取扱説明書
201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上のご注
意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、
取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元
に置いてください。
987
● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized
Roland distributor.
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
202
2007 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
008b
● AC アダプターは、必ず指定のもの(PSA-100)
を、AC100V の電源で使用してください。
●の中に描かれています。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改
造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設
置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012c
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランド・サービスに修理を依頼して
ください。
○ AC アダプター本体や電源コードが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
2
警告
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や
水の中に入れたりしないでください。
..............................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正
常な通気が保たれている場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
102d
● AC アダプターをコンセントや機器本体に抜き
差しするときは、必ず AC アダプターの本体や
出力プラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ
ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ
ターをコンセントから外してください。AC アダプターと
コンセントの間にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起
こして火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外してください(13
ページ)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに ACアダプター
をコンセントから外してください。
..............................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液
漏れしたりします。次のことに注意してくださ
い(11 ページ)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示どお
り入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類
の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出して
おいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池
ケースについた液をよくふきとってから新
しい電池を入れてください。また、漏れた液
が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす
恐れがあります。また眼に入ると危険ですの
ですぐに水でよく洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管した
りしないでください。
..............................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集の
しかたに従って、捨ててください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラグ
を持って、コンセントや機器本体に抜き差しし
ないでください。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ
ンセントから外し、外部機器との接続を外して
ください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2 ペー ジに記載されている「安全上のご注意」以外に、次の
ことに注意してください。
電源、電池のセットや交換について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体
が多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使
用をお勧めします。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を
切ってください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池は、
機器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の
ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ
ることがあります。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく
ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容
が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552(* は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーや他の MIDI 機器(シーケンサーなど)の
失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご
容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、たたいたりしないでくだ
さい。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
558b
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
558c
● 床や壁を通じての振動は意外によく伝わりますので、特
に夜間やヘッドホン使用時の演奏は、隣近所に迷惑がか
からないように注意しましょう。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各市町村のゴミの分別基準に従ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別
売:ローランド EV-5、ボス FV-500L / FV-500H)を
お使いください。他社製品を接続すると、本体の故障の
原因になる場合があります。
4
目次
はじめに....................................................................................................7
主な特長............................................................................................................................................................ 7
各部の名称と働き ........................................................................................................................................... 7
表示部 .................................................................................................................................................... 7
トップ・パネル(ボタン)................................................................................................................. 8
トップ・パネル(ペダル)................................................................................................................. 9
リア・パネル......................................................................................................................................10
接続のしかた..................................................................................................................................................11
MIDI フット・コントローラーとして使う場合の接続図..........................................................11
RRC2 IN 機器(VG-99 など)の専用フット・コントローラーとして使う場合の接続図
電源を入れる/切る.....................................................................................................................................13
MIDI フット・コントローラーとして使う場合..........................................................................13
RRC2 IN 機器(VG-99 など)の専用フット・コントローラーとして使う場合 ...............13
モードについて .............................................................................................................................................14
スタンダード・モード(P.16)......................................................................................................14
コントロール・チェンジ・モード(P.21).................................................................................14
システム・エクスクルーシブ・モード(P.28).........................................................................14
パッチ・モード(P.29)..................................................................................................................14
モードの切り替えかた.................................................................................................................................15
モード・インジケーターについて ................................................................................................15
...12
スタンダード・モード ............................................................................16
プログラム・チェンジ情報を送信する....................................................................................................16
音色の切り替えかたを設定する.....................................................................................................16
