DRUM
DRUM TRIGGER MODULE
Version 2.0
TRIGGER
TR2TR2
MISC.
BASSBASS
TMP TR
SNARE
CYMBAL
CHORDCHORD
CHO TR
THM
Y
H
R
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLOSOLO
TR1TR1
AGE
PAGE
FILL AB
1/NO
1/NO
-
MAIN B
INTRO
TEMPOTEMPO
FILL BA
1/YES
1/YES
+
ENDING
SHIFTSHIFT
AGE
PAGE
ERASE
MAIN A
R
E
G
IG
TR
TRIGGER
DRUMDRUM
KITKIT
BEAT
PO
SONG
TEM
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE
3
MUTE
MUTE
MUTE
MODULE
CHAIN
DRUM KIT
PATTERN
CHAINCHAIN
SONGSONG
PATTE
VOICE
VOICE
R
TTERN
UTILITYUTILITY
STORESTORE
N
CLICK
.
C
L
IS
A
M
B
M
Y
E
C
R
A
N
S
K
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
IC
K
MASTER VOL.MASTER VOL.
MAX
MAX
MINMIN
AUX INAUX IN
ACCOMPACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICKCLICK
KICK/MISC.
io
rs
e
V
DRUM TRIGGER MODULE
2.0
n
取扱説明書
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みく だ さい。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するため
のものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容
を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守り
ください。
(お子様向けの場合)お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願い致
します。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改 造し
たり しない。
感電や火災、また は故障 など
の原因になりま す。異常を感
じた場合など、機器の点検修
理は必ずお買い上げの楽器
店または巻末のヤマハ電気
音響製品サービス拠点にご
依頼ください。
浴室や雨天時の屋外な ど湿気の多いところ で使用しない 。ま
た、本体の上に花瓶や薬品 な ど液体の入ったものを置かない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプタ ー コード/プラグがい た んだ場合 、または、使用中
に音が出なくな ったり異常なにおいや煙が出た場合は、すぐに
電源スイ ッ チを切 り 電源プラグをコ ンセントから抜く 。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い
上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠
点に点検をご依頼くださ い 。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコン の 電源など交流200Vのものがあります。誤って接
続すると、感電や火災のおそれがあ ります。
電源アダプターは 、必ず指定のもの(PA-1207またはPA-3B)
を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると )故障、発熱、発火な
どの原因になります。
手入れをすると きは、必ず電源プラグをコンセントから抜く 。
また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこ りが付着している場合は、ほこりをきれい
に拭き取る。
感電やショート のおそれがあります。
注意 この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近づけた
り、無理に曲げたり 、傷つけたりしない。また、電源アダプター
コードに重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因になり
ます。
電源プラグを抜くときは、電源アダプタ ーコードを持たずに、
必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプ ターコードが破損して 、感電や火災が発生するお
それがあります。
タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセン ト部が異
常発 熱して発火したりすることがあ
ります。
長期間使用しないときや落雷のおそれが ある ときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く 。
感電、ショート、発火などの原因 になります。
(3)
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った
上で行う。また、電源を入れたり 切 ったりする 前に、必ず機器
のボリュームを最小(0)にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
本体の放熱用スリットに本などを 置いて、ふさがない。
換気が十分でないと、本体内部に熱が こもり、火災が発生す
るおそれがあります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使 用しない。
聴覚障害の原因になります。
直射日光のあ たる場所(日中の車内など)やストーブの近く な
ど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いとこ
ろ、またほ こりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりする原
因にな ります。
テレビやラジオ、スピーカー など他の電気製品の近くで使用
しない。
デジタル回路を多用している ため、テレビやラジオなどに雑
音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりする原因
にな ります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプタ ーコードなどの接
続ケーブルをすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれがあり
ます。
バックアップバッテリーについて
この機器はバックアップバッテリー(リチウム電池)が内蔵されてい ま
すので、電源コードが コンセントから外されても、内部のデータは記憶
されています。バックアップバッテリーが消耗すると、LCDに“ERRLowbattery”が表示されます。バックアップバッテリーがなく なる と内
部のデータ は消えてしまい ますので 、すぐ に データを ヤ マハMIDIデー
タファイラー MDF2などの外部機器 に 保存し、お買い上げの楽器店ま
たは巻末のヤマハ電 気音響製品サービス拠点にバックアップバッテ
リーの交換をお申し付けください。
バックアップバッテリーは自分で交換しない。
感電や火災、ま たは故障などの原因 に なります。バックアップ
バッテリーの交換は、必ずお買い上げの楽器店または巻末
のヤマハ電気音響製品サービス拠点にお申し付けください 。
バックアップバッテリー を子供の手の届くと こ ろ に置かない。
お子様が誤ってバックアップバッテリーを飲み込 むお それが
あります。
作成し たデー タの保存について
作成したデータはこまめにフロッ ピーディスクに保存する。
作成し たデー タ は、故障や誤操作などの ため
DATA
に失われることが あります 。大切なデータは
ヤマハMIDIデータファイラーMDF2などの
外部機器に保存されることをおすすめしま
す。
本体を手入れするとき は、ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞ
うきんなど は 絶 対 に 使 用しな い。 また、本体上にビニール製
品やプラスチック製品などを置かない。
本体のパネルやス イッチが変色/変質する原因になります。
お手入れは、柔 らかい布で乾拭きしてください。
本体の上に乗ったり 重いものをのせた りしない。また、ボタン
やスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様がけが をし たり す る 原因 に なります 。
指定のス タンド/ ラッ ク以外は 使用しな い。また、取り付けには
必ず付属のネジを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりする原因
にな ります。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかね
ます。また、データが破損したり失われたりした場合の保証
はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
(3)
■はじめに
このたびはヤマハ DRUMTRIGGERMODULEDTX をお買い上げいただきまして、まことにありがとうござい
ます。DTX は、AWM音源とシーケンサー機能を搭載した新しいタイプのドラムトリガーモジュールです。自宅や
スタジオでのドラム練習をはじめ音楽制作やライブパフォーマンスでの活用など幅広い分野でのニーズにお応えし
ます。DTXの優れた機能を使いこなしていただくために、本書をご活用いただきますようご案内申し上げます。ま
た、ご一読いただいた後も、不明な点が生じた場合に備え、本書を大切に保管いただきますようお願い申し上げま
す。
■取扱説明書の使い方
この取扱説明書は大きく基礎編とリファレンス編の 2 つにわかれています。
CHAPTER
音を出す操作(P.14)を手早く行えるよう基本的な操作方法を説明しています。また、「DTX の全体構成とモードについ
て」(P.18)ではDTX の全体像をわかりやすく解説しています。
CHAPTER
各機能の操作方法について詳しく説明しています。わからないところや調べたい機能を辞書を引くようにしてお使いいた
だけます。調べたい言葉や機能を探すとき、目次(P.4)や索引(P.140)をお使いになると便利です。
また、知りたい項目をすぐに探し出せるよう、随所に参照ページを設けてあります。必要に応じてご覧ください。
基礎編
1
リファレンス編
2
■表記について
本書ではつぎに示すアイコンを使用しています。
A ....................... その機能に関する補足説明を示しています。
B ....................... その機能に関する応用例や使い方のヒントを示しています。
C ..................
その操作を行うことによって、データが消えたり本体にダメージを与える心配があることを示しています。
■同梱品
2
○ 取扱説明書(本書)
○ クイックガイド
○ 保証書
○ 電源アダプター(PA-1207/PA-3B)
■ DTX とは?
