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MOTIF XSエディターマニュアル
MOTIF XSエディターマニュアル
目次
MOTIF XSエディターとは.........................................................2
Studio Managerとは.............................................................. 2
Studio Connectionsとは .......................................................2
Open Plug-in Technologyについて .......................................3
MOTIF XSエディターファイルの内部構成 ..................................4
MOTIF XSエディターの起動 .....................................................5
MOTIF XSエディターの操作の流れ............................................ 6
各部の名称と機能 .................................................................... 10
MOTIF XSエディターの基本操作 ............................................ 23
メニュー................................................................................. 25
トラブルシューティング........................................................... 38
•
市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転
用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
•
このソフトウェアおよびマニュアルの著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
•
このソフトウェアおよびマニュアルの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。
•
このソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
•
このファイルに掲載されている画面は、すべて操作説明のためのもので、実際の画面と異なる場合があります。
•
「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
•
その他、このファイルに掲載されている会社名および商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
•
このマニュアルファイル内の「赤色 」の文字をクリックすると、関連する項目にジャンプします。
このマニュアルは、お客様がWindows/Macintoshの基本的な操作方法について十分おわかりいただいていることを前提に書か
れています。Windows/Macintoshの操作方法については、Windows/Macintoshに付属のマニュアルをご参照ください。
MOTIF XSエディターを使用するために必要なコンピューター環境、機器の接続、MOTIF XSエディターのインストールについて
は、別冊のインストールガイドおよびご使用のMIDI機器に付属の取扱説明書をご参照ください。
© 2007 Yamaha Corporation. All rights reserved.
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターとは
MOTIF XSエディターとは
MOTIF XSエディターは、MOTIF XSをマルチ音源(ソングモード/パターンモード)として使用する場合のコモン/パー
トパラメーター (Volume、Effect、Pan、EG、Cutoffなど)や、マルチ音源の各パートに割り当てられたボイスに関
するさまざまなパラメーターを、コンピューター画面を使って視覚的に確認しながら編集したり保存したりできるソフ
トウェアです。
MOTIF XS本体のパラメーターをコンピューターからリモートで編集したり、MOTIF XS内のデータをコンピューター
に保存したりできます。
このMOTIF XSエディターは、
•
Studio Manager
•
Studio Connections対応DAWアプリケーション
のプラグインとして利用できます。
Studio Managerとは
Studio Manager V2は、ヤマハのハードウェア製品をリモートコントロールする複数のエディターソフトウェアを起
動させたり、複数のエディター設定を保存したりする共通のプラットフォームです。Studio Managerは、単独のアプ
リケーションとして、またCubase 4のようなStudio Connections対応DAWアプリケーションのプラグインとして
動作します。
詳細はStudio Manager取扱説明書(PDFマニュアル)をご参照ください。
Studio Connectionsとは
Studio Connectionsとは、Steinberg社とヤマハが先導する共同プロジェクトです。コン
ピューターを中心とした音楽制作環境では、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせて使用
する状況が一般的ですが、このような状況でハードウェアとソフトウェアそれぞれの良い部分
を活かしながら、さらに利便性の高い環境を提供するためのソリューションです。以下のよう
なソリューションを実現しています。
Recall
各エディターの設定は、Studio Managerでまとめて保存/呼び出しできます。
すなわち、複数の機器の設定をStudio Managerからまとめて呼び出す(リコールする)ことにより、システム全体の設
定を簡単な操作で変更できます。この機能をRecall (リコール)と呼びます。
Studio ManagerからRecallが実行された場合、MOTIF XSエディターは、「エディター設定」のData Auto
Synchronize (28ページ )で設定されたデータと転送方向に従って、MOTIF XS本体とのデータ同期を行ないます。
さらに、Studio Connectionsに対応したDAWアプリケーションをお使いの場合は、各エディターのデータを、DAW
アプリケーションのプロジェクトファイルの一部として保存できます。これにより、DAWアプリケーションのプロ
ジェクトファイルを開くだけで、自動的に各機器の設定をリコールできます。
MOTIF XSエディターマニュアル
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Open Plug-in Technologyについて
Audio Integration
DAWアプリケーションにプラグインされたソフトウェアシンセサイザーやソフトウェアエフェクトを使う場合は、
DAWアプリケーションからの設定が非常に簡単です。しかし、ハードウェアを使用する場合は、オーディオ接続、ド
ライバー設定、オーディオポートの設定など、さまざまな準備が必要です。
Studio Connections対応DAWアプリケーションを使えば、このような複雑な接続の組み合わせや設定をすることな
く、ソフトウェアシンセサイザーやソフトウェアエフェクトと同じ感覚で、ハードウェア機器を扱えるようになります。
この機能をAudio Integrationと呼びます。
RecallやAudio Integrationの詳細は、ウェブサイトをご参照ください。
Studio Connectionsホームページ
http://www.studioconnections.org/jp/
Open Plug-in Technologyについて
Open Plug-in Technology (以下OPT)は、DAWアプリケーションなどのソフトウェアからMIDI機器をコントロール
するためのソフトウェアプラグインフォーマットです。たとえば、シンセサイザー、プラグインボードの音色エディ
ターや、ミキサーをコントロールするエディターなどを、別々に起動させるのではなく、OPTに対応したアプリケー
ションの中で動作させることができます。アプリケーションごとにMIDIドライバーの設定などをする必要がなくなり、
音楽制作をより快適でシームレスに行なう環境を実現します。
従来のOPTに加えて、Studio Connectionsを実現するためのOpen Plug-in Technology Version2(以下OPT2)が
あります。Studio Managerは、OPT2対応のアプリケーションです。
OPT2の概要
DAWアプリ
ケーション
OPT2は、OPTのレベル1 (PANELS)を発展させて、Studio Connectionsを実現するための機能を
付加したソフトウェアプラグインフォーマットです。
OPT2対応のプラグインソフトウェアは、OPT2対応のアプリ
ケーション(Studio Managerなど)経由でStudio
Connections対応DAWアプリケーションに間接的にプラグイ
ンされます。
Studio
Manager
エディター
OPT2
エディター
エディター
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターファイルの内部構成
MOTIF XSエディターファイルの内部構成
MOITIF XSエディターでは、下記データを1つのファイルとして保存できます。
•
カレントデータ(ミキシングデータ、各パートでのボイスエディットの最終状態、ミキシングボイス×16)
•
ユーザーボイスデータ(ノーマルボイスバンク×3、ドラムボイスバンク×1)
カレントデータとは、各パートのボイス設定やパン、ボリューム、エフェクトなどのミキシング設定だけでなく、各パー
トで最後に選択されていたボイスの、コモンエディットやエレメントエディットの最終状態も含んでいます。また、保存
できるボイスバンクのうち、ミキシングボイスだけはカレントデータに属します。エディターでは各パートのノーマルボ
イスを、エレメントにまで踏み込んでエディットでき、またそのエディットした最終状態を、ユーザーボイスやミキシン
グボイスとしてストア(保存)しなくても、そのままファイルとして保存できます。したがって、保存したファイルをあと
で再度読み込めば、エディットの最終状態をすぐに再現することができ、便利です。
ユーザーボイスデータとは、MOTIF XS本体と同様のバンク構成のボイスデータになっています。各パートでエディット
したボイスをいずれかのバンクに保存(ストア)しておけば、ユーザーボイスデータとしてファイルに保存しておくことが
できます。
n
MOTIF XSエディターでは、各パートにノーマルボイスを割り当てた場合は、エレメントに関するパラメーター編集まででき、ユー
ザーノーマルボイスまたはミキシングボイスとして保存(ストア)できます。しかしドラムボイスを割り当てた場合は、ボイス自体の編
集/保存はできません。
MOTIF XSエディターファイル(.XOE)の内部構成
カレント(1)
・
ミキシングデータ(マルチデータ)
・ミキシングボイス(16)
ユーザーボイスデータ
・ユーザー1バンク(128)
・ユーザー2バンク(128)
・ユーザー3バンク(128)
・ユーザードラムバンク(32)*
MOTIF XS本体データの内部構成
ユーザーボイスデータ
・ユーザー 1 (128)
・ユーザー 2 (128)
・ユーザー 3(128)
・ユーザードラム(32)
ストア
ストア
各ファイルには、カレントデータだけでなく、
ファイル作成時の全ユーザーボイスデータも
含まれる。
*MOTIF XSエディター上での、ユーザードラ
ムボイスは、プリセットドラムボイスのコ
ピーや、バンク内のボイスの並べ替え、
MOTIF XSからのバルクデータ受信による書
き換えをすることでのみ編集できます。
ソングデータ64
ソングデータ1
・ミキシングデータ(マルチデータ)
・ミキシングボイス(16)
すべてのミキシングで1つのユーザーボイスを共有。
それぞれのミキシングに対応したユーザーボイスデータがあるわけではない。
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターの起動
MOTIF XSエディターの起動
MOTIF XSエディターのインストールガイドに従って、MOTIF XSエディターやその他必要なソフトウェア、ドライ
バーなどをインストールします。コンピューターとMOTIF XSをUSBケーブルまたはIEEE1394ケーブルを用いて接
続し、MOTIF XSのMIDIメッセージの入出力先を設定したあと、以下の操作でMOTIF XSエディターを起動します。
n
MOTIF XSとコンピューターとの接続について詳しくは、「MOTIF XS取扱説明書」の「コンピューターとの接続」をご参照ください。
単独のアプリケーションとして、またはStudio Connections対応DAWアプリケーションのプラグインと
1.
