Honda Fit Aria 2008 Owners Guide

このたびは 車をお買い上げいただき、
Honda
ありがとうございます。
この本は の取り扱いについて
必要事項を説明しています。
安全で快適なドライブをお楽しみいただくために、
ご使用前に必ずお読みください。
運転はルールを守り、マナーよく。 シートベルトを着用しましょう。
法定速度を守りましょう。
子供やお年寄りをいたわりましょう。
駐停車は、ルールに従いましょう。
迷惑運転はやめましょう。
自然環境保護に気をくばりましょう。
保証や点検整備に関することはメンテナンス ノートに記載しておりますので、ご使用前に 必ずお読みください。
車の仕様などの変更により、この本の内容と実車が一致しない場合がありますのでご了承ください。
お車にの表示があるところは、 ご使用前に本書の記載を確認してください。
取扱説明書は、メンテナンスノートと共に、 いつもお車に保管してください。
お車をゆずられるときは、つぎに所有される かたのためにこの取扱説明書およびメンテナ ンスノートを車につけておいてください。
ご不明な点は、担当セールスマンにおたずね ください。
1
本書の読みかた
この本はドライバーの動作に沿って各部の取り扱いを説明しています。 また、装備、万一のときの応急処置、お車の手入れなど、必要な情報を説明しています。
「安全ドライブのための必読6ポイント」
重要ですので、しっかりお読みください。
安全に関する表示
「運転者や他の人が傷害を受ける可能性のあること」を回避方法と共に、下記の表示で記載し
ています。これらは重要ですので、しっかりお読みください。
指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至る可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受ける可能性があるもの
その他の表示
お車に関することや、その他のアドバイスは下記の表示を使って記載しています。
お車のために守っていただきたいこと
(車が故障・破損するのを防ぐためのアドバイ
ス、異常事態の処置方法を記載しています)
2
知っておいていただきたいこと 知っておくと便利なこと
タイトル
階層ごとにデザインを 変えてあります
ヘッダー
ページの内容を 示しています
ページ インデックス
ページ)
(→
4
ハンドル・バックミラーの調節
ルームミラーチルトステアリング
ハンドルの高さを適切な位置に変えること
ができます。
レバーを押し下げ、ハンドルの高さを適切
な位置にして、レバーを元の位置まで確実
に引き上げて固定します。
走行中に調節するとハンドルが必要以
上に動くことがあり、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。調節は走行
する前に行い、ハンドルに上下方向の
力を加え固定されていることを確認し
てください。
走行中はミラーの調節を行わないでく
ださい。
●防眩式ルームミラー
夜間走行時、後続車のライトがまぶしいと
きにライトの反射を弱くできます。
ノブを動かして切り換えます。
角度調節はノブを昼間の位置にして行って
ください。
車との上手なつきあいかた
●長期間使わないで 屋外におくとき
塗装面の保護とドアまわりの凍結を防
ぐために、ボディカバーを使ってくだ
さい。
ノブ
夜間
昼間
積雪・寒冷時の取り扱い
格納するとき、エンジン部を毛
布で覆ったり、ラジエーターの
まわりに段ボールや新聞紙をは
さみ込んだりしないでください。
そのまま走行すると、火災のお
それがあります。
193
44
説明文
安全に関する表示
装置/機構について
解説
に分けて記載しています。
操作方法
※このページはサンプルページですので、記載されている内容と実車は異なります。
3
本書の上手な使いかた
知りたい項目の説明がすぐ探せるように、いろいろな引きかたが用意されています。
タイトルから探すとき
P.5
目次()
ページインデックス:
目次と対応しているので、目的のページが 辞書を引くように探せます。
スイッチ類などの名称が
わからないとき
ビジュアル目次
P.6 9
(〜
名称から探すとき
さくいん
P.278 286
(〜
4
目次
◆安全ドライブのための必読 ポイント
1.お出かけまえに 3.正しい知識で最適運転 5.駐車や停車はしっかりと
1.
車を運転する前に
・各部の開閉 ・シートの調節 ・シートベルト
車を運転するときに
2.
・メーター ・スイッチの使いかた
安全装備
3.
エアバッグシステム
SRS
アンチロックブレーキシステム()
・その他の安全装備
ドライブを快適にする装備
4.
・エアコン ・オーディオ ・室内装備品
万一のとき
5.
