Pentax K100D SUPER User Manual [ja]

デジタル一眼レフカメラ
使用説明書
カメラの正しい操作のため、ご使用前に 必ずこの使用説明書をご覧ください。
はじめに
このたびは、ペンタックス・デジタル一眼レフカメラsをお 買い上げいただき誠にありがとうございます。本製品の機能を十分活用して いただくために、ご使用になる前に本書をよくお読みください。また本書を お読みになった後は必ず保管してください。使用方法がわからなくなったり、 機能についてもっと詳しく知りたいときにお役に立ちます。
使用できるレンズについて
このカメラで使用できるレンズは、基本的にDAD FA・FA Jまたは絞りs(オート) のポジションのあるレンズです。それ以外のレンズやアクセサリーを使用するときは、 本書のp.37およびp.188をご覧ください。
著作権について
本製品を使用して撮影した画像は、個人で楽しむなどの他は、著作権法により、権利 者に無断で使用できません。なお、実演や興行、展示物の中には、個人として楽しむ 目的があっても、撮影を制限している場合がありますのでご注意ください。また著作 権の目的となっている画像は、著作権法の規定による範囲内で使用する以外は、ご利 用いただけませんのでご注意ください。
商標について
PENTAX
s、 はペンタックス株式会社の商標です。 本製品はPRINT Image Matching IIIに対応しています。PRINT Image Matching対応プ リンターでの出力及び対応ソフトウェアでの画像処理において、撮影時の状況や撮影 者の意図を忠実に反映させることが可能です。なお、PRINT Image Matching III より 前の対応プリンターでは、一部機能が反映されません。 PRINT Image MatchingPRINT Image Matching IIPRINT Image Matching IIIに関す る著作権はセイコーエプソン株式会社が所有しています。
その他、記載の商品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
本機を使用するにあたって
強い電波や磁気を発生する施設などの周囲では、カメラが誤動作を起こす場合があ
液晶モニターに使用されている液晶パネルは、非常に高度な精密技術で作られてい
PictBridgeについて
PictBridge
ダイレクトプリントの統一規格で、カメラ側から簡単な操作で画像をプリントできます。
およびペンタックス、
PENTAX PHOTO Browser、PENTAX PHOTO Laboratory、SDM
SDHCロゴは商標です。
ります。
ます。99.99%以上の有効画素数がありますが、0.01%以下の画素で点灯しないもの や常時点灯するものがありますので、あらかじめご了承ください。なお、記録され る画像には影響ありません。
は、プリンターとデジタルカメラを直接接続して、画像をプリントアウトする
smc PENTAX
はペンタックス株式会社の登録商標です。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づく クラスB 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用されることを目的と していますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用される と、受信障害を引き起こすことがあります。使用説明書に従って、正しい取り 扱いをしてください。
本文中のイラストおよび液晶モニターの表示画面は、実際の製品と異なる場 合があります。

ご注意ください

この製品の安全性については十分注意を払っておりますが、下記マーク の内容については特に注意をしてお使いください。
このマークの内容を守らなかった場合、人が重大な傷害を受
警告
ける可能性があることを示すマークです。 このマークの内容を守らなかった場合、人が軽傷または中程
注意
度の傷害を受けたり、物的損害の可能性があることを示す マークです。

本体について

警告
カメラの分解・改造などをしないでください。カメラ内部に高電圧部があ り、感電の危険があります。
落下などにより、カメラ内部が露出したときは、絶対に露出部分に手をふ れないでください。感電の危険があります。
SD
メモリーカードは、乳幼児の手の届くところに置かないでください。誤っ て飲み込む恐れがあります。万一、飲み込んだと思われる場合は、直ちに医 師にご相談ください。
ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子様がストラップを首に 掛けないようにご注意ください。
望遠レンズを付けた状態で、長時間太陽を見ないでください。目を痛める ことがあります。特に、レンズ単体では、失明の原因になりますのでご注 意ください。
電池は幼児の手の届かない所に保管してください。万一、電池を飲みこん だ場合は、直ちに医師にご相談ください。
•ACアダプターは、必ず専用品を指定の電源・電圧でご使用ください。専用 品以外のAC アダプターをご使用になったり、専用のAC アダプターを指定 以外の電源・電圧でご使用になると、火災・感電・故障の原因になります。
使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場合、す ぐに使用を中止し、電池またはAC アダプターを取り外したうえ、サービス 窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となります。
•ACアダプター使用時に雷が鳴り出したら、電源プラグをはずし、使用を中 止してください。機器の破損・火災・感電の原因となります。
1
2
注意
電池をショートさせたり、火の中に入れないでください。また、分解しな いでください。破裂・発火の恐れがあります。
このカメラで使用できる電池(単3形ニッケル水素充電池、単3形リチウム 電池、単3形アルカリ電池、CR-V3)のうち、充電式のニッケル水素充電池 以外は充電しないでください。破裂・発火の恐れがあります。
万一、カメラ内の電池が発熱・発煙を起こしたときは、速やかに電池を取 り出してください。その際は、やけどに十分ご注意ください。
このカメラには、使用していると熱を持つ部分があります。その部分を長 時間持ちつづけると、低温やけどを起こす恐れがありますのでご注意くだ さい。
ストロボ発光部に手を密着させたり、衣服をかぶせたまま発光させないで ください。火傷を負ったり、衣服が焦げる恐れがあります。