してStudio Managerを起動します。
MIDIポートを設定します。
2.
■ 単独のアプリケーションとしてStudio Managerを起動した場合
以下の操作手順でMIDI Ports画面を表示し、Studio ManagerのMIDIポートを設定します。
[File]→[Setup]→[MIDI Ports]
USB接続の場合: Input Ports (入力ポート)/Output Ports (出力ポート)のどちらも、MOTIF XSのポート1と4
の両方にチェックを入れます。
IEEE1394接続の場合: Input Ports (入力ポート)/Output Ports (出力ポート)のどちらも、mLANのポート1に
チェックを入れます。
■ Studio Connections対応DAWアプリケーションのプラグインとしてStudio Managerを起動した場合
DAWアプリケーション側でMIDIポートの設定をしてください。詳しくは、DAWアプリケーションの取扱説明書を
ご覧ください。
USBケーブルで接続している場合、Cubase 4からStudio Managerを起動しただけでポート設定が自動的に行な
われます。Extensions for Steinberg DAWをコンピューターにインストールしてあれば、IEEE1394ケーブルで
接続している場合でも、Cubase 4からStudio Managerを起動しただけでポート設定は自動的に行なわれます。
Studio MangerウィンドウからMOTIF XSエディターを起動します。
3.
詳細は、インストールガイドやStudio Manager取扱説明書(PDFマニュアル)をご参照ください。
さらに、MOTIF XSエディターはAudio Integrationに対応しているため、Studio Connections Audio
Integration対応DAW上ではソフトウェアシンセサイザーと同じような手順で起動することもできます。
詳細は、ウェブサイトをご参照ください。
http://www.studioconnections.org/jp/
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターの操作の流れ
MOTIF XSエディターの操作の流れ
MOTIF XSエディターの使い方には、決まった操作手順はありません。次のような操作の流れを参考に、目的に合った
設定を行なってください。
まず手順1〜4で、MOTIF XS 本体の設定と MOTIF XSエディター上での設定が同期されるよう、MOTIF XSエディ
ターをONLINE (オンライン)の状態にします。次に手順5〜8でエディター操作の流れを、ひとつの参考例として説明
します。
1.
Multi Part (マルチパート)部でSong (ソング)または Pattern (パターン)を選んだあと、[OFFLINE](オフ
ライン)ボタンをクリックしてAuto Sync (オートシンク)画面を表示させます。
Auto Sync (オートシンク)画面では、Data Port部でMOTIF XS本体と通信するための入出力用ポートや
2.
デバイスナンバー、Auto Sync Setting部でカレントデータとユーザーボイスデータそれぞれの同期方向な
どを設定します。
データ同期の方向は、MOTIF XS本体のデータを元に編集をしたい場合、MOTIF XS本体から受信する方向に設定
してください。コンピューター上に保存していたエディターのファイルを元に編集をしたい場合は、MOTIF XS本
体に送信する方向に設定してください。設定の詳細は、「エディター設定」(27ページ )をご覧ください。
Auto Sync (オートシンク)画面のVoice (ボイス転送設定)をOnにし、その横にある鍵盤イラストをオンにして[Start]ボ
タンをクリックすると、エディター上のユーザーボイスデータがMOTIF XS本体に転送されます。これにより、MOTIF
XS本体メモリーに保存されている全ユーザーボイスデータが、現在選択されているソングナンバー /パターンナンバーに
関係なく、上書きで消されることになるのでご注意ください。MOTIF XS本体に保存されているユーザーボイスデータの
バックアップをとってから、エディター作業を始めることをおすすめします。
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターの操作の流れ
3.
MOTIF XS本体側で、エディターにミキシング設定を送信したいソング/パターンナンバー、またはエディ
ターからミキシング設定を受信したいソング/パターンナンバーを選択します。
n
MOTIF XSエディターは、MOTIF XS本体がソングモードまたはパターンモードの状態での使用を前提としています。
本体が他のモード(ボイスモード、パフォーマンスモードなど)にある場合に次の手順4を実行すると、Multi Part (マルチ
パート)での設定(10ページ )に従って、ソングモードまたはパターンモードに自動的に切り替わります。エディット中に
ソングモードからパターンモードに切り替えたい場合、またはパターンモードからソングモードに切り替えたい場合は、
Multi Part (10ページ )で設定します。
MOTIF XS本体で選択したナンバーのソング/パターンデータを編集したあと、保存せずにナンバーを切り替えると、編集
したデータは消えてしまいます。大切なデータは、コンピューター上でファイルとして保存する(手順8)かMOTIF XS本
体に保存しておきましょう。
4.
MOTIF XSエディター側のAuto Sync (オートシンク)画面で、[Start]ボタンをクリックします。
正しいポートが設定されていれば、データ同期が開始され、完了すると自動的にAuto Sync画面が閉じられます。
画面が閉じられると、エディターがONLINE状態になります。ONLINE (オンライン)の状態とは、エディター上で
の設定変更がそのままMOTIF XS本体にも反映される、またはその逆にMOTIF XS本体上での設定変更がそのまま
エディター上にも反映される状態をいいます。
各パートのボイスを選択します。
5.
5-1
各パートのバンク名もしくはボイス名のボックスをクリックすると、「VOICE LIBRARY (ボイスライブラ
リー )」が表示されます。
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターの操作の流れ
5-2
パートに割り当てたいボイスをVOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )のリストから選択します。
ボイスを選択すると、ボイスのデータがパートに割り当てられます。
n
ここで画面右下にある[Cancel] (キャンセル)か (終了)ボタンをクリックすると、パートへのボイス割当が元に戻り、
VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )も閉じられます。
パートに割り当てられたボイスを別のボイスに変更すると、それまで割り当てられていたボイスのエディットした状態は
消去されます。それまでに割り当てられていたボイスを保存したい場合は、ストア(33ページ )を実行してからボイスを変
更しましょう。
画面右下にある[OK]ボタンを押し、VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )のボイスリストを閉じます。
5-3
各種パラメーターの設定を行ないます。
6.
画面の左上にある「M」をクリックすると、「M」の欄にあるマルチコモンパラメーター (MOTIF XS本体でのミキシ
ングコモンパラメーター )を編集できます(
マルチパートパラメーター (MOTIF XS本体でのミキシングパートパラメーター )を編集できます(
エディットしたいパートを選択した状態で、右上の ボタンをクリックすると、そのパートの詳細パラメーター部
が開きます。詳細パラメーター部では、選んだパートやパートに割り当てられたボイスの詳細なパラメーターのエ
ディットができます。
n
ドラムボイスの場合、ミキシング設定に関するパラメーターのみ編集可能です。
11ページ
)。「1」〜「16」のエディットしたいパートをクリックすると、
11ページ
)。
7.
必要に応じて、編集したノーマルボイスをユーザーボイスまたはミキシングボイスとして保存します。
パートに割り当てられたドラムボイスは、ユーザードラムボイスまたはミキシングボイスとしては保存できません。
n
[編集]メニューの[ストア]をクリックしてストア画面( 33ページ )を開きます。
7-1
以下のボイスバンクから保存するバンクを選択します。
7-2
ノーマルユーザー 1
•
ノーマルユーザー 2
•
ノーマルユーザー 3
•
ミキシング
•
選択したバンクを開き、保存したいナンバーを選択し、必要に応じてボイスネームを付けます。
7-3
MOTIF XSエディターマニュアル
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MOTIF XSエディターの操作の流れ
7-4
[Store]ボタンをクリックして、編集したボイスを、選択したバンクのナンバーに保存します。
ストアを実行することで、ストア先のボイスデータは書き換えられます。大切なボイスデータを間違って消去することが
ないよう、注意してストア先を選びましょう。
[ファイル]メニューから[名前を付けて保存]または[上書き保存]をクリックして、エディットしたデータを
8.