・工具・スペアタイヤ・発炎筒 ・けん引 ・電気系統が異常のとき
12
20
26
34
52 68
86
102
149
152 172 190
206
2.お子さまに思いやりを 4.オートマチック車の注意ポイント 6.こんなことにも注意をしよう
・セキュリティーシステム ・ハンドル・バックミラーの調節 ・チャイルドシート固定装置
・表示灯 ・運転のしかた
136
ABS
146
・故障したとき
200
・パンクしたとき
222
14
28
50
80
90
・シートベルトプリテンショナー ・四輪駆動機構()
・警告灯
112
・事故が起きたとき
202
オーバーヒートしたとき
210
4WD
64
94
148
22
144
204
220
11
33
85
135
151
199
車の手入れ
6.
・点検・整備について ・日常の手入れ
車との上手なつきあいかた
7.
・積雪・寒冷時の取り扱い ・環境にやさしい省エネドライブをするために
240 242 250
・こんなときは
252
266
・サービスデータ ・さくいん
車にあった部品の使用
262
239
251
270
278
・こんなことでお困りのとき 巻末
5
ビジュアル目次
ドアミラー調節スイッチ
ヘッドライトレベリングダイヤル ライト/方向指示器(ウィンカー)スイッチ メーター
7速モードシフトスイッチ ワイパー/ウォッシャースイッチ 非常点滅表示灯(ハザード)スイッチ オーディオ
表示灯 警告灯
86 90 94
172
66
ハロゲンヘッドライト装備車
タイプ別注文装備
108
107
104 107
118
106
リヤデフロスター
スイッチ シガレットライター エアコン 灰皿 チルトステアリングレバー ホーンスイッチ エンジンスイッチ 7速モードメインスイッチ ボンネット解錠ノブ
110
152
194
6
111
102
193
40
64
タイプ別注文装備
118
グローブボックス
SRS
エアバッグシステム(助手席用)
セレクトレバー
SRS
エアバッグシステム
(運転席用)
パワーウィンドースイッチ
195 136
116 122
136
46
フューエルリッド
オープナー
トランクオープナー
センターコンソールポケット
カップホルダー
リヤコンソールポケット
パーキングブレーキ
発炎筒
45
42 196 197 196 114 200
7
ビジュアル目次
テザーアンカー シートベルト(チャイルドシート固定機構付き) 室内灯
190
マップランプ ルームミラー サンバイザー
82
191 65 192
80
フロントシート 灰皿
194
シートベルト リヤシート チャイルドシート固定専用バー
56
68
58
8
82
ハイマウントストップランプ
トランク
リヤワイパー
タイプ別装備
149
42 110
ドアの施錠・解錠
ボンネット
ワイパー
燃料補給口
ドアミラー
ヘッドライト
36
40 108
44
66 104
9
10
安全ドライブのための
必読 ポイント
ご使用の前に知っておいていただきたいこと、 守っていただきたいことをまとめてあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・●お出かけまえに
・・・・・・・・・・・・●お子さまに思いやりを
・・・・・・・・・・・・●正しい知識で最適運転
・・●オートマチック車の注意ポイント ・
・・・・・・・・・・●駐車や停車はしっかりと
・・・・・・●こんなことにも注意をしよう
12
14
20
22
26
28
安全ドライブのための必読 ポイント
シートベルトを正しく着用。 <68ページ参照>
運転する人はもちろん、同乗する人 にも必ず着用させてください。 シートに深く腰かけ、背もたれは必 要以上に倒さないでください。 腰骨のできるだけ低い位置に着用し
お出かけまえに・・・
てください。
ベルトにねじれがないか確かめてく ださい。
点検をわすれずに。 <メンテナンスノート参照>
道路運送車両法により、法定定期点 検と日常点検が義務づけられていま す。 安全・快適にお使いいただくために、
Honda
検してください。
日常点検は車の使用状況に応じて、 お客様の判断で適時行う点検で、お 客様自身で実施が可能な項目となっ ています。
普段と違う点に気づいたら、
Honda
さい。
(音、におい、ブレーキ液の不足、
