
オペレーションマニュアル
ご使用の前に
ディスプレイの説明
パネル面の説明
音声通信
(SSB、AMモードでの運用)
CWモードでの運用
FMモードでの運用
データ通信
メモリー
スキャン
製品の仕様・外観等は改良のため予告なく変更することがあります。
このオペレーションマニュアルに記載の社名・商品名等は、各社の商標または登録商標です。
この無線機を使用するには、総務省のアマチュア無線局の免許が必要です。
また、アマチュア無線以外の通信には使用できません。
に関する機能
に関する機能
その他の機能
メニューモード
オプション
保守
付録


このオペレーションマニュアルについて
FTDX101MP、FTDX101Dは、多くの新しい機能を装備した多機能、高性能通信機です。
本機の性能、機能を最大限に発揮させるために、ご使用前にこのオペレーションマニュアルをよくお読みになってく
ださい。
・製品の改良のため、オペレーションマニュアルのイラストなどが一部製品と異なる場合があります。あらかじめご
了承ください。
・画面の表示に関するイラストはFTDX101Dの表示を使用しています。FTDX101MPでは表示内容が異なる場
合があります。
このオペレーションマニュアルの読みかた
■ 操作を行う時の記載は、次のように表記します。
【
○○】 ............ディスプレイにタッチする項目は【 】で囲んで示します。
[○○] ..............
■ 本機のディスプレイに表示されている項目を選択する操作は、“ディスプレイ上の項目に直接タッチする”操作と、
“[MULTI]ツマミをまわして項目を選択してから [MULTI]ツマミを押す”操作の二種類があります。
そのため本書では、どちらの操作でも行える操作の部分は略して記載しています。
例:ディスプレイの明るさを調節する場合の操作方法
1. [FUNC] キーを押すと、ファンクション画面が表示されます。
2. ファンクション画面の
【
3. ディスプレイの
[MULTI]ツマミを押します。
4. ディスプレイの
DIMMER
5. [MULTI]ツマミをまわして明るさを調節します。
パネル面にあるキーやツマミは[ ] で囲んで示します。
【
DISPLAY SETTING】にタッチするか、[MULTI]ツマミをまわして
DISPLAY SETTING】を選択して[MULTI]ツマミを押します。
【
DISPLAY】にタッチするか、[MULTI]ツマミをまわして【DISPLAY】を選択して
【
TFT DIMMER】の設定部にタッチするか、[MULTI] ツマミをまわして【TFT
】
を選択して[MULTI]ツマミを押します。
ご
使
用
の
前
に
本書では、上記の手順2 ~4の部分の操作を以下のように略して記載しています。
【
DISPLAY SETTING】 → 【DISPLAY】 → 【TFT DIMMER】を選択します。
■ 本書では、次のような表記も使用します。
注意していただきたい内容を説明します。
操作上のアドバイスや知っておくと便利なことを説明します。
1

目次
特徴 ....................................................................4
付属品/ オプション .........................................6
設置と接続方法.................................................7
アンテナについて ................................................7
アンテナの接続 ....................................................7
電源の接続 ............................................................8
マイクロホン/ 電鍵/ヘッドホン /
FH-2の接続 .........................................................9
リニアアンプの接続 .........................................10
背面の説明 .....................................................12
SSM-75Gの説明 ........................................14
最高級短波帯通信機FTDX101 の
受信性能を最大に引き出すために
必ずお読みください。 ..................................15
ディスプレイの説明 ......................................16
ご
使
用
の
前
に
メーター表示 .....................................................16
フィルター機能表示 .........................................17
DSPフィルターの帯域情報だけを
表示したい時 ..................................................17
周波数表示 .........................................................17
テンキーで直接周波数を入力する ...............17
1MHzまたは 1kHzステップであわせる ..17
受信時の重要な設定項目 ..................................18
ANT(アンテナの切り替え) .........................18
ATT(アッテネーター) .................................18
IPO(Intercept Point Optimization) .....18
R.FIL(ルーフィングフィルタの切り替え) .18
AGC(Automatic Gain Control) ...........18
スコープ表示設定 .............................................19
①CENTER/CURSOR/FIX ..........................19
②SPAN ...........................................................20
③3DSS ...........................................................20
④MONO(
⑤MULTI ..........................................................21
⑥EXPAND ......................................................21
⑦HOLD ...........................................................21
⑧DISP .............................................................21
⑨S.MENU(スペクトラムスコープを
設定する重要なキーです) ................................22
SPEED ...........................................................22
PEAK .............................................................22
MARKER .......................................................22
COLOR ..........................................................22
LEVEL ............................................................22
⑩FUNC(ファンクションメニュー表示) .....23
⑪MULTI ツマミの動作表示 ...........................23
その他の画面表示 .............................................24
スクリーンセーバー .........................................25
コントラストを調節する ..................................25
明るさを調節する(ディマー) .........................25
周波数表示のフォント設定 ..............................25
デュアル/ モノ切り替え
) ..............20
コールサインを登録する ..................................25
パネル面の説明..............................................26
● VOXゲインの調節 ...................................27
● VOXディレイの調節 ...............................27
● アンチVOX ゲインの調節 ......................27
● QMBに書き込む ......................................29
● QMBを呼び出す ......................................29
● QMBの内容を確認する ..........................29
● QMBチャンネル数の変更 ......................29
● 運用バンドをマークする .........................29
● クイックスプリット機能 .........................31
クイックスプリットの
●
オフセット周波数の設定 ...........................31
CLAR(クラリファイア) .................................33
VC TUNE(VCチューン) ..............................34
C.S(カスタムセレクト) ..................................34
MAIN/SUBキー ..............................................34
●[RF/SQL]
MAINバンドの操作 .........................................38
● ノイズブランカーの減衰量を調節する . .38
● 幅の広い雑音を軽減する .........................38
● コンツアー機能の減衰量を設定する ......40
● コンツアー機能の帯域幅を設定する ......40
ツマミの動作を切り換える
...36
音声通信(SSB, AM モード)での運用 ......44
SSB、AMモードで送信するとき .................44
1. マイクゲインの調整をします .....................44
2. AMCの調整をします .................................44
スピーチプロセッサー機能 ..............................45
送信出力の調整 .................................................45
送信周波数特性をパラメトリック
マイクイコライザーで変える ..........................46
ボイスメモリー .................................................48
受信オーディオフィルター ..............................49
アンテナチューナーの使いかた ......................50
CWモードでの運用 ......................................52
● サイドトーンの音量調節 .........................52
●CW ディレイタイムの調節 ......................52
● 相手の周波数へゼロインする..................52
CWデコード機能 .............................................52
エレクトロニックキーヤーの設定 ..................53
● キーイングスピードの調節 .....................53
● 短点と長点の比率を設定する..................53
● キーヤーの極性を反転する .....................53
● キーヤーの動作を変更する .....................53
コンテストメモリーキーヤー
(Contest Memory Keyer) .........................54
MESSAGEメモリー(パドルで打ち込んだ
符号をメモリーする) ......................................54
TEXTメモリー(テキストで入力した
文章をメモリーする) ......................................56
コンテストナンバーの入力方法 ...................57
2

コンテストナンバーのデクリメント ...........57
FMモードでの運用 ......................................58
REPEATER(レピータ)運用 ..........................58
トーンスケルチ機能 .......................................58
RTTY(FSK)運用 .........................................59
パソコンとの接続例 .........................................59
RTTY通信用 TU(ターミナル・ユニット)
との接続例 .........................................................59
RTTYデコード機能 .........................................60
RTTYテキストメモリー .................................61
PSKモード運用 ...........................................62
パソコンとの接続例 .........................................62
データ通信用インターフェースとの接続例 ...62
PSKデコード機能 ...........................................63
PSKテキストメモリー....................................64
メモリーに関する機能 ..................................65
● メモリーに書き込む .................................65
● メモリーチャンネルの消去 .....................65
● メモリーチェック/ 編集機能..................66
● 最後に使用した以外のメモリーを
呼び出す ....................................................66
● メモリーチューン機能 .............................66
● メモリーデータをVFO に移す ...............67
● メモリーチャンネルに名前を付ける ......67
● メモリーチャンネルの表示方法の
切り換え ....................................................67
● メモリースキャンスキップの設定 ..........67
● メモリーグループの設定 .........................68
● メモリーグループの切り換え..................68
スキャンに関する機能 ..................................69
VFOスキャン /メモリースキャン ................69
プログラマブルメモリースキャン(PMS) .....70
その他の機能 .................................................71
バンドスタック機能 .........................................71
タイムアウトタイマー機能 ..............................71
[MULTI]ツマミで周波数をあわせる ............71
非常連絡設定周波数 .........................................72
スクリーンキャプチャー機能 ..........................72
SDカードを使用する ......................................73
メモリーデータおよびセッティング
メニューデータの保存 ......................................74
メモリーデータおよびセッティング
メニューデータの読み込み ..............................75
SDカードの情報表示 ......................................75
セッティングメニュー ..................................76
故障かな?・・・と思うまえに ...............105
リセット操作 ..............................................106
オプション ..................................................107
ロングワイヤー対応オートアンテナ
チューナー(FC-40) .....................................107
● FC-40の接続方法 ................................107
● 操作方法 .................................................108
リモートコントロールキーパッド(FH-2)
...109
バンド区分 ..................................................110
免許申請書類の書きかた ...........................111
無線局事項書及び工事設計書の記入例........113
送信機系統図 ..................................................116
定格 ..............................................................118
索引 ..............................................................120
ご
使
用
の
前
に
電波を発射する前に
アマチュア局は、自局の発射する電波が、テレビやラジオの受信に障害を与えたり、障害を受けている、との
連絡を受けた場合はただちに電波の発射を中止し、障害の有無や程度を確認してください。
参考 無線局運用規則 第8章 アマチュア局の運用
第258条 アマチュア局は、自局の発射する電波が他の無線局の運用又は放送の受信に支障を与え、若しく
は与えるおそれがあるときには、すみやかに当該周波数による電波の発射を中止しなければなら
ない。(以下省略)
障害が自局の電波によるものと確認された場合、無線機、アンテナ系を点検し障害に応じて、お買い上げの販
売店または、当社カスタマーサポート(電話番号:0120-456-220)に相談するなどして、適切な処置を行っ
てください。
受信側に原因がある場合、障害対策は単に技術的な問題に止まらず、ご近所付き合いなどで、むずかしい場合
もあります。
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、電波障害の対策と防止についての相談窓口を開設して
おりますので、対策にお困りの場合はご相談ください。
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)
〒170-8073 東京都豊島区南大塚 3-43-1 大塚HT ビル6 階
TEL 03-3988-8754
3

特徴
ハイブリッドSDR構成
圧倒的な基本性能を誇るナローバンドSDR受信部に加え、バンド全体の状況をリアルタイムで見るためにダイレク
トサンプリング方式のSDR 受信部を統合したハイブリッドSDR 構成となっています。
ハイブリッドSDR方式を採用することにより、バンド内全体の広域な情報をリアルタイムで表示するダイレクトサ
ンプリング方式の特徴を活かしながら、受信回路全体のパフォーマンスはダウンコンバージョン方式によるナローバ
ンドSDR 回路で高性能化を図ることが可能です。
3種類※のルーフィングフィルタを標準装備
帯域幅が狭く鋭い減衰特性をもつ600Hz、3kHz、12kHzの3種類のルーフィングフィルタを装備しました。コ
ンテストなどバンド内が混み合っているとき特に効果がある狭帯域ルーフィングフィルタは、第1IF段で帯域外か
らの強力な信号を大幅に減衰させ、次段の負荷を軽減するため、微弱な信号から強力な信号まで多様な信号を処理で
きる優れたダイナミックレンジ特性、IP3特性を向上させることができます。
※FTDX101MP のMAIN バンド側には、300Hzのルーフィングフィルタも標準装備されています。
3DSS方式を採用/Hybrid Dual SDR Display
従来のウォーターフォール表示に加え、3DSS(3 Dimensions Spectrum Stream)方式を新たに採用しました。
ご
使
用
の
前
に
3DSS方式は周波数を横軸(X軸)、信号強度を縦軸(Y軸)、時間をZ軸として、三次元で刻々と変化するバンド
内の状況を表示します。従来のウォーターフォール方式と比べて、信号の強さを色だけでなく立体的に表示しますの
で、バンド内の状況の変化を直感的に把握することができます。
3DSSウォーターフォール表示は、メイン側の周波数帯だけを表示するモノラル表示と、MAINと SUB両方の周
波数帯の状況を表示するデュアル表示が可能です。
Hybrid Dual SDR Displayは、ナローバンド SDRとダイレクトサンプリング SDRの 2つの SDR出力を同一画
面に表示します。それぞれのSDR出力の表示色を変えることができるので、バンド全体の状況を把握しながらナロー
バンドSDR の受信部が受信している帯域を確認することができます。
タッチパネル仕様のTFTカラーディスプレイを搭載
7インチタッチパネルカラーTFTディスプレイを搭載し、ペディションやコンテストなどオペレーションに集中し
ている時でも、各機能の状態が瞬時にわかるよう、受信帯域、各種混信除去機能などを表示します。
通過帯域の状態を常時チェックするフィルター機能表示
ディスプレイ上部にはメイン側とサブ側にそれぞれ独立してSメーターと通過帯域の状態を表示するフィルター機
能表示を配置、このフィルター機能表示には、混信除去機能の動作状態に加えDSPからの帯域内の情報を表示して
います。WIDTH、SHIFT、NOTCH、CONTOURの動作状態を一目で把握することができるだけでなく、通過帯
域内のスペクトラムの状態をチェックすることができます。
RFプリセレクター・連続可変型RF・VC-TUNE
バリアブルコンデンサーを高精度ステッピングモーターで駆動するVC同調回路を新開発、ミュー同調機構と比べ
て大幅な小型化と最大減衰量-70dBという驚異的な減衰特性を得ています。コイルとコンデンサーをリレーで切り
替える従来のプリセット方式と比べ、周波数に追従して高精度ステッピングモーターがバンド内を連続してカバーし
ますので切り替え時の違和感もありません。バンド内に強力な信号が複数存在するような場合でも、最適なチューニ
ングポイントへの微調整が可能です。
ローバンドからハイバンドまで目的の信号だけを増幅する2つのRFアンプ
ローノイズ負帰還プッシュプルRFアンプ AMP1と、ハイバンドなどにおいてさらに高いゲインが必要な場合に、
ローノイズ負帰還RFアンプを直列に接続したAMP2を搭載していますので、バンドのコンディションに合わせて
選択することができます。またIPO(Intercept Point Optimization)機能によって、特にローバンドなど強力な放
送局の影響を最小限に抑えて極めて微弱な信号を受信するために、ダイナミックレンジを最大限にして近接多信号特
性、相互変調特性を向上させることができます。
4

WideからNarrowまで最適な帯域幅を設定できるWIDTH機能と受信帯
域を連続可変できるSHIFT 機能
通過帯域幅を一定のままにして通過帯域の位置を動かして混信から逃れるSHIFT機能と、通過帯域幅を変化させる
WIDTH機能を同軸のツマミに配置しました。DSPならではの鋭いフィルター特性により混信を除去して、目的の
信号だけを抽出することができます。
ノイズ抑制にも効果がある定評なCONTOUR
CONTOUR(輪郭)回路は、DSP に特有の鋭い減衰特性を持たせるのではなく、DSPフィルタの通過帯域の輪郭を
なめらかに変えることにより、帯域内成分を部分的に減衰させ、オーディオ周波数特性を可変する機能です。通過帯
域を曲線的に変化させ、減衰部分を移動させますので、目的の信号を聞きやすい音質にして浮かび上がらせる効果が
あります。オーディオ機器のトーンコントロールのように使うことができます。
DSPデジタル処理による DNR(デジタルノイズリダクション)
ノイズの種類によりパラメータを15段階で可変し、最適な動作ポイントを設定できるデジタルノイズリダクショ
ン回路を搭載しています。
不要なビート信号をシャープにカットするNOTCH 機能と
複数ビートでも瞬時に減衰するDNF 機能
通過帯域の中に不要なビート信号があるときには、IF NOTCH機能で通過帯域の一部をシャープにカットしてビー
ト信号を排除することができます。また、複数の妨害信号がある場合やその周波数が変化している状況でも、DSP
による自動追尾式のDNF(デジタルノッチフィルター)を装備しています。
アクティブバンドインジケータ
バンドキーは、メイン側とサブ側の運用状態を一目で確認することができるように、メインダイヤルの上部に横一列
に配置しました。MAIN側で選択しているバンドは白色、SUB側で選択しているバンドは青色の LEDが点灯、こ
の白色と青色はMAIN とSUB の切り替えスイッチの色に対応しています。
送信時は送信側のLEDが赤色になり、MAINとSUBのどちらで送信しているのかが瞬時にわかり誤操作を防ぎます。
またバンドキーを長押しするとLED がオレンジ色に点灯しますので、アンテナを接続してあるバンドを表示したり、
DXペディションで運用するバンドを表示するなど、メモ代わりに使うことができます。
ご
使
用
の
前
に
MPVD(MULTI PURPOSE VFO OUTER DIAL)リング
高級感あるアルミ削り出しの大型多機能リングをメインダイヤルの外側に配置して、使用頻度の高いサブVFOダイ
ヤル、VCチューン、クラリファイアー、C.S(カスタムセレクト機能:オペレーターが好みの機能を割り当てるこ
とができる)をワンタッチで選択して操作することができます。刻々と変化する短波帯通信において重要な機能をメ
インダイヤルから手を離さずに調整することができるダイヤルです。
安定した高出力を保証するファイナル部
FTDX101MP(200W)のファイナル部のパワーアンプには、リニアリティーに優れ、低歪率、高耐圧のMOS
FET VRF150をプッシュプル構成とし電源電圧を 50Vまで上げるとともに、バイアス回路の適正化を図り最適な
動作ポイントを得ることによって、歪が少なく高品質で安定した出力を実現しています。
FTDX101D(100W)では、ファイナル部には、低歪率のMOS FET RD100HHF1 のプッシュプル構成を採用し、
電源電圧13V で動作させ、余裕をもった歪の少ない高品位な100W 出力を得ています。
5

付属品/オプション
付属品
キー付ハンドマイク SSM-75GDC電源ケーブル(ヒューズ付)
(FTDX101D のみ)
予備ヒューズ(25A)
(FTDX101D のみ)
ご
使
用
の
前
に
• スピーカー付外部電源 FPS-101(FTDX101MP のみ)
• FPS-101 用AC 電源コード(FTDX101MPのみ)
• DC 電源ケーブル(FTDX101MP のみ)FPS-101とFTDX101MP を接続します。
• スピーカーケーブル(FTDX101MP のみ)FPS-101とFTDX101MP を接続します。
• オペレーションマニュアル(本書)
• ワールドマップ
付属品のイラストは、実際のものと多少異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
保証書登録カードに、お買い上げになりました販売店名と日付が記入されていることをご確認ください。
RCAプラグ3.5φステレオ(3 ピン)プラグ6.3 φステレオ(3ピン)プラグ
保証書登録カード
ステッカー
回路図
オプション
• キー付ハンドマイク SSM-75G(付属品と同等)
• リファレンスマイクロフォン M-1
• デュアルエレメントマイクロフォン M-100
• デスクトップマイクロフォン MD-200A8X
• スタンドマイク MD-100A8X
• ステレオヘッドホン YH-77STA
• 高音質外部スピーカー SP-101
• オートアンテナチューナー(ワイヤーアンテナ用) FC-40
• リモートコントロールキーパッド FH-2
• HF/50MHz 帯1KW リニアアンプ VL-1000
• VL-1000 専用電源 VP-1000
• VL-1000 接続ケーブル CT-178
以下のオプションに関しては、当社カスタマーサポート(電話:0120-456-220)にご相談ください。
• VC-Tune ユニット(SUB バンド用) VCT-101
• CW ナローバンドフィルター(9.005MHz、CW 300Hz、MAIN 用) XF-128CN
• CW ナローバンドフィルター(8.900MHz、CW 300Hz、SUB 用) XF-129CN
• SSB ナローバンドフィルター(9.005MHz、SSB 1.2kHz、MAIN 用) XF-128SN
• SSB ナローバンドフィルター(8.900MHz、SSB 1.2kHz、SUB 用) XF-129SN
※:FTDX101MPには実装済です。
※
※
6

設置と接続方法
アンテナについて
本機は、50Ωのアンテナに整合するように設計してあります。
アンテナの種類には、ダイポールアンテナ・八木アンテナ・キュービカルクワッドアンテナなど、多くの種類のアン
テナがありますので、目的や設置場所、周囲の状況にあわせて選択できます。
無線機のパフォーマンスに大きく影響しますので、アンテナと同軸ケーブル・同軸ケーブルと本機の間の整合を確実
にとり、SWRが 1.5以下になるように調節してください。
本機とアンテナを結ぶ同軸ケーブルは、50Ωの良質な同軸ケーブルをご利用ください。
アンテナは非常に高い電圧になることがあります。人体などに容易に触れることがないように設置してください。
• アンテナやチューナーを通常、人が出入りできるような場所屋上やベランダなど)に設置する場合は、その
高さが人の歩行、その他起居する平面から2.5m以上となるように設置してください。(電波法施行規則
第25 条参照)
• 同軸ケーブルは、アンテナの直下でループ(たるみ)を作り、アンテナ自体に同軸ケーブルの自重がかから
ないように設置してください。
アンテナの接続
下図を参考にしてアンテナを接続してください。
ご
使
用
の
前
に
・ HF帯/50MHz帯用のアンテナを接続します。
・ インピーダンスは50Ωです。
METER
LINEAR
REM
ACC TUNER
EXT ALC RS-232C
PTT
+13.8V
ANT 1 ANT 2
GND
射するために、市販のアース棒や銅板などを地中に埋め、十分に太い銅線を使用
して、できるだけ最短距離で本体背面のGND端子に接続してください。
ガス配管や配電用のコンジットパイプなどは、爆発などの事故防止のため、絶対に
ご使用にならないでください。
EXT SPKR KEY
A B
市販のアース棒感電事故を未然に防ぐため、またスプリアス輻射を少なくして質の高い電波を発
7

電源の接続
直流13.8V、電流容量は以下のアン
ペア以上の電源をお使いください。
● FTDX101MPの場合
下図を参考に、付属のスピーカー付外部電源“FPS-101”を付属の電源ケーブルを使用して接続してください。
送信時は大電流が流れますので、必ず付属の電源ケーブルを使用してください。
• 付属のスピーカーケーブルでFTDX101MPとFPS-101を接続すると、FPS-101の内蔵スピーカーか
ら音声を出力することができます。
• EXT SPKR端子の“A”に接続すると、“MAINバンドと SUBバンドの音声”がFPS-101 の内蔵スピーカー
から出力されます。“B”に接続すると、“MAINバンドの音声”がFPS-101の内蔵スピーカーから出力され、
“SUBバンドの音声”は、無線機のスピーカーから出力されます。
ご
使
用
の
前
に
付属のDC電源ケーブル
付属のスピーカーケーブル
AC 200V用の電源ケーブルを
● FTDX101Dの場合
下図を参考に、付属のDC 電源ケーブルを使用して、直流安定化電源と接続してください。
送信時は大電流が流れますので、必ず付属のDC 電源ケーブルを使用してください。
FTDX101D
FTDX101DM
FTDX101DS
ANT 1 ANT 2
GND
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
EXT ALC RS-232C
METER
REM
PTT
ACC TUNER
+13.8V
注 意
à
à
à
コンセントへ
23A
16A
14A
8
ヒューズ : 25A
赤
黒

マイクロホン/電鍵/ヘッドホン/FH-2の接続
• 接続・取外しは、必ず本機の電源を切って
から行ってください。電源を入れたまま接
続や取り外しを行うと、送信状態になる場
合がありますので、ご注意ください。
• 電鍵のプラグがモノラル(2ピン)の場合
には、ステレオ(3ピン)プラグに交換して
ください。モノラル(2ピン)プラグを接続
すると、キーイング操作にかかわらず送信
状態になります。
φ6.3mmステレオ
MIC
SW1
+5V
SW2
MIC GND
PTT
GND
FAST
無線機正面から見た図
縦振れ電鍵マニピュレータ
ANT 1 ANT 2
EXT SPKR KEY
A B
リモートコントロールキーパッド
FH-2
REM
METER
EXT ALC RS-232C
ご
使
用
の
前
に
PTT
+13.8V
GND
LINEAR
ACC TUNER
• フロント側 KEYジャックの開放端電圧は+3.3V、短絡時の電流は約1 mA、リア側KEYジャックの開放端電
圧は+5.0V、短絡時の電流は約3mAです。
• 電鍵の選択はセッティングメニュー「F KEYER TYPE」(91 ページ)「R KEYER TYPE」(92 ページ)で
設定できます。
9

リニアアンプの接続
“CT-178”コネクションケーブル(オプション)
接続・取り外しは、必ず電源を切ってから行ってください。
●VL-1000(オプション)の接続
FTDX101MPは送信出力が200Wと高出力のため、VL-1000のATTスイッチを必ず“ON”にしてく
ださい。ATTスイッチが“OFF”のまま使用するとVL-1000が破損する場合があります。
VL-1000の操作方法はVL-1000の取扱説明書をご覧ください。
VL-1000の“INPUT 2”に接続してください
HF/50MHzアンテナ
ANT 1
ANT 1
ANT 2
ANT 3
ご
ANT 1 ANT 2
使
用
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
EXT ALC RS-232C
METER
REM
PTT
+13.8V
ACC TUNER
INPUT 2
の
前
に
GND
DC IN
GNDGND
LINEARALC 2BAND-DATA 2
DC 48V IN
10

●その他のリニアアンプの接続
送受信を切り換える回路は、オープンコレクター出力で、直流60V、200mAまたは30V、1Aです。
GND
GND
ANT 1
ANT 1 ANT 2
DC IN
ANT 1
ANT 1 ANT 2
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
EXT ALC RS-232C
METER
REM
PTT
+13.8V
ACC TUNER
LINEAR
D-sub15ピンコネクター(オス)
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
EXT ALC RS-232C
METER
REM
PTT
+13.8V
ACC TUNER
RF OUTRF IN
GND
GND
EXT ALC
TX GND
ご
使
用
の
前
に
RF OUTRF IN
GND
DC IN
GND
TX GND
EXT ALC
GND
11

背面の説明
METER
EXT ALC RS-232C
PTT
+13.8V
イラストはFTDX101MPです
ANT 1 ANT 2
GND
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
REM
ACC TUNER
ご
使
用
の
前
に
冷却ファン
ANT 1、2、3/RX
アンテナ(50Ω系)を接続するM型同軸コネク
ターです。“ANT 3/RX”は、受信専用のアンテナ
端子として使用できます(94 ページ)。
EXT SPKR
外部スピーカー(4Ω~ 8Ω)を接続するモノラル
ジャック(φ 3.5mm)です。
接続の仕方により、出力される音声の条件が異な
ります。
端子 A端子 B
MAINと
A だけに接続
B だけに接続-
AとBに接続
SUB 両方
の音声
SUB の音声MAIN の
--
MAIN の音声SUB の
音声
本体内蔵
スピーカー
音声
-
開放時の電圧は+5.0V、短絡時の電流は
約3mAです。
AF-OUT
MAINバンドと SUBバンドの受信音を、個別に出
力することができます。
AFツマミの位置に関係なく、MAINバンドと
SUBバンドの受信音を個別に一定の出力(約
300mVp-p、10k Ω)で取り出せます。
REM
オプションのリモートコントロールキーパッド
“FH-2”を接続するジャックです。
RTTY/DATA
RTTY用のターミナルユニット、パケット通信用
のTNC を接続する端子です。
KEY
電鍵やエレクトロニックキーヤー用のマニピュ
レータを接続するジャックです(φ 6.3mm)。
必ず3ピンプラグを使用してください。2ピンプ
ラグを接続すると、キーイング操作にかかわらず
送信状態になります。
NC
縦振電鍵、複式電鍵の場合
DOT
マニピュレータの場合
12
PTTSHIFT
METER
市販のアナログメーターを接続できます。
ディスプレイに表示されてるメーターの位置がア
ナログ電圧で出力(0V ~約3V)されます。
使用するメーターに合わせて、適切な抵抗を直列
に挿入してください。
EXT ALC
リニアアンプなどを接続したときの、外部ALC 電
圧入力(最大入力レベルは -4V)端子です。