ファイルに保存します。
ミキシングごとにデータをファイル(*.X0E)に保存します。次回そのミキシングを演奏するときに、そのファイル
をMOTIF XSエディターで開き、[バルク]メニューの[データ同期] (35ページ )をクリックしてバルク送受信画面を
開き、MOITF XS本体にバルク送信します。これで設定は完了です。
MOTIF XSエディターをStudio Managerから起動している場合は、Studio Managerのセッションファイルに
•
MOTIF XSエディターのデータを保存できます。
Studio Connectionsに対応したDAWアプリケーションとStudio Managerを組み合わせてお使いの場合は、
•
MOTIF XSエディターのデータを、DAWアプリケーションのプロジェクトファイルの一部として保存できます。
MOTIF XSエディターマニュアル
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各部の名称と機能
ミキサー部
ミキシングの設定を行ないます。
各部の名称と機能: ミキサー部
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5
4
1
Multi Part (マルチパート)
MOTIF XS 本体のモードをSong (ソング)にするか、Pattern (パターン)にするかを設定します。ここでモードを
切り替えるとMOTIF XS本体のモードが自動的に切り替わり、Auto Sync (オートシンク)画面が表示されます。
Auto Sync画面上で必要な設定を行なったあと、MOTIF XS本体との同期をとることができます。
ONLINE/OFFLINE (オンライン/オフライン)
2
ここをクリックすることにより、ONLINE (オンライン)と OFFLINE (オフライン)を切り替えます。ONLINEが表
示されている場合は、MOTIF XS本体とエディターが同期しており、どちらか一方で設定を変更したらもう一方の
設定も自動的に変更されます。OFFLINEが表示されている場合は、両者が同期していないことを示しています。
エディターとMOTIF XS本体との通信状況により、自動的に切り替わる場合もあります。たとえば、ケーブルの接
続が外れると自動的にOFFLINEに切り替わります。
1
エディターとMOTIF XS本体がオンライン状態にあることを示しています。クリックすることにより、オフラ
インに切り替わります。MIDIポートの設定が適切にできていない場合、またはケーブル接続が外れている場合
などは、オンラインに設定することはできません。
2
MIDIポートの設定やケーブル接続が正しく行なわれているにもかかわらず、エディターがオフライン状態にある
ことを示しています。OFFLINE (オフライン)をクリックするとAuto Sync (オートシンク)画面が開くので、必
要な設定を行なったあと、[Start]をクリックすることによりデータ同期を行ないます。データ同期が完了すると
Auto Sync画面が自動的に閉じられ、エディターはONLINE (オンライン)の状態になります。
n
Auto Sync (オートシンク)画面において、Current (カレント)とVoice (ボイス)の両方がOffに設定されていて、
Auto Start (オートスタート)が Onに設定されている場合に OFFLINE (オフライン)をクリックすると、Auto Sync
画面を開くことなく、エディターの状態がオフラインからオンラインに切り替わります。
3
MIDIポートの設定やケーブル接続が正しく行なわれていないために、エディターがオフライン状態にあること
を示しています。OFFLINE (オフライン)をクリックするとAuto Sync (オートシンク)画面が開くので、接続を
確認し、必要な設定を行なったあとに[Start]をクリックすることによりデータ同期を行ないます。データ同期
が完了するとAuto Sync画面が自動的に閉じられ、エディターはONLINE (オンライン)の状態になります。
MOTIF XSエディターマニュアル
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各部の名称と機能: ミキサー部
Multi Common (マルチコモン)
3
全パートに共通の設定をするためのミキシングコモンパラメーターをエディットする部分で、「M」をクリックする
ことにより、下図のようにオンになります。
ここで説明するミキシングコモンパラメーターや、各パートでのミキシングパラメーターをエディットすると、エディッ
n
トの状態をファイルとして保存するまでの間、「M」の右上に小さな四角のマークが表示されます。この表示は、詳細パラ
メーター部 の白色の[E]マーク表示(18ページ )と連動します。
Lo、Lo-M、Mid、Hi-M、Hi (マスター EQ)
マスターイコライザーの各パラメーターをエディットします。
Reverb (リバーブ)
リバーブエフェクトのタイプを選択します。
Chorus (コーラス)
コーラスのエフェクトタイプを選択します。
Master Effect (マスターエフェクト)
1
マスターエフェクトのオン/オフを切り替えます。
1
マスターエフェクトタイプを選択します。
2
2
Level (マスターボリュームレベル)
全体のボリュームをコントロールします。
4
[Part1-16]/[AD/mLAN Part]タブ
パート1〜16かAD/mLANパートかを選ぶタブです。下図は、パート1〜16が選択されている状態です。
Part (パート)
5
[Part 1-16]タブを選択した場合
[Part 1-16]タブ(4)を選択している場合、パート1〜16のパラメーターを表示/編集します。選択しているパート
の背景は明るく表示されます。下図では、パート1が選択されています。
n
各パートで選択されているボイスのパラメーター (エレメントパラメーターなど)をエディットすると、そのボイスをユー
ザーボイスまたはミキシングボイスとしてストア(保存)するまでの間、またはエディットの状態をファイルとして保存する
までの間、「1」〜「16」の右上に小さな四角のマークが表示されます。この表示は、詳細パラメーター部の青色の[E]
マーク表示(18ページ )と連動します。
Part (パートナンバー )
パートナンバーを表示します。
n
エディターがONLINE (オンライン)の状態では、エディターでの設定とMOTIF XS本体での設定はお互い連動しますが、
パートの選択については連動しません。たとえば、エディター側でパートを切り替えてもMOTIF XS本体側のパートは変
わりません。エディター側のパートナンバーとMOTIF XS側のパートナンバーを合わせる必要がある場合は、それぞれの
操作でパートナンバーを変更してください。
MOTIF XSエディターマニュアル
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各部の名称と機能: ミキサー部
Mute/Solo (ミュート/ソロ)
12
1
Mute (ミュート)
各パートのミュートのオン/オフを切り替えます。ここの[M]をクリックすると、全パートの同時オン/オフ
ができます。
2
Solo (ソロ)
ソロパートを選びます。ソロは同時に1パートしかオンにできません。
Category、Bank No.、Voice Name (カテゴリー、バンクナンバー、ボイスネーム)
各パートのボイス(音色)を表示します。クリックするとVOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )が表示され、ボイ
スを選択できます。
VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )
18
2
3
4
5
67
1
[×](終了)ボタン
ボイスの変更をすべてキャンセルし画面を閉じます。パートに割り当てられているボイスは、VOICE
LIBRARY (ボイスライブラリー )が開く前のボイスに戻ります。
2
[Category](カテゴリー )/[Bank](バンク)チェックボックス
ボイスを、カテゴリー別のフォルダーに分けるか、バンク別のフォルダーに分けるかを設定します。
3
[+]/[−]ボタン
[+]をクリックすると全フォルダーが開き、中のある全ボイスが表示されます。[−]をクリックすると
全フォルダーが閉じます。
4
フォルダー (カテゴリーまたはバンク)
クリックすることにより、フォルダーを開いたり閉じたりします。
5
ボイス
フォルダーの中にあるボイス群です。ボイスをクリックすると、そのボイスが一時的に現在選択されている
パートに割り当てられます。ボイスをダブルクリックすると、そのボイスが実質的に現在選択されている
パートに割り当てられ、VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )が閉じます。
MOTIF XSエディターマニュアル
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各部の名称と機能: ミキサー部
ここでは、ドラッグ&ドロップにより、プリセットボイスやユーザーボイスを元の場所から別の場所に
コピーすることができます。またユーザーバンク内では、ドラッグ&ドロップにより、ユーザーボイスの並
び順を変えることができます。
n
ボイスの選択、コピー、貼り付け、ドラッグ、ドロップについては、コンピューターのOSと同じ方法でできます。
MOTIF XS本体の選択パートをエディターのパートに合わせておけば、MOTIF XSの鍵盤を弾きながらコン
h
ピューターのアップ/ダウンキーを使うことで、ここに並んでいるボイスを順番に聞けます。
右クリックにより、下記機能が使えます。
n
•
全フォルダーを開く/閉じる
ボイスをカテゴリー別のフォルダーに分けるか、バンク別のフォルダーに分けるかを設定する
•
•
コピー /貼り付け
ボイスネームの変更
•
6
検索ボックス
ここにキーワードを入れることで、使いたいボイスを探し出せます。
7
[OK]/[Cancel]ボタン
[OK]ボタンをクリックすると、ここでの設定が確定し、VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )が閉じま
す。[Cancel] (キャンセル)ボタンをクリックすると、ここでの設定をすべて取り消し元に戻した上で
VOICE LIBRARYが閉じます。
8
Refresh (リフレッシュ )
エディターのVOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )を開いた状態で、MOTIF XS本体側でボイスストア
を行なうと、エディターとMOTIF XS本体のボイス名が一致しない状態になります。その場合、このボタン
をクリックすることでVOICE LIBRARYでのボイス名表示を最新状態に更新します。
EQ、Lo、Mi、Hi (パートEQ)
各パートのイコライザーをノブでエディットします。
INS.EF (インサーションエフェクトスイッチ)
インサーションエフェクトのオン/オフを切り替えます。
n
インサーションエフェクトは、同時に8パートまでオンにできます。
Rev、Cho、Pan (リバーブ、コーラス、パン)
各パートのリバーブセンド、コーラスセンド、パンをそれぞれのノブでエディットします。
Volume (ボリューム)
各パートの音量を設定します。
Rcv Channel (レシーブチャンネル)
各パートのMIDI受信チャネルを設定します。
Output Select
各パートの出力先を設定します。
表示 出力される端子 ステレオ/モノラル
L&R OUTPUT LとR ステレオ
asL&R ASSIGNABLE OUTPUT LとR ステレオ
m1&2 mLAN OUTPUT 1と2 ステレオ(1:L、2:R)
m3&4 mLAN OUTPUT 3と4 ステレオ(3:L、4:R)
m5&6 mLAN OUTPUT 5と6 ステレオ(5:L、6:R)
m7&8 mLAN OUTPUT 7と8 ステレオ(7:L、8:R)
m9&10 mLAN OUTPUT 9と10 ステレオ(9:L、10:R)
m11&12 mLAN OUTPUT 11と12 ステレオ(11:L、12:R)
m13&14 mLAN OUTPUT 13と14 ステレオ(13:L、14:R)
