活用ガイド
1
目次
2
EMP NS Connectionの概要
2つの接続モード ...........................................5
かんたんモード.................................................................................................................. 5
マニュアルモード.............................................................................................................. 5
EMP NS Connectionで接続するまでの流れ ......................6
EMP NS Connectionのメイン画面の使い方 ......................7
無線LANのセキュリティ対策 ..................................9
ツールバーの使い方 ........................................10
各アイコンの名称と働き ............................................................................................... 10
EMP NS Connectionの便利な機能
PowerPointのスライドショーだけを投写する
(プレゼンテーションモード)................................14
コンピュータ内の動画ファイルを投写する(動画再生モード).....15
再生できるファイルタイプ ........................................................................................... 15
動画再生のしかた........................................................................................................... 15
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う ....................17
仮想ディスプレイの配置例 ........................................................................................... 17
マルチスクリーンディスプレイ機能を使用するまでの流れ ..................................... 18
仮想ディスプレイの設定 ............................................................................................... 18
投写する映像を割り当てる ........................................................................................... 24
割り当てた映像を投写する ........................................................................................... 25
サブネットが異なるプロジェクターと接続したいとき
サブネットの異なるプロジェクターと接続するには ............28
IPアドレスやプロジェクター名を指定して検索
(「マニュアルモード」のみ)..................................29
プロファイルを使った検索 ..................................30
プロファイルを作成する ............................................................................................... 30
プロファイルを指定して検索 ....................................................................................... 32
プロファイルを管理する ............................................................................................... 33
EMP NS Connectionの動作を設定する
EMP NS Connectionの環境を設定する ......................... 36
一般設定タブ .................................................................................................................. 36
パフォーマンス調整タブ ............................................................................................... 38
コンピュータを使ってプロジェクターの設定・
監視・制御をする
Webブラウザを使って設定を変更する(Web制御)................ 40
Web制御を表示する...................................................................................................... 40
