Roland TD-4 User Manual [ja]

このたびは、ローランド パーカッション・サウンド・モジュール TD-4 をお買い上げいただき、 まことにありがとうございます。 ©
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に 『安全上のご注意』(P.4 〜 P.5)と 『使用上のご注意』(P.6)をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくため
にも、取扱説明書をよくお読みください。
取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよ
う、手元に置いてください。
ローランド株式会社
2009
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを
禁じます。
Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド
株式会社の商標または登録商標です。
3

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
002c
● この機器およびAC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
.............................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必 ずお買い上げ店またはローランドお客様相談セ ンターに相談してください。
.............................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所 ○ 湯気や油煙が当たる場所 ○ 塩害の恐れがある場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ほこりや砂ぼこりの多い場所 ○ 振動や揺れの多い場所
.............................................................................................
005
● この機器の設置には、ローランドが推奨するス タンド(MDS シリーズ)を使用してください。
.............................................................................................
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
006
● この機器の設置にスタンド(MDS シリーズ)を 使用する場合、ぐらつくような所や傾いた所に スタンド(MDS シリーズ)を設置しないでくだ さい。安定した水平な所に設置してください。機 器を単独で設置する場合も、同様に安定した水 平な所に設置してください。
.............................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V の電源で使用してください。
.............................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使 用しないでください。
.............................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源 コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
.............................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設 定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ い。
.............................................................................................
の中に描かれています。
4
警告
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に 入れないでください。
.............................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店 またはローランドお客様相談センターに修理を 依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
.............................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず 大人のかたが、監視/指導してあげてください。
.............................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
注意
101f
● 取扱説明書に記載の注意事項が守られていて も、演奏のしかたによってはスタンドからパッ ドが落下したりスタンドが転倒したりする可能 性がありますので、使用にあたっては事前に安 全を確認したうえでお使いください。
.............................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き 差しするときは、必ずプラグを持ってください。
.............................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。 AC アダプターとコンセントの間にゴミやほこ りがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因 になります。
.............................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
.............................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
.............................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している 場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが あります。
.............................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランドお客様相談センターに相談してくだ さい。
.............................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置して、使用 してください。
.............................................................................................
101c
● 本製品は当社製のスタンド(MDS シリーズ)と のみ、組み合わせて使用できるよう設計されて います。他のスタンドやカートと組み合わせて 使うと、不安定な状態となって落下や転倒を引 き起こし、けがをするおそれがあります。
.............................................................................................
.............................................................................................
107c
● 濡れた手でAC アダプターのプラグを持って、機 器本体やコンセントに抜き差ししないでくださ い。
.............................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を外して ください。
.............................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
.............................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めにAC アダプター をコンセントから外してください。
.............................................................................................
118c
● 取り外したキャップや付属の蝶ネジは、小さな お子様が誤って飲み込んだりすることのないよ うお子様の手の届かないところへ保管してくだ さい。
.............................................................................................
5

使用上のご注意

電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイン バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続さ れているコンセントと同じコンセントに接続しないでくだ さい。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズにより 本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあります。電 源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・ フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が 多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があるとハム(うなり)を誘導することがあります。 この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。 この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしく は電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因に
なりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用 してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、 中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修 理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容はメモしておいてください。修理す るときには記憶内容の保存に細心の注意を払っております が、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合 もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補 償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有してい ます。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただ きます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっ ては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、また はローランドお客様相談センターにご相談ください。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
558c
● 床や壁を通じての振動は意外によく伝わりますので、特に 夜間やヘッドホン使用時の演奏は、隣近所に迷惑がかから ないように注意しましょう。 ドラム・パッドやペダルは演奏時の打撃音を小さくする設 計になっていますが、打面がゴム製のものは、メッシュ製 のものに比べてやや大きい音がします。打撃音を小さくし たい場合は、メッシュ・ヘッドのものに変えると消音効果 があります。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各 地域のゴミの分別基準に従って行ってください。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との 接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。 音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合 があります。抵抗の入っていない接続ケーブル(ローラン ド:PCS シリーズなど)をご使用ください。 他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕 様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせく ださい。
985
● 本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場 出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一 致していません。あらかじめご了承ください。
● 演奏中に本機を誤って叩いてしまう恐れのある場合は、タ ム 1 (T1) とタム 2 (T2) のスタンド取り付け位置を調節 して、パッド間の隙間が小さくなるようにしてください。
6
目次
安全上のご注意 ..............................................4
使用上のご注意 ..............................................6
各部の名称とはたらき ...................................8
フロント・パネル .....................................................8
サイド・パネル.........................................................9
リア・パネル.............................................................9
底面パネル.................................................................9
演奏の準備をする........................................10
スタンドに取り付ける...........................................10
オーディオ機器を接続する................................... 11
電源を入れる/切る ..............................................12
設定の保存.................................................................. 12
メッシュ・パッド PDX-8 のヘッド調整 ............ 13
演奏する .......................................................14
ドラム・キットを試聴する................................... 14
ドラム・キットを選ぶ...........................................14
「DRUM KIT」画面について ................................... 14
奏法について..........................................................15
パッド(PDX-8、PD-8 など)................................ 15
シンバル(CY-8、CY-12R/C など)..................... 15
ハイハット(CY-5).................................................. 16
ハイハット・コントロール・ペダル FD-8............. 16
素早くチューニング/マフリングする................17
チューニング.............................................................. 17
マフリング.................................................................. 17
携帯オーディオ・プレーヤーをつないで演奏する
...18
練習する .......................................................19
メトロノームを聴きながら演奏する ...................19
手軽に録音/再生する(クイック・レック)......19
録音 ............................................................................. 19
再生 ............................................................................. 20
録音した演奏をタイム・チェックで判断する........ 20
コーチ・モードで練習する................................... 21
練習メニューを選ぶ .................................................. 21
< 1 > ウォーム・アップ(WARM UPS)........... 22
<2> ビートに合わせて正確に叩く(TIME CHECK)... 24
<3> 一定のテンポで叩き続ける(TEMPO CHECK).. 25
<4>
身体でテンポを覚える(QUIET COUNT)............ 26
<5>
テンポを徐々に上げ下げする(AUTO UP/DOWN)
.. 28
ドラム・キットを作る ............................... 29
項目(パラメーター)の選びかた....................... 29
インストの設定を変える(INSTRUMENT)..... 30
パッドやドラム・キットの音量を調整する
(MIXER)................................................................31
音にアンビエンス効果をかける(AMBIENCE) ドラム・キットに名前を付ける(KIT NAME).32
ドラム・キットをコピーする(COPY)............. 33
ドラム・キットを入れ替える(EXCHANGE) ドラム・キットを書き戻しする(RESTORE)
... 32
..... 34
.... 35
システムの設定........................................... 36
メトロノームの鳴りかたを変える
(METRONOME).................................................. 36
パッドの調整をする(PAD SETTINGS)......... 37
パッドの種類を指定する........................................... 37
パッドの感度を調節する........................................... 37
トリガー・ケーブル CR2 の使いかたを決める..... 38
その他の設定をする(OPTIONS)..................... 38
画面のコントラストを調節する(LCD Contrast)
画面の明るさを調節する(LCD Brightnes )........ 39
ボタンの操作音を鳴らす(Keypad Sound)........ 39
ヘッドとリムの設定を別々に
変更できるようにする(Head/Rim Link )............ 39
工場出荷時の設定に戻す(Factory Reset)......... 39
... 39
ドラム・セットを拡張する........................ 40
CRASH 2 を追加する .......................................... 40
シンバル(CY-8)の代りに CY-12R/C や
CY-15R を使う..................................................... 40
V ハイハット(VH-11)を使う ......................... 41
VH-11 の接続と設定................................................ 41
その他の設定...............................................43
MIDI を使う ............................................................ 43
MIDI に関する設定をする.........................................43
パッド・パラメーターをさらに細かく設定する 変更したドラム・キットや設定を
ロックする (エディット・ロック)................... 47
.... 44
困ったときは...............................................48
エラー・メッセージ ...................................50
ドラム・キット/インスト一覧................ 51
MIDI インプリメンテーション・チャート
..53
主な仕様.......................................................54
索引 ..............................................................55
7

各部の名称とはたらき

フロント・パネル

fig.top
1
2
354 6 8101314
7 9 11 12
[POWER]ボタン
1.
電源をオン/オフします(P.12)。
2.
[VOLUME]つまみ
OUTPUT ジャックとPHONES ジャックから出力される 音量を調節します(P.12)。
3.
[TUNING]ボタン
各楽器音のチューニングをするときに使います(P.17)。
4.
[MUFFLING]ボタン
各楽器音のマフリング(ミュート)をするときに使いま す(P.17)。
5.
DRUM KIT[<][>]ボタン
ドラム・キットの切り替えに使います(P.14)。また、他 の画面からドラム・キット画面に戻るとき(録音/再生 中を除く)にもこのボタンを使います。
6.
ディスプレイ
演奏時はドラム・キット名などを、エディット時は設定 内容を表示します。
パネル操作がしばらくの間されないときは、バックライ トが自動的に減光します。
SEL[ ][ ]ボタン
8.
コーチ機能のメニュー選択や、TD-4 の 各種設定のパ ラ メーターを選ぶときに使います。
[−/+]ダイヤル
9.
値を変更するときに使います。 +側に回すと値が増え、−側に回すと値が減ります。
[OK]ボタン
10.
コーチ機能で使うメニューの決定や、TD-4 の各種設定で 変更した値を確定するときに使います。
[COACH]ボタン
11.
コーチ機能を使うときに押します(P.21)。
[](メトロノーム)ボタン
12.
メトロノームをオン(鳴らす)/オフ(鳴らさない)し ます(P.19)。
QUICK REC[ ](録音)ボタン
13.
ドラム演奏を録音するときに使います(P.19)。
14.
QUICK REC[ ](再生/停止)ボタン
録音した演奏の再生/停止をします(P.20)。
7.
[MENU]ボタン
ドラム・キットの設定を変えたり、各パッドの調整をし たりなど、TD-4 の各種設定をするときに使います。
8
ボタンによっては、押したときに操作音が鳴ります。 操作音は消すこともできます(P.39)。

サイド・パネル

各部の名称とはたらき
15 16 17
MIDI OUT コネクター
15.
パッドでの演奏を、外部 MIDI 音源やサンプラーなどで鳴 らすときに使います(P.43)。

リア・パネル

18 19 20
MIX IN ジャック
16.
携帯オーディオ・プレーヤー、CD プレーヤーを接続しま す(P.18)。このジャックから入力された音は、OUTPUT ジャックと PHONES ジャックに出力されます。
※ 音量は、MIX IN に接続した機器側で調節してください。
PHONES ジャック
17.
ステレオ・ヘッドホンを接続します(P.11)。 ヘッドホンを接続しても、OUTPUT ジャックからは音が 出力されます。

底面パネル

2221
18.
DC IN ジャック
付属の AC アダプターを接続します(P.11)。
19.
TRIGGER INPUT コネクター
このコネクターに付属の接続ケーブルを取り付け、各 パッドとペダルを接続します(P.10)。
20.
OUTPUT ジャック(L/MONO、R)
TD-4 の楽器音を出力するジャックで、外部オーディオ機 器やアンプに接続します。 モノ出力で使う場合は、L/MONO ジャックにだけプラグ を差し込んでください。
音源マウンティング・プレート取り付け穴
21.
ここに、付属の音源マウンティング・プレートを取り付 けて、TD-4 をドラム・スタンドに取り付けます。
盗難防止用ロック( SECURITY ROCK)
22.
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続 することができます。
http://www.kensington.com/
9

