KYOCERA FS-1300D User guide [ja]

FS-1300D
-i
はじめに
FS-1300D をご購入いただきまして誠にありがとうございます。
この使用説明書は、本機を良好な状態でご使用いただくために、正しい操作方法・ 日常の手入れおよび簡単なトラブルの処置などができるようにまとめたものです。
i
目次
注意ラベルについて ............................................................................................................ vii
機械を設置する時のご注意 ............................................................................................... viii
取り扱い上のご注意 ............................................................................................................. ix
本機の特長 ................................................................................................................................... xv
使用説明書について .................................................................................................................. xvii
1 各部の名称 ................................................................................................................................. 1-1
プリンタ前面および右側面 ............................................................................................... 1-2
プリンタ左側面および背面 ............................................................................................... 1-2
操作パネル ........................................................................................................................... 1-3
インジケータの表示と意味 ............................................................................................... 1-4
キーの機能 ........................................................................................................................... 1-5
2 用紙について ............................................................................................................................. 2-1
用紙の基本仕様 ................................................................................................................... 2-2
特殊な用紙 ........................................................................................................................... 2-7
用紙の補給 ......................................................................................................................... 2-12
3 使用前の準備 ............................................................................................................................. 3-1
接続について ....................................................................................................................... 3-2
プリンタドライバのインストール ................................................................................... 3-4
印刷のしかた ....................................................................................................................... 3-8
ステータスモニタ ............................................................................................................. 3-10
Configuration Tool ............................................................................................................... 3-15
ソフトウェアのアンインストール ................................................................................. 3-20
4 日常のメンテナンス .................................................................................................................. 4-1
トナーコンテナの交換 ....................................................................................................... 4-2
プリンタの清掃 ................................................................................................................... 4-5
5 困ったときは ............................................................................................................................. 5-1
一般的な問題について ....................................................................................................... 5-2
印刷品質の問題 ................................................................................................................... 5-3
インジケータ表示 ............................................................................................................... 5-5
紙づまりの処置 ................................................................................................................... 5-8
6 オプションについて .................................................................................................................. 6-1
オプションについて ........................................................................................................... 6-2
拡張メモリ ........................................................................................................................... 6-3
ペーパーフィーダ(PF-100 .............................................................................................. 6-6
ネットワークインタフェースカード(IB-23 ................................................................ 6-7
CF カード(メモリカード) ................................................................................................ 6-8
ii
7 環境設定コマンド ...................................................................................................................... 7-1
環境設定コマンド ............................................................................................................... 7-2
各インタフェース独立 FRPO パラメータ ....................................................................... 7-3
インタフェース共有 FRPO パラメータ ........................................................................... 7-5
8 本機の仕様 .................................................................................................................................8-1
索引 .................................................................................................................................................. 索引 -1
iii

