Roland AT-80S, AT-60S MIDI IMPLEMENTATION [ja]

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(取扱説明書 P.2) と「使用上のご注意」(取扱説明書 P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機
能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要な ときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

警告
安全上のご注意
マークについて
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
注意:
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意の意味について警告と
警告
注意
この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意
感電の恐れがあります。
火災・感電・傷害を防止するには
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
● この機 器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
AT-60S
002a
●この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
AT-80S
002b
●この機器を分解したり(取扱説明書に記載され ている指示(P.262)を除く)、改造したりしな
いでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
007
●この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
●電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
2
警告
注意
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶 対に 入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を 切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様 のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上 げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
● AT-80S
022a
●照明用の電球を取り付ける前に、機器本体の電 源を切って電源プラグをコンセントから 外して
ください(P.18)。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺 虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付 着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
注意
101a
● この機 器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器 本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
108d(選択)
●この機器を移動するときは以下のことを確認し た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んで
ください。このとき、手をはさんだり、足の上 に落とさないように注意してください。
○ 機器本体とスタンドを固定しているノブ・ボ
ルトがゆるんでいないか、確認する。ゆるん でいる場合は、しっかり固定する。
○ 電源コードを外す。 ○ 外部機器との接続を外す。
○ フタを閉じる。 ○ 譜面立てを倒す。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ ラグをコンセントから外してください(P.18)。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
116
● フタの開け閉めは、指などをはさまないように、 注意して行なってください(P.18)。小さいお
子様が使用されるときは、大人のかたが介添え してください。
..............................................................................................................
117(選択)
● 椅子を 使用するときは、必ず次の事項を守って ください。
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。 ○2人以上で腰掛けない。
○ 椅子の脚 を止めているボルトが緩んでい た
ら、腰掛けない。(緩みがあるときは随時付 属の工具で締め直してください)
○ シート部分の開け閉めは、指などをはさまな
いように、注意して行ってください。特に、 折り畳み式金具の部分に指など をはさまな
いように、注意してください(P.21)。
..............................................................................................................
118c
●取り外した電球やネジ、付属のスタンド組み立 て用ノブ・ボルトは、小さなお子様が誤って飲
み込んだりすることのないようお子様の手の届 かないところへ保管してください。
..............................................................................................................
103a
●定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから 外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし て火災の原因になります。
3

使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、 この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
353
● この機器はフロッピー・ディスク・ドライブが搭載され ていますので、次の点に注意してください。詳細は、「フ
ロッピー・ディスクをお使いになる前に」をご覧くださ い(P.5)。
○ スピーカーなどの強い磁界の発生する場所には近づ
けない ○ この機器を極端に傾けない ○ フロッピー・ディスク・ドライブ動作中は、振動を
与えたり移動したりしない
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤やペダルの上に物を置いたままにしないでください。 発音しなくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外 装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401a
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一
の力で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを 損なう恐れがあります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、フロッピー・ディスクに保
存するか、記憶内容をメモしておいてください。修理す るときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりま
すが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない 場合もあります。失われた記録内容の修復に関しまして
は、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとしてフロッピー・ディス クに保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーやフロッピ・ディスクの失われた記憶内容 の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障 ではありません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ りません。
4
使用上のご注意
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分 に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、
故障などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えな いでください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
フロッピー・ディスクをお使いにな る前に
フロッピー・ディスク・ドライブの取り扱い
602
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に 設置してください。極端に傾けると、ディスク・ドライ
ブの動作に悪影響を与えることがあります。
603
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、ディスク・ドライ ブに水滴がつくことがあります。このまま使用すると故
障の原因になりますので、数時間放置してから使用して ください。
604
● ディスクを挿入するときは、確実に奥まで入れてくださ い。ディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタンを
奥まで押してください。万一ディスクが引っ掛かった場 合は、無理に取り出さないでください。
605a
● ディスク・ドライブの動作中(ディスク・ドライブのラ ンプが点灯)は、ディスクを取り出さないでください。
ディスクの磁性面に傷がつき、使用できなくなります。
606
● 電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス ク・ドライブから抜いてください。
607
● ディスクはディスク・ドライブに対して水平になるよう にして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に
挿入すると、ディスク・ドライブのヘッドが破損するこ とがあります。
608
● ディスク・ドライブにフロッピー・ディスク以外のもの
(針金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでく
ださい。ディスク・ドライブの故障の原因になります。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されま
すので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 磁性面に触れない ○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)
○ スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないよう に保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作
を行なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの 位置にしておいてください。
裏面
ライト (書き込み可能)
プロテクト・タブ
653
プロテクト (書き込み禁止)
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り
出せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよ う保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが
付いたディスクを使用すると、ディスクが破損したり、 ディスク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タ ブがライトの状態で、他の機種(HP-G シリーズ、MT
シリーズ、KR シリーズ、ATELIER シリーズ、PR-300 を除く)やコンピューターなどでディスク操作(内容確
認、セーブ、削除など)をすると、以降、本機のディス ク・ドライブで使用できなくなる場合があります。他の
機種やコンピューターで、演奏データの内容確認やロー ドをする場合は、ディスクのプロテクト・タブをプロテ
クトの状態で行なってください。
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。 ※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation
の米国及びその他の国における登録商標です。
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米
国及びその他の国における登録商標です。
※ IBM、IBM PC は、米国 International Business
Machines Corporation の米国及びその他の国における 登録商標です。
※ PC-9800 シリーズは、日本電気株式会社の商標です。 ※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音楽電子事
業協会(AMEI)の登録商標です。
※ XGlite( )は、ヤマハ株式会社の登録商標です。 ※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
5