演奏の準備をする

スタンドに取り付ける

1.
TD-4 本体に、付属の音源マウンティング・プレー トを取り付けます。
付属の蝶ネジを使って、図のように取り付けてください。
※ 付属の蝶ネジ以外は使わないでください。他のものを使
うと故障の原因になります。
※ TD-4 は、必ず音源マウンティング・プレートをつけた状
態でお使いください。
本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないよ
うに、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端に敷い てください。また、その際、ボタン、つまみなどが破損 しないような位置に配置してください。
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取
り扱いにご注意ください。
ケーブルには、接続するパッドを示したシールが貼られ ています。 図を参考にパッドとペダルを接続してください。
CR1
RD
T3
T1T2
TD-4
SNR
HH
CR2
KIK
HHC
2.
ドラム・スタンド(MDS-4 など)に音源マウンティ ング・プレートを装着した TD-4 を取り付けます。
3.
TD-4 の TRIGGER INPUT コネクターに付属の接 続ケーブルを取り付け、各パッドとペダルを接続し ます。
10
接続ケーブルのすべてにパッドを接続しない場合は、誤 動作を防ぐため、接続していないパッドについて下記の 設定を行ってください。
Pad Type を OFF にする (P.37)。
CR2を使わないときは、CR2ケーブルのキャップは外さ ずに、演奏に支障にならないように固定してください。
付属の接続ケーブルは、MDS-4 に取り付けたときに最適 な長さになっています。他のスタンドに取り付ける場合
は、延長ケーブルをご用意ください。

オーディオ機器を接続する

演奏の準備をする
電源コード
MIDI音源
MIDI IN
ACアダプター
インジケーター
携帯オーディオ・プレーヤー
ステレオ
ミニ・プラグ
ステレオ
標準プラグ
ステレオ
ヘッドホン
コンセントへ
アンプ内蔵スピーカーなど
1.
接続の前に、すべての機器の電源を切ります。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの 破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態 で電源を切ってください。
OUTPUT ジャック(L/MONO、R)に、オーディ
2.
オ・システムやアンプを接続します。
※ ヘッドホンを使う場合は、PHONES ジャックに接続しま
す。
オーディオ・セットなど
3.
付属の AC アダプターを DC IN ジャックに接続し ます。
AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面が 上になるように設置してください。
※ AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケー
ターが点灯します。
MIX IN ジャックを使用すると、携帯オーディオ・プレー ヤーなどに合わせて演奏することができます(P.18)。
11
演奏の準備をする

電源を入れる/切る

941
※ 正しく接続したら(P.11)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなど
が破損する恐れがあります。
3 1
1.
[VOLUME]つまみを左いっぱいに回しきって音量
を最小にします。
接続しているアンプやオーディオ・システムの音量
2.
を最小にします。
[POWER]ボタンを押します。
3.
943
※ 音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがあ
りますが、故障ではありません。
942
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばら
くは動作しません。
電源投入時のご注意
電源を入れてからディスプレイにドラム・キット・ネー ム(次の図)が表示されるまでは、パッドやペダルを操 作しないでください。誤動作の原因となります。
音が鳴らないときは
以下の点を確認してください。
パッドやペダルの接続
TRIGGER INPUT コネクターに接続ケーブルが正しく接続 されていますか?
各パッドやペダルにケーブルが正しく接続されていますか?
アンプやオーディオ・システムを使っているとき
TD-4 の OUTPUT ジャックに接続していますか?
アンプやオーディオ・システムの入力端子に正しく接続して
いますか? 接続ケーブルに異常はありませんか?
[VOLUME]つまみが左いっぱいに回りきっていませんか?
アンプやオーディオ・システムの入力切り替えは正しいです
か? アンプやオーディオ・システムの音量設定は正しいですか?
ヘッドホンを使っているとき
ヘッドホンを PHONES ジャックに接続していますか?
[VOLUME]つまみが左いっぱいに回りきっていませんか?
電源を切る
TD-4および接続している外部機器の音量を最小に
1.
します。
2.
外部機器の電源を切ります。
接続しているアンプやオーディオ・システムの電源
4.
を入れます。
パッドを叩いて音を聴きながら、[VOLUME]つま
5.
みを徐々に右に回して音量を調節します。
接続しているアンプやオーディオ・システムの音量も適 当な大きさに調節します。
12
3.
[POWER]ボタンを、ディスプレイに「See you!」
と表示されるまで押し続けます。

設定の保存

TD-4 本体に「設定保存」という操作はありません。変更した 値は、電源を切るときに保存されます。
※ 必ず[POWER]ボタンを押して、電源を切るようにし
てください。
演奏の準備をする

メッシュ・パッド PDX-8 / PDX-6 のヘッド調整

メッシュ・パッド PDX-8 / PDX-6 は、使用する前に、必ず張り具合を調節してください。
張り具合は、アコースティック・ドラムの打感触とほぼ同じくらいが適切です。
※ 調節には、ドラム・キーをお使いください。
PDX-8 / PDX-6 のヘッドの張り具合の調節は、打感触の調節をするもので、アコースティック・ドラムのように音の高さ
(ピッチ)を調節するものではありません。
1.
チューニング・ボルトを付属のドラム・キーで締めます。
適切な打感が得られる張り具合に調節してください。
ゆるむ しまる
チューニング・ボルトは、図の番号順に締めてください。 1 カ所のチューニング・ボルトを一度に強く締めるつけると、ヘッドを均一に張ることができないため、誤動作の原因とな ります。
6
4
1
4
1
3
32
2
5
PDX-8 PDX-6
パッドの打感触を確かめながら、さらに張り具合を微調整します。
2.
時間の経過とともに、ヘッドの張り具合が徐々に緩くなってくることがあります。必要に応じて調節し直してください。
2
13

演奏する

ドラム・キットを試聴する

電源投入後は、デモ・パターンを演奏させることができます。 デモ・パターンを演奏させながらドラム・キットを切り替えて
音を確認してみましょう。
2 1, 3
※ これらのデモ・パターンを個人で楽しむ以外に権利者の
許諾なく使用することは、法律で禁じられています。
※ デモ・パターンの演奏データは MIDI OUT コネクターか
らは出力されません。

ドラム・キットを選ぶ

ドラム・キットとは、各パッドの音色や、アンビエンスの設定
などをひとまとめにしたものです。
1
1.
[](再生/停止)ボタンを押します。
デモ・パターンが演奏されます。
DRUM KIT[<][>]ボタンを押して、ドラム・
2.
キットを選びます。
3.
デモ・パターンの演奏を止めるときは、もう一度
]ボタンを押します。
[](録 音)ボタン を押 して演 奏を 録音(P.19)す る
と、デモ・パターンは一時的に消去されますが、電源を 入れ直すとデモ・パターンが聴けるようになります。

「DRUM KIT」画面について

この画面は、TD-4 の基本となる画面です。
D
A
B
C E
DRUM KIT[<][>]ボタンを押して、ドラム・
1.
キットを選びます。
14
A ドラム・キットの番号 B ドラム・キットの名前 C メトロノームのテンポが表示されます(P.19)。
パッドを叩いた強さ
D
6 段階で表示します。 スネアのクロス・スティック奏法が可能なときに
E
表示されます(P.31)。
(Xstick Volumeが OFF 以外のとき)
どの画面が表示されているときでも、DRUM KIT[<]
[>]ボタンを押すと「DRUM KIT」画面になります(録
音/再生中を除く)。

奏法について

演奏する

パッド(PDX-8 / PDX-6、PD-8 など)

ヘッド・ショット
パッドの打面を叩く最も一般的な奏法です。
ヘッド
オープン・リム・ショット
パッドのリムを、スティックのショルダー部で叩く奏法です。
リム
クロス・スティック奏法
リム部のみを叩きます。 スネアのリム音色では、リムを叩く強さによってリムの音色が
切り替わります。 弱く叩くとクロス・スティックの音、強く叩くとオープン・リ
ム・ショットの音が鳴ります(P.31)。

シンバル(CY-8、CY-12R/C、CY-13R など)

ボウ・ショット
シンバルの打面を叩くもっとも一般的な奏法です。
エッジ・ショット
エッジ(シンバルの端)をスティックのショルダー部で叩く奏 法です。
エッジ・センサー
ベル・ショット
ベル部を叩く奏法です(CY-12R/C、CY-13R、CY-15R の み)。
※ Crash 2 Usage(P.38)を「RIDE BELL」に設定して
ください。
リム
リム
※ クロス・スティック奏法を行うときは、ヘッドに手を置
かないようにしてください。ヘッドに手を置くとクロス・ スティック奏法が確実にできない場合があります。
クロス・スティックの音を鳴らすときは、Xstick Volume
(P.31)を「OFF」以外に設定してください。
※ スティックのショルダー部で、やや強く叩いてください。
チョーク奏法
シンバルを叩いた後にエッジ付近を手でチョークする(つか む)と音が止まります。
図のエッジ・センサーの位置を手でチョークしてください。 センサーのない部分をチョークしても音は止まりません。
Rolandロゴ
エッジ・センサー
15
演奏する

ハイハット(CY-5)

オープン/クローズ
ハイハット・コントロール・ペダルの踏み込み具合により、 オープンからクローズまで音色が連続的に変化します。
フット・クローズ(ペダルを踏み込んで鳴らす)やフット・ス プラッシュ(ペダルを踏み込んで瞬時にオープンして鳴らす) も可能です。
ボウ・ショット
ハイハットの打面を叩く奏法です。
ボウ
エッジ・ショット
ハイハットのエッジ(端)をスティックのショルダー部で叩く 奏法です。

ハイハット・コントロール・ペダル FD-8

オープン・ハイハット
ペダルを踏み込まずにハイハット用のパッドを叩きます。
ハーフ・オープン・ハイハット
ペダルを途中まで踏んだ状態でハイハット用のパッドを叩き ます。
クローズド・ハイハット
ペダルを踏み込んだままハイハット用のパッドを叩きます。
フット・クローズ
ペダルを踏み込んで鳴らします。
フット・スプラッシュ
ペダルを踏み込んで瞬時にオープンして鳴らします。
16
※ 電源を入れる前に、FD-8 を TD-4 に接続しておいてくだ
さい。
エッジ

素早くチューニング/マフリングする

専用ボタンを押して、素早くチューニング/マフリングができます。
シンバル系のインスト・グループ(HIHAT、CRASH、RIDE )のインスト(P.30)が割り当てられているパッドではチュー ニング/マフリングの設定はできません。その場合は「- - -」が表示されます。
演奏する

チューニング

3
1, 5
[TUNING]ボタンを押して、ボタンを点灯させま
1.
す。
TUNING 画面が表示されます。このとき、選ばれている パッドの音が鳴ります。
2.
チューニングをするパッドを叩きます。
画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。