安全に正しくお使いいただくために

本機をご使用になる前に、まず最初にお読みください。ここでは次の内容を説明してい ます。
法律上のご注意 ...v
国際エネルギースター(ENERGY STAR®)プログラム ...v
本書中の注意表示について ...vi
注意ラベルについて ...vii
機械を設置する時のご注意 ...viii
取り扱い上のご注意 ...ix
iv
法律上のご注意
本資料の全部又は一部を無断で複写複製(コピー)することは著作権法上での例外を除 き、禁じられています。
本製品の省エネ制御機能について
本製品は、待機中の消費電力を削減するために、最後に機器を使用してから一定時間経 過すると自動的に消費電力を最小にする「スリープモード」に移行する省エネ制御機能 を備えています。
スリープモード
最後に使用してから約 15 分を経過すると、自動的に「スリープモード」に移行します。 なおスリープモードへの移行時間は、5 分から 240 分の間で変更可能です。詳しくは、 3-15 ページの Configuration Tool を参照してください。
自動両面機能について
本製品は、標準で用紙の両面に印刷できる機能を備えています。例えば、片面原稿 2 ページを 1 枚の用紙に両面印刷することで、紙の使用量を軽減できます。詳しくは、KX
プリンタドライバ 操作手順書を参照してください。
再生紙
本製品は、環境への負荷の少ない再生紙を使用できます。推奨紙などは京セラミタジャ パン株式会社正規特約店、またはお客様相談窓口へご相談ください。
国際エネルギースター(ENERGY STAR®)プログラム
当社は、国際エネルギースタープログラムの参加事業者として、本製品が国際エネル ギースタープログラムの対象製品に関する基準を満たしていると判断します。
グリーン購入
本製品は「グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進に関する法律)」の定 める「特定調達物品」の判断基準に適合する環境に配慮した製品です。
v
本書中の注意表示について
この使用説明書及び本製品への表示では、本製品を正しくお使い頂き、あなたや他の 人々への危害や財産への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしていま す。その表示と意味は次のようになっています。
絵表示
△記号は注意(危険 警告を含む)を促す内容があることを告げるものです。図の中に 具体的な注意内容が描かれています。
「注意一般」、 「感電注意」、 「高温注意」
記号は禁止の行為であることを告げるものです。図の中に具体的な禁止内容が描かれ
ています。
警告:この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を 負う可能性が想定される内容を示しています。
注意:この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性 が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示していま す。
「禁止一般」、 「分解禁止」
●記号は行為を規制したり指示する内容を告げるものです。図の中に具体的な指示内容 が描かれています。
「強制一般」、 「電源プラグをコンセントから抜け」、
「必ずアース線を接続せよ」
本製品使用時の汚れなどによって本書の注意 警告事項が判読できない場合や、本書を 紛失した場合には、弊社製品取り扱い店等へご連絡の上、新しい使用説明書を入手して ください。(有償)
使用説明書の内容は、機械性能改善のために、予告なく変更する場合がありますので御 了承ください。
vi
注意ラベルについて
本製品には、下記に示す位置に安全に関する注意ラベルを貼っています。紙づまり処置 時に、火傷や感電などの事故のないようご注意ください。
レーザー光に関する警告
(本体内部)
高温注意
こ の部分は高温になっ てい ます。火傷のお
それがあ り ますので、触れないよ うに し て
ください。
お願い:これらのラベルははがさな いようにしてください。
定格ラベル
一般的な注意 と 消費電力
を表示しています。
vii
機械を設置する時のご注意
設置環境について
注意
本製品をぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置かないでくださ い。落ちたり、倒れたりして、けがの原因となることがあります。
本製品を湿気やほこりの多い場所に置かないでください。万一電源プラグに ほこりやゴミなどが付着している場合は取り除いてください。火災、感電の 原因となることがあります。
本製品をストーブなどの熱源や可燃物が近くにある場所に置かないでくださ い。火災の原因となることがあります。
本製品の冷却効果を保つため、機械の周辺は下記のスペースを確保してくだ さい。特に機械背面には通気口があり、壁などに近づけないでください。充 分なスペースがないと冷却されず、発熱や性能不良の原因となります。
200 mm
300 mm
その他の注意事項
本製品は設置する場所によっては外気条件が加わって、性能が維持できなくなる場合が ありますので、常温常湿の室内(室温 23 ℃、湿度 60 %RH が適当)に設置し、下記の ような場所は避けてください。
窓際など、直射日光の当たる場所や明るい場所
振動の多い場所
急激に温度や湿度が変化する場所
冷暖房の冷風や温風が直接当たる場所
通気性、換気性の悪い場所
使用中はオゾンが発生しますが、その量は人体に影響を及ぼさないレベルです。ただ し、換気の悪い部屋で長時間使用する場合や大量に印刷をする場合には、臭気が気にな ることもあります。快適な作業環境を保つためには部屋の換気をすることをお勧めいた します。
300 mm
200 mm
500 mm
viii
設置電源 アースについて
警告
表示された電源電圧以外の電圧で使用しないでください。またタコ足配線を しないでください。火災、感電のおそれがあります。
電源プラグはコンセントに確実に差し込んでください。電源プラグの刃に金 属などが触れると火災、感電の原因となります。