asL ASSIGNABLE OUTPUT L モノラル
asR ASSIGNABLE OUTPUT R モノラル
m1 mLAN OUTPUT 1 モノラル
:: :
m14 mLAN OUTPUT 14 モノラル
drum * *
* エディット中のパートにノーマルボイスが割り当てられている場合、ここの表示は「L&R (dr)」となり、出力される端子は
OUTPUT LとRでステレオ出力になります。エディット中のパートにドラムボイスが割り当てられている場合、ここの表示は
「drum」となり、本体ボイスエディットモードのドラムキット各キーのOutput Selectで設定されている出力端子が有効になり
ます。
MOTIF XSエディターマニュアル
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各部の名称と機能: ミキサー部
n
L&R、m1〜14、m1&2〜m13&14に設定されたパートの出力先は、Quick Setupでの設定により出力の仕方が変わり
ます。詳しくはQuick Setupの項目(21ページ )をご参照ください。
ARP (アルペジオ)
アルペジオ再生のオン/オフを切り替えます。
[AD/mLAN Part]タブを選択した場合
[AD/mLAN Part]タブ(4)を選択している場合、AD/mLANパートのパラメーターを表示/編集します。選択して
いるパートの背景は明るく表示されます。
INS.EF (インサーションエフェクトスイッチ)
ADパートのインサーションエフェクトのオン/オフを切り替えます。mLANパートには設定できません。
Rev、Cho、Pan (リバーブ、コーラス、パン)
各パートのリバーブセンド、コーラスセンド、パンをそれぞれのノブでエディットします。
Volume (ボリューム)
AD/mLANパートの音量を設定します。
Output Select (アウトプットセレクト)
各パートの出力先を設定します。選択できる出力先はPart1〜16と同じです(13ページ )。
MOTIF XSエディターマニュアル
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各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部
パラメーターカテゴリー部
画面右上にある をクリックすることにより、現在選択されているパートの、さらに詳しい設定ができる詳細パラ
メーター部を呼び出せます。詳細パラメーター部を呼び出すことで、パラメーターカテゴリー部は画面中央まで移動し
ます。
パラメーターカテゴリー部
MOTIF XSエディターマニュアル
パラメーターカテゴリー部 詳細パラメーター部
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各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部
ミキサー部で選択されたパートが、M、1〜16、AD/mLANパートのいずれかによって、パラメーターカテゴリー部で
表示されるカテゴリーは異なります。
「M」パート パート1〜16 AD/mLANパート
1
2
1 1
5
3
4
6
1
オープン/クローズボタン
詳細パラメーター部の表示/非表示を行ないます。ボタンの左側が白色の場合 は、詳細パラメーター部が表示さ
れないことを示します。クリックすると、詳細パラメーター部を表示します。ボタンの右側が白色の場合 は、
詳細パラメーター部が表示されていることを示します。クリックすると、詳細パラメーター部を隠します。詳細パ
ラメーター部の表示/非表示は、<Ctrl> + <←>、<Ctrl> + <→>でも切り替えられます。
2
Multi Common (マルチコモン)
ミキサー部で「M」パートを選択しているときに表示されます。各カテゴリーをクリックすると、そのカテゴリー
に属するミキシングコモンパラメーター群が詳細パラメーター部に表示されます。
Part Common (パートコモン)
3
ミキサー部でパート1〜16のいずれかを選択しているときに表示されます。各カテゴリーをクリックすると、その
カテゴリーに属するミキシングコモンパラメーター群およびボイスコモンパラメーターが、詳細パラメーター部に
表示されます。
MOTIF XSエディターマニュアル
16
Page 17
各部の名称と機能: パラメーターカテゴリー部
Element (エレメント)
4
ミキサー部でパート1〜16のいずれかを選択しているときに表示されます。選択されているパートにノーマルボイ
スが割り当てられている場合だけ表示され、ドラムボイスが割り当てられている場合は表示されません。各カテゴ
リーをクリックすると、そのカテゴリーに属するボイスエレメントパラメーター群が、詳細パラメーター部に表示
されます。
23
1
チェックボックス
1
各エレメントをオン/オフします。
[1]〜[8]、[All]ボタン
2
エディットするエレメントを選択します。[All]をクリックすると、詳細パラメーター部に「Element Quick
Setting」画面が表示され、全エレメントの主なパラメーターを1つの画面でまとめてエディットできるように
なります。
パラメーターカテゴリー
3
エレメントパラメーターのカテゴリーが表示されます。各カテゴリーをクリックすると、そのカテゴリーに属
するボイスエレメントパラメーター群が、詳細パラメーター部に表示されます。
AD/mLAN
5
ミキサー部でAD/mLAN Partを選択しているときに表示されます。詳細パラメーター部にはエフェクト関連の
パラメーターが表示されます。
6
i
(インフォメーション表示)
マウスが指し示しているパラメーターやスイッチなどの詳しい情報を表示します。「
インフォメーション表示のする/しないを切り替えられます。
i
」をクリックすることで、
MOTIF XSエディターマニュアル
17
Page 18
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部
詳細パラメーター部
ミキサー部で選択されたパートおよびパートに割り当てられているボイスの詳細なパラメーター群を表示します。
Eマ ー ク
ミキシングパラメーターをエディットすると画面右上に白色の[E]マークが表示され、ボイスパラメーターをエディット
するとその横に青色の[E]マークが表示されます。白色の[E]マークがミキシングエディットの状態がファイルとして保
存されていないことを示しているのに対して、青色の[E]マークはボイスエディットの状態がユーザーボイスまたはミキ
シングボイスとしてストアされていないことを示しています。
n
詳細パラメーター部の白色の[E]マーク表示は、ミキサー部の「M」の右上に表示される小さな四角マークと連動します。同様に、詳細
パラメーター部の青色の[E]マーク表示は、ミキサー部のパート「1」〜「16」の右上に表示される小さな四角マークと連動します。
Multi Common Effect (マルチコモン エフェクト)
パート「M」を選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )の「Effect」をクリックすると、EFFECT画面が表示さ
れます。ミキシングのすべてのパートに共通するエフェクトの設定ができます。
Multi Common Master FX/EQ (マルチコモン マスターエフェクト/EQ)
パート「M」を選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )の「Master FX/EQ」をクリックすると、FX/EQ画面
が表示されます。マスターエフェクト/マスターイコライザーに関する設定ができます。
Multi Common Controller Assign (マルチコモン コントローラーアサイン)
パート「M」を選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )の「Controller Assign」をクリックすると、
CONTROLLER ASSIGN画面が表示されます。ミキシングのすべてのパートに共通するコントローラーの設定ができ
ます。
Part Common General (パートコモン ジェネラル)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のPart Commonの
「General」をクリックする
ターの編集ができます。
Part Common General (パートコモンジェネラル)には、ミキシングパートパラメーターとボイスコモンパラメーター
が混在して表示されています。ミキシングパートパラメーターには、パラメーター名の左側に「・」が付いています。
と、GENERAL画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの、基本的なパラメー
Part Common ARP (パートコモン アルペジオ)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、
クリックすると、ARPEGGIO画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの、アルペジオに関する設定ができ
ます。
MOTIF XSエディターマニュアル
パラメーターカテゴリー部(15ページ
)のPart Commonの「ARP」を
18
Page 19
各部の名称と機能: 詳細パラメーター部
Part Common RCV/Control Set (パートコモン レシーブ/コントローラーセット)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のPart Commonの「RCV/
Control Set」をクリックすると、RCV/CONTROLLER SET ASSIGN画面が表示されます。選択中のパートにMIDI
メッセージを受信するかど
Assign)ができます。
うかの設定(RCV)や、パートに割り当てられたボイスのコントローラーの設定(Control Set
Part Common LFO (パートコモン LFO)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のPart Commonの「LFO」
をクリックすると、LFO画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスのLFOの設定ができます。
Part Common Effect (パートコモン エフェクト)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のPart Commonの「Effect」
をクリックすると、EFFECT画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの、エフェクトに関する設定ができ
ます。
Element Oscillator/Pitch (エレメント オシレーター /ピッチ)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のElementの「Oscillator/
Pitch」をクリックすると、OSCILLATOR PITCH画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの中の、各エ
レメントにおける、オシレーターやピッチの設定ができます。
Element Filter: Type/FEG (エレメントフィルター : タイプ/FEG)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のElementのFilter「Type/
FEG」をクリックすると、Filter: Type/FEG画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの中の、各エレメン
トにおける、フィルタータイプやフィルター EGの設定ができます。
Element Filter: Scale (エレメントフィルター : スケール)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のElementのFilter「Scale」
