Fantom-G6/G7/G8 取扱説明書
201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P. 4)と「使用上のご注意」(P. 7)をよくお読みくだ
さい。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なと
きにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
この取扱説明書は Fantom-G6、Fantom-G7、Fantom-G8 の共通の取扱説明書です。説明書内の表記は、「Fantom-G」と表記さ
れています。それぞれ、お使いの機種に置き替えてお読みください。
985
本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していま
せん。あらかじめご了承ください。
962a
製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
202
2008 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
3
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について 警告と
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002b
● この機器を分解したり(取扱説明書に記載され
ている指示(P. 308、P. 310)を除く)、改造し
たりしないでください。
警告
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
4
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
005
● この機器の設置には、ローランドが推奨するス
タンド KS-18Z(Fantom-G6/G7/G8)、
KS-G8(Fantom-G8)を使用してください。
..............................................................................................................
006
● この機器の設置にスタンド(KS-18Z、KS-G8)
を使用する場合、ぐらつくような所や傾いた所
にスタンドを設置しないでください。安定した
水平な所に設置してください。機器を単独で設
置する場合も、同様に安定した水平な所に設置
してください。
..............................................................................................................
警告
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント
に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
022a
● 基板(ARX シリーズ、DIMM メモリー)を取り
付ける前に、機器本体の電源を切って電源プラ
グをコンセントから外してください(P. 308、
P. 310)。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー
で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
024
● 電源コードのアースを確実に取り付けてくださ
い。感電の恐れがあります(P. 25)。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺 虫
剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付
着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく
ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
5
注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
101c
● 本製品は当社製のスタンド KS-18Z(FantomG6/G7/G8)、KS-G8(Fantom-G8)とのみ組
み合わせて使用できるよう設計されています。
他のスタンドやカートと組み合わせて使うと、
不安定な状態となって落下や転倒を引き起こ
し、けがをするおそれがあります。
..............................................................................................................
102b
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し
するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや
ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから
外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし
て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
118a
● 取り外した底面のカバーのネジは(P. 308、P.
310)、小さなお子様が誤って飲み込んだりする
ことのないようお子様の手の届かないところへ
保管してください。
..............................................................................................................
120
● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マ
イクロホンを接続したとき以外は、ファンタム
電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・
マイクロホンやオーディオ再生装置などにファ
ンタム電源を供給すると故障の原因になりま
す。マイクロホンの仕様については、お使いの
マイクロホンの取扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC 48V、10mA Max)
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d
● Fantom-G8を移動するときは以下のことを確認
した後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運ん
でください。このとき、手をはさんだり、足の
上に落とさないように注意してください。
○ 電源コードを外す。
○ 外部機器との接続を外す。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください(P. 25)。
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
115a
● 指定の基板(ARX シリーズ、DIMM メモリー)
だけを取り付け、指定されたネジだけを外して
ください(P. 308、P. 310)。
..............................................................................................................
6
使用上のご注意
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは
消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、
この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ
を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し
なくなるなどの故障の原因になります。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の
ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ
ることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使
いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな
いことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451b
● お客様がこの機器を分解(取扱説明書に記載されている
指示(308 ページ、310 ページ)を除く)、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、USB メモリーに保存する
か、記憶内容をメモしておいてください。修理するとき
には記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、
メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合も
あります。失われた記録内容の修復に関しましては、補
償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、またはローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして USB メモリーに保
存しておいてください。
552
● 本体メモリーおよび USB メモリーの失われた記憶内容
の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ
い。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障
ではありません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ
りません。
7
使用上のご注意
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別
売:EV-5)をお使いください。他社製品を接続すると、
本体の故障の原因になる場合があります。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と
の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな
る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの
仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ
せください。
566b
● D ビーム・コントローラーは周辺の明るさによって感度
が変化します。期待どおりの動作をしないときは感度を
調節しなおしてください(P.291)。
● DIGITAL AUDIO IN 端子に外部機器を接続した状態で、
ケーブルを抜く、または、外部機器の電源を切るなどす
ると、その後、DIGITAL AUDIO IN からの入力にノイズ
が混じることがあります。その場合は、もう一度外部機
器を正しく接続し直すか、本体の[MIX IN]スイッチを
オフにしてください。
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりし
ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ
とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用ク
リーナーでクリーニングしてください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、そ
の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画
あるいは複製し、配布、販売、貸与、上演、放送などを
行うことは法律で禁じられています。
852
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受
けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。
これは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他
者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録
画あるいは複製まで、制約を受けることがないよう設計
されているためです。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使
用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作
権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技
術的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著
作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害す
る行為となり、法律で禁じられています。
カードをお使いになる前に
USB メモリーの取り扱い
704
● USB メモリーは、確実に奥まで差し込んでください。
f705
● USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚したりしない
でください。
708
● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、
取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に
帯電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない。(保存温度:-25 度〜 85 度)
○ 水に濡らさない。
○ 分解や改造をしない。
※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプ
ロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL
(Technology Properties Limited)社の特許ポートフォ
リオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ていま
す。
追加
※ MatrixQuest は東電ユークエストの登録
商標です。Fantom-G の USB 機能は東電
ユークエスト株式会社のミドルウェア
MatrixQuest を使用しています。
追加
※ チェンバロ音源素材提供協力:浜松市楽器博物館
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation
の米国及びその他の国における登録商標です。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows
operating system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Inc. の米国及びその
他の国における登録商標です。
209
※ Mac OS は、米国 Apple Inc. の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音楽電
子事業協会(AMEI)の登録商標です。
®
8
目次
安全上のご注意 ............................................................................................................4
使用上のご注意 ............................................................................................................7
目次 ..............................................................................................................................9
01: はじめに(概要/基本操作)..................... 19
主な特長..................................................................................................................... 20
各部の名称とはたらき ............................................................................................... 22
フロント・パネル.......................................................................................................................................................................22
リア・パネル...............................................................................................................................................................................24
接続する..................................................................................................................... 25
電源コードを接続する ..............................................................................................................................................................25
アンプやスピーカーを接続する..............................................................................................................................................26
USB マウス(別売)を接続する ............................................................................................................................................26
スタンドへの設置のしかた......................................................................................................................................................27
電源を入れる .............................................................................................................28
電源を切るときは.......................................................................................................................................................................28
デモ・ソングを聴く................................................................................................... 29
電源投入時(プロジェクト読み込み時)にロードするソング ..........................................................29
さまざまな演奏機能................................................................................................... 30
ベロシティー/アフタータッチ ................................................................................................................30
ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバー .......................................................................................30
オクターブ・シフト(Oct)........................................................................................................................ 30
トランスポーズ(Transpose)..................................................................................................................30
ホールド・ペダル.........................................................................................................................................31
コントロール・ペダル.................................................................................................................................31
Fantom-G の概要....................................................................................................... 32
Fantom-G の構成 ....................................................................................................................................................................... 32
メモリーについて.......................................................................................................................................................................35
内蔵エフェクトについて ..........................................................................................................................................................36
シーケンサーについて ..............................................................................................................................................................36
サンプリング部について ..........................................................................................................................................................38
Fantom-G の基本操作 ............................................................................................... 39
音源のモードを切り替える......................................................................................................................................................39
ファンクション・ボタンのはたらき .....................................................................................................................................40
カーソルを移動する...................................................................................................................................................................40
値を変更する...............................................................................................................................................................................41
名前を付ける...............................................................................................................................................................................42
パッドの基本操作.......................................................................................................................................................................43
ショートカット・メニュー(Shortcut Menu)..................................................................................................................44
基本構成..........................................................................................................................................................32