コントロール・チェンジ情報を送信する................................................................................................17
エクスプレッション・ペダルを使う ............................................................................................17
コントロール・ペダル、エクスプレッション・ペダル・スイッチを使う..........................17
外部に接続したフットスイッチやエクスプレッション・ペダルを使う ..............................18
各ペダルのコントローラー・ナンバー ........................................................................................18
ペダルの設定を変更する.............................................................................................................................19
コントロール・チェンジ・モード ..........................................................21
コントロール・チェンジ・モードについて............................................................................................21
コントロール・チェンジ情報を送信する................................................................................................21
ナンバー・ペダル(1/6 〜 5/10)................................................................................................21
[][ ]ペダル .........................................................................................................................21
エクスプレッション・ペダルを使う ............................................................................................22
コントロール・ペダル、エクスプレッション・ペダル・スイッチを使う..........................22
外部に接続したフットスイッチやエクスプレッション・ペダルを使う ..............................23
各ペダルのコントローラー・ナンバー ........................................................................................23
ペダルの設定を変更する.............................................................................................................................24
ペダルに割り当てたコントローラー・ナンバーを記憶する(ペダル・セッティング)...............26
ペダル・セッティングを呼び出してペダルに割り当てるコントローラー・ナンバーを一度に切り替える
ペダル・セッティングを削除する ............................................................................................................27
...26
システム・エクスクルーシブ・モード ...................................................28
パッチ・モード .......................................................................................29
パッチ・モードについて.............................................................................................................................29
パッチについて..................................................................................................................................29
コントロール・チェンジ情報を送信する................................................................................................30
エクスプレッション・ペダルを使う ............................................................................................30
コントロール・ペダル、エクスプレッション・ペダル・スイッチを使う..........................30
外部に接続したフットスイッチやエクスプレッション・ペダルを使う ..............................31
各ペダルのコントローラー・ナンバー ........................................................................................31
パッチ情報を送信する.................................................................................................................................32
パッチを作成する .........................................................................................................................................33
5
MIDI ストリームの編集をする .......................................................................................................34
MIDI ストリームのコピーのしかた...............................................................................................39
MIDI ストリームの削除のしかた...................................................................................................40
パッチの OFF ストリームの送信タイミングを設定する.........................................................40
アンプ・コントロールの設定をする ............................................................................................41
ペダルの設定を変更する.............................................................................................................................42
パッチ・ネームを設定する.........................................................................................................................44
パッチを記憶する .........................................................................................................................................44
パッチを削除する .........................................................................................................................................45
その他の機能 ..........................................................................................46
システム・パラメーターの設定 ................................................................................................................46
液晶ディスプレイのコントラストを調節する............................................................................46
電池の消費を抑える(エコノミー・モード)..............................................................................46
スタンダード・モードでのプログラム・チェンジ情報の送信方法を設定する(PC Mode)
[][ ]ペダルの動作を設定する ........................................................................................48
切り替え可能なバンクを限定する(バンク・エクステント).................................................48
[][ ]ペダルの移動量を設定する....................................................................................49
ナンバーの表示方法を設定する.....................................................................................................49
AMP CONTROL ジャックの極性を設定する ............................................................................50
EXP PEDAL / CTL ジャックの役割を設定する ......................................................................50
モード・ペダル・ジャックの動作を切り替える........................................................................51
ペダル・インジケーターの表示を切り替える............................................................................51
MIDI 送信チャンネルの設定 ...........................................................................................................52
デバイス ID の設定............................................................................................................................52
バンク・セレクトの出力設定.........................................................................................................52
バンク・セレクトの値を設定する ................................................................................................53
FC-300 の設定を送信する(バルク・ダンプ)..........................................................................53
