Yamaha CVP-609 VERSION 1.20 NEW FUNCTIONS [ja]

Page 1
CVP-609 / CVP-605
取扱説明書
このたびは、ヤマハクラビノーバをお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。 クラビノーバの優れた機能を十分に生かして演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。 また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管してください。
この楽器のお取り扱いについては、ご使用の前に必ず4〜7ページの「安全上のご注意」をお読みください。
組み立て説明については巻末をご参照ください。
JA
Page 2
目次
取扱説明書について.................................................................. 3
付属品(お確かめください) ....................................................... 3
安全上のご注意................................................................... 4
ご使用上のお願いとお知らせ .................................................. 8
この楽器の対応フォーマット .................................................. 9
タッチで進もう! CVPの世界 10
各部の名称 12
ご使用前の準備 14
電源を入れる .......................................................................... 14
楽器の基本設定をする ........................................................... 16
譜面立てを使う....................................................................... 17
ヘッドフォンを使う............................................................... 17
画面の構成 18
基本操作 20
画面の見かた .......................................................................... 20
表示中の画面を閉じる ........................................................... 22
画面の操作方法....................................................................... 23
よく使う機能をホーム画面から呼び出せるようにする..... 25
アサイナブルボタンに機能を割り当てる............................ 26
ファイルを管理する............................................................... 27
文字を入力する....................................................................... 32
ペダルを使う .......................................................................... 33
メトロノームを使う............................................................... 34
テンポを調節する................................................................... 34
鍵盤のタッチ感度を変える ................................................... 35
音の高さを半音単位で調整する(トランスポーズ).............. 36
音量バランスを調節する ....................................................... 36
設定を工場出荷時の状態に戻す(初期化)............................. 37
データのバックアップ ........................................................... 37
ピアノ演奏を楽しむ(ピアノルーム) 38
ピアノ演奏をする................................................................... 38
ピアノルームの設定を変える ............................................... 38
いろいろな楽器音で演奏する(ボイス) 40
内蔵のボイスを選んで弾く ................................................... 40
スプリットポイントを設定する ........................................... 42
スーパーアーティキュレーションボイスを使う ................ 43
オリジナルのオルガンボイスを作る(オルガンフルート).. 44
リズムや自動伴奏に合わせて演奏する(スタイル) 45
スタイルに合わせて演奏する ............................................... 45
スタイル再生を操作する ....................................................... 47
選んだスタイルに合うパネル設定を呼び出す
(ワンタッチセッティング=OTS)......................................... 49
選んだスタイルで演奏できる曲を検索する ........................ 50
演奏に合うスタイルを呼び出す(スタイルレコメンダー ) . 51
コードの認識方法(フィンガリングタイプ)を変える.......... 52
曲(ソング)を再生して練習する 54
ソングを再生する................................................................... 54
譜面を表示する....................................................................... 57
歌詞を表示する....................................................................... 58
テキストファイルを表示する ................................................59
ガイド機能を使って片手ずつ練習する ................................60
くり返し再生を使って練習する ............................................61
音の高さを半音単位で調整する(ピッチシフト) ..................62
再生速度を調節する(タイムストレッチ).............................. 62
ボーカルパートを消音する(ボーカルキャンセル) .............. 62
演奏を録音する 63
基本的な録音方法(MIDI録音/オーディオ録音)...................63
パート(チャンネル)ごとに録音する(MIDI録音)..................65
MIDIソングをオーディオソングに変換する........................67
マイクを使って歌声にハーモニーを付ける 68
マイクを接続する ...................................................................68
歌声にハーモニーを付ける(ボーカルハーモニー ) ............. 69
弾きたい曲に合ったパネル設定を呼び出す (ミュージックファインダー ) 71
レコード(パネル設定)を選ぶ .................................................72
レコード(パネル設定)を検索する ......................................... 73
ソングやスタイルをレコードとして登録する.....................74
パネル設定を登録する (レジストレーションメモリー ) 75
パネル設定を登録する............................................................75
登録したパネル設定をファイルとして保存する .................76
登録したパネル設定を呼び出す ............................................77
音量バランスや音色などを調節する(ミキサー )78
ミキサーの基本操作 ...............................................................78
スタイルやソングをチャンネルごとにオン/オフする .......80
他の機器と接続して演奏する 81
端子パネル ...............................................................................81
外部オーディオ機器と接続する
([AUXIN]端子、AUXOUT[L/L+R]/[R]端子) ...............82
楽器本体の画面をテレビなどの外部モニターに映し出す
([VIDEOOUT]端子、[RGBOUT]端子) ............................83
フットスイッチやフットコントローラーを接続する
([AUXPEDAL]端子) ............................................................84
マイクやギターをつないで使う([MIC./LINEIN]端子) .....84
USB機器を接続する([USBTODEVICE]端子) ................85
iPhone/iPadと接続する
([USBTODEVICE]端子、MIDI端子)................................86
コンピューターと接続する([USBTOHOST]端子) .........87
外部MIDI機器と接続する(MIDI端子) ................................... 87
付録 88
メニュー画面機能一覧............................................................88
CVP-609の組み立て方 ........................................................ 90
CVP-605の組み立て方 ........................................................ 93
困ったときは ...........................................................................95
仕様...........................................................................................98
索引........................................................................................101
保証とアフターサービス.....................................................103
CVP-609/605取扱説明書
2
Page 3

取扱説明書について

この楽器には、以下の説明書が用意されています。
冊子マニュアル
取扱説明書(本書)
クラビノーバの基本操作について説明しています。
データリスト
ボイス名、スタイル名などのリストが掲載されています。
電子マニュアル
リファレンスマニュアル
メニュー画面(22ページ)から操作できる機能や設定について詳しく説明しています。
iPhone/iPad接続マニュアル
クラビノーバをiPhoneやiPadなどのスマートデバイスと接続する方法を説明しています。
コンピューターとつなぐ
クラビノーバをコンピューターと接続する方法を説明しています。
MIDIリファレンス
MIDIデータフォーマットやMIDIインプリメンテーションチャートが掲載されています。
上記マニュアルは、ヤマハマニュアルライブラリーのウェブサイトからご覧いただけます。インターネットに接続して以下の ウェブサイトを開き、「モデル名から検索」テキストボックスにモデル名(「CVP-609」など)を入力して「検索」をクリック します。
ヤマハマニュアルライブラリー http://www.yamaha.co.jp/manual/
• この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、特に説明のない限り、CVP-609のものを使用しています。また、すべて操作 説明のためのものであり、実際の仕様とは異なる場合があります。
• iPhoneまたはiPadは、米国および他の国々で登録されたAppleInc.の商標です。
• MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
• その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。

付属品(お確かめください)

■ 取扱説明書(本書)
■ データリスト
■ 保証書
■ ユーザー登録のご案内
ユーザー登録の際に必要となるプロダクトIDが記載されています。
■ 電源コード
■ ヘッドフォン
■ イス(高さ調節付き)
ハンドルを時計回りに回すと高くなります。(ご購入時には、ハンドルは固めに締められています。)
■ USB無線LANアダプター
CVP-609/605取扱説明書
3
Page 4

安全上のご注意

「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな い でくだ さ いという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を 示します。
注
恐れあり
キャビネットをあけるな
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、
「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
注意
本体に表示されている注意マークについて
本体には、次の注意マークが付いています。
これは、以下の内容の注意を喚起するものです。
「感電防止のため、パネルやキャビネットを外さないでください。内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありま
せん。点検や修理は、必ずお買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。」
CVP-609/605取扱説明書
4
DMI-5 1/4
Page 5
警告
電源 / 電源コード
分解禁止
禁止
水に注意
火に注意
禁止
異常に気づいたら
禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけ たり、無理に曲げたり、傷つけたりしない。 また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源コード/プラグは、必ず付属のものを使用 する。
ほかの電源コード/プラグを使用すると、発熱や感電 の原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、 ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
この製品の内部を開けたり、内部の部品を 分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります
禁止
禁止
必ず実行
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったもの を置かない。また、浴室や雨天時の屋外など 湿気の多いところで使用しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 ご相談センターに点検をご依頼ください。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
本体の上にろうそくなど火気のあるものを 置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になりま す。
下記のような異常が発生した場合、すぐに電 源スイッチを切り、電源プラグをコンセント から抜く。
・電源コード/プラグがいたんだ場合 ・製品から異常なにおいや煙が出た場合 ・製品の内部に異物が入った場合 ・使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障の おそれがあります。至急、お買い上げの販売店または 巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼く ださい。
DMI-5 2/4
CVP-609/605取扱説明書
5
Page 6
注意
電源 / 電源コード
必ず実行
組み立て
設置
禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
接続
必ず実行
必ず実行
禁止
必ず実行
必ず実行
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 火災の原因になることがあります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを持た ずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。
長期間使用しないときや落雷のおそれがある ときは、必ずコンセントから電源プラグを抜 く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
本書の組み立て方の説明をよく読み、手順 どおりに組み立てる。
手順どおりに正しく組み立てないと、楽器が破損し たりお客様がけがをしたりする原因になります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々が けがをしたりする原因になります。
この製品を持ち運びする場合は、必ず 2 人以 上で行なう。
この製品を 1 人で無理に持ち上げると、腰を痛めた り、この製品が落下して破損したり、お客様やほかの 方々がけがをしたりする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源コードなど の接続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒し たりするおそれがあります。
この製品を電源コンセントの近くに設置す る。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源ス イッチを切った状態でも微電流が流れています。こ の製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ をコンセントから抜いてください。
すべての機器の電源を切った上で、ほかの機 器と接続する。また、電源を入れたり切ったり する前に、機器のボリュームを最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷の原因になります。
CVP-609/605取扱説明書
6
演奏を始める前に機器のボリュームを最小に し、演奏しながら徐々にボリュームを上げて、 適切な音量にする。
聴力障害または機器の損傷の原因になります。
DMI-5 3/4
Page 7
キーカバーや本体のすき間に手や指を入れな
取り扱い
イス
禁止
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
い。また、キーカバーで指などをはさまないよ うに注意する。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
不安定な場所に置かない。
イスが転倒して、お客様やほかの方々がけがをする 原因になります。
キーカバーやパネル、鍵盤のすき間から金属 や紙片などの異物を入れない。
感電、ショート、火災、故障や動作不良の原因になる ことがあります。
禁止
本体の上にのったり重いものをのせたりしな い。また、ボタンやスイッチ、入出力端子など に無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをし
禁止
たりする原因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しな い。
聴覚障害の原因になります。
禁止
イスで遊んだり、イスを踏み台にしたりしな い。
イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがを する原因になります。
イスには二人以上ですわらない。
イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがを する原因になります。
イスにすわったままでイスの高さを調節しな い。
高低調節機構に無理な力が加わり、高低調節機構が こわれたりお客様がけがをしたりする原因になりま す。
イスのネジを定期的に締め直す。
イスを長期間使用すると、イスのネジがゆるむこと があります。ネジがゆるんだ場合は、付属のスパナで 締め直してください。
イスの脚で床やたたみを傷つけないよう注意 する。
イスの下にマットを敷くなどして、床やたたみを保 護されることをおすすめします。
小さなお子様の後方への転倒に注意する。
背もたれがないため、後方へ転倒してけがをするお それがあります。
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 [ ]( スタンバイ / オン ) スイッチを切った状態 ( 電源ランプが消えている ) でも微電流が流れています。[ ]( スタンバイ / オン ) スイッ チが切れているときの消費電力は、最小限の値で設計されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから 抜いてください。
DMI-5 4/4
CVP-609/605取扱説明書
7
Page 8

ご使用上のお願いとお知らせ

注記(ご使用上の注意)
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内容をお守りください。
製品の取り扱いに関する注意
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラジオなどに雑音
が生じる原因になります。iPhone/iPadのアプリケーションと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるため、iPhone/ iPadの機内モードをオンにしてお使いいただくことをおすすめします。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、また、
ほこりや振動の多いところで使用しないでください。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作が不安定になった りする原因になります(5℃〜40℃の範囲で動作することを確認しています)。
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になり
ます。
つや出し仕上げのモデルの場合、本体の表面に金属、陶器、その他硬い物を当てないでください。表面にひびが入ったり、はがれた
りする原因になります。
本体やイスのお手入れ
クラビノーバをいつまでもきれいに保つため、下記のお手入れを定期的に行なうことをおすすめします。
手入れするときは、乾いたガーゼやネルのような柔らかい布、または水を固くしぼった柔らかい布をご使用ください。鍵盤の頑固な
汚れには「エレクトーン・クラビノーバ用鍵盤クリーナー」をお使いください。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使 用すると、変色/変質する原因になりますので、使用しないでください。
つや出し仕上げモデルの場合、本体のほこりや汚れは、乾いたガーゼやネルのような柔らかい布で軽くふき取ってください。強く拭
くと、ほこりの粒子で本体の表面に傷がつく場合があります。つやを保つためには、ユニコンをピアノクロスに含ませてムラなく拭 き、別の布で伸ばすように磨き上げます。ユニコンは楽器店などでお買い求めいただき、使用上の注意をよくご確認のうえご使用く ださい。
極端に温湿度が変化すると、本体表面に水滴がつく(結露する)ことがあります。水滴をそのまま放置すると、木部が水分を吸収し
て変形する原因になります。水滴がついた場合は、柔らかい布ですぐに拭きとってください。
ペダルは一般的なアコースティックピアノ同様経年変化によって変色することがあります。その際はピアノ用コンパウンドを楽器店
などでお買い求めいただき、使用上の注意をよくご確認のうえご使用ください。
データの保存に関する注意
編集したソング/スタイル/ボイスやMIDI設定などは、保存前に電源を切ると消えてしまいます。オートパワーオフ機能(15ページ)に
より電源が切れた場合も同様です。保存しておきたいデータは、本体のユーザーメモリーまたはUSBフラッシュメモリーに保存して おきましょう(27ページ)。また、楽器に保存したデータは故障や誤操作などのために失われることがあります。大切なデータは、 USBフラッシュメモリーに保存してください。
保存したUSBフラッシュメモリーの万一の事故に備えて、大切なデータは予備のUSBフラッシュメモリーにバックアップとして保
存されることをおすすめします。
CVP-609/605取扱説明書
8
Page 9
お知らせ
データの著作権に関するお願い
ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題になら
ない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるな どのご配慮をお願いします。
この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱していま
す。その著作物とは、すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDIデータ、WAVEデータ、音声記録データ、 楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ(株)の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を超えて上記プログラム やコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
製品に搭載されている機能/データに関するお知らせ
ヤマハ製品では、機能や操作性向上のために、予告なくファームウェアをアップデートすることがあります。製品の機能を十分に生
かしてお楽しみいただくため、最新バージョンにアップデートすることをおすすめします。最新のファームウェアは、下記ウェブサ イトからダウンロードすることができます。 http://download.yamaha.com/jp/
内蔵曲は、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。
CVP-605B:T-1250142、CVP-605PE:T-1250143、CVP-609B:T-1250144、CVP-609PE:T-1250145、 CVP-609PM:T-1250146
この製品には、XGフォーマット以外の音楽/サウンドデータを扱う機能があります。その際、元のデータをこの楽器に最適化して動
作させるため、オリジナルデータ(音楽/サウンドデータ)制作者の意図どおりには再生されない場合があります。ご了承のうえ、ご使 用ください。
• MPEG Layer-3 audio coding technology licensed from Fraunhofer IIS and Thomson.
• Supply of this product does not convey a license nor imply any right to distribute content created with this product in revenue­generating broadcast systems (terrestrial, satellite, cable and/or other distribution channels), streaming applications (via Internet, intranets and/or other networks), other content distribution systems (pay-audio or audio-on-demand applications and the like) or on physical media (compact discs, digital versatile discs, semiconductor chips, hard drives, memory cards and the like). An Independent license for such use is required. For details, please visit http://mp3licensing.com.
調律について
調律の必要はありません。電源を入れるといつでも正しいピッチ(音の高さ)でお使いいただけます。

この楽器の対応フォーマット

GMシステムレベル2
代表的な音色配列フォーマットの1つである「GMシステムレベル1*」を、さらに表現力を高める機能にまで拡張した フォーマットです。
*多くのMIDI機器がGMシステムレベル1に対応しており、市販のミュージックデータの多くがGMシステムレベル1で作られてい ます。
XG
「GMシステムレベル1」をさらに拡張し、豊かな表現力とデータの継続性を可能にしたヤマハの音源フォーマットの音色
配列です。クラビノーバのXG音色グループ内の音色で演奏を録音すると、録音されたデータの音色配列は「XG」になり ます。
GS
ローランド株式会社の音源フォーマットです。ヤマハのXGフォーマットと同様、GMシステムレベル1の仕様に加え、音 色セットやドラムセットの拡張、音色の修正、エフェクトなどの拡張機能を規定しています。
XF
SMF(スタンダードMIDIファイル)をより拡張し、歌詞表示などを可能にしたヤマハ独自のシーケンスフォーマットです。
スタイルファイルフォーマットGE(ギターエディション)
「スタイルファイルフォーマット(SFF)」とは、ヤマハの自動伴奏機能のノウハウを集大成した、伴奏スタイルに関する
フォーマットです。SFFGEは、ギターの表現力をさらに高めた、SFFの拡張フォーマットです。
CVP-609/605取扱説明書
9
Page 10
タッ
う!
CVP
世界

タッチで進もう! CVPの世界

CVPでは、直感的に操作できるタッチパネルを搭載。大きくてわかりやすい画面をタッチすることにより、さまざまな機能を 簡単に操作できます。
まずは、本格的なピアノを楽しもう!
表現力あふれるピアノ音源「RGE音源」、そして、グランド ピアノ独特の奏法も表現できる「ナチュラルウッド(NW)鍵盤」 (CVP-609)/「グレードハンマー 3(GH3)鍵盤」(CVP-605) を搭載。本格的な音とタッチにより、グランドピアノを弾いて いるような感覚で演奏できます。また、ピアノ演奏用の設定 (ピアノルーム)が、ボタンひとつでいつでも呼び出せます。 ピアノルームでは、ピアノの種類や部屋を選択可能。お好みの 環境で本格的なピアノ演奏をお楽しみいただけます。
38ページ
ピアノ以外の音色で演奏しよう!
ピアノ以外にも、オルガンやギター、サックスなどのいろいろな楽器音(ボイス)で演奏することができます。さらに、「スー パーアーティキュレーションボイス」なら、それぞれの楽器特有の奏法から生まれる表情までリアルに再現。ギターと指の摩 擦音やサックスのブレス音、滑らかなレガートなど、演奏に細かい表情を付けることができます。
40ページ
豪華なバッキングと一緒に演奏しよう!
「スタイル」と呼ばれる自動伴奏機能を使うと、左手でコード
を押さえるだけで、自分専用のバックバンドが伴奏を付けてく れます。イントロやエンディングを付けたり、フィルを入れた りと、リアルタイムのアレンジも可能です。たくさんあるスタ イルからどれを選べばいいかわからないという時は、「スタイ ルレコメンダー」を活用。簡単なリズムを弾くだけで、クラビ ノーバがおすすめのスタイルを教えてくれます。
CVP-609/605取扱説明書
10
45ページ
Page 11
タッ
う!
CVP
世界
譜面とガイド機能で楽しくレッスン!
レッスンに役立つ、譜面表示機能や鍵盤ガイドランプも 搭載されています。鍵盤ガイドランプが、次に弾く鍵盤 の位置やタイミングを教えてくれるので、楽譜が苦手な 方やピアノが初めての方でも安心です。
60ページ
カラオケも弾き語りも!
クラビノーバに歌詞を表示させて、マイクをつなげば、 家でも本格的なカラオケや弾き語りが楽しめます。 オーディオ曲のボーカルパートを消すことができるので、 オリジナルの曲をバックに歌ったり演奏したりできます。
58、68ページ
iPhone/iPadと接続してもっと便利に!
iPhoneやiPadのアプリケーションとクラビノーバを 一緒に使えば、音楽データの管理がより簡単にできた り、さまざまな楽しい機能が使えたりと、可能性が広 がります。
86ページ
デモを見れば、クラビノーバの魅力をもっと 知ることができます。[デモ]ボタンを押して、 デモを見てみましょう!
デモ画面では、画面上の表示をタッチすることにより、デ モ曲を聞いたり、クラビノーバの歴史や機能について簡単 に知ったりできます。
CVP-609/605取扱説明書
11
Page 12
各部
名称

各部の名称

A-1 B-1 C0 D0 E0 F0 G0 A0 B0 C1 D1 E1 F1 G1 A1 B1 C2 D2 E2 F2 G2 A2 B2 C3 D3 E3
1
2 3 4 5 6 7 9 ) @
!
A
8
1 [USBTODEVICE]端子(85ページ)
USBフラッシュメモリーや付属のUSB無線LANアダプ ターを接続します。
2 [P](スタンバイ/オン)スイッチ(14ページ)
電源のスタンバイ/オンを切り替えます。
3 [音量]ダイアル(14ページ)
楽器全体の音量を調節します。
4 [デモ]ボタン(11ページ)
デモ画面を表示します。
5 [マイク]ランプ(68ページ)
マイク使用時の入力レベルを確認します。
6 [メトロノームオン/オフ]ボタン(34ページ)
メトロノームを鳴らします。
7 トランスポーズボタン(36ページ)
半音単位で移調します。
8 [タップ]/テンポ[−]/[+]ボタン(34ページ)
MIDIソングやスタイル、メトロノームのテンポを調節し ます。
9 スタイルボタン(45ページ)
スタイルカテゴリーを選びます。
) アサイナブルボタン(26ページ)
よく使う機能へのショートカットを割り当てます。
! スタイルコントロールボタン(47ページ)
スタイル再生をコントロールします。
@ 画面(タッチパネル)(23ページ)
タッチして表示内容を操作します。
# データダイアル(24ページ)
データを選んだり、設定値を変更したりします。
$ [ホーム]ボタン(24ページ)
ホーム画面(電源を入れたときの画面)を表示します。
% [ピアノルーム]ボタン(38ページ)
ピアノ演奏専用の設定を呼び出します。
^ ソングコントロールボタン(56ページ)
ソング再生をコントロールします。
& ボイスボタン(40ページ)
鍵盤パートやボイスカテゴリーを選びます。
* レジストレーションメモリーボタン(75ページ)
パネル設定を保存したり、呼び出したりします。
( ワンタッチセッティング(OTS)ボタン(49ページ)
選んだスタイルに最適なパネル設定を呼び出します。
A ドラムキットアイコン(41ページ)
「スタンダードキット1」ボイスを選んだときに、各鍵盤
に割り当てられる打楽器のイラストです。
CVP-609/605取扱説明書
12
Page 13
各部
名称
F3 G3 A3 B3 C4 D4 E4 F4 G4 A4 B4 C5 D5 E5 F5 G5 A5 B5 C6 D6 E6 F6 G6 A6 B6 C7
%#
$
^ &
* (
CVP-609
キーカバー (14ページ)
鍵盤ガイドランプ(60ページ)
ペダル (33ページ)
端子パネル(81ページ)
譜面止め(17ページ)
譜面立て(17ページ)
CVP-605
キーカバー (14ページ)
鍵盤ガイドランプ(60ページ)
ペダル(33ページ)
端子パネル(81ページ)
譜面止め(17ページ)
譜面立て(17ページ)
CVP-609/605取扱説明書
13
Page 14
ご使用前
準備

