は、
• 布やテーブルクロスをかけない。
• 風通しの悪い狭いところへは押し込まない。
製品内部に熱がこもり、故障や火災の原因になることが あります。本機の背面パネルの周囲に上30cm、左右 30cm、背面30cm以上のスペースを確保してくださ い。
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置しない。
故障の原因になります。
必ず実行
本製品を移動するときは、必ずすべての接続ケー ブルを外した上で行う。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒した りするおそれがあります。
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必ず実行
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
禁止
禁止
禁止
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DHR15を持ち運ぶ場合は、必ず2人以上で行 う。
DHR15 を 1 人で無理に持ち上げると、腰を痛めたり、 本製品が落下して破損したり、お客様やほかの方々がけ がをしたりする原因になります。
スピーカーをつり下げるためにスピーカーのハン ドルを使用しない。
スピーカーが落下して破損したり、けがをしたりする原 因になります。
スピーカーの底面を持って運搬しない。
スピーカーの底面に手をはさんで、けがをしたりする原 因になります。
スピーカーの背面を壁に押しつけない。
スピーカーを壁に押し付けると、電源プラグが壁に接触 し、電源コードが外れてショートするなど、故障や火災 の原因となるおそれがあります。
取り付け工事は、必ずお買い上げの販売店に依頼 する。
不適切な取り付けは、事故やけが、本製品の損傷や故障 の原因となります。
お手入れ
本製品をお手入れをするときは、必ずコンセント から電源プラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
取り扱い
使用上のご注意
製品の故障、損傷や誤動作を防ぐため、以下の内容をお守りく ださい。
■ 製品の取り扱い/ お手入れに関するご注意
• テレビやラジオなど、他の電気製品の近くで使用しない。 本製品、または他の電気製品に雑音が生じる原因になりま す。
• 極端に温度の高いところや低いところ、ほこりや振動の多い ところで使用しない。 本製品のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動 作が不安定になったりする原因になります。
• 温度変化が激しい場所に設置しない。 製品内部や表面に結露が発生し、故障したり木部が変形した りする原因になります。 木部の結露は放置せず、柔らかい布ですぐにふき取ってくだ さい。
• 結露が発生しているおそれがあるときは、しばらく放置して から電源を入れる。 結露した状態で電源が入ると、故障の原因になります。
• スピーカーユニットに触れない。 故障の原因になります。
• バスレフポート( 前面の穴 )から空気が吹き出す場合があり ますが、本製品の故障ではありません。特に、低音成分の多 い音を出力する場合に起こります。
• バッフル前面を下にして置かないでください。
• お手入れのときは、乾いた柔らかい布を使用する。ベンジ ン、シンナー、洗剤、化学ぞうきんなどで製品の表面を拭か ない。 変色/ 変質する原因になります。
• バランス出力をアンバランス機器に接続する場合は、各機器 間のグラウンド電位を合わせる。 グラウンド電位が合っていないと、故障の原因になります。 アンバランス( 不平衡)機器接続ケーブルの配線はピン3: コールドとピン1:グラウンドを接続してお使いください。
• 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
本製品のバスレフポート(前面の穴)に手や指を 入れない。
けがをするおそれがあります。
本製品の上にのったり重いものをのせたりしな い。
本製品が破損したり、けがをしたりする原因になりま す。
音がひずんだ状態では本製品を使用しない。
本製品が発熱し、火災の原因になることがあります。
機種名(品番 )、製造番号( シリアルナンバー )、電源条件などの 情報は、製品のリアパネルにある銘板または銘板付近に表示さ れています。製品を紛失した場合などでもご自身のものを特定 していただけるよう、機種名と製造番号については以下の欄に ご記入のうえ、大切に保管していただくことをお勧めします。
機種名
製造番号
お知らせ
■ 製品の機能/ データに関するお知らせ
• [ / ](電源 ) スイッチを切った状態(POWERインジケー ターが消えている) でも微電流が流れています。この状態で の消費電力は、最小限の値で設計されています。本製品を長 時間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜 いてください。
• XLRタイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです (IEC60268規格に基づいています)。 1:グラウンド(GND)、2:ホット(+ )、3:コールド(−)
■ 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