マフリング

3
1, 5
[MUFFLING]ボタンを押して、ボタンを点灯させ
1.
ます。
MUFFLING 画面が表示されます。このとき、選ばれてい るパッドの音が鳴ります。
2.
マフリングをするパッドを叩きます。
画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。
3.
パッドを叩いて音をチェックしながら、[−/+] ダイヤルを回してチューニングをします。
設定値:-600 〜 0 〜 +600
(−)の値にするとピッチが低くなり、(+)の値にする
とピッチが高くなります。
手順 2 〜 3 を繰り返して、各パッドのチューニング
4.
をします。
5.
チューニングが完了したら、[TUNING]ボタンを 押して、ボタンを消灯させます。
3.
パッドを叩いて音をチェックしながら、[−/+] ダイヤルを回してマフリングをします。
設定値:0 〜 10 値を大きくすると、響きが少なくなり、アタックが強調
された音になります。
手順2 〜 3 を繰り返して、各パッドのマフリングを
4.
します。
5.
マフリングが完了したら、[MUFFLING]ボタンを 押して、ボタンを消灯させます。
17
演奏する
Head/Rim Link(P.39)が「ON」に設定されているときは、 HEAD と RIM のチューニング/マフリングの設定が同
時に変更されます。 画面の右側に「*」が表示されることがありますが、これは、HEAD と RIM に設定されているチューニング/マフリン
グの値が異なっていることを示しています。

携帯オーディオ・プレーヤーをつないで演奏する

MIX IN ジャックに携帯オーディオ・プレーヤーを接続し、曲に合わせて演奏を楽しむことができます。
その他、CD プレーヤーなどのオーディオ機器を接続することもできます。
接続
携帯オーディオ・プレーヤーを接続するときは、TD-4 本体と 携帯オーディオ・プレーヤーの音量を絞ってください。
携帯オーディオ・プレーヤー
ステレオ
ミニ・プラグ
926a
※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、MIX IN に接続し
た機器の音量が小さくなることがあります。このときは、 抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。
再生
携帯オーディオ・プレーヤーの曲を再生します。
1.
再生方法は、お使いのオーディオ・プレーヤーの取扱説 明書をご覧ください。
2.
携帯オーディオ・プレーヤーの音量を調節します。
MIX IN ジャックに入力された音は、OUTPUT ジャック と PHONES ジャックから出力されます。
※ TD-4 と携帯オーディオ・プレーヤーの音量バランスを整
えたいときは、携帯オーディオ・プレーヤーの音量を調 節してください。
TD-4 の音量を調節します。
3.
18

練習する

メトロノームを聴きながら演奏する

1, 32
[](メトロノーム)ボタンを押します。
1.
メトロノームがオンになり、画面にメトロノームのテン ポが表示されます。
また、メトロノームのテンポにあわせて、ボタンが点滅 します。
2.
[−/+]ダイヤルを回して、テンポを調節します。
設定値:40 〜 260
3.
メトロノームをオフにするときは、[](メトロ ノーム)ボタンを押して、ボタンを消灯させます。
手軽に録音/再生する
(クイック・レック)
TD-4 に は、自分の 演奏を簡 単に録音 できる「QUICK REC
(クイック・レック)」機能があります。
練習しながら録音したものをすぐに確認し、再度、練習(録 音)するといった繰り返しの練習にたいへん便利な機能です。
電源投入時には「デモ・パターン」が演奏される状態に なっています。 録音後に電源を切ると録音データは消去され、電源投入 時に再度デモ・パターンが本体メモリーから呼び出され ます。
MIX IN ジャックからの信号は録音されません。
録音
1, 3
※ あらかじめ、練習(録音)に使うドラム・キットを選ん
でおきます。
[](メトロノーム)ボタンを押さなくても、Drum Kit
画面で[−/+]ダイヤルを回してテンポを変えること ができます。
メトロノームの鳴りかたを変えることができます(P.36)。
1.
[](録音)ボタンを押します。
[](録音)ボタンが点滅し、録音スタンバイになります。
メトロノームに合わせて録音したいときは、[](メト
ロノーム)ボタンを押してメトロノームをオンにしてか ら、[−/+]ダイヤルでテンポを設定します。
19
練習する
2.
パッドを叩いて、録音を始めます。
以下の画面が表示されます。
録音を終了するときは、[](録音)ボ タンを押
3.
してボタンを消灯させます。
※ 録音可能な音数を超えたときは、以下のメッセージが表
示され、録音が停止します。この場合は[OK]ボタンを 押します。
]ボタンを 1 秒程度押し続けるとループ再生に
なり、録音した演奏が繰り返し再生されます。
ループ再生
2.
再生を終了するときは[ ](再生/停止)ボ タンを押して、ボタンを消灯させます。
すべての再生が終了したときは、[](再生/停 止)ボタンが自動的に消灯します。

録音した演奏をタイム・チェックで判断する

録音した演奏を、コーチ・モードの「TIME CHECK」機 能
(P.24)を使って、正確なタイミングで叩いていたかどうかを
チェックすることができます。
再生
1, 2
[](再生/停止)ボタンを押してボタンを
1.
点灯させます。
以下のような画面が表示され、録音した演奏の再生が始 まります。
※ 録音した演奏のデータは、MIDI OUT から出力されませ
ん。
録音するときに、必ずメトロノームに合わせてください。
[](再生/停止)ボタンを押してボタンを
1.
点灯させ、録音した演奏を再生させます。
2.
[COACH]ボタンを押します。
以下の画面が表示されます。
再生中に[−/+]ダイヤルを回すと、再生テンポを変 えることができます。再生を停止すると、録音時のテン ポに戻ります。
※ 自動的にループ再生となり、メトロノームが鳴ります。
3.
再生を終了するときは[ ](再生/停止)ボ タンを押して、ボタンを消灯させます。
20
練習する

コーチ・モードで練習する

TD-4 には、練習の効果を最大限に引き出すために用意された、大変ユニークな練習用モード「コーチ・モード」があります。 スピードのコントロール能力や、精度、持久力を鍛えるとともに、タイミングを上手くとる練習に大変適しています。 コーチ・モードには、調整可能なパラメーターがいくつか用意されているため、それぞれのレベルに応じた練習を行うことがで
きます。

練習メニューを選ぶ

1
23
1.
[COACH]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
コーチ・モードのメニュー画面が表示されます。
2.
SEL[ ][ ]ボタンを 押して、練 習メニュー
(右記参照)を選びます。
練習メニューが決まったら、[OK]ボタンを押しま
3.
す。
選んだ練習メニューのスタート画面に移動します。
メニュー 説明
ウォーム・アップ
P.22
練習前に、軽く腕なら ししたいとき。
タイム・チェック
P.24
正確なリズムを叩く力 をつけます。
テンポ・チェック
P.25
一定の速さで叩く力を つけます。
クワイエット・カウント
P.26
体感でテンポを覚える 力をつけます。
[OK]ボタンのかわりに[ ]ボタンを押すと、スター
ト画面に移動せずに、すぐに練習スタートになります。
練習メニューのスタート画面で[MENU]ボタンを押す と、それぞれのメニューの設定が行えます。
オート・アップダウン
P.28
叩き続ける持久力をつ けます。
21
練習する

< 1 > ウォーム・アップ(WARM UPS)

このモードでは、ステップ 1 〜 3 までの練習を順番に行い、各ステップでの演奏を採点して、総合評価をします。 軽めの練習からハードな練習まで、3 つのコースが選べます。また、演奏の上達度に合わせて、テンポの調節もできます。
練習スタート
■ WARM UPS スタート画面で[ ](メトロノー ム)ボタンを押して、練習をスタートします。
WARM UPS をスタートさせた後で[ ](メトロノー ム)ボタンを押すと、WARM UPS を一時停止させるこ とができます。
練習を再開するときは、再度[ ](メト ロノーム)ボ タンを押します。WARM UPS を終了するときは、[OK]
ボタンを押します。
この状態で SEL[ ]ボタンを押すと前のステップに移 動し、SEL[ ]ボタンを押すと次のステップに移動し ます。
練習中でも[−/+]ダイヤルを回して、テンポを調節 することができます。
ステップ 2:AutoUpDown
テンポを徐々に上げ下げします。 メトロノームが上限値になるまで、テンポが 1 ずつ上がって
いき、上限値になったらテンポが 1 ずつ下がって最初のテン ポに戻ります。その後、同じ動作を繰り返します。
※ AutoUpDown は、Duration(P.23 )が 10 MINS ま
たは 15 MINS のときに実行されます。
テンポ下限 テンポ上限
※ 現在のテンポ設定値が、テンポ下限値になります。
練習中に SEL[ ]ボタンを押すと、現在のテンポがテ ンポ上限値となり、SEL[ ]ボタンを押すとテンポ上
限値が 260 に戻ります。
ステップ 3:TimeCheck
このステップでは、メトロノームに合わせて正確にタイミング よく叩く練習をします。
パッドを叩いたタイミングがメトロノームの拍子に合ってい るかどうかを画面に表示します。
ステップ 1:Change-up
このステップでは、リズム・タイプが 2 小節ごとに変化して いきます。
2 分音符から始まって徐々に音符が細かくなっていき、また 2 分音符まで戻るというリズムの変化を繰り返します。
残り時間
現在の音符
22
遅い ジャスト 速い
総合評価
各ステップでの演奏を採点し、総合評価を表示します。
練習する
評価(表示) EXCELENT!(最高)、VERY GOOD!( 優秀)、GOOD(良)、
AVERAGE(標準)、START OVER(やり直し)
練習終了
■ [OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー 画面に戻ります。
コース選択と各種設定
1.
WARM UPS スタート画面で[MENU]ボタンを 押して、ボタンを点灯させます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
3.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[MENU]ボタンを押してWARM UPSスタート画
4.
面に戻ります。
Duration(時間選択):
設定値 説明
EASY
HARD
標準 採点(判断)基準が厳しくなります。
Change-up:
ステップ 1:Change-upでの、リズム変化のパターンを設定 します。
設定値 説明
MaxTempo:
ステップ 2:AutoUpDown での、テンポの上限値を設定しま す。
設定値 説明
5 MINS
10 MINS
15 MINS
所要時間:5 分 Change-up:2 分、TimeCheck:3 分
所要時間:10 分 Change-up:3 分、AutoUpDown:3 分 TimeCheck:4 分
所要時間:15 分 Change-up:5 分、AutoUpDown:5 分 TimeCheck:5 分
Grade:
採点や TimeCheck での正確さを判断する基準を設定します。
設定値 説明
40 〜 260
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
ともできます。
Tempo:
テンポを設定します。
設定値 説明
40 〜 260
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
ともできます。
23
練習する

< 2 > ビートに合わせて正確に叩く(TIME CHECK)

メトロノームに合わせて、正確にタイミングよく叩く練習をするためのモードです。
練習スタート
1.
TIME CHECK スタート画面で[ ](メトロノー ム)ボタンを押して、練習をスタートします。
練習中でも[−/+]ダイヤルを回して、テンポを調節 することができます。
2.
メトロノームに合わせてパッドを叩きます。
遅い
パッドを叩いたタイミングがメトロノームの拍子に合っ
ているかどうかを画面に表示します。
正確なタイミングで叩いた割合が「%」で表示されます。
速い
各種設定
TIME CHECK スタート画面で[MENU]ボタンを
1.
押して、ボタンを点灯させます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
3.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[MENU]ボタンを押して TIME CHECK スタート
4.
画面に戻ります。
Score:
採点の結果を、画面に表示させるかどうかを設定します。
採点
Score(右記)を「ON」に設定しているときは、指定した小 節数の練習が終わると、TimeCheck を自動的に終了し、それ までの演奏を採点して、結果を画面に表示します。
練習終了
3.
[OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー
画面に戻ります。
24
設定値 説明
OFF
ON
8
(4
、、
、、
、、
、、
32 meas)
採点しません。 タイミングのチェックだけをします。
採点の結果を画面に表示します。
16
また、採点までの間に練習する小節数を指定
、、
、、
します。
Grade:
採点基準を設定します。
設定値 説明
EASY
HARD
標準 より厳しくタイミングをチェックします。
Tempo:
テンポを設定します。
設定値 説明
40 〜 260
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
ともできます。

