EPSON VP-870 User guide [ja]

VP-870
取扱説明書
取扱説明書
機能・操作方法など、本機を使用していく上で必要となる情報を詳しく説明しています。
また、各種トラブルの解決方法や、お客様からのお問い合わせの多い項目の対処方法を説
明しています。目的に応じて必要な章をお読みください。
NPD0049-00

取扱説明書の種類と使い方

スタートアップガイド
セットアップの方法および本機を使用する上で必 要となる主な情報と困ったときの対処方法につい て詳しく説明しています。 Windows での使用方法やプリンタの仕様、コン トロールコード、英数カナ文字コード、漢字コー ドなど詳細については、取扱説明書(PDF マニュ アル)に記載されています。
取扱説明書(PDF マニュアル)
本機を使用する上で必要となるすべての情報と 困ったときの対処方法について詳しく説明してい ます。
マークについて
本書では、いくつかのマークを用いて重要な事項を記載しています。マークが付いて いる記述は必ずお読みください。 それぞれのマークには次のような意味があります。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、プリンタ本体が損傷する可能性が想定され
w
る内容およびプリンタ本体、プリンタドライバやユーティリティが正常に動作しないと想定 される内容、必ずお守りいただきたい(操作)を示しています。
p
用語 *
s
補足説明や知っておいていただきたいことを記載しています。
用語の説明を記載していることを示します。
関連した内容の参照ページを示しています。
取扱説明書の種類と使い方 −
2
Windows の表記について
Microsoft ®Windows ®Operating System Version 3.1 日本語版 Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft
本書中では、上記各オペレーティングシステムをそれぞれ、Windows 3.1、Windows 95、Windows 98、Windows Me、Windows NT4.0、Windows NT3.51、Windows 2000、Windows XP と表記しています。またこれらを総称する場合は「Windows」、 複数の Windows を併記する場合は「Windows 95/98/NT4.0」のように Windows の 表記を省略することがあります。
®
Windows ®95 Operating System 日本語版
®
Windows ®98 Operating System 日本語版
®
Windows ®Millennium Edition Operating System 日本語版
®
WindowsNT ®Operating System Version 4.0 日本語版
®
WindowsNT ®Operating System Version 3.51 日本語版
®
Windows ®2000 Operating System 日本語版
®
Windows ®XP Home Edition Operating System 日本語版
®
Windows ®XP Professional Operating System 日本語版
PC-98 系の表記について
本書中では、EPSON PC シリーズ、PC-9801 シリーズ /PC-9821 シリーズを総称し てPC-98 系と表記します。
画面について
本書に掲載する Windows の画面は、特に指定がない限り Windows 98 の画面を使用 しています。
給紙方法の呼称について
本書で説明する給紙方法とプリンタドライバ上の表記は以下のようになります。
給紙方法 プリンタドライバの表記
単票紙を「用紙ガイド」から手差し給紙する 手差し
単票紙をカットシートフィーダ A から給紙する カットシートフィーダ / ビン #1
単票紙をカットシートフィーダ B から給紙する カットシートフィーダ / ビン #2
連続紙を給紙する トラクタフィーダ
プリンタドライバの表記カットシートフィーダは本機に標準添付されているプリ ンタドライバ上の表記です。
他のソフトウェアでは、類似の表記をしていることがあります。
p
<例> カットシートフィーダファーストビン、カットシートフィーダ / ビン #1
取扱説明書の種類と使い方 −
3

安全にお使いいただくために

本機を安全にお使いいただくために、製品をお使いになる前には、必ず本書および製 品に添付されております取扱説明書をお読みください。本書および製品添付の取扱説 明書は、製品の不明点をいつでも解決できるように、手元に置いてお使いください。
本書および製品添付の取扱説明書では、お客様や他の人々への危害や財産への損害を 未然に防止するために、危険を伴う操作・お取り扱いについて、次の記号で警告表示 を行っています。内容をよくご理解の上で本文をお読みください。
abc
ade
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可
能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定 される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
この記号は、してはいけない行為(禁止行為)を示しています。
この記号は、分解禁止を示しています。
この記号は、濡れた手で製品に触ることの禁止を示しています。
この記号は、製品が水に濡れることの禁止を示しています。
この記号は、電源プラグをコンセントから抜くことを示していま す。
4