はじめに

このたびは、ミュージック・アトリエ AT-80S/AT-60S をお買い上げいただき、誠にありがと うございます。AT-80S/AT-60S は、簡単な操作で重厚なオルガン・サウンドが楽しめるオル ガンです。本機を存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくためにも、こ の取扱説明書をよくお読みいただけるようお願い申し上げます。
アトリエ・シリーズの基本コンセプト              
○充実したオルガン音色
オルガンの基本となるジャズ・オルガン、パイプ・オルガン、シアター・オルガンの音色が数多 く搭載されていますので、オルガン本来の魅力がお楽しみいただけます。
○リアルタイム操作重視の伝統に基づいたパネルレイアウト
座ってすぐに弾けるを基本コンセプトに、操作ボタンはクラシックオルガンの伝統に基づい
てパネル面に機能的に配置されているため、操作が簡単です。さらに、アトリエシリーズは全機 種同じ操作性を実現しているため、機種を変えた場合でもすぐに演奏することができます。
○そのまま使える高品位音色の搭載
充実したオルガン音色に加えて、ストリングスやブラスなどの高品位な音色を搭載しています。 そのため、個々の音色の面倒なエディット作業は必要なく、音色を選ぶだけで素晴らしい演奏が お楽しみいただけます。
○ピアノの演奏表現にも対応できる広い音域の下鍵盤とダンパーペダル
現代音楽の演奏には欠かせないピアノ。アトリエ・シリーズでは下鍵盤の音域を広くとることで ピアノの表現力を実現することができます。また、ピアノ演奏には欠かせないダンパーペダルや 微妙なタッチで音の強弱を表現できるイニシャル・タッチ機能を備えています。
さらに、全機種に高品位グランドピアノの音色を搭載しています。
○過去の音楽データ資産を無駄にしない設計思想
従来機種の操作性を受け継いでおり、モデルが変わってもすぐに弾くことができます。また、 データ互換性には十分配慮しているため、過去のソング・データやレジストレーション・データ も、そのまま活用することができます。
○世界のミュージック・スタイルを搭載
世界で長く親しまれてきた代表的な音楽のミュージック・スタイル(リズムと自動伴奏パター ン)が豊富に内蔵されているので、世界のいろいろな演奏を楽しむことができます。
6
○ミュージックデータの活用
SMF ミュージックデータの世界標準である GM2 規格に対応し、フロッピー・ディスク・ドラ イブも搭載しているため、市販されている豊富な SMF ミュージックデータを活用することがで きます。また、パートをミュートして片手ずつ練習したり、ミュージックデータに合わせてアン サンブルを楽しんだりすることができます。
主な特長                           
○新開発ジャズ・オルガン・タイプのフッテージ音源(AT-80S)
AT-80S には各フィートの音量を調節できる新機能「デジタル・ハーモニックバー」を搭載。ア トリエ・シリーズの高品位音色に加えて、さらにジャズ・オルガンの多彩な音色表現が可能で す。
○アクティブ・エクスプレッション音色を搭載
エクスプレッション・ペダルを踏み込むことによって、音量だけでなく、音色が変化したり、別 の音色が加わってくる音色を搭載しています。ピアニッシモからフォルティッシモまで、音色そ のものが強い音に変化するクレッシェンドや、ピアノのバックでストリングスが鳴ってくるな ど、ダイナミックな音色変化を表現することができます。
○ヒューマン・ボイス、フレーズ
ATELIER-S シリーズでは、充実したオルガン音色に加えて、「Jazz Scat」などのヒューマン・ ボイスや「Amen」などのヒューマン・ボイス・フレーズを内蔵しています。
はじめに
○リアリティーあふれるリズムと自動伴奏
リズムはすべてプロのドラマーが実際に演奏したデータを使っているため、ノリや細かいニュア ンスまで含め、非常にリアルでクオリティの高いパターンになっています。また、それぞれのリ ズムにぴったり合った自動伴奏を使えば、まるでバック・バンドがそこに存在しているかのよう な演奏を楽しめます。
○内蔵リズムをアレンジできるリズム・カスタマイズ機能
内蔵リズムを元にしてリズム・パターンの修正ができる「リズム・カスタマイズ」を使うと、
「最後にシンバルを 1 つだけ追加する」「このパターンのドラム音色を変える」というようなこ
とをすることができます。さらに、修正したリズムは本体やフロッピー・ディスクに保存するこ とができます。
○「ミュージック・アシスタント」機能、「クイック・レジストレーション」機能搭載
曲のイメージを選択することにより、リズムや音色の適切なセッティングを簡単に呼び出すこと ができる「ミュージック・アシスタント」機能や、キーワードから、へクターオリベラをはじ め、一流のオルガニストが作った素晴らしいレジストレーションが選べる「クイック・レジスト レーション」機能を搭載しています。
○ハーモニー・インテリジェンス
ロワー(下)鍵盤で弾いたコードに従って、アッパー(上)鍵盤で弾いた音色に自動的にハーモ ニーがつくハーモニー・インテリジェンス機能を搭載しています。より音色に厚みがついて、迫 力のある演奏をお楽しみいただけます。
○76 鍵の余裕のロワー鍵盤
76 鍵の広い音域をスプリット(鍵盤の分割)して、ソロ・ボイスやペダル・ベース・ボイス、 パーカッションなどを鳴らすことができるので、表現力豊かな演奏を楽しめます。また、ロワー 鍵盤を最大 4 パートに分けることができるので、3 段マニュアル(手鍵盤)のオルガンに匹敵す る演奏表現が可能です。また、ドラム/ SFX 機能を使って、ロワー鍵盤全体でドラム音や効果 音を鳴らすこともできます。
7
はじめに
○RSS リバーブ技術を用いた高品位アンビエンスにより包み込まれるような雰囲気を 実現(AT-80S)
AT-80S では、RSS アンビエンス用 AUX OUT を装備。本格的な RSS リバーブ・サウンドが楽 しめます。さらに、パネル面にスピーカーを搭載することにより、演奏する人もクリアなサウン ドが楽しめます。
○LCD 画面の譜面表示
大型 LCD 画面を搭載しているため、録音した演奏データやミュージックデータを譜面表示する ことができます。譜面を見ながら演奏したり、録音した曲を確認するときに大変便利です。
○歌詞表示のビデオ出力(AT-80S)
テレビを接続して、SMF ミュージックデータの歌詞をテレビに表示することができます。