電池の取り扱いについての注意

このカメラでは、決められた電池以外は使用しないでください。電池の破 裂、発火の原因となります。
電池を交換するときは、違うメーカ-、違う種類の電池を混ぜて入れない でください。また、新しい電池と古い電池を混ぜて入れないでください。電 池の破裂、発火の原因となります。
電池の「+」と「-」の向きを間違えて入れないでください。電池の破裂、 発火の原因となります。
電池は分解しないでください。また、このカメラで使用できる電池のうち 単3形ニッケル水素充電池以外は充電しないでください。無理に分解や充電 をすると、破裂や液漏れの原因となります。

取り扱い上の注意

海外旅行にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。また、旅行先 での問い合わせの際に役立ちますので、製品に同梱しておりますワールド ワイド・サービス・ネットワークも一緒にお持ちください。
長時間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅行など)の前には、 必ず試し撮りをしてカメラが正常に機能しているかを確認してください。 万一、カメラや記録媒体(SDメモリーカード)などの不具合により、撮影 や再生、パソコン等への転送がされなかった場合、画像の記録内容の保証 についてはご容赦ください。
汚れ落としに、シンナーやアルコール・ベンジンなどの有機溶剤は使用し ないでください。
高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温になりますのでカメラ を車内に放置しないでください。
防腐剤や有害薬品のある場所では保管しないでください。また、高温多湿 の場所での保管は、カビの原因となりますので、乾燥した風通しのよい場 所に、カメラケースから出して保管してください。
このカメラは防水カメラではありませんので、雨水などが直接かかる所で は使用できません。
強い振動・ショック・圧力などを加えないでください。オートバイ・車・ 船などの振動は、クッションなどを入れて保護してください。
カメラの使用温度範囲は0℃~40℃です。
高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温に戻れば正常になり
ます。
低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもありますが、これは液 晶の性質によるもので、故障ではありません。
高性能を保つため、12年ごとに定期点検にお出しいただくことをお勧め します。
急激な温度変化を与えると、カメラの内外に結露し水滴が生じます。カメ ラをバッグやビニール袋などに入れ、温度差を少なくしてから取り出して ください。
ゴミや泥・砂・ホコリ・水・有害ガス・塩分などがカメラの中に入らない ようにご注意ください。故障の原因になります。雨や水滴などが付いたと きは、よく拭いて乾かしてください。
•SDメモリーカードの取り扱いについては、「SDメモリーカード使用上の注 意」(p.30)をご覧ください。
レンズ、ファインダー窓のホコリは、きれいなレンズブラシで取り去って ください。スプレー式のブロワーは、レンズを破損させる恐れがあります ので、使用しないでください。
• CCDの清掃につきましては、できるだけ当社のお客様相談センターまたは、 お客様窓口にご用命ください。(有料)
破損や故障の原因になりますので、液晶モニターの表面を強く押さないで ください。
3
ユーザー登録のお願い
お客様へのサービス向上のため、お手数ですがユーザー登録にご協力いただきますよ う、お願い申し上げます。 付属していますCD-ROMと弊社ホームページから登録が可能です。 同梱の「PENTAX PHOTO Browser 3 / PENTAX PHOTO Laboratory 3 使用説明書」
Windowsをお使いの方:p.9Mac OSをお使いの方:p.10)をご参照ください。
4
目次
ご注意ください.....................................................................................1
本体について ........................................................................................1
電池の取り扱いについての注意 ...........................................................2
取り扱い上の注意.................................................................................2
目次.......................................................................................................4
本書の構成............................................................................................9
お使いになる前に 11
sカメラの特長 ................................................... 12
主な同梱品の確認 .......................................................................... 13
各部の名称 ..................................................................................... 14
本体.....................................................................................................14
液晶モニターのガイド表示.................................................................16
ファインダーの表示ガイド.................................................................20
表示パネルの表示ガイド ....................................................................22
準備編 23
ストラップを取り付ける ............................................................... 24
電池を入れる ................................................................................. 25
電池について ......................................................................................26
電池容量の確認...................................................................................27
撮影可能枚数と再生時間(新品電池交換時).....................................27
ACアダプターを使用する(別売品)..................................................28
SDメモリーカードを入れる/取り出す ........................................ 29
画像の記録サイズと画質 ....................................................................31
電源を入れる ................................................................................. 32
初期設定をする .............................................................................. 33
言語を設定する...................................................................................33
日時を設定する...................................................................................35
レンズを取り付ける....................................................................... 37
ファインダーの視度を調整する..................................................... 39
使ってみよう 41
撮影の基本操作 .............................................................................. 42
カメラの構え方...................................................................................42
カメラまかせで撮影する ....................................................................43
手ぶれ補正機能を使って撮影する ................................................. 47
手ぶれ補正機能を有効にする.............................................................48
手ぶれ補正機能を設定する.................................................................49
シーンに合わせて撮影モードを選ぶ ............................................. 50
撮影シーンを選ぶ...............................................................................51
ズームレンズを使う....................................................................... 53
内蔵ストロボを使う....................................................................... 54
いろいろな方法で撮影する ............................................................ 58
連続撮影 .............................................................................................58
セルフタイマー撮影 ...........................................................................60
リモコン撮影(リモコンF:別売品)..................................................64
ミラーアップ機能を使ってカメラぶれを防ぐ....................................67
再生する......................................................................................... 68
撮影した画像を再生する ....................................................................68
再生した画像を拡大表示する.............................................................70
9画像ずつ表示する .............................................................................71
スライドショウで連続再生する .........................................................73
AV機器と接続する......................................................................... 75
画像をフィルタで加工する ............................................................ 76
画像を消去する .............................................................................. 79
1画像ずつ消去する .............................................................................79
まとめて消去する...............................................................................80
選択して消去する(9画面表示で消去)..............................................81
消去できないようにする(プロテクト).............................................83
プリントサービスの設定をする(DPOF..................................... 85
1画像ずつ設定する .............................................................................85
全画像を設定する...............................................................................86