プロジェクターの設定 ................................................................................................... 40
メール通知機能で異常を通知する ............................ 41
メール通知機能の設定 ................................................................................................... 41
異常通知のメールが送られてきたら............................................................................ 41
SNMPを使って管理する ...................................... 42
PC Freeを使ったプレゼンテーション
PC Freeで投写できるファイルと保存の方法 ................... 44
PCFreeで投写できるファイル ................................................................................... 44
ネットワークからコンパクトフラッシュカードにファイルの
コピーや削除をする....................................................................................................... 45
PCFreeの利用例 .......................................................................................................... 47
PC Freeの基本操作 ......................................... 48
PCFreeの起動と終了................................................................................................... 48
PCFreeの基本操作 ...................................................................................................... 51
画像を回転する............................................................................................................... 52
シナリオの投写 ............................................ 53
シナリオの準備・編集..................................................................................................... 53
シナリオの再生............................................................................................................... 54
プレゼンテーション中の操作 ....................................................................................... 55
画像・動画ファイルの投写 ................................... 56
画像・動画を投写する..................................................................................................... 56
フォルダ内のすべての画像・動画ファイルを順番に投写する
(スライドショー)........................................................................................................... 57
画像・動画ファイルの表示条件と操作モードを設定する ......... 58
目次
シナリオの準備(EMP SlideMaker2の使い方)
シナリオの概要 ............................................60
シナリオに組み込めるファイル ..............................61
PowerPointファイルをシナリオにするには ....................62
SlideMaker2を起動しないで一括変換する .....................63
SlideMaker2を起動して変換する .............................65
シナリオのプロパティを設定する................................................................................ 65
PowerPointファイルをシナリオに組み込む............................................................. 67
画像や動画ファイルをシナリオに組み込む ................................................................ 71
