Yamaha PSR-150 User Manual

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ごあいさつ
このたびはヤマハポータトーンPSR-150/75 をお買い求めいただき、まことにありがとうございま す。PSR-150/75 のさまざまな機能を最大限に活用するために、この取扱説明書をよくお読みになっ
てからご使用ください。なお、読み終わった後も、保証書とともに大切に保管して、わからないこ とや操作のしかたに困ったときなど繰り返しご覧ください。
目次
ご使用になる前に............................................. 1
電源の準備................................................. 1
ヘッドフォンを使うときは......................................... 3
PSR-150/75各部の名称........................................... 2
●デモ曲を鳴らしてみましょう(基本的な操作方法の説明).......................... 6
●ボイスを選んで演奏してみましょう(ボイスの選択)............................ 8
●パーカッションボイスについて...................................... 9
●いろいろなスタイル(伴奏)で演奏してみましょう(スタイルの選択)..................... 10
●デモ曲を聴いてマイナスワン演奏してみましょう
(デモ曲とマイナスワン演奏).......................................14
●ジャムトラックを使ってみましょう(ジャムトラック)........................... 16
●ドラムパッドを鳴らしてみましょう(PSR-150)................17
●サウンドエフェクトパッドを鳴らしてみましょう(PSR-150)..........17
スタイル/ジャムトラックのボイス一覧................................... 18
付録1:デモ曲楽譜集............................................20
こんなときは................................................ 30
オプション(別売)商品のご紹介........................................ 31
PSR-150/75仕様.............................................. 31
付録2:ポータサウンド上達チェックシート.................................. 32
これは電子機械工業会「音のエチ
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によってはたいへん気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。静かな夜間には 小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。適 度な音量を心がけ、窓を閉めたりヘッドフォンをご使用になるのも一つの方法です。音楽はみんなで楽しむもの、お互い に心を配り快適な生活環境を守りましょう。 接続する場合は、本体および外部機器ともに電源を切ってから行ってください。
ケット」キャンペーンのシンボル マークです。
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ご使用になる前に
使わないときは・・・・・・
電源スイッチを切ってください。
電源アダプターを使用した時は、家庭用コ
ンセントから抜いてください。
長い間使わない時は、乾電池を取り出して ください。
こんな所には置かないで・・・・・・
ストーブなど暖房器具の近く、直射日光の 当たる場所、日中の車の中など、極端に温 度が高くなるところ。
湿気の多いところ、ホコリの多いところ。
近くで使わないで・・・・・・
ラジオやテレビの近くで使うと、ラジオや テレビ側で雑音が発生することがありま す。充分に離してお使いください。
乱暴に扱わないで・・・・・・
落としたり、物をぶつけたり、パネルや鍵 盤やケーブルの上に物を置かないでくださ い。傷がついたり、故障の原因となること があります。
美しく保つために・・・・・・
●電源の準備
PSR-150/75は電源として、家庭用コンセントと乾 電池の両方を使うことができます。家庭用コンセ ントをご使用になる場合は同梱の専用アダプター PA-3をお使いください。
◎家庭用コンセントから電源をとるときは
同梱の電源アダプターPA-3をご使用ください。
1アダプターのプラグをリアパネルのDC9-12V端子
へさし込みます。
2アダプターを家庭用(AC100V)コンセントにさし込み
ます。
・電源アダプターをご使用になる場合は、必ず同梱の専用アダ プター
PA-3をご使用ください。他の電源アダプター使用による障害は、保 証期間内でも保証できない場合もございますので、充分ご注意くだ さい。
◎乾電池を使うときは
1PSR-150/75を裏返し、電池ブタをはずします。 2市販の乾電池(単1乾電池)を6本入れます。イラスト
合わせて、向きを間違えないように入れてください。
3電池ブタを閉めます。
汚れは柔らかい布でカラぶきしてください。 また汚れのひどい時は、少し水で湿らせた布 でふいてください。 (アルコールやシンナー類 は、絶対に使わないでください。)
ビニール製品を上に置かないでください。 貼り付いてしまうことがあります。
不適切な使用による故障につきましては、保証しかねる場合がご ざいます。
・乾電池はお早めにおとりかえいただくことをおすすめします。電池
が少なくなりますと、演奏やリズムなどがストップして、電源を入 れた直後の状態にもどることがあります。このような時は、6本とも 新しいものと交換してください。乾電池お買い求めの際は、『単1乾 電池6本』とご指定ください。 決して、古い電池と新しい電池を混ぜて使用しないでください。
●ヘッドフォンを使うときは(HEADPHONES/AUX.OUTについて)
一人で静かに練習する時や、夜間に演奏する時は、ヘッドフォン( ヤマハHPE-3/ 5[別売]など)のプラグをリアパネルのヘッドフォンジャック(HEADPHONES/
AUX.OUT)に接続してご利用ください。接続すると自動的にPSR-150/75のスピー カーからは音が出なくなります。 また、このジャックは音声信号を出力する端子も兼ねていますので、ステレオ、 ラジオカセットなどの入力端子と接続すれば、PSR-150/75の演奏をそれらの機器 で鳴らすことができます。(ステレオフォン<-->ピンプラグをご使用ください。)
接続する場合は、本体および外部機器ともに電源を切ってからおこなってください。
1
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PSR-150/75 の特長
●本物みたいな楽器音色(AWMサウンド) が 楽しめます。全部で100種類。
●世界中のいろんなスタイルのリズムや伴
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奏で、ミュージシャンの仲間入り!