FC-300 の設定を受信する(バルク・ロード)..........................................................................54
.47
資料 .........................................................................................................55
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット).........................................................................55
エクスプレッション・ペダルを調整する................................................................................................56
エラー・メッセージ一覧.............................................................................................................................57
Battery Low! ......................................................................................................................................57
Memory Full! ......................................................................................................................................57
MIDI Buffer Full! ...............................................................................................................................57
MIDI Offline!.......................................................................................................................................57
RRC2 Buffer Full!.............................................................................................................................57
RRC2 Offline! ....................................................................................................................................57
故障かな?と思う前に.................................................................................................................................58
MIDI インプリメンテーション................................................................59
ローランドのシステム・エクスクルーシブ・メッセージについて..................................................59
1. メッセージのフォーマット........................................................................................................59
2. アドレス・マッピング方式によるデータ転送.......................................................................59
3. ワン・ウェイ方式によるデータ転送 .......................................................................................60
1. 受信データ.................................................................................................................................................62
2. 送信データ.................................................................................................................................................62
FC-300 が送信するメッセージ .....................................................................................................62
3. エクスクルーシブ・コミュニケーション...........................................................................................64
4. パラメーター・アドレス・マップ(Model ID=00H 00H 20H)..................................................64
主な仕様..................................................................................................68
FC-300:MIDI フット・コントローラー................................................................................................68
索引 .........................................................................................................69
6
はじめに
主な特長
4 つのモード(スタンダード・モード、コントロール・チェンジ・モード、システ
•
ム・エクスクルーシブ・モード、パッチ・モード)を装備しています。
•
本体に 2 つのエクスプレッション・ペダルと 2 つのコントロール・ペダルを装備し
ています。また外部に最大 3 個のエクスプレッション・ペダルまたは 6 個のコン
トロール・ペダルが増設できます。
•
16 文字× 2 行の液晶ディスプレイを装備しています。
RRC2 OUT コネクターを装備し RRC2 IN 対応機器とはケーブル 1 本で接続ができ
•
ます。
2 系統のアンプ・コントロールを装備しています。
•
3 電源方式(AC アダプター、乾電池、RRC2)に対応しています。
•
各部の名称と働き
表示部
1
MODE(モード)インジケーター
現在のモード(P.15)が表示されます。
2
BANK/NUMBER(バンク/ナンバー)ディスプレイ
現在選択されているバンクやナンバーが表示されます。
3
液晶ディスプレイ
さまざまな情報を表示するディスプレイです。
7
はじめに
•
しばらく VALUEを押し続け
ると、設定値が連続して増
減します。
•
VALUE を押しながらもう一
方の VALUE を押すと、素
早く設定値を増減させるこ
とができます(ターボ・リ
ピート)。
トップ・パネル(ボタン)
1
4
2
5
3
6
1
PARAMETER(パラメーター)ボタン[ ][]
パラメーターを選ぶときに押します。
2
UTILITY(ユーティリティー)ボタン/ INS(インサート)ボタン
システムの設定を変えるときに押します。エディット画面では、MIDI メッセージ
の挿入や、空白文字を挿入します。
3
MODE(モード)ボタン/ DEL(デリート)ボタン
FC-300 の動作モードを切り替えるときに押します。エディット画面では、MIDI
メッセージの削除や、カーソル位置の文字の削除をします。
4
VALUE(バリュー)ボタン[ ][]
設定値を変更するときに押します。
を押しながらもう一方のボタ
ンを押すと、主要なパラメー
ターにジャンプします。パラ
メーター数が少ないときは、
最終(先頭)のパラメーター
にジャンプします。
5
EXIT(イグジット)ボタン
操作を取り消すときや、前の画面に戻るときに押します。
6
WRITE(ライト)ボタン
設定を記憶するときや、操作を実行するときに押します。
8
トップ・パネル(ペダル)
はじめに
1
[][](ダウン/アップ)ペダル
バンクを切り替えたり、ナンバーの選択のときに使います。
また、ペダルを同時に踏んだときは、モードが切り替わります。
2
CTL(コントロール)ペダル(1、2)
さまざまな機能を割り当ててコントロールします。
3
ナンバー・ペダル(1/6 〜 5/10)
ナンバーを切り替えるときに使います。
4
ナンバー・ペダル・インジケーター(1/6 〜 5/10)
現在選択されているナンバーのインジケーターが点灯します。ナンバー 1 〜 5 を
選択しているときは赤色、6 〜 10 を選択しているときは緑色に点灯します。
5
EXP PEDAL(エクスプレッション・ペダル)(1、2)
接続した機器の音量やワウなどをコントロールします。
6
エクスプレッション・ペダル・スイッチ(1、2)
ペダルのつま先部分を強く踏み込むことによってオン/オフするスイッチです。
を操作するときは、可動部と
本体の間に指を挟まないよう
に注意してください。お子様
のいる場所で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたずら
に注意してください。必ず大
人の方が、監視/指導してあ
げてください。
7
エクスプレッション・ペダル・スイッチ・インジケーター(1、2)
エクスプレッション・ペダル・スイッチでコントロールしている機能がオンのと
きは点灯し、オフのときは消灯します。
9
はじめに
RRC2 とは、1 本のケーブル
AC アダプターは必ず PSA-
リア・パネル
2
1
3
4
1
盗難防止用ロック
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。
http://www.kensington.com/
2
MODE(モード)ジャック
別売のフットスイッチ(BOSS FS-5U など)を接続します。[][ ]ペダル
を同時に踏んだときと同様の働きをします。
3
EXP PEDAL(エクスプレッション・ペダル)/ CTL(コントロール)ジャック
別売のエクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、BOSS FV-500L /
FV-500H)またはフットスイッチ(BOSS FS-5U / FS-6 など)を接続します。
4
AMP CONTROL(アンプ・コントロール)ジャック(1、2)
アンプ・コントロール機能を使用するときに、ギター・アンプ側のチャンネル切
り替えジャックと接続します。
5
MIDI コネクター(OUT、IN)
外部 MIDI 機器を接続して、MIDI メッセージの送信/受信をします。
5
6
必ず RRC2 IN 機器を接続して
ください。他の機器をご使用
になりますと、発熱・故障な
どの原因になります。
8
7
9
6
RRC2 OUT コネクター
外部 RRC2 IN 機器を接続し、演奏情報の送受信をします。同時に、FC-300 は外
部 RRC2 IN 機器から電源供給を受けることができます。
7
POWER(パワー)スイッチ
電源をオン/オフします。
8
DC IN(AC アダプター)ジャック
別売の AC アダプター(BOSS PSA-100)を接続します。
9
コード・フック
AC アダプターのコードを掛けて、AC アダプターのプラグの抜けを防ぎます。
10
「コード・フックの使い方」(P.12)も合わせてお読みください。
受けているときは、POWER
スイッチの位置に関係なく電
源はオンになります。
で、RRC2 IN 機器と RRC2
OUT 機器間の双方向通信、
RRC2 IN 機器から RRC2
OUT 機器への電源の供給をす
るためのローランドの規格で
す。
100 をお使いください。他の
アダプターをご使用になりま
すと、発熱・故障などの原因
になります。
接続のしかた
921
他の機器と接続するときは、
誤動作や接続している機器の
スピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の音
量を絞った状態で電源を切っ
てください。
本機は TRS 標準タイプの
ジャックを装備しており、次
のように配線されています。
接続する機器の配線をご確認
のうえ、接続してください。
他の機器と接続するときは、必ずすべての機器の電源をオフにしてください。
FC-300 の電源がオンのときに接続すると、FC-300 の設定が切り替わることがあ
ります。
MIDI フット・コントローラーとして使う場合の接続図
fig.