いろいろな音の単位.....................................................................................................................................32
シングル/ライブ/スタジオ・モード....................................................................................................33
発音数について .............................................................................................................................................34
エフェクトの種類.........................................................................................................................................36
オーディオと MIDI........................................................................................................................................ 36
ソングとは......................................................................................................................................................36
トラックとは..................................................................................................................................................37
ソングと音源の状態.....................................................................................................................................37
SMF(スタンダード MIDI ファイル .MID).............................................................................................37
パッド・モードを切り換える.....................................................................................................................43
パッドの設定を確認する.............................................................................................................................43
パッドをテンキーとして使う.....................................................................................................................43
9
目次
02: 音源編 1(音を鳴らす)............................. 45
シングル・モードで演奏する .................................................................................... 46
Single Play 画面について......................................................................................................................................................... 46
Single Play 画面を表示する .......................................................................................................................46
パッチを選ぶ...............................................................................................................................................................................47
鳴らすトーンを選ぶ(トーンのオン/オフ).......................................................................................................................50
単音で演奏する(モノフォニック)........................................................................................................................................50
パート設定(Part View)..........................................................................................................................................................51
リアルタイム・コントローラーや D ビーム・コントローラーでコントロールするパラメーターを選ぶ
(Control Setting)......................................................................................................................................................................51
コントローラー・リセット......................................................................................................................................................51
リズム・セットを演奏する......................................................................................................................................................52
サンプル・セットを演奏する..................................................................................................................................................53
お気に入りの音をリストアップして呼び出す(フェイバリット機能).....................54
ライブ・モードで演奏する ........................................................................................ 58
Live Play(Layer/Split)画面を表示する............................................................................................................................ 58
Live Play(Layer/Split)画面各部のはたらき ...................................................................................................................59
ライブ・セットを選ぶ ..............................................................................................................................................................60
Live Play(Layer/Split)画面で演奏する............................................................................................................................ 61
Live Set Part Mixer 画面を使う .............................................................................................................................................63
Layer Edit 画面を使う ..............................................................................................................................................................64
アルペジオ機能を使って演奏する..........................................................................................................................................65
リアルタイム・コントローラーや D ビーム・コントローラーを使って演奏する ......................................................65
エフェクトを設定する ..............................................................................................................................................................65
マスター・レベルを調整する..................................................................................................................................................65
ライブ・セットの詳細設定をする..........................................................................................................................................65
スタジオ・モードで演奏する .................................................................................... 66
Studio Play 画面を表示する ...................................................................................................................................................66
Studio Play 画面各部のはたらき ........................................................................................................................................... 67
スタジオ・セットを選ぶ ..........................................................................................................................................................67
Studio Play 画面で演奏する ...................................................................................................................................................68
アルペジオ機能を使って演奏する..........................................................................................................................................70
リアルタイム・コントローラーや D ビーム・コントローラーを使って演奏する ......................................................70
エフェクトを設定する ..............................................................................................................................................................70
マスター・レベルを調整する..................................................................................................................................................70
スタジオ・セットの詳細設定をする .....................................................................................................................................70
カテゴリー別にパッチを選ぶ(パッチ・ファインダー).....................................................................48
リストからパッチを選ぶ.............................................................................................................................49
パッチを試聴する(フレーズ・プレビュー)..........................................................................................49
リズム・セットを選ぶ.................................................................................................................................52
サンプル・セットを選ぶ.............................................................................................................................53
音色を登録する(Regist)...........................................................................................................................54
音色を呼び出す .............................................................................................................................................54
ステップごとの音量を設定する(Favorite Level)............................................................................... 55
音色を登録したステップを変更する........................................................................................................55
音色の登録を削除する(Remove)...........................................................................................................55
バンク内の音色の登録をすべて削除する(Remove Bank)..............................................................55
ソングを登録する(Set Song).................................................................................................................56
テキスト・ファイルをインポートする(Import Text).......................................................................56
テキスト・ファイルを削除する(Remove Text)................................................................................ 57
表示フォントを切り替える(Font).........................................................................................................57
リストからライブ・セットを選ぶ............................................................................................................60
パートを選ぶ..................................................................................................................................................61
音を鳴らすパートを選ぶ(キーボード・スイッチ).............................................................................61
パッドで鳴らすパートを選ぶ.....................................................................................................................61
パートの音色を選ぶ.....................................................................................................................................61
音色を重ね合わせて演奏する(レイヤー)..............................................................................................62
鍵域を分割して異なる音色で演奏する(スプリット).........................................................................62
パートの設定をする.....................................................................................................................................63
パートの音色を選ぶ.....................................................................................................................................64
パートの設定をする.....................................................................................................................................64
表示パート・グループを切り替える........................................................................................................67
リストからスタジオ・セットを選ぶ........................................................................................................68
パートを選ぶ..................................................................................................................................................68
パートの音色を選ぶ.....................................................................................................................................68
音を鳴らすパートを選ぶ(キーボード・スイッチ).............................................................................69
パートの設定をする.....................................................................................................................................69
10
03: 音源編 2(コントロール)......................... 71
リアルタイムに音色を変化させる ............................................................................. 72
D ビームに手をかざして音色を変化させる(D ビーム・コントローラー).................................................................72
D ビーム・コントローラーの設定をする................................................................................................ 73
つまみ、スライダー、S1/S2 ボタンを使って音色を変化させる(リアルタイム・コントローラー)..................75
リアルタイム・コントローラーの設定を変える ...................................................................................76
ペダルを使って音色を変化させる(コントロール・ペダル)..........................................................................................77
コントロール・ペダルの設定をする........................................................................................................77
アルペジオ演奏をする ............................................................................................... 78
アルペジオ機能について ..........................................................................................................................................................78
アルペジオ演奏をする ..............................................................................................................................................................78
アルペジオをオン/オフする.....................................................................................................................78
アルペジオ演奏のテンポを決める............................................................................................................78
アルペジオ演奏を持続する(HOLD).......................................................................................................78
アルペジオ機能に関する設定をする(Arpeggio)..............................................................................................................78
アルペジオ・スタイルに SMF やフレーズをインポートする............................................................79