安全上のご注意

煙が出たり、変なにおいや音がするなど異常状態のまま使用しないで ください。
感電・火災の原因となります。 すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いて、保 守契約店(保守契約されている場合)または販売店、またはエプソン の修理窓口にご相談ください。 お客様による修理は危険ですから絶対しないでください。
取扱説明書で指示されている以外の分解や改造はしないでください。
けがや感電・火災の原因となります。
通風口など開口部から内部に金属類や燃えやすいものなどを差し込ん だり、落としたりしないでください。
感電・火災の原因となります。
異物や水などの液体が内部に入った場合は、そのまま使用しないでく ださい。
感電・火災の原因となります。 すぐに電源を切り、電源プラグをコンセントから抜き、保守契約店(保 守契約されている場合)または販売店、またはエプソンの修理窓口に ご相談ください。
abc
表示されている電源(AC100V)以外は使用しないでください。
指定外の電源を使うと、感電・火災の原因となります。
(本製品の定格電流は 100V/3.6A です)
電源プラグは、定格電圧 100V のコンセントに単独で差し込んでくだ さい。また、たこ足配線、テーブルタップやコンピュータなどの裏側 にある補助電源への接続はしないでください。
発熱による火災や感電のおそれがあります(本製品の定格電流は 100V/3.6A です)。
5
abc
破損した電源ケーブルを使用しないでください。
感電・火災の原因となります。 電源ケーブルを取り扱う際は、次の点を守ってください。
電源ケーブルを加工しない
電源ケーブルの上に重いものを載せない
無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしない
熱器具の近くに配線しない
電源ケーブルが破損したら、保守契約店(保守契約されている場合) または販売店、またはエプソンの修理窓口にご相談ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。
感電の原因となります。
電源プラグの取り扱いには注意してください。
取り扱いを誤ると火災の原因となります。 電源プラグを取り扱う際は、次の点を守ってください。
電源プラグはホコリなどの異物が付着したまま差し込まない
電源プラグは刃の根元まで確実に差し込む
6
ade
小さなお子さまの手の届く所には、設置、保管しないでください。
落ちたり、倒れたりして、けがをする危険があります。
不安定な場所(ぐらついた台の上や傾いた所など)に置かないでくだ さい。
落ちたり、倒れたりして、けがをする危険があります。
湿気やホコリの多い場所に置かないでください。
感電・火災の危険があります。
他の機械の振動が伝わる所など、振動しがちな場所には置かないでく ださい。
落下によって、そばにいる人がけがをする危険があります。
本製品の上に乗ったり、重いものを置かないでください。
特に、小さなお子さまのいる家庭ではご注意ください。倒れたり、こ われたりしてけがをする危険があります。
本製品の通風口をふさがないでください。
通風口をふさぐと内部に熱がこもり、火災の危険があります。 次のような場所には設置しないでください。
押し入れや本箱など風通しの悪い狭いところ
じゅうたんや布団の上
毛布やテーブルクロスのような布をかけない
また、壁際に設置する場合は、壁から 10cm 以上のすき間をあけてく ださい。
長期間ご使用にならないときは、安全のため必ず電源プラグをコンセ ントから抜いてください。
7
ade
各種コード(ケーブル)は、取扱説明書で指示されている以外の配線 をしないでください。
配線を誤ると、火災の危険があります。
本製品の電源を入れたままでコンセントから電源プラグを抜き差しし ないでください。
電源プラグが変形し、発火の原因となることがあります。
電源プラグをコンセントから抜くときは、必ず電源プラグを持って抜 いてください。
電源ケーブルを引っ張ると、ケーブルが傷付いて、火災や感電の原因 となることがあります。
電源プラグは定期的にコンセントから抜いて、刃の根元、および刃と 刃の間を清掃してください。
電源プラグを長期間コンセントに差したままにしておくと、電源プラ グの刃の根元にホコリが付着し、ショートして火災の原因となるおそ れがあります。
本製品を移動する場合は、電源を切り、電源プラグをコンセントから 抜き、すべての配線を外したことを確認してから行ってください。
インターフェイスケーブルやオプション製品を装着するときや消耗品 を交換するときは、必ず本製品の電源スイッチをオフにして電源プラ グを抜いてから行ってください。
感電の原因となることがあります。
オプション類を装着するときは、表裏や前後を間違えないでください。
間違えて装着すると、故障の原因となります。取扱説明書の指示に従っ て、正しく装着してください。
使用中または使用直後に、プリンタカバーを開けたときはプリント ヘッド部分に触れないでください。
高温になっているため、火傷のおそれがあります。
8
もくじ
安全にお使いいただくために ..............................................................................4
安全上のご注意............................................................................................................................. 5
もくじ ............................................................................................................. 9
本機の紹介
本機の特長 .....................................................................................................15
各部の名称と働き............................................................................................16
正面................................................................................................................................................16
背面 / 底面....................................................................................................................................17
内部................................................................................................................................................18
操作パネル....................................................................................................................................19
プリンタの準備
プリンタの設置...............................................................................................23
設置上のご注意...........................................................................................................................23
設置スペースに関するご注意 ..................................................................................................24
取り扱い上のご注意...................................................................................................................24
付属品の取り付け............................................................................................25
用紙ガイド(後)の取り付け ..................................................................................................25
リボンカートリッジの取り付け..............................................................................................25
電源との接続 ...............................................................................................................................29
動作の確認 .....................................................................................................30
コンピュータとの接続......................................................................................34
環境ごとのセットアップ方法 ............................................................................36
Windows でお使いの場合 ........................................................................................................36
DOS 環境 ......................................................................................................................................36
Windows からの印刷
Windows でのセットアップ.............................................................................39
システム条件の確認...................................................................................................................39
プリンタソフトウェアのインストール..................................................................................40
印刷手順 ........................................................................................................49
プリンタドライバの設定................................................................................... 52
プリンタドライバの設定方法 ..................................................................................................52
プリンタドライバの設定項目 ..................................................................................................54
用紙サイズ(ユーザー定義サイズ)の登録方法.................................................................60
印刷の中止方法...............................................................................................62
プリンタを共有するには................................................................................... 63
プリントサーバの設定(Windows 95/98/Me).................................................................64
プリントサーバの設定(Windows NT4.0/2000/XP).....................................................68
9
クライアントの設定...................................................................................................................69
プリンタ接続先の設定......................................................................................80
使用可能な用紙と給排紙
使用可能な用紙...............................................................................................83