• この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて説明の ためのものです。
• 本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録 商標または商標です。
• ソフトウェアは改良のため予告なしにバージョンアップする ことがあります。
■ 廃棄に関するお知らせ
• 本製品は、リサイクル可能な部品を含んでいます。廃棄され る際には、廃棄する地方自治体にお問い合わせください。
不適切な使用や改造により故障した場合の補償はいたしか ねますので、ご了承ください。
(rear_ja_02)
高調波電流規格JISC61000-3-2適合品
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はじめに

NOTE
このたびは、パワードスピーカーシステムDHR15、DHR12M、DHR10をお買い求めいただきまして、まことにありがと うございます。本製品は、ライブ、SR、設備音響用のスピーカーです。この取扱説明書では、このスピーカーを設置、施工さ れる方やスピーカーの取り扱いに慣れた方向けに、設置、設定、接続方法などを説明しています。本製品のさまざまな機能を 十分にご活用いただくために、ご使用の前にこの取扱説明書を必ずお読みください。また、お読みになったあとも、大切に保 管してください。
イラストは特にことわりがない場合、DHR15のものを使用しています。
目次
安全上のご注意 ....................................................................116
はじめに................................................................................119
主な特長................................................................................119
付属品....................................................................................119
各部の名称と機能 ................................................................120
セットアップ例 ....................................................................123
設置例....................................................................................127
困ったときは........................................................................128
アフターサービス................................................................ 129
保証書 ................................................................................... 130
GeneralSpecifications.................................................. 131
BlockDiagram.................................................................. 133
Dimensions ....................................................................... 134
(ブロックダイアグラム)
(寸法図)
(一般仕様、英語のみ)

主な特長

• 先進のDSPプロセッシング
リニアな位相特性を持つFIR(FiniteImpulseResponse)フィルターを用いた独自プロセッシング技術「FIR-Xtuning」 により、クロスオーバーポイント付近での位相干渉がきわめて少ない、スムーズな周波数特性と分解能に優れた音質を実現 しました。
• 最適な音質が容易に設定可能
D-CONTOUR(DynamicCONTOUR)はアンプの出力レベルをリアルタイムに監視し、人間の聴感特性に応じて各周波数 のレベルを最適化します。またメインスピーカー用のFOH/MAINモードとフロアモニター用の MONITOR モードを搭載し、 用途別に最適なプリセットチューニングを選択できます。
• 多様な入出力端子と便利な簡易ミキシング機能
ミキサーからはXLR、電子楽器からはフォーン、オーディオプレーヤーからはRCAピンと、さまざまなプラグを本体に直接 接続することで多様なアプリケーションに柔軟に対応。また、簡易ミキシング機能を使用し、チャンネル1(CH1)入力のス ルー出力(パラレル接続)またはCH1とCH2のミックス出力を選択するなど利便性の高い運用ができます。
• 用途に合わせたモデルラインナップ
使用用途に最適化されたモデルをラインナップ。DHR15は迫力あるサウンドを支えるメインスピーカー、DHR12Mはモ ニターに最適な音響特性を持つコンパクトなフロアモニターとして活躍します。そしてDHR10はホーンを回転して指向性 を変えることができ、設備施工において対応金具を使用することで、垂直または水平どちらの方向にも設置が可能です。