作ったアルペジオを保存する(Write)..................................................................................................................................80
コード・メモリー機能を使う .................................................................................... 81
コード・メモリー機能について..............................................................................................................................................81
コード・メモリー機能を使って演奏する .............................................................................................................................81
コード・メモリー機能をオン/オフする................................................................................................81
コード・フォームを選ぶ.............................................................................................................................81
コードの構成音を順番に演奏する(ロールド・コード機能)............................................................82
オリジナルのコード・フォームを作る .................................................................................................................................82
作ったコード・フォームを保存する(Write).....................................................................................................................82
目次
04: 音源編 3(音を作る)................................. 83
パッチを作る .............................................................................................................84
パッチの設定のしかた ..............................................................................................................................................................84
パッチを素早くエディットする(Patch Zoom Edit)..........................................................................84
パッチの全パラメーターをエディットする(Patch Pro Edit).........................................................86
パッチ/トーンの設定を初期化する(Patch Initialize/Tone Initialize)..........................................87
パッチ(トーン)の設定をコピーする(Patch Tone Copy)...........................................................87
波形の設定をするときの注意.....................................................................................................................88
作ったパッチを保存する(Write)..........................................................................................................................................88
パッチ・パラメーターのはたらき..........................................................................................................................................89
リズム・セットを作る ............................................................................................. 112
リズム・セットの設定のしかた...........................................................................................................................................112
作ったリズム・セットを保存する(Write)...................................................................................................................... 116
リズム・セット・パラメーターのはたらき...................................................................................................................... 117
保存先のパッチの音を聴く(Compare).................................................................................................89
パッチ全体に共通の設定をする(General)...........................................................................................89
波形を変化させる(Wave)........................................................................................................................91
トーンの鳴らしかたを変える(TMT).....................................................................................................92
音の高さを変える(Pitch/Pitch Env)....................................................................................................96
フィルターで音の明るさを変える(TVF/TVF Env)..........................................................................98
音量を設定する(TVA/TVA Env)........................................................................................................ 100
出力に関する設定(Output).................................................................................................................. 102
音にゆらぎを付ける(LFO1/2/Step LFO)........................................................................................ 102
ポルタメントやレガートの設定(Solo/Porta)..................................................................................105
その他のさまざまな設定(Misc).......................................................................................................... 107
マトリックス・コントロールに関する設定をする(Control 1 〜 4)........................................... 109
パッチにかけるエフェクトを設定する(PFX)..................................................................................111
リズム・セットを素早くエディットする(Patch Zoom Edit)...................................................... 112
全パラメーターをエディットする(Patch Pro Edit)....................................................................... 114
リズム・セット/リズム・キーの設定を初期化する
(Rhythm Set Initialize/Rhythm Key Initialize).................................................................................. 115
リズム・トーンの設定をコピーする(Rhythm Tone Copy)......................................................... 115
波形の設定をするときの注意.................................................................................................................. 116
保存先のリズム・セットの音を聴く(Compare).............................................................................. 117
共通の設定をする(General)................................................................................................................. 117
波形を変化させる(Wave).....................................................................................................................119
リズム・トーンの鳴らしかたを変える(WMT)................................................................................120
音の高さを変える(Pitch/Pitch Env).................................................................................................121
11
目次
フィルターで音の明るさを変える(TVF/TVF Env)....................................................................... 122
音量を設定する(TVA/TVA Env)........................................................................................................ 124
出力に関する設定(Output).................................................................................................................. 125
リズム・セットにかけるエフェクトを設定する(PFX)..................................................................125
サンプル・セットを作る.......................................................................................... 126
サンプル・セットの設定のしかた....................................................................................................................................... 126
サンプル・セットを素早くエディットする(Patch Zoom Edit).................................................. 126
全パラメーターをエディットする(Patch Pro Edit)....................................................................... 127
サンプル・セットの設定を初期化する(Sample Set Initialize).....................................................127
作ったサンプル・セットを保存する(Write).................................................................................................................. 128
サンプル・セット・パラメーターのはたらき.................................................................................................................. 129
共通の設定をする(General)................................................................................................................. 129
波形を変化させる(Wave).....................................................................................................................130
音の高さを変える(Pitch)......................................................................................................................130
音量を設定する(Amp)............................................................................................................................ 131
出力に関する設定(Output).................................................................................................................. 131
サンプル・セットにかけるエフェクトを設定する(PFX).............................................................. 131
ライブ・セット/スタジオ・セットを作る.............................................................132
共通の設定(Utility)............................................................................................................................................................... 132
パート設定(Part View).......................................................................................................................................................133
リアルタイム・コントローラーや D ビーム・コントローラーでコントロールするパラメーターを選ぶ
(Control Setting)................................................................................................................................................................... 142
パートに割り当てているパッチの設定を変える..............................................................................................................147
ライブ・セット/スタジオ・セットの設定を初期化する(Init)................................................................................. 148
作ったライブ・セット/スタジオ・セットを保存する(Write)................................................................................. 148
NAME ........................................................................................................................................................... 132
Part Info....................................................................................................................................................... 132
Level/Pan(パート・グループが Internal/EXP1/EXP2 の場合)................................................. 134
Level/Pan(パート・グループが External の場合).......................................................................... 134
Keyboard..................................................................................................................................................... 135
Output/EFX................................................................................................................................................ 136
Pitch.............................................................................................................................................................. 137
Scale Tune ................................................................................................................................................. 138
Vibrato ......................................................................................................................................................... 139
Offset ........................................................................................................................................................... 139
Mono/Poly/Legato.................................................................................................................................. 140
Voice Reserve ........................................................................................................................................... 141
MIDI Rx Filter.............................................................................................................................................. 141
Keyboard Mode........................................................................................................................................ 143
D Beam ........................................................................................................................................................ 143
Knob............................................................................................................................................................. 145
Slider............................................................................................................................................................. 145
Switch S1/S2 ............................................................................................................................................ 146
Arpeggio...................................................................................................................................................... 146
Chord Memory........................................................................................................................................... 146
Dynamic Pad .............................................................................................................................................. 146
Ctrl Switch .................................................................................................................................................. 147
エフェクトをかける.................................................................................................150
エフェクトの保存場所について...........................................................................................................................................150
エフェクトをオン/オフする............................................................................................................................................... 150
エフェクトの設定のしかた................................................................................................................................................... 151