ご使用前の準備

注意
注意
手や指をはさまないように注意
電源ランプ

電源を入れる

1 電源コードを接続します。
最初に本体側のプラグを差し込み、次にコンセント側(家庭用AC100V)のプラグを差し 込みます。
1-1
1-2
2 本体正面のくぼみに両手を掛け、キーカバーを持ち上げて開きます。
3 本体パネル左側にある[P](スタンバイ/オン)スイッチを押して電源を入れます。
パネル中央の画面に表示が現れます。また、本体前面左の電源ランプが点灯します。
• キーカバーを開閉するときは、両 手で静かに行ない、途中で手を離 さないでください。また、ご自分 や周りの方、特にお子様などが、 キーカバーの端と本体の間に手や 指をはさまないようご注意くださ い。
• キーカバーを開けるとき、キーカ バーの上に金属や紙片などを置か ないでください。本体の内部に落 ちて取り出せなくなり、感電、 ショート、発火や故障などの原因 になります。
14
4 鍵盤を弾いてみましょう。
鍵盤を弾いて音を出しながら、[音量]ダイアルで音量を調節してください。
CVP-609/605取扱説明書
Page 15
ご使用前
準備
5 使い終わったら、[P](スタンバイ/オン)スイッチを押して電源を切ります。
注意
手や指をはさまないように注意
注意
画面の表示が消え、本体前面左の電源ランプも消灯します。
録音中や編集中、メッセージ表示中は、[P](スタンバイ/オン)スイッチを押しても電源 が切れません。強制終了したい場合は、[P](スタンバイ/オン)スイッチを3秒以上押し 続けます。
オートパワーオフ機能
この楽器は、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載 しています。これは、本体が一定時間操作されないと自動的に電源が切れる機能です。電源が 切れるまでの時間は、初期設定では30分ですが、変更することもできます(16ページ)。
6 キーカバーを両手で持って、静かに閉めます。
電源を切った状態でも微電流が流れ ています。楽器を長時間使用しない ときは、必ずコンセントから電源プ ラグを抜いてください。
注記
• 録音中や編集中に強制終了する と、データが失われたり、楽器や 外部機器が故障したりする場合が あります。
• オートパワーオフ機能により電 源が切れると、保存していない データは失われます。ご注意くだ さい。
• 本体の状態によっては、一定時間 操作せずにオートパワーオフの設 定時間が経過しても電源が切れな い場合があります。使用後は、手 動で本体の電源を切ってくださ い。
CVP-609/605取扱説明書
15
Page 16
ご使用前
準備

楽器の基本設定をする

注記
• オートパワーオフ機能により電源 が切れると、保存していないデー タは失われます。ご注意くださ い。
• 本体の状態によっては、一定時間 操作せずにオートパワーオフの設 定時間が経過しても電源が切れな い場合があります。使用後は、手 動で本体の電源を切ってくださ い。
+
必要に応じて、画面に表示される言語などを設定します。
1 設定画面を表示させます。
まず、ホーム画面(電源を入れたときの画面)の右下にある[メニュー ]アイコンをタッチ してメニュー画面を表示させます。次に、必要に応じて[R]をタッチして2ページめを 表示させ、[ユーティリティ ]アイコンをタッチします。表示された画面で、[システム] をタッチします。
2 画面をタッチして、必要な設定をします。
バージョン
著作権表示
言語
オーナー名
オートパワー オフ
楽器のバージョンを示しています。 ヤマハ製品では、機能や操作性向上のために、予告なくファーム ウェアをアップデートすることがあります。製品の機能を十分に生 かしてお楽しみいただくため、最新バージョンにアップデートする ことをおすすめします。最新のファームウェアは、下記ウェブサイ トからダウンロードすることができます。 http://download.yamaha.com/jp/
ここをタッチすると、著作権情報が表示されます。
画面表示の言語を指定します。 ここをタッチして言語のリストを表示させ、リストから選びます。
オープニング画面(電源を入れたときに表示される画面)に表示する、 オーナー名(所有者名)を入力できます。 ここをタッチして文字入力画面を表示させ、名前を入力します(32 ページ)。
オートパワーオフ機能(15ページ)により、電源が切れるまでの時間 を設定します。 ここをタッチして設定値のリストを表示させ、リストから選びます。 自動的に電源を切りたくない場合は、「無効」を選びます。
オートパワーオフの簡単解除
左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、オートパワーオフ解除を知らせるメッセージが表 示され、オートパワーオフ機能が解除されます。
CVP-609/605取扱説明書
16
Page 17
ご使用前
準備

譜面立てを使う

注意
譜面立てを立てるとき/倒すときは、 途中で手を離さないでください。
譜面止め
注意
譜面立てを倒す前に、譜面止めを下 ろしてください。譜面立てと譜面止 めの間に指をはさみ、お客様がけが をするおそれがあります。
譜面止めは下ろしておく
注意
手や指をはさまないように注意
注意
大きな音量で長時間ヘッドフォンを 使用しないでください。聴覚障害の 原因になります。
注記
ヘッドフォンハンガーにヘッドフォ ン以外のものを掛けないでくださ い。本体またはヘッドフォンハン ガーが破損する場合があります。
譜面立てを手前に起こします(一定の位置で止まります)。譜面止めを使うと、譜面立てに置い た楽譜のページを固定できます。
譜面立てを倒すときは、中央部を持ち上げてから、回転させるようにゆっくり戻します。

ヘッドフォンを使う

ヘッドフォンは、[PHONES]端子に接続します。端子は2つあるので、ヘッドフォンを2本接 続できます。1本だけ接続する場合は、どちらの端子を使っても構いません。
MIC.
INPUT
MIC. LINE PHONES
VOLUME
LINE IN
MIN MAX
ステレオ標準フォーンプラ
ヘッドフォンハンガーを使う
本体には、取り付け式のヘッドフォンハンガーが同梱されています。ヘッドフォンハンガー を取り付けると、本体にヘッドフォンを掛けられます。取り付け方は、巻末の組み立て方を ご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
17
Page 18
画面
構成

画面の構成

スタイル選択画面
ファイル選択画面
スタイル、ボイス、またはソ ング名をタッチすると、それ ぞれの選択画面が表示されま す。
スタイル表示を広げると、スタイル 再生の操作に使うボタンが表示され ます。
ホーム画面
すべての基本となる画面です。
メニュー画面
各アイコンをタッチすることにより、 譜面表示や音量バランスの調整と いったさまざまな機能や、詳細設定 の画面を呼び出せます。
この楽器では、電源を入れたときに表示される「ホーム画面」を基本画面とし、そこから「ファイル選択画面」や「メニュー 画面」を呼び出すことにより、さまざまな機能を使ったり、楽器の設定を行なったりできます。画面の操作について詳しくは、 23ページをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
18
Page 19
画面
構成
ボイス選択画面
ソング選択画面
ソング表示を広げると、ソング 再生の操作に使うボタンが表示 されます。
CVP-609/605取扱説明書
19
Page 20
基本

基本操作

1
2
4
5
3
NOTE
ボイスエリア、スタイルエリア、ソ ングエリア上を、左から右へスライ ドすると、スタイルエリアを拡張表 示できます。右から左へスライドす ると、ソングエリアを拡張表示でき ます。
NOTE
レジストレーションエリアを左右に スライドさせることで、表示を出し たり隠したりすることもできます。

画面の見かた

ここでは、よく使う3つの画面(ホーム画面、ファイル選択画面、メニュー画面)について説明 します。ホーム画面は、この楽器の状態を表示する基本画面です。ファイル選択画面と メニュー画面は、ホーム画面から簡単に呼び出せます。
ホーム画面
電源を入れたときや[ホーム]ボタンを押したときに表示される画面です。ホーム画面を見れ ば、今どのボイスを選んでいるか、どのスタイルを選んでいるかなど、パネルの設定状態が ひとめでわかります。演奏中に表示させておくと便利です。
1 ボイスエリア
各鍵盤パート(メイン、レフト、レイヤー )で選ばれているボイスと、そのオン/オフの状 態が表示されます(40ページ)。ボイス名をタッチすると、ボイス選択画面が開きます。
2 スタイルエリア
選ばれているスタイルが表示されます(45ページ)。スタイル名をタッチすると、スタイル 選択画面が開きます。 左上にある[]をタッチすると、エリアが拡張され、スタイル再生の操作画面が現れます。
元の表示に戻すには、ボイスエリアの右上に表示される[]をタッチします。
3 ソングエリア
選ばれているソングが表示されます(54ページ)。ソング名をタッチすると、ソング選択画 面が開きます。 右上にある[]をタッチすると、エリアが拡張され、ソング再生の操作画面が現れます。 元の表示に戻すには、ボイスエリアの左上に表示される[]をタッチします。
4 レジストレーションエリア
選ばれているレジストレーションメモリーのバンク名やレジスト名、レジストレーション シーケンスがオンの場合はレジストレーションメモリーの順番が表示されます(75ページ)。 このエリアをタッチすると、レジストレーションメモリーのバンク選択画面が表示されま す。 []または[]をタッチして、表示を出したり隠したりできます。
5 メニューエリア
この楽器に搭載されているさまざまな機能の一部をワンタッチで呼び出せるよう、ショー トカットとして並べたエリアです。各ショートカットをタッチすることで、該当機能の画 面を呼び出せます。また、右端にある[メニュー ]アイコンをタッチすると、このエリアに
20
ショートカットとして登録(25ページ)できる機能の一覧(メニュー画面)が表示されます。
CVP-609/605取扱説明書
Page 21
基本
ファイル選択画面
上のフォルダーへパス
NOTE
リスト上を下から上へ、または上か ら下へスライドすることにより、 ページを移動することもできます。
ファイル選択画面は、ボイスやスタイル、ソングなど、楽器内のさまざまなデータ(ファイル) を選ぶための画面です。ホーム画面で、ボイス名やスタイル名、ソング名をタッチしたとき、 ボイスボタンやスタイルボタンを押したときなどに表示されます。
1
2
3
4
1 カテゴリー
データを種類(カテゴリー )ごとに分類したタブです。下記以外のタブ(プリセットタブ)を 選ぶと、本体にあらかじめ内蔵されているデータ(プリセットデータ)が表示されます。
お気に入りとして登録されたボイスまたはスタイルが表示されます
(お気に入りタブ)
(ユーザータブ)
(30ページ)。このタブは、ボイス選択画面またはスタイル選択画面だ けに表示されます。
自分で録音したり編集したりしたデータを保存できます。楽器本体に あるデータは「ユーザー」(ユーザーメモリー )に、USBフラッシュメ モリー内のデータは「USB」に表示されます。本書では、ユーザータ ブに入っているデータをまとめて、ユーザーデータと呼びます。
2 サブカテゴリー/フォルダー (パス)
• プリセットタブの場合は、さらに細かく分類された種類が表示されます。たとえば、ボ イス選択画面で「ピアノ」タブを選ぶと、グランドピアノやエレクトリックピアノな ど、さまざまな種類のピアノが表示されます。
• お気に入りタブの場合、ここは表示されません。
• ユーザータブの場合は、下図のように、フォルダー構成に応じて、現在表示されている フォルダー (パス)が表示されます。
3 データ(ファイル)一覧
選ぶことのできるファイルが表示されます。複数のページがある場合は、一覧の右側にあ る[▲]/[▼]をタッチすると、ページを移動できます。
4 操作アイコン
ファイル選択画面で操作できる機能(保存、コピー、削除など)のアイコンです。表示され るアイコンは、画面によって異なります。詳しくは、27〜31ページや、各機能のファイ ル選択画面の説明をご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
21
Page 22
基本
メニュー画面
NOTE
メニュー画面は、ホーム画面上をメ ニューエリアから上に向かってスラ イドすることにより表示させること もできます。 メニュー画面上を上から下へスライ ドすると、ホーム画面に戻ります。
NOTE
画面上を左から右に、または右から 左にスライドすることで、ページを 切り替えることもできます。
メニュー画面は、楽器を便利に使うためのさまざまな機能への入り口です。ホーム画面で、 画面右下にある[メニュー ]アイコンをタッチしたときに表示されます。
1
2
1 機能一覧
楽器を便利に使うための機能のアイコンが表示されています。各機能アイコンをタッチす ると、機能画面が表示されます。2ページで構成されていて、[]または[]をタッチする と、ページが切り替わります。 各機能について詳しくは、巻末の「メニュー画面機能一覧」(88ページ)や、ウェブサイト 上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
2 ショートカット
機能一覧から、よく使う機能を選んでここにショートカットとして登録します (25ページ)。これにより、ホーム画面からすぐに呼び出せるようになります。
メニュー画面での操作手順の表記方法
本書では、各種の画面を表示させるための操作手順が「→」で表記されています。 <例> 表記:[メニュー ]→[ユーティリティー ]→[システム]→[言語] 操作手順:
1.メニュー画面で[ユーティリティー ]にタッチします。
2.[システム]にタッチします。
3.[言語]をタッチします。

表示中の画面を閉じる

表示中の画面を閉じるには、画面右上の[×]、または右下の[閉じる]をタッチします。 操作中にメッセージが表示された場合は、[はい]、[いいえ]などメッセージに呼応する項目を タッチすると、メッセージが閉じます。 すぐにホーム画面に戻りたい場合は、[ホーム]ボタンを押します。
CVP-609/605取扱説明書
22
Page 23
基本

画面の操作方法

画面
データダイアル
[ホーム]ボタン
注記
先のとがったものや、爪などの硬い もので、画面を操作しないでくださ い。画面を傷つけるおそれがありま す。
NOTE
2か所以上を同時にタッチして操作 することはできません。
NOTE
タッチパネルの操作音をオン/オフ することができます([メニュー ]→ [ユーティリティー ]→[画面]→ タッチパネル[タッチ音])。
この楽器の画面は、タッチパネルです。画面上の設定/選択したい項目に、直接指で触れて操 作できます。また、データダイアルや[ホーム]ボタンも画面の操作に使います。
画面(タッチパネル)をタッチする
■タッチする
画面上の項目を選ぶときは、指で軽く押し ます。
■スライドする
スライダーなどのイラストでは、指で上下 /左右になぞることで数値を増減させます。
■回す
ノブなどのイラストでは、ノブの中心を タッチして、そのままノブの少し外側に指 を滑らせ孤を描くようにすることで、数値 を増減させます。
■長押しする
本書で、画面を「長押しします」とあった ら、長めにタッチします。 [L]/[R]やスライダー、ノブを使って値を 変更するときに、値の表示を長押しする と、初期設定に戻せます。
CVP-609/605取扱説明書
23
Page 24
基本
データダイアルを回す
データダイアル
画面に表示されている内容によって、2つの使い方があります。
■設定値を変更する
設定したい項目をタッチしてから、データダイアルを回すと設定値を変更できます。値を細 かく設定したいときや、画面でのタッチ操作がしにくいときに便利です。
■リストから項目を選ぶ
ファイル選択画面(21ページ)や、リストの画面では、データダイアルで目的の項目(ボイスな ど)を選べます。
[ホーム]ボタンを押す
電源を入れたときの画面(ホーム画面)に戻すボタンです。どの画面を表示していても、このボ タンを押せばすぐにホーム画面を表示できます。
CVP-609/605取扱説明書
24
Page 25
基本

よく使う機能をホーム画面から呼び出せるようにする

NOTE
中止するには、手順2に進む前に、 画面上の空白部分をタッチします。
NOTE
中止するには、手順2に進む前に、 画面上の空白部分をタッチします。
12
NOTE
中止するには、手順2に進む前に、 画面上の空白部分をタッチします。
1
メニュー画面からよく使う機能を選んで、ホーム画面下部のメニューエリア(20ページ)に、 ショートカットとして表示させておくことができます。
ホーム画面にショートカットを作る
初期設定では、7つのショートカットが登録されていますが、好きなものに変更できます。
1 ショートカットを作りたい機能のアイコンを、画面下部のショートカットエリアの
色が変わるまで、長押しします。
1
2
2 ショートカットを置きたい場所をタッチします。
その場所にあったアイコンに代わって、手順1で選んだ機能へのショートカットが登録 されます。
ショートカットを移動する
1
移動したいショートカットのアイコンを、色が変わるまで長押しします。
2 ショートカットの移動先をタッチします。
移動先にあったアイコンと、手順1で選んだアイコンの位置が入れ替わります。
ショートカットを削除する
1
削除したいショートカットのアイコンを、色が変わるまで長押しします。
2 削除したいショートカットのアイコンを、もう一度タッチします。
選んだアイコンが消えます。
CVP-609/605取扱説明書
25
Page 26
基本

アサイナブルボタンに機能を割り当てる

NOTE
登録できる機能について詳しくは、 ウェブサイト上のリファレンスマ ニュアルをご覧ください。
画面左横にあるアサイナブル[1]〜[4]ボタンに、よく使う機能を割り当てて、呼び出しやす くできます。また、メニュー画面(22ページ)にある各機能へのショートカットを登録するこ ともできます。
1 設定画面を表示させます:[メニュー ]→[アサイナブル]→[アサイナブル]
2
3
2 登録したいボタン番号を選んで、リストを表示させます。
3 登録したい機能、または(メニュー画面上の機能への)ショートカットを選びます。
CVP-609/605取扱説明書
26
Page 27
基本

ファイルを管理する

NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
3
NOTE
保存を中止するときは、[キャンセ ル]をタッチします。
あなたが作ったデータ(録音したソング、編集したボイスなど)は、楽器本体のユーザーメモ リーやUSBフラッシュメモリーにファイルとして保存できます。ファイルが増えると、目的 のファイルを探すのが大変になります。フォルダーを作ってファイルを整理したり、ファイ ルにわかりやすい名前を付けたり、不要なファイルを削除したりすることで、ファイルが探 しやすくなります。ファイルの管理は、ファイル選択画面で行ないます。
ファイルを保存する
録音したソングや編集したボイスなどのデータを本体またはUSBフラッシュメモリーにファ イルとして保存します。
1 各画面で、 (保存)をタッチして、保存先選択画面を表示させます。
2 ファイルの保存先を選びます。
上の階層(フォルダー )を表示するには、 をタッチします。
(フォルダー作成)をタッチして新しいフォルダーを追加することもできます。
3 [ここに保存]をタッチして、文字入力画面を表示させます。
4 必要に応じて、ファイル名を入力します(32ページ)。
ファイル名は、あとで変更できる(28ページ)ので、そのまま手順5に進んでも構いませ ん。
5 文字入力画面で[OK]をタッチすると、ファイルが保存されます。
保存されたファイルは、アルファベット順/50音順に並べ替えられて表示されます。
CVP-609/605取扱説明書
27
Page 28
基本
フォルダーを作る
NOTE
• ユーザーメモリーに作成できる フォルダーの階層は3階層まで です。保存できるファイルと フォルダーの数は、ファイルサ イズやファイル名の長さによっ て異なります。
• ひとつのフォルダーに保存でき るファイル/フォルダーの数は 500までです。
NOTE
• ファイル操作を中止するには、 右下にある[▶]をタッチして、 ファイル管理アイコンを非表示 にします。
• ファイル管理アイコンは、画面 下部を左右にスライドさせるこ とにより、表示したり非表示に したりすることもできます。
2 3
ファイル管理アイコン
NOTE
プリセットデータのファイル名は変 更できません。
NOTE
• ファイル操作を中止するには、 右下にある[▶]をタッチして、 ファイル管理アイコンを非表示 にします。
• ファイル管理アイコンは、画面 下部を左右にスライドさせるこ とにより、表示したり非表示に したりすることもできます。
NOTE
名前を変えられるのは1ファイル/ フォルダーずつです。
新しいフォルダーを作ります。フォルダーには、ファイルを種類別に分けて入れることがで きます。ファイル整理に活用しましょう。
1 ファイル選択画面で、ユーザータブ(21ページ)をタッチしてから、フォルダーを
作成したい場所を選びます。
上の階層(フォルダー )を表示するには、 をタッチします。
2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。
3 (フォルダー作成)をタッチして、文字入力画面を表示させます。
4 フォルダー名を入力します(32ページ)。
ファイル/フォルダーの名前を変える
ファイル/フォルダーの名前を書き換えます。
1 ファイル選択画面で、名前を変えたいファイル/フォルダーがある画面を表示させ
ます。
2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。
3 名前を変えたいファイル/フォルダーにチェックマークを付けます。
4 (名前変更)をタッチして、文字入力画面を表示させます。
5 ファイル/フォルダーの名前を入力します(32ページ)。
CVP-609/605取扱説明書
28
Page 29
基本
ファイルをコピーまたは移動する
NOTE
• プリセットデータは移動できま せん。
• 市販のミュージックデータは著 作権で保護されていますので、 コピー機能は個人で楽しむ範囲 でご利用ください。市販の ミュージックデータの中には、 コピーできないものもあります。
NOTE
• ファイル操作を中止するには、 右下にある[▶]をタッチして、 ファイル管理アイコンを非表示 にします。
• ファイル管理アイコンは、画面 下部を左右にスライドさせるこ とにより、表示したり非表示に したりすることもできます。
NOTE
コピー /移動を中止するときは、手 順6へ進む前に[キャンセル]をタッ チします。
NOTE
プリセットデータは削除できませ ん。
NOTE
• ファイル操作を中止するには、 右下にある[▶]をタッチして、 ファイル管理アイコンを非表示 にします。
• ファイル管理アイコンは、画面 下部を左右にスライドさせるこ とにより、表示したり非表示に したりすることもできます。
ファイルを別の保存場所にコピーまたは移動します。元の場所に残したまま別の場所に コピーしたり、元の場所からは削除して別の場所に移動したりします。 フォルダー単位でもコピーできます(移動はできません)。
1 ファイル選択画面で、コピーまたは移動したいファイル/フォルダーがある画面を
表示させます。
2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。
3 コピーまたは移動したいファイル/フォルダーにチェックマークを付けます。
複数選ぶこともできます。すべてにチェックマークを付ける場合は、 (全チェック)を タッチします。もう一度 (全チェック)をタッチすると、すべてのチェックマークが
外れます。
4 (コピー )または (移動)をタッチし、コピー先または移動先の選択画面を表
示させます。
5 ファイル/フォルダーのコピー先/移動先を選びます。
(フォルダー作成)をタッチして新しいフォルダーを追加することもできます。
6 [ここにコピー ]または[ここに移動]をタッチして実行します。
コピー /移動されたファイル/フォルダーは、アルファベット/50音順に並べ替えられて 表示されます。
ファイル/フォルダーを削除する
ファイル/フォルダーを削除します。
1 ファイル選択画面で、削除したいファイル/フォルダーがある画面を表示させます。
2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。
3 削除したいファイル/フォルダーにチェックマークを付けます。
複数選ぶこともできます。すべてにチェックマークを付ける場合は、 (全チェック)を タッチします。もう一度 (全チェック)をタッチすると、すべてのチェックマークが
外れます。
4 (削除)をタッチします。
5 確認メッセージが表示されたら、[はい]をタッチして削除を実行します。
削除を中止するときは、[いいえ]をタッチします。
CVP-609/605取扱説明書
29
Page 30
基本
ファイルをお気に入りとして登録する
NOTE
• お気に入りに登録したボイスや スタイルは、元データのファイ ル名を変えたり、移動や削除し たりすると、お気に入りタブに 表示されていても呼び出せませ ん。
• お気に入りタブでは、お気に入 りを解除しても、お気に入りタ ブを閉じる(ほかの画面に切り 替える)までは、お気に入りタ ブから削除されません。
お気に入りタブ
登録済み
未登録
4
3
1
2
3
ボイス選択画面やスタイル選択画面では、お気に入りのボイスやスタイルをお気に入りタブ に一覧表示させ、呼び出しやすくできます。お気に入りタブに追加するには、各ファイル名 の右側にある[☆]をタッチします。お気に入りタブから削除するには、[★]をタッチします。
お気に入りのファイルを並べ替える
お気に入りタブに表示されるボイスやスタイルの表示順を並べ替えます。
1 ソング選択画面またはスタイル選択画面で、お気に入りタブを選びます。
2 (並べ替え)をタッチして、並べ替え画面を表示させます。
3 移動したいファイルを選びます。
4 移動先をタッチすると、ファイルが移動します。
5 必要に応じて、手順3〜4をくり返します。
6 [完了]をタッチして並べ替え画面を抜けます。
CVP-609/605取扱説明書
30
Page 31
基本
プロテクトがかかったソングの制限
市販のミュージックデータ(ソング)の中には、コピー防止や誤消去防止のためにプロテクトがか かっているものがあります。プロテクトがかかったソングは、ソング選択画面で、ソング名の 左側に下記のような表示が出ます。
(グレー ):プロテクト1
内蔵のソングを本体のユーザーメモリーにコピーしたものや、ピアノプレーヤ用のミュー ジックデータです。USBフラッシュメモリーにコピー /移動/保存できません。
(黄色):プロテクト2オリジナル
ヤマハのプロテクトフォーマットがかかったソングです。コピーができません。ユーザーメ モリーとUSBフラッシュメモリーに移動/保存できます。
(黄色):プロテクト2編集後
上記「プロテクト2オリジナル」を編集し、保存したソングです。編集元のファイルと同じ フォルダーに保存します。コピーができません。ユーザーメモリーとUSBフラッシュメモ リーに移動/保存できます。
「プロテクト2オリジナル」と「プロテクト2編集後」の扱い
プロテクト2オリジナルとプロテクト2編集後のソングは、同じフォルダーに保存してくださ い。プロテクト2編集後のソングは、同じフォルダーにプロテクト2オリジナルのソングがない と再生できません。プロテクト2編集後のソングを移動するときは、必ずプロテクト2オリジナ ルのソングと一緒に移動してください。
CVP-609/605取扱説明書
31
Page 32
基本