カメラとプリンターをつないでプリントする(PictBridge........ 88
「転送モード」を設定する ..................................................................89
カメラをプリンターに接続する .........................................................90
1画像ずつプリントする......................................................................91
全画像をプリントする........................................................................93
プリントサービスの設定(DPOF)内容でプリントする ..................95
USBケーブルを取り外す ....................................................................95
5
6
メニューリファレンス 97
ボタンの機能を使う....................................................................... 98
撮影時.................................................................................................98
再生時...............................................................................................100
メニューを使う ............................................................................ 102
メニューの操作方法 .........................................................................102
A撮影」メニューの設定項目 ........................................................104
Q再生」メニューの設定項目 .......................................................104
H詳細設定」メニューの設定項目..................................................105
Aカスタム」メニューの設定項目 ..................................................106
Fnメニューを使う ....................................................................... 108
撮影時...............................................................................................108
再生時...............................................................................................109
モードダイヤルを使う ................................................................. 110
機能リファレンス 113
記録サイズと画質を設定する ...................................................... 114
画像仕上を設定する .........................................................................114
記録サイズを設定する......................................................................115
画質を設定する.................................................................................116
彩度/シャープネス/コントラストを設定する ..............................117
ホワイトバランスを調整する...........................................................118
感度を設定する.................................................................................121
色空間を設定する.............................................................................123
ピントを合わせる ........................................................................ 124
オートフォーカスを利用する...........................................................124
AFモードを設定する ........................................................................127
ピント合わせ位置(測距点)を選択する.........................................128
ピントを固定する(フォーカスロック)...........................................130
マニュアルでピントを調整する(マニュアルフォーカス)..............132
露出を設定する ............................................................................ 134
絞りとシャッター速度の効果について ............................................134
測光方式を選択する .........................................................................136
露出モードを切り替える ..................................................................138
露出を補正する.................................................................................147
露出を自動で変えて撮る(オートブラケット)................................149
撮影前に構図、露出、ピントを確認する .................................... 152
プレビューを表示する......................................................................152
プレビュー方式を設定する...............................................................153
内蔵ストロボを使いこなす .......................................................... 154
ストロボの光量を補正する...............................................................154
ストロボ充電中に撮影できるようにする.........................................155
露出モードによるストロボ撮影の特徴 ............................................155
内蔵ストロボ撮影時の距離と絞り....................................................157
DAD FAFA JFAFレンズの内蔵ストロボ適合表 .................158
外付けストロボ(別売品)を使って撮影する..................................160
再生時の条件を設定する ............................................................. 167
再生時の表示方法を切り替える .......................................................167
スライドショウの表示間隔を設定する ............................................168
カメラの設定をする..................................................................... 169
SDメモリーカードをフォーマットする ...........................................169
電子音をオン/オフする ..................................................................170
日時とその表示スタイルを変更する ................................................170
ワールドタイムを設定する...............................................................171
表示言語を設定する .........................................................................174
ガイド表示をオン/オフする...........................................................174
液晶モニターの明るさを設定する....................................................175
ビデオ出力方式を選択する...............................................................175
オートパワーオフを設定する...........................................................176
フォルダ名の付け方を選択する .......................................................176
ファイルNo.の付け方を選択する .....................................................177
クイックビューとデジタルプレビューの表示を設定する................177
設定をリセットする..................................................................... 179
撮影/再生/詳細設定メニューのリセット .....................................179
カスタムファンクションメニューのリセット..................................180
7
8
付録 181
初期設定一覧 ............................................................................... 182
各種レンズを組み合わせたときの機能 ........................................ 186
「絞りリングの使用」設定時の注意 ............................................. 188
CCDのクリーニングについて...................................................... 189
CCDを振動させてほこりを落とす ...................................................189
ブロアーでほこりを落とす...............................................................190
別売アクセサリー ........................................................................ 192
エラーメッセージ ........................................................................ 194
困ったときは ............................................................................... 196
主な仕様....................................................................................... 199
リモートコントロールF(別売)仕様..............................................201
用語解説....................................................................................... 202
索引.............................................................................................. 206
アフターサービスについて .......................................................... 211
ペンタックス
ピックアップリペアサービス ...................................................... 212