DTXは従来のドラムトリガー機能に加えて、ハイクオリティなサウンドを提供するGM対応のAWM2音源、さまざまなリ
ズムスタイルを持つリズムマシン機能、ソング作成さえ可能なシーケンサー機能を搭載した、ちょっと欲張りなデジタル
楽器です。スタジオでの音楽制作、ライブパフォーマンス、リズム練習に至るまで、場所を選ばずにお使いいただけます。
ドラムトリガー機能リズムマシン機能
シーケンサー機能
DTX の特長
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
●12個のインプットを持つドラムトリガー機能。インプットごとに演奏や目的に合わせた細かいエディットが可能です。
●使いたいボイスを割り当てられる32種類のユーザードラムキットと実用的な32種類のプリセットドラムキットを用意
しました。
●ハイクオリティな928種類のドラムボイスとGMシステムレベル1に対応した128種類のキーボードサウンドを持つ
AWM2音源(最大同時発音数32音)。高品位でバリエーション豊かなサウンドを提供します。
●ドラムボイスごとに、エフェクトを始めとしてボリュームやピッチなど、さまざまなエディットが可能です。
●本格的なシーケンサー機能を搭載。パッドやMIDIキーボードを使って好きなリズム/バッキングパターンを録音/作成
したり(パターンレコード)、作ったパターンやプリセットスタイルを使って簡単にソングを作成すること(ソングレコード)
ができます。
●ライブパフォーマンスや練習などで使える、便利なチェーン機能を搭載しています。
●見やすい大型LCDとLEDディスプレイを搭載。また、イージーオペレーティングを実現する、使いやすいシーケンサー
キーやジョグダイアルを採用しています。
●4つのボリュームスライダーにより、マスターボリュームだけでなくリズムの各パートや伴奏の音量を個別にコントロー
ルすることができます。
AWM2音源搭載
●グルーブチェック機能により、タイミングのずれやグルーブ感をパーセンテージで確認することができます。
●多彩なMIDI機能を搭載。他のMIDI機器やコンピューターと接続してDTXのシステムをさらに拡張することができます。
■ハイクオリティなドラム音源モジュールとして ...
■パターンに合わせてリズムトレーニング!!
■リズムマシーンとして ...
■あらかじめ伴奏パートを作成しておけば、一人ライブも OK!!
■コンピュータミュージック用 16 パートの GM 音源として ...
■パターン/ソング作成機能で作曲や編曲も自由自在!!
とにかく、使い方はあなたしだい!!DTX はすべてのドラマーのつよーい味方です。
3
目次
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
■各部の名称と機能 ....................................................................................... 6
■音を出す準備 ............................................................................................... 9
基 礎 編
音を鳴らしてみよう .................................................................................... 14
DTX の全体構成とモードについて ........................................................... 18
ボイスとドラムキット ......................................................................... 18
パターンとソング ................................................................................. 19
トリガー ................................................................................................ 20
DTX のモードについて ....................................................................... 21
基本キー操作 ................................................................................................ 22
各モードへの入り方 ............................................................................. 22
LCD の共通表示について .................................................................... 25
PAGE¡/⁄ キーについて .................................................................... 26
Q カーソルキーについて ....................................................... 26
ジョグダイアルについて ..................................................................... 27
+1/YES、-1/NO キーについて ....................................................... 27
シーケンサーキーについて ................................................................. 27
リファレンス編
ドラムキットプレイモード ......................................................................... 30
ドラムキットプレイモードへの入り方 .............................................. 30
ドラムキットの選択 ............................................................................. 30
ドラムキットトリガーエディットモード ................................................. 32
ドラムキットトリガーエディットモードへの入り方 ....................... 32
ドラムキットトリガーエディットモードのページ構成と操作について ......
1KitName(ドラムキットネーム) ............................................. 35
2PADType(パッドタイプ) ....................................................... 35
3AutoSet(オートセット) ......................................................... 36
4PADGain(パッドゲイン) ........................................................ 36
5LevelRng(レベルレンジ) ......................................................... 37
6VelRange(ベロシティレンジ) ................................................ 37
7VelCurve(ベロシティカーブ) .................................................. 38
8SelfRej(セルフリジェクション) ............................................ 39
9Reject(リジェクション) .......................................................... 39
10SpecRej(指定リジェクション) .............................................. 40
11Note=(ノートナンバー 1to5) ............................................. 40
12Note=(ゲートタイム) ............................................................... 42
13Note=(MIDI チャンネル) ......................................................... 42
14KeyOn(キーオンモード) ......................................................... 43
15VelXFade(ベロシティクロスフェード) ................................. 44
16RIMKeyOn(リムキーオン) ...................................................... 44
17RIMVel(リムベロシティ) ........................................................ 45
18PADFunc(パッドファンクション) ........................................ 45
19FSFunc(FS ファンクション) ................................................. 46
20FSMIDI(FSMIDI チャンネル) ............................................... 47
21FSHHcls(FS ハイハットコントロール) ............................... 47
22FCFunc(ハイハットコントロールファンクション) ............ 47
23FCMIDI(ハイハットコントロールチャンネル) ..................... 47
24FCSens(ハイハットコントロールセンシティビティ) ........ 48
25HHCtrl(ハイハットコントロール) ......................................... 48
26In9to10(インプット 9 トゥ 10) ........................................... 48
27In11to12(インプット 11 トゥ 12) ..................................... 48
28CopyINP(コピーインプット) ................................................. 48
29CopyTRG(コピートリガー) ................................................... 49
30Edit(エディットリコール) ........................................................ 49
31SetChord=(コードによるノートナンバーの設定) .............. 49
ドラムキットボイスエディットモード ..................................................... 50
ドラムキットボイスエディットモードへの入り方 ........................... 51
ドラムキットボイスエディットモードのページ構成と操作について .........
1VCE(ボイス) .............................................................................. 53
2Volume(ボリューム) ................................................................53
3Pan(パン)................................................................................... 54
4Pitch(ピッチ) ............................................................................ 54
5RevSend(リバーブセンド) .................................................... 55
6Modify(モディファイ) .............................................................. 55
7Filter(フィルター) ..................................................................... 56
8Decay(ディケイ) ...................................................................... 56
9KeyMode(キーモード) ........................................................... 57
10AlterGrp(オルタネートグループ) ........................................... 57
11KeyOff(キーオフ) .................................................................... 58
33
51
12OutPort(アウトポート) .......................................................... 58
13REVRtn(リバーブリターン)................................................... 58
14REVType(リバーブタイプ) .................................................... 59
15REVTime(リバーブタイム) .................................................... 59
16PCCh=(プログラムチェンジ送信) ......................................... 59
17BKCh=(バンクセレクト送信) ................................................ 60
18CCCh=(コントロールチェンジ送信:ボリューム) .............. 60
19CCCh=(コントロールチェンジ送信:パン) ......................... 61
20CCCh=(コントロールチェンジ送信) ..................................... 61
21RootNote(ルートノート) ....................................................... 62
チェーンプレイモード ................................................................................ 63
チェーンプレイモードへの入り方 ...................................................... 63
チェーンの選択 ..................................................................................... 64
ステップの切り替え ............................................................................. 64
チェーンエディットモード ......................................................................... 65
チェーンエディットモードへの入り方 .............................................. 65
チェーンエディットモードのページ構成と操作について ............... 66
1Name(チェーンネーム) ............................................................ 67
2チェーンの作成/変更 ................................................................ 67
3エディットリコール .................................................................... 68
ストアモード ................................................................................................ 69
ストアモードへの入り方 ..................................................................... 69
ドラムキットストアモード ................................................................. 69
チェーンストアモード ......................................................................... 69
ストアのしかた ..................................................................................... 70
ドラムキットやチェーンのコピー ...................................................... 70
パターンプレイモード ................................................................................ 71
パターンの概念 ............................................................................................ 71
パターンの種類 ..................................................................................... 71
スタイル ................................................................................................ 71
セクション ............................................................................................ 71
ユーザーパターン ................................................................................. 72
パターンプレイモードへの入り方 ...................................................... 72
パターンの選択 ..................................................................................... 72
パターンの演奏 ..................................................................................... 74
ボリューム調節 ..................................................................................... 75
テンポの調節 ......................................................................................... 76
クリック(メトロノーム) .................................................................... 76
各トラックのミュート/ソロ ............................................................. 77
コードの指定 ......................................................................................... 78
パターンレコードモード ............................................................................ 80
録音の手順 ............................................................................................ 80
パターンジョブモード ................................................................................ 88
パターンジョブモードへの入り方 ...................................................... 88
パターンジョブモードのページ構成と操作について ....................... 88
1Copy(Pat/Dest)(パターンコピー) ...................................... 90
2Quantize(クオンタイズ) .......................................................... 91
3CrTrNote(トラックごとのノートのクリア) .......................... 91
4ClrTrack(クリアトラック) ....................................................... 92
5ClearPat(クリアパターン) ...................................................... 92
6
Pgm=(コード/ベース/リズムトラックのボイス設定) ........................