< 3 > 一定のテンポで叩き続ける(TEMPO CHECK)

メトロノームのテンポに頼らず、一定のテンポを保ちながら叩 く練習をするモードです。
叩くテンポが大きくズレると、テンポのズレを正確に判 定できないことがあります。
練習スタート
練習する
1.
TEMPO CHECK スタート画面で[ ](メトロ ノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。
練習中でも[−/+]ダイヤルを回して、テンポを調節 することができます。
2.
メトロノームのテンポに合わせて、パッドを叩きま す。
一定のテンポを保つようにパッドを叩きます。
正確なテンポで叩くと、メトロノームの音が小さくなり ます。
パッドを叩くテンポがズレてくると、メトロノームの音 が大きくなってきます。ズレが大きいほど、メトロノー
ムの音が大きくなります。メトロノームのテンポに合わ せて、パッドを叩くタイミングを修正します。
ズレ大
ズレ中
ズレ小
正確
正確なテンポで叩いた割合が「%」で表示されます。
練習終了
[OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー
3.
画面に戻ります。
25
練習する
各種設定
TEMPO CHECK スタート画面で[MENU]ボタ
1.
ンを押して、ボタンを点灯させます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
3.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[MENU]ボタンを押してTEMPO CHECKスター
4.
ト画面に戻ります。
Grade:
テンポの正確さの判断基準を設定します。
設定値 説明
EASY
HARD
標準 より厳しくテンポをチェックします。
Tempo:
テンポを設定します。
設定値 説明
40 〜 260
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
ともできます。

< 4 > 身体でテンポを覚える(QUIET COUNT)

身体でテンポを覚えるためのモードです。最初の数小節は設定された音量でクリックが鳴りますが、次の数小節は音量が小さく なり、ほとんど聴こえなくなります。
[](メトロノーム)ボタンを押して停止させるまで、この数小節間隔のサイクルが続きます。
最初の数小節はメトロノームが鳴ります。メトロノーム
練習スタート
QUIET COUNT スタート画面で[ ](メトロ
1.
ノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。
2.
メトロノームのテンポに合わせて、パッドを叩きま す。
練習中でも[−/+]ダイヤルを回して、テンポを調節 することができます。
が発音する最後の小節になると、画面に「Ready」と表 示されます。
メトロノームが鳴り終わると、画面の表示が「Quiet」に 変わります。この間もパッドを叩き続けます。
26
「Quiet」表示中に、正確なテンポで叩いた割合が「%」
で表示されます。
手順 2 を繰り返して、練習を続けます。
3.
練習終了
[OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー
4.
画面に戻ります。
各種設定
練習する
Quiet:
Meas で設定した小節のうち、Quiet にする小節の長さを設 定します。
設定値 説明 RANDOM Quiet の区間が毎回ランダムに設定されます。
設定した長さ(小節)が Quiet の区間に設定
1、2、4
されます。 ※ Measures で設定した値の半分より大きい
値を設定することはできません。
Tempo:
テンポを設定します。
QUIET COUNT スタート画面で[MENU]ボタン
1.
を押して、ボタンを点灯させます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
3.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[MENU]ボタンを押して QUIET COUNT スター
4.
ト画面に戻ります。
Measures:
「メトロノーム発音」と「Quiet」の繰り返し区間の長さ(小
節)を設定します。
設定値 説明
40 〜 260
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
ともできます。
設定値 2 、4 、8、16(小節)
27
練習する

< 5 > テンポを徐々に上げ下げする(AUTO UP/DOWN)

テンポを徐々に上げ下げすることによって、持久力を高める練習が行えるモードです。
3.
練習スタート
1.
AUTO UP/DOWN スタート画面で[ ](メト ロノーム)ボタンを押して、練習をスタートしま
す。
テンポ下限 テンポ上限
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[MENU]ボタンを押して AUTO UP/DOWN ス
4.
タート画面に戻ります。
Rate:
メトロノームのテンポが上(下)がる速さを設定します。
設定値 説明
SLOW
MEDIUM
FAST
4 拍でテンポが 1 上(下)がります。 2 拍でテンポが 1 上(下)がります。
1 拍でテンポが 1 上(下)がります。
2.
メトロノームに合わせて、パッドを叩きます。
メトロノームのテンポが、テンポ下限値から設定した拍 ごとにテンポが 1 ずつ上がっていきます。テンポ上限値
になると、設定した拍ごとにテンポが 1 ずつ下がってい きます。この状態が繰り返されます。
練習中に SEL[ ]ボタンを押すと、現在のテンポがテ ンポ上限値となり、SEL[ ]ボタンを押すとテンポ上 限値が 260 に戻ります。
練習終了
3.
[OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー
画面に戻ります。
各種設定
1.
AUTO UP/DOWN スタート画面で[MENU]ボ タンを押して、ボタンを点灯させます。
MaxTempo:
テンポの上限値を設定します。
設定値 説明
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
41 〜 260
ともできます。
※ MinTempo より小さい値に設定すること
はできません。
MinTempo:
テンポの下限値を設定します。
2.
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを 選びます。
28
設定値 説明
40 〜 259
※ タップ入力(P.36)でテンポを設定するこ
ともできます。

ドラム・キットを作る

キック・ドラム、スネア・ドラムなど、それぞれのインスト(楽器音)をエディットして、演奏曲や目的にあったドラム・キッ トを作ります。

項目(パラメーター)の選びかた

2
134
1.
DRUM KIT[<][>]ボタンを押して、設定を変 えるドラム・キットを選びます。
[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
2.
メニュー画面が表示されます。
SEL[ ][ ]ボタンを 押し て、項目(右 記参
3.
照)を選びます。
4.
項目が決まったら[OK]ボタンを押します。
選んだ項目の設定画面に移動します。
メニュー パラメーター
P.30
インスト設定
チューニング
マフリング
P.31
パッドの音量
パッドの定位
ドラム・キット全体 の音量
クロス・スティック の音量
P.32
アンビエンスの種類
アンビエンスのかか
りの深さ
P.32
ドラム・キットの 名前
[−/+]ダイヤルを回して、設定を変えたいパッドを選
ぶことができます。
設定を終えたら[MENU]ボタンを押してボタン
5.
を消灯させ、DRUM KIT 画面に戻ります。
ドラム・キットの コピー(P.33)
ドラム・キットの 入れ替え(P.34)
ドラム・キットの
書き戻し(P.35)
29
ドラム・キットを作る

インストの設定を変える(INSTRUMENT)

TD-4 では、ドラム・キットを構成するキック・ ドラムやスネア・ドラムなど、1 つ 1 つの楽器のことを「インスト(INST)」 と呼びます。
1.
メニュー画面で「1 INSTRUMENT」を選び、[OK] ボタンを押します。
「Instrument」画面が表示されます。
インスト番号 インスト・グループ
インスト
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
画面 パラメーター 設定値 説明
インスト・ グループ
インスト 選んだパッドのインスト
Tuning
『ドラム・キット/インス
ト一覧』(P.51)参照
-600 〜 0 〜 +600
3.
パッドを叩いて、設定を変えるパッドを選びます。
画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
4.
5.
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
インストの種類
ヘッドのチューニング ※ チューニングは、インスト・グループが
KICK、SNARE、TOM、PERC のインス トが割り当てられているパッドにのみ設 定可能です。
マフリング(ミュート)の設定 ※ マフリングは、インスト・グループが
Muffling
Tuning と Muffling は、Drum Kit 画面で[TUNING]ボタン、[MUFFLING]ボタンを押して変更することができます。
Head/Rim Link(P.39)が ON のとき、SNARE、HH、CRASH、RIDE についてはヘッドとリム( シンバルの場合はボウ またはエッジが同時に変更されます。
Head/Rim Link が OFF のときは、パッドのヘッドまたはリム(シンバルの場合はボウまたはエッジ)を叩いて設定を変え るパッドを選びます。
Head/Rim Link (P.39)が ON のときに、ヘッドとリム(シンバルの場合はボウとエッジ)に割り当てられているインス
ト(楽器音)が推奨の組み合わせと異なっている場合は、画面の右側に「*」が表示されます。
Head/Rim Link(P.39)が ON のときに、ヘッドとリム( シンバルの場合はボウとエッジ )に設定されているチューニングま
たはマフリングの値が異なっている場合は、画面の右側に「*」が表示されます。
0〜10
KICK、SNARE、TOM、PERC のインス トが割り当てられているパッドにのみ設 定可能です。
30

パッドやドラム・キットの音量を調整する(MIXER)

パッドの音量やパン(定位)を調節します。
1.
メニュー画面で「2 MIXER」を選び、[OK]ボタ ンを押します。
「Mixer」画面が表示されます。
画面 パラメーター 設定値 説明
Pad Volume
0〜100
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
3.
パラメーターが「Pad Volume」または「Pan」の ときは、パッドを叩いて設定を変えるパッドを選び
ます。
画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
4.
5.
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
各パッドの音量
※ ハイハット・ペダルの感度は、HH Pedal
Sens(P.38)で調節します。
ドラム・キットを作る
Pan
Kit Volume
Xstick Volume
Pad Volume と Pan は、Head/Rim Link(P.39)が ON のとき、SNARE、HH、CRASH、RIDE についてはヘッドとリ ム(シンバルの場合はボウまたはエッジ)が同時に変更されます。画面にはヘッド(シンバルの場合はボウ)側の設定値が
表示されます。Head/Rim Link が OFF のときは、パッドのヘッドまたはリム(シンバルの場合はボウまたはエッジ)を叩 いて設定を変えるパッドを選びます。
Head/Rim Link(P.39)が ON のときに、ヘッドとリム(シンバルの場合はボウとエッジ)に設定されている Pad Volume または Pan の値が異なっている場合は、画面の右側に「*」が表示されます。
L10 〜 CENTER〜 10R 各パッドの定位
0〜100 ドラム・キット全体の音量
クロス・スティックの音量 値を大きくすると、クロス・スティックの音 量が大きくなります。 値が 1 〜 3 のときは、Drum Kit 画面に
「Xstick」と表示されます。
OFF、1 〜 3
「OFF」にすると、クロス・スティック奏法の
ときにもオープン・リム・ショットの音が鳴 ります。
※ クロス・スティック音とオープン・リム
ショット音が切り替わるときの叩く強さ は、Xstick Adjust(P.38)で設定します。
31
ドラム・キットを作る

音にアンビエンス効果をかける(AMBIENCE)

ドラムを演奏している部屋の鳴りの設定を「アンビエンス」といいます。 アンビエンスの設定を変更することで、いろいろな部屋でドラムを演奏しているような効果が得られます。
1.
メニュー画面で「3 AMBIENCE」を選び、[OK] ボタンを押します。
「Ambience」画面が表示されます。
画面 パラメーター 設定値 説明
OFF、ROOM、 ROCK CLUB、HALL S、
Type
HALL L、ARENA、 DANCEFLOOR、 STUDIO、 RECORDING、 ISOLATOR
SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを
2.
選びます。
3.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
4.
アンビエンスの種類
「OFF」にすると、アンビエンスはかかりませ
ん。
Depth
0〜5
アンビエンスのかかりの深さ
「0」にすると、アンビエンスはかかりません。

ドラム・キットに名前を付ける(KIT NAME)