シングル・モードでエフェクトをかける .......................................................................................................................... 151
ライブ・モードでエフェクトをかける .............................................................................................................................. 151
出力のしかたを設定する(Routing).................................................................................................... 151
スタジオ・モードでエフェクトをかける .......................................................................................................................... 154
パッチ・マルチエフェクトの設定をする(PFX)............................................................................................................157
マルチエフェクトの設定をする(MFX1 〜 2)................................................................................................................158
コーラスの設定をする(Chorus)....................................................................................................................................... 159
リバーブの設定をする(Reverb)....................................................................................................................................... 159
マスタリング・エフェクト(Mastering Effect)............................................................................................................160
信号の流れ図とパラメーター.................................................................................................................. 152
出力のしかたを設定する(Routing).................................................................................................... 154
信号の流れ図とパラメーター.................................................................................................................. 154
エフェクト一覧 ........................................................................................................161
MFX/PFX パラメーター ....................................................................................................................................................... 161
コーラス・パラメーター ....................................................................................................................................................... 184
リバーブ・パラメーター ....................................................................................................................................................... 185
インプット・エフェクト・パラメーター .......................................................................................................................... 186
12
05: パッド編(パッドを使う)...................... 187
パッドを使う ...........................................................................................................188
パッドの共通操作.................................................................................................................................................................... 188
パッド・モードを切り換える(PAD MODE)..................................................................................... 188
パッドをテンキーとして使う(NUMERIC)........................................................................................188
ホールド機能を使って音を鳴らし続ける(HOLD)........................................................................... 188
ロール機能を使う(ROLL)..................................................................................................................... 189
バンクを切り換える(BANK)................................................................................................................189
パッドの設定を変更する(PAD SETTING)....................................................................................... 190
パッドを入れ替える(パッド・エクスチェンジ).............................................................................. 190
1 SAMPLE PAD(サンプルを鳴らす)..............................................................................................................................191
サンプルについて...................................................................................................................................... 191
パッドの設定をする.................................................................................................................................. 191
2 RHYTHM(リズム・セットを鳴らす)...........................................................................................................................192
パッドの設定をする.................................................................................................................................. 192
3 CHORD MEMORY(コード・フォームを切り換える)............................................................................................. 193
パッドの設定をする.................................................................................................................................. 193
4 ARPEGGIO(アルペジオのスタイルを切り換える).................................................................................................. 193
パッドの設定をする.................................................................................................................................. 193
5 RPS(パッドでフレーズを鳴らす)................................................................................................................................194
フレーズの録音方法.................................................................................................................................. 194
フレーズ再生のテンポを決める ............................................................................................................. 194
パッドの設定をする.................................................................................................................................. 194
6 RHYTHM PTN(リズム・パターンを鳴らす)............................................................................................................ 196
リズム・パターン再生のテンポを決める............................................................................................. 196
パッドの設定をする.................................................................................................................................. 196
7 TONE SEL/SW(トーンの選択とオン/オフ)........................................................................................................... 197
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................197
8 TRACK MUTE(トラックのミュート)......................................................................................................................... 197
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................197
9 BOOKMARK(よく使う画面をパッドに登録して呼び出す)...................................................................................198
画面を登録する .......................................................................................................................................... 198
画面を呼び出す .......................................................................................................................................... 198
10 MIDI TX SW(外部 MIDI 送信のチャンネル(1 〜 16)別のオン/オフ)........................................................ 198
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................198
11 EFFECT SW(エフェクト・スイッチを切り換える)............................................................................................. 199
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................199
12 PATCH MFX SW(パッチ・マルチエフェクトのスイッチを切り換える)....................................................... 199
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................199
13 PART SELECT(パートの選択)..................................................................................................................................200
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................200
14 PART MUTE(パートのミュート)..............................................................................................................................200
パッドの状態を確認する..........................................................................................................................200
15 USER GROUP(ユーザー・グループの登録/呼び出し)......................................................................................201
ユーザー・グループの音色を呼び出す.................................................................................................201
ユーザー・グループの音色を登録する.................................................................................................201
16 FAVORITE(お気に入りのセッティングの登録/呼び出し)................................................................................ 202
お気に入りの音(セッティング)を呼び出す .................................................................................... 202
お気に入りの音(セッティング)を登録する .................................................................................... 202
目次
13
目次
06: シーケンサー編(ソングを作る).......... 203
ソングを再生する .................................................................................................... 204
3 つの再生方法 ........................................................................................................................................... 204
ソングを再生する(Song Play)......................................................................................................................................... 204
ソングをロードする(Song List).........................................................................................................204
ソングを再生する(Song Play)............................................................................................................205
Song Play 画面各部のはたらき .............................................................................................................205
ソング画面で音色(パート、パッチ)選択......................................................................................... 206
再生中に早送り、巻き戻しをする......................................................................................................... 206
トラックの演奏を消す(MUTE)............................................................................................................ 206
ミキサー画面を表示する..........................................................................................................................207
テンポを変えてソングを再生する......................................................................................................... 207
ソングを繰り返し再生する(Loop)..................................................................................................... 208
ソングにマーカーを付ける(Marker)..................................................................................................208
トラックの拡大/縮小表示と表示順変更(Zoom/Track Order).................................................. 209
トラックに名前をつける(Track Name)............................................................................................ 209
トラックの出力先を設定する(Output Assign)............................................................................... 210
ソング・ファイルを削除する(Song Delete)................................................................................... 210
電源投入時(プロジェクト読み込み時)にロードするソング ....................................................... 210
現在開いているソングを消去する(Song Clear)............................................................................. 211
スタンダード MIDI ファイル(SMF)を再生する .......................................................................................................... 212
フレーズ(MIDI Phrase)を再生する ............................................................................................................................... 214
MIDI で録音する ...................................................................................................... 217
Undo(アンドゥ)機能 ......................................................................................................................................................... 217
ソングに録音する.................................................................................................................................................................... 218
フレーズに録音する................................................................................................................................................................ 220
演奏をそのまま録音する(リアルタイム・レコーディング).......................................................................................222
データを打ち込む(ステップ・レコーディング)............................................................................................................226
オーディオで録音する ............................................................................................. 228
ソングに録音する.................................................................................................................................................................... 228
オーディオ・レコーディング............................................................................................................................................... 230
ソングを編集する .................................................................................................... 232
ソングを編集する(Song Edit).........................................................................................................................................232
パソコンのスタンダード MIDI ファイル(SMF)を Fantom-G にコピーする ...........................212