USB
市販のUSBケーブル(Type B)を使用してパソコ
ンを接続し、パソコン側からCAT コマンドによる
リモートコントロールが行えます。
また、オーディオ信号の入出力や送信制御も行う
ことができます。
パソコンからのリモートコントロールを行うに
は、USBドライバーが必要です。USBドライバー
に関しては、当社のウェブサイトをご覧ください。
RS-232C
市販のRS-232C用ストレートケーブルを使用し
てパソコンを接続し、パソコン側からCAT コマン
ドによるリモートコントロールが行えます。
N/AGND
N/A
GND
本機をアースする端子です。できるだけ太い線材
を使用し、最短距離で大地に接続してください。
DC IN
DC電源の INPUT端子です。
●FTDX101MP
付属のスピーカー付外部電源“FPS-101”を
付属のDC ケーブルで接続します。
N/A
NC
13.8V
ACC
外部機器を接続するための端子です。
GND
DATA1
DATA2
CLOCK
CS
IF OUT(MAINバンド)
ルーフィングフィルターを通らない9.005MHz
IF信号を取り出せる端子です。
TX-GND
本機が送信状態の時にグランドに落ちる、周辺機
器コントロール用の端子です。
○ この端子でコントロールできる電圧と電流は、直流
60V、200mA または、30V、1Aです。
PTT
フットスイッチなどの外部スイッチによって送受
信切換え操作を行う端子です。
短絡させると送信状態、開放にすると受信状態に
なります。
○ 開放時の電圧は5V、短絡時の電流は約 3mAです。
RX OUT(SUBバンド)
RF信号を取り出せる端子です。外部受信機などを
接続します。
+13.8V
外部機器の電源として使用できます。
○ 直流13.8V、最大電流 200mAが出力されます。
Reserve
Reserve
CNT RX
CNT TX
Reserve
ご
使
用
の
前
に
●FTDX101D
付属のDCケーブルで、市販の直流電源
ます。
※下記の電流容量を十分に満たす電源を使用して
ください。
FTDX101D à 23A以上
FTDX101DM à 16A以上
FTDX101DS à 14A以上
RX OUT(MAINバンド)
RF信号を取り出せる端子です。外部受信機などを
接続します。
LINEAR
当社オプションのリニアアンプ“VL-1000”を接
続する端子です。
+13.5V OUT
TX GND
GND
BAND DATA A
BAND DATA B
BAND DATA C
BAND DATA D
TX INH
GND
NC
※
を接続し
TX REQ
NC
NC
EXT ALC
GND
TUNER
当社オプションの外付け用アンテナチューナー
“FC-40”を接続する端子です。
TX INH
TX D
EXT-DISPLAY
市販のDVIケーブルを使用して、外部モニターを
接続する端子(DVI-D)です。
本機のディスプレイ表示内容を外部モニターに表
示させることができます。
外部モニターを使用する場合は、セッティングメ
ニュー「EXT DISPLAY」(102 ページ)の設定
を“ON”にしてください。
解像度 800× 480または800 ×600 に対応
したモニターを接続してください。
解像度の切り替えは、セッティングメニュー
「PIXEL」(102ページ)で行います。
IF OUT(SUBバンド)
ルーフィングフィルターを通らない8.900MHz
IF信号を取り出せる端子です。
GND
+13V OUTTX GND
13

SSM-75Gの説明
MUTE
P1 P2 P3 P4
ご
使
用
の
前
に
PTTスイッチ
送受信を切り替えるスイッチです。
押すと“送信”、放すと“受信”になります。
DWN/UPキー
マイクロホンのUP/DWNキーを押して周波数を
あわせます。
○ [FAST]キーを押してから UP/DWNキー押すと、
周波数変化量が 10倍になります(FAST 機能)。
○ 周波数変化量は、運用モードにより異なります(下表
は初期設定の値)。
運用モード(電波型式)UPDWN
CW / SSB / RTTY
DATA-L / DATA-U / PSK
AM / FM
DATA-FM
[ ]:“FAST”が ONのとき
周波数変化量は、セッティングメニューで変更できます。
○
運用モード
(電波型式)
SSB / CW
RTTY/ PSK
DATA-L
DATA-U
AM
FM
DATA-FM
セッティング
メニュー
SSB/CW DIAL STEP
(101 ページ)
AM CH STEP
(101 ページ)
FM CH STEP
(101 ページ)
Hz
+10
[+100Hz]
+5kHz
+50kHz
[
-10Hz
[-100Hz]
-5kHz
]
[-50kHz]
周波数変化量
5/10 (Hz)
2.5/5/9/10/
12.5/25 (kHz)
5/6.25/10/
12.5/20/
25 (kHz)
MUTEキー
押している間、音声出力をOFFにします(ミュー
ト機能)。
マイク
マイクと口元の間隔を5cm 位離し、普通の声量で
話してください。
P1キー
操作バンドをMAIN バンドに切り替えます。
無線機のパネル面にある[MAIN]キーと同じ機能
です。
P2キー
操作バンドをSUB バンドに切り替えます。
無線機のパネル面にある[SUB]キーと同じ機能
です。
P3キー
送信バンドをMAIN 側に切り替えます。
無線機のパネル面にあるMAIN側の[TX]キーと
同じ機能です。
P4キー
送信バンドをSUB 側に切り替えます。
無線機のパネル面にあるSUB側の[TX] キーと
同じ機能です。
14

最高級短波帯通信機FTDX101の受信性能を
最大に引き出すために必ずお読みください。
受信性能に影響するナローバンドSDRの
受信信号の流れと各部のはたらき
ナローバンド SDR
アンテナ
セレクター
RF
AMP
ミキサー
VC-TuneA/D
ATT
BPF
ルーフィング
フィルター
SDRD/ADSP
AMP
スピーカー
受
信
信
号
の
流
れ
VC TUNEを使う
VC-Tuneは、受信周波数において直接妨害信号を減衰させる機能
です。BPFによっても除去できない強力な妨害信号があるような
状況でVC-TuneをON にして妨害信号を減衰させることができま
す。妨害信号がない場合はOFFにします。操作はメインダイアル
外側のMPVDリングで行います。
BPF(Band Pass Filter)
BPFは自動で選択されます。
フロントパネルで周波数帯を選択すると、その周波数帯用のBPF
(Band Pass Filter)が自動的にアンテナ回路に接続されます。
ROOFING FILTERを使う
ルーフィングフィルターは、9MHz帯に変換した後に不必要な通
過帯域を減衰させるフィルターです。
このルーフィングフィルターによって不必要な周波数成分を減衰さ
せることができます。選択はTFT画面の【R.FIL】にタッチして行
います。通常はSSBでは3kHz、CWでは600Hzを選択します。
※
オプションで 1.2kHz、300Hz
できます。 ※FTDX101MPには実装済
のフィルターを選択することが
ご
使
用
の
前
に
DSP混信除去機能を使う
DSP の混信除去機能には IF SHIFT、IF WIDTH、IF NOTCH、
APF、CONTOUR、DNRなどがあります。
これらの機能を使って、受信音を聞きながら快適に受信できるよう
に調整します。
受信音の音質を変えたいときは、CONTOURを使って簡単にハイカッ
ト、ローカットなどの音質調整をすることができます。
15

ディスプレイの説明
周波数表示
機能設定
スペクトラムスコープ
ディスプレイ設定キー
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
メーター表示
Sメーター
(MAIN側)
送信時に動作するメーターの名称Sメーター
(SUB側)
AMCのゲインコントロール
スピーチプロセッサ
送信時に動作するメーターは、メーター部にタッチするとメーター選択画面が表示されますので、希望する
メーターにタッチして選択します(初期設定は、左側に“PO”、右側に“ALC”)。
スピーチプロセッサ
動作時は
送信出力表示
終段FETの温度表示
16
送信出力
終段FET部の温度
動作時の
コ ン プレ ッションレベル
コ ン プレ ッションレベル
LEFT METER RIGHT METER
PO COMP
TEMP ID
送信時に動作するメーター
表示)
ALC
終段FETのドレイン電流表示
終段FETのドレイン電圧
終段FETのドレイン電流
ALC電圧
アンテナの整合状態
ファイナルアンプへの入力レベルを調整します。
ALCの調整は【MIC/SPEED】ツマミで行います。
VDD
SWR
終段FETのドレイン電圧表示
13.8Vが適正電圧です。

フィルター機能表示
DSPフィルターの通過帯域幅の状態を表示します。WIDTH、SHIFT、NOTCH、CONTOUR などの動作をチェッ
クできます。
フィルター表示の下には、現在のルーフィングフィルターの帯域幅を青いラインで表示します。
ルーフィングフィルターは
フィルター表示部にタッチすると、メーター表示が消えてフィルター画面が拡大されます。もう一度タッチ
すると元に戻ります。
【
R.FIL】にタッチして選択します。
DSPフィルターの通過帯域幅
DSPフィルターの帯域情報だけを表示したい時
フィルター表示部を長押しすると通過帯域のスペクトラム表示
が消えて、DSPフィルターの帯域情報だけが表示されます。
もう一度長押しすると元に戻ります。
周波数表示
左側にMAIN バンドの送受信周波数、右側にSUB バンドの送受信周波数を表示します。
スプリット運用時は、送信周波数を赤色で表示します。
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
テンキーで直接周波数を入力する
1. 周波数表示部の“Hz”部分にタッチします。
2. テンキーで周波数を入力します。
○ 約10 秒間放置すると入力がキャンセルされます。
右端の数字を削除
確定
入力のキャンセル
運用画面に戻ります
入力した数字の全消去
3. 【ENT】にタッチして設定終了です。
○ ある桁以下の周波数が 0の場合は、【ENT】にタッ
チすると入力を省略できます。
例:7.000.000MHz の場合
例:7.030.000MHz の場合
【0】→【7】→【
または【7】→【 . 】→【ENT
【7】→【
ENT
. 】→【0】→【3】→【ENT
】
1MHzまたは 1kHzステップであわせる
ダイヤルツマミのステップを一時的に1MHzまたは
1kHzにすることができます。周波数表示部の“MHz”
部分にタッチすると1MHzステップ、“kHz”部分に
タッチすると1kHz ステップになります。
“MHz”または“kHz”部分にタッチするか約3秒間
放置すると周波数が確定し、元のステップに戻ります。
• アクティブでない方のバンドの周波数表示部
にタッチすると、操作バンドをワンタッチで
変えることができます。
• スコープ画面にタッチすることで、簡単に
タッチした周波数に移動することができま
す。
】
】
17

受信時の重要な設定項目
受信時に重要な、各種動作の設定状態を表示します。タッチすることで設定を変えることができます。
ANT(アンテナの切り替え)
現在使用しているアンテナ端子番号(“1”→ ANT 1、
“2”→ ANT 2、“3”→ ANT 3/RX)を表示します。
【
ANT】にタッチした後、希望の番号にタッチします。
アンテナは、運用バンドごとに設定できます。
アンテナ端子“ANT 3/RX”を受信専用にする
ことができます(セッティングメニュー「ANT3
SELECT」94ページ)。
ATT(アッテネーター)
現在のATT(受信入力信号の減衰量)を表示します。
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
目的信号の信号強度が十分に強い場合や、ローバンド
でノイズレベルが高い場合は、アッテネーターを動作
させて、アンテナからの入力信号を減衰させます。
【
ATT】にタッチした後、希望の減衰量にタッチしま
す。
アッテネーターは、運用バンドごとに設定できます。
OFFATTが OFFになります
6dBOFFに対して 1/2の減衰量になります
12dBOFF に対して1/4 の減衰量になります
18dBOFF に対して1/8 の減衰量になります
IPO(Intercept Point Optimization)
接続するアンテナやコンディションによる受信信号にあ
わせて、RFアンプ部のゲインを選択することができる
IPO機能は、3つの動作状態から選択できます。
AMP1:
AMP2:
IPO:
【
IPO】にタッチした後、希望の動作状態にタッチし
ます。
RFアンプを1段接続して、感度と特性のバ
ランスの良い動作です(利得約 10dB)。
RFアンプをシリーズに2段接続して感度を
最重視します(利得約 20dB)。
RFアンプを通さずに受信信号をミキサーに
入力することで、特にローバンドの過酷な受
信状態などに大きな効果を発揮します。
• IPO は、運用バンドごとに設定できます。
• 通常は“AMP1”を選択してください。
• IPOは入力信号を減衰させるだけでなく、混
変調特性を改善することができますので、初
めにIPO を動作させて、それでもまだ信号が
強い場合にATTを使うようにすると、効果
的に入力信号やノイズを減衰させることがで
きます。
R.FIL(ルーフィングフィルタの切り替え)
現在選択されているルーフィングフィルターの帯域
幅を表示します。本機に搭載されている300Hz
600Hz、1.2kHz
フィングフィルタを切り替えます。
通常は、運用モードにより自動で切り替わりますが、
オプションのフィルタを取り付けた際や、コンディ
ションに合わせて切り替えます。
ルーフィングフィルタは、運用バンドごとに設定でき
ます。
※ 300Hz(FTDX101MP には MAIN側に実装済)、
1.2kHzのフィルタはオプションです。
オプションの300Hzと1.2kHzのフィルタにつ
いては、当社カスタマーサポート(0120-456-
220)にお問い合わせください。
【
R.FIL】にタッチした後、希望のフィルタにタッチし
ます。
オプションの300Hzと 1.2kHzのフィルタを取り付
けていない場合は、“300Hz”と“1.2kHz”は表示
されません。
※
、3kHz、12kHz のクリスタルルー
※
AGC(Automatic Gain Control)
現在選択されているAGC の設定を表示します。
運用モード(電波型式)やフェージングなどの状態にあ
わせ、AGC回路の時定数を切り換えて受信できます。
AGCは、受信信号の強弱によって受信部全体
の利得を調整し、受信部が飽和して歪みを起こ
さないようにする機能で、受信部の基本性能に
大きな影響を与える機能です。
【AGC】にタッチした後、希望の時定数にタッチします。
○ AUTOのときは、電波型式に応じて自動的に切り替わり
ます。
AGC は、運用バンドごとに設定できます。
運用モード(電波形式)AUTO時の時定数
SSB/AMSLOW
CW/FM/DATA-FMFAST
RTTY/PSK/DATA-L/DATA-UMID
AGCは通常、電波型式にあわせて自動的に時定
数が切り換わる“AUTO”に設定しますが、弱い
信号を受信するときや、ノイズやフェージングな
どがあるときには、そのときの受信状態にあわせ
て時定数を切り換えて、もっとも聞きやすいよう
にしてください。
AGCの細かな設定をセッティングメニューで行
うことができますが、AGCの設定は受信部の基
本性能に大きな影響を与えますので、通常は設定
の変更はおすすめしません。
、
18

スコープ表示設定
従来のウォーターフォール表示に加え、3DSS(3-Dimension Spectrum Stream)方式の表示で、周波数を横軸
(X軸)、信号の強さを縦軸(Y 軸)、時間軸をZ軸として、三次元で刻々と変化するバンド内の状況を表示し、信号
の強さを色だけでなく立体的に表示しますので、バンド内の状況の変化を直感的に把握することができます。
VCチューンを動作させると、VC チューンの急峻な減衰特性によりスペクトラムスコープの一部の信号が減衰して
見えなくなったり、画面が均一に見えなくなることがありますが故障ではありません。
①CENTER/CURSOR/FIX
スペクトラムスコープの動作を切り替えます。キーにタッチするたびに切り替わります。
• スコープ画面にタッチすると、受信周波数がタッチしたポイントに移動します。
• CENTER モードでは、スコープの中心がタッチした周波数になります。
• CURSOR とFIX モードでは、マーカーがタッチした位置に移動し受信します。
• CENTER とCURSOR モードで[FAST] キーを長押しすると、受信周波数の Hz桁が“000”になります。
• FIX モードで[FAST] キーを長押しすると、受信周波数が表示エリアのスタート周波数に戻ります。
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
CENTER
受信周波数が常に画面の中央にあり“SPAN”で設定
した範囲内の状態を表示します。目的の周波数を中心
にその周りの状況をモニターするために便利なモード
です。
① MAINバンド /SUBバンド
② マーカー
③ 現在の表示モード(CENTER)
④ スイープスピード
⑤ 画面のスパン幅
※ 工場出荷時は、マーカーの表示はONになってい
ます。
※
(現在の受信周波数)
CURSOR
“SPAN”で設定した範囲内の状態をモニターします。
周波数(マーカー)が範囲の上限または下限を越えると
自動で画面がスクロールし設定範囲の外の状況を確認
することができます。
① MAINバンド /SUBバンド
② 表示エリアの下限周波数
③ マーカー
④ マーカー
⑤ 現在の表示モード(CURSOR)
⑥ スイープスピード
⑦ 画面のスパン幅
⑧ 表示エリアの上限周波数
※ 工場出荷時は、マーカーの表示はONになってい
ます。
※
(現在の受信周波数)
※
(現在の送信周波数)
19

FIX
スコープのスタート周波数を入力して、固定して使う
ことができます。
① MAINバンド /SUBバンド
② 表示エリアのスタート周波数
③ マーカー
④ 現在の表示モード(FIX)
⑤ スイープスピード
⑥ 画面のスパン幅
⑦ 表示エリアの上限周波数
デ
ィ
※ 工場出荷時は、マーカーの表示はONになってい
ます。
※
(現在の受信周波数)
③3DSS
3DSS表示とウォーターフォール表示を切り換えま
す。タッチするたびに切り替わります。
3DSS表示
ウォーターフォール表示
ウォーターフォール表示部にタッチするたび
に、表示画面のサイズが下記のように切り替わ
ります。
ス
プ
レ
イ
の
説
明
FIXの表示状態で
力画面が表示されますので、スタート周波数を入力し
ます。
例:7.00MHzにする場合
【0】→【7】→【
または
【7】→【
【
FIX】を長押しすると、周波数の入
ENT
】
. 】→【ENT
】
à à
例:7.01MHzにする場合
【7】→【
. 】→【0】→【1】→【ENT
• FIXモードで[FAST]キーを長押しすると、
受信周波数がスタート周波数に戻ります。
• SPAN で画面の表示範囲を変えても、スター
ト周波数は変わりません。
】
②SPAN
スコープ画面の周波数スパン(表示範囲)を設定しま
す。タッチした後、希望のスパンを選択します。
SPANを変えると表示レベルが変わりますの
で、その都度[LEVEL]で最適な表示レベルに
設定してください。
④MONO(
MAINバンドのみを表示する“モノ”に切り替えます。
もう一度タッチすると元に戻ります。
デュアル/モノ切り替え
デュアル表示
)
20
モノ表示

⑤MULTI
スコープ表示に加え、オシロスコープとAF-FFTも併
せて表示します。タッチするとオシロスコープとAF-
FFT画面が表示します。もう一度タッチすると元に戻
ります。
設定を行えます。
画面にタッチすると、レベルと
スイープスピードの設定を行えます。
⑥EXPAND
スコープ画面の表示面積を縦方向に広げます。
タッチすると表示が広がります。もう一度タッチする
と元に戻ります。
⑧DISP
押すたびに、スコープ画面の表示が次のように変わり
ます。
SUBバンドのレベルを調節する時は、[SUB]
キーを押して操作バンドをSUBバンドにして
ください。
MAINまたはSUBのみ
上側:SUB、下側:MAIN
左側:MAIN、右側:SUB
à
à
à
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
通常表示
拡大表示
⑦HOLD
スコープ表示およびフィルター機能表示の動作を一時
的にホールドします。タッチするとホールド状態にな
ります。もう一度タッチすると戻ります。
HOLD中は“HOLD”キーが点滅します。
左側:MAIN、右側:SUB
21

⑨S.MENU(スペクトラムスコープを設定する重要なキーです)
SCOPE MENU画面で、スコープ表示に関する設定を行います。
[S.MENU]キーを押すとSCOPE MENU 画面が表示されますので、希望の項目にタッチして設定を行います。
MULTIツマミの
動作表示
MULTIツマミ
S.MENUキー
SPEED
スコープ表示の速度を切り換えます。タッチした後、
希望の速度を選択します。
SLOW1: スイープスピード 遅い
SLOW2: スイープスピード ↑
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
FAST1: スイープスピード 標準
FAST2: スイープスピード ↓
FAST3: スイープスピード 早い
PEAK
信号のレベルに対する色の濃度を調整できます。タッ
チした後、希望の濃度を選択します。
LV1: 薄い
LV2: ↑
LV3: 標準
LV4: ↓
LV5: 濃い
好みの組み合わせは、M-1からM-3を長押しすると
メニューに登録することができます。
工場出荷時の設定: M-1 COLOR-5、COLOR-13
M-2 COLOR-9、COLOR-17
M-3 COLOR-1、COLOR-18
ナローバンドSDRの色を変えない時は、ナロー
バンドSDRの色を選択しないようにします。こ
の場合でも、ナローバンドSDRの情報を表示し
ます。
全体の設定エリア
MARKER
現在の送受信周波数の位置を示すマーカーの表示を
ON/OFFします。通常は ONにしておきます。
COLOR
表示色の選択画面から好みの色をタッチして選択します。
画面は約3秒後に自動的に消えます。
パネル面のダイレクトサンプリングSDRの受信部分とナ
ローバンドSDRの受信部分で、色を変えて表示すること
ができます。
1. [S.MENU] キーを押して SCOPE MENU を表示
2. COLOR にタッチします。
3. 表示色の選択画面から好みの色をタッチして選択
ナローバンドSDRの色を変えたいときは、ナローバ
ンドSDR の色をタッチして選択します。
します。
します。
画面は約3秒後に自動的に消えます。
22
LEVEL
目的の信号とノイズを区別しやすくするためのレベル
の調整を行います。表示レベルは、アンテナのゲイン、
コンディション、周波数帯、SPANなどによって変化
します。
LEVELを常に調整して、画面を最良の状態にしてく
ださい。タッチした後、[MULTI]ツマミをまわして希
望のレベルを選択します。
• 3DSSの画面では、ノイズレベルが少し見え
る程度にLEVELを調整すると、弱い信号でも
簡単に確認することができますので、LEVEL
は常に調整して最適なポジションでご使用く
ださい。
• バンドを変えたり、SPANを変えた時は必
ず調整をしてください。
• レベルを調整すると、信号強度も変化するよ
うに見えますが、実際の信号入力レベルには
影響しません。

⑩FUNC(ファンクションメニュー表示)
MULTIツマミ
[FUNC]キーを押して、各種機能の設定を行うファンクション画面を呼び出します。セッティングメニュー(76
ページ)もファンクション画面から呼び出します。再度押すと通常の運用画面に戻ります。
項目にタッチすると、選択した機能を[MULTI] ツマミで選択することができます。
⑪MULTI ツマミの動作表示
[MULTI]ツマミがどの機能になっているかを表示します。
通常は[S.MENU]の【LEVEL】ツマミとして、スペクトラムスコープのレベルを調節することをお勧めします。
最後に使用した機能は[MULTI] ツマミに記憶されますので、次からは [MULTI] ツマミを操作することで簡
単に機能を呼び出して設定ができます。
[MULTI]ツマミの機能を変える時は、[FUNC] キーか[S.MENU] キーを押して機能を選びます。
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
MULTIツマミの動作
[MULTI]ツマミでは、下記の設定や操作を行うことができます。
SPEED
PEAK
MARKER
COLOR
LEVEL
※[S.MENU]キーを押しても呼び出すことができま
※
: スコープ表示の速度切り換え
※
: スコープ表示画面のレベルに対する
色濃度の調整
※
: スコープ表示画面で現在の周波数位
※
※
: スコープ表示の目的信号とノイズを
す。
置を示すマーカー表示のON/OFF
: スコープ表示色の切り換え
区別しやすくするためのリファレン
スレベルの調整
RF POWER: 送信出力設定
MONI LEVEL: モニターレベル調節
DNR LEVEL: DNR レベル設定
NB LEVEL: ノイズブランカーレベル設定
VOX GAIN: VOX ゲイン設定
VOX DELAY: VOX ディレイ設定
ANTI VOX: アンチ VOX設定
STEP DIAL: あらかじめ決められた周波数ステッ
MEM CH: メモリーチャンネル選択
GROUP: メモリーグループ選択
R.FIL: ルーフィングフィルタの帯域幅選択
MULTIツマミ
プでの周波数変更
23

その他の画面表示
VFO
BUSY: 信号を受信中に点灯します。
TX: 送信中に点灯します。
+: プラスシフト(レピータ運用)に点灯し
ます。
-: マイナスシフト(レピータ運用)に点灯
します。
ENC:
TSQ: トーンスケルチ動作時に点灯します。
CLAR TRX: TRXクラリファイア動作時に点灯します。
CLAR TX: TXクラリファイア動作時に点灯します。
CLAR RX:
+xxxHz/-xxxHz:
HI-SWR:
トーンエンコーダー動作時に点灯します。
RXクラリファイア動作時に点灯します。
クラリファイアのオフセット量を表示し
ます。
アンテナ系の異常を知らせる警告表示です。
TFTディスプレイについて
FTDX101MP、FTDX101Dは TFT液晶ディスプレイを使用しています。
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
• TFT液晶ディスプレイは非常に精密度の高い技術で作られていますが、液晶パネル内に画素欠
け(黒点)や常時点灯する点(輝点)が存在することがあります。
これは、TFT液晶ディスプレイの製造技術の限界によるものですので、製品の欠陥や故障では
ありません。あらかじめご了承ください。
• 見る角度によって、色ムラや明るさのムラが発生することがありますが、TFT液晶ディスプレ
イの構造によるものですので、製品の欠陥や故障ではありません。あらかじめご了承ください。
• TFT液晶ディスプレイについた汚れは、乾いた柔らかい布などで拭き取ってください。ガラス
クリーナー、家庭用洗剤、有機溶剤、アルコール、研磨剤などを使用すると、TFT液晶ディス
プレイに傷が付く恐れがあります。
: VFO モード時に点灯します。
M-xx
: メモリーモード時に選択されたチャンネ
ル番号を表示します。
MT
: メモリーチューン動作時に点灯します。
QMB
: クイックメモリーで運用中に点灯しま
す。
PMS
: プログラマブルメモリースキャン動作時
に点灯します。
EMG
: 非常連絡設定周波数呼び出し点灯しま
す。
LSB/USB/CW-L/CW-U/AM/AM-N/FM/
FM-N/DATA-L/DATA-U/DATA-FM/D-FM-N/
RTTY-L/RTTY-U/PSK:
選択されている電波型式を表示します。
24

スクリーンセーバー
周波数表示のフォント設定
設定した時間操作しない状態が続くと、画面の焼きつ
きを防ぐためのスクリーンセーバーが動作します。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【DISPLAY SETTING】→ 【DISPLAY】→
【SCREEN SAVER】を選択します。
3. スクリーンセーバーが動作するまでの時間を選択
します(初期設定は 60min)。
OFFスクリーンセーバーは動作しません。
15min15 分後に動作を開始します。
30min30 分後に動作を開始します。
60min60 分後に動作を開始します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッティ
ングメニューが終了します。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
コントラストを調節する
TFTディスプレイのコントラスト(明暗の差)を調節
します。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【DISPLAY SETTING】→ 【DISPLAY】→
【TFT CONTRAST】を選択します。
3. [MULTI] ツマミをまわして、コントラストを調
整します(初期設定は10)。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッティ
ングメニューが終了します。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
明るさを調節する(ディマー)
周波数表示の太さを変えることができます。
太字(初期設定)
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【DISPLAY SETTING】→【DISPLAY】→
【FREQ STYLE】を選択します。
3. LIGHT(細い)または BOLD(太い)を選択しま
す。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッティ
ングメニューが終了します。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
コールサインを登録する
電源を入れたときのオープニング画面に表示させる、
コールサインなどの文字を登録できます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【DISPLAY SETTING】→【DISPLAY】→
CALL】を選択します。
3. 画面上のキーボードまたは、無線機パネル面の
USB端子に接続した USBキーボードで、コール
サインや名前などの文字を入力(最大12文字)し、
【ENT】にタッチします。
【MY
デ
ィ
ス
プ
レ
イ
の
説
明
TFTディスプレイやLEDインジケータの明るさ(照
度)を調節します。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【DISPLAY SETTING】→【DISPLAY】を選択
します。
3. 明るさを調節したい項目を選択します。
TFT DIMMERディスプレイ(初期設定は 15)
LED DIMMERLED
4. [MULTI]ツマミをまわして、明るさを調整します。
5. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッティ
ングメニューが終了します。
6. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
インジケータ
(初期設定は 10)
Caps大文字小文字の切り替え
カーソル左側の文字を消去
BACK文字入力のキャンセル
/ カーソル移動
Spaceスペースの挿入
ENT入力文字の確定
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッティ
ングメニューが終了します。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
25

パネル面の説明
スコープ表示設定(19ページ)を
パ
参照してください。
ネ
ル
面
の
説
電源スイッチ
長押しして、本機の電源をON/OFF します。
明
USB端子
USB(Aタイプ)のキーボードやマウスを接続しま
す。画面上の項目選択や文字の入力時に使用でき
ます。
○ コールサインを登録する(25ページ)
○ メモリーチャンネルに名前を付ける(67ページ)
KEY
内蔵のエレクトロニックキーヤー用のマニピュ
レータや電鍵を接続します(φ 6.3mm)。
電鍵のプラグが2ピンの場合は、必ず3ピ
ンプラグに交換してください。2ピンプラ
グを接続すると、キーイング操作にかかわ
らず送信状態になります。
DOT
PHONES
ヘッドホンを接続するステレオジャックです(φ
6.3mm)。
ヘッドホンを接続すると、内蔵スピーカーの動作
は停止します。
ヘッドホンを接続するときは、[MAIN AF]
と[SUB AF]ツマミを左にまわし切ってか
ら接続してください。
MIC
マイクロホン(8ピン)を接続します。
SW1
+5V
MIC GND
PTT
26
マニピュレータの場合
KEY
NC
縦振電鍵、複式電鍵の場合
開放時の電圧は+3.3V、短絡時の電流は
約1mAです。
SW2
前面パネル側から見た図
GND