キットごとに、10 文字以内の名前(ドラム・キット・ネーム)を付けることができます。
メニュー画面で「4 KIT NAME」を選び、[OK]
1.
ボタンを押します。
「Kit Name」画面が表示されます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、文字を変更する
2.
位置にカーソルを合わせます。
3.
[−/+]ダイヤルで、文字を変更します。
※ 以下のボタンを使うと、文字変更が効率良く行えます。
ボタン 説明
[]
[]
[COACH]
4.
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
カーソル位置の文字を削除し、以降 の文字を 1 つ左にずらします。
カーソル位置に空白を挿入し、以降 の文字を 1 つ右にずらします。
カーソル位置の文字の種類を大文 字、小文字、数字・記号の順で切り 替えます。
32

ドラム・キットをコピーする(COPY)

ドラム・キットをコピーすることができます。
コピーを実行すると、コピー先の内容は消去されます。よく確認してから実行してください。
1.
メニュー画面で「5 KIT COPY」を選び、[OK]ボ タンを押します。
「Kit Copy」画面が表示されます。
[−/+]ダイヤルで「COPY」を選びます。
2.
3.
SEL[ ]ボタンを押します。
SEL[ ]ボタンを押します。
7.
確認のメッセージが点滅表示されます。
※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。
コピーを実行するときは、[OK]ボタンを押します。
8.
ドラム・キットのコピーが実行されます。 ドラム・キットのコピーが完了すると以下のメッセージ
が表示され、ドラム・キット画面に戻ります。
ドラム・キットを作る
[−/+]ダイヤルで、コピー元になるドラム・キッ
4.
トを選びます。
※ このときパッドを叩いて、選んだドラム・キットの音を
聴くことができます。
SEL[ ]ボタンを押します。
5.
[−/+]ダイヤルで、コピー先のドラム・キット
6.
を選びます。
33
ドラム・キットを作る

ドラム・キットを入れ替える(EXCHANGE)

ドラム・キットの入れ替え(エクスチェンジ)をすることができます。
1.
メニュー画面で「5 KIT COPY」を選び、[OK]ボ タンを押します。
「Kit Copy」画面が表示されます。
[−/+]ダイヤルで、「EXCHANGE」を選びます。
2.
SEL[ ]ボタンを押します。
7.
確認のメッセージが点滅表示されます。
※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。
入れ替えを実行するときは、[OK]ボタンを押しま
8.
す。
ドラム・キットの入れ替えが実行されます。 ドラム・キットの入れ替えが完了すると以下のメッセー
ジが表示され、ドラム・キット画面に戻ります。
3.
SEL[ ]ボタンを押します。
4.
[−/+]ダイヤルで、入れ替えの元になるドラム・
キットを選びます。
※ このときパッドを叩いて、選んだドラム・キットの音を
聴くことができます。
5.
SEL[ ]ボタンを押します。
6.
[−/+]ダイヤルで、入れ替え先のドラム・キッ
トを選びます。
34
ドラム・キットを作る

ドラム・キットを書き戻しする(RESTORE)

指定のドラム・キットを工場出荷時(プリセット)のドラム・キットの設定に書き戻し(リストア)することができます。
書き戻しを実行すると、元の内容は消去されます。よく確認してから実行してください。
1.
メニュー画面で「5 KIT COPY」を選び、[OK]ボ タンを押します。
「Kit Copy」画面が表示されます。
[−/+]ダイヤルで、「RESTORE」を選びます。
2.
3.
SEL[ ]ボタンを押します。
6.
[−/+]ダイヤルで、書き戻し先のドラム・キッ
トを選びます。
7.
SEL[ ]ボタンを押します。
確認のメッセージが点滅表示されます。
※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。
8.
書き戻しを実行するときは、[OK]ボタンを押しま す。
ドラム・キットの書き戻しが実行されます。 ドラム・キットの書き戻しが完了すると以下のメッセー
ジが表示され、ドラム・キット画面に戻ります。
[−/+]ダイヤルで、書き戻しの元になるプリセッ
4.
ト・ドラム・キットを選びます。
※ RESTORE を選んでいるときには P1 〜 P25 の番号が
表示されます。「P」はプリセットのドラム・キットを表 しています。
※ このときパッドを叩いて、選んだドラム・キットの音を
聴くことができます。
SEL[ ]ボタンを押します。
5.
35

システムの設定

TD-4 全体の動作環境に関する「システム・パラメーター」の設定を行います。

メトロノームの鳴りかたを変える(METRONOME)

1.
[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
メニュー画面が表示されます。
2.
SEL[ ][ ]ボタンを押して
「7 METRONOME」を選び、[OK]ボタンを押
します。
画面 パラメーター 設定値 説明
Tempo (Tap)
Beat
40 〜 260
1〜9 メトロノームの拍子を設定します。
「Metronome」画面が表示されます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ
3.
メーターを選びます。
4.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
5.
メトロノームのテンポを設定します。
※ 同じパッドを連続で 4 回以上叩くと、パッドを叩いた
間隔でテンポを設定することができます(タップ・テ ンポ)。
36
Rhythm Type
Volume
Sound
右記
0〜10 メトロノームの音量を設定します。
右記
メトロノームで鳴らす音符の種類を設定します。 全音符、4 分音符、8 分音符、8 分 3 連符、16 分音符
メトロノームの音色を設定します。 ELECTRONIC、BEEP、TRADITION、CLICK、
COWBELL、WOODBLOCK、SHAKER、TRIANGLE

パッドの調整をする(PAD SETTINGS)

システムの設定
1.
[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
メニュー画面が表示されます。
2.
SEL[ ][ ]ボタンを押して
「8 PAD SETTINGS」を選び、[OK]ボタンを押
「Pad Settings」画面が表示されます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ
3.
メーターを選びます。
4.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
します。
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
5.

パッドの種類を指定する

画面 パラメーター/設定値 説明
Pad Type
パッドからの信号を TD-4 が確実に受信できるように、使用するパッドの種類(パッド・ タイプ)をパッドごとに指定します。
パッド・タイプ: KD-8、KD-9、KD-85、KD-120、PD-8、PD-85、PD-105、PD-125、PDX-6、
PDX-8、CY-5、CY-8、CY-12C、CY-14C、CY-12R/C、CY-13R、CY-15R、 VH-11、RT-10、OFF
パッド・タイプ」は、パッドに関するいろいろなパラメーターを各パッドに適した値に調整し、ひとまとめにしたものです。
接続したパッドに合ったパッド・タイプを選択すれば、各パラメーターが最適な値に設定され、問題なく演奏ができるように なります。
適切なパッド・タイプを選んだにも関わらず、うまく演奏ができない場合にのみ、個々のパラメーターを微調整して、お使い のパッドに合ったものにします。
※ OFF に設定したパッドを再度 OFF 以外に設定し直すときは、メニュー画面で[−/+]ダイヤルを回して、パッドを選び
直してください(P.29)。

パッドの感度を調節する

この設定は、パッド・タイプを設定すると自動的に各パッドに適した値に変更されるため、通常設定する必要はありません。 より細かい設定をする場合にパラメーターを調整します。
画面 パラメーター/設定値 説明
パッドの感度を調節し、叩く強さと音の大きさのバランスを調節
Sensitivity
1〜32
します。 値を大きくすると感度が高くなり、パッドを弱く叩いても大きな
音量で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、パッドを強 く叩いても小さな音量で鳴ります。
37
システムの設定
画面 パラメーター/設定値 説明
HH Pedal Sens
-5 〜 +5
Xstick Adjust
-9 〜 +9
Advanced Edit
フット・クローズまたはフット・スプラッシュ奏法をしたときの感 度を調節します。
(+)の値にすると、軽く踏んでも大きな音で鳴ります。
クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り替わ るときの叩く強さを設定します。
(+)の値にすると、より強く叩いてもクロス・スティックの音が
鳴るようになります。
パッド・パラメーターをさらに細かく設定することができます。 P.44 をご覧ください。

トリガー・ケーブル CR2 の使いかたを決める

画面 パラメーター/設定値 説明
Crash 2 Usage
RIDE BELL: CR2 のトリガー・ケーブルを RIDE BELL として使用します(P.40)。
CRASH 2: CR2 のトリガー・ケーブルを CRASH 2 として使用します。

その他の設定をする(OPTIONS)

[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
1.
メニュー画面が表示されます。
2.
SEL[ ][ ]ボタンを押して「9 OPTIONS」 を選び、[OK]ボタンを押します。
「Options」画面が表示されます。
38
3.
SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ メーターを選びます。
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
4.
5.
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
システムの設定
画面のコントラストを調節する
(LCD Contrast)
設定値
1〜10

画面の明るさを調節する(LCD Brightnes)

設定値
1〜10

ボタンの操作音を鳴らす(Keypad Sound)

設定値 説明
OFF 操作音は鳴りません。 1〜3 操作音の音量を設定します。

工場出荷時の設定に戻す(Factory Reset)

TD-4 に記録されている、パッドやドラム・キットの設定を工 場出荷時の設定に戻します。 これを「ファクトリー・リセット」といいます。
※ 1 キットごとに工場出荷時の設定に戻すときは、ドラム・
キットの「書き戻し」(P.35)を実行します。
ファクトリー・リセットを実行すると、TD-4 に記録され ている設定が失われます。
「Options」画面で、SEL[ ]ボタンを数回押
1.
して「Factory Reset」を選び、[OK]ボタンを 押します。
「Factory Reset」画面が表示されます。
[−/+]ダイヤルで、ファクトリー・リセットを
2.
する設定を選びます。
設定値 説明
PADS PAD SETTINGS のパラメーター
SYSTEM
ALL KITS 全ドラム・キット ALL TD-4 の全データ
3.
SEL[ ]ボタンを押します。
確認のメッセージが表示されます。
システム・パラメーター(OPTIONS と PAD SETTINGS のパラメーター)

ヘッドとリムの設定を別々に変更できるよ うにする(Head/Rim Link)

設定値 説明
SNARE、HH、CRASH、RIDE について、 ヘッドとリム(シンバルの場合はボウとエッ ジ)の設定(インスト/チューニング/マフ
ON
OFF
リング/パッド・ボリューム、パン)が同時 に変更されます。
※ Crash 2 Usage が RIDE BELL のとき
は、RIDEのBELL も同時に変更されます。
SNARE、HH、CRASH、RIDE について、 ヘッドとリムの設定が別々に変更されます。
※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。
[OK]ボタンを押します。
4.
ファクトリー・リセットが実行されます。 ファクトリー・リセットが完了すると以下のメッセージ
が表示され、ドラム・キット画面に戻ります。
39

ドラム・セットを拡張する

CRASH 2 を追加する

TD-4K2 に、別売のシンバル(CY-8)を「クラッシュ・シン バル 2」(CRASH 2)として追加したセッティング例です。
CY-8
MDY-series

シンバル(CY-8)の代りに CY-13R や CY-15R を使う

TD-4K2 で、RIDE シンバル(CY-8)を別売の CY-13R や CY-15R に代えたセッティング例です。
CY-13R CY-15R
CRASH 2(CY-8)の設定
トリガー・ケーブルの「CR2」を接続します。
1.
2.
Crash 2 Usage を「CRASH 2」に設定します
(P.38)。
パッド・タイプ(Pad Type)に「CY-8」を選び
3.
ます(P.37)。
40
RIDE(CY-13R、CY-15R)の設定
※ この場合、Crash 2 のパッドは接続できません。
BOW/EDGEアウトプット・ジャックに、トリガー・
1.
ケーブルの「RD」を接続します。
2.
BOW/BELL アウトプット・ジャックに、トリガー・ ケーブルの「CR2」を接続します。
Crash 2 Usage を「RIDE BELL」に設定します
3.
(P.38)。
4.
パッド・タイプ(Pad Type)に
「CY-13R/CY-15R」を選びます(P.37)。
インストの設定 (P.30) で、インスト名の最後に「/B」が
付いていないインストを選ぶと、ボウを強く叩いてもベ ルの音に切り替わらなくなります。