必ずアース線をアース対象物に接続してください。アース接続がされないで 万一、漏電した場合は火災、感電のおそれがあります。なお、アース接続が できない場合は、京セラミタジャパン株式会社正規特約店、または弊社お客 様相談窓口へご相談ください。電話番号は最終ページをご覧ください。
その他の注意事項
電源プラグは製品の近くの容易に接続できるコンセントにつないでください。
ビニールの取り扱いについて
警告
本製品に使っている包装用のビニールを子供に触れさせないでください。ビ ニールが鼻や口に吸着すると、窒息するおそれがあります。
取り扱い上のご注意
機械の取り扱いについて
警告
本製品の上に花瓶、植木鉢、コップや水などの入った容器または金属物を置か ないでください。こぼれたり、中に入った場合、火災、感電のおそれがありま す。
本製品のカバーは外さないでください。内部には電圧の高い部分があり、感電 のおそれがあります。
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したりしないでください。また重 いものをのせたり、引っぱったり、無理に曲げたりすると電源コードをいた め、火災、感電のおそれがあります。
本製品の改造や分解は絶対に行わないでください。火災、感電のおそれがあり ます。
ix
万一、発熱していたり、煙が出ている、へんな臭いがするなどの異常状態のま ま使用すると、火災、感電のおそれがあります。すぐに電源を切り、その後必 ず電源プラグをコンセントから抜いてください。そして京セラミタジャパン株 式会社正規特約店、または弊社お客様相談窓口へご連絡ください。電話番号は 最終ページをご覧ください。
万一、異物(金属片、水、液体)が本製品の内部に入った場合は、まず本体の 電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いて京セラミタジャパン株式会社 正規特約店、または弊社お客様相談窓口へご連絡ください。電話番号は最終 ページをご覧ください。そのまま使用すると火災、感電のおそれがあります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電のおそれがありま す。
内部の点検 修理は京セラミタジャパン株式会社正規特約店、または弊社お客 様相談窓口へ依頼してください。電話番号は最終ページをご覧ください。
注意
電源プラグをコンセントから抜くときは、電源コードを引っ張らないでくださ い。電源コードが傷つき、火災、感電の原因となることがあります。(必ず電 源プラグを持ってコンセントから抜いてください)
本製品を移動させる場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いて行ってく ださい。電源コードが傷つき、火災、感電の原因となることがあります。
夜間等で長時間本製品をご使用にならない場合は、電源を切ってください。ま た連休等で長期間、本製品を使用にならないときは、安全のため必ず電源プラ グをコンセントから抜いてください。
本製品を持ち上げたり、動かす場合は、必ず所定の箇所を持つようにしてくだ さい。
本製品の清掃を行うときには安全上、必ず電源プラグをコンセントから抜いて ください。
本製品内部の清掃については京セラミタジャパン株式会社正規特約店、または 弊社お客様相談窓口へご相談ください。本製品の内部にほこりがたまったまま 長い間掃除をしないと火災や故障の原因となることがあります。特に、湿気の 多くなる梅雨期の前に行うと、より効果的です。なお、内部清掃費用について は京セラミタジャパン株式会社正規特約店、または弊社お客様相談窓口へご相 談ください。電話番号は最終ページをご覧ください。
その他の注意事項
本製品の上には重いものをのせたり、衝撃を与えたりしないでください。
印刷中には次のことをしないでください。
カバー類を開ける。
電源を切る。
電源コードを抜く。
x
コネクタ、プリント基板等の電気部品に触らないでください。静電気により破損する可 能性があります。
本書に記載されていないことは行わないでください。
消耗品の取り扱いについて
注意
トナーコンテナおよび廃棄トナーボックスは、火中に投じないでください。火 花が飛び散り、火傷の原因となることがあります。
トナーコンテナおよび廃棄トナーボックスは、子供の手に触れる事のない様に 保管してください。
トナーコンテナおよび廃棄トナーボックスより、トナーが漏れた場合には、ト ナーを吸い込んだり、口に入れたり、眼、皮膚に触れない様にしてください。
トナーを吸い込んだ場合は、新鮮な空気の場所に移動し、多量の水でよく
うがいをしてください。咳などの症状が出るようであれば医師の診察を受けてくだ さい。
トナーを飲み込んだ場合は、口の中をすすぎ、コップ 12 杯の水を飲んで胃を薄
め、必要に応じて医師の診察を受けてください。
眼に入った場合は、直ちに流水で良く洗い、刺激が残るようであれば医師の診察を
受けてください。
皮膚に触れた場合は、石鹸を使って水で良く洗い流してください。
トナーコンテナおよび廃棄トナーボックスは、無理に開けたり、壊したりしな いでください。
その他の注意事項
京セラミタでは環境問題を考慮し、使用済みトナーコンテナの無償回収を実施していま す。詳しくは、トナーキットに同梱されている「トナーコンテナ引き取り回収依頼書」 または、京セラミタ株式会社のホームページを参照してください。
http://www.kyoceramita.co.jp/support/
トナーコンテナは、直射日光の当たる場所や、急激な温度 湿度の変化がある場所を避 けて、40 ℃以下で保管してください。
本製品を長時間使わない場合は、用紙をカセットから取り出し、元の包装紙に戻して密 封してください。
補修用性能部品について
弊社の保守サービスのために必要な補修用および消耗品の最低保有期間は、販売終了後 5 年間です。
ご注意
本機を使用した結果の影響については、本書の内容にかかわらず責任を負いかねますの でご了承ください。
xi
JIS C 61000-3-2 適合品。