■ この取扱説明書の表記について

この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次のように表記しています。
ボタン名は[Power On]のように[ ]で囲んで表記します。
< >で囲まれた文字は、画面上の文字を表し、< Exit >、のように表記します。
[−][+]、[▲][▼]、[] ]はどちらかのボタンを押すことを示しています。
例:Value[−][+]ボタン、Reverb[▲][▼]ボタン、Tempo[ ][ ]ボタンなど
本文中は AT-80S の画面を使用しています。そのため、AT-60S と一部異なることがあります。
本文中は一部 iR(赤外線通信)機能を搭載している機種の画面を使用しています。iR(赤外線 通信)機能を搭載していない機種では、表示が一部異なりますのでご了承ください。
見やすさを重視して、一部の画面図は本体画面と色使いを変えています。本体表示と異なる
場合がありますが、ご了承ください。
タッチ・パネルに指で触れることを、「タッチする」と表記します。
文章の先頭に、 や※マークが付いているものは注意文です。必ずお読みください。
本文中の(P.**)は参照ページを表しています。
8
目次
安全上のご注意............................................................................................................................. 2
使用上のご注意............................................................................................................................. 4
はじめに....................................................................................................6
この取扱説明書の表記について....................................................................................................... 8
各部の名称 ..............................................................................................14
演奏する前に ..........................................................................................18
フタの開け閉め .............................................................................................................................................18
譜面立ての立てかた.....................................................................................................................................18
電源コードを接続する.................................................................................................................................18
電源を入れる/切る.....................................................................................................................................18
電源を入れる......................................................................................................................................18
電源を切る..........................................................................................................................................19
ヘッドホンを使うとき.................................................................................................................................19
マイクを使うとき .........................................................................................................................................20
照明のつけかた(AT-80S) ........................................................................................................................20
椅子について..................................................................................................................................................21
すべての設定を製品出荷時の状態に戻す................................................................................................21
ユーザー・メモリー以外の設定を製品出荷時の設定に戻す...............................................................23
ディスプレイについて ............................................................................24
メイン画面とその周辺画面の働き ................................................................................................24
便利な機能 ..............................................................................................28
デモ曲を聴く..................................................................................................................................................28
ミュージック・アシスタント機能 ............................................................................................................30
ミュージック・アシスタント検索 ................................................................................................32
キーワードを選んで簡単にボイスを設定する(クイック・レジストレーション).......................34
クイック・ガイド機能.................................................................................................................................36
Index(インデックス)メニュー ..................................................................................................36
第1章 音色を選んで演奏する .............................................................38
音色を選ぶ......................................................................................................................................................38
音色とパートについて .....................................................................................................................38
アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き...................................................39
アッパー・ボイスとロワー・ボイスを選ぶ................................................................................40
ペダル・ベースのボイスを選ぶ.....................................................................................................41
ソロ・ボイスを選ぶ .........................................................................................................................42
[Others]ボタンで音色を選択する..............................................................................................43
ヒューマン・ボイスを使って演奏する ........................................................................................45
アクティブ・エクスプレッション・ボイスを使って演奏する...............................................47
オルガンの音をつくる(フッテージ)(AT-80S)................................................................................48
音量バランスを調節する.............................................................................................................................50
音の高さをオクターブ単位で変える........................................................................................................52
ロワー鍵盤全体でドラム音や効果音を鳴らす(ドラム /SFX).........................................................54
ドラム/効果音セットを変える.....................................................................................................55
ロワー・ボイスと打楽器音およびボイス・フレーズを鳴らす
(マニュアル・パーカッション)................................................................................................................56
マニュアル・パーカッション・セットを変える........................................................................57
ロワー・パートの音を持続させる ............................................................................................................58
第2章 リズム演奏を使う.....................................................................59
リズムを選ぶ..................................................................................................................................................59
ユーザー・メモリーに保存されているリズムを使う ...............................................................60
リズム検索..........................................................................................................................................61
9
目次
リズムを鳴らす .............................................................................................................................................63
ボタンを押してリズムをスタートする ........................................................................................63
ロワー鍵盤やペダル鍵盤を弾くと同時にリズムをスタートする(シンクロ・スタート)64
リズムをストップする .....................................................................................................................65
リズムのテンポを変える.............................................................................................................................65
イントロの終わりにカウント音を鳴らす................................................................................................66
リズム演奏と自動伴奏を鳴らす ................................................................................................................66
リズム演奏や自動伴奏に変化をつける....................................................................................................67
伴奏やリズムのアレンジを変える(スタイル・オーケストレーター)................................67
簡単な指使いでコードを押さえる(コード・インテリジェンス)....................................................68
リーディング・ベース機能を使う ............................................................................................................70
簡単に自動伴奏の設定をする(ワンタッチ・プログラム機能)........................................................72
ディスクのリズムを使う.............................................................................................................................74
フロッピー・ディスクの入れかた/取り出しかた ...................................................................74
ディスクのリズムを鳴らす.............................................................................................................75
ディスクのリズムをユーザー・メモリーにコピーする.......................................................................76
ユーザー・メモリーに保存されているリズムを製品出荷時の設定に戻す......................................78
ユーザー・メモリーに保存されているリズムをフロッピー・ディスクにコピーする.................79
ユーザー・メモリーに保存されているリズムの順番を変える ..........................................................81
ユーザー・メモリーに保存したリズムの名前を変える.......................................................................83
ユーザー・メモリーに保存したリズムを削除する...............................................................................85
第3章 レジストレーション・ボタンを使う........................................87
パネルの設定を登録する(レジストレーション).................................................................................88
レジストレーションを呼び出す ................................................................................................................89
レジストレーションの呼び出し方(DELAYED の場合).........................................................89
レジストレーションの呼び出し方(INSTANT の場合)..........................................................89
レジストレーションの呼び出しかたを切り替える ...................................................................90
パネル設定を切り換えるたびに自動的に登録する...............................................................................91
レジストレーションに名前をつける........................................................................................................92
フロッピー・ディスクの初期化(フォーマット).................................................................................94
レジストレーションをディスクに保存する............................................................................................96
ディスクに保存したレジストレーションを呼び出す...........................................................................99
セット単位で呼び出す .....................................................................................................................99
1 つずつ呼び出す...........................................................................................................................101
ディスクに保存されたレジストレーションを次々に呼び出す(Load Next).................104
ディスクに保存したレジストレーションを消す ................................................................................106
ディスクに保存したレジストレーションの順番を変える................................................................ 108
AT-90/80/30 で作ったレジストレーションを使う ......................................................................... 109
第4章 演奏機能を使う ......................................................................112
移調する(キー・トランスポーズ)....................................................................................................... 112
音の明るさを変える.................................................................................................................................. 113
ダンパー・ペダルで音に余韻をつける.................................................................................................113
ピッチ・ベンド効果とビブラート効果.................................................................................................114
フット・スイッチを使う..........................................................................................................................115
フット・スイッチの機能を切り換える .....................................................................................116
フット・スイッチでレジストレーションを切り換える ........................................................117
全体の音量をペダルで調節する(エクスプレッション・ペダル)................................................. 118
エクスプレッション・ペダルの効き具合を変える ................................................................ 119
第5章 音にさまざまな効果をつける.................................................120
音にハーモニーをつける(ハーモニー・インテリジェンス)..........................................................120
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える..................................................................... 120
音にうねりをつける(ロータリー効果)...............................................................................................122
ロータリー効果の速さを微調節する ......................................................................................... 123
ロータリー効果の明るさを変える ............................................................................................. 124
10
音に厚みをつける(コーラス効果)....................................................................................................... 125
音に余韻をつける(サスティン効果)................................................................................................... 126
サスティンの長さを変える..........................................................................................................127
音に残響をつける(リバーブ効果)....................................................................................................... 128
リバーブのタイプを変える..........................................................................................................129
ウォール・タイプを変える..........................................................................................................130
リバーブの深さを変える ..............................................................................................................131
第6章 ロワー鍵盤を効果的に使う ....................................................133
ロワー鍵盤の効果的な使いかた ............................................................................................................. 133
ロワー鍵盤でソロ・ボイスを鳴らす(Solo[To Lower]ボタン)............................................... 135
ソロ・ボイスの発音のしかたを変える .....................................................................................136
ソロ・ボイスとロワー・ボイスを重ねて鳴らす..................................................................... 136
ソロ・スプリット・ポイントを変える(Solo Split Point)................................................. 137
ロワー鍵盤でベース・ボイスを鳴らす([Bass Split]ボタン)..................................................... 138
ベース・スプリット・ポイントを変える(Bass Split Point)............................................139
ロワー鍵盤で弾いたコードのルート音でベース・ボイスを鳴らす
(Pedal[To Lower]ボタン)................................................................................................................. 140
第7章 演奏の録音と再生...................................................................141
トラック・ボタンとは ..................................................................................................................142
トラック・ボタンを表示する......................................................................................................143
SMF ミュージックデータやディスクの演奏データを再生する...................................................... 143