• 高品位で堅牢、音質に優れた木製キャビネット
質感高い木製キャビネットに堅牢で高い耐傷性能を持つ塗装を施し、移動や設置、撤去など使用時の衝撃からエンクロー ジャーをしっかり守ります。
付属品(お確かめください)
• 電源コード
• 取扱説明書(本書):保証書が130 ページにあります。
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各部の名称と機能

背面
XLR フォーン RCAピン
NOTE
q w
!3
y u i o
!0
e
r
t
!4
q 入力端子 (CH1とCH2)
XLRとフォーンの両プラグに対応した、バランス入力の コンボ端子(CH1とCH2)とRCAピン端子 (CH2) です。 コンボ端子にはミキサー、マイク、またはキーボードな どの電子楽器を接続します。RCAピン端子には MP3 プ レーヤーやCDプレーヤーなどの機器を接続します。ミ キサーなどのレベルが高い機器を接続する場合は、CH2 に接続するか、CH1に接続して[MIC/LINE]スイッチ (w)を[LINE]にしてください。
!1
!2
!3
!5
w [MIC/LINE]スイッチ
CH1への入力レベルに応じて切り替えます。マイクなど のレベルが低い機器を接続するときは[MIC]、ミキサー などのレベルが高い機器を接続するときは[LINE]にしま す。
e [LEVEL]ノブ
各入力端子(q)の入力レベルを調節します。
r 出力切り替えスイッチ
出力端子tへの出力信号を切り替えます。 [CH1THRU]:CH1に入力された信号がそのまま(ス
ルー )出力されます。CH2の信号は出力されません。
[CH1+2MIX]:CH1とCH2に入力された信号がミッ
クスされて出力されます。
CH2では、コンボ端子への入力と RCA ピン端子への入力が固定の バランスでモノラルミックスされます。バランスを変えたい場合は 音源のボリュームを調整してください。
120
t 出力端子
バランス型のXLR端子です。別のDHRなどを接続しま す。rで選択した信号を出力します。
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各部の名称と機能
NOTE
NOTE
NOTE
y [LIMIT] インジケーター
出力がアンプの最大出力電圧を超える場合、または過大 な積算電力を検出した場合に、リミッターが作動して点 灯(赤)します。点灯し続ける場合は、入力レベルを下げ てください。
積算電力とは、単位時間あたりにスピーカーユニットに供給された 電力量の総和です。
u [SIGNAL] インジケーター
一定レベル以上の音声信号の入力を検知すると点灯(緑) します。
i [PROTECTION] インジケーター
保護回路が作動すると点灯(赤)します。以下の場合に保 護回路が作動し、スピーカーへの出力がミュートされま す。
• アンプの過熱を検出した場合
• 過電流を検出した場合
• 電源をオンにした場合:ノイズ防止のため、数秒間、 保護回路が作動します。正常に起動するとインジケー ターが消灯します。
保護回路が作動した場合、アンプの熱が下がるまで待つ か、電源を入れ直すと復帰します。復帰しない場合は、 129ページのヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせ ください。
o [POWER] インジケーター
[ / ](電源)スイッチ(!5)をオンにすると点灯(緑)しま す。
!3 通風孔
冷却ファン用の通風孔です。
注意
本製品の通風孔(放熱用スリット)をふさがな いでください。内部の温度上昇を防ぐため、 本製品の背面には通風孔があります。通風孔 をふさぐと、製品内部に熱がこもり、故障や 火災の原因になることがあります。
!4 [ACIN] 端子
次の順番で、付属の電源コードを接続します。電源コー ドを接続する前に、DHRの電源スイッチがOFFになっ ていることを確認してください。
1. 付属の電源コードのプラグをこの端子に接続します。
2. 電源コードのもう一端のプラグを電源コンセント (AC100V)に接続します。
電源コードを外すときは、逆の手順で行ってください。
警告
• DHRは、アース接続することを前提として 設計されてます。感電や機器の損傷を防ぐた め、付属の電源コードを使って下記のとおり 確実にアース接続してください。なお、接続 方法がわからないときは、129ページのヤマ ハ修理ご相談センターにご相談ください。
!0 [D-CONTOUR] インジケーター
[D-CONTOUR]スイッチ(!1)を[FOH/MAIN]または [MONITOR]にしているときに点灯(黄)します。
!1 [D-CONTOUR] スイッチ
D-CONTOUR(DynamicCONTOUR)のプリセットを切 り替えます。
[FOH/MAIN]:メインスピーカーとして適した周波数特
性になるように高域と低域を持ち上げた設定です。
[MONITOR]:フロアモニターとして明瞭性に重要な中高
域を聞こえやすくし、床置きしたときにブーミーにな りがちな低域を抑えた設定です。
[OFF]:D-CONTOURがオフになります。汎用の周波数
特性の設定です。
!2 [HPF]スイッチ
