Sony HDVF-9900 Operating Instructions Manual

HD ELECTRONIC VIEWFINDER
HDVF-9900
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、 火災や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と 製品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルを よくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあと は、いつでも見られるところに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL
1st Edition (Revised 1)
日本語
安全のために
電気製品はまちが った使いか たをすると、火災や感電などにより死亡や大けがな
ど人身事故につなが ることがあり、危険です。
事故を防 ぐため に次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)ページの注意事項を よくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめしま す。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業担当者
にご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
1 カメ ラの電源を切る。
異常な音、
におい、煙 が出たら
落下させた
,
2 カメ ラから本製品をはずす。 3 ソ ニーのサー ビス担当者、または営業担当者 に修
理を依頼する。
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル および製品では、次のような表 示をしています。表示の内容を よく理解してから本文をお読み ください。
この表示の注意事項を守らない と、火災や感電などにより死亡 や大けがなど人身事故につなが ることがあります。
この表示の注意事項を守らない と、感電やその他の事故により けがをしたり周辺の物品に損害 を与えたりすることがありま す。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
炎が出たら
すぐにカメ ラの電源を切り、消火する。
,
行為を指示する記号
目次
.............................................................................................................
.............................................................................................................
概要 .................................................................................................................
各部の名称と働き ..............................................................................................
カメラに取り付ける...........................................................................................
位置を調節する ―チルティング操作 ................................................................
画面を調整する ................................................................................................
アクセサリーを取り付ける ..............................................................................
仕様 ...............................................................................................................
2(J) 2(J) 3(J) 4(J) 7(J)
9(J) 10(J) 11(J) 13(J)
日 本 語
1(J)
下記の注意を守らないと、
火災感電により死亡大けがにつながることがあります。
外装を外さない、改造しない
外装を外したり 、改造したりすると、感電の原 因となります。 ビューフ ァインダー内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は 、必ず ソニーのサービス担当者にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐにカメ ラの電源を切り 、カメ ラから本製品を はずし、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置・使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因 となります。
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
ビューファインダーの取り付けは確実に行う
ビューフ ァインダーは確実に固定して く ださい。正しく 取り付けられていないと、落
下してけがの原因となることがあります。
2(J)
概要
HDエレクトロニックカ ラービューフ ァイ ンダーHDVF-9900は、ソ ニーハイビジ ョンカ ラーカメラ用の9イ ンチカラ ービューフ ァイ ンダー です。 本機には以下のような特長があります。
スーパーファインピッチトリニトロン管
0.25mmピッチのアパーチャーグリルを採用。水平解像度340本以 上(16:9表示時)の高解像度で鮮明なカラー画像が得られます。
安定した画像
高圧安定回路により、画面の明るさに関係なく、ひずみの少ない 安定した画像が得られます。
連続可変ピーキング補正
連続可変ピーキング補正回路により、シャ ープな画像が得られ、カ メラのピント合わせが容易です。
スタジオ用屋内フードおよびOB用屋外フードを 取り付け可能
堅牢で操作性のよいスタジオ用屋内フード(付属)と、 遮光性に優 れているOB用屋外フード(付属)を取り付けるこ とができます。
マルチフォーマット対応
1080/60i、1080/59.94i、1080/50i、1080/24Psf(48i)*の4つの フォーマッ トに対応してい ます。
タリーランプ
タリー信号によって点灯する2系統(レッドおよびグリ ー ン)のタ リー ラ ンプを備えています。
優れた操作性
高さを3段階に設定でき、チルティング角度は、最大上方向に50° 下方向に45°まで変え る こ と ができ ます。
防滴構造
多少の雨 にも耐えら れる防滴構造 により、戸外での撮影にも適して います。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
* カメラ側が24Psfに設定されているとき、本機は48iモードで動作 し ます。
3(J)