シナリオを編集する....................................................................................................... 72
シナリオの転送 ............................................73
こんなときには ............................................75
コンピュータ上でシナリオの投写状態を確認する..................................................... 75
アニメーションを設定する ........................................................................................... 76
スライドのアニメーションを設定する ........................................................................ 76
付録
接続時の制限事項 ..........................................79
対応解像度 ...................................................................................................................... 79
表示色 .............................................................................................................................. 79
接続台数 .......................................................................................................................... 79
その他 .............................................................................................................................. 79
困ったときに ..............................................80
用語解説 ..................................................90
3
EMPNSConnectionの概要
EMPNSConnectionの概要を説明します。
2つの接続モード............................................................ 5
• かんたんモード ................................. 5
• マニュアルモード ............................... 5
EMPNSConnectionで接続するまでの流れ............ 6
EMPNSConnectionのメイン画面の使い方............ 7
無線LANのセキュリティ対策........................................ 9
ツールバーの使い方 ..................................................... 10
• 各アイコンの名称と働き ........................ 10
2つの接続モード
5
EMPNSConnectionでは「かんたんモード」と「マニュアルモード」の2つ
の接続モードがあります。
かんたんモード
• アドホック接続で、プロジェクターが持つ SSID が一時的にコン
ピュータに割り当てられるため、コンピュータ側での設定操作は
必要ありません。
• 切断するとコンピュータのネットワーク設定は自動的に元の状態
に戻ります。
マニュアルモード
• インフラストラクチャ接続で、すでに構築されているネットワー
クシステムに接続できます。
• ネットワーク上のファイルを開いて投写したいとき、プロジェク
ターを共通で使用したいとき、セキュリティ対策をとりたいとき
に使用します。
インターネット
LAN
EMPNSConnectionで接続するまでの流れ
EMPNSConnectionでコンピュータとプロジェクターを接続して投写するまでのステップは「かんたんモード」も「マニュアルモード」も同じです。
詳細な手順については、別冊の『無線LANかんたん接続ガイド』で「かんたんモード」で接続する場合を例に記載しています。
ここでは、接続までの流れを見ながら「マニュアルモード」独自の設定事柄を記載しています。
6
コンピュータ側の準備
• 接続するコンピュータにEMP
NS Connectionをインストール
する。
• ネットワーク接続できる状態
にする。
プロジェクター側の準備
本機に同梱の無線LANユニット
を装着する。
接続して投写
コンピュータでEMP NS Connectionを起動し本機と接続する。
以下の便利な機能で多彩な会議やプレゼンテーションが行えます
マニュアルモード独自の設定事項
Macintosh で有線 LAN でネットワークに接続するときは、通信状態を
「AirMac:切」にしてください。
• 有線LANでネットワークに接続するときは、市販のLANケーブルでプロジェクターをネットワークハブなど
に接続します。s『取扱説明書』「LANケーブルの接続(EMP-1825のみ)」
• プロジェクターのネットワーク設定をします。s『取扱説明書』「ネットワークメニュー(EMP-1825のみ)」
• WPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応している機器をアクセスポイントに使用しているときは、プロジェク
ターからWPSを使って簡単に接続できます。s『取扱説明書』「WPS(Wi-Fi Protected Setup)で接続する」
Air Mac:切
無線LANには接続できません。
• マルチスクリーンディスプレイs p.17
• 動画再生モードs p.15
• プレゼンテーションモードs p.14
EMPNSConnectionで接続してコンピュータの映像を投写するときの対応解像度や表示色などの制限事項については「接続時の制限事項」を
q
ご覧ください。s p.79
• 分配機能
1台のコンピュータの画面を最大4台のSSIDが一致するプロジェクターに同時に投写できます。
• 切り替え機能
会議で使うすべてのコンピュータにEMP NS Connectionをインストールしておけば、順番に発表すると
きも接続ケーブルをつなぎ替えることなく次の発表者のコンピュータの画面に切り替えられます。
EMPNSConnectionのメイン画面の使い方
7
EMPNSConnectionを起動すると以下の画面が表示されます。各ボタンや
項目の働きは次の表のとおりです。
「かんたんモー ド 」 で起動 し た と き
「マニ ュアルモー ド」 で起動し たと き
自動検索 「かんたんモード」の場合は、SSIDによりプロ
ジェクターを検索します。「マニュアルモー
ド」の場合は、コンピュータが接続している
ネットワークシステムの中で接続可能なプロ
ジェクターを検索します。
指定検索 「かんたんモード」の場合は、SSIDの一覧から
選んでプロジェクターを検索します。「マニュ
アルモード」の場合は、プロジェクターのIPア
ドレス、またはプロジェクター名を指定して
検索します。
プロファイル 「プロファイルに保存」で保存したプロファイ
ルを使ってネットワーク上のプロジェクター
を検索します。s p.30
ステータス 検索されたプロジェクターの状態がアイコン
とともに次の6種類で表示されます。
待機中 使用中
使用中(割 り
込み禁止)
他アプリ使
用中
検索中 見つからな
い
チェックを付けられるプロジェクターのス
テータスは、 です。
「かんたんモード」の場合は、SSIDが同じもの
のみチェックを付けられます。
EMPNSConnectionのメイン画面の使い方
8
のステータスとなっているプロジェク
ターにチェックを付けて「接続する」をクリッ
クすると、先に接続しているコンピュータと
は切断してから接続します。
はそのプロジェクターが環境設定メ
ニューを表示中であることを示しています。
環境設定メニューを解除してから検索しなお
して接続します。
は、指定検索やプロファイル検索のとき
に表示します。
は、IP指定検索をした結果みつからな
かったときに表示します。
プロジェクター名 プロジェクターの名前が表示されます。
IPアドレス
(「マニュアルモー
ド」のみ)
SSID
(「かんたんモード」
のみ)
プロジェクターのIPアドレスが表示されま
す。
プロジェクターのSSIDが表示されます。
リストのクリア 表示されているプロジェクターの一覧を消去
します。
割り込み接続を禁
止する
マルチディスプレ
イを使用する
オプション設定 EMP NS Connection起動時の処理方法などの
接続する プロジェクターにチェックを付けるとクリッ
接続中に他のコンピュータからの割り込み接
続を禁止するときにチェックを付けます。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使用す
るとき、チェックマークを付けます。チェック
マークを付けると画面の下側に「ディスプレ
イ配置」と「ディスプレイのプロパティ」が表
示されます。マルチスクリーンディスプレイ
についてs p.17
環境を設定します。オプション設定について
s p.36
クできます。プロジェクターと接続できると
ツールバーが表示されます。
ディスプレイ
(「マルチディスプ
レイを使用する」に
チェックしたとき)
情報の更新
(「かんたんモード」
のみ)
プロファイルに保存ネットワーク上のプロジェクターを検索した
「マルチディスプレイを使用する」にチェック
したときディスプレイ番号を選択します。
s p.25
プロジェクタ一覧内に表示されているプロ
ジェクタのステータスを最新の状態に更新し
ます。
結果をプロファイルとして保存します。
s p.30
無線LANのセキュリティ対策
無線LANでは、電波を利用してデータのやり取りを行うため、電波の届く範
囲であれば簡単に通信ができるという利点があります。
その反面、電波は壁などの障害物を越えてどこへでも届くため、セキュリティ
の設定を行っていないと、特別なツールを使わなくても通信内容を傍受した
り、ネットワークに侵入したりできます。
この問題を防ぐために、本機では次のセキュリティ機能が準備されています。
• データの暗号化
データを暗号化して送信します。データを傍受されても、解読されません。
「かんたんモード」で接続するときは必ずデータを暗号化してお使いくださ
い。s p.36
• 接続の制限(認証)
ユーザー名やパスワードをあらかじめ登録し、登録されている無線LAN端
末だけをネットワークに接続できるようにして、第三者がネットワークに
接続することを防ぎます。本機では無線LANの「マニュアルモード」で接
続するときに設定できます。s『取扱説明書』「ネットワークメニュー
(EMP-1825のみ)」
9
ツールバーの使い方
10
EMPNSConnectionを起動してプロジェクターと接続すると、コンピュー
タの画面にツールバーが表示されます。このツールバーを使ってプロジェク
ターの操作や設定ができます。
各アイコンの名称と働き
操作対象プロジェクター
分配機能やマルチスクリーンディスプレイで複数台のプロ
ジェクターを接続して投写中に、特定のプロジェクターに対
