HD COLOR VIDEO CAMERA
HDC-F950
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL
[Japanese/English]
1st Edition (Revised 1)
安全のために
ソニー製品は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品は
まちがった使い方をすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事
故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
3(J)〜6(J)ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめ
します。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業
担当者にご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
この表示の注意事項を守らない
と、破裂、発火、発熱、液漏れ
などにより死亡や大けがなどの
人身事故が生じます。
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
異常な音、
•
におい、煙
が出たら
落下させた
•
ら
炎が出たら
1 電源供給側の電源を切る。
,
2 光電気複合ケーブルや DC 電源コードを抜く。
3 ソニーのサービス担当者または営業担当者に修
理を依頼する。
すぐに電源供給側の電源を切り、消火する。
,
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
目次
第1章
概要
第2章
各部の名称と働き
第3章
準備
警告 ..............................................................................................................
注意 ..............................................................................................................
電池についての安全上のご注意.........................................................................
特長.......................................................................................................
1-1
システム構成 ........................................................................................
1-2
アクセサリー取り付け部 ......................................................................
2-1
コントロール部.....................................................................................
2-2
使用上のご注意.....................................................................................
3-1
接続と電源 ............................................................................................
3-2
3-2-1 接続.........................................................................................................3-2(J)
3-2-2 電源の供給.............................................................................................3-3(J)
レンズの取り付け .................................................................................
3-3
フランジバックの調整 ..........................................................................
3-4
ビューファインダーの位置調整............................................................
3-5
三脚への取り付け .................................................................................
3-6
ショルダーベルトの取り付け ...............................................................
3-7
3(J)
4(J)
6(J)
1-1(J)
1-3(J)
2-1(J)
2-2(J)
3-1(J)
3-2(J)
3-4(J)
3-5(J)
3-6(J)
3-8(J)
3-9(J)
日
本
語
第4章
記録のための調整と設定
ブラックバランス/ホワイトバランスの調整 .........................................
4-1
4-1-1 ブラックバランスを調整する...................................................................4-1(J)
4-1-2 ホワイトバランスを調整する.................................................................... 4-2(J)
電子シャッターの設定 ..........................................................................
4-2
4-2-1 シャッターモードについて....................................................................... 4-4(J)
4-2-2 シャッターモード/スピードを選択する................................................... 4-4(J)
ビューファインダー画面上の設定メニュー表示 ...................................
4-3
4-3-1 設定メニューの基本操作.......................................................................4-7(J)
ビューファインダー画面上の状態表示 .................................................
4-4
4-4-1 ビューファインダー画面上の状態表示の構成 ......................................4-9(J)
4-5 USER
4-6 OPERATION
メニューの使いかた................................................................
4-5-1 USERメニューに任意のメニューページを設定するには...................4-11(J)
4-5-2 USERPAGEに任意の項目を設定するには....................................... 4-12(J)
4-5-3 USERメニューを表示するには............................................................4-14(J)
メニューによるセットアップ ....................................
4-6-1 表示項目を選択する ............................................................................4-16(J)
4-6-2 !表示を点灯させる項目を選択する..............................................4-17(J)
4-6-3 マーカー表示を設定する......................................................................4-18(J)
4-6-4 ゲイン切 り換え値を設定する................................................................4-19(J)
4-6-5 ビューファインダーを設定する..............................................................4-19(J)
4-6-6 オートアイリスを設定する......................................................................4-20(J)
4-6-7 電源設定を表示する ............................................................................4-21(J)
4-1(J)
4-4(J)
4-6(J)
4-9(J)
4-11(J)
4-15(J)
目次
(続く)
1(J)
目次
第4章
記録のための調整と設定
(続き)
第5章
撮影
付録
4-6-8 その他の設定 .......................................................................................4-21(J)
4-6-9 オペレーターファイルを操作する .........................................................4-22(J)
4-6-10 レンズファイルを表示する ..................................................................4-22(J)
4-7 PAINT
5-1
仕様 ................................................................................................................
撮影前の点検..................................................................................................
用語解説.........................................................................................................
メニュー.................................................................................
撮影操作................................................................................................