ハイパスフィルターのカットオフ周波数を切り替えます。 [120Hz]や[100Hz]にすると、その周波数以下の低域 がカットされます。DHR単体で使用するときは[OFF]に してください。サブウーファーと一緒に使用するときは [120Hz]または[100Hz]にすることをおすすめします。
• 電源コードは、必ず付属のものをお使いくだ さい。他の電源コードを使用すると、発熱や 感電の原因になります。
• 電源は必ずAC100Vを使用してください。
注意
電源コードを接続したり、取り外す前に必ず 電源をオフにしてください。
!5 [ / ]( 電源 ) スイッチ
本体の電源をオン( )/オフ( )します。音源(外部機器)、 本体の順に電源をオンしてください。電源をオフにする ときは、本体、音源(外部機器)の順にオフにしてくださ い。
ご注意
電源スイッチがオフの状態でも微電流が流れています。
• 電源スイッチのオン / オフを連続して素早く切り替えると、誤動作 の原因になることがあります。電源スイッチをオフにしてから再 度オンにする場合は、5秒以上の間隔を空けてください。
• 本体を複数台使う場合は、1 台ずつ電源をオンにしてください。同 時に複数の電源をオンにすると、電源電圧低下などで本体が正常 に起動しないことがあります。
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各部の名称と機能
FRONT
!6
!8!6 !6
!7 !7
!7
!7!7
!6
!7
!8
!6
!8
背面(DHR15)
側面(DHR12M)
底面
背面(DHR10)
底面
FRONT
チルト可能
ポールソケット
!6 U ブラケット用ネジ穴M8(DHR10のみ )
オプション(別売)のUブラケットを取り付けるときに使 うネジ穴です。
!7 アイボルト用ネジ穴M10
(DHR15とDHR10のみ)
市販のアイボルト(M10)を使ってつり下げるときに使う ネジ穴です。
!8 ポールソケット
ソケットは、市販の35mm径のスピーカースタンドま たはスピーカーポールに対応しています。
チルト可能ポールソケット(DHR15のみ)
ポールソケットの穴が2つあります。床面に対するス ピーカーの角度を水平、または下に7°傾けてマウントで きます。
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セットアップ例

NOTE
R L
サブウーファー サブウーファーミキサー
本体2台にサブウーファーを加えたシステム(DHR15)
メインスピーカーとして最適なシステムです。必要に応じてフロアモニターシステムを追加することも可能です。
主な用途:小規模ライブハウス、教会、イベント会場
サブウーファーはヤマハDXS18 をおすすめします。その場合、DHR15 のHPFのカットオフ周波数と、DXS18の LPF のカットオフ周波数を同 じ設定にすることをおすすめしますが、お好みに合わせて調節してください。
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セットアップ例
ミキサー
次のスピーカーへ
「CH1THRU」に設定 「CH1THRU」に設定
フロアモニターシステム(DHR12M)
演奏者のモニター用途に適したシステムです。フロアモニターでは[D-CONTOUR]スイッチを[MONITOR]にすることをおす すめします。 必要に応じて、パラレル接続で4台までスピーカーを追加できます。その場合、CH1に信号を入力し、出力切り替えスイッチ の設定を「CH1THRU」にすることをおすすめします。
124
Page 11
セットアップ例
NOTE
設備設置(DHR10)
DHR10は、別売りのUブラケットを使って天井や壁にスマートに設置ができます。向きは横でも縦でも設置できます。Uブ ラケットの取り付け方法については、UB-DXRDHR10の取扱説明書をご覧ください。
Uブラケットは、別売のヤマハバトンブラケット BBS251 などのオプションブラケットと組み合わせて使用できます。
また、DHR10のホーンはローテート (90 度回転 ) 可能です。工場出荷時の指向性は、縦置きの状態で水平 ( 横 ) 方向が広く、垂 直( 縦)方向が狭くなる設定になっています。横向きに設置する場合には、ホーンを回転して指向性を変えることをおすすめし ます。
125
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セットアップ例
NOTE
ネジ( 計4個)
縦置きの場合
横置きの場合
90°回転
ホーンの回転(DHR10のみ)
1. 2番のプラスドライバーを使って、グリルを固定しているネジを外し、グリルを取り外します。
2. 2番のプラスドライバーを使って、ホーンを固定しているネジを外し、ホーンを取り外します。
ドライバーでネジを強く押し込み過ぎないようにご注意ください。キャビネット内側のナットが外れるおそれがあります。
3. ホーンを90°回転して、外したときと逆の手順でホーンとグリルを取り付けます。
126
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設置例
注意
• 設置および取り付け工事につきましては、お買い上げの販売店 に依頼してください。
• 安全にご使用いただくため、定期的に保守点検を行ってくださ い。摩耗や腐食などにより、部品が劣化する場合があります。
• ワイヤー、壁、天井、接続金具などは、スピーカーの重量に十 分耐えられる強度のものか確認してください。