連続紙(連続複写紙).................................................................................................................83
ラベル連続紙 ...............................................................................................................................87
ハガキ............................................................................................................................................89
単票紙(単票複写紙).................................................................................................................90
アジャストレバーの設定................................................................................... 92
給紙経路の設定方法.........................................................................................93
連続紙のセットと排紙......................................................................................94
操作上のご注意...........................................................................................................................94
連続紙を使用する前に...............................................................................................................94
連続紙のセット(プッシュトラクタ)....................................................................................95
連続紙のセット(プルトラクタ)......................................................................................... 100
連続紙のセット(プッシュ / プルトラクタ).................................................................... 103
トラクタユニットの付け替え ...............................................................................................106
トラクタユニットへの連続紙のセット............................................................................... 109
排紙ガイドの使い方................................................................................................................111
排紙の仕方.................................................................................................................................112
ティアオフ機能........................................................................................................................ 115
用紙位置の微調整.................................................................................................................... 116
単票紙のセットと排紙....................................................................................120
操作上のご注意........................................................................................................................ 120
単票紙のセット........................................................................................................................ 120
排紙の仕方.................................................................................................................................122
連続紙(プッシュトラクタ)と単票紙の切り替え...............................................123
連続紙から単票紙への切り替え........................................................................................... 123
単票紙から連続紙への切り替え........................................................................................... 125
プリンタ設定値の変更
プリンタ設定の方法.......................................................................................127
ディップスイッチでの設定 .............................................................................128
設定内容..................................................................................................................................... 128
機能.............................................................................................................................................129
設定値の変更方法.................................................................................................................... 131
16 進ダンプ印刷 ...........................................................................................132
オプションと消耗品
オプションと消耗品の紹介 .............................................................................134
ケーブル..................................................................................................................................... 134
10
インターフェイスカード........................................................................................................ 135
カットシートフィーダ............................................................................................................ 135
トラクタユニット.................................................................................................................... 135
リボンカートリッジ / リボンパック ................................................................................... 136
LocalTalk I/F セット 2........................................................................................................... 136
フォントカートリッジ............................................................................................................ 136
EPSON Link3........................................................................................................................... 136
ESC/P リファレンスマニュアル .........................................................................................136
リボンカートリッジの交換 .............................................................................137
カットシートフィーダの取り付けと使い方........................................................ 141
仕様.............................................................................................................................................141
カットシートフィーダの取り付け....................................................................................... 142
カットシートフィーダの使い方........................................................................................... 144
フォントカートリッジの取り付け ....................................................................154
インターフェイスカードの取り付け .................................................................155
通信販売のご案内..........................................................................................157
ご注文方法.................................................................................................................................157
お届け方法.................................................................................................................................157
お支払い方法 ............................................................................................................................157
送料.............................................................................................................................................157
消耗品カタログの送付............................................................................................................ 157
困ったときは
用紙が詰まったときは....................................................................................159