ACアダプター
BOSSPSA-100
PCS-31PCS-31
白 赤 白 赤
フットスイッチ・ジャックへ
MIDI IN
はじめに
MIDI OUT
BOSS
FS-5U
EV-5など
BOSS
FS-5U
フットスイッチでモードを切り替える場合は、MODE ジャックに BOSS のフット
スイッチ FS-5U / FS-6(別売)を接続してください。ポラリティー・スイッチ
(および、FS-6 のモード・スイッチ)は次のように設定してください。
fig.
電池の入れかた
お買い上げ時には、電池はセットされていません。
電池を使用する場合は、以下の図のように電池をセットしてください。
BOSS
FS-5U
BOSS
FS-6
ギター・アンプなど
外部音源
MIDIシーケンサーなど
本体を裏返す際は、ボタン、
•
つまみなどを破損しないよ
うに、新聞や雑誌などを重
ねて本体の四隅や両端に敷
いてください。その際、ボ
タン、つまみなどが破損し
ないような位置に配置して
ください。
929
本体を裏返す際は、落下や
•
転倒を引き起こさないよう
取扱いにご注意ください。
スプレイにBattery Low!
と表示されます。このメッ
セージが表示されたら、早め
に新しい電池と交換してくだ
さい。
[EXIT]を押すとメッセージの
表示は解除されます。
11
はじめに
925
エクスプレッション・ペダル
は、必ず指定のもの(別売:
ローランド EV-5、ボス FV500L / FV-500H)をお使い
ください。指定以外の製品を
接続すると、本体の故障の原
因になる場合があります。
PCS-31
フットスイッチ・ジャックへ
PCS-31
白 赤 白 赤
RRC2ケーブル
RRC2IN機器
EV-5など
BOSS
FS-6
BOSS
FS-5U
BOSS
FS-5U
BOSS
FS-5U
ギター・アンプなど
コード・フックの使い方
別売の AC アダプター BOSS PSA-100 を使用する場合は、次のようにコードを
コード・フックに固定してください。
fig.CordHook.j.eps
ACアダプターの
コード
コード・フック
コンセントへ
RRC2 IN 機器(VG-99 など)の専用フット・コント
ローラーとして使う場合の接続図
fig.
※ 電源は RRC2 IN 機器から供給されますので、電池、AC アダプターは不要です。
※ RRC2 ケーブルとして、市販のイーサー・ケーブルを使う場合は、以下の仕様を
満たすケーブルをお使いください。
•
カテゴリー 5(Cat5)以上
•
長さ 15 メートル以内
•
ストレート接続用ケーブル
12
ケーブルは、確実に奥まで差
し込んでください。
サー・ケーブルは、使用する
ことはできません。
ケーブルには強い力を加えな
いでください。
電源を入れる/切る
941
正しく接続したら(P.11)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違
えると、誤動作をしたり接続している機器のスピーカーなどが破損する恐れがあ
ります。
MIDI フット・コントローラーとして使う場合
電源を入れる
fig.
外部 MIDI 機器との接続を確認した後、FC-300 の電源スイッチ
を ON の位置にします。
fig.