4-23(J)
5-1(J)
A-1(J)
A-3(J)
A-4(J)
2(J)
目次
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
光電気複合ケーブルや
光電気複合ケーブルやDC電源コードを傷つけると、火災や感電の原因とな
ります。
・ ケーブルを加工したり、傷つけたりしない。
・ 重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
・ 熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
・ ケーブルを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
万一、ケーブルが傷んだら、ソニーのサービス担当者に交換をご依頼くだ
さい。
電源コードを傷つけない
DC
3(J)
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
分解しない、改造しない
分解したり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源供給側の電源を切り、光電気複
合ケーブルや接続コードを抜いて、ソニーのサービス担当者または営業担当
者にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置•使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
指定された
指定以外の CCU を使用すると、火災や感電の原因となります。
(カメラコントロールユニット)を使用する
CCU
側板をあけるときは、高温部分に触れない
機器を使用中または使用直後に側板を開けると、電源部が高温になっている
ため、やけどすることがあります。側板を開けて点検や調整を行うときは、
電源を切ってから少なくとも 10 分間放置してください。
回転式マルチコネクターは慎重に扱う
回転式マルチコネクターを乱暴に扱うと、コネクター部が回転して指を挟む
ことがあります。ケーブルの接続および取り外しは無理な力をかけずに慎重
に行ってください。
使用中、放熱口をふさがない
内部温度が上昇して、筐体でやけどするおそれがあります。
4(J)
機器や部品の取り付けは正しく行う
別売りの機器や部品の取り付け方法を誤ると、機器が落下して怪我をするこ
とがあります。下記の機器や部品を取り付けるときは、マニュアルをよく読
んだうえ、確実に取り付けてください。
•レンズ
•ショルダーベルト
•三脚アタッチメント
•バッテリー
5(J)
電池についての安全上のご注意
ここでは 、 本機での使用が可能なリチウムイオン電池およびバックアップ用マンガンリチウ
ム電池についての注意事項を記載しています。
万一、異常が起きたら
• 煙が出たら
1機器の電源スイッチを切るか、バッテリ ーチャージャーの電源プラグを抜く 。
2ソニーのサービス 担当者に連絡する。
• 電池の液が目に入ったら
すぐきれいな水で洗い、ただちに医師の治療を受ける。
• 電池の液が皮膚や衣服に付いたら
すぐにきれいな水で洗い流す。
• バッテリー収納部内で液が漏れたら
よくふき取 ってから、新しい電池を入れる。
下記の注意事項を守らないと、破裂・発火・発熱・液漏れにより、
死亡や大けがになることがあります。
• 充電には、ソニーの専用バッテ リーチ ャ ージャーを使用する。
充電のしかたについては、バッテリーチャージャーの取扱説明書をよくお読みください。
• 火中に投入、加熱、はんだ付け、分解、改造をしない。
• 分解、改造をしない。
• 直射日光の当たるところ、炎天下の車内、ストーブ のそばなど高温の場所で、使用・放
置・充電を しない。
• ハンマーでたたくなどの強い衝撃を与えたり、踏みつけたりしない。
• 接点部や3 極と #極をショー トさせ たり、 金属製のものと一緒に携帯・保管をし
ない。
下記の注意事項を守らないと、破裂・発熱・液漏れにより、死亡や
大けがなどの人身事故になることがあります。
• 所定の充電時間を超えても充電が完了しない場合は、充電をやめる。
• 電池使用中や充電、保管時に異臭がしたり、発熱・液漏れ・変色・変形などがあったと
きは、すぐに使用や充電をやめ、火気から遠ざける。
下記の注意事項を守らないと、破裂・液漏れにより、けがをしたり
周辺の物品に損害を与えたりすることがあります。
6(J)
• 投げつけない。
• 電池を使い切ったとき、長時間使わないときは、取り出しておいてください。
• 水や海水につけたり、濡らしたりしない。
1-1
HDC-F950は、HD-SDI4:4:4(RGB)出力を有するポータブルカ
ラービデオカメラで す。
HDカメラコントロールユニットHDCU-F950やVTRと接続すること
によ り、主に映画制作用カメラとして機能します。
特長
フレーム蓄積モード対応(
CCDの蓄積読み出しにより、高感度化、ハイスピ ー ド効果、残像
などの特殊効果を実現します。
LFE
2)
機能搭載)
第
1
章
概
要
高画質・高性能
新開発の220万画素、2/3型1080PhaseIIFIT-CCDと、独自の
CCD出力信号プロセス回路および12ビットA/Dコンバーターの採
用により、高画質・高性能を実現しました。
また、 HD-SDI4:4:4(DualLink)対応により、さらに 高画質での出
力が可能になりました。
ワンピース筺体
カメ ラアダプターを一体化し、放熱の効率化および徹底した低消
費電力化により信頼性の向上を図っています。
また、フィルターディスクはND、CCとも5枚を標準装備しています。
マルチフォーマット対応
24PsF、25PsF、30PsFに加え、60I、50Iにも対応可能です。
メモリースティック
本体にメ モリーステ ィックドライブを装備し、メモリーステ ィックによる
セッ トアップ データの 保存やカメラの ソフトウェアのバージョ ンアップ
などが可能です。
1)
多彩なディテールコントロール機能
スキントーンディテール機能
肌色 を中心とした色相の色成分からディテールゲート信号を作り出
すこ とによ り、画面内の特定色相/彩度エリアのみに対してのディ
テール量のコントロール(強調/抑制)が可能です。
ディテールブースト周波数コントロール
ブースト周波数を20MHz〜30MHzの範囲で調整し、被写体に応
じてディテールの太さを適切な量に設定することで、より微 妙な 映
像表現が得られます。
レシオコントロール
H/V
HディテールとVディテールの加わる比率が調整できます。
ホワイト
ホワイト側 /ブラック側 のディ テールを各々独立して抑制(リミット) で
きます。
ブラックリミッター
/
メニューによる簡単な設定操作
シャ ッタ ース ピー ド、ECS3)、スーパー EVSモード4)、ビューフ ァイ ン