処理方法..................................................................................................................................... 159
用紙詰まりの予防.................................................................................................................... 161
ランプが点灯しない.......................................................................................162
ランプが点灯していても印刷できない ..............................................................163
リボンカートリッジの取り付けを確認しましょう..........................................................163
プリンタとコンピュータの接続を確認しましょう..........................................................163
プリンタドライバが正しくインストールされているか確認しましょう..................... 164
プッシュ / プルトラクタ、カットシートフィーダから給紙しない ............................. 164
エラーが発生していないか確認しましょう(プリンタ側)........................................... 165
エラーが発生していないか確認しましょう ......................................................................166
紙送りがうまくいかない.................................................................................167
排紙が正常にできない....................................................................................169
印刷結果が画面表示と異なる ..........................................................................170
印刷される文字が画面表示と異なる...................................................................................170
印刷位置(結果)が画面表示と異なる............................................................................... 171
罫線がずれる ............................................................................................................................173
設定と異なる印刷をする........................................................................................................ 174
印刷品質がよくない.......................................................................................175
印刷ムラがある・汚い............................................................................................................ 175
11
印刷が薄い.................................................................................................................................175
プリンタドライバの使い方が分からない ...........................................................176
用紙サイズの設定の仕方が分からない............................................................................... 176
インストールの仕方が分からない....................................................................................... 176
プリンタドライバの入手方法、ダウンロード方法..........................................................176
プッシュ / プルトラクタ、カットシートフィーダから給紙しない ............................. 177
オプション関係のトラブル .............................................................................178
カットシートフィーダで給排紙が正常にできない..........................................................178
プルトラクタユニットを使用して紙送りがうまくできない .........................................179
プッシュ / プルトラクタ、カットシートフィーダから給紙しない ............................. 179
フォントカートリッジの文字が印刷されない.................................................................. 180
その他のトラブル..........................................................................................181
印刷中に印刷速度が遅くなった、途中で止まった..........................................................181
漏洩電流について.................................................................................................................... 181
どうしても解決しないときは ..........................................................................182
付録
プリンタのお手入れ.......................................................................................185
プリンタの運搬.............................................................................................186
プリンタの仕様.............................................................................................187
コントロールコード表....................................................................................194
英数カナ文字コード表....................................................................................199
カタカナコード表.................................................................................................................... 199
拡張グラフィックスコード表 ...............................................................................................199
国際文字..................................................................................................................................... 200
漢字コード表 ................................................................................................201
漢字コード表 ............................................................................................................................201
旧 JIS(JIS C6226-1978)との違いについて ............................................................... 207
プロポーショナル文字について .......................................................................211
PC-98 系コンピュータでお使いになる場合 ...................................................... 212
ハードコピー ............................................................................................................................212
リスト出力.................................................................................................................................212
PC-PR201H との違い............................................................................................................ 212
サービス・サポートのご案内
サービス・サポートのご案内 ..........................................................................214
「MyEPSON」............................................................................................................................. 214
インターネットサービス........................................................................................................ 214
エプソンインフォメーションセンター............................................................................... 215
ショールーム ............................................................................................................................215
パソコンスクール.................................................................................................................... 215
保守サービスのご案内............................................................................................................ 215
12
フロッピーディスクについて ..........................................................................217
フロッピーディスクを作成する........................................................................................... 217
インストール方法.................................................................................................................... 217
最新のプリンタドライバ入手方法 ....................................................................218
索引 ............................................................................................................219
13

