Miele KM6328 operating instructions [ja]

取扱説明書
クッカー
IH
KM6328
お客様の安全を確保し、機器の損傷を避ける ため、本製品を初めてご使用になる前には、 必ずこの取扱説明書をお読みください。
M.-Nr. 09 754 110ja - JP
安全上のご注意 ......................................................................................................................4
各部の名称 ...........................................................................................................................12
センサーコントロール / 表示部............................................................................................13
調理ゾーン ...........................................................................................................................15
環境保護のために ................................................................................................................16
梱包材の廃棄処分...........................................................................................................16
使用済み製品の廃棄処分................................................................................................16
初めてお使いになる前に......................................................................................................17
初めてお使いのときのクリーニング....................................................................................17
初めてお使いになる前に......................................................................................................17
IH 機能について...................................................................................................................18
IH 機能の原理 ......................................................................................................................18
使用中の音 ...........................................................................................................................19
..........................................................................................................................................20
火力レベルの範囲 ................................................................................................................21
操作 ......................................................................................................................................22
操作方法...............................................................................................................................22
本体の電源をオンにするには、以下の操作を行います。.....................................................23
火力レベルの設定および変更 ..............................................................................................23
パワーフレックス調理領域 ..................................................................................................23
自動加熱...............................................................................................................................24
ブースター ...........................................................................................................................25
保温機能...............................................................................................................................26
電源の切り方と余熱表示......................................................................................................27
上手に節電するためのポイント...........................................................................................28
タイマー...............................................................................................................................29
キッチンタイマー ................................................................................................................29