をクリックすると、Filter: Scale画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの中の、各エレメントにおけ
る、フィルタースケーリングの設定ができます。
Element Amplitude: Level/Pan/AEG (エレメントアンプリチュード: レベル/パン/AEG)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のElementのAmplitude
「Level/Pan/AEG」をクリックすると、Amplitude: Level/Pan/AEG画面が表示されます。パートに割り当てられた
ボイスの中の、各エレメントにおける、音量やパン、アンプリチュードEGの設定ができます。
Element Amplitude: Scale (エレメントアンプリチュード: スケール)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のElementのAmplitude
「Scale」をクリックすると、Amplitude: Scale画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの中の、各エレ
メントにおける、アンプリチュードスケーリングの設定ができます。
Element LFO/EQ (エレメント LFO/EQ)
パート1〜16のうち編集したいパートを選択し、パラメーターカテゴリー部(15ページ )のElementの「LFO/EQ」を
クリックすると、LFO/EQ画面が表示されます。パートに割り当てられたボイスの中の、各エレメントにおける、LFO
やイコライザーの設定ができます。
AD/mLAN Effect (AD/mLANエフェクト)
ミキサー部の[AD/mLAN Part]タブ (11ページ )を選択した上で、ADパートまたはmLANパートを選択すると、
Effect画面が表示されます。ADパートまたはmLANパートにおけるエフェクトの設定ができます。
MOTIF XSエディターマニュアル
19
Page 20
下部
各部の名称と機能: 下部
3
1
2
1
コントローラー表示
4
5
MOTIF XSに装備されているコントローラーうち、どれがRCV/CONTROLLER SET ASSIGN画面にあるコント
ローラーセットのControl Source (コントロールソース)として設定されているかを表示しています。
2
1
3
1
Part (パート)
現在どのパートのコントローラーセットの設定が表示されているかを示します。
2
Control Source (コントロールソース)
左から順に、現在選択されているパート(1)のコントローラーセット 1〜6のコントロールソース(コントロー
ラー )を表示します。
表示名 コントロールソース名
PB ピッチベンドホイール
MW モジュレーションホイール
AT 鍵盤のアフタータッチ
FC フットコントローラー
FS フットスイッチ
RB リボンコントローラー
BC ブレスコントローラー
AS1 ASSIGN 1ノブ
AS2 ASSIGN 2ノブ
FC2 フットコントローラー 2
AF1 ASSIGNABLE FUNCTION 1ボタン
AF2 ASSIGNABLE FUNCTION 2ボタン
オン/オフ表示
3
ここのランプがオンの場合、該当するコントローラー (Control Source)に任意の機能(Control Destination)
が割り当てられていることを示しています。オフの場合は機能が割り当てられていないことを示しています。
MOTIF XSエディターマニュアル
20
Page 21
各部の名称と機能: 下部
Quick Setup (クイックセットアップ)
2
MOTIF XSがソング/パターンモードのときの、外部接続に関するパラメーターの設定を、プリセットの中から選
ぶことができ
場合の本体のオーディオ出力の設定を変更します。
n
ます。1〜4は本体のMIDIおよびシーケンサーの設定、5〜7はIEEE1394ケーブルで接続している
Quick Setupでは、MOTIF XS本体の設定の表示や変更ができますが、設定をエディター側では保存できません。
1
2
5
6
7
3
4
■ MIDI
下記の設定1〜4は、MOTIF XS本体ユーティリティーモードのQuick Setup (クイックセットアップ)での設定と
同じものです。
Internal (インターナル)
1
MOTIF XS単独でシーケンサー機能(ソング/パターン)を使う場合の設定です。
SEQ to PC
2
MOTIF XS本体のソング/パターンの再生データをコンピューターに送って、DAWアプリケーションに記録す
るための設定です。
Rec on PC
3
コンピューターのDAWアプリケーションに、MOTIF XS本体での鍵盤演奏を記録するための設定です。
ARP to PC
4
MOTIF XS本体のアルペジオ再生データをコンピューターに送って、DAWアプリケーションに記録するための
設定です。
■ mLAN Audio (mLAN オーディオ)
St-Alone (スタンドアローン)
5
MOTIF XS本体とコンピューターをIEEE1394ケーブルで接続していない場合、またはIEEE1394ケーブルで
接続していてもDAWを使用していない場合の設定です。本体の音を、直接OUTPUT L/MONO、Rに出力する
ように内部結線が設定されます。
With PC
6
MOTIF XS本体を、DAWソフトウェアのオーディオデバイスとして使用する場合の設定です。本体の音を直接
OUTPUT L/MONO、Rに出力せず、DAWソフトウェア、mLAN端子から出力するように内部結線が設定され
ます。この設定にすると、本体の音にコンピューター上のVST Effect をかけることもできます。
PC Drct (PCダイレクト)
7
MOTIF XS本体の音をコンピューター上のDAWソフトウェアに録音する場合の設定です。 MOTIF XSの音は直
接OUTPUT L/MONO、Rに出力し、DAWソフトウェアの音はmLAN端子から出力するように内部結線が設定
されます。このとき、モニターする本体の演奏音が2重にならにように、DAWソフトウェア側のRecモニター
をオフに設定してください。
MOTIF XSエディターマニュアル
21
Page 22
各部の名称と機能: 下部
Quick Edit Knob (クイックエディット ノブ)
3
MOTIF XS本体のノブと同じ働きをします。
12
[TONE 1] / [TONE 2] / [ARP]ボタン
1
Kn ob1 〜 8(2)に、割り当てる機能を切り替えます。それぞれに割り当てられる機能は MOTIF XS本体パネル
をご覧ください。
Knob1〜8
2
割り当てられた機能の設定値を編集します。
ARP Select (アルペジオセレクト)
4
アルペジオの設定を切り替えます。
5
鍵盤ボタン
クリックまたはドラッグすることで、エディットの結果を聞くことができます。
n
鍵盤をクリックしたときのベロシティーは、エディター設定のKeyboard Velocity (30ページ )で設定します。
詳しくは、そちらをご覧ください。
MOTIF XSエディターマニュアル
22
Page 23
MOTIF XSエディターの基本操作
MOTIF XSエディターの基本操作
MOTIF XSエディターの基本的な操作について説明します。
ボイス名を編集する
VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )、GENERAL (ジェネラル)画面、Store (ストア)画面でボイス名の編集がで
きます。
VOICE LIBRARY (12ページ )では、ユーザーボイスまたはミキシングボイスを選びさらにクリックすると、ボイス名
が編集できるようになります。編集後は、<ENTER>キーを押すかカーソルを別のパラメーターに移して編集結果を確
定します。<ESC>キーを押せば編集結果をキャンセルできます。
GENERAL画面(18ページ )とStore画面(33ページ )では、「Voice Name」と表示されているテキスト入力ボックスに
カーソルを置くことで、自由にボイス名を編集できます。編集後は、<Enter>キーを押すかカーソルを別のパラメー
ターに移して編集結果を確定します。<Esc>キーを押せば編集結果をキャンセルできます。
ボイスを探す/アルペジオタイプを探す
VOICE LIBRARY (ボイスライブラリー )下にある検索ボックスにキーワードを入れることにより、ボイスを探し出す
ことができます。同様に、詳細パラメーター画面のARPEGGIO画面(18ページ)から呼び出せる ARP LIBRARY (アル
ペジオライブラリー )でも検索ボックスを使ってアルペジオタイプを探し出すことができます。
数値を入れる
上図のような数値ボックスをダブルクリックすると、数値入力が可能になります。数値編集後は、<E nter>キーを押す
かカーソルを別のパラメーターに移して編集結果を確定します。<Esc>キーを押せば編集結果をキャンセルできます。
数値ボックス上でマウスボタンを押した状態で、カーソルキーまたは<Page Up>/<Page Down>キーを押すことによ
り、数値変更をすることもできます。この場合、数値ボックスをドロップすることにより数値を確定します。
Windowsでは<Ctrl>キーを押した状態で数値ボックスをクリックすることにより、数値を初期値に戻せます。
Macintoshでは、コマンドキーを押した状態で数値ボックスをクリックすることにより、数値を初期値に戻せます。
パラメーターによっては、マウスによる数値編集だけ可能で、数値ボックスをダブルクリックしても数値入力ができない場合があります。
n
MOTIF XSエディターマニュアル
23
Page 24
MOTIF XSエディターの基本操作
パラメーターの設定値を選ぶ
パラメーターのボックスをクリックするとリストボックスが表示されるので、その中から設定値を選びます。
また、[▲]/[▼]ボタンをクリックすると前の値/次の値に変わります。
ノブで数値を変更する
図のようなノブでは、ドラッグしたりクリックすることでパラメーター値を編集できます。クリックしたあと、カーソ
ルキーまたは<Page Up>/<Page Down>キーを押すことで数値変更することもできます。
Setup (セットアップ)画面(27ページ )のKnob GuideパラメーターやKnob Mouse Controlパラメーターを設定する
ことで、ノブの操作方法を変更できます。Windowsでは、<Ctrl>キーを押した状態で数値ボックスをクリックするこ
とにより、数値を初期値に戻せます。Macintoshでは、コマンドキーを押した状態で数値ボックスをクリックすること
により、数値を初期値に戻せます。
スライダーで数値を変更する
図のようなスライダーでは、ドラッグしたりクリックしたりすることでパラメーター値を編集できます。クリックした
あと、カーソルキーまたは<Page Up>/<Page Down>キーを押すことで数値変更することもできます。
Setup (セットアップ)画面(27ページ )のSlider Mouse Controlパラメーターを設定することで、スライダーの操作方
法を変更できます。Windowsでは、<Ctrl>キーを押した状態でスライダーをクリックすることにより、数値を初期値
に戻せます。Macintoshでは、コマンドキーを押した状態でスライダーをクリックすることにより、数値を初期値に戻
せます。
グラフ上で数値を変更する
図のようなグラフでは、「□」をドラッグすることでパラメーター値を編集できます。
Windowsでは、<Ctrl>キーを押した状態で「□」をクリックすると、クリックされた「□」の値が初期値に戻ります。
<Ctrl>キーを押した状態でグラフ内の「□」以外の部分をクリックした場合は、グラフ全体が初期化されます。
Macintoshでは、コマンドキーを押した状態で「□」をクリックすると、クリックされた「□」の値が初期値に戻りま
す。コマンドキーを押した状態でグラフ内の「□」以外の部分をクリックした場合は、グラフ全体が初期化されます。
MOTIF XSエディターマニュアル
24
Page 25
メニュー : [ファイル]メニュー
メニュー
[ファイル]メニュー
新規作成
現在開いているファイルを閉じ、ミキシングやノーマルボイスが初期状態の新しいファイルを開きます。
n
ドラムボイスは、それまで開いていたファイルでの状態から変わりません。
開く...