(PSR-150 :50スタイル、PSR-75 25スタイル)
●バラエティあふれるデモ曲(デモンスト レーション演奏)をきいたり、その曲で マイナスワン演奏もできます。 (PSR-150 :20曲、PSR-75 :15曲)
●一流スタイルのジャムトラック(コード 進行)でかっこよく演奏してみましょ
う。(PSR-150 :20パターン、 PSR-75:15パターン)
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●ドラムパッドでドラマーを気取ってみま
しょう。(PSR-150)
●サウンドエフェクトパッドで効果音を鳴
らしてみましょう。(PSR-150)
●ステレオスピーカーでダイナミックサウ
ンドが楽しめます。(PSR-150)
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さあ、どんな演奏から始めましょうか。
PSR-150/75 はいろいろな機能を持っています。できることから少しずつ練習しましょう。 演奏する前に、次の質問に答えてください。どんな演奏から始めたらよいかがわかります。
はい
スタート!
キーボードを触る のは生まれて初め てだ。
いいえ
音楽は踊れる曲 じゃないと聴か ない。
いいえ
はい
はい
いいえ
ハウスミュージック とは、カレー屋さん の音楽のことだ。
はい
パーティーは自分 抜きでは盛り上が らないと思う。
いいえ
はい
カラオケは週に一度 は欠かせないストレ ス解消法だ。
いいえ
今いちばん好きな 歌を音名(ドレミ ファ)で歌える?
いいえ
はい
はい
映画やドラマの主 題歌は、真っ先に チェックする?
はい
デートに備えて、 オリジナルのカセッ トテープを作ったこ とがある。
いいえ
はい
いいえ
いいえ
音楽がないと生き ていけない。
いいえ
はい
キーボードで弾け る曲がある。
いいえ
楽器の名前を20 種類以上言える?