地面に油のあとが残っている時・・・) 走行中も車の状態に気を配り、いつ もと違う音やにおい、運転感覚など を感じたら早めに点検しましょう。
の点検要領に従って必ず点
販売店で点検を受けてくだ
ベルトがくび、あご、顔などに当た らないようにしてください。
一本のベルトを二人以上で使用しな いでください。
12
POINTS
6
燃料の入った容器やスプレー缶 などはのせないで。
引火、爆発のおそれがあります。
運転の妨げになる物には注意を。
運転者の足もとに、物を置かないで ください。 フロアマットが、ペダルに引っかか らないように注意してください。
ブレーキやアクセルのペダル操作が、 確実にできないおそれがあります。
排気ガスには十分に気をつけて。
排気ガスには無色・無臭で有害な一 酸化炭素が含まれているため、吸い 込むと一酸化炭素中毒のおそれがあ ります。 車庫や屋内などの換気の悪いところ では、エンジンをかけたままにしな いでください。
車内や屋内などに排気ガスが充満し 一酸化炭素中毒のおそれがあります。
排気管に穴や亀裂があったり、排気 音の異常に気づいたら 販売 店で点検を受けてください。
車内に排気ガスが侵入するおそれが あります。
Honda
手荷物はシートの高さを越えないよ うにしましょう。
後方視界を妨げたり、急ブレーキの ときなどに荷物がとび出すおそれが あります。
13
安全ドライブのための必読 ポイント
お子さまにもシートベルトを。
お子さまにも必ずシートベルトを着 用させるか、チャイルドシート を お使いください。
お子さまを抱いていても、衝突した ときなどに支えることができず危険 です。
お子さまに思いやりを
乳児用シート、幼児用シート、学
※:
お子さまは、うしろの席に。
助手席にのせるのは避けましょう。 ・
不意の動作が気になったり、スイ ッチ・レバー類のいたずらなど運 転の妨げになるおそれがあります。 また、事故が起きた場合、後席の ほうが安全といわれています。 インストルメントパネルに手をつ
いたり、顔や胸を近づけた状態で の乗車は、 エアバッグが膨ら む際、強い衝撃を受けるおそれが あり危険です。 お子さまを後席に乗せることがで
きなく、やむをえず助手席に乗せ るときは、一番大きなお子さまを 乗せてください。
SRS
童用シートをまとめた総称として
「チャイルドシート」と呼んでいま
す。
14
POINTS
6
お子さまのくびやあごにシートベル トがあたる場合や腰骨にかからない 場合は、幼児用シートや学童用シー トを使用してください。
シートベルトをそのまま使うと衝
突のときに腹部などに強い圧迫を 受けるおそれがあります。 また、ひとりですわることのでき ない小さなお子さまは乳児用シー トを使用してください。 チャイルドシートは安全装備です。
国土交通大臣が型式を指定または 認定したマークが付いているもの、 もしくはアメリカやヨーロッパな どの安全基準に合格しているもの を必ず選んでください。 シート形状などにより、チャイル
ドシートを正しく取り付けできな い席があります。このようなとき は、他の席で試してください。ま たは、この車に合ったチャイルド シートを使用してください。 この車には、 テザータイ
ISO FIX
プのチャイルドシートを固定する ための固定専用バーとテザーアン カー(アンカープレートアタッチ メント取り付けナット)が装備さ れています。 この車用に認可を取得したチャイ ルドシートのみ固定し、使用する ことができます。
ISO FIX
テザータイプ
チャイルドシート固定装置
→82ページ
純正品のチャイルドシー
Honda
トをご用意しています。ご購入、 ご使用に際しては 販売店
Honda
にご相談ください。
《選択の目安》
詳しくはチャイルドシートに付属の取 扱説明書をご覧ください。
ISO FIX
(ベビー)
(チャイルド)
(ジュニア)
ISO FIX
(ベビー)
(チャイルド)
乳児用
シート
幼児用
シート 学童用
シート
乳児用
シート
幼児用
シート
タイプを除く
kg
体重()
〜10
9〜18
15〜32
テザータイプ
kg
体重()
〜9
9〜18
cm
参考年令身長()
〜75
70〜100
100〜135
身長( ) 参考年令
〜70
70〜100
〜12か 月
9か月〜4才
4才〜10才
cm
〜9か月
9か月〜4才
15
安全ドライブのための必読 ポイント
チャイルドシートは確実に取り付け てください。