はじめに
電源を入れると、FC-300 はスタンダード・モードで動作します。
電源を切る
1
FC-300 に接続された機器の電源を切ります。
2
FC-300 の電源スイッチを OFF の位置にします。
RRC2 IN 機器(VG-99 など)の専用フット・コント
ローラーとして使う場合
電源を入れる
RRC2 IN 機器との接続を確認した後、RRC2 IN 機器の電源スイッチを ON にします。
fig.
2
RRC2機器の電源を入れる。
ルに設定されて起動しますが、
起動時の MIDI チャンネルを変
更することができます。詳し
くは「MIDI 送信チャンネルの
設定」(P.52)をお読みくださ
い。
ケーブルは、確実に奥まで差
し込んでください。
電源を切る
RRC2 IN 機器の電源スイッチを OFF にします。
1
RRC2ケーブルを接続。
を ON にすると、FC-300 の
電源スイッチが OFF の位置に
あっても電源が自動的に入り
ます。
モードで起動しますが、RRC2
IN 機器からの設定で他のモー
ドに切り替えられる場合があ
ります。
13
はじめに
モードについて
FC-300 には、次の 4 つのモードがあり、ペダルの働きがモードによって異なり
ます。
この取扱説明書では、モード毎に項目を分けて説明します。
スタンダード・モード(P.16)
プログラム・チェンジ情報とコントロール・チェンジ情報を送信するモードです。
ペダル操作でプログラム・チェンジ情報を送信します。
コントロール・チェンジ・モード(P.21)
コントロール・チェンジ情報を送信するモードです。
演奏表現を高めるための情報として、各ペダルに設定されているコントロール・
チェンジ情報を送信します。
また、すべてのペダル設定を 5 セットまで記憶することができます(ペダル・
セッティング機能)。
の切り替えかた」(P.15)をお
読みください。
システム・エクスクルーシブ・モード(P.28)
システム・エクスクルーシブ・メッセージを送信するモードです。
FC-300 から送信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージに対応した機器
を、操作するためのモードです。
パッチ・モード(P.29)
あらかじめパッチに記憶された複数の MIDI メッセージ(MIDI ストリーム)を送
信するモードです。
パッチとは MIDI ストリームを記憶しておく場所で、100 個のパッチを記憶するこ
とができます。
また 1 つのパッチには、およそ 500 バイトまでの MIDI メッセージを記憶できま
す。
パッチ・モードを使えば、ひとつのパッチで MIDI メッセージをまとめて送信でき
るため、複数の機器の設定を一度に切り替えることができます。
14
モードの切り替えかた
スタンダード・モード
コントロール・チェンジ・モード
システム・エクスクルーシブ・モード
パッチ・モード
モードの切り替えかたは、次の方法があります。
[MODE]を押す
•
MODE ジャックに接続したフットスイッチ(BOSS FS-5U / FS-6:別売)を踏む
•
[][ ]ペダルを同時に踏む
•
fig.
スタンダード・モード
コントロール・チェンジ・モード
システム・エクスクルーシブ・
モード
はじめに
用して機能説明をしています
が、工場出荷時の設定と本文
中のディスプレイの設定は一
致していない場合があります。
あらかじめご了承ください。
パッチ・モード
モード・インジケーターについて
fig.
現在のモードがモード・インジケーターに表示されます。
モードは各モードのトップ画面でのみ切り替えることができます。
STANDARD
CONTROL
SYS EX
PATCH
[][ ]ペダルでモード
を切り替える場合、選べる
モードを限定することができ
ます。詳しくは「モード・ペ
ダル・ジャックの動作を切り
替える」(P.51)をお読みくだ
さい。
15
スタンダード・モード
•
工場出荷時[ ][]
ペダルを踏んだだけでは、
プログラム・チェンジ情報
は送信しません。
[][ ]ペダルだけ
でプログラム・チェンジ情
報を送信するには、
「[][]ペダルの
動作を設定する」(P.48)
をお読みください。
•
[][ ]ペダルを踏
んだときに、パッチ・ナン
バーが 10 ずつ変わるよう
にすることができます。詳
しくは
「[][]ペダルの
移動量を設定する」
(P.49)をお読みくださ
い。
•
切り替えるナンバーの範囲
を限定することができま
す。詳しくは「切り替え可
能なバンクを限定する(バ
ンク・エクステント)」
(P.48)をお読みくださ
い。
プログラム・チェンジ情報とコントロール・チェンジ情報を送信するモードです。
プログラム・チェンジ情報を送信する