5)
ダー画面の表示項目、映像ゲイン、セーフテ ィゾーンマー カー
6)
ンターマーカー
定を、ビュー ファ インダー画面または外部モニター画面に表示され
る設定メニューを見ながら、簡単かつ 迅速に行えます。
、スクリーン サイズ マーカー など に関する選択や設
/セ
第
1
章
概
要
ガンマテーブル/ユーザーガンマの選択
複数のガンマテーブルが用意されているため、マルチフォーマット
に加え、 自由度の高い画作りが可能です。
さらにガンマエ ディ ターを使用すること によっ て、自由にガンマカー
ブを作成することも可能です。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
セーフティゾーンマーカー
MemoryStick"および は、ソニ−株式会社の商
1)
標です。
2) LFE(Long Frame Exposure
蓄積数に応じた間欠出力となります。
3) ECS(Extended Clear Scan
◆「 4-2電子シャッターの設定」を参照 し てく ださい。
スーパー
4)
60I、50Iフォーマットのときのみ有効です。
◆「 4-2電子シャッターの設定」を参照 し てく ださい。
EVS
モード
)
)
5)
ビュー ファ インダー画面上で、画面面積の80%または90%、92.5%、95%
の領域を示すボック ス型のマーカー。
センターマーカー
6)
ビュー ファ インダー画面の中心を示す十字マーカー。
第1章 概要
1-1(J)
1-1
特長
充実したビューファインダー内の表示
ビューフ ァインダー画面には、操作メッセージ、ゼブラパター ン1)、
セーフテ ィゾーン マ ーカー、センターマーカーなどに加え、 本機の設
定を文字や記号で表示することができます。さらに、画面の上下に
は、タリーランプ、 バッテリー残量警告ランプ、設定が標準状態では
第
1
章
概
要
ないこと を示すランプなどが配置さ れています。したがって、本機
の状態を容易 に確認することができます。
光デジタル伝送
光電気複合ケーブルを用い、カメラ-カメラコントロールユニット間
で3ギガビット デジタ ル光伝送を行います。
高解像度3型液晶マルチフォーマットカラー
ビューファインダー
HDC-F950の開発に伴い、新たにマルチ フォーマット対応の3型液
晶カラービューフ ァインダー HDVF-C30Wを用意しました。
各種入出力コネクターを装備
• 光コネクタ ー
• HDSDI出力コネクター(4:4:4DualLinkカメラ出力+4:2:2RET
出力)
• DC電源入出力コネクター
• プロ ンプター信号出力/外部同期信号入力/リターン信号入力コ
ネクタ ー(スイッチ切替)
• EXT I/Oコネクター
• RCP接続コネクター
•レンズ接続コネクター
•ビュー ファ インダー接続コ ネ クター
• インカムコネク タ ー (2)
• アナロ グオーデ ィオ入力コネクター
• イヤホンジャ ック
•トラッカーコネクター
• テスト出 力コネク ター
•リターンコン トロールコネクタ ー
感電防止機能
接続が不完全なとき、HDCU(カメラコン トロールユニット) からの 高
電圧供給が停止します。
レーザービームについてのご注意
レーザービームはCCDに損傷を与えることがありま
す。レーザービームを使用した撮影環境では、CCD
表面にレーザービームが照射されないように充分注
意してください。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
ゼブラパターン
1)
ビュー ファ インダー画面上に現れる映像レベルが約70%および100%以
上の部分 を示すしま模様。被写体の映像レベルの確認に使用します。
1-2(J)
第1章 概要
1-2
システム構成
本機の関連機器およびアクセサリーを下図に示します。
エレクトロニック
HD
ビューファインダー
HDVF-C750W
ズームレンズ
HD
ビューファインダー
HDVF-20A
ビューファインダー
回転機構
HD
BKW-401
カラービデオカメラ
HDC-F950
エレクトロニック
エレクトロニック
HD
ビューファインダー
HDVF-C30W
リターンビデオ
セレクター
バッテリーアダプター
CAC-6
BKP-L551
光ファイバーケーブル
FC2-PD50/PD250
ケーブル
CCA-5
バッテリーパック
BP-L60/L80
カメラ
HD
コントロールユニット
HDCU-F950
リモート
コントロール
ユニット
RM-B750
第
1
章
概
要
HD CCD
ブロックアダプター
三脚アタッチメント
VCT-14
HKC-T950
リモート
コントロール
ユニット
RM-B150
第1章 概要
1-3(J)
2-1
アクセサリー取り付け部
取っ手
1 ショルダーベルト取り付け金具
2 ビューファインダー前後位置固定レバーと
ロックつまみ
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
ショルダーパッド
1
ショルダーベルト取り付け金具
ショルダ ーベルトの一端をこの 取り付け金具に 取り付け、もう一 端を
右側面のショルダーベルト取り付け金具(2-8(J)ページ参照)に取
り付けます。
ビューファインダー前後位置固定レバーとロックつまみ
2
ビューフ ァインダーの位置を前後方向に調整するとき、このレバー
とつまみをゆるめます。
ビューファインダー左右位置固定リング
3
ビュー ファ インダーの位置を左右方向に調整するとき、このリングを
ゆるめます。
レンズ用ケーブルクランプ
4
レンズのケーブルを固定します。
3 ビューファインダー左右位置固定リング
4 レンズ用ケーブルクランプ
5 レンズ固定レバー
6 レンズマウントキャップ
7 レンズマウント
8 三脚マウント
9
レンズマウントキャップ
6
レンズを取り付けて いない とき は、このキャ ッ プをはめ込んでおい
てく ださい。 レンズ固定レバーを押し上げると、取り外せます。
レンズマウント
7
レンズ(別売り)を取り付けます。
三脚マウント
8
本機を三脚に固定するとき、三脚アタッチメ ントVCT-14を取り付け
ます。
9
レンズのケーブルを接続します。この端子を介して、本機からレン
ズの機能をコントロールすることが できます。
(レンズ)端子(12ピン)
LENS
LENS
端子
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
5
レンズ固定レバー
レンズ(別 売り)をレンズマウン トに固定します 。
第2章 各部の名称と働き
2-1(J)
コントロール部
2-2
2-2
コントロール部
前部(右)
1
INCOM
2
RET 1
3
Y/RGB
4
R/G/B
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