TUNE
内蔵アンテナチューナーの動作をON/OFFしま
す。押すとアンテナチューナーが動作し、今まで
に記憶したチューニング状態の中から現在設定し
てある運用周波数に最も近い周波数の同調点へ移
動します。
もう一度押すとアンテナチューナーの動作は停止
します。
1秒以上押すと、オートチューニングを行います。
詳細は“アンテナチューナーの使いかた”(50
ページ)を参照してください。
● アンチVOX ゲインの調節
スピーカーからの受信音で送信状態にならないよ
うに調節できます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【ANTI VOX】にタッチします。
[MULTI]ツマミがアンチVOXゲイン調節ツ
マミとして動作します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、スピーカーから
の受信音で送信状態にならないように調節し
ます。
オートチューニング動作時には、本機から
電波が自動的に発射されますので、必ずア
ンテナかダミーロードを接続してください。
• アンテナチューナーがONの時は、
[TUNE]キーのインジケータが点灯しま
す。
• 整合できない場合はディスプレイに“HI-
SWR”が表示されます。
VOX機能
マイクロホンのPTTスイッチやパネル面のMOX
キーを押さなくても、音声によって送受信を切り
換えることができます。
1. [VOX]キーを押します。
VOX 機能が“ON”になります。
2. マイクロホンに向かって話すと送信状態にな
り、話すのをやめると受信状態に戻ります。
VOX機能を解除するには、もう一度[VOX]キー
を押します。
● VOXゲインの調節
話をしても送信状態にならない場合は、VOXゲイ
ンを調節します。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【VOX GAIN】にタッチします。
[MULTI]ツマミがVOXゲイン調節ツマミと
して動作します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、音声入力によっ
て送信状態になるように調節します。
感度を上げすぎると周囲の音で送信状態に
なりますのでご注意ください。
● VOXディレイの調節
言葉の切れ目で受信状態に戻ってしまう場合は、
受信状態に戻るまでの時間を設定します。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【VOX DELAY】にタッチします。
[MULTI]ツマミがVOXディレイ調節ツマミ
として動作します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、受信状態に戻る
までの時間を設定します。
MOX
押すと送信状態になり送信を保持します。
もう一度押すと受信状態に戻ります。
ZIN/SPOT
ZIN(オートゼロイン)
CW信号を受信中、設定してあるCWの受信
PITCH(音程)と一致するように、相手の周波数に
自動的に調整(ゼロイン)できます。
CW 信号を受信中に [ZIN/SPOT]キーを押すと、
自動的にゼロインします。
SPOT
CWモード時に[ZIN/SPOT]キーを押している間
だけサイドトーンを再生します。相手局のトーン
を聞きながら同じ受信PITCH(音程)になるように
受信周波数を合わせることで、相手の送信周波数
にゼロインできます。
1. 運用モードを CWにします。
2. [MONI]キーを押します。
3. CW 信号を受信中に [ZIN/SPOT]キーを押し
続けると、スピーカーからサイドトーンが再
生されます。
SDカードスロット
市販のSDメモリカードを使用して、本機の各種
設定、メモリー内容の保存(74ページ)、スク
リーンキャプチャー(表示画面の保存)また、ファー
ムウェアのアップデートなどをすることができま
す。
○ メモリーチャンネル情報の保存と読み込み。
(74 ページ)
○ セッティングメニュー情報の保存と読み込み。
(75 ページ)
○ 画面のスクリーンキャプチャーの保存(72ページ)
○ FTDX101シリーズのファームウェアアップデート
(103 ページ)
• SDメモリカードは本製品には付属して
いません。
• 市販されているすべてのSDメモリカー
ドの動作を保証するものではありません。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
27

パ
ネ
ル
面
の
説
明
メインダイヤル
周波数変化量(ステップ幅)は運用モード(電波型
式)と[FAST]キー[FINE TUNING]キーの設定
により異なります(下表参照)。
• [FAST]キーを押してからダイヤルツマ
ミをまわすと、周波数変化量が10倍に
なります(FAST機能)。もう一度押すと
元の周波数変化量に戻ります。
• [LOCK]キーを押すとダイアルツマミの
動作をロックできます。もう一度押すと
ロックは解除されます
運用モード(電波型式)1ステップ1回転
LSB / USB / CW
DATA-L / DATA-U
RTTY / PSK
AM / FM
DATA-FM
○ 好みに合わせて周波数変化量を5Hzステップに変更
できます。
SSB/CW モードのステップ変更
“SSB/CW DIAL STEP”(101 ページ)
RTTY/DATA モードのステップ変更
“RTTY/PSK DIAL STEP”(101 ページ)
10Hz
[100Hz]
100Hz
[1kHz]
[ ]:[FAST]がON のとき
5kHz
[50kHz]
50kHz
[500kHz]
メインダイヤルのトルク調整
メインダイヤルのトルク(重さ)を好みに合わせて調整で
きます。
メインダイヤル下部(無線機底面部)のレバーを右にスラ
イドさせると重くなり、左にスライドさせると軽くなり
ます。
FAST
メインダイヤルの周波数変化量が10倍になりま
す。
スペクトラムスコープのFIXモードでは、
長押しすると受信周波数がワンタッチでス
タート周波数になります。
FINE TUNING がON の時は、メインダイ
ヤルの周波数変化量は10 倍になりません。
LOCK
[LOCK]キーを押すと、誤ってメインダイヤルに
触れても周波数が変わらないように、メインダイ
ヤルの動作をロックできます。
ロックは、MAINバンドと SUBバンド個別に設定
できます。
ロックを解除するには、もう一度[LOCK]キーを
押します。
FINE TUNING
SSB/CW/RTTY/DATA-L/DATA-U/PSK モー
ド時に1Hzステップで周波数をあわせることがで
きます。
○ AM/FM/DATA-FM モードは 10Hz ステップになり
ます。
1. [FINE TUNING]キーを押します。
2. メインダイヤルの周波数ステップが1Hzにな
ります。
FINE TUNING が動作中は、FAST 機能を
動作させても、メインダイヤルの周波数変
化量は10 倍になりません。
(
ファインチューニング
)
28

QMB(
現在の運用状態を、ワンタッチで専用のメモリー
チャンネル(QMB:クイックメモリーバンク)に
メモリーすることができます。
クイックメモリーバンク
● QMBに書き込む
現在の運用状態を、ワンタッチで専用のメモリーチャ
ンネル(QMB:クイックメモリーバンク)にメモリー
することができます。
QMBの数は、初期設定は 5チャンネルですが、
10チャンネルに変更することができます(下
記「QMBチャンネル数の変更」参照)。
)
● QMBの内容を確認する
QMBにメモリーした内容をディスプレイ上に表示
して確認することができます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. “QMB LIST”にタッチすると、QMB のリス
トが表示されます。
1. メモリーしたい周波数にあわせます。
2. [QMB]キーを長押しします。
ビープ音が鳴り、データがQMBチャンネル
リスト表示画面で、削除したいチャンネル
を選択し“DELETE”にタッチすると、選
択したQMB を消去することができます。
にメモリーされます。
• [QMB] キーを1秒以上押すたびに、そ
の時点の周波数をメモリーします。
• 5チャンネル分(設定により10チャン
ネル分)以上メモリーすると、一番古い
情報から順番に消去されます。
● QMBを呼び出す
1. [QMB]キーを押します。
ディスプレイの“VFO”または“M-xx”の表示が
“QMB”に変わり、QMBチャンネルのデータが呼
び出されます。
2. [QMB]キーを押すたびに、QMBにメモリー
してある情報が順番に表示されます。
○ [V/M]キーを押すと VFOモードに戻ります。
BAND(運用周波数帯の切り替え)
MAINバンドの運用周波数帯を変える時は、MAINバンドが選ばれていることを確認して、希望する運用周波数
帯のキーを押します。
● QMBチャンネル数の変更
QMBのチャンネル数は“5チャンネル”と“10チャ
ンネル”から選択できます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【
OPERATION SETTING
→【QMB CH】を選択します。
3. “5ch”または“10ch”を選択します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファ
ンクション画面に戻ります。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
】→【
GENERAL
】
パ
ネ
ル
面
の
説
明
選択されている運用周波数帯の状況は、アクティブバンドインジケータで一目で確認できます。
MAINバンドは“白色”、SUB バンドは“青色”のインジケータが点灯します。
送信時は送信側のインジケータが“赤色”に点灯しますので、どちらのバンドの周波数帯で送信しているかが瞬
時にわかります。
例:MAINバンドに 7MHz帯、SUB バンドに21MHz 帯を設定した場合。
時(青色)
時(白色)
● 運用バンドをマークする
バンドキーを長押しすると、オレンジ色のインジ
ケータが点灯します。
再度長押しすると消灯します。
運用バンド(白色)
• アンテナを接続してあるバンドやDXペ
• 同時に複数のバンドにマークすることが
運用バンド
ディション、コンテストなどで運用する
バンドを表示して、メモ代わりに使うこ
とができます。
できます。
29

パ
ネ
ル
面
の
説
明
MODE/SSB/CW
電波形式の切り替えをします。
[MODE]キーを長押しすると、運用モード選択画
面が表示されますので、希望の運用モードにタッ
チします。
[MODE]キーを短く押すと、前回選択した電波型
式が呼び出されます。
[SSB]キーと[CW]キーは、押すたびに以下のよ
うに切り替わります。
[SSB]キー
USB → LSB → USB・・・
[CW]キー
CW-U → CW-L → CW-U・・・
運用モードをCWモードに切り換えると、
SSBモードと比べてPITCH周波数分だけオ
フセットした周波数を表示しますが、オフセッ
トせずにSSBモードと同じ周波数を表示する
ことができます(セッティングメニュー「CW
FREQ DISPLAY」90ページ)。
BK-IN(ブレークイン)
CW時にキー操作で自動的に送信状態になる“ブ
レークイン機能”をON/OFF します。
MONI(モニター)機能
送信時に自分の音声や、CW運用時にキーイング
操作時のサイドトーンをモニターできます。
[MONI]キーを押します。
モニター機能が“ON”になります。
送信時にスピーカーから自局の送信音(CW運用時
はサイドトーン)が聞こえます。
モニターの音量は、[MONI]キーを長押しした後
[MULTI]ツマミで調節します。
送信音声のモニターは、FM、DATA-FM、
D-FM-Nモード以外で動作します。
○ スピーカーでモニターするときには、モニターの音量
を上げすぎるとハウリングを起したり、VOX動作が
不安定になることがあります。
モニター機能を解除するには、もう一度[MONI]
キーを押します。
○ モニター機能は、DSP回路を通った後の信号をモニ
ターしていますので、スピーチプロセッサーの動作状
態、パラメトリックイコライザーの音質チェックなど
に便利に使用できます。
SYNC(シンクロ機能)
メインダイヤルでMAINバンドの周波数を変える
と、同じステップでSUB バンドの周波数も変わり
ます。
長く押すとSUBバンドの周波数がMAINバンド
と同じ周波数になります。
30

SPLIT(たすぎがけ)運用
MAINバンドに設定した周波数とSUBバンドに設
定した周波数を使用して、異なる周波数で送受信
できます。DXペディションなどで行われているス
プリット運用に便利です。
1. MAINバンドに受信周波数、SUBバンドに送
信周波数を設定します。
○ [MAIN]キーと [SUB] キーで操作バンドを選び
ます。
2. [SPLIT]キーを押します。
○ スプリット運用になり、MAIN バンドの周波数を
受信し、SUB バンドの周波数で送信します。
○ 送受信インジケータが下図のように点灯します。
SPLIT キー
(点灯)
(点灯)
(点灯)
● クイックスプリット機能
自動的に、送信周波数(SUB バンド)を受信周波数
(MAINバンド)より5kHz高い周波数に設定でき
ます。
1. 受信周波数(MAIN バンド)を設定します。
2. [SPLIT]キーのインジケータが消えていると
きに [SPLIT]キーを長押しすると、SUB バ
ンドの周波数がMAINバンドの周波数より
5kHz高い周波数にセットされたスプリット運
用になります。
○ 送信周波数の運用モード(電波型式)は、受信周波数の
運用モ一ドと同じになります。
○ クイックスプリット機能のオフセット周波数(初
期設定値は5kHz)は、セッティングメニュー
「QUICK SPLIT FREQ(96 ページ)」で変更でき
ます。
○ スプリット運用中に [SPLIT] キーを長押しすると、
セッティングメニュー「QUICK SPLIT FREQ(96
ページ)」で設定されているオフセット周波数が加算
されます。
●
クイックスプリットのオフセット周波数の設定
オフセット周波数を画面上のキーボードで5kHz
以外の周波数に設定することができます。
スプリット運用を解除するには、再度[SPLIT]キー
を押します。
u
○ スプリット運用中に[MAIN
受信周波数と送信周波数が入れ換わる“リバース運用”
になります(もう一度 [MAIN
リバース運用は解除されます)。
○ 受信周波数と送信周波数を異なるバンドや運用モード
(電波型式)に設定できます。
○ SYNCキー
SYNCキーは、MAIN バンドとSUB バンドの周波数
を同時に動かすことができます。
長押しすると、SUBバンドの周波数をMAINバンド
の周波数にあわせることができます。
○ SPLITキー
MAINバンドで送受信を行っている時に押すと、送信
周波数がSUBバンドの周波数になり、ディスプレイ
の SUBバンドの周波数が赤色になります。
長押しすると、SUB バンドの送信周波数が5kHz アッ
プします。
t
SUB] キーを押すと、
u
t
SUB]キーを押すと、
1. 受信周波数を設定します。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【OPERATION SETTING】 → 【GENERAL】
→【QUICK SPLIT INPUT】を選択します。
4. “ON”を選択します。
5. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファ
ンクション画面に戻ります。
6. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
7. [SPLIT]キーを長押しします。
8. 画面上のキーボードでオフセット周波数を入
力し【kHz】にタッチします。
○ 入力できる周波数範囲は、- 20kHz~ +20kHz
です。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
31

MPVD(Multi Purpose VFO Outer Dial)多機能リング
パ
CLAR(クラリファイア)、VC TUNE、C.S(カスタムセレクト)、MAIN/SUB ダイヤルの機能を操作します。
ネ
ル
面
の
説
MPVDリングは、下記のキーを押して機能を選択します。
MPVDリングの動作を変える
明
CLAR RXキー
VC TUNEキー
CLAR TXキー
CLARキー
MPVDリング
CLAR: クラリファイアツマミとして動作します。
VC TUNE: VC チューン機能動作時に、チューニングポイントの調整をします。
C.S: あらかじめ 12種類の機能を割り当てることができます。
MAIN/SUB: 操作バンドがMAIN バンドの時はSUB バンドの周波数を、操作バンドがSUB バンド
の時はMAIN バンドの周波数を設定するダイヤルとして動作します。
VC TUNE動作キー
C.S
MAIN/SUBキー
32

●
CLAR(クラリファイア)
クラリファイアは、相手局の送信周波数がずれて
いるときに、こちらの受信周波数を調整して聞き
やすくしたり、こちらの送信周波数をずらしたい
ときに使用します。
[CLAR]キーを押すと、MPVD多機能リングがク
ラリファイアダイヤルになり、TFTディスプレイ
のフィルター機能表示部の下にグレーで“CLAR”
と表示されます。
MPVDリングをまわすと、クラリファイアのオフ
セット周波数が変わります。
[CLAR RX]か [CLAR TX] キーを押すと、表示が
グレーから赤色に変わり、クラリファイアが動作
します。
クラリファイアを OFFにするには、[CLAR RX]
か[CLAR TX] キーをもう一度押します。
RXクラリファイア
相手局の送信周波数がずれている場合、こちらの
送信周波数はそのままにして受信周波数だけを動
かすことができます。
1. MPVDリング左上の[CLAR]キーを押して、
インジケータを点灯させてください。
2. [CLAR RX]キーを押します。
3. MPVDリングをまわすと、受信周波数だけが
変わります。
受信周波数のみ+20Hz
• ディスプレイに“CLAR RX”とオフセッ
ト量(受信周波数と送信周波数の差)が表
示されます。
• オフセット量は最大± 9990Hzです。
4. クラリファイア機能を解除するには、[CLAR
RX]キーを押します。
○ オフセット量は記憶されますので、再度クラリ
ファイア機能を動作させた際は、同じオフセット
量が設定されます。
○ オフセット量を“0”にするには、[CLAR RX]
[CLAR TX]または [CLAR]キーを1秒以上押
します。
TXクラリファイア
自局の受信周波数は動かさずに送信周波数だけを
動かすことができます。
通常、クラリファイアは受信周波数だけを動かし
て相手の送信周波数のずれを補正する目的に使用
しますが、その逆に送信周波数だけを動かすこと
ができます。
コンテストなどで多数の局に呼ばれている局を呼
ぶときに、送信周波数を少しずらして送信すると、
応答率が上がることもあります。
1. MPVDリング左上の[CLAR]キーを押して、
インジケータを点灯させてください。
2. [CLAR TX]キーを押します。
3. MPVDリングをまわすと、送信周波数だけが
変わります。
• ディスプレイに“CLAR TX”とオフセット
量(受信周波数と送信周波数の差)が表示され
ます。
• オフセット量は最大± 9990Hzです。
4. クラリファイア機能を解除するには、[CLAR
TX]キーを押します。
○ オフセット量は記憶されますので、再度クラリ
ファイア機能を動作させた際は、同じオフセット
量が設定されます。
○ オフセット量を“0”にするには、[CLAR RX]
[CLAR TX]または [CLAR]キーを1秒以上押
します。
TX
クラリファイア
でオフセットした周波数に
受信周波数を合わせる
TXクラリファイアで送信周波数をオフセットした
後、受信周波数をオフセットした送信周波数と同
じ周波数にできます。
1. 送信周波数をオフセットした後[CLAR RX]
キーを押します。
受信周波数が送信周波数と同じになります。
○ ディスプレイの“CLAR TX”が“CLAR TRX”
に変わります。
2. 再度[CLAR RX] キーを押すと、送信周波数
だけがオフセットした状態に戻ります。
○ ディスプレイの“CLAR TRX”が“CLAR TX”
に変わります。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
RX
クラリファイアでオフセットした周波数に
送信周波数をあわせる
RXクラリファイアで受信周波数を変えた後、送信
周波数を受信周波数と同じ周波数にできます。
1. 受信周波数をオフセットした後[CLAR TX]
キーを押します。
送信周波数が受信周波数と同じになります。
○ ディスプレイの“CLAR RX”が“CLAR TRX”
に変わります。
2. 再度[CLAR TX]キーを押すと、受信周波数
だけがオフセットした状態に戻ります。
○ ディスプレイの“CLAR TRX”が“CLAR RX”
に変わります。
33

●
VC TUNE(VCチューン)
RFフロントエンドのバリアブルコンデンサーを高
精度ステッピングモーターで駆動するVC同調回
路で、特にローバンドで問題となる強力な妨害信
号を効果的に減衰させます。妨害信号が複数存在
するような場合には、MPVDリングをまわすこと
により、チューニングポイントへの微調整が可能
です。
1.[VCTUNE]動作キーを押します。
○VCチューンが動作する周波数帯であれば、フィ
ルター機能表示部の上に表示されるVCチューン
の同調周波数の位置をあらわすバーグラフが赤色
になり、動作状態となります。
○周波数を変化させると、高精度ステッピングモー
ターによって自動的に最適なチューニングポイン
トに瞬時に移動します。
2.[VCTUNE]動作キーを押すと、VCチューン
機能がOFFになります。
VCチューンは手動で調整をする必要はほ
とんどありません。ただし帯域内に入って
きている強力な妨害信号をVC同調回路の
フィルタの肩で切りたいような場合には、
下記の操作でMPVDリングをまわして最
も効果のあるポイントを探してください。
●
C.S(カスタムセレクト)
[C.S]キーを押すだけで、MPVDリングがあらか
じめ割り当てられた機能(下記参照)で動作します
(初期設定はMEMCH)。
RF POWER送信出力設定
MONI LEVELモニターレベル調節
DNR LEVELDNRレベル設定
NB LEVELノイズブランカーレベル設定
VOX GAINVOXゲイン設定
VOX DELAYVOXディレイ設定
ANTI VOXアンチVOX設定
STEP DIAL
MEM CHメモリーチャンネル選択
GROUPメモリーグループ選択
R.FIL
LEVEL
あらかじめ決められた周波数ス
テップでの周波数変更
ルーフィングフィルターの帯域幅
選択
スコープレベル(目的の信号とノ
イズを区別しやすくするためのレ
ベル)の設定
機能の割り当てかた
1.[C.S]キーを長押しします。
機能選択画面が表示されます。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
チューニングポイントを微調整する
1.ダイヤルツマミ右上の[VCTUNE]キーを押
します。
2.MPVDリングをまわして、目的の信号が浮か
び上がってくるような最良のポイントにあわ
せます。
○[VCTUNE]動作キーを長押しすると、自動的
にオリジナルポジションに戻ります。
2.割り当てたい機能にタッチします。
•VCチューンを動作させると、VCチュー
ンの急峻な減衰特性によりスペクトラム
スコープの一部の信号が減衰して見えな
くなったり、画面が均一に見えなくなる
ことがありますが故障ではありません。
•VCチューン機能は、1.8MHz帯~
29MHz帯のアマチュアバンドで動作し
ます。
•FTDX101DでのVCチューン機能は、
VCチューニングユニットが実装されてい
るMAINバンドでのみ動作します。
•FTDX101DのSUBバンドでVCチュー
ン機能を動作させるには、SUBバンド
用のVCチューニングキットが必要で
す。詳しくは、当社カスタマーサポート
(0120-456-220)にお問い合わせくだ
さい。
●
MAIN/SUBキー
押すとMPVDリングの動作が、操作バンドが
MAINバンドの時はSUBバンドの周波数を、操作
バンドがSUBバンドの時はMAINバンドの周波
数を設定するダイヤルとして動作します。
34

RX(MAINバンド)
インジケータが緑色に点灯しているときは、MAIN
バンドの周波数を受信し音が出ます。
押すとMAIN バンドの受信音がOFF になり、イン
ジケータが消灯します。
RX(SUBバンド)
インジケータが緑色に点灯しているときは、SUB
バンドの周波数を受信し音が出ます。
押すとSUBバンドの受信音が OFFになり、イン
ジケータが消灯します。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
• 音声が消えているときでも帯域の情報は
表示されます。
• 音声が消えているときは、帯域を示すグ
ラフィック表示の色が、赤からグレーに
変わります。
TX(MAINバンド)
インジケータが赤色に点灯しているときは、MAIN
バンドの周波数で送信します。
SUBバンドの周波数で送信する場合は、
SUBバンド側の [TX]キーを押します。
u
MAIN
MAINバンドとSUBバンドの周波数を入れ替えま
す。
長押しすると、MAINバンドと SUBバンドの両方
の周波数が操作しているバンドの周波数になりま
す。
TX(SUBバンド)
インジケータが赤色に点灯しているときは、SUB
バンドの周波数で送信します。
t
SUB
• 音声が消えているときでも帯域の情報は
表示されます。
• 音声が消えているときは、帯域を示すグ
ラフィック表示の色が、赤からグレーに
変わります。
ダイヤルツマミなどを操作する
バンドの
MAINバンド(TFT画面左側)とSUBバンド
(TFT 画面右側)の受信部は、完全に独立したデュ
アル受信回路構成ですので、それぞれに異なる周
波数や運用モードを設定できます。
[MAIN]キーまたは[SUB]キーを押して切り替えま
す。
[MAIN]キーが白色に点灯しているときは、ダイヤ
ルツマミなどの共通ツマミはMAINバンド用になり
ます。[SUB]キーが青色に点灯しているときは、ダ
イヤルツマミなどの共通ツマミはSUBバンド用に
なります。
切り替え
TFT画面の周波数の表示が大きく、アンダー
ラインがある側が設定可能な“操作バンド”
です。
MAINバンドの周波数で送信する場合は、
MAINバンド側の [TX]キーを押します。
35

MAIN AF、RF/SQLツマミ
パ
ネ
ル
面
の
説
明
内側(MAIN AF)
MAINバンドの受信音量を調節します。
外側(RF/SQL)
RF
RFゲインコントロールは、受信部の利得(ゲイ
ン)を調整するものです。通常は右にまわしきっ
た最大位置にします。
目的の受信信号が強い時は、適度な受信信号に
なるようにノイズを抑えてより快適に受信する
ために調整します。
RFゲインは、MAINバンドとSUBバンド個
別に設定できます。
• 通常 [RF/SQL]ツマミは、右にまわ
し切った利得(ゲイン)最大の位置で
使用します。
• 操作を行う前に、 [RF/SQL]ツマミ
の動作を“RF”に設定してください(下
記参照)。初期設定は“RF”に設定さ
れています。
• RF ゲインは、FM および DATA-FM
モードでは動作しません。
●[RF/SQL]ツマミの動作を切り換える
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【OPERATION SETTING】→ 【GENERAL】
→【RF/SQL VR】を選択します。
3. “RF”または“SQL”を選択します。
RF: RFツマミとして動作します
SQL: スケルチツマミとして動作します
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファ
ンクション画面に戻ります。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
RF/SQL の設定は、MAIN バンドと SUB
バンドで個別に設定できません。
SQL
信号を受信していないときに聞こえるノイズ
(雑音)を消すことができます。
通常、SSBや CW運用時は使用しません。
操作を行う前に、[RF/SQL]ツマミの
動作を“SQL”に設定してください。
初期設定は“RF”に設定されています。
[RF/SQL] ツマミをノイズが消える位置まで
まわします。
右にまわしすぎると、弱い信号が聞こえ
なくなります。
36

SUB AF、RF/SQLツマミ
内側(SUB AF)
SUBバンドの受信音量を調節します。
MAINバンドの動作と同様です。
外側(RF/SQL)
RFゲインコントロールとSQL(スケルチ)を調
節します。
MAINバンドの動作と同様です。
MIC/SPEED、PROC/PITCH
内側(MIC/SPEED)
SSBとAMモード時は、マイクゲイン(マイク感
度)を調節(0 ~100)します。
CWモード時は、内蔵のエレクトロニックキー
ヤーのキーイングスピードを調節(4WPM~
60WPM)します。
ツマミをまわすと、マイクゲインやキーイ
ングスピードがディスプレイに約0.5秒間
表示されます。
SSBモード時に押すと、AMCまたはスピーチプ
ロセッサーをON/OFF します(45ページ)。
CWモード時に押すと、内蔵のエレクトロニック
キーヤ一をON/OFF します(52ページ)。
外側(PROC/PITCH)
SSBモード時は、AMCまたはスピーチプロセッ
サーのレベルを調節(1 ~100)します。
CWモード時は、CW信号の受信音とサイドトー
ンモニター時のCWピッチ(音調)を変更(300Hz
~1050Hz)します。
ツマミをまわすと、AMCまたはスピーチプ
ロセッサーのレベルやCWピッチが約0.5
秒間ディスプレイに表示されます。
設定は44ページの“音声通信(SSB,
AMモード)での運用”を参照してください。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
37

MAINバンドの操作
パ
ネ
ル
面
の
説
明
NB(ノイズブランカー)機能
自動車のイグニッションノイズやパルス性の雑音
を軽減させることができます。
ノイズブランカー機能は、MAINバンドと SUBバ
ンド個別に動作させることができます。
1. [NB]キーを押します。
2. [NB]キーを長押しした後[MULTI]ツマミで
NBレベルを調節します。
再度[NB] キーを押すと、ノイズブランカー
機能は“OFF”になります。
ノイズの種類によっては、効果が少なかったり、
受信音が歪むことがあります。
● ノイズブランカーの減衰量を調節する
1. [FUNC]キーを押す。
2. 【OPERATION SETTING】 →【GENERAL】
→【NB REJECTION】を選択します。
3. 希望の減衰量(10dB/30dB/40dB)を選択
します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファ
ンクション画面に戻ります。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
● 幅の広い雑音を軽減する
パルス性のノイズではなく“幅の広い雑音”を軽
減することができます。
1. [FUNC]キーを押す。
2. 【OPERATION SETTING】 →【GENERAL】
→【NB WIDTH】を選択します。
3. [MULTI]ツマミで、雑音が少なくなる値
(1/3/10 msec)を選ぶ。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファ
ンクション画面に戻ります。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
DNR機能
ランダムなノイズ成分を効果的にキャンセルする
ことができるノイズリダクション機能で、SSBに
よる短波帯通信に特有のノイズ音を減少させるこ
とができます。
十分に強い信号を受信している時は使用する必要
はありませんが、了解度の低い弱い信号を受信し
ているときに使用すると、ノイズレベルが下がり
了解度を上げることができます。
DNR機能は、MAINバンドとSUBバンド個別に
設定できます。
1. [DNR]キーを押します。
2. [DNR]キーを長押しした後 [MULTI]ツマミ
でDNRレベルを調節(ノイズが一番減衰する
レベル)します。
再度[DNR]キーを押すと、DNR機能は“OFF”
になります。
38

DNF機能
受信信号の中に複数の不要なビート音があるとき
は、DNF(デジタルノッチフィルター)機能を使う
と複数のビート信号の除去に効果があります。
DNF機能はオートノッチですので、手動で調節す
る必要はありません。
DNF機能は、MAINバンドとSUBバンド個別に
動作させることができます。
[DNF]キーを押すと、DNF 機能が動作します。
再度 [DNF]キーを押すと、DNF 機能は“OFF”
になります。
強力なビート信号を除去するには、より効
果的なNOTCH(ノッチ)機能を使うことを
おすすめします。
NOTCH(ノッチ)機能
通過帯域の中に不要なビート信号やノイズがある
ときには、IF NOTCH機能で通過帯域の一部を
シャープにカットしてビート信号やノイズを排除
することができます。
NOTCH 機能は、MAIN バンドと SUBバンド個
別に設定できます。
1. [NOTCH] ツマミをまわして、不要なビート
音が軽減される位置に調節します。
○ [NOTCH] ツマミをまわすと、ディスプレイに
NOTCH の中心周波数(10Hz ~ 3200Hz)を表
示します。
○ [NOTCH]ツマミを長押しすると、中心周波数が
初期値に戻り、NOTCH機能は OFFになります。
○ フィルター機能表示部で、減衰部分の状態を確認
できます。
2. [NOTCH]キーを 押すと、NOTCH 機能 は
“OFF”になります。
• NOTCH機能の帯域幅を設定できます(「IF
NOTCH WIDTH」97ページ)。
• NOTCH機能の帯域幅は、初期設定は“WIDE”
になっていますが、シングルビートを排除す
る場合は、“NARROW”に設定することを
お勧めします。
IF NOTCH機能とは、図(A)のように、フィルター
の帯域内に深く鋭い切れ込み(ノッチ)を作り、
不要なビート音を減衰させようというものです。
[NOTCH]キーを押して、[NOTCH]ツマミをま
わすと、図(A)で示したようにノッチの位置が左
右に動きますので、図(B)のようにノッチの位置
を調節して、ビート音がもっとも弱くなるように
調節します。
減衰した部分受信信号混信(ビート音)
IF
IF
フィルター
帯域幅
【NOTCH】
の
フィルター
【NOTCH】
の
帯域幅
パ
ネ
ル
面
の
説
明
39