[][ ]ペダルと、ナンバー・ペダル(1/6 〜 5/10)を操作することによ
り、ナンバー・ペダルに対応したプログラム・チェンジ情報とバンク・セレクト
情報を送信します。
1
[ ]ペダルを踏むとナンバーが 5 減少、[ ]ペダルを踏むとナンバーが 5 増加
します。
BANK/NUMBER ディスプレイと、ナンバー・ペダル・インジケーターが点滅し
ます。
2
ナンバー・ペダル(1/6 〜 5/10)を踏んでナンバーを選びます。
BANK/NUMBER ディスプレイと踏んだナンバー・ペダルのインジケーターが点
灯して、プログラム・チェンジ情報を送信します。
工場出荷時、BANK/NUMBER ディスプレイの表示に応じて、バンク・セレクト
情報とプログラム・チェンジ情報を次のように送信します。
BANK/NUMBER
ディスプレイ
001 〜 128 0 0 1〜128
129 〜 130 1 0 29 〜 30
音色の切り替えかたを設定する
FC-300 では、ペダルでの音色の切り替えかたや音色ナンバーの表示のしかたを設
定することができます。お使いの外部 MIDI 機器の仕様に合わせて設定してくださ
い。(P.47)
バンク・セレクト情報 プログラム・チェンジ情報
(MSB) (LSB)
•
BANK/NUMBER ディスプ
レイにはペダルのバンクと
ナンバーを分けて表示する
ことができます。詳しくは
「ナンバーの表示方法を設
定する」(P.49)をお読み
ください。
•
バンク・セレクト情報の出
力を止めることができま
す。詳しくは「バンク・セ
レクトの出力設定」
(P.52)をお読みくださ
い。
•
バンク・セレクト情報を変
更することができます。詳
しくは「バンク・セレクト
の値を設定する」(P.53)
をお読みください。
16
コントロール・チェンジ情報を送信する
コントロール・ペダル、エク
スプレッション・ペダル・ス
イッチは、ペダルを踏むたび
に ON/OFF を切り替える
ます。ペダルを踏むと ON、離
すと OFF に切り替わる モー
メンタリー・タイプに変更
することができます。詳しく
は、「Mode」(P.20)をお読
みください。
コントロール・ペダル、エク
スプレッション・ペダル・ス
イッチを操作したときに、
AMP CONTROL ジャックの
切り替えを行うことができま
す。詳しくは「ペダルの設定
を変更する」(P.19)をお読み
ください。
エクスプレッション・ペダル、コントロール・ペダルなどの操作でコントロール・
チェンジ情報を送信することができます。
エクスプレッション・ペダルを使う
エクスプレッション・ペダルの動きに合わせて、各ペダルに設定されているコン
トローラー・ナンバーのコントロール・チェンジ情報を連続的に送信します。
工場出荷時、それぞれのペダルは次のように設定されています。
スタンダード・モード
変更については「ペダルの設
定を変更する」(P.19)をお読
みください。
エクスプレッション・
ペダル
EXP PEDAL 1 7 0〜127
EXP PEDAL 2 1 0〜127
CC# 範囲
コントロール・ペダル、エクスプレッション・ペダル・ス
イッチを使う
コントロール・ペダルを踏むと、各ペダルに設定されているコントローラー・ナ
ンバーのコントロール・チェンジ情報を送信します。
またエクスプレッション・ペダルを全部踏み込んだ状態からペダルのつま先部分
をさらに強く踏むことでエクスプレッション・ペダル・スイッチを動作させるこ
とができます。それぞれのペダルで設定されているコントローラー・ナンバーの
コントロール・チェンジ情報を送信します。
工場出荷時、それぞれのペダルは次のように設定されています。
ペダル CC# 範囲 Mode
CTL PEDAL 1 80 0 〜 127 LATCH
CTL PEDAL 2 81 0 〜 127 LATCH
EXP PEDAL SW 1 82 0 〜 127 LATCH
EXP PEDAL SW 2 83 0 〜 127 LATCH
17
スタンダード・モード
外部に接続したフットスイッチやエクスプレッション・ペダル
を使う
別売のフットスイッチやエクスプレッション・ペダルを接続して操作すると、本
体のペダルと同様にコントロール・チェンジ情報やリアルタイム・メッセージな
どを送信することができます。
フットスイッチ BOSS FS-5U、FS-6 を接続し、CTL ペダルとし
て使用する場合
FC-300 本体に装備のコントロール・ペダルと同様に機能します。
EXP PEDAL/CTL ジャックにコントロール・ペダルを接続して使えるように設定
してください。(P.50)
※ 専用の接続コード PCS-31(Roland:別売)を使って 2 個の FS-5U または 1 個