特定のトラックの音を鳴らさないようにする(トラック・ミュート).........................................145
演奏データをトラックごとに消音する .....................................................................................146
譜面を表示する .......................................................................................................................................... 147
譜面の設定を変える ...................................................................................................................... 148
演奏を録音する .......................................................................................................................................... 150
演奏データを再生する..............................................................................................................................151
カウント音をつけてタイミングを合わせる(カウントイン)..........................................................151
パートごとに録音する..............................................................................................................................152
録音し直す................................................................................................................................................... 153
演奏データを消去する..............................................................................................................................154
演奏データの名前を変える...................................................................................................................... 154
演奏データをディスクに保存する .........................................................................................................156
演奏データをディスクから本体に読み込む......................................................................................... 157
ディスクの演奏データを削除する .........................................................................................................158
SMF ミュージックデータに演奏を重ねて録音する .......................................................................... 159
演奏データからテンポが違うデータを作る......................................................................................... 160
演奏の一部を録音し直す(パンチ・イン・レコーディング)..........................................................160
ある区間を繰り返し重ねて録音する(ループ・レコーディング)................................................. 161
録音を始めるタイミングを合わせる(カウント・イン・レコーディング)................................. 162
目次
第8章 演奏データを編集する ...........................................................163
ある小節を消す .......................................................................................................................................... 163
トラックごとに演奏データを消す .........................................................................................................164
選んだ小節の中の情報を消す..................................................................................................................166
小節をコピーする ......................................................................................................................................168
音符のばらつきをそろえる...................................................................................................................... 169
第9章 オリジナルのリズムを作る ....................................................171
ユーザー・リズム作成の準備..................................................................................................................172
リズム・カスタマイズ画面を表示する .....................................................................................172
リズムをロードする ...................................................................................................................... 173
ディビジョンを選ぶ ...................................................................................................................... 174
ディビジョンの設定をする..........................................................................................................175
11
目次
ユーザー・リズムを作成する..................................................................................................................176
リズムを修正する........................................................................................................................... 176
使用する楽器を変える/削除する ............................................................................................. 179
作成したリズムを消去する..........................................................................................................180
ユーザー・リズムを保存する..................................................................................................................180
リズムの名前を変える ..................................................................................................................180
ユーザー・リズムをユーザー・メモリーやフロッピー・ディスクに保存する............... 181
第10章 曲のリズム・パートを作る ..................................................182
リズム・エディット機能の手順.................................................................................................. 182
リズム・エディット・メニュー画面を開く.............................................................................183
ドラム・セットを選ぶ ..................................................................................................................183
リズム・パターンを作成する......................................................................................................184
リズム・パターンを並べてリズム・シーケンスを作る ........................................................188
リズム・シーケンスを曲のリズム・トラックに変換する.................................................... 191
リズム・パターンやリズム・シーケンス・データをディスクに保存する.......................191
リズム・パターンやリズム・シーケンス・データをディスクから読み込む...................193
第11章 いろいろな設定を変える......................................................195
音色や発音に関する設定..........................................................................................................................195
アフター・タッチのオン/オフを切り替える.........................................................................195
アフター・タッチの効き具合を調節する................................................................................. 195
イニシャル・タッチの効き具合を調節する.............................................................................196
ペダル・ベースの発音のしかたを変える................................................................................. 196
演奏機能に関する設定..............................................................................................................................197
ダンパー・ペダルの有効な鍵盤を選ぶ .....................................................................................197
エクスプレッション・ペダルの働きかたを変える ................................................................ 197
ピッチ・ベンド/ビブラート・レバーの有効な鍵盤を選ぶ................................................198
ピッチ・ベンドの最大変化幅を変える .....................................................................................199
リズムに関する設定.................................................................................................................................. 199
コード・ホールドのオン/オフを切り替える.........................................................................199
イントロ・カウントダウンのカウント音を変える ................................................................ 200
リズムのテンポ設定を自動的に切り替えないようにする.................................................... 200
レジストレーションに関する設定 .........................................................................................................201
アレンジャーの設定を呼び出すタイミングを変える ............................................................ 201
移調の設定を呼び出すタイミングを変える.............................................................................201
コンポーザーに関する設定...................................................................................................................... 202
画面の歌詞表示のオン/オフを切り替える.............................................................................202
曲を移調して再生する ..................................................................................................................202
メトロノームの設定を変える......................................................................................................203
メトロノームの音量を変える......................................................................................................203
メトロノームの音を変える..........................................................................................................204
拍子の設定を変える ...................................................................................................................... 204
その他の設定............................................................................................................................................... 205
基準ピッチを変える(マスター・チューニング)................................................................... 205
マイクのエコーを調整する..........................................................................................................205
PC ナンバーの送信を切り替える...............................................................................................206
PC ナンバーを設定する................................................................................................................206
MIDI IN モード ................................................................................................................................ 207
MIDI 送信チャンネルを選ぶ ........................................................................................................ 207
タッチ・パネルの位置調節をする ............................................................................................. 208
電源投入時に画像を表示させる(AT-80S)............................................................................ 209
本体に記憶されている画像を消去する(AT-80S)................................................................ 210
メイン画面の背景を切り替える.................................................................................................. 211
メイン画面のバウンシング・ボールを消す.............................................................................212
V-LINK を使う ................................................................................................................................ 212
12
第12章 外部機器との接続.................................................................214
接続端子の名称と働き(AT-80S) .........................................................................................................214
接続端子の名称と働き(AT-60S) .........................................................................................................215
オーディオ機器との接続..........................................................................................................................216
コンピューターと接続する...................................................................................................................... 217
MIDI 機器と接続する ................................................................................................................................. 219
テレビを接続する(AT-80S)................................................................................................................. 220
テレビ方式を切り替える ..............................................................................................................220
外部スピーカーや外部リバーブ機器と接続してリバーブを広げる(AT-80S)..........................221
Aux Out のオン/オフ .................................................................................................................. 221
Aux Out モードを切り換える.....................................................................................................221
資料
故障かな?と思ったら..............................................................................................................................224
このような表示が出たら..........................................................................................................................229
ボイス一覧(AT-80S)............................................................................................................................. 231
ボイス一覧(AT-60S).............................................................................................................................. 235
ドラム/ SFX セット一覧(AT-80S).................................................................................................. 238
ドラム/ SFX セット一覧(AT-60S).................................................................................................. 242
マニュアル・パーカッション・セット(AT-80S)...........................................................................246
マニュアル・パーカッション・セット(AT-60S)...........................................................................247
リズム一覧(AT-60S)............................................................................................................................. 256
スタイル・ディスク一覧(AT-80S/60S).......................................................................................... 257
コードの押さえ方一覧..............................................................................................................................258
用語集...........................................................................................................................................................260
ATELIER シリーズの音源について............................................................................................261
照明の電球を取り替える(AT-80S のみ)........................................................................................... 262
あらかじめすること ...................................................................................................................... 262
準備する物....................................................................................................................................... 262
パネル照明....................................................................................................................................... 262
電源を切っても記憶される設定 ............................................................................................................. 264
電源を切っても記憶されている設定 ......................................................................................... 264
レジストレーション・セットごとに記憶される設定 ............................................................ 264
1つのレジストレーションに記憶される設定.........................................................................264
MIDI インプリメンテーション・チャート ........................................................................................... 265
デモ曲一覧................................................................................................................................................... 266
ショートカット一覧.................................................................................................................................. 269
AT-80S/60S:ミュージック・アトリエ ................................................................................ 270
索引............................................................................................................................................................... 273
目次
13

