Roland VR-5 User Manual [no]

取扱説明書
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.4)と「使用上のご 注意」(P.6)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくために も、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、 手元に置いてください。
2010 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
※ Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。 ※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。 ※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。 ※ SD ロゴ( )および SDHC ロゴ( )は SD-3C、 LLC の登録商標です。
本書では、ディスプレイ/画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定と本文中のディスプレイ/画面上の設定は一致し ていません。あらかじめご了承ください。
本製品は GPL/LGPL オープン・ソース・ライセンス適用ソフトウエアを使用しており、お客様には、これらソフトウエアの個別の使 用許諾または条件に従ってソースコードを入手、改変、再配布する権利があります。本製品に使用されているオープン・ソース・ライ センス適用ソフトウエアのソースコードの入手を希望されるお客様には、当社ウェブサイトからのダウンロードにて提供しております。 具体的な入手方法については、以下をご参照ください。
URL:http://www.roland.com/support/gpl/
MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関る TPL(Technology Properties Limited)社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。

同梱物を確認する

以下のものが同梱されています。すべてそろっているかご確認ください。同梱物に不足があった場合には、お買い上げ 店までご連絡ください。
VR-5 本体
fig.VR5-itself.eps
AC アダプターおよび電源コード
fig.PSB7U.eps
SD カード(動画/静止画/音声コンテンツ入り)
fig.SD-card.eps
取扱説明書(本書)
fig.owners-manual.eps
ローランド ユーザー登録カード
fig.user-card.eps
保証書
fig.warranty.eps
RCA ‐ BNC 変換プラグ(4 本)
fig.RCA-BNC-plug.eps
USB ケーブル(A タイプA タイプ)
fig.USB-cable.eps
3

安全上のご注意

警告
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改造し たりしないでください。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていな いことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ 店または ローラ ンドお客様 相談セ ンター に相談して ください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極 端に高 い場所(直射日光 の当た る場所、
暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡 れた床など)や
湿度の高い場所 ○ 湯気や油煙が当たる場所 ○ 塩害の恐れがある場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ほこりや砂ぼこりの多い場所 ○ 振動や揺れの多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設置しな いでください。必ず安定した水平な場所に設置してく ださい。
..............................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V の 電源で使用してください。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
008e
● 電源コードは、必 ず付属のも のを使用してください。 また、付属の電源コードを他の製品に使用しないでく ださい。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重い ものを載せたりしないでください。電源コードに傷が つき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあ ります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、ス ピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によって は永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量 で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や 耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に 相談してください。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など) や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでくだ さい。また、この機器の上に液体の入った容器(花び んなど)を置かないでください。ショートや誤動作な ど、故障となることがあります。
..............................................................................................................
の中に描かれています。
..............................................................................................................
4
警告
注意
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC アダプ ターをコンセントから外し、お買い上げ店またはロー ランドお 客様相談 センターに修 理を依 頼して くださ い。 ○ AC アダプター本体、電源コード、またはプラグ
が破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたと
き ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱 いやいた ずらに 注意してくだ さい。必 ず大人 のかた が、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えな いでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでくだ さい。特に、電 源タ ップを使 用し てい る場合、電源 タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、 コードの被覆が溶けることがあります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローラン ドお客様相談センターに相談してください。
..............................................................................................................
027
● マンガン・リチウム電池が本体に内蔵されていますの で、この機器を、日光、炎、または同様の過度の熱に さらさないでください。
..............................................................................................................
安全上のご注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正常な 通気が保たれている場所に設置して、使用してくださ い。
..............................................................................................................
102c
● 電源コー ドを 機器本体やコ ンセ ントに 抜き差しす
は、必ず電源プラグを持ってください。
るとき
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプラグ部 分のゴミやほこりを拭き取ってください。また、長時 間使用しないときは、AC アダプターをコンセントか ら外してください。AC アダプターとコンセントの間 にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災 の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないよう に配慮してくだ さい。特に、コードや ケーブル類は、 お子様の手が届かないように配慮してください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置か ないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機器本 体やコンセントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコンセ ントから外し、外部機器との接続を外してください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC アダプ ターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプターをコ ンセントから外してください。
..............................................................................................................
118c
● 接地端子ネジや付属の SD カード、RCA - BNC 変換 プラグは、小さなお子様が誤って飲み込んだりするこ とのない よう お子様の手の 届かな いとこ ろへ保管し てください。
..............................................................................................................
120
● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクを 接続したとき以外は、ファンタム電源を必ずオフにし てください。ダイナミック・マイクやオーディオ再生 装置など にファ ンタム電源を 供給す ると故障 の原因 になります。マイクの仕様については、お使いのマイ クの取扱説明書を お読みくださ い。(本機のファンタ ム電源:各チャンネル +48V DC、最大 14mA)
..............................................................................................................
5