いいえ
はい
はい
4
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この頁から見てください。君はこれからはじめよう。
いいえ
上達したらバンド を組もうと思って いる。
はい
左手でコード( 和音) が弾ける。
はい
いいえ
いろんな曲をきいて口 ずさめるようになりま しょう。
どんな楽器があるの か、いろいろなボイス を鳴らしてみよう。
まず、右手の練習か らはじめましょう。 デモ曲を弾いてみま しょう。
デモ曲を聴いてみ よう。 →66ページ
ボイスを選んで弾 いてみよう。 →88ページ
デモ曲のマイナス ワン演奏をしてみ よう。 →14ページ
実は作曲家という 職業に憧れている。
はい
いいえ
いろいろなリズムの曲 を弾いてみましょう。
リズムにのって自分 のオリジナル曲を 作ってみましょう。
伴奏をつけて演奏 してみよう。 →10ページ
ジャムトラックを 使ってみよう。 →16ページ
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デモ曲を鳴らしてみましょう!(基本的な操作方法の
●基本的な操作方法
PSR-150/75 はミュージックモードセレクター と番号0 〜9 ボタン、+/-ボタン、デモ(DEMO) ボタン、スタート/ストップ(START/STOP) ボタン、ボリューム(VOLUME)▼▲ボタン、テ ンポ(TEMPO)▼▲ボタンをつかって基本的な
操作をおこないます。まずデモ曲を鳴らしなが らこの操作を練習してみましょう。
1 ミュージックモードセレクター(MUSIC
MODESELECTOR) をソング(SONG)まで回
します。
STYLE
MUSIC MODE SELECTOR POWER OFF
2 00  〜  9  、+/-ボタンを使ってデモ曲のソング
ナンバーを選びます。
各モードのナンバー(ボイス/スタイル/ソング)を 選択するときに使用します。ナンバーは順番に2つ のボタンを押してください。このとき、10の位の 番号ボタンを押すと低い音(ポン)が、1の位のボタ ンを押すと高い音(キン)が鳴ります。
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VOICE
SONG
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
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456
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ttss
ミュージックモードセレクターでは、使用する モードの選択および、電源オン/オフをおこない ます。
スタイル(STYLE)モード・・・伴奏のリズムスタイ
ルとそれに合ったボイス(音色)をセットで選ぶとき
ボイス(VOICE)モード・・・鍵盤で演奏する音色を選
ぶとき
ソング(SONG)モード・・・デモ曲/マイナスワン演
奏する曲やジャムトラックを選ぶとき
例えばソングモードで「01オリジナルソング2」を 選ぶ場合は、「0」(10の位)、「1」(1の位)の順番
でボタンを押します。
+/- ボタンを押して番号を変えることもできます。 +ボタンを一度押すと1だけ大きな番号に変わり、
-ボタンを一度押すと1だけ小さな番号に変わりま
す。 たとえば、ボイスナンバーの99を選んだ後に+ボタ ンを一度押すと、ボイスナンバー00の音色に変わ ります。
番号のキャンセル(取り消し)
10の位の番号を押した後、10秒間どのボタンも押さないと、10 の位の番号は自動的にに取り消されます。また、10の位の番号
を押した後、0〜9以外のボタンを押したりミュージックモード
セレクターを回しても、10の位の番号は取り消されます。
電源 切(POWEROFF)・・・PSR-150/75の電源を
切ります。
6
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3 デモ曲をスタートさせます。
デモ(DEMO)ボタンを押すとデモ曲が始まり、番号 順に次々とデモ曲が演奏されます。
またこの時、ボタンを押すと低い音(ポン)が、ボタンを押す と高い音(キン)が鳴ります。テンポが最も遅く、または、速くな るとそれ以上の変更はできなくなり、ボタンを押しても音(ポ ン、キン)が鳴らなくなります。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
ttss
4 ボリューム、テンポを調整します。
(ボリューム▼▲ボタン、テンポ▼▲ボタン について)
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
ttss
5 デモ曲をストップさせます。
もう一度デモボタンが押すか、またはスタート/ ストップ(START/STOP)ボタンを押すと演奏が止ま ります。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
ttss
●ボリューム(VOLUME) ▼▲ボタンについて
ボタンでボリュームが小さくなり、ボタンでボ
リュームが大きくなります。▼▲ボタンを同時に押 すと、最初に設定されていたボリューム値に戻り ます。
また、ボタンを押すと低い音(ポン)が、ボタンを押すと高い音
(キン)が鳴ります。ボリュームが最も小さく、または、最も大き
くなるとそれ以上の変更はできなくなり、ボタンを押しても音(ポ ン、キン)が鳴らなくなります。
●テンポ(TEMPO) ▼▲ボタンについて
テンポの調整は、テンポ(TEMPO)▼▲ボタンでおこ
ないます。ボタンでテンポが遅く、ボタンでテ ンポが速くなり、▼▲ボタンを同時に押すと標準テ ンポ(デモ曲の最適なテンポ)に戻ります。
1モードが自由に選べるように なったら・・・ 2ボリュームが自由に変えられ るようになったら・・・ 3テンポが自由に変えられるよ うになったら・・・ チェックシート(P.32)に○印を 書き込んでください。
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ボイス(音色)を選んで、演奏してみましょう!