本書の構成

本書は、次の章で構成されています。
9
1 お使いになる前に
カメラの特長や付属品、各部の名称について説明しています。
2 準備編
お買い上げ後、画像を撮るまでの準備操作について説明しています。必 ずお読みになり、撮影をはじめる前に、操作を行なってください。
3 使ってみよう
基本の撮影方法と再生方法、印刷の方法を説明しています。この章を読 めば、撮影、再生、印刷のすべての基本操作がわかります。
4 メニューリファレンス
sの機能をボタンやメニューごとに解説します。
5 機能リファレンス
sをより深く使いこなすための機能をご紹介します。
6 付録
困ったときの対処のしかたや別売品の案内、各種資料を記載しています。
1
2
3
4
5
6
操作説明中で使用されている表記の意味は次のようになっています。
1
関連する操作の説明が記述されているページを記載しています。
知っておくと便利な情報などを記載しています。
操作上の注意事項などを記載しています。
10
メモ

1 お使いになる前に

お使いになる前に、同梱品とカメラ各部の名称を確認して ください。
sカメラの特長 ...........................12
主な同梱品の確認 ...................................................13
各部の名称 .............................................................14
12
sカメラの特長
• 23.5×15.7mm、有効画素数 610 万画素の CCD を採用し、高精細、高ダ イナミックレンジの撮影ができます。
1
• CCDシフト方式の手ぶれ補正機構SRShake Reduction)を搭載。レ
ンズの種類を問わずに手ぶれを防いで美しく撮影できます。
お 使
• CCDにはゴミがつきにくいSPコーティングが施されています。さらに
ダストリムーバル機能で付着したゴミを落とすことができます。
•11点測距 AFセンサー(中央部9点はワイドクロスエリアAF)を搭載し
な る
ています。
倍率0.85 倍で視野率96%の従来の35ミリ判カメラと違和感のないファ
インダーで、マニュアルによるピント合わせが簡単に行えます。また、 ファインダーには測距点が赤く光るスーパーインポーズ機能を搭載し ています。
• CR-V3、単 3形リチウム電池、単3形ニッケル水素充電池、単3形アルカ リ電池が使用できます。
液晶モニターには、2.5型の大型液晶を採用。約21万画素の高精細・広 視野角タイプ、明るさ調整機能付きで見やすさを向上させています。
デジタルプレビューによる画像の確認機能を搭載し、よりイメージに 近い撮影ができます。
超音波モーター搭載レンズと組み合わせることで、レンズ内に搭載し た超音波モーターによる静かで滑らかなオートフォーカスが可能にな ります。
35ミリ判一眼レフカメラと sでは、35 ミリ判フィルムと CCD のフォーマットサイズが異なるために、同じレンズを使用しても写る範囲(画 角)は同じにはなりません。
35ミリ判フィルムとCCDの大きさ
35ミリ判フィルム 36×24mm
sCCD 23.5×15.7mm
s 35 ミリ判カメラでほぼ同じ範囲(画角)を撮影するには、
35 ミリ判カメラのレンズの焦点距離を約 1.5で割った焦点距離のレンズを使用 してください。
例)35 ミリ判カメラで150mmのレンズを使う場合と同じ画角にするには、
150÷1.5100
s
逆に、sで使用しているレンズの焦点距離を35 ミリ判カメラの 焦点距離に換算するには、約1.5 倍してください。
例)sに300mmレンズを使用した場合、
300×1.5450 35ミリ判カメラで450mmレンズ相当を使用したのと同じになります。
では、
100mm
のレンズを使用すれば良いことになります。