してだけツールバーから操作をしたいときに、操作対象プロ
ジェクターを限定できます。アイコン下の表示は、操作対象
となっているプロジェクターを表示しています。
「ALL」は接続しているプロジェクターすべてが操作対象と
なっていることを表示しています。
例えば、「1,3」と表示しているときは、接続しているプロジェ
クターのうちNo.1と3が操作対象となっていることを表示し
ています。
をクリックすると以下の画面が表示されます。
プロジェクターの投写
状態を表示していま
す。
割り振られたプロジェクターNo.を表示しています。個
別に操作対象としたときに、ツールバーの操作対象プ
ロジェクターNo.として表示されます。
操作対象としたいプロジェクター
を選択します。
プロジェクターの投写状態を表示しています。
停止 表示 一時停止
プレゼンテーションモード 動画再生モード
停止
プロジェクターと接続したまま、コンピュータ画面の投写を
停止します。停止中、プロジェクターは黒い画面を投写しま
す。音声をプロジェクターから出力しているときには音声は
停止できません。音声を停止したいとき、停止中の画面を青
い画面やプロジェクターに登録してあるユーザーロゴを表
示させたいときは、A/Vミュートをお使いください。
表示
停止や一時停止を解除します。
一時停止
プロジェクターと接続したまま、コンピュータ画面の投写を
一時停止します。プロジェクターには一時停止した時点の映
像が投写されます。音声をプロジェクターから出力している
ときには音声は一時停止できません。
ツールバーの使い方
11
プレゼンテーションモード
PowerPointのスライドショーを実行しているときの映像だ
けを投写します。スライドショーを実行していないときは黒
い画面が投写されます。s p.14
プロジェクター制御
ネットワークに接続したまま、プロジェクター本体の機能の
「A/Vミュート」、「PCソース切替」、「Videoソース切替」がリモ
コンや本体操作パネルからの操作と同様に行えます。
をクリックすると、以下のツールバーが表示されます。
Videoソース切替
A/Vミュート PCソース切替
A/Vミュート
本体のリモコンからの操作と同様です。s『取扱説明
書』「リモコン」
PCソース切替
クリックするたびにプロジェクターに接続している
コンピュータ入力端子からの映像/EMP NS
Connectionで接続しているコンピュータの映像が切
り替わります。
Videoソース切替
プロジェクターに接続しているビデオ入力端子、また
はS-ビデオ入力端子からの映像に切り替わります。
画面プレビュー
マルチスクリーンディスプレイのプレビュー画面を表示し
ます。
画面プレビュー
クリックすると、設定されているディスプレイの配置
がプレビュー表示されます。各ディスプレイをクリッ
クすると、画面プレビューウィンドウ全体に拡大表示
されます。
オプション設定
コンピュータの映像を送信するときの送信パフォーマンス
を調整できます。s p.36
動画再生モード
動画ファイルを直接再生するときに使います。s p.15
切断する
プロジェクターとの接続を終了します。s『無線LANかんた
ん接続ガイド』
信号強度
「かんたんモード」で接続したときに表示されます。信号強度
が強いほど、点灯しているインジケータの数が多くなりま
す。
ツールバーの使い方
ツールバー表示切り替え
ツールバーの表示を以下のように切り替えられます。ツール
バーの表示状態は、次に切り替えるまで保存されます。
Full
Normal
Simple
12
EMPNSConnectionの便利な機能
プ ロジ ェ ク タ ーで動画フ ァ イル を直接再生する こ と で滑ら かな動画投写を実現する「動画再生モー ド 」や、 1 台のコ
ン ピ ュ ー タか ら複数のプ ロ ジ ェ ク タ ーへ多様な画面を投写する「マルチス ク リ ーン デ ィ ス プレ イ」機能な ど会議やプ
レゼン テーシ ョ ン を多彩にする便利な機能の使い方を説明 し て います。
PowerPointのスライドショーだけを投写する
(プレゼンテーションモード)...................................... 14
コンピュータ内の動画ファイルを投写する
(動画再生モード)......................................................... 15
• 再生できるファイルタイプ ...................... 15
• 動画再生のしかた .............................. 15
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う .............. 17
• 仮想ディスプレイの配置例 ...................... 17
• マルチスクリーンディスプレイ機能を
使用するまでの流れ ............................ 18
• 仮想ディスプレイの設定 ........................ 18
仮想ディスプレイドライバを有効にする
(Windowsのみ) .............................. 18
仮想ディスプレイの配置 ..................... 19
• 投写する映像を割り当てる ...................... 24
• 割り当てた映像を投写する ...................... 25
PowerPointのスライドショーだけを投写する(プレゼンテーションモード)
プレゼンテーションモードにすると、コンピュータ上でPowerPointのスラ
イドショーを実行したときだけプロジェクターに映像が投写されます。スラ
イドショー以外を見せたくないときに便利です。
MacintoshではPowerPointのほかKeynoteもプレゼンテーションモード