文字を入力する

1
2
スペース
NOTE
• 入力画面によって、使用できな い文字種があります。
• ファイル名は半角で41文字(全 角20文字)、フォルダー名は半 角で50文字(全角25文字)まで 入力できます。
• 次の半角記号はファイル名/フォ ルダー名として入力できません。 ¥/:*?"<>I
NOTE
途中で文字入力を中止するときは、 [キャンセル]をタッチします。
ファイル/フォルダーに名前を付けたり、ミュージックファインダー (71ページ)のキーワー ドを入力したりするときの、文字の入力方法を説明します。文字入力は、下記のような画面 で行ないます。
1 文字種を選びます。
■ 言語設定(16ページ)が日本語の場合
・abc(全角abc):半角(全角)アルファベット、数字
大文字/小文字を切り替えるには、 (シフト)をタッチします。
・記号(全角記号):半角(全角)記号 ・カナ(半角カナ):全角(半角)カタカナ ・かな漢:ひらがな、漢字変換
全角/半角を切り替えるには、該当する文字種を長押しします。たとえば、[カナ]を 長押しすると[半角カナ]になります。
■ 言語設定(16ページ)が日本語以外の言語の場合
[Symbol](または[abc])をタッチすると、半角記号/半角アルファベット(と数字)を切 り替えられます。 大文字/小文字を切り替えるには、 (シフト)をタッチします。
2 [L]/[R]をタッチするか、データダイアルを回して、文字を入力したい位置に
カーソルを移動させます。
3 入力したい文字を順にタッチします。
一文字だけを消すには[削除]をタッチし、すべての文字を消すには[削除]を長押ししま す。スペース(空白)を入力するには、図で示したスペースの位置をタッチします。
■ 漢字に変換するには(言語設定が日本語の場合):
入力した文字列が反転表示されているときに[変換]を何度かタッチして、変換候補を 表示させます。[L]/[R]をタッチすると、漢字変換する範囲を変えられます。目的の 漢字が表示されたら、[確定]をタッチします。変換中に[戻す]をタッチすると、ひら がなに戻ります。変換中に[キャンセル]をタッチすると、変換中の文字列がすべて消 去されます。
■ 補助記号付きのアルファベットを入力するには(言語設定が日本語以外の場合):
32
ウムラウトなどの補助記号付きのアルファベットを入力するには、もととなるアル ファベットを長押しして候補を表示させ、入力したいアルファベットを選びます。た とえば、「Ë」を入力するには、[E]を長押します。
4 [OK]をタッチして、入力した文字列(名前/キーワードなど)を確定します。
CVP-609/605取扱説明書
Page 33
基本

ペダルを使う

ここでダンパーペダルを踏むと、この とき押さえていた鍵盤と、そのあと弾 いた音すべてが長く響く。
NOTE
• ストリングスやブラスなどの持 続音系のボイスでは、ダンパー ペダルやソステヌートペダルを 踏むと、音が減衰せずに、持続 して鳴り続けることがあります。
• ダンパーペダル/ソステヌートペ ダルは、ドラムキットなどの打 楽器系ボイスには機能しません。
NOTE
ペダルには、工場出荷時にビニール 袋がかぶせてあります。GPレスポ ンスダンパーペダルの効果を最大に するためには、ビニール袋を外して ください。
NOTE
ペダルを踏むとペダルボックスがガ タガタする場合は、アジャスターを 回して床にぴったりつけてください (92、94ページ)。
ここでソステヌートペダルを踏むと、 このとき押さえていた鍵盤の音だけが 長く響く。
■ダンパーペダル(右のペダル)
このペダルを踏むと、鍵盤から指を離しても音を長く響か せることができます。このペダルはハーフペダル機能に対 応しています。
ハーフペダル機能
ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。ペダルを踏みこむほど音が長く伸 びます。ペダルを踏んで音が響きすぎたとき、踏み込んだ状態からペダルを少し戻して音の 響きを抑える(音の濁りを減らす)ことができます。
GPレスポンスダンパーペダル(CVP-609のみ)
CVP-609のダンパーペダルは、ペダルを踏んだときの感覚をよりグランドピアノに近づけた GPレスポンスダンパーペダルです。ハーフペダルポイント(ペダルをどの程度踏んだらハーフペ ダル効果がかかるか)を体感しやすく、ハーフペダル効果をかけやすいのが特長です。楽器の設 置場所など状況によって、踏み心地が異なる場合があるので、必要に応じてハーフペダルポイ ントを好みの状態に設定してください([メニュー ]→[アサイナブル]→[ペダル])。詳しくはウェ ブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
■ソステヌートペダル(まん中のペダル)
ピアノボイスを選んでいるときにこのペダルを踏むと、ペ ダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけを、鍵盤か ら指を離しても長く響かせることができます。ペダルを踏 んだあとに弾いた音には効果はかかりません。ピアノボイ ス以外を選んだときには、その音色にふさわしい機能が割 り当てられます。
■ソフトペダル(左のペダル)
ピアノボイスを選んでいるときにこのペダルを踏むと、音量がわずかに下がり、音の響きが 柔らかくなります。ピアノボイス以外を選んだときには、その音色にふさわしい機能が割り 当てられます。ソフトペダルの効果のかかり具合は、調節できます([メニュー ]→[アサイナブ ル]→[ペダル])。詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
ペダルにいろいろな機能を割り当てる
クラビノーバの3本のペダルと別売のフットコントローラー /フットスイッチには、ソングをス タート/ストップしたり、スーパーアーティキュレーションボイスのコントロールとして使った りなど、いろいろな機能を割り当てて使うこともできます([メニュー ]→[アサイナブル]→[ペダ ル])。詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
33
Page 34
基本

メトロノームを使う

NOTE
メトロノームの拍子や音量、音色を 変えることもできます([メニュー ]→ [メトロノーム]→[メトロノーム])。
NOTE
オーディオソングのテンポは、タイ ムストレッチ機能(62ページ)で調 整します。
[メトロノームオン/オフ]ボタンで、メトロノームをスタート/ストップできます。正確なテ ンポで練習したいとき、また、実際のテンポを音で確かめたいとき、メトロノームをお使い ください。

テンポを調節する

テンポ[−]/[+]ボタンで、メトロノームやスタイル、MIDIソングの再生テンポを変えられま す。スタイルやMIDIソングは、[タップ]ボタンでもテンポを調節できます。
■テンポ[−]/[+]ボタン
テンポ[−]または[+]ボタンを押すと、テンポ画面が表示されます。テンポ[−]/[+]ボタン で、テンポ(5〜500:1分間の拍数)を調節します。ボタンを押し続けることによって値が連 続的に変わります。テンポ[−]と[+]ボタンを同時に押すと、最後に選択されたスタイルまた はMIDIソングのテンポ値に戻ります。
■[タップ]ボタン
スタイルやMIDIソングの再生中に[タップ]ボタンを2回たたくと、たたいたテンポに切り替わ ります。スタイルやソングの停止中は、タイミングを取りながらボタンをたたくと(4分の4拍 子の場合は4回)、そのテンポでスタイルのリズムパートの再生がスタートします。
CVP-609/605取扱説明書
34
Page 35
基本

鍵盤のタッチ感度を変える

NOTE
楽器音(ボイス)によっては、音に強 弱が付かないものもあります。
鍵盤を弾く強さを変えたときの、音の強弱の付き方(タッチ感度)を変えられます(鍵盤自体の 重さが変わるわけではありません)。
1 設定画面を表示させます:[メニュー ]→[鍵盤]
2 画面をタッチして設定します。
タッチカーブ
固定ベロシティー
設定したい鍵盤パートにチェックマークをを付けてから、ここを タッチして設定画面を表示させ、タッチ感度を選びます。チェック マークを外すと、タッチはオフになります(音に強弱が付きません)。
ハード2:重いタッチです。強く弾かないと大きな音が出ません。
ハード1:ハード2とミディアムの中間のタッチです。
ミディアム:標準的なタッチです。
ソフト1:ソフト2とミディアムの中間のタッチです。
ソフト2:軽いタッチです。弱く弾いても大きな音が出ます。
タッチをオフにしたい鍵盤パートにチェックマークがついているこ とを確認してから、ここをタッチして設定画面を表示させ、タッチ がオフのときの音量を設定します。
鍵盤から指を離してもレフトボイスを鳴らしたままにする(レフト ホールド)
上記画面で、「レフトホールド」をオンにして、レフトボイスの演奏をすると、鍵盤から指を 離しても、レフトボイスを鳴らしたままにできます。ストリングスのように減衰しないボイ スを鳴り続けるようにしたり、ピアノのように減衰するボイスをより遅く減衰するように(サ ステインペダルを踏んだように)できます。 レフトホールドをオンにすると、ホーム画面中央の鍵盤イラストの左側にHマークが表示され ます。
この機能は、スタイル再生時に便利です。コード鍵域で弾いた音が持続するので、スタイル 再生音がより豊かになります。鳴っているレフトボイスを止めるには、スタイルまたはソン グの再生を停止させるか、レフトホールドをオフにします。
CVP-609/605取扱説明書
35
Page 36
基本

音の高さを半音単位で調整する(トランスポーズ)

NOTE
• オーディオソングの音の高さは、 ピッチシフト機能(62ページ)で 調整します。
• ドラム/SFXキットボイスは移 調できません。
NOTE
[メニュー ]→[トランスポーズ]か らも設定できます。
NOTE
Hz(ヘルツ)とは、音の高さ(1秒間 に音波が何回振動するか)を示す単 位です。ピアノでは通常440.0Hz で調律することが多いので、この楽 器では440.0Hzを初期設定として います。
トランスポーズ[−]/[+]ボタンで、鍵盤演奏、MIDIソング再生、スタイル再生など、半音単 位(−12〜12)でトランスポーズ(移調)できます。[−]と[+]を同時に押すと初期設定(0)に戻 ります。
必要に応じて、移調するパートを変更できます。トランスポーズ画面を何度かタッチして、 移調したいパートを表示させてから、トランスポーズ[−]/[+]ボタンで移調させます。
マスター
鍵盤
ソング
楽器全体の音を移調します(オーディオソング、マイクや[AUXIN]端子か らの入力音を除く)。
鍵盤演奏音、および鍵盤演奏によって発音するスタイル再生音を移調しま す。
MIDIソングの再生音を移調します。
音の高さの微調整(チューニング)
初期状態では、楽器のピッチは、A3=440.0Hz、平均律で設定されています。ピッチや音律 は、[メニュー ]→[チューニング]で変更できます。詳しくはウェブサイト上のリファレンスマ ニュアルをご覧ください。

音量バランスを調節する

バランス画面([メニュー ]→[バランス])で、鍵盤演奏音(メイン、レイヤー、レフト)、スタイ ルやソングの再生音、マイク出力音の音量バランスを調節できます。パートごとにスライ ダーを上下に動かして調節します。 なお、MIDIソングとオーディオソングでは音量が異なるため、MIDIソングを選んだ場合と、 オーディオソングを選んだ場合と、それぞれで音量バランスを設定する必要があります。
CVP-609/605取扱説明書
36
Page 37
基本

設定を工場出荷時の状態に戻す(初期化)

NOTE
特定の設定だけを工場出荷時の状態 に戻したり、ユーザーメモリー内の ファイル/フォルダーをすべて削除 したりすることもできます([メ ニュー ]→[ユーティリティー ]→ [ファクトリーリセット/バックアッ プ]→1/2ページ)。詳しくはウェ ブサイト上のリファレンスマニュア ルをご覧ください。
NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
NOTE
• ボイス、ソング、スタイル、レ ジストレーションメモリーにつ いては、ファイルごとにUSBフ ラッシュメモリーにコピーする ことで、個別にバックアップと して保存できます(29ページ)。
• システム設定、MIDI設定、ユー ザーエフェクト、ミュージック ファインダーのレコードについ ては、個別にバックアップとし て保存することもできます。
3
注記
ユーザーメモリーに保存したプロテ クトソングは、リストアの前に移動 させてください。移動させないとリ ストアしたときに失われます。
NOTE
バックアップ/リストアは、完了す るのに数分かかることがあります。
右端の鍵盤(C7)を押したまま電源を入れます。楽器の設定が、初期状態に戻ります。
C7
+
設定を変更した値をそれぞれ初期設定に戻すには、その設定画面で値の表示を長押しします (23ページ)。

データのバックアップ

本体内のユーザーデータ(プロテクトソングは除く)とすべての設定を、1つのバックアップ ファイルとしてUSBフラッシュメモリーに保存します。本体に保存したデータの万一の事故 に備えて、大切なデータはUSBフラッシュメモリーにバックアップとして保存することをお すすめします。
1 バックアップ先のUSBフラッシュメモリーを、[USBTODEVICE]端子に接続し
ます。
2 設定画面を表示させます:[メニュー ]→[ユーティリティー ]→[ファクトリーリ
セット/バックアップ]→2/2ページ
3 すべて[バックアップ]をタッチして、USBフラッシュメモリーにバックアップ
ファイルを保存します。
バックアップファイルを読み込む(リストア)
バックアップしたファイルを楽器に再読み込み(リストア)するには、上記手順3ですべて[リス トア]をタッチします。操作が終わると、楽器が再起動します。
CVP-609/605取扱説明書
37
Page 38
ピアノ演奏を楽しむ ︵ピアノルーム︶

ピアノ演奏を楽しむ(ピアノルーム)

ピアノルームは、シンプルにピアノ演奏だけを楽しみたい、という方に便利な機能です。パネルがどんな設定になっていても、 ワンタッチでピアノ演奏専用の設定を呼び出すことができます。また、自分の好きなピアノ設定に変えることもできます。

ピアノ演奏をする

1 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。
ピアノ演奏専用の設定が呼び出され、ペダルやメトロノーム、音量調節以外の機能が使 えなくなります。
2 演奏します。
ペダル(33ページ)やメトロノーム(34ページ)を使いながら演奏できます。
3 画面右上にある[×]をタッチして、ピアノルーム画面を閉じます。
ピアノルーム画面を呼び出す前のパネル設定に戻ります。

ピアノルームの設定を変える

ピアノの種類など、ピアノルームの設定を自分の好みに合わせて変えられます。ここでの設 定は、ピアノルームでの演奏のみに有効です。また、ピアノルーム画面以外での設定はピア ノルームでの演奏には効果しません。
1 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。
2
CVP-609/605取扱説明書
38
Page 39
ピアノ演奏を楽しむ ︵ピアノルーム︶
2 画面をタッチして、好みのピアノ設定に変更します。
NOTE
• ピアノのイラストを左右にスラ イドさせることにより、ピアノ の種類を変えることもできます。
• グランドピアノまたはポップグ ランドが選ばれているときは、 屋根の部分をタッチして上下に スライドすることで、屋根を開 閉できます。
■ピアノの種類を選ぶ
ピアノのイラストをタッチします。画面下部にピアノのイラストが表示されたら、好き なピアノを選びます。ピアノを選ぶと、そのピアノで最後に選択された空間(下記参照) も自動的に呼び出されます。
■空間(音響効果)を選ぶ
ピアノの背景のイラストをタッチします。画面下部に空間のリストが表示されたら、好 きな空間を選びます。
■詳細設定をする
(設定)をタッチして詳細設定画面を表示させ、選ばれているピアノの設定を行ないま
す。選ばれているピアノの種類によっては設定できない項目があります。
屋根
タッチ
チューン
ダンパーレゾナンス
ストリングレゾナンス
キーオフサンプリング
リセット
(ヘルプ)をタッチすると、上記のうち一部の操作説明が表示されます。
ピアノルーム画面を閉じたり、電源を切ったりしてもピアノルームでの設定は保持され ています。 [ピアノルーム]ボタンを押すと、最後に使ったピアノ設定が呼び出されます。
ピアノの屋根の開き具合を設定します。
鍵盤を弾く強さを変えたときの、音の強弱の付き方(タッチ感 度)を設定します。
ソフト........... 軽いタッチです。弱く弾いても大きな音が出ま
す。 ミディアム... 標準的なタッチです。
ハード........... 重いタッチです。強く弾かないと大きな音が出ま
せん。
鍵盤全体のピッチ(音の高さ)を1Hz単位で設定します
ダンパーペダルを踏んだときの共鳴効果(ダンパーレゾナンス)を オン/オフします。
弦共鳴音効果(ストリングレゾナンス)をオン/オフします。
キーオフ音(鍵盤を離したときの微妙な発音をサンプリングし た音)をオン/オフします。
ここをタッチすると、選ばれているピアノの上記設定が初期状 態に戻ります。
ピアノルームの状態に固定する(ピアノロック)
楽器の設定を、最後に使ったピアノルームでの状態に固定(ピアノロック)できます。ピアノ ロック中は、どのボタンを押しても設定が切り替わらず、鍵盤とペダル操作、[音量]ダイアル での音量調節以外はできなくなります。
1 [ピアノルーム]ボタンを2秒以上押し続けます。
画面にメッセージが表示されます。
2 [ロック]をタッチして、ピアノロック画面を表示させます。
パネル設定が、ピアノルームの状態に固定されます。
ピアノロックをしたまま電源を入れ直すと、ピアノロックした状態で電源が入ります。 ピアノロックを解除するには、もう一度[ピアノルーム]ボタンを2秒以上押し続けます。
CVP-609/605取扱説明書
39
Page 40
いろいろな楽器音で演奏する ︵ボイス︶

いろいろな楽器音で演奏する(ボイス)

NOTE
メインパートをオフにしてレイヤー パートだけを鳴らすこともできま す。
NOTE
スプリットポイントは変更できます (42ページ)。
NOTE
ボイスの設定は、レジストレーショ ンメモリーに保存できます(75ペー ジ)。
鍵盤パートオン/オフ
オンになっている鍵盤 パートと ボイス名
NOTE
ボイスのカテゴリーボタンの1つを 押したまま、別のカテゴリーボタン を押すと、最初に押したボタンに対 応したボイスをメインパートに、あ とに押したボタンに対応したボイス をレイヤーパートに設定できます。
カテゴリーボタン
1-1
1-2
クラビノーバでは、ピアノのほかに、弦楽器、管楽器などのボイス(楽器音)を選んで弾くことができます。

内蔵のボイスを選んで弾く

ボイスは3つの鍵盤パート(メイン、レイヤー、レフト)で鳴らすことができます。メインパー トを鳴らすだけでなく、2つのボイスを重ねて鳴らしたり、鍵域を左右に分けて別々のボイス で弾いたりできます。この3つのパートを組み合わせて同時に鳴らすことにより、厚みのある 演奏ができます。
レフトパート
スプリットポイント(F♯2―初期設定)
レフトパートがオフのときは、全部の鍵盤でメイン、レイヤーパートの音が鳴ります。レフ トパートがオンのときは、F♯2よりも低い鍵盤(F♯2も含む)ではレフトパートの音が鳴り、 これより高い鍵盤ではメイン、レイヤーパートの音が鳴ります。メインパートとレフトパー トの境目(スプリットポイントといいます)では、鍵盤ガイドランプが点灯します。オンになっ ているパートのボイスはホーム画面で確認できます。
レイヤーパート メインパ ート
1 鍵盤パートを選び、ボイス選択画面を表示させます。
ボイスは、鍵盤パートごとに選ぶ必要があります。
■画面で操作する場合:
1-1 ホーム画面のボイスエリアで[メイン]/[レイヤー ]/[レフト]をタッチして、ボイス
を選ぶ鍵盤パートをオンにします。
オンになっている鍵盤パートと選ばれているボイス名が表示されます。
1-2 対象の鍵盤パートのボイス名をタッチして、ボイス選択画面を表示させます。
■ボタンで操作する場合:
1-1 ボイス[メイン/レイヤー /レフト]ボタンを押して、ボイスを選ぶ鍵盤パートのラ
ンプを点灯させます。
1-2 ボイスのカテゴリーボタンの1つを押して、ボイス選択画面を表示させます。
CVP-609/605取扱説明書
40
Page 41
いろいろな楽器音で演奏する ︵ボイス︶
2 画面をタッチしてボイスを選びます。
NOTE
は、ウェブサイト上のリファレンス マニュアルをご覧ください。
NOTE
情報画面に表示されるデモのアイコ ンをタッチしてデモを聞くこともで きます。
NOTE
• SAボイス、SA2ボイスは、他 のモデルとの互換性がありませ ん。したがって、これらのボイ スを使ったスタイル/ソングデー タを、SAボイス/SA2ボイスを 搭載していない楽器で再生した 場合は、この楽器で鳴っていた サウンドを再現できません。
• SAボイス、SA2ボイスは、演 奏する鍵域や鍵盤を弾く強さ(ベ ロシティー )などによって鳴り方 が変わります。したがって、 キーボードハーモニーをオンに したり、移調したり、ボイス設 定を変更したりすると、意図し ない鳴り方になることがありま す。
• SA2ボイスは、リアルタイム演 奏に最適な状態に設定されてい ます(ペダルによる効果やビブ ラート設定など)。そのため、 SA2ボイスを使った演奏をソン グ録音すると、録音したソング を再生した際に、演奏時と異 なって聞こえる場合があります。
ボイスの特徴がわかる演奏を聞く
(デモ)をタッチすると、選ばれているボイスのデモ演奏がスタートします。デモ演奏を止
めるには、もう一度 (デモ)をタッチします。
(情報)をタッチすると、選ばれているボイスの情報画面が表示されます(情報画面がないボイ
スもあります)。
3 ホーム画面で、演奏したい鍵盤パートがオンになっていることを確認します。
鍵盤パートのオン/オフは、画面で操作する場合の手順1-1の方法で行なえます。
4 鍵盤を弾いてみましょう。
ボイスの特徴
ボイス選択画面の各ボイス名の左側にボイスの特徴を表すアイコンが表示されます。
ここでは一部のみ説明します。詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧くだ さい。
/ :スーパーアーティキュレーション(SA、SA2)ボイス
「アーティキュレーション」とは、レガートやスタッカートなどの奏法の違いによって演奏に
さまざまな表情を付けることを表します。鍵盤の弾き方しだいで、演奏に繊細で微妙な表情 を与えられます。詳しくは、43ページをご覧ください。
:オルガンフルートボイス
ボイス編集で倍音の混ぜ具合をコントロールして、本格的なオルガン演奏が楽しめるボイス です。詳しくは44ページをご覧ください。
/ :ドラムボイス、 / :SFXボイス
いろいろな打楽器の音色(Drums)がまたは効果音(SFX)が鍵盤に割り振られています。鍵盤 でドラム演奏したり効果音を鳴らしたりできます。どの鍵盤にどの音色が割り当てられてい るかは、別冊データリストのドラム/SFXキットリストをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
41
Page 42
いろいろな楽器音で演奏する ︵ボイス︶
ピアノ演奏の初期設定に戻す(ピアノリセット)
NOTE
スプリットポイント/フィンガリン グ画面は、ホーム画面にある鍵盤の イラストを長押しして表示させるこ ともできます。
レフト スプリットポイント
スタイル スプリットポイント
3
2
NOTE
レフトスプリットポイントは、スタ イルスプリットポイントより低い位 置には設定できません。
電源を入れた直後では、全鍵域でコンサートグランドのボイスでピアノ演奏ができる状態に なっています。パネルがどんな設定になっていても、簡単にこの状態に戻すことができます。
1 [ピアノルーム]ボタンを2秒以上押し続けます。
画面にメッセージが表示されます。
2 [リセット]をタッチすると、ピアノ演奏の初期設定に戻ります。