SUBバンドに対して
~ と同じ機能が
動作します。
CONT(コンツアー)機能
パ
ネ
ル
面
の
説
明
コンツアー機能は、通過帯域の輪郭をなめらかに
変えることにより、帯域内成分を部分的に減衰さ
せ、オーディオ周波数特性を可変する機能です。
通過帯域を曲線的に変化させ、減衰部分を移動さ
せますので、目的の信号を聞きやすい音質にして
浮かび上がらせる効果があります。オーディオ機
器のトーンコントロールのように使うことができ
ます。
コンツアー機能は、MAINバンドと SUBバンド個
別に設定できます。
● コンツアー機能の帯域幅を設定する
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【OPERATION SETTING】→【RX DSP】 →
【CONTOUR WIDTH】を選択します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、帯域幅を設定し
ます。
設定値が大きくなると帯域幅が広くなります。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッ
ティングメニューが終了します。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
1. [CONT/APF]ツマミをまわして、聞きやすく
なる位置に調節します。
○ CWモード時にコンツアーを動作させる場合は、
初めに [CONT]キーを押してください。
○ [CONT/APF] ツマミをまわすと、コンツアーの
中心周波数(50Hz ~3200Hz)を表示します。
○ [NOTCH]ツマミを長押しすると、中心周波数が
初期値に戻りコンツアー機能は OFFになります。
○ フィルター機能表示部で、減衰部分を確認できま
す。
2. [CONT] キーを押すと、コンツアー機能は
図(B)はCONTOURの減衰位置が中央にあると
きです。帯域幅輪郭の中央部分を球体の円周を
カットしてくぼみをつくり曲線的に変化させてい
ます。
図(A)は [CONT/APF]ツマミを左にまわした状
態で、帯域幅輪郭に球体のくぼみが左側に移動し
ます。
図(C)は [CONT/APF]ツマミを右にまわした状
態で、帯域幅輪郭に球体のくぼみが右側に移動し
ます。
“OFF”になります。
● コンツアー機能の減衰量を設定する
1. [FUNC] キーを押します。
2. 【OPERATION SETTING】→【RX DSP】 →
【CONTOUR LEVEL】を選択します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、減衰量を設定し
ます。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッ
ティングメニューが終了します。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
40
IF
フィルター
帯域幅
IF
フィルター
の
帯域幅
】
【CONT/APF】
の
IF
フィルター
帯域幅
【CONT/APF
の

APF(
オ-ディオピークフィルター
CW運用時、混信や雑音がある場合に中心周波数
を自動的にPITCH周波数に設定し、目的の信号を
聞きやすくします。
APF機能は、MAINバンドとSUBバンド個別に
動作させることができます。
1. [CONT/APF]ツマミをまわして、聞きやすい
位置に調節します。
○ [CONT/APF] ツマミをまわすと、ディスプレイ
に、オーディオピークフィルターの中心周波数
(-250Hz ~+250Hz)を表示します。
○ [NOTCH] ツマミを長押しすると、中心周波数が初
期値に戻り、オーディオピークフィルター (APF) は
OFF になります。
○ フィルター機能表示部で、オーディオピークフィル
ター (APF)の中心周波数の状態を確認できます。
APFの帯域幅を“NARROW”“MEDIUM”
“WIDE”のいずれかに設定できます(セッ
ティ ング メニ ュー「APF WIDTH」97
ページ)。
2. [APF]キーを押すと、オーディオピークフィ
ルターは“OFF”になります。
)
SHIFT、WIDTHツマミ
内側(SHIFT)
SHIFT機能は、受信信号の近くに混信があり希望
の信号が聞きにくい時に使用します。電気的にデ
ジタルフィルターの通過帯域の位置を動かして、
帯域内の端にある混信を除去しようとする機能で
す。キャリアポイントを動かさずに、キャリアポ
イントからのフィルターの位置を電気的に動かし
ます。あまり大きく動かすと再生音質が変化して
聞きづらくなりますので、本機では最大±1.2kHz
のシフト幅に設定しています。
SHIFT 機能は、MAIN バンドと SUB バンド個別
に設定できます。
[SHIFT]ツマミを左右どちらかにまわして、妨害
信号を軽減させます。
○ [SHIFT] ツマミをまわすと、ディスプレイにIFフィ
ルターのシフト周波数(-1200Hz ~ +1200Hz)を
約 0.5秒間表示します。
○ [SHIFT] ツマミを長押しすると、シフト周波数が
“0Hz”に戻ります。
○ フィルター機能表示部で、シフト方向の状態を確認で
きます。
○ SHIFT機能が動作中は、[SHIFT]ツマミ左側のイン
ジケータが点灯します。
図(A)の太線で書かれたフィルターの帯域幅が中
央の位置にあるときです。
図(B)はフィルターの帯域内に近接妨害波が出現
した状態です。ここで[SHIFT]ツマミを右にま
わすと、図(C)の矢印で示したようにフィルター
の帯域幅が右に動きますので、近接妨害波をフィ
ルターの帯域外に追い出すことができます。
受信信号受信信号
混信混信
IF
フィルター
【SHIFT】
の
帯域幅
IF
フィルター
帯域幅
【SHIFT】
の
受信信号
フィルター
IF
帯域幅
【SHIFT】
の
パ
ネ
ル
面
の
説
明
41

外側(WIDTH)
WIDTH機能は、電気的にデジタルフィルターの通
過帯域幅を変化させて、帯域内の端にある混信を
除去したり、相手局の音質が良い場合に帯域を拡
げて、高音質で受信をしたいときに使用します。
WIDTH機能は、MAIN バンドと SUBバンド個別
に設定できます。
[WIDTH]ツマミを左にまわして帯域幅を狭くし、
混信を軽減させます。
○ 帯域幅を広げたい場合は、右にまわします。
○ [WIDTH]ツマミをまわすと、ディスプレイにIF フィ
ルターの帯域幅を約 0.5秒間表示します。
○ [SHIFT]ツマミを長押しすると、IFフィルターの帯
域幅が初期値に戻ります。
○ フィルター機能表示部で、帯域幅の状態を確認できま
す。
○ WIDTH 機能が動作中は、[WIDTH]ツマミ右側のイ
ンジケータが点灯します。
• WIDTHツマミとSHIFTツマミを交互に
動かすと、聴きやすいポイントを探すこ
とができます。
また CONTOUR とNOTCH を併用する
と、さらに効果的に混信を除去し、了解
度を上げることができます。
通常、図(B)のようにフィルターの帯城幅が標準
である中央の位置で使用しますが、[WIDTH] ツ
マミを左にまわすと図(A)のようにフィルターの
帯域幅が連続的に狭くなります。
[WIDTH]ツマミを右にまわすと図(C)のように
フィルターの帯域幅が連続的に広くなります。
なお、モードによって可変できる帯域幅が変わり
ます(下表参照)。
電波形式帯域幅
SSB(LSB/USB)
CW(CW-L/CW-U)、
RTTY、PSK
DATA(LSB/USB)
AM、FM-N、D-FM-N9000Hz固定
AM-N6000Hz 固定
FM、DATA-FM16000Hz 固定
300Hz ~4000Hz
(初期値:3000Hz)
50Hz ~3000Hz
(初期値:500Hz)
パ
ネ
IF
フィルター
帯域幅
の
フィルター
IF
帯域幅
の
IF
フィルター
帯域幅
の
ル
面
の
説
明
【WIDTH】
【WIDTH】
【WIDTH】
SHIFTとWIDTHを併用する
SHIFTと WIDTHを操作して、効果的に混信を軽減することができます。
図(A)は受信信号の高い方と低い方の両方に近接妨害
波が出現した状態です。
このような時にはまず初めに、図(B)に示すように
WIDTHを調整して近接妨害波をフィルターの帯域外
受信信号受信信号
混信
混信
混信
に追い出します。
片方に近接妨害波がまだ残っている場合は、図(C)に
示すようにSHIFTを調整してフィルターの帯域外に
IF
フィルター
の
フィルター
の
IF
追い出します。
効果的に混信を除去するためには、SHIFTと WIDTHを併用することをお勧めします。
まずWIDTHでデジタルフィルターの帯域幅を狭くし、その後 SHIFTで聞きやすい音質のところを探すように
すると、帯域を狭くしても相手局の音声が聞きやすくなります。
さらにCONTOUR 機能やNOTCH 機能を併用するとかなりの効果を得ることができます。
混信
IF
フィルター
受信信号
混信
の
42

NOTCH、CONT/APFツマミ
内側(NOTCH)
受信信号の中にある不要なビート音を取り除く
IF NOTCH回路の中心周波数を調節します。
“IF NOTCH 回路”の動作は [NOTCH]キーで
ON/OFFを切り替えます。
IF NOTCHの中心周波数の位置は、ディスプレイ
にグラフィックで表示します。
長く押すと、NOTCH、CONTOUR、APF の設定
をリセットした後、各動作がOFF になります。
外側(CONT/APF)
CONTOUR動作時は、DSPにより通過帯域の輪
郭を可変させ、帯域内成分を部分的に減衰させる
ことができます。
CONTOUR の動作は[CONT]キーで ON/OFF
を切り替えます。
CONTOURの動作は、ディスプレイにグラフィッ
クで表示します。
APF動作時は、CW運用時に混信や雑音がある場
合に、中心周波数を自動的にPITCH周波数に設定
し、ピークフィルターとして目的の信号を聞きや
すくします。
APFの動作は [APF]キーでON/OFF を切り替え
ます。
APFのピーク周波数の位置は、ディスプレイにグ
ラフィックで表示します。
ツマミをまわすと、NOTCHの中心周波数、
CONTOUR の中心周波数、APF のピーク
周波数のシフト幅が約0.5秒間ディスプレ
イに表示されます。
パ
ネ
ル
面
の
説
明
43

音声通信(SSB, AMモード)での運用
SSB、AMモードで送信するとき
FTDX101シリーズでは、マイクアンプの入出力レベルを個別に調整することによって、送信回路全体の最適な動
作点を設定することができます。
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
1. マイクゲインの調整をします
右側のメーター表示部にタッチしてALCメーターを
選択します。
送信してマイクロホンに向かって話し、マイクアン
プの入力レベルを【MIC/SPEED】ツマミをまわして
ALCメーターの針がALCゾーンを超えない位置に設
定します。
この範囲を超えないように
2. AMCの調整をします
・
[MIC/SPEED]ツマミ左側のインジケータが点灯して
いるときは、[MIC/SPEED]ツマミを押してインジ
ケータが消えている状態にします。
左側のメーター表示部にタッチしてCOMPメーター
を選択します。
送信しながらマイクロホンに向かって話し、[PROC/
PITCH]ツマミでAMCのレベルを調節します。
○音声のピークでCOMPメーターの指示が“10dB”
を超えない位置に設定してください。
以上で設定は終了です。
AMC/コンプレッションレベル調節方法の設定
1.[FUNC]キーを押します。
2.【OPERATIONSETTING】→【TXAUDIO】→
【PROCLEVEL】を選択します。
3.レベルを調節を行う[PROC/PITCH]ツマミの動
作を選択します
AMC:スピーチプロセッサー機能のON/OFF
に関わらず、AMCのレベル調節ツマミ
として動作します。
COMP:スピーチプロセッサー機能がONの時は
コンプレッションレベル、スピーチプロ
セッサー機能がOFFの時はAMCのレ
ベル調節ツマミとして動作します。
4.[FUNC]キーを押すと、ファンクション画面に戻
ります。
5.[FUNC]
キーを押して通常の運用画面に戻ります。
•AMC(
•[MONI]キーを押してモニター機能(30
AMC機能は、SSB、AM、PSK、DATA-L、
DATA-Uモードでのみ動作します。
AutomaticMicGainControl
は、過大な音声が入力されても歪みが生じな
いように自動でレベルを調節する機能です。
ページ)を“ON”にすることにより、AMC
機能を使用した実際の音声を聞くことができ
ます。
44
)機能

スピーチプロセッサー機能
送信出力の調整
スピーチプロセッサーは、コンテストの時などに送信
信号の平均電力を増加させることによってトークパ
ワーを上げ、相手局側の了解度を上げるために使用し
ます。
スピーチプロセッサー機能は、SSBモードで
のみ動作します。
その他のモードでは動作しません。
1.あらかじめ[MIC/SPEED]ツマミでマイクゲイン
を調節します。
○音声のピーク時に、ALCメーターの針がALC
ゾーンを超えない位置に調節します。
2.[FUNC]キーを押します。
3.【OPERATIONSETTING】→【TXAUDIO】→
【PROCLEVEL】を選択します。
4.【COMP】を選択します。
5.[FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
6.[FUNC]
7.左側のメーター表示部にタッチし“COMP”にタッ
チします。
8.[MIC/SPEED]ツマミを押します。
スピーチプロセッサー機能が“ON”になり、[MIC/
SPEED]ツマミ左側のインジケータが点灯しま
す。
9.送信しながらマイクロホンに向かって話し、
[PROC/PITCH]ツマミでコンプレッションレベ
ルを調節します。
○通常は、音声のピークでCOMPメーターの指
○コンプレッションレベルを上げすぎると、S/N
○[MONI]キーを押してモニター機能(30ペー
[MIC/SPEED]ツマミを押すと、スピーチプロセッ
サー機能はOFFになります。
キーを押して通常の運用画面に戻ります。
示が“10dB”を超えない位置に設定してくだ
さい。
(送信音声信号対周囲雑音)比が悪化して明瞭度
の悪い信号になりますのでご注意ください。
ジ)を“ON”にすることにより、コンプレッショ
ンをかけた実際の音声を聞くことができます。
スピーチプロセッサーは、平均電力を上げるた
めに送信波形を歪ませることがありますので、
通常の通信では使用しません。
[MULTI]ツマミで送信出力を調節します。
1.[FUNC]キーを押します。
2.【RFPOWER】にタッチします。
3.[MULTI]ツマミをまわして送信出力を調節しま
す。
AMモードで送信するときは、無変調時にPO
メーターの針がFTDX101MPは約50W、
FTDX101Dは約25W(Mタイプは約
12.5W、Sタイプは約2.5W(50MHz帯は約
5W))を示すようにしてください。
●最大送信出力の設定
HF帯、50MHz帯、AMモード時のそれぞれで、最
大送信出力を設定することができます。
運用状況に応じて、大きな送信出力を必要としない場
合などに設定します。
1.[FUNC]キーを押します。
2.【OPERATIONSETTING】→【TXGENERAL】
を選択します。
3.[MULTI]ツマミで設定したい項目を選択します。
HF MAX POWER(HF帯)
(設定できる範囲は5~200W
50M MAX POWER(
AM MAX POWER(AMモード)
(設定できる範囲は5~50W
※1:FTDX101Dは“100”
FTDX101DMは“50”
FTDX101DSは“10”
※2:FTDX101Dは“100”
FTDX101DMは“50”
FTDX101DSは“20”
※3:FTDX101Dは“25”
FTDX101DMは“25”
FTDX101DSは“20”
4.[FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5.[FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
(設定できる範囲は5~200W※2)
50MHz帯
)
※3
※1
)
)
音
声
通
信
(
S
S
B
・
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
通常は最大出力に設定しておきます。
45

送信周波数特性をパラメトリックマイクイコライザーで変える
DSPによる3ステージパラメトリックマイクイコライザー機能で、好みに合わせて送信音質を低域、中域、高域の
それぞれに独立して変化させることができます。
また、AMCおよびスピーチプロセッサー専用の3ステージパラメトリックマイクイコライザーも搭載(SSBモー
ド時のみ)してますので、AMCやスピーチプロセッサー“OFF”時は低音を強調した音質、“ON”時では高音を強
調した音質など、独立して調節できますので、運用シーンによって送信音質を変えることができます。
パラメトリックマイクイコライザー機能は、SSB、AMおよびFMモードでのみ動作します。
その他のモードでは動作しません。
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
● 調整前の準備
1.[FUNC]キーを押します。
2.【MICEQ】にタッチします。
パラメトリックマイクイコライザー機能がONになりま
す。
○AMCおよびスピーチプロセッサー用のパラメトリッ
クマイクイコライザーを調整する場合(SSBモード
のみ)は、[MIC/SPEED]ツマミを押してAMCま
たはスピーチプロセッサー機能をONにします。
3.[MONI]キーを押します。
モニター機能がONになり、パラメトリックマイクイコ
ライザー調整時にスピーカーで音質を確認できます。
4.送信出力を最小限の出力にします。
イコライザーの調整は送信しながら行いま
すので、他の交信に混信をあたえないよう
に、アンテナの代わりにダミーロードのご
使用をおすすめします。
● 調整方法
1.[FUNC]キーを押します。
2.【
OPERATIONSETTING
選択します。
3.[MULTI]ツマミをまわして「FPRMTRCEQ1
FREQ」~「FPRMTRCEQ3BWTH」の中から
・
変更したい項目を選択します(右ページ参照)。
なお、AMCやスピーチプロセッサーを動作さ
せながら調整する場合は、「
FREQ
」~「PPRMTRCEQ3BWTH」の中か
ら選択します。
4.[MULTI]ツマミをまわして、選択した項目の設
定値を変えます。
5.設定を変えるたびに、送信しながら音質を確認し
ます。
○好みの音質になるまで、低域、中域、高域のそれぞ
れの音域で上記の調整を繰り返します。
○モニター音の音量調節は、[MONI]キーを長押しした
後、[MULTI]ツマミで調節します。
○自分の音質をチェックするにはヘッドホンを使用す
るとよくわかります。
6.[FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
7.[FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
】→【TXAUDIO】を
PPRMTRCEQ1
● パラメトリックマイクイコライザーを使って
送信する
1.[FUNC]キーを押します。
2.【MICEQ】にタッチします。
パラメトリックマイクイコライザー機能がONになりま
す。
3.送信しながらマイクロホンに向かって話します。
手順2で“OFF”を選択すると、パラメトリックマイ
クイコライザー機能はOFFになります。
46

+10dB
レベル(dB)0
ゲイン : 可変
帯域幅(Q) : 可変
QQQ
-10dB
-20dB
QQQ
f1f2f3
100~700Hz
700~1500Hz1500~3200Hz
イコライザーの動作原理図
3ステージパラメトリックマイクイコライザーセッティングメニュー
項目名称選択範囲初期値
PRMTRC EQ1 FREQ(低域)“100”(Hz)~“700”(Hz)/OFF
中心周波数
PRMTRC EQ3 FREQ(高域)“1500”(Hz)~“3200”(Hz)/OFF
PRMTRC EQ1 LEVEL(低域)“-10”(dB)~“+10”(dB)
マイクゲイン
PRMTRC EQ3 LEVEL(高域)“-10”(dB)~“+10”(dB)
PRMTRC EQ1 BWTH(低域)“0”~“10”
Q 設定
PRMTRC EQ3 BWTH(高域)“0”~“10”
AMCおよびスピーチプロセッサー用3
項目名称選択範囲初期値
P PRMTRC EQ1 FREQ(低域)“100”(Hz)~“700”(Hz)/OFF
中心周波数
P PRMTRC EQ3 FREQ(高域)“1500”(Hz)~“3200”(Hz)/OFF
P PRMTRC EQ1 LEVEL(低域)“-10”(dB)~“+10”(dB)
マイクゲイン
P PRMTRC EQ3 LEVEL(高域)“-10”(dB)~“+10”(dB)
P PRMTRC EQ1 BWTH(低域)“0”~“10”2
Q 設定
P PRMTRC EQ2 BWTH(中域)“0”~“10”
P PRMTRC EQ3 BWTH(高域)“0”~“10”
ステージパラメトリックマイクイコライザーセッティングメニュー
OFFPRMTRC EQ2 FREQ(中域)“700”(Hz)~“1500”(Hz)/OFF
音
声
通
信
+5PRMTRC EQ2 LEVEL(中域)“-10”(dB)~“+10”(dB)
(
S
S
B
10PRMTRC EQ2 BWTH(中域)“0”~“10”
・
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
OFFP PRMTRC EQ2 FREQ(中域)“700”(Hz)~“1500”(Hz)/OFF
0P PRMTRC EQ2 LEVEL(中域)“-10”(dB)~“+10”(dB)
1
用
中心周波数: 低域、中域、高域に独立して変化させる中心周波数を設定できます。
マイクゲイン: 低域、中域、高域に独立してマイクイコライザのゲインを設定できます。
Q設定: 低域、中域、高域に独立してマイクイコライザの変化幅を設定できます。
47

ボイスメモリー
マイクロホンからの音声を録音/ 再生することができるボイスメモリーが5チャンネルあり、1つのメモリーには最
長約20 秒間録音できます。
ボイスメモリーの録音/ 再生操作は、ディスプレイ画面上での操作または、オプションのリモートコントロールキー
パッドFH-2 で行うことができます。
FH-2の接続方法は「FH-2 の接続」をご覧ください(9ペ ージ)。
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
● メモリーに自分の音声を録音する
1. 運用モードをSSB、AM、FMのいずれかのモー
ドにします。
その他のモードでは動作しません。
※ FH-2を使用する場合は、手順4に進んでく
ださい。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【REC/PLAY】にタッチします。
4. 【MEM】に タッ チまたは、FH-2の [MEM]キー
を押します。
ディスプレイに“REC”の表示が点滅します。5秒間何
も操作しないと、自動的にキャンセルされます。
5. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~ [5]のキーを押して、録音したい
メモリー番号を選択します。
6. マイクロホンのPTTスイッチを押して音声を録
音します。
○ 録音時間は20 秒以内にしてください。
○ ディスプレイの“REC”が点灯します。点灯をして
いる間は録音中です。
7. ディスプレイの【MEM】にタッチまたは、FH-2
の[MEM]キーを押して録音を終了します。
ディスプレイの“REC”が消灯します。
・
● 録音内容を再生する
1. [BK-IN] キーを押して、BK-IN 機能を OFFにし
ます。
※ FH-2を使用する場合は、手順4に進んでく
ださい。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【REC/PLAY】にタッチします。
4. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~ [5]のキーを押すと録音されてい
る内容を再生します。
○ 再生中は“MSG”が点灯します。
○ 再生中に同じキーを押すと、再生を中止します。
○ 再生時の音量レベルの調節は、【RX LEVEL】に タッ
チ した 後[MULTI]ツマミをまわして調節します。
● 録音した内容を送信する
1. 運用モードを SSB、AM、FMにします。
その他のモードでは動作しません。
2. [BK-IN] キーを押して、BK-IN 機能を ONにしま
す。
※ FH-2を使用する場合は、手順5に進んでく
ださい。
3. [FUNC]キーを押します。
4. 【REC/PLAY】にタッチします。
5. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~ [5]のキーを押すと、録音された
内容が送信されます。
○ 送信中は“MSG”が点灯します。
○ 送信中に同じキーを押すと送信を中止します。
○ 録音の出力レベル調節は、【TX LEVEL】に タ ッチ
し た後[MULTI]ツマミをまわして調節します。
48

受信オーディオフィルター
オーディオフィルターのカットオフ周波数を各モード(電波型式)ごとに設定できます。
ハイカットでは700Hz ~4000Hz、ローカットでは 100Hz~ 1000Hzを 50Hzステップでカットオフするこ
とができます。
また、減衰量を6dB/Oct、18dB/Oct の2種類から設定することができます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【RADIO SETTING】を選択します。
3. 設定したいモードと項目を選択します(下表参
照)。
4. 希望のカットオフ周波数または減衰量を選択しま
す。
5. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
6. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
MULTIツマミFUNCキー
モードセッティングメニュー選択項目初期設定
LCUT FREQOFF/100Hz ~1000Hz(50Hz ステップ)100Hz
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct6dB/oct
MODE SSB
HCUT FREQ700Hz ~4000Hz(50Hzステップ)/OFF3000Hz
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct6dB/oct
LCUT FREQOFF/100Hz ~1000Hz(50Hz ステップ)OFF
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct6dB/oct
MODE AM
HCUT FREQ700Hz ~4000Hz(50Hzステップ)/OFFOFF
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct6dB/oct
LCUT FREQOFF/100Hz ~1000Hz(50Hz ステップ)300Hz
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct18dB/oct
MODE FM
HCUT FREQ700Hz ~4000Hz(50Hzステップ)/OFF3000Hz
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct18dB/oct
LCUT FREQOFF/100Hz ~1000Hz(50Hz ステップ)300Hz
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct18dB/oct
MODE DATA
HCUT FREQ700Hz ~4000Hz(50Hzステップ)/OFF3000Hz
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct18dB/oct
LCUT FREQOFF/100Hz ~1000Hz(50Hz ステップ)300Hz
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct18dB/oct
MODE RTTY
HCUT FREQ700Hz ~4000Hz(50Hzステップ)/OFF3000Hz
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct18dB/oct
音
声
通
信
(
S
S
B
・
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
49

アンテナチューナーの使いかた
本機には、本体背面のアンテナ端子に接続されるアンテナ用同軸ケーブルと、送信ファイナルアンプとの間のイン
ピーダンス整合を行うアンテナチューナーを内蔵しています。
○ アンテナチューナーは、本機のアンテナ端子から見たインピーダンスを整合します。“アンテナ自体の共振周波数”を調整する
ものではありません。したがって、本機の性能を最大限に発揮させるためにはアンテナ自体の調整を十分に行い、運用する周波
数帯で、できるだけ SWRを下げるように正しく調整してください。
○ 本機のアンテナチューナーは 100個のメモリー(マッチングデータメモリー)を持っており、100個を超えると古いメモリー
から消去して、常に最新のチューニング状態を記憶します。
そのため、アンテナチューナーをよく使うバンドほど、早くチューニングを取ることができます。
マッチングデータメモリーとは?
チューニングを行った周波数とそのマッチングデータを専用の100 個のメモリーに自動的に記憶します。再びそのバ
ンドに戻ったときは、すでにメモリーされている状態に切り換わるので、再度チューニングを取る必要がありません。
○ オールリセットを行うと、マッチングデータメモリーを工場出荷時の状態に戻すことができます(106 ページ)。
○ “ホイップアンテナ”や“ロングワイヤーアンテナ”などの、ワイヤー型アンテナへの単線による給電はできません。単線によ
る給電をしたい場合は、オプションのロングワイヤー用オートマチックアンテナチューナー FC-40をご使用ください。
○ 本機のアンテナチューナーで整合できる範囲は、HF帯ではSWR=3以下(インピーダンスにして16.7Ω~150Ω)、
50MHz 帯ではSWR=2 以下(インピーダンスにして 25Ω~ 100Ω)です。
外部アンテナチューナーを使用する設定がされているアンテナ端子を使用する場合、内蔵アンテナチューナー
は動作しません(95 ページ)。
●基本操作
1. [TUNE]キーを押します。
[TUNE]キーのインジケータが点灯し、アンテナ
チューナーがON になります。
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
○ 今までに記憶したチューニング状態の中から、現在
の周波数に最も近い周波数の同調点へ移動します。
・
○ 一度もチューニングを取っていない周波数では、工
場出荷時に設定された同調点に設定されます。
2. [TUNE]キーを長押しすると自動的に送信状態に
なり、チューニングがスタートします。
○ チューニング中は[TUNE]キーのインジケータが点
滅します。チューニングが終了すると受信状態に戻
り、インジケータの点滅が点灯にかわり、最適な同
調点に設定されたことを表示します。
○ チューニング中は電波が自動的に送信されますので、
すでに行われている交信に妨害を与えないようにし
てください。
○ 1回のチューニングでSWRが下がらないときは、
数回繰り返すことで下がる場合があります。
○ チューニング中にリレーの動作音が聞こえますが、
これはアンテナチューナーが動作する音で故障では
有りません。
○ 工場出荷時は運用周波数の変化に対するマッチング
情報がメモリーされていないため、一度もチューニ
ングを取らない状態ではSWRが下がらないことが
あります。このようなときはチューニングを取り直
してください。
3. アンテナチューナーを OFFにするには、[TUNE]
キーを押します。
50

●アンテナチューナーの動作について
チューニングが正常に行われ、チューニング情報がマッチングデータメモリーにメモリーされたとき、送信部から見
たアンテナの状態は、下図①のようになります。
このまま周波数を変えて下図②の位置で送信すると、ディスプレイに“HI-SWR”を表示して警告します。
このようなときは再度[TUNE]キーを長押ししてチューニングを取ってください。
もし、SWRが“3”以下にならないときはアンテナ系統の点検や調整を行ってください。
なお、SWRが“3”以上での運用は、ミスマッチングによる不要電波(スプリアス)の発射や思わぬ故障などの原因
になりますので、ご注意ください。
アンテナチューナー回路の動作概念図
メモリーされたときの
周波数
SWR特性
メモリーされたデータ
SWRが3.0以上になる周波数
この周波数で送信すると
“HI-SWR”の警告を表示します
再チュ ーニング 後の
SWR特性
SWR = 3.0
SWR = 2.0
SWR = 1.0
実際のアンテナのSWR値とアンテナチューナーから見たSWR値の違いの概念図
SWR = 2.0
SWR = 1.5
SWR = 1.0
周波数
実際のアンテナのSWR値
アンテナチューナーを通した時のSWR値
チューニング情報がメモリーされた状態で周波数を変えると、
最小10Hzおきに自動追尾し、良好なSWR値になります。
マッチングデータメモリについて
SWRが“2”以下のとき
チューナー・メモリーに、チューニング情報をメモリーします。
SWRが“2”以上のとき
チューニング情報はメモリーされません。
再度この周波数付近で運用するときは、チューニングを取り直す必要があります。
音
声
通
信
(
S
S
B
・
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
SWRが“3”以下にならないとき
送信時、ディスプレイに“HI-SWR”を表示します。
SWRが高いので、アンテナ系統の点検・調整・修理を行ってください。
なお、このような状態での運用は、ミスマッチングによる不要電波(スプリアス)の発射や思わぬ故障などの
原因になりますので、ご注意ください。
51