に対応しています。
操作
14
A
B
C
必要に応じ操作対象のプロジェクターを選択し直しま
す。s p.10
ツールバーの ボタンをクリックします。
プレゼンテーションモードになります。
プレゼンテーションモード中に、もう一度 ボタンを
クリックするとプレゼンテーションモードが解除され
ます。
コンピュータ内の動画ファイルを投写する(動画再生モード)
15
動画再生モードを使うと、動画ファイルそのものをプロジェクターに転送し
ます。
このため、コンピュータ上でほかのアプリケーションで動画を再生して投写
するよりも滑らかに再生できます。
また、音声も同時に転送しながら再生しますので、コンピュータとプロジェク
ターをオーディオケーブルで接続する必要がありません。複数のファイルを
選択しておき、上から順に繰り返し再生することもできます。
• 動画再生モードは1台のプロジェクターに対して行えます。
q
複数台のプロジェクターに対して同時に動画再生モードを実
行することはできません。
• 通信方式や電波状況によっては映像や音が飛んだり止まった
りすることがあります。
再生できるファイルタイプ
動画再生モードで投写できるファイルは、以下の表のとおりです。
ファイルタイプ
(拡張子)
.mpg MPEG2
再生できる音声形式は、MPEG1レイヤー1/2
です。リニアPCMとAC-3は再生できません。
無音のMPEGコンテンツも再生できます。
備考
動画再生のしかた
操作
A
B
C
ツールバーの ボタンをクリックします。
プロジェクターを選択する画面が表示されます。
動画再生を行うプロジェクターを選択して「OK」ボタン
をクリックします。
「動画再生モード」画面が表示されます。
「ファイルを選択」ボタンをクリックします。
.wmv WMV9
再生できる音声形式は、WMA99です。
コンピュータ内の動画ファイルを投写する(動画再生モード)
16
D
再生する動画ファイルを選択して「開く」ボタンをク
リックします。
「動画再生モード」画面に戻ります。選択したファイル
は、動画ファイルリストに追加されます。
E
以下の操作ボタンを使って動画ファイルの再生、停止を
操作します。
再生中のファイルの先頭から再生します。
再生中のファイルを早戻しします。
再生を停止します。
ファイルを再生します。
再生を一時停止します。
再生中のファイルを早送りします。
次のファイルの先頭から再生します。
ファイルリストの上から順番に繰り返し再生し
ます。リストに複数のファイルがあるときは、特
定のファイルだけを繰り返し再生することはで
きません。
F
「閉じる」ボタンをクリックすると、動画再生モードを終
了します。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
17
マルチスクリーンディスプレイは、1台のコンピュータに複数台のプロジェ
クターを接続して多様な画面を投写できます。
Windowsの場合は、コンピュータに複数の仮想ディスプレイを設定し、それ
ぞれの映像をプロジェクターで投写できます。なおWindowsVistaでは、
WindowsVistaの仕様上この機能は使用できません。
Macintoshの場合は、マルチスクリーンディスプレイ機能を使用するには
コンピュータに実際に外付けのモニタを接続しておく必要があります。以降
の説明で「仮想ディスプレイ」とある箇所は、Macintoshの場合実際に接続さ
れているモニタ画面に対する操作となります。
仮想ディスプレイの配置例
仮想ディスプレイの配置を工夫することで、プレゼンテーションを
行うときに見せたい映像だけをプロジェクターに投写したり、左右
で違った映像を配置して投写できます。
配置例1
実際のモニタ映像
仮想ディスプレイ
仮想ディスプレイ1の
映像
仮想ディスプレイ2の
映像
実際のモニタ映像 仮想ディスプレイ
の映像
実際のモニタ PowerPointファイル
仮想ディスプレイ Excelファイル
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
18
配置例2
実際のモニタ映像 仮想ディスプレイ
の映像
マルチスクリーンディスプレイ機能を使用するまでの流
れ
1. 仮想ディスプレイの設定s p.18
2. 投写する映像を割り当てるs p.24
3. 割り当てた映像を投写するs p.25
Windows環境では、必要に応じ仮
想ディスプレイドライバを有効
にします。また、Windows、
Macintoshとも仮 想ディス プレ
イの配置を設定します。
投写するファイルを起動し、実
際に投写する配置に合わせて仮
想ディスプレイに画面を移動し
ます。
ネットワークを介して接続した
プロジェクターに仮想ディスプ
レイの番号を割り当てて投写し
ます。
実際のモニタ PowerPointファイルの発表者ツール
仮想ディスプレイ PowerPointファイルのスライドショー
仮想ディスプレイの設定
17ページの「配置例1」を例に説明します。
f 仮想ディスプレイドライバを有効にする(Windowsのみ)
仮想ディスプレイのドライバを有効にします。以下の方は、この操
作は不要です。次の「仮想ディスプレイの配置」(Windowsの場合)、ま
たは「仮想ディスプレイの配置」(Macintoshの場合)に進んでくださ
い。s p.19
・EMP NS Connectionインストール時に、仮想ディスプレイを有効に
した方。
・Macintoshをお使いの方。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
19
操作
A
B
コンピュータでWindowsを起動し、「スタート」−「プロ
グラム」(または「すべてのプログラム」)−「EPSON
Projector」−「EPSON Virtual Displayの 追加と 削
除」の順に選択します。
「EPSON Virtual Displayの追加と削除」画面が表示され
るので、使用する仮想ディスプレイにチェックを付けま