お子さまを乗せるときは、チャイル ドシートが車に確実に取り付けられ ていることを確認してください。 また、お子さまの体をチャイルドシ ートにきちんと固定してください。
ISO FIX
ートは、シートベルトの種類やチ ャイルドシートの種類と取り付け の向きによっては、固定金具(ロ ッキングクリップ)が必要になる ことがあります。
ISO FIX
ドシートは、固定専用バーとテザ ーアンカー(アンカープレートア タッチメント取り付けナット)を 用いて固定します。 車両側のテザーアンカーにこの車 用のアンカープレートアタッチメ ント(テザーストラップ取り付け 金具)を取り付け、テザーストラ ップをアンカープレートアタッチ メントに結合することにより、チ ャイルドシートを確実に固定する ことができます。 アンカープレートアタッチメント は、 販売店で取り付けて ください。
対応以外のチャイルドシ
シートベルトの種類 →70ページ チャイルドシート固定機構付き
シートベルト →80ページ
テザータイプのチャイル
Honda
チャイルドシートを前向きに取り 付けるときは、このバーとテザー アンカーを用いて固定します。 後ろ向きに取り付けるときは、テ ザーアンカーは使用しません。
ISO FIX
ドシートは、シートベルトで固定 する必要はありません。
詳しくはチャイルドシートに付属
の取扱説明書をご覧ください。
テザータイプのチャイル
ISO FIX
テザータイプ
チャイルドシート固定装置
→82ページ
16
POINTS
6
助手席には乳児用シートを取り付け ないでください。また、幼児用シー トを後ろ向きに取り付けないでくだ さい。
SRS
エアバッグが膨らむ際、乳児
用シートや、幼児用シートの背面 に強い衝撃を受け危険です。 やむをえず幼児用シートを前向き
に取り付ける場合は、 エアバ ッグから遠ざけるため、シートを 一番後ろに下げてください。
SRS
チャイルドシートを取り外したまま 車内に放置しないでください。
ブレーキや衝突のときなどにチャイ ルドシートがとび出し傷害を受ける おそれがあります。 お子さまを乗せないときでも確実に 取り付けるか、家などに保管してく ださい。
17
安全ドライブのための必読 ポイント
ドア、ウィンドー、シートの操 作は必ず大人が。
手、足、顔などをはさまないよう、 気をつけてください。 走行する前にすべてのドアが完全に 閉まっていることを確認してくださ い。
ドアが完全に閉まっていないと走行 中にドアが開き、思わぬ事故の原因 となります。
チャイルドプルーフを使って後席ド アを車内から開かないようにしてく ださい。 <39ページ参照>
走行中にドアを開けると、お子さま が車外に放り出されるおそれがあり ます。
パワーウィンドーのメインスイッチ は、にしておきましょう。
OFF
<47ページ参照> 走行中、一時停止のときなど、窓か ら手や頭、物などを出さないよう、 注意してください。
思わぬ障害物で事故のおそれがあり ます。
お子さまをシートベルトで遊ばせ ないで。
チャイルドシート固定機構付きシー トベルトでは、ベルトをすべて引き 出すと完全にベルトを戻すまでは引 き出し方向には動きません。 ベルトを身体に巻きつけたりして遊 んでいると、固定機構が作動してベ ルトがゆるまなくなり、窒息などの 重大な傷害を受けるおそれがありま す。 万一ベルトをゆるめることができな くなった場合は、はさみなどでベル トを切断してください。
18
車から離れるときは、お子さま も一緒に連れて。
お子さまだけを車内に残さないでく ださい。
炎天下の車内は、高温になり危険
です。 お子さまのいたずらにより車の発
進、火災などの思わぬ事故につな がるおそれがあります。
POINTS
6
19
安全ドライブのための必読 ポイント
長い下り坂ではエンジンブレー キを。
ブレーキペダルを踏み続けて走行す るとブレーキが過熱して、効きが悪 くなることがあります。
正しい知識で最適運転
走行中ハンドルの中に手を入れて、 スイッチを操作しないでください。
ハンドル操作の妨げになり大変危険 です。
走行中はエンジンを止めないでくだ さい。
ブレーキ倍力装置が作用しないた
め、ブレーキの効きが悪くなりま す。 パワーステアリングのパワー装置
がはたらかなくなり、ハンドル操 作が重くなります。
長い下り坂では、□にして、エンジ ンブレーキを使用してください。
SL