使用上のご注意

電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのインバー ター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続されている コンセントと同じコンセントに接続しないでください。電気製 品の使用状況によっては、電源ノイズにより本機が誤動作した り、雑音が発生する恐れがあります。電源コンセントを分ける ことが難しい場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてく ださい。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が多少 発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作などを防ぐため、必ずすべての機器の 電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機 器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この 場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面 に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。こ の場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や 発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場 合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を 切ってください。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結 露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりま すので、数時間放置し、結露がなくなってから使用してくださ い。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機のゴム足 が、設置した台などの表面を変色または変質させることがあり ます。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使いいた だけます。この場合、本機が滑って動いたりしないことを確認 してからお使いください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤 を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きして ください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール 類は、使用しないでください。
その他の注意について
poke-mon
● 本機を使用すると、極めて速いスピードで映像切り替えが可能 です。そのような映像を見ると、体調によっては頭痛をもよお したり気分が悪くなったりする可能性があります。本機を用い てこのような健康を害する恐れのある映像を制作しないでくだ さい。あなた自身もしくはほかの視聴者の健康が害されても、 弊社は一切の責任を負いません。
552
● SD カードの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を 含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子など に過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを 持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、 特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用 すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボー ル箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各地域 のゴミの分別基準に従って行ってください。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接続 には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が極端 に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合があります。 抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。他社製の 接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕様につきまし ては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
SD カードをお使いになる前に
704
● SD カードは、確実に奥まで差し込んでください。
705
● SD カードの端子の部分に触れたり、汚したりしないでくださ い。
708
● SD カードは精密な電子部品で作られていますので、取り扱い については次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯電し
ている静電気を放電しておく。 ○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中などに放
置しない。(保存温度:-25 度〜 85 度) ○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、 改造された場合、 以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断 りする場合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持する ために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有しています。 こ の部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、 保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合 がありますので、お買い上げ店、またはローランドお客様相談 センターにご相談ください。
6
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、その他) の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画あるいは複製 し、配布、販売、貸与、上演、放送などを行うことは法律で禁 じられています。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しな いでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を侵害して も、弊社は一切責任を負いません。
知的財産権について
C-01-1
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、その他) の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画、複製あるい は改変し、配布、販売、貸与、上演、放送などを行うことは法 律で禁じられています。
C-01-2
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本製品を使用し ないでください。お客様が本製品を用いて他者の著作権を侵害 しても、当社は一切責任を負いません。
C-02
● 本製品は技術的保護手段による制約の一部または全部を受けず に録音、録画あるいは複製を行うことができます。これは本製 品が音楽制作や映像制作を目的としており、他者の著作権を侵 害しない作品(自作の映像作品など)の録音、録画あるいは複 製まで、制約を受けることがないよう設計されているためです。
C-03-4/5
● 製品に付属されたコンテンツ(動画、静止画および楽曲)の著 作権は当社が保有しています。付属されたコンテンツを素材と して、お客様が新たな作品を制作、演奏、録音、配布をするこ とに関しては、当社の許諾を必要としません。
C-03-6
● ただし、製品に付属されたコンテンツを、そのまま、もしくは 酷似した形態で取り出し、別の記録媒体に固定して配布したり、 コンピュータネットワークを通じて公開したりすることはでき ません。
使用上のご注意
その他
988
● 盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続す ることができます。
http://www.kensington.com/
Class A
● この製品は、住宅環境以外で使用するクラス A 機器です。住宅 環境で使用する場合は、電波障害を発生させる恐れがあり、利 用者が適切な対策を講ずることが必要とされることがあります。 この場合は、ケーブル接続部にフェライトコアを入れるなどの 対策をしてください。 具体的な対策方法については、お問合せの窓口までお問合せく ださい。
Class A
● なお、クラス B に適合したビデオ・カメラなどと接続して使用 する場合でも、そのシステム全体としてはクラス A 機器に類別 されます。
7
目次
電源を入れる/切る ....................................................................................10
AC アダプターを接続する .................................................................................................10
電源を入れる .......................................................................................................................11
電源を切る ...........................................................................................................................11
各部の機能と名称 ........................................................................................12
トップ・パネル....................................................................................................................12
セットアップ/ディスプレイ・セクション......................................................................... 13
アウトプット・セクション.................................................................................................... 15
オーディオ・ミキサー・セクション .................................................................................... 16
ビデオ・セレクト・セクション ............................................................................................ 17
ビデオ・エフェクト・セクション ........................................................................................ 17
PC INPUT セクション .......................................................................................................... 18
レコーダー・セクション........................................................................................................ 19
