Yamaha DTX VERSION 2.0 User Manual [ja]

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DRUM
DRUM TRIGGER MODULE
Version 2.0
TRIGGER
TR2TR2
MISC.
BASSBASS
TMP TR
SNARE
CYMBAL
CHORDCHORD
CHO TR
THM
Y
H
R
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLOSOLO
TR1TR1
AGE
PAGE
FILL AB
1/NO
1/NO
-
MAIN B
INTRO
TEMPOTEMPO
FILL BA
1/YES
1/YES
+
ENDING
SHIFTSHIFT
AGE
PAGE
ERASE
MAIN A
R
E
G
IG
TR
TRIGGER
DRUMDRUM
KITKIT
BEAT
PO
SONG
TEM
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE
3
MUTE
MUTE
MUTE
MODULE
CHAIN
DRUM KIT
PATTERN
CHAINCHAIN
SONGSONG
PATTE
VOICE
VOICE
R
TTERN
UTILITYUTILITY
STORESTORE
N
CLICK
.
C
L
IS
A
M
B
M
Y
E
C
R
A
N
S
K
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
IC
K
MASTER VOL.MASTER VOL.
MAX
MAX
MINMIN
AUX INAUX IN
ACCOMPACCOMP
CLICKCLICK
KICK/MISC.
io
rs
e
V
DRUM TRIGGER MODULE
2.0
n
取扱説明書
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安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みく だ さい。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するため のものです。 注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容 を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守り ください。 (お子様向けの場合)お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願い致 します。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。 記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。 記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改 造し たり しない。
感電や火災、また は故障 など の原因になりま す。異常を感 じた場合など、機器の点検修 理は必ずお買い上げの楽器 店または巻末のヤマハ電気 音響製品サービス拠点にご 依頼ください。
浴室や雨天時の屋外な ど湿気の多いところ で使用しない 。ま た、本体の上に花瓶や薬品 な ど液体の入ったものを置かない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプタ ー コード/プラグがい た んだ場合 、または、使用中 に音が出なくな ったり異常なにおいや煙が出た場合は、すぐに 電源スイ ッ チを切 り 電源プラグをコ ンセントから抜く 。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い 上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠 点に点検をご依頼くださ い 。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコン の 電源など交流200Vのものがあります。誤って接 続すると、感電や火災のおそれがあ ります。
電源アダプターは 、必ず指定のもの(PA-1207またはPA-3B) を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると )故障、発熱、発火な
どの原因になります。
手入れをすると きは、必ず電源プラグをコンセントから抜く 。 また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこ りが付着している場合は、ほこりをきれい に拭き取る。
感電やショート のおそれがあります。
注意 この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近づけた り、無理に曲げたり 、傷つけたりしない。また、電源アダプター コードに重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因になり ます。
電源プラグを抜くときは、電源アダプタ ーコードを持たずに、 必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプ ターコードが破損して 、感電や火災が発生するお それがあります。
タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセン ト部が異 常発 熱して発火したりすることがあ
ります。
長期間使用しないときや落雷のおそれが ある ときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く 。
感電、ショート、発火などの原因 になります。
(3)
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他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った 上で行う。また、電源を入れたり 切 ったりする 前に、必ず機器 のボリュームを最小(0)にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
本体の放熱用スリットに本などを 置いて、ふさがない。
換気が十分でないと、本体内部に熱が こもり、火災が発生す るおそれがあります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使 用しない。
聴覚障害の原因になります。
直射日光のあ たる場所(日中の車内など)やストーブの近く な
ど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いとこ
ろ、またほ こりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりする原 因にな ります。
テレビやラジオ、スピーカー など他の電気製品の近くで使用
しない。
デジタル回路を多用している ため、テレビやラジオなどに雑 音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりする原因 にな ります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプタ ーコードなどの接 続ケーブルをすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれがあり
ます。
バックアップバッテリーについて
この機器はバックアップバッテリー(リチウム電池)が内蔵されてい ま すので、電源コードが コンセントから外されても、内部のデータは記憶 されています。バックアップバッテリーが消耗すると、LCDにERR­Lowbatteryが表示されます。バックアップバッテリーがなく なる と内 部のデータ は消えてしまい ますので 、すぐ に データを ヤ マハMIDIデー タファイラー MDF2などの外部機器 に 保存し、お買い上げの楽器店ま たは巻末のヤマハ電 気音響製品サービス拠点にバックアップバッテ リーの交換をお申し付けください。
バックアップバッテリーは自分で交換しない。
感電や火災、ま たは故障などの原因 に なります。バックアップ バッテリーの交換は、必ずお買い上げの楽器店または巻末 のヤマハ電気音響製品サービス拠点にお申し付けください 。
バックアップバッテリー を子供の手の届くと こ ろ に置かない。
お子様が誤ってバックアップバッテリーを飲み込 むお それが あります。
作成し たデー タの保存について
作成したデータはこまめにフロッ ピーディスクに保存する。
作成し たデー タ は、故障や誤操作などの ため
DATA
に失われることが あります 。大切なデータは ヤマハMIDIデータファイラーMDF2などの 外部機器に保存されることをおすすめしま す。
本体を手入れするとき は、ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞ
うきんなど は 絶 対 に 使 用しな い。 また、本体上にビニール製
品やプラスチック製品などを置かない。
本体のパネルやス イッチが変色/変質する原因になります。 お手入れは、柔 らかい布で乾拭きしてください。
本体の上に乗ったり 重いものをのせた りしない。また、ボタン やスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様がけが をし たり す る 原因 に なります 。
指定のス タンド/ ラッ ク以外は 使用しな い。また、取り付けには 必ず付属のネジを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりする原因 にな ります。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかね ます。また、データが破損したり失われたりした場合の保証 はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
(3)
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■はじめに
このたびはヤマハ DRUMTRIGGERMODULEDTX をお買い上げいただきまして、まことにありがとうござい ます。DTX は、AWM音源とシーケンサー機能を搭載した新しいタイプのドラムトリガーモジュールです。自宅や スタジオでのドラム練習をはじめ音楽制作やライブパフォーマンスでの活用など幅広い分野でのニーズにお応えし ます。DTXの優れた機能を使いこなしていただくために、本書をご活用いただきますようご案内申し上げます。ま た、ご一読いただいた後も、不明な点が生じた場合に備え、本書を大切に保管いただきますようお願い申し上げま す。
■取扱説明書の使い方
この取扱説明書は大きく基礎編とリファレンス編の 2 つにわかれています。
CHAPTER
音を出す操作(P.14)を手早く行えるよう基本的な操作方法を説明しています。また、「DTX の全体構成とモードについ て」(P.18)ではDTX の全体像をわかりやすく解説しています。
CHAPTER
各機能の操作方法について詳しく説明しています。わからないところや調べたい機能を辞書を引くようにしてお使いいた だけます。調べたい言葉や機能を探すとき、目次(P.4)や索引(P.140)をお使いになると便利です。 また、知りたい項目をすぐに探し出せるよう、随所に参照ページを設けてあります。必要に応じてご覧ください。
基礎編
1
リファレンス編
2
■表記について
本書ではつぎに示すアイコンを使用しています。
A ....................... その機能に関する補足説明を示しています。
B ....................... その機能に関する応用例や使い方のヒントを示しています。
C ..................
その操作を行うことによって、データが消えたり本体にダメージを与える心配があることを示しています。
■同梱品
2
○ 取扱説明書(本書) ○ クイックガイド ○ 保証書 ○ 電源アダプター(PA-1207/PA-3B)
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■ DTX とは?
DTXは従来のドラムトリガー機能に加えて、ハイクオリティなサウンドを提供するGM対応のAWM2音源、さまざまなリ ズムスタイルを持つリズムマシン機能、ソング作成さえ可能なシーケンサー機能を搭載した、ちょっと欲張りなデジタル 楽器です。スタジオでの音楽制作、ライブパフォーマンス、リズム練習に至るまで、場所を選ばずにお使いいただけます。
ドラムトリガー機能リズムマシン機能
シーケンサー機能
DTX の特長
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
●12個のインプットを持つドラムトリガー機能。インプットごとに演奏や目的に合わせた細かいエディットが可能です。
●使いたいボイスを割り当てられる32種類のユーザードラムキットと実用的な32種類のプリセットドラムキットを用意 しました。
●ハイクオリティな928種類のドラムボイスとGMシステムレベル1に対応した128種類のキーボードサウンドを持つ AWM2音源(最大同時発音数32音)。高品位でバリエーション豊かなサウンドを提供します。
●ドラムボイスごとに、エフェクトを始めとしてボリュームやピッチなど、さまざまなエディットが可能です。
●本格的なシーケンサー機能を搭載。パッドやMIDIキーボードを使って好きなリズム/バッキングパターンを録音/作成 したり(パターンレコード)、作ったパターンやプリセットスタイルを使って簡単にソングを作成すること(ソングレコード) ができます。
●ライブパフォーマンスや練習などで使える、便利なチェーン機能を搭載しています。
●見やすい大型LCDとLEDディスプレイを搭載。また、イージーオペレーティングを実現する、使いやすいシーケンサー キーやジョグダイアルを採用しています。
●4つのボリュームスライダーにより、マスターボリュームだけでなくリズムの各パートや伴奏の音量を個別にコントロー ルすることができます。
AWM2音源搭載
●グルーブチェック機能により、タイミングのずれやグルーブ感をパーセンテージで確認することができます。
●多彩なMIDI機能を搭載。他のMIDI機器やコンピューターと接続してDTXのシステムをさらに拡張することができます。
■ハイクオリティなドラム音源モジュールとして ...
■パターンに合わせてリズムトレーニング!!
■リズムマシーンとして ...
■あらかじめ伴奏パートを作成しておけば、一人ライブも OK!!
■コンピュータミュージック用 16 パートの GM 音源として ...
■パターン/ソング作成機能で作曲や編曲も自由自在!!
とにかく、使い方はあなたしだい!!DTX はすべてのドラマーのつよーい味方です。
3
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目次
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
■各部の名称と機能 ....................................................................................... 6
■音を出す準備 ............................................................................................... 9
基 礎 編
音を鳴らしてみよう .................................................................................... 14
DTX の全体構成とモードについて ........................................................... 18
ボイスとドラムキット ......................................................................... 18
パターンとソング ................................................................................. 19
トリガー ................................................................................................ 20
DTX のモードについて ....................................................................... 21
基本キー操作 ................................................................................................ 22
各モードへの入り方 ............................................................................. 22
LCD の共通表示について .................................................................... 25
PAGE¡/⁄ キーについて .................................................................... 26
Q カーソルキーについて ....................................................... 26
ジョグダイアルについて ..................................................................... 27
+1/YES、-1/NO キーについて ....................................................... 27
シーケンサーキーについて ................................................................. 27
リファレンス編
ドラムキットプレイモード ......................................................................... 30
ドラムキットプレイモードへの入り方 .............................................. 30
ドラムキットの選択 ............................................................................. 30
ドラムキットトリガーエディットモード ................................................. 32
ドラムキットトリガーエディットモードへの入り方 ....................... 32
ドラムキットトリガーエディットモードのページ構成と操作について ......
1KitName(ドラムキットネーム) ............................................. 35
2PADType(パッドタイプ) ....................................................... 35
3AutoSet(オートセット) ......................................................... 36
4PADGain(パッドゲイン) ........................................................ 36
5LevelRng(レベルレンジ) ......................................................... 37
6VelRange(ベロシティレンジ) ................................................ 37
7VelCurve(ベロシティカーブ) .................................................. 38
8SelfRej(セルフリジェクション) ............................................ 39
9Reject(リジェクション) .......................................................... 39
10SpecRej(指定リジェクション) .............................................. 40
11Note=(ノートナンバー 1to5) ............................................. 40
12Note=(ゲートタイム) ............................................................... 42
13Note=(MIDI チャンネル) ......................................................... 42
14KeyOn(キーオンモード) ......................................................... 43
15VelXFade(ベロシティクロスフェード) ................................. 44
16RIMKeyOn(リムキーオン) ...................................................... 44
17RIMVel(リムベロシティ) ........................................................ 45
18PADFunc(パッドファンクション) ........................................ 45
19FSFunc(FS ファンクション) ................................................. 46
20FSMIDI(FSMIDI チャンネル) ............................................... 47
21FSHHcls(FS ハイハットコントロール) ............................... 47
22FCFunc(ハイハットコントロールファンクション) ............ 47
23FCMIDI(ハイハットコントロールチャンネル) ..................... 47
24FCSens(ハイハットコントロールセンシティビティ) ........ 48
25HHCtrl(ハイハットコントロール) ......................................... 48
26In9to10(インプット 9 トゥ 10) ........................................... 48
27In11to12(インプット 11 トゥ 12) ..................................... 48
28CopyINP(コピーインプット) ................................................. 48
29CopyTRG(コピートリガー) ................................................... 49
30Edit(エディットリコール) ........................................................ 49
31SetChord=(コードによるノートナンバーの設定) .............. 49
ドラムキットボイスエディットモード ..................................................... 50
ドラムキットボイスエディットモードへの入り方 ........................... 51
ドラムキットボイスエディットモードのページ構成と操作について .........
1VCE(ボイス) .............................................................................. 53
2Volume(ボリューム) ................................................................53
3Pan(パン)................................................................................... 54
4Pitch(ピッチ) ............................................................................ 54
5RevSend(リバーブセンド) .................................................... 55
6Modify(モディファイ) .............................................................. 55
7Filter(フィルター) ..................................................................... 56
8Decay(ディケイ) ...................................................................... 56
9KeyMode(キーモード) ........................................................... 57
10AlterGrp(オルタネートグループ) ........................................... 57
11KeyOff(キーオフ) .................................................................... 58
33
51
12OutPort(アウトポート) .......................................................... 58
13REVRtn(リバーブリターン)................................................... 58
14REVType(リバーブタイプ) .................................................... 59
15REVTime(リバーブタイム) .................................................... 59
16PCCh=(プログラムチェンジ送信) ......................................... 59
17BKCh=(バンクセレクト送信) ................................................ 60
18CCCh=(コントロールチェンジ送信:ボリューム) .............. 60
19CCCh=(コントロールチェンジ送信:パン) ......................... 61
20CCCh=(コントロールチェンジ送信) ..................................... 61
21RootNote(ルートノート) ....................................................... 62
チェーンプレイモード ................................................................................ 63
チェーンプレイモードへの入り方 ...................................................... 63
チェーンの選択 ..................................................................................... 64
ステップの切り替え ............................................................................. 64
チェーンエディットモード ......................................................................... 65
チェーンエディットモードへの入り方 .............................................. 65
チェーンエディットモードのページ構成と操作について ............... 66
1Name(チェーンネーム) ............................................................ 67
2チェーンの作成/変更 ................................................................ 67
3エディットリコール .................................................................... 68
ストアモード ................................................................................................ 69
ストアモードへの入り方 ..................................................................... 69
ドラムキットストアモード ................................................................. 69
チェーンストアモード ......................................................................... 69
ストアのしかた ..................................................................................... 70
ドラムキットやチェーンのコピー ...................................................... 70
パターンプレイモード ................................................................................ 71
パターンの概念 ............................................................................................ 71
パターンの種類 ..................................................................................... 71
スタイル ................................................................................................ 71
セクション ............................................................................................ 71
ユーザーパターン ................................................................................. 72
パターンプレイモードへの入り方 ...................................................... 72
パターンの選択 ..................................................................................... 72
パターンの演奏 ..................................................................................... 74
ボリューム調節 ..................................................................................... 75
テンポの調節 ......................................................................................... 76
クリック(メトロノーム) .................................................................... 76
各トラックのミュート/ソロ ............................................................. 77
コードの指定 ......................................................................................... 78
パターンレコードモード ............................................................................ 80
録音の手順 ............................................................................................ 80
パターンジョブモード ................................................................................ 88
パターンジョブモードへの入り方 ...................................................... 88
パターンジョブモードのページ構成と操作について ....................... 88
1Copy(Pat/Dest)(パターンコピー) ...................................... 90
2Quantize(クオンタイズ) .......................................................... 91
3CrTrNote(トラックごとのノートのクリア) .......................... 91
4ClrTrack(クリアトラック) ....................................................... 92
5ClearPat(クリアパターン) ...................................................... 92
6
Pgm=(コード/ベース/リズムトラックのボイス設定) ........................
7PatName(パターンネーム) ................................................... 92
ソングプレイモード .................................................................................... 93
ソングの概念 ......................................................................................... 93
トラック構成 ........................................................................................ 93
シーケンストラック ............................................................................. 93
バッキングトラック ............................................................................. 93
ソングの種類 ........................................................................................ 93
ソングプレイモードへの入り方 .......................................................... 94
ソングの選択 ......................................................................................... 94
ソングの演奏 ......................................................................................... 95
ボリューム調節 ..................................................................................... 96
テンポの調節 ......................................................................................... 96
クリック(メトロノーム) .................................................................... 96
各トラックのミュート/ソロ ............................................................. 97
グルーブチェック機能 ......................................................................... 97
ソングレコードモード ................................................................................ 99
録音の手順 ............................................................................................ 99
ソングジョブモード ................................................................................. 107
ソングジョブモードへの入り方 ....................................................... 107
ソングジョブモードのページ構成と操作について ........................ 107
1Copy(Song/Dest)(ソングコピー) ................................... 108
2Quantize(クオンタイズ) ....................................................... 109
3ClrTrack(クリアトラック) ................................................... 109
92
4
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4ClrSong(クリアソング) ....................................................... 109
5PgmCh(各チャンネルのボイス設定) .................................. 110
6VolCh(チャンネルボリューム) ............................................. 110
7Panch(チャンネルパン) ........................................................ 110
8PlayMode(プレイモード) ..................................................... 110
9BLnrTR(ベースリニアトラックモード) ............................ 111
10PatMute(パターントラックミュートモード) ................... 111
11SongName(ソングネーム) .................................................. 111
ユーティリティモード ............................................................................. 112
ユーティリティモードへの入り方 ................................................... 112
ユーティリティモードのページ構成と基本操作について ............ 112
1STSTEM(システム) .............................................................. 114
2EditMode(エディットモード) .............................................. 114
3LinkMode(リンクモード) ..................................................... 115
4Lrn Mode(Learn(学習)モード)........................................ 115
5SldrMode(スライダーモード) .............................................. 116
6Bypass(バイパス) ................................................................. 116
7JumpRcnt(ジャンプトゥリセントページ) ...................... 116
8FCoffset(FC オフセット) ..................................................... 117
9MaToAux(メイン出力から補助出力へ) .............................. 117
10IncFunc(インクファンクション) ........................................ 117
11DecFunc(デックファンクション) ...................................... 117
12MIDI ........................................................................................... 117
13DeviceNo(デバイスナンバー) ............................................. 117
14ReceiveSysX(システムエクスクルーシブの受信) .......... 117
15ReceivePC(プログラムチェンジの受信) .......................... 118
16RecvCh10All(チャンネル 10 の MIDI 受信) ................... 118
17RecvCh10PC
18SendHH(ハイハットコントロールチェンジ送信) ............. 118
19LocalCtl(ローカルコントロール) ........................................ 118
20DumpTime(ダンプタイム) ................................................... 119
21MergeOut(マージアウト) .................................................... 119
22DumpOut(バルクデータ送信) ............................................ 119
23P/C → KIT(プログラムチェンジテーブル) ......................... 120
24 EQ(イコライザー) .................................................................. 120
25 Lo MiHi(ゲイン) ................................................................... 121
26LoFreq(Lo フリーケンシー) ................................................ 121
27MidFreq(Mid フリーケンシー) ........................................... 121
28HiFreq(Hi フリーケンシー) ................................................. 121
29SEQ(シーケンサー) ............................................................... 122
30ClickHi(クリック Hi) ............................................................ 122
31ClickMid(クリック Mid) ....................................................... 122
32ClickLo(クリック Lo) ........................................................... 122
33ClickOut(クリックアウト) ................................................... 123
34PlyClick(プレイクリック) ..................................................... 123
35Tempo(テンポ) ...................................................................... 123
36Count(カウント) .................................................................... 123
37GrvCheck(グルーブチェック) ............................................. 124
38BreakTB(ブレイクトップ/ボトム)................................... 124
39MIDIctrl(MIDI コントロール) ............................................... 125
40SyncMode(シンクモード) ................................................... 125
41MULTI(マルチ) ....................................................................... 126
42MastTune(マスターチューン) ............................................ 126
43Program(プログラム) ........................................................... 126
44Volume(ボリューム) ............................................................. 127
45Pan(パン)................................................................................ 127
46Pitch(ピッチ) ......................................................................... 128
47RevSend(リバーブセンド) ................................................. 128
(チャンネル 10 のプログラムチェンジ受信) .............
118
基礎編
リファレンス編
ドラムキット プレイモード
ドラムキット トリガーエディット モード
ドラムキット ボイスエディット モード
チェーンプレイモード
チェーンエディット モード
ストアモード
パターンプレイモード
パターンレコード モード
パターンジョブモード
ソングプレイモード
ソングレコードモード
資料編
MIDI ........................................................................................................... 129
MIDI データフォーマット ................................................................ 134
故障かな?と思ったら ...................................................................... 136
エラーメッセージ一覧 ...................................................................... 138
仕様 ..................................................................................................... 139
索引 ..................................................................................................... 140
ドラムボイスリスト .......................................................................... 143
GM キーボードボイスリスト ........................................................... 147
ドラムキットリスト .......................................................................... 148
プリセットスタイルリスト .............................................................. 165
プリセットソングリスト .................................................................. 165
ドラムキットトリガーエディットパラメーター(ブランクチャート) ........
ドラムキットボイスエディットパラメーター(ブランクチャート) ...........
MIDI インプリメンテーションチャート ......................................... 168
166 167
ソングジョブモード
ユーティリティモード
資料編
5
Page 8
■各部の名称と機能
DRUM
KIT
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
PAT TR
VOICE
UTILITY
STORE
SONG
CHAIN
CLICK
KICK/MISC.
AGE
ERASE
SHIFT
SOLO
TR1
TR2
1/YES
1/NO
TEMPO
CYMBAL
MISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
AGE
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
トップパネル
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
AUX IN
TEMPO BEAT
MEASURE
INPUT
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE MUTE MUTE MUTE
3
CLICK
KICK/MISC.
CHAIN
DRUM KIT
PATTERN SONG
MISC.
CYMBAL SNARE KICK
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
MAX
MIN
MASTER VOL.
! LCD(液晶ディスプレイ)(P.25)
DTX を操作していく上で必要なさまざまなデータや情報が表示 されます。
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
PAGE
ERASE MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
CLICK
Version
DRUM TRIGGER MODULE
2.0
& CLICK/KICK/MISC. ボリュームスライダー(P.31)
メトロノームのクリック音やキック、その他の楽器の音量を調節 します。
" LED ディスプレイ(P.31)
現在選ばれているドラムキットナンバーを表示する大型2桁表示 の LED ディスプレイです。
# MASTERVOLUME スライダー(P.31)
DTX の総合的な音量を調節します。PHONES端子、OUTPUT L(MONO)/R 端子からの出力を同時にコントロールします。
$ AUXIN ボリュームスライダー(P.11)
AUX IN 端子から外部入力されたソース(CD やテープレコー ダーなど)の音量を調節します。
%
ACCOMP/SNARE/CYMBAL ボリュームスライダー(P.31)
ソングやパターンの伴奏音やスネアドラム、シンバルの音量を調 節します。
6
' DRUMKIT キー(P.30)
ドラムキットプレイモードに入ります。
( CHAIN キー(P.63)
チェーンプレイモードに入ります。続けてもう一度キーを押す と、チェーンエディットモードに入ります。
) SONG キー(P.94)
ソングモードに入ります。続けてもう一度キーを押すと、ソング ジョブモードに入ります。
* PATTERN キー(P.72)
パターンモードに入ります。続けてもう一度キーを押すと、パ ターンジョブモードに入ります。
Page 9
+ TRIGGER キー(P.32)
ドラムキットトリガーエディットモードに入ります。
, VOICE キー(P.51)
ドラムキットボイスエディットモードに入ります。また、エ ディット時は、このキーを押してボイスを鳴らして確認すること ができます。
- UTILITY キー(P.112)
ユーティリティモードに入ります。
. STORE キー(P.69)
ドラムキットまたはチェーンのストアモードに入ります。
/ PAGE ▲ /ERASE(MAIN A)キー(P.26,73)
ページを前に戻したり、パターンモード時に SHIFT キーと組み 合わせるとMAINA パターンを選択するキーとして機能します。 また、録音時にデータを消去するイレースキーとして機能しま す。
0 PAGE ▼(MAINB)キー(P.26,73)
ページを先に進めたり、パターンモード時に SHIFT キーと組み 合わせるとMAINB パターンを選択するキーとして機能します。
1 (FILLAB)キー(P.26,73)
カーソル位置を前に戻したり、パターンモード時に SHIFT キー と組み合わせると FILLAB パターンを選択するキーとして機能 します。
8 TR 2(CYMBAL)キー(P.77)
ソングの TR 2(トラック 2)を ON/OFF したり、SHIFT キー と組み合わせてリズムの CYM(シンバル)パートをミュートす ることができます。
9 BASS/TMP TR(SNARE)キー(P.77)
ソングのベーストラックやテンポトラックを ON/OFF したり、 SHIFT キーと組み合わせてリズムの SNARE(スネア)パートを ミュートすることができます。
: RHYTHM/PAT TR(KICK)キー(P.77)
ソングのリズムトラックやパターントラックをON/OFFしたり、 SHIFT キーと組み合わせてリズムの KICK(キック)パートを ミュートすることができます。
; CHORD/CHOTR キー(P.77)
ソングのコードトラックを ON/OFF することができます。
< SOLO キー(P.78)
このキーを押しながら他のキーを押すことによって、リズムの特 定パートだけを発音させることができます。
= CLICK キー(P.76)
メトロノーム音を ON/OFF することができます。
> ポーズ(一時停止)ボタン(P.74, 95)
ソングを一時停止させることができます。もう一度押すと、一時 停止した位置からソングの演奏が続きます。
2 (FILL BA)キー(P.26,73)
カーソル位置を次へ進めたり、パターンモード時に SHIFT キー と組み合わせると FILLBA パターンを選択するキーとして機能 します。
3 -1/NO(INTRO)キー(P.27,73)
カーソル位置の数値を1つずつ減らしたり、パターンモード時に SHIFTキーと組み合わせるとINTROパターンを選択するキーと して機能します。
4 +1/YES(ENDING)キー(P.27,73)
カーソル位置の数値を 1 つずつ増やしたり、SHIFT キーと組み 合わせるとENDINGパターンを選択するキーとして機能します。
5 TEMPO キー(P.76)
このキーを押すとカーソルが TEMPO 表示に移動します。
6 SHIFT キー(P.73,77)
このキーを押しながら他のキーを押すことによって、スタイルの セクションを選択したり、リズムの各パートをミュートすること ができます。
7 TR 1(MISC.)キー(P.77)
ソングの TR 1(トラック 1)を ON/OFF したり、SHIFT キー と組み合わせてリズムの MISC(その他の楽器)パートをミュー トすることができます。
? リワインド(巻き戻し)ボタン(P.74, 95)
ソングの位置を1小節単位で戻します。押し続けると高速で変化 します。
@ スタート/ストップボタン(P.74,95)
ソングの演奏、録音を開始/停止します。
A フォワード(早送り)ボタン(P.74, 95)
ソングの位置を1小節単位で進めます。押し続けると高速で変化 します。
B レコードボタン(P.81)
録音待機状態にします。
C ジョグダイアル(P.27)
カーソル位置の数値を変更します。
7
Page 10
リアパネル
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
INPUT ATTENUATION
12/11
10/9 KICK
8 H.HAT 7 CRASH 6 RIDE 5 TOM4 4 TOM3 3 TOM2 2 TOM1 1 SNARE
DC IN 12VPOWER R L R L/MONO PHONES AUX IN FOOT SW H.HAT
コー ドフッ ク
! POWER スイッチ(P.12)
電源を ON/OFF します。
" INPUTATTENUATION スイッチ
出力の大きさが異なるパッドを接続する際、入力信号を調節するこ とができます。スイッチを下げると入力信号は大きくなります。 パッドをたたいた時の強弱で音量がうまく変化しない場合やダブル トリガーが発生する場合などに試してみてください。
# DC IN 端子(P.12)
付属の電源アダプター(PA-1207 または PA-3B)を接続します。 ※電源アダプターのコードが抜けないようにコードフックに巻き付 けて固定します。
A 別売の PA-3 は使用できません。ご注意ください。
$ 12/11 インプット(P.9)
パッドを接続します。ステレオフォーンプラグを使用すれば 2 つ のトリガー入力(2 つのパッド)が可能です。モノラルフォーンプ ラグを使用する場合は 11 インプットだけに入力されます。
% 10/9KICK インプット(P.9)
パッドを接続します。ステレオフォーンプラグを使用すれば 2 つ のトリガー入力(2 つのパッド)が可能です。モノラルフォーンプ ラグを使用する場合は 9 インプットだけに入力されます。
& 1SNARE 〜 8H.HAT インプット(P.9)
各パッドを接続します。ステレオフォーンプラグを使用すれば、ス イッチ付トリガー入力(TP80S、PCY80S 用)になります。モ ノラルフォーンプラグを使う場合は、トリガー入力だけになりま す。
Aモノラルフォーンプラグを使う場合、電源を入れた後にイン プット端子を差し替えると、位相が逆になりスイッチ機能が十分生 かせなくなることがあります。このような場合、一度プラグを差し 替えた後でもう一度電源を入れ直してください。
' AUXOUTL/R 端子
特定のボイスをこの端子から出力させることができます。キックや スネアを単独で出力させたいときなどに使用します。なお、この端 子からの出力指定はドラムキットボイスエディットモードの 12 ページ目にあるアウトプットポートの選択で行います(P.58)。ま た、クリックのメトロノーム音をこの端子から出力させる場合は、
8
ユーティリティモードのSEQ項目のClickOut画面で設定します。
AUX OUT
OUTPUT
CONTRAST OUT IN
CONTROL
MIDI
( OUTPUTL/MONO、R 端子(P.10)
外部アンプやミキサーなどへ接続するための端子です。接続にはモ ノラルフォーンプラグを使用します。モノラルで再生する場合はL (MONO)端子のみを使用し、ステレオで再生する場合は L (MONO)/R の両方にそれぞれ接続してください。
) PHONES 端子(P.9)
ヘッドフォンをご使用になるときに接続する端子です。ヘッドフォ ンはステレオフォーンプラグ付きのものをご使用ください。
* AUX IN 端子(P.11)
外部のオーディオ機器などからの出力をこの端子に接続します。 CDやカセットテープの音楽に合わせて演奏するときなどに使用す ると便利です。接続にはステレオミニプラグをご使用ください。
+ FOOT SW 端子(P.9)
フットスイッチ(FS50 や FC5 など)を接続するための端子です。 ドラムキットトリガーエディットモードの19ページ目にある FS ファンクションで、使用したいフットスイッチの機能を設定するこ とができます。(P.46)。
, H.HATCONTROL 端子(P.9)
ハイハット用のフットコントローラー(HH80 や FC7 など)を接 続するための端子です。ドラムキットトリガーエディットモードの 22 ページ目にあるハイハットコントロールファンクションで、 フットコントローラーの機能をMIDIコントロール用に設定するこ とができます。(P.47)
- CONTRAST ノブ
LCD のコントラストを調節します。
. MIDIIN/OUT(P.9)
外部MIDI機器とMIDIデータの送/受信を行うために使用します。 DTX と外部 MIDI 音源やシーケンサーなどを組み合わせて、さら に大規模な MIDI システムを作ることができます。
Page 11
■音を出す準備
INPUT ATTENUATION
10/9 KICK
AUX OUT
8 H.HAT
7 CRASH
6 RIDE
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
2 TOM1
1 SNARE
DC IN 12V
POWER
L/MONO
PHONES
AUX IN
FOOT SW
H.HAT
CONTROL
OUTPUT
MIDI
CONTRAST
OUT
パッドのみで構成されたセット例
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
つぎの図を参照して各パッドから DTX の各インプットへ接続してください。
KP80などTP80など追加パッド PCY80など PCY80など TP80などTP80など TP80など TP80など TP80など TP80など
INPUT ATTENUATION
12/11
10/9 KICK
8 H.HAT
7 CRASH
6 RIDE
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
2 TOM1
1 SNARE
POWER
DC IN 12V
R L R L/MONO
AUX OUT
OUTPUT
PHONES
AUX IN
FOOT SW
H.HAT
CONTROL
CONTRAST
OUT
IN
MIDI
電源アダプタ
MIDIキーボードなど
オーディオ出力
ヘッドフォン
CD Playerなど
FS-50など
MIDI音源/キーボードなど
HH80など
A パッドを追加したい場合は、インプット 10/9 と 12/11 は変換ケーブル(ステレオプラグ→モノラルプラグ× 2)を使えば 2 つの別のトリガー 信号を入力することができます。インプット10 には主なプリセットドラムキットではシンバルのカップ奏法のボイスが、インプット11 と 12 にはそ のドラムキットにふさわしいパーカッションボイスが設定されています。
DTX側インプット10/9または12/11パッド側
モノラルプラグX2 ステレオプラグ
変換ケーブルの例
9
Page 12
アコースティックドラム(5 点セット)とパッド(5 点) から構成されたセット例
12/11
INPUT ATTENUATION
10/9 KICK
AUX OUT
8 H.HAT
7 CRASH
6 RIDE
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
2 TOM1
1 SNARE
DC IN 12V
POWER
L/MONO
PHONES
AUX IN
FOOT SW
H.HAT
CONTROL
OUTPUT
MIDI
CONTRAST
OUT
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
※アコースティックドラムにはあらかじめ別売のドラムトリガーピックアップ DT10 を取り付けておきます(P.11)。 つぎの図を参照して各パッドから DTX の各インプットへ接続してください。
INPUT ATTENUATION
POWER
電源アダプター
12/11
10/9 KICK
8 H.HAT
7 CRASH
6 RIDE
5 TOM4
DC IN 12V
R L R L/MONO
AUX OUT
OUTPUT
PHONES
ヘッドフォン
Ch. 2Ch. 1
ミキサー
アンプ
スピーカー スピーカー
4 TOM3
AUX IN
3 TOM2
FOOT SW
2 TOM1
1 SNARE
H.HAT
CONTRAST
CONTROL
HH80など
OUT
IN
MIDI
MIDIキーボードなど
MIDI音源/キーボードなど
10
Page 13
AUXIN 端子を使う
CLICK
KICK/MISC.
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
PHONES
AUX IN
FOOT SW
DTXのリアパネルにはステレオミニジャックの AUXIN 端子が用意されています。この端子から CD プレーヤーやカセットデッ キなどからのサウンドソースを入力し、DTX のサウンドとミックスしてリアパネルのOUTPUT 端子から出力させることができ ます。好きな曲に合わせてリズム練習したり、セッションを楽しみたいときなどに便利です。なお、入力した外部サウンドソース の出力音量は、AUXINボリュームスライダーによって単独でコントロールすることができます。DTXのドラムキットとの音量 バランスを簡単に取ることができます。
MAX
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
PHONES
AUX IN
FOOT SW
MASTER VOL.
MIN
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
AUX IN端子
ドラムトリガーシリーズ DT の取り付け方
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! ベースドラムにトリガーセンサーを取り付ける。
ベースドラムのヘッドのリムに最も近いところに DT10 のセンサー部を取り付けます。この時リムには接触しないよ うに取り付けてください。
" スネアドラムにトリガーセンサーを取り付ける。
スネアドラムのヘッド上でプレイヤーとは反対側のリムに最も近いところに DT10 のセンサー部を取り付けます。
# タムタムにトリガーセンサーを取り付ける。
タムタムのシェルの打面側のリムに最も近いところに DT10 のセンサー部を取り付けます。この時リムには接触しな いように取り付けてください。またこの時、他のドラム(スネアやタムタム)、ハイハット、カウベルなどの影響を受け ない離れた位置に取り付けるようにしてください。
布テープ 布テープ
C オーディオ機器との接続は、すべての機器の電源を切った状態で行ってください。
11
Page 14
ドラムトリガーの取り外し方
12/11
INPUT ATTENUATION
10/9 KICK
AUX OUT
DC IN 12V
POWER
POWER
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ドラムヘッドを交換するときには、ヘッドをゆるめる前にナイフなどを使って丁寧にセンサー部を取り外してください。セ ンサー部を取り外すときにコードを引っ張らないように注意してください。
●ご注意ください
・ドラムヘッドやシェルのセンサーを取り付ける部分の汚れや油分を、あらかじめアルコールなどを使ってきれいに落としてくだ さい。
・ドラムヘッドに取り付ける場合、振動による断線を防止するため、布テープでセンサー部分およびコードを覆い、固定してくだ さい。
・響きが長く、不規則な振動がヘッドに残る場合、ダブルトリガーを起こす可能性があります。このような場合はヘッドの余分な 振動を抑えるためにミュートが必要です。ミュートにはヤマハリングミュートをおすすめします。
・取り外したドラムトリガーを再度取り付ける場合は、残っている粘着テープを完全に取り去り、新しい粘着テープを使用してく ださい。古い粘着テープが残っていると感度不良、ダブルトリガーなどのトラブルの原因になります。
電源の準備
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! 本体の POWER スイッチが OFF になっていることを確認して、付属の電源アダプターを本体リアパネルの DCIN 端
子に接続します。電源アダプターのコードが抜けないようにコードフックに巻き付けて固定します。
INPUT ATTENUATION
12/11
10/9 KICK
POWER
DC IN 12V
R
AUX O
コードフック
家庭用コンセントへ
電源アダプター
C 電源アダプターは必ず付属の PA-1207 または PA-3B をお使いください(PA-3 は使用できません)。他の電源アダプターをご使用になりま すと、誤動作、故障の原因となります。また、長時間ご使用にならないときには、電源アダプターをコンセントから外してください。
" パッドなどの周辺機器およびオーディオなどの各機器が正しく接続されていることを確認して、本体リアパネルの
POWERスイッチをONにしてください。電源を入れると、DTXは接続状態を検出し、最適なセッティングを行います。
POWER
C スピーカー保護のために、DTXの電源を先に ON にし、その後ミキサーやアンプの順でオーディオ機器の電源をON にするように心がけてく ださい。
12
Page 15
CHAPTER
1
基 礎 編
この章では DTX の基本的な操作を説明しています。
DTX の全体像を理解し、
基本的な使い方をマスターするためにお使いください。
音を鳴らしてみよう .......................................................................................... (P.14)
DTX の全体構成とモードについて .................................................................... (P.18)
基本キー操作 ................................................................................................... (P.22)
Page 16
基礎編
DRUM
KIT
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
VOICE
TRIGGER
UTILITY
STORE
PATTERN
SONG
CHAIN
KICK/MISC.
CLICK
PAGE
ERASE
SHIFT SOLO
TR1 TR2
+
1/YES
1/NO
TEMPO
CYMBALMISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
PAGE
SNARE/CYMBAL
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
好きなドラムキットを選んで演奏してみよう!
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
E
L
U
D
O