7PatName(パターンネーム) ................................................... 92
ソングプレイモード .................................................................................... 93
ソングの概念 ......................................................................................... 93
トラック構成 ........................................................................................ 93
シーケンストラック ............................................................................. 93
バッキングトラック ............................................................................. 93
ソングの種類 ........................................................................................ 93
ソングプレイモードへの入り方 .......................................................... 94
ソングの選択 ......................................................................................... 94
ソングの演奏 ......................................................................................... 95
ボリューム調節 ..................................................................................... 96
テンポの調節 ......................................................................................... 96
クリック(メトロノーム) .................................................................... 96
各トラックのミュート/ソロ ............................................................. 97
グルーブチェック機能 ......................................................................... 97
ソングレコードモード ................................................................................ 99
録音の手順 ............................................................................................ 99
ソングジョブモード ................................................................................. 107
ソングジョブモードへの入り方 ....................................................... 107
ソングジョブモードのページ構成と操作について ........................ 107
1Copy(Song/Dest)(ソングコピー) ................................... 108
2Quantize(クオンタイズ) ....................................................... 109
3ClrTrack(クリアトラック) ................................................... 109
92
4
4ClrSong(クリアソング) ....................................................... 109
5PgmCh(各チャンネルのボイス設定) .................................. 110
6VolCh(チャンネルボリューム) ............................................. 110
7Panch(チャンネルパン) ........................................................ 110
8PlayMode(プレイモード) ..................................................... 110
9BLnrTR(ベースリニアトラックモード) ............................ 111
10PatMute(パターントラックミュートモード) ................... 111
11SongName(ソングネーム) .................................................. 111
ユーティリティモード ............................................................................. 112
ユーティリティモードへの入り方 ................................................... 112
ユーティリティモードのページ構成と基本操作について ............ 112
1STSTEM(システム) .............................................................. 114
2EditMode(エディットモード) .............................................. 114
3LinkMode(リンクモード) ..................................................... 115
4Lrn Mode(Learn(学習)モード)........................................ 115
5SldrMode(スライダーモード) .............................................. 116
6Bypass(バイパス) ................................................................. 116
7JumpRcnt(ジャンプトゥリセントページ) ...................... 116
8FCoffset(FC オフセット) ..................................................... 117
9MaToAux(メイン出力から補助出力へ) .............................. 117
10IncFunc(インクファンクション) ........................................ 117
11DecFunc(デックファンクション) ...................................... 117
12MIDI ........................................................................................... 117
13DeviceNo(デバイスナンバー) ............................................. 117
14ReceiveSysX(システムエクスクルーシブの受信) .......... 117
15ReceivePC(プログラムチェンジの受信) .......................... 118
16RecvCh10All(チャンネル 10 の MIDI 受信) ................... 118
17RecvCh10PC
18SendHH(ハイハットコントロールチェンジ送信) ............. 118
19LocalCtl(ローカルコントロール) ........................................ 118
20DumpTime(ダンプタイム) ................................................... 119
21MergeOut(マージアウト) .................................................... 119
22DumpOut(バルクデータ送信) ............................................ 119
23P/C → KIT(プログラムチェンジテーブル) ......................... 120
24 EQ(イコライザー) .................................................................. 120
25 Lo MiHi(ゲイン) ................................................................... 121
26LoFreq(Lo フリーケンシー) ................................................ 121
27MidFreq(Mid フリーケンシー) ........................................... 121
28HiFreq(Hi フリーケンシー) ................................................. 121
29SEQ(シーケンサー) ............................................................... 122
30ClickHi(クリック Hi) ............................................................ 122
31ClickMid(クリック Mid) ....................................................... 122
32ClickLo(クリック Lo) ........................................................... 122
33ClickOut(クリックアウト) ................................................... 123
34PlyClick(プレイクリック) ..................................................... 123
35Tempo(テンポ) ...................................................................... 123
36Count(カウント) .................................................................... 123
37GrvCheck(グルーブチェック) ............................................. 124
38BreakTB(ブレイクトップ/ボトム)................................... 124
39MIDIctrl(MIDI コントロール) ............................................... 125
40SyncMode(シンクモード) ................................................... 125
41MULTI(マルチ) ....................................................................... 126
42MastTune(マスターチューン) ............................................ 126
43Program(プログラム) ........................................................... 126
44Volume(ボリューム) ............................................................. 127
45Pan(パン)................................................................................ 127
46Pitch(ピッチ) ......................................................................... 128
47RevSend(リバーブセンド) ................................................. 128
(チャンネル 10 のプログラムチェンジ受信) .............
118
基礎編
リファレンス編
ドラムキット
プレイモード
ドラムキット
トリガーエディット
モード
ドラムキット
ボイスエディット
モード
チェーンプレイモード
チェーンエディット
モード
ストアモード
パターンプレイモード
パターンレコード
モード
パターンジョブモード
ソングプレイモード
ソングレコードモード
資料編
MIDI ........................................................................................................... 129
MIDI データフォーマット ................................................................ 134
故障かな?と思ったら ...................................................................... 136
エラーメッセージ一覧 ...................................................................... 138
仕様 ..................................................................................................... 139
索引 ..................................................................................................... 140
ドラムボイスリスト .......................................................................... 143
GM キーボードボイスリスト ........................................................... 147
ドラムキットリスト .......................................................................... 148
プリセットスタイルリスト .............................................................. 165
プリセットソングリスト .................................................................. 165
ドラムキットトリガーエディットパラメーター(ブランクチャート) ........
ドラムキットボイスエディットパラメーター(ブランクチャート) ...........
MIDI インプリメンテーションチャート ......................................... 168
166
167
ソングジョブモード
ユーティリティモード
資料編
5
■各部の名称と機能
トップパネル
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
AUX IN
TEMPO BEAT
MEASURE
INPUT
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE
MUTE
MUTE
MUTE
3
CLICK
KICK/MISC.
CHAIN
DRUM KIT
PATTERN SONG
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
MAX
MIN
MASTER VOL.