5
ASSIGNABLE
6
FILTER
7
AUTO W/B BAL
ボタン
ボタン
スイッチ
スイッチ
つまみ
スイッチ
スイッチ
8
CAMERA/VTR
9
0
qa
qs
qd
qf
スイッチ
GAIN
OUTPUT/AUTO KNEE
スイッチ
WHITE BAL
DISPLAY
CANCEL/STATUS
MENU SEL
ENTER
スイッチ
スイッチ
スイッチ
つまみ
ボタン
スイッチ
/
1
INCOM
押している 間、インターカム 1 のマイ クが ON になり ます。
2
RET 1
押している 間、カメラコ ン トロールユニットからのリターンビデオ 1信
号をビュー ファインダー画面でモニター できます。側面のRET1ボ
タンと同じ機能です。
3
Y/RGB(Y/RGB
VFおよびTESTOUT端子から出力するビデオ信号を選択します。
:Y信号を出力。(電源投入時の初期設定)
Y
RGB
4
R/G/B(赤/緑/
Y/RGBスイッチが RGBに設定されているとき、VFおよびTEST
OUT端子から出力するコンポーネント信号を選 択します。
(インターカム1)ボタン
(リターンビデオ1)ボタン
信号)スイッチ
:R/G/Bスイッチで 選択されたコンポーネ ントビデオ信号を
出力。
青)スイッチ
5
ASSIGNABLE
OPERATIONメニューにより、機能を割り付けることができます。
◆機能の割り付けかたについては、「4-6-8 その他の設定」(4-21(J)
ページ)をご覧ください。
6
FILTER
被写体 を照らしている光源に合わせて 、適切なフィルター を選択し
ます。
フィルター
ND
1素通し Aクロスフィルター
2 1/4ND B 3200K
3 1/8ND C 4300K
4 1/16ND D 6300K
5 1/64ND E 8400K
(内蔵フィルター切り換え)つまみ
(アサイナブル)スイッチ
色温度変換)フィルター
CC(
2-2(J)
第2章 各部の名称と働き
7
AUTO W/B BAL
自動調整)スイッチ
ホワイトバランスとブラ ッ クバランス を自動調整します。
:ホワイトバランスを自動調整する。
WHT
:ブラ ッ クバラ ンス を自動調整する。
BLK
(ホワイトバランス/ブラックバランス
1)
qa
WHITE BAL
1)
イッチ
(ホワイトバランスメモリー切り換え)ス
ホワイトバランスの 調整方式、および調整値を記憶するためのメモ
リーを選 択します 。
PRST(
プリセ ッ ト):色温度3200Kに対応するホワイトバランスの
プリセ ッ ト値に調 整される。
8
CAMERA/VTR
スイッチ
本機と接続したVTRへのコントロール信号を切り換えます。設定に
より、VTRによる記録開始の機能が次のように変わります。
機能
VTRCAMERA
OFF
ON SAVE カメラの電源ON。VTRSTARTボタンを押すと、
ON STBY カメラの電源ON。VTRSTARTボタンを押すと、
9
GAIN
SAVE カメラの電源OFF。
数秒後に記録が始まる。
すぐに記録が始まる。
(ゲイン)スイッチ
撮影時の照明の状態により、映像アン プのゲイン(利得)を切り換え
ます。L、M、Hの設定に対応するゲイン値はあらかじめ設定メ
ニューで指定します。出荷時の設定は、L=0dB、M=6dB、H=12dB
です。
◆ ゲイン値の設定について詳しくは、「4-6-4ゲイン切り換え値を設定
する」(4-19(J)ページ)をご覧ください。
なお、OPERATIONメニューのVFDISPLAYページのMESSAGE
設定がONの場合、このスイッチの設定を切り換えると、 新しい 設
定がビューファ インダー画面の設定切り換え/調整経過メッセージ
1)
またはB:メモリ ー Aまたは Bを選択する。 AUTOW/BBALス
A
イッチを WHT側に押すと、そのときの FILTERつまみの設定
に応じてホワイトバランスが自動調整される。調整値は選択さ
れたメモリーに記憶 される。 各メモリ ーに、 4個ずつ合計8個
の調整値を記憶できる。
OPERATIONメニューのVFDISPLAYページのMESSAGE設定
がONの場合、このスイッチの設定を切り換える と 、 新 しい設定が
ビューフ ァインダー画面の設定切り換え/調整経過メッセージ表 示
部に約3秒間表示されます。
1)
(例:「WHITE:Ach」、「WHITE:PRESET」)
qs
DISPLAY
(ディスプレイ)スイッチ
ビューフ ァインダー画面内の表示(セーフティゾーンマ ーカー、セン
ターマーカーおよび文字表示)およびメニュー画面のON/OFFを
行います。
:ビュー ファインダー画面にオペレーシ ョ ン時の状態を示す文
ON
字が現れる。
:ビュ ー ファ インダー画面の文字表示がすべて消える。
OFF
MENU
◆設定メニューと設定のしかたについ ては、「4-6 OPERATIONメ
:ビュ ー ファ インダー画面に設定メニューが表示される。
ニュー によ る セットアップ 」 (4-15(J)ページ)をご覧ください。
表示部に約3秒間表示されます。
(例:「GAIN:12dB」)
qd
CANCEL/STATUS
(取り消し/ステータス)スイッチ
ビューフ ァインダーにメニューが表示されているとき、メニュー設定
0
OUTPUT/AUTO KNEE
1)
イッチ
(出力信号選択/オートニー)ス
の内容を取り消したり、メニューの前画 面に戻る働きをします。メ
ニューが表示されていないときは、!INDの項目を表示します。
本機からVTR、ビュー ファ インダー、ビデオモニタ ーへの出力信号
(カラーバー信号、また はカ メラが撮影している映像)を選びます。
撮影している映像を出力信号として選択しているときは、オート
◆! INDの項目については、「4-6-2!表 示 を点 灯させる項目を選択
する」(4-17(J)ページ)をご覧ください。
ニー機能を使うことが できます。
qf
スイ ッチ設定と出力信号/オートニー機能 の選 択 の関 係は次のとお
りです。
OUTPUT AUTO KNEE
BARS OFF カラーバー信号が出力される。
CAM OFF カメラで撮影している映像が出力される。
CAM ON カメラで撮影している映像が出力される。
..............................................................................................................................................................................................................................................................