V ハイハット(VH-11)を使う

ハイハットに、VH-11( 別売)を使ったセッティング例です。
VH-12 には対応していません。
ドラム・セットを拡張する

VH-11 の接続と設定

接続のしかた
クラッチ
スクリュー
余った CY-5 は、CRASH 2 として利用することもでき ます。
モーション・センサー
ユニット
CONTROLOUT
ジャック
HHC
ケーブルを接続
TRIGGER OUT ジャックに、トリガー・ケーブルの「HH」
を接続します。
CONTROL OUT ジャックに、トリガー・ケーブルの
「HHC」を接続します。
※ ハイハット・スタンドへの取り付け方法については、「VH-
11 取扱説明書」をご覧ください。
TRIGGEROUT
ジャック
HH
ケーブルを接続
設定のしかた
VH-11 が T D-4 に正しく接続されていることを確
1.
認します。
2.
ハイハットをセッティングして、ペダルから足を離 した状態で、TD-4 の電源を入れます。
※ ハイハットがモーション・センサー・ユニットに触れた
状態で電源を入れると、正しく調整できません。
クラッチ・スクリューをゆるめて、ハイハットを
3.
モーション・センサー・ユニットの上に自然に置い た状態にします。
4.
[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
41
ドラム・セットを拡張する
SEL[ ][ ]ボタンを押して
5.
「8 PAD SETTINGS」を選び、[OK]ボタンを
押します。
「Pad Type」画面が表示されます。
ハイハットを軽く叩いて、画面に「HH」を表示さ
6.
せます。
7.
[−/+]ダイヤルで、VH-11 を選びます。
オフセット調整の目安
クローズド・ハイハットの音が鳴らしづらい場合 は、VH オフセット調 整ネジを「CLOSE」の方向 へ回します。 オープン・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は
「OPEN」の方向へ回します。
強打時に音が途切れるときは、VH オフセット調整 ネジを「OPEN」の方向へ回してください。
必要に応じて、その他のパラメーターを調節しま
10.
す。
VH-11 のセッティングを正しく行わないと、正常に動作 しないことがあります。 詳しくは VH-11 の取扱説明書をご覧ください。
8.
SEL[ ]ボタンを押して「HH Pedal Sens」を 選びます。
9.
画面下部に表示されるメーターを見ながら、VH­11の VHオフセット調整ネジを回して調整します。
メーターの表示が「 」になるように調整します。
調整OK
VHオフセット
調整ネジ
OPEN CLOSE
42

その他の設定

MIDI を使う

MIDI ついて
MIDI(Musical Instruments Digital Interface)とは、電
子楽器やコンピューターの間で演奏などの情報をやりとりで きる統一規格です。
TD-4 では、MIDI を使って次の応用操作ができます。
パッドの演奏で外部 MIDI 機器を鳴らす
TD-4 の音に重ねて、MIDI 音源やサンプラーを鳴らすことが できます。
MIDI音源
MIDI IN

MIDI に関する設定をする

1.
[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
メニュー画面が表示されます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して「6 MIDI」を選
2.
び、[OK]ボタンを押します。
「MIDI」画面が表示されます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ
3.
メーターを選びます。
4.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
5.
画面 パラメーター 設定値 説明
各パッドから送信する MIDI ノート・ナンバーを設定し
Note#
Xstick のノート・ナンバーは、SNARE RIM のノート・ナンバーの -3 の値になります。
HH を選ぶと、HH BOW/EDGE OPEN のノート・ナンバーの設定になります。
HH BOW/EDGE CLOSE や HH FOOT CLOSE のノート・ナンバーは、以下のようになります。
HH BOW CLOSE: HH BOW OPEN のノート・ナンバーの -4 の値
HH EDGE CLOSE:HH EDGE OPEN のノート・ナンバーの -4 の値
HH FOOT CLOSE: HH BOW OPEN のノート・ナンバーの -2 の値
Channel
0(C-)〜 127(G9)、
OFF
OFF、 1〜16
ます。 ドラム・キットごとに設定することができます。 パッドを叩いて、設定をするパッドを選びます。
「OFF」にすると、そのパ ッドの演奏 情報は送信 されま
せん。
MIDI 情報を送信するチャンネルを設定します。
「OFF」にすると、MIDI 情報は送信されません。
43
その他の設定
画面 パラメーター 設定値 説明
プログラム・チェンジ情報を外部 MIDI 機器に送信する
(ON)かしない(OFF)かを設定します。
ProgramChg Tx
OFF、ON
「ON」にすると、TD-4 でドラム・キットを切り替え
たときに、切り替えたドラム・キットに設定されてい るプログラム・ナンバーが送信されます。
※ ドラム・キットのプログラム・ナンバーはドラム・
キットのナンバーと同じです。

パッド・パラメーターをさらに細かく設定する

この設定は、パッド・タイプを設定すると自動的に各パッドに適した値に変更されるため、通常設定する必要はありません。 うまく演奏ができない場合にのみ、パラメーターを調整します。
「Pad Settings」画面で、SEL[ ]ボタンを数
1.
回押して「Advanced Edit」を選び、[OK]ボタ ンを押します。
「Pad Advanced」画面が表示されます。
画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明
Threshold
0〜16
右の図で、B の信号は鳴りますが A と C は鳴りません。 大きな値に設定すると、弱く叩いたときに音が鳴らなくなります。
パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げていきます。 パッドを弱めに叩いて、音が欠けるようであれば少し値を下げます。これを繰り
返してちょうどよい設定にします。
ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読み込むよ うに、パッドの最低感度を設定します。
これにより、パッドが周囲の振動を拾うのを防ぐことができます。
SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ
2.
メーターを選びます。
3.
[−/+]ダイヤルで設定値を変えます。
[OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。
4.
スレッショルド
CBA
Curve
下記参照
LINEAR
標準的な設定です。叩く強さと音量の変化が最も自 然になります。
音量
LINEAR
たたく強さ
44
パッドやドラム・トリガーによっては、叩く強さと音量変化の関 係が不自然な場合があります。ここでは、パッドを叩く強さに対 する音量変化のしかたを設定します。
EXP1、EXP2
LINEAR に比べ、強めに叩くときの音量変化が大き くなります。
音量 音量
EXP2EXP1
たたく強さ
画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明
時間
A
その他の設定
LOG1、LOG2
LINEAR に比べ、弱めに叩くときの音量変化が大き くなります。
音量 音量
LOG2LOG1
たたく強さ
SPLINE
LOUD1、LOUD2
叩く強さによる音量変化が少なく、演奏しやすい音 量が保てます。ドラム・トリガーを利用するときな ど、安定した発音が得られます。
音量 音量
LOUD2LOUD1
叩く強さによる音量変化が極端に付きます。
音量
SPLINE
画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明
たたく強さ
トリガー信号の検出時間を設定します。 ドラム・パッドの種類やドラム・トリガー固有の性質により、トリ
Scan Time
0.4 〜 4.0ms
ガー信号波形の立ち上がり時間が微妙に異なるため、同じ強さで叩 いても弱く鳴ったり、強く鳴ったりすることがあります。このよう な場合に、トリガー信号の検出時間(スキャン・タイム)を調節す ることで、叩いた強さを正確に検出することができます。
パッドを同じ強さで叩きながらスキャン・タイムの値を「0.4」から徐々に上げていき、一番大き な音量で安定して発音する値にします。その値で強弱をつけてパッドを叩き、適切な音量変化が得 られることも確認してください。
※ 値を大きくすると発音までの時間が長くなります。できるだけ小さい値に設定してください。
たたく強さ
スキャン・タイム
時間
リトリガーを防ぐための設定です。 ドラム・トリガーを取り付けたスネア・ドラムなどを叩いたとき
Retrig Cancel
1〜16
に、波形が乱れているために、図の A 点でも誤って発音してしま うことがあります(リトリガー)。
この現象は特に波形の消え際で起こりやすいものです。リトリ ガー・キャンセルは、この波形の乱れを検出して、リトリガーが起 こらないようにします。
パッドを叩きながら、リトリガーしなくなるまでリトリガー・キャンセルの値を上げます。 ※ 値を大きくするとリトリガーしなくなりますが、速く連打したときに音が抜けやすくなりま
す。リトリガーが起こらないことを確認しながら、できるだけ小さい値に設定してください。
マスク・タイムでもこのような 2 度鳴りの症状を無くすことができます。マスク・タイムが トリガー信号を受信してから設定した時間内は次のトリガー信号を検出しなくなるのに対し て、リトリガー・キャンセルはトリガー信号レベルの減衰を検出し、打撃されたときのトリ ガー信号か、鳴らす必要のないトリガー信号かを判別します。
45
その他の設定
画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明
2 度鳴りを防止するための設定です。
Mask Time
0 〜 64ms
キック・トリガーの場合はキック・ペダルを踏みながら、バウンシング(ビーターの跳ね 返りによる発音)しなくなるまでマスク・タイムの値を上げます。
※ 値を大きくすると、速く連打したときに音が抜けやすくなります。できるだけ小さい値
に設定してください。
特にキック・トリガーで、鳴らした直後に再度ビーターがヘッドに 触れると、ダブル・トリガー(1 度鳴らすつもりなのに 2 度鳴っ てしまう)の原因になります。
マスク・タイムはこれを防ぐための機能で、設定した時間内に再度 起こったトリガー信号を無視します。
マスク・タイム
時間
パッドを 1 度しか叩いていないのに 2 度以上音が鳴ってしまうときは、リトリガー・ キャンセルを調節してください。
同じスタンドに 2 つのパッドを取り付けている場合などに、一方 のパッドを叩いたときの振動で他方のパッドが誤って発音してし
Xtalk Cancel
0 〜 80%
設定例:スネアのパッドを叩いたときにタム 1 の音が鳴ってしまう
スネアのパッドを叩きながら、タム 1 のパッドの「Xtalk Cancel」の値を徐々に上げていき、スネアのパッドを叩いてもタム 1 のパッドが鳴らなくなる値にします。値を上げるほど、タム 1 のパッドが他のパッドからのクロストークを受けにくくなり ます。
※ 値を大きくし過ぎると、2 つのパッドを同時に叩いたときに弱く叩いた方のパッドの音が鳴りにくくなります。
設定値は、クロストークが起こらない最小の値にしてください。
Rim Gain
0〜8.0
Rim Adjust
0〜8.0
まう「クロストーク」を防ぐための設定です。
取り付けられている 2 つのパッドの距離を離してセッティング することにより、クロストークを防ぐことができる場合もあり ます。
PD-125/105/85、PDX-8/6、PD-9/8/7、CY シリーズ、 VH-11、RT-10S を使用するときの、リムを叩く強さと音の大き さのバランスを調節します。
値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。 値を小さくすると、リムを強く叩いても小さな音量で鳴ります。
PD-125/105/85、PDX-8/6、RT-10S を使用するときの、 リム・ショットの鳴りやすさを調節します。
ヘッドを強打したときにリムの音が鳴ってしまうときに、この値を 小さくすると改善できます。
値を小さくし過ぎると、リム側のインストが鳴りづらくなります。
発音しない
46
その他の設定

変更したドラム・キットや設定をロックする (エディット・ロック)