! LCD(液晶ディスプレイ)(P.25)
DTX を操作していく上で必要なさまざまなデータや情報が表示
されます。
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
CLICK
Version
DRUM TRIGGER MODULE
2.0
& CLICK/KICK/MISC. ボリュームスライダー(P.31)
メトロノームのクリック音やキック、その他の楽器の音量を調節
します。
" LED ディスプレイ(P.31)
現在選ばれているドラムキットナンバーを表示する大型2桁表示
の LED ディスプレイです。
# MASTERVOLUME スライダー(P.31)
DTX の総合的な音量を調節します。PHONES端子、OUTPUT
L(MONO)/R 端子からの出力を同時にコントロールします。
$ AUXIN ボリュームスライダー(P.11)
AUX IN 端子から外部入力されたソース(CD やテープレコー
ダーなど)の音量を調節します。
%
ACCOMP/SNARE/CYMBAL ボリュームスライダー(P.31)
ソングやパターンの伴奏音やスネアドラム、シンバルの音量を調
節します。
6
' DRUMKIT キー(P.30)
ドラムキットプレイモードに入ります。
( CHAIN キー(P.63)
チェーンプレイモードに入ります。続けてもう一度キーを押す
と、チェーンエディットモードに入ります。
) SONG キー(P.94)
ソングモードに入ります。続けてもう一度キーを押すと、ソング
ジョブモードに入ります。
* PATTERN キー(P.72)
パターンモードに入ります。続けてもう一度キーを押すと、パ
ターンジョブモードに入ります。
+ TRIGGER キー(P.32)
ドラムキットトリガーエディットモードに入ります。
, VOICE キー(P.51)
ドラムキットボイスエディットモードに入ります。また、エ
ディット時は、このキーを押してボイスを鳴らして確認すること
ができます。
- UTILITY キー(P.112)
ユーティリティモードに入ります。
. STORE キー(P.69)
ドラムキットまたはチェーンのストアモードに入ります。
/ PAGE ▲ /ERASE(MAIN A)キー(P.26,73)
ページを前に戻したり、パターンモード時に SHIFT キーと組み
合わせるとMAINA パターンを選択するキーとして機能します。
また、録音時にデータを消去するイレースキーとして機能しま
す。
0 PAGE ▼(MAINB)キー(P.26,73)
ページを先に進めたり、パターンモード時に SHIFT キーと組み
合わせるとMAINB パターンを選択するキーとして機能します。
1 ‡ (FILLAB)キー(P.26,73)
カーソル位置を前に戻したり、パターンモード時に SHIFT キー
と組み合わせると FILLAB パターンを選択するキーとして機能
します。
8 TR 2(CYMBAL)キー(P.77)
ソングの TR 2(トラック 2)を ON/OFF したり、SHIFT キー
と組み合わせてリズムの CYM(シンバル)パートをミュートす
ることができます。
9 BASS/TMP TR(SNARE)キー(P.77)
ソングのベーストラックやテンポトラックを ON/OFF したり、
SHIFT キーと組み合わせてリズムの SNARE(スネア)パートを
ミュートすることができます。
: RHYTHM/PAT TR(KICK)キー(P.77)
ソングのリズムトラックやパターントラックをON/OFFしたり、
SHIFT キーと組み合わせてリズムの KICK(キック)パートを
ミュートすることができます。
; CHORD/CHOTR キー(P.77)
ソングのコードトラックを ON/OFF することができます。
< SOLO キー(P.78)
このキーを押しながら他のキーを押すことによって、リズムの特
定パートだけを発音させることができます。
= CLICK キー(P.76)
メトロノーム音を ON/OFF することができます。
> ポーズ(一時停止)ボタン(P.74, 95)
ソングを一時停止させることができます。もう一度押すと、一時
停止した位置からソングの演奏が続きます。
2 ¶ (FILL BA)キー(P.26,73)
カーソル位置を次へ進めたり、パターンモード時に SHIFT キー
と組み合わせると FILLBA パターンを選択するキーとして機能
します。
3 -1/NO(INTRO)キー(P.27,73)
カーソル位置の数値を1つずつ減らしたり、パターンモード時に
SHIFTキーと組み合わせるとINTROパターンを選択するキーと
して機能します。
4 +1/YES(ENDING)キー(P.27,73)
カーソル位置の数値を 1 つずつ増やしたり、SHIFT キーと組み
合わせるとENDINGパターンを選択するキーとして機能します。
5 TEMPO キー(P.76)
このキーを押すとカーソルが TEMPO 表示に移動します。
6 SHIFT キー(P.73,77)
このキーを押しながら他のキーを押すことによって、スタイルの
セクションを選択したり、リズムの各パートをミュートすること
ができます。
7 TR 1(MISC.)キー(P.77)
ソングの TR 1(トラック 1)を ON/OFF したり、SHIFT キー
と組み合わせてリズムの MISC(その他の楽器)パートをミュー
トすることができます。
? リワインド(巻き戻し)ボタン(P.74, 95)
ソングの位置を1小節単位で戻します。押し続けると高速で変化
します。
@ スタート/ストップボタン(P.74,95)
ソングの演奏、録音を開始/停止します。
A フォワード(早送り)ボタン(P.74, 95)
ソングの位置を1小節単位で進めます。押し続けると高速で変化
します。
B レコードボタン(P.81)
録音待機状態にします。
C ジョグダイアル(P.27)
カーソル位置の数値を変更します。
7
リアパネル
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
INPUT ATTENUATION
12/11
10/9 KICK
8 H.HAT 7 CRASH 6 RIDE 5 TOM4 4 TOM3 3 TOM2 2 TOM1 1 SNARE
DC IN 12VPOWER R L R L/MONO PHONES AUX IN FOOT SW H.HAT
コー ドフッ ク
! POWER スイッチ(P.12)
電源を ON/OFF します。
" INPUTATTENUATION スイッチ
出力の大きさが異なるパッドを接続する際、入力信号を調節するこ
とができます。スイッチを下げると入力信号は大きくなります。
パッドをたたいた時の強弱で音量がうまく変化しない場合やダブル
トリガーが発生する場合などに試してみてください。
# DC IN 端子(P.12)
付属の電源アダプター(PA-1207 または PA-3B)を接続します。
※電源アダプターのコードが抜けないようにコードフックに巻き付
けて固定します。
A 別売の PA-3 は使用できません。ご注意ください。
$ 12/11 インプット(P.9)
パッドを接続します。ステレオフォーンプラグを使用すれば 2 つ
のトリガー入力(2 つのパッド)が可能です。モノラルフォーンプ
ラグを使用する場合は 11 インプットだけに入力されます。
% 10/9KICK インプット(P.9)
パッドを接続します。ステレオフォーンプラグを使用すれば 2 つ
のトリガー入力(2 つのパッド)が可能です。モノラルフォーンプ
ラグを使用する場合は 9 インプットだけに入力されます。
& 1SNARE 〜 8H.HAT インプット(P.9)
各パッドを接続します。ステレオフォーンプラグを使用すれば、ス
イッチ付トリガー入力(TP80S、PCY80S 用)になります。モ
ノラルフォーンプラグを使う場合は、トリガー入力だけになりま
す。
Aモノラルフォーンプラグを使う場合、電源を入れた後にイン
プット端子を差し替えると、位相が逆になりスイッチ機能が十分生
かせなくなることがあります。このような場合、一度プラグを差し
替えた後でもう一度電源を入れ直してください。
' AUXOUTL/R 端子
特定のボイスをこの端子から出力させることができます。キックや
スネアを単独で出力させたいときなどに使用します。なお、この端
子からの出力指定はドラムキットボイスエディットモードの 12
ページ目にあるアウトプットポートの選択で行います(P.58)。ま
た、クリックのメトロノーム音をこの端子から出力させる場合は、
8
ユーティリティモードのSEQ項目のClickOut画面で設定します。
AUX OUT
OUTPUT
CONTRAST OUT IN
CONTROL
MIDI
( OUTPUTL/MONO、R 端子(P.10)
外部アンプやミキサーなどへ接続するための端子です。接続にはモ
ノラルフォーンプラグを使用します。モノラルで再生する場合はL
(MONO)端子のみを使用し、ステレオで再生する場合は L
(MONO)/R の両方にそれぞれ接続してください。
) PHONES 端子(P.9)
ヘッドフォンをご使用になるときに接続する端子です。ヘッドフォ
ンはステレオフォーンプラグ付きのものをご使用ください。
* AUX IN 端子(P.11)
外部のオーディオ機器などからの出力をこの端子に接続します。
CDやカセットテープの音楽に合わせて演奏するときなどに使用す
ると便利です。接続にはステレオミニプラグをご使用ください。
+ FOOT SW 端子(P.9)
フットスイッチ(FS50 や FC5 など)を接続するための端子です。
ドラムキットトリガーエディットモードの19ページ目にある FS
ファンクションで、使用したいフットスイッチの機能を設定するこ
とができます。(P.46)。
, H.HATCONTROL 端子(P.9)
ハイハット用のフットコントローラー(HH80 や FC7 など)を接
続するための端子です。ドラムキットトリガーエディットモードの
22 ページ目にあるハイハットコントロールファンクションで、
フットコントローラーの機能をMIDIコントロール用に設定するこ
とができます。(P.47)
- CONTRAST ノブ
LCD のコントラストを調節します。
. MIDIIN/OUT(P.9)
外部MIDI機器とMIDIデータの送/受信を行うために使用します。
DTX と外部 MIDI 音源やシーケンサーなどを組み合わせて、さら
に大規模な MIDI システムを作ることができます。
■音を出す準備
パッドのみで構成されたセット例