調理ゾーンの電源を自動的に切る .......................................................................................30
両方のタイマー機能を同時に使用する ................................................................................31
目次
追加機能...............................................................................................................................32
Stop & Go 機能 .....................................................................................................................32
直前設定の復帰 ....................................................................................................................32
安全機能...............................................................................................................................33
システムロック ....................................................................................................................33
スイッチオフ機能 ................................................................................................................34
過熱防止機能........................................................................................................................35
掃除とお手入れ ....................................................................................................................36
こんなとき、どうしたらいい ? ...........................................................................................38
オプションの付属品.............................................................................................................41
設置に関する安全上の注意..................................................................................................42
ビルトイン寸法 ....................................................................................................................45
本体の設置 ...........................................................................................................................46
電源接続...............................................................................................................................47
アフターサービス、型式表示シール....................................................................................48
安全上のご注意
表示 表示の意味
警 告
注 意
重傷とは、失明、けが、やけど(高温、低温)、感電、骨折、中毒などで後遺症が残るも
の、及び治療に入院・長期の通院を要するものを言います。
中程度の傷害とは、治療に入院・長期の通院を要しないけが、やけど、感電などを指し、
物的損害とは、財産の破損及び機器の損傷にかかわる拡大損害を指します。
ここに示した注意事項は、製品を安全にお使いいただき、お客様や他の方々への危害や損 害を未然に防止するため、注意事項をマークで表示しています。内容をよく理解してから 本文をお読みください。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う 可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が中程度の傷害を負う 可能性、もしくは物的損害の発生が想定される内容を示します。
図記号の例
禁 止
具体的な禁止内容は、図記号の中や文章で指示します。
(してはいけないこと)
強 制(必ずすること)
具体的な強制内容は、図記号の中や文章で指示します。
注 意(警告を含む)
具体的な注意内容は、図記号の中や文章で指示します。
禁止行為
分解禁止
水場、湿気の多い場所での使用禁止
接触禁止
強制/指示
電源接続に関する注意
必ずアース線を接続
安全上のご注意
本製品は、現行の安全基準に適合しています。しかし、不適切な使用は、人体への危害お よび、物的損害の恐れがあります。本製品を初めてご使用になる前に、この取扱説明書を よくお読みください。お客様の安全を守り本製品の損傷も防ぐことができます。本取扱説 明書は大切に保管し、製品を譲渡する場合は、必ず本書を添付してください。
4
潜在的な危険・警告・注意
感電注意
機器に損害を与える可能性のある場合
発火注意
高温注意
破裂注意
安全上のご注意
本製品は、すべての安全要件に適合していま す。ただし、正しくお使いにならなければ、 人的傷害または物的損害を招く危険性があ ります。
事故や製品の損傷および故障を防ぐために、 本製品を設置するときや初めてご使用にな る前に、本書をよくお読みください。
不適切な用途または操作による損傷や故障 は、保証対象外となり、このために生じる被 害や損害の製造者責任は負いません。
本書には、製品を正しく安全にお使いいただ くための注意事項と、本製品の設置、操作、 お手入れに関する重要な情報が記載されて います。
正しい用途
本製品は、業務用ではありません。ご 家庭での使用、またはそれに類似する 職場や居住環境での使用を想定して います。
本製品は、調理および食品の保温のた めの家電機器としてのみお使いくだ さい。 その他の用途で使用した場合の製造 者責任は負いかねます。用途を誤る と、事故や損傷を招く危険性がありま す。
本製品は屋外での使用を想定してい ません。
身体的、感覚的、または精神的に介護 を要する方、操作経験のない方、操作 方法を理解していない方が本製品を 使用する場合は、安全にお使いになれ るよう周囲の方が操作中に十分配慮 し、操作に伴う危険について説明する ようにしてください。