本機の紹介

● 本機の特長......................................................... 15
● 各部の名称と働き ................................................16
本機の紹介 −
14

本機の特長

本プリンタは、従来の VPシリーズとの互換性を受け継いだ 24 ピン漢字プリンタです。 主な特長は以下の通りです。
●各種用紙に対応
連続紙や単票紙をはじめ、複写紙、ラベル、ハガキなどの用紙が使用できます。カッ トシートフィーダ(オプション)を取り付けることにより、単票紙の連続印刷ができ るようになります。
●スーパーマルチウェイローディング機構
連続紙を前方、後方、底面の 3 方向から給紙することができ、多様な使い方に対応で きます。また、連続紙をセットしたままの状態で単票紙を使用できます。
本機の紹介 −
15

各部の名称と働き

正面
①プリンタカバー
⑤電源スイッチ
⑥ディップスイッチカバー
⑦操作パネル
②エッジガイド(後)
③用紙ガイド(後)
④排紙ガイド
⑩レリースレバー
⑨フォントカートリッジスロット
⑧フロントカバー
① プリンタカバー
リボンカートリッジの取り付けや交換をするとき、詰まった用紙を取り除くときなど に開けます。通常は閉じておきます。
② エッジガイド(後)
単票紙を後ろの用紙ガイドから1枚ずつ給紙するときに単票紙の幅に合わせます。
③ 用紙ガイド(後)
用紙ガイドから単票紙を手差し給紙することができます。
④ 排紙ガイド
連続紙の排紙方向を変えることができます。
⑤ 電源スイッチ
プリンタの電源をオン/オフします。
⑥ ディップスイッチカバー
プリンタの初期設定をするときに開けます。
⑦ 操作パネル
スイッチを操作して、プリンタの機能を設定あるいは実行します。各種のランプはプ リンタの状態を表示します。詳細は以下のページを参照してください。
本書 19 ページ「操作パネル」
s
本機の紹介 −
16
⑧ フロントカバー
用紙ガイド(前)から給紙するときに開けます。
⑨ フォントカートリッジスロット
オプションのフォントカートリッジを取り付けます。
⑩ レリースレバー
給紙経路を切り替えるレバーです。給紙経路の設定については、以下のページを参照 してください。
s
本書 93 ページ「給紙経路の設定方法」

背面 / 底面

②スプロケット
①コネクタカバー
③アジャストレバー
④パラレルインター  フェイスコネクタ
<プリンタ底面>
⑤トラクタユニット
⑥紙送りノブ
⑦連続紙給紙口(ボトム)
① コネクタカバー
オプションのインターフェイスカードを差し込むスロットのカバーです。
② スプロケット
連続紙を使用するときにスプロケットを調節して連続紙の幅に合わせ、連続紙を固定 します。
③ アジャストレバー
用紙の厚さや枚数に合わせて用紙面と印字ヘッドの間隔を調整します。用紙ごとの設 定値については、以下のページを参照してください。
本書 92 ページ「アジャストレバーの設定」
s
④ パラレルインターフェイスコネクタ
パラレルインターフェイスケーブルを接続します。
⑤ トラクタユニット
連続紙を給紙するときに使用します。
本機の紹介 −
17
⑥ 紙送りノブ
用紙がプリンタ内に詰まったときなど、用紙を手動で送り出す場合に使用します。通 常は使用しません。
プリンタの[電源]スイッチがオンになっているときは、紙送りノブを回さな
w
いでください。
⑦ 連続紙給紙口(ボトム)
プリンタ底面から連続紙を給紙することができます。プリンタ底面から給紙するため にはトラクタユニットの付け替えが必要です。
本書 100 ページ「連続紙のセット(プルトラクタ)」
s
内部
①リボンカートリッジ
②プリントヘッド
③ペーパーカッター
④排紙ユニット
⑤ディップスイッチ
⑦エッジガイド(前)
⑥用紙ガイド(前)
⑧トラクタユニット
① リボンカートリッジ
印字するためのリボンを収めた物です。 印字が薄くなったら、リボンカートリッジまたはリボンカートリッジ内部のリボンを 交換してください。
s
本書 137 ページ「リボンカートリッジの交換」
② プリントヘッド
印刷をする部分です。 精密部品ですのでネジを緩めたり分解したりしないでください。
③ ペーパーカッター
連続紙をミシン目で切り離すときに使用します。
本機の紹介 −
18
④ 排紙ユニット
用紙を排紙するための部品です。プルトラクタを使用して連続紙に印刷する場合は、排 紙ユニットを取り外してから、この位置にトラクタユニットを取り付けます。
⑤ ディップスイッチ
プリンタの初期設定をします。
⑥ 用紙ガイド(前)
用紙ガイドから単票紙を手差し給紙することができます。
⑦ エッジガイド(前)
単票紙を前の用紙ガイドから1枚ずつ給紙するときに単票紙の左側面に合わせます。
⑧ トラクタユニット
連続紙を給紙するときに使用します。