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
つぎの図を参照して各パッドから DTX の各インプットへ接続してください。
KP80などTP80など追加パッド PCY80など PCY80など TP80などTP80など TP80など TP80など TP80など TP80など
INPUT ATTENUATION
12/11
10/9 KICK
8 H.HAT
7 CRASH
6 RIDE
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
2 TOM1
1 SNARE
POWER
DC IN 12V
R L R L/MONO
AUX OUT
OUTPUT
PHONES
AUX IN
FOOT SW
H.HAT
CONTROL
CONTRAST
OUT
IN
MIDI
電源アダプタ
–
MIDIキーボードなど
オーディオ出力
ヘッドフォン
CD Playerなど
FS-50など
MIDI音源/キーボードなど
HH80など
A パッドを追加したい場合は、インプット 10/9 と 12/11 は変換ケーブル(ステレオプラグ→モノラルプラグ× 2)を使えば 2 つの別のトリガー
信号を入力することができます。インプット10 には主なプリセットドラムキットではシンバルのカップ奏法のボイスが、インプット11 と 12 にはそ
のドラムキットにふさわしいパーカッションボイスが設定されています。
DTX側インプット10/9または12/11パッド側
モノラルプラグX2 ステレオプラグ
変換ケーブルの例
9
アコースティックドラム(5 点セット)とパッド(5 点) から構成されたセット例
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
※アコースティックドラムにはあらかじめ別売のドラムトリガーピックアップ DT10 を取り付けておきます(P.11)。
つぎの図を参照して各パッドから DTX の各インプットへ接続してください。
INPUT ATTENUATION
POWER
電源アダプター
12/11
10/9 KICK
8 H.HAT
7 CRASH
6 RIDE
5 TOM4
DC IN 12V
R L R L/MONO
AUX OUT
OUTPUT
PHONES
ヘッドフォン
Ch. 2Ch. 1
ミキサー
アンプ
スピーカー スピーカー
4 TOM3
AUX IN
3 TOM2
FOOT SW
2 TOM1
1 SNARE
H.HAT
CONTRAST
CONTROL
HH80など
OUT
IN
MIDI
MIDIキーボードなど
MIDI音源/キーボードなど
—
10
AUXIN 端子を使う
DTXのリアパネルにはステレオミニジャックの AUXIN 端子が用意されています。この端子から CD プレーヤーやカセットデッ
キなどからのサウンドソースを入力し、DTX のサウンドとミックスしてリアパネルのOUTPUT 端子から出力させることができ
ます。好きな曲に合わせてリズム練習したり、セッションを楽しみたいときなどに便利です。なお、入力した外部サウンドソース
の出力音量は、AUXINボリュームスライダーによって単独でコントロールすることができます。DTXのドラムキットとの音量
バランスを簡単に取ることができます。
MAX
5 TOM4
4 TOM3
3 TOM2
PHONES
AUX IN
FOOT SW
MASTER VOL.
MIN
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
AUX IN端子
ドラムトリガーシリーズ DT の取り付け方
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! ベースドラムにトリガーセンサーを取り付ける。
ベースドラムのヘッドのリムに最も近いところに DT10 のセンサー部を取り付けます。この時リムには接触しないよ
うに取り付けてください。
" スネアドラムにトリガーセンサーを取り付ける。
スネアドラムのヘッド上でプレイヤーとは反対側のリムに最も近いところに DT10 のセンサー部を取り付けます。
# タムタムにトリガーセンサーを取り付ける。
タムタムのシェルの打面側のリムに最も近いところに DT10 のセンサー部を取り付けます。この時リムには接触しな
いように取り付けてください。またこの時、他のドラム(スネアやタムタム)、ハイハット、カウベルなどの影響を受け
ない離れた位置に取り付けるようにしてください。
布テープ 布テープ
C オーディオ機器との接続は、すべての機器の電源を切った状態で行ってください。
11
ドラムトリガーの取り外し方
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ドラムヘッドを交換するときには、ヘッドをゆるめる前にナイフなどを使って丁寧にセンサー部を取り外してください。セ
ンサー部を取り外すときにコードを引っ張らないように注意してください。
●ご注意ください
・ドラムヘッドやシェルのセンサーを取り付ける部分の汚れや油分を、あらかじめアルコールなどを使ってきれいに落としてくだ
さい。
・ドラムヘッドに取り付ける場合、振動による断線を防止するため、布テープでセンサー部分およびコードを覆い、固定してくだ
さい。
・響きが長く、不規則な振動がヘッドに残る場合、ダブルトリガーを起こす可能性があります。このような場合はヘッドの余分な
振動を抑えるためにミュートが必要です。ミュートにはヤマハリングミュートをおすすめします。
・取り外したドラムトリガーを再度取り付ける場合は、残っている粘着テープを完全に取り去り、新しい粘着テープを使用してく
ださい。古い粘着テープが残っていると感度不良、ダブルトリガーなどのトラブルの原因になります。
電源の準備
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
! 本体の POWER スイッチが OFF になっていることを確認して、付属の電源アダプターを本体リアパネルの DCIN 端
子に接続します。電源アダプターのコードが抜けないようにコードフックに巻き付けて固定します。
INPUT ATTENUATION
12/11
10/9 KICK
POWER
DC IN 12V
R
AUX O
コードフック
家庭用コンセントへ
電源アダプター
C 電源アダプターは必ず付属の PA-1207 または PA-3B をお使いください(PA-3 は使用できません)。他の電源アダプターをご使用になりま
すと、誤動作、故障の原因となります。また、長時間ご使用にならないときには、電源アダプターをコンセントから外してください。
" パッドなどの周辺機器およびオーディオなどの各機器が正しく接続されていることを確認して、本体リアパネルの
POWERスイッチをONにしてください。電源を入れると、DTXは接続状態を検出し、最適なセッティングを行います。
POWER
C スピーカー保護のために、DTXの電源を先に ON にし、その後ミキサーやアンプの順でオーディオ機器の電源をON にするように心がけてく
ださい。
12
CHAPTER
1
基 礎 編
この章では DTX の基本的な操作を説明しています。
DTX の全体像を理解し、
基本的な使い方をマスターするためにお使いください。
音を鳴らしてみよう .......................................................................................... (P.14)
DTX の全体構成とモードについて .................................................................... (P.18)
基本キー操作 ................................................................................................... (P.22)
基礎編
DRUM
KIT
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
VOICE
TRIGGER
UTILITY
STORE
PATTERN
SONG
CHAIN
KICK/MISC.
CLICK
PAGE
ERASE
SHIFT SOLO
TR1 TR2
+
1/YES
−
1/NO
TEMPO
CYMBALMISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
PAGE
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
好きなドラムキットを選んで演奏してみよう!
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
E
L
U
D
O
音を鳴らしてみよう
M
U
R
M
E
G
T
R
G
I
DTX には、928 種類のさまざまなドラムボイス(音色)が用意されていま
す。これらのドラムボイスの中から音楽のジャンル別にまとめたものをドラ
ムキットと呼んでいます。32 種類のプリセットドラムキットと 32 種類の
ユーザードラムキットの計 64 種類のドラムキットが用意されていますの
で、好きなキットを選ぶだけでさまざまなジャンルの演奏をすぐにエンジョ
イすることができます。もちろんオリジナルのユーザードラムキットを作る
こともできます(P.32)。
まずはパッドをたたいて素晴らしい音色の数々をためしてみましょう。
A 本書の中で使用している LCD のイラストは説明のための 1つの例にすぎません。使用状
況によって、表示が異なる場合がありますのでご注意ください。
! 電源を ON にする
POWER
"ドラムキットプレイモードに
入る
DRUMKIT キーを押します。ドラムキット
プレイモードになります。
DRUM
CHAIN
SONG
PATTERN
KIT
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
DRUM KIT
Acoustkt
# ドラムキットを選ぶ
Qカーソルキーを押して、カーソル
(点滅状態)をドラムキットナンバー表示に
合わせます。
DRUM KIT
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
Acoustkt
SONG
CityDogs
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
MAX
MASTER VOL.