CWモードでの運用
C
W
モ
ー
ド
で
の
運
用
CWの運用を行う場合には、“縦振れ電鍵や複式電鍵
を使って運用する方法”と“内蔵のエレクトロニック
キーヤ一を使って運用する方法”の2通りの運用方法
が可能です。
1. パネル面または背面のKEYジャックに電鍵また
はマニピュレータを接続します(9ページ)。
2. 運用モードを CWにします。
通常は【CW-U】を選択してください。
3. 希望の周波数にあわせます。
4. [BK-IN]キーを押します。
キーイング操作を行うと自動的に送信状態になるブレー
クイン機能が動作します。
5. [MONI]キーを押します。
キーイング操作を行った時にスピーカーからサイドトー
ンを出すモニター機能がON(インジケータが点灯して
いる状態)になります。
6. 内蔵のエレクトロニックキーヤ一を使用する場合
は[MIC/SPEED]ツマミを押します。
エレクトロニックキーヤ一が動作(インジケータが点灯
している状態)します。
7. キーイング操作を行います。
○ [MIC/SPEED] ツマミをまわすと、キーイングのス
ピードを調節できます(「キーイングスピードの調節」
53 ページ)。
○ 初期設定は“セミブレークイン”に設定してありま
すが、セッティングメニューの「CW BK-IN TYPE
(90ページ)」を“FULL”に設定すると“フルブ
レークイン”になります。
○ ブレークイン機能を“OFF”の状態でキーイング操
作を行うと、送信状態にはならずにスピーカーから
サイドトーンが出ますので、電鍵の調整をするとき
に便利です。
○ キーイング操作を行ってから、実際に電波が送信され
るまでの時間を設定できます(セッティングメニュー
「QSK DELAY TIME」91 ページ)。
○ CWモードに切り換えなくてもLSB/USBモード
でキーイング操作を有効にし、CW信号を送出でき
ます(セッティングメニュー「CW AUTO MODE」
90 ページ)。
○ SSBモードとCWモードで表示周波数を変化させず、
同じ周波数を表示させることができます(セッティン
グメニュー「CW FREQ DISPLAY」90 ページ)。
○ パソコンを接続してフリーソフトまたは市販のソフ
トでCW運用ができます(セッティングメニュー
「PC KEYING」91 ページ)。
● サイドトーンの音量調節
キーイング操作時のサイドトーンの音量調節は、
[MONI]キーを長押しした後、[MULTI] ツマミで調節
します。
●CW ディレイタイムの調節
セミブレークイン操作時に、キーイング操作が終了後、
受信状態に戻るまでの時間を設定できます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【CW SETTING】→【MODE CW】→【CW BK-
IN DELAY】を選択します。
3. 希望する時間を選択します。
ディレイタイムは 30msec~ 3000msecから選択で
きます(初期設定は 200msec)。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻ります。
● 相手の周波数へゼロインする
CW信号を受信中、フィルター機能表示部の下に表示
されるバーディスプレイのマーカーが、中心位置にな
るように周波数を合わせます。
○ バーディスプレイを非表
示にすることができます
(セッティングメニュー
「CW INDICATOR」91
ページ)。
CWデコード機能
受信した欧文のモールス符号をデコード(解読)し、
ディスプレイに文字で表示します。
混信や雑音、フェージングや符号の精度などに
より正しく表示されない場合があります。
1. 運用モードを CWにします。
2. [MIC/SPEED]ツマミをまわして、受信している
CW信号に近いスピードにあわせてください。
スピードが大きく異なると、正しく表示されない
場合があります。
3. [FUNC]キーを押します。
4. 【DECODE】にタッチします。
CW DECODE画面が表示され、デコードされた
符号を表示します。
CQ CQ CQ DE JA1YOE JA1YOE JA1YOE K
○ CW信号を受信していないときに、ノイズなどで文
字が表示されてしまう場合は、【DEC LVL】にタッ
チした後[MULTI]ツマミをまわして、デコードレベ
ルを調節してください。
5. 【DEC OFF】にタッチすると通常の運用画面に戻
ります。
SUBバンドで受信した信号のデコードを行う
時は、セッティングメニュー「DECODE RX
SELECT」(94 ペ ージ )を“SUB” に設 定
してください。
52

エレクトロニックキーヤーの設定
● キーイングスピードの調節
内蔵エレクトロニックキーヤーからのモールス符号の
送出スピードを変更できます。
[MIC/SPEED]ツマミをまわして、キーイングスピー
ドを調節します。
キーイングスピードは4wpm~ 60wpmから選択で
きます(初期設定は 20wpm)。
wpm(Word Per Minutes)とは、ARRLが
定めたキーイングスピードの単位基準で、
“PARIS”という5文字の単語を1分間に何単
語送出するかを表しています。
● 短点と長点の比率を設定する
短点(dot)と長点(dash)の比率(ウエイト)を設定で
きます(初期設定:3.0)。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【CW SETTING】→【KEYER】→【CW
WEIGHT】を選択します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、希望の短点と長点の
比率を選択します(2.5 ~4.5)。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
● キーヤーの極性を反転する
コンテストなどの複数の人の中で、左利きのオペレー
タがいる場合、キーヤーの接続を変えずに極性を反転
できます。
右記の「キーヤーの動作を変更する」で、
ELEKEY-A/B/Y、ACS を選択した場合のみ
極性を変更できます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【CW SETTING】→【 KE YE R】を選択します。
3. 【F KEYER DOT/DASH】または
【R KEYER DOT/DASH】を選択します。
4. “REV”を選択します。
5. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
6. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
● キーヤーの動作を変更する
エレクトロニックキーヤーの動作を切り換えることが
できます(初期設定:ELEKEY-B)。
オートスペースコントロール機能動作またはバグキー
動作に変更できます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【CW SETTING】→【 KE YE R】を選択します。
3. 【F KEYER TYPE】または【R KEYER TYPE】
を選択します。
4. 希望の動作を選択します(下表参照)。
5. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
6. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
OFFキーヤー機能を OFFにします。
BUG短点のみが自動(長点は手動)で送出さ
れる“バグキー”として動作します。
ELEKEY-A短点と長点が自動的に送出される“エ
レクトロニックキーヤー”として動作
します。
両側のパドルを開放すると、その時点
の符号要素(短点または長点)を送出
します。
ELEKEY-B短点と長点が自動的に送出される“エ
ELEKEY-Y短点と長点が自動的に送出される“エ
ACSキーヤー回路が、自動的に文字と文字
レクトロニックキーヤー”として動作
します。
両側のパドルを開放すると、現在出て
いる長点(または短点)の後に、短点(ま
たは長点)を1個送出します。
レクトロニックキーヤー”として動作
します。
両側のパドルを開放すると、現在出て
いる長点(または短点)の後に、短点(ま
たは長点)を1個送出します。
なお、長点送出時は、最初の短点タイ
ミングでは、短点メモリーは行いませ
ん。
の間隔(符号間隔)を正確に3点分とる
“オートスペースコントロール機能付き
キーヤー”として動作します。
ACS
OFF
符号
ACS
ON
"E" & "T"
符号
"E" & "T"
スペース
スペース
C
W
モ
ー
ド
で
の
運
用
53

コンテストメモリーキーヤー(Contest Memory Keyer)
メモリーキーヤーには、直接パドルで打ち込んだ符号をメモリーする“MESSAGEメモリー”と、ディスプレイ上
のキーボードで入力した文章をメモリーする“TEXTメモリー”があります。
メモリーは5チャンネルあり、それぞれに最大50 文字のCW 符号をメモリーできます。
メモリーした内容はCW 符号に変換して送出できます。
例:CQ CQ CQ DE JA1YOE K
-・-・--・--・-・--・--・-・--・--・・・・---・-・-----・-----・-・-
CQCQCQDEJA1YOEK
コンテストメモリーキーヤーは、ディスプレイ上または、オプションのリモートコントロールキーパッドFH-2で
各種の操作を行うことができます。
●MESSAGEメモリー(パドルで打ち込んだ符号をメモリーする)
(20文字:スペースを含む)
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
● メモリーする前の準備
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【CW SETTING】→【KEYER】を選択します。
3. “CW MEMORY 1”~“CW MEMORY 5”から、
メモリーしたいチャンネルの設定を“MESSAGE”
にします。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
・
● メモリーに書き込む
1. 運用モード(電波型式)をCW にします。
2. [BK-IN] キーを押して“ブレークイン機能”を
OFF(インジケータが消えている状態)にします。
ブレークイン機能がONになっていると、
送信状態になります。
3. [MIC/SPEED]ツ マ ミを 押 して 、内蔵のエレ
クトロニックキーヤ一をON にします。
※ FH-2を使用する場合は、手順6に進んでく
ださい。
4. [FUNC]キ ーを 押し ます。
5. 【REC/PLAY】にタッチします。
6. 【MEM】に タッ チまたは、FH-2 の【MEM】キー
を押します。
ディスプレイに“REC”の表示が点滅します。5秒間何
も操作しないと、自動的にキャンセルされます。
7. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~[5]のキーを押してメモリーした
いメモリー番号を選択します。
○ “REC”の点滅が点灯に変わります。10秒間何も操
作しないと、自動的にキャンセルされます。
8. マニピュレータで CW符号を入力します。
9. ディスプレイの【MEM】にタッチまたは、FH-2
の[MEM]キーを押して入力を終了します。
○ “REC”が消灯します。
○ パリス換算で50文字を超えると、自動的に書き込
みを終了します。
短点・長点・スペースの各比率が整った正
確なキーイング操作を行わないと、正し
くメモリーされません。セッティングメ
ニューの「F KEYER TYPE(91ペー
ジ)」や「R KEYER TYPE(92ペー
ジ)」で、キーヤーの動作を“ACS”にし
てからメモリー操作を行うことをおすすめ
します。
54

● メモリーの内容を確認する
1. [BK-IN] にタッチして“ブレークイン機能”を
OFF(インジケータが消えている状態)にします。
ブレークイン機能がONになっていると、
送信状態になります。
2. [MONI]にタッチして“モニター機能”をON(イ
ンジケータが点灯している状態)にします。
※ FH-2を使用する場合は、手順5に進んでく
ださい。
3. [FUNC]キ ーを 押し ます。
4. 【REC/PLAY】にタッチします。
5. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~[5]のキーを押して確認したいチャ
ンネルを選択します。
6. 登録されている CW符号を再生します。
○ “PLAY”が点灯します。
○ 再度同じキーを押すと再生を中止します。
○ モニター音の音量調節は、[MONI] キーを長押しした
後に [MULTI]ツマミをまわして調節できます。
● メモリーしたCW 符号を送出する
1. [BK-IN] キーを押して“ブレークイン機能”を
ON(インジケータが点灯している状態)にします。
※ FH-2を使用する場合は、手順4に進んでく
ださい。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【REC/PLAY】を選択します。
4. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~ [5]のキーを押すことにより送出
されます。
送信中、再度同じキーを押すと送信を中止します。
【1】~【5】に長くタッチすると、メモリーした
CW符号をビーコンとして送出することができ
ます。ビーコンの送出間隔は、セッティングメ
ニュー「REPEAT INTERVAL」(93 ページ)
で設定できます。
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
・
55

●TEXTメモリー(テキストで入力した文章をメモリーする)
ディスプレイ上のキーボードまたは、無線機パネル面のUSB端子に接続した USBキーボードから直接テキストを
入力するか、リモートコントロールキーパッドFH-2 のキーを操作してメモリーすることが可能です。
メモリーは5チャンネルあり、それぞれ最大50 文字のテキストをメモリーすることが可能です。
• 入力できる文字は、アルファベットと数字のほかに、略符号を選択できます。
• 文章中に #を入れると、メッセージを送出するたびに設定したコンテストナンバー(右ページ参照)を自動
的にインクリメント(カウントアップ)して、送出できます。
【例】599 10 100 # K}
音
声
通
信
(
S
S
B
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
● メモリーに書き込む前の準備
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【CW SETTING】→【KEYER】を選択します。
3. “CW MEMORY 1”~“CW MEMORY 5”から、
メモリーしたいチャンネルの設定を“TEXT”に
します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
・
● メモリーに書き込む
1. 運用モード(電波型式)をCW にします。
※ FH-2を使用する場合は、手順4に進んでく
ださい。
2. [FUNC]キ ーを 押し ます。
3. 【REC/PLAY】にタッチします。
4. 【MEM】に タッ チまたは、FH-2 の【MEM】キー
を押します。
5. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~[5]のキーを押してメモリーした
いメモリー番号を選択します。
テキスト入力画面が表示されます。
メモリー番号“4”と“5”には、あらか
じめ以下のテキストがメモリーされていま
す。
4:DE FTDX101 K
5:R 5NN K
6. 画面上のキーボードまたは、無線機パネル面の
USB端子に接続した USBキーボードで、希望の
テキストを入力して、最後に“}”を入力します。
○ 【BACK】にタッチすると、テキスト入力はキャンセ
ルされて手順 4.に戻ります。
FH-2でテキストを入力する場合は、【t】/【u】
キーでカーソルの移動、【▲】/【▼】キーで文
字選択として動作します。
7. 【ENT】にタッチします。
○ 入力したテキストが確定されます。
○ 続けて他のチャンネルにテキストをメモリーしたい
場合は、手順 4~ 7を繰り返してください。
}
}
56
8. 【BACK】にタッチすると、テキストのメモリーが
完了し通常の運用画面に戻ります。

● メモリーの内容を確認する
1. 運用モード(電波型式)をCW にします。
2. [BK-IN] キーを押して“ブレークイン機能”を
OFF(インジケータが消えている状態)にします。
ブレークイン機能がONになっていると、
送信状態になります。
3. [MONI]にタッチして“モニター機能”をON(イ
ンジケータが点灯している状態)にします。
※ FH-2を使用する場合は、手順6に進んでく
ださい。
4. [FUNC]キ ーを 押し ます。
5. 【REC/PLAY】にタッチします。
6. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~ [5] のキーを押して確認したい
チャンネルを選択します。
○ ディスプレイに“PLAY”が点灯します。
○ 再度同じキーを押すと再生を中止します。
○ モニター音の音量調節は、[MONI] キーを長押しした
後に [MULTI]ツマミをまわして調節できます。
● メモリーしたテキストをCW 符号で送出する
1. [BK-IN] キーを押して“ブレークイン機能”を
ON(インジケータが点灯している状態)にします。
※ FH-2を使用する場合は、手順4に進んでく
ださい。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【REC/PLAY】を選択します。
4. ディスプレイの【1】~【5】にタッチまたは、
FH-2の[1]~ [5] のキーを押すことにより送
出されます。
送信中、再度同じキーを押すと送信を中止します。
【1】~【5】に長くタッチすると、メモリーした
CW符号をビーコンとして送出することができ
ます。ビーコンの送出間隔は、セッティングメ
ニュー「REPEAT INTERVAL」(93 ページ)
で設定できます。
コンテストナンバー
CWメッセージの文中に“#”を入れると、メッセージを送出するたびに下記で設定したコンテストナンバーを
自動的にインクリメント(カウントアップ)して送出できます。
コンテストナンバーの入力方法
1. [FUNC]キーを押します。
2. 「CW SETTING」 → 「KEYER」 → 「CONTEST NUMBER」を選択します。
3. [MULTI]ツマミをまわして、希望のコンテストナンバー(1 ~999)を設定します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンクション画面に戻ります。
5. [FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻ります。
音
声
通
信
(
S
S
B
・
A
M
)
モ
ー
ド
で
の
運
用
コンテストナンバーのデクリメント
リモートコントロールキーパッドFH-2 の【DEC】キーを押すと、コンテストナンバーのデクリメントを行うこ
とができます。
押すたびにコンテストナンバーが1 つ戻ります。
○ コンテストナンバー送出時に「1」「2」「9」「0」の数字を略語化して送出できます(「NUMBER STYLE」92 ページ)。
57

FMモードでの運用
本機のFMモードで送信できるバンドは、法令により 28MHz帯、50MHz帯のアマチュアバンドに限られていま
すのでご注意ください。
F
M
モ
ー
ド
で
の
運
用
REPEATER(レピータ)運用
29MHz帯のレピータを使用した交信ができます。
1. 運用モード(電波型式)をFM にします。
○ [MODE]キーを長押しし、【FM】にタッチします。
2. レピータ局の周波数にあわせます。
3. [FUNC]キーを押します。
4. 【RPT】にタッチします。
5. [MULTI] ツマミをまわして、シフト方向を選択
します。
SIMP送信、受信共に同じ周波数です。
+(プラス)
-(マイナス)
○ シフト周波数(送受信周波数の差)を変更できます。
RPT SHIFT(28MHz)( 85 ペー ジ)
6. [FUNC]キーを押します。
7. 【ENC/DEC】にタッチします。
8. [MULTI]ツマミをまわして“ENC”を選択します。
9. [FUNC]キーを押します。
10. 【TONE FREQ】にタッチします。
11. [MULTI]ツマミをまわして、レピータと同じトー
ン周波数を選択します。
トーン周波数は50種類の中から選択できます(下表
参照)。
送信状態にし、マイクロホンに向かって話します。
レピータ運用を解除するには、上記の手順5でシフト
方向を“SIMP”にします。
67.069.371.974.477.079.782.585.488.591.594.897.4
100.0103.5107.2110.9114.8118.8123.0127.3131.8136.5141.3146.2
151.4156.7159.8162.2165.5167.9171.3173.8177.3179.9183.5186.2
189.9192.8196.6199.5203.5206.5210.7218.1225.7229.1233.6241.8
250.3254.1----------
受信周波数より高い周波数(初期設
定は +100kHz)で送信します。
受信周波数より低い周波数(初期設
定は- 100kHz)で送信します。
設定できるトーン周波数(Hz)
トーンスケルチ機能
FMモードで運用時に、CTCSS(Continuous Tone-
coded Squelch System)を使用することにより、
あらかじめ設定したトーン周波数と同じトーン周波数
を含んだ信号を受信したときだけ音声を聞くことがで
きます。
あらかじめ相手局とトーン周波数をあわせておくこと
により、静かな待ち受けができます。
1. 運用モード(電波型式)をFM にします。
[MODE]キーを長押しし、【FM】にタッチします。
2. 希望の周波数にあわせます。
3. [FUNC]キーを押します。
4. 【ENC/DEC】にタッチします。
5. [MULTI]ツマミをまわして、“TSQ”を選択しま
す。
6. [FUNC]キーを押します。
7. 【TONE FREQ】にタッチします。
8. [MULTI] ツマミをまわして、トーン周波数を選
択します。
トーン周波数は50種類の中から選択できます(下表参
照)。
手順8で設定したトーン周波数を含んだ信号を受信し
たときのみ、音声を出力します。
CTCSS(トーンスケルチ)を解除するには、手順5で
“OFF”を選択します。
58

RTTY(FSK)運用
本機にはRTTYのデコード(解読)機能が搭載されており、フィルター機能表示部のマーカに合わせて信号を受信す
ることにより、簡単に同調を取ることができます。
マーク周波数(2125Hz)、SHIFT幅(170Hz)、ボドーコード(US)は、セッティングメニューで変更することが
できます。
パソコンとの接続例
本機とパソコンを市販のUSBケーブル(A-B)で接続し、市販のソフトウェアやフリーウェアを使ったRTTY運用
を行うことができます。
USBケーブルでパソコンと接続する場合は、あらかじめ仮想COMポートドライバーをパソコンにインストー
ルする必要があります。
仮想COM ポートドライバーは、当社ウェブサイトよりダウンロードしてください。
ANT 1 ANT 2
GND
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
REM
ACC TUNER
EXT ALC RS-232C
METER
PTT
+13.8V
USB 端子
市販の USB(A-B)ケーブル
RTTY通信用TU(ターミナル・ユニット)との接続例
RTTY通信用 TU(ターミナル・ユニット)は、背面にある RTTY/DATA端子に接続してください。
接続の際は、接続する機器の取扱説明書も併せてお読みください。
METER
LINEAR
REM
ACC TUNER
EXT ALC RS-232C
PTT
+13.8V
ANT 1 ANT 2
EXT SPKR KEY
A B
デ
ー
タ
通
信
PTT
FSK
OUT
AF
IN
N.C.
GND
PTT
FSK OUT
AF IN
N.C.
TU
GND
RTTY/DATA端子
DATA IN(Pin 1)
GND(Pin 2)
DATA PTT(Pin 3)
SHIFT(Pin 4)
DATA OUT(Pin 5)
SQL OUT(Pin 6)
SHIFT
DATA OUT
DATA PTT
GND
59

RTTYデコード機能
RTTYテキストメモリーに書き込んだ内容を送出すると、
受信したRTTY 信号をデコード(解読)し、ディスプレイに文字で表示します。
混信、雑音、フェージングなどにより正しく表示されない場合があります。
1. 操作を行う前に、必要に応じて下表に記したセッティングメニューを設定してください。
セッティングメニュー設定(太字は初期値)
RADIO SETTING
→ MODE RTTY
→ RPTT SELECT
RADIO SETTING
→ MODE RTTY
→ POLARITY RX
RADIO SETTING
→ MODE RTTY
→ POLARITY TX
RADIO SETTING
→ MODE RTTY
→ RTTY OUT SELECT
RADIO SETTING
→ MODE RTTY
→ MARK FREQUENCY
RADIO SETTING
→ MODE RTTY
→ SHIFT FREQUENCY
DAKY背面の RTTY/DATA端子に TUなどを接続する場合。
RTSUSB ケーブルでパソコンと接続する場合。
DTRUSB ケーブルでパソコンと接続する場合。
NOR
REV
NOR
REV
MAIN
SUB
1275Hz
2125Hz
170Hz
200Hz
425Hz
850Hz
RTTY 受信時のシフト方向が、マーク周波数に対してスペース周波数が低
くなります。
RTTY 受信時のシフト方向が、スペース周波数に対してマーク周波数が低
くなります。
RTTY 送信時のシフト方向が、マーク周波数に対してスペース周波数が低
くなります。
RTTY 送信時のシフト方向が、スペース周波数に対してマーク周波数が低
くなります。
無線機背面の RTTY信号出力バンド設定。
通常は 2125Hzでご使用ください。
通常は 170Hzでご使用ください。
2. [MODE]キーを長押しして“RTTY-L”にタッチ
します。
一般的にアマチュア無線のRTTY運用は、
LSB(RTTY-L)で行います。
3. フィルター機能表示部のマーク周波数とシフト周
デ
ー
タ
通
信
波数のマーカーに、受信信号のピークをあわせて
ください。
4. [FUNC]キーを押します。
5. “DECODE”にタッチします。
RTTYデコード画面が表示されます。
CQ CQ CQ DE JA1YOE JA1YOE JA1YOE K
MY QTH IS YOKOHAMA CITY
送出しているRTTY信号を文字で表示します。
なお、送出済の文字は“白色”に変わります。
• RTTY信号を受信していないときに、ノイズ
などで文字が表示されてしまう場合は、下記
の操作でスレッシュホールドレベルを調節し
てください。
• SUBバンドで受信した信号のデコードを行
う時は、セッティングメニュー「DECODE
RX SELECT」(94ページ)を“SUB”
に設定してください。
スレッシュホールドレベルの調整
1. RTTY デコード画面左下の【DEC LVL】にタッチし
ます。
2. [MULTI] ツマミをまわして、文字が表示されない
レベルにあわせます。
レベルを上げすぎると、弱い信号では文字が表示さ
れなくなります。
3. レベルをあわせた後約 4秒経過すると設定は完了で
す。
60

RTTYテキストメモリー
RTTYの送信でよく使用する文章(最高 50文字)をメモリーすることができる“RTTY テキストメモリー”が5チャ
ンネルあります。
画面上の操作や無線機パネル面のUSB端子に接続したUSBキーボードまたは、オプションのリモートコントロー
ルキーパッド“FH-2”を背面のREM ジャックに接続してメモリーを行います。
● テキストの登録(画面上で操作する場合)
1. [MODE]キーを長押しして“RTTY-L”にタッチ
します。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【REC/PLAY】にタッチします。
“RTTY MESSAGE MEMORY”画面が表示され
ます。
4. 【MEM】にタッチします。
“REC”が点滅します。約5秒間放置すると、登
録操作はキャンセルされます。
5. 登録したいチャンネル番号にタッチします。
テキスト入力画面が表示されます。
6. 下記の“テキストの入力”に進みます。
● テキストの入力
1. 画面上のキーボードまたは、無線機パネル面の
USB端子に接続した USBキーボードで、希望の
テキストを入力します。
FH-2を使用する場合は、FH-2 の【t】【u】キー
でカーソルの移動、【p】【q】キーで文字の選択を
することができます。
● テキストの登録(FH-2で操作する場合)
1. [MODE]キーを長押しして“RTTY-L”にタッチ
します。
2. FH-2 の[MEM]キーを押します。
“REC”が点滅します。約5秒間放置すると、登
録操作はキャンセルされます。
3. FH-2 の[1]~ [5]キーで、登録したいチャンネ
ル番号を押します。
テキスト入力画面が表示されます。
4. 下記の“テキストの入力”に進みます。
● 登録したテキストを送出する
画面上で操作する場合
1. [FUNC] キーを押します。
2. 【REC/PLAY】にタッチします。
“RTTY MESSAGE MEMORY”画面が表示され
ます。
入力したテキストの最後には必ず“ “を
入力(【End】にタッチ)してください。
チャンネル番号“4”と“5”には、あらか
じめ以下のテキストが登録されています。
チャンネル番号4:DE FTDX101 K
チャンネル番号5:R 599 K
2. 【ENT】にタッチまたは、FH-2 の[MEM] キーを
長押しすると登録は完了です。
3. 送信したいチャンネル番号にタッチすると、登録
されているテキストが送信されます。
送信中に再度同じ番号にタッチすると、送信を中
止します。
FH-2で操作する場合
FH-2の[1] ~[5]キー(テキストを登録したチャン
ネル番号)を押すと、登録されているテキストが送信
されます。
送信中に再度同じキーを押すと、送信を中止します。
RTTYのデータ出力レベルは、セッティング
メ ニュー「RADIO SETTING」 → 「MODE
RTTY」→ 「RTTY OUT LEVEL」で調節でき
ます(87 ページ)。
デ
ー
タ
通
信
61

PSKモード運用
本機にはPSKのデコード(解読)機能が搭載されています。フィルター機能表示部のマーカにあわせて信号を受信
することにより、簡単に同調を取ることができます。
パソコンとの接続例
本機とパソコンを市販のUSB ケーブル(A-B)で接続し、市販のソフトウェアやフリーウェアを使ったデータ通信を
行うことができます。
USBケーブルでパソコンと接続する場合は、あらかじめ仮想COMポートドライバーをパソコンにインストー
ルする必要があります。
仮想COM ポートドライバーは、当社ウェブサイトよりダウンロードしてください。
ANT 1 ANT 2
GND
EXT SPKR KEY
A B
LINEAR
REM
ACC TUNER
EXT ALC RS-232C
METER
PTT
+13.8V
USB 端子
市販の USB(A-B)ケーブル
データ通信用インターフェースとの接続例
データ通信用のインターフェースは、背面にあるRTTY/DATA 端子に接続してください。
接続の際は、接続する機器の取扱説明書も併せてお読みください。
デ
ANT 1 ANT 2
ー
EXT SPKR KEY
A B
タ
通
LINEAR
REM
ACC TUNER
信
EXT ALC RS-232C
METER
PTT
+13.8V
62
GND
市販のインターフェース
DATA OUT
GND
PACKET PTT
N.C.
DATA IN
N.C.
市販のインターフェース
RTTY/DATA端子
DATA IN(Pin 1)
GND(Pin 2)
DATA PTT(Pin 3)
FSK IN(Pin 4)
DATA OUT(Pin 5)
SQL OUT(Pin 6)
DATA OUT
DATA PTT
GND
DATA IN