• ワイヤーを使って、必ず落下防止対策を施してください。
• 安全ワイヤーを壁に取り付ける場合は、スピーカーのワイヤー 取り付け位置より高いところに、あまりたるみが出ないように 取り付けてください。長さに余裕がありすぎると、落下時に運 動エネルギーがワイヤーに多くかかって断線する場合がありま す。
• アイボルトは各国の規格や安全基準に合ったものを使用してく ださい。
安全ワイヤーは、アイボルト用のネジ穴と、ハンドル 中央部のネジ穴(DHR10 のみ )に取り付けできます。 イラストはU ブラケット取り付け時の一例です。
NOTE
最大45°
プルバックポイント
M10アイボルト
■ プルバックポイント
プルバックポイント (ネジ穴M10)
背面下部
■ アイボルトの固定
出荷時に付いている皿ネジを外し、座金にアイボルトのネジ山を通し て取り付けてください。
ネジロック剤を塗る
NOTE
取り付け箇所の強度不足や、取り付け方法の不備による落下などの事故に対しては、当社は一切の責任を負いかねます。
アイボルトを使用したつり下げ設置(DHR15とDHR10のみ)
本体の天面2 箇所と、背面1箇所にあるネジ穴に、市販のロングアイボルト(長さ30〜50mm)を取り付けます。ネジ径は M10です。天面2箇所は必ず使用してつり下げてください。
アイボルト用ネジ穴は、キャビネット内に貫通しています。アイボルトを使用しないときは、エア漏れしないように再度皿ネジを付けて穴をふさい でください。
127
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困ったときは

つり下げポイントが
1箇所
鉛直から45
°を超える
45°を
超える
45°を 超える
良い例:鉛直から45°以内
最大45°
45°
悪い例:下図のように引っ張らないでください。
禁止 禁止 禁止 禁止
■ つり下げ角度
つり下げる角度によって、アイボルトの強度が異なります。アイボルトは鉛直から0°〜45°の範囲で使用してください。
困ったときは
症状 考えられる原因 対策方法
電源が入らない 電源コードが正しく接続されていない 電源コードを奥までしっかり差し込んでください。
突然、電源が切れた
音が出ない ケーブルが正しく接続されていない ケーブルを奥までしっかり差し込んでください。
突然、音が途切れた
ハウリングする
スピーカーの音が違う (複数台使用時)
[LIMIT]インジ ケーターが消灯
音がひずむ
マイク入力時に音が小さい
低域と高域のバランスが 崩れる
上記の対策を行っても症状が改善しない場合は、129 ページのヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせください。 ヤマハプロオーディオサイトに、FAQ( よくあるご質問と答え ) を掲載しています。
http://www.yamahaproaudio.com/
している
[LIMIT]インジ ケーターが点灯 している
保護回路が作動して、電源がシャット ダウンした
保護回路が作動して、出力がミュート されている
マイクがスピーカーに向いている マイクをスピーカーの音を拾わない方向に向けてください。
音を増幅しすぎている 入力機器のボリュームを下げ、マイクを音源に近づけてください。
スピーカーの設定が異なっている
入力が過大である
出力が過大である
[MIC/LINE]スイッチの設定が[LINE] になっている
出力リミッターがかかっている
いったん電源をオフにして、アンプの熱が下がるのを待ってから、 もう一度電源をオンにしてください。
アンプの熱が下がるまでお待ちください。自動復帰しない場合は、 いったん電源をオフにし、もう一度電源をオンにしてください。
各スピーカーの[HPF]スイッチおよび[D-CONTOUR]スイッチの 設定を同じにしてください。
[MIC/LINE]スイッチの設定が[MIC]で、音量を下げきっても音が ひずむ場合には、スイッチの設定を[LINE]にしてください。 [LINE]にしても音がひずむ場合は、入力機器側の音量を下げてく ださい。
[LIMIT]インジケーターが時々点灯するレベル以下になるまで [LEVEL]ノブで出力レベルを下げてください。
[MIC/LINE]スイッチを[MIC]に設定してください。
[LIMIT]インジケーターが時々点灯するレベル以下になるまで、入 力あるいは出力レベルを下げてください。
128
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アフターサービス

* 名称、住所、電話番号、営業時間、URLなどは変更になる場合があり
ます。
0570-050-808
※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。
通話料金は音声案内で確認できます。
0570-012-808
※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。
通話料金は音声案内で確認できます。
ASCAMIPAMPPCA14
お問い合わせ窓口
お問い合わせや修理のご依頼は、お買い上げ店、または次の お問い合わせ窓口までご連絡ください。
●機能や取り扱いに関するお問い合わせ
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
上記番号でつながらない場合は03-5488-5447 受付時間 月曜日〜金曜日11:00〜17:00