主な同梱品の確認

このカメラには以下の付属品が同梱されています。 カメラをお使いになる前に、付属品に不足がないかお確かめください。
ホットシューカバー FK
(カメラ装着)
アイカップFO
(カメラ装着)
MEファインダーキャップ
13
1
お 使 い に な る 前 に
ボディーマウントカバー
(カメラ装着)
ソフトウェア(CD-ROM
S-SW55
使用説明書(本書)
USBケーブル
I-USB17
ストラップ
O-ST53
PENTAX PHOTO Browser 3 PENTAX PHOTO Laboratory 3
使用説明書
※ 同梱の電池は、動作確認用のサンプルです。
ビデオケーブル
3形アルカリ電池
I-VC28
4本)
保証書
14

各部の名称

1
本体
お 使 い に な る 前 に
シャッターボタン
カードカバー
セルフタイマーランプ
/リモコン受光部
レンズ取外しボタン
3ボタン
マウント指標
電源レバー
iボタン
Mボタン
ミラー
電源ピン
AFカプラー
フォーカス モードレバー
レンズ情報接点
セレクトダイヤル LZ
ボタン
十字キー
4ボタン
{ボタン
電池ぶた
Qボタン
三脚ねじ穴
15
内蔵ストロボ
モードダイヤル
吊り金具
ケーブル スイッチ端子
USBVIDEO端子
DC入力端子
端子カバー
Kボタン
ホットシュー mc ボタン
表示パネル
視度調整レバー
手ぶれ補正 スイッチ
カードアクセス ランプ
ファインダー液晶モニター
1
お 使 い に な る 前 に
16
1600
25
AF. S
2007