各部の名称

AT-80S
Power On
1
53 4 6
2
15 13
14 16 17 18
19
Drums/
SFX
BigBand
Swing
Latin
Master Volume
Lower
Manual
Country Oldies Gospel
Waltz Trad
March
Max
Min
Perc
Brilliance
Rhythm
Vibrato
Bender
Lower
Hold
Contempo
Showtime
Bright
Mellow
20
Acoustic
On/Off
Fast/ Slow
Rotary Sound
Reverb SMF Rhythm Organ
SustainVoice
Lower UpperPedal
WorldBallad
Max
Min
Accomp/
Max
Min
Advanced1Advanced
Max
Max
Min
Min
Pedal
Orch
To
Lower
Organ1Organ2Octave
Bass Split
Pipe Electric
FullBasic
2
Rotary Sound
1
Pipe Pipe Pipe
123
Pedal
Up
Theater
Standard
TempoStyle Orchestrator
Lower
Organ
Lower1Lower2Lower
Full3Full2Full
Alternate Alternate Alternate
OrchestralOrgan
Contrabass
String
Bass&
Cymbal
To
VariationToOriginal
Fill In
Theater Theater
12
Octave
Up
3
Break
Symphonic
French
Strings
Horn
Choir
Level Level Level
One Touch
Program
Arranger On/ Off
Set
Count
Sync
Down
Start
Intro/
Start/
Ending
Stop
Orchestral
BrassPiano
A.Guitar
E.Piano
Accordion
Vibes
Harp
Harpsi
Harmonica
Marimba
Write
Manual
1 2 3
[Power On]スイッチ → P.18
1.
パネル・スピーカー
2.
3.
Part Balance[▲][▼]ボタン → P.50
Part Balance ディスプレイ
4.
ペダル・ベース・ボイス選択ボタン → P.41
Pedal Organ パート
Pedal Orchestral パート [To Lower]ボタン → P.140 [Bass Split]ボタン → P.136
ロワー・ボイス選択ボタン → P.40
5.
Lower Organ パート
Lower Symphonic パート
Lower Orchestral パート [Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン→ P.50 Level インジケーター→ P.51
6.
タッチ・パネル → P.24
7.
Harmony Intelligence ボタン → P.120
Transpose[−][+]ボタン → P.112
8.
コンポーザー → P.141
9.
[Reset]ボタン [Play/Stop]ボタン [Rec]ボタン → P.150 [Song]ボタン [Registration]ボタン → P.90 〜 P.109 [Demo]ボタン → P.28、P.144
フロッピー・ディスク・ドライブ→ P.74、P.94 〜 P.111 、
10.
P.143、P.156 〜 P.160 、P.181、P.191 〜 P.194
アッパー・ボイス選択ボタン → P.40
11.
Upper Organ パート Upper Symphonic パート Upper Orchestral パート
[Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン→ P.50 Level インジケーター→ P.51
ソロ・ボイス選択ボタン → P.42
12.
Solo パート [Alternate]ボタン [To Lower]ボタン → P.135
Level[▲][▼]ボタン→ P.50 Level インジケーター→ P.51
14
8 9 10
各部の名称
Rotary Sound
Full Full Full
123
123
Harmony Intelligence
E.Piano
Vibes
Marimba
Play/ Stop
Orchestral
A.Guitar
Mandolin
Composer
Rec
BrassPiano
E.Guitar
Accordion
Harmonica
Banjo
Demo
RegistrationSong
Solo
Violin Trumpet
Oboe
Flute
Clarinet
Transpose
117
Upper
Organ
Jazz1Jazz2Jazz
3
TheaterPipe Pipe Pipe Theater
12
Alternate Alternate Alternate Alternate To Lower
Symphonic
Synth
Slow
Strings
Strings
Strings
French
Choir
Horn
Level Level Level Level
Reset
Harp
Harpsi
12
Sax
2
4 5 6 7 8 9 10 11 12
Lower
13.
[Drums/SFX]ボタン → P.54 [Manual Perc]ボタン → P.56
Lower Voice[Hold]ボタン → P.58
14.
15.
Sustain → P.126
[Pedal]ボタン [Lower]ボタン [Upper]ボタン
16.
リズム選択ボタン(Rhythm)→ P.59
Style Orchestrator ボタン → P.67 Tempo[ ][ ]ボタン → P.65 Fill In[To Variation]ボタン → P.67
Fill In[To Original]ボタン → P.67 [Break]ボタン → P.67 [Count Down]ボタン → P.66 [Intro/Ending]ボタン → P.63 〜 P.65 [Sync Start]ボタン → P.64 [Start/Stop]ボタン → P.63 〜 P.65
Arranger[On/Off]ボタン → P.66 [One Touch Program]ボタン → P.72
Load Next
[Brilliance]スライダー → P.113
17.
[Master Volume]スライダー → P.19
18.
19.
[Bender/Vibrato]レバー → P.114
20.
Rotary Sound → P.122
21
[On/Off]ボタン [Fast/Slow]ボタン
レジストレーション・ボタン
21.
[Write]ボタン → P.88 [Manual]ボタン → P.91
レジストレーション[1]〜[12]ボタン → P.87
[Load Next]ボタン → P.104
15
各部の名称
1
AT-60S
Power On
53 4 6
2
15 13
14 16 17 18
19
Drums
SFX
Big Band
Swing
Latin
Master Volume
Reverb SMF
Lower Voice
Manual
Perc
Country
Oldies
Gospel
Contempo
Tra d
Waltz
ShowtimeMarch Acoustic
Rhythm Style Orchestrator
Max
Bright
On/Off
Fast/ Slow
Min
Mellow
Rotary
Brilliance
Sound
Vibrato
Bender
SustainLower
LowerPedalHold
World
Ballad
20
Accomp/
Rhythm Organ
Upper
12
Basic
Advanced
Organ
Pedal
Rotary Sound
Orch
To
Lower
Bass Split
Full
Organ
Organ1Organ
Pipe
Standard
Tem p o
Full
Pipe
Pedal
2
Lower1Lower2Lower
Theater Theater
12
Orchestral
String
Electric
VariationToOriginal
Level Level Level
3
Arranger On Off
Contrabass
Count Down
Intro/
To
Ending
Fill In
Lower
Symphonic
French
Strings
Horn
Choir
AlternateAlternate Alternate
One Touch
Program
Set
Sync Start
Start/ Stop
Orchestral
BrassPiano
A.Guitar
E.Piano
Accordion
Vibes
Harp
Harpsi
Harmonica
Marimba
Write
Manual
1 2 3
[Power On]スイッチ → P.18
1.
パネル・スピーカー
2.
3.
Part Balance[▲][▼]ボタン → P.50
ペダル・ベース・ボイス選択ボタン → P.41
4.
Pedal Organ パート
Pedal Orchestral パート [To Lower]ボタン → P.140 [Bass Split]ボタン → P.136
ロワー・ボイス選択ボタン → P.40
5.
Lower Organ パート
Lower Symphonic パート
Lower Orchestral パート [Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン→ P.50
6.
タッチ・パネル → P.24
Harmony Intelligence ボタン → P.120
7.
Transpose[−][+]ボタン → P.112
8.
コンポーザー → P.141
9.
[Reset]ボタン [Play/Stop]ボタン [Rec]ボタン → P.150 [Song]ボタン [Registration]ボタン → P.90 〜 P.109 [Demo]ボタン → P.28、P.144
10.
フロッピー・ディスク・ドライブ → P.74、P.94 〜 P.111、P.143、P.156 〜 P.160、
P.181、P.191 〜 P.194
11.
アッパー・ボイス選択ボタン → P.40
Upper Organ パート Upper Symphonic パート Upper Orchestral パート
[Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン→ P.50
ソロ・ボイス選択ボタン → P.42
12.
Solo パート [Alternate]ボタン [To Lower]ボタン → P.136
Level[▲][▼]ボタン→ P.50
16
8 9 10
各部の名称
Rotary Sound
Full1Full
Pipe
1
Harmony Intelligence
Transpose
117
Strings
French
Horn
Upper
Symphonic
Slow
Strings
Choir
Strings
Synth
Organ
Full
2
Pipe
2
Alternate Alternate Alternate Alternate
Level Level Level Level
Jazz
3
Theater
Reset
Orchestral
E.Piano
Harp
Vibes
Harpsi
Marimba
Play/ Stop
Guitar
Accordion
Harmonica
Composer
Rec
BrassPiano
RegistrationSong
Tru m pet
Demo
Solo
Sax
Flute
To L owe r
12
2
2
4 5 6 7 8
Lower
13.
[Drums/SFX]ボタン → P.54 [Manual Perc]ボタン → P.56
14. Lower Voice[Hold]ボタン → P.58
15.
Sustain → P.126
[Pedal]ボタン [Lower]ボタン [Upper]ボタン
リズム選択ボタン(Rhythm)→ P.59
16.
Style Orchestrator ボタン → P.67 Tempo[ ][ ]ボタン → P.65 Fill In[To Variation]ボタン → P.67
Fill In[To Original]ボタン → P.67 [Count Down]ボタン → P.66 [Intro/Ending]ボタン → P.63 〜 P.65 [Sync Start]ボタン → P.64 [Start/Stop]ボタン → P.63 〜 P.65
Arranger[On/Off]ボタン → P.66 [One Touch Program]ボタン → P.72
Load Next
[Brilliance]スライダー → P.113
17.
[Master Volume]スライダー → P.19
18.
19.
[Bender/Vibrato]レバー → P.114
Rotary Sound → P.122
20.
21
[On/Off]ボタン [Fast/Slow]ボタン
レジストレーション・ボタン
21.
[Write]ボタン → P.88 [Manual]ボタン → P.91
レジストレーション[1]〜[8]ボタン → P.87
[Load Next]ボタン → P.104
17