音を鳴らしてみよう

M
U
R
M
E
G
T
R
G
I
DTX には、928 種類のさまざまなドラムボイス(音色)が用意されていま す。これらのドラムボイスの中から音楽のジャンル別にまとめたものをドラ ムキットと呼んでいます。32 種類のプリセットドラムキットと 32 種類の ユーザードラムキットの計 64 種類のドラムキットが用意されていますの で、好きなキットを選ぶだけでさまざまなジャンルの演奏をすぐにエンジョ イすることができます。もちろんオリジナルのユーザードラムキットを作る こともできます(P.32)。 まずはパッドをたたいて素晴らしい音色の数々をためしてみましょう。
A 本書の中で使用している LCD のイラストは説明のための 1つの例にすぎません。使用状 況によって、表示が異なる場合がありますのでご注意ください。
! 電源を ON にする
POWER
"ドラムキットプレイモードに
入る
DRUMKIT キーを押します。ドラムキット プレイモードになります。
DRUM
CHAIN
SONG
PATTERN
KIT
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
DRUM KIT
Acoustkt
# ドラムキットを選ぶ
Qカーソルキーを押して、カーソル (点滅状態)をドラムキットナンバー表示に 合わせます。
DRUM KIT
MISC. CYMBAL SNARE KICK
Acoustkt
SONG
CityDogs
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
MAX
MASTER VOL.
MIN
AUX IN
SNARE/CYMBAL
ACCOMP
CLICK
KICK/MISC.
ジョグダイアルで使いたいドラムキットを 選びます。
A ドラムキットナンバーは LED ディス プレイでも確認できます。No.1 〜 32 がユー ザードラムキット、No.33〜 64 がプリセッ トドラムキットです。なお、あらかじめ工場 出荷時にはNo.1〜32にもすぐ使えるドラム キットがセットされています。
14
Page 17
基礎編
CLICK
KICK/MISC.
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
TMP TR
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
CLICK
ERASE
CYMBAL
MISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
UTILITY
VOICE
STORE
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
CLICK
$ パッド演奏する
パッドをたたいてみましょう。
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT SOLO
TR1 TR2
MISC.
BASS
TMP TR SNARE
CHORD
CHO TR
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
&クリックに合わせて演奏する
CLICK キーを押すとメトロノーム音が鳴り 出します。もう一度CLICK キーを押すとメ
( クリックの音量を調節する
CLICK ボリュームスライダーでメトロノー ム音の音量を調節します。
トロノーム音は止まります。
MAX
CLICK
MIN
CLICK
KICK/MISC.
'クリックのテンポを変更する
TEMPOキーを押すと LCD のTEMPO表示 にカーソルが移動します。続けてジョグダ
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
ALCDの BEAT/CLICK 表示にカーソル を合わせ、+1/YES、-1/NO キーかジョグダ イアルを使って、クリックの拍子/刻みを変 更することもできます。
イアルでクリックのテンポを[ =30〜299 の範囲で変更することができます。
PAGE
ERASE
MAIN A
PAGE
MAIN B
% ボリュームを調節する
MASTER ボリュームスライダーでドラム キット全体の音量を調節します。
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
DRUM KIT
Acoustic
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL SNARE KICK
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
15
Page 18
基礎編
CLICK
KICK/MISC.
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
DRUM
KIT
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
VOICE
TRIGGER
UTILITY
STORE
PATTERN
SONG
CHAIN
CLICKCLICK
KICK/MISC.KICK/MISC.
CLICK
PAGE
ERASE
SHIFT SOLO
TR1 TR2
+
1/YES
1/NO
TEMPO
CYMBALMISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
PAGE
ACCOMPACCOMP
SNARE/CYMBALSNARE/CYMBAL
AUX INAUX IN
MINMIN
MAXMAX
MASTER VOL.MASTER VOL.
パターンに合わせて演奏してみよう!
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTX には、660 種類のプリセットパターン(110 スタイル× 6 セクショ ン)と 100 種類のユーザーパターンを持つリズムマシーン機能も搭載され ています。1 つのパターンはリズムパート、ベースパート、コードパートか ら構成されています。また、プリセットに関しては、各スタイルごとにイン トロやフィルインなど 6 種類のセクションが用意されています。 好きなパターンを鳴らしたり、パターンに合わせてドラムキットでの演奏が お楽しみいただけます。
!パターンプレイモードに入る
PATTERN キーを押すとパターンプレイ モードになります。
DRUM KIT
TEMPO BEAT
Acoustic
PATTERN
MEASURE
CLICK
RP Hop
MISC.
MISC. CYMBAL
CYMBAL SNARE
SNARE KICK
KICK
MAIN A
Aドラムキットプレイモードとパターン プレイモードは同じ画面上に表示されます。
" スタイル/パターンを選ぶ
カーソルがスタイル/パターンナンバー表示 にあることを確認し、ジョグダイアルで好 きなスタイルナンバーを選びます。
DRUM KIT
TEMPO BEAT
GM jazz
PATTERN
MEASURE
CLICK
RP Candy
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
A パターンプレイモードに入ったとき に、自動的にカーソルがスタイル/パターン ナンバー表示に移動するようになっています。
#
パターンの演奏をスタートする
スタート/ストップボタンを押すとパター ンの演奏がスタートします。パターンに合 わせてパッド演奏することができます。
CLICK
Aパターンの演奏中も別のスタイル/パ ターンへ切り替えることができます。
$ テンポを調節する
TEMPOキーを押すと LCD のTEMPO表示 にカーソルが移動します。続けてジョグダ イアルでパターンのテンポを [=30 〜 299 の範囲で変更することができます。
DRUM KIT
GM jazz
PATTERN
CMaj7 ___ _
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
A 各スタイルはそれぞれ最適な初期テン ポ値を持っています。したがって一度テンポを 変更した後も、演奏を停止し別のスタイルを選 んだ時点で、選ばれたスタイルの初期テンポが 自動的に設定されるようになっています。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
% パターンの音量を調節する
MASTERボリュームスライダーでパターン 全体の音量を調節します。また、ACCOMP ボリュームスライダーでパターンの伴奏音 の音量を調節することができます。リズム 音だけを聞きたいときなどに便利です。
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
16
Page 19
基礎編
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
PAT TR
SOLO
TR1
TR2
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
DRUM
KIT
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
VOICE
TRIGGER
UTILITY
STORE
TTERN
SONG
CHAIN
CLICK
AGE
ERASE
SHIFT
SOLO
TR1
TR2
1/YES
1/NO
TEMPO
CYMBAL
MISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
AGE
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
'
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
CLICK
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
パターンの各パートをミュートする
BASSキー、CHORDキー、RHYTHMキー をそれぞれ押してランプを消すことにより、 各パートをミュート(消音)することができ ます。リズム練習などのときに不要なパー トを消しておくことができます。もう一度 同じキーを押すとランプが点灯し、ミュー トは解除されます。
TR1 TR2
CYMBALMISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
)
リズムの各パートをソロ演奏する
リズムの各パートのうち、いずれか 1 つの パートを鳴らし、他のパートを一度に ミュートすることができます。リズムの各 パートの構成やボイスを確認するのに便利 です。SOLO キーを押しながら MISC. 〜 KICK キーを押すことにより、リズムの各 パートをソロ状態にすることができます。 SOLO キーだけを押すと、ソロ状態を解除 することができます。
TR1 TR2
CYMBALMISC.
TR1 TR2
CYMBALMISC.
& セクションを切り替える
SHIFT キーを押しながら MAIN A 〜 ENDING キーを押すことにより、現在のス タイルに合ったフィルインなどのセクション に切り替えることができます。演奏中のセク ションが LCD の最下段に表示されます。
+
FILL AB
PAGE
FILL AB
TEMPO
MEASURE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
DRUM KIT
PATTERN
MISC. CYMBAL SNARE KICK
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
SHIFTキーを
押しながら
GM jazz
CMaj7 _ _
1/NO
PAGE PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
ERASE MAIN A
INTRO
TEMPO BEAT
CLICK
(
リズムの各パートをミュートする
さらにリズムの各パートをミュートするこ ともできます。SHIFT キーを押しながら MISC.〜 KICKキーを押すことにより、リズ ムの各パートをミュートすることができま す。スネアパートとキックパートをミュー トして実際にパッドをたたいて鳴らすなど、 練習やその他いろいろな場面で活用できま す。ミュートされているパートはLCD 上で 確認することができます。もう一度 SHIFT キーを押しながら同じキーを押すことによ り、ミュートを解除することができます。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
MISC. CYMBAL SNARE KICK
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
+
1/YES
ENDING
SHIFT
SHIFTキーを
押しながら
FILL AB
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
MUTE
BASS
TMP TR
SNARE KICK
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
SOLO
+
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
SOLOキーを
押しながら
A 工場出荷時の設定では、パターンを変 更するたびに、自動的にドラムキットがその パターンに合ったものに切り替わるように なっています。ドラムキットを切り替えたく ない場合は、ユーティリティモードの RecvCh10PCの機能をoffにします。詳し くは P.118 をご覧ください。
A 各スタイルごとに 6 種類ずつのセク ションが用意されており、さまざまな活用法 があります。詳しくはP.71 をご覧ください。
A LCD の下側には現在選ばれているパ ターンの構成が 16 分音符単位のドットに よって示されています。詳しくはP.19、77 をご覧ください。
17
Page 20
基礎編
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

DTXの全体構成とモードについて

R
E
G
それでは、DTX のしくみをもう少し詳しく見てみましょう。

ボイスとドラムキット

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTX には全部で 928 種類のドラムボイス(打楽器音色)があり、その中から音楽のジャンル別にまとめたものをドラム キットと呼んでいます。ドラムキットは、各ドラムボイスを MIDI ノートナンバー(P.41)に対応させて記憶します。よ く使われるドラムキットがジャンル別にユーザー領域に29 種類、プリセット領域に 32種類用意されています。また、自 分で好きなドラムボイスを割り当て、32種類のユーザードラムキットとして登録しておくことができます。各ドラムボイ スはピッチを変えたりリバーブをかけたりなど、自分の好みに合わせてさまざまなエディットを行うことができます。ド ラムキットをあらかじめ必要な順番に並べておき、演奏時にそれを順に呼び出して使うチェーン機能も備えています。こ の機能はライブパフォーマンスなどで使うと、とても便利です。 さらに DTX は、ドラムボイス以外に 128 種類のキーボードボイスを持っています。これらのボイスは、通常DTX のリ ズムパターンやソングでベースやコードパートなどを構成するのに使われます。また、パート(MIDI チャンネル)を変え ればメロディやオブリガート演奏も可能です。 これらのボイスを持つ音源部はGM規格に対応していますから、市販のGMのMIDIファイルや外部のシーケンサーを使っ て作られた MIDI ファイルを再生する際の MIDI 音源として使用することも可能です。
ドラムボイス928種類
キック
シンバル
ハイハット
スネア
ドラムキット
ボイスエディット
キーボードボイス128種類
MIDIノートナンバー
13〜84
プリセットドラムキット(33〜64)
ユーザードラムキット(1〜32)
ドラムキット
トリガーエディット
パターン/ソング
MIDIファイル再生
音源
DTXのパートとボイス
パート
1
メロディ
2
など
3 4 5
コード
6
ベース
7
メロディ
8
など
9
ドラム(リズム)
10 11 12
メロディ
13
など
14 15 16
MIDI
チャンネル
1 2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15 16
使えるボイス
キーボード ボイス
ドラムボイス
キーボード ボイス
18
ピアノ
オルガン
ギター
ベースパート
コードパート
メロディパート
Page 21
基礎編