ファイル・セレクト・セクション ........................................................................................ 19
リア・パネル .......................................................................................................................20
フロント・パネル................................................................................................................21
信号の流れ ...........................................................................................................................22
外部機器を接続する ....................................................................................23
ソース機器を接続する........................................................................................................24
ビデオ機器を接続する............................................................................................................ 24
パソコンを接続する................................................................................................................ 24
オーディオ機器を接続する.................................................................................................... 25
出力機器を接続する............................................................................................................26
基本的な操作................................................................................................28
ビデオを切り替える............................................................................................................28
音量バランスを整える........................................................................................................30
ビデオの切替にオーディオをリンクさせる .....................................................................31
オーディオに効果をかける ................................................................................................31
ビデオの最終出力にフェードをかける.............................................................................33
最終出力の音量を調整する ................................................................................................33
映像を合成する............................................................................................34
ピクチャー・イン・ピクチャーで 2 画面合成する.........................................................34
子画面の位置と大きさを調整する ........................................................................................ 35
スプリットで 2 画面合成する ...........................................................................................36
パソコンからのロゴやテキストをビデオの上に重ねて合成する ..................................38
SD カードから再生する.............................................................................40
SD カードをスロットに入れる .........................................................................................40
ファイルを再生する............................................................................................................42
便利な再生機能....................................................................................................................45
マーカーを使った再生............................................................................................................ 45
スロー再生............................................................................................................................... 46
8
SD カードに録画する.................................................................................47
SD カードをフォーマットする .........................................................................................48
録画フォルダーと録画モードを選ぶ.................................................................................49
最終出力を録画する............................................................................................................50
USB ポートから出力する..........................................................................51
パソコンを接続する............................................................................................................51
パソコンに出力する............................................................................................................52
ユーザー・ロゴを登録する ........................................................................53
その他の機能................................................................................................54
FILE UTILITY メニューの各機能を使う..........................................................................54
工場出荷時の状態に戻す ....................................................................................................58
NTSC と PAL とを切り替える.........................................................................................58
内蔵カレンダー/時計を合わせる.....................................................................................59
メニュー操作とメニューの一覧.................................................................60
目次
メニュー操作 .......................................................................................................................60
メニューの一覧....................................................................................................................61
資料 ...............................................................................................................65
主な仕様 ...............................................................................................................................65
外形寸法図 ...........................................................................................................................66
リモート・コントロールについて.....................................................................................66
エラー・メッセージ一覧 ....................................................................................................67
故障かな?と思ったら........................................................................................................68
故障かな?と思ったら........................................................................................................69
アーティスト紹介................................................................................................................70
索引 ...............................................................................................................71
9