□のままで速度が出すぎるときは□ にし、さらに強いエンジンブレーキ を使用してください。
7速モード装備車で7速マニュアル シフトモードのときには、走行速度 に合わせて、変速段を一段ずつ落と してください。
7速マニュアルシフトモード
エンジンブレーキ: 走行中アクセルペダルを戻したとき にかかるブレーキ力のことで、低速 ギヤほどよく効きます。
霧が出たときは。
霧が出たときは、視界が悪くなりま す。昼間でもヘッドライトを下向き で点灯し、中央線、ガードレールや 前の車の尾灯などをめやすにして、 速度を落として運転してください。
→120ページ
20
POINTS
6
横風の強い日は。 水たまりに入ったあとはブレー
横風を受け、車が横に流されるよう なときは、ハンドルをしっかり握り、 スピードを徐々に下げて進路を立て 直してください。
トンネルの出口、橋・土手の上、山 を削った切り通し、大型トラックを 追い越したり、追い越されたりする ときなどには、特に横風の影響を受 けやすいので十分注意してください。
キの効き具合を確認。
水たまり走行後や洗車後は、低速で 走行しながらブレーキペダルを軽く 踏んで効き具合を確認してください。
ぬれたブレーキは効きが悪かったり、 ぬれていない片側だけが効いてハン ドルをとられることがあります。
ブレーキの効きが悪いときは、前後 の車に十分注意しながら低速で走行 し、ブレーキの効きが回復するまで、 繰り返しブレーキペダルを踏んでく ださい。
走行中異常があったら。
警告灯が点灯したら、ただちに安全 な場所に停車し処置をしてください。 <94ページ参照>
雨天時の走行には注意を。
雨天時やぬれた道路では、路面が滑 りやすくなっておりタイヤのグリッ プ力が低下するため、通常より注意 深い運転が必要です。
急加速、急ブレーキや急ハンドルを 避け、スピードを落として安全運転 に心がけてください。
わだちなどの水のたまりやすい場所 では、ハイドロプレーニング現象を 起こしやすくなります。
ハイドロプレーニング現象とは
→262ページ
冠水路などの深い水たまりは走行し ないでください。
エンジンの破損や電装品の故障およ び車両故障につながるおそれがあり ます。
点灯したまま走行を続けると、思わ ぬ事故のもとになったり、エンジン などを損傷するおそれがあります。
走行中にタイヤがパンクやバースト
(破裂)してもあわてずに、ハンドル
をしっかり握り、徐々にブレーキを かけてスピードを落とし、安全な場 所に停車してください。
急ブレーキや急ハンドルは車のコン トロールを失うことがあり危険です。
床下に強い衝撃を受けたときは、た だちに車を止めて、ブレーキ液や燃 料の漏れ、各部に損傷がないかを確 認してください。
ブレーキ液や燃料の漏れ、損傷など により思わぬ事故につながるおそれ があります。
21
安全ドライブのための必読 ポイント
オートマチック車の特性を正し く理解。
クリープ現象とは
エンジンがかかっているとき、セレ
PN
オートマチック車の 注意ポイント
オートマチック車は、その特性や操作 上の注意をよく理解することが大切で す。
「オートマチック車の運転のしかた」も
あわせてお読みください。 <126ページ参照>
オートマチックについて
Fit ARIA
ダマルチマチックを採用しています。
ホンダマルチマチックは、2つの可変 プーリーに金属ベルトを組み合わせ、 低速から高速まで無段階に変速するオ ートマチックトランスミッションです。
のオートマチックには、ホン
クトレバーが□□以外に入っている と、動力がつながった状態になり、 アクセルペダルを踏まなくても車が ゆっくりと動き出します。 これをクリープ現象といいます。 ホンダマルチマチック車は、燃費向 上や停車時の振動およびブレーキ踏 力の低減のため、前進時はブレーキ ペダルを踏んでいるときのクリープ 力を弱く設定しています。ただし、 状況によりクリープ力が変化します のでアクセルペダル操作は慎重に行 ってください。
キックダウンとは
DS
□または□で走行中にアクセルペダ ルをいっぱいに踏み込むと、自動的 に変速比が変わり、エンジンの回転 数が上がって、力強い加速を得るこ とができます。 これをキックダウンといいます。
22
POINTS
6
ブレーキは右足で。
ブレーキペダルは右足で踏む習慣を つけましょう。
不慣れな左足では、適切なブレーキ 操作ができません。
エンジンをかけるまえに。