パターンとソング

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
さまざまなドラムボイスから構成されるリズムパターンとそのリズムに絡み合うコードやベースのバッキングパターンを 一つにまとめたものが、1 個のパターンとして扱われます。リズムパターンは、LCD 上では KICK(キック)、SNARE(ス ネア)、CYMBAL(シンバル)、MISC.(その他の楽器)の 4 パートに分けて表示され、リズム構成を確認することができ るようになっています。
LCDの表示
パターン
リズムパターン
MISC.(その他の楽器)
CYMBAL(シンバル)
SNARE(スネア)
KICK(キック)
MISC. CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A
+
バッキングパターン
コード
ベース
パターンはあらかじめ 660 種類(110 スタイル X6 セクション)のリズムパターンと各リズムパターンにマッチしたバッ キングパターンを組み合わせてプリセットされています。その他にオリジナルのユーザーパターンを100種類作成して本 体内にストア(保存)することができます。パターンもドラムキットと同様にチェーン機能を使って必要な順番で呼び出し て使うことができます。 これらのパターンにコード(和音)を設定して順番に並べていったものが、1 つのソングになります。コードはそれぞれの ルート(根音)と 25 種類のコードタイプを組み合わせて設定します。 すべてのプリセット/ユーザーパターンの中から好きなものを使って 30 曲のオリジナルソングを作成することができま す。その他、メロディやオブリガートまたはドラムパートを実際に演奏して、ソングに記録することもできます。 また、好きなパターンやソングを鳴らしながらドラムキットを演奏することができます。
プリセットパターン660種類
110スタイル
ユーザーパターン100種類
×
6セクション
ENDINGFILL BAFILL ABMAIN BMAIN AINTRO
ストア(保存)
ソング
スタイル/ パターン
コード 進行
メロディ/オブリガート/ドラムなど実際の演奏記録
パターン1パターン2パターン3パターン
FC
4
CG
19
Page 22
基礎編
一般的なソング作成の流れをつぎに示します。
ソング作成の流れ
DTX では次のような手順でソング作りができます。
! プリセットスタイルの中のプリセットパターンを順に聴き、気に入ったパターンをさがします(P.71)。
" 気に入ったパターンがなければ、ユーザーパターンにドラム、ベース、コードの順でパターンを作成します(P.80)。
# ソングのバッキングトラックに、曲の構成にしたがって、パターンとコードを並べます(P.99)。テンポの変化を入力
することもできます。
$ バッキングを聴きながら、シーケンストラック(TR1/2)にブラスのリフやストリングスのオブリガート、メロディ
などを必要に応じて録音します(P.105)。
% 最後に、各パートの音色や、音量バランス、パンを調整して、ソングができあがります。

トリガー

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
トリガーとは DTX の音源部に発音の「きっかけ」を与えることを意味しています。DTX に接続されたパッドやトリガー マイクをつけたドラムをたたくことによって、トリガー信号が発生し、このトリガー信号によって DTX の音源が発音する しくみになっています。1つのパッドから発生するトリガー信号によって同時に鳴らすことができるボイスは最大 5 種類 で、あらかじめ好きなものを割り当てておくことによってさまざまな効果を演出することができます。
DTX
音源
20
Page 23
基礎編
TRIGGER

DTX のモードについて

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTX では、さまざまな機能を効率よく操作できるように同じ種類ごとにいくつかにまとめ、モードと呼んでいます。つぎ に示すように大きくわけて 8 つのモードが用意されています。
ドラムキットでの演奏に関するモード(P.30)
ドラムキットプレイモード:ドラムキットを選んで演 奏します。
チェーン機能に関するモード(P.63)
チェーンプレイモード:あらかじめ作ってあるチェー ン(必要なドラムキットやパターンを順に並べたも の)を使って演奏します。 チェーンエディットモード:チェーンを作成します。
DRUM
CHAIN
SONG
KIT
ドラムキットの入力に関するモード(P.32)
ドラムキットトリガーエディットモード:センシティ ビティなどのトリガー入力に関するエディットを行い ます。
ドラムキットのボイスに関するモード(P.50)
ドラムキットボイスエディットモード:ドラムボイス に関するさまざまなエディットを行います。
TRIGGER
VOICE
UTILITY
PATTERN
ソングに関するモード(P.93)
ソングプレイモード:ソングを選んで演奏します。 ソングレコードモード:ソングを録音します。 ソングジョブモード:ソングを修正したり作り変えま
す。
パターンに関するモード(P.71)
パターンプレイモード:パターンを選んで演奏します。 パターンレコードモード:パターンを録音します。 パターンジョブモード:パターンを修正したり作り変
えます。
STORE
DTXのシステム全体に関するモード(P.112)
ユーティリティモード:システム、MIDI、リバーブ、 イコライザー、シーケンサー、マルチ音源に関するさ まざまな設定を行います。
保存に関するモード(P.69)
ストアモード:ドラムキットやチェーンの設定を保存 します。
21
Page 24
基礎編
TRIGGER
TTERN
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

基本キー操作

R
E
G
DTX の最も基本的なキー操作をいくつか見てみましょう。

各モードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
各モードのキーを押します。
■ドラムキットプレイモード:DRUMKIT キーを押します。
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
DRUM KIT
GM std 1
■ドラムキットトリガーエディットモード:TRIGGER キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
Kit Name
VOICE
GM std 1
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TEMPO BEAT
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
22
■ドラムキットボイスエディットモード:VOICE キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VCE P 52
VOICE
P SurdoM
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
Page 25
■チェーンプレイモード:CHAIN キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
CHAIN
TEMPO BEAT
Chain 1
基礎編
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
■チェーンエディットモード:CHAINキーを 2 回押します。またはチェーンプレイモードの状態でCHAIN キーを 1 回押 します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
Name =
VOICE
Chain 1
KIT
UTILITY
STORE
TRIGGER
VOICE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
PATTERN
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
SONG
PATTERN
■パターンプレイモード:PATTERN キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
RP Hop
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
■パターンレコードモード:パターンプレイモードからいくつかの操作が必要となります。詳しくは P.80 をご覧ください。
TEMPO BEAT
Realtime
PATTERN
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
■パターンジョブモード:PATTERN キーを 2 回押します。またはパターンプレイモードの状態で PATTERN キーを 1
回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
Copy Pat
PATTERN
MEASURE QUANT.
OFF
RP Hop
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
23
Page 26
基礎編
■ソングプレイモード:SONG キーを 1 回押します。
DRUM
KIT
TRIGGER
TEMPO BEAT
CHAIN
VOICE
SONG
MEASURE
CLICK
CityDogs
SONG
PATTERN
■ソングレコードモード:ソングプレイモードからいくつかの操作が必要となります。詳しくは P.99 をご覧ください。
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
STEP REC
SONG
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
■ソングジョブモード:SONG キーを 2 回押します。またはソングプレイモードの状態で SONG キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
CopySong
SONG
MEASURE QUANT.
OFF
CityDogs
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
■ユーティリティモード:UTILITY キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
UTILITY
VOICE
[SYSTEM]
KIT
UTILITY
STORE
TRIGGER
VOICE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
DRUM KIT
Store DK
SONG
PATTERN
■ストアモード:ドラムキットプレイ/トリガーエディット/ボイスエディットモードの状態でSTOREキーを押すと、ド ラムキットストアモードに入ります。
DRUM
CHAIN
to 1
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
24
Page 27
基礎編
MUTE MUTE MUTE MUTE
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
3
OFF
DRUM KIT
CHAIN
PATTERN SONG
MISC. SNARE
KICK
CYMBAL
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
モード表示 ドラムキット/チェーンネーム
ドラムキット/ チェーンナンバー
TEMPO BEAT
また、チェーンプレイ/エディットモードの状態で STORE キーを押すと、チェーンストアモードに入ります。
DRUM
KIT
CHAIN
TRIGGER
VOICE
CHAIN
Store CH
to 1
SONG
PATTERN

LCD の共通表示について

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
LCDには、モードごとに異なる画面が表示されるようになっていますが、ドラムキットプレイモードとチェーンプレイモー ドは共通の画面を使用して表示されます。たとえば、ドラムキットプレイモードの状態でドラムキットナンバー/ネーム を表示している部分が、チェーンプレイモードの状態ではチェーンナンバー/ネームの表示になります。これらの表示の すぐ上に示されているモード表示で、現在どちらのモードが選択されているのかを確認できるようになっています。
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
同様にパターンプレイモードとソングプレイモードも共通の画面を使用して表示されます。
スタイル/ソングネーム
モード表示
PATTERN SONG
MEASURE
CLICK
スタイル/ソング ナンバー
MISC. CYMBAL SNARE KICK
また、プレイモードの画面では、必ず 2 つのモードが 1 つの画面に同時に表示されるようになっています。たとえば、ド ラムキットプレイモードまたはチェーンプレイモードは、パターンプレイモードまたはソングプレイモードと同時に表示 されます。その他のモードは単独で表示されます。
ドラムキットプレイモード表示
例1 例2
DRUM KIT
PATTERN
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
TEMPO BEAT
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE MUTE MUTE MUTE
3
チェーンプレイモード表示
CHAIN
SONG
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
ソングプレイモード表示パターンプレイモード表示
TEMPO BEAT
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE MUTE MUTE MUTE
3
25
Page 28
基礎編
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
AGE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
AGE
AGE
ERASE
SHIFT
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
PAGE¡/⁄ キーについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
プレイモード、ストアモード以外のモードは、画面が複数ページで構成されています。各ページを選択するためには PAGE¡/キーを使用します。たとえば、チェーンエディットモードに入った後、PAGE¡ キーを押すたびにつぎのよう にページが進み、PAGEキーでページが前に戻ります。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
Name =
Chain 1
=DrumKit
num= 1
Edit
recall ?
ASHIFT キーを押しながらジョグダイアルを左右方向に回すことによって、PAGE¡/キーと同じ操作を実行することもできます。

Q カーソルキーについて

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
LCD の表示の中には必ず点滅しているところがあります。この点滅をカーソルと呼び、Q カーソルキーを押して 移動することができます。DTXではこのカーソルを動かすことによって、設定したい値や項目を選ぶようになっています。
PAGE
ERASE MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
また、プレイモードの画面では、PAGE¡/⁄ キーを使うことにより、同時に表示されている 2 つのモード間(1 段目と 2 段目)でカーソルを瞬時に移動させることができます。
26
PAGE
ERASE MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL
SNARE
KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
Page 29
基礎編
ERASE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
CLICK

ジョグダイアルについて

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ジョグダイアルを使って、現在カーソルが置かれている位置の値をすばやく変更することができます。 ドラムキットナンバーやパターンナンバーなどを選んだり、いろいろな値を設定するために使用します。
+1/YES、-1/NO キーについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ジョグダイアルと同様に、現在カーソルが置かれている位置の値を変更することができます。+1/YES、-1/NO キーを押 すたびに値を 1 ステップずつ上げ下げすることができ、キーを押し続けると値を連続的に変化させることができます。 また、このキーは、ストア時に YES か NO かを選択する場合にも使われます。
PAGE
ERASE MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO

シーケンサーキーについて

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
パターンやソングの演奏をコントロールするスタート/ストップボタンや録音待機状態に入るレコードボタンなどが並ん でいます。CLICK キーはメトロノームを ON/OFF するのに使用します。 これらのボタンについて詳しくは P.74、76、81 をご覧ください。
CLICK

初期化の操作について

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTXを操作していくうちに、内部の設定が変わってしまって困ることがあります。また、一度すべての設定を工場出荷時 の状態に戻してから操作を行いたい場合には、初期化を実行することによって、DTXの設定を工場出荷時の状態に戻すこ とができます。
C初期化を実行すると、現在の内容が工場出荷時の内容に書き換えられてしまいます。大切なデータを失わないようにご注意ください。また、必 要な設定は、前もってヤマハ MIDI データファイラー MDF2 などの外部機器に保存されることをおすすめします(P119 参照)。
初期化を実行すると、内部の設定が次のように変わります。
●すべてのユーザードラムキットにはプリセットドラムキットの内容がコピーされます。
●すべてのチェーンデーターは削除されます。
●すべてのユーザーソング、ユーザーパターンは削除されます。
●変更可能なすべてのパラメーターの値は標準値に設定されます。
DRUMKIT キー、PAGE¡ キー、PAGEキーの 3 つのキーを同時に押しながら電源スイッチを ON にします。
27
Page 30
基礎編
28
Page 31
CHAPTER
2

リファレンス編

この章では DTX のすべての機能をモード別に説明しています。
辞書を使うように目次や索引から知りたい項目だけをピックアップして調べたり、
一歩踏み込んだ使い方をマスターするためにお使いください。
ドラムキットプレイモード ..................................................................... (P.30)
ドラムキットトリガーエディットモード .................................................. (P.32)
ドラムキットボイスエディットモード .....................................................(P.50)
チェーンプレイモード ........................................................................... (P.63)
チェーンエディットモード ..................................................................... (P.65)
ストアモード ........................................................................................ (P.69)
パターンプレイモード ........................................................................... (P.71)
パターンレコードモード ........................................................................ (P.80)
パターンジョブモード ........................................................................... (P.88)
ソングプレイモード ............................................................................... (P.93)
ソングレコードモード ........................................................................... (P.99)
ソングジョブモード ............................................................................ (P.107)
ユーティリティモード ........................................................................ (P.112)
Page 32
リファレンス編— ドラムキットプレイモード
ERASE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

ドラムキットプレイモード

R
E
G
接続したパッドやトリガーマイクからの入力によって、DTX のドラムボイスを演奏するモードです。64 種類のド ラムキットの中から好きなものを選んで使用することができます。

ドラムキットプレイモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DRUMKIT キーを押します。
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
DRUM KIT
Acoustic
PATTERN
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
A ドラムキットプレイモードの画面は、パターンプレイモード(またはソングプレイモード)の内容と同じ画面内に表示されます。

ドラムキットの選択

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! Q カーソルキーを使って、カーソルをドラムキットナンバー表示に合わせます。
ドラムキットネームドラムキットナンバー
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
Acoustic
PATTERN
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
30
A ドラムキットモードに入ったときは、カーソルが自動的にドラムキットナンバーの位置にセットされるようになっています。
Page 33
リファレンス編— ドラムキットプレイモード
CLICK
ACCOMP
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
CLICK
ACCOMP
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
AGE
SHIFT
1/NO
TEMPO
AGE
" ジョグダイアルを使って、使いたいドラムキットナンバーを選びます。ドラムキットナンバーは LED ディスプレイに
も表示されます。
DRUM KIT
TEMPO BEAT
Rock 1
PATTERN
MISC.
CYMBAL SNARE KICK
A+1/YES、-1/NO キーを使ってドラムキットナンバーを切り替えることもできます。
□選択できるドラムキットナンバー
ユーザードラムキット:1〜32 プリセットドラムキット:33 〜 64
ボリューム調節
ドラムキット全体の音量は MASTER ボリュームスライダーでコントロールします。
MEASURE
CLICK
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
スネアとキックの個別のボリューム調節
スネアとキックのボイスを他のボイスとは独立して個別に音量調節することができます。 SHIFT キーを押しながら ACCOMP(SNARE/CYMBAL)ボリュームスライダーと CLICK(KICK/MISC.)ボリューム スライダーを動かすことによって、それぞれ SNARE 用の音色と KICK 用の音色の音量のみをコントロールすることがで きます。ライブパフォーマンスなどの際、スネアとキック(または他のボイス)の音量を自分の手元でコントロールするこ とができ、たいへん便利です。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
+
MASTER VOL.
MAX
MIN
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
A これらのボリュームスライダーは、SHIFTキーを押さずに操作すると、パターンの伴奏パートやメトロノーム音のボリューム調節用として機能 します(工場出荷時)。ユーティリティモードのシステム項目のパラメーターで、これらのスライダーの機能を逆に設定し、ダイレクトにスネアとキッ ク用(またはシンバルとその他の楽器用)として使えるようにすることもできます(P.116)。
Aパターンやソングに合わせてパッドをたたく場合、パッド演奏によるドラムボイスとの音量バランスを取ったり、伴奏音やリズムの各パートを個 別に音量調節することができます。詳しくは P.75 をご覧ください。
31
Page 34
リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

ドラムキットトリガーエディットモード

R
E
G
接続したパッドやトリガーマイクの入力に対するセンシティビティ(感度)やベロシティ(音の変化の大小)の設 定を行ったり、どの入力でどのドラムボイスを鳴らすか、といったさまざまな設定項目が用意されています。 最初からオリジナルのドラムキットを作ったり、プリセットや既存のユーザードラムキットを元に修正/変更して、 別のドラムキットを作ることができます。でき上がったドラムキットはユーザードラムキット(No.1 〜 32)とし て保存することができます。
ANo.1〜29にもあらかじめドラムキットが入っています。この部分のドラムキットをエディットするには、あとでも使えるようにしておくために、 No.30 〜 32 までの「Userkit」にコピーしてこちらからエディットするようおすすめします。No.1 〜 29 を書き替えた場合、DRUMKIT キー、 PAGEキーと PAGEキーを同時に押しながら、POWERスイッチを入れると工場出荷時の初期設定の状態に戻ります。この時すべてのデータが初 期化されますので、エディットしたデータはヤマハ MIDI データファイラー MDF2 などの外部機器に保存してから行ってください。
A プリセットドラムキットに対してエディットを行っても、その内容が書き換わってしまうことはありません。別のプリセットドラムキットを選 ぶと、元の内容に戻ります。
A ドラムキットを作る際にエディット内容を書き込んでおける便利なブランクチャートが巻末(P.166)に用意されていますので、ぜひご利用く ださい。
エディットの手順
! ドラムキットプレイモードでエディットの対象となるドラムキットを選ぶ " ドラムキットトリガーエディットモードに入る # (必要に応じて)ドラムキットネームをつける $ 必要なページを選び、希望する値や内容を設定する
A各インプット1 〜 12 に対する設定を行うページでは画面上で INPUT1 〜 12 を選ぶ作業が必要になります。
% ストアモードに入り、できあがったドラムキットをユーザーナンバー 1 〜 32 に保存する

ドラムキットトリガーエディットモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
TRIGGER キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
Kit Name
VOICE
GM std 1
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
32
A あらかじめエディットしたいドラムキットをドラムキットプレイモードで選んでおきます。ドラムキットトリガーエディットモードに入った後 も、LED ディスプレイには現在選ばれているドラムキットナンバーが表示されます。
A ユーティリティモード SYSTEM 項目の 7 ページ目にある Jumptorecentpage パラメーターが ON に設定されている場合は、前回エディッ トしていたときに最後に選ばれていたページの画面が表示されます。また、Jumptorecentpage パラメーターが OFF に設定されている場合は、最 初のページが開かれます。Jumptorecentpage パラメーターについて詳しくは、P.116 をご覧ください。
Page 35
リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
機能名