本装置は、高調波電流規格「JIS C 61000-3-2 に適合しています。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくク ラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としてい ますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信 障害を引き起こすことがあります。使用説明書にしたがって正しい取り扱いをし てください。
本プリンタは仕様の範囲内でご使用ください。保守契約を結ばれることをおすす めします。
商標について
プリスクライブ、PRESCRIBE、エコシスおよび ECOSYS は、京セラ株式会社の登録商標です。KPDL
京セラ株式会社の商標です。
PC-PR201/65A は日本電気株式会社の製品です。
•3Mは、3M 社の商標です。
VP-1000 はセイコーエプソン株式会社の製品です。ESC/P はセイコーエプソン株式会社の登録商標です。
•Power PCは IBM 社の米国、その他の国における商標です。
IBM5577 は、日本アイ
コンパクトフラッシュはサンディスク社の登録商標です。
•PCLは米国ヒューレット
MicrosoftMS-DOSWindowsWindows NT は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における
登録商標です。Windows Server および Windows Vista は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国 における商標です。
本プリンタがエミュレートしている HP LaserJet の制御言語である PCL 6 は、米国 Peerless Systems Corporation が開発した互換システム PeerlessPrintXL を使用しています。PeerlessPrintXL は米国 Peerless Systems Corporation2381 Rosecrans Ave. El Segundo, CA90245, U.S.A.)の商標です。
TrueType は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
Adobe AcrobatAdobe Reader、Flash、PostScript は Adobe Systems, Incorporated(アドビシステムズ社)の
商標です。
本製品はウインドリバーシステムズ社のリアルタイム OS 統合環境 Tornade™ を用いて開発されました。
その他、本書中の社名や商品名は、各社の登録商標または商標です。
本製品は、USB インプリメンターズ
ビー エム株式会社の製品です。
パッカード社の登録商標です。
フォーラムの認証試験に合格しています。
xii
IBM プログラムのご使用条件
お客様がご購入された機器には、International Business Machines Corporation(以下 IBM といいます)が所有権 を持つ一またはそれ以上の「プログラム」が含まれています。本「IBM プログラムのご使用条件」には、お客 様がこれらのプログラムをご使用いただく場合の条件が記載されています。本「IBM プログラムのご使用条 件」にご同意いただけない場合、お客様は機器を取得された日から 14 日以内に返却することで代金全額の返 金を受けることができます。機器の取得から 14 日以内に当該機器の返却が行われない場合、お客様はこのご 使用条件にご同意いただいたものとみなされます。
この「プログラム」は使用許諾されるものであって、売買の対象ではありません。IBM もしくはお客様の国の IBM は、お客様に対して「プログラム」を取得された国内における使用権のみを許諾します。お客様はこの使 用条件のもとで認められた権利のみを有します。
「プログラム」とは、プログラムの原本およびその全体または部分的複製物(改変複製物または他のプログラ
ムに組み込まれた部分を含みます。)を意味します。IBM は「プログラム」の著作権を所有しているか、もし くは権原者より使用権を取得しています。
1. 使用権
本使用権の下でお客様は「プログラム」が導入された機器と共に「プログラム」を使用し、また「プログラ ム」の使用権および機器の所有権を第三者に移転することができます。「プログラム」の使用権を移転する場 合、お客様は本「IBM プログラムのご使用条件」およびその他のすべての関連資料を当該第三者に移転しなけ ればなりません。その移転に伴いお客様の使用権は終了します。移転先の第三者は「プログラム」を最初にご 使用になったことにより本「IBM プログラムのご使用条件」に同意いただいたものとします。
お客様は、1)この使用条件に明記されている場合を除き、「プログラム」を使用、複製、改変、結合もしく は、移転すること、2)「プログラム」を逆アセンブルもしくは逆コンパイルすること、3)「プログラム」を 再使用許諾、賃貸、貸与することはできません。
2. 保証の内容と制限
「プログラム」は現状の状態で提供されます。
この「プログラム」には、法律上の瑕疵担保責任、商品性の保証および特定目的適合性の保証を含むすべての 明示もしくは黙示の保証はありません。国または地域によっては法律の強行規定により、上記の保証の制限が 適用されない場合があります。
3. 責任の制限
IBM がこの使用条件で負う全ての責任は以下のものです。
1)本使用権に関する、いかなる形式のいかなる申し立て(契約不履行が含まれます。)に対しても、IBM の 賠償責任は実際の直接損害に対してのみ、a) お客様が居住する国の通貨で 25,000 米国ドル相当額、もしくは、 b) 当該「プログラム」の IBM 価格のうちの大きい方の金額を限度とする金銭賠償責任に限られます。
この制限は、IBM が法的責任を負うお客様に生じた身体、生命および有体物に対する損害賠償には適用されま せん。
IBM は、IBM または IBM 認定再販売者の予見の有無を問わず発生した逸失利益、特別損害、付随的損害、間 接損害、あるいはその他の拡大損害について責任を負いません。
IBM は第三者からの損害賠償請求に基づくお客様の損害について責任を負いません。