す。
実際のモニタに加えて4つまで追加できます。ここでは、
仮想ディスプレイを1つ使うので1つにチェックマーク
を付けます。3台のプロジェクターに投写するなど、仮想
ディスプレイを複数設定するときは必要な数だけ
チェックを付けます。
チェックを付ける番号はどれでもかまいません。
「OK」ボタンをクリックします。
f 仮想ディスプレイの配置
EMP NS Connectionを起動し、仮想ディスプレイを配置する方法を
Windowsの場合とMacintoshの場合で分けて説明します。
Windowsの場合は続く手順で操作してください。
Macintoshの場合は、s p.22に進んでください。
操作
Windowsの場合
A
「スタート」−「プログラム」(または「すべてのプログラ
ム」)−「EPSONProjector」−「EMPNS
Connection」の順に選択し、EMPNSConnectionを
起動します。
「OK」をクリックすると、仮想ディスプレイを使用するた
めのドライバが有効になります。途中で画面がちらつき
ますが異常ではありません。「EPSON Virtual Display
の追加と削除」画面が閉じるまでしばらくお待ちくださ
い。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
20
B
「マルチディスプレイを使用する」にチェックマークを
付けます。
C
D
「ディスプレイのプロパティ」ボタンをクリックします。
「画面のプロパティ」画面が表示されます。
「設定」タブをクリックします。
画面の下側に「ディスプレイ配置」と「ディスプレイのプ
ロパティ」ボタンが追加表示されます。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
21
E
表示されているモニタアイコンをドラッグしてどのよ
うに配置するかを決めます。
ここでは、実際のモニタ(1)を左側に、仮想ディスプレイ
(3)を右側に配置します。
コンピュータにディスプレイ出力端子が複数あるとき
は、仮想ディスプレイの番号はそれに続く番号が割り当
てられます。
F
モニタアイコンを配置すると以下のようなイメージで
仮想ディスプレイが接続されます。
31
「OK」ボタンをクリックして「画面のプロパティ」画面を
閉じます。
ここまでで仮想ディスプレイの配置が決まりました。
続いてs p.24に進んでください。
q
• セカンダリモニタとして外付けのモニタを接続しているとき
には、その画面の映像は投写できません。
• ハードウェアによってはセカンダリモニタが「2」にならない
ことがあります。モニタアイコンを配置するときは、そのアイ
コンをクリックして選択したとき「ディスプレイ」のモニタ種
別がセカンダリモニタになっていないことを確認してくださ
い。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
22
Macintoshの場合
A
B
EMPNSConnectionを起動します。EMPNS
Connection をインストールしたハードディスクボ
リュームから「アプリケーション」フォルダをダブルク
リックし、EMPNSConnectionのアイコンをダブル
クリックして、EMPNSConnectionを起動します。
ここでは「マニュアルモード」を選択して起動します。
「マニュアルモード」画面が表示されます。
「マルチディスプレイを使用する」にチェックマークを
付けます。
C
「ディスプレイ環境設定」ボタンをクリックします。
ディスプレイの設定画面が表示されます。
画面の下側に「ディスプレイ配置」と「ディスプレイ環境
設定」ボタンが追加表示されます。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
23
D
「調整」ボタンをクリックします。
E
「ディスプレイをミラーリング」のチェックを外します。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
24
F
表示されているモニタアイコンをドラッグしてどのよ
うに配置するかを決めます。
投写する映像を割り当てる
17ページの「配置例1」を例に説明します。
操作
A
B
投写するファイルを起動します。
17ページの「配置例1」の場合は、PowerPointファイルと
Excelファイルを起動します。
映したい仮想ディスプレイへウィンドウをドラッグし
て、どのウィンドウをどこに映すかを割り当てます。
PowerPointファ イルとExcelファイルを起動した例で
は、Excelのウィンドウを右方向へ見えなくなるまでド
ラッグします。結果として、実際のモニタにPowerPoint
のウィンドウが、右の仮想ディスプレイにExcelのウィ
ンドウが配置されました。
G
ディスプレイの設定画面を閉じます。
ここまでで画面の配置が決まりました。
続いてs p.24に進んでください。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
25
割り当てた映像を投写する
17ページの「配置例1」を例に説明します。
操作
A
B
「ディスプレイ」から割り当てる仮想ディスプレイの番
号を選択して、どのプロジェクターでどの仮想ディスプ
レイの映像を投写するのかを設定します。
「接続する」ボタンをクリックします。
各プロジェクターに割り当てた映像が投写されます。
Windows環境でお使いのときは、仮想ディスプレイに配
置した画面を、コンピュータ上では見ることができませ
ん。仮想ディスプレイの画面操作は投写されている映像
を見ながら行ってください。
仮想ディスプレイでのマウス操作は、仮想ディスプレイ
を配置している方向へマウスポインタを移動し、投写画
面にマウスポインタが現れることで行えるようになり
ます。
マルチスクリーンディスプレイ機能を使う
26
C
q