演奏する前に

フタの開け閉め

fig.00-22
フタを開けるときは、両手でフタの取手を持って
1.
軽く持ち上げ、奥にスライドさせます。
フタを閉めるときは、必ず両手でフタの取手を持
2.
ち、ゆっくりと手前に引き、止まったところで静 かに下に下ろします。
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてくだ さい。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方が介
添えしてください。
オルガンの移動の際は、危険防止のため必ずフタを閉じた 状態で行ってください。

電源コードを接続する

パネル左側にある[Power On]スイッチが、オフ
1.
(上がった状態)になっていることを確認します。
fig. 00-27(電源スイッチの図)
上がった状態が
オフ
2.
付属の電源コードを AC インレット(本体背面)に 接続し、電源コンセントに差し込みます。
電源コードは付属のものをお使いください。
長期間ご使用にならない場合は、電源コードをコンセント から抜いてください。

電源を入れる/切る

鍵盤の上に楽譜などを置いたままフタを閉めないでくださ い。

譜面立ての立てかた

fig.00-23
(1)
(2)
(2)
1.
譜面立てを静かに起こします。
譜面立てを手で支え、金具を折り曲げてからゆっ
2.
くりと倒します。
譜面立てに無理な力を加えないでください。
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、切っ たりしてください。手順を間違えると、誤動作をしたりス
ピーカーなどが破損する恐れがあります。

■ 電源を入れる

電源を入れる前に、以下のことを確認します。
1.
電源コードが AC インレットに正しく接続されている。
電源コードが、しっかりとコンセントに差し込まれてい る。
ロワー鍵盤左側の[Master Volume]スライダーが、Min
(最小)の位置になっている。
fig.00-26
Max
Min
Master
Volume
18
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
[Power On]スイッチを押して、電源を入れます。
2.
fig. 00-27(電源スイッチの図)
Power On
押し下げられた状態が
Harmony Intelligence
オン
Power ランプが赤く点灯します。
Powerランプ
演奏する前に

ヘッドホンを使うとき

本機にはヘッドホン端子がありますので、ヘッドホンを接続 すれば夜間でも周囲を気にせず演奏を楽しむことができま
す。
fig.00-29(全体図)
回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作し ません。
3.
[Master Volume]スライダーを動かしたり、エク
スプレッション・ペダルを踏んで、適度な音量に 調節します。
[Master Volume]スライダーは、「Max」方向に動かす
と音量が大きくなり、「Min」方向に動かすと音量が小 さくなります。また、エクスプレッション・ペダルは踏
み込むと音量が大きくなり、戻すと小さくなります。
fig.00-28(エクスプレションペダルの図)
Master Volume
Max
Min
音量小
音量大
音量大
音量小
1.
ヘッドホンを、本体左下の[Phones](ヘッドホ ン)端子に接続します。
本体のスピーカーから音が出なくなり、ヘッドホンから のみ音が出ます。
fig.00-30(ヘッドホン端子の図)
Phones
2.
[Master Volume]スライダーを動かしたり、エク
スプレッション・ペダルを踏み込んで、ヘッドホ ンの音量を調節します。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いください。
ヘッドホン使用時の注意
fig.00-31(PL の注意マーク)
警告

■ 電源を切る

電源を切る前に、[Master Volume]スライダーを
1.
Min(最小)の位置にします。
2.
[Power On]スイッチを押して、電源を切ります。
fig. 00-27(電源スイッチの図)
Power On
上がった状態が
オフ
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本
体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。 接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン
を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して ください。
過大入力で使用すると耳を痛めるだけでなく、ヘッドホ ンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくださ
い。
19
演奏する前に