スプリットポイントを設定する

鍵盤の機能を左右で分割するポイントをスプリットポイントといいます。レフトボイス用と メインボイス用の領域を分けるレフトスプリットポイントと、コード鍵域を指定するスタイ ルスプリットポイントがあります。この2つは初期設定では同じ鍵盤位置(F♯2)になっていま すが、違う位置に設定することもできます。
レフトスプリットポイント
レフトボイス メイン( 、レイヤ ー)ボイス
コード鍵域 レフトボイス、メイン(、レイヤー) ボイス
1 スプリットポイント/フィンガリング画面を表示させます:[メニュー ]→[スプ
2 [レフト]または[スタイル]をオンにします。
3 []/[]をタッチして、スプリットポイントに設定したい鍵盤を選びます。
スタイルスプリットポイント
リットフィンガリング]
両方同じ位置に設定したい場合は、両方をオンにします。
画面上の鍵盤イラストをタッチしたまま、実際の鍵盤を押してスプリットポイントを設 定することもできます。
CVP-609/605取扱説明書
42
Page 43
いろいろな楽器音で演奏する ︵ボイス︶

スーパーアーティキュレーションボイスを使う

NOTE
AEMとは、データベースの中から 演奏に最適なサンプリングデータを リアルタイムで選び出し、それらを 滑らかにつなげて発音させること で、自然なアコースティック楽器の 音を再現する技術です。
NOTE
• ボイスによってペダルの設定が 切り替わるのをオフにすること もできます([メニュー ]→[ア サイナブル]→[ペダル]→[メ インボイスに連動])。
• アサイナブルボタンにアーティ キュレーション機能を割り当て れば(26ページ)、ボタンでアー ティキュレーション効果を操作 することもできます。
スーパーアーティキュレーション(SA、SA2)ボイスでは、鍵盤の弾き方やペダルの踏み方し だいで、演奏に繊細な表情を付けることができます。
■SAボイス
SAボイスでは、それぞれの楽器独特の奏法をよりリアルに再現できます。
・例:サックス
ドとレの音をレガートで弾くと、2つの音が滑らかにつながって、サックス奏者が一息で演奏 したときのように聞こえます。
・例:ギター
ドの音を押したまま左のペダルを踏むと、レの音がハンマリングの音で鳴ります。
■SA2ボイス(CVP-609のみ)
ヤマハのAEM技術を用いて作られたボイスです。特に管楽器やバイオリンの音について、弾 き始めや弾き終わりの音にベンドやスライドの効果をかけたり、2つの音を滑らかにつなげた りなど、その楽器特有の繊細な表現が可能です。
・例:クラリネット
ドの音を押さえたままで上のシ♭の音を弾くと、ドからシ♭までグリッサンドしたときの音 が鳴ります。また、鍵盤をある一定の時間押さえると、鍵盤を離したときにグリッサンドや ベンドなどの効果が付きます。
ペダルを使って表情を付ける
メインパートにSAまたはSA2ボイスを選ぶと、左とまん中のペダルが自動的にアーティキュ レーション用の設定に切り替わります。 ペダルを踏むことで、鍵盤演奏とは違った演奏効果を引き出すことができます。たとえば、管 楽器のブレスノイズやキーノイズ、ギターのボディーをたたいたときの音やフレットノイズな どを鳴らせます。 SA2ボイス(CVP-609のみ)では、ペダルを踏みながら鍵盤を押さえたり離したりすることで、 ベンドアップ/ベンドダウン、グリッサンド、およびブラスフォールのような効果をかけ、弾き 始めまたは弾き終わりの音に表情を付けます。
SAボイス、SA2ボイスでは、ホーム画面のボイス名の右上に[S.Art]や[S.Art2]のアイコン が表示されます。アイコンをタッチすると情報画面を表示できます。
CVP-609/605取扱説明書
43
Page 44
いろいろな楽器音で演奏する ︵ボイス︶

オリジナルのオルガンボイスを作る(オルガンフルート)

NOTE
フッテージとは、異なる長さのパイ プによって音作りが行なわれる伝統 的なパイプオルガンの音作りを参考 に付けられた用語です。パイプが長 いほどピッチが低くなります。
NOTE
ボイスを選んでから、[メニュー ]→ [ボイスエディット]でボイス編集画 面を開くと、オルガンフルートボイ ス以外のボイスも編集することがで きます。詳しくはウェブサイト上の リファレンスマニュアルをご覧くだ さい。
1
2
34
65
3
NOTE
エフェクトやイコライザーの設定を することもできます。詳しくはウェ ブサイト上のリファレンスマニュア ルをご覧ください。
注記
設定を保存せずにほかのボイスに切 り替えると、ここでの設定は失われ ます。ご注意ください。
プリセットのオルガンフルートボイスを編集して、オリジナルのオルガンサウンドを作れま す。伝統的なオルガンのように、複数のフルートフッテージ(音栓に相当するボリューム)のレ ベルを上げ下げして音を作ります。作ったボイスは保存して、必要なときに呼び出して使え ます。
1 ボイス選択画面で、もとになるオルガンフルートボイスを選びます。
[オルガン]カテゴリー内にある[オルガンフルート]タブをタッチしたあと、好きなオルガ ンボイスを選びます。
2 ホーム画面で、ボイス名の右上にある (オルガンフルート)をタッチして、オル
ガンフルートボイス編集画面を表示させます。
3 フッテージレバーをスライドさせてフルートフッテージを調節します。
フッテージの設定により、オルガンフルートの基本音色が決まります。
また、必要に応じて、オルガンタイプを変えたり、ロータリースピーカーやビブラート などの設定を変えたりもできます。
1 オルガン
2 音量
3 ロータリー
4 ビブラート
5 レスポンス
6 アタック
4 (保存)をタッチして、作ったオルガンボイスを保存します。
44
保存の手順については、27ページをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
タイプ
スピーカー
オルガンボイス作成のもとになるボイスのタイプを選びます。
オルガンフルート全体の音量を調節します。
ロータリースピーカーのオン/オフや、速度(速い/遅い)を切り替え ます。ROTARYSPカテゴリーのエフェクトタイプが選ばれてい る場合のみ設定できます。
ビブラートをオン/オフしたり、深さや速さを調節します。
音のアタックとリリースの反応時間を調節します。
アタックのモード(First/Each)を切り替えたり、アタック音の長さ を調節します。
Page 45
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶

リズムや自動伴奏に合わせて演奏する(スタイル)

NOTE
この楽譜は、フィンガリングタイプ (52ページ)が、初期設定のマルチ フィンガー、またはシングルフィン ガーでの演奏を想定しています。
スタイルを使えば、左手でコードを押さえるだけでコードに合った伴奏を自動で鳴らせます。これにより、一人で演奏しても、 バンドやオーケストラの伴奏を付けられます。ポップス、ジャズなどいろいろな音楽ジャンルのスタイルがあります。

スタイルに合わせて演奏する

まずは、下記の楽譜を使って、スタイル機能を試してみましょう。スタイルの使い方がわかったら、いろいろなスタイルを 使って自由に演奏してみてください。
 メリーさんのひつじ(スタイル:カントリー 8ビート)
CC
C
CFC
G
G
1 ホーム画面のスタイルエリアでスタイル名をタッチしてスタイル選択画面を表示さ
せます。
1
C
エンディング
2 画面をタッチしてスタイルを選びます。
この楽譜では、[カントリー &ブルース]カテゴリーの[モダンカントリー ]をタッチし、 [カントリー 8ビート]を選びます。
スタイルのカテゴリーは、スタイルボタンを押して選ぶこともできます。
CVP-609/605取扱説明書
45
Page 46
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶
3 [スタイルオン/オフ]ボタンがオンになっていることを確認します。
スプリットポイントF♯2―初期設定
コード鍵域
NOTE
スプリットポイントは変更できます (42ページ)。
4
6
スタイルの互換性
この楽器のスタイルは、SFFGE フォーマット(9ページ)で作成され ています。一般的なSFFファイルを 読み込むこともできますが、読み込 んだSFFファイルをこの楽器上で保 存すると、SFFGEフォーマットに 変換されます。SFFGEフォーマッ トに変換されたスタイルファイル は、SFFGE対応の楽器上でしか再 生できなくなります。
[スタイルオン/オフ]ボタンがオンの場合、鍵盤の左手側(低音鍵域)が、スタイル再生用 のコードを押さえるための鍵域(コード鍵域)になります。
4 ホーム画面のスタイルエリアで左上の[◀]をタッチして拡張表示させ、[ ](シン
クロスタート)をタッチして、シンクロスタートをオンにします。
以降、ホーム画面のスタイルエリアでの操作は、スタイルコントロールボタン(47ペー ジ)を使って行なうこともできます。
5 左手でコードを押さえると同時に、スタイルがスタートします。
45ページの楽譜を見ながら、左手でコードを押さえ、右手でメロディーを弾きます。
6 [R/J](スタート/ストップ)をタッチして、スタイルをストップします。
楽譜上の「エンディング」の位置で、エンディング[Ⅰ]〜[Ⅲ]のいずれかをタッチしてス トップすることもできます(45ページ)。
スタイルの特徴
スタイル選択画面の各スタイル名の左側に、特徴を表すアイコン(Pro、Sessionなど)が表示さ れます。詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
スタイルはリズムやベースなど8つのパート(チャンネル)で構成されています。チャンネルご とにオン/オフしたりボイスを変えたりして、スタイルの雰囲気を変えることができます(80 ページ)。
46
CVP-609/605取扱説明書
Page 47
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶

スタイル再生を操作する

NOTE
テンポの調節については、34ペー ジをご覧ください。
スタイルコントロール スタイルコントロール
スタイル停止中 スタイル再生中
ホーム画面
スタイルコントロールボタン
NOTE
内蔵のスタイルにはリズムパートが 入っていないものもあります。この ようなスタイルは、[スタイルオン/ オフ]ボタンをオンにしてお楽しみ ください。
NOTE
フィンガリングタイプ(52ページ) で、フルキーボードまたはAIフル キーボードを選んだ場合は、シンク ロストップをオンにできません。
スタイル再生は、ホーム画面のスタイルエリアを拡張表示させて、操作します。また、スタ イルコントロールボタンを使っても同様に操作できます。
[スタイルオン/オフ]、[フィルインオン/オフ]、[シンクロストップ]については、ボタンでの み操作できます。
再生スタート/ストップ
■[R/J](スタート/ストップ)
スタイルのうち、リズムパートだけをスタートします。もう一度押すと ストップします。
リズムと自動伴奏を鳴らす
[スタイルオン/オフ]ボタンをオンにすれば、スタイル再生中にコード鍵域で コードを押さえると、リズムパートだけでなく自動伴奏も鳴ります。
■[ ](シンクロスタート)
このボタンを押すと、スタイル再生が待機状態になります。[スタイル オン/オフ]ボタンがオンのときは、コード鍵域を押さえるとスタイル 再生がスタートします。[スタイルオン/オフ]ボタンがオフのときは、 どの鍵盤を弾いてもスタイル再生(リズムのみ)がスタートします。 スタイル再生中に[ ](シンクロスタート)を押すと、スタイル再生は ストップし、待機状態に戻ります。
■[シンクロストップ]ボタン
[スタイルオン/オフ]ボタンがオンの場合だけ有効なボタン です。シンクロストップをオンにすると、コード鍵域で鍵 盤を弾いている間だけスタイルが鳴ります。
CVP-609/605取扱説明書
47
Page 48
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶
■イントロ[I]〜[III]
NOTE
イントロ[II]または[III]を選んだ場合 には、完全なイントロを鳴らすため に、コード鍵域でコードを弾く必要 があります。
再生中のメインセクションボタン(赤点灯)を押すと... フィルインが再生(赤点滅)
NOTE
メインセクション再生中にエンディ ング[I]を押すと、エンディング1の パターンの前に、自動的にフィルイ ンが1小節入ります。
演奏にイントロを付けます。各内蔵スタイルに、3つのイントロが あります。イントロ[I]〜[III]のいずれかを押してからスタイルをス タートすると、イントロを演奏してからメイン演奏に移ります。
■エンディング[I]〜[III]
演奏にエンディングを付けます。各内蔵スタイルに、3つのエン ディングがあります。スタイル再生中に、エンディング[Ⅰ]〜[Ⅲ] のいずれかを押すと、エンディングが鳴ったあと、スタイルは自動 的にストップします。エンディング演奏中にもう一度同じボタンを 押すと、スタイルは徐々に遅くなってからストップします。
演奏中のセクション(伴奏パターン)切り替え
演奏を盛り上げるために、同じスタイルの中で伴奏パターンを切り替えたりフィルインを入 れたりできます。
■メイン[A]〜[D]
曲のメイン部分の伴奏パターンです。数小節の伴奏パターンがくり返し演奏されます。各内 蔵スタイルに、4つのパターンがあります。スタイル再生中に、メイン[A]〜[D]のいずれかを 押すと、セクションが切り替わります。また、スタイル停止中に、メイン[A]〜[D]のいずれ かを押しておくと、選んだメインでスタイル再生をスタートできます。 再生中のメインのボタンを押すと、フィルインが入ります。
セクション切り替え時に自動的にフィルインを入れる
[フィルインオン/オフ]ボタンをオンにしておくと、メインを切り替えたとき に自動的にフィルインが演奏されます。
■[ ](ブレイク)
曲の流れを一時中断することで区切りを付けることができます。スタイル 再生中に[ ](ブレイク)を押すと、1小節のブレイクが入ります。
イントロ、メイン、ブレイク、エンディングボタンのランプについて
赤点灯:データが入っていて、現在選ばれています。
赤点滅:次に再生されるセクションです。
*メイン[A]〜[D]ボタンは、フィルイン演奏中にも赤点滅します。
緑点灯:データが入っていて、現在選ばれていません。
消灯:データが入っていません。
CVP-609/605取扱説明書
48
Page 49
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶
選んだスタイルに合うパネル設定を呼び出す
NOTE
オフになっているパートのボイス名 は、グレー表示されます。
NOTE
ワンタッチセッティングが実際に呼 び出されるタイミング(OTSリンク タイミング)を変更できます ([メニュー ]→[スタイル設定]→ [設定]→[OTSリンクタイミング])。 詳しくはウェブサイト上のリファレ ンスマニュアルをご覧ください。
3 4
(ワンタッチセッティング=OTS)
選んだスタイルに合ったパネル設定(ボイス、エフェクト、ペダル設定など)をワンタッチで簡 単に呼び出せます。使いたいスタイルが決まっているときは、ボイス選択をワンタッチセッ ティングに任せてみましょう。
1 スタイルを選びます(45ページ手順1〜2)。
2 ワンタッチセッティング(OTS)[1]〜[4]ボタンのいずれかを押します。
ボイス、エフェクト、およびペダル設定など、選択中のスタイルに最適な設定が呼び出 されます。また、[スタイルオン/オフ]とシンクロスタートは、自動的にオンになりま す。
ワンタッチセッティングの内容を確認する
スタイル選択画面で、 (情報)をタッチすると、選ばれているスタイルで、ワンタッチセッティ ングの[1]〜[4]ボタンにどんなボイスが入っているかを確認できます。情報画面で、ワンタッ チセッティング1〜4のいずれかにタッチして、その設定を呼び出すこともできます。
3 左手でコードを押さえると同時にスタイルがスタートします。
1つのスタイルには、4つのワンタッチセッティングが用意されています。ワンタッチ セッティング(OTS)[1]〜[4]ボタンを切り替えて、ほかの設定も試してみてください。
スタイルのメイン切り替えとワンタッチセッティングの切り替えを連動 させる(OTSリンク)
[OTSリンク]ボタンをオンにしておくと、スタイルのメイン[A]〜[D]を切り替え たときに自動的にワンタッチセッティングが切り替わります。メインのA〜Dと ワンタッチセッティングの1〜4が連動します。
ワンタッチセッティングにパネル設定を登録する
自分で設定した内容をワンタッチセッティングに登録できます。ワンタッチセッティングは スタイルの一部としてユーザータブに保存し、演奏時にはユーザースタイルとして呼び出し ます。
1 ワンタッチセッティングを登録したいスタイルを選びます。
2 ボイスやエフェクトなどのパネル設定をします。
3 レジストレーションメモリー [メモリー ]ボタンを押します。
CVP-609/605取扱説明書
49
Page 50
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶
4 ワンタッチセッティング(OTS)[1]〜[4]ボタンのいずれかを押します。
NOTE
登録を中止するときは、[いいえ]を タッチします。
注記
パネル設定を保存せずにスタイルを 切り替えたり電源を切ったりする と、登録したデータは失われます。 ご注意ください。
NOTE
ミュージックファインダー機能を使 う前に、レコード(パネル設定を収 録したデータ)を楽器に読み込んで おくことをおすすめします(71ペー ジ)。
NOTE
検索を中止するときは、[キャンセ ル]をタッチします。
32
NOTE
スタイルによっては、パネル設定の 候補がないものもあります。
パネル設定の保存を促すメッセージが表示されます。
5 [はい]をタッチして保存先を選ぶ画面(スタイル選択画面)を表示させ、パネル設定
をユーザースタイルとして保存します。
保存の手順については、27ページをご覧ください。

選んだスタイルで演奏できる曲を検索する

ミュージックファインダー (71ページ)の検索機能を使うことにより、選んだスタイルでどの ような曲が弾けるかがわかります。弾きたい曲を選ぶと、それに合うパネル設定(ボイス、エ フェクト、ペダル設定など)が呼び出せます。
1 パネル設定を呼び出したいスタイルを選びます(45ページ手順1〜2)。
2 スタイル選択画面で、 (検索)をタッチします。
選択中のスタイルを使って弾ける曲の一覧が表示されます。
3 演奏したい曲を選びます。
選んだ曲を演奏するのに合ったパネル設定が呼び出されます。
CVP-609/605取扱説明書
50
Page 51
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶

演奏に合うスタイルを呼び出す(スタイルレコメンダー )

2-1
1
ドラム ピアノ
キック
スネア
ハイハット
B0
NOTE
中止するときは、[キャンセル]を タッチします。
NOTE
楽器が解析するのは、鍵盤を押した タイミングのみです。音の高さや鍵 盤を押している時間の長さ、鍵盤を 弾く強さは解析されません。
スネア
キック
スタイルレコメンダー機能を使って、鍵盤で1〜2小節のリズムを弾くと、それに合ったおす すめのスタイルが呼び出されます。
1 スタイル選択画面で、 (レコメンダー )をタッチして、スタイルレコメンダー画
面を表示させます。
鍵盤がB0を境に分割され、左側にドラム音(キック、スネア、ハイハット)、右側にピア ノ音が割り当てられます。
2 スタイルレコメンダー機能を使ってスタイルを呼び出します。
2-1 [スタート]をタッチすると、演奏の待機状態になり、メトロノームが鳴り出します。
必要に応じて、テンポ[−]/[+]ボタンまたは[タップ]ボタンでテンポを調節したり、 画面の[L]/[R]をタッチして拍子を設定します。
2-2 メトロノームに合わせて、演奏したい曲のリズムをドラム鍵域またはピアノ鍵域で1
〜2小節弾きます。
鍵盤を押したタイミングが数秒で解析され、最もおすすめのスタイルが再生されま す。また、おすすめスタイルの候補が一覧表示されます。
例1 ピアノ鍵域で下記のリズムを弾いてみましょう。
ボサノバかそれに近いスタイルが一覧表示されます。
例2 ドラム鍵域で下記のリズムを弾いてみましょう。
8ビートかそれに近いスタイルが一覧表示されます。
CVP-609/605取扱説明書
51
Page 52
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶
3 一覧の中からスタイルを選びます。
NOTE
スプリットポイント/フィンガリン グ画面は、ホーム画面にある鍵盤の イラストを長押しして表示させるこ ともできます。
2
セクションを切り替えたり(48ページ)、ピアノ鍵域でコードを弾いたり、テンポを変え たり(34ページ)しておすすめのスタイルを試してみましょう。 演奏したい曲に合うスタイルがない場合は、[リトライ]をタッチして、手順2-2からや り直します。
4 気に入ったスタイルを選んだら、[OK]をタッチしてスタイルレコメンダー画面を
閉じます。
5 選んだスタイルを使って演奏してみましょう。

コードの認識方法(フィンガリングタイプ)を変える

フィンガリングタイプを変更すれば、コードの構成音すべてを左手で押さえなくても、適切な 自動伴奏が再生できます。フィンガリングタイプは、7種類から選べます。
1 スプリットポイント/フィンガリング画面を表示させます:[メニュー ]→[スプ
リットフィンガリング]
2 []/[]をタッチして、フィンガリングタイプを選びます。
シングル フィンガー
マルチフィンガー
CVP-609/605取扱説明書
52
簡単なルールに従って鍵盤を1〜3つ押さえるだけで、メジャー、 マイナー、セブンス、マイナーセブンスのコードを認識します。 スタイル再生に対してだけ有効です。
C
Cm
C
7
Cm
7
「シングルフィンガー」の押鍵ルールと「フィンガード」の押鍵ルー
ルの両方が使えます。
メジャー
ルートキーだけ押さえる
マイナー
ルートキーと、左の黒鍵を押さえる
セブンス
ルートキーと、左の白鍵を押さえる
マイナーセブンス
ルートキーと、左の黒鍵と白鍵を押さえる
Page 53
リズムや自動伴奏に合わ
て演奏する ︵スタイル︶
フィンガード
コードを構成する音をそのまま押すことによって、コードを指定す る方法です。詳細は別冊データリストをご覧いただくか、コード チューター機能([メニュー ]→[コードチューター ])で調べることが できます。
フィンガード オンベース
フルキーボード
AIフィンガード
AIフルキーボード
フィンガードで認識されるコードに加え、オンベースコード(押さえ たコード音の中で一番低い音がベース音になります)も認識しますの で、より高度なコード進行を利用した演奏が可能になります。
左手/右手鍵域に関係なく、全鍵域での押鍵をもとにコードを検出し ます。同時に全鍵域で通常どおり鍵盤演奏も行なえます。
基本的にはフィンガードと同じですが、鍵盤を2音以下しか押さえな くても、1つ前に弾いたコードなどをもとに適切なコードを推定し ます。
全鍵域で通常のピアノ両手演奏をするだけで、コードを押さえなく ても自動伴奏が再生されます。特定のコードの弾き方にとらわれず、 鍵盤のどこで演奏してもリズム、ベース、コードやフレーズによる 自動伴奏がつきます。(曲のアレンジによっては、AIフルキーボード での演奏に合わない場合もあります。) 基本的にはフルキーボードと似ていますが、鍵盤を2音以下しか押さ えなくても、1つ前に再生されたコードなどをもとに適切なコード を推定します。ただし、9thと11thと13thは認識されません。ス タイル再生に対してだけ有効です。
CVP-609/605取扱説明書
53
Page 54
ソング︶ を再生して練
する