ペダルの踏みまちがいのないよう、 右足でペダルの位置を確認しておき ましょう。
エンジンをかけるとき。
安全のため、セレクトレバーは駆動 輪が固定される□でエンジンをかけ ましょう。
スタートするとき。
思いちがいを防ぐため、セレクトレ バーの位置を目で確認しましょう。
発進時のセレクトレバーの操作は、 右足でブレーキペダルをしっかり踏 み、車が動かないようにして行いま しょう。 アクセルペダルを踏んだまま、セレ クトレバーを操作しないでください。
急発進して思わぬ事故のもとになり ます。
エンジン始動直後は、自動的にエン ジンの回転が上がり、クリープ現象 が強くなりますので、ブレーキペダ ルはしっかり踏んでいてください。
エアコン作動時も同じです。
坂道での発進は車が後退しないよう に必ずパーキングブレーキを併用し、 先にブレーキペダルを離してアクセ ルペダルに踏みかえてから、パーキ ングブレーキを解除してください。
23
安全ドライブのための必読 ポイント
56
走行しているとき。 停車しているとき。
■■
走行中は、セレクトレバーを□にし ないでください。
エンジンブレーキが全く効かず、思 わぬ事故のもとになります。
上り坂で、速度を保とうとしてアク セルペダルを踏み込んだとき、キッ クダウンにより、急にエンジン回転 が上がり、思ったより速度が出てし まうことがあります。 アクセルペダルは、慎重に操作して ください。 また、すべりやすい路面やカーブで は、急激なアクセルペダル操作は避 けてください。 下り坂では、エンジンブレーキも使 いましょう。
フットブレーキを使いすぎると、ブ レーキが過熱して、ブレーキの効き が悪くなるおそれがあります。
エンジンブレーキ →20ページ
車が動かないようにブレーキペダル をしっかりと踏み、必要に応じてパ ーキングブレーキをかけましょう。 停車中の空ぶかしは、やめましょう。
万一、セレクトレバーが□□以外の とき、思わぬ急発進のもとになりま す。
駐車するとき。
駐車するときは、パーキングブレー キをかけてセレクトレバーを□に入 れ、エンジンを止めましょう。
万一、セレクトレバーが□□以外に 入っていると、クリープ現象で車が 動き出したり、乗り込むときに、誤 ってアクセルペダルを踏み込んで急 発進したりするおそれがあります。
PN
PN
24
POINTS
6
ほかに気をつけたいこと。 シフトロック装置の正しい理解
セレクトレバーは正しい位置で使用 してください。
坂道などで、前進(□、□、□)の位 置にしたまま惰性で後退したり、後
退(□)の位置にしたまま前進したり すると、エンジンが停止してブレー キの効きが悪くなったり、ハンドル 操作が重くなり、思わぬ事故の原因 となるおそれがあります。
後退したあとは、すぐ□から□にも どす習慣をつけましょう。
ちょっと後退したときなど、□に入 れたことを忘れてしまうことがあり ます。
前進から後退、後退から前進すると きは車を完全に止め、ブレーキペダ ルを踏んだままセレクトレバーを操 作してください。
車が完全に止まらないうちにレバー を操作すると、トランスミッション 破損のおそれがあります。
車が完全に止まらないうちに、□に 入れないでください。
急停止して危険であるばかりでなく、 トランスミッション破損のもとにな ります。
DSL
RN
を。
ブレーキペダルを踏んでいないと、
□からのセレクトレバー操作はでき ません。
エンジンスイッチが、Iまたは
0のときには、ブレーキペダル
を踏んでも、レバーは操作できま せん。 セレクトレバーボタンを押したま
まブレーキペダルを踏んだ場合、 レバーの操作ができないことがあ ります。先にブレーキペダルを踏 んでください。
□以外では、エンジンスイッチから キーは抜けません。
□以外では、キーがIから0に 回りません。
□に入れるとブザーが鳴ります。
セレクトレバーが□のときにブザ
ーが鳴り、□に入っていることを 運転者に知らせます。 車外の人には音が聞こえませんの
で、ご注意ください。
万一、□からセレクトレバーが操作 できないときは:
エンジンスイッチからキーを抜き、
キーをシフトロック解除穴に差し
込み、 キーを押しながら、セレクトレバ
ーを操作します。
シフトロック解除穴
25
安全ドライブのための必読 ポイント
可燃物には注意を。
枯草や紙、油、木材など燃えやすい 物があるところには、駐停車しない でください。