5
安全上のご注意
お子様の安全
お子様による操作や設定の変更を防ぐ には、セーフティロック / システムロッ
クを使用してください。
8 歳未満のお子様は、周囲に常に監督 者がいる場合を除き、本製品に近づけ
ないでください。
周囲に監督者のいない状況で、お子様 が本製品の清掃やメンテナンスを行 わないようにしてください。
8 歳以上のお子様には、操作方法を分 かりやすく説明し、本製品を安全に使
用することができ、誤使用の危険性が 理解できた場合のみ、使用を許可して ください。
本製品は、使用中はもちろんのこと、 電源を切った後もしばらくは高温の 状態が続きます。やけどの恐れがある ため、どのような状況でもお子様を本製 品に近づけないようにしてください。
鍋は必ずお子様の手の届かない場所 に保管してください。鍋の取っ手の部 分は、クッカーからはみ出さないよう に内側に向けてください。やけどの恐 れがあります。
ラップ、ポリスチレン、ビニール袋な どの包装は、乳幼児の手の届かない場 所に保管してください。窒息する恐れ があります。梱包材は、できるだけ早 く安全に廃棄するか、リサイクルして ください。
お子様の興味を引きそうなものを本 製品付近の収納に保管しないでくだ さい。 お子様が本製品の上に登ってやけど をする恐れがあります。
6
安全上のご注意
技術的安全性
本製品を設置する前に、損傷がないか をチェックしてください。損傷の見ら れる機器は、危険ですので設置しない でください。
お住まいの地域および国の電気設備基 準に従った有効な接地システムと本製 品が完全に接続されている場合のみ、 本製品の電気的安全性が保証されま す。この基本的な安全要件を満たし、 定期的なテストを行う必要がありま す。何か問題がありそうな場合は、資 格を有する電気技師に家屋内の電気配 線の検査を依頼する必要があります。 不適切な接地工事による問題(感電事 故など)は、保証対象外となり、この ために生じる被害や損害の製造者責任 は負いません。
本製品の電源プラグをコンセントに 差し込む前に、ご使用の電圧と定格消 費電力が型式表示シールに記載され た仕様に適合しているか確認してく ださい。本製品の損傷を防ぐため、こ の仕様を満たしている必要がありま す。不明点がある場合は、資格を有す る電気技師にご相談ください。
安全性を確保するため、電気工事がす べて正しく行われている場合にのみ本 製品を使用してください。
本製品のキャビネットを開けないで ください。 配線、電気部品、または機械的部品の 改造や修理はきわめて危険であり、人 的傷害または機械的損害や故障を招 く恐れがあります。
設置、メンテナンス、および修理は、 必ずお住まいの地域および国の電気 設備基準に厳密に従って、ミーレによ り認められた者が行う必要がありま す。無資格者による修理などは危険で す。正規の修理技術者以外による作業 によって生じた損害は、保証対象外と なります。
本製品の設置や修理、点検に際して は、必ず電源が完全に遮断されている ことを確認してください。本製品が電 源から完全に遮断されるのは以下の 場合のみです。 - ブレーカーが切られた場合 - プラグがコンセント から抜いて
ある場合
本製品に通信モジュールが装備され ている場合、本製品の設置やメンテナ ンス、修理の際には必ず電源を遮断し てください。
本製品が保証期間中の場合、製造元の 認定を受けたサービス技術者が修理 を行う必要があります。 それ以外の人物が修理を行った場合、 保証が無効になります。
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安全上のご注意
問題のある部品を交換する場合は、 ミーレ製の純正部品のみを使用して ください。ミーレ製の交換部品が使用 されている場合のみ、製造元により本 製品の安全が保証されます。
電源コードが損傷した場合は、資格を 有する電気技師が専用接続ケーブル と交換する必要があります。この接続 ケーブルはミーレ代理店または販売 店でご購入いただけます。
延長コードやマルチソケットを使用 したたこ足配線で電源に接続するこ とはお止めください。 これらを使用すると過熱などの恐れ があり、危険です。
製品に問題がある場合、または、セラ ミックガラス表面にひび割れや欠け、 破損がある場合は使用しないでくだ さい。すぐに電源をオフにして、製品 を主電源から外してください。感電事 故の恐れがあります。
ゴキブリなどの害虫が出やすい環境 では、本製品とその周辺を常に清潔な 状態に保つよう特に注意してくださ い。害虫による損傷は、本製品の保証 対象外となります。
安定していない場所(船上など)で本 製品を使用しないでください。
本製品は外付けのタイマースイッチ や遠隔制御の使用を想定していませ ん。
正しい使用方法
心臓ペースメーカーをご使用の方は、 以下をお読みください。 本製品の近辺は、電磁性を帯びていま す。ペースメーカーへの影響について 不明点がある場合は、ペースメーカー の製造元または担当医にご相談くだ さい。
磁場の影響を受けやすいもの(クレ ジットカード、ディスケット、小型電 卓など)の損傷を防ぐために、これら のものを本製品のすぐそばに放置し ないでください。
本製品は、使用中はもちろんのこと、 電源を切った後もしばらくは高温の 状態が続きます。余熱表示ランプが消 えるまでは、やけどの恐れがあります。
使用中は、本製品から離れないでくだ さい。鍋が空になるまで加熱すると、 セラミックガラス表面に損傷が生じ る可能性があり、この場合、製造者責 任は負いかねます。 脂肪や油を沸騰させると発火したり 火災が発生する恐れがあります。
油や脂肪が発火した場合は、水で炎を 消そうとしないでください。適切な防 火毛布、鍋ぶた、湿ったタオル、また は同様のものを使用し、炎を覆って消 火してください。
8
安全上のご注意
より安全にお使いいただくために、本製 品をご使用になるときは、耐熱性の鍋つ かみや手袋を使用することをお奨めし ます。鍋つかみや手袋は、湿った状態や 濡れた状態で使用しないでください。熱 が伝わりやすくなるため、やけどをする 恐れがあります。
レンジフードの下でフランベは行わ ないでください。 炎がレンジフードに引火する恐れが あります。
本製品を他のものを置く台として使用 しないでください。本製品の上にナイ フやフォークなどの小物類またはその 他の金属物を絶対に置かないようご注 意ください。故意に、または誤って本 体の電源を入れた場合や余熱があると きは、金属部分が加熱する危険があり、 やけどの恐れがあります。 材質によっては、本製品上に置かれた ものが溶け出したり発火する可能性 があります。濡れた鍋ぶ たは、セラ ミックガラス表面に接着して取り外 しにくくなる場合があります。 使用後は、調理ゾーンの電源を切って ください。
本製品で、缶詰を密閉したまま加熱し ないでください。缶の中の圧力が高 まって破裂します。それによって負傷 ややけどを負ったり、損傷する恐れが あります。
本製品では、鉄鍋などの、ふちや底に 凹凸のついた鍋は使用しないでくだ さい。本体の表面に取れない傷が付く 可能性があります。滑らかな底の鍋の みお使いください。
空の鍋を加熱しないでください。IH は 非常に短時間で鍋が加熱されるので、
鍋の底の温度が急激に上昇し、油や脂 肪が発火する恐れがあります。
本製品を清潔な状態に保ってくださ い。塩、砂糖、砂(洗う前の野菜に付 着した)の粒子により、傷が付く可能 性があります。
操作パネルの付近には、加熱した鍋を 置かないでください。下にある電子回 路が損傷を受ける可能性があります。
本製品を布やキッチンホイルなどで 覆わないでください。誤って本体の電 源を入れてしまった場合、火災の原因 となる恐れがあります。