ドラムキットトリガーエディットモードのページ構成と操作について

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ドラムキットトリガーエディットモードには、DTXの特長でもあるドラムキットトリガーモジュールとしてのさまざまな 機能が納められているため、全部で 31 ページの画面構成となっています。ただし、ユーティリティモードのシステム項 目のエディットモードを easy に設定しておくと、使用頻度の低いいくつかの機能のページが表示されなくなります。す べてのページを表示させたい場合は、エディットモードを advance に設定しておきます(P.114)。
A次ページの機能一覧の中で、*が付いているものはユーティリティモードのシステム項目のエディットモードがeasyに設定されているときには、 表示されないページです。
ページナンバー
パラメーター 入力レベル 出力MIDI
ベロシティ ハイハット
コントロール レベル
Kit Name
GM std 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
! ページを選ぶ:PAGE¡/キーを使って必要なページを選びます。
ASHIFT キーを押しながら DRUMKIT/TRIGGER キーを押すことによって、いくつかのブロック単位でページを飛ばして移動することができま す。
" パラメーターを選ぶ:Q カーソルキーを使って設定したいパラメーターを選びます。
# インプット1〜12を選ぶ:INPUTのパラメーターを持つ入力関係のページ(P2 〜 18 とP30の画面)では各インプッ
ト単位での設定となります。ユーティリティモードのシステム項目の Learn(学習)モードを always に設定しておく と、接続したパッドをたたくだけで、その入力に応じてインプットが自動的に切り替わるようになっています。設定し たいインプットをワンショットで簡単に選ぶことができます(P.115)。
$ 値を設定する:ジョグダイアルまたは +1/YES、-1/NO キーを使って値を設定します。
A このモードでは、接続したパッドをたたくたびに入力レベルと出力ベロシティがそれぞれ MISC. バーグラフと CYMBAL バーグラフで確認でき るようになっています。ハイハットコントロールレベルもKICKバーグラフで確認できます。とくにセンシティビティやベロシティなどのエディット時 には目安となり便利です。
Aこのモードで、一度何らかのエディット操作を行うとLED ディスプレイに表示されている現在のドラムキットナンバーの右下にドットが点灯し ます。このドットによってエディットの結果がまだストア(保存)されていないことを確認できます。ストアの方法については P.69 をご覧ください。 また、エディット中に一度ドラムキットプレイモードやチェーンモードに入って他のドラムキットを選んでしまうと、ドットが消えてエディット中のデー タは元に戻ってしまいます。ただし、この場合リコール機能を使ってエディット中のデータを再び呼び出すことができます(P.49)。
エディットが行われていて ストアされていない状態
33
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
各ページの機能説明
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1 KitName(ドラムキットネーム)....................................................................... (P.35)
2 PADType(パッドタイプ) ................................................................................ (P.35)
3 AutoSet(オートセット) ................................................................................... (P.36)
4 PADGain(パッドゲイン) ................................................................................. (P.36)
5 LevelRng(レベルレンジ) .................................................................................. (P.37)
6 VelRange(ベロシティレンジ) .......................................................................... (P.37)
7 VelCurve(ベロシティカーブ) .......................................................................... (P.38)
8 SelfRej(セルフリジェクション) ...................................................................... (P.39)
9 Reject(リジェクション) .................................................................................... (P.39)
10 SpecRej(指定リジェクション) ....................................................................... (P.40)
11 Note=(ノートナンバー 1to5) ....................................................................... (P.40)
*12 Note=(ゲートタイム) ........................................................................................ (P.42)
*13 Note=(MIDI チャンネル) .................................................................................. (P.42)
*14 KeyOn(キーオンモード) .................................................................................. (P.43)
*15 velXFade(ベロシティクロスフェード) ........................................................... (P.44)
*16 RIMKeyOn(リムキーオンモード) .................................................................... (P.44)
*17 RIMVel(リムベロシティ) ................................................................................. (P.45)
*18 PADFunc(パッドファンクション) ................................................................. (P.45)
*19 FSFunc(FS ファンクション) .......................................................................... (P.46)
*20 FSMIDI(FSMIDI チャンネル) ........................................................................ (P.47)
*21 FSHHcls(ハイハットコントロール) ............................................................... (P.47)
*22 FCFunc(ハイハットコントロールファンクション) ...................................... (P.47)
*23 FCMIDI(ハイハットコントロールチャンネル) .............................................. (P.47)
*24 FCSens(ハイハットコントロールセンシティビティ) ................................. (P.48)
25 HHCtrl(ハイハットコントロール) .................................................................. (P.48)
*26 In9to10(インプット 9 トゥ 10) .................................................................... (P.48)
34
*27 In11to12(インプット 11 トゥ 12) .............................................................. (P.48)
28 CopyINP(コピーインプット) .......................................................................... (P.48)
29 CopyTRG(コピートリガー) ............................................................................ (P.49)
30 Edit(エディットリコール) ................................................................................. (P.49)
*31 SetChord=(コードによるノートナンバーの設定) ........................................ (P.49)
A26In9to10 と 27In11to12 は、DTXVer2.0 で追加された新機能です。これらの機能について詳しくは、別冊の「システ ムアップグレードインフォメーションガイド」をご参照ください。
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
1 KitName(ドラムキットネーム)
自分で作ったユーザードラムキットに最大8文字の名 前を付けることができます。
! Qカーソルキーでカーソルをドラムキット
ネームの 1 文字目に合わせ、ジョグダイアルまた は +1/YES、-1/NO キーで必要なアルファベッ ト、数字、記号を選びます。
" 続けてカーソルをドラムキットネームの2 文字目
に移動し、同様に必要なアルファベット、数字、記 号を選びます。
# 上記の!、" を繰り返し、最大 8 文字のドラム
キットネームを付けることができます。
Kit Name
GM std 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
2 PADType(パッドタイプ)
各インプットに接続されたパッド、ドラムのタイプを 設定します。ここで適切なパッドタイプを選ぶことに より、安定した性能を発揮させることができます。発 音までのレスポンスはpad1が最も速くkick2が最も 遅くなります。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアル
か+1/YES、-1/NOキーで設定したいインプット を選びます。 または、Learn(学習)モードON時(P.115)には、 接続してある各パッドをたたくと、INPUT表示が 自動的にたたいたパッドやドラムが接続されてい るインプットのナンバーを示します。パッドやド ラムをたたいて設定したいINPUTを選びます。
" カーソルをパッドタイプの表示に合わせ、ジョグ
ダイアルか+1/YES、-1/NOキーでそのインプッ トに接続されているパッドやドラムに適したパッ ドタイプを選びます。
# 上記の!、"を繰り返し、各インプットに適した
パッドタイプを設定します。
□設定できるアルファベット、数字、記号
(スペース)
PAD Type
INPUT
= pad2
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 pad1/pad2:パッドを接続する場合に選びます。 pad2 より pad1 の方が反応が速くなります。 snare:スネアに取り付けた DT10 を接続する場合 に選びます。 hitom:口径の小さいタムタムに取り付けた DT10 または DT20 を接続する場合に選びます。 lotom:口径の大きいタムタムに取り付けた DT10 または DT20 を接続する場合に選びます。 kick1/kick2:キックに取り付けた DT10 を接続す る場合に選びます。kick2 より kick1 の方が反応が 速くなります。 DT10、DT20はドラムトリガーセンサーです。 P.11 をご参照ください。
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
3 AutoSet(オートセット)
各インプットの入力ゲイン(感度)を自動設定します。
ADTX には、セットアップ例に基づいて接続すればすぐに 音を出せるように、あらかじめゲインが設定されていますが、 セットアップ例以外の接続を行った場合などは、ここで入力ゲイ ンを設定してください。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで入力ゲインを設定したいイ ンプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルを Off 表示に合わせ、+1/YES キーを押
します。表示が HIT2ff に変わります。
Auto Set
INPUT
= Off
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# 選んだインプットに接続されているパッドやドラ
ムを ff(フォルティッシモ)の強さでゆっくり 2 回 たたきます。1 回たたくと表示は HIT1ff に変わ り、2回目で表示は Off に戻り、自動設定が終了し ます。
4 PADGain(パッドゲイン)
各インプットの入力ゲイン(感度)を設定します。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで入力ゲインを設定したいイ ンプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをゲイン表示に合わせ、ジョグダイアル
か +1/YES、-1/NO キーでゲインを設定します。 選んだインプットに接続されているパッドやドラ ムを ff(フォルティッシモ)の強さでたたき、イン プットレベルの表示が90%程度になるように、ゲ インの値を調節します。
# 上記の !、" を繰り返し、各インプット単位で入
力ゲインを設定します。
PAD Gain
ゲイン インプットレベル
Bあらかじめオートセットでゲインの自動設定を行った後こ こで微調節すると、よりスムーズに適切なゲイン設定が行えま す。
=32(00%)
MISC. CYMBAL SNARE KICK
INPUT
$ 上記の !、"、# を繰り返し、各インプット単位
で入力ゲインを設定します。
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 できます。 ゲイン:0〜63
Aインプットレベル表示は他の表示と異なり、カーソルを合 わせて設定する項目ではありません。上記の " の手順に従って 操作してください。
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
MISC. SNARE
KICK
CYMBAL
INPUT
VelRange
32to127
最小ベロシティ 最大ベロシティ
5 LevelRng(レベルレンジ)
各インプットの最大入力レベルと最小入力レベルを設 定します。ここで設定したレベルに対応して音源のベ ロシティが算出されます。
A入力レベルとベロシティの関係についてはP.38をご覧く ださい。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでレベルレンジを設定したい インプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルを最小レベル表示と最大レベル表示にそれ
ぞれ合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
# 上記の!、"を繰り返し、各インプット単位で最
小レベルと最大レベルを設定します。
6 VelRange(ベロシティレンジ)
各インプットの最大ベロシティと最小ベロシティを設 定します。5 ページ目の画面で設定した最大/最小入 力レベルに対応し、ここで設定したベロシティの範囲 の強さで各ドラムボイスが発音されます。
Aベロシティと入力レベルの関係についてはP.38をご覧く ださい。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでベロシティレンジを設定し たいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルを最小ベロシティ表示と最大ベロシティ
表示にそれぞれ合わせ、ジョグダイアルか +1/ YES、-1/NO キーで設定します。
# 上記の!、"を繰り返し、各インプット単位で最
小ベロシティと最大ベロシティを設定します。
LevelRng
最小レベル 最大レベル
A最小レベル以下の入力信号を受けたときは発音しません。 また最大レベル以上の信号を受けたときは、ベロシティレンジ (6ページ目の画面)で設定されている最大ベロシティで発音され ます。
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 できます。
最小レベル:0〜98 最大レベル:1〜99
10%to99%
MISC. CYMBAL SNARE KICK
INPUT
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。
最小ベロシティ:1 〜126 最大ベロシティ:2 〜127
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
ベロシティ
7 VelCurve(ベロシティカーブ)
各インプットのベロシティカーブを設定します。この ベロシティカーブによって、5 ページ目の画面で設定 したレベルレンジと6ページ目の画面で設定したベロ シティレンジとの関係が決まります。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでベロシティカーブを設定し たいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをベロシティカーブ表示に合わせ、ジョ
グダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定しま す。
# 上記の !、"を繰り返し、各インプット単位でベ
ロシティカーブを設定します。
VelCurve
INPUT
= normal
MISC. CYMBAL SNARE KICK
loud1:
ベロシティ
入力レベル
loud2:
ベロシティ
入力レベル
ベロシティカーブと入力レベル、ベロシティとの関係
例1
この図では入力レベルが12%から99%の間でベロ シティが出力されます。 入力レベルが12%のときにベロシティの値が001、 99%のときにベロシティの値は 127 となります。
ベロシティ
127
□設定できる値
インプット 1 〜 12 に対してそれぞれ以下のベロシ ティカーブを設定することができます。
normal:
ベロシティ
入力レベル
hard1:
ベロシティ
入力レベル
hard2:
001
99%12%
入力レベル
例2
この図では入力レベルが50%から99%の間でベロ シティが出力されます。 入力レベルが50%のときにベロシティの値が064、 99%のときにベロシティの値は 127 となります。 00%から 49%の間では発音されません。
ベロシティ
127
064
001
049%
発音されない
99%50%
入力レベル
38
入力レベル
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
8 SelfRej(セルフリジェクション)
ダブルトリガーを防止するための機能です。ほぼ同時 に2 つの音がたたかれたとき、後からたたかれた音を 自動的に一定の時間ミュートします。値が大きいほど 発音されない時間が長くなります。インプットごとに 設定することができます。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでセルフリジェクションを設 定したいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをセルフリジェクション表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで設定し ます。
# 上記の!、"を繰り返し、各インプット単位でセ
ルフリジェクションを設定します。
9 Reject(リジェクション)
他のインプットに接続されているパッドやドラムとの クロストーク(音の混ざり合い) を避けたり、ダブル トリガーを防止するための機能です。ある音に続けて 短い間隔でトリガーした場合、入力レベルがここで設 定したレベルより低い場合は発音されません。イン プットごとに設定することができます。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでリジェクションのレベルを 設定したいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをリジェクション表示に合わせ、ジョグ
ダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
# 上記の!、"を繰り返し、各インプット単位でリ
ジェクションのレベルを設定します。
Self Rej
INPUT
= 0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 0(セルフリジェクション機能が働かない設定)〜9
Reject
INPUT
= 0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 0(リジェクション機能が働かない設定)〜9
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
10 SpecRej(指定リジェクション)
特定のインプットに接続されているパッドやドラムと のクロストーク(音の混ざり合い) を避けるための機 能です。特定のパッドからの入力による音に続けて短 い間隔でトリガーした場合、入力レベルがここで設定 したレベルより低い場合は発音されません。インプッ トごとに設定することができます。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで指定リジェクションのレベ ルを設定したいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルを特定のインプット表示に移動し、ジョ
グダイアルか+1/YES、-1/NOキーで指定したい インプットを設定します。
# カーソルをリジェクションのレベル表示に移動し、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでレベル を設定します。
$ 上記の !、"、# を繰り返し、各インプット単位
で特定のインプットとリジェクションのレベルを設 定します。
Spec Rej
INPUT
特定のインプット レベル
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 できます。
特定のインプット:1〜12 レベル:0(リジェクション機能が働かない設定)〜 9
from 1=0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
11 Note=(ノートナンバー 1to5)
各インプットに対するノートナンバーを割り当てます。 DTX では 1 つのインプットに対して 7 種類の MIDI ノートナンバーを割り当てることができます。イン プットにトリガー信号が入力されると、そのインプッ トに割り当てられた MIDI ノートナンバーが音源部に 送信され、そのナンバーに対応した音色が発音される しくみになっています。 1つのパッドをたたくことによって複数(最大5つ)のド ラムボイスを鳴らすことができます。KeyOnモード (P.43)の設定によって、同時に鳴らしたり1つずつ順番 に鳴らしたりできますから、いろいろなアイデアを使っ て効果的なパフォーマンスが楽しめます。その他、リム スイッチ付のパッドを使う場合に有効なミュートやリム 用のノートナンバーもここで割り当てます。 また、MIDIノートナンバーは音源部だけではなく、リ アパネルの MIDIOUT 端子からも出力されるように なっています。したがって、パッドをたたいて外部 MIDI音源やシーケンサーをコントロールすることも可 能です。 なお、各ノートナンバーと音色の対応はドラムキット ボイスエディットモードで設定します(P.50)。 また、ノートナンバーについて詳しくは P.41 をご覧 ください。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで MIDI ノートナンバーを設 定したいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをNote=***表示に移動し、ジョグダイア
ルか +1/YES、-1/NO キーで 5 つの番号(1st 〜 5th)、ミュート(mut)、リム(rim)の中からノー トナンバーを設定したいパラメーターを選びます。
A ミュート(mut)は、パッドのリムスイッチを押しながら パッドをたたいた時に発音されるボイス用のノートナンバーを設 定する場合に選択します。リムスイッチを押しながらパッドをた たいたときは、その他 5つのボイスはミュートされるようになっ ています。
40
A リム(rim)は、リムをたたいた時に発音されるボイス用 のノートナンバーを設定する場合に選択します。
A現在選ばれている INPUTがハイハットコントローラー用 に設定されている場合(通常はインプット 8、P.48)、パラメー ター表示も1st 〜5thのノートではなく、ハイハット用の5つの 動作に応じたノート(Opn、Cls、FCl、FOp)になります。 Opn:ハイハットペダルをオープンにした状態でパッドをたたい たときの設定 Cls:ハイハットペダルをクローズにした状態でパッドをたたい たときの設定 FCl:ハイハットペダルをオープンからクローズにしたときの発 音設定 FOp:ハイハットペダルをクローズしてすぐオープンにしたとき の発音設定
rim:パッドのリムをたたいたときの発音設定
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
# カーソルを MIDI ノートナンバー表示に移動し、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで必要な ドラムボイスに対応したノートナンバーを設定し ます。
Aドラムボイスと MIDI ノートナンバーの対応はドラムキッ トボイスエディットモードで設定します(P.50)。
AMIDI ノートナンバー表示のすぐ右側には音名とオクター ブ番号が示されています。MIDI では音の高さに対応して MIDI ノートナンバーが決められています。これらの表示にそれぞれ カーソルを合わせ、音名でノートナンバーを設定することもでき ます。外部音源で音階を鳴らす設定を考えるときなどに便利で す。
ノートナンバーと鍵盤との関係
MIDI 規格では中央の C(ド)の音をノートナンバー 60 と規定し ています。ヤマハでは音名にオクターブを表す数字を付けて中央 の C(ド)の音を C3 と呼んでいます。つまり、C3 の 1 オクター ブ上のドは C4 でノートナンバーは 72 となります。
C3C2C1C0 C4 C5 C6
MIDI
ノート ナンバー
604836240 728496C7108 127
コードネームによるノートナンバーの設定
SHIFT キーを押しながら CHORD キーを押すと、 31 ページ目の SetChord(コード設定)画面が表示 されます。この画面ではパッドをたたいてコード演 奏をする場合の設定を行います。用意された25種類 のコードの中からいずれか 1 つを選択すると、 1st 〜 4th の 4 つのノートにそのコードの構成音に 対応したMIDIノートナンバーが自動的に設定されま す。
! カーソルを INPUT 表示に合わせ、ジョグダイア
ルか+1/YES、-1/NOキーでコードを設定した いインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたた き、設定したい INPUT を選びます(Learn(学 習)モード ON 時)。
" カーソルをコードのルート表示とタイプ表示に移
動し、ジョグダイアルか+1/YES、-1/NO キー でそれぞれ設定したいルートやタイプを選びま す。
# 上記の !、" を繰り返して各インプット単位で
コードを設定することができます。
A スキップ(skp)は、14 ページ目の KeyOn 画面(P.43) で、キーオンモードがalterまたは alterMN に設定されている時 に選択することができます。パッドをたたいて順番に音を鳴らし ていく際、スキップ(skp)を設定しているノートだけ飛ばして 音を鳴らさなくできるので、演奏フレーズと合わせておくとたた きやすくなります。
$ 上記の"、#を繰り返して他のパラメーターにも
MIDI ノートナンバーを設定します。また、もう一 度 ! からの操作を繰り返して、インプット単位で 各パラメーターごとにMIDIノートナンバーを設定 します。
ノート
Note=1st
ノートナンバー
ノートネーム
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 Note:1st、2nd、3rd、4th、5th、mut、rim ま たは Opn、Cls、FCl、FOp、rim MIDI ノートナンバー:off、13 〜 84、skp
= 36 C 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
INPUT
$ PAGE¡/キーを押すと、元の画面(11 ページ
目のノート設定画面)に戻ります。
SetChord
INPUT
ルート タイプ
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を 設定できます。
ルート:C、CG、D、DG、E、F、FG、G、GG、A、AG、B タイプ:Maj7、Maj、6th、m7(11)、Maj9、
add9、min、min6、min7、m7("5)、mM7、 min9、m add9、7th、7(G5)、7("9)、 7th9、7(G9)、7(G11)、7("13)、7(13)、 7sus4、sus4、dim、aug
A各コードについてはP.79のコードタイプリストをご 覧ください。
MISC. CYMBAL SNARE KICK
CMaj7
41
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
12 Note=(ゲートタイム)
パッドをたたいたときのゲートタイム(発音の長さ) を設定します。ゲートタイムは5 つのノートナンバー に共通でインプットごとに 1 つずつ設定できますが、 ハイハット用に設定されているインプット(通常はイ ンプット 8)に関しては、Open、Cls、FCl、FOP の ノートにそれぞれ設定することができます。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでゲートタイムを設定したい インプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをNote=***表示に移動し、ジョグダイア
ルか+1/YES、-1/NOキーで1stのノートを選び ます。1st を選ぶだけで 5 つのノート全部に共通 でゲートタイムを設定することができます。
A1st 以外のノートを選んだ場合はゲートタイムの表示が -
--- になり、設定することができませんので、ご注意ください。
A 選択した INPUT がハイハット用に設定されている場合 は、4 つのノート(Opn、Cls、FCl、FOP)表示になります。
A14 ページの KeyOn 画面(P.43)で、キーオンモードが hold以外に設定されている場合、5つのノートにそれぞれ異なる ゲートタイムを設定することができます。
■ Opn ............. ハイハットペダルをオープンにした状態で
■ Cls .............. ハイハットペダルをクローズにした状態で
■ FCl .............. ハイハットペダルをオープンからクローズに
■ FOP ............ ハイハットペダルをクローズからオープンに
# カーソルをゲートタイム表示に移動し、ジョグダ
イアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
$ 上記の !、"、# を繰り返して各インプット単位
でゲートタイムを設定することができます。
ノート
ゲートタイム
□設定できる値
インプット 1 〜 12 に対してそれぞれ以下の値を設定する ことができます。 5 つのノート:1st、2nd、3rd、4th、5th、mut、rim、 または Opn、Cls、FCl、FOP
42
ゲートタイム:off、0.0〜10.0 秒(0.1秒単位で設定可能)
パッドをたたいたときの設定
パッドをたたいたときの設定
したときの設定
したときの設定
Note=1st
INPUT
GT= 3.0s
MISC. CYMBAL SNARE KICK
13 Note=(MIDI チャンネル)
各インプットの 1st 〜 5th に設定された MIDI ノート ナンバーの送信 MIDI チャンネルを設定します。コー ドやベース音を鳴らすことを目的に MIDI ノートナン バーを設定してあるインプットの場合、DTX のキー ボードボイスを鳴らすように設定することも可能です。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで MIDI チャンネルを設定し たいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをNote=***表示に移動し、ジョグダイア
ルか +1/YES、-1/NO キーで 1st 〜 5th、mut (ミュート)の中からMIDIチャンネルを設定したい ノートを選びます。
A現在選ばれている INPUTがハイハット用に設定されてい る場合、Opn、Cls、FCl、FOPの中から選びます。それぞれの 内容については前述 12Note=(ゲートタイム)をご覧ください。
# カーソルをチャンネル表示に移動し、MIDIチャン
ネルを設定します。
A5 つのノート全部に同じ MIDI チャンネルを設定したい場 合は、まず1st のノートに対してある MIDI チャンネルを設定し た後、2nd のノート以降に対しては 1st の表示を選びます。こ れは1stのノートと同じチャンネルを使うことを示しています。
AMIDI チャンネルを 10(ドラムボイス)以外に設定すれば、 キーボードボイスを鳴らすこともできます。
Aベース音やコード音を鳴らすことを想定してあるインプッ トの場合は、それぞれ bas や cho の表示を選びます。これによ り、パターンやソングの演奏に使われる BASS トラックや CHORDトラックと同じMIDIチャンネルが使われることになり、 キーボードボイスを鳴らすことが可能になります。また、bas、 cho を選んだ場合、設定してある 1st 〜 5th のノートナンバー は、パターン/ソング演奏によるコード変化と一緒にコード変換 されます。
$ 上記の !、"、#を繰り返して各インプット単位
で MIDI チャンネルを設定することができます。
Note=1st
ノート
INPUT
Chan= 10
MIDIチャンネル
□設定できる値
MISC. CYMBAL SNARE KICK
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 5 つのノート:1st、2nd、3rd、4th、5th、mut、 rim、または Opn、Cls、FCl、FOP
MIDI チャンネル:1〜 16、cho、bas
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
14 KeyOn(キーオンモード)
各インプットに対するキーオンモードを設定します。 キーオンモードは、インプットに設定されている複数 のノートをどのように鳴らすかを決定します。すべて のノートを同時に鳴らしたり、順番に鳴らしたりする 5つのキーオンモードが用意されています。たとえば、 いくつかのボイスを重ねて鳴らしたり、キーボードボ イスを使って効果的な演出を行うなど、目的に合わせ てさまざまな応用が考えられます。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでキーオンモードを設定した いインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをキーオンモード表示に移動し、ジョグ
ダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定したい キーオンモードを選びます。つぎの 5 つのキーオ ンモードが用意されています。
# 上記の !、" を繰り返して各インプット単位で
キーオンモードを設定することができます。
Key On
INPUT
= stack
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 キーオンモード:stack、alter、stackMN、 alterMN、hold
■ stack .......... 1st 〜 5th のノート(P.40)を同時に鳴らし
ます。
■ alter ............ パッドをたたくたびに1st〜5thのノートが
1 つずつ順番に鳴ります。
■ stackMN ... 1st〜5thのノートを同時に鳴らします。た だし、パッドをたたいたときに前に鳴ってい た音をカットします。(MN= モノ)
■ alterMN ..... パッドをたたくたびに1st〜5thのノートが
1 つずつ順番に鳴ります。ただし、パッドを たたいたときに前に鳴っていた音をカットし ます。(MN= モノ)
■ hold ............ パッドを1回たたくと1st〜5thのノートが
同時に鳴りっぱなしになり、もう一度パッド をたたくと1st〜5thのノートが同時に止ま ります。
A TP80S、PCY80S などでリムスイッチを押しながら パッドをたたいた場合、ミュート(mut)で設定されているノー トだけが有効となり、1st 〜 5th のノートは無効となるため、 stack と alter、stackMNと alterMN の動作は同じものとなり ます。
AstackMN と alterMN は、外部のシーケンサーに録音す る場合などに使用すると、音の重複を避けることができ、状況に 応じてメモリーの節約などに有効です。
43
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
15 VelXFade(ベロシティクロスフェード)
各インプットに対するベロシティクロスフェード機能 の ON/OFF を設定します。 機能を ON にしておくと、パッドをたたいたときのベ ロシティが弱いときは1stのノートのバランスが大き
く、ベロシティが強くなるほど 2nd、3rd....... のノー
トのバランスが大きくなります。
1〜5thの場合
出力ベロシティ
120
100
80
60
40
20
0
0 20406080100120
A この機能は 14 ページ目のキーオンモードが stack、 stackMN、hold の場合のみ機能します。
A この機能は 11 ページ目のノートナンバー 1to5 で、複 数の MIDI ノートナンバーが割り当てられているときにだけ有効 です。
2nd
1st
3rd
5th
4th
入力レベル
16 RIMKeyOn(リムキーオンモード)
パッドのリムをたたいたときにどのように鳴らすかを 決めるリムキーオンモードを設定します。一般的なリ ムショット系のボイスを発音させる場合に有効な singleモードと、音を鳴りっぱなしにすることができ る hold モードが用意されています。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでリムキーオンモードを設定 したいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをリムキーオンモード表示に移動し、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで設定し たいキーオンモードを選びます。つぎの 2 つのリ ムキーオンモードが用意されています。
■ single ......... 設定されているノートを通常通りに鳴らしま
す。
■ hold ............ リムを1回たたくと鳴りっぱなしになり、も
う一度リムをたたくと止まります。
■ withPad ..... リムをたたくと、リムに設定されている音と
同時に、パッドに設定されている音も鳴りま す。
! カーソルを INPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで機能の ON/OFF を設定し たいインプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルを ON/OFF表示に移動し、ジョグダイア
ルか +1/YES、-1/NO キーで機能の ON/OFF を 設定します。
VelXFade
INPUT
= off
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 ベロシティクロスフェード:on、off
# 上記の !、" を繰り返して各インプットにリム
キーオンモードを設定します。
RIMKeyOn
INPUT
= single
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット 1 〜 8 に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 リムモード:single、hold、withPad
44
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
17 RIMVel(リムベロシティ)
パッドのリムをたたいたときのベロシティを設定しま す。常に一定のベロシティを出力させる方法とたたい た強さによって変化させる方法が用意されています。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーでベロシティを設定したいイ ンプットを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをベロシティ表示に移動し、ジョグダイ
アルか+1/YES、-1/NOキーで設定したいベロシ ティを選びます。設定する値によってつぎのよう に動作が異なってきます。
■ muteHi ..... リムをたたいた強さに応じてベロシティが出力さ
れます。パッドのベロシティと同様に 5、6、7 ページのレベルレンジ、ベロシティレンジ、ベロ シティカーブに基づいてベロシティ値が算出され ます。ただし、5ページ目のレベルレンジで設定 されている最小レベル以下の入力信号を受けたと きは音を止めるミュート機能として働きます。シ ンバルパッドなどを使用する場合に有効です。
■ muteLo .... 上記のmuteHi と同じ機能ですが、ミュートへ
の感度が低く設定されています。したがって、 ミュート機能を優先させたい場合は、muteHi を利用し、リムをたたく方を優先しますが ミュートも働かせたい場合は、この muteLo を 利用します。
■ variabl ........ リムをたたいた強さに応じてベロシティが出力
されます。パッドのベロシティと同様に 5、6、 7 ページのレベルレンジ、ベロシティレンジ、 ベロシティカーブに基づいてベロシティ値が検 出されます。
fix1〜fix127 ......
リムをたたく強さに関わりなく、常にここで設 定したベロシティ値が出力されます。ただし、 これらの値を設定した場合はミュート機能は使 えなくなります。また、muteH i と muteLo に設定しているときと比べて発音タイミングが 速くなります。
# 上記の!、"を繰り返して各インプットにベロシ
ティを設定します。
RIM Vel
INPUT
=mute Hi
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット 1 〜 8 に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 リムベロシティモード:muteHi、muteLo、 variabl、fix1〜 fix127
18 PADFunc(パッドファンクション)
各インプットに接続したパッドの機能を設定します。 通常のドラムパッドとして機能させる他、パッドをた たいてチェーンのステップを上げ下げしたり、パター ンやソングをスタート/ストップさせるなど、パッド を各種スイッチとして使うための機能が用意されてい ます。
! カーソルをINPUT表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで機能を設定したいインプッ トを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したい INPUT を選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルを機能表示に移動し、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで設定したい機能を選びま す。 つぎのようにさまざまな機能が用意されています。
■ normal ....... パッドをたたいて発音、MIDI 信号を出力さ
せる通常の設定です。
■ click ............ クリックを ON/OFF するスイッチとして機
能します。
■ inc ...............
■ dec .............
■ bypass ...... このパッド以外のすべてのパッドの入力を
strtStp .........
■ pause ......... スタイルパターンやソングを一時停止するス
■ doFILL ...... セクションをすぐに FILL に切り替えるス
■ MAINA ...... セクションをMAINAに切り替えるスイッチ
■ MAINB ...... セクションをMAINBに切り替えるスイッチ
■ FILLAB ..... セクションを FILLAB に切り替えるスイッ
■ FILLBA ..... セクションを FILLBA に切り替えるスイッ
■ INTRO ........ セクションを INTRO に切り替えるスイッチ
■ ENDING .... セクションを ENDING に切り替えるスイッ
ドラムキットモードでは、次のドラムキットナ ンバーを選び、チェーンモードではステップを 1 つ進めるスイッチとして機能します。
ドラムキットモードでは、前のドラムキットナ ンバーを選び、チェーンモードではステップを 1 つ戻すスイッチとして機能します。
カットするバイパス状態と、通常の状態を交 互に切り替えます。
スタイルパターンやソングをスタート/ス トップするスイッチとして機能します。
イッチとして機能します。
イッチとして機能します。
として機能します。
として機能します。
チとして機能します。
チとして機能します。
として機能します。
チとして機能します。
45
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
# 上記の !、"を繰り返して各インプットに機能を
設定します。
PAD Func
INPUT
= normal
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット1〜12に対してそれぞれ以下の値を設定 することができます。 normal、click、inc、dec、bypass、strtStp、 pause、doFill、MAINA、MAINB、FILLAB、 FILLBA、INTRO、ENDING
19 FSFunc(FS ファンクション)
リアパネルのFOOTSW端子に接続したフットスイッ チの機能を設定します。
! ジョグダイアルか +1/YES、-1/NOキーで設定し
たい機能を選びます。 つぎのような機能が用意されています。
■ HHctrl ....... ハイハットコントローラー( オープンとク
ローズの切り替え)として機能します。
■ click ............ クリックを ON/OFF するスイッチとして機
能します。
■ inc ...............
■ dec .............
■ bypass ...... あるパッド以外のすべてのパッドの入力を
strtStp .........
■ pause ......... スタイルパターンやソングを一時停止するス
■ doFILL ...... セクションをすぐに FILL に切り替えるス
■ MAINA ...... セクションをMAINAに切り替えるスイッチ
■ MAINB ...... セクションをMAINBに切り替えるスイッチ
■ FILLAB ..... セクションを FILLAB に切り替えるスイッ
■ FILLBA ..... セクションを FILLBA に切り替えるスイッ
■ INTRO ........ セクションを INTRO に切り替えるスイッチ
■ ENDING .... セクションを ENDING に切り替えるスイッ
■ MIDI ............ MIDI チャンネルメッセージ(コントロール
ドラムキットモードでは、次のドラムキットナ ンバーを選び、チェーンモードではステップを 1 つ進めるスイッチとして機能します。
ドラムキットモードでは、前のドラムキットナ ンバーを選び、チェーンモードではステップを 1 つ戻すスイッチとして機能します。
カットするバイパス状態と、通常の状態を交 互に切り替えます。
スタイルパターンやソングをスタート/ス トップするスイッチとして機能します。
イッチとして機能します。
イッチとして機能します。
として機能します。
として機能します。
チとして機能します。
チとして機能します。
として機能します。
チとして機能します。
チェンジ情報)を出力します。
46
FS Func
=HH ctrl
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
HHctrl、click、inc、dec、bypass、strtStp、 pause、doFill、MAINA、MAINB、FILLAB、 FILLBA、INTRO、ENDING、MIDI
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
MISC. SNARE
KICK
CYMBAL
FC MIDI
Ch10C 4
MIDIチャンネル 種類
20 FSMIDI(FSMIDI チャンネル)
※ このページは 19ページの FSFunc 画面で機能が MIDI に設定されているときにだけ選ぶことができま す。
フットスイッチを使って送信する MIDI メッセージの チャンネルとコントロールチェンジナンバーを指定し ます。 カーソルを MIDI チャンネル表示とコントロールチェ ンジナンバー表示にそれぞれ合わせ、ジョグダイアル か +1/YES、-1/NO キーで設定したいチャンネルと ナンバーを選びます。
FS MIDI
MIDIチャンネル コントロール
チェンジナンバー
Ch10C 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
22 FCFunc(
ハイハットコントロールファンクション
リアパネルのH.HATCONTROL端子に接続したフッ トコントローラーの機能を設定します。
! ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで設定し
たい機能を選びます。 つぎの 2 つの機能が用意されています。
■ HHctrl ....... ハイハットと MIDI チャンネルメッセージの
送信コントローラー(連続可変式) として同 時に機能します。
■ MIDI ............ MIDI チャンネルメッセージの送信コントロー
ラー(連続可変式)としてだけ機能します。
FC Func
=HH ctrl
MISC. CYMBAL SNARE KICK
)
□設定できる値
MIDIチャンネル:1〜16 コントロールチェンジナンバー:C1 〜 C121
21 FSHHcls(FS ハイハットコントロール)
※ このページは19 ページの FSFunc 画面で機能が HHctrl に設定されているときにだけ選ぶことができ ます。
フットスイッチをハイハットコントローラーとして使 う場合に、オープンの状態からクローズしたとき(踏 み込んだとき)に出力されるMIDIのベロシティを設定 します。 ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーでベロシ ティの値を設定します。
FS HHcls
Vel= 85
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
1〜127
□設定できる値
HHctrl、MIDI
23 FCMIDI(ハイハットコントロールチャンネル)
リアパネルのH.HATCONTROL端子に接続したフッ トコントローラーを使って送信する MIDI メッセージ のチャンネルと種類を指定します。 カーソルを MIDI チャンネル表示と種類表示にそれぞ れ合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キー で設定したいチャンネルと種類を選びます。
□設定できる値
MIDIチャンネル:1〜16 種類:C1 〜 C119(コントロールチェンジナンバー
1 〜 119)、A/T(アフタータッチ)、PBup(ピッチ ベンドアップ)、PBdw(ピッチベンドダウン)
47
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
24 FCSens
(ハイハットコントロールセンシティビティ)
リアパネルのH.HATCONTROL端子に接続したフッ トコントローラーの感度を調節します。 ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで感度を設 定します。数値を大きくするほど音源の感度がよくな ります。
FC Sens
= 8
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
1〜16
25 HHCtrl(ハイハットコントロール)
19ページ目のFS ファンクションや 22 ページ目のハ イハットコントロールファンクションで HHCtrl(ハ イハットコントロール) の機能を選んである場合、 フットスイッチやフットコントローラーで実際にハイ ハットの効果を実行するためのインプットをこの画面 で設定します。
! ジョグダイアルか +1/YES、-1/NOキーでいずれ
かのインプットを選びます。
28 CopyINP(コピーインプット)
現在エディット中のドラムキット内のいずれかのイン プットに関する設定データを指定したドラムキットの インプットにコピーします。同じような内容のイン プットを作る場合などに便利です。
! カーソルを INPUT 表示に合わせ、ジョグダイアル
か +1/YES、-1/NO キーでコピー元とするイン プットを1〜 12 の中から選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 コピー元とする INPUT を選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをコピー先表示に移動し、ジョグダイア
ルか+1/YES、-1/NOキーでコピー先となるドラ ムキットとインプットをそれぞれ選びます。
Copy INP
コピー先 ドラムキット
コピー先 インプット
□設定できる値
コピー先ドラムキット:D1 〜 D32、– –(現在のドラ
ムキット) コピー先インプット:1〜12
toD 2I 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# スタート/ストップボタンを押すと、L C D に
Sure?y/n が表示されます。
INPUT
HH Ctrl
input= 8
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
インプット:1〜12
26 In9to10(インプット 9 トゥ 10)
DTXVer.2.0で追加された新機能です。詳しくは、別 冊「システムアップグレードインフォメーションガイ ド」をご参照ください。
27 In11to12(インプット 11 トゥ 12)
DTXVer.2.0で追加された新機能です。詳しくは、別 冊「システムアップグレードインフォメーションガイ
48
ド」をご参照ください。
Copy INP
INPUT
Sure?y/n
MISC. CYMBAL SNARE KICK
$ +1/YES キーを押すとコピーが実行されます。一
瞬 complete が表示された後、コピー元/コピー 先の選択画面に戻ります。 コピーを中止したい場合は -1/NO キーを押しま す。そのままコピー元/コピー先の選択画面に戻 ります。
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リファレンス編ドラムキットトリガーエディットモード
29 CopyTRG(コピートリガー)
現在エディット中のドラムキットのトリガー関連の データを別のドラムキットにコピーします。同じよう な内容のドラムキットを作る場合などに便利です。
! ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでコピー
先となるユーザードラムキットを1〜32の中から 選びます。
Copy TRG
to 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
" スタート/ストップボタンを押すと、LC D に
Sure?y/n が表示されます。
30 Edit(エディットリコール)
ドラムキットのエディット中に、一度ドラムキットプ レイモードやチェーンモードに入って他のドラムキッ トを選ぶと、エディット前のドラムキットが呼び戻さ れます。このときエディット中のデータはエディット バッファーに保管されています。このエディットリ コール機能を使うと、エディットバッファーに保管さ れているデータを呼び出すことができますので、再び エディット作業を続けることができます。 この機能はエディット前のデータとエディット中の データを比較するために使用すると便利です。
Aこの機能は後述のドラムキットボイスエディットモードで のボイスエディット時にも有効です。
! ドラムキットプレイモードやチェーンモードで他
のドラムキットを選んだ後などに、このエディッ トリコール画面を選択します。
Edit
Copy TRG
Sure?y/n
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# +1/YES キーを押すとコピーが実行されます。一
瞬completeが表示された後、コピー先の選択画面 に戻ります。 コピーを中止したい場合は-1/NOキーを押します。 そのままコピー先の選択画面に戻ります。
recall ?
MISC. CYMBAL SNARE KICK
" スタート/ストップボタンを押すと、LC D に
Sure?y/n が表示されます。
Recall
Sure?y/n
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# +1/YESキーを押すとエディットリコールが実行
されます。一瞬 complete が表示された後、エ ディットリコール画面に戻ります。 エディットリコールを中止したい場合は -1/NO キーを押します。そのままエディットリコール画 面に戻ります。
31 SetChord=(コードによるノートナンバーの
設定)
前述 P.41 をご覧ください。
49
Page 52
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