本項の責任の制限は、IBM に「プログラム」を提供した「プログラム」開発者に対する損害賠償請求にも適用 されるものとします。お客様は IBM および「プログラム」開発者に対して重複して損害賠償を請求すること はできません。ここでの「プログラム」開発者とは、この項で利益を受ける者をいいます。国または地域に よっては、法律の強行規定により上記の責任の制限の規定が適用されないことがあります。
4. その他
お客様はいつでも使用権の使用を解除できます。お客様が本ご使用条件に違反した場合には、IBM はこの使用 契約を解約できます。この場合、お客様は「プログラム」のすべての複製を破棄、滅却しなければなりませ ん。「プログラム」を使用することで発生するいかなる税金のお支払いもお客様の負担とします。この使用契 約に基づく請求権は、請求のいかんにかかわらずその原因が発生した日から 2 年を経過したときに時効により 消滅するものとします。お客様が「プログラム」をアメリカ合衆国で取得された場合にはニューヨーク州の法 律が適用されます。カナダで取得された場合にはオンタリオ州の法律が適用されます。その他の国で取得され た場合には、取得した国の法律が適用されます。
フォントの商標について
本プリンタに搭載されている欧文フォントは、すべて Monotype Imaging Inc. からのライセンスを受けてい
ます。
本製品は Monotype Imaging Inc. からの UFST™ MicroType
•Timesは Linotype-Hell AG の登録商標です。
DFHSGOTHIC-W5 DFHSMINCHO-W3 は平成書体です。これらの書体は(財)日本規格協会と京セラ
ミタ株式会社がフォント使用契約を締結して使用しているものです。フォントとして無断複製すること は禁止されています。
平成書体は財団法人日本規格協会を中心に製作グループが共同開発したものです。許可なく複製する事
はできません。
TypeBankG-BTypeBankM-M および TypeBank-OCR はタイプバンク
®
のフォントを搭載しています。
®
の商標です。
xiii
Monotype Imaging ライセンス契約
1. 「本件ソフトウェア」とは、特殊なフォーマットで符号化された、デジタル符号の機械読取可能なスケー
ラブル
アウトライン データならびに UFST ソフトウェアを意味するものとします。
2. お客様は、お客様自身の通常の業務目的または個人的な目的で、アルファベット、数字、文字および記号
(「タイプフェース」)のウェート、スタイルおよびバージョンを複製および表示するために本件ソフト
ウェアを使用する非独占的ライセンスを受諾することに同意します。Monotype Imaging は、本件ソフト ウェアおよびタイプフェースに関するすべての権利、権原および利権を留保します。本契約において明示 的に規定した条件に基づき本件ソフトウェアを使用するライセンス以外には、いかなる権利もお客様に許 諾されません。
3. Monotype Imaging の財産権を保護するため、お客様は本件ソフトウェアおよびタイプフェースに関するそ
の他の財産的情報を極秘に保持すること、また、本件ソフトウェアおよびタイプフェースへのアクセスと その使用に関する合理的な手続きを定めることに同意します。
4. お客様は本件ソフトウェアまたはタイプフェースを複製またはコピーしないことに同意します。
5. このライセンスは、早期終了しない限り、本件ソフトウェアおよびタイプフェースを使用し終わるまで存
続するものとします。お客様が本契約ライセンスの条件の遵守を怠り、当該不履行が Monotype Imaging か らの通知後 30 日以内に是正されなかったときは、Monotype Imaging は本ライセンス契約を解除することが できます。本ライセンス契約が満了するか、または解除された時点で、お客様は要求に応じて本件ソフト ウェアとタイプフェースの複製物ならびに文書をすべて Monotype Imaging に返却するか、または破棄する ものとします。
6. お客様は、本件ソフトウェアの変更、改変、逆アセンブル、解読、リバースエンジニアリングまたは逆コ
ンパイルを行わないことに同意します。
7. Monotype Imaging は、引渡し後 90 日間について、本件ソフトウェアが Monotype Imaging の発表した仕様
に従って作動すること、欠陥がないことを保証します。Monotype Imaging は、本件ソフトウェアにバグ、 エラーおよび脱落が一切ない旨の保証を行いません。
8. 当事者は、特定目的適合性および商品性の保証を含む明示または黙示の他のすべての保証が排除されるこ
とに合意します。
9. 本件ソフトウェアおよびタイプフェースに関するお客様の排他的救済手段および Monotype Imaging の唯一
の責任は、欠陥のある部品を Monotype Imaging に返却した時点で修理または交換することです。
10. いかなる場合も Monotype Imaging は、本件ソフトウェアおよびタイプフェースの誤用または不正使用によ
り引き起こされた喪失利益、喪失データ、またはその他の付随的損害、派生的損害その他の損害について 責任を負いません。
11. 本契約はアメリカ合衆国マサチューセッツ州の法律に準拠します。
12. お客様は、Monotype Imaging の事前の書面による同意がない限り、本件ソフトウェアおよび / またはタイ
プフェースの再使用許諾、販売、リースまたはその他の方法による譲渡を行ってはなりません。
13. 政府による使用、複製または開示は、FAR252-227-7013「技術データおよびコンピュータソフトウェアに
関する権利」の(b)(3 (ii) 項または(c) (1) (ii)項に定められた制限を受けます。さらに、使用、複 製または開示は、FAR52. 227-19 ( 受けます。
14. お客様は、本契約を自ら読了し、了解したことを認め、また本契約の諸条件により拘束されることに同意
します。いずれの当事者も、本契約に記載されていない言明または表明により拘束されないものとしま す。本契約の変更は、各当事者の正当な権限を有する代表者が署名した書面による場合を除き、効力は一 切ありません。
c2)項に定められたソフトウェアの限定的権利に適用される制限を
xiv