●ボイスの選択
PSR-150/75 には、先進のAWM(アドバンス ド・ウェーブ・メモリー)音源を利用した高音
質な100音色のボイスが内蔵されています。ま た、この100音色の中には以下のような効果が
ついた音色も内蔵されています。
パーカッションボイス(39/99) ・・・鍵盤をたたくと いろいろなパーカッションサウンドが楽しめま す。パーカッションリストは9ページを参照してくだ さい。
デュアルボイス(40〜55)・・・鍵盤をたたくと2つの ボイスが重なって鳴ります。
スプリットボイス(56 〜66)・・・C3より右の鍵盤で 一つのボイス、B2より左の鍵盤でもう一つのボイ
スが演奏できます。 サステインボイス(67〜71)・・・サステイン(余韻効
果)がかかったボイスです。
1 ミュージックモードセレクターでボイス
(VOICE)を選択します。
STYLE
MUSIC MODE SELECTOR POWER OFF
VOICE
SONG
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
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2 ボイスナンバーを選択します。
 ハーモニーボイス(72〜84)*・・・演奏した音程に 加え
、1
〜3音のハーモニー音が自動的に付きます。
エコーボイス(85〜99)・・・エコー( こだま効果)がか
かったボイスです。
*ハーモニーボイスで演奏できるのは1音だけです。複数の鍵盤を
押さえると、常にいちばん最後に押さえられた音に対してハー モニー音が付けられます。 また、ミュージックモードセレクターが「ボイス」の位置にあ る場合は常にCコードを基本としたハーモニー音が付けられ、 「スタイル」の位置にある場合またはスタイル演奏中は押さえ られたコード(P.12,13参照)を基本としたハーモニー音が付けら れます。「ソング」の位置にある場合またはソング/ジャムト ラック演奏中ソング/ジャムトラックのコードを基本とした ハーモニー音が付けられます。
番号0〜9ボタンを使って、ボイスナンバーを選び ます。ナンバーは順番に2つのボタンを押して設定
してください。
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・電源を入れた時、ボイスナンバーは00に設定されています。
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3 演奏してみましょう。
好みのボイスを選んだら、演奏してみましょう。 また、2と同じ手順を繰り返して、いろいろな音 色を演奏してみましょう。
・PSR-150/75はボイスを選ぶと自動的にその音色に最適なオク
ターブが設定されます。(選択した音色によってオクターブ設定 は異なります。)
・PSR-150/75の最大同時発音数は12ですが、ボイスによっては
(デュアル/スプリットボイスなど)12 音より少ないものがあり
ます。 また、同時発音数にはスタイルやソングなどの発音も含まれる ので、鍵盤演奏とスタイルやソング演奏などを同時におこな い、最大同時発音数を越えると、ある音が途中で消えたり鳴ら なかったりすることがあります。
4ボイスが自由に選べるように
なったら、チェックシート(P.32)
に○印を書き込んでください。
パーカッションボイスについて
ボイスナンバー39/99のパーカッションを選択すると、鍵盤を叩いてパーカッションボイスが演奏でき ます。各鍵盤にセットされているドラム/パーカッションの音色は下記のリストを参照してください。
[パーカッションアサインリスト]
PSR-75
PSR-150
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いろいろなスタイル(伴奏)で演奏してみましょう!