ドラムキットボイスエディットモード

R
E
G
ドラムキットで使われるさまざまなドラムボイスに関する設定を行うモードです。各ドラムボイスはピッチを変え たりリバーブをかけたりなど、自分の好みに合わせてさまざまなエディットを行うことができます。 前述のドラムキットトリガーモードで設定してあるMIDIノートナンバー13〜84とドラムボイスの対応のしかた をこのドラムキットボイスエディットモードで設定することができます。 ドラムキットとMIDI ノートナンバー、ドラムボイス、パラメーターの関係はつぎのイメージ図のようになります。
ドラムキット
MIDI ノートナンバー 13〜84
ドラムボイス/ キーボードボイス
エディット パラメーター
INPUT1〜12
15 16 19 21 23
13 15 17 18 20 22 24
フィルター
リバーブ
75 76 79 81 83
73 75 77 78 80 82 84
ディケイ
50
A 同じドラムボイスを使ってもパラメーターの設定のしかたによって、各ドラムキット単位でノートナンバーごとに異なる音色を作ることができ ます。
A ドラムボイスを作る際にエディット内容を書き込んでおける便利なブランクチャートが巻末(P.167)に用意されていますので、ぜひご利用く ださい。
A2 つ以上のパッド(インプット)に同じ MIDI ノートナンバーが割り当てられている場合、LCD の上段の VCE の文字の右横に「✻」が表示されま す。ボイスエディット時には、他の MIDI ノートナンバーの同じボイスにも影響しますのでご注意ください。
エディットの手順
! ドラムキットプレイモードでエディットの対象となるドラムキットを選ぶ " ドラムキットボイスエディットモードに入る # 必要なページを選び、希望する値や内容を設定する $ ストアモードに入り、ドラムキットとしてユーザーナンバー 1 〜 32 に保存する
Page 53
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード

ドラムキットボイスエディットモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
VOICE キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VCE P 52
VOICE
P SurdoM
SONG
PATTERN
Aあらかじめエディットしたいドラムキットをドラムキットプレイモードで選んでおきます。ドラムキットボイスエディットモードに入った後も、 LED ディスプレイには現在選ばれているドラムキットナンバーが表示されます。
A ユーティリティモード SYSTEM 項目の 7 ページ目にある Jumptorecentpage パラメーターが ON に設定されている場合は、前回エディッ トしていたときに最後に選ばれていたページの画面が表示されます。また、Jumptorecentpageパラメーターが OFF に設定されている場合は、最 初のページが開かれます。Jumptorecentpage パラメーターについて詳しくは、P.116 をご覧ください。

ドラムキットボイスエディットモードのページ構成と操作について

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ドラムキットボイスエディットモードは全部で 21 ページの画面構成となっています。ただし、ユーティリティモードの システム項目のエディットモードを easy に設定しておくと、使用頻度の低いいくつかの機能のページが表示されなくな ります。すべてのページを表示させたい場合は、エディットモードを advance に設定しておきます(P.114)。
A次のページの機能一覧の中で、* が付いているものはユーティリティモードのシステム項目のエディットモードが easy に設定されているときに は、表示されないページです。
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
ページナンバー 機能名
Volume
= 110
パラメーター
! ページを選ぶ:PAGE¡/キーを使って必要なページを選びます。 " パラメーターを選ぶ:Q カーソルキーを使って設定したいパラメーターを選びます。 # 値を設定する:ジョグダイアルまたは +1/YES、-1/NO キーを使って値を設定します。
AKeyOff のパラメーター(P58)が disable に設定されている場合、音色によっては音が鳴りっぱなしになることがあります。このような場合 は、SHIFT キーと VOICE キーを同時に押せば、強制的に音を止めることができます。
A ユーティリティモードのシステム項目の Learn(学習)モードを always に設定しておくと、接続したパッドをたたくだけで、そのインプットに 割り当ててあるノートナンバーが自動的に選ばれるようになっています。エディットしたいボイスをワンショットで簡単に選ぶことができます(P.115)。
A ボイスのオーディション機能 このモードでは、VOICE キーを押すことによってエディット中のボイスをオーディション(試聴)することができます。
Aこのモードで、一度何らかのエディット操作を行うとLED ディスプレイに表示されている現在のドラムキットナンバーの右下にドットが点灯し ます。このドットによってエディットの結果がまだストア(保存)されていないことを確認できます。ストアの方法については P.69 をご覧ください。 また、エディット中に一度ドラムキットプレイモードやチェーンモードに入って他のドラムキットを選んでしまうと、ドットが消えてエディット中のデー タは元に戻ってしまいます。ただし、この場合前述 P.49 のリコール機能を使ってエディット中のデータを再び呼び出すことができます。
MISC. CYMBAL SNARE KICK
エディットが 行われたことを示す
51
Page 54
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
各ページの機能説明
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1 VCE(ボイス)........................................................................................................ (P.53)
2 Volume(ボリューム) .......................................................................................... (P.53)
3 Pan(パン) ............................................................................................................ (P.54)
4 Pitch(ピッチ)...................................................................................................... (P.54)
5 RevSend(リバーブセンド).............................................................................. (P.55)
6 Modify(モディファイ) ....................................................................................... (P.55)
7 Filter(フィルター) .............................................................................................. (P.56)
8 Decay(ディケイ)................................................................................................ (P.56)
*9 KeyMode(キーモード) ..................................................................................... (P.57)
10 AlterGrp(オルタネートグループ) .................................................................... (P.57)
11 KeyOff(キーオフ) ............................................................................................. (P.58)
*12 OutPort(アウトポート) ................................................................................... (P.58)
13 REV Rtn(リバーブリターン) ............................................................................ (P.58)
14 REVType(リバーブタイプ) ............................................................................. (P.59)
15 REVTime(リバーブタイム) ............................................................................. (P.59)
*16 PCCh=(プログラムチェンジ送信) .................................................................. (P.59)
*17 BKCh=(バンクセレクト送信) .......................................................................... (P.60)
*18 CCCh(コントロールチェンジ送信:ボリューム) ......................................... (P.60)
*19 CCCh(コントロールチェンジ送信:パン) ..................................................... (P.61)
*20 CCCh(コントロールチェンジ送信) ................................................................ (P.61)
*21 RootNote(ルートノート) ................................................................................ (P.62)
52
Page 55
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
MISC. SNARE
KICK
CYMBAL
Volume
= 110
ボリューム
MIDIノート ナンバー
1 VCE(ボイス)
各 MIDI ノートナンバーに対してドラムボイスを割り 当てます。各ボイスは扱いやすいようにつぎのような カテゴリー別にグループ分けされています。
■ K .................. キック
■ S .................. スネア
■ T .................. タム
■ C .................. シンバル
■ P .................. パーカッション
■ E .................. エフェクト
■ k ................... キーボード
■ s .................. ストリングス
■ b .................. ベース
■ H .................. ハイハット
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでボイス を割り当てたい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 割り当てたいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
2 Volume(ボリューム)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと に音量を設定します。ドラムキット内での各ボイスの 音量バランスをとることができます。
! カーソルをMIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで音量を 設定したい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをボリューム表示に合わせ、ジョグダイ
アルか +1/YES、-1/NO キーで音量を設定しま す。VOICE キーを押して音量を確認することがで きます。
# 上記の!、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でボリュームを設定します。
" カーソルをグループ表示とボイスナンバー表示に
合わせ、それぞれジョグダイアルか+1/YES、-1/ NO キーで選択します。 または、カーソルを下段のボイスネーム表示に合 わせて選択することもできます。VOICE キーを押 してボイスを鳴らして確認することができます。
# 上記の!、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でボイスを設定します。
グループ
VCE P 52
ボイスナンバー ボイスネーム MIDIノート
ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれつ ぎのボイスを設定できます。
グループとボイスナンバー:off、K1〜 119:キック、 S1 〜 250:スネア、T1 〜 176:タム、C1 〜 105:
ンバル、P1 〜 103:パーカッション、E1 〜 115:エ フェクト、k1〜 21:キーボード、s1〜 8:ストリング ス、b1〜19:ベース、H1〜12:ハイハット(Ver2 の 追加分)ボイスネーム:BDDRY1 〜 Hpsplsh1 ボイスネームとボイスナンバーについて詳しくは P.143 のドラムボイスリストをご覧ください。
A 2 つ以上のパッド(インプット)に同じ MIDI ノートナン バーが割り当てられている場合、LCD の上段の VCE の文字の右 横に「」が表示されます。エディット時には他のMIDI ノートナ ンバーの同じボイスにも影響しますのでご注意ください。
P SurdoM
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 ボリューム:0 〜127
53
Page 56
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
3 Pan(パン)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にパン(音のステレオ定位)を設定します。 DTXのサウンドをステレオ出力する場合に左右のどの 辺から鳴るようにするかを決めることができます。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでパンを 設定したい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをパン表示に合わせ、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NOキーで設定します。VOICE キー を押して音の定位を確認することができます。
# 上記の !、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でパンを設定します。
Pan
4 Pitch(ピッチ)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にピッチを設定します。 半音単位と約1.2セント単位で細かいチューニングが 行えます。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでチュー ニングしたい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをコースチューン表示とファインチュー
ン表示に合わせ、それぞれジョグダイアルか +1/ YES、-1/NO キーで設定します。VOICE キーを 押して音を確認することができます。
# 上記の !、" を繰り返し、各ノートナンバー単位
でピッチを設定します。
ファインチューン
パン
MIDIノート ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 L7(もっとも左) 〜 center(中央)〜R7(もっとも 右)
= R2
MISC. CYMBAL SNARE KICK
コースチューン
MIDIノート ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。
C: コースチューン(半音単位):
F: ファインチューン(約 1.2 セント単位):
Pitch
C+ 2F 0
MISC. CYMBAL
SNARE
KICK
-64 〜 0(標準音程)〜 +63
-64 〜 0(標準音程)〜 +63
・1 セント = 半音の 1/100
54
Page 57
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
MISC. SNARE
KICK
CYMBAL
Modify
= ---
モディファイ
MIDIノート ナンバー
5 RevSend(リバーブセンド)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にリバーブセンドレベルを設定します。 ここで設定したレベルによって、ボイスごとのリバー ブ効果のかかり具合を調節することができます。
A ユーティリティモードの MULTI 項目(MIDI チャンネル
10)で設定されているリバーブセンドレベルをここでの値にかけ 算したものが、実際のリバーブセンドレベルになります。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでリバー ブセンドレベルを設定したいMIDIノートナンバー を選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをレベル表示に合わせ、ジョグダイアル
か+1/YES、-1/NO キーで設定します。値を大き くするほどセンドレベルも大きくなります。 VOICE キーを押して音を確認することができま す。
# 上記の!、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でリバーブセンドレベルを設定します。
Rev Send
6 Modify(モディファイ)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にモディファイを設定します。 モディファイはボイスを構成する2つの波形の音量バ ランスを決める値です。 ここで設定したモディファイによって、ボイスの音質 を調節することができます。
! カーソルをMIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでモディ ファイを設定したいMIDIノートナンバーを選びま す。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをモディファイ表示に合わせ、ジョグダ
イアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。 VOICE キーを押して音を確認することができま す。 値をプラスにするほど一方の波形の音量バランス が大きくなり、逆にマイナスにするほどもう一方 の波形の音量バランスが大きくなります。値が 0 の時に同音量です。
Aボイスごとに波形や音量変化は異なりますので、ボイスに よっては音質の変化があまり感じられない場合があります。ま た、モディファイの設定が無効なボイスの場合、モディファイ表 示には「-」が示されます。
リバーブセンド レベル
MIDIノート ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 0〜127
= 0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# 上記の!、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でモディファイを設定します。
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。
-64 〜 0(同音量)〜+63
55
Page 58
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
7 Filter(フィルター)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にフィルターを設定します。 フィルターはある特定の周波数帯域を通過させそれ以 外をカットすることによって音色に変化を与えます。 ここで設定したフィルターによって、ボイスの音質を 固めにしたりこもらせたりすることができます。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでフィル ターを設定したい MIDI ノートナンバーを選びま す。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをフィルター表示に合わせ、ジョグダイ
アルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。 VOICE キーを押して音を確認することができま す。ここで設定した値以上の周波数帯をカットす るローパスタイプのフィルターです。
# 上記の !、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でフィルターを設定します。
Filter
8 Decay(ディケイ)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にディケイを設定します。ディケイはボイス波形の減 衰のしかたをコントロールします。ここで設定した ディケイによって、ボイスの音の消え方を長くしたり、 短くしたりすることができます。たとえば、シンバル 系のボイスなどで音の余韻を長くしたい場合などは ディケイの値を大きくします。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでディケ イを設定したい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをディケイ表示に合わせ、ジョグダイア
ルか+1/YES、-1/NOキーで設定します。VOICE キーを押して音を確認することができます。値を プラス方向に大きくするほど減衰のしかたが長く なり、値をマイナス方向に大きくするほど減衰の しかたが長くなります。
# 上記の !、" を繰り返し、各ノートナンバー単位
でディケイを設定します。
フィルター
MIDIノート ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。
-64 〜 0(標準)〜 +63
= 0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
ディケイ
MIDIノート ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。
-64 〜 0(標準)〜 +63
Decay
= 0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
56
Page 59
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
MISC. SNARE
KICK
CYMBAL
AlterGrp
= 3
オルタネート グループ
MIDIノート ナンバー
9 KeyMode(キーモード)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にキーモードを設定します。キーモードは、同じボイ スが重なって鳴る場合の発音ルールを決定します。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーでキー モードを設定したいMIDIノートナンバーを選びま す。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをキーモード表示に合わせ、ジョグダイ
アルか+1/YES、-1/NO キーで設定します。つぎ のようなモードが用意されています。
■poly ............. 特に制約はなく重ねて発音します。
■ semi(2) ...このノートナンバーのボイスを2音まで重ね て発音します。すでに2 音鳴っている状態で 3音目を鳴らす場合は、前に鳴っていた音を 消して新しく発音します。
■ mono .......... 前に鳴っている音を消し、常に1 音だけを発
音します。
■ himono ..... 前に鳴っている音を消し、常に 1 音だけを発
音します。ただし、このノートナンバーのボイ スを他のボイスに最優先で発音します。たと えば、最大同時発音数の32音を越えた場合も このノートナンバーのボイスは消えません。
10 AlterGrp(オルタネートグループ)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にオルタネートグループを設定します。 オルタネートグループは、同時に鳴らしたくないボイ スどうしをまとめたグループです。 たとえば、オープンハイハットとペダルハイハットの ボイスを同じオルタネートグループに登録しておけば、 ペダルハイハットを鳴らしたときに、オープンの音が 止まるので、アコースティイクドラムの動作に近いリ アルなサウンドが得られます。
! カーソルをMIDIノートナンバー表示に合わせ、ジョ
グダイアルか+1/YES、-1/NO キーでオルタネート グループを設定したいMIDIノートナンバーを選びま す。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習)モー ドON時)。
" カーソルをグループナンバー表示に合わせ、ジョ
グダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定しま す。
A同じオルタネートグループに登録されているボイスは、かな らず後から鳴ったボイスが優先されて常に 1 音のみ発音します。
A シンバル系の音のようにリリースが長いボイスを mono で鳴らすと、連打したときに前の音がいきなりカットされてしま い不自然になってしまうことがあります。
# 上記の!、"を繰り返し、各ノートナンバー単位
でフィルターを設定します。
Key Mode
キーモード
MIDIノート ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 poly、semi(2)、mono、himono
= poly
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 off、1 〜 127
57
Page 60
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
11 KeyOff(キーオフ)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと にMIDIノートオフを受信するかどうかを設定します。 リリースが長いボイスの場合、ノートオフによってサ ウンドがいきなりカットされて不自然になってしまう ことがあります。このようなときは、MIDI ノートオフ を受けないようにしておけば、ボイス波形の最後まで 再生され自然な響きを得ることができます。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでキーオ フを設定したい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをキーオフ表示に合わせ、ジョグダイア
ルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
Key Off
12 OutPort(アウトポート)
ボイスが割り当てられた各 MIDI ノートナンバーごと の出力先をメインのアウトプットにするか、AUX ア ウトプットにするか設定します。特定のボイスを外部 のミキサーなどを使って別にミックスしたい場合など に便利です。
! カーソルを MIDI ノートナンバー表示に合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで出力先 を設定したい MIDI ノートナンバーを選びます。 または、接続してある各パッドやドラムをたたき、 設定したいナンバーを選びます(Learn(学習) モード ON 時)。
" カーソルをアウトポート表示に合わせ、ジョグダ
イアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。 通常はmain を選んでおけば、リアパネルの OUTPUT端子から出力されます。スネアやキック など別に出力させてミックスしたい場合などに aux を選択します。これらはリアパネルの AUX OUT 端子から出力されます。
キーオフ MIDIノート
ナンバー
□設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 disable(受信しない)、enable(受信する)
A 音色によっては disable にすると音が止まるまでが極端に 長いものがあります。このようになった場合は、SHIFT キーと VOICEキーを同時に押せば、一時的に音を止めることができます。
=disable
MISC. CYMBAL SNARE KICK
Out Port
アウトポート MIDIノート
ナンバー
□ 設定できる値
MIDI ノートナンバー 13 〜 84 に対してそれぞれ以 下の値を設定することができます。 main、aux
13 REVRtn(リバーブリターン)
リバーブリターンレベルを設定します。ここで設定し たレベルによって、DTX全体に対するリバーブ効果の かかり具合を調節することができます。ドラムキット ごとに設定することができます。
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで設定します。
= main
MISC. CYMBAL SNARE KICK
58
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
0〜127
REV Rtn
LVL= 127
Page 61
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
14 REVType(リバーブタイプ)
リバーブタイプを設定します。ホールやルームなどサ ウンドに広がりを与えるさまざまなタイプのリバーブ が用意されています。ドラムキットごとに設定するこ とができます。 ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定しま す。 つぎのようなリバーブタイプが用意されています。
■ none ........... リバーブはかかりません。
■ hall1 .......... 小ホールをシミュレーションしたリバーブで
す。
■ hall2 .......... 大ホールをシミュレーションしたリバーブで
す。
■room1 ....... せまい部屋をシミュレーションしたリバーブ
です。
■ room2 ....... 広い部屋をシミュレーションしたリバーブで
す。
■ room3 ....... 天井の高い部屋をシミュレーションしたリ
バーブです。
■ stage1 ..... 大きなステージで演奏しているような響きが
得られます。
■ stage2 ..... 小さなステージで演奏しているような響きが
得られます。
■ plate ........... 金属的な響きを持ったリバーブです。
■ white .......... 独特の短いリバーブです。
■ tunnel ........ トンネルの中で演奏しているような長い響き
が得られます。
■ canyon ...... 大峡谷の響きをイメージした長い幻想的なリ
バーブです。
■basemnt .... 地下室にいるような短い反射音を持った響き
になります。
15 REVTime(リバーブタイム)
リバーブタイムを設定します。リバーブタイムは現在設 定されているリバーブの響きを調節するパラメーターで す。ドラムキットごとに設定することができます。 ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーで設定します。 値を大きくするほどリバーブタイムが長くなります。
REV Time
= 18
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
0〜69
16 PCCh=(プログラムチェンジ送信)
ドラムキットを切り替えたときに送信する MIDI プロ グラムチェンジナンバーを設定します。チャンネル 1 〜16 にそれぞれ別々のプログラムチェンジナンバー を設定することができます。たとえば、DTX のドラム キット切り替え操作によって、MIDI接続されている外 部シンセサイザーなどの音色を切り替えることができ ます。ドラムキットごとに設定することができます。
! カーソルをプログラムチェンジ送信チャンネル表
示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで送信チャンネルを選択します。
REV Type
= hall 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
none、hall1、hall2、room1、room2、room 3、stage1、stage2、plate、white、tunnel、 canyon、basemnt
" カーソルをプログラムチェンジ表示に移動し、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでプログ ラムチェンジナンバーを設定します。
# 上記の!、" を繰り返し、16 チャンネル別々に
プログラムチェンジを設定することができます。
プログラムチェンジ送信チャンネル
PC Ch= 1
PC= off
プログラム チェンジ
□設定できる値
MISC. CYMBAL
SNARE
KICK
プログラムチェンジ送信チャンネル:1〜16 プログラムチェンジ:off、1〜 128
59
Page 62
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
17 BKCh=(バンクセレクト送信)
ドラムキットを切り替えるときに送信する MIDI コン トロールチェンジのバンクセレクトを設定します。 チャンネル1 〜16 にそれぞれ別々のバンクセレクト を設定することができます。DTXのドラムキット切り 替え操作によって、MIDI接続されている外部シンセサ イザーなどの音色バンクを切り替えることができます。 前述のMIDIプログラムチェンジと併用されますので、 複数の音色バンクを持ったシンセサイザーの音色選択 の際に有効です。ドラムキットごとに設定することが できます。
! カーソルをバンクセレクト送信チャンネル表示に
合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NOキー で送信チャンネルを選択します。
" カーソルをバンクセレクト MSB 表示に移動し、
ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで MSB を設定します。
# カーソルをバンクセレクト LSB 表示に移動し、
ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで LSB を設定します。
18 CCCh=(コントロールチェンジ送信:ボリューム)
ドラムキットを切り替えたときに送信する MIDI コン トロールチェンジのボリュームを設定します。チャン ネル 1 〜 16 にそれぞれ別々のボリューム値を設定す ることができます。たとえば、DTXのドラムキット切 り替え操作によって、MIDI接続されている外部シンセ サイザーなどの音色のボリュームを特定の値にセット することができます。ドラムキットごとに設定するこ とができます。
! カーソルをコントロールチェンジ送信チャンネル
表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/ NO キーで送信チャンネルを選択します。
" カーソルをボリューム表示に移動し、ジョグダイ
アルか +1/YES、-1/NO キーで値を設定します。
# 上記の !、" を繰り返し、16 チャンネル別々に
ボリュームを設定することができます。
コントロールチェンジ送信チャンネル
CC Ch= 1
$ 上記の !、"、# を繰り返し、16 チャンネル別々
にバンクセレクトを設定することができます。
バンクセレクト送信チャンネル
BK Ch= 1
バンクセレクト
MSB
バンクセレクト
LSB
□設定できる値
バンクセレクト送信チャンネル:1〜16 バンクセレクトMSB:0 〜 127 バンクセレクト LSB:0〜 127
M 0L 0
MISC. CYMBAL SNARE KICK
ボリューム
□設定できる値
MISC. CYMBAL SNARE KICK
コントロールチェンジ送信チャンネル:1〜16 ボリューム:off、0〜 127
Vol= off
60
Page 63
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
19 CCCh=(コントロールチェンジ送信:パン)
ドラムキットを切り替えたときに送信する MIDI コン トロールチェンジのパン(音のステレオ定位) を設定 します。チャンネル1 〜 16 にそれぞれ別々のパンを 設定することができます。たとえば、DTX のドラム キット切り替え操作によって、MIDI接続されている外 部シンセサイザーなどの音色のパンを特定の値にセッ トすることができます。ドラムキットごとに設定する ことができます。
! カーソルをコントロールチェンジ送信チャンネル
表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/ NO キーで送信チャンネルを選択します。
" カーソルをパン表示に移動し、ジョグダイアルか
+1/YES、-1/NO キーで値を設定します。
# 上記の!、" を繰り返し、16 チャンネル別々に
パンを設定することができます。
コントロールチェンジ送信チャンネル
CC Ch= 1
Pan= off
パン
□設定できる値
MISC. CYMBAL SNARE KICK
コントロールチェンジ送信チャンネル:1〜16 パン:off、0(もっとも左)〜 127(もっとも右)
20 CCCh=(コントロールチェンジ送信)
ドラムキットを切り替えたときに送信する MIDI コン トロールチェンジの種類(コントロールチェンジナン バー)とその値を設定します。チャンネル 1 〜16にそ れぞれ別々のコントロールチェンジナンバーを設定す ることができます。たとえば、DTX のドラムキット切 り替え操作によって、MIDI接続されている外部シンセ サイザーなどの音色に関するさまざまな値をセットす ることができます。ドラムキットごとに設定すること ができます。
Aコントロールチェンジに関しては P.131も併せてご覧く ださい。
! カーソルをコントロールチェンジ送信チャンネル
表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/ NO キーで送信チャンネルを選択します。
" カーソルをコントロールチェンジナンバー表示に
移動し、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NOキー でナンバーを設定します。この操作で、送信するコ ントロールチェンジの種類を選ぶことになります。
# カーソルをデータ表示に移動し、ジョグダイアル
か +1/YES、-1/NO キーで値を設定します。
$ 上記の!、"、# を繰り返し、16 チャンネル別々
にコントロールチェンジナンバーとデータの値を 設定することができます。
コントロールチェンジ送信チャンネル
CC Ch= 1
コントロール チェンジ ナンバー
データ
C 0=off
MISC. CYMBAL
SNARE
KICK
□設定できる値
コントロールチェンジ送信チャンネル:1〜16 コントロールチェンジナンバー:0 〜119 データ:off、0 〜 127
61
Page 64
リファレンス編ドラムキットボイスエディットモード
21 RootNote(ルートノート)
ボイスのMIDIノートナンバーの最低値を設定します。 たとえば、初期設定でボイスが割り当てられている MIDIノートナンバーは 13〜 84 ですので、最低値を 10に設定すると、有効ノートナンバーは10 〜81と なり、ドラムキット全体を3 つシフトしたことになり ます。ドラムキットごとに設定することができます。
ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーでルート ノートを設定します。
RootNote
= 13
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
0〜56
62
Page 65
リファレンス編チェーンプレイモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