本機の特長

本機は以下の特長を備えています。
概要
高速印刷
A4 サイズで 1 分間に 28 枚の印刷が可能です(実際の印刷時間は、印刷の内容によって 変わります)。
多彩な用紙種類に印刷可能
普通紙はもちろんのこと、OHP 用紙や、ラベル紙、ハガキ、その他にも特殊な用紙種類 にも印刷可能です。
KIRKyocera Image Refinement
京セラ独自のスムージング機能です。この機能はプリンタの解像度をソフト的に向上さ せ、高品質な印刷を実現します。初期設定ではオンに設定されています。
高品位のプリントアウト
Fine1200 モードでは、解像度 1200 dpi の印刷を行うことができます。また、KIR 技術に より、300 dpi 600 dpi でも鮮明で高品質な印刷を実現します。
スリープモード
一定の時間内にプリンタの設定やデータの受信が行われなかった場合、電力の消費を抑 えるスリープモードを搭載しています。
エコプリント
トナーの消費量を抑えて印刷を行うエコプリント機能を搭載しています。エコプリント 機能を使うと同量のトナーでより多くの印刷が可能です。
EcoFuser による消費電力の節約
EcoFuser がオン(初期設定)のとき、Ready 時でも定着器の電源がオフになり、消費電 力を節約できます。EcoFuser のオン / オフは Configuration Tool から設定できます。
トナーコンテナ装着メモリチップ対応
純正品のトナーコンテナに装着されているメモリチップに対応し、トナー残量警告やト ナー交換警告などの情報を、ステータスモニタ上に表示します。
ハードウェア
給紙カセット
給紙カセットには普通紙(64 g/m 納できます。
2
)で約 250 枚、手差しトレイには約 50 枚の用紙を収
xv
ソフトウェア
Hi-Speed USB インタフェースを採用
Hi-Speed USB に準拠したインタフェースで、コンピュータとのデータ転送を高速かつ安 定して行います。
CF カード(メモリカード)スロット
CF カードをプリンタに装着できます。CF カードを装着すると、オプションフォント、 マクロ、フォームなどが使用できるようになります。
用紙の自動選択(メディアタイプセレクション)機能
印刷する用紙の種類(普通紙、 OHP シート、ラベル紙など)を、あらかじめ各給紙元に 設定しておくことにより、印刷時に指定した用紙の種類を自動的に選択して印刷できま す。
多彩なフォントを搭載
スケーラブルフォントは欧文 80 種類、ビットマップフォントは欧文 1 種類を内蔵して います。
プリスクライブコマンド
グラフィック機能がより強化されたページプリンタ制御言語プリスクライブコマンドを 内蔵しています。マージン設定や文字間隔、行間隔の変更、アウトラインフォントや図 形に対しての回転、塗りつぶしなどを簡単なコマンドで実現できます。
ステータスモニタ
ステータスモニタは、プリンタの状態を確認できるユーティリティです。付属の
CD-ROM に収録しています。
Configuration Tool
Configuration Tool は、プリンタの設定を必要に応じて変更できるユーティリティです。
付属の CD-ROM に収録しています。
ネットワーク機能(IB-23 装着時)
ネットワークインタフェースを装備
オプションのネットワークインタフェースカード(IB-23)は、TCP/IPIPX/SPX NetBEUI および AppleTalk プロトコルをサポートしています。WindowsMacintosh UNIXNetWare などさまざまな環境下で、ネットワーク印刷が可能になります。
xvi