MIN
AUX IN
SNARE/CYMBAL
ACCOMP
CLICK
KICK/MISC.
ジョグダイアルで使いたいドラムキットを
選びます。
A ドラムキットナンバーは LED ディス
プレイでも確認できます。No.1 〜 32 がユー
ザードラムキット、No.33〜 64 がプリセッ
トドラムキットです。なお、あらかじめ工場
出荷時にはNo.1〜32にもすぐ使えるドラム
キットがセットされています。
14
基礎編
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
UTILITY
VOICE
STORE
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
1/NO
INTRO
TEMPO
CLICK
$ パッド演奏する
パッドをたたいてみましょう。
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT SOLO
TR1 TR2
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
&クリックに合わせて演奏する
CLICK キーを押すとメトロノーム音が鳴り
出します。もう一度CLICK キーを押すとメ
( クリックの音量を調節する
CLICK ボリュームスライダーでメトロノー
ム音の音量を調節します。
トロノーム音は止まります。
MAX
CLICK
MIN
CLICK
KICK/MISC.
'クリックのテンポを変更する
TEMPOキーを押すと LCD のTEMPO表示
にカーソルが移動します。続けてジョグダ
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
ALCDの BEAT/CLICK 表示にカーソル
を合わせ、+1/YES、-1/NO キーかジョグダ
イアルを使って、クリックの拍子/刻みを変
更することもできます。
イアルでクリックのテンポを[ =30〜299
の範囲で変更することができます。
PAGE
ERASE
MAIN A
PAGE
MAIN B
% ボリュームを調節する
MASTER ボリュームスライダーでドラム
キット全体の音量を調節します。
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
DRUM KIT
Acoustic
SONG
CityDogs
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
FILL AB
−
1/NO
INTRO
TEMPO
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
15
基礎編
DRUM
KIT
BASS
TMP TR
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
VOICE
TRIGGER
UTILITY
STORE
PATTERN
SONG
CHAIN
CLICKCLICK
KICK/MISC.KICK/MISC.
CLICK
PAGE
ERASE
SHIFT SOLO
TR1 TR2
+
1/YES
−
1/NO
TEMPO
CYMBALMISC.
SNARE
MAIN B
FILL BA
ENDING
MAIN A
FILL AB
INTRO
KICK
PAGE
ACCOMPACCOMP
SNARE/CYMBALSNARE/CYMBAL
AUX INAUX IN
MINMIN
MAXMAX
MASTER VOL.MASTER VOL.
パターンに合わせて演奏してみよう!
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTX には、660 種類のプリセットパターン(110 スタイル× 6 セクショ
ン)と 100 種類のユーザーパターンを持つリズムマシーン機能も搭載され
ています。1 つのパターンはリズムパート、ベースパート、コードパートか
ら構成されています。また、プリセットに関しては、各スタイルごとにイン
トロやフィルインなど 6 種類のセクションが用意されています。
好きなパターンを鳴らしたり、パターンに合わせてドラムキットでの演奏が
お楽しみいただけます。
!パターンプレイモードに入る
PATTERN キーを押すとパターンプレイ
モードになります。
DRUM KIT
TEMPO BEAT
Acoustic
PATTERN
MEASURE
CLICK
RP Hop
MISC.
MISC.
CYMBAL
CYMBAL
SNARE
SNARE
KICK
KICK
MAIN A
Aドラムキットプレイモードとパターン
プレイモードは同じ画面上に表示されます。
" スタイル/パターンを選ぶ
カーソルがスタイル/パターンナンバー表示
にあることを確認し、ジョグダイアルで好
きなスタイルナンバーを選びます。
DRUM KIT
TEMPO BEAT
GM jazz
PATTERN
MEASURE
CLICK
RP Candy
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A
A パターンプレイモードに入ったとき
に、自動的にカーソルがスタイル/パターン
ナンバー表示に移動するようになっています。
#
パターンの演奏をスタートする
スタート/ストップボタンを押すとパター
ンの演奏がスタートします。パターンに合
わせてパッド演奏することができます。
CLICK
Aパターンの演奏中も別のスタイル/パ
ターンへ切り替えることができます。
$ テンポを調節する
TEMPOキーを押すと LCD のTEMPO表示
にカーソルが移動します。続けてジョグダ
イアルでパターンのテンポを [=30 〜 299
の範囲で変更することができます。
DRUM KIT
GM jazz
PATTERN
CMaj7 ___ _
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A
A 各スタイルはそれぞれ最適な初期テン
ポ値を持っています。したがって一度テンポを
変更した後も、演奏を停止し別のスタイルを選
んだ時点で、選ばれたスタイルの初期テンポが
自動的に設定されるようになっています。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
% パターンの音量を調節する
MASTERボリュームスライダーでパターン
全体の音量を調節します。また、ACCOMP
ボリュームスライダーでパターンの伴奏音
の音量を調節することができます。リズム
音だけを聞きたいときなどに便利です。
MAX
MIN
MASTER VOL.
AUX IN
ACCOMP
SNARE/CYMBAL
CLICK
KICK/MISC.
16
基礎編
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
'
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
CLICK
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
1/NO
INTRO
TEMPO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
パターンの各パートをミュートする
BASSキー、CHORDキー、RHYTHMキー
をそれぞれ押してランプを消すことにより、
各パートをミュート(消音)することができ
ます。リズム練習などのときに不要なパー
トを消しておくことができます。もう一度
同じキーを押すとランプが点灯し、ミュー
トは解除されます。
TR1 TR2
CYMBALMISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
)
リズムの各パートをソロ演奏する
リズムの各パートのうち、いずれか 1 つの
パートを鳴らし、他のパートを一度に
ミュートすることができます。リズムの各
パートの構成やボイスを確認するのに便利
です。SOLO キーを押しながら MISC. 〜
KICK キーを押すことにより、リズムの各
パートをソロ状態にすることができます。
SOLO キーだけを押すと、ソロ状態を解除
することができます。
TR1 TR2
CYMBALMISC.
TR1 TR2
CYMBALMISC.
& セクションを切り替える
SHIFT キーを押しながら MAIN A 〜
ENDING キーを押すことにより、現在のス
タイルに合ったフィルインなどのセクション
に切り替えることができます。演奏中のセク
ションが LCD の最下段に表示されます。
+
FILL AB
PAGE
FILL AB
TEMPO
MEASURE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
1/NO
INTRO
TEMPO
DRUM KIT
PATTERN
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
SHIFTキーを
押しながら
GM jazz
CMaj7 _ _
1/NO
PAGE PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
ERASE
MAIN A
−
INTRO
TEMPO BEAT
CLICK
(
リズムの各パートをミュートする
さらにリズムの各パートをミュートするこ
ともできます。SHIFT キーを押しながら
MISC.〜 KICKキーを押すことにより、リズ
ムの各パートをミュートすることができま
す。スネアパートとキックパートをミュー
トして実際にパッドをたたいて鳴らすなど、
練習やその他いろいろな場面で活用できま
す。ミュートされているパートはLCD 上で
確認することができます。もう一度 SHIFT
キーを押しながら同じキーを押すことによ
り、ミュートを解除することができます。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
INTRO
TEMPO
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
+
1/YES
ENDING
SHIFT
SHIFTキーを
押しながら
FILL AB
TR1
MISC.