操作パネル

操作パネル上のランプにより、プリンタの状態を知ることができます。また、スイッ チを操作して各種機能の設定や実行ができます。
⑤[改行 / 改ページ]  スイッチ
⑥[印刷可]スイッチ  とランプ
⑩[シフト]  スイッチ
⑪[給紙 / 排紙]  スイッチ
①[書体]スイッチとランプ
⑧用紙チェックランプ
⑦[高速印字]スイッチとランプ
②厚い用紙ランプ
③電源ランプ
④データランプ
⑨[用紙カット位置]  スイッチとランプ
① [書体]スイッチとランプ
明朝体またはゴシック(オプションフォントカートリッジ装着時)を選択します。
印字例 明朝体 ゴシック体(オプションフォントカートリッジ装着時)
本機の紹介 −
19
プリンタドライバを経由して印刷する場合、高速印字の設定はプリンタドライ
p
② 厚い用紙ランプ
アジャストレバーの設定値が 2 以上のときに点灯します。また、用紙カット位置の調 整ができるときに点滅します。
③ 電源ランプ
電源がオンのときに点灯します。
④ データランプ
印刷データがプリンタに残っているときに点灯します。
⑤ [改行 / 改ページ]スイッチ
連続紙のとき スイッチを短く押すと改行します。
単票紙のとき スイッチを短く押すと改行します。
⑥ [印刷可]スイッチとランプ
印刷可状態と印刷不可状態を切り替えます。印刷可状態のときにランプが点灯します。 また、印字ヘッドが熱くなりすぎたときに点滅し、印刷を一時的に中止します。
⑦ [高速印字]スイッチとランプ
高速印字が選択されているときに点灯します。高速に設定すると、文字パターンのドッ トを間引きして通常より高速に印字します(DOS 環境下で有効)。試し印刷やリボン カートリッジの消耗を抑えたいときに設定してください。
バ上で行います。印刷条件の設定で[印刷品質]を[ドラフト]に設定してく ださい。
本書 54 ページ「プリンタドライバの設定項目」
s
スイッチを 2 秒以上押し続けると改ページします。
スイッチを押し続けると排紙します。
⑧ 用紙チェックランプ
用紙がない状態またはレリースレバーの設定に問題がある場合に点灯します。 用紙が詰まったときまたは正常に排紙されなかったときに点滅します。
⑨ [用紙カット位置](ビン 1、ビン 2)スイッチとランプ
連続紙に印刷する場合、印刷終了後にスイッチを押すと、連続紙が用紙カット位置に 紙送りされます。連続紙が用紙カット位置にあるときにランプが点滅します。用紙カッ ト位置にない場合は消灯します。
s
本書 115 ページ「ティアオフ機能」
また、ダブルビンカットシートフィーダ使用時に給紙するビンを選択します。
⑩ [シフト]スイッチ
[シフト]スイッチを押しながら[印刷可]スイッチを押すとバッファをクリアし、[シ
フト]スイッチを押しながら[改行 / 改ページ]または[給紙 / 排紙]スイッチを押 すと用紙位置を微調整します。
本書 116 ページ「用紙位置の微調整」
s
本機の紹介 −
20
⑪ [給紙 / 排紙]スイッチ
連続紙のとき プッシュトラクタに連続紙をセットし た状態でスイッチを押すと給紙します。印刷位置に
給紙されている状態でスイッチを押すと、プッシュトラクタ位置へ排紙します。
単票紙のとき カットシートフィーダ(オプション)から用紙を給紙します。
p
印刷位置に用紙がある状態でスイッチを押すと、排紙します。
用紙ガイドから給紙する場合は[給紙 / 排紙]スイッチを押す必要はありませ ん。用紙をセットして用紙の先端が奥に当たるまでしっかり差し込むと用紙は 自動給紙されます。
スイッチを 2 つ以上同時に押す場合
操作パネルのスイッチを 2 つ以上同時に押すと、スイッチを単独で押した場合の機能 とは異なる機能を実行できます。
スイッチ 機能
[シフト]+[印刷可] バッファをクリアします。
[シフト]+[改行 / 改ページ] 印刷位置を微調整します。
[シフト]+[給紙 / 排紙]
[改行 / 改ページ]+[電源] セルフテストを行います。
[給紙 / 排紙]+[電源]
[改行 / 改ページ]+[給紙 / 排紙]+[電源] 16 進ダンプ印刷します。
本機の紹介 −
21

プリンタの準備

● プリンタの設置................................................... 23
● 付属品の取り付け ................................................25
● 動作の確認......................................................... 30
● コンピュータとの接続 ..........................................34
● 環境ごとのセットアップ方法 .................................36
プリンタの準備 −
22