1)カメラコントロールユニット接 続時は機能しません。
機能
オートニー回 路は機能しない。
オートニー回 路が機能する。
MENU SEL
タン(ロータリーエンコーダー)
ビューフ ァインダー画面に表示 さ れたメニュー項目を選択(回転)/
確定(押す)します。
(メニュー選択)つまみ
第2章 各部の名称と働き
/ENTER
(確定)ボ
2-3(J)
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
コントロール部
2-2
前部(左)
5
端子
VF
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
1
TEST OUT
現在は使用しません
2
MIC 1 IN
3
RET 1
4
MIC IN
端子
端子
ボタン
スイッチ
6
SHUTTER
7
INCOM/EAR LEVEL
8
VTR START
スイッチ
つまみ
ボタン
1
TEST OUT
(テスト出力)端子(
BNC
型)
必要に応じてモニター に接続します。
Y/RGBスイッチと R/G/Bスイッチで選択した信号を出力します。
2
MIC 1 IN
(マイク1入力)端子(
XLR型、3
ピン、メス)
マイクを接 続します。
MICINスイッチによって、後面のAUDIOINCH-1端子と切り換
えます。
3
RET 1
(リターンビデオ1)ボタン
押している 間、カメラコ ン トロールユニットからのリターンビデオ 1信
号をビュー フ ァ インダー画面でモニターできます。取っ手上部およ
び右側面のRET1ボタンと同じ機能です。
4
MIC IN
(マイク入力切り換え)スイッチ
MIC1IN端子に接続したマイクと後面のAUDIOINCH-1端子に
接続したマイクのどちら を使用するかを選択します。
+48V/FRONT:
MIC1IN端子に接続したマイクを使用し、 マ
イクに +48Vの電源を供給します。
OFF/FRONT:
MIC1IN端子に接続したマイクを、電 源を供
給しないで使用します。
REAR:
後面のAUDIOINCH-1端子に接続したマイクを使 用
します。マイ クへ電源を供給するかどうかは、後面のAUDIO
INCH-1端子用のマイク電源スイッチで設定できます。
(ビューファインダー)端子(20ピン)
5
VF
ビューフ ァインダーのケーブルを接続し ます。
2-4(J)
第2章 各部の名称と働き
6
SHUTTER
電子シャッターは働かない。
OFF:
電子シャッターを使用する。
ON:
スイッチをこの位置にする と、シャ ッ タースピー ドおよび
SEL:
(シャッター)スイッチ
1)
シャ ッターモー ドの設定が切り換わる。
◆詳しくは「 4-2電子シャッターの設定」(4-4(J)ページ)をご覧ください。
7
INCOM/EAR LEVEL
(インターカム/イヤホン音量)つ
まみ
インカムおよびイ ヤホンの音声レベルを調整 し ま す。
インカムレベルの調整は後面(右)パネルのINCOMLEVELス
イッチがF側に設定されているときに有効です。
8
VTR START
(記録開始/停止ボタン)ボタン
VTRを接続しているときは、押すと記録が始まり、もう一度押すと
止まり ます。レンズに付 いているVTRボタンと同じ働き を します。
カメ ラコン トロールユニット接 続時は、OPERATIONメニューにより、
RET2/INCOM1MIC/INCOM2MICのスイッチ機能に変更する
こともできます。
◆詳しくは、「4-6-8その他の設定」(4-21(J)ページ)をご覧ください。
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
..............................................................................................................................................................................................................................................................