スタンダード MIDI ファイル(SMF)を再生する(SMF List).....................................................212
SMF をフレーズにインポートする( Import Phrase)......................................................................213
SMF をソングにインポートする( Import Song)............................................................................. 213
フレーズを試聴する(MIDI Phrase List)............................................................................................ 214
フレーズを読み込む(Load)..................................................................................................................214
フレーズをプロジェクトから削除する(Delete Phrase)............................................................... 215
フレーズを複製する(Duplicate).......................................................................................................... 215
フレーズを保存する(Save)..................................................................................................................216
全フレーズを保存する(Save All)........................................................................................................ 216
フレーズとソング...................................................................................................................................... 217
2 つの録音方法 ........................................................................................................................................... 217
録音に使う音色を選ぶ.............................................................................................................................. 218
テンポラリー・エリアにあるソング / フレーズを消す(ソング・クリア)................................. 218
拍子を設定する(Beat Track)............................................................................................................... 219
テンポを設定する...................................................................................................................................... 219
MIDI トラックと録音開始小節を選ぶ.................................................................................................... 219
録音に使う音色を選ぶ.............................................................................................................................. 220
テンポを設定する...................................................................................................................................... 220
録音するフレーズを選ぶ..........................................................................................................................221
オート・トラック機能.............................................................................................................................. 222
リアルタイム・レコーディングの基本操作......................................................................................... 222
Realtime Rec Standby の各パラメーターについて.......................................................................... 223
録音する演奏データを選ぶ(レコーディング・セレクト).............................................................. 224
録音中に不要なデータを消す(リアルタイム・イレース).............................................................. 225
録音中に音色やフレーズを確認する(リハーサル機能)..................................................................225
音符や休符を入力する.............................................................................................................................. 226
サンプルとソング...................................................................................................................................... 228
オーディオ・トラックと録音開始小節を選ぶ .................................................................................... 229
オーディオ・レコーディングの基本操作............................................................................................. 230
Audio Rec Standby の各パラメーターについて .............................................................................. 231
3 つの編集方法 ........................................................................................................................................... 232
14
Song Edit 画面を開く ............................................................................................................................. 232
サンプル/フレーズを移動する(Move)............................................................................................ 233
指定した位置にサンプル/フレーズを挿入する(Insert)............................................................... 233
サンプル/フレーズをトラックから削除する(Delete)..................................................................234
サンプル/フレーズをコピーする(Copy)......................................................................................... 234
サンプル/フレーズを編集する(Edit)................................................................................................234
ソング・ユーティリティー(Song Util).......................................................................................................................... 235
トラックの拡大/縮小表示と表示順変更(Zoom/Track Order).................................................. 235
現在開いているソングを消去する(Song Clear)............................................................................. 235
トラックを消去する(Track Clear)..................................................................................................... 235
トラックに名前をつける(Track Name)............................................................................................ 235
ソングの途中からテンポを変える(Tempo Track)......................................................................... 235
ソングの途中から拍子を変える(Beat Track)................................................................................. 236
トラック・エディット機能................................................................................................................................................... 237
トラックに空白小節を挿入する(Track Edit Insert).......................................................................237
トラックの不要な小節を削除する(Track Edit Delete)..................................................................237
トラックの小節をコピーする(Track Edit Copy)............................................................................ 237
フレーズを編集する(Phrase Edit)................................................................................................................................. 238
Phrase Edit 画面を開く .......................................................................................................................... 238
フレーズを再生する(Play).................................................................................................................... 238
編集中のフレーズを消去する(Clear).................................................................................................239
フレーズを保存する(Save)..................................................................................................................239
フレーズの拍子を設定する(Phrase Beat)....................................................................................... 239
フレーズ・モディファイ・メニュー(Phrase Modify Menu)................................................................................... 239
フレーズのタイミングを揃える(Quantize)......................................................................................240
不要な演奏データを消去する(Erase)................................................................................................ 242
不要な小節を削除する(Delete)............................................................................................................ 242
フレーズをコピーする(Copy).............................................................................................................243
空白小節を挿入する(Insert)................................................................................................................. 244
移調する(Transpose)............................................................................................................................ 244
ベロシティー(音量)を変える(Change Velocity)....................................................................... 245
MIDI チャンネルを変える(Change Channel)..................................................................................246
音符の長さを変える(Change Duration)........................................................................................... 247
演奏データを前後に移動する(Shift Clock)......................................................................................248
演奏データの間引きをする(Data Thin)............................................................................................ 249
先頭の空白部分を削除する(Truncate)..............................................................................................249
演奏データを 1 つずつ編集する(Microscope)............................................................................................................. 250
演奏データを変更する(Microscope ウィンドウの基本操作)...................................................... 250
フレーズで扱う演奏データ...................................................................................................................... 251
演奏データを整理して表示する(View)..............................................................................................252
演奏データを挿入する(Create)........................................................................................................... 252
演奏データを消去する(Erase).............................................................................................................252
演奏データを移動する(Move).............................................................................................................253
演奏データをコピーする(Copy)......................................................................................................... 253
ソングを保存する(Save Song)............................................................................. 254
ソング・データ内に保存される内容..................................................................................................... 254
ソングと同時に保存される内容 ............................................................................................................. 254
ソングを保存する(Save).................................................................................................................................................... 254
全トラックの内容を 1 つのサンプルにリサンプリングする ........................................................................................ 255
リサンプリングしたサンプルをパソコンにコピーして CD や MP3 にする ................................ 255
SMF ファイルとして保存する(Save as SMF).............................................................................................................256
目次
15
目次
07: サンプラー編 ........................................... 257
サンプリング ...........................................................................................................258
外部入力をオン/オフする................................................................................................................................................... 258
入力ソースの設定(Input Setting).................................................................................................................................... 258
インプット・セッティング・パラメーターのはたらき ................................................................................................. 258
インプット・エフェクトの設定をする(Input Effect Setup).................................................................................... 259
サンプリングの手順................................................................................................................................................................ 260
サンプリング中にサンプルを分割する.................................................................................................262
過去にさかのぼってサンプリングする(Skip Back Sampling)..................................................................................262
サンプルを加工する.................................................................................................263
サンプルを選択する(Sample List)................................................................................................................................... 263
サンプルを選ぶ .......................................................................................................................................... 263
サンプルを読み込む(Load)..................................................................................................................264
全サンプルを読み込む(Load All)........................................................................................................ 264
サンプルをメモリーから消去する(Unload)..................................................................................... 264
サンプルをプロジェクトから削除する(Delete)............................................................................... 265
パソコン上のオーディオ・ファイル(WAV/AIFF)をインポートする ...................................... 265
サンプル・エディット画面を表示する(Sample Edit)................................................................................................. 266
サンプルの開始/終了ポイントの設定 .............................................................................................................................. 267
サンプルの設定をする(Sample Parameter).................................................................................................................. 268
サンプル BPM 計算機能 ........................................................................................................................................................ 269