の FS-6 を CTL3,4 ジャックに接続した場合、白い線のあるプラグに接続したフッ
トスイッチがコントロール 3、赤い線のあるプラグに接続したフットスイッチが
コントロール 4 の設定で動作します。
※ CTL3,4 ジャックにフットスイッチを 1 つだけ接続したときには、コントロール 3
の設定が有効になります。
※ 専用の接続コード PCS-33(Roland:別売)を使って FS-6 を CTL3,4 ジャック
に接続した場合、ペダル・スイッチ B がコントロール 3、ペダル・スイッチ A が
コントロール 4 の設定で動作します。
変更については「ペダルの設
定を変更する」(P.19)をお読
みください。
ティー・スイッチ、モード・
スイッチの設定は、「接続のし
かた」(P.11)をお読みくださ
い。
エクスプレッション・ペダル Roland EV-5、BOSS FV-500L、
FV-500H を接続し、エクスプレッション・ペダルとして使用す
る場合
※ エクスプレッション・ペダル・スイッチとしては動作しません。
※ BOSS FV-500L、FV-500H を接続するときは、専用の接続コード PCS-33
(Roland:別売)をご使用ください。
各ペダルのコントローラー・ナンバー
FC-300 本体に装備のエクスプレッション・ペダルと同様に機能します。
EXP PEDAL/CTL ジャックにエクスプレッション・ペダルを接続して使えるよう
に設定してください。(P.50)
工場出荷時、それぞれのペダルは次のように設定されています。
ペダル CC# 範囲 Mode
CTL 3 76 0 〜 127 LATCH
CTL 4 75 0 〜 127 LATCH
CTL 5 10 0 〜 127 LATCH
CTL 6 91 0 〜 127 LATCH
CTL 7 11 0 〜 127 LATCH
CTL 8 64 0 〜 127 LATCH
EXP PEDAL 3 76 0 〜 127 EXP PEDAL 4 10 0 〜 127 -
EXP PEDAL 5 11 0 〜 127 -
変更については「ペダルの設
定を変更する」(P.19)をお読
みください。
18
ペダルの設定を変更する
各ペダルの設定は自由に変更することができます。
1
スタンダード・モードのトップ画面で PARAMETER[ ]を押します。
2
PARAMETER[ ][ ]で、各ペダルの設定画面を表示します。
3
VALUE[ ][ ]で、値を変更します。
スタンダード・モード
MIDI メッセージ
送信する MIDI メッセージを選びます。
fig.05-009
OFF
•
MIDI メッセージを出力しません。
•
CC#1 〜 CC#31、CC#33 〜 CC#95
コントロール・チェンジ情報を出力します。
エクスプレッション・ペダルとして使用するときは、Range で設定される範囲で
連続値を出力します。またコントロール・ペダルなどのスイッチとして使用する
ときは、スイッチ ON で最大値、スイッチ OFF で最小値を出力します。
•
MIDI START / MIDI STOP / MIDI CONTINUE / MMC STOP / MMC PLAY /
MMC DEF PLAY / MMC FAST FWD / MMC R EWIND / MMC REC STROBE /
MMC REC EXIT / MMC REC PAUSE / MMC PAUSE
リアルタイム・メッセージや MMC 情報を送信します。
エクスプレッション・ペダルとして使用するときは、ペダルを踏み込み中間地点
を越した時、コントロール・ペダルなどのスイッチとして使用するときはスイッ
チ ON で出力します。
•
P.BEND / CH.PRS
それぞれピッチ・ベンド情報、チャンネル・プレッシャー情報を送信します。
エクスプレッション・ペダルとして使用するときは、Range で設定される範囲で
連続値を、コントロール・ペダルなどのスイッチとして使用するときはスイッチ
ON で最大値をスイッチ OFF で最小値を出力します。
19
スタンダード・モード
AMP CONTROL ジャックの
極性を変更することができま
す。詳しくは「AMP
CONTROL ジャックの極性を
設定する」(P.50)をお読みく
ださい。
Range
送信する値の範囲を設定します。
fig.05-009
最小値 最大値
CC#、P.BEND、CH.PRS を選
んだときだけ有効です。
Mode
スイッチ・モードを設定します。
fig.05-009
設定値 解説
LATCH ペダルを踏むたびに ON/OFF が切り替わります。
MOMENTARY ペダルを踏むと ON、離すと OFF になります。