●スタイルの選択
PSR-150には50種類のリズムと伴奏のスタイ ルが、PSR-75には25種類のリズムと伴奏のス
タイルが内蔵されています。スタイルを選ぶ と、そのスタイルに適したボイスも自動的に選 ばれます。
自動伴奏とは、鍵盤の上部にプリントされている<
より左の自動伴奏用鍵盤(AUTOACCOMP. SECTION) で演奏されたコードに応じて、ベース音
とコード音が演奏されるという機能です。
自分の好みのスタイルを選び、自動伴奏機能を 使って演奏してみましょう。
2 スタイルナンバーを選択します。
番号0〜9ボタンを使って、スタイルナンバーを選
びます。番号は2つのボタンを順番に押して選んで ください。
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・電源を入れた時、スタイルナンバーは00に設定されています。
・本体パネルに表示されていないナンバー(PSR-15 は50以上、
PSR-75は25以上)は選択できません。これらのナンバーを押し
ても、クリック音(ポン、キン)は鳴りません。
1 ミュージックモードセレクターでスタイル
(STYLE)を選択します。
STYLE
MUSIC MODE SELECTOR POWER OFF
VOICE
SONG
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
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ttss
3 自動伴奏をスタートさせます。
鍵盤の上部にプリントされている<より左の自動伴 奏用鍵盤(AUTOACCOMP.SECTIN)でコードを さえると同時にリズムと伴奏がスタートします。
C D E F G A B C D E F 自動伴奏用鍵盤
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また、スタート/ストップ(START/STOP)ボタンを 使ってリズムをスタートさせることもできます。こ の場合、自動伴奏用鍵盤でコードが押さえられるま で伴奏は始まりません。
5
自動伴奏に合わせてメロディーを演奏します。
左手でコードを次々と変えながら、伴奏に合わせ て<より右の鍵盤を使って右手でメロディーを演奏 してみましょう。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
ベースコードホールドについて
スタイルナンバー49(PSR-150)、24(PSR-75)のベースコード
ホールド(BASSCHORDHOLD を選んだ時は、自動伴奏は演奏さ)
れず、自動伴奏用鍵盤で鍵盤が押さえられている間、ベース音と コード音(持続音)が演奏されます。なお、この時リズム(スタート /ストップ)は働きません。
・スタイルを選ぶとそのスタイルごとに、<より右の鍵盤で演奏
するボイスが自動的に選ばれますが、他のボイスで演奏するこ ともできます。この場合は、ダイヤルを回していったんボイス モードに移りボイスを選んでから、再びスタイルモードに戻っ て伴奏をスタートさせてください。スタイルごとに選ばれるボ イスはP.18の「スタイル/ジャムトラックのボイス一覧」を参 照してください。
・伴奏の演奏中も、ダイヤルを回してボイスを変更することがで
きます。
・リズムが止まっている時にスタイルを選ぶと、そのスタイルに
適した標準テンポが自動的に選ばれます。
・伴奏の演奏中にスタイルを変更すると、次の小節から新しいス
タイルの伴奏が始まります。そして同時に、ボイスも変更され ます。ただし、この場合は新しいスタイルの標準テンポには変 更されず、伴奏のテンポはそのままで演奏されます。テンポ ▼▲ボタンを2つ同時に押すと、標準テンポに変更されます。
ttss
・この時、P.7の「テンポ▼▲ボタンについて」の項 を参照して、テンポを変えて、自分の演奏しやすい スピードに調整しましょう。
6 自動伴奏をストップさせます。
スタート/ストップ(START/STOP)ボタンを押す と、簡単なエンディングフレーズが演奏された 後、伴奏がストップします。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
ttss
4 自動伴奏のコードを押さえます。
自動伴奏用鍵盤でコードを押さえてください。そ の押さえられたコードと選ばれたスタイルに従っ て伴奏が演奏されます。
PSR-150/75はマルチフィンガリングという新しい コード検出方式を採用しています。詳細は12ペー
ジを参照してください。
5スタイルが自由に選べるように なったら、チェックシート(P.32)に ○印を書き込んでください。
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マルチフィンガリングについて
●シングルフィンガーについて
PSR-150/75 の自動伴奏用鍵盤(AUTO ACCOMP.SECTION)でのコードの押さえ
方はマルチフィンガリングという新しい方 式になっています。マルチフィンガリング とは、コードをシングルフィンガー(コー ドの簡単な押さえ方)で押さえても、フィ ンガード(通常のコードの押さえ方)で押さ えても、PSR-150/75 がそのコードを自動 的に識別するという便利な機能です。