電源を入れる/切る

AC アダプターを接続する

下図のように AC アダプターを接続します。AC アダプターを設置する際は、インジケーターのある面を上に向けてく ださい。コンセントに接続すると、インジケーターが点灯します。
fig.connect-PSB7U.eps
インジケーター
コード・フックについて
AC アダプターのコードは、図のようにコード・フックに固定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、 プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、AC アダプター端子に無理な力が加わることを防ぐことができます。
fig.cord-hook.eps
MODEL
VR-5
電源についてのご注意
設置条件によっては本体や接続されたカメラ、モニターなどの金属部に触れると、違和感を覚えたりざらつくような感 じになるときがあります。これは人体に全く害のない極微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要に応じ、接 地端子(図参照)を使って外部のアースか大地に接地してご使用ください。接地した場合、設置条件によってはわずか にノイズが混じる場合があります。なお接続方法がわからないときはローランドお客様相談センターにご相談ください。
fig.earth-terminal.eps
接続してはいけないところ
水道管(感電の原因になります)
ガス管(爆発や引火の原因になります)
電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
10
電源を入れる/切る

電源を入れる

※正しく接続したら(P.10)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりテレビ・モニターなどが
破損する恐れがあります。
※音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。
※この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
電源ケーブルがしっかりと差し込まれていることを確認し、トップ・パネルの [POWER] ボタンを押しま す。ボタンが点灯し、VR-5 が起動します。
fig.power-button.eps

電源を切る

トップ・パネルの [POWER] ボタンを押します。右側の画面(OUTPUT MONITOR)に「Press POWER Again !」のメッセージが表示されます。
fig.power-off-message.eps
メッセージが表示されてから 5 秒以内に [POWER] ボタンをもう 1 度押すとボタンが消灯し、VR-5 の電 源が切れます。
「Press POWER Again !」メッセージは、表示されてから 5 秒以上経過すると自動的に消えます。メッセージが表示されて 5 秒以
内に [POWER] ボタンを押さないと、電源は切れません。
11

各部の機能と名称

トップ・パネル

fig.top-panel.eps
1
2
3 4 675 8
このページでは、各セクションの大まかな機能を解説し ます。各セクションの詳細は次ページ以降をご参照くだ さい。
1. セットアップ/ディスプレイ・セクション
SETUP のボタンとダイヤルの操作で、VR-5 の各種シ ステム設定を行います。
ディスプレイ部分は各ソース機器から入力の表示と、出 力の表示を行います。 2 つのモニターはタッチ・パネルになっており、画面に 触れることで、ビデオの切替やピクチャー・イン・ピク チャーの子画面設定が行えます。
(P.13)
2. アウトプット・セクション(P.15)
ビデオ出力のフェード・イン/アウトやオーディオ出力 の最終レベル調整を行うセクションです。電源をオン/ オフする POWER ボタンやパソコンなどを接続するた めの USB ポートもここにあります。
3. オーディオ・ミキサー・セクション(P.16)
各ソースから入力されるオーディオのバランスを調整 し、ミックスを行うセクションです。
4. ビデオ・セレクト・セクション(P.17)
各ソースから入力されるビデオの切替を行うセクション です。左側モニターのタッチ・パネルでビデオの切替を 行わないとき、このセクションのボタン操作で行います。
5. ビデオ・エフェクト・セクション(P.17)
ビデオに合成や切替の効果をかけるセクションです。ビ デオの切替にオーディオの上げ下げをリンクさせる場 合、このセクションの [AUDIO FOLLOW] ボタンを使 います。
6. PC INPUT セクション(P. 18)
パソコンから入力されるロゴ/テキストをビデオに重ね合 わせる操作や、音声のレベル調整を行うセクションです。
7. レコーダー・セクション(P.19)
SD カードからの再生、SD カードへの録画をコント ロールするためのセクションです。
8. ファイル・セレクト・セクション(P.19)
SD カードから再生するファイルの種類を選ぶセクショ ンです。
12