(土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く)
オンラインサポート https://jp.yamaha.com/support/
●修理に関するお問い合わせ
ヤマハ修理ご相談センター
保証と修理について
保証と修理についての詳細は下記のとおりです。
●保証書
本書に保証書が掲載されています。購入を証明する書類 (レシート、売買契約書、納品書など)とあわせて、大切に保 管してください。
●保証期間と期間中の修理
保証書をご覧ください。保証書記載内容に基づいて修理させ ていただきます。お客様に製品を持ち込んでいただくか、 サービスマンが出張修理にお伺いするのかは、製品ごとに定 められています。
●保証期間経過後の修理
ご要望により有料にて修理させていただきます。 使用時間や使用環境などで劣化する下記の有寿命部品など は、消耗劣化に応じて交換が必要となります。有寿命部品の 交換は、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センターまで ご連絡ください。
有寿命部品
フェーダー、ボリューム、スイッチ、接続端子など
上記番号でつながらない場合は053-460-4830
FAX
03-5762-2125 06-6649-9340西日本(北陸 / 近畿/四国/中国/ 九州 /沖縄)
修理品お持込み窓口
東日本サービスセンター 〒143-0006 東京都大田区平和島2丁目1-1 JMT京浜E棟A-5F FAX03-5762-2125
西日本サービスセンター 〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中1丁目13-17 ナンバ辻本ビル7F FAX06-6649-9340
受付時間
月曜日〜金曜日10:00〜17:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く )
●販売元
(株)ヤマハミュージックジャパンPA営業部 〒103-0015東京都中央区日本橋箱崎町 41-12  KDX箱崎ビル
東日本(北海道/東北/ 関東 / 甲信越 / 東海 )
●補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、 製造終了後8年です。
●修理のご依頼
本書をもう一度お読みいただき、接続や設定などをご確認の うえ、お買い上げの販売店またはヤマハ修理ご相談センター までご連絡ください。修理をご依頼いただくときは、製品 名、モデル名などとあわせて、製品の状態をできるだけ詳し くお知らせください。
●損害に対する責任
本製品(搭載プログラムを含む)のご使用により、お客様に生 じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損失、 そのほかの特別損失や逸失利益)については、当社は一切そ の責任を負わないものとします。また、いかなる場合でも、 当社が負担する損害賠償額は、お客様がお支払いになったこ の商品の代価相当額をもって、その上限とします。
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保証書
ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。
持込修理
名 パワードスピーカーシステム
※ 品    番
シリアル番号
保 証 期 間 本 体 お買上げの日から1ケ年間
※ お 買 上 げ 日 年   月   日
お客様
ご住所 お名前               様 電 話    (   )
本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示の 上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書 など)をあわせてご提示ください。
(詳細は下項をご覧ください)
株式会社ヤマハミュージックジャパンPA営業部
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41番12号KDX箱崎ビル TEL.03-5652-3850
※ 販
店 名
所在地
電 話       (   )
保証書
1. 保証期間中、正常な使用状態(取扱説明書、本体貼付ラベルなどの注意書
に従った使用状態) で故障した場合には、無償修理を致します。
2. 保証期間内に故障して無償修理をお受けになる場合は、商品と本書をご
持参ご提示のうえ、お買上げ販売店にご依頼ください。
3. ご贈答品、ご転居後の修理についてお買上げの販売店にご依頼できない
場合には、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせください。
4. 保証期間内でも次の場合は有料となります。
(1)本書のご提示がない場合。
(2)本書にお買上げの年月日、お客様、お買上げの販売店の記入がない
場合、及び本書の字句を書き替えられた場合。
(3)使用上の誤り、他の機器から受けた障害または不当な修理や改造に
よる故障及び損傷。
(4)お買上げ後の移動、輸送、落下などによる故障及び損傷。
(5)火災、地震、風水害、落雷、その他の天災地変、公害、塩害、異常
電圧などによる故障及び損傷。
(6)お客様のご要望により出張修理を行う場合の出張料金。
保証規定
5. この保証書は日本国内においてのみ有効です。
ThiswarrantyisvalidonlyinJapan.