チェーンプレイモード

R
E
G
あらかじめ必要なドラムキット(またはパターン)を並べたものをチェーンと呼びます。このチェーンを使ってド ラムキット(またはパターン)を順番に呼び出して演奏するためのモードがこのチェーンプレイモードです。 たとえば、ライブでは演奏曲順に並べたドラムキットのチェーンを利用したり、リズム練習では毎回使用する順番 に並べたパターンのチェーンを利用するなど、いろいろな活用法が考えられます。最大 16 種類のチェーンの中か ら好きなものを選んで使用することができます。
Aチェーンプレイモードでチェーンを使用するには、あらかじめチェーンエディットモードで必要なチェーンを作っておく必要があります(P.65)。
ステップ1 ステップ2 ステップ3 ステップ32
チェーン1
チェーン2
ドラムキット1ドラムキット5ドラムキット
パターン1パターン10パターン
10
20
END
END
チェーン16

チェーンプレイモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ドラムキット3パターン
50
END
CHAIN キーを押します。
DRUM
KIT
CHAIN
TRIGGER
VOICE
CHAIN
Chain 1
SONG
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
CityDogs
SONG
PATTERN
A チェーンプレイモードの画面は、パターンプレイモード(またはソングプレイモード)の内容と同じ画面内に表示されます。
パターンのチェーンを使用する場合は PATTERN キーを押してパターンプレイモードに入っておく必要があります。
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL SNARE KICK
63
Page 66
リファレンス編チェーンプレイモード
AGE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
AGE
DRUM
KIT
VOICE
UTILITY
STORE
SONG
CHAIN
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE

チェーンの選択

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! Q カーソルキーを使って、カーソルをチェーンナンバー表示に合わせます。
チェーンネームチェーンナンバー
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
CHAIN
Chain 1
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
APAGE¡/キーを使って、LCD の一段目と 2 段目の項目間で上下に移動することもできます。
" ジョグダイアルを使って、使いたいチェーンナンバーを選びます。
ALEDディスプレイには、そのチェーンに設定されているドラムキットナンバーか、チェーンモードに入る前に選ばれていたドラムキットナンバー が表示されます。
チェーンネームチェーンナンバー
CHAIN
TEMPO BEAT
Chain 1
SONG
MEASURE
CLICK
CityDogs
MISC.
CYMBAL SNARE KICK
A+1/YES、-1/NO キーを使ってチェーンナンバーを切り替えることもできます。
□選択できるチェーンナンバー
1〜16

ステップの切り替え

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
SHIFT キーを押しながら TRIGGER キーや DRUMKIT キーを押すたびに、現在選ばれているチェーンのステップを 1 つ ずつ進めたり、戻したりすることができます。
ステップが1つ進むステップが1つ戻る
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
64
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
A 演奏中にすばやくステップを切り替えるためには、いずれか 2 つのパッドの機能をステップのアップ/ダウン切り替えスイッチとして利用され ることをおすすめします(P.45 参照)。また、フットスイッチを使ってステップを切り替えることもできます(P.46 参照)。
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
+
Page 67
リファレンス編チェーンエディットモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

チェーンエディットモード

R
E
G
必要なドラムキットやパターンを順番に並べてチェーンを作成するためのモードです。最大 32 ステップまでの チェーンを 16 種類作成し、ストア(保存)しておくことができます。
A チェーンを作る際に内容を書き込んでおける便利なブランクチャートが巻末(P.166)に用意されていますので、ぜひご利用ください。
チェーン作成の手順
! チェーンプレイモードで作成/エディットの対象となるチェーンナンバーを選ぶ " チェーンエディットモードに入る # (必要に応じて)チェーンネームをつける $ 希望するドラムキット(またはパターン)を選び、1 ステップ目に設定する % 2 ステップ目に進み、同様に希望するドラムキット(またはパターン)を設定する
& 続けて、3 ステップ目、4 ステップ目 ....... と必要なステップ数だけドラムキット(またはパターン)を設定する
' ストアモードに入り、できあがったチェーンを保存する
A ストア操作については P.69 をご覧ください。

チェーンエディットモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
CHAIN キーを 2 回押します。またはチェーンプレイモードの状態で CHAIN キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
Name =
VOICE
Chain 2
SONG
PATTERN
A あらかじめエディットしたいチェーンをチェーンプレイモードで選んでおきます。
A ユーティリティモード SYSTEM 項目の 7 ページ目にある Jumptorecentpage パラメーターが ON に設定されている場合は、前回エディッ
トしていたときに最後に選ばれていたページの画面が表示されます。また、Jumptorecentpageパラメーターが OFF に設定されている場合は、最 初のページが開かれます。Jumptorecentpage パラメーターについて詳しくは、P.116 をご覧ください。
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
65
Page 68
リファレンス編チェーンエディットモード

チェーンエディットモードのページ構成と操作について

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
チェーンエディットモードは 3 ページの画面で構成されています。
例) 1ページ目の画面
機能名ページナンバー
Name =
パラメーター
! ページを選ぶ
PAGE¡/キーを使って必要なページを選びます。
" パラメーターを選ぶ
Q カーソルキーを使って設定したいパラメーターを選びます。
# 値を設定する
ジョグダイアルまたは +1/YES、-1/NO キーを使って値を設定します。
A このモードで、一度何らかのエディット操作を行うと LED ディスプレイのまん中のドットが点灯します。このドットによってエディットの結 果がまだストアされていないことを確認できます。ストアの方法については P.69 をご覧ください。 また、エディット中にチェーンプレイモードに入って他のチェーンを選んでしまうと、ドットが消えてエディット中のデータは元に戻ってしまいま す。ただし、この場合エディットリコール機能を使ってエディット中のデータを再び呼び出すことができます(P.68)。
Chain 2
MISC. CYMBAL SNARE KICK
エディットが行われていて ストアされていない状態
各ページの機能説明
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1 Name(チェーンネーム) ..................................................................................... (P.67)
2 チェーンの作成/変更........................................................................................... (P.67)
3 エディットリコール .............................................................................................. (P.68)
66
Page 69
リファレンス編チェーンエディットモード
1 Name(チェーンネーム)
チェーンに最大 8 文字の名前を付けることができま す。 操作方法と設定できるアルファベット/数字/記号は、 ドラムキットネームと同様です。前述 P.35 をご参照 ください。
2 チェーンの作成/変更
チェーンを作成/変更します。
! 新しくチェーンを作成する場合、カーソルをス
テップナンバー表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NOキーで1 ステップ目を選択しま す。
既存のチェーンを変更する場合は、変更したいス テップナンバーを選択します。
ステップナンバー
=DrumKit
ドラムキットの場合
このステップに指定したいドラムキットナンバーを1 〜64の中から選択します
=DrumKit
ドラムキット ナンバー
パターンの場合
1)このステップに指定したいスタイル(パターン)ナ ンバーを1〜 110 の中から選択します。
2)スタイルナンバー 1 〜 110 のプリセットスタイル を選択した場合は、カーソルをセクション表示に移動 し、好きなセクションを指定することができます。
Aユーザーパターンにはセクションがありません。したがっ てスタイルナンバー 111 以降のユーザーパターンを選んでいる 場合は、セクション表示には-- が表示され、セクションを指定す ることができません。なお、セクションについて詳しくは、後述 P.71 をご覧ください。
num= 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
num= 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
A カーソルをステップナンバー表示に合わせなくても、 SHIFT キーを押しながら TRIGGER/DRUM KIT キーまたは PAGE¡/⁄キーを押すことにより、ステップナンバーを進めたり 戻したりすることができます。
" カーソルをドラムキット/パターン表示に移動し、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NO キーで、この ステップにドラムキットを指定するのかパターン を指定するのかを選択します。
ドラムキット/パターン
=DrumKit
num= 1
MISC. CYMBAL SNARE KICK
=Pattern
スタイル (パターン)ナンバー
セクション
$ 上記の!、"、# の手順を繰り返して、必要なス
テップ数だけドラムキット/パターンを指定して いきます。(最大 32 ステップ)
A1 つのチェーン内でドラムキットを指定するステップと、 パターンを指定するステップを混在させることもできます。
% チェーンを終了したいステップ数まできたら、
カーソルをドラムキット/パターン表示に合わせ、 ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで END を表示させます。END を設定することにより、こ のステップ数でチェーンを終了させることができ ます。
A チェーンプレイ時にステップを切り替えていくと、END が設定してあるステップで止まります。
= 1 MA
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# カーソルをドラムキット/パターンナンバー表示
に移動し、必要なナンバーを選びます。
67
Page 70
リファレンス編チェーンエディットモード
3 エディットリコール
= END
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
ステップナンバー表示:1 〜 3 2 ドラムキット/パターン表示:DrumKit、Pattern、
END(チェーンの最終ステップに設定) ドラムキット/パターンナンバー表示:1 〜 64(ド ラムキット)、1 〜 220(パターン)
セクション表示(選ばれたパターンが 1 〜 110 の時 のみ):IN(INTRO)、MA(MAINA)、MB(MAIN
B)、FA(FILLAB)、FB(FILLBA)、EN(ENDING)
チェーンのエディット中に、一度チェーンプレイモー ドに入って他のチェーンを選ぶと、エディット前の チェーンが呼び戻されます。このときエディット中の データはエディットバッファーに保管されています。 このエディットリコール機能を使うと、エディット バッファーに保管されているデータを呼び出すことが できますので、再びエディット作業を続けることがで きます。
! チェーンプレイモードで他のチェーンを選んだ後
などに、このエディットリコール画面を選択しま す。
Edit
recall ?
MISC. CYMBAL SNARE KICK
" スタート/ストップボタンを押すと、L C D に
Sure?y/n が表示されます。
Recall
Sure?y/n
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# +1/YESキーを押すとエディットリコールが実行
されます。一瞬 complete が表示された後、エ ディットリコール画面に戻ります。 エディットリコールを中止したい場合は -1/NO キーを押します。そのままエディットリコール画 面に戻ります。
68
Page 71
リファレンス編ストアモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

ストアモード

R
E
G
ドラムキットやボイスのエディットを行った後やチェーンを作成した後は、それらの結果を本体内に保存するため にストア作業が必要になります。それぞれドラムキットはドラムキットストアモードで、チェーンはチェーンスト アモードでストアします。

ストアモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ドラムキットストアモード
ドラムキットトリガーエディットモードやボイスエディットモードでのエディット時、またはドラムキットプレイモード の状態で STORE キーを押すことによって、ドラムキットストアモードへ入ることができます。
DRUM
KIT
CHAIN
TRIGGER
VOICE
DRUM KIT
Store DK
to 1
KIT
UTILITY
STORE
TRIGGER
VOICE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
CHAIN
Store CH
SONG
PATTERN
A ユーティリティモードの 3 ページ目にあるリンクモードの設定(P.115)によってストアのされ方が少し異なります。
リンクモードが grobal の時 .... エディットしたドラムキットをあるストア先にストアすると、同じ内容がドラムキットナンバー1にもストアされます。
リンクモードが indiv の時 ........ 通常どおり、エディットしたドラムキットが、選んだストア先にストアされます。
チェーンストアモード
チェーンエディットモードでのエディット時、またはチェーンプレイモードの状態で STORE キーを押すことによって、 チェーンストアモードへ入ることができます。
DRUM
CHAIN
to 1
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
69
Page 72
リファレンス編ストアモード

ストアのしかた

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ストアの操作はドラムキットの場合もチェーンの場合も同じです。ここでは、ドラムキットの画面を例として使用します。
! ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで、ストア先のドラムキット(またはチェーン)ナンバーを選択します。
DRUM KIT
Store DK
to 10
MISC. CYMBAL SNARE KICK
" スタート/ストップボタンを押すと、LCD に Sure?y/n が表示されます。
DRUM KIT
Store DK
CLICK
Sure?y/n
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# +1/YES キーを押すとストアが実行され、エディットバッファーのドラムキット(またはチェーン)が、ストア先のド
ラムキット(またはチェーン)ナンバーに保存されます。一瞬 complete が表示された後、ドラムキット(またはチェー ン)プレイモード画面に戻ります。 ストアを中止したい場合は -1/NO キーを押します。そのままドラムキット(またはチェーン)プレイモード画面に戻 ります。
A ここで DRUMKIT、CHAIN、SONG、PATTERN キーを押すと、ストアを実行せずにそのまま押したキーのモード画面に移ります。

ドラムキットやチェーンのコピー

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ストア機能を応用すると、特定のドラムキットやチェーンを別のナンバーへコピーすることができます。既存のドラムキッ トやチェーンを基にして別のドラムキットやチェーンを作成する場合など、前もってコピーしたものをエディットの対象 として使用するときに便利です。
! ドラムキット( またはチェーン)プレイモードでコピー元となるドラムキット(またはチェーン)を選びます。
" STORE キーを押してストアモードに入ります。
70
# ストア先のナンバーを選んでストアを実行します。これでコピーが実行されます。
Page 73
リファレンス編パターンプレイモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

パターンプレイモード

R
E
G
660 種類(110 スタイル × 6 セクション)のプリセットパターンと作成した 100 種類のユーザーパターンの中か ら好きなものを選んで演奏するモードです。コードやテンポを変えたり、パート単位でボリュームを調節したり、セ クションを切り替えたり、目的に合わせていろいろなパターン演奏をお楽しみいただけます。パターンに合わせて パッドをたたけますのでリズム練習などにも最適です。また、練習したいパートや不要なパートをミュートしたり など、さまざまなアイデアで幅広い応用ができます。