液晶モニターのガイド表示

液晶モニターに表示される内 容は、カメラの状態ごとに次の
1
ようになります。
お 使 い に な る 前 に
電源オン時またはモードダイヤル操作時
電源オン時、またはモードダイヤルを回したときに、液晶モニターに3秒 間ガイド表示されます。
H詳細設定」メニューの「ガイド表示」をオフにすると、表示されません。 (p.105
192345 678
AF. S
AF. S
࿡ࠊ࿡ࠊ࿡ࠊ
1110
0101//
01//
1414: 25
:0707072007
14 252007
1600
1600
液晶モニター
1
ストロボモード
(有効なモードを表示)(p.54
2
ドライブモード(p.108
3
測光方式(p.136
4
AFモード(p.127
5
測距点切り替え(p.128
6
ホワイトバランス設定(p.118
7
感度設定(p.121
8
手ぶれ補正モード(p.47)
9
撮影モード、シーンモード(p.110)
10
ワールドタイム警告表示(p.171
11
現在の日時(p.170
3567 は標準設定以外に
セットしたときだけ、8 は手ぶ れ補正機能がオフになってい るときだけ、10はワールドタイ ム設定をオンにしているとき だけアイコンが表示されます。
撮影時
મૂ ༭
25
AF. S
sRGB
mm
ISO
800
2007
મૂ ༭
મૂ ༭
࿡ࠊ ג   ഐ   ݗ൝  ࡥ ೰   ג ئ
࿡ࠊ
撮影時にM ボタンを押すと、液晶モニターに撮影機能の設定内容が 15秒間表示されます。
17
詳細情報表示
મૂ༭
મૂ༭
મૂ༭
ISO
800
ISO
800
sRGB
sRGB
0101/0707072007
/ 14 : 2501/2007 /
1
AFモード(p.127
2
モードダイヤル位置(p.110
3
測光方式(p.136
4
ストロボモード(p.54
5
ドライブモード(p.108
6
オートブラケット(p.151
7
ISO感度(p.121
8
画像仕上(p.114
9
画質(p.116
10
記録サイズ(p.115
AF. S
AF. S
4040mm
40
1414: 25
mm
મૂ༭
19
109
12
11
色空間(p.123
12
ホワイトバランス(p.118
13
現在の日時(p.170
14
測距点位置(p.128
15
彩度(p.117
16
シャープネス(p.117
17
コントラスト(p.117
18
レンズ焦点距離
19
シーンモード(p.50
20
手ぶれ補正モード(p.47)
20 1
13
14
15 1665432 1787
1811
※ 5と6は同時に表示されることはありません。どちらか一方が表示さ
れます。19はシーンモードのときだけ表示されます。
1
お 使 い に な る 前 に
詳細情報表示画面で十字キー(p)を押すと、設定されている撮影モー ドの説明画面が表示されます。
撮影モード説明
મૂ༭
મૂ༭
࿡ࠊגഐ
࿡ࠊגഐ ݗ൝ࡥ೰ג
ݗ൝ࡥ೰ג ئ
ئ
࿡ࠊ
࿡ࠊ
18
25
2007
sRGB
mm
ISO
800
2000
100 - 0 0 0 1
AF. S
再生時
画像再生時にMボタンを押すごとに、通常表示、ヒストグラム表示、 詳細情報表示、情報表示なし(画面のみ)の順で画面表示が切り替わり ます。
1
お 使 い に な る 前 に
Qボタンを押したとき、はじめに表示する情報を変更できます。(p.167
詳細情報表示
2
26
9
87
18
22
25
2000
1 /
20001/ 228.F28.
ISO
ISO
800
800
F
100-0001
100-0001
AF. S
AF. S
1 5.
+
+
EVEVEV
15.
sRGB
sRGB
/ 14 : 25
0101/0707072007
01/2007 /
1414: 25
4040mm
40
mm
1
11
12 13 14 15
17
20
21
24
3
5
10 16 19
23
4
6
1
撮影画像
2
回転アイコン(p.69
3
画像のフォルダ番号とファイル No.p.176p.177
4
画像プロテクト表示(p.83
5
AFモード(p.127
6
測距点情報(p.128
7
シャッター速度(p.140
8
絞り値(p.142
9
露出補正値(p.147
10
彩度(p.117
11
モードダイヤル位置(p.110
12
測光方式(p.136
13
ストロボモード(p.54
14
ドライブモード(p.108
15
オートブラケット(p.151
16
シャープネス(p.117
17
ISO感度(p.121
18
画像仕上(p.114
19
コントラスト(p.117
20
画質(p.116
21
記録サイズ(p.115
22
色空間(p.123
23
レンズ焦点距離
24
ホワイトバランス(p.118
25
撮影日時(p.170
26
シーンモード(p.50
13はストロボが発光した画像でのみ表示されます。14と15は同時
に表示されることはありません。どちらか一方が表示されます。 26はシーンモードのときだけ表示されます。
ヒストグラム表示
100-0046
12
100-0046
100-0046
3
4
1
撮影画質(記録方式)
2
画像のフォルダ番号とファイルNo.p.176p.177
3
画像プロテクト表示(p.83
4
ヒストグラム(p.167
Q再生」メニューの「再生時の表示方法」で「白飛び警告表示」をオンに すると、白飛び部分が点滅表示されます。(p.167
ヒストグラム表示中に十字キー(mn)を押すと、ヒストグラムの表示位
置を上下に移動することができます。
19
1
お 使 い に な る 前 に
20