サンプルの不要な部分をカットする(Truncate).......................................................................................................... 269
サンプルの高域を強調/抑制する(Emphasis)..............................................................................................................269
サンプルの音量を最大化する(Normalize)...................................................................................................................... 270
アンプ(Amp).......................................................................................................................................................................... 270
サンプルを伸縮させる(Time Stretch)............................................................................................................................ 271
サンプルを楽音ごとに分割する(Chop)..........................................................................................................................272
サンプルを保存する(Save)................................................................................................................................................ 274
全サンプルを保存する(Save All)..................................................................................................................................... 274
マルチサンプル ........................................................................................................275
マルチサンプルを作る ........................................................................................................................................................... 275
マルチサンプルを編集する................................................................................................................................................... 276
波形の拡大/縮小表示(Zoom).............................................................................................................266
つまみでポイントを移動する.................................................................................................................. 267
パッチ・エディット画面からマルチサンプルをつくる....................................................................275
Multisample Edit 画面の構成 .................................................................................................................. 276
編集するノートを選ぶ.............................................................................................................................. 277
トーンにアサインされているマルチサンプルを変更する(List).................................................. 277
選択範囲のノートのデータを消去する(Erase)................................................................................277
選択した範囲にサンプルを割り当てる(Assign)............................................................................. 277
ある鍵盤のサンプルを他の鍵盤にコピーする(Copy)....................................................................277
Tone Switch/Select ウィンドウを開く(Tone Sw/Sel)............................................................... 277
スプリット・ポイントを移動させる(Split Point)...........................................................................277
マルチサンプルを最後にライトした状態に戻す(Reload)............................................................. 277
すべてのノートを消去する(Erase All)...............................................................................................278
カレント・ゾーンのサンプルを変更する(Sample Select)........................................................... 278
サンプルのオリジナル・キーを設定する(Original Key)............................................................... 278
オリジナル・キーの順番でサンプルを並び変える(Sort).............................................................. 278
すべてのサンプルを左右に移動する(Shift)...................................................................................... 278
カレント・ゾーンのデータを左右に移動する(Move)................................................................... 278
16
08: 各種設定(メニューやシステム).......... 279
メニュー・リファレンス.......................................................................................... 280
メニュー(Menu)................................................................................................................................................................... 280
プロジェクトに関する設定(Project)............................................................................................................................... 280
プロジェクトを本体に読み込む(Load Project).............................................................................. 280
プロジェクトを保存する(Save Project)........................................................................................... 281
プロジェクトを別名で保存する(Save As Project)........................................................................281
プロジェクトを新たに作る(Create Project)....................................................................................282
プロジェクトのバックアップ(Backup Project)............................................................................. 282
プロジェクトの復元(Restore Project)............................................................................................. 283
システムに関する設定(System)....................................................................................................................................... 283
ファクトリー・リセット:工場出荷時の設定に戻す(Factory Reset)...................................................................284
USB メモリーをフォーマット(初期化)する(Format USB Memory)................................................................. 284
USB ストレージ:パソコンとファイルのやりとりをする(USB Storage)............................................................ 285
接続のしかた............................................................................................................................................... 285
接続先を決める .......................................................................................................................................... 285
フォルダおよびファイルについての注意点......................................................................................... 286
ストレージ・モードを終了する ............................................................................................................. 286
ストレージ・モードの応用例.................................................................................................................. 287
オーディオ・ファイルをインポートする(Import Audio)........................................................................................... 289
システム設定(各モードに共通の設定).................................................................. 290
システム機能の設定のしかた............................................................................................................................................... 290
システム機能の設定を保存する(System Write)........................................................................................................... 290
システム・パラメーターのはたらき .................................................................................................................................. 291
Pedal/D Beam............................................................................................................................................ 291
Keyboard..................................................................................................................................................... 292
Dynamic Pad .............................................................................................................................................. 292
Knob/Slider ................................................................................................................................................ 293
Magic Control ............................................................................................................................................ 294
Switch S1/S2 ............................................................................................................................................ 294
Sync/Tempo.............................................................................................................................................. 295
Metronome ................................................................................................................................................. 297
Sound........................................................................................................................................................... 297
MIDI............................................................................................................................................................... 299
USB............................................................................................................................................................... 300
Scale Tune ................................................................................................................................................. 300
Preview ........................................................................................................................................................ 300
System Ctrl ................................................................................................................................................. 301
Screen Saver ............................................................................................................................................. 301
Input/Sampling..........................................................................................................................................301
Startup.........................................................................................................................................................302
システム情報の表示(Info).................................................................................................................................................. 302
壁紙の変更(Wallpaper).......................................................................................................................................................303
壁紙の画像をインポートする(Import)............................................................................................... 303
壁紙の画像を削除する.............................................................................................................................. 303
画面に関する設定(Appearance)...................................................................................................................................... 304
V-LINK について ...................................................................................................... 305
V-LINK とは?.......................................................................................................................................................................... 305
接続例 ........................................................................................................................................................................................ 305
V-LINK をオン/オフする..................................................................................................................................................... 305
V-LINK の設定.......................................................................................................................................................................... 305
パラメーターのはたらき..........................................................................................................................306
映像のリセット .......................................................................................................................................... 306
目次
17
目次
09: 資料編....................................................... 307
エクスパンション・ボードを取り付ける ................................................................ 308
エクスパンション・ボードを取り付けるときの注意 ..................................................................................................... 308
エクスパンション・ボードの取り付けかた...................................................................................................................... 308
エクスパンション・ボードの取り外しかた...................................................................................................................... 309
取り付けたエクスパンション・ボードをインストールする......................................................................................... 309
DIMM メモリーを増設する......................................................................................310
メモリーを増設するときの注意...........................................................................................................................................310
メモリーを増設する................................................................................................................................................................ 310
メモリーが正しく認識されるか確認する .......................................................................................................................... 311
故障かな?と思ったら ............................................................................................. 312
エラー・メッセージ一覧.......................................................................................... 318