6. この保証書は再発行致しかねますので大切に保管してください。
* この保証書は本書に示した期間、条件のもとにおいて無償修理をお約束す
るものです。したがってこの保証書によってお客様の法律上の権利を制限 するものではありませんので、保証期間経過後の修理などについてご不明 の場合は、お買上げの販売店、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせ ください。
* ご記入いただきましたお客様のお名前、ご住所などの個人情報は、本保証
規定に基づく無料修理に関する場合のみ使用致します。取得した個人情報 は適切に管理し、法令に定める場合を除き、お客様の同意なく第三者に提 供することはありません。
※ その他の連絡窓口につきましては、本取扱説明書をご参照ください。
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General Specifications (English only)

General Specifications

General DHR15 DHR12M DHR10
System Type 2-way, Bi-amp Powered Speaker, Bass-reflex Type
Frequency Range (-10 dB) 44 Hz–20 kHz 55 Hz–20 kHz 52 Hz–20 kHz
Coverage Angle H90° × V60° H90° × V90° H90° × V60° (Rotatable)
Crossover Type FIR-X tuning (Linear Phase FIR Filter)
Crossover Frequency 1.8 kHz 1.8 kHz 1.9 kHz
Measured Maximum SPL (Peak) IEC noise@1m
Transducer DHR15 DHR12M DHR10
LF Diameter 15" Cone 12" Cone 10" Cone
Voice coil 2.5" 2.5" 2"
Magnet Ferrite
HF Diaphragm 1.4" 1.75" 1.4"
Type
Magnet Ferrite
1" Throat Compression Driver
131 dB SPL 129 dB SPL 128 dB SPL
1" Throat Compression Driver
Coaxial
1" Throat Compression Driver
Enclosure DHR15 DHR12M DHR10
Material, Color Plywood, Black, Polyurea coating
Floor Monitor Angle 57°
Dimensions (W×H×D, with rubber feet) 432 × 692 × 405 mm 500 × 343 × 454 mm 305 × 494 × 300 mm
Net Weight 24.0 kg 16.5 kg 15.0 kg
Handles Side × 2 Side × 1 Top × 1
Pole Socket 35 mm × 2 (0 and 7 degree) 35 mm 35 mm
Rigging Points Top × 2, Rear × 1
(Fit for M10 Eyebolts)
Optional Speaker Bracket UB-DXRDHR10
Amplifier DHR15 DHR12M DHR10
Amplifier Type Class-D
*1
Power Rating
Cooling Fan Cooling, 4 Speeds.
AD/DA 24 bit 48 kHz Sampling
HPF OFF, 100 Hz, 120 Hz, 24 dB/Oct.
DSP Preset D-CONTOUR: FOH/MAIN, MONITOR, OFF
Protection Speaker Clip Limiting, Integral Power Protection, DC-fault
Connectors Input Input1: Combo × 1, Input2: Combo × 1, RCA PIN × 2 (Unbalanced)
Input Impedance INPUT1: LINE: 10 kΩ, MIC: 3 kΩ, INPUT2: 10 kΩ
Input Sensitivity (LEVEL: Maximum) INPUT1: LINE: 0 dBu, MIC: -32 dBu, INPUT2: 0 dBu
Input Sensitivity (LEVEL: Center) INPUT1: LINE: +10 dBu, MIC: -22 dBu, INPUT2: +10 dBu
Maximum Input Level INPUT1: LINE: +24 dBu, MIC: -8 dBu, INPUT2: +24 dBu
Controls LEVEL × 2, LINE/MIC, HPF, D-CONTOUR, THRU/MIX, POWER
Idle Power Consumption 18 W 18 W
1/8 Power Consumption 74 W 60 W
Power Requirements 100 V, 110–120 V, 220–240 V, 110 V/127 V/220 V (Brazil), 50/60 Hz
Dynamic 1000 W (LF: 800 W, HF: 200 W) 700 W (LF: 500 W, HF: 200 W)
Continuous 465 W (LF: 400 W, HF: 65 W) 325 W (LF: 260 W, HF: 65 W)
Amplifier Thermal, Output Over Current
Power Supply Thermal, Output Over Voltage, Output Over Current
Output Output: XLR3-32 × 1 (CH1 Parallel Through or CH1+CH2 Mix)
Top × 2, Rear × 1
(Fit for M10 Eyebolts)
0 dBu is referenced to 0.775 Vrms.