マルチスクリーンディスプレイへの投写を終了するに
は、ツールバーの「切断する」をクリックします。
• Windows環境でお使いのときは、仮想ディスプレイのドライ
バが有効になっているとマウスポインタを画面の表示領域外
に移動できるため、マウスポインタがどこにあるかわからな
くなったと感じることがあります。仮想ディスプレイを使用
しないときは、「EPSONVirtualDisplayの追加と削除」画面
で仮想ディスプレイのチェックを外すと、マウスポインタが
画面の表示領域内に戻ります。マルチスクリーンディスプレ
イを使用する際は、再び「EPSONVirtualDisplayの追加と
削除」画面でチェックを付けてください。
チェックを外す操作は次を参照してください。s p.18
• 各プロジェクターの色合いを合わせることができます。
s『取扱説明書』「数台設置の色調整(マルチスクリーンカ
ラーアジャストメント)」
サブネットが異なるプロジェクターと接続
したいとき
ここでは、既存のネットワークシステムに接続された有線LANまたは無線LANアクセスポイントを経由して、コンピュータをサブネットが異
なるプロジェクターに接続する方法を説明します。
サブネットの異なるプロジェクターと
接続するには................................................................. 28
IPアドレスやプロジェクター名を指定して検索
(「マニュアルモード」のみ)......................................... 29
プロファイルを使った検索 ......................................... 30
• プロファイルを作成する ........................ 30
• プロファイルを指定して検索 .................... 32
• プロファイルを管理する ........................ 33
サブネットの異なるプロジェクターと接続するには
初期状態では本アプリケーションは同一のサブネット内でのみ検索を行いま
す。そのため、サブネットの異なるネットワークに接続されているプロジェ
クターは、検索してもそのままでは見つかりません。
サブネットの異なるプロジェクターを検索して接続するには次の方法があり
ます。
• IPアドレスまたはプロジェクター名を指定して検索する
IPアドレスを直接入力して検索できます。また、接続したいプロジェクター
名がDNSサーバーに登録されているときはそのプロジェクター名を入力
して検索することもできます。s p.29
• プロファイルを使って検索する
一度IPアドレスやプロジェクター名を指定してサブネットの異なるプロ
ジェクターを検索した結果を、分かりやすい名前でプロファイルとして保
存しておくと、次回からはそのプロファイルを使ってサブネットの異なる
プロジェクターを検索できるようになります。s p.30
プロジェクターが見つからない一般的な原因として、次のもの
q
が考えられます。該当するときは原因に応じて対処してくださ
い。
Windows/Macintosh共通
• 無線LANの電波が届かない、弱いとき
電波の妨げになっているものがないか確認してください。
Macintoshの場合
•「AirMac: 入」になっていないか適切なアクセスポイントを選
択していないとき
AirMacが「入」になっているか確認してください。または、目
的のアクセスポイントを選択しているか確認してください。
28
IPアドレスやプロジェクター名を指定して検索(「マニュアルモード」のみ)
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以降の説明では、断りのない限りWindowsの画面を載せています。
Macintoshでも同等の画面が表示されます。
操作
A
EMPNSConnectionのプロジェクター選択画面で、
「指定検索」をクリックします。
B
接続したいプロジェクターの IP アドレス、またはプロ
ジェクター名を入力して「OK」ボタンをクリックしま
す。
EMP NS Connectionのプロジェクター選択画面に検索結
果が表示されます。
目的のプロジェクターが見つかったら、そのプロジェク
ターを選択し、「接続する」ボタンをクリックして接続し
てください。
そのプロジェクターをいつも使うときは、プロファイル
に保存しておくと、毎回指定検索をしなくてすみます。
s p.30
q
「かんたんモード」で「指定検索」を使うとSSIDを指定できま
す。プロジェクターが多いときに検索対象をSSIDで絞り込む
ことができます。
プロファイルを使った検索
30
よく使うプロジェクターは、プロファイルとして保存しておくことができま
す。プロファイルとはプロジェクター名、IPアドレス、SSIDといったプロジェ
クター情報をひとまとめにしたファイルです。次回からはその情報を指定し
て検索すると、その都度IPアドレスやプロジェクター名を指定して検索しな
くてすみます。例えば、プロジェクターを設置している場所ごとにプロファイ
ルのグループを作って、フォルダで管理すると目的のプロジェクターを素早
く見つけることができます。
A棟
B棟
D棟
C棟
ここでは、プロファイルの作成、編集方法を説明します。
A棟
B棟
1階
2階
3階
プロファイルを作成する
プロファイルは、検索した結果を保存して作成します。
いったん保存したプロファイルの編集は「プロファイルを管理す
る」をご覧ください。s p.33
異なるサブネット上にあるプロジェクターを検索する方法は、「IP
アドレスやプロジェクター名を指定して検索(「マニュアルモード」
のみ)」をご覧ください。s p.29
操作
A
EMPNS Connectionプロジェクター選択画面にプロ
ジェクターが表示された状態で、「プロファイルに保存」
ボタンをクリックします。
プロファイル保存画面が表示されます。