セットアップ/ディスプレイ・セクション

fig.setup-section.eps
1
4
5
6
7
2
各部の機能と名称
3
1. V-LINK インジケーター
V-LINK 対応の外部機器を接続し、接続した機器の V­LINK がオンになると点灯します。「リモート・コント ロールについて」(P.66)をご参照ください。
V-LINK とは、MIDI を使用して音楽に合わせた映像演出を行う ための機能です。V-LINK 機能により、 ローランドの楽器/音 楽制作機器やビデオ・プレセンターとの連携を簡単かつスピー ディに行うことができます。
2. SETUP/PREVIEW MONITOR
各ソース機器からの入力やメニューを表示します。タッ チ・パネルになっており、画面に触れることで、ビデオ の切替を行います。
3. OUTPUT MONITOR
VR-5 で行ったビデオ・ミックスの結果を表示します。こ こに表示される映像が、VIDEO OUTPUT 端子から出力 されます。
4. MAIN MENU ボタン(P.60)
VR-5 の各種設定メニューを呼び出します。メニューは SETUP/PREVIEW MONITOR に表示されます。
メニューの表示中は、SETUP/PREVIEW MONITOR にはビ デオ入力は表示されません。PREVIW OUT 端子に接続された 外部モニターで確認してください。
8
9 10
6. ENTER ボタン
設定値を確定したり、次の階層に進むためのボタンです。
7. VALUE ダイヤル
設定値を変えるためのダイヤルです。
※押しながら回すと、設定値を 10 個づつ飛ばしながら送る/
戻すことができます。
8. 表示モード切替ボタン
SETUP/PREVIEW MONITOR の表示モードを以下の 3 つの中から選びます。
AUDIO SETUP オーディオ・ミキサーの設定画面を呼び出します。
VIDEO PREVIEW 4 分割画面で 4 つのソースからの入力を表示します。 [1] 〜 [3] はカメラなど、VIDEO INPUT 端子に接続さ れた外部ソース機器からの入力を表示します。 [PLAYER] は S D カードから再生されるビデオを表示 します。 このモードになっている場合、タッチ・パネルの操作で ビデオの切替を行うことができます。
PC PREVIEW PC INPUT 端子に接続されたパソコンからの画像を表 示します。
5. EXIT ボタン
メニュー画面を閉じたり、前の階層に戻るためのボタン です。
13
各部の機能と名称
9. INFO ボタン
押すと点灯し、OUTPUT MONITOR に以下の情報が表示されます。
現在の状態 再生中(PLAY)や録画中(REC)など、現在の状態を表示します。
ファイル名 現在選ばれているファイル名を表示します。
録画中は、録画ファイルに付けられるファイル名(録画開始時の日付/時刻)を表示します。
マーカー 付けられているマーカーの総数と現在位置の直前のマーカー番号を表示します。
マーカーがない場合は「0/0」と表示します。
再生/録画時間 ファイルの再生時間または録画時間を時:分:秒の単位で表示します。
シーク・バー [INFO] ボタンを 2 度押すと表示されます。ファイル全体のどの部分を再生中なのかを表示します。
また、緑色のポイントに触れて前後に動かすと、再生位置を変えることができます。
シーク・バーが表示されている場合、OUTPUT MONITOR のタッチ・パネル操作で、ピクチャー・イン・ピクチャーの子画面の位 置や大きさを調整することはできません。子画面の位置/大きさを調整する(P.35)場合、シーク・バーを消してください。
fig.info-screen.eps
現在の状態 ファイル名 時間マーカー
シーク・バー
[INFO] x 1 [INFO] x 2
10. USER LOGO ボタン(P.53)
バンド演奏のインターバルなどに、VR-5 内部に登録したロゴを出力することができます。押すと点灯し、ビデオ出力 からロゴの出力に切り替わります。もう一度押すと消灯し、ビデオ出力に戻ります。
※ロゴの出力中でも、[VIDEO OUT] ダイヤルの操作によるフェード・ イン/アウトを行うことができます。
※工場出荷時には以下の「Roland」ロゴが登録されています。ユーザー・ロゴを出力するには、VR-5 内部に登録されているロゴ・
データを書き換える必要があります。「ユーザー・ロゴを登録する」(P.53)をご参照ください。
fig.roland-logo-out.eps
14