「エディット・ロック」をオンにすると、ドラム・キットの編集(ファクトリー・リセット:P.39 を除く)は行えますが、電源
を切ったあとにすべての変更が破棄されます。 この機能は、特に店頭展示や展示会などで役に立つ機能です。 また、他の人があなたの TD-4 を演奏するとき、エディット・ロックをオンにしておけば、ドラム・キットの設定を変えられて
も設定を保護することができます。
一度設定すると、電源を切っても設定は記憶されています。
エディット・ロックをオンにする
電源オフの状態で[ ](録音)ボタンと SEL[] ボタンを押しながら、[POWER]ボタンを押しま
す。
エディット・ロックがオンになると、[POWER]ボタン が押された直後の画面に「 」マークが表示されます。
エディット・ロックをオフにする
電源オフの状態で[](録音)ボタンと SEL[] ボタンを押しながら、[POWER]ボタンを押しま
す。
Options 画面で、ファクトリー・リセットを選ぶ画面に も「 」マークが表示され、それ以降のファクトリー・
リセットの操作ができなくなります。
47

困ったときは

ここでは、正しく動作しないときのチェック・ポイントと対処方法をまとめています。症状に合わせて確認してください。
デモ・パターンが鳴らない
□ 録音をしていませんか?
→[ ](録 音)ボタン を押し て演 奏を録 音(P.19)する
と、デモ・パターンは一時的に消去されますが、電源を 入れ直すとデモ・パターンが聴けるようになります。
録音したデータが消えた
□ 電源を切りませんでしたか?
→ 録音後に電源を切ると録音データは消去され、電源投入
時に再度デモ・パターンが本体メモリーから呼び出され ます。
音が鳴らないパッドがある
□ インストの音量が下がっていませんか?
→ ドラム・キットの設定で、Mixer の Pad Volumeを設定
してください(P.31)。
□ パッドを正しく接続していますか?
→ プラグが抜けかかっていないか、差し込むジャックを間
違えていないかを確認してください(P.10)。
パッドが正しく鳴らない
□ パッド・タイプの設定は正しいですか?
→ Pad Type の設定をしてください(P.37)。
□ パッドの感度設定は正しいですか?
→ Sensitivity の設定をしてください(P.37)。 ※ 表現豊かな演奏のために、ローランド製の専用パッドの
ご使用をおすすめします。
□ パッドのメッシュ・ヘッドは均一に張られています
か?
→ お使いのパッドの取扱説明書をご覧になり、メッシュ・
ヘッドの張り具合を調節してください。 パッドの音量などが不安定な場合は、メッシュ・ヘッド の張り具合をやや強くすると安定します。
□ CY-13R や CY-15R を接続してもベルの音が鳴
らない
→ RIDE(CY-13R、CY-15R)の設定( P.40)にしたがっ
て設定を確認してください。
□ Crash2 の音が鳴らない
→ CRASH2(CY-8)の設定(P.40)にしたがって設定を
確認してください。
□ インストに「OFF」を選んでいませんか?
→「OFF」は音を鳴らさないための設定です。
「OFF」以外のインストを選んでください(P.51)。
□ パッド・タイプが「OFF」になっていませんか?
→ Pad Type の設定をしてください(P.37)。
48
□ パッドを叩くと、叩いていないパッドの音がする
→ Xtalk Cancel(P.46)の設定で、設定値を調整してく
ださい。
→ 使用しないパッドがあるときは、そのパッドのPad Type
を「OFF」にしてください(P.37)。
リム・ショットができない/リム・ショットの音 が鳴らない
リム・ショットを正しく行っていますか?
→ リム・ショットは、パッドのリムをスティックのショル
ダー部で叩いてください(P.15)。
□ Rim Adjust を「0」に設定していませんか?
→ PD-85、PD-105、PD-125 でリム・ ショットをする
ときは、Rim Adjust の設定をします。「0」 以外に設定 してください(P.46)。
□ タムのリム・ショットができない/音が鳴らない
→ TD-4 は、タムのリム・ショットには対応していません。
困ったときは
クロス・スティックができない/クロス・スティッ クの音が鳴らない
□ クロス・スティックを正しく行っていますか?
→ クロス・スティックは、ヘッドに手やスティックが当た
らないようにしてください(P.15)。
□ クロス・スティックの音量を「OFF」にしていませ
んか?
→ Xstick Volume(P.31)を「OFF」以外に設定してく
ださい。
メトロノームが鳴らない
□ メトロノームの音量を「0」にしていませんか?
→ Metronome の Volume を「0」以外に設定してくださ
い(P.36)。
アンビエンスがかからない
□ アンビエンスを「OFF」にしていませんか?
→ Ambience を「OFF」以外に設定してください(P.32)。
□ アンビエンスの Depth を「0」にしていませんか?
→ Ambience の Depth を「0」以外に設定してください
(P.32)。
ヘッドホンの音がひずむ
MIX IN ジャックに接続した機器の音が鳴らない/ 音が小さい
□ 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?
→ 抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シ
リーズなど)をご使用ください。
□ 接続した機器の音量を最小にしていませんか?
→ お使いの機器の取扱説明書をご覧になり、音量を設定し
てください。MIX IN ジャックに接続した機器の音量は、 接続した機器側で調節してください。
MIDI OUT に接続した音源が鳴らせない
□ MIDI ケーブルは正しく接続されていますか?
→ 外部MIDI音源のMIDI INコネクターに接続してください。
□ MIDI チャンネルは正しいですか?
→ 外部 MIDI 音源に MIDI 情報を送るときには、 お互いの
MIDI チャンネルを合わせてください(P.43)。
□ パッドに、正しいノート・ナンバーが設定されてい
ますか?
→ パッドのノート・ナンバーを「OFF」以外に設定して く
ださい(P.43)。
→ 外部 MIDI 音源の音色に設定されているノート・ナンバー
と同じノート・ナンバーになっているかを確認してくだ さい。ノート・ナンバーはキットごとに設定することが できます。
□ ヘッドホンの出力は大きめに設定してあるため、使
用している音色によっては多少のひずみが感じら れる場合があります。
→[VOLUME]つまみを絞ってください。ひずみが緩和さ
れます。
アウトプットの音がひずむ
□ インストの設定によっては、音に多少のひずみが生
じる場合があります。
→ ドラム・キットの設定で、Mixer の Pad Volumeを調節
してください(P.31)。
→ パン(定位)の設定を中央に近づけるとひずみを抑える
ことができます。ドラム・キットの設定で、Mixer の Pan を調節してください(P.31)。
その他
□ 設定が保存されない
→ TD-4 本体に「設定保存」という操作はありません。変更
した値は、電源を切るときに保存されます。 必ず[POWER]ボタンを押して、電源を切るようにし てください。
□ 画面の表示が薄くて見えない
→ 電源投入後、[MENU]ボタン → SEL[ ]ボタン →
[OK]ボタンの順で押し、[−/+]ダイヤルを回して画
面のコントラストを調節してください(P.39)。
49

エラー・メッセージ

画面 原因 対応
以下の操作をしてください。
本体の内部メモリーが壊れています。
それでも直らないときは、お買い上げ店ま たはローランドお客様相談センターにお問 い合わせください。
1.
[OK]ボタンを押します。
「DEFAULT TRIG」画面が表示されます。
2.
[−/+]ダイヤルで、お使いのドラム・システム
を選びます。
[OK]ボタンを押します。
3.
自動的にファクトリー・リセットが実行されます。
ファクトリー・リセットが実行されると、パッド・タイプの 初期値が、お使いのドラム・システムに合わせた値に設定さ れます。
パッド・タイプの初期値
TD-4K TD-4KX TD-4K2 TD-4KX2
Kick KD-8 KD-8 KD-9 KD-9 Snare PDX-8 PDX-8 PDX-8 PDX-8 Tom1 PD-8 PDX-6 PD-8 PDX-6 Tom2 PD-8 PDX-6 PD-8 PDX-6 Tom3 PD-8 PDX-8 PD-8 PDX-8 HiHat CY-5 CY-5 CY-5 CY-5 Crash CY-8 CY-8 CY-8 CY-12C Ride CY-8 CY-8 CY-8 CY-13R Crash2 CY-8 CY-8 CY-8
※ 再度ドラム・システムを選び直すときは、以下の操作を
してください。
1. TD-4 の電源をオフにします。
2. [OK]ボタンを押しながら[POWER]ボタンを押 し、そのまま「DEFAULT TRIG」画面が表示され るまでボタンを押し続けます。
3. [−/+]ダイヤルで、お使いのドラム・システム を選びます。
4. [OK]ボタンを押します。
5. ファクトリー・リセットの操作(P.39)をします。
画面 原因 対応
内部システムに問題があります。
お買い上げ店、またはローランドお客様相 談センターにお問い合わせください。
50

ドラム・キット/インスト一覧

■プリセット・ドラム・キット
No. Name
V-Compact
Coated
Power
Light
Heavy
Vintage
Fiber
Short Tail
HALL
Brushes
Studio
Tight
ARENA
Oldies
Reggae
Percussion
ISOLATOR
HipHop
Techno
Drum’nBass
House
Abstract
Electronic
TR-808
TR-909
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24
■インスト
No. Name
Kick
Maple Deep Fiber Compact Dark Vintage Tight HardAttack Solid Nu-Hip Elec 1 Elec 2 TR808 TR909
Snare
Maple 1 Maple 1 R Maple 2 Maple 2 R Steel Steel R Brass Brass R Lite Lite R Deep Deep R Open Open R Brush Brush R Box Box R Whack Whack R Barrel Barrel R Club Club R Clip Clip R
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16
No. Name
Elec Elec R TR808 TR808 R TR909 TR909 R
Tom
Wood 12" Wood 13" Wood 16" Clear 12" Clear 14" Clear 16" Fiber 12" Fiber 13" Fiber 16" Coated 12" Coated 13" Coated 16" TR808_1 TR808_2 TR808_3 TR909_1
17
TR909_2
18
TR909_3
19
Elec_1
20
Elec_2
21
Elec_3
Hi-Hat
Bright
1
Bright E Lite
2
Lite E Club
3
Club E TR808
4
TR808 E TR909
5
TR909 E
51
ドラム・キット/インスト一覧
No. Name
Crash
Medium16" Medium16"E Medium18" Medium18"E Dark 16" Dark 16" E Dark 18" Dark 18" E Splash Splash E China China E TR808 TR808 E Elec Elec E
Ride
Heavy /B *3 Heavy Heavy E Heavy B Lite /B *3 Lite LiteE LiteB Elec /B *3 Elec Elec E Elec B
Percussion
Bongo Hi *1 Bongo Lo Conga Hi *1 Conga Lo Timbale Hi *2 Timbale Lo Cajon *1 Cajon Bass Claves Shaker Tambourine Cowbell 1 Cowbell 2 WoodBlockH WoodBlockL
No. Name
16
TriangleOp TriangleCl SleighBell TreeChimes
OFF
Off
*1
強く叩くと、スラップの音に 切り替わります。
*2
強く叩くと、リムの音に切り 替わります。
*3
TD-4KX2 を お使 いの 場合、 または Crash2 Usage で RIDE BELL を選 んでいる場 合(P.38)、インストの設定 (P.30) で、インスト名の最後 に「/B」が付いていないイン ストを選ぶと、ボウを強く叩 いてもベルの音に切り替わら なくなります。
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1
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3
■インスト(音色)について
インスト(音色)名の最後の文字は以下の音色であること を表しています。
R
: スネアのリム音色
: シンバルのエッジ音色
E
: シンバルのベル音色
B
/B
: 強く叩くと、ベル音色に切り替わります。
著作権について
お客様がパーカッション・サウンド・モジュール TD-4(以下、「本製品」といいます)をローランド の正規販売店からお買い上げになった時点で、本製 品に含まれる音色は、ローランド株式会社から、お 客様に対して、音楽制作、公共の場での演奏、放送 などの商用目的のための使用を許諾したものであっ て、著作権を譲渡したものではありません。
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お客様は、いかなる追加料金を支払うこともなく、 本製品に含まれるあらゆる音色を、商用あるいは非 商用目的の録音に使用できます。ただし、お客様が 本製品を使用して音楽の録音を行う際は、以下のこ とにご注意ください。
本製品に含まれるいかなる録音物も、そのままの状 態であれ、いかなる手段によって再構成、ミキシン グ、フィルター加工、再合成、加工処理、その他の 編集作業をした状態であれ、ローランドの書面によ る許可なく、他の製品に含めたり再販売するために 複製・複写することを禁止します。また、本製品に 含まれるいかなる音も、許可なく贈与、取引、貸与、 賃貸、再発行、再配布、再販売することを禁止します。
従って、本製品の音色は音楽制作の範囲でお使いい ただくようお願いします。そして、本製品の音色は お客様ご自身の個人的使用の目的の範囲でお使いく ださい。本製品の音色データの複製・複写は禁止し ます。
52
PERCUSSIONSOUNDMODULE ModelTD-4
ファンクション...
MIDIインプリメンテーション・チャート
Date:Dec.1,2008
Version:1.00
送   信 受   信 備   考
ベーシック チャンネル
モード
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
ノート ナンバー
ベロシティ
アフター タッチ
:音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
1〜16,OFF 1〜16,OFF
モード3 ×
**************
0〜127,OFF *3 **************
○9nH,v=1〜127 ○8nH,v=64
○ ×
×
4
○
× ×
× ×
**************
× ×
× ×
× ×
×
×
 電源オフ時も記憶される 
電源オフ時も記憶される 
フット・コントロール*1 
プログラム チェンジ
:設定可能範囲
エクスクルーシブ
:ソング・ポジション :ソング・セレクト
コモン
:チューン
リアル タイム
その他
:クロック :コマンド
:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカルON/OFF :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :システム・リセット
備考
モード1:オムニ・オン、ポリ モード3:オムニ・オフ、ポリ