マイクを使うとき

本機にはマイク端子がありますので、弾き語りや、ミュー ジックデータ(別売)に合わせて歌うなど、マイクを使って
いろいろな場面で楽しむことができます。
fig.00-32(全体図 + ジャック・パネルの図)
1.
マイクを、本体左下の[Mic In](マイク)端子に 接続します。
2.
マイクの音量は、[Mic Volume](マイク音量)つ まみで調節します。

照明のつけかた(AT-80S)

電源投入後、鍵盤下左側の[Illumination]スイッチの手前 側を押します。
fig. 00-33(Illumination ボタンの図)
On
Illumination
本体のパネル照明が点灯します。
照明の長時間使用時の注意
fig.00-31(PL の注意マーク)
警告
照明機器を長時間ご使用になりますと、照明用の電球および 電球付近の金属部分(左図参照)が熱くなりますので、手や
足を触れないようご注意ください。特に以下の部分にご注意 ください。
1.
パネル照明の電球
マイクのエコーのかかり具合を調節することができます
(P.205)。
マイクをご購入の際には、本機をお買い上げになった販売 店にご相談ください。
Input スイッチが「RSS」になっているとき(P.216)は、 マイクの音にも RSS リバーブがかかります。このときマイ
クの音量は、[Master Volume]スライダーで調節します。
マイク使用時の注意
fig.00-31(PL の注意マーク)
警告
夜間や早朝にご使用の際には、音量にご注意ください。 本体とマイクを接続するときは、音量を下げてください。
音量が大きいとスピーカーから雑音が出ることがありま す。
マイクとスピーカーの位置によっては、ハ ウリング音
(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、
以下のように対処してください。
・マイクの向きを変える。 ・マイクをスピーカーから遠ざける。
・音量を下げる。
電球などに触れないようにしてください。フタを閉める ときは、必ず取手を持つようにしてください。
2.
フタの金属部分
フタを閉めたあと、触れないようにしてください。
照明用の電球を取り替えることができます。 電球の取り替え方については、「照明の電球を取り替える
(AT-80S のみ)」(P.262)をご覧ください。
fig.00-35(AT-80S 照明機器の説明図)
1
Illuminationスイッチ
2
20
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Harmony Intelligence
演奏する前に

椅子について

椅子のシート部分を開けて、中に楽譜などを入れることがで きます。
椅子使用時の注意
fig.00-31(PL の注意マーク)
警告
シート部分を開け閉めするときは、指をはさまないように注 意してください。
fig.00-36(椅子の開閉時の図)

すべての設定を製品出荷時の状態 に戻す

AT-80S/60S に記憶されているすべての設定を、製品出荷 時の設定に戻すことができます。この機能のことを「ファク
トリー・リセット」といいます。
1.
ファクトリー・リセットをする前に、ディスク・ ドライブにフロッピー・ディスクがないことを確
認します。
メイン画面の< System >にタッチします。
2.
System(システム)画面が表示されます。
fig.00-37.eps
System 画面の< Utility >にタッチして、ユーティ
3.
リティー画面を開きます。
fig.00-38.eps
ユーティリティー画面の< Factory Reset >にタッ
4.
チします。
fig.00-39.eps
ユーザー・メモリー(P.60)以外の設定を製品出荷時の設 定に戻したいときは、< Panel Reset >にタッチします。
21
演奏する前に
Min
Max
Min
Max
Min
Max
Min
Max
Harmony Intelligence
画面に確認メッセージが表示されます。
fig.00-40.eps
<Cancel >にタッチするとファクトリー・リセットさ れずに、システム画面に戻ります。
5.
<OK>にタッチするとファクトリー・リセットが 始まり、製品出荷時の設定に戻ります。
画面に「Executing...」と表示されているときは、決して電 源を切らないでください。
fig.00-40.eps
以下の方法を使って、製品出荷時の設定に戻すこと もできます。
方法 1
メイン画面< Quick Guide >にタッチして、
1.
Quick Guide(クイック・ガイド)画面を開 きます。
2.
[One Touch Program]を押します。
画面に確認メッセージが表示されます。
fig.00-42
< Cancel >にタッチするとファクトリー・リ セットされずに、システム画面に戻ります。
ファクトリー・リセットをすると、レジストレーション・ ボタンに記憶されていた設定も製品出荷時の設定に戻りま
す。レジストレーションを保存する場合は、「レジストレー ションをディスクに保存する」(P.96)をご覧ください。
ユーザー・メモリー(P.60)のみを製品出荷時の設定に戻 したいときは、78 ページを参照してください。
<OK>にタッチするとファクトリー・リ
3.
セットが始まり、製品出荷時の設定に戻り ます。
方法 2
1.
ファクトリー・リセットをする前に、ディ スク・ドライブにフロッピー・ディスクが
ないことを確認します。
2.
音量を最小にして、電源を切ります。
[One Touch Program]ボタンを押しなが
3.
ら、[Power On]スイッチを押して電源を 入れます。
fig.00-41
Power On
以下の画面が表示されます。
fig.00-42
One Touch
Program
Set
22
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Harmony Intelligence

ユーザー・メモリー以外の設定を 製品出荷時の設定に戻す

ユーザー・メモリー(P.60)以外の設定を、製品出荷時の 設定に戻すことができます。この機能のことを「パネル・リ
セット」といいます。
ユーザー・メモリーとは・・・
作ったユーザー・リズムやミュージック・スタイル・ ディスクのリズムを本体内に記憶しておける領域で
す。フロッピー・ディスクに保存したリズムをユー ザー・メモリーにコピーすることもできます
(P.76)。
演奏する前に
ユーティリティー画面の<Panel Reset>にタッチ
4.
します。
fig.00-39.eps
画面に確認メッセージが表示されます。
fig.00-40.eps
パネル・リセットをする前に、ディスク・ドライ
1.
ブにフロッピー・ディスクがないことを確認して ください。
2.
メイン画面の< System >にタッチします。
System(システム)画面が表示されます。
fig.00-37.eps
System 画面の< Utility >にタッチして、ユーティ
3.
リティー画面を開きます。
fig.00-38.eps
<Cancel >にタッチするとパネル・リセットされずに、 システム画面に戻ります。
<OK>にタッチするとパネル・リセットが始ま
5.
り、製品出荷時の設定に戻ります。
画面に「Executing...」と表示されているときは、決して電 源を切らないでください。
fig.00-40.eps
ユーザー・メモリー(P.60)のみを製品出荷時の設定に戻 したいときは、78 ページを参照してください。
以下の方法で Panel Reset(パネル・リセット)確認画面 を開くこともできます。
メイン画面< Quick Guide >にタッチして、Quick
1.
Guide(クイック・ガイド)画面を開きます。
[Harmony Intelligence]ボタンを押します。
2.
Panel Reset(パネル・リセット)確認画面が開きます。
23