MIDI について ..........................................................................................................319
主な仕様...................................................................................................................322
索引 ..........................................................................................................................324
メモリーを取り外す.................................................................................................................................. 311
全体に共通の内容...................................................................................................................................... 312
音に関する内容 .......................................................................................................................................... 312
エフェクトに関する内容..........................................................................................................................314
データの保存に関する内容...................................................................................................................... 314
シーケンサーに関する内容...................................................................................................................... 315
MIDI や外部機器に関する内容 ................................................................................................................ 316
サンプリングに関する内容...................................................................................................................... 316
USB メモリーに関する内容 .................................................................................................................... 317
USB 接続に関する内容 ............................................................................................................................ 317
MIDI 端子について..................................................................................................................................... 319
MIDI チャンネルとマルチティンバー音源について........................................................................... 319
18
01: はじめに(概要/基本操作)
この章では、Fantom-G のパネル図、概要、基本操作などを説明します。
・ 主な特長 ................................................................................P.20
・ 各部の名称とはたらき .........................................................P.22
・ 接続する ................................................................................P.25
・ Fantom-G の概要 ................................................................P.32
・ Fantom-G の基本操作 ........................................................ P.39
主な特長
1 クラス上のサウンド・クオリティー
1 音色(パッチ)につき 1 系統のパッチ・マルチエフェクト
(PFX)を常時装備した最新のサウンド・エンジンを搭載。これ
までにない贅沢なサウンド・メイキングが可能になりました。
このほかに、フレキシブルに使用可能なマルチエフェクト
(MFX) を 2 系統、コーラス、リバーブなどを用意し最大 22 系
統のエフェクトを同時使用できます。
もちろん Fantom-X 譲りの「オーディオと MIDI の統合」を実
現したサウンド・エンジンを継承しており、サンプリングした
音色も本体音色として使用可能になっています。
シーンに特化したモード設定
ライブ・プレイには「LIVE MODE」、音楽制作には「STUDIO
MODE」とシーンに合わせたモード設定を用意しています。
「LIVE MODE」は、8 パート・マルチ・ティンバーのレイヤー
/スプリットを自在に組むことができるモードです。音色切替
時に前の音色による演奏を確実に残すことにより音切れが起こ
らないパッチ・リメイン機能など、ライブ・シーンで要求され
る表現力やスピーディでタフな要求に応えます。
「STUDIO MODE」は、16 パート・マルチティンバーと、
Fantom-G が持つすべてのエフェクトを駆使した音楽制作が可
能なモードです。
「SINGLE MODE」は、Fantom-G を一台のピアノとして使う、
一台のオルガンとして使うといった、ひとつの音色を演奏する
モードです。音色をエディットするときに選びます。
スーパーナチュラル音源を搭載した新エ
クスパンション・ボード:ARX シリーズ
に対応
従来の音色の拡張のみならず、音色ごとに最適なサウンド・エ
ンジン(ローランドが誇る高い演奏表現力を実現した新しい技
術「スーパーナチュラル」)を搭載した新エクスパンション・
ボード:ARX シリーズ用スロットを 2 基搭載しました。
ハイクオリティな本体サウンドすら凌駕する「本物」の表現力
とクオリティをあなたの音楽に加えることができます。
「スーパーナチュラル」は、アコース
ティック楽器や電気楽器の音色変化や
楽器特有の奏法をリアルに表現し「自
然で豊かな表現」を実現するローラン
ド独自の音源技術です。
進化したオーディオと MIDI の統合、152
トラックの新シーケンサー
オーディオと MIDI の統合は新しい次元へ進化しました。グラ
フィカルなワーク・フローで、最大 128 トラックの MIDI ト
ラックと、最大 24 トラックのオーディオ・トラックの同時使
用が可能になりました。フレーズ・ベースのわかりやすいイン
ターフェイスは、さらに USB マウスを使用することでよりス
ピーディーな音楽制作環境を実現します。
最新、最高のインターナル・サウンド群
Fantom-X で好評の 88 鍵マルチサンプル・ピアノ音色を始め、
すべての音色がリニューアルされました。「質」にこだわった
史上最高のラインナップを用意しました。あらゆるシーンで即
戦力となる音色の演奏/作成が可能です。内蔵波形容量は
256MB と Fantom-X シリーズより倍増しており、アコース
ティック・サウンドからシンセ・サウンドまで幅広くカバーし
ています。
本格的なサンプラー
サンプラー専用機にも匹敵するサンプリング機能は、詳細な波
形エディットはもちろんのこと、録音したサンプルをすぐに
パッドや鍵盤で演奏したり、オーディオ・トラックの素材とし
て使用することが可能です。もちろんオート・シンク機能も装
備していますので、音程を変えずに現在のテンポに合わせた
り、テンポを変えずに音程を変えることが可能です。
※ サンプリング用メモリは、標準で 32MB を内蔵。DIMM メモリーを増
設することにより(P.310)、最大 1GB まで拡張可能です。
20
主な特長
スキップ・バック・サンプリング機能
Fantom-X シリーズで好評のスキップ・バック・サンプリング
機能を、本シリーズでも搭載しました。
本体の演奏を常に記録しておくことにより、即興的な演奏もボ
タン一つで過去にさかのぼって録音することができます。これ
までのように、気に入ったプレイを逃すことはありません。
フェイバリット機能
ライブなどの現場で、演奏する曲のセッティングを一発呼び出
し可能な機能です。
この機能を使えば、素早い操作とポテンシャルが要求される演
奏中の音色や設定の変更をボタン一発で実現することが可能で
す。また、各々のセッティングにはマスターボリュームが装備
されており、リハーサル時などにおいてライブ環境に合わせた
音量調節を準備しておくことが可能です。
ワイド VGA カラー液晶画面
あらゆるシーンにおいて、視認性、操作感を最大限に飛躍させ
る大型ワイド VGA カラー液晶画面を採用しました。
V-LINK
音楽と映像を同期させた、まったく新しい演奏表現を可能にす
る V-LINK を搭載しています。D ビームをはじめ、Fantom-G
のつまみ、スライダー、ダイナミック・パッドなどを使い、音
楽を演奏するそのままの操作で映像をコントロールすることが
できます。
プラグイン・エディター / ライブラリア
ン
付属の専用エディターやライブラリアン・ソフトを使えば、パ
ソコンから Fantom-G の音色のエディットや管理が可能になり
ます。また、専用エディターは VSTi/AU プラグインに対応し
ています。
GM/GM2 に対応
Fantom-G は、GM/GM2 に対応しています。GM/GM2 に準拠
したミュージック・データ(GM スコア)であれば、FantomG で演奏できます。
はじめに 音源1 音源2 音源3 パッド サンプラー 各種設定 資料
充実のインターフェイス群
USB 機能が充実しました。USB MEMORY 端子はデータの
バックアップ用として USB メモリーを使用可能です。USB
MOUSE 端子は 2 ボタンのホイール付きマウスを接続可能で、
より快適なユーザーインターフェースを実現します。また
USB COMPUTER 端子は、パソコンとのデータのやり取りの
ほか、USB MIDI とオーディオもサポートします。各種パソコ
ン・ツールとの接続のほか、専用エディター・ソフトを使った
各種エディットなどが可能となります。
そのほか、外部オーディオ入力にも LINE(STEREO)専用入
力端子、MIC / GUITAR 専用端子を装備しています。
シーケンサー
21
各部の名称とはたらき
フロント・パネル
1 8 9 12 15
2
3
4
5
6
10
7
16
17
1
D BEAM(D ビーム)
D ビーム機能のオン/オフを切り替えます。手をかざすことで、音にいろい
ろな効果をかけることができます。→(P.72)
[PAD TRIGGER]
パッドを叩く代わりに、D ビーム・コントローラーでパッドを鳴らすことが
できます。→(P.73)
[SOLO SYNTH]
モノフォニックのシンセサイザーとして機能します。→(P.73)
※ [SHIFT]を押しながらそれぞれのボタンを押すと、D ビームの設定画
面になります。
[ASSIGNABLE]
さまざまなパラメーターや機能を割り当てて、音色をリアルタイムに変化さ
せます。→(P.75)
[V-LINK](V リンク)
2
V-LINK のオン/オフを切り替えます。ボタンをオンにすると V-LINK の設定
画面になります。→(P.305)
3
INPUT(インプット)
PEAK(ピーク)インジケーター
外部入力の音量が大きすぎると点灯します。
[MIX IN]
外部入力のオン/オフを切り替えます。→(P.258)
※ [SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、外部入力の設定画面にな
ります。→(P.258)
4
VOLUME(ボリューム)
VOLUME(ボリューム)つまみ
リア・パネルの OUTPUT A(MIX)ジャックと PHONES ジャックから出力
される全体の音量を調節します。→(P.28)
5
MODE(モード)
[STUDIO]
スタジオ・モードにします。ソングを制作するときに選びます。→(P.66)
[LIVE]
ライブ・モードにします。複数の音色を重ねて演奏したり、鍵盤を分割して
複数の音色を演奏するときに選びます。→(P.58)
[SINGLE]
シングル・モードにします。1つの音色を演奏するときに選びます。
→(P.46)
11
13 14
[FAVORITE]
お気に入りの音を登録し、即座に呼び出すことができます。ライブ演奏時に
便利です。→(P.54)
6
KEYBOARD(キーボード)
[ARPEGGIO]
アルペジオのオン/オフを切り替えます。→(P.78)
[HOLD]
アルペジオのホールド・オン/オフを切り替えます。→(P.78)
[CHORD MEMORY]
コード・メモリーのオン/オフを切り替えます。→(P.81)
※ [SHIFT]を押しながらそれぞれのボタンを押すと、コード・メモリー
やアルペジオの設定画面になります。
[-OCT]、[+OCT]
鍵域をオクターブ単位で上げ下げします。(-3〜 +3)
※ [-OCT]、[+OCT]ボタンを同時に押すと、設定が元に戻ります。
[TRANSPOSE]
オンにすると、[-OCT]、[+OCT]を使って鍵域を半音単位で上げ下げできま
す。(-5〜 +6)
※ [-OCT]、[+OCT]ボタンを同時に押すと、設定が元に戻ります。
7
SEQUENCER(シーケンサー)
シーケンサーの再生や録音に関する操作を行います。
[ ]
ソング・ポジションを先頭へ移動します。再生中に押すと曲の先頭に戻って
停止します。→(P.206)
[ ][ ]
ソング・ポジションを 1 小節前/次の小節の 1 拍目に移動します。
→(P.206)
※ [SHIFT]を押しながらそれぞれのボタンを押すと、ソング・ポジショ
ンを前/後のマーカーに移動します。
[LOOP]
ループ再生のオン/オフを切り替えます。→(P.208 )
※ [SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、ループの設定画面になり
ます。
[JUMP]
JUMP マーカーにジャンプします。マーカーが設定されていないときは、ソ
ングの先頭にジャンプします。→(P.208)
※ [SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、マーカーの設定画面にな
ります。
22
各部の名称とはたらき
[PLAY]
ソングを再生します。→(P.204)
テンポと拍子に合わせて点滅します。→(P.297)
[STOP]
再生をストップします。
[REC]
レコーディング・スタンバイ画面になります。→(P.222)
録音中に押すと、リハーサル機能になります。→(P.225)
8
CONTROL(コントロール)
コントロールつまみ 1 〜 4
コントロール・スライダー 1 〜 8
割り当てられたパラメーターや機能に応じて、リアルタイムに変化させます。
→(P.75)
※ [SHIFT]を押しながら上記のつまみ(スライダー)を動かすと、それ
ぞれの設定画面になります。→(P.76)
MAGIC CTRL(マジック・コントロール)
マジック・コントロールとは、つまみ 4 とスライダー 8 の役割を画面によっ
て自動的に切り替える機能です。たとえば、Patch List(パッチ・リスト)画
面(P.49)ではつまみ 4 がカテゴリー選択、スライダー 8 がリストのスク
ロールになります。
9
TEMPO/VALUE(テンポ/バリュー)
テンポを表示します。コントロールつまみ/スライダーを動かしたときは、
その値を表示します。
[TEMPO]
このボタンを押して VALUE ダイヤルを回すことで、テンポを変更できます。
→(P.78、P.207)
10
LIST/EDIT(リスト/エディット)
[PATCH]
パッチをエディットします。一回押すと Patch Zoom Edit 画面(P.84)、二
回続けて押すと Patch Pro Edit 画面(P.86 )を開きます。
[SONG]
ソングをエディットします。一回押すと Song Play 画面(P.205)、二回続け
て押すと Song Edit 画面(P.232)を開きます。
[SAMPLE]
サンプルをエディットします。一回押すと Sample Edit 画面(P.266)、二回
続けて押すと Sample List(P.263)を開きます。
[EFFECTS (ROUTING)]
エフェクトに関する設定をします。→(P.150)
11
DISPLAY(ディスプレイ)
操作に応じていろいろな情報を表示します。
[MENU]
MENU(メニュー)を開きます。→(P.280)
ファンクション・ボタン([F1]〜[F8])
エディット時には、さまざまな機能を実行するボタンとなり、画面によって
そのはたらきが異なります。
[DISPLAY]
ショートカット・メニューを表示します。→(P.44)
12
VALUE(バリュー)
[WRITE]
変更した内容をメモリーに保存します。
→(P.80, P.82 , P.88, P.116, P.148, P.254, P.274, P.290)
VALUE ダイヤル
値を変更します。[SHIFT]を押しながら VALUE ダイヤルを回すと、値が大
きく変わります。
[CURSOR](カーソル)ボタン
カーソル位置を上下左右に移動します。
[EXIT]
もとの画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じます。画面によっては、
実行中の機能を中断します。
[ENTER]
値の確定や操作の実行に使います。
[DEC]、[INC]
値を変更します。片方のボタンを押しながら、もう一方のボタンを押すと値
が速く変わります。また、[SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、値の
変化が大きくなります。
[SHIFT]
このボタンは他のボタンと組み合わせて、いろいろな機能を実行します。
13
EXPANSION(エクスパンション)
[EXP 1]、[EXP 2]
Fantom-G に取り付けたエクスパンション・ボードの画面を表示します。
※ 操作方法についてはエクスパンション・ボードの取扱説明書をご覧くだ
さい。
14
SAMPLING(サンプリング)
[SKIPBACK]
押された時間から一定時間過去の演奏をサンプリングします。→(P.262)
[SAMPLING]
サンプリング・メニュー画面を表示します。→(P.260)
15
DYNAMIC PAD
[PAD SETTING]
現在選ばれているパッド・モードの設定/情報画面を表示します。
→(P.190)
[NUMERIC]
パッドをテン・キーとして使用します。→(P.41)
[PAD MODE]
パッド・モードを切り替えます。→(P.188)
[ROLL]
ロール奏法をオン/オフします。→(P.189)
※ パッド・モードによってはバンクの切り替えをおこないます。
[HOLD]
ホールド(パッドを離しても音を鳴らし続ける)をオン/オフします。
→(P.188)
[PAD 1 〜 16]
鍵盤と同じように音を鳴らしたりします。またパッド・モードに応じてさま
ざまな動作をします。→(P.188)
16
[S1][S2](アサイナブル・スイッチ)
さまざまなパラメーターや機能をこれらのボタンに割り当てることができま
す。割り当てられたパラメーターや機能のオン/オフをリアルタイムに切り
替えて、音色を変化させます。→(P.77)
※ [SHIFT]を押しながら上記のボタンを押すと、それぞれの設定画面に
なります。→(P.77)
17
ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバー
ピッチ(音の高さ)を変化させたり、ビブラートをかけたりします。
はじめに 音源1 音源2 音源3 パッド サンプラー 各種設定 資料
シーケンサー
23
各部の名称とはたらき
リア・パネル
1 2 3 4 5 6 7 8 9
1
POWER ON(パワー・オン)スイッチ
電源をオン/オフするときに押します。→(P.28)
AC インレット
2
付属の電源コードの差し込み口です。
3
USB
USB MEMORY(USB メモリー)端子
USB メモリー(別売)を差し込むスロットです。
930
※ 本体の電源を入れたまま、USB メモリーの抜き差しをしないでくださ
い。本体や USB メモリー内のデータが失われる可能性があります。
931
※ USB メモリーは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥まで差し込んでくだ
さい。また無理な挿入はしないでください。
USB MOUSE 端子
USB マウス(別売)を接続する端子です(P.26)。
USB COMPUTER 端子
Fantom-G とパソコンを USB ケーブルで接続する端子です(P.285)。
4
DIGITAL AUDIO IN / OUT
(デジタル・イン/アウト)端子(S/P DIF COAXIAL)
コアキシャル・タイプのデジタル・イン/アウト端子です。S/P DIF に
準拠しています。
デジタル・オーディオ信号(ステレオ)を入出力します。出力される信
号は、OUTPUT A (MIX) ジャックから出力される信号と同じになります。
※ S/P DIF は、デジタル・インターフェースのフォーマットの1 つで、
民生用のデジタル・オーディオ機器に使われています。
※ DIGITAL AUDIO IN 端子に外部機器を接続した状態で、ケーブルを
抜く、または、外部機器の電源を切るなどすると、その後、
DIGITAL AUDIO IN からの入力にノイズが混じることがあります。
その場合は、もう一度外部機器を正しく接続し直すか、本体の
[MIX IN]スイッチをオフにしてください。
5
MIDI 端子(IN、OUT、THRU)
他の MIDI 機器と MIDI メッセージの送受信をするときに接続する端子で
す。
6
FOOT PEDAL(フット・ペダル)
CTRL(コントロール)1、2 ジャック
エクスプレッション・ペダル(別売:EV-5)やペダル・スイッチ(別
売:DP シリーズ)を接続するジャックです。特定の機能を割り当てるこ
とで音色を切り替えたり、音色を変化させるなどのさまざまなコント
ロールができます。→(P.31)
925
※ エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:EV-5)を
お使いください。他社製品を接続すると、本体の故障の原因になる
場合があります。
HOLD (ホールド・ペダル)ジャック
ペダル・スイッチ(別売:DP シリーズ、FS-5U)を接続して、ホール
ド・ペダルとして使います。→(P.31)
また、ハーフ・ペダル対応に設定することもできますので、ハーフ・ペ
ダル対応のペダル(別売:DP シリーズ)を接続すれば、ピアノ音色を
使った演奏での微妙なペダル・ワークによるコントロールができます。
7
AUDIO INPUT (オーディオ・インプット)
MIC / GUITAR(マイク/ギター)ジャック
マイクまたはギターを接続します。接続する機器によってスイッチを切
り替えてください。
GUITAR (Hi-Z) エレキ・ギター(ハイ・インピーダンス
PHANTOM OFF ダイナミック・マイク:標準(バランス、
PHANTOM ON コンデンサ・マイク:XLR(ファンタム
※ バランス(XLR/TRS)タイプの端子は、次のように配線されていま
す。接続する機器の配線をご確認のうえ、接続してください。
対応)
アンバランス)、XLR
電源 48V 対応)
※ ファンタム電源供給が不要な場合は、
PHANTOM OFF に設定してください。
MIC / GUITAR LEVEL
(マイク/ギター・レベル)つまみ
マイク/ギター入力の音量を調整します。
LINE(ライン)ジャック(L、R)
オーディオ機器(携帯ミュージック・プレーヤーなど)やキーボードな
どのライン機器を接続します。モノで使用するときは、L 側にのみ接続
してください(P.258)。
LINE LEVEL(ライン・レベル)つまみ
ライン入力の音量を調整します。
8
OUTPUT(アウトプット)
OUTPUT A (MIX)(アウトプット A ( ミックス ))
ジャック(L (MONO)、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオで出力します。モノで出力する
ときには L 側に接続してください。→(P.26)
OUTPUT B(アウトプット B)ジャック(L、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオで出力します。
INDIVIDUAL 1 〜 4(インディビジュアル 1 〜 4)
ジャック
アンプやミキサーに音声信号をモノで出力します。
※ OUTPUT ジャックとしてステレオで使うか、INDIVIDUAL ジャック
としてモノで使うかは、Output Assign(アウトプット・アサイン)
の設定で決まります。→(P.152)
9
PHONES(ヘッドホン)ジャック
ヘッドホン(別売)を接続するジャックです。→(P.26)
24
接続する
Fantom-G6/G7/G8リア・パネル
または
電源コード
(付属)
2P-3P変換器
(付属)
2P-3P変換器
アース接続
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
N
L
電源コードを接続する
はじめに 音源1 音源2 音源3 パッド サンプラー 各種設定 資料
付属の電源コードを本体につなぎ、電源コンセントに差し込みます。
025
fig.(E)
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを確実に取り付けてくだ
さい。付属の電源コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアース用電極端
子を加えた 3 端子のプラグがついています。
•
コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の場合
そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
•
コンセントがアースターミナル付コンセント(端子穴が 2 個)の場合
プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセントに挿し込みます。
※ アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前に行なってくだ
さい。
アース接続を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから行なっ
てください。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を依頼してくだ
さい。
なお、接続方法がわからないときは、ローランド・サービスにご相談ください。
fig.connection
シーケンサー
25
接続する
モニター・スピーカー
(アンプ内蔵)
パワー・アンプ
ミキサーなど
ステレオ・ヘッドホン
アンプやスピーカーを接続する
Fantom-G は、 アンプやスピーカーを内蔵していません。音を出すにはモニター・スピー
カーやステレオ・セットなどのオーディオ機器、またはヘッドホンなどをご用意ください。
接続をする前に、すべての機器の電源がオフになっていることを確認します。
1.