プラスチックやアルミホイル製の容 器を使用しないでください。このよう な容器は高温になると溶け出し、発火 する恐れがあります。
セラミックガラス表面には物を落と さないようにしてください。軽いもの でも場合によっては損傷の原因とな る可能性があります。
9
安全上のご注意
調理ゾーンが熱くなっているときに、 調理ゾーンに固体または液体の砂糖 や、プラスチック製またはアルミニウ ム製のホイルを落とさないでくださ い。落としてしまった場合は本体の電 源を切って、まだ熱いうちに傷の付か ないスクレーパーで注意して砂糖、プ ラスチック、またはアルミニウムの残 留物をすべてこすり落とします。 手袋を着用してやけどをしないよう に注意してください。残留物が取り除 く前に冷めてしまった場合、セラミッ クガラス表面に穴が開いたりひびが 入ってしまう恐れがあります。 汚れを取り除いた後は、本製品が冷め るのを待ち、適切な専用クリーナーで お手入れしてください。
本製品付近のコンセントを使用する 場合は、ハンディタイプのフードブレ ンダーのような電気器具のケーブル が本製品の調理ゾーンに触れないよ うに注意してください。ケーブルの断 熱材が損傷し、感電事故が発生する危 険性があります。
スプレー缶、エアゾール、およびその 他の引火性物質を、本製品の下の引き 出しに保管しないでください。 カトラリーを入れる引き出しには、耐 熱性のある材質を使用してください。
本製品を長時間集中的に使用した場 合、本製品の下にある引き出しに保管 した金属製の器具が熱くなる可能性 があります。金属製の物を引き出しに 保管しないでください。
本製品には冷却ファンが装備されて います。本製品のすぐ下に引き出しが 装備されている場合は、本製品に十分 な換気を確保できるよう、引き出しと その中身、および本製品の下側の間に 十分な隙間があることを確認してく ださい。先のとがったもの、小さなも の、紙などを引き出しに保管しないで ください。換気スロットに入り込んだ り、ファンによって本体に吸い込まれ たりして、ファンが損傷したり換気の 妨げになったりする恐れがあります。
調理したり温め直したりする場合は、 食品を十分に加熱してください。
1つの調理/拡張ゾーン/ パワーフレッ クスゾーンで同時に2 つの鍋を使用し ないでください。
本製品を扉付きの家具の中に設置す る場合は、必ず扉を開けた状態で使用 してください。本製品の使用中、また は本製品に余熱が残っている間は、扉 を閉めないでください。
油煙が多く出たら通電を切ってくだ さい。油が高温になっています。続け て加熱すると発火し火災になります。
揚げ物調理中は、飛び散る油に注意し てください。油が飛び散ってやけどの 原因になります。
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安全上のご注意
調理直後の熱い鍋やフライパンのふ たをクッカーの表面にかぶせるよう に置くと、表面のガラスが割れる可能 性があります。ご注意ください。
油や脂肪は1分以上加熱しないでくだ さい。ブースター機能で油や脂肪を加
熱しないでください。
油量が少なかったり、一度使った油を 再利用する場合には発火温度が下が るので、調理中はそばを離れないでく ださい。
過熱防止装置はヒーター内部の温度 を監視しております。なべ底の温度と は誤差がありますので、調理中はそば を離れないでください。
衣類の乾燥など調理以外の目的で使 用しないでください。過熱・異常作動 して発火・やけどをすることがありま す。
お手入れ
スチームクリーナーで本製品を掃除 しないでください。蒸気が電気部品に 達しショートする恐れがあります。
ミーレのパイロリティック機能付き オーブンの上に装備されている場合 は、本製品をパイロリティック(熱洗 浄)機能作動中に使用しないでくださ い。本製品の過熱防止機能が作動する 可能性があります。
安全上の警告や注意に従わない誤った取 り扱いによる損傷については、製造者責任 を負いません。
他の器具(ガスコンロなど)であらか じめ加熱した油を使用しないでくだ さい。過熱防止装置が働かず、異常加 熱し火災の原因になります。
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各部の名称
e
a
8
8
8
8
0
0
b c
d
①②③④ ツインブースター付きのパワーフレックス調理ゾーンを組み合わせてパワーフ
レックス調理領域にすることができます。
+
+
操作パネル
12
センサーコントロール / 表示部
8
8
0
0
a
b
c
min
d
e
f
g
h
i
j
k
l
m
各部の名称
13
各部の名称
センサーコントロール
電源のオン / オフ
Stop & Go 機能
タイマー
タイマー機能オンタイマー機能の切り替え
スイッチを切る時間の選択(「調理ゾーンの電源を自動的に切る」を参照)
時刻設定用
保温機能
火力レベル設定用
パワーフレックス調理領域の電源オン
+ システムロック
示ランプ
Stop & Go 機能表示ランプ
調
理ゾーンの表示
= 調理ゾーン使用可能 = 保温機能
= 火力レベル
= ツインブースターレベル 1 = ツインブースターレベル 2 = 調理ゾーンに鍋がない、または使用に適さない鍋(IH 機能について」を参照) = 余熱 = 自動加熱 = プログラムされた自動スイッチオフ
イマー表示
時間(分)
表示ランプ
キッチンタイマー表示部
14
調理ゾーン
調理ゾーン
最小~最大
cm *
15 – 23
各部の名称
KM 6328
200 V での消費電力(W**
標準 1800 ツインブースターレベル 1 2500 ツインブースターレベル 2 3200
+
+
22 – 23/
15 x 23 – 23 x 39
標準 3000 ツインブースターレベル 1 4000 ツインブースターレベル 2 5900
合計 0095:
* 記載されている範囲内の直径であれば、すべての大きさの鍋をご使用になれます。
** 記載されているワット数は、使用する鍋の大きさや材質によって異なります。
15
環境保護のために
梱包材の廃棄処分
輸送時の保護用の詰物には、廃棄する際に 環境への影響が少ない材質が使用されてい ます。これらはリサイクルしてください。
梱包材のリサイクルは、製造工程で使用さ れる原材料の削減だけでなく、埋め立て処 分場のゴミの量の削減にもつながります。 プラスチックの包装や袋は確実に安全に処 分し、乳幼児に近づけないでください。窒 息する恐れがあります。
使用済み製品の廃棄処分
電気および電子機器の中には、取り扱いや 廃棄方法を誤ると、人体や環境に悪影響を 及ぼす恐れのある物質が含まれていること があります。 ただし、このような物質は製品が正常に機 能するために不可欠なものです。 したがって、不要になった製品は家庭ゴミ としては出さないでください。
不要になった機器を廃棄する際には、お住 まいの自治体の指定する廃棄物処理施設に 廃棄を依頼するか、弊社代理店のアドバイ スを受けてください。
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処分するまでの間、ご自宅で保管するとき は、お子様に危険が及ばないように正しく 管理してください。
本製品に同梱の予備の型式表示シールを、本書の「アフターサービ ス、型式表示シール」のページに貼り付けてください。
初めてお使いのときのクリーニング
保護材とラベルなどをすべて取り外してください。
初めて使用する前に、湿らせた布で本体を拭いてから、乾いた布 で水気を拭き取ります。
初めてお使いになる前に
金属部品には保護被膜があり、最初に加熱したときに多少臭う場合 があります。また、誘導コイルも、初めて作動させてから数時間は、 多少臭う場合があります。この臭いは使用に伴って徐々に薄くなり、 完全に消えます。
発生する臭いや蒸気などは、接続不良や本製品の不具合ではなく、健 康を害するものではありません。