パターンの概念

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
トラック構成
パターンはコード、ベース、リズムの 3 つのトラックで構成されています。
コード
ベース
リズム
パターンの種類
プリセットパターンを 660 種類(110 スタイル X6 セクション)と、ユーザーパターンを 100 種類を内蔵しています。
スタイル
カテゴリー分けされた音楽ジャンルの分類のことで、セクションという様式を持ったパターンの集合体を意味します。6種 類のセクションを持つ110種類のプリセットスタイルとして本体内にメモリーされています。プリセットスタイルから 1 つのパターンを呼び出すためには、それぞれのパターンに対応したセクションを選択します。
セクション
スタイルごとに用意されたパターンの分類のことで、1 つの曲を構成するために必要なパターンのパーツとして使用する ことができます。各セクションはスタイルごとに 6 種類ずつ用意されおり、つぎのような特長を持っています。
■ MAINA ...... もっともオーソドックスに使えるパターンです。
■MAINB....... サビなどの盛り上がる部分で使えるバリエーションのパターンです。
■FILLAB ...... フィルインとして使えるパターンです。
■FILLBA ...... フィルインとして使えるパターンです。
■INTRO ......... イントロ部分に使えるパターンです。
■ ENDING .... エンディング部分に使えるパターンです。
Aプリセットパターンには適切な音色で鳴るようドラムキットがあらかじめ入っています。ドラムキットを自動で切替えたくない場合はP.118ユー ティリティモードの 17 ページ目の画面「RecvCh10PC」で設定します。
71
Page 74
リファレンス編パターンプレイモード
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
ユーザーパターン
ユーザーパターンは、パターンを自分で作れる空白のメモリー(No.111 〜 210)です。プリセットスタイルとは違って セクションの機能はありません。これはイントロ用、これはフィルイン用などと、好きなパターンを目的に応じて自由に 作ることができます。
プリセットパターン660種類
110スタイル
ユーザーパターン100種類

パターンプレイモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
PATTERN キーを 1 回押します。
×
6セクション
ENDINGFILL BAFILL ABMAIN BMAIN AINTRO
選ばれたパターン
本体内にストア(保存)
DRUM
KIT
CHAIN
TRIGGER
VOICE
DRUM KIT
Acoustic
PATTERN
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
RP Hop
1/NO
UTILITY
STORE
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
DRUM KIT
Acoustic
PATTERN
RP Hop
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
SONG
PATTERN
APATTERN キーを 2 回連続で押した場合、パターンジョブモードに入ってしまいます。このような場合はもう一度PATTERNキーを押してくだ さい。PATTERN キーは押すたびにパターンプレイモードとジョブモードを交互に切り替えます。
A パターンプレイモードの画面は、ドラムキットプレイモード(またはチェインプレイモード)の内容と同じ画面内に表示されます。

パターンの選択

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
110 種類のプリセットスタイルの中から 1 つを選び、スタイルごとに用意されている 6 つのセクションの 1 つを選ぶこ とにより、1つのプリセットパターンが選ばれます。したがって、スタイルとセクションの組み合わせによって、660通 りのプリセットパターンが用意されていることになります。なお、ユーザーパターンはセクションを持っていません。
! Q カーソルキーを使って、カーソルをスタイルナンバー表示に合わせます。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
72
A パターンプレイモードに入ったときは、カーソルが自動的にスタイルナンバーの位置にセットされるようになっています。
APAGE¡/キーを使って、LCD の 1 段目と 2 段目の項目間で上下に移動することもできます。
Page 75
" ジョグダイアルを使って、使いたいスタイルナンバーを選びます。
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
AGE
スタイルネームスタイルナンバー テンポ
リファレンス編パターンプレイモード
DRUM KIT
GM std 1
PATTERN
RP Hop
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
TEMPO BEAT
MEASURE
拍子 小節番号
CLICK
クリック
データ表示エリア セクション
A+1/YES、-1/NO キーを使ってスタイルナンバーを切り替えることもできます。
ユーティリティモードでテンポモードを pattern に設定している時は(P.123)、スタイルを選ぶと、そのスタイルに最適 なテンポが自動的に設定されます。 また、そのスタイルのリズムパートを構成するデータが LCD にデータ表示されます(P.19、87)。
□選択できるスタイルナンバー
プリセットスタイル:1 〜110 ユーザーパターン:111 〜210
# プリセットスタイルを選んだ場合、続けてセクションを指定します。
SHIFT キーを押しながら、MAINA、MAINB、FILLAB、FILLBA、INTRO、ENDING キーのいずれかを押すこ とによって、使いたいセクションを選びます。選ばれたセクションが LCD の最下段に表示されます。
A ユーザーパターンにはセクションの機能はありません。したがってユーザーパターンを選んだ場合、LCD にセクションは表示されません。
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
+
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
GM std 1
PATTERN
DA RaveQ
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN B
SHIFTキーを 押しながら
A通常パターンプレイモードに入ったときは、自動的に MAINAのセクションが選ばれます。ただし、ソングプレイモードからパターンプレイモー ドに入った場合は、その時点でソングで使われていたスタイル/セクションが選ばれます。
□選択できるセクション
セクション:MAINA、MAINB、FILLAB、FILLBA、INTRO、ENDING
73
Page 76
リファレンス編パターンプレイモード
CLICK
CLICK
CLICK

パターンの演奏

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! スタート/ストップボタンを押すと、パターンの演奏が始まります。
演奏中は現在のテンポに合わせてスタート/ストップボタンのランプが緑色で点滅します。
CLICK
A ユーティリティモードの 36 ページ目の Count 画面(P.123)でカウントを on に設定している場合、クリックのメトロノームサウンドも鳴り 始めます。
" もう一度スタート/ストップボタンを押すと、パターンの演奏が停止します。自動的にパターンの先頭位置に戻ります。
演奏中の LCD 表示について
・ビートインディケーターがテンポに合わせてつぎのように点滅します。 ・スタイルネーム表示がコード表示に変わり、現在指定されているコードネームを表示します。 ・現在演奏中の小節番号を示します。1 小節だけで構成されているパターンの場合、小節番号 1 のまま変化しません。
コード
(ルート) (タイプ) (オンベース)
DRUM KIT
TEMPO BEAT
GM std 1
PATTERN
MEASURE
CLICK
小節番号
Cmin7 _ _
ビート インディケーター
A パターンの演奏中も、別のパターンへ切り替えることができます。スタイルやセクションを切り替えると、つぎの小節の頭から新しいパターン に切り替わります。
A パターンによって構成する小節数が異なります。
A あらかじめ各パターンには C をルート(根音)としたコードがセットされています。
MISC. CYMBAL SNARE KICK
ポーズボタン
パターン演奏を一時停止したい場合は、ポーズボタンを押します。スタート/ストップボタンのランプが消えます。もう 一度ポーズボタンを押すと、停止していた位置から演奏が続きます。
1拍目 2拍目 3拍目 4拍目
74
CLICK
フォワード/リワインドボタン
複数の小節数を持つパターンの場合、演奏停止中にフォワード/リワインドボタンを使って、演奏を開始する小節番号を 選ぶことができます。フォワード/リワインドボタンを押すたびに 1 小節ずつ小節数を進めたり戻したりすることができ ます。
CLICK
Page 77
リファレンス編パターンプレイモード
CLICK
KICK/MISC.
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
CLICK
KICK/MISC.
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
AUX IN
MIN
MAX
MASTER VOL.
+
CLICKCLICK
KICK/MISC.KICK/MISC.
ACCOMPACCOMP
SNARE/CYMBALSNARE/CYMBAL
AUX INAUX IN
MINMIN
MAXMAX
MASTER VOL.MASTER VOL.
PAGE AGE
ERASEERASE
SHIFTSHIFT
+
1/YES1/YES
1/NO1/NO
TEMPOTEMPO
MAIN BMAIN B
FILL BAFILL BA
ENDINGENDING
MAIN AMAIN A
FILL ABFILL AB
INTROINTRO
PAGE AGE
+
CLICKCLICK
KICK/MISC.KICK/MISC.
ACCOMPACCOMP
SNARE/CYMBALSNARE/CYMBAL
AUX INAUX IN
MINMIN
MAXMAX
MASTER VOL.MASTER VOL.
PAGE AGE
ERASEERASE
SHIFTSHIFT
+
1/YES1/YES
1/NO1/NO
TEMPOTEMPO
MAIN BMAIN B
FILL BAFILL BA
ENDINGENDING
MAIN AMAIN A
FILL ABFILL AB
INTROINTRO
PAGE AGE

ボリューム調節

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
マスターボリューム調節
パターン全体の音量は MASTER ボリュームスライダーでコントロールします。
A マスターボリュームは、パッド入力によるドラムキットのサウンドも同時にコントロールします。
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
各パート単位のボリューム調節
伴奏音(コード/ベース)、クリック、リズムの各パートの音量を個別に調節することができます。パターンに合わせてパッ ドをたたく場合、ドラムキットとの音量バランスを取ることができます。
パネルのACCOMP/SNARE/CYMBALボリュームとCLICK/KICK/MISC.ボリュームの2つのスライダーを使って音量 調節しますが、これらのスライダーはユーティリティモードのシステム項目にあるスライダーモードの設定(P.116)に よって、機能と操作方法が異なってきます。初期設定ではスライダーモードが prctice(練習モード)に設定されており、 以下のように機能します。
伴奏音(コード/ベース)のボリューム調節:
ACCOMP/SNARE/CYMBALボリュームスライダーを動かすことによって、伴奏音の音量のみをコントロールすることができ ます。
MAX
MIN
AUX IN
MASTER VOL.
クリックのボリューム調節:
CLICK/KICK/MISC. ボリュームスライダーを動かすことによって、メトロノーム音の音量のみをコントロールすることができます。
MAX
MIN
AUX IN
MASTER VOL.
スネアのボリューム調節:
SHIFT を押しながら ACCOMP/SNARE/CYMBAL ボリュームスライダーを動かすことによって、リズムパートのスネア(パッ ド入力によるスネアの音も含む)音量のみをコントロールすることができます。
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
CLICK
KICK/MISC.
キックのボリューム調節:
SHIFT を押しながら CLICK/KICK/MISC. ボリュームスライダーを動かすことによって、リズムパートのキック(パッド入力に よるキックの音も含む)音量のみをコントロールすることができます。
A ユーティリティモードでスライダーモードを live(ライブモード)に設定すると、リズムパートのシンバルやその他の音量をコントロールするこ ともできます。詳しくは P.116 をご覧ください。
75
Page 78
リファレンス編パターンプレイモード
CLICK

テンポの調節

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
パターンの演奏中/停止中に関わらず、いつでもテンポを変更することができます。カーソルをテンポ表示に合わせ、ジョ グダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
TEMPO BEAT
td 1
MEASURE
CLICK
aveQ
□設定できる値
[=30〜299
A プリセットパターンはそれぞれパターンに合った最適なテンポ(初期テンポ)を持っています。したがって、一度テンポを変更しても別のパター ンを選ぶたびに、新しいパターンの初期テンポに変わります。なお、ユーティリティモードの SEQ 項目のテンポモードを global に設定しておくことに より、パターンを選んでも一定のテンポのまま変わらないようにすることができます。詳しくは P.123 をご覧ください。

クリック(メトロノーム)

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
パターンの演奏中/停止中に関わらず、CLICK キーを押すことによってメトロノームを鳴らすことができます。
! CLICK キーを押すとメトロノームの再生がスタートし、現在のテンポに合わせて CLICK キーのランプが点滅します。
CLICK
" もう一度 CLICK キーを押すとメトロノームは停止します。
A パターンの演奏中に CLICK キーを押すと、メトロノームとパターンが同期して再生します。
クリックのボリューム調節
CLICK/KICK/MISC. ボリュームスライダーでメトロノームの音量を調節することができます。前述 P.75 をご覧ください。
クリックのテンポ調節
クリックの再生/停止中に関わらず、テンポの変更が可能です。操作方法はパターンのテンポ調節と同様です。上記をご覧くださ い。
クリックの拍子設定
演奏中/停止中に関わらず、クリックの拍子を変えることができます。 カーソルを BEAT 表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
TEMPO BEAT
1
MEASURE
CLICK
Q
76
□設定できる値
1/4 〜 8/4、1/8 〜 16/8、1/F 〜 16/F(F の表示は 16 を示します。)
Page 79
リファレンス編パターンプレイモード
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
SOLO
TR1
TR2
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
PAT TR
SOLO
TR1
TR2
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
クリックの音符の設定
演奏中/停止中に関わらず、クリックで鳴らす音符を変えることができます。 カーソルを CLICK 表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで設定します。
TEMPO BEAT
1
MEASURE
CLICK
Q
□設定できる値
4分音符、34分音符(3連)、 8分音符、38分音符(3連)、 16分音符、316分音符(3連)

各トラックのミュート/ソロ

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
パターンを構成するリズム、コード、ベースの各パートを個別にミュート(消音)したり、ソロ状態にすることができます。
ミュート
BASS キー、CHORDキー、RHYTHMキーをそれぞれ押してランプを消すことにより、各パートをミュートすることが できます。リズム練習などのときに不要なパートを消しておくことができます。もう一度同じキーを押すとランプが点灯 し、ミュートは解除されます。
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
リズムの各パートのミュート
A リズムの各パートをミュートすることもできます。スネアパートとキックパートをミュートして実際にパッドをたたいて鳴らすなど、練習やそ の他いろいろな場面で活用できます。
SHIFT キーを押しながら SNARE キー、KICK キー、CYMBAL キー、MISC.キーをそれぞれ押すことにより、リズムの 各パート(スネア、キック、シンバル、その他)をミュートすることができます。LCD のデータ表示上からミュートされ たパートの構成を示すドットが消え、MUTE の文字が表示されます。もう一度 SHIFT キーを押しながら同じキーを押す ことにより、ミュートを解除することができます。
PAGE
ERASE
MAIN A
PAGE
MAIN B
TR1
MISC.
TR2
CYMBAL
スネアパートが ミュートされている 状態
FILL AB
INTRO
TEMPO
FILL BA
DRUM KIT
+
1/NO
ENDING
PATTERN SONG
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
A データ表示について詳しくは P.19、87 をご覧ください。
+
CHAIN
1/YES
ROCK1
SHIFT
MEASURE
RBMotrCC
BASS
TMP TR
TEMPO BEAT
SNARE
CHORD
QUANT.
CHO TR
INPUT
CLICK
OFF
MUTE
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
3
77
Page 80
リファレンス編パターンプレイモード
TMP TR
CHO TR
PAT TR
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
TMP TR
CHO TR
PAT TR
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
AGE
ERASE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
AGE
ソロ
ソロとはいずれか1つのパートだけを鳴らし、他のパートを一度にミュートする機能のことを意味します。リズムの各パー トをソロ状態にすることができます。リズムの各パートを単独で演奏させて、構成やボイスを確認するときなどに使いま す。 SOLO キーを押しながら、SNARE キー、KICK キー、CYMBAL キー、MISC. キーのいずれか 1 つを押すと、キーを押 されたパートがソロ状態になり、それ以外のパートが一度にミュートされます。LCD のデータ表示上からソロ以外のパー トの構成を示すドットが消え、他のパートには MUTE の文字が表示されます。ソロ機能を解除し通常の演奏に戻すには、 SOLO キーだけを押します。
TR1 TR2
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CYMBAL
RHYTHM
DRUM KIT
PAT TR
CHAIN
KICK
+
TR1 TR2
MISC.
BASS
TMP TR
TEMPO BEAT
SNARE
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
ROCK1
CHORD
CHO TR
SOLO
PATTERN SONG
RBMotrCC
MISC.
CYMBAL
スネアパートが ソロ状態

コードの指定

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
パターンの演奏中、伴奏に対するコードを指定することができます。
! Q カーソルキーを使って、カーソルをルート(根音)表示に合わせます。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
SNARE KICK
MAIN A
ルートタイプオンベース
PATTERN
Cmin7 _ _
MISC. CYMBAL SNARE KICK
CHORD
MEASURE
CHO TR
INPUT
MEASURE
QUANT.
SOLO
CLICK
OFF
MUTE MUTE
MUTE
3
CLICK
78
A 各パターンを選んだときは、C をルートとしたコードがそれぞれセットされるようになっています。
" ジョグダイアルや +1/YES、-1/NO キーを使って、コードの基本となるルートを選びます。
# カーソルをタイプ表示に移動し、コードの種類を選びます。これで 1 つのコードが指定されます。
$ オンベースコードを指定したいときは、さらにカーソルをオンベースコード表示に移動し、ルートと異なるベース音を
選びます。
□設定できる値
ルート:C、CG、D、DG、E、F、FG、G、GG、A、AG、B コードタイプ:メジャーコードを始めとして26 種類あります。設定できるコードタイプについて詳しくは、P.79 をご参照くだ
さい。
オンベース:C、CG、D、DG、E、F、FG、G、GG、A、AG、B
Page 81
コードについて
コードとは、和音をわかりやすく記号化したもので、DTX ではルートとタイプを選ぶだけで簡単に現在のパターンに対する 和音を指定することができます。オンベースは必要に応じて使用します。
ルート .............. 和音の基礎となる根音を指します。
コードタイプ .. 和音の響きや性格を決めます。
オンベース ...... コードの最低音を指し、コードを転回させたときなど、ルート以外のベース音を使用したい場合に指定します。
コードタイプリスト(ルートが C のときの構成音)
LCDの表示
読み方
リファレンス編パターンプレイモード
Maj7
メジャーセブンス
add9
アッドナインス
mM7
マイナー
メジャーセブンス
7 ♭9
セブンス
フラットナインス
Maj
メジャー
min
マイナー
min9
マイナーナインス
7th9
セブンスナインス
6th
シックス
min6
マイナーシックス
mad9
マイナー
アッドナインス
7 ♯9
セブンス
シャープナインス
m711
マイナー
セブンスイレブンス
min7
マイナーセブンス
7th
セブンス
7♯11
セブンス
シャープイレブンス
Maj9
メジャーナインス
m7♭5
マイナーセブンス フラットファイブ
7 ♯5
セブンス
オーギュメント
7♭13
セブンスフラット
サーティーンス
7 13
セブンス
サーティーンス
7su4
セブンスサスフォー
sus4
サスフォー
dim
ディミニッシュ
aug
オーギュメント
––––
ユーザーパター ンに録音した和 音のままで再生 されます。
79
Page 82
リファレンス編パターンレコードモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

パターンレコードモード

R
E
G
111〜210のユーザーパターンナンバーにオリジナルのパターンを録音することができます。パターンはリズム、 コード、ベースの3 パートから構成されますが(P.71)、接続したパッドをたたいたり、MIDIキーボードで演奏す ることによって、各パート別に、リアルタイムレコーディング(演奏したタイミングでそのまま録音)することが できます。リズムトラックに関しては、リアルタイムレコーディング以外に、DTX本体のキー操作によって細かく 入力していくステップレコーディングの方法も用意されています。

録音の手順

! 録音前の準備:(P.81)
パターンプレイモードで録音の対象となるユーザーパターンナンバーを選ぶ
A 録音に使うドラムキットやキーボードボイスもあらかじめ選んでおく必要があります。
" 録音待機:(P.81)
パターンレコードモードに入る(録音待機状態)
# 録音トラックの選択:(P.81)
録音の対象となるトラック(コード/ベース/リズム)を選ぶ
$ 録音方法の選択:(P.82)
リズムトラックの場合は録音の方法(リアルタイム/ステップ)を選ぶ
A コード/ベーストラックの場合は、リアルタイムレコーディングのみなので、この操作は必要ありません。
% テンポの設定:(P.82)
録音するパターンのテンポを設定する
& 拍子の設定:(P.83)
録音するパターンの拍子を設定する
' 小節数の設定:(P.83)
録音するパターンの長さを設定する
( クオンタイズの設定:(P.84)
クオンタイズの値を設定する
) リアルタイムレコーディング:(P.84)
外部 MIDI キーボードやパッドによる演奏を録音する
A リズムトラックのステップレコーディングの場合は、DTX の LCD 画面を見ながら 1 ステップずつデータを入力していきます。(P.85)
80
Page 83
リファレンス編パターンレコードモード
TMP TR
CHO TR
PAT TR
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
1.録音前の準備
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
パターンレコードモードに入る前にパターンプレイモードで録音するユーザーパターン(No.111 〜 210)を選んでおき ます(P.72)。
録音に使うボイスと MIDI チャンネルについて
リズムトラックの録音に使われるドラムキットは、パターンレコードモードに入る前に、パターンジョブモードの 6ページ目 の画面で選んでおきます(選択方法については P.92 をご覧ください)。MIDIキーボードを使用する場合、MIDI チャンネルの 10 を通じて DTX のリズムトラックへの録音が行われます。
コードトラックやベーストラックの録音に使われるキーボードボイスは、パターンレコードモードに入る前に、パターンジョ ブモードの 6 ページ目の画面で 128 種類の中から好きなボイスを選んでおきます。選択方法についてはP.92 をご覧くださ い。コードトラックへの録音はMIDI チャンネルの 5、ベーストラックへの録音はMIDI チャンネルの 7 を通じて行われます。
2.録音待機
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
レコードボタンを押すと、パターンレコードモードに入り、録音待機状態になります。レコードボタンのランプが赤く点 灯します。
TEMPO BEAT
Realtime
MEASURE QUANT.
OFF
CLICK
PATTERN
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
A プリセットパターンが選ばれている状態でレコードボタンを押した場合でも、自動的に空のユーザーパターンが選ばれるようになっています。
ASHIFT キーを押しながらレコードボタンを押すと、現在選んであるユーザーパターンにすでに何らかの演奏データがあった場合、それをすべて
削除した上で録音待機状態になります。パターンを最初から作りたい場合に便利です。
3.録音トラックの選択
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
録音を行うトラックを選択します。 CHORD キー、BASS キー、RHYTHM キーのうち、録音を行いたいトラックのキーを押して、ランプを点灯させます。
TR1 TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
81
Page 84
リファレンス編パターンレコードモード
4.録音方法の選択
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
※録音トラックとしてコードトラックやベーストラックを選択した場合、この操作は必要ありません。つぎの手順「5.テ ンポの設定」にお進みください。
上記の録音トラックの選択でリズムトラックを選んだ場合は、録音の方法を選ぶことができます。
カーソルを録音方法の表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで使いたい方法を選びます。つぎの 2 種 類の中から選ぶことができます。
Realtime(リアルタイムレコーディング):接続したパッドやドラムの演奏をそのまま録音する方法です。コードトラッ クやベーストラックでの録音方法と同じです。
StepRec(ステップレコーディング):LCD 上のデータ表示を使いながら、各ドラムボイスを 1 つずつ時間軸上に指定 していく方法です。
録音方法
TEMPO BEAT
Realtime
PATTERN
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MEASURE QUANT.
OFF
リアルタイムレコーディングとステップレコーディングでは、この先の操作が異なります。ここで、ステップレコーディ ングの方法を選択した場合は後述の P.85 へお進みください。
5.テンポの設定
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
リアルタイムレコーディング時のテンポを設定します。
! TEMPO キーを押すか、Q カーソルキーを使ってカーソルをテンポ表示に合わせます。
" ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーでテンポを設定します。
TEMPO BEAT
Realtime
MEASURE QUANT.
OFF
□設定できるテンポ
[=30〜299
PATTERN
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
82
A テンポを設定/録音できるのはデータが何も入っていない空のパターンだけです。すでにデータの入っているパターンは、テンポが変更できま せん。
Page 85
リファレンス編パターンレコードモード
6.拍子の設定
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
録音するパターンの拍子を設定します。
カーソルを BEAT 表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで拍子を設定します。
TEMPO BEAT
Realtime
PATTERN
MEASURE QUANT.
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
1/F(1/16)〜 16/F(16/16)、1/8 〜 16/8、1/4 〜 8/4
A拍子を設定/録音できるのはデータが何も入っていない空のパターンだけです。すでにデータの入っているパターンは、拍子が変更できません。
7.小節数の設定
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
録音するパターンの長さを小節単位で設定します。
カーソルを MEASURE 表示に合わせて、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで小節数を設定します。
TEMPO BEAT
Realtime
PATTERN
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
1〜8
A 小節数が設定できるのはデータが何も入っていない空のパターンだけです。すでにデータの入っているパターンは、小節数が変更できません。
MEASURE QUANT.
OFF
83
Page 86
リファレンス編パターンレコードモード
8.クオンタイズの設定
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
録音時のクオンタイズの値を設定します。クオンタイズとはタイミングのばらつきを補正する機能です。たとえば、8 分 音符きざみのハイハットを録音するときは、クオンタイズの値を 8 分音符に設定しておけば、8 分音符のタイミングから 多少ずれてもぴったりのタイミングで録音されます。
ここで設定した音符の長さが録音されるデータの最小単位となります。一般的には、録音するフレーズやリズムの中で使 われる音符のうち、一番短い長さの音符を選んでおきます。 また、クオンタイズをOFF にしておけば、演奏したタイミングで録音されます。この場合、後からクオンタイズすること もできます(P.91)。
カーソルを QUANT. 表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーでクオンタイズを設定します。
TEMPO BEAT
Realtime
PATTERN
REC Mode
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
OFF、 4分音符、34分音符(3連)、 8分音符、38分音符(3連)、 16分音符、316分音符(3連)
A クオンタイズが OFF の場合、分解能は 4 分音符につき 96 クロック(タイミングの最小単位)となります。
9.リアルタイムレコーディング
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
外部 MIDI キーボードやパッドによる演奏をそのままリアルタイムに録音します。
MEASURE QUANT.
OFF
84
! スタート/ストップボタンを押すと、ボタンの上のランプが1度点滅し、2小節のカウントが入った後に録音が始まり
ます。
TEMPO BEAT
Record..
MEASURE QUANT.
OFF
CLICK
PATTERN
REC Mode
MISC.
CYMBAL SNARE KICK
Page 87
リファレンス編パターンレコードモード
A カウント中は CLICK キーのランプがテンポに合わせて点滅します。また、録音中は CLICK キーとスタート/ストップボタンのランプがテンポ に合わせて点滅します。
A コードトラックへの録音は MIDI チャンネルの 5、ベーストラックへの録音はMIDI チャンネルの7、リズムトラックへの録音はMIDI チャンネル の 10 を通じて行われます。
録音は、パターンの小節範囲を何度も繰り返し録音するループレコーディング方式なので、小節番号を確認しながら少し ずつ重ねてオーバーダビング録音します。
A リズムトラックの録音の場合、たたいたパート(キック/スネア/シンバル/その他)のデータが、録音後に LCD のデータ表示エリアに表示さ れます。データ表示の見方など詳しいことは P.19、87 をご覧ください。
" もう一度スタート/ストップボタンを押すと、LCDに Wait... が表示された後、録音は終了し、パターンプレイモード
に戻ります。