既存のファイルを開きます。選択できるファイル形式は、以下の3種類です。
MOTIF XS Editor (.X0E)
•
MO6/MO8 Multi Part EditorおよびMOTIF ES6/7/8 Multi Part Editor (.M2E, .M4E)
•
MOTIF XS ALL Song (.X0S)
•
MOTIF XSエディター上で編集できるのは、 1ファイルだけです。そのため、「新規作成」やファイルの「開く」を実行する
と、現在編集中のミキシングデータは消えてしまいます。大切なデータは、ファイルとして保存しておきましょう。
上書き保存
開いているファイルを上書き保存します。
名前をつけて保存...
ファイルに名前をつけて保存します。既存のファイルを別名で保存することができます。
選択できるファイルの種類は、MOTIF XS Editor (.X0E)だけです。
MOTIF XSエディターマニュアル
25
Page 26
メニュー : [ファイル]メニュー
インポート
他のファイルからボイスデータをインポートします。
まずファイル選択ボタン(3)をクリックし、インポートするボイスデータを含んだファイルを呼び出します。インポー
ト元のファイル内容表示(8)上で、インポートするデータを選択します。そのあと、インポート先のファイル内容表示
(9)上で、インポート先となるMOTIF XSエディターのボイスナンバー /ボイスバンクを選択します。
1度にインポートできるデータは、1ボイスか1フォルダー (バンク/カテゴリー )のどちらかになります。1ボイスを
インポートする場合は、インポート先も1ボイスナンバーを選択し、フォルダーごとインポートする場合は、インポー
ト先も1フォルダー (バンク)を選択する必要があります。
最後に[Import]ボタンをクリックすると、インポートが実行されます。
選択できるファイル形式は、以下の6種類です。
MOTIF XS Editor (.X0E)
•
MO6/MO8 Voice EditorおよびMOTIF ES6/7/8 Voice Editor (.W7E)
•
MO6/MO8 Multi Part EditorおよびMOTIF ES6/7/8 Multi Part Editor (.M2E, .M4E)
•
MOTIF XS ALL (.X0A)
•
MOTIF XS ALL Voice (.X0V)
•
MOTIF XS ALL Song Files (.X0S)
•
23 4 5 6
1
6
7
)
[×](終了)ボタン
1
この画面から抜けてインポートを終了します。
8
9
7
2
File Name (ファイルネーム)
現在開いているファイルの名前を表示します。
ファイル選択ボタン
3
クリックするとファイルを選択するダイアログボックスを表示します。
4
[Category](カテゴリー )/[Bank](バンク)チェックボックス
ファイル内容表示(8)でカテゴリー別に表示するかバンク別に表示するか選択します。
MOTIF XSエディターマニュアル
26
Page 27
メニュー : [ファイル]メニュー
[Import](インポート)ボタン
5
ファイル内容表示
[Import]ボタンを使わなくても、インポート元のファイル(8)をドラッグして、インポート先(9)にドラッグすることで
n
も、インポートできます。
ノーマルボイスをユーザードラムボイスバンクにインポートすることはできません。同様に、ドラムボイスをユーザー
n
ノーマルボイスバンクにインポートすることはできません。また、インポート先としてプリセットボイスバンクを設定す
ることはできません。
[+]/[−]ボタン
6
[+]ボタンをクリックすると、ファイル内容表示(8)、MOTIF XSエディター内容表示(9)で、カテゴリーやバンク
の内容をすべて表示します。
[−]ボタンをクリックすると、ファイル内容表示(8)、MOTIF XSエディター内容表示(9)で、カテゴリーやバンク
の内容をすべて隠します。
7
フォルダー
クリックすると、ファイル内容表示(8)、MOTIF XSエディター内容表示(9)で、カテゴリーやバンクの内容を表
示したり隠したりします。
インポート元のファイル内容表示
8
ファイル選択ボタン(3)をクリックして選択したファイル内にあるボイスまたはフォルダー (バンク/カテゴリー )を
表示します。ここで、インポートするボイス/フォルダーを選択します。
右クリックするとメニューを表示して、全フォルダーを開く、全フォルダーを閉じる、カテゴリー表示にする、バ
ンク表示にするなどの操作ができます。
(8)
で選択したデータを、MOTIF XSエディター内容表示
(9)
で選択した場所にインポートします。
9
インポート先(MOTIF XSエディター )のファイル内容表示
現在編集中のMOTIF XSエディターファイル内にあるボイス/バンクを表示します。ここで、インポート先のボイ
ス/バンクを選択します。
右クリックするとメニューを表示して、全フォルダーを開く、全フォルダーを閉じるなどの操作ができます。
検索ボックス
)
データを名前で検索します。
エディター設定
MOTIF XSエディターの設定を行ないます。画面上のすべての設定が済んだら、[OK]ボタンをクリックします。
1
4
5
2
3
6
7
8
9
[×](終了)ボタン
1
設定を反映せずに終了します。[Cancel]ボタン(@)と同じです。
MOTIF XSエディターマニュアル
)
!