IH クッカーの加熱時間は、従来の電気クッカーに比べて非常に短 時間ですのでご注意ください。
初めてお使いになる前に
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IH 機能について
IH 機能の原理
各調理ゾーンの下には、誘導コイルが設置されています。調理ゾー ンのスイッチを入れると、このコイルで磁界が発生し、それが鍋の 底に直接作用して加熱します。調理ゾーン自体も、鍋から発生する 熱によって間接的に加熱されます。
IH 調理ゾーンは、磁性体の底を持つ鍋がのせられた場合(「鍋」を参 照)にのみ作用します。IH 調理ゾーンは、鍋のサイズを自動的に認 識します。
以下の場合に、調理ゾーンのいずれかで、 マークと選択中の火力設 定が交互に点滅します。
- 所定の場所に鍋が置かれていない、または使用に適さない(磁性
- 鍋の底の直径が小さすぎる場合
- スイッチが入った状態で鍋が調理ゾーンから離された場合
3 分以内に適切な鍋が調理ゾーンに置かれれば、 は消えて通常通り 使用できるようになります。
体のない)鍋を置いた状態でスイッチを入れた場合
18
鍋が置かれない、または使用に適さない鍋が置かれた場合、調理ゾー ンは 3 分後に自動的にオフになります。
やけどの恐れがあります。 金属物(ナイフやフォークなど)を本製品の上に置かないでくださ い。故意に、または誤って本体の電源を入れた場合や余熱があると きは、金属部分が加熱する危険があり、やけどの恐れがあります。 使用後は本製品の電源を切ってください。
使用中の音
IH 機能について
IH 調理ゾーンの使用中に、鍋から以下のような音がする場合があり ます。発生する音は、鍋の材質や製造方法によって異なります。
- 火力レベルが高い場合は、ブーンという音がすることがありま
す。火力レベルを下げることで、音は小さくなるか、完全に止ま ります。
- 鍋の底が異なる素材からなる複数の層(サンドイッチ構造)でで
きている場合、ひび割れるような音がすることがあります。
- リンクするゾーン(「ブースター機能」を参照)を同時に使用し
ており、鍋の底が異なる材質からなる複数の層でできている場 合、ヒューッと笛のような音がすることがあります。
- 特に火力レベルが低いときに、電子スイッチからクリック音がす
ることがあります。
- 冷却ファンが作動すると、ヒュー(ブーン)という音がすること
があります。本製品が集中的に使用されると、電子回路の保護の ために冷却ファンが作動します。ファンは、本製品のスイッチが オフになった後も動作し続ける場合があります。
19
IH 機能について
使用に適した鍋には、以下のようなものがあります。
- 底に磁性体のあるステンレス鍋
- ほうろう加工のスチール鍋
- 鋳鉄鍋
使
- 底に磁性体のないステンレス鍋
- アルミ製または銅製の鍋
- ガラス製または陶磁器の鍋
- 底が反っている / もしくは凸凹のある場合
IH クッカーでの使用に適した鍋かどうか確認するには、鍋の底に磁 石を近づけます。磁石が付く場合、その鍋は使用できます。
鍋底の性質は、鍋の中の食品が加熱される際の均一性に影響する可 能性がありますのでご注意ください。
調理ゾーンを効果的にご使用になるには、直径が一番内側のマーク よりも大きく、一番外側のマークよりも小さい鍋を選んでください。 鍋の直径が一番内側のマークよりも小さい場合、IH は機能しません。
調理ゾーンは鍋が置かれていない場合と同じ動作をします。
用に適さない鍋には、以下のようなものがあります。
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鍋のメーカーが表示する最大径は、鍋の上部の直径を示すことが多 いので注意してください。鍋の底の直径(通常、上部より小さい)の 方が重要です。
やけどの恐れがあります。鍋は、必ず調理ゾーンの中央に置いてく ださい。鍋が調理ゾーンの一部にしか乗っていない場合、持ち手が 非常に熱くなる恐れがあります。
火力レベルの範囲
設定
バターを溶かす ゼラチンを溶かす
ミルクプディングを作る
少量の汁ものを温める 米を炊く 冷凍野菜を解凍する 豆を煮る
汁ものや加工食品を温める 卵焼きや焦げ目の少ない目玉焼きを作る 果物を蒸す 魚や肉の団子を作る
野菜や魚を蒸し煮する 冷凍食品を解凍して再加熱する
大量の食品を煮立てる(キャセロールなど) カスタードやソースを煮詰める(オランデーズなど) 卵を軽く炒める(脂分を熱しすぎない)
肉(脂分を熱し過ぎない)、魚、野菜などを油でいためた後、ゆっくり煮込む パンケーキなどを焼く
シチューを作る
大量の水を沸騰させる 煮立せる
上記の設定はあくまで目安です。 誘導コイルの火力は、鍋の大きさや材質によって異なります。そのため、ご使用になる鍋 に合わせて設定を少し調節する必要が生じることがあります。本製品を使用していくうち に、ご使用の鍋に最適な設定が分かるようになります。
1 2
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5
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操作方法
本体には、指で接触すると反応する電子センサーコントロールが備 わっています。
本体を操作するには、該当するセンサーを押します。センサーを押 すたびに音が鳴ります。
操作パネルを清潔に保つように注意し、上にものを置いたりしない でください。センサーが正常に反応しなかったり、センサーがもの や汚れを操作指示と誤って感知したりすることで、なんらかの機能 が有効になったり、本体の電源が自動的にオフになることがありま す(「スイッチオフ機能」を参照)。 センサーの上に熱い鍋を置かないようにしてください。下部の電子 装置が損傷を受ける恐れがあります。
22
使用中は、本製品から離れないでください。
本体の電源をオンにするには、以下の操作を行います。
センサーを押します。
調理ゾーンの表示が になります。そのまま何もしないと、安全の ため数秒後に本体の電源がオフになります。
火力レベルの設定および変更
使用する調理ゾーンの数字キーパッドで、必要な数字を押します。
調理ゾーンの表示で選択した火力レベルが表示されます。
パワーフレックス調理領域
後方の調理ゾーンはすべて、その手前の調理ゾーンと組み合わせて パワーフレックス調理領域にすることができます。調理領域は手前 の調理ゾーンで操作され、 マークが後方の調理ゾーンの表示部に
表示されます。
操作
有効化 / 無効化
センサーを押します。
23
操作
自動加熱
動加熱の有効化
自動加熱の無効化
自動加熱がオンになると、調理ゾーンは自動的に最も高い火力設定 でスイッチがオンになり、その後選択した連続調理火力レベルに切 り替わります。加熱時間は選択した連続調理火力レベルにより異な ります(表を参照)。
音が鳴って、選択した連続調理火力レベルが点滅を始めるまで、 必要な連続調理火力レベルの数字を押し続けます。
選択した連続調理火力レベルは、加熱時間中、 と交互に点滅し続け ます。
連続調理火力レベルを変更すると、自動加熱が無効になります。
異なる火力レベルを選択します。
連続調理火力レベル * 加熱時間(およその目安)[ : ]
51 : 01
51 : 02
52 : 03
05 : 04
00 : 25
05 : 56
05 : 27
05 : 28
9
24
ブースター
操作
調理ゾーンには、ツインブースターが装備されています(「各部の 名称」を参照)。
ブースターを有効にすると、最大で約 10 分間火力が上がり、大量の 液体や食品を短時間で加熱することができます(パスタを調理する
ためにお湯を沸かすなど)。
ブースター機能の使用中に調理ゾーンから鍋を離すと、ブースター 機能は中断されます。