PSKデコード機能
なお、送出済の文字は“白色”に変わります。
デコードしたPSK信号を文字で表示します。
1. 操作を行う前に、下表に記したセッティングメニューを設定してください。
セッティングメニュー設定(太字は初期値)
RADIO SETTING
→ MODE PSK/DATA
→ DATA MODE SOURCE
RADIO SETTING
→ MODE PSK/DATA
→ RPTT SELECT
RADIO SETTING
→ MODE PSK/DATA
→ REAR SELECT
RADIO SETTING
→ MODE PSK/DATA
→ DATA OUT SELECT
RADIO SETTING
→ ENCDEC PSK
→ PSK MODE
1. [MODE]キーを長押しして【PSK】を選択します。
2. 希望の周波数にあわせます。
3. フィルター機能表示部のマーカーに、受信信号の
ピークをあわせてください。
4. [FUNC] キーを押します。
5. 【DECODE】にタッチします。
PSKデコード画面が表示されます。
MICデータ通信時の入力端子をパネル面の MIC端子にします
REAR
DAKY
RTS/DTRデータ通信時のPTT 制御をUSB の仮想COM ポートで制御します。
DATA背面の RTTY/DATA端子から信号を入力する場合。
USBUSBケーブルでパソコンと接続して信号を入力する場合。
MAIN
SUB
BPSK
QPSKデータ通信モードが PSKのエラー修正機能のあるモードです。
データ通信時の入力端子を背面の RTTY/DATA端子または USBにし
ます。
データ通信時の PTT制御を背面の RTTY/DATA端子(pin 3)で制御し
ます。
無線機背面の PSK/DATA信号出力バンド設定。
データ通信モードが PSKの標準的なモードです。通常はこのモードを
使用してください。
スレッシュホールドレベルの調整
1. PSKデコード画面左下の【DEC LVL】にタッチし
ます。
2. [MULTI] ツマミをまわして、文字が表示されない
レベルにあわせます。
レベルを上げすぎると、弱い信号では文字が表示さ
れなくなります。
3. レベルをあわせた後約 4秒経過すると設定は完了で
す。
CQ CQ CQ DE JA1YOE JA1YOE JA1YOE K
MY QTH IS YOKOHAMA CITY
PSKテキストメモリーに書き込んだ内容を送出すると、
送出しているPSK信号を文字で表示します。
• データ通信時のデータ出力レベルは、セッ
ティン グメニ ュー「DATA OUT LEVEL
(86ページ)」で調節できます。
• 信号が入力されると、自動的に送信状態にす
ることが できます「VOX SELECT(100
ページ)」。
• データ通信で使用するDATA VOX機能の
VOX ゲ イン は「DATA VOX GAIN(100
ページ)」で調節できます。
• SUBバンドで受信した信号のデコードを行
う時は、セッティングメニュー「DECODE
RX SELECT」(94ページ)を“SUB”
に設定してください。
• PSK信号を受信していないときに、ノイズ
などで文字が表示されてしまう場合は、右記
の操作でスレッシュホールドレベルを調節し
てください。
デ
ー
タ
通
信
63

PSKテキストメモリー
PSKの送信でよく使用する文章(最高50文字)をメモリーすることができる“PSKテキストメモリー”が5チャ
ンネルあります。
画面上の操作や無線機パネル面のUSB端子に接続したUSBキーボードまたは、オプションのリモートコントロー
ルキーパッド“FH-2”を背面のREM ジャックに接続してメモリーを行います。
● テキストの登録(画面上で操作する場合)
1. [MODE] キーを長押しして“PSK”にタッチし
ます。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【REC/PLAY】にタッチします。
“PSK MESSAGE MEMORY”画面が表示され
ます。
4. 【MEM】にタッチします。
“REC”が点滅します。約5秒間放置すると、登
録操作はキャンセルされます。
5. 登録したいチャンネル番号にタッチします。
テキスト入力画面が表示されます。
6. 下記の“テキストの入力”に進みます。
● テキストの入力
1. 画面上のキーボードまたは、無線機パネル面の
USB端子に接続した USBキーボードで、希望の
テキストを入力します。
FH-2を使用する場合は、FH-2 の【t】【u】キー
でカーソルの移動、【p】【q】キーで文字の選択を
することができます。
● テキストの登録(FH-2で操作する場合)
1. [MODE] キーを長押しして“PSK”にタッチし
ます。
2. FH-2 の[MEM]キーを押します。
“REC”が点滅します。約5秒間放置すると、登
録操作はキャンセルされます。
3. FH-2 の[1]~ [5]キーで、登録したいチャンネ
ル番号を押します。
テキスト入力画面が表示されます。
4. 下記の“テキストの入力”に進みます。
● 登録したテキストを送出する
画面上で操作する場合
1. [FUNC] キーを押します。
2. 【REC/PLAY】にタッチします。
“PSK MESSAGE MEMORY”画面が表示され
ます。
デ
ー
タ
通
信
2. 【ENT】にタッチまたは、FH-2 の[MEM] キーを
入力したテキストの最後には必ず“ “を
入力(【End】にタッチ)してください。
チャンネル番号“4”と“5”には、あらか
じめ以下のテキストが登録されています。
チャンネル番号4:DE FTDX101 K
チャンネル番号5:R 599 K
長押しすると登録は完了です。
3. 送信したいチャンネル番号にタッチすると、登録
されているテキストが送信されます。
送信中に再度同じ番号にタッチすると、送信を中
止します。
FH-2で操作する場合
FH-2の[1] ~[5]キー(テキストを登録したチャン
ネル番号)を押すと、登録されているテキストが送信
されます。
送信中に再度同じキーを押すと、送信を中止します。
PSKのデータ出力レベルは、セッティング
メ ニュー「RADIO SETTING」 → 「MODE
PSK/DATA」→ 「DATA OUT LEVEL」で調
節することができます(86 ページ)。
64

メモリーに関する機能
u
V
M
● メモリーに書き込む
1. メモリーしたい周波数や運用モードを設定します。
u
2. [V
3. チャンネルリストから、メモリーしたいメモリー
4. [VuM] キーを長押しするとデータがメモリーに
5. [VuM] キーを押すと、メモリーの書き込みが終
M]キーを押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
チャンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
書き込まれます。
○ すでにメモリーしてあるチャンネルにも、この方法
でメモリーしたい内容を上書きすることができます。
了して通常画面に戻ります。
メモリーした内容は、誤操作、静電気、電気的
雑音を受けたときに消失する場合があります。
また、故障や修理の際にも消失する場合があり
ますので、SDカードに保存(74ページ)
するか紙などに控えておくようにしてくださ
い。
● メモリーチャンネルの消去
メモリーチャンネルの書き込み内容を消去することが
できます。
u
1. [V
2. チャンネルリストから、消去したいメモリーチャ
3. 【ERASE】にタッチすると、メモリーは消去され
4. [VuM] キーを押すと、メモリーの消去が終了し
M]キーを押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
ンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
ます。
て通常画面に戻ります。
消去したメモリーは、周波数などを新たに
書き込む前であれば、【RESTORE】にタッ
チすると復活できます。
メモリーチャンネル“M-01”は消去でき
ません。
メ
モ
リ
ー
に
関
す
る
機
能
65

● メモリーチェック/ 編集機能
メモリーチャンネルのリストをディスプレイに表示さ
せて確認できます。空いているチャンネルの確認やメ
モリーされている内容の確認と運用モード(電波型式)
の変更などに便利です。
u
1. [V
2. チャンネルリストから、確認または編集したいメ
3. 運用モードを変更する場合は【MODE】にタッチ
M]キーを押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
モリーチャンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
○ [MULTI]ツマミを押すと、選択したチャンネルでメ
モリーモードになります。
し[MULTI]ツマミでモードを選択し[MULTI]
ツマミを押して決定します。
V/M
押すたびに、VFOとメモリーチャンネルが交互に呼び
出されます。
最後に使用したメモリーチャンネルの内容を呼
び出します。
● 最後に使用した以外のメモリーを呼び出す
1. [V/M]キーを長押しします。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
2. チャンネルリストから、呼び出したいメモリーチャ
ンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
3. [MULTI] ツマミを押して決定します。
メモリーチャンネルは、次の方法でも呼び
出すことができます。
1. [V/M] キーを押します。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【MEM CH】にタッチします。
4. [MULTI]ツマミをまわして、呼び出し
たいメモリーチャンネルを選びます。
○ メモリーを呼び出し中に、一時的にメモリーした周
4. 【WRITE】がオレンジ色に変わりますので、
【WRITE】にタッチします。
5. メモリーチャンネルが変更され、リスト上の選択
したメモリーチャンネルがオレンジの枠で囲まれ
ます。
u
6. [V
M]キーを押すと、元の画面に戻ります。
波数や運用モードを変更できます(下記“メモリー
チューン機能”参照)。
5. [V/M]キーを押すと VFOモードに戻ります。
メモリーグループ(68ページ)が設定し
てある場合は、選択したグループ内のチャ
ンネルだけを呼び出すことができます。
● メモリーチューン機能
メ
モ
リ
ー
に
関
す
る
機
メモリーを呼び出し中に、メモリーチャンネルの周波
数、電波型式などを、一時的に変更することができま
す。なお、メモリーされている周波数と運用モードは、
もう一度書き直さない限り変わりません。
○ メモリーチャンネル番号は“MT”(メモリーチューン)と
表示されます。
[V/M]キーを押すと、元のメモリーチャンネルの周波
数と電波型式に戻ります。
能
66

u
M
V
● メモリーデータをVFO に移す
メモリーチャンネルに保存されているデータを、VFO
に移すことができます。
1. VFO モードの時または、VFOに移したいメモリー
チャンネルを呼び出している時に[M
押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
2. チャンネルリストから、データを移したいメモリー
チャンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
u
3. [M
V]キーを押します。
「ピッ」とビープ音が鳴り、メモリーチャンネルに
書き込まれている周波数などのデータがVFOに
コピーされます。
u
V]キーを
● メモリーチャンネルの表示方法の切り換え
メモリーを呼び出したときの表示を“周波数表示”ま
たは“アルファタグ”から選択することができます。
u
1. [V
2. チャンネルリストから、設定したいメモリーチャ
3. 【DISPLAY TYPE】にタッチします。
M]キーを押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
ンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
● メモリーチャンネルに名前を付ける
メモリーしたチャンネルに、コールサインなどのアル
ファタグを付けることができます(最大 12文字)。
u
1. [V
2. チャンネルリストから、名前を付けたいメモリー
3. 画面の【NAME】にタッチします。
4. 画面上のキーボードまたは、無線機パネル面の
5. 【ENT】にタッチします。
6. 【WRITE】がオレンジ色に変わりますので、
M]キーを押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
チャンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
文字入力画面が表示されます。
USB端子に接続した USBキーボードで、希望の
名前を入力します(最大 12文字)。
【WRITE】にタッチします。
4. [MULTI]ツマミで表示方法を選択し[MULTI]
ツマミを押して決定します。
FREQ周波数表示
NAME名前表示
5. 【WRITE】がオレンジ色に変わりますので、
【WRITE】にタッチします。
6. 設定が変更され、リスト上の選択したメモリーチャ
ンネルがオレンジの枠で囲まれます。
u
7. [V
M]キーを押すと、元の画面に戻ります。
● メモリースキャンスキップの設定
メモリースキャン時に、スキャンしたくないチャンネ
ルを指定できます。
u
1. [V
2. チャンネルリストから、スキャンしたくないメモ
3. 【SCAN MEMORY】にタッチします。
4. [MULTI] ツマミをまわして“SKIP”を選択し
5. 【WRITE】がオレンジ色に変わりますので、
6. 設定が変更され、リスト上の選択したメモリーチャ
7. [V
M]キーを押します。
メモリーチャンネルリストが表示されます。
リーチャンネルをタッチして選びます。
[MULTI]ツマミをまわして選ぶこともできます。
[MULTI]ツマミを押して決定します。
【WRITE】にタッチします。
ンネルがオレンジの枠で囲まれます。
u
M]キーを押すと、元の画面に戻ります。
メ
モ
リ
ー
に
関
す
る
機
能
7. 入力した文字が確定され、リスト上の選択したメ
モリーチャンネルがオレンジの枠で囲まれます。
他のメモリーに名前を付けたいときは、上記2. ~
7.の手順を繰り返します。
u
8. [V
M] キーを押すと文字の入力が確定して、元
の画面に戻ります。
手順4で“SCAN”を選択すると、スキャ
ンされるようになります。
67

● メモリーグループの設定
メモリーチャンネルは、6つのグループに分けること
ができます。
例えばメモリー周波数を“AM放送グル一プ”、“短波
帯放送グループ”、“コンテストグループ”、“ローカル
グループ”、“レピータ局グループ”、“PMS用グループ”
のように、目的別に整理してメモリーすることができ
ますので、効率の良いメモリー運用が行えるようにな
ります。
01~99
P1L/1U~P9L/9U
メモリー
チャンネ ル
01
~
19
グループ2グループ3
メモリー
チャンネ ル
20
39
メモリー
チャンネ ル
40
~
~
59
メモリー
チャンネ ル
グループ5グループ4グループ1
メモリー
チャンネ ル
60
~
79
80
99
P1L/1U
~
P9L/9U
~
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【OPERATION SETTING】→【GENERAL】→
【MEM GROUP】を選択します。
3. “ON”を選択します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
○ メモリーグループを解除するには、上記の操作を繰
り返し、操作 3で“OFF”を選択します。
● メモリーグループの切り換え
メモリーグループを切り換えることにより、現在呼び
出してあるグループ内のメモリーチャンネルだけを呼
び出すことができます。
操作を行う前に、上記「メモリーグループ
の設定」を参考に、セッティングメニュー
「MEM GROUP」を“ON”に設定してください。
メ
モ
リ
ー
に
関
す
る
機
能
1. [V/M]キーを押して、メモリーモードにします。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【GROUP】にタッチします。
[MULTI]ツマミがメモリーグループの変更ツマ
ミとして動作します。
4. [MULTI] ツマミをまわして、メモリーグループ
を選択し[MULTI]ツマミを押します。
選択したメモリーグループに登録されているメモ
リーチャンネルだけが呼び出されるようになりま
す。
5. [FUNC]キーを押します。
6. 【MEM CH】にタッチします。
7. [MULTI]ツマミをまわして、希望のメモリーチャ
ンネルを選択します。
手順4で選択したメモリーグループに登録されて
いるメモリーチャンネルだけが呼び出されるよう
になりま
す。
68

スキャンに関する機能
VFO周波数またはメモリーされた周波数をスキャンして、スケルチで設定したレベル以上の信号を受信したときに
スキャンをストップする機能です。
なおSSBとCWモードの時は、信号が入感してもスキャンのスピードが遅くなるだけで、スキャンは一時停止し
ません。
VFOスキャン/メモリースキャン
1. スキャンを開始する周波数またはメモリーチャン
ネルにあわせます。
2. [RF/SQL]ツマミでスケルチを調節します
(37ページ、36ページ)。
無信号時にスケルチが閉じ、信号が入感したときにスケ
ルチが開くように調節します。
MAIN側SUB側
3. [FUNC]キーを押します。
4. 【SCAN】にタッチするとスキャンを開始します。
○ マイクロホンのUPまたはDWNキーを約1秒間押
しても、スキャンを開始できます。
○ スキャン中に信号が入感すると、スキャンが一時停
止します。
○ スキャン中に信号が入感したときの動作は、電波型
式により異なります。
マイクロホンのPTTスイッチを押しても、スキャンを中止
することができます。このとき、スキャン操作が解除される
だけで、送信状態にはなりません。
○ マイクロホンのUPまたはDWNキーを押している間
だけ、連続して周波数またはメモリーチャンネルを可
変(放すと停止)することができます(セッティングメ
ニュー【OPERATION SETTING】 → 【GENERAL】 →
【MIC SCAN」】96ページ)。
○ メモリーグループが設定してあるときは、同じグループ内
のメモリーチャンネルだけをスキャンします。
○ 信号を受信したときのスキャンの動作条件を決めるこ
とができます(セッティングメニュー【OPERATION
SETTING】 → 【GENERAL】 → 【MIC SCAN RESUME】
96 ページ)。
このメニューにより、5秒間受信すると再びスキャンが
スタートする“TIME(初期設定)”と、信号がその周波数
で受信されている間はその周波数を受信し続け、信号がな
くなるとスキャンが再開する“PAUSE”が選択できます
(AM/FM モードのみ)。
SSB、CW 以外の
モード
SSB、CW モード
○ スキャンが一時停止しているときに、マイクロホン
の UPまたは DWNキーを操作すると、直ちにスキャ
ンを再開します。
○ メインダイヤルまたはマイクロホンのUPまたは
DWNキーでスキャン方向を変更することができま
す。
メインダイヤルの
回転方向
マイクロホンの
キー
スキャンが一時停止します。
スキャンのスピードが遅くな
るだけで、スキャンは一時停
止しません。
左低い方向にスキャン
右高い方向にスキャン
UP高い方向にスキャン
DWN低い方向にスキャン
スキャンを中止するには、パネル面のいずれかのキー
を押します。
ス
キ
ャ
ン
に
関
す
る
機
能
69

プログラマブルメモリースキャン(PMS)
あらかじめ設定された周波数範囲内だけをスキャンし、信号を探し出す機能です。
PMSメモリーは、M-P1L/M-P1U ~M-P9L/M-P9U の9組(合計18 チャンネル)のメモリーがあります。
例として、メモリーチャンネル“M-P1L”にスキャンの下限周波数、“M-P1U”にスキャンの上限周波数が書き込
まれているとします。
1. メモリーチャンネル“M-P1L”を呼び出します。
2. [RF/SQL]ツマミでスケルチを調節します
(36ページ、37ページ)。
無信号時にスケルチが閉じ、信号が入感したときにスケ
ルチが開くように調節します。
MAIN側SUB側
3. メインダイヤルを少しまわしてメモリーチューン
機能を動作させます。
○“M-PL1”の表示が“PMS”に変わります。
4. [FUNC]キーを押します。
5. 【SCAN】にタッチするとプログラマブルメモリー
スキャンを開始します。
○ M-P1Lと M-P1Uにメモリーされた周波数の間だけ
をスキャンします。
○ マイクロホンのUPまたはDWNキーを約1秒間押
しても、スキャンを開始することができます。
○ スキャン中に信号が入感したときの動作は、電波型
式により異なります。
○ マイクロホンのUPまたはDWNキーを押している間
だけ、連続して周波数またはメモリーチャンネルを可
変(放すと停止)することができます(セッティングメ
ニュー【OPERATION SETTING】 → 【GENERAL】 →
【MIC SCAN」】96ページ)。
○ 信号を受信したときのスキャンの動作条件を決めるこ
とができます(セッティングメニュー【OPERATION
SETTING】 → 【GENERAL】 → 【MIC SCAN RESUME】
96 ページ)。
このメニューにより、5秒間受信すると再びスキャンが
スタートする“TIME(初期設定)”と、信号がその周波数
で受信されている間はその周波数を受信し続け、信号がな
くなるとスキャンが再開する“PAUSE”が選択できます
(AM/FM モードのみ)。
SSB、CW 以外の
モード
SSB、CW モード
ス
キ
ャ
ン
に
関
す
る
機
能
○ スキャンが一時停止しているときに、マイクロホン
の UPまたは DWNキーを操作すると、直ちにスキャ
ンを再開します。
○ メインダイヤルまたはマイクロホンのUPまたは
DWNキーでスキャン方向を変更することができま
す。
メインダイヤルの
回転方向
マイクロホンの
キー
スキャンが一時停止します。
スキャンのスピードが遅くな
るだけで、スキャンは一時停
止しません。
左低い方向にスキャン
右高い方向にスキャン
UP高い方向にスキャン
DWN低い方向にスキャン
スキャンを中止するには、パネル面のいずれかのキー
を押します。
マイクロホンのPTTスイッチを押しても、スキャンを中止
することができます。このとき、スキャン操作が解除される
だけで、送信状態にはなりません。
70

その他の機能
バンドスタック機能
運用バンドを切り換える直前に設定してあった運用状
態(周波数や電波型式など)を、各アマチュアバンドご
とに3つずつ記憶できます。ペディションやコンテス
トなど、同じバンドで周波数やモードを変えて交信す
る場合に大変便利です。
例:14MHz帯で異なる周波数と運用モードを 3つの
バンドスタックに記憶する方法
1. 14.0250MHz、CW モードにして [14]キーを
押します。
2. 14.0800MHz、RTTYモードにして [14]キー
を押します。
3. 14.1950MHz、USB モードにして [14]キー
を押します。
この記憶された3つの運用状態を呼び出すには、
[14]キ ーを繰り返し押すことにより、順次呼び
出すことができます。
• ATT、IPO、SHIFT、DNF、WIDTH、NB(ON/
OFF のみ)、NOTCH、DNR、CONTOUR
の情報もバンドスタックに記憶されます。
• あらたにバンドスタックへ記憶すると、以前
メモリーした内容は古い順番で上書きされ、
新しい内容がバンドスタックにメモリーされ
ます。
タイムアウトタイマー機能
あらかじめTOT(タイムアウトタイマー)を設定して
おくと、誤って連続送信をしたときに、設定した時間
が経過すると強制的に受信状態に戻ります。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【OPERATION SETTING】→【GENERAL】→
【TX TIME OUT TIMER】を選択します。
3. [MULTI] ツマミをまわして、受信に戻るまでの
時間(1分~30分)を選択します(初期設定は
OFF)。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、セッティ
ングメニューが終了します。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻りま
す。
受信に戻る約10 秒前にビープ音が鳴ります。
[MULTI]ツマミで
周波数をあわせる
[MULTI]ツマミで、あらかじめ設定したステップで
あわせることができます。
1. [FUNC]キ ーを押します。
2. 【STEP DIAL】にタッチします。
3. [MULTI]ツマミをまわして周波数をあわせます。
○ [FAST]キーを押してから[MULTI] ツマミをまわすと、
周波数変化量が 10倍になります(FAST 機能)。
○ 周波数変化量は、運用モードにより異なります(下表は初
期設定の値)。
運用モード(電波型式)1ステップ
SSB / CW / RTTY / PSK
DATA-L / DATA-U
AM / FM
DATA-FM
[ ]:“FAST”が ONのとき
○ 周波数変化量は、セッティングメニューで変更できます。
運用モード
(電波型式)
SSB / CW
RTTY / PSK
DATA-L
DATA-U
AM
FM
DATA-FM
セッティング
メニュー
CH STEP
(101 ページ)
AM CH STEP
(101 ページ)
FM CH STEP
(101 ページ)
2.5kHz
[25kHz]
5kHz
[50kHz]
周波数変化量
(kHz)
1/2.5/5
2.5/5/9/10/
12.5/25
5/6.25/10/
12.5/20/25
そ
の
他
の
機
能
71

非常連絡設定周波数
スクリーンキャプチャー機能
非常連絡設定周波数の4,630kHzは、非常通信時の
連絡を設定する場合に使用できる周波数です。
非常連絡設定周波数を使用するには、あらかじめセッ
ティングメニューで設定を行う必要があります。
● 4,630kHzを使用できるようにする
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【OPERATION SETTING】→【TX GENERAL】
→【EMERGENCY FREQ TX】を選択します。
3. “ON”を選択します。
4. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンク
ション画面に戻ります。
5. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
● 4,630kHzの呼び出しかた
1. [V/M]キーを押します。
2. [FUNC]キーを押します。
3. 【MEM CH】にタッチします。
[MULTI] ツマミでメモリーチャンネルを選択できるよ
うになります。
4. [MULTI]ツマミをまわして、“EMG”を選択しま
す。
表示中の画面をSDカードに保存することができます。
スクリーンキャプチャーを行う際は、市販の
SDカードが必要です。
SDカードに関しては、右ページの“SDカー
ドを使用する”を参照してください。
1. SDカードスロットに、SDカードを挿し込みます。
2. 保存したい画面を表示させます。
3. 画面に“SCREEN SHOT”と表示されるまで
[FUNC]キーを押し続けます。
SDカードに画面データが保存されます。
SDカードに保存したデータは、パソコンなどで表示
することができます。
データ形式bmp(ビットマップ形式)
画像サイズ800 ×480
yyyymmdd_hhmmss.bmp
ファイル名
データの
保存場所
キャプチャーした日時が名前になります。
y(年)、m(月)、d(日)、h(時)、m(分)、
s(秒)
「Capture」フォルダ
SD
カード内のフォルダ
Capture
MemList
構成
そ
の
他
の
機
能
72

SDカードを使用する
市販のSDカードまたはSDHCカードを使用して、
次のことができます。
○メモリーチャンネル情報の保存と読み込み
○セッティングメニュー情報の保存と読み込み
○画面のスクリーンキャプチャーの保存
○FTDX101シリーズのファームウェアアップデー
ト
FTDX101シリーズのファームウェアが更新
された際、当社ウェブサイトからデータをダウ
ンロードして、ファームウェアをアップデート
できます。アップデートの方法は、ダウンロー
ドしたデータに付属のマニュアルをご覧くださ
い。
●使用できるSDカード
当社では、2GBのSDカードと4GB、8GB、16GB、
32GBのSDHCカードの動作確認を行っています。
•SDカードは本製品に付属していません。
•市販されているすべてのSDカードの動作を
保証するものではありません。
•以降、SDカードとSDHCカードを“SDカー
ド”と記します
本機で初めて使用するSDカードは、初めに本機で
フォーマット(初期化)をしてください。
•SDカードの端子面を素手で触れないでくだ
さい。
•他の機器で初期化したSDカードを本機で使
用すると、正常に記録できない場合がありま
す。他の機器で初期化したSDカードを使用
する場合も、本機で初期化し直してください。
•SDカードにデータを書き込み中、または読
み込み中に、SDカードを抜いたり、本機の
電源を切らないでください。
•SDカード内のデータ破損による損害につい
ては、当社は一切の責任を負いかねますので、
あらかじめご了承ください。
●SDカードの取り付け
1.無線機の電源をOFFにします。
2.SDカードスロットに、SDカードを挿し込みます。
SDカードの端子面を下にして「カチッ」と音が
するまで押し込みます。
●SDカードの取り外し
1.無線機の電源をOFFにします。
2.SDカードを「カチッ」と音がするまで押し込むと、
SDカードが押し出されます。
●SDカードのフォーマット(初期化)
本機で初めて使用するSDカードは、本機でフォーマッ
トを(初期化)を行ってください。
フォーマットすると、SDカードに記録されて
いるすべてのデータが消去されます。
1.[FUNC]キーを押します。
2.【EXTENSIONSETTING】→【SDCARD】を選
択します。
3.“FORMAT”項目の“DONE”にタッチします。
“FORMAT”画面が表示されます。
4.“OK”にタッチするとフォーマットを開始します。
“CANCEL”にタッチすると、フォーマットをキャ
ンセルできます。
5.フォーマットが終ると“FORMATCOMPLET-
ED”が表示されます。
6.画面にタッチするとフォーマットが終了します。
7.[FUNC]キーを2回押して通常の運用画面に戻り
ます。
日付/時刻をあわせる
保存したファイルのタイムスタンプにズレが生じた場合は、以下の操作で日時や時間をあわせてください。
日付のあわせかた
1.[FUNC]キーを押します。
2.【
EXTENSIONSETTING
を選択する。
3.【DAY】(日)、【MONTH】(月)、【YEAR】
(年)のそれぞれの項目を設定する。
○[MULTI]ツマミをまわして設定した後
[MULTI]ツマミを押して決定します。
4.[FUNC]キーを押すと日付が設定され、ファ
ンクション画面に戻ります。
5.[FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
】→【DATE&TIME】
時刻のあわせかた
1.[FUNC]キーを押す。
2.【
EXTENSIONSETTING
を選択する。
3.【HOUR】(時)、【MINUTE】(分)のそれぞれ
の項目を設定する。
○[MULTI]ツマミをまわして設定した後
[MULTI]ツマミを押して決定します。
4.[FUNC]キーを押すと時刻が設定され、ファ
ンクション画面に戻ります。
5.[FUNC]キーを押して通常の運用画面に戻り
ます。
】→【DATE&TIME】
そ
の
他
の
機
能
73

●メモリーデータおよびセッティングメニューデータの保存
メモリーチャンネルに保存したメモリーデータおよび、セッティングメニューの設定データを保存できます。
1. [FUNC] キーを押します。
2. 【EXTENSION SETTING】→【SD CARD】を選
択します。
3. 保存したいデータ項目の【DONE】にタッチしま
す。
メモリーデータの保存
4. 新しいファイル名で保存するときは“NEW”にタッ
チします。
既に保存されているデータに上書きすると
きは、ファイル名にタッチし、上書きの確
認画面が表示されたら“OK”にタッチし
ます。
“CANCEL”にタッチすると、上書き保存
をキャンセルします。
5. ファイル名入力画面でファイル名(最大15文字)
を入力します。
ファイル名を変えない場合はそのまま手順6に進
みます。
6. “ENT”にタッチするとデータの保存を開始しま
す。
“BACK”にタッチすると、名前の入力をキャンセ
ルします。
7. データの保存が終ると“FILE SAVED”が表示さ
れます。
8. 画面にタッチするとデータの保存が終了します。
9. [FUNC]キーを 2回押して通常の運用画面に戻り
ます。
上書きする場合
そ
の
他
の
機
能
74

●メモリーデータおよびセッティング
メニューデータの読み込み
SDカードに保存したメモリーデータおよびセッティ
ングメニューの設定データを読み込めます。
1. [FUNC] キーを押します。
2. 【EXTENSION SETTING】→【SD CARD】を選
択します。
3. 読み込みたいデータ項目の【DONE】にタッチし
ます。
メモリーデータの読み込み
●SDカードの情報表示
SDカードの空き容量を確認できます。
1. [FUNC] キーを押します。
2. 【EXTENSION SETTING】→【SD CARD】を選択
します。
3. “INFORMATIONS”項目の【DONE】にタッチし
ます。
SDカードの容量と空き容量が表示されます。
4. “BACK”にタッチするとセッティングメニュー画
面に戻ります。
5. [FUNC]キーを 2回押して通常の運用画面に戻り
ます。
4. 読み込みたいファイル名にタッチします。
“BACK”にタッチすると、データの読み込みを
キャンセルします。
5. 上書きの確認画面が表示されたら“OK”にタッ
チします。
“CANCEL”にタッチすると、上書き保存をキャ
ンセルします。
6. データの読み込みが終ると“FILE LOADED”が
表示されます。
7. 画面にタッチするとデータの読み込みが終了しま
す。
8. 一度電源がOFFになり、その後自動的に電源が
入ります。
以上でデータの読み込みは完了です。
そ
の
他
の
機
能
75