1)カメラコントロールユニット接 続時は機能しません。
第2章 各部の名称と働き
2-5(J)
コントロール部
2-2
後面(左)
1
タリーランプとタリースイッチ
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
2
3
4
端子
CCU
INCOM1、2
EARPHONE
端子
ジャック
8
RET CONT
端子
5
TRACKER
6
GENLOCK IN/RET IN/
PROMPTER OUT
切り換えスイッチ
7
AUDIO IN 1、2端子/
1
タリーランプとタリースイッチ
:外部からのタ リーボタ ンやCALLボタンなどによる呼び出し
ON
端子
端子と
スイッチ
時にタリーランプが点灯する。
:タリーランプを点灯禁止にする。
OFF
2
(カメラコントロールユニット)端子(光マルチコ
CCU
ネクター)
光電気複合ケーブルでカメラコントロールユニットと接続します。
4
INCOM1、2
(インターカム1、2)端子(
XLR型5
ピン)
インターカムの音声信号を入出力します。
4
EARPHONE
(イヤホン)ジャック(ミニジャック)
イヤホ ン、ヘッ ドホ ンなどを接続し、VTRの再生音声信号を出力し
ます。
5
TRACKER
9
EXT I/O
0
REMOTE
qa
DC OUT
qs
DC IN
qd
HD SERIAL RET OUT
qf
HD SERIAL LINK A/LINK B OUT
端子
端子
端子
端子
(トラッカー) 端子(20ピン)
端子
端子
この端子を介して、カメラマン とトラッカーとの通話およびインターカ
ム1、2の送受信ができ ます。 また、 ア ップタリー信 号とプ ログラム
オーディオ信号を 出力します。トランクラインの入出力信号もアサイ
ンされ ています。
6
GENLOCK IN/RET IN/PROMPTER OUT
信号入力
(
BNC
リターン信号入力/プロンプター信号出力)端子
/
型)と切り換えスイッチ
(外部同期
切り換えスイ ッチで端子の機能を選択します。
GENLOCK IN
:外部同期用信号を入力する(スタンドアローン
使用時のみ有効)。
RET IN
:リターン信 号を入力する(スタンドアロー ン使用時のみ
有効)。
PROMPTER OUT
:プロンプタ ー信号を出力する(カメラコ ン
トロールユニット接続時のみ有効)。
2-6(J)
第2章 各部の名称と働き
7
AUDIO IN
スイッチ
ン)
/
(オーディオ入力)1、2端子(
XLR型3
ピ
オーディオ信号を入力しま す 。チャ ンネル1、2それぞれに対して入
力選択スイッチ、マイ ク電源スイッチが用意されています。
入力選択スイッチ
マイク電源スイッチ
qs
DC IN(DC
電源入力)端子(
XLR型4
ピン)
ACアダプターAC-550、バッテリーなどを接続し、本機に電源を供
給します。
qd
HD SERIAL RET OUT(HD
BNC
型)
端子(
シリアルリターン出力)
HDSDIのシリアルデータを出力します。カメラコントロールユニッ
トからのリターン信 号を出 力します。
LINE MIC OFF+48V
CH-1
LINE MIC OFF+48V
AUDIO
IN
CH-1
入力選択スイッチ:入力する外部音声信号を選択します。
:ライ ン入力を接続するとき。
LINE
:マイクを接続するとき(マイクのゲイン設定は、メ
MIC
ニューで行います)。
マイク電源スイッチ:マイクを接 続したとき、マイクに電源を供
給するかどうかを設定します。
+48Vの電源をマイクに供 給する。
+48V:
電源をマイクに供給しない。
OFF:
●
:+12Vの電源をマイクに供給する。
ご注意
+12V電源を供給するためにはセットの改造が必要です。
◆詳しくは、インストレーショ ン&メンテナンスマニュアルを参照してくださ
い。また、実際の作業はサービス担当者にご依頼ください。
qf
HD SERIAL LINK A/LINK B OUT (HD
リンクB出力)端子(
ク
A/
BNC
型)
シリアルリン
カメ ラの本線信号をHD-SDI4:4:4(DualLink)として出力しま す。
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
8
RET CONT
(リターンコントロール)端子(6ピン)
リターンビデオセレク ター CAC-6を接続します。
9
EXT I/O
(外部入出力)端子(20ピン)
外部にY/Pb/Pr信号などを送り出すための端子です。
0
REMOTE
(リモート)端子(8ピン)
リモー トコントロールユニットRM-B150/B750、リモー トコントロール
パネルRCP-700シリーズ、またはマスターセットアップユニット
MSU-700A/750を接続します。
qa
DC OUT(DC
電源出力)端子(4ピン)
別売りのワイヤレスレシーバーなどに電源を供給します。
第2章 各部の名称と働き
2-7(J)
コントロール部
2-2
後面(右)
ショルダーベルト取り付け金具
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
1
メモリースティック部
2
POWER
1
メモリースティック部
蓋の中に、メモリースティックを挿入するスロットと、 取り出すときに
押すイジェクトボタンがあります。
スイッチ
3
RET 1
(リターンビデオ1)ボタン
押している 間、カメラコ ン トロールユニットからのリターンビデオ 1信
号をビュー ファインダー画面でモニターできます。
ページ参照)
(2-1(J)
3
RET1
4
ボタン/スイッチ
RET
5
INCOM1、2
6
CALL
ボタン
つまみ/スイッチ
ボタン
スロッ トに挿 入したメ モリ ー ス ティックに データを書き込んだり、メモ
リースティックからデータを読 み 出し ているときはイジェ クトボタン が
赤く 点灯します。
ご注意
イジェクトボタンが点灯しているときはメモリー スティックを抜き差し
4
リターンビデオ1と並 行して別 の系統のシステムを使用している場
合、スイ ッチで選択した信号(リターンビデオ 2、 3、4)を、ボタ ンを押