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
TR2
CYMBAL
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
MUTE
BASS
TMP TR
SNARE KICK
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
SOLO
+
BASS
TMP TR
SNARE
CHORD
CHO TR
RHYTHM
PAT TR
KICK
SOLO
SOLOキーを
押しながら
A 工場出荷時の設定では、パターンを変
更するたびに、自動的にドラムキットがその
パターンに合ったものに切り替わるように
なっています。ドラムキットを切り替えたく
ない場合は、ユーティリティモードの
RecvCh10PCの機能をoffにします。詳し
くは P.118 をご覧ください。
A 各スタイルごとに 6 種類ずつのセク
ションが用意されており、さまざまな活用法
があります。詳しくはP.71 をご覧ください。
A LCD の下側には現在選ばれているパ
ターンの構成が 16 分音符単位のドットに
よって示されています。詳しくはP.19、77
をご覧ください。
17
基礎編
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I
DTXの全体構成とモードについて
R
E
G
それでは、DTX のしくみをもう少し詳しく見てみましょう。
ボイスとドラムキット
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTX には全部で 928 種類のドラムボイス(打楽器音色)があり、その中から音楽のジャンル別にまとめたものをドラム
キットと呼んでいます。ドラムキットは、各ドラムボイスを MIDI ノートナンバー(P.41)に対応させて記憶します。よ
く使われるドラムキットがジャンル別にユーザー領域に29 種類、プリセット領域に 32種類用意されています。また、自
分で好きなドラムボイスを割り当て、32種類のユーザードラムキットとして登録しておくことができます。各ドラムボイ
スはピッチを変えたりリバーブをかけたりなど、自分の好みに合わせてさまざまなエディットを行うことができます。ド
ラムキットをあらかじめ必要な順番に並べておき、演奏時にそれを順に呼び出して使うチェーン機能も備えています。こ
の機能はライブパフォーマンスなどで使うと、とても便利です。
さらに DTX は、ドラムボイス以外に 128 種類のキーボードボイスを持っています。これらのボイスは、通常DTX のリ
ズムパターンやソングでベースやコードパートなどを構成するのに使われます。また、パート(MIDI チャンネル)を変え
ればメロディやオブリガート演奏も可能です。
これらのボイスを持つ音源部はGM規格に対応していますから、市販のGMのMIDIファイルや外部のシーケンサーを使っ
て作られた MIDI ファイルを再生する際の MIDI 音源として使用することも可能です。
ドラムボイス928種類
キック
シンバル
ハイハット
スネア
ドラムキット
ボイスエディット
キーボードボイス128種類
MIDIノートナンバー
13〜84
プリセットドラムキット(33〜64)
ユーザードラムキット(1〜32)
ドラムキット
トリガーエディット
パターン/ソング
MIDIファイル再生
音源
DTXのパートとボイス
パート
1
メロディ
2
など
3
4
5
コード
6
ベース
7
メロディ
8
など
9
ドラム(リズム)
10
11
12
メロディ
13
など
14
15
16
MIDI
チャンネル
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
使えるボイス
キーボード
ボイス
ドラムボイス
キーボード
ボイス
18
ピアノ
オルガン
ギター
ベースパート
コードパート
メロディパート
基礎編
パターンとソング
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
さまざまなドラムボイスから構成されるリズムパターンとそのリズムに絡み合うコードやベースのバッキングパターンを
一つにまとめたものが、1 個のパターンとして扱われます。リズムパターンは、LCD 上では KICK(キック)、SNARE(ス
ネア)、CYMBAL(シンバル)、MISC.(その他の楽器)の 4 パートに分けて表示され、リズム構成を確認することができ
るようになっています。
LCDの表示
パターン
リズムパターン
MISC.(その他の楽器)
CYMBAL(シンバル)
SNARE(スネア)
KICK(キック)
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A
+
バッキングパターン
コード
ベース
パターンはあらかじめ 660 種類(110 スタイル X6 セクション)のリズムパターンと各リズムパターンにマッチしたバッ
キングパターンを組み合わせてプリセットされています。その他にオリジナルのユーザーパターンを100種類作成して本
体内にストア(保存)することができます。パターンもドラムキットと同様にチェーン機能を使って必要な順番で呼び出し
て使うことができます。
これらのパターンにコード(和音)を設定して順番に並べていったものが、1 つのソングになります。コードはそれぞれの
ルート(根音)と 25 種類のコードタイプを組み合わせて設定します。
すべてのプリセット/ユーザーパターンの中から好きなものを使って 30 曲のオリジナルソングを作成することができま
す。その他、メロディやオブリガートまたはドラムパートを実際に演奏して、ソングに記録することもできます。
また、好きなパターンやソングを鳴らしながらドラムキットを演奏することができます。
プリセットパターン660種類
110スタイル
ユーザーパターン100種類
×
6セクション
ENDINGFILL BAFILL ABMAIN BMAIN AINTRO
ストア(保存)
ソング
スタイル/
パターン
コード
進行
メロディ/オブリガート/ドラムなど実際の演奏記録
パターン1パターン2パターン3パターン
FC
4
CG
19
基礎編
一般的なソング作成の流れをつぎに示します。
ソング作成の流れ
DTX では次のような手順でソング作りができます。
! プリセットスタイルの中のプリセットパターンを順に聴き、気に入ったパターンをさがします(P.71)。
" 気に入ったパターンがなければ、ユーザーパターンにドラム、ベース、コードの順でパターンを作成します(P.80)。
# ソングのバッキングトラックに、曲の構成にしたがって、パターンとコードを並べます(P.99)。テンポの変化を入力
することもできます。
$ バッキングを聴きながら、シーケンストラック(TR1/2)にブラスのリフやストリングスのオブリガート、メロディ
などを必要に応じて録音します(P.105)。
% 最後に、各パートの音色や、音量バランス、パンを調整して、ソングができあがります。
トリガー
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
トリガーとは DTX の音源部に発音の「きっかけ」を与えることを意味しています。DTX に接続されたパッドやトリガー
マイクをつけたドラムをたたくことによって、トリガー信号が発生し、このトリガー信号によって DTX の音源が発音する
しくみになっています。1つのパッドから発生するトリガー信号によって同時に鳴らすことができるボイスは最大 5 種類
で、あらかじめ好きなものを割り当てておくことによってさまざまな効果を演出することができます。
DTX
音源
20
基礎編
DTX のモードについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTX では、さまざまな機能を効率よく操作できるように同じ種類ごとにいくつかにまとめ、モードと呼んでいます。つぎ
に示すように大きくわけて 8 つのモードが用意されています。
ドラムキットでの演奏に関するモード(P.30)
ドラムキットプレイモード:ドラムキットを選んで演
奏します。
チェーン機能に関するモード(P.63)
チェーンプレイモード:あらかじめ作ってあるチェー
ン(必要なドラムキットやパターンを順に並べたも
の)を使って演奏します。
チェーンエディットモード:チェーンを作成します。
DRUM
CHAIN
SONG
KIT
ドラムキットの入力に関するモード(P.32)
ドラムキットトリガーエディットモード:センシティ
ビティなどのトリガー入力に関するエディットを行い
ます。
ドラムキットのボイスに関するモード(P.50)
ドラムキットボイスエディットモード:ドラムボイス
に関するさまざまなエディットを行います。
TRIGGER
VOICE
UTILITY
PATTERN
ソングに関するモード(P.93)
ソングプレイモード:ソングを選んで演奏します。
ソングレコードモード:ソングを録音します。
ソングジョブモード:ソングを修正したり作り変えま
す。
パターンに関するモード(P.71)
パターンプレイモード:パターンを選んで演奏します。
パターンレコードモード:パターンを録音します。
パターンジョブモード:パターンを修正したり作り変
えます。
STORE
DTXのシステム全体に関するモード(P.112)
ユーティリティモード:システム、MIDI、リバーブ、
イコライザー、シーケンサー、マルチ音源に関するさ
まざまな設定を行います。
保存に関するモード(P.69)
ストアモード:ドラムキットやチェーンの設定を保存
します。
21
基礎編
X
T
Y
D
A
M
A
H
A
D
R
E
L
U
D
O
M
U
M
T
R
G
I
基本キー操作
R
E
G
DTX の最も基本的なキー操作をいくつか見てみましょう。
各モードへの入り方
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
各モードのキーを押します。
■ドラムキットプレイモード:DRUMKIT キーを押します。
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
DRUM KIT
GM std 1
■ドラムキットトリガーエディットモード:TRIGGER キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
Kit Name
VOICE
GM std 1
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
DRUM
KIT
CHAIN
SONG
PATTERN
TEMPO BEAT
TRIGGER
VOICE
UTILITY
STORE
22
■ドラムキットボイスエディットモード:VOICE キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VCE P 52
VOICE
P SurdoM
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
■チェーンプレイモード:CHAIN キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
CHAIN
TEMPO BEAT
Chain 1
基礎編
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
■チェーンエディットモード:CHAINキーを 2 回押します。またはチェーンプレイモードの状態でCHAIN キーを 1 回押
します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
Name =
VOICE
Chain 1
KIT
UTILITY
STORE
TRIGGER
VOICE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
PATTERN
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
SONG
PATTERN
■パターンプレイモード:PATTERN キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
RP Hop
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A
■パターンレコードモード:パターンプレイモードからいくつかの操作が必要となります。詳しくは P.80 をご覧ください。
TEMPO BEAT
Realtime
PATTERN
REC Mode
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
■パターンジョブモード:PATTERN キーを 2 回押します。またはパターンプレイモードの状態で PATTERN キーを 1
回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
Copy Pat
PATTERN
MEASURE QUANT.