アウトプット・セクション

fig.output-section.eps
1 2
各部の機能と名称
4
3
5
1. USB ポート(P.51)
VR-5 でのビデオ/オーディオのミックス結果をパソコンに出力することができます。 また、USB メモリーを接続すると、SD カードに録画したファイルをコピーすることができます。
※USB ポートを使用するときのみスライド・カバーを開いてください。使用しないときは必ずスライド・カバーを閉じ、内部の端子
部分を保護してください。
※VR-5 とパソコンを接続するときは、必ず付属の USB ケーブル(A タイプ - A タイプ)を使用してください。
※工場出荷時の設定では、ビデオ/オーディオのミックス結果をパソコンに出力するようになっています。USB メモリーを接続して
録画ファイルをコピーする場合は、USB モードの設定が必要です。SYSTEM メニューの [VIDEO/AUDIO] を選び、さらに [USB MODE] を選びます。モードを [STORAGE] に設定してください。モードの設定/変更については「メニュー操作とメニューの一 覧」(P.60)、SYSTEM メニュー(P.64)をご参照ください。
2. POWER ボタン(P.11)
VR-5 の電源をオン/オフします。
3. VIDEO OUT ダイヤル(P.33)
VR-5 の最終出力をフェード・イン/アウトさせます。左に回すと黒に、右に回すと白にフェードします。フェードが かかると、ダイヤルの上にあるインジケーターが点滅します。
4. レベル・インジケーター(P.33)
通常はオーディオの最終出力の音量を表示します。録画時には録音レベルを表示します。[OVER] が点灯すると、出力 や録音される音声が歪む可能性があります。[AUDIO OUT LEVEL] ダイヤルを左に回して音量を下げてください。
5. AUDIO OUT LEVEL ダイヤル(P.33)
通常はオーディオの最終出力のレベルを調整します。録画時には、最終出力のレベルと同時に録音レベルを調整します。
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各部の機能と名称

オーディオ・ミキサー・セクション

fig.audio-mixer-section.eps
1
3. MIC/LINE 2 用 GAIN ダイヤルおよび SIG/PEAK インジケーター
[GAIN] ダイヤルで MIC/LINE 2 端子の入力感度の調整 を行います。インジケーターの表示は MIC/LINE 1 と 同じです。
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1. MIC/LINE 1 用 GAIN ダイヤルおよび SIG/PEAK インジケーター
[GAIN] ダイヤルで MIC/LINE 1 端子の入力感度を調整 します。接続されるマイクや外部ミキサーからの出力に あわせて調整します。 入力があった場合には [SIG/PEAK] インジケーターが 緑色に点灯します。入力が大きすぎる場合は赤く点灯し ます。この場合、出力が歪む可能性があるので、入力感 度を下げてください。
4. MIC/LINE 2 用 PAN スイッチ
MIC/LINE 2 入力の定位を設定します。設定は MIC/ LINE 1 と同じです。
5. MIC/LINE 1/2 フェーダー
MIC/LINE 1/2 から入力されるオーディオのレベルを 調整します。
6. 1 〜 3 フェーダー
AUDIO INPUT 端子 1 〜 3 から入力されるオーディオ のレベルを調整します。
※L/R を個別に調整することはできません。
7. PLAYER フェーダー
SD カードから再生されるオーディオのレベルを調整し ます。
2. MIC/LINE 1 用 PAN スイッチ
MIC/LINE 1 入力の定位を設定します。以下の 3 種類 の設定ができます。
L
左に定位します。 MONO
中央に定位します。 R
右に定位します。
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各部の機能と名称

ビデオ・セレクト・セクション

fig.video-mixer-section.eps
タッチ・パネルに触れるのではなく、ボタン操作によってビデオ・チャンネル([1] 〜 [3] および [PLAYER])を切り 替えたい場合に使います。

ビデオ・エフェクト・セクション

fig.video-effects-section.eps
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1. AUDIO FOLLOW ボタン(P.31)
押すとボタンが点灯し、ビデオの切替操作に同じチャンネルのオーディオの出力/消音がリンクします。
2. SUB VIDEO SELECT ボタン(P.35、P.37)
ピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)やスプリット(SPLIT)による 2 画面合成を行う場合のサブ・ビデオを選び ます。押したボタンが点灯し、選んだチャンネルがサブ・ビデオになります。モードによってサブ・ビデオの表示位置 が異なります。
PinP サブ・ビデオが子画面表示されます。
SPLIT サブ・ビデオが右側または下に表示されます。
3. MODE ボタン(P.34、P.36)
PinP ボタンが消灯しているとピクチャー・イン・ピクチャー・モードになり、背景の上に子画面が重なって表示されます。
SPLIT ボタンが点灯しているとスプリット・モードになり、画面を分割して 2 画面合成を行います。1 つの被写体を 2 つのアングルから 撮影し、並べて比較する場合などに使います。
4. TRANSITION ボタン(P.28)
ビデオの切替効果を選びます。ビデオを切り替えるとき、ここで選んだ効果が適用されます。
※[CUT] を選ぶと切替効果はかかりません。[MIX] または [WIPE] を選ぶと切替効果がかかります。
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各部の機能と名称