している間ビューファインダー画面でモニターでき ます。
(リターンビデオ)ボタン/スイッチ
RET
しないでください。
ご注意
◆メモリースティックの 操 作については、システムマニュアルおよび
「4-6-9オペレーターファイルを操作する」(4-22(J)ページ)を参照 して
ください。
RET1 ボタンとRETボタンを両方とも押した場合は、RET1ボタン
が優先されます。
2
POWER
CCU
EXT
2-8(J)
(電源)スイッチ
:カメラ コン トロールユニットからの給電で電源が入ります。
:DC INまたはVTR端子からの給電で電源が入ります。
第2章 各部の名称と働き
5
INCOM1、2
(インターカム1、2)つまみ/スイッチ
インターカムライ ン1、2それぞれに対し、PGM調整つまみ /スイッ
チ、ラ イン選択ス イッチ、 LEVEL/TALKスイッチ、およびINCOM
調整つまみが用意されています。
INCOM2
PGM
PROD
ENG
TALK
R
FONOFF
1
2
INCOM
側
PGM
1
INCOM
構成は1側と同じ
(
PGM
INCOM
INCOM
INCOM1
調整つまみ
PGM
スイッチ
ライン選択スイッチ
/
LEVEL
LEVEL/TALK
スイッチ
INCOM
PGM
調整つまみ
(プログラ ム) 調整つまみ/スイ ッチ:プログラム音声の受
側
PGM
1
2
PROD
ENG
LEVEL
TALK
R
2
FONOFF
信レベルを調整します。それぞれ対応するスイッチで、プログ
ラム 1 か 2を選択できます。
ライン選択スイッチ:インターカムライ ンを選択します。
:プロデューサーラ インを使用するとき。
PROD
:エンジニアラインを使用するとき。
ENG
LEVEL/TALK
R/ON
(レベル/トーク)ス イッチ:
:インターカム用 ヘッ ドセ ットのマイクを O N にします。
インターカム音声の受信レベルはINCOM調整つまみで
調整します。
:インターカム用ヘッ ドセ ットのマイクをOFFにします。
R/OFF
インターカム音声の受信レベルはINCOM調整つまみで
調整します。
:インターカム用 ヘッ ドセ ットのマイクをOFFにします。
F/OFF
インタ ーカ ム 音声の受信レベルは、カメラ前面の
INCOM/EARLEVELつまみで調整できます。
INCOM
(インターカム) 調整つまみ:インターカム音声の受信レ
ベルを調整します。
)
第
2
章
各
部
の
名
称
と
働
き
6
(コール)ボタン
CALL
押すと、RCP-700シリーズ(リモートコントロールパネル)やMSU700A/750(マスター セットアップユニット)レッ ドタ リーランプ が点灯
します。RCPやMSUオペレーターを呼び出すときに使います。
第2章 各部の名称と働き
2-9(J)
3-1
強い衝撃を与えない
内部構造や外観の変形などの損傷を受けることがあります。
使い終わったら
電源スイッチを切ってく ださい。
使用、保管場所
水平な場所、空調のある場所に保管してください。
次のような場所での使用および保管は避けてください。
• 極端に暑い所や寒い所
• 湿気の多い所
• 激しく振動する所
• 強い磁気を発生する所
• 直射日光が長時間あたる所や暖房器具の近く
使用上のご注意
第
3
章
準
備
第
3
章
準
備
第3章 準備
3-1(J)
3-2
接続と電源
の接続
HDC-F950
接続
BNC
ケーブル
HD SERIAL
LINK A / LINK B OUT
4:4:4対応 HD VTR
接続ケーブル
HDC-F950
• リモートコントロール
• リモートコントロール
リモートコントロールパネル/ユニットを接続する
リモートコントロールで使用可能な機能
カメ ラコントロールユニットを接続して リモートコントロールパネルや
リモー トコン トロールユニットから操作する場合、リモー トコン トロール
でも本機のメニュー操作と同様に、以下の機能が働きます。
• オートーセットアップ (レ ベ ル 調 整、 オートブラック/ホワイ トレベル調
整)
• シー ンファ イ ル、セッ トアップファイル データのクリア
• ペインテ ィングデータのクリア
• テスト信号の出力
ユニット
パネル
CCA-5
RM-B750/B150
RCP-700
シリーズ
3-2-1
本機には、VTR、カメラコントロー ルユニット、またはリモ ートコント
ロールパネルを接続することができ ます。
VTR
本機に取り付けたカメラアダプターに、下図のようにVTRを接続す
ることができます。
第
3
章
準
備
カメラアダプターとカメラコントロールユニッ
ト
リモートコントロールパネルの接続
/
HDカメラコントロールユニットHDCU-F950やRCP-700シリーズの
リモー トコントロールパネル、または RM-B750などのリモートコント
ロールユニットを接続することができ ます。
光ファイバーケーブル
HDC-F950
カメラコントロール
ユニット
HDCU-F950
カメラコントロールユニットを接続する
FC2-PD50/PD250
マイク出力
映像出力
電源入力
カラーバーまたはテスト信号の出力について
リモートコン トロールパネルやリモートコン トロールユニットからオート
セッ トアップ を実行する場合は、カラーバ ーまたはテス ト信号を出 力
している 状態でもセットアップが可能です。セットアップ終了後は、
再びカラ ーバーま たはテスト信号 がビューファインダー画面に表示さ
れます。
◆詳しくはシステムマニュアルを ご覧ください。
3-2(J)
第3章 準備
3-2-2
電源の供給
バッテリーパックを使う
本機は次のいずれかの電源を使用します。
• 接続された機器の電源
• ACアダプタ ーを介して接続された電源
• 装着されたバッテリー電源
カメラコントロール
ユニット
HDCU-F950
光マルチ
コネクター
カラービデオカメラ
HD
HDC-F950
DC IN
端子
•ACアダプター
• バッテリーアダプ
AC-550
ター
BKP-L551
+バッテリーパッ
ク
BP-L60/L80
バッテ リーパ ック を使って電源を供給する場合は、POWERスイッチ