調理ゾーンの火力設定は、ブースター時間の終了時には、自動的に 9 に戻ります。
ブースター機能に電力を供給するために、調理ゾーンは 2 1 組で ネットワーク化されています。
ブースター機能が選択されている場合は、リンクする調理ゾーンの 火力の一部がもう一方の調理ゾーンで使用されます。各ペアの動作 は以下のようになります。
- 自動加熱が無効になります。
- 火力レベルが下がります。
- リンクする調理ゾーンの電源がオフになります。
インブースターをオンにするには
レベル 1
使用する調理ゾーンの数字キーパッドで、「9」を 2 回押します。
表示に が点灯します。
ベル 2
使用する調理ゾーンの数字キーパッドで、「9」を 3 回押します。
表示に が点灯します。
インブースターをオフにするには
異なる火力レベルを選択します。
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操作
保温機能
手前の調理ゾーンには、保温機能があります。
この機能は、調理したばかりの食品(まだ熱い食品)を保温するた めのものです。冷めてしまった食品を再加熱するための機能ではあ りません。
保温機能を有効にすると、調理ゾーンは最大 2 時間後に自動的にオ フになります。
温機能のオン / オフを切り替えるには
必要な調理ゾーンを選択するための センサーを押します。
温するときのヒント
- 鍋やフライパンなどで保温してください。鍋にはフタをしてくだ
さい。
- 保温中の食品をかき混ぜる必要はありません。
- 食品を調理すると栄養素は失われます。これは、食品の保温中も
同様です。食品の保温時間が長くなればなるほど、失われる栄養 素も多くなります。食品の保温時間は、できるだけ短くすること を心がけてください。
26
電源の切り方と余熱表示
調理ゾーンのスイッチを切る
使用する調理ゾーンの数字キーパッドで、「0」を押します。
調理ゾーンの表示部で が点灯します。その調理ゾーンがまだ熱い 場合、余熱表示ランプが表示部に示されます。
体の電源を切る
センサーを押します。
すべての調理ゾーンの電源が切られます。まだ熱い調理ゾーンの表 示部には余熱表示ランプが表示されます。
熱表示ランプ
余熱表示ランプの 3 本のラインは、調理ゾーンが冷めるにつれて 1 本 ずつ消灯します。最後の水平ラインは、調理ゾーンを触っても安全
な状態になってから消灯します。
やけどや発火の恐れがあります。 余熱表示ランプが点灯している間は、調理ゾーンに触らないでくだ さい。
操作
27
上手に節電するためのポイント
ふたなし ふたつき
- 鍋にふたをすると熱がうばわれるのを防ぐことができます。
- 少量の調理には小さい鍋を使用してください。大きな鍋に少量の
食品を入れるよりも、小さい鍋を使用した方が使用電力は少なく なります。
- 調理に使用する水はできるだけ少なくしてください。
- 食品が沸騰した後、または鍋の揚げ油が十分高温になった後は、
火力を下げてください。
- 加圧調理器を使用すると、調理時間を大幅に短縮できます。
28
タイマーは 2 種類の機能に使用できます。
- キッチンタイマーの設定
- 自動スイッチオフ機能(調理ゾーンの電源を自動的に切るための
設定)
最高 99 分まで設定できます。
設定時間を過ぎると、表示部に と表示されます。 同時にアラームが数秒間鳴ります。
- または + センサーを押してアラームを止めます。
キッチンタイマー
キッチンタイマーは、本体の電源がオンでもオフでも使用できます。
キッチンタイマーを設定するには
センサーを押します。
必要な時間(15 分など)が表示されるまで、- センサーまたは +
ンサーを押します。
キッチンタイマーのカウントダウンが開始します。
タイマー
キッチンタイマーの時間の変更
センサーを押します。
前述の方法で、時間を設定します。
キッチンタイマーの時間の削除
センサーを押します。
タイマーの表示部に が表示されるまで、-センサーまたは+セン
サーを押し続けます。
29
タイマー
調理ゾーンの電源を自動的に切る
設定した時間に調理ゾーンの電源を自動的にオフにすることができ ます。 すべての調理ゾーンを同時にプログラムできます。
プログラムされた時間が有効な最大稼動時間より長い場合は、有効 な最大稼動時間経過後に調理ゾーンの電源をオフにします(「ス イッチオフ機能」を参照)。
使用する調理ゾーンの火力レベルを選択します。
必要な調理ゾーンの表示部に マークが表示されるまで、繰り
返し センサーを押します。
必要な時間(15 分など)が表示されるまで、- センサーまたは +
ンサーを押します。
別の調理ゾーンの電源を自動的に切るように設定するには、上記の 手順に従ってください。
複数のスイッチオフ時間が設定されている場合、最も短い残り時間 が表示され、対応する調理ゾーンの表示部に マークが点灯しま す。別の調理ゾーンの残り時間を確認するには、その調理ゾーンの 表示部に マークが表示されるまで、 センサーを繰り返し押し ます。
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両方のタイマー機能を同時に使用する
キッチンタイマー機能と自動スイッチオフ機能を同時に使用するこ とができます。
自動スイッチオフ時間を 1 つ以上プログラムしていて、さらにキッ チンタイマーも使用する場合 :
タイマーの表示部に および が表示されるまで、繰り返し
センサーを押します。
キッチンタイマーを使用していて、さらに自動スイッチオフ時間を 1 つ以上プログラムする場合 :
使用する調理ゾーンの表示部に マークが表示されるまで、
センサーを押します。
最後に入力した後すぐに、表示部に最も短い残り時間が表示されま す。別の調理ゾーンの残り時間を確認するには、その調理ゾーンの 表示ランプが点滅するまで、 センサーを繰り返し押します。
タイマー
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追加機能
Stop & Go 機能
有効化 / 無効化
直前設定の復帰
本製品には Stop & Go 機能が備わっており、この機能が有効な場合、 使用中のすべての調理ゾーンの火力が火力レベル 1 まで低下します。 Stop & Go 機能を有効にした場合、調理ゾーンの火力レベルとタイ マーの設定は変更できず、本体の電源のみオフにすることができま
す。
Stop & Go 機能を無効にした場合、調理ゾーンは最後に設定された火 力レベルで再稼動し、プログラムされている時刻まで動作し続けま
す。
この機能を 10 分以内に無効にしない場合、本体の電源がオフになり ます。
センサーを押します。
使用中に本製品の電源を誤ってオフにした場合は、この機能を使用 してすべての設定を元に戻すことができます。6 秒以内に本体の電源
を入れ直す必要があります。
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本体の電源を入れます。
電源を入れてから 6 秒以内に センサーを押します。
システムロック
本製品には、自由に電源を入れることができないようシステムロッ クをかけることができます。
システムロックが有効な場合に本体の電源をオンにすると、数秒間 タイマーの表示部に と表示されます。
電源が遮断された場合、システムロックは無効になります。
システムロックを有効にする
本体の電源を入れます。
タイマーの表示部に と表示されるまで、 センサーと
ンサーを同時に押します。
システムロックを解除する
本体の電源を入れます。
タイマーの表示部から が消えるまで、 センサーと セン
サーを同時に押します。
安全機能
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安全機能
スイッチオフ機能
調理時間が長過ぎる場合の切り忘れ防止機能