ファインダーの表示ガイド

お 使 い に な る 前 に
1
23
1
12 13
4
5 6
1
8
7
91011
1514 16
1
AFフレーム(p.39
2
スポット測光フレーム(p.136
3
測距点(p.128
4
ストロボ発光表示(p.54) ストロボ発光可能なときは点灯、ストロボがお勧めなのに発光する設定に
なっていないときは点滅する
5
コンティニュアスモード表示(p.127 AFモードがk(コンティニュアスモード)のときに点灯
6
ピクチャーモードアイコン(p.50) ピクチャーモードで撮影する場合、撮影時のピクチャーモードどれか1
類が点灯 \(動体)、q(マクロ)、=(人物)、UIの標準モード)、 .(夜景人物)、s(風景)
7
シーンモードアイコン(p.50) シーンモードで撮影する場合に点灯
8
合焦マーク(p.44) 合焦したとき(ピントが合ったとき)に点灯
9
シャッター速度(p.140)/ISO感度確認 撮影時および調整時のシャッター速度(セレクトダイヤルによるシャッ ター速度調整が可能なときはアンダーラインが点灯)
「撮影時のOKボタン」の設定が「ISO感度確認」のときは、4ボタンを
押している間、ISO感度を表示(p.126
10
絞り値(p.142) 撮影時および調整時の絞り値(セレクトダイヤルによる絞り調整が可能な
ときはアンダーラインが点灯)
11
露出補正表示(p.147) 露出補正有効時、露出補正調整時に点灯
ストロボ光量補正時はゆっくり点滅 露出補正調整かつストロボ光量補正時は早く点滅 調整値は撮影可能枚数の表示位置に表示
12
撮影可能枚数/露出補正値 現在の画質、記録サイズ設定であと何枚撮影できるかを表示
連続撮影可能枚数を表示(p.106) 露出補正調整時には露出補正値を表示(p.139) 露出モードがa のときは、適正露出値との差を表示(p.144
13
手ぶれ補正表示(p.47) 手ぶれ補正中に点灯
14
マニュアルフォーカス表示(p.132) フォーカスモードが\の場合に点灯
15
ISO警告表示(p.122) 警告設定値以上のISO感度の場合に点灯
16
AEロック表示(p.148 AEロック中に点灯
21
1
お 使 い に な る 前 に
シャッターボタンを半押しにすると、オートフォーカスに使われた測距点 が赤くスーパーインポーズされます。(p.128
Aカスタム」メニューの「撮影時のOKボタン」が「ISO感度確認」に設定 されている場合、4ボタンを押している間、ファインダー内にISO感度が 表示されます。(p.126
22

表示パネルの表示ガイド

カメラ上部の表示パネルには次のような情報が表示されます。
1
お 使 い に な る 前 に
1
2
7
3
4
111065
1
シャッター速度(p.140
2
絞り値(p.142 表示なし:オート
3
ストロボモード表示(p.54 V :セレクト
b :内蔵ストロボ充電完了
(点滅はストロボお勧めま
たは不適合レンズ警告)
a :発光禁止 M :中央重点測光 E :自動発光 N :スポット測光 > :赤目軽減機能有効
4
ドライブモード(p.108
9 1コマ撮影 j :連続撮影 g :セルフタイマー撮影 h :リモコンモード撮影
5
測距点情報(p.128
M :中央
6
測光方式(p.136) 表示なし:分割測光
7
オートブラケット(p.151
8
ホワイトバランス(p.118
(オート設定時は非表示)
9
電池残量表示
10
露出補正表示(p.147
11
撮影可能枚数/露出補正値 /PCPb
PC:マスストレージ、
PbPictBridge
8 9

2 準備編

お買い上げ後、画像を撮るまでの準備操作について説明し ています。必ずお読みになり、撮影をはじめる前に、操作 を行なってください。
ストラップを取り付ける ........................................24
電池を入れる ..........................................................25
SDメモリーカードを入れる/取り出す .................29
電源を入れる ..........................................................32
初期設定をする ......................................................33
レンズを取り付ける ...............................................37
ファインダーの視度を調整する .............................39
24
準 備 編

ストラップを取り付ける

1
ストラップの先端をカメラの吊 り金具に通し、留め具の内側にな るように固定する
2
2
もう一方のストラップの先端を カメラのもう一方の吊り金具に 通し、留め具の内側になるように 固定する

電池を入れる

カメラに電池をセットします。電池はCR-V32本、または、単3形ニッ ケル水素充電池、単3 形リチウム電池、単3 形アルカリ電池のいずれか 4 本を使用します。
本機は動作確認用として、単3形アルカリ電池を同梱していますが、他にも使用 できる電池があります。「電池について」(p.26)をご覧いただき、用途に合っ た電池を選んでご使用ください。
このカメラで使用するCR-V3、単 3 形リチウム電池、単3形アルカリ電池は 充電式ではありません。
電源がオンのときは、電池ぶたを開けたり、電池を取り出したりしないで ください。
長い間使わないときは、電池を取り出しておいてください。長期間入れた ままにしておくと、電池が液もれをすることがあります。
長時間電池を取り外して、新しく電池を入れたときに日時がリセットされ ていたら、「日時を設定する」の手順に従って、設定しなおしてください。
p.35
電池は正しく入れてください。間違った向きに入れると、故障の原因にな ります。また、電池の電極はよく拭いてから入れてください。
電池は、全部を一度に、同一メーカー・同一種類で交換してください。ま た、新しい電池と古い電池を混ぜないでください。
25
2
準 備 編
1
電池ぶた開放レバーを矢印の方 向( 1)に押しながら、電池ぶた をレンズ側にスライド(2)さ せ てから引き上げる
2
電池の向きを電池室内の「+」
「-」表示に合わせて、挿入する
1
2
26
3
電池ぶたで電池を押さえながら 電池ぶたを閉め(1)、矢印の方
1
準 備 編
向にスライドさせる(2)
2
長時間ご使用になるときは、ACアダプター(別売品)をご使用ください。(p.28)
電池交換をしても正しく作動しないときは、電池の向きを確認してくださ
い。
電池ぶたは完全に閉じてください。電池ぶたが開いていると電源をオンでき ません。