・PSR-150/75は電源を入れると自動的にマルチ
フィンガリングモードになりますが、シングル フィンガー、フィンガードどちらかだけに固定す ることもできます。 PSR-150/75の電源を切り、ナンバーボタン1を 押しながらもう一度電源を入れるとシングルフィ ンガーモードに、ナンバーボタン0を押しながら もう一度電源を入れるとフィンガードモードに固 定されます。 一度電源を切って電源を入れなおすとマルチフィ ンガリングモードに戻ります。
シングルフィンガーとは自動伴奏用鍵盤で3本 以内の指を使って、メジャー、マイナー、セ ブンス、マイナーセブンスのコードを切り替 えることができます。
シングルフィンガーのコードの押さえ方
メジャー(M)コード・・・根音を押さえてください。
マイナー(m)コード・・・根音と、根音より左側の黒鍵 を同時に押さえてください。
セブンス(7)コード・・・根音と、根音より左側の白鍵 を同時に押さえてください。
マイナーセブンス(m7)コード・・・根音と、根音より 左側の黒鍵と白鍵を同時に押さえてください。
マイナー(m)コードの押
Cメジャー(M)コードの押
さえ方
C
さえ方
マイナーセブンス(m7)
Cセブンス(7)コードの
押さえ方
・コード押鍵は自動伴奏用鍵盤の範囲内であれば、オクターブ
に影響されません。例えば、C1C2が自動伴奏用鍵盤にある 場合、どちらを押さえても同じ伴奏が演奏されるということ です。
・シングルフィンガーモードに固定した場合、自動伴奏用鍵盤
はC1〜C#2に変更されます。
6シングルフィンガーで コードが押さえられるよ うになったら、チェック シート(P.32)に○印を書 き込んでください。
C
コードの押さえ方
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●フィンガードについて
鍵盤の上部に印刷されている<より左の自動伴奏用鍵盤でコードを押さえると、そのコードと選ばれ たスタイルに従って伴奏が演奏されます。
[Cのコードバリエーション]
C
Cm
C
7
Cm
7
( ) ( )
C sus
7
Caug
Cdim
C
7
-5
(7)
(7)
・コードはすべて基本形で書かれていますが、そ
の転回形も可能です。ただし、以下の場合を例外
4
( )
( )
とします。
・オーギュメンティッド、ディミニッシュトセブンスは押鍵
の最低音を根音とみなします。
・セブンスフラッティッドフィフスは押鍵の最低音を根音ま
たはフラット7とみなします。
・マイナーシックスとナインスは基本形のみを受け付けま
す。
・フィンガードに固定した場合、黒鍵を含めて隣
り合う3音を押さえると、コード演奏がキャンセ
ルされ、リズムのみの演奏になります。 ・BaugとA#m6とBm6は検出しません。 ・特定のコードについては、スタイルによって、
異なるコードを押さえてもコードが変わらない場
合があります。
CM
7
( )
Cm
Csus
・カッコ( )内の鍵盤は押さえなくてもかまいません。
-5
7
4
CmM
Cm
6
C
9
7
( )
7フィンガードでコードが押さえられるように
なったら、チェックシート (P.32)に○印を書き込んでくだ さい。
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デモ曲を聴いてマイナスワン演奏してみよう!
●デモ曲とマイナスワン演奏
PSR-150にはバラエティーに富んだ20種類の デモ曲(ソング) が、PSR-75には15種類のデモ
曲が内蔵されています。自分の好みのデモ曲を 選び、聴いてみましょう。 デモ曲を聴いた後は、今度はマイナスワン演奏 で、デモ曲のメロディーパートを自分で演奏し てみましょう。マイナスワン演奏とはデモ曲の メロディーパートを消して鍵盤で演奏できる機 能のことです。
※演奏する時は、P.20〜の楽譜を参考にしてく
ださい。
2 ソングナンバーを選択します。
番号0〜9ボタンを使って、00〜19(PSR-150)、00 〜14(PSR-75)の中からソングナンバーを選びま す。番号は順番に2つのボタンを押して設定してく
ださい。
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・ソングナンバー20〜39(PSR-150)、15〜29(PSR-75)のジャム
トラックに関してはP.16を参照してください。
1 ミュージックモードセレクターでソング
(SONG)を選択します。
STYLE
MUSIC MODE SELECTOR POWER OFF
VOICE
SONG
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
0123
456
789
ttss
・本体パネルに表示されていないナンバー(PSR-15 は40以上、
PSR-75は30以上)は選択できません。これらのナンバーを押し
ても、クリック音(ポン、キン)は鳴りません。
・電源を入れた時、ソングナンバーは00にセットされています。
14