プリンタの設置

ベンジン

設置上のご注意

本プリンタは、次のような場所に設置してください。
水平で安定した場所 風通しの良い場所 次の気温と湿度の場所
水 平
5〜35℃
10〜80%
本プリンタは精密な機械・電子部品で作られています。次のような場所に設置すると 動作不良や故障の原因となりますので、絶対に避けてください。
直射日光の当たる場所 ホコリや塵の多い場所 温度変化の激しい場所 湿度変化の激しい場所
火気のある場所 水に濡れやすい場所 揮発性物質のある場所 冷暖房機具に近い場所
ベンジン
震動のある場所 加湿器に近い場所
震 動
w
テレビ・ラジオに近い場所には設置しないでください。本機は、情報処理装 置等電波障害自主規制協議会(VCCI)基準に適合しておりますが、微弱な電 波は発信しております。近くのテレビ・ラジオに雑音を与えることがありま す。
静電気の発生しやすい場所でお使いになるときは、静電気防止マットなどを 使用して、静電気の発生を防いでください。
プリンタの準備 −
23

設置スペースに関するご注意

本機を「プリンタ底面より小さい台」の上に設置しないでください。プリンタ底面
のゴム製の脚が台からはみ出ていると、内部機構に無理な力がかかり、印刷や紙送 りに悪影響を及ぼします。必ずプリンタ本体より広く平らな面の上にプリンタを設 置してください。 用紙やリボンカートリッジの交換などが簡単にできるようにスペースを確保してく
ださい。 本プリンタの外形寸法は次の通りです。
上面図 側面図
449mm
365mm
カットシートフィーダ A/B(VP870CSFA + VP870CSFB)取り付け時

取り扱い上のご注意

ade
プリンタを使用した後はプリントヘッドが熱くなっていますので、しばらく触 らないでください。
上面図 側面図
449mm
565mm
171mm
411mm
用紙やリボンカートリッジが取り付けられていない状態で印刷しないでください。
印刷中はプリンタカバーを開けないでください。
印刷中に電源をオフにしないでください。
インクリボンがたるんだ状態で印刷しないでください。
プリンタの準備 −
24

付属品の取り付け

付属品などを取り付けてプリンタをセットアップします。付属品の取り付けは、プリ ンタの電源がオフになっていることを確認してから行ってください。

用紙ガイド(後)の取り付け

用紙ガイド(後)は単票紙やハガキをセットするときに使用します。連続紙をセット するときは、用紙ガイド(後)を起こさず寝かせた状態で使用します。
用紙ガイド(後)を取り付けます。
A
用紙ガイド(後)を両手で持ちます。図のようにプリンタの溝にはめ込み下方に倒し て固定します。
用紙ガイド

リボンカートリッジの取り付け

リボンカートリッジを乱暴に扱うと印字不良の原因になりますので、ていね
w
いに扱ってください。 プリンタの電源がオンの状態で以下の手順を行うと故障の原因になります
ので、必ず電源がオフの状態で行ってください。
プリンタの準備 −
25
プリンタカバーを開けます。
A
ゆっくりと手前に起こして開けます。
プリンタカバー
細部をご覧いただくために、以降のイラストはプリンタカバーを取り外した状
p
排紙ユニットを取り外します。
B
排紙ユニット両側のレバーを後方に押しながら、そのまま回転させるようにして取り 外します。
排紙ユニット
態のものを使用していますが、プリンタカバーを取り外す必要はありません。
プリントヘッドを手で中央に移動します。
C
ade
プリンタを使用した後は、プリントヘッドが熱くなっていますので、プリント ヘッドには、しばらく触らないでください。
プリントヘッド
プリンタの準備 −
26
リボンカートリッジを袋から取り出してリボンのたるみを取ります。
D
ツマミを矢印の方向に回して、リボンのたるみを取ります。
ツマミ
リボンカートリッジを取り付けます。
E
プリンタ両側の溝にリボンカートリッジの突起を合わせて、固定されるまで押し込み ます。カートリッジの両端を軽く押して、傾き、がたつきのないことを確認してくだ さい。
インクリボンはプリントヘッドの上に乗った状態になります
インクリボンをプリントヘッドの奥(印刷面側)に送り込みます。
F
リボンカートリッジのツマミを回しながらボールペンなどを使って、奥側に送り込み ます。
インクリボン
プリンタの準備 −
27
リボンのたるみを取ります。
G
再びリボンカートリッジのツマミを矢印方向に回してリボンのたるみを取ります。リ ボンが自由に動くのを確認してください。
ツマミ
排紙ユニットを取り付けます。
H
排紙ユニット両側のフックをプリンタ側にひっかけ、排紙ユニットの下部を押し込む ようにして固定します。
リボン
プリンタカバーを閉じます。
I
以上でリボンカートリッジの取り付けは終了です。次に電源と接続します。
プリンタの準備 −
28