排気管や排気ガスの熱により、着火 するおそれがあります。
駐車や停車は しっかりと
植込みなどにも注意して。
植込みなどの近くに駐停車するとき には、排気ガスが当たらないように、 車の向きを決めましょう。
26
POINTS
6
仮眠するときはエンジンを止め る。
エンジンを必ず止めてください。
無意識にセレクトレバーを動かした り、アクセルペダルを踏み込んだり して、思わぬ事故を起こすおそれが あります。 また、無意識にアクセルペダルを踏 み続けたりした場合、オーバーヒー トなどを起こしたり、エンジンや排 気管などの異常過熱による火災事故 が発生するおそれがあります。 さらに風向や周囲の状況等によって は、車内に排気ガスが侵入し一酸化 炭素中毒のおそれもあります。
車から離れるときには施錠を。
必ずパーキングブレーキをかけ、エ ンジンを止め、ドアを施錠してくだ さい。 車内の見えるところに、貴重品など を置かないようにしましょう。 お子さまも連れていきましょう。
車の移動はエンジンをかけて。
車を移動するときは、必ずエンジン をかけてください。
下り坂を利用しての移動などは、思 わぬ事故を招くことがあります。
坂道での駐車は。
パーキングブレーキをかけ、セレク トレバーを□に入れてください。
さらに、タイヤに輪止めをすると効 果があります。
27
安全ドライブのための必読 ポイント
アクセサリーの取り付けには注 意を。
運転視界の中にアクセサリーなどを 取り付けないでください。 ・
視界の妨げにより思わぬ事故のも とになります。
アクセサリーなどの揺れる動きが、
こんなことにも 注意をしよう
車外の状況認識を遅らせることが あります。
ガラス面にアクセサリーなどを取り 付けないでください。
吸盤がレンズのはたらきをして火
災につながるおそれがあります。
タバコの吸いがらは火を消して。
タバコ、マッチなどは、確実に火を 消してから灰皿に捨て、灰皿は必ず 閉めてください。 灰皿の中に吸いがらをため過ぎたり、 燃えやすい物を入れたりしないでく ださい。
飲み物などを電装品にこぼさな いように注意して。
オーディオやスイッチなどの電装品 に飲み物がかかると、故障の原因と なったり、車両火災につながるおそ れがあります。 万一、電装品に飲み物をこぼしたと きは、 販売店にご相談くだ
Honda
さい。
28
どを放置しないで。
炎天下での駐車などで車内温度が上 昇すると、ライターなどの可燃物は 自然発火したり、缶などは破裂した りするおそれがあります。
ラジエーターキャップに気をつ けて。
ラジエーターキャップが熱いときは、 外さないでください。
蒸気や熱湯が吹き出し危険です。
動物を乗せるときは、動きまわ らないように注意して。
運転の妨げになったり、急ブレーキ のときなどに思わぬ事故につながる おそれがあります。
POINTS
6
携帯電話の使用は停車中に。車内にライターや炭酸飲料缶な
運転者は、携帯電話を走行中に使用 しないでください。
運転者が運転中にハンズフリー以
外の自動車電話や携帯電話を使用 することは、法律で禁止されてい ます。 運転中の使用により周囲の状況に
対する注意が不十分になると、思 わぬ事故につながるおそれがあり ます。
改造はしない。
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や機能に適さない部品を、使用しな いでください。 ・
ホイールは、 専用品をご使 用ください。
専用品以外のホイールを使うと、走 行装置やブレーキ装置に支障をきた すことがあります。
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無線装置や自動車電話などの取り付 けの際には、必ず 販売店に ご相談ください。
装置や取り付け方法が適切でない場 合、電子機器部品に悪影響をおよぼ すことがあります。
純正部品以外の、車の性能
適正な性能や機能を発揮しなかっ たり、思わぬ事故のもとになった りすることがあります。
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した部品以外の物を装着すると、 違反になることがあります。
が国土交通省に届け出を
Fit ARIA
販売店にご相談ください。
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