調理ゾーンのいずれかが異常に長い時間加熱されると(表を参照)、 火力レベルは変更されず、自動的に本体の電源が切れて、対応する 余熱表示ランプが点灯します。
再び調理ゾーンを使用するには、通常の方法で電源を入れ直してく ださい。
火力レベル *
センサースイッチ誤作動防止機能
指先が触れたり、煮こぼれしたり、オーブングローブやふきんなど で 1 つ以上のセンサースイッチが覆われた状態で 10 秒以上経過する
と、自動的に本体の電源が切れます。 タイマーの表示部が点滅し、アラームが鳴ります。
操作部をきれいにし、障害となっているものを取り除いてくださ
い。
タイマーの表示部が消灯し、アラームが止まります。 これで本体を使えるようになります。
最長運転時間(時間)
110
25
35
44
53
62
72
82
91
34
過熱防止機能
安全機能
電子回路のすべての誘導コイルおよび冷却装置には、過熱防止機能 が搭載されています。誘導コイルや冷却装置が熱くなりすぎる前に、 以下のいずれかの方法で過熱防止機能が作動します。
- ブースター機能を使用中の場合はオフになります。
- 火力レベルが下げられます。
- 調理ゾーンの電源が自動でオフになります。
調理ゾーンの表示部に、 と表示されます。
エラーコードが消えれば、通常通りに調理ゾーンを使用できるよう になります。
過熱防止機能が作動する原因として以下が考えられます。
- 鍋を空だきしている。
- 脂や油を高レベルの火力で加熱している。
- 本体下側の換気が不足している。
- 熱くなっている調理ゾーンの電源が停電後にオンになった。
過熱防止機能が再び作動する場合は、コンタクトセンターにご連絡 ください。
35
掃除とお手入れ
ケガをする恐れがあります。 本製品を掃除するときは、スチームクリーナーは絶対に使用しない でください。蒸気が電気部品に達してショートする原因になること があります。
本製品は、毎回使用後に掃除してください。室温まで冷ましてから 掃除してください。
水跡、カルキ付着を防ぐには、本製品を洗浄した後で柔らかい布で 拭いてください。
本製品表面の損傷を防ぐため、以下のものは使用しないでください。
- 食器用洗剤
- 酸化ナトリウム、アルカリ、アンモニア、酸、または塩化物を含
むクリーナー
- カルキ除去剤を含むクリーナー
- 汚れまたはサビ落とし
- 粉またはクリーム状の研磨剤
- 溶剤を含むクリーナー
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- 食器洗い機用クリーナー
- オーブン・グリル用クリーナー
- ガラス用クリーナー
- ポット用のたわしのような硬いブラシやスポンジ、研磨剤を付け
て使ったことのあるスポンジなど
- メラミン製水周り用消しゴム
- セラミックガラス表面と周りのフレームとの間や、フレームと天
板との間のシールを破損するような、先の尖ったもの
掃除とお手入れ
セラミックガラス表面には、食器用洗剤は使用しないでください。 食器用洗剤では、すべての汚れや付着物を取り除くことはできませ ん。 食器用洗剤を使用すると、セラミックガラス表面に目に見えない膜 ができ、表面が変色したままになります。 適切なセラミックガラス表面用クリーナーで本体を定期的に洗浄 します。
湿った布で表面の汚れを拭き取ってください。がんこな汚れは傷の 付かないスクレーパー(別売品)で落とす必要があります。
それから、キッチンペーパーやふきんなどを使用して、弊社のセラ ミックガラス表面用クリーナー(「オプションの付属品」を参照)で 本体をきれいにします。本体がまだ熱いうちはクリーナーを使用し ないでください。しみになる恐れがあります。クリーナーのメーカー の指示に従ってください。
最後に、湿った布で本体表面を拭き取ってから、きれいな柔らかい 布で乾かします。本製品にクリーナーが残っていると、次に使用す る際にセラミックガラス表面を損傷することがあります。クリー ナーは確実に落としてください。
カルキ、水道水やアルミニウムの残留物により生じる 付着した染み)は、弊社セラミックガラス表面用クリーナーで落と すことができます。
やけどの恐れがあります。 本体が熱いうちに傷のつかないスクレーパーを使用して砂糖、プラ スチック、またはアルミニウムの残留物をこすり落とす場合には、 あらかじめオーブングローブを着用してください。
調理ゾーン使用中に、熱くなっている調理ゾーンへ砂糖、プラスチッ クまたはアルミホイルを落とした場合は、まず本製品の電源を切っ
てください。本体に残った砂糖、プラスチック、またはアルミニウ ムは、本体がまだ熱いうちに、傷の付かないスクレーパーで 注意しながらこすり落としてください。 本製品が冷めるまで待ってから、前述の方法できれいにしてくださ い。
(金属の
ぐに
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こんなとき、どうしたらいい ?
ここでは、弊社コンタクトセンターにお問い合わせいただく前に、軽度のトラブル(誤っ た操作によるものを含む)を解決するためのヒントを説明します。
電気機器の設置作業および修理は、必ずお住まいの地域および国の電気設備基準に従う適 任の有資格者が行わなければなりません。本機のキャビネットを開けないでください。 無資格者による修理などは危険です。正規の修理技術者以外による作業によって生じた損 害は、保証対象外となります。
考えられる原因 対応策 本体や調理ゾー ンの電源が
入らない。
ブレーカーが落ちています。 電気のブレーカーをリセッ
トしてください。
技術的な障害が発生してい る可能性があります。
以下のいずれかの方法で、1 分程度、本製品から電源を遮
断してください。以下の手順 を実行します。
- メインブレーカーをオフ
にします。 または
- それぞれのブレーカー
を 落とし ます。
電源のブレーカーをリセッ トし、本製品の電源を入れ直 します。それでも電源が入ら ないようであれば、電気の有 資格者または弊社コンタク トセンターにご連絡くださ い。
38
こんなとき、どうしたらいい ?
問題 考えられる原因 対応策 本製品を初めて使用する際
に、臭いや蒸気が発生する。
いずれかの調理ゾーンで、 記号と選択中の火力設定が
交互に点滅する。 本体の電源をオンにすると、
数秒間タイマーの表示部に
と表示される。
調理ゾーンの電源が自動的 にオフになる。
ブースターが自動で無効に なるのが早い。
調理ゾーンが、設定した火力 レベルで通常通りに機能し ない。
リンクした2つの調理ゾーン または拡張ゾーンで同時に
火力レベル 9 を選択すると、 火力レベルが自動的に下が
る。
調理ゾーンに鍋が置かれて いないか、使用に適さない鍋 が置かれています。
システムロックが有効に なっています。
調理ゾーンの使用時間が長 くなりすぎています。
過熱防止機能が作動してい ます。
両方のゾーンを火力レベル9 で使用すると、2 つのゾーン で許容される最大火力レベ
ルを超えることがあります。
この臭いや蒸気は、使用に 伴って徐々に薄くなり、完全 に発散します。
適切な鍋を使用してくださ い(「鍋」を参照)。
システムロックを無効にし てください(「セ ーフ ティ ロック / システムロック」を
参照)。 調理ゾーンの電源を入れ直
せば、再度調理ゾーンを使用 できます(「スイッチオフ機 能」を参照)。
「過熱防止機能」を参照して
ください。
39
こんなとき、どうしたらいい ?
考えられる原因 対応策 使用中に本体の電源が切れ、
タイマーの表示 部が点滅す る。
動加熱機能がオ ンになっ ている場合に、鍋の中身が加 熱されない。
体の電源をオフ にした後 も冷却ファンが 動作し続け る。
調
理ゾーンの表示部で と 数字が交互に点滅し、アラー
ムが鳴る。
理ゾーンの表示部で
調
または )と数字が交互
に点滅する。
その他のエラー メッセージ
.. または ..