使用説明書について

本書は次の章で構成されています。
1 各部の名称
本体各部の名称を説明しています。
2 用紙について
使用できる用紙の仕様および用紙の補給方法について説明しています。
3 使用前の準備
プリンタを使用する場合に必要な操作、ソフトウエアの機能、およびアプリケーション で作成した文書の印刷方法ついて説明しています。
4 日常のメンテナンス
トナーコンテナの交換方法、本機の清掃について説明しています。
5 困ったときは
トラブルが発生したときの対処方法について説明しています。
6 オプションについて
本機で使用できるオプションについて説明しています。
7 環境設定コマンド
環境設定コマンドの FRPO パラメータで設定できる値について説明します。
8 本機の仕様
本機の仕様を説明しています。
xvii
付属マニュアルの紹介
本機には、次のマニュアルがあります。必要に応じて参照してください。
使用説明書(本書)
本機のトナーの補給方法、各種のトラブルの対処方法について説明しています。
インストールガイド
本機の開梱から設置の手順について説明しています。
日常のお手入れ
紙づまりの処置と清掃のしかたを説明しています。
プリスクライブコマンド リファレンスマニュアル(CD-ROM 収録)
本機の制御言語であるプリスクライブコマンドを使用して、印刷を行うためのプログラ ミング方法や、各コマンドについて説明しています。
KX プリンタドライバ操作手順書(CD-ROM 収録)
KX プリンタドライバの操作方法について説明しています。
京セラ COMMAND CENTER 操作手順書(CD-ROM 収録、IB-23 使用時に参照)
Web ブラウザを介して、PC 上からプリンタの状態を確認したり、設定を変更したりす る方法について説明しています。
xviii
本書の読みかた
本書中では説明の内容によって、次のように表記しています。
表記 説明 表記例
[太字] 操作パネル上のキーとインジケー
タを示します。
太字 製品の名称、ソフトウェアの操作
画面上に表示するボタンなどの名 称を示します。
参考 補足説明や操作の参考となる情報
です。
GOキーを押すと印刷が再開されます。
ロックレバー を矢印の方向へ動かして、ト ナーコンテナを固定します。
設定を確認し、インストールをクリックし ます。
参考:プリンタに付属しているトナーコン テナでは、上記と同じ条件で約 3,600 イメー ジです。
重要 トラブルを防止するために、必ず
守っていただきたい事項や禁止事 項です。
注意 けがや機械の故障を防ぐために
守っていただきたい事項、および その対処方法について書かれてい ます。
重要:ドラムユニットは立てて置かないで ください。
注意:ドラムユニットを取り外すと、高温 になっている部分があります。やけどのお それがありますのでご注意ください。
xix
xx

1 各部の名称

この章では、本体の各部を説明します。
プリンタ前面および右側面 ...1-2
プリンタ左側面および背面 ...1-2
操作パネル ...1-3
インジケータの表示と意味 ...1-4
キーの機能 ...1-5
各部の名称
1-1
各部の名称

プリンタ前面および右側面

1 上カバー 2 ペーパーストッパ 3 排紙トレイ 4 操作パネル 5 右カバー 6 給紙カセット
2
1
9
8
7
6
3
4
5
7 前カバー 8 手差しトレイ 9 サブトレイ

プリンタ左側面および背面

10
10 オプションインタフェーススロットカバー 11 USB インタフェースコネクタ 12 後カバー
11
12
13
14
1-2
13 電源コードコネクタ 14 電源スイッチ

操作パネル

各部の名称
1
2
6
3
5
4
7
8
1 Ready]インジケータ 2 Attention]インジケータ 3 Toner]インジケータ 4 Data]インジケータ 5 Paper]インジケータ 6 Jam]インジケータ 7 Cancel]キー 8 GO]キー
1-3
各部の名称