電池について

このカメラでは、以下の4種類の電池を使用することができます。電池の 特性は種類によって異なりますので、用途にあわせて電池をお選びくだ さい。
CR-V3
3 形ニッケ ル水素充電池
Ni-MH
3 形リチウ ム電池
3 形アルカ リ電池
寿命が長いので、旅行などに便利です。 充電して繰り返し使用することができるので経済的です。
(充電には、ご使用の充電池に対応した市販の充電器が必要で
す)
低温に強く、寒い地域での撮影に向いています。
同梱品の電池です。お使いの電池が消耗してしまっても、容易 に入手できます。ただし、使用条件によっては、カメラの性能 を十分に発揮させられない場合がありますので、緊急用や動作 確認用として以外は、使用をお勧めしません。
2
CR-V3タイプの電池には充電式と非充電式があります。このカメラでは非充
電式のCR-V3を使用します。
CR-V3タイプの充電池ならびにニッケルマンガン電池は、電圧特性上、誤動 作の恐れがあるため使用をお勧めしません。

電池容量の確認

27
表示パネルに表示された
{
点灯 : 電池がまだ十分に残っています。
{で、電池の残量を確認することができます。
}
点灯 : 容量が少なくなりました。
?
点灯 : 残量がほとんどありません。
?
点滅 : メッセージの表示後、電源オフとなります。

撮影可能枚数と再生時間(新品電池交換時)

電池
(使用温度)
CR-V3
3形リチウム電池(23°C)約660枚約570枚約450枚約470分
3 形ニッケル 水素充電池
2500mAh
3形アルカリ電池(23°C)約80枚約60枚約40枚約140分
23°C)約730枚約630枚約480枚約700分0°C)約300枚約210枚約180枚約470分
0°C)約520枚約360枚約310枚約400分23°C)約430枚約300枚約260枚約350分
0°C)約350枚約250枚約200枚約300分
0°C)不 70分
一般撮影
ストロボ撮影
使用率50% 使用率100
再生時間
2
準 備 編
撮影枚数(一般撮影、ストロボ使用率50%)は CIPA 規格に準じた測定条件、そ の他については当社の測定条件による目安ですが、使用条件により変わります。
使用環境温度が下がると、電池の性能が低下します。寒冷地で使用する場 合は、予備の電池を用意して、衣服の中で保温するなどしてご使用くださ い。なお、低温によって低下した電池の性能は、常温の環境で元に戻ります。
3
形アルカリ電池は特性上、カメラの性能を十分に発揮させられない場合
がありますので、緊急用や動作確認用として以外は、使用をお勧めしません。
海外旅行、寒冷地で撮影する場合や大量に撮影する場合は、予備電池をご 用意ください。
28

ACアダプターを使用する(別売品)

4
1
2
準 備 編
2
3
液晶モニターを長時間ご使用になるときや、パソコンと接続するときは、 ACアダプターキットK-AC76J(別売)のご使用をお勧めします。
1
カメラの電源がオフになっていることを確認してから、端子 カバーを開ける
2
ACアダプターのDC端子を、カメラのDC入力端子に接続する
3
ACコードをACアダプターに接続する
4
コンセントに電源プラグを差し込む
•ACアダプターを接続または外すときは、必ずカメラの電源をオフにした状 態で行なってください。
カメラやACアダプター、ACコード端子、コンセントはしっかり差し込んで ください。カメラがSDメモリーカードにデータを記録、または読み出して いる間に接続部が外れると、SDメモリーカードやデータが破損する恐れが あります。
•ACアダプターをご使用になるときは、ACアダプターキットK-AC76Jの使用 説明書をあわせてご覧ください。
•ACアダプターを接続しても、カメラ内の充電池を充電することはできませ ん。
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