SSB、AM、FMおよび、RTTY などの
データ通信に関する設定
送受信、混信の軽減、メモリー、スキャンなど、総合的な設定
セッティングメニュー
セッティングメニューとは、一度設定すればその後変更する機会の少ない“機能”や“動作”などの設定を行なうた
めのメニューで、以下の5 種類の項目に分類されています。
CW運用に関する設定
設定のしかた
ディスプレイの表示や
操作に関する設定
日付、SDカードの設定および、
リセット操作
1. [FUNC]キーを押します。
2. 設定したい分類項目(上図参照)にタッチします。
または
[
MULTI
3. 希望の項目にタッチします。
4. [
MULTI
5. 希望の設定にタッチ、または[
6. [FUNC]キーを押すと設定が保存され、ファンクション画面に戻ります。
7. [FUNC] キーを押して通常の運用画面に戻ります。
]ツマミをまわして
]ツマミをまわして
選択して[MULTI
設定を変更したい項目を選択して、項目にタッチします。
MULTI
]ツマミをまわして設定を変更します
]ツマミを押し
ます。
。
セッティングメニューリセット
セッティングメニューの内容だけを、工場出荷時の状態に戻すことができます。
1. [FUNC]キーを押します。
2. 【EXTENSION SETTING】 → 【RESET】を選択します。
3. 【MENU CLEAR】項目の【DONE】にタッチします。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
リセット実行の確認画面が表示されます。
4. 【OK】にタッチするか [MULTI]ツマミを押すとリセットが実行されます。
リセットを中止する場合は【CANCEL】にタッチするか [MULTI]ツマミで【CANCEL】を選
択して[MULTI]ツマミを押します。
5. 一度電源が OFFになり、その後自動的に電源が入ります。
以上でセッティングメニューリセットは完了です。
76

メニュー名設定項目(太字は初期値)
RADIO SETTING
MODE SSBAGC FAST DELAY20 ~300 ~4000(20msec ステップ)
AGC MID DELAY20~ 1000~ 4000(20msecステップ)
AGC SLOW DELAY20~ 3000~ 4000(20msecステップ)
LCUT FREQOFF/100~ 1000(50Hzステップ)
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
HCUT FREQ700~ 3000~ 4000(50Hz ステップ)/OFF
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
SSB OUT SELECTMAIN/SUB
SSB OUT LEVEL0~50 ~100
TX BPF SEL
SSB MOD SOURCEMIC/REAR
REAR SELECTDATA/USB
RPORT GAIN0~50 ~100
RPTT SELECTDAKY/RTS/DTR
MODE AMAGC FAST DELAY20~ 1000~ 4000(20msec ステップ)
AGC MID DELAY20~ 2000~ 4000(20msecステップ)
AGC SLOW DELAY20~ 4000(20msecステップ)
LCUT FREQOFF/100~ 1000(50Hzステップ)
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
HCUT FREQ700~ 4000(50Hz ステップ)/ OFF
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
AM OUT SELECTMAIN/SUB
AM OUT LEVEL0~50~ 100
TX BPF SEL
AM MOD SOURCEMIC/REAR
MIC GAINMCVR/0~ 100
REAR SELECTDATA/USB
RPORT GAIN0~50 ~100
RPTT SELECTDAKY/RTS/DTR
MODE FMAGC FAST DELAY20~160 ~4000(20msecステップ)
AGC MID DELAY20~ 500~ 4000(20msecステップ)
AGC SLOW DELAY20~ 1500~ 4000(20msecステップ)
LCUT FREQOFF/100~ 300~ 1000(50Hzステップ)
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
HCUT FREQ700~ 3000~ 4000(50Hz ステップ)/ OFF
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
FM OUT SELECTMAIN/SUB
FM OUT LEVEL0~50 ~100
FM MOD SOURCEMIC/REAR
MIC GAINMCVR/0~ 100
REAR SELECTDATA/USB
RPORT GAIN0~50 ~100
RPTT SELECTDAKY/RTS/DTR
RPT SHIFT(28MHz)0~100 ~1000(10kHz ステップ)
RPT SHIFT(50MHz)0~1000 ~4000(10kHz ステップ)
MODE PSK/DATA
AGC FAST DELAY20 ~160 ~4000(20msec ステップ)
AGC MID DELAY20~ 500~ 4000(20msecステップ)
AGC SLOW DELAY20~ 1500~ 4000(20msecステップ)
PSK TONE1000/1500/2000(Hz)
DATA SHIFT (SSB)0~1500~ 3000(10Hzステップ)
LCUT FREQOFF/100~ 300~ 1000(50Hzステップ)
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
HCUT FREQ700~ 3000~ 4000(50Hz ステップ)/OFF
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
50-3050/100-2900/200-2800/300-2700/
400-2600
50-3050/100-2900/200-2800/
300-2700/400-2600
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
77

メニュー名設定項目(太字は初期値)
DATA OUT SELECTMAIN/SUB
DATA OUT LEVEL0~50~ 100
TX BPF SEL
DATA MOD SOURCEMIC/REAR
REAR SELECTDATA/USB
RPORT GAIN0~50 ~100
RPTT SELECTDAKY/RTS/DTR
MODE RTTYAGC FAST DELAY20 ~160 ~4000(20msec ステップ)
AGC MID DELAY20~ 500~ 4000(20msecステップ)
AGC SLOW DELAY20~ 1500~ 4000(20msecステップ)
POLARITY RXNOR/REV
POLARITY TXNOR/REV
LCUT FREQOFF/100Hz~ 300Hz~ 1000Hz(50Hzステップ)
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
HCUT FREQ
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
RTTY OUT SELECTMAIN/SUB
RTTY OUT LEVEL0~50~ 100
RPTT SELECTDAKY/DTR/RTS
MARK FREQUENCY1275/2125(Hz)
SHIFT FREQUENCY170/200/425/850(Hz)
ENCDEC PSKPSK MODEBPSK/QPSK
DECODE AFC RANGE8/15/30(Hz)
QPSK POLARITY RXNOR/REV
QPSK POLARITY TXNOR/REV
PSK TX LEVEL0~70~ 100
ENCDEC RTTYRX USOSOFF/ON
TX USOSOFF/ON
RX NEW LINE CODECR, LF, CR+LF /CR+LF
TX AUTO CR+LFOFF/ON
TX DIDDLEOFF/BLANK/LTRS
BAUDOT CODECCITT/US
CW SETTING
MODE CWAGC FAST DELAY20 ~160 ~4000(20msec ステップ)
AGC MID DELAY20~ 500~ 4000(20msecステップ)
AGC SLOW DELAY20~ 1500~ 4000(20msecステップ)
LCUT FREQOFF/100Hz~ 250Hz~ 1000Hz(50Hzステップ)
LCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
HCUT FREQ
HCUT SLOPE6dB/oct / 18dB/oct
CW OUT SELECTMAIN/SUB
CW OUT LEVEL0~50 ~100
CW AUTO MODEOFF/50M/ON
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
KEYERF KEYER TYPEOFF/BUG/ELEKEY-A/ELEKEY-B/ELEKEY-Y/ACS
CW BK-IN TYPESEMI/FULL
CW BK-IN DELAY30~ 200~ 3000(msec)
CW WAVE SHAPE1/2/4/6(msec)
CW FREQ DISPLAYDIRECT FREQ/PITCH OFFSET
PC KEYINGOFF/DAKY/RTS/DTR
QSK DELAY TIME15/20/25/30(msec)
CW INDICATOROFF/ON
F KEYER DOT/DASHNOR/REV
R KEYER TYPEOFF/BUG/ELEKEY-A/ELEKEY-B/ELEKEY-Y/ACS
R KEYER DOT/DASHNOR/REV
CW WEIGHT2.5~ 3.0~ 4.5
NUMBER STYLE1290/AUNO/AUNT/A2NO/A2NT/12NO/12NT
50-3050/100-2900/200-2800/300-2700/
400-2600
700Hz~ 3000Hz~ 4000Hz(50Hzステップ)/ OFF
700Hz~ 1200Hz~ 4000Hz(50Hzステップ)/OFF
78

メニュー名設定項目(太字は初期値)
CONTEST NUMBER1 ~999
CW MEMORY 1TEXT/MESSAGE
CW MEMORY 2TEXT/MESSAGE
CW MEMORY 3TEXT/MESSAGE
CW MEMORY 4TEXT/MESSAGE
CW MEMORY 5TEXT/MESSAGE
REPEAT INTERVAL1~5~ 60(sec)
DECODE CWCW DECODE BW25/50/100/250(Hz)
OPERATION SETTING
GENERALDECODE RX SELECTMAIN/SUB
HEADPHONE MIXSEPARATE/COMBINE-1/COMBINE-2
ANT3 SELECT
NB WIDTH1/3/10(msec)
NB REJECTION10/30/40(dB)
BEEP LEVEL0~10~ 100
RF/SQL VRRF/SQL
TUNER SELECT
232C RATE4800/9600/19200/38400(bps)
232C TIME OUT TIMER10/100/1000/3000(msec)
CAT RATE4800/9600/19200/38400(bps)
CAT TIME OUT TIMER10/100/1000/3000(msec)
CAT RTSOFF/ON
QMB CH5ch/10ch
MEM GROUPOFF/ON
QUICK SPLIT INPUTOFF/ON
QUICK SPLIT FREQ-20 ~5 ~20(kHz)
TX TIME OUT TIMEROFF/1~ 30(min)
MIC SCANOFF/ON
MIC SCAN RESUMEPAUSE/TIME
REF FREQ FINE ADJ-25 ~0~25
CS DIAL
KEYBOARD LANGUAGE
RX DSPAPF WIDTHNARROW/MEDIUM/WIDE
CONTOUR LEVEL-40 ~-15~0~20
CONTOUR WIDTH1~10~ 11
DNR LEVEL1~ 15
IF NOTCH WIDTHNARROW/WIDE
TX AUDIOPROC LEVELCOMP/AMC
AMC RELEASE TIMEFAST/MID/SLOW
PRMTRC EQ1 FREQOFF/100 ~700(100Hz ステップ)
PRMTRC EQ1 LEVEL-10~0~5 ~10
PRMTRC EQ1 BWTH0~10
PRMTRC EQ2 FREQOFF/700 ~1500(100Hz ステップ)
PRMTRC EQ2 LEVEL-10~0~5 ~10
PRMTRC EQ2 BWTH0~10
PRMTRC EQ3 FREQOFF/1500 ~3200(100Hz ステップ)
PRMTRC EQ3 LEVEL-10~0~5 ~10
PRMTRC EQ3 BWTH0~10
P PRMTRC EQ1 FREQOFF/100~ 700(100Hz ステップ)
P PRMTRC EQ1 LEVEL-10~ 0~ 10
P PRMTRC EQ1 BWTH0~2~ 10
P PRMTRC EQ2 FREQOFF/700~ 1500(100Hz ステップ)
TRX/R3-T1/R3-T2/RX-ANT
INT/EXT1/EXT2/EXT3
RF POWER/MONI LVL/DNR LVL/NB LVL/
VOX GAIN/VOX DELAY/ANTI VOX/STEP DIAL/
MEM CH/GROUP/R.FIL/LEVEL
JAPANESE/ENGLISH(US)/ENGLISH(UK)/
FRENCH/FRENCH(CA)/GERMAN/PORTUGUESE/
PORTUGUESE(BR)/SPANISH/SPANISH(LATAM)/
ITALIAN
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
79

メニュー名設定項目(太字は初期値)
P PRMTRC EQ2 LEVEL-10~ 0~ 10
P PRMTRC EQ2 BWTH0~1~ 10
P PRMTRC EQ3 FREQOFF/1500~ 3200(100Hz ステップ)
P PRMTRC EQ3 LEVEL-10~ 0~ 10
P PRMTRC EQ3 BWTH0~1~ 10
TX GENERALHF MAX POWER
50M MAX POWER5~200
70M MAX POWER設定を変えても何の動作も行いません。
AM MAX POWER5~50
VOX SELECTMIC/DATA
DATA VOX GAIN0~50~ 100
EMERGENCY FREQ TXOFF/ON
TUNINGSSB/CW DIAL STEP5/10(Hz)
RTTY/PSK DIAL STEP5/10(Hz)
CH STEP1/2.5/5(kHz)
AM CH STEP2.5/5/9/10/12.5/25(kHz)
FM CH STEP5/6.25/10/12.5/20/25(kHz)
MAIN STEPS PER REV.250/500/1000
MPVD STEPS PER REV.250/500
DISPLAY SETTING
DISPLAYMY CALL最大12 文字(FTDX101)
MY CALL TIMEOFF/1/2/3/4/5(sec)
SCREEN SAVEROFF/15/30/60(min)
TFT CONTRAST0~10 ~20
TFT DIMMER0~15 ~20
LED DIMMER0~10~ 20
MOUSE POINTER SPEED0~10~ 20
FREQ STYLELIGHT/BOLD
SCOPERBWHIGH/MID/LOW
SCOPE CTRFILTER/CAR POINT
2D DISP SENSITIVITYNORMAL/HI
3DSS DISP SENSITIVITYNORMAL/HI
EXT MONITOREXT DISPLAYOFF/ON
PIXEL800x480/800x600
EXTENSION SETTING
DATE&TIMEDAY-
MONTH-
YEAR-
HOUR-
MINUTE-
SD CARDMEM LIST LOAD-
MEM LIST SAVE-
MENU LOAD-
MENU SAVE-
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
SOFT VERSION-
CALIBRATIONCALIBRATION-
RESETMEMORY CLEAR-
ド
INFORMATIONS-
FIRMWARE UPDATE-
FORMAT-
MENU CLEAR-
ALL RESET-
5~200
※1
※2
※3
(W)
(W)
(W)
※1: FTDX101D は“100”、FTDX101DM は“50”、FTDX101DSは“10”
※2: FTDX101D は“100”、FTDX101DM は“50”、FTDX101DSは“20”
※3: FTDX101D は“25”、FTDX101DM は“25”、FTDX101DSは“20”
80

RADIO SETTING
- MODE SSB -
AGC FAST DELAY
機能:AGCFASTDELAY電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目:20~4000msec
工場設定値:300msec
解説:入力信号レベルがAGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからのAGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC MID DELAY
機能:AGCMIDDELAY電圧の立ち下がり特性の決
定
選択できる項目:20~4000msec
工場設定値:1000msec
解説:入力信号レベルがAGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからのAGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC SLOW DELAY
機能:AGCSLOWDELAY電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目:20~4000msec
工場設定値:3000msec
解説:入力信号レベルがAGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからのAGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
LCUT FREQ
機能:SSBモード用ローカットオーディオフィル
ターの設定
選択できる項目:OFF/100Hz~1000Hz
工場設定値:100Hz
解説:SSBモード専用のローカットオーディオフィ
ルターです。
100Hzから1000Hzを50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
LCUT SLOPE
機能:SSBモード用ローカットオーディオフィル
ターのスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:6dB/oct
解説:SSBモード専用のローカットオーディオフィ
ルターのスロープを選択できます。
HCUT FREQ
機能:SSBモード用ハイカットオーディオフィル
ターの設定
選択できる項目:700Hz~4000Hz/OFF
工場設定値:3000Hz
解説:SSBモード専用のハイカットオーディオフィ
ルターです。
700Hzから4000Hzを50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
HCUT SLOPE
機能:SSBモード用ハイカットオーディオフィル
ターのスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:6dB/oct
解説:SSBモード専用のハイカットオーディオフィ
ルターのスロープを選択できます。
SSB OUT SELECT
機能:RTTY/DATA端子からのSSB信号出力バン
ド設定
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
解説:SSB信号を出力するバンドを選択します。
SSB OUT LEVEL
機能:RTTY/DATA端子からのSSB受信信号出力
レベル設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
TX BPF SEL
機能:SSBモードTXDSPバンドパスフィルタの周
波数特性を設定
選択できる項目:50-3050/100-2900/
200-2800/300-2700/
400-2600(Hz)
工場設定値:300-2700Hz
解説:SSB送信時のDSPバンドパスフィルタの周
波数特性を設定できます。
SSB MOD SOURCE
機能:SSBモード時に[MOX]キーを押して送信す
る場合の音声入力端子の選択
選択できる項目:MIC/REAR
工場設定値:MIC
MIC: パネル面のMIC端子から入力します。
REAR:パネル面のマイク回路は切断し、背面の
RTTY/DATA端子またはUSB端子から入
力します。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
81

REAR SELECT
機能: SSB信号の入力端子設定
選択できる項目:DATA/USB
工場設定値:DATA
解説: 「SSB MOD SOURCE」の設定を“REAR”に
した際のSSB 信号の入力端子を選択します。
DATA: 背面のRTTY/DATA 端子から入力します。
USB:
背面のUSB 端子から入力します。
RPORT GAIN
機能: 「SSB MOD SOURCE」の設定を“REAR”に
した際のSSB 信号入力レベル設定
選択できる項目:0~ 100
工場設定値:50
RPTT SELECT
機能: SSB信号の PTT制御設定
選択できる項目:DAKY/RTS/DTR
工場設定値:DAKY
解説: SSB信号の PTT制御方法を選択します。
DAKY:背面の RTTY/DATA 端子(pin 3)で制御し
ます。
DTR: USB の仮想 COM、DTRポートで制御しま
す。
RTS: USB の仮想 COM、RTSポートで制御しま
す。
RADIO SETTING
- MODE AM -
AGC FAST DELAY
機能: AGC FAST DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:1000msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC MID DELAY
機能: AGC MID DELAY 電圧の立ち下がり特性の決
定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:2000msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC SLOW DELAY
機能: AGC SLOW DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:4000msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
LCUT FREQ
機能: AMモード用ローカットオーディオフィルター
の設定
選択できる項目: OFF/100Hz ~1000Hz
工場設定値:OFF
解説: AMモード専用のローカットオーディオフィル
ターです。
100Hzから 1000Hzを 50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
LCUT SLOPE
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
機能: AMモード用ローカットオーディオフィルター
のスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct / 18dB/oct
工場設定値:6dB/oct
解説: AMモード専用のローカットオーディオフィル
ターのスロープを選択できます。
82

HCUT FREQ
機能:AMモード用ハイカットオーディオフィルター
の設定
選択できる項目:700Hz~4000Hz/OFF
工場設定値:OFF
解説:カットオフ周波数を700Hz~4000Hzの範
囲で50Hz間隔で設定できます。
HCUT SLOPE
機能:AMモード用ハイカットオーディオフィルター
のスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:6dB/oct
解説:AMモード専用のハイカットオーディオフィル
ターのスロープを選択できます。
AM OUT SELECT
機能:RTTY/DATA端子からのAM信号出力バンド
設定
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
解説:AM信号を出力するバンドを選択します。
AM OUT LEVEL
機能:RTTY/DATA端子からのAM受信信号出力レ
ベル設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
REAR SELECT
機能:AM信号の入力端子選択
選択できる項目:DATA/USB
工場設定値:DATA
解説:「AMMODSOURCE」の設定を“REAR”に
した際のAM信号の入力端子を選択します。
DATA:背面のRTTY/DATA端子から入力します。
USB:背面のUSB端子から入力します。
RPORT GAIN
機能:「AMMODSOURCE」の設定を“REAR”に
した際のAM信号入力レベル設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
RPTT SELECT
機能:AM信号のPTT制御設定
選択できる項目:DAKY/RTS/DTR
工場設定値:DAKY
解説:AM信号のPTT制御方法を選択します。
DAKY:背面のRTTY/DATA端子(pin3)で制御し
ます。
DTR:AMの仮想COM、DTRポートで制御します。
RTS:AMの仮想COM、RTSポートで制御します。
TX BPF SEL
機能:AMモードTXDSPバンドパスフィルタの周
波数特性を設定
選択できる項目:50-3050/100-2900/
200-2800/300-2700/
400-2600(Hz)
工場設定値:50-3050Hz
解説:AM送信時のDSPバンドパスフィルタの周波
数特性を設定できます。
AM MOD SOURCE
機能:AMモード時に[MOX]キーを押して送信する
場合の音声入力端子の選択
選択できる項目:MIC/REAR
工場設定値:MIC
MIC:パネル面のMIC端子から入力します。
REAR:パネル面のマイク回路は切断し、背面の
RTTY/DATA端子またはUSB端子から入
力します。
MIC GAIN
機能:AMモード時のマイクゲイン設定
選択できる項目:MCVR/0~100
工場設定値:MCVR
MCVR:MIC/SPEEDツマミで0~100の範囲
で設定します。
0~100:設定した値に固定されます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
83

RADIO SETTING
- MODE FM -
AGC FAST DELAY
機能:AGCFASTDELAY電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目:20~4000msec
工場設定値:160msec
解説:入力信号レベルがAGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからのAGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC MID DELAY
機能:AGCMIDDELAY電圧の立ち下がり特性の決
定
選択できる項目:20~4000msec
工場設定値:500msec
解説:入力信号レベルがAGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからのAGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC SLOW DELAY
機能:AGCSLOWDELAY電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目:20~4000msec
工場設定値:1500msec
解説:入力信号レベルがAGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからのAGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
LCUT FREQ
機能:FMモード用ローカットオーディオフィルター
の設定
選択できる項目:OFF/100Hz~1000Hz
工場設定値:300
解説:100Hzから1000Hzを50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
LCUT SLOPE
機能:FMモード用ローカットオーディオフィルター
のスロープ設定
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説:FMモード専用のローカットオーディオフィル
ターのスロープを選択できます。
HCUT FREQ
機能:FMモード用ハイカットオーディオフィルター
の設定
選択できる項目:700Hz~4000Hz/OFF
工場設定値:3000
解説:700Hzから4000Hzを50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
HCUT SLOPE
機能:FMモード用ハイカットオーディオフィルター
のスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説:FMモード専用のハイカットオーディオフィル
ターのスロープを選択できます。
FM OUT SELECT
機能:RTTY/DATA端子からのFM信号出力バンド
設定
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
解説:FM信号を出力するバンドを選択します。
FM OUT LEVEL
機能:RTTY/DATA端子からのFM受信信号出力レ
ベル設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
FM MOD SOURCE
機能:FMモード時に[MOX]キーを押して送信する
場合の音声入力端子の選択
選択できる項目:MIC/REAR
工場設定値:MIC
MIC: パネル面のMIC端子から入力します。
REAR:パネル面のマイク回路は切断し、背面の
RTTY/DATA端子またはUSB端子から入
力します。
MIC GAIN
機能:FMモード時のマイクゲイン設定
選択できる項目:MCVR/0~100
工場設定値:MCVR
MCVR:MIC/SPEEDツマミで0~100の範囲
で設定します。
0~100:設定した値に固定されます。
REAR SELECT
機能:FMパケット信号の入力端子選択
選択できる項目:DATA/USB
工場設定値:DATA
解説:「FMMODSOURCE」の設定を“REAR”に
した際のFM信号の入力端子を選択します。
DATA:背面のRTTY/DATA端子から入力します。
USB:背面のUSB端子から入力します。
RPORT GAIN
機能:「FMMODSOURCE」の設定を“REAR”に
した際のFM信号入力レベル設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
84

RPTT SELECT
機能: FM信号の PTT制御設定
選択できる項目:DAKY/RTS/DTR
工場設定値:DAKY
解説: FM信号の PTT制御方法を選択します。
DAKY: 背面の RTTY/DATA端子(pin 3)で制御し
ます。
DTR: USB の仮想 COM、DTRポートで制御しま
す。
RTS: USB の仮想 COM、RTSポートで制御しま
す。
RPT SHIFT(28MHz)
機能:28MHz帯レピータオフセット周波数の設定
選択できる項目: 0 ~1000 kHz
工場設定値:100 kHz
解説: 28MHz帯のレピータオフセット周波数を10
kHzステップで設定できます。
RPT SHIFT(50MHz)
機能: 50MHz帯レピータオフセット周波数の設定
選択できる項目:0~ 4000 kHz
工場設定値:1000kHz
解説: 50MHz帯のレピータオフセット周波数を10
kHzステップで設定できます。
RADIO SETTING
- MODE PSK/DATA -
AGC FAST DELAY
機能: AGC FAST DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:160msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC MID DELAY
機能: AGC MID DELAY 電圧の立ち下がり特性の決
定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:500msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC SLOW DELAY
機能: AGC SLOW DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:1500msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
PSK TONE
機能:PSKのトーン設定
選択できる項目:1000/1500/2000 Hz
工場設定値:1000 Hz
解説: PSK信号のトーンを選択できます。
DATA SHIFT (SSB)
機能:DATA通信時のキャリア位置設定
選択できる項目:0~ 3000 Hz
工場設定値:1500 Hz
解説: DATA通信時のキャリア位置を設定します。
10Hzステップで設定できます。
LCUT FREQ
機能: DATAモード用ローカットオーディオフィル
ターの設定
選択できる項目:OFF/100Hz~ 1000Hz
工場設定値:300Hz
解説: DATAモード専用のローカットオーディオフィ
ルターです。
100Hzから 1000Hzを 50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
85

LCUT SLOPE
機能:DATAモード用ローカットオーディオフィル
ターのスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説:DATAモード専用のローカットオーディオフィ
ルターのスロープを選択できます。
HCUT FREQ
機能:DATAモード用ハイカットオーディオフィル
ターの設定
選択できる項目:700Hz~4000Hz/OFF
工場設定値:3000Hz
解説:DATAモード専用のローカットオーディオフィ
ルターです。
700Hzから4000Hzを50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
HCUT SLOPE
機能:DATAモード用ハイカットオーディオフィル
ターのスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct/18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説:DATAモード専用のハイカットオーディオフィ
ルターのスロープを選択できます。
DATA OUT SELECT
機能:RTTY/DATA端子からのデータ信号出力バン
ド設定
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
解説:データ信号を出力するバンドを選択します。
DATA OUT LEVEL
機能:データ通信(PSK31やSSTVなど)時のデー
タ出力レベルの設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
解説:数値が大きくなるほど出力レベルも大きくなり
ます。
DATA MOD SOURCE
機能:DATAモード時に[MOX]キーを押して送信す
る場合のデータ変調入力端子の選択
選択できる項目:MIC/REAR
工場設定値:REAR
MIC: パネル面のMIC端子から入力します。
REAR:背面のRTTY/DATA端子またはUSB端子
から入力します。
REAR SELECT
機能:データ信号の入力端子選択
選択できる項目:DATA/USB
工場設定値:DATA
解説:「DATAMODSOURCE」の設定を“REAR”
にした際のデータ信号の入力端子を選択しま
す。
DATA:背面のRTTY/DATA端子から入力します。
USB:背面のUSB端子から入力します。
RPORT GAIN
機能:「DATAMODSOURCE」の設定を“REAR”
にした際のDATA信号入力レベル設定
選択できる項目:0~100
工場設定値:50
RPTT SELECT
機能:データ通信時のPTT制御設定
選択できる項目:DAKY/RTS/DTR
工場設定値:DAKY
解説:データ通信時のPTT制御方法を選択します。
DAKY:背面のRTTY/DATA端子(pin3)で制御し
ます。
DTR:USBの仮想COM、DTRポートで制御しま
す。
RTS:USBの仮想COM、RTSポートで制御しま
す。
TX BPF SEL
機能:DATAモードTXDSPバンドパスフィルタの
周波数特性を設定
選択できる項目:50-3050/100-2900/
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
工場設定値:300-2700
解説:DATA送信時のDSPバンドパスフィルタの周
波数特性を設定できます。
ド
86
200-2800/300-2700/
400-2600(Hz)
Hz

RADIO SETTING
- MODE RTTY -
AGC FAST DELAY
機能: AGC FAST DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:160msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC MID DELAY
機能: AGC MID DELAY 電圧の立ち下がり特性の決
定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:500msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC SLOW DELAY
機能: AGC SLOW DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:1500msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
POLARITY RX
機能:RTTY受信時シフト方向の設定
選択できる項目:NOR/REV
工場設定値:NOR
解説: RTTYの受信時シフト方向を設定します。
NOR: マーク周波数に対してスペース周波数が低く
なります。
REV: スペース周波数に対してマーク周波数が低く
なります。
POLARITY TX
機能:RTTY送信時シフト方向の設定
選択できる項目:NOR/REV
工場設定値:NOR
解説: RTTYの送信時シフト方向を設定します。
NOR: マーク周波数に対してスペース周波数が低く
なります。
REV: スペース周波数に対してマーク周波数が低く
なります。
LCUT FREQ
機能: RTTYモード用ローカットオーディオフィル
ターの設定
選択できる項目:OFF/100Hz~ 1000Hz
工場設定値:300Hz
解説: RTTY モード専用のローカットオーディオフィ
ルターです。
100Hzから 1000Hzを 50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
LCUT SLOPE
機能: RTTYモード用ローカットオーディオフィル
ターのスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct / 18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説: RTTY モード専用のローカットオーディオフィ
ルターのスロープを選択できます。
HCUT FREQ
機能: RTTYモード用ハイカットオーディオフィル
ターの設定
選択できる項目:700Hz~ 4000Hz/OFF
工場設定値:3000Hz
解説: RTTY モード専用のハイカットオーディオフィ
ルターです。
700Hzから 4000Hzを 50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
HCUT SLOPE
機能: RTTYモード用ハイカットオーディオフィル
ターのスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct / 18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説: RTTY モード専用のハイカットオーディオフィ
ルターのスロープを選択できます。
RTTY OUT SELECT
機能: RTTY/DATA端子からの RTTY信号出力バン
ド設定
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
解説: RTTY信号を出力するバンドを選択します。
RTTY OUT LEVEL
機能: RTTY通信時のデータ出力レベルの設定
選択できる項目:0~ 100
工場設定値:50
解説: 数値が大きくなるほど出力レベルも大きくなり
ます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
87