AMP Ctl Op(アンプ・コントロール・オペレーション)
AMP CONTROL ジャックを制御する/しないを選択します。
fig.05-009
AMPCONTROL
1ジャック
AMP Ctl Op パラメーターを ON、AMP Pol. パラメーターを NORMAL に設定し
たとき、ペダル操作によるアンプ・コントロールの制御は、次のようになります。
fig.05-009
ペダルがOFFのとき
AMPCONTROL
2ジャック
ショート
Ctl Op パラメーターは、コン
トロール・ペダルなどのス
イッチで有効です。
エクスプレッション・ペダル
として使用するときは、この
パラメーターは無視されます。
ペダルがONのとき オープン
4
設定が終了したら[EXIT]を押します。
設定が記憶され、最初の画面に戻ります。
ギター・アンプ
(チャンネル切り替えジャック)
ギター・アンプ
(チャンネル切り替えジャック)
(AMPCONTROLジャック)
FC-300
FC-300
(AMPCONTROLジャック)
20
コントロール・チェンジ・モード
コントロール・チェンジ・モードについて
コントロール・チェンジ情報を送信するモードです。
このモードでは、すべてのペダルでコントロール・チェンジ情報を送信すること
ができます。多くのコントロール・チェンジ情報を送信したい場合に適したモー
ドです。
ペダル・セッティング番号
コントロール・チェンジ・モードの全ペダルの設定を、5 つまで本体内に記憶す
ることができます。これをペダル・セッティングと呼び、必要に応じて切り替え
ることができます。(P.26)
コントロール・チェンジ情報を送信する
各ペダルを操作することで、それぞれに設定されたコントロール・チェンジ情報
を設定された MIDI チャンネルで送信します。
ナンバー・ペダル(1/6 〜 5/10)
それぞれのペダルに設定されたコントローラー・ナンバーのコントロール・チェ
ンジ情報を送信します。
工場出荷時、それぞれのペダルは次のように設定されています。
ペダル CC# 範囲 Mode ペダル CC# 範囲 Mode
1 65 0〜127 LATCH 6 70 0〜127 LATCH
2 66 0〜127 LATCH 7 71 0〜127 LATCH
3 67 0〜127 LATCH 8 72 0〜127 LATCH
4 68 0〜127 LATCH 9 73 0〜127 LATCH
5 69 0〜127 LATCH 10 74 0〜127 LATCH
[][ ]ペダル
ナンバー・ペダルの機能を切り替えます。
設定値 解説
[] ナンバー・ペダルを 1 〜 5 として動作させます。
[] ナンバー・ペダルを 6 〜 10 として動作させます。
変更については「ペダルの設
定を変更する」(P.24)をお読
みください。
[ ]ペダルを踏むと[ ]ペダル・インジケーターが点灯し、ナンバー・ペダ
ル 1-5 の機能が操作できます。
[ ]ペダルを踏むと[ ]ペダル・インジケーターが点灯し、ナンバー・ペ
ダル 6-10 の機能が操作できます。
21
コントロール・チェンジ・モード
コントロール・ペダル、エク
スプレッション・ペダル・ス
イッチは、ペダルを踏むたび
に ON/OFF を切り替える
ます。ペダルを踏むと ON、離
すと OFF に切り替わる モー
メンタリー・タイプに変更
することができます。詳しく
は、「Mode」(P.25)をお読
みください。
コントロール・ペダル、エク
スプレッション・ペダル・ス
イッチを操作したときに、
AMP CONTROL ジャックの
切り替えを行うことができま
す。詳しくは「ペダルの設定
を変更する」(P.24)をお読み
ください。
エクスプレッション・ペダルを使う
エクスプレッション・ペダルの動きに合わせて、各ペダルに設定されているコン
トローラー・ナンバーのコントロール・チェンジ情報を連続的に送信します。
工場出荷時、それぞれのペダルは次のように設定されています。
エクスプレッション・
ペダル
EXP PEDAL 1 7 0〜127
EXP PEDAL 2 1 0〜127
CC# 範囲
コントロール・ペダル、エクスプレッション・ペダル・ス
イッチを使う
それぞれのペダルに設定されたコントローラー・ナンバーのコントロール・チェ
ンジ情報を送信します。
工場出荷時、それぞれのペダルは次のように設定されています。
ペダル CC# 範囲 Mode
CTL PEDAL 1 80 0 〜 127 LATCH
CTL PEDAL 2 81 0 〜 127 LATCH
EXP PEDAL SW 1 82 0 〜 127 LATCH
EXP PEDAL SW 2 83 0 〜 127 LATCH
変更については「ペダルの設
定を変更する」(P.24)をお読
みください。
22