PC INPUT セクション

fig.overlay-section.eps
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1. PC AUDIO LEVEL ダイヤル
パソコンから入力される音声のレベルを調整します。
2. KEY LEVEL ダイヤル(P.39)
キー合成の抜け具合を調整します。中立位置では全く抜 けない(背景が見えない)状態になります。回す方向に
よってキー合成の抜き色が異なります。
CHROMA KEY
左に回すとクロマ・キーでの合成になります。青または緑の 背景が抜けるようになります。
LUMI KEY
右に回すとルミナンス・キーでの合成になります。黒ま たは白の背景が抜けるようになります。
※ダイヤルを左右に回し切ると、完全に抜けた状態になり、ロ
ゴやテキストが見えなくなります。ダイヤルを回してちょう ど良い抜け具合のところを探します。
このセクションの機能を使うと、以下のようにビデオの 上にパソコンから入力されるロゴやテキストを重ねて合 成することができます。このような合成を「キー合成」 といいます。
fig.text-overlay.eps
工場出荷時には、ルミナンス・キーの抜き色は黒、クロマ・ キーの抜き色は青に設定されています。以下のような黒い背景 に白いロゴ/テキストや、青い背景に黄色のロゴ/テキストが きれいに合成できます。メニュー操作により、抜き色を変える こともできます。「メニュー操作とメニューの一覧」(P.60)、 VIDEO MIX メニューの KEY SETUP(P.63)をご参照くだ さい。
fig.key-sample.eps
3. KEY ON ボタン(P.38)
パソコンからの入力にキー合成を適用するかしないかを 選びます。押すと点灯し、キー合成が適用されます。合 成を行わず、パソコンからのイラストや写真などをその まま表示したい場合は消灯させておきます。
4. PC SELECT ボタン(P.39)
押すと点灯し、パソコンから入力される画像が出力され ます。[PC SELECT] ボタンが消灯しているときは、ビ デオ・ミックスの結果だけが出力されます。
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レコーダー・セクション

fig.player-section.eps
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1. マーカー・ボタン(P.45)
再生用のファイルにマーカーを付けます。マーカーを付けることで、再生時の頭出しを素早く行えるようになります。
2. サーチ/スロー・ボタン(P.44、P.46)
再生時の頭出しやスロー再生を行うときに使います。
PREV 動画/音声ファイルを選んでいる場合、1 度押すと、現在選んでいる再生用ファイルの先頭位置にジャンプします。2 度押すと、現 在選んでいる再生用ファイルの直前のファイルを呼び出します。 静止画を選んでいる場合、1 度押すと現在選んでいるファイルの直前のファイルを呼び出します。 ファイルの並び順は、ファイル名(数字/アルファベット)の順になります。
NEXT 現在選んでいる再生用ファイルの直後のファイルを呼び出します。
REW 押すごとに 1.5 倍、3 倍、8 倍、16 倍の早さで巻き戻し再生します。16 倍での巻き戻し再生中に押すと、通常再生に戻ります。
FWD 押すごとに 1.5 倍、3 倍、8 倍、16 倍の早さで早送り再生します。16 倍での早送り再生中に押すと、通常再生に戻ります。
※静止画ファイルを選んでいる場合、REW/FWD は無効です。
各部の機能と名称
[SLOW] ボタンの使い方については「スロー再生」(P.46)をご参照ください。
3. 録画/再生コントロール・ボタン(P.50)
録画/再生のスタート、ストップを行います。

ファイル・セレクト・セクション

fig.file-select-section
SD カードから再生するファイルの種類を選びます。押したボタンが点灯し、SETUP/PREVIEW MONITOR に再生で きるファイルが一覧表示されます。
VIDEO 動画ファイルを選びます。
PICTURE 静止画ファイルを選びます。
AUDIO 音声ファイルを選びます。
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各部の機能と名称