インジケータの表示と意味

プリンタの右上部には、6 種類のインジケータがあります。次の表は、インジケータの 表示パターンによるプリンタの状態をまとめたものです。
インジケータ 状態 意味
Ready(緑色) 点灯 オンライン中です。印刷できます。
速い点滅 オフライン中です。印刷はできませんが、ジョブは受信できます。 遅い点滅 プリンタはスリープモード中です。GO]キーを押すとスリープか
ら復帰します。
消灯 エラーが発生しました。印刷を停止しています。
Data(緑色) 点灯 データ処理中です。またはメモリにアクセス中です。
速い点滅 データ受信中です。
消灯 データを受信していません。
Jam(オレンジ) 点灯 紙づまりが発生しています。
消灯 正しく動作しています。
Paper(オレンジ) 点灯 印刷中に用紙がなくなりました。
速い点滅 指定した給紙カセットまたはオプションのペーパーフィーダに用紙
がありません。給紙カセットが装着されていません。
消灯 正しく動作しています。
Attention(オレンジ) 点灯 カバーが開いています。
下段のペーパーフィーダを給紙元として選択している際に、上段の ペーパーフィーダまたはプリンタの給紙カセットが正しく装着され ていない場合に表示されます。
速い点滅 JamToner、Paper および Attention 以外のエラー状態になっていま
す。
消灯 正しく動作しています。
Toner(オレンジ) 点灯 トナー切れのため、プリンタが停止しました。
速い点滅 トナーが残り少なくなってきています。
消灯 正しく動作しています。
参考:6 つのインジケータが不規則な点灯および点滅を繰り返す場合、お買い求めの京 セラミタジャパン株式会社正規特約店、または弊社お客様相談窓口にご連絡ください。 電話番号は最終ページをご覧ください。ステータスモニタを使用すると、プリンタの状 態を確認できます。詳しくは、3-15 ページの Configuration Tool を参照してください。
1-4

キーの機能

次の表は、各キーの名称と基本的な機能をまとめたものです。
キー 使用状況 操作 機能
Cancel GO
Ready 1回押す オンラインとオフラインを切り替えます。
エラー時 1回押す エラーを解除します。
用紙切れ時 1回押す 使用できる給紙元に自動的に切り替えて印
1 回押す PC からのデータ受信を中止します。
3秒か ら 9秒押 し続け る ステータスページを印刷します。
10 秒以上押し続ける サービスステータスページを印刷します。
刷を再開します。
各部の名称
1-5
各部の名称
1-6

2 用紙について

2
この章では以下の内容について説明します。
用紙の基本仕様 ...2-2
特殊な用紙 ...2-7
用紙の補給 ...2-12
重要:本機にインクジェットプリンタ用の用紙を使用しないでください。故障の原因に なります。
用紙について
2-1
用紙について

用紙の基本仕様

使用できる用紙

本機は、ページプリンタおよびコピー用紙(普通紙)に印刷できるように設計してあり ますが、本章の制限の範囲内でさまざまな用紙に印刷できます。
プリンタに適さない用紙を使用すると、紙づまりになったり紙にシワがよったりするの で、用紙の選択は慎重に行ってください。
OHP フィルム、ラベル用紙、封筒などの用紙は、手差しトレイから給紙して排紙トレイ に排紙してください。
重要:再生紙は 2-2 ページの用紙の基本仕様のうち、保水度やパルプ含有率などの基本 条件が本機に使用するために必要な仕様を満たさないものがあります。このため、再生 紙は少量をご購入になってサンプル印刷を行ってください。印刷結果が良好で、紙粉が 極端に多くないものを選んでご使用ください。
規格に合わない用紙を使用して生じた問題については、当社は責任を負いかねます。

用紙の基本仕様

通常のページプリンタまたはコピー用紙(普通紙)を使用してください。
用紙の品質は、プリンタの印刷品質にも影響を与えます。質の悪い用紙を使用すると満 足のいく結果が得られません。
次の表は、本機で使用できる用紙の基本的な仕様です。詳細は以降のページで説明しま す。
項目 仕様
重さ 給紙カセット:60 120 g/m²
手差しトレイ:60 220 g/m²
厚さ 0.086 0.110 mm
寸法 2-4 ページの用紙サイズを参照してください。
寸法誤差
四隅の角度
保水度 4 6 %
繊維の方向 縦目(給紙方向)
パルプ含有率 80 % 以上
±0.7 mm
90 ±0.2°
2-2
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