曲(ソング)を再生して練習する

MIDI
オーディオ
MIDI
オーディオ
NOTE
• ヤマハマニュアルライブラリー (3ページ)で、MIDIについての 基礎知識を説明した「MIDI入 門」をご覧になれます。
• この楽器で再生できるMIDIソン グのフォーマットについては、 9ページをご覧ください。
NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
1
クラビノーバでは、内蔵曲や市販の曲データなどを総称して「ソング」と呼んでいます。単に再生して楽しむだけでなく、 ソングを再生しながら演奏の練習をすることもできます。
この楽器で再生できるソングには、MIDIソングとオーディオソングの2種類があります。
・MIDIソング
鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽譜と同じように、どの鍵盤をどのくらいの強さでどのタイミン グで弾いた、といった演奏情報が記録され、音そのものは記録されません。記録された演奏情報にもとづいて、(クラビノーバ などの)音源部が鳴ることではじめて音になります。鍵盤パートやボイスの情報なども記録されているため、譜面の表示、パー トごとのオン/オフ、ボイスの変更ができ、演奏の練習に便利です。
・オーディオソング
演奏した音そのものを記録したデータです。テープレコーダーやボイスレコーダーなどを使って録音するのと同じしくみで記 録したものです。携帯音楽プレーヤーなどで再生するのと同じように、市販のCDの曲など(WAV形式またはMP3形式に変換 したもの)をこの楽器で再生できます。
MIDIソングとオーディオソングでは、使える機能が異なります。この章では、下記のように説明しています。
<例> ここでの説明は、MIDIソングで使える機能です。オーディオソングでは使えません。

ソングを再生する

以下のソングが再生できます。
• 楽器に内蔵されているプリセットソング(MIDIソング)
• この楽器で録音して作成したソング(録音方法については63ページ参照)
• 市販の曲:SMF(StandardMIDIFile)形式のMIDIファイル、WAV形式またはMP3形式 のオーディオファイル
WAV形式
MP3形式
USBフラッシュメモリーに入っている曲を再生したい場合は、USBフラッシュメモリーを [USBTODEVICE]端子に接続しておきます。
サンプルレート44.1kHz、量子化ビット数16bit、ステレオ
MPEG-1AudioLayer-3:サンプルレート44.1/48.0kHz、ビットレート 64〜320kbps(可変ビットレートにも対応)、モノ/ステレオ
1 ホーム画面でソング名をタッチして、ソング選択画面を表示させます。
CVP-609/605取扱説明書
54
Page 55
ソング︶ を再生して練
する
2 画面をタッチしてソングを選びます。
NOTE
オーディオソングでは、ソング選択 画面やホーム画面で、ソング名のと ころに表示されるアイコンからデー タ形式を判別できます。MP3形式 の場合、「MP3」と表示されます。 WAV形式の場合は表示されません。
3
プリセットソングは下記のタブから選びます。
・目的で選ぶ:目的別に表示されます。 ・曲名で選ぶ:アルファベット順/50音順に表示されます。 ・ジャンルで選ぶ:ジャンル別に表示されます。
自分で録音したソングや市販の曲などは下記のタブから選びます。
・ MIDIソングが表示されます。 ・ オーディオソングが表示されます。
ソング情報を表示する
オーディオソングまたはプロテクトがかかったMIDIソングを選んだ場合、 をタッチすると情 報画面を表示できます。
3 ホーム画面のソングエリアで右上の[▶]をタッチして拡張表示させ、[R/K](ス
タート/一時停止)をタッチして、ソングをスタートします。
以降、ホーム画面のソングエリアでの操作は、ソングコントロールボタンを使って行な うこともできます(56ページ)。
次に再生するソングを予約する(MIDIソングのみ)
MIDIソング再生中に、次に再生させるMIDIソングを1曲だけ予約できます。ステージ演奏など でスムーズに次のソングを再生させたいときに便利です。ソングを予約するには、ソング再生 中に、ソング選択画面で次に再生させるソングを選びます。 次に再生させるソングは、ソング名の右側に[Next]アイコンが表示されます。ソングの予約を 解除するには、[Next]アイコンをタッチします。
4 [■](ストップ)をタッチすると、ソングがストップします。
CVP-609/605取扱説明書
55
Page 56
ソング︶ を再生して練
する
ソング再生を操作する
NOTE
テンポの調節については、MIDIソ ングは34ページを、オーディオソ ングは62ページをご覧ください。
NOTE
[●](録音)については、63ページを ご覧ください。
NOTE
• フレーズマークのないMIDIソン グやオーディオソングでは、画 面をタッチして巻き戻し/早送り した場合、ポップアップ画面が 表示されません。
• フレーズマークとは、MIDIソン グのデータに設定されている、 ソング中のある箇所を指定する データです。
フレーズマーク番号は、フレーズマークがある MIDI ソングだけに表示されます。巻き戻し / 早送りを小節単位で行なう場合は「小節」を、 フレーズマーク単位で行なう場合は、「フレー ズマーク」をタッチしてから巻き戻し / 早送り をします。
再生中小節
フレー ズマ ーク番 号
MIDI ソング オーディオソング
再生
ソング再生は、ホーム画面のソングエリアを拡張表示させて、操作します。また、ソングコ ントロールボタンを使っても同様に操作できます。
ホーム画面
ソングコントロール
ソングコントロールボタン
ボタンを2つ同時に押す操作については、画面ではできません。
■一時停止する
ソング再生中に[R/K](スタート/一時停止)を押します。一時停止した位置からソングを再生 するには、もう一度[R/K](スタート/一時停止)を押します。
■巻き戻し/早送りする
ソング再生中または停止中に[LL](巻き戻し)/[RR](早送り)を押します。1度だけ押すと、 MIDIソングの場合は1小節、オーディオソングの場合は1秒だけ巻き戻し/早送りします。押 し続けると手を離すまで巻き戻し/早送りし続けます。 [LL](巻き戻し)/[RR](早送り)を押すと、ソング再生位置を示すポップアップ画面が表示さ れます。
CVP-609/605取扱説明書
56
Page 57
ソング︶ を再生して練
する
再生位置の移動
再生中小節
最後小節
MIDIソング
経過時
計時
オーディオソング
NOTE
ホーム画面のソングエリア(拡張表 示)で、[R/K]を長押しすることに より、シンクロスタートさせること もできます。
MIDI
オーディオ
NOTE
• 譜面は、自分で録音したソング や市販のソングでも表示させる ことができます。
• 表示される譜面はソングデータ( 演奏データ)をもとに作成されま す。そのため、細かい音符が多 い曲や複雑な曲を表示するとき は、市販の楽譜とは異なる場合 があります。
ホーム画面のソングエリア(拡張表示)には、ソングの再生位置が表示されます。スライダーを 使って、再生位置を進めたり戻したりできます。
■MIDIソングを演奏と同時にスタートする(シンクロスタート)
MIDIソングを選んでから、ソングコントロール[ストップ]ボタンを押したまま[スタート/一時 停止]ボタンを押して鍵盤を弾くと、鍵盤を弾くと同時にソング再生がスタートします。シン クロスタートを解除するときは、もう一度ソングコントロール[ストップ]ボタンを押したまま [スタート/一時停止]ボタンを押します。

譜面を表示する

選んだソングの譜面(楽譜)を表示させます。譜面を見ながら演奏の練習をする場合に便利です。
1 MIDIソングを選びます(54ページ手順1〜2)。 2 譜面を表示させます:[メニュー ]→[譜面]
ソングの停止中は、[]/[]をタッチしてページをめくれます。ソングを再生すると、 ソングの再生に合わせて、譜面上のボールが再生位置を移動します。
表示サイズを変えたり、音名を表示させるなど譜面の表示方法を変えることもできます。 詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
ページ切り替え
CVP-609/605取扱説明書
57
Page 58
ソング︶ を再生して練
する

歌詞を表示する

MIDI
オーディオ
NOTE
歌詞画面をテレビなどの外部モニ ターに映すことができます(83ペー ジ)。
ソングに歌詞データが入っている場合、画面上に歌詞を表示できます。弾き語りやカラオケ をするときに便利です。
1 MIDIソングを選びます(54ページ手順1〜2)。 2 歌詞画面を表示させます:[メニュー ]→[歌詞]
ソングに歌詞データが入っていれば、歌詞が画面上に表示されます。ソングの停止中 は、[]/[]をタッチしてページをめくれます。ソング再生を始めると、再生に合わせ
て歌詞の色が変わります。
ページ切り替え
歌詞画面について詳しくは、ウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
58
Page 59
ソング︶ を再生して練
する

テキストファイルを表示する

ページ切り替え
2
NOTE
テキスト画面をテレビなどの外部モ ニターに映すことができます(83 ページ)。
NOTE
テキストファイルの指定情報は、 レジストレーションメモリー (75 ページ)に記憶できます。
ソングを選んでいる/いないにかかわらず、コンピューターで作成したテキストファイル(拡張 子.txt)を画面に表示できます。歌詞やコードネーム、演奏のテクニックを書いたメモなどを 表示して、さまざまな使い方ができます。
USBフラッシュメモリーに入っているテキストを表示したい場合は、USBフラッシュメモ リーを[USBTODEVICE]端子に接続しておきます。
1 テキスト画面を表示させます:[メニュー ]→[テキスト表示]
2 画面左下をタッチして、テキストファイル選択画面を表示させます。
3 目的のテキストファイルを選んで、[閉じる]をタッチすると、テキストが表示され
ます。
[]/[]をタッチしてページをめくれます。画面からテキストを消すには、テキスト ファイル名の右側にある[×]をタッチします。
フォントサイズの変更など、テキスト画面について詳しくは、ウェブサイト上のリファレン スマニュアルをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
59
Page 60
ソング︶ を再生して練
する

ガイド機能を使って片手ずつ練習する

MIDI
オーディオ
NOTE
白鍵のガイドランプは赤、黒鍵のガ イドランプは緑に光ります。
234
NOTE
再生設定は、ホーム画面や歌詞画面 からもできます。
NOTE
• 左手パートを練習する場合は、 [スタイルオン/オフ]ボタンをオ フにしておく必要があります。
• MIDIソングは、16のチャンネ ルから構成されていて、通常[右 手]にチャンネル1、[左手]に チャンネル2、[その他]にチャン ネル3〜16が割り当てられてい ます。ミキサー機能を使って、 チャンネルごとにオン/オフする こともできます(80ページ)。
ここでは、「フォローライツ」というガイド機能を使った右手練習のしかたを説明します。ガ イド機能をオンにすると、鍵盤ガイドランプが、鍵盤を弾くタイミングや押さえる鍵盤を教 えてくれます。正しい鍵盤を弾くまで伴奏が待ってくれるので、自分のペースで練習できま す。右手パートを消音し、ガイドランプに合わせて右手の練習をしてみましょう。
1 MIDIソングを選び、譜面を表示させます(57ページ)。
2 (再生設定)をタッチして、再生設定画面を表示させます。
3 [ガイド]をタッチしてガイド機能をオンにします。
4 [右手]をタッチして右手パートだけをオフにします。
右手パートが消音され、右手パートのガイドが用意されます。
5 ソングコントロール[スタート/一時停止]ボタンを押して、ソングをスタートさせ
ます。
鍵盤ガイドランプを見ながら、自分のペースで右手の練習をしましょう。右手以外の パートが、あなたが正しい鍵盤を弾くまで待ってくれます。
練習が終わったら、ガイド機能をオフにしましょう。
その他のガイド機能
ガイド機能には、ここで説明した「フォローライツ」のほかに、鍵盤を弾くタイミングだけを 練習する「エニーキー」、カラオケ練習用の「カラオキー」、弾くペースに合わせてソングのテ ンポが変化する「ユアテンポ」があります。 [メニュー ]→[ソング設定]→[ガイド]→[タイプ] 詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
60
Page 61
ソング︶ を再生して練
する

くり返し再生を使って練習する

MIDI
オーディオ
NOTE
• 複数のソングを続けてくり返し 再生することもできます ([メニュー ]→[ソング設定]→ [再生]→[リピートモード])。
• MIDIソングでは、譜面画面や歌 詞画面から再生設定画面を呼び 出し(60ページ)、画面上のタッ チ操作でも、くり返し再生を操 作できます。
NOTE
• A点を曲の開始位置、B点を曲の 途中に設定したい場合は、下記 の操作をしてください。
1.ABリピートアイコンをオン
にしてから、ソング再生をス タート
2.くり返し再生の終了位置
(B点)にしたいところでもう 一度ABリピートアイコンを タッチ
• A点だけを指定して、B点を指定 せずにいると、A点からソング の最後までがくり返し再生され ます
難しいフレーズをくり返して練習するときには、くり返し再生を使うと便利です。くり返し 再生のオン/オフはホーム画面のソングエリア(拡張表示)で操作します。
(ABリピート)をオンにしてからソングを再生すると、1曲をくり返して再生します。
くり返し再生をやめるには、 (ABリピート)をオフにします。
指定した範囲をくり返し再生する(ABリピート)
1 ソングを選びます(54ページ手順1〜2)。
2 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、ソングをスタートします。
3 くり返し位置を指定します。
くり返し再生の開始位置(A点)にしたい所で (ABリピート)をオンにします。くり 返し再生の終了位置(B点)にしたい所で、もう一度 (ABリピート)をタッチします。 A点とB点を指定すると、その範囲がくり返し再生されます。MIDIソングの場合は、A 点の前にカウントが入ります。
4 [■](ストップ)をタッチして、ソングをストップします。
再生位置がA点に戻ります。次にソング再生をスタートすると、A点から再生が始まり ます。 練習が終わったら、 (ABリピート)をオフにしておきましょう。
ソングの停止中にA点とB点を指定する
1
A点にしたい所までソングを早送りして (ABリピート)をオンにします。
2 B点にしたい所までソングを早送りしてもう一度 (ABリピート)をタッチします。
AB
終わりの開始
CVP-609/605取扱説明書
61
Page 62
ソング︶ を再生して練
する

音の高さを半音単位で調整する(ピッチシフト)

MIDI オーディオ
NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
NOTE
サンプルレートが48.0kHzの MP3ファイルは、ピッチを変えら れません。
MIDI オーディオ
NOTE
サンプルレートが48.0kHzの MP3ファイルは、速度を変えられ ません。
MIDI オーディオ
NOTE
ボーカルキャンセルをオンにして も、ボーカルの音が完全に消えるわ けではありません。
MIDIソングのトランスポーズ(36ページ)のように、USBフラッシュメモリーにあるオーディ オソングの再生音の高さ(ピッチ)を、半音単位(−12〜12)で調整できます。
1 オーディオソングが入ったUSBフラッシュメモリーを[USBTODEVICE]端子に
接続します。
2 オーディオソングを選びます(54ページ手順1〜2)。
3 ホーム画面のソングエリア(拡張表示)で (ピッチシフト)をタッチして、設定
画面を表示させます。
4 [L]/[R]ををタッチして設定します。

再生速度を調節する(タイムストレッチ)

MIDIソングのテンポ調節(32ページ)のように、USBフラッシュメモリーにあるオーディオソ ングの再生速度を調節できます。 オーディオソングを選んでから、ホーム画面のソングエリアで
(タイムストレッチ)をタッチします。設定画面が表示され たら、[L]/[R]をタッチして設定値(70%〜140%)を選びます。 値が小さいほど速度が遅くなります。

ボーカルパートを消音する(ボーカルキャンセル)

ステレオ再生のセンターに位置する音をキャンセル(消音)できます。多くの場合、ボーカル音 がセンターにあるので、カラオケをしたり、メロディーパートを鍵盤で演奏したいときなど に便利です。 オーディオソングを選んでから、ホーム画面のソングエリアで
(ボーカルキャンセル)をタッチしてオン/オフします。
CVP-609/605取扱説明書
62
Page 63

演奏を録音する

演奏を録音する
NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
2
1
既存のMIDIソングを録音し直し たいときは
MIDIソングについては、一度録音 して保存したものを上書きで録音し 直せます。ソング選択画面で録音し 直したいMIDIソングを選んでから、 ソング録音画面を呼び出し(手順1)、 ソング名を確認したあと、手順2を 飛ばして手順3に進んでください。
この楽器では、下記2通りの方式で録音できます。用途に合った方式で演奏を録音してみましょう。
•MIDI録音
録音した演奏をSMF(フォーマット0)のMIDIソングとして、楽器本体またはUSBフラッシュメモリーに保存します。オーディ オソングよりデータ容量が小さく、編集しやすいのが特長です。鍵盤パートごとに録音したり、録音後に部分的に録音し直し たりできます。MIDI録音で作られたソングは、あとでオーディオファイルに変換(67ページ)できるので、難しい曲をオーディ オ録音したい場合などは、まずMIDI録音でパートごとに録音すると便利です。この楽器で録音できるMIDIデータのサイズは、 1曲につき約300KBまでです。
•オーディオ録音
録音した演奏をオーディオソングとしてUSBフラッシュメモリーに保存します。初期設定では、一般的なCD音質(44.1kHz/ 16bit)のステレオWAV形式で保存され、コンピューターを使って携帯音楽プレーヤーなどに転送して再生できます。[MIC./ LINEIN]端子や[AUXIN]端子からの入力音も録音されるので、マイクを接続して歌声も一緒に録音したり、オーディオ機器を 接続してその再生音も録音したりできます。保存するファイル形式は、[メニュー ]→[ソング設定]→[録音]→[オーディオ録 音形式]でMP3に変更できます。この楽器で録音できる時間は、1曲につき80分までです。

基本的な録音方法(MIDI録音/オーディオ録音)

録音を始める前に、ボイスやスタイルなどのパネル設定をしたり(MIDI録音/オーディオ録音 とも)、歌声を録音したい場合はマイクを接続するなど(オーディオ録音のみ)、必要な準備を しておきましょう。また、必要に応じてUSBフラッシュメモリーを[USBTODEVICE]端子 に接続しておきましょう。
オーディオ録音をする場合は
オーディオ録音では、USBフラッシュメモリーに録音データを保存します。オーディオ録音す る前に、必ずUSBフラッシュメモリーを接続しておきましょう。
1 ホーム画面のソングエリアで右上の[▶]をタッチして拡張表示させ、[●](録音)を
タッチして、ソング録音画面を表示させます。
以降、ホーム画面のソングエリアでの操作は、ソングコントロールボタン(56ページ)を 使って行なうこともできます。
2 (MIDI録音の場合)または (オーディオ録音の場合)をタッチしま
す。
録音のための空のソングが用意されます。 録音を中止するときは、[キャンセル]をタッチするか、ソングコントロール[録音]ボタン を押します。
CVP-609/605取扱説明書
63
Page 64
演奏を録音する
3 録音をスタートします。
録音パートのチャンネル割り当 て(MIDI録音)
MIDI録音では、鍵盤の各パート (チャンネル)を個別に録音できます (65ページ)。 ここでの説明のように特にパート指 定をしないで録音した場合は、鍵盤 パートはチャンネル1〜3へ、スタ イルパートは9〜16チャンネルに 録音されます。
3
6
5
注記
録音したMIDIソングを保存せずに ソングを切り替えたり電源を切った りすると、録音したデータは失われ ます。ご注意ください。
NOTE
オーディオ録音の場合、初期設定で はWAV形式で保存されますが、[メ ニュー]→[ソング設定]→[録音]→ [オーディオ録音フォーマット]で、 MP3形式に変更できます。
MIDI録音の場合は、演奏を開始するか[録音スタート]をタッチすると録音がスタートし ます。オーディオ録音の場合は、[録音スタート]をタッチすると録音がスタートします。
ソングコントロール[スタート/一時停止]ボタンを押して録音をスタートすることもでき ます。
4 演奏しましょう。
5 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わりま
す。
6 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみま
しょう。
7 録音した演奏を保存します。
■MIDI録音の場合
録音後、ホーム画面のソングエリアに (保存)が表示されます。これは保存されてい ない録音済みのデータがあることを示しています。
7-1 ホーム画面のソングエリアで (保存)をタッチします。
保存先の選択画面が表示されます。
7-2 27ページの手順2〜5に従って、録音データをファイルとして保存します。
MIDIソングは (ユーザー MIDIソングタブ)に保存します。
■オーディオ録音の場合
録音と同時に、自動的にUSBフラッシュメモリーに保存されるため、保存の操作は必要
64
ありません。録音したオーディオソングは、ソング選択画面の (ユーザー オーディオソングタブ)に表示されます。必要に応じて、ファイル名を変更してください (28ページ)。
CVP-609/605取扱説明書
Page 65
演奏を録音する

パート(チャンネル)ごとに録音する(MIDI録音)

3
2
NOTE
録音を中止するときは、手順5へ進 む前に、[キャンセル]をタッチする か、ソングコントロール[録音]ボタ ンを押します。
チャンネル
パート
NOTE
初期設定では、メイン、レイヤー、 レフトは、1〜3チャンネルに割り 当てられていますが、ほかのチャン ネルに変更することもできます([メ ニュー ]→[ソング設定]→[各パート のCh])。
MIDI録音では、全部で16チャンネルで構成されるMIDIソングを、1チャンネルずつ録音して 作り上げることができます。たとえば、ピアノ曲の場合、右手パートをチャンネル1に録音し たあと、左手パートをチャンネル2に録音すれば、両手で弾くのが難しいピアノ曲を録音する ことができます。また、スタイルを使う場合では、チャンネル9〜16にスタイル演奏を先に 録音しておき、あとでスタイルを聞きながらチャンネル1にメロディーを録音する、というこ とができます。このように、1回で演奏するのが難しい曲でも、パート別に重ねて録音をする ことによって、1つの曲に仕上げることができます。
1 録音済みのソングに追加録音する場合、MIDIソングを選びます(54ページ手順1
〜2)。
新規で録音する場合にはこの操作は不要です。
2 ホーム画面のソングエリアで右上の[▶]をタッチして拡張表示させ、[●](録音)を
タッチして、ソング録音画面を表示させます。
すでにあるソングに追加録音する場合は、手順1で選んだソングの名前が表示されます。 新規に録音する場合は、手順3へ進む前に[新規MIDI]アイコンをタッチしてください。 録音のための空のソングが用意され、「NewSong」と表示されます。
以降、ホーム画面のソングエリアでの操作は、ソングコントロールボタン(56ページ)を 使って行なうこともできます。
3 「チャンネル」の左側にある[R]をタッチします。
4 録音するチャンネルやパートを指定します。
チャンネルを指定するには、チャンネル番号をタッチしてオン/オフします。録音した いチャンネルをオンにします。演奏するパートを指定するには、指定したチャンネルの 下にあるパートのアイコンをタッチしてパート選択画面を表示させ、パートを選びま す。
CVP-609/605取扱説明書
65
Page 66
演奏を録音する
簡単に設定したい場合は、画面左下の鍵盤パート([右手]/[左手]/[その他])を選びます。
7
6
注記
録音したMIDIソングを保存せずに ソングを切り替えたり電源を切った りすると、録音したデータは失われ ます。ご注意ください。
NOTE
別のチャンネルを録音するときに、 録音済みのチャンネルを再生するか しないかを、ミキサー画面(80ペー ジ)で設定できます。
右手:右手の演奏のみを録音したいときに選びます。メインパートとレイヤーパート が、チャンネル1と3にそれぞれ録音されます。
左手:左手の演奏のみを録音したいときに選びます。レフトパートがチャンネル2に録 音されます。レフトパートがオフの場合は、メインパートとレイヤーパートが、チャ ンネル2と4にそれぞれ録音されます。
その他:スタイル演奏のみを録音したいときに選びます。スタイルパートが、チャンネ ル9〜16に録音されます。
5 演奏しましょう。
演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。 [録音スタート]をタッチするか、ソングコントロール[スタート/一時停止]ボタンを押し て、録音をスタートすることもできます。
6 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わりま
す。
7 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみま
しょう。
8 手順2〜7をくり返し、別のチャンネルに録音します。
手順4では一度録音したチャンネル以外のチャンネルを選び、手順5では録音済みの チャンネルを聞きながら演奏しましょう。
9 録音した演奏を保存します。
9-1 ホーム画面のソングエリアで (保存)をタッチします。
保存先選択画面が表示されます。
9-2 27ページの手順2〜5に従って、録音データをファイルとして保存します。
CVP-609/605取扱説明書
66
Page 67
演奏を録音する