RPTT SELECT
機能: RTTYの PTT制御設定
選択できる項目:DAKY/DTR/RTS
工場設定値:DAKY
解説: RTTYの SHIFT入力端子を選択します。
DAKY: 背面の RTTY/DATA端子(pin 3)から入力
します。
DTR: USBの仮想 COM、DTRポートを使用しま
す。
RTS: USB の仮想 COM、RTSポートを使用しま
す。
MARK FREQUENCY
機能:RTTYのマーク周波数設定
選択できる項目:1275/2125(Hz)
工場設定値:2125Hz
SHIFT FREQUENCY
機能:RTTYのシフト幅設定
選択できる項目:170/200/425/850(Hz)
工場設定値:170Hz
RADIO SETTING
- ENCDEC PSK -
PSK MODE
機能: PSKモードの設定
選択できる項目:BPSK/QPSK
工場設定値:BPSK
解説: PSKのモードを選択します。
BPSK: 標準的なモードです。通常はこのモードを使
用してください。
QPSK: エラー修正機能のあるモードです。
DECODE AFC RANGE
機能: AFC機能の動作範囲設定
選択できる項目:8/15/30(Hz)
工場設定値:15
解説: 表示周波数に対して、設定した範囲内のPSK
信号に自動で同調します。
QPSK POLARITY RX
機能:QPSKデコード位相シフト方向の設定
選択できる項目:NOR/REV
工場設定値:NOR
解説: QPSKの受信時位相シフト方向を設定します。
NOR: 通常はこちらの設定で使用してください。
REV: デコードの位相を反転します。
QPSK POLARITY TX
機能:QPSKエンコード位相シフト方向の設定
選択できる項目:NOR/REV
工場設定値:NOR
解説: QPSKの送信時位相シフト方向を設定します。
NOR: 通常はこちらの設定で使用してください。
REV: エンコードの位相を反転します。
PSK TX LEVEL
機能: PSK通信時のデータ出力レベルの設定
選択できる項目:0~ 100
工場設定値:70
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
88

RADIO SETTING
- ENCDEC RTTY -
CW SETTING
- MODE CW -
RX USOS
機能:RX USOS機能の“ON/OFF”設定
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:ON
解説: スペース記号を受信したときに、自動的に文字
受信(LTRS)に切り替える RX USOS 機能を
“ON/OFF”します。
TX USOS
機能:TX USOS機能の“ON/OFF”設定
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:ON
解説: スペース記号に続く数字、記号の送信時、強制
的にFIGSコードを挿入するTX USOS機能
を“ON/OFF”します
RX NEW LINE CODE
機能:RTTY受信時の改行コード設定
選択できる項目:CR, LF, CR+LF/CR+LF
工場設定値:CR, LF, CR+LF
解説: RTTY時の改行を行うコードを設定します。
CR, LF, CR+LF: すべてのコードで改行を行ないま
す。
CR+LF: CR+LFコード時のみ改行を行ない
ます
TX AUTO CR+LF
機能:RTTY送信時の改行コード送出設定
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:ON(改行コードを送出する)
解説: RTTY送信時に、改行コード (CR+LF)を送出
するかの設定。
TX DIDDLE
機能:ディードルの設定
選択できる項目:OFF/BLANK/LTRS
工場設定値:BLANK
解説: 文字送出の無いときに送出するコードを設定で
きます。
BLANK: 文字送出が無いときは、ブランクコードを
送出します。
LTRS: 文字送出が無いときは、レターコードを送
出します。
OFF: コードの送出は行いません。
BAUDOT CODE
機能:ボドーコードの設定
選択できる項目:CCITT/US
工場設定値:US
解説: ボドーコードを切り替えることができます。
AGC FAST DELAY
機能: AGC FAST DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:160msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC MID DELAY
機能: AGC MID DELAY 電圧の立ち下がり特性の決
定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:500msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
AGC SLOW DELAY
機能: AGC SLOW DELAY 電圧の立ち下がり特性の
決定
選択できる項目: 20 ~4000msec
工場設定値:1500msec
解説: 入力信号レベルが AGC検出レベル以下となっ
た後、HOLD時間を超えてからの AGC電圧の
立ち下がり特性を、20msecステップで設定
できます。
LCUT FREQ
機能: CWモード用ローカットオーディオフィルター
の設定
選択できる項目:OFF/100Hz~ 1000Hz
工場設定値:250Hz
解説: CWモード専用のローカットオーディオフィル
ターです。
100Hzから 1000Hzを 50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
LCUT SLOPE
機能: CWモード用ローカットオーディオフィルター
のスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct / 18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説: CWモード専用のローカットオーディオフィル
ターのスロープを選択できます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
89

HCUT FREQ
機能: CWモード用ハイカットオーディオフィルター
の設定
選択できる項目:700Hz~ 4000Hz/OFF
工場設定値:1200Hz
解説: CWモード専用のローカットオーディオフィル
ターです。
700Hzから 4000Hzを 50Hzステップ間隔
でカットオフ周波数を設定できます。
HCUT SLOPE
機能: CWモード用ハイカットオーディオフィルター
のスロープ設定
選択できる項目:6dB/oct / 18dB/oct
工場設定値:18dB/oct
解説: CWモード専用のハイカットオーディオフィル
ターのスロープを選択できます。
CW OUT SELECT
機能: RTTY/DATA端子からの CW信号出力バンド
設定
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
解説: CW信号を出力するバンドを選択します。
CW OUT LEVEL
機能: RTTY/DATA端子からの CW信号出力レベル
設定
選択できる項目:0~ 100
工場設定値:50
CW BK-IN TYPE
機能:CWブレークイン機能の設定
選択できる項目:SEMI/FULL
工場設定値:SEMI
解説: CWブレークイン機能の動作を切り替えること
ができます。
SEMI: キーイングが終わって一定時間経つと受信
状態になります。セッティングメニューの
「CW BK-IN DELAY」で受信状態に戻る時間
を設定できます。
FULL: マニピュレーターを操作するとキーダウンで
自動的に送信状態になって電波が発射され、
キーアップでただちに受信状態に戻ります。
CW BK-IN DELAY
機能: CWディレイタイムの設定
選択できる項目:30msec ~ 3000msec
工場設定値:200msec
解説: “セミブレークイン操作”時に、キーイング操
作が終わってから受信状態に戻るまでの時間を
調節できます。
30msec~ 3000msecまで変更できます。
CW WAVE SHAPE
機能: CW信号立ち上がり・立ち下がり特性の時間設
定
選択できる項目:1ms/2ms/4ms/6ms
工場設定値:4ms(msec)
解説: CW信号(送信波形)によるエンベロープ時間
(定格出力となるまでに要する時間)の立ち上が
り・立ち下がり特性を設定します。
CW AUTO MODE
機能:CW運用モードの設定
選択できる項目: OFF/50M(50MHz)/ON
工場設定値:OFF
解説:
OFF: CWモード時のみキーイング操作が有効にな
ります。
50M: 50MHzだけ、LSB、USB モード時もキーイ
ング操作が有効になり、キー操作を行うこと
で、CW信号を送出できます。
ON: 全バンドにおいて、LSB、USB モード時もキー
イング操作が有効になり、キー操作を行うこ
とで、CW信号を送出できます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
CW FREQ DISPLAY
機能:PITCH周波数オフセットの設定
選択できる項目:DIRECT FREQ/
PITCH OFFSET
工場設定値:PITCH OFFSET
解説: SSBとCWを切り換えたときの表示周波数オ
フセット処理を設定します。
DIRECT FREQ: SSB モードと CWモードで表示
周波数は変化せず、同じ周波数を
表示します。
PITCH OFFSET: SSB モードとくらべ、CW モー
ドの表示周波数はPITCH周波数
分オフセットします。
CW BFO がUSB の時は PITCH
周波数分高く表示周波数を表示
し、LSBの時は逆に低く表示し
ます。
90

PC KEYING
機能:PCキーイングの制御設定
選択できる項目:OFF/DAKY/RTS/DTR
工場設定値:OFF
解説:
OFF:PCキーイングを無効にします。
DAKY:背面のRTTY/DATA端子(pin3)で制御し
ます。
RTS:USBの仮想COM、RTSポートで制御しま
す。
DTR:USBの仮想COM、DTRポートで制御しま
す。
QSK DELAY TIME
機能:CW送出ディレイタイムの設定
選択できる項目:15/20/25/30msec
工場設定値:15msec
解説:送信操作を行ってから、実際に電波が送信され
るまでの時間を設定できます。
注意:CWのキーイングスピードが“45wpm”以上
の時は、ディレイタイムの設定にかかわらず
“15msec”になります。
CW INDICATOR
機能:CWモード時にフィルター機能表示部の下に表
示されるバーディスプレイの設定。
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:ON
解説:CWモード時に、フィルター機能表示部の下に
表示するバーディスプレイ表示のON/OFFを
選択できます。
CW SETTING
- KEYER -
F KEYER TYPE
機能:キーヤーの動作切り換え
選択できる項目:OFF/BUG/ELEKEY-A
ELEKEY-B/ELEKEY-Y/ACS
工場設定値:ELEKEY-B
解説:
OFF:キーヤー機能を“OFF”にします。
BUG:短点のみが自動(長点は手動)で送出さ
れる“BUGキー”として動作します。
ELEKEY-A:両側のパドルを開放すると、その時点
の符号要素(短点または長点)を送出し
ます。
ELEKEY-B:両側のパドルを開放すると、現在出て
いる長点(または短点)の後に、短点(ま
たは長点)を1個送出します。
ELEKEY-Y:両側のパドルを開放すると、現在出て
いる長点(または短点)の後に、短点(ま
たは長点)を1個送出します。
なお、長点送出時は、最初の短点タイ
ミングでは、短点メモリーは行いませ
ん。
ACS:キーヤー回路が自動的に、文字と文字
の間隔(符号間隔)を正確に3短点分取
る“オートスペースコントロール機能
付きキーヤー”として動作します。
F KEYER DOT/DASH
機能:フロントパネル側のCWパドル極性切り換え
選択できる項目:NOR/REV
工場設定値:NOR
解説:
NOR:パドルのDOT側を操作するとDOT信号を出
力し、DASH側を操作するとDASH信号を
出力します。
REV:パドルのDOT側を操作するとDASH信号を
出力し、DASH側を操作するとDOT信号を
出力します。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
91

R KEYER TYPE
機能: キーヤーの動作切り換え
選択できる項目:OFF/BUG/ELEKEY-A
ELEKEY-B/ELEKEY-Y/ACS
工場設定値:ELEKEY-B
解説: キーヤーの動作を切り換えます。
OFF: キーヤー機能を“OFF”にします。
BUG: 短点のみが自動(長点は手動)で送出さ
れる“BUGキー”として動作します。
ELEKEY-A: 両側のパドルを開放すると、その時点
の符号要素(短点または長点)を送出し
ます。
ELEKEY-B: 両側のパドルを開放すると、現在出て
いる長点(または短点)の後に、短点(ま
たは長点)を1個送出します。
ELEKEY-Y: 両側のパドルを開放すると、現在出て
いる長点(または短点)の後に、短点(ま
たは長点)を1個送出します。
なお、長点送出時は、最初の短点タイミングでは、短
点メモリーは行いません。
ACS: キーヤー回路が自動的に、文字と文字
の間隔(符号間隔)を正確に3短点分取
る“オートスペースコントロール機能
付きキーヤー”として動作します。
R KEYER DOT/DASH
機能: リアパネル側のCW パドルの極性切り換え
選択できる項目:NOR/REV
工場設定値:NOR
解説:
NOR: パドルのDOT側を操作するとDOT信号を出
力し、DASH側を操作するとDASH信号を
出力します。
REV: パドルのDOT側を操作するとDASH信号を
出力し、DASH側を操作するとDOT信号を
出力します。
NUMBER STYLE
機能: モールス符号によるコンテストナンバーの数字
略語化設定
選択できる項目: 1290/AUNO/AUNT/A2NO
A2NT/12NO/12NT
工場設定値:1290
解説: コンテストナンバー送出時に「1」「2」「9」「0」
の数字をモールス符号による略語化設定ができ
ます。
1290: 数字のモールス符号を略語化せずに送出しま
す。
AUNO: 数字の「1」を「A」、「2」を「U」、「9」を
「N」、「0」を「O」と略して送出します。
AUNT: 数字の「1」を「A」、「2」を「U」、「9」を
「N」、「0」を「T」と略して送出します。
A2NO: 数字の「1」を「A」、「9」を「N」、「0」を「O」
と略して送出します。数字の「2」は略さずに、
そのまま送出します。
A2NT: 数字の「1」を「A」、「9」を「N」、「0」を
「T」と略して送出します。数字の「2」は略
さずに、そのまま送出します。
12NO: 数字の「9」を「N」、「0」を「O」と略し
て送出します。数字の「1」と「2」は略さ
ずに、そのまま送出します。
12NT: 数字の「9」を「N」、「0」を「T」と略して
送出します。数字の「1」と「2」は略さずに、
そのまま送出します。
CONTEST NUMBER
機能: モールス符号によるコンテストナンバーの入力
選択できる項目:1~ 999
工場設定値:1
解説: モールス符号によるコンテストナンバーを入力
します(57 ページ)。
CW WEIGHT
機能:CW符号ウエイト調整
選択できる項目:2.5~ 4.5
工場設定値:3.0
解説: 内蔵エレクトロニックキーヤーの、短点(ドッ
ト)と長点(ダッシュ)の比率(ウエイト)を設定
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
します。
92

CW MEMORY 1
機能: コンテストメモリーキーヤー「CW MEMORY
1」の登録方法の選択
選択できる項目:TEXT/MESSAGE
工場設定値:TEXT
解説:
TEXT: 画面上のキーボードまたはFH-2(オ
プション)の操作で文字を入力します
(56ページ)。
MESSAGE: キーヤーからのキーイング操作で登録
します(54 ページ)。
CW MEMORY 5
機能: コンテストメモリーキーヤー「CW MEMORY
5」の登録方法の選択
選択できる項目:TEXT/MESSAGE
工場設定値:TEXT
解説:
TEXT: 画面上のキーボードまたはFH-2(オ
プション)の操作で文字を入力します
(56ページ)。
MESSAGE: キーヤーからのキーイング操作で登録
します(54 ページ)。
CW MEMORY 2
機能: コンテストメモリーキーヤー「CW MEMORY
2」の登録方法の選択
選択できる項目:TEXT/MESSAGE
工場設定値:TEXT
解説:
TEXT: 画面上のキーボードまたはFH-2(オ
プション)の操作で文字を入力します
(56ページ)。
MESSAGE: キーヤーからのキーイング操作で登録
します(54 ページ)。
CW MEMORY 3
機能: コンテストメモリーキーヤー「CW MEMORY
3」の登録方法の選択
選択できる項目:TEXT/MESSAGE
工場設定値:TEXT
解説:
TEXT: 画面上のキーボードまたはFH-2(オ
プション)の操作で文字を入力します
(56ページ)。
MESSAGE: キーヤーからのキーイング操作で登録
します(54 ページ)。
REPEAT INTERVAL
機能: ビーコン送出間隔の設定
選択できる項目: 1 ~60(sec)
工場設定値:5 sec
解説: コンテストメモリーキーヤーに登録したCW 符
号をビーコンとして送出する間隔を設定しま
す。
CW MESSAGE MEMORY 画面で、送出した
い符号を登録した番号を長押しすると、設定し
た間隔でモールス符号を送出します。
CW MEMORY 4
機能: コンテストメモリーキーヤー「CW MEMORY
4」の登録方法の選択
選択できる項目:TEXT/MESSAGE
工場設定値:TEXT
解説:
TEXT: 画面上のキーボードまたはFH-2(オ
プション)の操作で文字を入力します
(56ページ)。
MESSAGE: キーヤーからのキーイング操作で登録
します(54 ページ)。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
93

CW SETTING
- DECODE CW -
OPERATION SETTING
- GENERAL -
CW DECODE BW
機能: CWデコード時の帯域幅設定
選択できる項目:25/50/100/250(Hz)
工場設定値:100Hz
DECODE RX SELECT
機能: CW、RTTY および PSKモードでのデコード
を行うバンドを設定します。
選択できる項目:MAIN/SUB
工場設定値:MAIN
HEADPHONE MIX
機能: ヘッドホンの動作切り替え
選択できる項目: SEPARATE/COMBINE-1/
COMBINE-2
工場設定値:SEPARATE
解説:
SEPARATE: 左側から MAIN バンド、”右側から
SUBバンドの受信音が聞こえます。
COMBINE-1: 左側から MAINバンドの受信音が大き
く、SUBバンドの受信音が小さく聞
こえます。また、右側からは、SUB
バンドの受信音が大きく、MAINバン
ドの受信音が小さく聞こえます。
COMBINE-2: 左右からMAIN バンドとSUB バンド
の受信音が同じ音量で聞こえます。
ANT3 SELECT
機能: ANT 3/RX端子の動作選択
選択できる項目:TRX/R3-T1/R3-T2/RX-ANT
工場設定値:TRX
解説: 背面のアンテナ端子“ANT 3/RX”の動作を
設定します。
TRX: ANT 3/RX 端子で送受信を行います。
R3-T1: ANT 3/RX 端子で受信、ANT 1 端子で
送信を行います。
R3-T2: ANT 3/RX 端子で受信、ANT 2 端子で
送信を行います。
RX-ANT: ANT 3/RX 端子で受信、送信操作は禁止
されます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
ANT 3/RX
R3-T1R/T1
R3-T2R/T2
RX-ANTRANT
の
設定
-1ANT 1 端子で送受信を行います。
-2ANT 2 端子で送受信を行います。
TRX3
表示動作
ANT 3/RX 端子で送受信を行い
ます。
ANT 3/RX 端子で受信、ANT 1
端子で送信を行います。
ANT 3/RX 端子で受信、ANT 2
端子で送信を行います。
ANT 3/RX 端子で受信、送信操
作は禁止されます。
94

NB WIDTH
機能: ノイズブランカー機能対応ノイズの設定
選択できる項目:1/3/10(msec)
工場設定値:3msec
解説: 設定を変えることにより。パルス性のノイズだ
けではなく“幅の広い雑音”を軽減することも
できます。
232C TIME OUT TIMER
機能: RS-232Cコントロールのタイムアウトタイ
マーの設定
選択できる項目:10/100/1000/3000(msec)
工場設定値:10 msec
解説: RS-232Cコントロールのタイムアウトタイ
マーを設定します。
NB REJECTION
機能: ノイズ減衰量の選択
選択できる項目:10/30/40(dB)
工場設定値:30dB
BEEP LEVEL
機能:ビープ音の音量レベルの設定
選択できる項目:0~ 100
工場設定値:10
解説: 数値が大きくなるほどビープ音の音量が大きく
なります。
RF/SQL VR
機能:RF/SQLツマミの動作選択
選択できる項目:RF/SQL
工場設定値:RF
解説:
RF: RFゲイン調節用ツマミとして動作します。
SQL: スケルチ感度の調節用ツマミとして動作しま
す。
TUNER SELECT
機能:内蔵アンテナチューナーおよび外部アンテナ
チューナーの設定
選択できる項目:INT/EXT1/EXT2/EXT3
工場設定値:INT
解説:“内蔵アンテナチューナー”を使用するか、“外
部アンテナチューナー”を使用するかを選択し
ます。外部アンテナチューナーを使用する場合
は、接続するアンテナ端子を選択します。
INT: 内蔵アンテナチューナーを使用します。外部
アンテナチューナーは使用できません。
EXT1: ANT 1 端子に接続された外部アンテナ
チューナーを使用します。
EXT2: ANT 2 端子に接続された外部アンテナ
チューナーを使用します。
EXT3: ANT 3/RX 端子に接続された外部アンテナ
チューナーを使用します。
外部アンテナチューナーを使用する設定をしたアン
テナ端子を選択中は、内蔵アンテナチューナーおよ
び RS-232C 端子は使用できません。
232C RATE
機能:RS-232C端子のボーレートの設定
選択できる項目: 4800/9600/19200
38400 bps
工場設定値:4800 bps
解説: RS-232Cコントロールのボーレートを設定し
ます。
CAT RATE
機能:CATコントロールのボーレートの設定
選択できる項目: 4800/9600/19200
38400 bps
工場設定値:4800 bps
解説: USB端子のCATコントロールのボーレートを
設定します。
CAT TIME OUT TIMER
機能: CATコントロールのタイムアウトタイマーの
設定
選択できる項目:10/100/1000/3000(msec)
工場設定値:10 msec
解説: USB端子のCATコントロールのタイムアウト
タイマーを設定します。
CAT RTS
機能: CAT RTSポートの設定
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:ON
解説:
USB端子の RTS信号によるパソコンの監視設定
ON: RTS 信号によるパソコンの状態を監視します。
OFF: パソコンの状態は監視しません。
QMB CH
機能:クイックメモリーバンクのチャンネル数設定
選択できる項目:5ch/10ch
工場設定値:5ch
解説: クイックメモリーバンクの登録できるチャンネ
ル数を設定します。
MEM GROUP
機能:メモリグループ機能の設定
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:OFF
解説:
この設定を“ON”にすると、メモリーチャンネ
ルを6つのグループに分けることができます。
QUICK SPLIT INPUT
機能:クイックスプリットのオフセット周波数の入力。
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:OFF
解説:
“ON”にすると、クイックスプリットのオフセッ
ト周波数を画面のキーボードから入力できます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
95

QUICK SPLIT FREQ
機能:クイックスプリット機能動作時のスプリットオ
フセット周波数設定
選択できる項目:-20~0~20kHz(1kHzステップ)
工場設定値:5kHz
解説:クイックスプリット機能動作時のスプリットオ
フセット周波数を設定します。
フロントパネルの[SPLIT]キーを長く押すと、
SUBバンドの周波数が設定したオフセット周
波数分だけオフセットして設定されます。
[SPLIT]キーを長く押すたびに、オフセット
周波数が加算されていきます。
TX TIME OUT TIMER
TOT(タイムアウトタイマー)時間の設定
機能:
選択できる項目:OFF/1~30min
工場設定値:OFF
解説:“連続送信”を行うと、設定した時間で強制的
に受信状態に戻します。
MIC SCAN
機能:マイクロホン・オートスキャン機能のON/
OFF
選択できる項目:OFF/ON
工場設定値:ON
解説:マイクロホンの[UP]/[DWN]キーの動作を選
択します。
ON:[UP]または[DWN]キーを1秒以上押すと、
キーを放してもスキャンを続けます。
OFF:[UP]または[DWN]キーを押している間だけ
周波数またはメモリーチャンネルをスキャンし
ます。放すとスキャンは停止します。
MIC SCAN RESUME
機能:スキャンレジューム機能の設定
選択できる項目:PAUSE/TIME
工場設定値:TIME
解説:スキャン中に、信号を受信してスキャンが一時
停止中の動作を設定します。
PAUSE:信号がなくなるまで受信を続けます。
TIME:5秒間受信した後、スキャンを再開します。
CS DIAL
機能:[C.S]キーを押した時のMPVDリングの動作
設定
選択できる項目:RFPOWER/MONILVL/
DNRLVL/NBLVL/VOXGAIN/
VOXDELAY/ANTIVOX/
STEPDIAL/MEMCH/GROUP/
R.FIL/LEVEL
工場設定値:MEMCH
解説:
RFPOWER:送信出力設定
MONILVL:モニターレベル設定
DNRLVL:DNRレベル設定
NBLVL:ノイズブランカーレベル設定
VOXGAIN:VOXゲイン設定
VOXDELAY:VOXディレイ設定
ANTIVOX:アンチVOX設定
STEPDIAL:あらかじめ決められた周波数ステッ
プでの周波数変更
MEMCH:メモリーチャンネル選択
GROUP:メモリーグループ選択
R.FIL:ルーフィングフィルターの帯域幅選
択
LEVEL:スコープレベル設定
KEYBOARD LANGUAGE
機能:USBキーボードの言語設定
選択できる項目:JAPANESE(日本語)
ENGLISH(US)(英語:米国)
ENGLISH(UK)(英語:英国)
FRENCH(フランス語)
FRENCH(CA)(フランス語:カナダ)
GERMAN(ドイツ語)
PORTUGUESE(ポルトガル語)
PORTUGUESE(BR)
(ポルトガル語:ブラジル)
SPANISH(スペイン語)
SPANISH(LATAM)
(スペイン語:中南米)
ITALIAN(イタリア語)
工場設定値:JAPANESE(日本語)
REF FREQ FINE ADJ
機能:基準周波数の校正
選択できる項目:-25~0~25
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
工場設定値:0
解説:周波数計を接続して周波数を校正する。または、
WWVやWWVHなどの標準電波を受信して、
周波数を校正する方法があります。
96

OPERATION SETTING
- RX DSP -
APF WIDTH
機能: オーディオピークフィルターの帯域幅設定
選択できる項目:
工場設定値:MEDIUM
解説: CWの中心周波数を自動でPITCH周波数に設
定し、ピークフィルターとして目的の信号を聞
きやすくします。ピークフィルターは3段階に
帯域幅を設定することができ、聞きやすい帯域
幅に設定が可能です。
CONTOUR LEVEL
機能:CONTOUR回路の減衰量(GAIN)設定
選択できる項目:-40~ 0~ 20
工場設定値:-15
NARROW/MEDIUM/WIDE
“-” ゲイン
IF NOTCH WIDTH
機能: DSP IFノッチフィルターの減衰帯域特性の設
定
選択できる項目:NARROW/WIDE
工場設定値:WIDE
解説: DSP IFノッチフィルターの減衰帯域特性を
“NARROW”または“WIDE”に設定できます。
CONTOUR WIDTH
機能:CONTOUR回路の帯域幅設定
選択できる項目:1~ 11
工場設定値:10
DNR LEVEL
機能: DNRのレベル設定
選択できる項目:1~ 15
工場設定値:1
解説: ノイズの種類によってレベルを 15段階に可変
しノイズ成分を減衰させます。十分に強い信号
を受信している時は使用する必要はありません
が、了解度が低く弱い信号を受信しているとき
には、ノイズレベルが下がり了解度を上げるこ
とができます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
97

OPERATION SETTING
- TX AUDIO -
PROC LEVEL
機能: AMC 機能のレベルおよび、スピーチプロセッ
サー機能のコンプレッションレベル調整の設
定。
選択できる項目:COMP/AMC
工場設定値:AMC
解説:
COMP: [MIC/SPEED] ツマミを押してスピーチプ
ロセッサー機能をON にすると、[PROC/
PITCH] ツマミでコンプレッションレベルを
調節できます。
スピーチプロセッサー機能をOFF にする
と、[PROC/PITCH] ツマミでAMC 機能の
レベルを調節できます。
AMC: スピーチプロセッサー機能のON/OFF に関
わらず、[PROC/PITCH] ツマミはAMC 機
能のレベル調節ツマミとして動作します。
AMC RELEASE TIME
機能: AMCレベル調整追従速度設定
選択できる項目:FAST/MID/SLOW
工場設定値:MID
解説: AMC機能の、入力音声に対するレベル調節の
追従速度を設定します。
PRMTRC EQ1 FREQ
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの低音域の中心周波数設定。
選択できる項目:OFF/100~ 700(Hz)
工場設定値:OFF
解説: 低音域の中心周波数を“100Hz”~“700Hz”
の範囲で設定(100Hz ステップ)できます。
PRMTRC EQ1 LEVEL
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの低音域の変化量(ゲイン)設定
選択できる項目:-10~ 0~ 10(dB)
工場設定値:5
解説: 低音域の変化量(ゲイン)を“-20 dB”~“10
dB”の範囲で設定できます。
メ
ニ
ュ
ー
モ
ー
ド
PRMTRC EQ1 BWTH
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの低音域の変化幅(Q)設定
選択できる項目:0~ 10
工場設定値:10
解説: 低音域の変化幅(Q)を“0”~“10”の範囲
で設定できます。
PRMTRC EQ2 FREQ
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの中音域の中心周波数設定。
選択できる項目:OFF/700~ 1500(Hz)
工場設定値:OFF
解説: 中音域の中心周波数を“700 Hz”~“1500
Hz”の範囲で設定(100Hzステップ)できま
す。
PRMTRC EQ2 LEVEL
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの中音域の変化量(ゲイン)設定
選択できる項目:-10~ 0~ 10(dB)
工場設定値:5
解説: 中音域の変化量(ゲイン)を“-10 dB”~“10
dB”の範囲で設定できます。
PRMTRC EQ2 BWTH
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの中音域の変化幅(Q)設定
選択できる項目:0~ 10
工場設定値:10
解説: 中音域の変化幅(Q)を“1”~“10”の範囲
で設定できます。
PRMTRC EQ3 FREQ
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの高音域の中心周波数設定。
選択できる項目:OFF/1500~ 3200(Hz)
工場設定値:OFF
解説: 高音域の中心周波数を“1500 Hz”~“3200
Hz”の範囲で設定(100Hzステップ)できま
す。
PRMTRC EQ3 LEVEL
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの高音域の変化量(ゲイン)設定
選択できる項目:-10~ 0~ 10(dB)
工場設定値:+5
解説: 高音域の変化量(ゲイン)を“-10 dB”~“10
dB”の範囲で設定できます。
PRMTRC EQ3 BWTH
機能: マイクロホン用3ステージパラメトリックイコ
ライザーの高音域の変化幅(Q)設定
選択できる項目:0~ 10
工場設定値:10
解説: 高音域の変化幅(Q)を“0”~“10”の範囲
で設定できます。
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