指先が触れたり、煮こぼれし たり、オーブングローブなど で1つ以上のセンサーが覆わ
れています。 鍋の中身が多すぎます。 最高の火力レベルで調理を
鍋の熱伝導が悪い可能性が あります。
ファンは、本体が冷めるまで 動作を続けます。本体が冷め れば自動的に停止します。
本体が正しく接続されてい ません。
過熱防止機能が作動してい ます。
電子部品にエラーが発生し ています。
操作部をきれいにし、障害と なっているものを取り除い てください(「スイッチオフ 機能」を参照)。
開始して、後から手動で火力 レベルを弱めてください。
コンタクトセンターにご連 絡ください。
「過熱防止機能」を参照して
ください。 電源ブレーカーを約 1 分間
落としてください。リセット し直した後も問題が生じる 場合は、弊社コンタクトセン ターまでご連絡ください。
40
掃除製品
セラミックガラス表面用クリーナー
250 ml
しつこい汚れ、水あか、アルミニウムの残留物などを除去します。
E クロス(マイクロファイバークロス)
指紋や軽い汚れを除去します。
オプションの付属品
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設置にする安全上の注意
本製品の設置および接続は、必ず地域およ び国の電気設備基準に厳密に従って、適任 な有資格者が行う必要があります。
本製品の損傷を防ぐため、本体の設置前に 壁ユニットとレンジフードを取り付けて ください。
u 天板(ま たは隣接 するキッチンユニ ッ
ト)の化粧板またはラミネートコートに は、溶解または変形しない 100 ℃耐熱の 接着剤を使用してください。 バックモールドはすべて、耐熱素材でな ければなりません。
u 本体は、冷蔵庫、冷凍冷蔵庫、冷凍庫、
食器洗い機、洗濯機、または乾燥機の上 に設置しないでください。
u 本体は、ビルトインの冷却ファンが装備
されていない限り、オーブンやクッカー の上に設置しないでください。
u 設置後、電源コードを損傷する恐れがあ
る障害がないことを確認してください。
u 次ページ以降に記載されている安全距
離を必ず守ってください。
この取扱説明書で示す寸法は、すべて mm 単 位です。
※設置・施工手順書を必ずご参照ください。
42
設置にする安全上の注意
製品上方の安全距離
本製品と上方のレンジフードとの間には、 安全上必要な最小限の距離を保ってくださ い。詳細については、レンジフードメーカー による取扱説明書および設置説明書を参照 してください。
レンジフードメーカーの説明書がない場 合、安全上必要な最小限の距離は 800mm
す。キッチン用品用レールや壁ユニットな どの可燃物も、本製品から 800mm の最小距
離を保ってください。
レンジフードの下に、安全距離の異なる 2 台以上の製品(例えばガスと電気クッカー
など)を設置する場合は、大きい方の距離 を採用します。
43
設置にする安全上の注意
フレームまたは斜めの縁がある本体
本体と天板の間のシール
本体はシーリング材(シリ コンなど)で シーリングしないでください。修理のため に本体を取り外す必要がある場合に、本体 または天板が破損する原因になります。
天板のシールは、本製品上部の縁の下にあ るシールストリップだけで十分です。
イル敷きの天板
本体フレームの下になる漆喰部分および 斜めの部分は、スムーズかつ平らにする必 要があります。平らでないと、本体が天板 に合わ ず、本 体と天 板 の間のシ ールスト リップによるシールが不十分になる可能性 があります。
44
ビルトイン寸法
前面
キャビネットの深さ
電源接続ボックス
45
本体の設置
天板の用意
天板の開口部は、ビルトイン寸法で指定 された寸法に従ってください。
全距離を必ず保ってください(「設置・施 工手順書」を参照してください)。
湿気による膨張を避けるため、切断面は 適切な耐熱のシーリング材でシーリング してください。
ーリング材が天板の上部に接触しない
シ ように注意してください。
本体の設置には、支持金具は不要です。本 体の下にあるシールで天板にしっかりと 固定されます。
製品への電源ケーブルの接続
本製品への電源ケーブルの接続は、必ず地 域およびの電気設備基準に厳密に従っ て、適任な有資格者が行う必要がありま す。
小の安
本体の設置
電源ケーブルは、開口部から下に通しま す。
本体を開口部の中央に置きます。 このとき、本体下部のシールが両側の天 板に合っていることを確認します。これ は周囲の確実なシーリングのために重要 です。シーリング材(シリコンなど)は 使用しないでください。
シールが天板にうまく合わない場合は、注 意して角のアール(≦ R4)を調整してく
ださい。
本体を電源に接続します。
本体の作動を確認します。
46
電源接続
気配線等の作業は、すべて厳正におよ
電 び地域の電気設備基準にしたがって適任 な有資格者が行わなければなりません。
無資格者による設置、修理、その他の工事 は危険です。当社は、無許可の工事の責任 は負いかねます。
設置または修理作業が完了するまで、本製 品の電源を切ってあることを確認してく ださい。
本製品は必ず正しく設置してから使用し てください。すべての電気部品を確実に遮 へいするには正しく設置する必要があり ます。電源部は露出させないでください。
本製品を延長コードで電源と接続しない でください。延長コードを使用した場合、 本製品の安全性は保証されません。
電圧、定格消費電力、周波数については、 型式表示シールに記載してあります。これら の数値が屋内の主電源に一致していること を確認してください。
<重要>
単相200V専用コンセントコードにて納品さ れます。
コンセントの形状を確認の上、確実に接続 してください。
<警告>
本製品は、必ず接地(アース)してください。
<重要>
本製品の電気的安全性は、電気設備基準に 合った有効な接地を行って初めて約束でき ます。この基本的な安全基準を電気工事士が テストすることはとても重要なことです。 感電などの不十分な接地の結果に対する製 造者責任は負いかねます。
直接的または間接的に、不正な設置や接続 が行われた場合の被害・損害に対しては、い ずれの場合も製造者責任を負いかねます。
本製品の接続は、必ず電気設備基準に合っ たブレーカーを経由して行ってください。
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アフターサービス、型式表示シール
ご自分では修理できない故障が生じた場合や、本製品が保証期間中の場合は、下記にお問 い合わせください。
- ミーレ販売代理店
- ミーレ・ジャパンのコンタクトセンター(最終ページを参照)
コンタクトセンターにお問い合わせになる場合、型式表示シールに記載された、ご使用の 機器の型番と製造番号をお知らせください。
修理受付および製品に関するご相談や使い方についてのお問い合わせは月-金(土日祝 休)の 9:00 から 17:30 までとさせていただきます。
48
〒153-0063東京都目黒区目黒2-10-11 目黒山手プレイス
コンタクトセンター(通話料無料)0120-310-647
長年ご使用のIHクッカーの点検を!
電源コード、プラグが異常に熱い。 運転が時々止まる。 本体に触れると電気を感じる。 焦げ臭いニオイがする。
運転中に異常音や振動がある。 タイマーが途中で止まることがある。 その他の異常や故障がある。
KM 6328
M.-Nr. 09 754 110 / 01ja-JP
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