MIDIソングをオーディオソングに変換する

NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
354
NOTE
オーディオ変換することができるの は1曲ずつです。
ユーザーメモリーやUSBフラッシュメモリーに保存したMIDIソングを、オーディオソングに 変換してUSBフラッシュメモリーに保存できます。MIDIソングを再生してその音声をオー ディオソングとして録音し直すしくみのため、オーディオ録音の場合(63ページ)と同様に、 初期設定では、WAV形式のファイルとして保存されます。
1 オーディオソングを保存するためのUSBフラッシュメモリーを[USBTO
DEVICE]端子に接続します。
2 ソング選択画面で、オーディオ変換したいMIDIソングがある画面を表示させます。
3 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。
4 オーディオ変換したいMIDIソングにチェックマークを付けます。 5 (オーディオ変換)をタッチし、保存先の選択画面を表示させます。
6 変換後のファイルの保存先を選びます。
(フォルダー作成)をタッチしてフォルダーを追加することもできます。
7 [変換してここに保存]をタッチして変換をスタートします。
ソングの再生が始まり、同時にオーディオへの変換が始まります。再生中に、鍵盤を弾 いたり、マイクや[AUXIN]端子から音声入力すると、その音も一緒に録音されます。 変換が終わると、実行中のメッセージが消え、変換後のオーディオソングがソング選択 画面に表示されます。
CVP-609/605取扱説明書
67
Page 68
マイクを使って
声にハーモニーを付ける

マイクを使って歌声にハーモニーを付ける

NOTE
マイクは、ダイナミックマイクロ フォンをお使いください。
MIN MAX
INPUT
MIC.
MIC. LINE PHONES
VOLUME
LINE IN
MIN MAX
INPUT
MIC.
MIC. LINE PHONES
VOLUME
LINE IN
32
NOTE
楽器本体の電源をオフにする前にも [INPUTVOLUME]を最小にしてく ださい。
[MIC./LINEIN]端子にマイクを接続すると、弾き語りやカラオケをして楽しめます。マイク入力された音声は、楽器本体のス ピーカーから鳴ります。また、歌声にさまざまなハーモニーを付けることもできます。

マイクを接続する

1 楽器の電源を入れる前に、[INPUTVOLUME]を最小にします。
2 [MIC./LINEIN]端子にマイクを接続します。
3 [MIC.LINE]切り替えスイッチをMIC.側に切り替えます。
4 楽器の電源を入れます。
5 (必要に応じてマイクをオンにして、)マイクに向かって声を出しながら、[INPUT
VOLUME]を調整します。
[マイク]ランプを見ながら調節してください。[マイク]ランプは、音声が入力されたとき に点灯します。このランプが緑色に点灯するように調整してください。赤に点灯した場 合は、入力音声が大きすぎます。
6
バランス画面で、マイクと鍵盤演奏音などの音量バランスを調節します(36ページ)。
68
マイクを外す
1
本体底面の端子パネルの[INPUTVOLUME]を最小にします。
2 本体底面の端子パネルの[MIC./LINEIN]端子から、マイクを外します。
CVP-609/605取扱説明書
Page 69
マイクを使って
声にハーモニーを付ける

歌声にハーモニーを付ける(ボーカルハーモニー )

4
3
6-1
ボーカルハーモニー名
モード
(モードが「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」の場合)
NOTE
左に示した画面は、CVP-609で モードを「ボコーダー」または「ボ コーダーモノ」に設定した場合の画 面です。モードを「コーダル」に設 定した場合や、CVP-605では異な ります。
ボーカルハーモニー機能を使うことで、マイクに入力された歌声にハーモニーを付けること ができます。
1 マイクを楽器に接続します(68ページ)。
2 ボーカルハーモニー画面を表示させます:[メニュー ]→[ボーカルハーモニー ]
3 ハーモニーが「オン」になっていることを確認します。
4 ボーカルハーモニー名をタッチして、ボーカルハーモニー選択画面を表示させま
す。
5 ボーカルハーモニータイプを選びます。
ボーカルハーモニーには、下記3つのモードがあり、ボーカルハーモニーを選ぶと自動 的にモードが選ばれます。
モード
コーダル
ボコーダー
ボコーダーモノ
(CVP-609のみ)
自動(ボコーダー /コーダル)
(CVP-605のみ)
コード鍵域で弾いたコード([スタイルオン/オフ]ボタンがオンの場 合)または左手鍵域で弾いたコード([スタイルオン/オフ]ボタンがオ フでレフトパートがオンの場合)、ソング中のコード情報に従って、 ハーモニー音が付きます。
マイク音声が、鍵盤演奏音やソングのノートデータのとおりのピッ チで鳴ります。
ボコーダーと同様ですが、後着優先で同時に1つの音だけが鳴りま す。
コードデータが入っているソングを再生している場合、またはスタ イルやレフトパートがオンの場合はコーダルに、その他の場合はボ コーダーに、自動設定されます。
CVP-609/605取扱説明書
69
Page 70
マイクを使って
声にハーモニーを付ける
6 選んだボーカルハーモニーのモードによって、次のように操作します。
NOTE
マイク設定画面([メニュー ]→[マ イク設定])では、トーク用のマイク 設定を調整することができます。
■モードが「コーダル」の場合:
6-1 [スタイルオン/オフ]ボタンがオンになっていることを確認しま
す。
6-2 スタイルを再生するか、コードデータの入ったソングを再生して、
マイクに向かって歌います。
コード情報に従って、歌声にハーモニーが付きます。
■モードが「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」の場合:
6-1 必要に応じて、キーボードの設定(オフ、Upper、Lower)を変更します。
Upper(アッパー )では右側の鍵盤を、Lower(ロワー )では左側の鍵盤を弾いてボ コーダーをコントロールします。オフを選ぶと、鍵盤演奏によるボコーダーのコン トロールは行ないません。
6-2 鍵盤でメロディーを弾くか、ソングを再生して、マイクに向かって歌います。
鍵盤演奏音やソングのノートデータのピッチで、ボコーダーが機能します。
カラオケをするのに便利な機能
• 歌詞を表示する(58ページ)
• 音の高さを調整する(36、62ページ)
• ボーカルパートを消音する(62ページ)
マイクを使ってトークする
コンサートで、歌と歌の合間にトークを入れたい場合などに、 ワンタッチでトーク用の設定に切り替えることができます。 トーク用の設定にするには、ボーカルハーモニー画面の左側に ある[トーク]をタッチしてオンにします。ボーカルハーモニー用 の設定に戻すには、[ボーカル]をタッチします。
CVP-609/605取扱説明書
70
Page 71
弾きたい曲に合ったパネル設定を呼び ︵ミュージックファインダー︶
弾きたい曲に合ったパネル設定を呼び出す
4
NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (85ページ)をお読みください。
(ミュージックファインダー )
弾きたい曲に合ったパネル設定(ボイスやスタイルなどの設定)がわからない場合、ミュージックファインダー機能を使うと便 利です。ミュージックファインダーに登録されているさまざまな「レコード」から曲名を選ぶことにより、弾きたい曲に合っ たパネル設定を呼び出すことができます。 また、いろいろな場所に保存されたソングやスタイルをミュージックファインダーに登録すれば、曲名やスタイル名を指定す るだけで、簡単に呼び出せます。
レコード(パネル設定)を読み込む
工場出荷時にミュージックファインダーに入っているのはサンプルのレコードです。ミュー ジックファインダー機能を便利に使うために、ヤマハのウェブサイトで提供されている、 ミュージックファインダーのレコードを本体に読み込んでおくことをおすすめします。
1 コンピューターを使って、下記ウェブサイトから、ミュージックファインダーのレコードが
入ったファイル(.mfd)をUSBフラッシュメモリーにダウンロードします。
http://download.yamaha.com/jp/
2 ミュージックファインダーのパネル設定ファイルが入ったUSBフラッシュメモリーを、楽器
本体の[USBTODEVICE]端子に接続します。
3
ミュージックファインダー画面を表示させます:[メニュー ]→[ミュージックファインダー ]
4 (読み込み)アイコンをタッチして、ファイル選択画面を表示させます。
5 USBフラッシュメモリー内の該当するパネル設定ファイルを選ぶと、レコードの置き換え/
追加を選ぶメッセージが表示されます。
6 元のレコードを残したまま選択したファイルのレコードを追加したい場合は[追加]を、すべ
て置き換えたい場合は[置換]を、タッチします。
7 確認を求めるメッセージが表示されたら、[はい]をタッチします。
CVP-609/605取扱説明書
71
Page 72
弾きたい曲に合ったパネル設定を呼び ︵ミュージックファインダー︶

レコード(パネル設定)を選ぶ

並べ替えバー
NOTE
スタイル再生中に別のレコードを選 んだときに、スタイルのテンポが変 わらないようにしたい場合は、[メ ニュー ]→[スタイル設定]→[スタ イル変更時の挙動]で、テンポを ホールドまたはロックにします。 ロックにすると、再生中だけでなく 停止中もスタイルのテンポは切り替 わりません。
1 ミュージックファインダー画面を表示させます:[メニュー ]→[ミュージックファ
インダー ]
2 呼び出したいレコードをタッチします。
選択されたレコードに登録されているパネル設定が呼び出されます。スタイルを含むレ コードを選んだ場合は、該当スタイルが選択されるだけでなく、スタイルオンやシンク ロスタートオンの設定もされ、すぐにスタイル演奏が始められる状態になります。 レコードを探しにくい場合は、下記の並べ替え機能を活用してください。
レコードを表示する順番を並べ替える
並べ替えバーの項目のどれかをタッチすることで、レコードの表示順を変えることができます。 同じ項目をタッチすることで、昇順か降順かが切り替わります。
曲名:曲名順に並べ替えます。
スタイル:スタイル名順に並べ替えます。
拍子:拍子の順で並べ替えます。
♩:テンポの順で並べ替えます。
★:ここをタッチすると、お気に入り登録したものだけが表示されます。もう一度タッチする と、すべて表示されます。お気に入り登録するには、各レコードの[☆]をタッチします。お気 に入りから削除するには、[★]をタッチします。
3 コード鍵域(46ページ)でコードを押さえながら、右手でメロディーを弾いてみま
72
しょう。
CVP-609/605取扱説明書
Page 73
弾きたい曲に合ったパネル設定を呼び ︵ミュージックファインダー︶

レコード(パネル設定)を検索する

2
検索ボックス
ミュージックファインダーの検索機能を使って、曲名やキーワードからレコードを検索でき ます。
1 ミュージックファインダー画面を表示させます:[メニュー ]→[ミュージックファ
インダー ]
2 検索ボックスをタッチして、文字入力画面を表示させます。
3 検索キーワードを入力して(32ページ)、検索をスタートさせます。
複数のキーワードを入力するには、スペース(空白)で区切って入力します。 検索が終わると、検索結果が表示されます。レコードが表示されない場合は、別のキー ワードを入力して試してみましょう。
4 好きなレコードを選びます。
検索ボックス内にある[×]をタッチすると、入力したキーワードが削除され、すべての レコードが表示されます。
5 コード鍵域(46ページ)でコードを押さえながら、右手でメロディーを弾いてみま
しょう。
CVP-609/605取扱説明書
73
Page 74
弾きたい曲に合ったパネル設定を呼び ︵ミュージックファインダー︶

ソングやスタイルをレコードとして登録する

NOTE
• 登録したいデータがUSBフラッ シュメモリーに入っている場合 は、そのデータの入ったUSBフ ラッシュメモリーを[USBTO DEVICE]端子に接続します。
• USBフラッシュメモリーを使う 前に、必ず「USB機器を接続す る」(85ページ)をお読みくださ い。
2
NOTE
登録を中止するときは、[キャンセ ル]をタッチします。
NOTE
USBフラッシュメモリーに入って いるソングまたはスタイルをレコー ドに登録した場合は、あとでレコー ドを選ぶときに同じUSBフラッ シュメモリーを「USBTO DEVICE]端子に接続しておく必要 があります。
本体メモリーやUSBフラッシュメモリーのいろいろな場所に保存されたソングやスタイルも、 ミュージックファインダーのレコードとして登録すれば簡単に呼び出せます。
1 ソングまたはスタイル選択画面で、登録したいファイルを選びます。
2 (追加)をタッチすると、レコード作成画面が表示されます。
必要に応じて、曲名やキーワードなどを変更できます。レコード作成画面について詳し くは、ウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
3 [作成]をタッチすると、手順1で選んだスタイルまたはソングが登録されたレコー
ドが作られます。
4 ミュージックファインダー画面に、登録したレコードが表示されていることを確認
します。
ソングを登録したレコードは、スタイル欄に「(MIDIソング)」または「(オーディオソン グ)」と表示されます。
ミュージックファインダーに登録したソングやスタイルを呼び出す
「レコード(パネル設定)を選ぶ」(72ページ)や「レコード(パネル設定)を検索する」(73ペー
ジ)と同じ方法で、登録したソングやスタイルを呼び出すことができます。
CVP-609/605取扱説明書
74
Page 75
パネル設定を登録する ︵レジストレーションメモリー︶

パネル設定を登録する(レジストレーションメモリー )

注記
ランプが消灯しているボタンに登録 することをおすすめします。ランプ が点灯しているボタンは、すでにパ ネル設定が登録されているボタンで す。ランプが点灯しているボタンに パネル設定を登録すると、そのボタ ンに登録されていたデータは消え、 新しい設定に書き換わります。
NOTE
• 登録したパネル設定は、電源を 切っても保持されます。登録し たパネル設定を一度に消去する 場合は、いちばん右のBの鍵盤 (B6)を押しながら電源をオンに します。
• 登録したパネル設定のうち、呼 び出したくない項目を指定でき ます([メニュー ]→[レジスト フリーズ])。
レジストレーションメモリーは、ボイスやスタイルなどに関するパネル設定をボタンに登録し、演奏中でもワンタッチで呼び 出せる機能です。ボタンに登録したパネル設定は、まとめて1つのバンク(ファイル)として保存します。

パネル設定を登録する

1 ボイスやスタイルなどのパネル設定を、登録したい状態にします。
レジストレーションメモリーで登録できる内容については、別冊「データリスト(パラ メーターチャート)」をご覧ください。
2 レジストレーションメモリー [メモリー ]ボタンを押して、レジストレーションメ
モリー画面を表示させます。
登録する項目を指定する
画面左下にある[]をタッチすると、登録できる項目のリストが表示されます。登録したい項 目にタッチしてチェックマークを付けてから、手順3に進みます。
3 レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンのうち、パネル設定を登録したいボ
タンを押します。
パネル設定が登録されると、ランプが赤に点灯します。
ランプの色について
• ランプ(赤)点灯:パネル設定を登録済みで、現在選ばれています。
• ランプ(緑)点灯:パネル設定を登録済みで、現在選ばれていません。
• ランプ消灯:パネル設定が未登録です。
4 ほかのボタンに別のパネル設定を登録するときは、手順1〜3をくり返します。
保存したパネル設定は、レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンを押すことで呼び 出せます。
CVP-609/605取扱説明書
75
Page 76
パネル設定を登録する ︵レジストレーションメモリー︶

登録したパネル設定をファイルとして保存する

バンク01
バンク02
バンク03
バンク04
2
1
NOTE
レジストレーションメモリーのバン クは、CVP-609/605/601で互 換性があります。ただし、それぞれ の機器の仕様などにより、完全な互 換性が実現できない場合がありま す。
レジストレーションメモリーでは、ボタンに登録した8個のパネル設定をまとめて1つのバン ク(ファイル)として保存します。
1 ホーム画面の右上の角にある[]をタッチしてレジストレーションエリアを表示さ
せ、レジストレーションエリアをタッチして、バンク選択画面を表示させます。
バンク選択画面は、レジストレーションバンク[−]と[+]ボタンを同時に押して表示させ ることもできます。
2 (保存)をタッチして、バンクを保存します。
保存の手順については、27ページをご覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
76
Page 77
パネル設定を登録する ︵レジストレーションメモリー︶

登録したパネル設定を呼び出す

NOTE
• USBフラッシュメモリーのソン グ、スタイル、テキストを登録 してある場合は、登録したデー タが入っているUSBフラッシュ メモリーを[USBTODEVICE] 端子に接続してから呼び出して ください。
• USBフラッシュメモリーを使う 前に、必ず「USB機器を接続す る」(85ページ)をお読みくださ い。
• [メニュー ]→[レジストシーケ ンス]で8つのパネル設定を呼び 出す順番を指定して、ペダルで 呼び出すことができます。詳し くはウェブサイト上のリファレ ンスマニュアルをご覧ください。
ページ切り替え
NOTE
オフになっているパートのボイス名 は、グレー表示されます。
ファイルとして保存したレジストレーションメモリーは、レジストレーションバンク[−]/[+] ボタンで順に呼び出したり、以下の方法で呼び出したりできます。
1 バンク選択画面を表示させます(76ページ手順1)。
2 画面をタッチしてバンクを選びます。
レジストレーションバンク[−]/[+]ボタンで選ぶこともできます。
3 レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンのうち、緑色に点灯しているボタン
の中から1つを選んで押します。
レジストレーションメモリーに登録された内容を確認する
レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンに、どんなボイス/スタイルが登録されているか を確認できます。
1 バンク選択画面を表示させ、目的のバンクを選びます。
2 (情報)をタッチして、レジストレーションバンク情報画面を表示させます。
レジストレーションバンク情報画面には、ボイスの内容を確認する画面と、スタイルの 内容を確認する画面があります。画面を切り替えるには、[]/[]をタッチします。
レジストレーション番号を選んで、 (名前)をタッチすると名前を変更できます。
(削除)をタッチすると削除できます。
レジストレーションメモリーのデータに名前を付ける
たくさんの設定をレジストレーションメモリーに登録すると、すぐに呼び出したいのになかな か見つけられなくて困ることがあるかもしれません。レジストレーションメモリーのバンクと、 レジストレーションの設定それぞれにつき、わかりやすい名前を付けておくと便利です。
CVP-609/605取扱説明書
77
Page 78
音量バランスや音色などを
調
節する ︵ミキサー︶

音量バランスや音色などを調節する(ミキサー)

ミキサーとは、複数の音声信号をまとめて、音声バランスやステレオ定位、エフェクトのかかり具合などを調節する装置です。 クラビノーバにはミキサーの機能が内蔵されているので、鍵盤パート間やソング/スタイルチャンネルごとの音量バランスや音 色調節ができます。

ミキサーの基本操作

1 ミキサー画面を表示させます:[メニュー ]→[ミキサー ]
2
3
2 バランス調節をしたいパートのタブ(画面)を選びます。
パネル
スタイル
ソングCh1-8/ 9-16
マスター
この楽器で演奏できるすべてのパート(ソング、スタイル、マイク 入力音、鍵盤メインパート、鍵盤レイヤーパート、鍵盤レフトパー ト)間のバランスを調節します。
スタイルを構成する各パート間のバランスを調節します。
• リズム1、リズム2:
スタイルの中心となるリズムパートです。通常、ドラムやパー カッションのパターンが入っています。
•ベース:
ベースパートです。
• コード1、コード2:
ピアノやギターなどの音で作られる、コード伴奏のパートです。
•パッド:
ストリングス、オルガンなどの音を使った、長く伸びるコードの 響きを付けるパートです。
• フレーズ1、フレーズ2:
パンチの効いたブラスセクションやコードアルペジオなど、スタ イルを装飾するパートです。
MIDIソングを構成する各パート(チャンネル)間のバランスを調節し ます。MIDIソングが選ばれているときだけ有効です。
この画面では、パート間のバランス調整ではなく全体のサウンド (オーディオソングを除く)の音質を調整します。
CVP-609/605取扱説明書
78
Page 79
音量バランスや音色などを
調
節する ︵ミキサー︶
3 設定したい項目があるタブ(画面)を選びます。
NOTE
値の表示を長押しすると、初期設定 に戻せます。
■手順2で「マスター」以外のパートを選んだ場合
フィルター
EQ
エフェクト
コーラス/ リバーブ
パン/音量
■手順2で「マスター」を選んだ場合
コンプレッサー
(CVP-609のみ)
EQ
音のハーモニックコンテント(レゾナンス効果)や明るさを調節します。
イコライザーの設定値を編集して、音質や音色を補正します。
各パートにかけるエフェクトの種類を選び、エフェクトをかける深さ を設定します。
各パートにかけるコーラスやリバーブの種類を選び、コーラスやリ バーブをかける深さを設定します。
各パートのパン(ステレオ定位)や音量バランスを調節します。
マスターコンプレッサーのオン/オフをしたり、タイプを選んだり、 設定を変更して保存したりできます。
マスター EQタイプを選んだり、設定を変更して保存したりできま す。
4 各項目の値を調節します。
5 ミキサー画面で行なったさまざまな設定を保存します。
■「パネル」画面での設定を保存するには:
レジストレーションメモリーに登録します(75ページ)。
■「スタイル」画面での設定を保存するには:
スタイルファイルとしてユーザーメモリーやUSBフラッシュメモリーに保存します。 あとで呼び出すときは、ここで保存したスタイルを選びます。
1. 操作画面を表示させます:[メニュー ]→[スタイルクリエーター ]
2. (保存)をタッチして、保存の作業をする画面(スタイル選択画面)を表示させ、
スタイルファイルとして保存します(27ページ)。
■「ソングCh1-8/9-16」画面での設定を保存するには:
ソングデータの一部として記憶(セットアップ)させてから、ソングをユーザーメモ リーまたはUSBフラッシュメモリーに保存します。あとで呼び出すときは、ここで 保存したソングを選びます。
1. 操作画面を表示させます:[メニュー ]→[ソングクリエーター ]→[チャンネルエ
ディット]
2. [セットアップ]をタッチします。
3. [実行]をタッチして、セットアップを実行します。
4. (保存)をタッチして、保存の作業をする画面(ソング選択画面)を表示させ、
ソングファイルとして保存します(27ページ)。
■「マスター」画面での設定を保存するには:
マスターコンプレッサータイプ、マスター EQタイプとして、それぞれ最大5つの設 定を、楽器本体内に保存できます。あとで呼び出すときは、各画面右上で該当するタ イプを選択します。
1.「コンプレッサー」画面または「EQ」画面で、 (保存)をタッチします。
2. 保存先をUSER1〜USER5から選び、[保存]をタッチします。
3. 文字入力画面(32ページ)が表示されたら、必要に応じて名前を変更し、[OK]を
タッチするとデータが保存されます。
CVP-609/605取扱説明書
79
Page 80
音量バランスや音色などを
調
節する ︵ミキサー︶

スタイルやソングをチャンネルごとにオン/オフする

チャンネル
ボイス
ミキサー画面(78ページ)では、スタイルやソングをチャンネルごとに再生のオン/オフができ ます。
1 ミキサー画面で[スタイル]、[ソングCh1-8]または[ソングCh9-16]タブを選びま
す。
2 オン/オフしたいチャンネルをタッチします。
1チャンネルだけ再生する場合は、再生したいチャンネルを、緑に変わるまで長押しし ます。解除するには、緑のチャンネルをタッチします。
各チャンネルのボイスを変更する
各チャンネルのボイスを変更できます。各チャンネル表示の下にある楽器のアイコンを タッチすると、ボイス選択画面が表示されるので、ボイスを選びます。
3 必要に応じて、その他の設定をしてスタイルまたはソングファイルとして保存しま
す(79ページ手順5)。
CVP-609/605取扱説明書
80
Page 81
機器と接続して演奏する

他の機器と接続して演奏する

NOTE
端子パネルの位置については、「各 部の名称」(11ページ)でご確認く ださい。
本体右側(高音)
本体左側(低音)
本体前(鍵側)
1
7
8
2345
MIN MAX
INPUT
MIC.
MIC. LINE PHONES
VOLUME
LINE IN
!@
9
)
注意
外部機器と接続するときは、すべて の機器の電源を切ったうえで行なっ てください。また、電源を入れたり 切ったりする前に、必ず機器のボ リュームを最小(0)にしてください。 感電、聴力障害または機器の損傷の 原因になります。