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3 - 1 デモ曲のスタート/ストップ(デモ曲を
聴くとき)
3 - 2 マイナスワン演奏のスタート/ストップ
(デモ曲を弾くとき)
デモ(DEMO)ボタンを押すとデモ曲がスタートしま す。もう一度デモボタンを押すか、またはスタート /ストップ(START/STOP)ボタンを押すまで、ナン バー順に繰り返しデモ曲が演奏されます。最後のナ ンバーのデモ曲を演奏した後は、自動的に最初のナ ンバーのデモ曲に戻ります。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
・ソングを選ぶと、そのソングのメロディーに使われている音色
が鍵盤に自動的に設定されます。
・デモ曲の演奏中も、ダイヤルを回してボイスを変更することが
できます。また、デモ曲の中には途中でメロディー音色が変わ るものがありますが、自分でボイスを選んだ場合は、もう一度 ソングナンバーを選ぶまでメロディー音色は変更されません。
ttss
スタート/ストップ(START/STOP)ボタンを押す と、デモ曲のマイナスワン演奏がスタートします。 楽譜を見ながらデモ曲のメロディーパートを演奏し てみましょう。マイナスワン演奏は、もう一度ス タート/ストップボタンを押すか、曲が終わると ストップします。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
・スタート/ストップボタンを押すかわりに、鍵盤のいずれかを
押さえても自動的にマイナスワン演奏がスタートします。
・デモボタンを押すと、マイナスワン演奏は止まり、通常のデモ
曲(メロディー演奏を含んだもの)の演奏がすぐに始まります。
ttss
・デモ曲のボイスを変更した場合、曲によってはオクターブが違
うものがあります。
・ソングをスタートさせることによって、スタイルモードで選択
されていたスタイルナンバーは変更されます。
・ソングを選ぶと、そのソングに適した標準テンポが自動的に選
ばれます。
・ソングを選ぶと、そのソング(デモ曲)のメロディーに使われてい
る音色が鍵盤に自動的に設定されます。 デモ曲を聴くときと同じように、ボイスを変更することができま す。 また、自分の使用したいボイスでソングをスタートさせることも できます。その場合は、ダイヤルを回していったんボイスモード に移りボイスをえらんでから、再びソングモードに戻ってソング
(マイナスワン演奏)をスタートさせてください。
8デモ曲が自由に選べるように なったら、チェックシート(P.32)に ○印を書き込んでください。
9デモ曲が弾けるようになった ら、チェックシート(P.32)に○印を 書き込んでください。
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ジャムトラックを使ってみましょう!
●ジャムトラック
PSR-150には20種類のジャムトラックが、 PSR-75には15種類のジャムトラックがプリ セットされています。ジャムトラックとは、い ろいろな音楽スタイルの典型的なコード(和音) 進行がプログラムされているものです。
ジャムトラックを鳴らしている場合は、すべての鍵 盤を使ってメロディーを演奏することができます。 自分の好みのジャムトラックを選び、伴奏に合わせ て演奏してみましょう。
1 ミュージックモードセレクターでソング
(SONG)を選択します。
STYLE
・本体パネルに表示されていないナンバー(PSR-15 は40以上、
PSR-75は30以上)は番号ボタンを押しても選べません。
3 ジャムトラックのスタート/ストップ
スタート/ストップ(START/STOP)ボタンを押す と、ジャムトラックの演奏がスタートします。もう 一度スタート/ストップボタンを押すまで、同じ コードパターンが繰り返し演奏されます。
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
ttss
MUSIC MODE SELECTOR POWER OFF
VOICE
SONG
DEMO START/STOP TEMPO VOLUME
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2 ジャムトラックナンバーを選択します。
番号0〜9ボタンを使って、20〜39(PSR-150)、15 〜29(PSR-75)の中からジャムトラックのナンバー を選びます。ナンバーは10の桁、1の桁の順で2つ
ボタンを押して選んでください。
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・ジャムトラックを選ぶと、それに最も適した鍵盤の音色とテン
ポが自動的に選ばれます。ジャムトラックごとに選ばれるボイ スは18.19 ページの「スタイル/ジャムトラックのボイス一覧」を 参照してください。また、ソング(マイナスワン演奏)と同様にほ かのボイスで演奏することもできます。
・スタート/ストップボタンを押すかわりに、鍵盤のいずれかを
押さえると自動的にジャムトラックの演奏がスタートします。
・デモボタンを押すと、ジャムトラックの演奏は止まり、通常の