@
27
Page 28
メニュー : [ファイル]メニュー
[mLAN/1394]/[USB]チェックボックス
2
MOTIF XS本体と通信するMIDIポートの種類を選択します。
3
[Detail] (ディテール)ボタン
[mLAN/1394]/[USB]チェックボックス(2)でUSB接続を選択した場合、[Detail]ボタンをOnにすることによ
り、エディターが使用するMIDI入出力ポートを個別に設定できます。ポート名をコンピューター上やDAWアプリ
ケーション上などで変更した場合は、この設定を行なう必要があります。ポート名を変更していない場合は、
[Detail]ボタンはOffのままで構いません。
MIDI
4
MOTIF XS本体と通信するMIDIポートを選択します。
USB接続の場合で[Detail]ボタン(3)をOffに設定している場合、左上の欄で「Yamaha USB 0」や「Yamaha
MOTIF XS6 (7、8)」などと表示されたMOTIF XSのポートを設定してください。USB接続の場合で[Detail]ボ
タン(3)をOnに設定している場合は、MIDI In/MIDI Outのどちらも、MOTIF XSのポート1とポート4を選びま
す。IEEE1394ケーブルで接続している場合、右側の欄はmLAN Deviceの設定、左側の欄はMIDIポートの設定
になります。mLAN Deviceの設定では、設定したMOTIF XSの機種名を選択し、MIDIポートの設定では、
IEEE1394ケーブルで接続しているときに設定したMOTIF XSのMIDIポートを選択してください。
n
IEEE1394ケーブルで接続している場合、MIDIポートはノートオン/オフのデータのみを扱います。mLAN Deviceの設
定は、ノートオン/オフ以外のデータを送受信するための設定になります。ここで設定したデバイス(MOTIF XS)に対し
て、MIDIポートを介さずに、高速にデータを送受信できます。
ここでの設定とは別に、あらかじめホストアプリケーション側のポート設定をする必要があります。単独のアプリケー
n
ションとしてStudio Managerを起動した場合は、「MOTIF XSエディターの起動」(5ページ)をご参照ください。Studio
Connections対応DAWアプリケーションのプラグインとしてStudio Managerを起動した場合は、DAWアプリケー
ションの取扱説明書をご参照ください。
ここでのポートの設定とは別に、MOTIF XS本体側もMIDIメッセージの入出力の設定をUSB接続にするか、IEEE1394
n
ケーブルを使った接続にするか、エディターと合わせる必要があります。MOTIF XSのユーティリティーモードのコント
ロールMIDI画面で設定してください。詳しくはMOTIF XS本体の取扱説明書をご覧ください。
5
Device No. (デバイスナンバー )
MOTIF XS本体のユーティリティーモードで設定したDevice No.と同じ番号を設定します。
本体のDevice No.の設定が「All」のときは、「1」を設定してください。
Auto Sync Setting (オートシンク セッティング)
6
エディターをOFFLINE状態からONLINE状態に切り替えるときの、MOTIF XS本体とのデータ同期の方法を設定
します。実際の同期は、[OFFLINE]ボタンをクリックしたときや、MOTIF XSエディターを起動したとき、新しい
ファイルを開いたときなどに自動的に表示される Auto Sync ( オートシンク)画面上で行なわれます。
Current (カレント)
カレントデータ(4ページ )を同期させるかどうか、および同期の方向(どちらの状態に合わせるか)を設定します。
Voice (ボイス)
ユーザーボイスデータ(4ページ )を同期させるかどうか、および同期の方向(どちらの状態に合わせるか)を設定しま
す。
MOTIF XSエディターマニュアル
28
Page 29
メニュー : [ファイル]メニュー
Auto Start (オートスタート)
Onに設定すると、下記条件でAuto Sync (オートシンク)画面が開いたときに、データ同期が自動的に開始されます。
•
MOTIF XS本体ユーティリティーモードでのMIDI IN/OUT設定やコンピューター上でのポート設定、ケーブルに
よる接続が正しく行なわれている状態で、MOTIF XSエディター画面上の[OFFLINE]ボタンをクリックしたとき
•
ケーブル接続が正しく行なわれている状態で、MOTIF XS本体やコンピューター上での設定が、正しくない状態
から正しい状態に変更されたとき
•
MOTIF XS本体やコンピューター上での設定が正しく行なわれている状態で、ケーブル接続が正しくない状態か
ら正しい状態に変更されたとき
n
Auto Sync画面(36ページ )でも、Auto Sync Settingの設定ができます。ここでのAuto Sync Settingの設定と連動し
ています。
Auto Startをオンにすると、決められたタイミング (36ページ )でデータ同期が自動的に開始されるため、受信する側で
選択中のデータは、上書きされて消えてしまいます。大切なデータは、コンピューター上でファイルとして保存するか、
MOTIF XS本体に保存しておきましょう。
7
Knob Guide (ノブガイド)
ノブを操作中にガイドを表示するかどうかを設定します。
Knob Guide: On Knob Guide: Off
8
Knob Mouse Control ( ノブマウス コントロール)
右図のようなノブの操作方法を設定します。
Circular (サーキュラー )
ノブ操作エリア内のどこをクリックしても、数値がクリックした場所にジャンプします。また、そこからノブの形
にそって円を描くようにドラッグすることにより、数値をコントロールします。
Relative Circular (リレーティブ サーキュラー )
クリックしてもジャンプせず、現在の値からノブの形にそって円を描くようにドラッグすることにより、数値をコ
ントロールします。
Linear (リニア)
ノブ操作エリアでドラッグするとマウスカーソルが消え、上、または右に移動すると値が増え、下または左に移動
すると値が減ります。
Slider Mouse Control (スライダーマウス コントロール)
9
右図のようなスライダーの操作方法を設定します。細かい設定をす
るには、<Shift>キーを押しながらドラッグします。
Ramp (ランプ)
つまみ以外のスライダーバー上をクリックするとクリックした方向につまみが一定量移動し、ドラッグするとその
方向へ移動します。
Touch (タッチ)
つまみをドラッグすることによりスライダーを動かします。つまみ以外のスライダーバー上をクリックしてもつま
みは移動しません。
Jump (ジャンプ)
つまみ以外のスライダーバー上をクリックすると、クリックした位置につまみがジャンプします。
Relative (リレーティブ)
つまみ以外のスライダーバー上をドラッグするとマウスカーソルが消え、左右に動かすことにより数値をコント
ロールします。現在の値から相対的に移動します。
MOTIF XSエディターマニュアル
29
Page 30
Keybord Velocity ( キーボードベロシティー )
)
鍵盤ボタン(22ページ )をクリックしたときに出力される、MIDIノートのベロシティーを設定します。[Fix]をオン
にした場合、ベロシティーは一定の値に固定されます。固定されるベロシティー値は、[Fix]の横の数値ボックスで
設定できます。また、[Free]をオンにした場合、クリックする鍵盤の上下の位置によって、ベロシティーの値は変
更されます。下の位置をクリックするほど値は大きくなります。
!
[OK]ボタン
設定を反映して終了します。
[Cancel](キャンセル)ボタン
@
設定を反映せずに終了します。[×](終了)ボタン(1)と同じです。
[編集]メニュー
メニュー : [編集]メニュー
元に戻す
1つ前の操作を取り消します。取り消しできない場合は、メニュー項目がグレーになります。
やり直し
[元に戻す]を実行する前の状態に戻します。[元に戻す]を実行した数だけ[やり直し]できます。[やり直し]できないとき
は、メニュー項目がグレーになります。
コピー
選択している文字列、ボイスデータ、パラメーターをコピーします。コピーできないときは、メニュー項目がグレーに
なります。
貼り付け
コピーした文字列、ボイスデータ、パラメーターを貼り付けます。貼り付けできないときは、メニュー項目がグレーに
なります。
MOTIF XSエディターマニュアル
30
Page 31
メニュー : [編集]メニュー
ミキシングの初期化
ミキシングの初期化を行ないます。画面上のすべての設定をしたあと、[OK]ボタンをクリックすることで、初期化を実
行します。
1
2
4
3
6 7
8
[×](終了)ボタン
1
初期化を行なわずに画面を閉じます。
2
[[[[All](オール)/[Clear](クリア)ボタン
All:すべてのパラメーターを初期化対象とします。
Clear : すべてのパラメーターを初期化対象から外します。
5
[Multi Common](マルチコモン)チェックボックス
3
オンに設定すると、Multi Common (マルチコモン)のすべてのパラメーターを初期化します。
4
Initialize Template (イニシャライズ テンプレート)
初期化のテンプレートを選択します。
Normal: 通常の初期化を行ないます。
GM: GM(ジェネラルMIDI)対応の音源として初期化を行ないます。
mLAN Normal: 通常の初期化を行い、各パートの出力をmLANに設定します。
mLAN GM: GM(ジェネラルMIDI)対応の音源として初期化を行ない、各パートの出力をmLANに設定します。
Part [1]〜[16] (パート[1]〜[16])チェックボックス
5
オンに設定したパートのすべてのパラメーターを初期化します。
6
[AD]チェックボックス
コモンエディットのA/Dインプットパートに関する設定を初期化します。
[mLAN]チェックボックス
7
コモンエディットのmLANパートに関する設定を初期化します。
[Start]ボタン
8
設定したパラメーターを初期化して終了します。
MOTIF XSエディターマニュアル
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メニュー : [編集]メニュー
パートボイスの初期化
選択したパート内のボイスの初期化を行ないます。画面上のすべての設定をしたあと、[OK]ボタンをクリックすること
で、初期化を実行します。
1
2
3
6
1
[×](終了)ボタン
初期化を行なわずに画面を閉じます。
[[[[All](オール)/[Clear](クリア)ボタン
2
All: すべてのパラメーターを初期化対象にします。
Clear: すべてのパラメーターを初期化対象から外します。
4
5
3
[Common] (コモン)チェックボックス
オンに設定すると、Part Common (パートコモン )内の全ボイスパラメーターを初期化します。
n
ボイスパラメーターがエディットされているかどうか、ミキシングパラメーターがエディットされているかどうかは、
画面右上の[E]マークで確認できます。白色の[E]マークが点灯しているときはミキシングパラメーターがエディットされ
ており、青色の[E]マークが点灯しているときはボイスパラメーターがエディットされていることを示しています。