端子パネル

CVP-609
1
本体前(鍵側)
67
CVP-605
2345
本体右側(高音)
8
本体左側(低音)
CVP-609/605
1 [AUXPEDAL]端子 .................84ページ
2 MIDI端子 ....................................87ページ
3 [USBTOHOST]端子.............87ページ
4 [USBTODEVICE]端子.........85ページ
5 [VIDEOOUT]端子...................83ページ
6 [RGBOUT]端子(CVP-609のみ)
.....................................................83ページ
7 [AUXIN]端子............................82ページ
8 [AUXOUT[L/L+R]/[R]端子
......................................................82ページ
9 [INPUTVOLUME]つまみ ......68ページ
) [MIC./LINEIN]端子 ................68ページ
! [MIC.LINE]切り替えスイッチ
......................................................68ページ
@ [PHONES]端子 ........................17ページ
CVP-609/605取扱説明書
81
Page 82
機器と接続して演奏する
外部オーディオ機器と接続する([AUXIN]端子、AUX
NOTE
オーディオ接続ケーブルおよび変換 プラグは、抵抗のないものをお使い ください。
楽器本体
オーディオ接続ケーブル
音の信号
ステレオミニプラグ ステレオミニプラグ
ヘッドフォン端子
携帯音楽プレーヤー
注記
外部機器の損傷を防ぐため、外部機 器の音を楽器本体から出力するとき は、最初に外部機器、次に楽器本体 の順に電源を入れてください。電源 を切るときは、最初に楽器本体、次 に外部機器の順に、行なってくださ い。
NOTE
[AUXIN]端子からの入力音は、楽 器の[音量]ダイアルで音量調節でき ます。
NOTE
モノ出力の場合(スピーカーを1台 だけ使う場合)には、[L/L+R]端子 をご使用ください。
注記
• 外部機器の損傷を防ぐため、楽器
本体の音を外部機器に出力すると きは、最初に楽器本体、次に外部 機器の順に電源を入れてくださ い。電源を切るときは、最初に外 部機器、次に楽器本体の順に行 なってください。オートパワーオ フ機能(15ページ)により、自動 的に電源が切れることがありま す。外部機器を接続した状態で、 一定時間本体を操作しない場合 は、この手順に従って手動で電源 を切るか、オートパワーオフを解 除してください。
• [AUXOUT]端子から出力した
音を、[AUXIN]に戻さないでく ださい([AUXOUT]から外部 オーディオ機器に接続した場合、 その機器からふたたび楽器本体の [AUXIN]に接続しないでくださ い)。楽器本体の[AUXIN]から 入力された音はそのまま[AUX OUT]から出力されますので、 オーディオ系の発振が起こり、正 常な再生がなされないばかりでな く、両機器の故障の原因になりま す。
楽器本体 アンプ内蔵スピーカー
オーディオ接続ケーブル
音の信号
標準フォーンプラグ
標準フォーンプラグ
入力端子
OUT[L/L+R]/[R]端子)
楽器本体のスピーカーから携帯音楽プレーヤーの音を出す
楽器の[AUXIN]端子と、携帯音楽プレーヤーなどのオーディオ機器のヘッドフォン端子を接 続すると、楽器本体のスピーカーから携帯音楽プレーヤーの音を鳴らせます。
入力音のノイズをカットする(ノイズゲート)
[AUXIN]端子からの入力音の余分なノイズをカットする機能をノイズゲートといいます。工場 出荷時では、この機能がオンになっていますが、本来ノイズではないピアノの減衰音のような 小さな音をノイズとみなしてカットしてしまうことがあるので、その場合は、ノイズゲートを オフにしてください([メニュー ]→[ユーティリティー ]→[スピーカー /外部との接続]→ [AUXInノイズゲート])。
楽器の音を外部スピーカーから鳴らす
AUXOUT端子を使って楽器をアンプ内蔵スピーカーと接続すると、より大きな音で迫力ある 演奏を楽しめます。[MIC./LINEIN]端子からの入力音も一緒に出力されます。
CVP-609/605取扱説明書
82
Page 83
機器と接続して演奏する
楽器本体の画面をテレビなどの外部モニターに映し出す
注意
目の疲れや視力の低下を引き起こす 原因となりますので、長時間テレビ やビデオモニターを見続けないよう にしてください。定期的に休憩を 取ったり、焦点を遠くの物に合わせ るなどして、目を休めてください。
RCAピン端子
VIDEOIN
MiniD-Sub15ピン
ビデオケーブル
(CVP-609のみ)
楽器本体
NOTE
• NTSCを選ぶと、表示内容に よっては、画面の左右や下部が 表示されないことがあります。
• 解像度の設定ができないモニ ターをお使いの場合、モニター タイプが正しく選択されていて も出力できないことがあります。
• 画面切り替え時の表示効果は、 外部モニターには表示されませ ん。
([VIDEOOUT]端子、[RGBOUT]端子)
楽器の[VIDEOOUT]端子を使ってテレビなどの外部モニターと接続することで、楽器本体の 歌詞やテキストをテレビに映し出せます。CVP-609では[RGBOUT]端子で接続することも できます。
信号方式と表示内容を設定する
1 設定画面を表示させます:[メニュー ]→[ユーティリティー ]→[スピーカー /外
部との接続]
2 信号方式と表示方式を設定します。
モニタータイプ
表示内容
テレビの信号方式を選びます。テレビの対応している規格に応じて、 NTSCかPALかを選びます。初期値は、日本での標準であるNTSC 方式に設定されています。(CVP-609の場合)外部モニターと接続し ている場合は、RGBを選びます。
画面に表示する内容を選びます。
歌詞/テキスト:楽器本体の画面表示にかかわらず、テレビ/外部モ ニターには歌詞またはテキスト(最後に表示したどちらか)が表示さ れます。
LCD:楽器本体に表示されている画面がそのままテレビ/外部モニ
ターに表示されます。
CVP-609/605取扱説明書
83
Page 84
機器と接続して演奏する
フットスイッチやフットコントローラーを接続する
注記
フットスイッチやフットコントロー ラーの抜き差しは、電源を切った状 態で行なってください。
フットペダル
フットスイッチ FC4(別売)
フットスイッチ FC5(別売)
フットコントローラー FC7(別売)
([AUXPEDAL]端子)
[AUXPEDAL]端子に別売のフットスイッチ(FC4またはFC5)やフットコントローラー (FC7)を接続すると、足を使ってさまざまな機能をコントロールできます。機能のオン/オフ を切り替えるときにはフットスイッチを、ボリュームなどの連続した値をコントロールする ときにはフットコントローラーをお使いください。
<例1>フットコントローラーで鍵盤演奏音のボリュームをコントロールする
フットコントローラー FC7を[AUXPEDAL]端子に接続します。工場出荷状態では、特別な 設定は必要ありません。
<例2>フットスイッチでソング再生をコントロールする
フットスイッチFC4またはFC5を[AUXPEDAL]端子に接続します。 [メニュー ]→[アサイナブル]→[ペダル]で、AUXペダルにソング再生スタート/ストップの 機能を割り当てます。
マイクやギターをつないで使う([MIC./LINEIN]端子)
[MIC./LINEIN]端子(標準フォーン端子)にマイクやギターなどを接続すると、楽器本体のス ピーカーから音を出すことができます。接続の方法は、68ページをご覧ください。 接続する機器により、[MIC.LINE]切り替えスイッチを切り替える必要があります。出力レベ ルが低い機器(マイク、ギター、ベースなど)を接続する場合は、[MIC.]側に設定してくださ い。出力レベルが高い機器(シンセサイザー、キーボード、CDプレーヤーなど)を接続する場 合は、[LINE]側に設定してください。
CVP-609/605取扱説明書
84
Page 85
機器と接続して演奏する
USB機器を接続する([USBTODEVICE]端子)
NOTE
NOTE
NOTE
[USBTODEVICE]端子には、USBフラッシュメモリーや付属のUSB無線LANアダプターを接続します。楽器本体で設定し た内容や制作したデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり(27ページ)、USB無線LANアダプターを使ってiPadなどと 無線通信(86ページ)したりできます。
[USBTODEVICE]端子ご使用上の注意
[USBTODEVICE]端子にUSB機器を接続する場合は、以 下のことをお守りください。
USB機器の取り扱いについては、お使いのUSB機器の取扱説明書もご 参照ください。
■使用できるUSB機器
• USBフラッシュメモリー
• 付属のUSB無線LANアダプター
動作確認済みUSB機器については、ご購入の前にインター ネット上の下記URLでご確認ください。 http://jp.yamaha.com/products/musical­instruments/keyboards/support/
上記以外のUSB機器(マウス、コンピューターのキーボードなど)は、 接続しても使えません。
■USB機器の接続
[USBTODEVICE]端子の形状に合うプラグを上下の向きに 注意して差し込んでください。
USBフラッシュメモリーの取り扱いについて
本機にUSBフラッシュメモリーを接続すると、楽器本体で 制作したデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり、 USBフラッシュメモリーのデータを楽器本体で再生したり できます。
■接続できるUSBフラッシュメモリーの数
同時に使用できるUSBフラッシュメモリーは、2台までで す。
■USBフラッシュメモリーのフォーマット
USBフラッシュメモリーは本機でフォーマット(86ページ) することをおすすめします。他の機器でフォーマットした USBフラッシュメモリーは、本機では正しく動作しない場 合があります。
注記
フォーマットを実行すると、そのUSBフラッシュメモリーの中身は消 去されます。必要なデータが入っていないのを確認してからフォー マットしてください。特に複数のUSBフラッシュメモリーを接続して いるときは、ご注意ください。
■誤消去防止
USBフラッシュメモリーには、誤ってデータを消してしま わないようライトプロテクト機能のついたものがあります。 大切なデータが入っている場合は、ライトプロテクトで書き 込みができないようにしましょう。逆にデータを保存する場 合などは、ご使用の前にお使いのUSBフラッシュメモリー のライトプロテクトが解除されていることをご確認くださ い。
注記
• トップパネルの[USBTODEVICE]端子にUSB機器を接続している 場合は、キーカバーを閉める前に外してください。USB機器を接続 したままキーカバーを閉じると、USB機器がキーカバーに当たって 破損するおそれがあります。
• USB機器の抜き差しは、再生や録音中、ファイル操作中(保存/コ ピー /削除/フォーマットなど)、およびUSB機器へのアクセス中に は行なわないでください。楽器本体の機能が停止したり、USB機器 やデータが壊れたりするおそれがあります。 
• USB機器の抜き差しは、数秒間隔を開けて行なってください。
USBケーブルで接続する場合、3メートル未満のケーブルをご使用く ださい。
■USBフラッシュメモリー接続時に電源を切るには
電源を切る場合は、再生/録音やファイル操作(保存/コピー / 削除/フォーマットなど)によるUSBフラッシュメモリーへ のアクセス中でないことを確認してください。USBフラッ シュメモリーやデータが壊れたりするおそれがあります。
CVP-609/605取扱説明書
85
Page 86
機器と接続して演奏する
USBフラッシュメモリーのフォーマット(初期化)
注記
フォーマットを実行すると、その USBフラッシュメモリーの中身は 消去されます。必要なデータが入っ ていないのを確認してからフォー マットしてください。
NOTE
• [USBTODEVICE]端子を使う 前に、「[USBTODEVICE]端子 ご使用上の注意」(85ページ)を お読みください。
• iPhone/iPadのアプリケーショ ンと一緒に使用する場合は、通 信によるノイズを避けるため iPhone/iPadの機内モードをオ ンにしてからWi-Fiをオンにして お使いいただくことをおすすめ します。
注記
iPhone/iPadを不安定な場所に置 かないでください。iPhone/iPad が落下して破損するおそれがありま す。
[USBTODEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続したときに、「USBメモリーが フォーマットされていません」と表示されることがあります。その場合は、フォーマットを 実行してください。
1 フォーマットするUSBフラッシュメモリーを楽器の[USBTODEVICE]端子に接
続します。
2 設定画面を表示させます:[メニュー ]→[ユーティリティー ]→[USBメモリー ]
3 フォーマットするUSBフラッシュメモリーを選びます。
接続した順にUSB1、USB2などと表示されます。
4 [フォーマット]をタッチして、フォーマットを実行します。
iPhone/iPadと接続する([USBTODEVICE]端子、 MIDI端子)
付属のUSB無線LANアダプターを[USBTODEVICE]端子に接続すると、iPhoneやiPadな どのスマートデバイスと無線通信ができます。また、別売りのi-MX1を使って楽器のMIDI端 子とスマートデバイスを有線接続することもできます。CVP-609/605に対応のアプリケー ションを使うことにより、楽器をもっと便利に楽しむことができます。
接続のしかたについて詳しくは、ウェブサイト上の「iPhone/iPad接続マニュアル」をご覧 ください。 対応のスマートデバイスやアプリケーションについて詳しくは、ウェブサイト上の下記ペー ジでご確認ください。 http://jp.yamaha.com/kbdapps/
CVP-609/605取扱説明書
86
Page 87
機器と接続して演奏する
コンピューターと接続する([USBTOHOST]端子)
注記
USBケーブルは、ABタイプのもの をご使用ください。また、3メート ル未満のケーブルをご使用くださ い。USB3.0ケーブルは、ご使用 できません。
NOTE
• 楽器本体は、USB接続後しばら くしてから通信を開始します。
• 楽器とコンピューターをUSB ケーブルで接続する場合は、ハ ブを経由せず直接接続してくだ さい。
• 使用するコンピューターやシー ケンスソフトウェアでの必要な MIDI設定については、それぞれ の取扱説明書をお読みください。
楽器本体 コンピューター
USBケーブル
NOTE
ヤマハマニュアルライブラリー (3 ページ)で、MIDIについての基礎知 識を説明した「MIDI入門」をご覧 になれます。
外部MIDI機器楽器本体
MIDIOUT MIDIIN
MIDI受信
MIDIケーブル
MIDI送信
MIDIOUT MIDIIN
USBケーブルを使って楽器の[USBTOHOST]端子とコンピューターを接続すると、コン ピューターとMIDIデータをやり取りしたり、コンピューター用の音楽ソフトを楽しんだりで きます。 コンピューターとの接続方法など、詳しくはウェブサイト上の「コンピューターとつなぐ」 をご覧ください。

外部MIDI機器と接続する(MIDI端子)

MIDI端子を使用して、外部MIDI機器(キーボード、シンセサイザー、シーケンサーなど)と接 続できます。MIDIケーブルをご使用ください。
MIDIIN:MIDIデータを受信する端子です。 MIDIOUT:MIDIデータを送信する端子です。
MIDITHRU:MIDIINで受信したデータをそのまま出力する端子です。複数の機器にMIDI
データを供給する場合などに使います。
MIDIに関する楽器本体の設定(送信/受信チャンネルや、送受信するデータの内容など)は、[メ ニュー ]→[MIDI]で行ないます。詳しくは、ウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご 覧ください。
CVP-609/605取扱説明書
87
Page 88
付録

メニュー画面機能一覧

付録
ここでは、メニュー画面上の各アイコンをタッチするとどんな機能が使えるか(どんな設定ができるか)を簡単に紹介します。 一部の機能のみ、本書(下記ページ)で説明しています。各機能について詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルを ご覧ください。
メニュー 説明 ページ
MIDIソングやスタイル、メトロノームのテンポを調節します。
テンポ
トランスポーズ
スプリットポイント/フィンガリングタイプ
コードチューター
テンポ[−]/[+]ボタンや[タップ]ボタンと同様の操作が画面でで きます。
楽器全体の音、鍵盤演奏音、またはMIDIソングの再生音の音の高 さを半音単位で調整します。
スプリットポイントを設定したり、コードの認識方法(フィンガ リングタイプ)を変えたりします。
コードを指定すると、コードの押さえ方の一例が表示されます。
34
36
42、52
バランス
フィルター
EQ
エフェクト
ミキサー
コーラス/リバーブ
パン/音量
(マスター )コンプレッ サー
(マスター )EQ
譜面
歌詞
テキスト表示
キーボードハーモニー
マイク設定
ボーカルハーモニー
ミュージックファインダー
レジストレーションシーケンス
レジストレーションフリーズ
アサイナブル
ペダル
アサイナブル
ボイスエディット
スタイルクリエーター
鍵盤演奏音(メイン、レイヤー、レフト)、スタイルやソングの再 生音、マイク出力音の音量バランスを調節します。
音のハーモニックコンテント(レゾナンス効果)や明るさを調節し ます。
イコライザーの設定値を編集して、音質や音色を補正します。
各パートにかけるエフェクトの種類を選び、エフェクトをかける 深さを設定します。
各パートにかけるコーラスやリバーブの種類を選び、コーラスや リバーブをかける深さを設定します。
各パートのパン(ステレオ定位)や音量バランスを調節します。
マスターコンプレッサーをオン/オフしたり、編集したりします。
マスター EQを編集します。
選ばれているMIDIソングの譜面を表示します。
選ばれているMIDIソングの歌詞を表示します。
コンピューターで作成したテキストファイルを表示します。
右手鍵域での演奏にハーモニー効果を付けます。ハーモニーのタ イプなどの設定ができます。
マイクに関する設定をします。
歌声にさまざまなハーモニーを付けます。ハーモニーの設定を変 更して、オリジナルのボーカルハーモニーとして保存できます。
弾きたい曲に合ったパネル設定(レコード)を呼び出します。また、 レコードの作成/編集ができます。
レジストレーションメモリーをペダルを使って呼び出す順番を指 定します。
レジストレーションメモリーに保存したパネル設定のうち、呼び 出したくない項目を指定します。
ペダルに割り当てる機能を指定します。
アサイナブル[1]〜[4]ボタンに割り当てる機能を指定します。
内蔵のボイスを編集してオリジナルのボイスを作ります。 オルガンフルートボイスを選んだときと、それ以外のボイスを選 んだときでは、設定画面が異なります。
内蔵のスタイルを編集したり、チャンネルごとに自分で録音した りして、オリジナルのスタイルを制作します。
36
78
57
58
59
69
71
26
44
CVP-609/605取扱説明書
88
Page 89
付録
メニュー 説明 ページ
ソングクリエーター
録音済みのソングを編集して別のソングを作ることができます。
ボイス設定
スタイル設定
ソング設定
チューニング
鍵盤設定
メトロノーム設定
MIDI設定
ユーティリティー
無線LAN設定
チューン
ピアノ
ボイスセット
設定
設定
スタイル変更時の挙動
ガイド
各パートのCh
歌詞
再生
録音
マスターチューン
スケールチューン
メトロノーム
タップテンポ
システム
送信
受信
オンベースノート
コード検出
スピーカー / 外部との接続
画面
パラメーターロック
USBメモリー
システム
ファクトリーリセット/ バックアップ
鍵盤パート(メイン/レイヤー /レフト)ごとにピッチの設定をしま す。
ピアノボイスに関する設定をします。
ボイスに含まれる設定(エフェクトなど)のうち、ボイスを選んだ ときに呼び出したくない項目を指定します。
ボイスボタンを押してボイス選択画面を開いたときのボイスの切 り替わり方を設定したり、SA2ボイスを選んだときにアーティ キュレーション効果を付けるかどうか(CVP-609のみ)を設定し ます。
ストップアカンパニメントやOTSリンクタイミングなど、スタイ ル再生に関する設定をします。
スタイルを変更したときの、スタイルの状態(セクションやテン ポなど)を設定します。
ガイド機能の種類を選んだり、鍵盤ガイドランプの設定をしま す。
MIDIソングを再生するときに、右手パートと左手パートでどの チャンネルを鳴らすかを設定します。
歌詞画面で使用する言語を選びます。
くり返し再生やパフォーマンスアシスタント機能など、ソングの 再生に関する設定をします。
MIDIソングの再録音に関する設定や、オーディオ録音のファイル フォーマットの設定をします。
鍵盤全体の音の高さ(ピッチ)を約0.2Hz単位で調整します。
音律(調律法)を変えたり、ノート(鍵盤)ごとにピッチを調整した りします。
鍵盤のタッチ感度を変えたり、レフトホールドをオン/オフしま す。
メトロノームの音量や音色、拍子を設定します。
[タップ]ボタンを押したときに鳴る音の音量や音色を設定します。
MIDIシステムメッセージに関する設定をします。
MIDI送信に関する設定をします。
MIDI受信に関する設定をします。
MIDI受信ノートデータによる、スタイル再生用ベース音の指定を します。
MIDI受信ノートデータによる、スタイル再生用コードタイプの指 定をします。
本体スピーカーや外部接続に関する設定をします。
タッチパネルの補正など画面に関する設定をします。
レジストレーションメモリーでパネル設定を切り替えたときに、 特定の設定だけ変わらないようにします。
接続したUSBフラッシュメモリーの空き容量を確認したり、 フォーマットしたりします。
楽器のバージョンを確認したり、表示言語など、楽器の基本設定 をしたりします。
楽器の初期化やデータのバックアップを行ないます。
楽器とiPadなどのスマートデバイスを無線LANで接続するため の設定をします。このアイコンは付属の無線LANアダプターを接 続した場合のみ表示されます。
35
82
86
16
37
CVP-609/605取扱説明書
89
Page 90
付録