ステップレコーディング(RHYTHM トラックのみ)

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
リズムトラックに関してはステップレコーディングで録音することもできます。これは DTX の LCD 画面を見ながら 1 ス テップずつデータを入力していく方法です。
! 前述P.81 の「1.録音前の準備」〜 P.82 の「4.録音方法の選択」の手順の後、スタート/ストップボタンを押しま
す。ランプが点灯し、LCD がステップレコーディングの画面に変わります。
バー:ビート:クロック ドラムボイスネーム
TEMPO BEAT
拍子 小節番号
音符の長さ
パターンナンバー ビート
インディケーター
ロケーション ポインター
0-0-00
PATTERN
--------
MISC. CYMBAL
SNARE
KICK
データ表示
MEASURE QUANT.
OFF
■バー:ビート:クロック表示 ............ ロケーションポインターが置かれている位置を数値表示します。
■ビート表示 .......................................... 現在のパターンの拍子を表示します。
■パターンナンバー ............................... 現在録音中のユーザーパターンのナンバーを示します。
■ドラムボイスネーム ........................... 現在ロケーションポインターが置かれている位置に存在するデータのボイスネームを表示します。
データがない場合は[--------]が表示されます。
■小節番号表示....................................... 現在ロケーションポインターが置かれている小節を示します。
■音符の長さ .......................................... 入力する音符の長さを示します。
■データ表示 .......................................... 入力されたデータの位置をドットで示します。
■ビートインディケーター ................... ビート( 拍) の位置を示します。
■ロケーションポインター ................... ドラムボイスを入力したり、イレース(消去)する位置を示します。音符の長さ単位で移動させる
ことができます。
85
Page 88
リファレンス編パターンレコードモード
" Q カーソルキーでカーソルを音符の長さ表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで入力した
いドラムボイスの音符の長さを選びます。ここで選んだ音符の長さ単位でロケーションポインターを移動させることが できます。
TEMPO BEAT
0-0-00
PATTERN
--------
□設定できる値
MEASURE QUANT.
OFF
OFF、
A OFF を選んだ場合、音符の長さは 4 分音符につき 96 クロック(タイミングの最小単位)となります。
A 選んだ音符の長さによってビートインディケーターの置かれる位置が変化します。
4分音符、34分音符(3連)、 8分音符、38分音符(3連)、 16分音符、316分音符(3連)
# フォワードキー、リワインドキーを使って、ドラムボイスを入力したい位置にロケーションポインターを移動します。
または、カーソルを MEASURE 表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーを使って、1 小節単位で移 動することもできます。
音符の長さを8分音符単位に設定している場合
MISC. CYMBAL SNARE KICK
音符の長さを4分音符単位に設定している場合
MISC. CYMBAL SNARE KICK
A ロケーションポインターは音符の長さ単位で移動させることができます。
86
$ 入力したいドラムボイスのパッドをたたくか、MIDIキーボードを弾きます。入力されたボイスネームが表示され、デー
タがデータ表示エリアに四角いドットで表示されます。
MISC. CYMBAL SNARE KICK
A 入力されたドラムボイスに応じて、KICK(キック)、SNARE(スネア)、CYMBAL(シンバル)、MISC.(その他)の 4 つのカテゴリー別の列に 表示されます。
AMIDI キーボードを使用する場合、MIDI チャンネル 10 を通じて入力されます。
入力を間違ったときは ...
間違って入力してしまったボイスは、つぎの方法で簡単に消去することができます。
1. フォワードキー、リワインドキーを使って、消去したいドラムボイスの位置にロケーションポインターを移動します。
2. ERASE キーを押します。消去されます。
Page 89
リファレンス編パターンレコードモード
% 同じように上記の" $ を繰り返し、他の入力位置を選んで必要なドラムボイスを入力していきます。
& ステップレコーディングを終了する場合は、もう一度スタート/ストップボタンを押してください。パターンプレイ
モードに戻ります。
8 ビートパターンのドラム譜例
つぎの 8 ビートパターンを入力した場合、データ表示エリアの表示は以下のようになります。
1拍目
ハイハット スネア キック
C 録音中やクリア、コピーの実行中に電源を切ると、ユーザーデータのすべてが失われることがあります。
MISC. CYMBAL SNARE KICK
2拍目 3拍目 4拍目
87
Page 90
リファレンス編パターンジョブモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

パターンジョブモード

R
E
G
録音したパターンに名前を付けたり、クオンタイズをかけたり、パターンをコピーしたり、クリアしたりなど、パ ターン作成に関するさまざまなサポート機能が用意されています。

パターンジョブモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
PATTERN キーを 2 回押します。またはパターンプレイモードの状態で PATTERN キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
Copy Pat
PATTERN
RP Hop
SONG
PATTERN
A あらかじめエディットしたいユーザーパターンをパターンプレイモードで選んでおきます。
A ユーティリティモード SYSTEM 項目の 7 ページ目にある Jumptorecentpage パラメーターが ON に設定されている場合は、前回エディッ
トしていたときに最後に選ばれていたページの画面が表示されます。また、Jumptorecentpage パラメーターが OFF に設定されている場合は、最 初のページが開かれます。Jumptorecentpage パラメーターについて詳しくは、P.116 をご覧ください。

パターンジョブモードのページ構成と操作について

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
パターンジョブモードは 7 ページの画面で構成されています。
UTILITY
STORE
MISC. CYMBAL SNARE KICK
ページナンバー 機能名
MAIN A
Copy Pat
PATTERN
RP Hop
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
88
! ページを選ぶ:PAGE¡/キーを使って必要なページを選びます。 " パラメーターを選ぶ:Q カーソルキーを使って設定したいパラメーターを選びます。 # 値を設定する:ジョグダイアルまたは +1/YES、-1/NO キーを使って値を設定します。 $ 機能を実行する:クオンタイズやコピーなどの機能を実行します。
A$ の操作が必要のないページもあります。
Page 91
リファレンス編パターンジョブモード
各ページの機能説明
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1 Copy(Pat/Dest)(パターンコピー) .............................................................. (P.90)
2 Quantize(クオンタイズ) ................................................................................... (P.91)
3 CrTrNote(特定のノートのクリア) .................................................................. (P.91)
4 ClrTrack(クリアトラック) ............................................................................... (P.92)
5 ClearPat(クリアパターン) ............................................................................... (P.92)
6 Ch/Ba/RyVoice(コード/ベース/リズムトラックのボイス設定) .......... (P.92)
7 PatName(パターンネーム) ............................................................................. (P.92)
89
Page 92
リファレンス編パターンジョブモード
1 Copy(Pat/Dest)(パターンコピー)
特定のプリセットスタイルやユーザーパターンを別の ユーザーパターンナンバーへコピーすることができま す。既存のパターンを基にして別のパターンを作成す る場合など、前もってコピーしたものをエディットの 対象として使用するときに便利です。
! ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで、コ
ピー元のプリセットスタイルやユーザーパターン を選びます。
Aコピー元にプリセットスタイルを選ぶ場合は、セクション の指定(P.73)も行います。
Copy Pat
PATTERN
RP FunkS
MISC. CYMBAL SNARE KICK
" スタート/ストップボタンを押すと、コピー先の
ユーザーパターンを選ぶ CopyDest(コピー先)画 面になります。
CopyDest
PATTERN
Init Pat
MISC. CYMBAL SNARE KICK
$ スタート/ストップボタンを押すと、L C D に
Sure?y/n が表示されます。
Copy Pat
PATTERN
Sure?y/n
MISC. CYMBAL SNARE KICK
% +1/YES キーを押すとコピーが実行され、最初の
画面(CopyPat)に戻ります。 コピーを中止したい場合は -1/NO キーを押しま す。そのまま最初の画面に戻ります。
Copy Pat
PATTERN
RP FunkS
MISC. CYMBAL SNARE KICK
□設定できる値
コピー元:プリセットスタイル(No.1 〜 110)× 6
セクション、ユーザーパターン(No.111 〜 210) コピー先:ユーザーパターン(No.111 〜 210)
90
# ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーで、コ
ピー先のユーザーパターンを選びます。
Page 93
リファレンス編パターンジョブモード
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
PAT TR
SOLO
TR1
TR2
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK
2 Quantize(クオンタイズ)
現在選んでいるパターンの選択したトラックにクオン タイズを行います。クオンタイズとは前述 P.84 の概 念図で示したように、タイミングのばらつきを補正す る機能です。
! CHORDキー、BASS キー、RHYTHM キーのう
ち、クオンタイズをかけたいトラックのキーを押 してランプを点灯させます。
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
" ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでクオン
タイズの値を指定します。
Quantize
PATTERN
QUANT.
Tr&Value
MISC. CYMBAL SNARE KICK
# スタート/ストップボタンを押すと、LC D に
Sure?y/n が表示されます。
3 CrTrNote(トラックごとのノートのクリア)
現在選んでいるパターン内の特定のトラックの音符を クリア(削除) します。
! CHORDキー、BASS キー、RHYTHM キーのう
ち、クリアしたい音符があるトラックのキーを押 してランプを点灯させます。
" 接続してあるパッドやMIDIキーボードでクリアし
たい音符を弾くと、LCD 上にその音符のノートナ ンバー、音名、オクターブナンバーがクリアの対象 として表示されます。
Aカーソルをノートナンバー/音名/オクターブナンバー表 示に移動し、ジョグダイアルか+1/YES、-1/NO キーで選ぶこ ともできます。
CrTrNote
ノートナンバー 音名
オクターブ番号
# スタート/ストップボタンを押すと、LC D に
Sure?y/n が表示されます。
$ +1/YESキーを押すとクリアが実行され、最初の
画面(CrTrNote)に戻ります。 クリアを中止したい場合は -1/NO キーを押しま す。そのまま最初の画面に戻ります。
PATTERN
= 60 C 3
MISC. CYMBAL SNARE KICK
$ +1/YESキーを押すとクオンタイズが実行され、
最初の画面(Quantize)に戻ります。 コピーを中止したい場合は -1/NO キーを押しま す。そのまま最初の画面に戻ります。
□設定できる値
クオンタイズ:OFF、 4 分音符、34分音符( 3
連)、 8分音符、38分音符(3連)、 16分音符、
16分音符(3連)
3
Aクオンタイズを実行すると、元のデータが書き替えられて しまい元に戻すことはできません。
91
Page 94
リファレンス編パターンジョブモード
ボイスネーム
4 ClrTrack(クリアトラック)
現在選んでいるパターン内の特定のトラックのデータ をすべて削除します。
! CHORD キー、BASS キー、RHYTHM キーのう
ち、クリアしたいトラックのキーを押してランプ を点灯させます。
ClrTrack
PATTERN
SetTrack
MISC. CYMBAL SNARE KICK
" スタート/ストップボタンを押すと、L C D に
Sure?y/n が表示されます。
# +1/YES キーを押すとクリアが実行され、最初の
画面(ClrTrack)に戻ります。 クリアを中止したい場合は -1/NO キーを押しま す。そのまま最初の画面に戻ります。
6 Pgm=(コード/ベース/リズムトラックのボ
イス設定)
現在選んでいるパターン内のコードとベースとリズム トラックの演奏ボイスを設定します。
! カーソルをトラック表示に合わせ、ジョグダイアル
か +/YES、-1/NO キーでボイスを設定したいト ラックを選択します。
コードトラックのボイス設定
トラック
トラック
Pgm= cho
PATTERN
プログラムチェンジ ナンバー
トラック
ベーストラックのボイス設定
Ocarina
Pgm=bass
PATTERN
プログラムチェンジ ナンバー
ボイスネーム
トラック
リズムトラックのボイス設定
SlapBas2
5 ClearPat(クリアパターン)
現在選んでいるパターン内の演奏データをすべて削除 します。
! ジョグダイアルか +1/YES、-1/NOキーでクリアし
たいユーザーパターンまたは ClearAll を選びます。
ClearPat
PATTERN
Init Pat
MISC. CYMBAL SNARE KICK
AClearAllはユーザーパターンナンバー210 の次を選ぶと 表示されます。ClearAll を選ぶと、すべてのパターンを一度に削 除することができます。
" スタート/ストップボタンを押すと、L C D に
Sure?y/n が表示されます。
# +1/YES キーを押すとクリアが実行され、最初の
画面(ClearPat)に戻ります。 クリアを中止したい場合は -1/NO キーを押しま す。そのまま最初の画面に戻ります。
Pgm= rhy
プログラム チェンジナンバー
ドラムキット ネーム
" カーソルをプログラムチェンジナンバーに合わせ、
ジョグダイアルか+1/YES、-1/NOキーでそのト ラックで使いたいボイスを選びます。
□設定できる値
A 各ボイスについて詳しくは P.143 をご覧ください。
A 各ドラムキットのプログラムチェンジナンバーは P.120
の「19P/C → KIT」を参照してください。
7 PatName(パターンネーム)
現在選んでいるパターンに最大8 文字の名前を付ける ことができます。 操作方法と設定できるアルファベット/数字/記号は、 ドラムキットネームと同様です。前述 P.35 をご参照 ください。
PATTERN
GM std 1
トラック:cho、bass、rhy プログラムチェンジナンバー:0 〜128
92
C録音中やクリア、コピーの実行中に電源を切ると、ユー ザーデータのすべてが失われることがあります。
Page 95
リファレンス編ソングプレイモード
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I

ソングプレイモード

R
E
G
100種類のプリセットソングと作成した30種類のユーザーソングの中から好きなものを選んで演奏するモードで す。ミュート機能で簡単にマイナスワンの演奏状態を作れますので、あらかじめ作成しておいたオリジナルソング に合わせてドラムパートやキーボードパートの練習をしたり、ライブパフォーマンスで同期演奏したりと応用範囲 は広がります。

ソングの概念

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
トラック構成
ソングは、2 つのシーケンストラック(TR1,TR2)と、3 つのバッキングトラック(パターン、コード、テンポ)の合計 5 トラックで構成されています。
シーケンストラック
MIDIキーボードなどを 使ってメロディなどを録音
( )
バッキングトラック
TR1(トラック1)
TR2(トラック2)
パターントラック
コードトラック (コード進行)
パターン1
コード ベース リズム
パターン2 パターン3
コード ベース リズム
コード ベース リズム
CGF
テンポトラック
シーケンストラック
各シーケンストラックには、一般のシーケンサーのトラックと同様に、メロディやオブリガートなどの演奏データをリア ルタイムで録音することができます。
バッキングトラック
バッキングは、パターン(PATTR)、コード(CHOTR)、テンポ(TMPTR)の 3 つのトラックで構成されており、こ こにパターンやコード、テンポ変化の情報を任意のタイミングで並べて、曲のバッキングの部分を作るしくみになってい ます。 また、バッキングトラックの設定しだいで、変拍子の曲や、リタルダンドなどテンポ変化のある曲も簡単に作成すること ができます。
ソングの種類
ソングは、全部で 30 ソング(No.101 〜 No.130)作ることができます。なお、プリセットソングも 100 ソング(No.1 〜 No.100)用意されています。
Aプリセットソングには適切な音色で鳴るようドラムキットがあらかじめ入っています。ドラムキットを自動で切替えたくない場合はP.118ユー ティリティモードの 17 ページ目の画面「RecvCh10PC」で設定します。
93
Page 96
リファレンス編ソングプレイモード
DRUM
KIT
VOICE
TRIGGER
UTILITY
STORE
TTERN
SONG
CHAIN
ソングネーム
ソングナンバー
AGE
SHIFT
1/YES
1/NO
TEMPO
AGE
ソングネーム
ソングナンバー テンポ
ア

ソングプレイモードへの入り方

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
SONG キーを 1 回押します。
DRUM
KIT
CHAIN
TRIGGER
VOICE
DRUM KIT
GM std 1
SONG
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
CityDogs
1/NO
INTRO
UTILITY
STORE
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
MISC. CYMBAL SNARE KICK
DRUM KIT
GM std 1
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
SONG
PATTERN
ASONGキーを2回連続で押した場合、ソングジョブモードに入ってしまいます。このような場合はもう一度SONGキーを押してください。SONG キーは押すたびにソングプレイモードとジョブモードを交互に切り替えます。
A ソングプレイモードの画面は、ドラムキットプレイモード(またはチェインプレイモード)の内容と同じ画面内に表示されます。

ソングの選択

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! Q カーソルキーを使って、カーソルをソングナンバー表示に合わせます。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
TEMPO
94
A ソングプレイモードに入ったときは、カーソルが自動的にソングナンバーの位置にセットされるようになっています。
APAGE¡/キーを使って、LCD の 1 段目と 2 段目の項目間で上下に移動することもできます。
" ジョグダイアルを使って、使いたいソングナンバーを選びます。
A+1/YES、-1/NO キーを使ってソングナンバーを切り替えることもできます。
ソングを選ぶと、そのソングに設定されているテンポが自動的に設定されます。 また、現在の小節のリズムパートを構成するデータが、LCD のデータ表示エリアに四角いドットで表示されます。 データ表示エリアについては P.19、87 をご覧ください。
□選択できるソングナンバー
プリセットソング:1〜 100 ユーザーソング:101 〜130
DRUM KIT
GM std 1
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL SNARE KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
拍子 小節番号
CLICK
クリック
データ表示エリ セクション
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リファレンス編ソングプレイモード
CLICK
CLICK
CLICK
ア
A 現在の小節のセクションが LCD の最下段に表示されます。なお、現在の小節にユーザーパターンが使われている場合、LCD にセクションは表 示されません。

ソングの演奏

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! スタート/ストップボタンを押すと、ソングの演奏が始まります。
演奏中は現在のテンポに合わせてスタート/ストップボタンのランプが緑色で点滅します。
CLICK
A ユーティリティモードの 36 ページの Count 画面(P.123)でカウントを on に設定している場合、クリックのメトロノームサウンドも鳴り始 めます。
" もう一度スタート/ストップボタンを押すと、ソングの演奏が停止します。自動的にソングの最初の位置に戻ります。
A 演奏中はビートインディケーターがテンポに合わせて点滅します(P.74)。また、MEASURE 表示には現在演奏中の小節番号が表示されます。
ポーズボタン
ソング演奏を一時停止したい場合は、ポーズボタンを押します。スタート/ストップボタンのランプが消えます。もう一 度ポーズボタンを押すと、停止していた位置から演奏が続きます。
CLICK
フォワード/リワインドボタン
演奏停止中にフォワード/リワインドボタンを使って、演奏を開始する小節番号を選ぶことができます。フォワード/リ ワインドボタンを押すたびに1 小節ずつ小節数を進めたり戻したりすることができます。演奏を開始する小節のスタイル やセクション、テンポなどが LCD に表示されます。
ソングナンバー ソングネーム テンポ
DRUM KIT
TEMPO BEAT
GM std 1
小節番号
データ表示エリ セクション
CLICK
SONG
CityDogs
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
MEASURE
CLICK
A カーソルを MEASURE 表示に合わせ、ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーを使って小節番号を変更することもできます。
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リファレンス編ソングプレイモード
ERASE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO

ボリューム調節

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
マスターボリューム調節
ソング全体の音量は MASTER ボリュームスライダーでコントロールします。
A マスターボリュームは、パッド入力によるドラムキットのサウンドも同時にコントロールします。
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
各パート単位のボリューム調節
伴奏音(コード/ベース)、クリック、リズムの各パートの音量を個別に調節することができます。ソングに合わせてパッ ドをたたく場合、ドラムキットとの音量バランスを取ることができます。 調節方法はパターンプレイモードでの操作と同様です。詳しくは P.75 をご覧ください。

テンポの調節

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ソングの演奏中/停止中に関わらず、いつでもテンポを変更することができます。
TEMPOキーを押すか Q カーソルキーを使って、カーソルをテンポ表示に合わせ、ジョグダイアルか+1/YES、­1/NO キーで調節します。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
GM std 1
SONG
CityDogs
MISC.
MISC.
CYMBAL
CYMBAL
SNARE
SNARE
KICK
KICK
MAIN A
□設定できる値
テンポ:[=30〜 299
A ここでのテンポ調節は一時的なものです。一度別のソングを選ぶと、そのソングに設定されているテンポに変わります。

クリック(メトロノーム)

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
ソングの演奏中/停止中に関わらず、CLICKキーを押すことによってメトロノームを鳴らすことができます。なお、クリッ クのボリューム/テンポ/拍子設定などの操作方法はすべてパターンプレイモード時と同様です。詳しくはP.76 をご覧 ください。
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リファレンス編ソングプレイモード
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
PAT TR
SOLO
TR1
TR2
CYMBAL
MISC.
SNARE
KICK

各トラックのミュート/ソロ

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ソングを構成する TR1/2(トラック 1/2)、リズム、コード、ベースの各トラックを個別にミュートしたり、リズムの各 パートをソロ状態にすることができます。
ミュート
TR1 キー、TR2 キー、BASS キー、CHORD キー、RHYTHM キーをそれぞれ押してランプを消すことにより、各パー トをミュート(消音)することができます。リズム練習などのときに不要なパートを消しておくことができます。もう一度 同じキーを押すとランプが点灯し、ミュートは解除されます。
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
A トラック 1 に MIDI チャンネル 10 でリズム(ドラム)、同様に MIDI チャンネル 7 でべース、または MIDI チャンネル 10 と 7 以外でコードの各 パートが録音されている場合、それぞれ RHYTHM キー、BASS キー、CHORDキーでミュートすることができますが、トラック 2 に録音された各パー トはミュートできません。ただしベースパート(ch7)に関しては、ベースリニアトラックモード(P.111)を ON にしておくと、トラック 1/2 どち らに録音されたベースパートも BASS キーでミュートできます。
リズムの各パートのミュート/ソロ
Aリズムの各パートをミュートしたりソロ演奏することもできます。操作方法はすべてパターンプレイモード時と同様です。詳しくはP.77をご覧 ください。
Aトラック 1 を MIDI チャンネル 10 のリズム用トラックとしている場合は、同時にトラック 1内のリズムの各パートのデータもミュート/ソロ状 態になります。

グルーブチェック機能

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
※この機能はパターンプレイモードでも使用できます。
ソング(またはパターン)に合わせてパッドやドラムを演奏する場合、たたくタイミングがどれくらいジャストタイミング からずれているかを DTX がチェックしてくれるユニークな機能です。
グルーブチェック機能には、つぎの 2 種類のモードがあります。
■シングルモード ................................... パッドやドラムによって入力されたデータひとつひとつが、ジャストタイミングからどれだけず
れているかをクロック単位で表示します。スネアやキックのノリをチェックするのに便利です。ク リックの分解能によってグルーブチェックのタイミングの最小単位が決まります。
DRUM KIT
TEMPO BEAT
GroovChk
SONG
MEASURE
CLICK
dif:+00
MISC. CYMBAL SNARE KICK
MAIN A
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リファレンス編ソングプレイモード
CLICK
■アベレージモード ................................ グルーブチェックが開始されてからのずれの平均値とタイミングのばらつきを 16 分音符の分解
能を100%として、パーセント表示します。ドラムセット全体で演奏しているときのグルーブ感 をチェックすることができます。今までのデータをクリアしたい時はレコードボタンをもう一度 押します。
TEMPO BEAT
ave:+00%
SONG
MEASURE
CLICK
dsp: 00%
MISC. CYMBAL SNARE KICK
A グルーブチェックのモードは、あらかじめユーティリティモードの SEQ 項目のグルーブチェック画面で選んでおきます(P.124)。
使用方法
! ソング(またはパターン)の演奏中にレコードボタンを押します。
CLICK
" カーソルを CLICK 表示に合わせます。ジョグダイアルか +1/YES、-1/NO キーを使って、グルーブチェックのタイ
ミングの最小単位となる分解能を設定します。
□設定できる値
分解能: 4分音符、34分音符(3連)、 8分音符、38分音符(3連)、 16分音符、316分音符(3連)
# ソング(またはパターン)のタイミングに合わせて、パッドやドラムを演奏します。
$ 各モードに応じたタイミングチェックの結果がリアルタイムで LCD に表示されます。
% スタート / ストップボタンを押して演奏を停止すると、グルーブチェック機能は解除されます。
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