*1 Power rating (120 V, 25°C). This is total value of individual output power.
This value is measured by releasing the software protection. Dynamic: Total peak power of individual outputs. Measured at minimum load impedance, with protection released. Continuous: Measured at nominal impedance, with protection activated.
131
Page 18
General Specifications
* The contents of this manual apply to the latest specifications as of the publishing date. To obtain the latest manual, access the
Yamaha website then download the manual file.
* Der Inhalt dieser Bedienungsanleitung gilt für die neuesten technischen Daten zum Zeitpunkt der Veröffentlichung. Um die
neueste Version der Anleitung zu erhalten, rufen Sie die Website von Yamaha auf und laden Sie dann die Datei mit der Bedie- nungsanleitung herunter.
* Le contenu de ce mode d’emploi s’applique aux dernières caractéristiques techniques connues à la date de publication du man-
uel. Pour obtenir la version la plus récente du manuel, accédez au site Web de Yamaha puis téléchargez le fichier du manuel co
ncerné.
* E
l contenido de este manual se aplica a las últimas especificaciones según la fecha de publicación. Para obtener el último man-
ual, acceda al sitio web de Yamaha y descargue el archivo del manual.
* O conteúdo deste manual se aplica às especificações mais recentes a partir da data de publicação. Para obter o manual mais
recente, acesse o site da Yamaha e faça o download do arquivo do manual.
* Il contenuto del presente manuale si applica alle ultime specifiche tecniche a partire dalla data di pubblicazione. Per ottenere la
versione più recente del manuale, accedere al sito Web Yamaha e scaricare il file corrispondente.
* В содержании данного руководства приведены последние на момент публикации технические характеристики. Для
получения последней версии руководства посетите веб-сайт корпорации Yamaha и загрузите файл с руководством.
* 본 설명서의 내용은 발행일 현재 최신 사양을 기준으로 하고 있습니다. 최신 설명서를 가져오려면 Yamaha 웹사이트에 접속
후 해당 설명서 파일을 다운로드받으십시오.
* 本書は、発行時点での最新仕様で説明しています。最新版は、ヤマハウェブサイトからダウンロードできます。
132
Page 19

Block Diagram

●PROTECTION
●LIMIT
1 (MIC/LINE)
120Hz
Limiter
SIGNAL
EQ
FIR-X
Delay Limiter
Amp.
(HF)
Amp.
(LF)
Mute
Mute
Tem p . DC-fault
Output
Current
Output Voltage
Integral
Output Power
On/Off
Mute
Protection Logic
EQ
EQ
MONITOR
D-CONTOUR
FOH/MAIN
OFF
HPF
100Hz
OFF
OUTPUT
HF
LF
INPUT
AD
DA
DA
DSP
HF
LF
HA
MIC/LINE
LEVEL
HA
LEVEL
2 (LINE)
Pin
Combo
(Balance)
Combo
(Balance)
(CH1 THRU)
(CH1+2 MIX)
电路图
133
Page 20

Dimensions

8
2×M10
336
317
432
692
M10
644
405
DHR15
Unit: mm
単位:mm
232
95
454
400
343
500
458
57°
DHR12M
Unit: mm
単位:mm
外形尺寸
134
Page 21
Dimensions
305
494
2×M8
156
155
M8
243.5
150
300
M8
2×M10
M8
214
205
155
8
M10
446
DHR10
Unit: mm
単位:mm
135
Page 22
Yamaha Pro Audio global website
http://www.yamahaproaudio.com/
Yamaha Downloads
https://download.yamaha.com/
VDK0300
Manual Development Group
© 2021 Yamaha Corporation
Published 04/2021
20214
发行
POIN - A1
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