Fantom-G とアンプやスピーカーを図のように接続します。
2.
fig.02-002.j
誤動作やスピーカーなどの破
損を防ぐため、必ずすべての
機器の音量を絞った状態で電
源を切ってください。
生かすためにもステレオでの
使用をおすすめしますが、モ
ノで使用されるときは、
OUTPUT A (MIX) ジャックの
L (MONO) に接続してくださ
い。
USB マウス(別売)を接続する
市販の USB マウスを Fantom-G のリアパネルの USB MOUSE 端子につなぐと、ディスプレ
イにマウスカーソルが表示され、マウスを使用することができます
操作 動作
左クリック 選択(カーソル移動)
右クリック [ENTER]ボタン/リスト表示
ホイール VALUE ダイヤル/スクロール
ドラッグ(左クリッ
クしたまま移動)
をクリック
をクリック
をクリック
値を入力する部分やつまみをマウスでドラッグします。
上または右にドラッグすると値が大きくなり、下または
左にドラッグすると小さくなります。
メニュー(P.280)を開きます
[EXIT]ボタン
ショートカット・メニュー(P.44)を開きます
していません。別途ご用意く
ださい。
OUTPUT A[MIX]端子は、
バランス出力に対応していま
す。Fantom-G のリアパネル
に書かれている HOT、COLD、
GND が、入力するミキサー等
に対応するように、ケーブル
を準備して使用してください。
。
26
接続する
Fantom-G8のゴム足がスタンドの内側
に来るように、スタンドの横幅を調節
する
Fantom-G8の背面
をスタンドの背面
と合わせる
KS-G8
KS-18Z
上面図
Fantom-G8の鍵盤側のゴム足
がスタンドの内側に来るよう
にする。
上面図
Fantom-G8のネジ
をスタンドの前面
と合わせる
スタンドへの設置のしかた
※ スタンド設置の際は、指などをはさまないよう、十分にご注意ください。
Fantom-G6/G7 をお使いの方へ
Fantom-G6/G7 をスタンドに設置する際には、当社製のスタンド KS-18Z をご使用ください。
ご使用の際は以下のように設置してください。
fig.02-001.j
KS-18Z
Fantom-G6/G7の前面
をスタンドの前面
と合わせる
Fantom-G8 をお使いの方へ
Fantom-G8 をスタンドに設置する際には、当社製のスタンド KS-18Z または KS-G8 をご使用ください。
ご使用の際は以下のように設置してください。
fig.02-001.j
高さが1mを超え
ないように調節
(スタンドの高
さを下から4段階
目の高さまでの
範囲で使用)
Fantom-G6/G7のゴム足でスタンド
を挟むように、スタンドの横幅を調
節する
上面図
はじめに 音源1 音源2 音源3 パッド サンプラー 各種設定 資料
シーケンサー
27
電源を入れる
941
942
正しく接続したら(P.25)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、
誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
fig.bender.j
1.
電源を入れる前に、次のことを確認します。
•
周辺機器と正しく接続されていますか?
•
Fantom-G および接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?
2.
Fantom-G のリア・パネルにある POWER ON スイッチをオンにします。
fig.02-003
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
3.
接続しているオーディオ機器の電源をオンにします。
4.
Fantom-G の鍵盤を弾いて音を出してみましょう。Fantom-G と接続しているオーディオ機器
のボリュームを少しずつ上げて適当な音量に調節します。
fig.02-004
時の誤動作を防ぐため、電源
投入時にはピッチ・ベンド・
レバーに触れないようにして
ください。
意してください。大きな音量
は周囲の迷惑となるばかりで
なく、アンプやスピーカーの
破損や聴力障害の原因になる
ことがあります。
電源を切るときは
電源を切る前に次のことを確認します。
1.
Fantom-G および接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?
•
作った音色データ等は保存しましたか?
•
2.
接続しているオーディオ機器の電源をオフにします。
3.
Fantom-G の POWER ON スイッチをオフにします。
28
デモ・ソングを聴く
電源投入時(プロジェクト読み込み時)にソングをロードしたくない場合は、「ソング・ファイ
ファクトリー・リセット(Factory Reset:P.284 )するとソング 001 にデモソングが書き込ま
Fantom-G には起動時に読み込まれるデモ・ ソングがあります。
以下の手順で再生してください。
1.
[PLAY]を押します。
デモ・ソングが再生されます。
fig.02-006
[STOP]を押すとデモ曲の再生が停止します。
2.
fig.02-007
はじめに 音源1 音源2 音源3 パッド サンプラー 各種設定 資料
の一部または全部を個人で楽
しむ以外に権利者の許諾なく
使用することは、法律で禁じ
られています。
電源投入時(プロジェクト読み込み時)にロードするソング
Fantom-G は電源投入時( プロジェクト読み込み時)にソング 001(Song List で一番上のソン
グ)を自動的にロードします。
ルを削除する(Song Delete)」 (P.210)の手順でソング 001 を削除してください。
れます。
シーケンサー
29
さまざまな演奏機能
ベロシティー/アフタータッチ
鍵盤を弾く強さ(ベロシティー)によって音量や音の鳴りかたが変化します。また鍵盤を弾
いた後、さらに鍵盤を強く押す(アフタータッチ)と音の鳴りかたが変化します。
fig.02-008
P.292 をご覧ください。
とにアフタータッチをかける
ポリフォニック・アフター
タッチと、MIDI チャンネルご
とにかけるチャンネル・アフ
タータッチの 2 種類がありま
す(P.251)。
Fantom-G では、パッドを
使ってポリフォニック・アフ
タータッチを、鍵盤を使って
チャンネル・アフタータッチ
を、MIDI 情報として出力する
ことができます。
ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバー
鍵盤を弾きながらレバーを左に倒すとピッチが下がり、右に倒すとピッチが上がります。こ
れをピッチ・ベンド効果 といいます。また、レバーを向こう側に倒すとビブラートがかかり
ます。これをモジュレーション効果 といいます。
レバーを左または右に倒しながら向こう側に倒したときは、両方の効果が同時に得られま
す。
fig.02-009.j
モジュレーション効果 ピッチ・ベンド効果
オクターブ・シフト(Oct)
鍵盤の音域を 1 オクターブ単位(最大± 3 オクターブ)で移動することができます(オク
ターブ・シフト)。
ディスプレイ左側の KEYBOARD の[-OCT]または[+OCT]を押して操作します。
もとに戻すには、両方のボタンを同時に押します。
トランスポーズ(Transpose)
鍵盤の音域を半音単位(-5 〜 +6)で移動することができます( トランスポーズ)。
ディスプレイ左側の KEYBOARD の [TRANSPOSE] ボタンをオンにしてから、[-OCT]ま
たは[+OCT]を押して操作します。
もとに戻すには、両方のボタンを同時に押します。
30