CVP-609の組み立て方

注意
注意
裏側にぺダルコードが 束ねてあります。ペダ ルには、工場出 荷時に ビニール袋をかぶせて あります。GP レスポ ンスダンパーペダルの 効果を最大にするた め、ビニール袋を外し てください。
長いネジ(5×30mm):4 本
短いネジ(5×18mm):10 本
ワッシャー :4 個
細いネジ(4X 20mm):3 本
カバー用ネジ
(4×10mm):2 本
細いネジ
(4×10mm):2 本
電源コード
保護パッド :2 個
組み立て中にキ ーカバーが開かないように、キーカバーを上から 押さえてシートをしっかり挟み込んでください。
A 底面にあるスピーカーボックスの破損を防ぐため、Aはスチロール パッドの上に置いてください。また、スチロールパッドはスピーカーボッ クスを避けて配置してください。
ヘッドフォンハンガー
保護パッド
注記
スピーカーネットには手かけ ないでください。スピーカーが 破損するおそれがります。
大きくて柔らかい布
保護パッド
スチロール
パッド
1
2
• 硬くて平らな場所で組み立ててください。
• 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順ど おりに組み立ててください。
• 組み立ては、必ず2人以上で行なってください。
• ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。サイ ズの違うネジを使用すると、製品の破損や故障の原因になることが あります。
• ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないようきつく締め直してくだ さい。
• 解体するときは、組み立てと逆の手順で行なってください。
ネジのサイズに合ったプラス(+)のドライバーを用意してください。
すべての部品を取り出し、部品がそろっていることを確か めてください。
1 Aを壁に立てかけます。
1 毛布などの柔らかい布を広げ、床や壁を保護します。
2 キーカバーを閉めたまま、鍵盤側が下になるように壁に
立てかけます。
• 指をはさんだりしないようご注意ください。
注記
• 譜面立ての上側は固定されていません。譜面立てが倒れないように 支えながら作業してください。
• 本体を逆さにしたり、背面側を下にして置かないでください。
CVP-609/605取扱説明書
90
2 BとCをAに固定します。
1 Bの突起をAの穴に差し込みます。
2 BをA底面に長いネジ(5×30mm)2本で固定します。
AとBの間にすき間ができないよう、BをAの外側から内側に 押さえつけながら固定します。
Page 91
付録
3 BをAのスピーカーボックスに短いネジ(5×18mm)
注意
ワッシャー
3
4
2本で固定します。
5 Aを起こします。
ネジの位置が合わない場合は、ほかのネジをゆるめて、Bの 位置を調整してください。
4 Cも同様に固定します。
3 EをDに固定します。
EをDに短いネジ(5×18mm)2本で固定します。
4 DをAに固定します。
1 DをA底面側に短いネジ(5×18mm)2本で固定しま
す。
1
2
• 指をはさんだりしないようご注意ください。
• 本体を起こすときは、キーカバーを持たないでください。
6 Fを固定します。
1 Dのカバーを外します。
2 ペダルコードをほどきます。
3 ペダルコードをDの下から本体の後ろ側へ出します。
2 DをAのスピーカーボックスに短いネジ(5×18mm)
2本で固定します。
ネジの位置が合わない場合は、ほかのネジをゆるめて、Dの 位置を調整してください。
4 FをDの金具の上にのせます。
5 FをDに細いネジ(4×20mm)3本で固定します。
CVP-609/605取扱説明書
91
Page 92
付録
7 ぺダルコードを接続します。
3Dの溝にペダルコードを入れ、
カバーを正しくはめます。
2ペ ダ ル コ ード を
DとEの間から 出します 。
1ぺダルコードのプラグをぺダル
端子に差し込みます。
プラグの矢印(↑)のある面が前 (鍵盤側)になる向きで差し込みま す。プラグがうまく入らない場合 は、無理に差し込まないで、プラグ の向きをもう1度確認してから差 し込みます。 プラグの金具部分が見えなくなる までしっかり差し込んでください。 しっかり差し込まれていない場 合、ペダルが機能しない原因にな ります 。
注意
注意
ここを持ってください。
ここを持たないでください。
10 ヘッドフォンハンガーを固定します。
細いネジ(4×10mm)2本で、図のように取り付けま す。
組み立て後、必ず以下の点をチェックしてください。
■ 部品が余っていませんか?
→組み立て手順を再確認してください。
■ 部屋のドアなどがクラビノーバにあたりませんか?
→クラビノーバを移動してください。
■ クラビノーバがぐらぐらしませんか?
→ネジを確実に締めてください。
■ ペダルを踏むと、ペダルボックスがガタガタしませ んか?
→アジャスターを回して床にぴったりつけてください。
■ ペダルコード、電源コードのプラグが、確実に本体 に差し込まれていますか?
4 Gをカバー用ネジ(4x10mm)2本で固定します。
8 電源コードのプラグを差し込みます。
9 アジャスターを回して、床にぴったりつけます。
本体を移動するときは、必ず本体の底面を持ってください。天板や キーカバーは持たないでください。本体が破損したり、お客様がけが をしたりする原因になります。
引っ越しの際の運搬方法
通常の荷物と一緒に運べます。組み立てた状態でも、組み立 て前の部品に解体した状態でも問題ありませんが、本体は立 てかけたりせず、必ず水平に置いてお運びください。また、 大きな振動、衝撃を与えないでください。組み立てた状態で お運びいただいた場合は、設置の際、各部のネジのゆるみを 確認し、ゆるんでいる場合は締め直してください。
使用中に本体がきしむ、横ゆれする、ぐらぐらするなどの症状が出た ら、組み立て図に従って各部のネジを締め直してください。
CVP-609/605取扱説明書
92
Page 93
付録

CVP-605の組み立て方

注意
注意
D
C
E
1
2
B
E
D
1 3
2
• 硬くて平らな場所で組み立ててください。
• 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順ど おりに組み立ててください。
• 組み立ては、必ず2人以上で行なってください。
• ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。サイ ズの違うネジを使用すると、製品の破損や故障の原因になることが あります。
• ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないようきつく締め直してくだ さい。
• 解体するときは、組み立てと逆の手順で行なってください。
ネジのサイズに合ったプラス(+)のドライバーを用意してください。
すべての部品を取り出し、部品がそろっていることを確か めてください。
A
A底面にあるスピーカーボックスの破損を防ぐため、Aはスチロー ルパッドの上に置いてください。また、スチロールパッドはスピーカ ーボックスを避けて配置してください。
1 DとEをCに固定します。
1 ペダルコードをほどきます。
外したビニールひもは、手順5で使用します。
2 長いネジ(6×20mm)4本できつく締め固定します。
2 Bを固定します。
1 Bのネジ穴とD、Eのネジ穴の位置を合わせ、上側を細い
ネジ(4×12mm)2本で仮留めします。
2 下側を先のとがったネジ(4x20mm)4本で締め固定
します。
3
仮留めした上側のネジ(手順2-1)をきつく締め直します。
B
C
裏側にぺダルコードが束ねてあります。
3 Aを載せます。
D
長いネジ(6×20mm):4 本
短いネジ(6×16mm):6 本
細いネジ(4X12mm):2 本
先のとがったネジ(4×20mm):4 本
コードホルダー :2 個
E
電源コード
ヘッドフォンハン ガ ー
細いネジ
(4×10mm):2 本
必ず本体底面の端から15cm以上内側を持って載せて ください。
A
ネジ穴の位置を
合わせる
15cm 以上内側
• 指をはさんだり、本体を落としたりしないよう十分ご注意ください。
• 指定した位置以外を持たないでください。
CVP-609/605取扱説明書
93
Page 94
付録
4 Aを固定します。
A
A
1
2
1
2
3
4
注意
注意
1 前面から見て、Aの張り出し部分が左右均等になるよう
に調整します。
2 前面から、短いネジ(6×16mm)6本で固定します。
5 ペダルコードと電源コードを接続します。
1 ペダルコードのプラグをペダル端子に差し込みます。
プラグの金具部分が見えなくなる までしっかり差し込んでくださ い。しっかり差し込まれていない 場合、ペダルが機能しない原因に なります。
2
コードホルダーを貼り付け、ペダルコードを固定します。
3 ペダルコードを、ビニールひもで束ねます。
4 電源コードのプラグを差し込みます。
7 ヘッドフォンハンガーを固定します。
細いネジ(4×10mm)2本で、図のように取り付けま す。
組み立て後、必ず以下の点をチェックしてください。
■ 部品が余っていませんか?
→組み立て手順を再確認してください。
■ 部屋のドアなどがクラビノーバにあたりませんか?
→クラビノーバを移動してください。
■ クラビノーバがぐらぐらしませんか?
→ネジを確実に締めてください。
■ ペダルを踏むと、ペダルボックスがガタガタしませ んか?
→アジャスターを回して床にぴったりつけてください。
■ ペダルコード、電源コードのプラグが、確実に本体 に差し込まれていますか?
本体を移動するときは、必ず本体の底面を持ってください。天板 やキーカバーは持たないでください。本体が破損したり、お客様 がけがをしたりする原因になります。
ここを持たないでください。
6 アジャスターを回して、床にぴったりつけます。
CVP-609/605取扱説明書
94
ここを持ってください。
引っ越しの際の運搬方法
通常の荷物と一緒に運べます。組み立てた状態でも、組み立 て前の部品に解体した状態でも問題ありませんが、本体は立 てかけたりせず、必ず水平に置いてお運びください。また、 大きな振動、衝撃を与えないでください。組み立てた状態で お運びいただいた場合は、設置の際、各部のネジのゆるみを 確認し、ゆるんでいる場合は締め直してください。
使用中に本体がきしむ、横ゆれする、ぐらぐらするなどの症状が出た ら、組み立て図に従って各部のネジを締め直してください。
Page 95
付録

困ったときは

全般
電源スイッチをオンまたはオフに したとき、「カチッ」と音がする。
電源が勝手に切れる。 故障ではありません。オートパワーオフ機能が働いたためです。必要に応じてオートパワーオ
クラビノーバから雑音が出る。 クラビノーバの近くで携帯電話を使ったり、呼び出し音が鳴ったりすると、雑音が出る場合が
iPhone/iPadのアプリケーション と楽器を一緒に使っているとき、 本体スピーカーやヘッドフォンか ら雑音(ノイズ)が出る。
鍵盤を弾くと、機構音がカタカタ 鳴る。
鍵盤で弾く音にわずかな音質の違 いがある。
ループして(くり返して)鳴る音が ある。
ボイスによっては、高音になるほ ど雑音やビブラートが付いてしま う。
全体的に音が小さい。まったく音 が出ない。
音がひずんだり、雑音が混じって いる。
押さえた鍵盤の数だけ音が出ない。 最大同時発音数(98ページ)を超えています。最大同時発音数を超えた場合は、前の音を消して
鍵盤で弾く音が、ソングやスタイ ルの再生音に比べて小さい。
ファイル/フォルダー名が文字化け する。
ファイルが楽器本体に表示されない。• ファイルの拡張子(.MIDなど)が変更/削除されています。コンピューターで、ファイルの拡張
電気が流れたためです。異常ではありません。
フの設定を変更してください(16ページ)。
あります。クラビノーバの近くでは携帯電話の電源を切ってください。
iPhone/iPadのアプリケーションと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるため、 iPhone/iPadの機内モードをオンにしてお使いいただくことをおすすめします。
クラビノーバの鍵盤機構が、ピアノの鍵盤機構をシミュレートして設計されているためです。 ピアノの場合でも機構音は実際に出ています。異常ではありません。
楽器のサンプリングシステムによります。異常ではありません。
全体音量が下がっています。[音量]ダイアルで音量を上げてください。
鍵盤パートが全パートオフになっています。 オンにします(40ページ)。
各パートの音量が下がっています。音量バランス画面で各パートの音量を上げてください (36ページ)。
鳴らしたいチャンネルがオフになっています。オフになっているチャンネルをオンにしてく ださい(80ページ)。
ヘッドフォンが接続されています。ヘッドフォンのプラグを抜いてください。
スピーカーがオフになっています。[メニュー ]→[ユーティリティー ]→[スピーカー /外部と
の接続]でスピーカーをオンにしてください。
音量が上がり過ぎています。音量を下げてください。
エフェクトやフィルターの設定に起因して音がひずんだり雑音が混じったりすることがあり
ます。ミキサー画面でエフェクトやフィルターの設定を確認してください。詳しくはウェブ サイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
あとの音を優先的に鳴らすしくみになっています。
鍵盤パートの音量が下がっています。バランス画面で鍵盤パート(メイン/レイヤー /レフト)の 音量を上げたり、ソングやスタイルの音量を下げたりして調節してください(36ページ)。
言語設定を切り替えたためです。ファイル/フォルダー名に適した言語に切り替えてください (16ページ)。
子を付け直してください。
ファイル名が半角で50文字(拡張子を含む)を超えるデータは、この楽器で扱えません。ファ イル名を半角50文字以下にしてください。
ホーム画面で、[メイン]/[レイヤー ]/[レフト]を
CVP-609/605取扱説明書
95
Page 96
付録
ボイス
ボイスを選んでから鍵盤を弾い ても、ボイスが変わらない。
変に音が重なって聞こえる。鍵盤 を押すたびに、わずかに音が異 なって聞こえる。
高音域や低音域で演奏すると、 ピッチがオクターブ単位でジャ ンプしてしまうボイスがある。
ボイスを選んだパートと弾いている鍵盤パートが違っています。選んだパートがオンになっている か、ホーム画面で確認してください。鍵盤パートについて詳しくは、40ページをご覧ください。
メインとレイヤーパートがオンで、両パートに同じボイスが選ばれています。レイヤーパートを オフにするか、ボイスを変更してください。
ピッチの限界に達するとピッチがシフトするボイスもあります。異常ではありません。
スタイル
スタイル[スタート/ストップ]ボ タンを押してもスタイルが始ま らない。
スタイルがリズムしか再生され ない(自動で伴奏が鳴らない)。
USBフラッシュメモリー内のス タイルを選択できない。
リズムパートが入っていないスタイルです。[スタイルオン/オフ]ボタンをオンにしてコード鍵域 を弾くと、スタイル(自動伴奏)が再生します。
スタイルがオンになっていません。[スタイルオン/オフ]ボタンを押して、スタイルをオンにし てください。
スプリットポイントより右側の鍵盤を弾いています。スプリットポイントの左側のコード鍵域 を弾いてください。
スタイルデータの容量が大きい(約120KB以上)と、楽器本体に読み込めず、選択できないことが あります。
ソング
ソングを選択できない。 言語設定を切り替えたためです。ファイル名に適した言語に切り替えてください(16ページ)。
ソングデータの容量が大きい(約300KB以上)と、楽器本体に読み込めず、選曲できないことが
あります。
楽器が対応していないファイル形式です。再生できるファイル形式については、54ページをご 覧ください。
ソングを再生できない。 ソングが終わった位置で停止しています。ソングコントロール[ストップ]ボタンを押してソン
(MIDI) ソングの再生が途中で止まる。
(MIDI) [巻き戻し]/[早送り]ボタンを押 して表示させる「ソング再生位 置」画面で、小節番号が楽譜と 異なる。
(MIDI) ソングの再生時、再生されない チャンネルがある。
(MIDI) ガイド機能をオンにしてソング を再生しても、ガイドランプが 光らない。
(MIDI) ガイドランプが、1〜2オクター ブ異なる鍵盤で光る。
(MIDI) テンポ、ビート、小節数、譜面 が正しく表示されない。
グの再生位置を先頭に戻してから、再生してください。
プロテクトがかかったソングには、制限があるため、再生できないことがあります。詳しくは 31ページをご覧ください。
ガイド機能がオンになっています(正しい鍵盤が弾かれるのを待っている状態です)。ガイド機能 をオフにしてください(60ページ)。
(ソングのテンポに関係なく)一定のテンポが設定されているミュージックデータを再生している ためです。
そのチャンネルが再生オフになっています。オフになっているチャンネルを再生オンにしてくだ さい(80ページ)。
クラビノーバの鍵盤(88鍵)より高い/低い音は、ガイドランプが光りません。 また、ガイド機能を使えるのは、MIDIソングのみです。オーディオソングでは使えません。
選ばれているボイスによって、ガイドランプが、1〜2オクターブ異なる鍵盤で光ることがありま す。
ソングのテンポに関係なく一定のテンポが設定されているミュージックデータを再生した場合は、 テンポ、ビート、小節数、譜面が正しく表示されません。
CVP-609/605取扱説明書
96
Page 97
付録
ソング
USBメモリーが使用できないと いう旨のメッセージが表示され、 録音が中断された。
ソングによって異なる音量で再 生される。
動作確認済みのUSBフラッシュメモリーをお使いください(85ページ)。
USBフラッシュメモリーの空き容量が十分かどうかご確認ください(86ページ)。
録音や削除をくり返し行なったUSBフラッシュメモリーをお使いの場合は、必要なデータが
入っていないのを確認してからフォーマットし(86ページ)、録音し直してください。
MIDIソングとオーディオソングでは、音量が異なります。ソングを選んでから、バランス画面で 音量バランスを設定してください(36ページ)。
マイク
マイクの音が録音できない。 MIDI録音では、マイクの音は録音されません。オーディオソングとして録音してください(63
マイクの音にハーモニーが付く。
ボーカルハーモニーを使ってい るときに音がひずんだり雑音が 混じったりする。
ボーカルハーモニーをオンにし てもハーモニーが付かない。
ページ)。また[AUXOUT]端子に接続した外部オーディオ機器でも録音できます。
ボーカルハーモニーがオンになっています。ボーカルハーモニーをオフにしてください(69ページ)。
マイクが声以外の音を拾っています。
マイクに近づいて歌ってください。
単一指向性マイクを使ってください。
[音量]ダイアルや音量バランス画面(36ページ)で音量を下げてください。
コーダルモードでは、コード情報が検出されないとハーモニーが付きません。以下のいずれかを 行なってください。
[スタイルオン/オフ]ボタンをオンにしてスタイルを再生し、コード鍵域でコードを弾いてくだ さい。
レフトパートをオンにして左手鍵域でコードを弾いてください。
コードデータが入ったソングを再生してください。
[メニュー ]→[スタイル設定]→[設定]→[ストップACMP]で「無効」以外を選んでくださ
い。詳しくはウェブサイト上のリファレンスマニュアルをご覧ください。
ミキサー
ミキサーでスタイルやソングのリ ズムボイス(ドラムキットなど)を 変更したら、サウンドがおかしく なった。
ペダル /AUXPEDAL
ペダルのダンパー機能、ソステ ヌート機能、ソフト機能が効か ない。
[AUXPEDAL]端子に接続した フットスイッチの、オンとオフ が逆になる
AUXIN 端子
[AUXIN]端子から入力した音が 途切れる。
スタイルやソングのリズムボイス(ドラムキットなど)を変更すると、ドラムボイスに関する細か い設定がリセットされてしまい、もう一度元のリズムボイスに戻しても元どおりのサウンドに戻 らない場合があります。ソングの場合は、ソングを先頭に戻す、スタイルの場合はスタイルを選 び直すと元の音に戻ります。
ペダルコードのプラグが本体に差し込まれていません。ペダルコードのプラグを本体に確実に 差し込んでください(84、92、94ページ)。
ペダルに別の機能が割り当てられています。それぞれのペダルにサステイン、ソステヌート、 ソフトを割り当ててください(33ページ)。
電源を切り、フットスイッチから足を離した状態で電源を入れ直してください。 または、[メニュー ]→[アサイナブル]→[ペダル]で極性を切り替えてください。
[AUXIN]端子に接続した外部機器の音量(出力レベル)が小さいためです。[AUXIN]端子に接続し た機器側の音量(出力レベル)を上げてください。楽器本体から出す音量の調節は、[音量]ダイアル で行なってください。 また、ノイズゲート機能により、小さい音はカットされる場合があるので、AUXInノイズゲート の設定をオフにしてください(82ページ)。
CVP-609/605取扱説明書
97
Page 98
付録
仕様
サイズ/質量 幅
操作子 鍵盤 鍵盤数
本体 鍵盤蓋
音源/ボイス 音源 音源方式
[つや出し仕上げのモデルの場合]
高さ [つや出し仕上げの モデルの場合]
奥行き [つや出し仕上げの モデルの場合]
質量 [つや出し仕上げのモデルの場合]
譜面立てを倒した場合
譜面立てを立てた場合
譜面立てを倒した場合
譜面立てを立てた場合
鍵盤種
88鍵リニアグレードハン マー
タッチ感度
ペダル ペダル数
ハーフペダル
GPレスポンスダンパーペダル
ペダル機能
ディスプレイ タイプ
サイズ
タッチパネル
譜面表示
歌詞表示
テキスト表示
言語
パネル 言語
譜面立て
譜面止め
サステインサンプリング
キーオフサンプリング
ストリングレゾナンス
スムースリリース
ダンパーレゾナンス
発音数 最大同時発音数
プリセット ボイス数
CVP-609 CVP-605
1,426mm
[1,429mm]
868mm
[872mm]
1,025mm
[1,027mm]
612mm
[612mm]
611mm
[611mm]
81kg
[84kg]
88
ナチュラルウッド(NW)鍵盤
象牙調仕上げ(白鍵に木材を使用)
○―
ハード2、ハード1、ミディアム、ソフト1、ソフト2
3
○―
ソングスタート/一時停止、スタイルスタート/ストップ、音量、その他
1,140+35ドラム/SFXキット+
サステイン、ソステヌート、ソフト、グライド、
ワイドVGATFTカラー LCD
8.5インチ
(800×480ドット)
6言語(日、英、独、仏、西、伊)
日本語
パネル一体型回転式
リアルグランドエクスプレッション(RGE)
128+128 256
480XGボイス+GM2+
GS(GSソング再生用)
1,420mm
[1,422mm]
868mm
[872mm]
1,025mm
[1,027mm]
606mm
[607mm]
581mm
[581mm]
79kg
[81kg]
グレードハンマー 3(GH3)鍵盤
象牙調仕上げ
7インチ
(800×480ドット)
847+28ドラム/SFXキット+
480XGボイス+GM2+
GS(GSソング再生用)
CVP-609/605取扱説明書
98
Page 99
付録
音源/ボイス プリセット ボイスタイプ
カスタマイズ ボイス編集
音源フォーマット
効果 タイプ リバーブ
コーラス
インサーションエフェクト
バリエーションエフェクト
マスターコンプレッサー
マスター EQ
パートEQ
ボーカルハーモニー
インテリジェント・アコース ティック・コントロール(IAC)
ファンクション デュアル(レイヤー )
スプリット
伴奏スタイル プリセット スタイル数
スタイルタイプ
ファイルフォーマット
フィンガリング
スタイルコントロール
カスタマイズ スタイルクリエーター
その他特長 ミュージックファインダー
(内蔵を含む最大レコード数)
OTS (ワンタッチセッティング)
スタイルレコメンダー
録音/再生 (MIDIソング)
プリセット 内蔵曲数
録音 トラック数
データ容量
対応フォーマット 録音
再生
録音/再生
(オーディオ
ソング)
録音時間
対応フォーマット 録音
再生
タイムストレッチ
ピッチシフト
ボーカルキャンセル
CVP-609 CVP-605
96ナチュラルボイス、164スー
パーアーティキュレーションボイ
ス、30スーパーアーティキュレー
ション2ボイス、43メガボイス、
31スイートボイス、80クールボイ
ス、102ライブボイス、30オルガ
ンフルートボイス
XG、GS(再生専用)、GM、GM2、XF
44プリセット+3ユーザー
106プリセット+3ユーザー
310プリセット+10ユーザー 297プリセット+10ユーザー
308プリセット+3ユーザー 295プリセット+3ユーザー
5プリセット+5ユーザー -
5プリセット+2ユーザー
VH2:44プリセット+60ユーザー VH1:60プリセット+60ユーザー
566 420
468プロスタイル、55セッション
スタイル、7フリープレイスタイル、
36ピアニストスタイル
スタイルファイルフォーマットGE(ギターエディション)
シングルフィンガー、フィンガード、フィンガードオンベース、マルチ
フィンガー、AIフィンガード、フルキーボード、AIフルキーボード
イントロ×3、メイン×4、フィルイン×4、ブレイク、エンディング×3
各スタイルに4種類
SMF(Format0&1)、ESEQ、XF
.wav、.mp3(MPEG-1AudioLayer-3)
.wav、.mp3(MPEG-1AudioLayer-3)
57ナチュラルボイス、62スーパー
アーティキュレーションボイス、
23メガボイス、27スイートボイ
ス、67クールボイス、76ライブボ
イス、20オルガンフルートボイス
27パート
349プロスタイル、33セッション
スタイル、2フリープレイスタイル、
36ピアニストスタイル
2,500
118
16
約300KB/曲
SMF(Format0)
80分/曲(最長)
CVP-609/605取扱説明書
99
Page 100
付録
ファンクション
レジストレーション メモリー
レッスン/ガイド
デモ
全体設定 メトロノーム
その他 ピアノルーム
メモリー / 接続端子
メモリー 内蔵メモリー
接続端子 ヘッドフォン
音響 アンプ出力
スピーカー
アコースティックオプティマイザー
定格電源
消費電力
付属品
別売品 ヘッドフォン
フットスイッチ
フットコントローラー
MIDIインターフェース
ボタン数
コントロール
ガイドランプ
パフォーマンスアシスタント
テンポ
トランスポーズ
チューニング
スケール(音律)
外付けメモリー
マイク
MIDI
AUXIN
AUXOUT
AUXPEDAL
VIDEOOUT
RGBOUT
USBTODEVICE
USBTOHOST
CVP-609 CVP-605
8
レジストレーションシーケンス、フリーズ
フォローライツ、エニーキー、カラオキー、ユアテンポ
5〜500、タップ
−12〜0〜+12
414.8〜440〜466.8Hz
9タイプ
約6.7MB 約2.5MB
USBフラッシュメモリー(市販)
×2
マイク/ライン入力、インプットボリューム
IN/OUT/THRU
ステレオミニ端子
L/L+R、R
○―
○(×2)
(30W+30W)×2+80W 45W×2
20cm×1+16cm×2+5cm×2
+3cm(ドーム型)×2
AC100V50/60Hz
60W 50W
取扱説明書(本書)、データリスト、保証書、ユーザー登録のご案内、
電源コード、ヘッドフォン、イス(高さ調節付き)、
USB無線LANアダプター
HPE-160
FC4、FC5
i-MX1
16cm×2+5cm×2
FC7
仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。
CVP-609/605取扱説明書
100
Loading...