各部の名称と働き

1
FAN STOP
2
PEAKING
3
PEAKING
4
フリクション調節ノブ
アラーム
つまみ
スイッチ
前面
8
レッドタリーランプ
9
BRIGHT
0
ロックレバー
qa
CONTRAST
つまみ
つまみ
5
リフトロック解除ノブ
6
POWER
7
qf
外部タリーランプ
スイッチ
ランプ
後面
qs
TALLY ON/OFF
qd
グリーンタリーランプ
qg
ファン
スイッチ
4(J)
qh
CAMERA
qj
マウントウェッジ
qk
FAN STOP
ql
R/G TALLY LOWER
w;
R/G TALLY LEVEL
wa
DIMMER
端子
ボタン
ボリューム
底面(パンベースの裏側)
底面
スイッチ
スイッチ
1
FAN STOP(
FANSTOPボタンqkを押して ファンqgを止めてい るときに点灯 し ます。
2
PEAKING(
PEAKINGスイッチ 3がONのとき、画像の輪郭を補正できま す。右に回すと補正量が多くなります。調整可能範囲は0〜 18dBです。
3
PEAKING(
PEAKINGつまみ2の機能を コントロールします。
ピーキングを補正できる。
ON
PEAKINGつまみ2が働かなくなり、補正量が0になる。
OFF
4
フリクション調節ノブ
チルティング操作のフリクシ ョ ンを希望の度合いに調節します。
5
リフトロック解除ノブ
このノ ブを引っ張っ り ながら、本機の高さを調節します。高さを、 標 準位置(低位置)、最高位置または中間位置に 調節してノブ を離す と 、本機はその高さに固定さ れま す。
6
POWER(電源)
下方向に押すと、カメラから本機への電源供給をON/OFFしま す。 上方向に押すと、ブラウン管の消磁を行ないます。消磁は、スイ ッ チを押し上げてから約3秒間で完了しますので、その間は本機の 操作を行わないでください。
ファン一時停止)アラーム
ピーキング調整)つまみ
ピーキング調整)スイッチ
スイッチ
0
ロックレバー
本機を希望の角度に固定するレバ ーです 。レバー をカ メラのレ ンズ 側に倒す と 固定さ れ、手前に倒すと、フリクショ ン調節ノブ4で調 整されたフ リ クショ ンで角度を調節できます。
qa
CONTRAST(
画面のコントラストを調節し ま す 。
qs
TALLY ON/OFF
外部タリーランプ  qfをコントロール します。
タリーランプが機能する。
ON
タリーランプが機能しない(レッドタリー 信 号 が カメラに 供
OFF
給され ても、点灯しませ ん)。
qd
グリーンタリーランプ
カメラにグリーンタ リー信号が供給されると点灯(緑)します。
qf
外部タリーランプ
レッ ドタ リーランプ  8と同様に働き ます。 タリ ー ラ ンプを点灯さ せ
たく ないとき は、TALLYON/OFFスイッチ qsをOFFにします。0 か ら9までのナンバー プ レ ート(付属)を取り付けて、カメラの番 号を表示できます。
ファン
qg
本機の内部温度が上昇したときに、強制空冷します。
qh
カメラ端子(
カメ ラのビューファ イ ンダー端子と接続します。
コントラスト調整)つまみ
(外部タリーランプオン/オフ)スイッチ
D-sub 25
ピン)
7
(注意)
カメ ラがある特定の状態になったとき点灯します。どの状態で点灯 させるかは、カメラで設定できます。
ランプが点灯する条件を設定/確認する方法については、使用し ているカメラ の マニュ アルをご覧ください。
8
レッドタリーランプ
カメ ラにレッドタリー信号が供給されると点灯(赤)します。
9
BRIGHT(
画面の明るさ(輝度)を調節します。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
* これらのつまみによる調整はカメ ラ映像出力には影響しません。
ランプ
明るさ調整)つまみ
qj
マウントウェッジ
本機をカメラに取り付けるとき 、カメラ上面のV字型溝にはめます。
qk
FAN STOP
周囲の温度が高いとき、ファン qgは自動的に回り始めます。その 際にこのボタンを押すと、ファンを5分間止めることができます。
ご注意
本機の内部温度が過度に上昇すると、製品の寿命を縮めるおそれ があります。 ファンを止めてか ら 5分が経過 して ファンがふたたび回
りはじ めて から、 最低でも2分以上はFANSTOPボタンを押さない
でく ださい。
(ファン一時停止)ボタン
5(J)
各部の名称と働き
ql
R/G TALLY LOWER
点灯選択)スイッチ
タリー信号入力によって点灯させるレッドタリーランプ  8 およびグ
リーンタリーランプ  qdを選択し ます。
すべてのレッドおよびグ リー ン タリ ー ラ ンプを点灯 させる 。
ON
ビュー ファインダー上部のレッドおよびグリーンタ リーラン
OFF
プのみを点灯させる。
w;
R/G TALLY LEVEL
量調節)スイッチ
レッ ドタリーランプ  8 およびグリーンタリーランプ  qd の光量を調節 します。
明る く 点灯
H
通常の点灯
M
暗く点灯
L
wa
DIMMER
調整用ドライバーな ど を差し込んで外部タリーランプ  qf の光量を 調整できます。右方向に回すと明るくなり、左方向に回すと暗く なります。
(外部タリー光量調節)ボリューム
(レッド/グリーンタリーランプ
(レッド/グリーンタリーランプ光
6(J)

カメラに取り付ける

本機をカメ ラ上面のパンベース受け台(下図)に取り 付けます。
ご注意
本機をカメラに取り付け/取り外しするときは、必ず本機を標準位 置(最低位置)にロックした状態で行なってください。
次の手順で取り付けます。
突起部
字型溝
V
パンべース
ビューファインダーの底面
2
パンベース受け台
◆ 本機の位置 を変える 方法について は、「位置を 調節する ―チル ティング 操作」(9(J)ページ)の手順をご覧ください。
マウントウェッジ
1
端子
VF
ビューファインダーの取り付けかた
1 カメラのパンベース受け台を、上図の位置まで右方向いっぱ
いに回転させる。
2 ビュ ー ファインダーのパンベース裏側にあ るマウントウェ ッジ が、
カメラのパンベース受け台のV 字型溝の中に入る よ うに、 ま た、パンベース裏側の突起部が図に示す位置にくるよ うに、
ビュー ファ インダーをパン ベース受け台にのせる。
3 ハン ドルを押 して、ビュ ー ファ インダーをパンベース受け台に
しっか りと差し込む。
ハン ドル い。
を引っ張り 、確実に固定されていることを確認してくださ
3
4
4 ビュ ー ファ インダーを任意の位置に回転させる。
ビュー ファ インダーは確実に固定してください。正しく 取り付け られていない と、落下してけ がの原因とな ることがあります。
7(J)
Loading...
+ 21 hidden pages