4
[With wave Assignment] (ウィズ ウェーブアサイメント)チェックボックス
オンに設定すると、選択したエレメントに割り当てられていたウェーブフォームの設定を初期化します。
Element [1]〜[8](エレメント[1]〜[8])チェックボックス
5
オンに設定したエレメントのエレメントエディット内の全パラメーターを初期化します。
6
[Start](スタート)ボタン
設定したパラメーターを初期化して終了します。
MOTIF XSエディターマニュアル
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メニュー : [編集]メニュー
ストア
選択した1〜16パートのノーマルボイスを保存します。保存したいバンクフォルダー (5)と、そのバンク内のボイスナ
ンバーを選択し、保存するボイス名を入力します。最後に[Store]ボタンをクリックし、編集したボイスをユーザーボ
イスまたはミキシングボイスとして保存します。
ストア画面は、パート「M」が選択されているときは呼び出せません。
n
23
1
4
5
6
[×](終了)ボタン
1
ストア実行せずにこの画面を閉じます。
2
Voice Name (ボイスネーム)
保存するボイスの名前を表示/入力します。
[Store](ストア)ボタン
3
クリックすると選択した場所にボイスを保存します。
他のパラメーターと同じように、エディターがONLINE (オンライン)の状態であれば、ボイスデータもMOTIF XS 本体と
エディターとで同期しています。したがって、ここでストアを実行するとMOTIF XS本体のユーザーボイスバンクも同様
に変更されることになります。必要なボイスデータはMOTIF XS本体に保存されているのであれば、あらかじめUSB記憶
装置などにバックアップをとっておきましょう。
4
[+]/[−]ボタン
[+]ボタンをクリックすると、バンクフォルダー (5)の内容をすべて表示します。
[−]ボタンをクリックすると、バンクフォルダー (5)の内容をすべて隠します。
バンクフォルダー
5
ここでは、ノーマルボイスの保存先となる以下のボイスバンクを表示します。
ノーマルユーザー 1
•
ノーマルユーザー 2
•
ノーマルユーザー 3
•
ミキシング
•
これらのバンクをクリックすると、上図のようにそのバンク内のボイスリストを表示したり隠したりします。
6
ボイスリスト
選択しているバンクのボイスリストを表示します。ここで、保存したいボイスナンバーを選択します。
ここで右クリックすると、「全フォルダーを開く」、「全フォルダーを閉じる」というメニューを選択できます。
MOTIF XSエディターマニュアル
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メニュー : [編集]メニュー
ミキシングコンペア
編集中のミキシングを、一時的に編集前のミキシングに戻します。編集前後の音を聞き比べることができます。このと
き、パラメーターは編集できなくなります。もう一度選択すると元の状態に戻ります。
MOTIF XS本体のコンペア機能とは連動していません。
n
ボイスコンペア
編集中のボイスを一時的に編集前のボイスに戻します。編集前後の音を聞き比べることができます。
このとき、パラメーターは編集できなくなります。もう一度選択すると元の状態に戻ります。
n
MOTIF XS本体のコンペア機能とは連動していません。
MOTIF XSエディターマニュアル
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[バルク]メニュー
データ同期
MOTIF XS本体とバルクデータの送受信を行ないます。
1
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4
メニュー : [バルク]メニュー
5 6
1
[×](終了)ボタン
データ同期を行なわずに画面を閉じます。
[Transmit](トランスミット)/[Receive](レシーブ)チェックボックス
2
データ送受信の方向を設定します。
[Transmit]チェックボックス: MOTIF XSエディターからMOTIF XS本体へバルクデータを送信します。
[Receive]チェックボックス: MOTIF XS本体からMOTIF XSエディターへバルクデータを受信します。
3
送受信するデータの種類
送受信するデータをタイプ別に設定します。[All]ボタンをクリックすると全タイプをオンにし、[Clear]ボタンをク
リックすると全タイプをオフにします。
Current
カレントデータ(ミキシングデータ、ミキシングボイス)を送受信します。
Normal User Bank 1
Normal User Bank 1のボイスデータを送受信します。
Normal User Bank 2
Normal User Bank 2のボイスデータを送受信します。
Normal User Bank 3
Normal User Bank 3のボイスデータを送受信します。
Drum User Bank
Drum Userのボイスデータを送受信します。
プログレスバー
4
バルクデータの送受信状態を確認できます。
5
[Start](スタート)ボタン
バルクデータの送受信を開始します。
[Stop](ストップ)ボタン
6
バルクデータの送受信中にのみ表示されます。クリックすると、その時点でバルク送受信を中止します。
MOTIF XSエディターマニュアル
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メニュー : [ヘルプ]メニュー
[ヘルプ]メニュー
マニュアル
本書を開きます。Acrobat
®
ReaderまたはAdobe
®
Acrobat
®
などのPDFファイル対応アプリケーションが起動します。
バージョン情報
MOTIF XSエディターのバージョン情報が表示されます。
Auto Sync画面(オートシンク画面)
この画面は、エディターをOFFLINE (オフライン=エディターとMOTIF XS本体の設定が連動しない状態)から
ONLINE (オンライン=エディターとMOTIF XS本体の設定が互いに連動する状態)に切り替えるための画面です。
エディターがOFFLINE状態のときは、画面上の[OFFLINE]ボタンをクリックすることで呼び出せます。その他にも、
下記操作をした場合に自動的に呼び出されます。
•
MOTIF XS本体ユーティリティーモードでのMIDI IN/OUT設定やコンピューター上でのポート設定、ケーブルによ
る接続が正しく行なわれている状態で、MOTIF XS エディターを起動したとき
•
エディター上でファイルを開いたとき
•
エディター上ファイルメニューの「新規作成」で新しいファイルを作ったとき
•
ONLINE (オンライン)の状態で、Multi Part (マルチパート)の設定をソング→パターン、またはパターン→ソングに
切り替えたとき
•
ONLINEの状態で、MOTIF XS本体のモードをソング→パターン、またはパターン→ソングに切り替えたとき
•
ケーブル接続が正しく行なわれている状態で、MOTIF XS本体やコンピューター上での設定が、正しくない状態から
正しい状態に変更されたとき
•
MOTIF XS本体やコンピューター上での設定が正しく行なわれている状態で、ケーブル接続が正しくない状態から正
しい状態に変更されたとき
Auto Sync (オートシンク)画面内にあるAuto Start (オートスタート)をOnに設定してあると、Auto Sync画面が開いただけでデー
n
タ同期が始まる場合があります。詳細は、10ページ をご参照ください。
Auto Sync (オートシンク)画面では、Data Port (データポート)設定を正しく行なったあと、[Start](スタート)をク
リックすることで、MOTIF XSエディターとMOTIF XS本体のデータ同期を行ないます。データ同期が終了すると自動
的に画面が閉じられ、エディターは ONLINE (オンライン)の状態になります。
1
4
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MOTIF XSエディターマニュアル
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[×](終了)ボタン
1
ONLINE状態への切り替えを行なわずに終了します。
2
[mLAN1394]/[USB]チェックボックス
[Detail]ボタン
3
4
Port
Device No.
5
6
Auto Sync Setting
2〜6
は、エディター設定画面の同名の設定と同じ機能です。詳しくは27 〜 28ページ の2〜6をご覧ください。
プログレスバー
7
8
[Start]ボタン
[Stop]ボタン
9
はデータ同期画面の同名の設定と同じ機能です。詳しくは35ページ の4〜6をご覧ください。
7〜9
メニュー
MOTIF XSエディターマニュアル
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トラブルシューティング
トラブルシューティング
「音が出ない」、「正常に動作しない」などといった場合には、まずMOTIF XSとコンピューターとの接続を確認したあ
と、以下の項目をチェックしてください。
コントロールスライダーやチャンネルノブを操作しても音色(音の聞こえ方)が変わらない。
エディターはONLINEになっていますか?
•
[ONLINE]ボタンの左側のインジケーターは点灯していますか?
•
点灯していない場合、通信設定に問題があるかもしれません。MOTIF XSエディターまたはStudio Manager
のMIDIポート設定(28ページ )や、MOTIF XS本体側のMIDI通信設定(ユーティリティーモードのコントロール
MIDI画面の設定)、またはケーブルの接続が正しく行なわれているかを確認してください。
エディター設定のMIDIポート設定やDevice No.が正しく設定されていますか? (28ページ )
•
MOTIF XS 本体のMIDI通信設定(ユーティリティーモードのコントロールMIDI画面の設定)は正しく設定され
•
ていますか?
バルクデータの送受信ができない。
•
上記と同じ点(ONLINE表示、MIDIポート設定など)を確認してください。
•
Setup (エディター設定)画面、Data Sync (データ同期)画面、Auto Sync (オートシンク)画面で設定される
Current (カレント)データは、MOTIF XS本体がソングモードまたはパターンモードになっていないと送受信
できません。MOTIF XS本体のモードを確認してください。
エディター画面で選択したいポート名が表示されない。
エディター設定画面のMIDIポートは、ホストアプリケーションで設定されているMIDIポートの中から選択で
•
きます。ホストアプリケーションでのMIDIポート設定を確認してください。
ポート名の先頭に「!」マークが表示される場合があります。これはエディターで前回使用したポートが見つか
•
らない、またはエディターで必要となるポートが一部しか設定されていないことを示しています。ホストアプ
リケーションでのMIDIポート設定を確認してください。
MOTIF XSエディターマニュアル
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