リア・パネル

fig.rear-panel.eps
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ソース機器や出力機器の接続に関しては、「外部機器を 接続する」(P.23)をご参照ください。
1. DC IN 端子(P.10)
付属の AC アダプターを接続します。
※ AC アダプターのコードはコード・フックに固定してください。
2. AUDIO OUTPUT 端子
オーディオのミックス結果を出力します。出力機器(ア ンプ/スピーカーなど)や、録画機器(ビデオ・レコー ダーなど)を接続します。
※XLR 端子と RCA ピン端子からは同じ音声が出力されます。
XLR 端子はバランス・タイプ、RCA ピン端子はアンバラン ス・タイプです。
3. VIDEO OUTPUT 端子
ビデオのミックス結果を出力します。出力機器(プロ ジェクター/ディスプレイなど)や、録画機器(ビデ オ・レコーダーなど)を接続します。
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6. MIC/LINE INPUT 端子
マイクや外部オーディオ・ミキサーを接続します。
※バランス・タイプの XLR 端子と TRS 標準端子があります。
※XLR 端子からは +48V ファンタム電源を供給することがで
※マイクや外部オーディオ・ミキサーの接続については「オー
7. MIDI IN および OUT/THRU 端子
外部 MIDI 機器を接続し、VR-5 をリモート・コント ロールすることができます。「リモート・コントロール について」(P.66)をご参照ください。
8. HDMI OUT 端子
HDMI 機器を接続し、ビデオ/オーディオのミックス結 果をデジタル出力することができます。
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同じチャンネルの XLR と TRS に同時入力した場合、TRS が優先になります。
きます。コンデンサー・マイクなど、+48V ファンタム電源 を必要とする機器は XLR 端子に接続してください。
ディオ機器を接続する」(P.25)をご参照ください。
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4. PREVIEW OUT 端子
SETUP/PREVIEW MONITOR に表示されるのと同じ 4 分割の映像を出力します。大きい画面で映像を確認し たい場合や、メニューの表示中にも映像を確認したい場 合、モニター機器を接続します。
5. VIDEO INPUT 端子
ビデオ・カメラなどのソース機器を接続します。
※S- ビデオ端子とコンポジット端子(BNC タイプ)がありま
す。同じチャンネルに S- ビデオとコンポジットを同時入力 した場合、S- ビデオが優先になります。
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9. PC INPUT 端子
パソコンを接続し、ロゴ/テキストや画像を入力するこ とができます。
※パソコンのオーディオを入力することもできます。
※接続については「パソコンを接続する」(P.24)をご参照く
ださい。
10. AUDIO INPUT 端子
ビデオ・プレイヤーなど、ソース機器のオーディオ出力 を接続します。

フロント・パネル

fig.front-panel.eps
各部の機能と名称
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1. PHONES 端子および LEVEL ダイヤル
ヘッドホン接続用の端子と音量調整ダイヤルです。AUDIO OUTPUT 端子と同じ音声が出力されます。
メニュー操作により、この LEVEL ダイヤルでの音量調整を、トップ・パネルの AUDIO OUT LEVEL ダイヤルの音量 調整から独立させることができます。「メニュー操作とメニューの一覧」(P.60)、SYSTEM メニューの VIDEO/ AUDIO > PHONES OUTPUT(P.64)をご参照ください。
2. SD CARD スロット
VR-5 のビデオ・ミキサー/オーディオ・ミキサーに入力する映像/音声を SD カードから再生することができます。 再生用のファイル(動画/静止画/音声)を保存した SD カードを挿入します。 また、VR-5 でのミックス結果を SD カードに録画することができます。
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各部の機能と名称

信号の流れ

VR-5 の内部では、以下の図のように信号が流れます。
fig.signal-flow.eps
ビデオ
オーディオ
フォロー
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アップ・コンバーター
プレビュー
ビデオ・ミキサー
ユーザー・ロゴ
HDMI
PLAYER
ビデオ・フェーダー
スキャン・コンバーター
キー合成
モード・セレクター
USB
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オーディオ・エフェクト
1
MIC/LINE
2
MIC/LINE
オーディオ・ミキサー
12 3
HDMI
PLAYER
オーディオ・レベル/エフェクト
PCオーディオ・レベル
オーディオ
モード・セレクター
USB
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