デモ曲(メロディー演奏を含んだもの)の演奏がすぐに始まりま す。また、ジャムトラックを選んだ後、デモボタンを押すと、 ジャムトラックのナンバーはキャンセルされ、ソングナンバー 00のデモ曲がスタートします。
0ジャムトラックを選んで演奏で きるようになったら、 チェックシート(P.32)に○印を書 き込んでください。
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スタイル/ジャムトラックのボイス一覧
PSR-150/75  スタイルのボイス一覧
スタイルNo.ボイスNo. ボイス名 PSR-150 PSR-75
0000 00 ピアノ 01- 49 電子ピアノパッド 0202 48 ピアノとビブラフォン 03- 23 ブラスアンサンブル 04- 50 電子ピアノとビブラフォン 05- 51 フォークギターパッド 0601 17 オーケストラヒット 0703 23 ブラスアンサンブル 08- 54 ファンタジー1 09- 29 パンフルート 10- 41 コーラス電子ピアノ 11- 51 フォークギターパッド 1204 49 電子ピアノパッド
スタイルNo.ボイスNo.ボイス名
PSR-150 PSR-75
251204 電子オルガン 261371 ビブラフォン 271447 ピアノパッド 28- 49 電子ピアノパッド 291583 フルート・デュエット 301632 シンセリード 31- 84 クラリネット・トリオ 32- 21 トロンボーン 331752 ジャズギターパッド 341881 トランペット・デュエット 351947 ピアノパッド 36- 21 トロンボーン
37- 53 ブラスアンサンブル 1305 03 クラビ 1406 41 コーラス電子ピアノ 15- 47 ピアノパッド 1607 53 ブラスアンサンブル 17- 04 電子オルガン 1808 21 トロンボーン 1909 29 パンフルート 2010 51 フォークギターパッド 2111 23 ブラスアンサンブル 22- 28 テナーサックス 23- 12 ディストーションギター 24- 40 ホンキートンクピアノ
382006 アコーディオン
392147 ピアノパッド
40- 81 トランペット・デュエット
41- 21 トロンボーン
42- 77 バイオリン・カントリー
43- 81 トランペット・デュエット
442226 クラリネット
452354 ファンタジー1
46- 16 ストリングス
47- 82 ホルン・デュエット
48- 47 ピアノパッド
4924- -
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PSR-150ジャムトラックのボイス一覧PSR-75
ジャムトラックのボイス一覧
ジャムトラックボイスNo. ボイス名 No.
20 47 ピアノパッド 2117オーケストラヒット* 2248ピアノとビブラフォン* 23 28 テナーサックス 24 00 ピアノ 25 12 ディストーションギター 26 00 ピアノ 27 04 電子オルガン 28 53 ブラスアンサンブル 29 49 電子ピアノパッド 3065ピアノ/ビブラフォン* 3128テナーサックス* 3241コーラス電子ピアノ*
ジャムトラックボイスNo. ボイス名
No.
15 47 ピアノパッド
1617オーケストラヒット*
1748ピアノとビブラフォン*
1804電子オルガン*
19 00 ピアノ
20 04 電子オルガン
21 53 ブラスアンサンブル
22 49 電子ピアノパッド
2365ピアノ/ビブラフォン*
2441コーラス電子ピアノ*
2525フルート*
26 81 トランペット・デュエット*
2706アコーディオン* 3325フルート*
3481トランペット・デュエット*
3506アコーディオン* 36 21 トロンボーン 3777バイオリン・カントリー* 3820トランペット* 39 49 電子ピアノパッド
2820トランペット*
2916ストリングス*
*の付いたボイスは、コード進行中に他のボイスに変わります。
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こんなときは・・・
[現象]
電源スイッチ(ミュージックモー ドセレクター)をオン/オフした 時に、ポツンという音がする。
リズムが突然止まってしまった り、ボイスが突然ピアノボイスに 替わる。
同時に押さえた鍵盤の音が全部鳴 らない。
本体に電流が流れるためです。
電池が消耗しています。
同時に鍵盤を押さえ過ぎです。
[解決方法][原因]
故障ではありません。
電池を交換してください。
PSR-150/75の最大同時発音数は 12です。自動伴奏機能を使用する とPSR-150/75の同時発音数は減 ります。(P.9参照)
オプション(別売)商品のご紹介
ヘッドホン
HPE-5 ¥5,500 HPE-3 ¥3,000
※商品の金額には、消費税は含まれておりません。
キーボードスタンド
L-2C ¥6,000
※商品の金額には、消費税は含ま れておりません。
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