MIDI インプリメンテーション・チャート

○ 0〜24 
**************
×
× × ×
× ×
× × × × ○ ×
*1ハイハット・ペダルの位置を送信します。 *2○×切り替え可能
Xstick:SNARERIMのノート・ナンバー-3
*3
HHBOWCLOSE:HHBOWOPENのノート・ナンバー-4 HHEDGECLOSE:HHEDGEOPENのノート・ナンバー-4 HHFOOTCLOSE:HHBOWOPENのノート・ナンバー-2
モード2:オムニ・オン、モノ モード4:オムニ・オフ、モノ
*2
×
×
× × ×
× ×
× × × × × ×
 プログラム・ナンバー1〜25(固定)
O:あり
X:なし
53

主な仕様

TD-4:パーカッション・サウンド・モジュール
● 音色数
ドラム・インスト:125
● ドラム・キット数
25
● インスト・パラメーター
KICK、SNARE、TOM、PERC: チューニング、マフリング
● ミキサー・パラメーター
パッド・ボリューム、パン、キット・ボリューム、 クロス・スティック・ボリューム
● アンビエンス・タイプ
9
● リズム・コーチ機能
ウォーム・アップ タイム・チェック テンポ・チェック クワイエット・カウント オート・アップ・ダウン
● クイック・レック
分解能:96 クロック/ 4 分音符 レコーディング方法:リアルタイム 最大記憶音数:約 9,000 音
● ディスプレイ
カスタム(バックライト付 LCD)
● 接続端子
TRIGGER INPUT コネクター(25 ピン D-sub タイプ )
(キック、スネア、タム 1、タム2、タム 3、ハイハット、
クラッシュ 1、クラッシュ 2、ライド、ハイハット・コ ントロール)
アウトプット・ジャック(L/MONO、R)
ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)
ミックス・イン・ジャック(ステレオ・ミニ・タイプ)
MIDI OUT コネクター
● 消費電流
500mA
● 外形寸法
224.0(幅)× 151.1(奥行)× 65.1(高さ)mm
●質量
477g(AC アダプターを除く)
● 付属品
取扱説明書 AC アダプター(PSB-1U) 専用接続ケーブル 蝶ネジ(M5 × 10)× 2 音源マウンティング・プレート 保証書 ローランド ユーザー登録カード
● 別売品
パッド:PD シリーズ、PDX シリーズ
シンバル:CY シリーズ
キック:KD シリーズ
ハイハット:VH-11
ハイハット・コントロール・ペダル:FD シリーズ
スタンド:MDS シリーズ
シンバル・マウント:MDY シリーズ
パッド・マウント:MDH シリーズ
アコースティック・ドラム・トリガー: RT-10K、RT-10S、RT-10T
パーソナル・ドラム・モニター:PM-10、PM-30
V-Drums アクセサリー・パッケージ:DAP-3
V-Drums マット:TDM-20、 TDM-10
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更する
ことがあります。
● 出力インピーダンス
1.0kΩ
●電源
AC アダプター(DC9V)
54
索引
記号
.................................................................................. 8, 19
........................................................................................ 47
A
Advanced Edit .................................................................. 38
AMBIENCE ......................................................................... 32
AUTO UP/DOWN ............................................................ 28
AutoUpDown .................................................................... 22
B
Beat ..................................................................................... 36
C
Change-up ............................................................. 22 〜 23
Channel .............................................................................. 43
COACH .................................................................................. 8
COPY ................................................................................... 33
Crash 2 Usage ................................................................ 38
Curve ................................................................................... 44
CY-12R/C .................................................................. 15, 40
CY-15R ............................................................................... 40
CY-5 ..................................................................................... 16
CY-8 ..................................................................................... 15
D
DC IN ...................................................................................... 9
DRUM KIT ..................................................................... 8, 14
Duration .............................................................................. 23
E
EXCHANGE ....................................................................... 34
EXP1 ................................................................................... 44
EXP2 ................................................................................... 44
F
Factory Reset .................................................................. 39
FD-8 ..................................................................................... 16
G
Grade ............................................................... 23 〜 24, 26
H
Head/Rim Link ................................................................. 39
HH Pedal Sens ................................................................ 38
I
INST ..................................................................................... 30
INSTRUMENT ................................................................... 30
K
Keypad Sound .................................................................. 39
KIT NAME ........................................................................... 32
Kit Volume ......................................................................... 31
L
LCD Brightnes .................................................................. 39
LCD Contrast .................................................................... 39
LINEAR ................................................................................ 44
LOG1 ................................................................................... 45
LOG2 ................................................................................... 45
LOUD1 ................................................................................ 45
LOUD2 ................................................................................ 45
M
Mask Time ......................................................................... 46
MaxTempo ................................................................ 23, 28
Measures ........................................................................... 27
MENU ..................................................................................... 8
METRONOME ................................................................... 36
MIDI ...................................................................................... 43
MIDI OUT ............................................................................... 9
MinTempo .......................................................................... 28
MIX IN .................................................................... 9, 11, 18
MIXER .................................................................................. 31
MUFFLING .................................................................... 8, 17
Muffling ............................................................................... 30
N
Note# ................................................................................... 43
O
OK ............................................................................................ 8
OPTIONS ............................................................................ 38
OUTPUT ................................................................................ 9
P
Pad Advanced .................................................................. 44
PAD SETTINGS ................................................................ 37
Pad Type ............................................................................ 37
Pad Volume ....................................................................... 31
PD-105 ............................................................................... 13
PD-8 ..................................................................................... 15
PDX-8 ......................................................................... 13, 15
PHONES ................................................................................ 9
POWER ......................................................................... 8, 12
ProgramChg Tx ................................................................ 44
55
索引
Q
QUICK REC ................................................................... 8, 19
Quiet .................................................................................... 27
QUIET COUNT .................................................................. 26
R
Rate ..................................................................................... 28
RESTORE ........................................................................... 35
Retrig Cancel ................................................................... 45
Rhythm Type .................................................................... 36
Rim Adjust ......................................................................... 46
Rim Gain ............................................................................. 46
S
Scan Time ......................................................................... 45
Score ................................................................................... 24
SEL .......................................................................................... 8
Sensitivity .......................................................................... 37
Sound .................................................................................. 36
T
Tempo ..................................................... 23, 25 〜 27, 36
TEMPO CHECK ................................................................ 25
Threshold ........................................................................... 44
TIME CHECK ..................................................................... 24
TimeCheck ........................................................................ 22
TRIGGER INPUT ................................................................. 9
TUNING ......................................................................... 8, 17
Tuning ................................................................................. 30
V
VH-11 ................................................................................. 41
VOLUME ........................................................................ 8, 12
Volume ................................................................................ 36
V ハイハット ....................................................................... 41
オープン・ハイハット ........................................................ 16
オープン・リム・ショット ................................................. 15
オープン/クローズ ............................................................ 16
楽器音 ................................................................................... 29
クイック・レック ................................................................ 19
クローズド・ハイハット .................................................... 16
クロストーク ........................................................................ 46
クロス・スティック ............................................................ 15
携帯オーディオ・プレーヤー ............................................. 18
コーチ・モード .................................................................... 21
コピー ................................................................................... 33
再生 ....................................................................................... 20
シンバル ............................................................................... 15
接続 ....................................................................................... 11
チューニング ........................................................................ 17
チョーク ............................................................................... 15
デモ・パターン ........................................................... 14, 19
W
WARM UPS ....................................................................... 22
X
Xstick Adjust .................................................................... 38
Xstick Volume .................................................................. 31
Xtalk Cancel ..................................................................... 46
インスト ................................................................... 29 〜 30
インスト・グループ ........................................................... 30
エッジ・ショット .................................................... 15 〜 16
エディット ........................................................................... 29
エディット・ロック ............................................................ 47
56
ドラム・キット ........................................................... 14, 29
入れ替え ........................................................................... 34
書き戻し ........................................................................... 35
コピー ............................................................................... 33
名前 ................................................................................... 32
トリガー・ケーブル ............................................................ 38
ハーフ・オープン・ハイハット ......................................... 16
ハイハット ............................................................................ 16
ハイハット・コントロール・ペダル ................................. 16
パッド ................................................................................... 15
音量 ................................................................................... 31
感度 ................................................................................... 37
タイプ指定 ....................................................................... 37
フット・クローズ ................................................................ 16
フット・スプラッシュ ........................................................ 16
プリセット・ドラム・キット ............................................ 35
ヘッド・ショット ................................................................ 15
ベル・ショット ................................................................... 15
ボウ・ショット ....................................................... 15〜16
マフリング ........................................................................... 17
メトロノーム ....................................................... 14, 19, 36
録音 ....................................................................................... 19
索引
57
お問い合わせの窓口
製品に関するお問い合わせ先
58
ローランドお客様相談センター
電話受付時間: 月曜日〜土曜日 10:00〜17:30(年末年始を除く)
※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に0000  (ゼロ4回)をつけてNTTの一般回線からおかけいただくか、携帯電話をご利用ください。
※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
050-3101-2555
最新サポート情報
製品情報、イベント/キャンペーン情報、サポートに関する情報など
ローランド・ホームページ
http://www.roland.co.jp/
'07.10.01現在(Roland)
* 5 1 0 0 0 0 3 5 5 9 - 0 3 *
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