OFF
RP Hop
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A
23
基礎編
■ソングプレイモード:SONG キーを 1 回押します。
DRUM
KIT
TRIGGER
TEMPO BEAT
CHAIN
VOICE
SONG
MEASURE
CLICK
CityDogs
SONG
PATTERN
■ソングレコードモード:ソングプレイモードからいくつかの操作が必要となります。詳しくは P.99 をご覧ください。
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
TEMPO BEAT
STEP REC
SONG
REC Mode
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
■ソングジョブモード:SONG キーを 2 回押します。またはソングプレイモードの状態で SONG キーを 1 回押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
VOICE
CopySong
SONG
MEASURE QUANT.
OFF
CityDogs
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
■ユーティリティモード:UTILITY キーを押します。
DRUM
CHAIN
KIT
TRIGGER
UTILITY
VOICE
[SYSTEM]
KIT
UTILITY
STORE
TRIGGER
VOICE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
DRUM KIT
Store DK
SONG
PATTERN
■ストアモード:ドラムキットプレイ/トリガーエディット/ボイスエディットモードの状態でSTOREキーを押すと、ド
ラムキットストアモードに入ります。
DRUM
CHAIN
to 1
SONG
PATTERN
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
24
基礎編
MUTE
MUTE
MUTE
MUTE
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
3
OFF
DRUM KIT
CHAIN
PATTERN SONG
MISC.
SNARE
KICK
CYMBAL
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
モード表示 ドラムキット/チェーンネーム
ドラムキット/
チェーンナンバー
TEMPO BEAT
また、チェーンプレイ/エディットモードの状態で STORE キーを押すと、チェーンストアモードに入ります。
DRUM
KIT
CHAIN
TRIGGER
VOICE
CHAIN
Store CH
to 1
SONG
PATTERN
LCD の共通表示について
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
LCDには、モードごとに異なる画面が表示されるようになっていますが、ドラムキットプレイモードとチェーンプレイモー
ドは共通の画面を使用して表示されます。たとえば、ドラムキットプレイモードの状態でドラムキットナンバー/ネーム
を表示している部分が、チェーンプレイモードの状態ではチェーンナンバー/ネームの表示になります。これらの表示の
すぐ上に示されているモード表示で、現在どちらのモードが選択されているのかを確認できるようになっています。
UTILITY
STORE
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
同様にパターンプレイモードとソングプレイモードも共通の画面を使用して表示されます。
スタイル/ソングネーム
モード表示
PATTERN SONG
MEASURE
CLICK
スタイル/ソング
ナンバー
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
また、プレイモードの画面では、必ず 2 つのモードが 1 つの画面に同時に表示されるようになっています。たとえば、ド
ラムキットプレイモードまたはチェーンプレイモードは、パターンプレイモードまたはソングプレイモードと同時に表示
されます。その他のモードは単独で表示されます。
ドラムキットプレイモード表示
例1 例2
DRUM KIT
PATTERN
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
TEMPO BEAT
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE
MUTE
MUTE
MUTE
3
チェーンプレイモード表示
CHAIN
SONG
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
MAIN A MAIN B FILL AB FILL BA INTRO ENDING
ソングプレイモード表示パターンプレイモード表示
TEMPO BEAT
MEASURE
INPUT
QUANT.
CLICK
OFF
MUTE
MUTE
MUTE
MUTE
3
25
基礎編
PAGE¡/⁄ キーについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
プレイモード、ストアモード以外のモードは、画面が複数ページで構成されています。各ページを選択するためには
PAGE¡/⁄ キーを使用します。たとえば、チェーンエディットモードに入った後、PAGE¡ キーを押すたびにつぎのよう
にページが進み、PAGE⁄ キーでページが前に戻ります。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
Name =
Chain 1
=DrumKit
num= 1
Edit
recall ?
ASHIFT キーを押しながらジョグダイアルを左右方向に回すことによって、PAGE¡/⁄ キーと同じ操作を実行することもできます。
Q カーソルキーについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
LCD の表示の中には必ず点滅しているところがあります。この点滅をカーソルと呼び、Q カーソルキーを押して
移動することができます。DTXではこのカーソルを動かすことによって、設定したい値や項目を選ぶようになっています。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
SONG
CityDogs
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
また、プレイモードの画面では、PAGE¡/⁄ キーを使うことにより、同時に表示されている 2 つのモード間(1 段目と 2
段目)でカーソルを瞬時に移動させることができます。
26
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
INTRO
TEMPO
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
DRUM KIT
SONG
CityDogs
MISC.
CYMBAL
SNARE
KICK
TEMPO BEAT
MEASURE
CLICK
基礎編
ジョグダイアルについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ジョグダイアルを使って、現在カーソルが置かれている位置の値をすばやく変更することができます。
ドラムキットナンバーやパターンナンバーなどを選んだり、いろいろな値を設定するために使用します。
+1/YES、-1/NO キーについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
ジョグダイアルと同様に、現在カーソルが置かれている位置の値を変更することができます。+1/YES、-1/NO キーを押
すたびに値を 1 ステップずつ上げ下げすることができ、キーを押し続けると値を連続的に変化させることができます。
また、このキーは、ストア時に YES か NO かを選択する場合にも使われます。
PAGE
ERASE
MAIN A
FILL AB
−
INTRO
TEMPO
シーケンサーキーについて
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
1/NO
PAGE
MAIN B
FILL BA
+
1/YES
ENDING
SHIFT
パターンやソングの演奏をコントロールするスタート/ストップボタンや録音待機状態に入るレコードボタンなどが並ん
でいます。CLICK キーはメトロノームを ON/OFF するのに使用します。
これらのボタンについて詳しくは P.74、76、81 をご覧ください。
CLICK
初期化の操作について
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
DTXを操作していくうちに、内部の設定が変わってしまって困ることがあります。また、一度すべての設定を工場出荷時
の状態に戻してから操作を行いたい場合には、初期化を実行することによって、DTXの設定を工場出荷時の状態に戻すこ
とができます。
C初期化を実行すると、現在の内容が工場出荷時の内容に書き換えられてしまいます。大切なデータを失わないようにご注意ください。また、必
要な設定は、前もってヤマハ MIDI データファイラー MDF2 などの外部機器に保存されることをおすすめします(P119 参照)。
初期化を実行すると、内部の設定が次のように変わります。
●すべてのユーザードラムキットにはプリセットドラムキットの内容がコピーされます。
●すべてのチェーンデーターは削除されます。
●すべてのユーザーソング、ユーザーパターンは削除されます。
●変更可能なすべてのパラメーターの値は標準値に設定されます。
DRUMKIT キー、PAGE¡ キー、PAGE⁄ キーの 3 つのキーを同時に押しながら電源スイッチを ON にします。
27
基礎編
28