をEXTにして、本機にバッテリーアダプター またはバッ テ リ ーケース
を取 り付けます。
ご注意
バッテリーケースDC-L1/L90は直接本機に取り付けることはできま
せん。
バッテリーパック
BP-L60/L80
を使うには
別売りのバッテリーアダプターBKP-L551を使います。
◆詳しくは、インストレーション&メンテナンスマニュアルをご覧ください。
第
3
章
準
備
POWERスイッチをCCUに設定すると、カメラコントロールユニッ
トが接続されているときに電源が入ります。また、EXTに設定する
と、 DCIN端子から給電されているときに電源が入ります。
第3章 準備
3-3(J)
3-3
レンズの取り付け
本機に取り付ける手順は、次のとおりです。
第
3
章
準
備
1 レンズ固定レバーを押し上げて、レンズマウン トからレンズ マウ
ントキャップを外す。
◆レンズの取り扱いについては、レンズに付属の取 扱説明書をご覧くださ
い。
1,3425
4 レンズケーブルを LENS端子に接続する。
5 レンズケーブルをケーブルク ラ ンプに押し込む。
2 レンズマウン ト上部中央の凹部にレンズの位置決 めピ ンを 合わ
せ、レンズをマウン トに 差し込む。
3 レンズを支えながら、レンズ固定レバーを押し下げ てレンズを
固定する。
3-4(J)
第3章 準備
3-4
フランジバックの調整
次のような場合、フランジバッ ク1)の調整が必要です。
•レンズを初めて取り付けたとき
•レンズを交換したとき
• ズーム操作の際に、望遠・広角の両方で焦点がきちんと合わな
いと き
フランジバックの調整の手順は、次のとおりです。
約
3m
ご注意
フランジバックの 調整 のために 操作する レンズの各部分の位置は、
レンズによって 異なります。レンズに付 属の取扱説明書で確認して
ください。
第
3
章
準
備
1 絞りのモー ドを手動にして、絞り を開放に する。
2 フランジ バック調整用チャートを本機か ら3mぐらいの所に置
き、適正な映 像出 力レベルが得られるように、照明を調整す
る。
2)
3 Ff
リング固定ネジをゆるめる。
4 手動または電動で、ズームリングを望遠位置にする。
5 フランジ バック調 整用チャー トを写し 、フォーカスリングを回して
焦点を合わせる。
6 ズームリングを広角位置にする。
7 Ffリングを回 し、フランジバック調 整用チャートに 焦 点 を合わ せ
る。このと き、距離リングを動かさ ないよ う に注意して く ださ い。
8 遠望と広角の両方で焦点が合うようになるまで、手順4〜7の
操作を繰り返す。
9 Ffリング固定ネジをしっかり締める。
.............................................................................................................................................................................................................................................................
フランジバック
1)
レンズマウン トの取り付け面から結像 面までの距離
2) Ff
Flangefocallength
第3章 準備
3-5(J)
3-5
ビューファインダーの位置調整
ビュー ファ インダーの位置を左右方向および前後方向に調整して、
ビューフ ァインダー内を見やすくすることができます。
左右方向の調整
3
1
本機をキャリングケースに収納するときは
ビューフ ァインダーをマイ ク側いっぱいに寄せ、ビュー ファ インダー
左右位置固定リングを締めた状態で収納します。
前後方向の調整
1
1
3
2
第
3
章
準
備
3
2
1 ビュー ファインダー左右位置固定リングをゆるめる。
2 ビュー ファ インダーを左右にス ライドさせ、 内部が見やすい位置
に調整する。
3 ビュー ファインダー左右位置固定リングを締める 。
1 ビュー ファ インダー前後位置固定レ バ ーとロックつまみをゆるめ
る。
2 ビュー ファ インダーを前後にス ライドさせ、 内部が見やすい位置
に調整する。
3 ビュー ファインダー前後位置固定リングとロックつまみを締め
る。
3-6(J)
第3章 準備
ビューファインダーが脚に当たらないようにする
には
本機 を持ち運ぶときに、ビュー ファ インダーが脚に当たらないよ う に
するには、ビューフ ァインダー回転機構BKW-401(別売り)を取り付
けて、ビュー ファインダーを上部に回転させてお きます。
m
第
3
章
準
備
ご注意
ビューフ ァインダーを上部に回転させる前に、ビュー ファ インダーを
少し前に引き出した位置で固定してください。ビューフ ァインダーの
前後方向の位置が最後部になっていると、ビュ ー ファ インダー回転
機構のアームが本機の取っ手に当たります。
第3章 準備
3-7(J)
3-6
別売りの三脚アタッチメ ントVCT-14を使って本機を三脚に取り付け
るには、次のようにします。
三脚への取り付け
1 三脚アタッチメ ントを三脚に取 り付け る。
三脚アタッチメ ントの底 部にある穴 のうち、 本機と三脚アタッチ
メントの重 心を考慮して、適切な位置の 穴を選びます。選んだ
穴の径が、雲台のカメラ取り付けネ ジの径と合 うことを 確認し
ます。
三脚
アタッチメント
雲台
第
3
章
準
備
2 本機を三脚アタッチメントに 取り付ける。
アタ ッチメ ン トの溝に沿って、カチッ と音がするまで、本機を前
方にすべ ら せ ます。
三脚
三脚
アタッチメント
三脚アタッチメントから取り外すには
赤いボタン を押しながら、レバーを矢印の方向へ動かします。
ピンが元の位置に戻らない場合
本機を取り外した後、三脚アタッチメ ントのピンが元の位置(ピン収
納部)に戻らない場合は、もう一 度 、赤 い ボタンを 押しな がら、レ
バー を矢印の方向へ動かして、ピンをも との位置に戻します。ピン
が出たままでは、本機の取り付けができません。
赤いボタン
3-8(J)
ピン収納部
レバー
ピン
第3章 準備