ディスプレイについて

AT-80S/60S ではタッチ・パネルを採用しています。タッチ・パネルと は、画面にタッチする(軽く触れる)だけで、さまざまな操作をすること ができます。

■ メイン画面とその周辺画面の働き

メイン画面
fig.00-06
本書では、画面を使用して 機能説明をしていますが、 工場出荷時の設定(音色名 など)と本文中の画面上の 設定は一致していません。 あらかじめご了承くださ い。
1
3
4 5
6
2
7
9
12
15
1613
番号 説明
1 テンポ
2 小節番号
3 拍子
バウンシング・ボール
4
リズム演奏や曲に合わせて、ボールが弾みます。
移調の設定
5
移調(トランスポーズ)の設定を表示します。
コード名
6
ロワー鍵盤で弾いたコード名を表示します。
表示切り換えボタン
リズム名/曲名/レジストレーション名の表示を切り換えます。
7
電源投入時には、リズム名が画面に表示されます。この表示を、ソング名やレ ジストレーション名の表示に切り替えることができます。
8 リズム名/曲名/レジストレーション名
DIGITAL H-BAR(デジタル・ハーモニックバー)(AT-80S のみ)
9
フッテージ画面(P.48)を表示することができます。
主なパートの音色名
10
アッパー鍵盤で鳴るボイス(音色)を表示します。
MUSIC ASSIST(ミュージック・アシスタント)
Music Assistant(ミュージック・アシスタント)機能を使うときに押します
11
(P.30)。
8
10
11
14
17
タッチ・パネルは指で軽く 触れるだけで動作します。 強く押したり、固いもので 押したりすると、タッチ・ パネルが破損することがあ ります。力の入れすぎには 十分注意して、必ず、指で 操作してください。
タッチ・パネルは周囲環境 の変化や時間経過とともに ポイントがずれて、タッチ したところとは別の位置を 認識したりするようになる ことがあります。そのよう なときには「タッチ・パネ ルの位置調整をする」
(P.175)の手順に従って、
ポイントの修正をしてくだ さい。
タッチ・パネルの上に物を 置いたままにしないでくだ さい。
画面の明るさを調節するこ とができます(P.214、 P.215)。
メイン画面のバウンシン グ・ボールを表示しないよ うにすることができます
(P.212)。
24
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Harmony Intelligence
番号 説明
Sound/Kbd(サウンド/キーボード)
ボイス(音色)を選んだり、エフェクトのかかり具合や鍵盤などの設定をしま
12
す。
Rhythm(リズム)
本体のリズムを鳴らしたり、フロッピー・ディスクのリズムを鳴らす/本体に
13
記憶することができます。また、リズムに関する設定をします。
Registration(レジストレーション)
レジストレーションをフロッピー・ディスクから本体に読み込んだり、フロッ
14
ピー・ディスクに保存したりすることができます。また、レジストレーション に関する設定をすることもできます。
Rec/Play(録音/再生)
曲を再生したり、録音したりすることができます。また、曲を再生しながら譜
15
面表示画面を表示することもできます。
System(システム)
16
さまざまな設定をすることができます。
Quick Guide(クイック・ガイド)
「クイック・ガイド画面」を表示します。「クイック・ガイド画面」が表示され
17
ている間に、鍵盤やボタン、フット・スイッチなどを押すと、それらに関連す る設定画面にジャンプします(P.36)。
ディスプレイについて
V-LINK(V リンク)機能がオンのときに、このアイコンが表示され ます。 → V-LINK 機能(P.212)
SMF ミュージックデータが本体にあるときに、このアイコンが表示 されます。
録音した曲の一部を変更したときに、このアイコンが表示されます。
アクティブ・エクスプレッション・ボイスが選ばれているとき、こ のアイコンが表示されます。 →アクティブ・エクスプレッション・ボイス(P.47)
EX ボイスが選ばれているとき、このアイコンが表示されます。 →EXボイス(P.43)
25
ディスプレイについて
Min
Max
Min
Max
Min
Max
Min
Max
Harmony Intelligence
主なアイコンについて
fig.00-06
ボタン 意味
機能によって、複数ページで構成されているものが あります。
<><><><>にタッチして、画 面の次ページや前ページを表示することができます。
サブ・ウィンドウについて
メイン画面の< Registration >、各画面の< Utility >などにタッチする と、以下のような画面が開きます。
以下のような画面をサブ・ウィンドウといいます。
fig.00-06
fig.00-06
表示されている画面を終了する(閉じる)ときに タッチします。通常、< >に数回タッチする
と、メイン画面に戻ります。
サブ・ウィンドウのメ ニューにタッチすると、サ ブ・ウィンドウが閉じて、 選んだメニュー画面が開き ます。
26
サブ・ウィンドウの< Exit >にタッチすると、サブ・ ウィンドウが閉じます。
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Harmony Intelligence
値を設定するためのサブ・ウィンドウ
System(システム)画面などで設定を変えるとき、以下のような画面が 表示されます。
工場出荷時の設定に戻します。
ディスプレイについて
fig.00-06
値を変更します。
27

便利な機能

デモ曲を聴く

AT-80S/60S にはデモ曲が内蔵されています。デモ曲を聴いて、内蔵さ れている音色、リズム演奏と自動伴奏の効果を確認してみましょう。
fig.01-01
デモ曲の作曲者/演奏者の プロフィールについては、
「デモ曲一覧」(P.266)を
ご覧ください。
Composer
1.
2.
Reset
Play/Stop
Rec
RegistrationSong
Demo
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていない ことを確認します。
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていたら、イジェク ト・ボタン(P.74)を押して、フロッピー・ディスクを取り出してくだ
さい。
[Demo]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
デモ画面が表示されます。
fig.01-02
3.
4.
28
画面の< >< >にタッチして、デモ曲を選びます。
fig.01-03
>にタッチすると、デモ曲の演奏が始まります。
選ばれていたデモ曲が終わると、続けて次のデモ曲が始まります。
[Play/Stop]ボタンを押し
て、デモ曲を再生/停止す ることもできます。
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Harmony Intelligence
便利な機能
5.
6.
>にタッチすると、デモ曲が止まります。
[Demo]ボタンを押してランプを消灯させて、デモ画面を終
了します。
このような画面が表示されたら
フロッピー・ディスクに保存していない演奏データが本体にある場合に、 デモ曲を聴こうとすると、以下のメッセージが表示されます。
fig.E-62
演奏データを消したくない場合は< Cancel >にタッチします。
演奏データをフロッピー・ ディスクに保存しておくこ とができます。演奏データ をフロッピー・ディスクに 保存する場合は「演奏デー
タをディスクに保存する」
(P.156)をご覧ください。
1.
演奏データを消してもよい場合は< OK >にタッチします。
デモ曲を個人で楽しむ以外 に権利者の許諾なく使用す ることは、法律で禁じられ ています。
デモ曲の演奏データは MIDI Out 端子からは出力 されません。
29
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