電源との接続

ade
[電源]スイッチがオフ(○)になっていることを確認します。
A
AC100V のコンセントに電源ケーブルのプラグを正しく差し込みます。
B
w
本書 4 ページ「安全にお使いいただくために」を参照の上、正しくお取り扱い
ください。
プリンタの電源をオフにしてから再びオンにするときは、最低5秒待ってか らオンにしてください。オフ / オンの間隔が短かすぎると、プリンタの電源 部が故障するおそれがあります。
印刷の途中で電源をオフにしないでください。
プリンタの準備 −
29

動作の確認

付属品の取り付けが終わったら、プリンタの動作や印刷の状態を確認します。本機は、 プリンタが正常に動作するかを確認するための印字パターンをプリンタ内部に持って います。以下の手順で印字パターンの印刷ができれば、本機は正常に機能しています。 動作の確認は、コンピュータと接続しない状態で行います。
動作の確認をするには、A4 サイズの単票紙が必要です。A4 より小さいサイズ
p
レリースレバーを奥側に倒して、単票紙給紙( )に切り替えます。
A
アジャストレバーを「0」に設定します。
B
1枚の単票紙に印字する場合は「0」に設定してください。それ以外の用紙に印字する 場合は、以下のページを参照してください。
本書 92 ページ「アジャストレバーの設定」
s
を使用すると用紙をはみ出して印刷します。
プリンタの準備 −
30
エッジガイドの位置を調整します。
C
用紙ガイド(左)を用紙ガイドのマーク( )に合わせてから、エッジガイド(右) を A4 縦の単票紙の幅に合わせます。
エッジガイド
左右のエッジガイドの間で用紙がなめらかに動くようにエッジガイドの位置を
p
[改行 / 改ページ]または[給紙 / 排紙]どちらかのスイッチを押しながら[電源]スイッ
D
チをオンにします。
[改行 / 改ページ]:英数カナ文字モードになります。 [給紙 / 排紙]:漢字モードになります。
ブザーが 3 回鳴り、電源ランプと用紙チェックランプが点灯したら[改行 / 改ページ] または[給紙 / 排紙]スイッチを放してください。
合わせてください。
どちらかを押しながら 電源をオンにします
プリンタの準備 −
31
単票紙を手差し給紙して、動作確認を実行します。
E
エッジガイドに沿って、A4 縦の単票紙を差し込みます。 単票紙の先端が突き当たるまで差し込むと、自動的に給紙して動作確認を実行します。
印刷結果の例は次のようになります(一部抜粋してあります)。 1 枚目には印刷開始位置(1 行目)と最終行を印刷します。
ページ先頭位置(8.5mm) ページ先頭位置(22mm)
ここは65行目(8.5mm)62行目(22mm)
2 枚目にはプリンタの設定値と次のような印字パターンを印刷します。
(漢字モード)
p
印刷中に[印刷可]スイッチを押すと印刷は停止します。再度押すと印刷を
再開します。 1 枚目の印刷が終了し、続いて2枚目の用紙に印刷する場合は、 次の用紙を
セットすると自動的に印刷します。
(英数カナ文字モード)
プリンタの準備 −
32
動作確認を終了します。
F
[印刷可]スイッチが押されるまで繰り返し印字を行います。 [印刷可]スイッチを押して印刷を中止し、[電源]スイッチをオフにします。
プリンタの[電源]スイッチをオフにしてから再びオンにするときは、最低 5
w
p
印刷の状態を確認します。
G
の印刷結果のように印刷されていればプリンタは正常に機能しています。
E
p
秒待ってからオンにしてください。オン / オフの間隔が短かすぎるとプリンタ
の電源部が故障する恐れがあります。
プリンタ内に用紙が残っているときは、[電源]スイッチをオフにする前に、必
ず[給紙 / 排紙]スイッチを押して用紙を排紙してください。
プリンタのセットアップ終了後、印刷できないなどのトラブルが発生した場
合は、この動作確認を行いプリンタの状態を確認してください。 プリンタが正常に動作している場合は、インターフェイスケーブルやコン ピュータの状態を確認してください。 手順通りに実行しても印刷できない、プリンタが動作しないときは、お買い
上げの販売店またはエプソン修理窓口へご相談ください。修理に関するお問 い合わせ先は 214 ページ「サービス・サポートのご案内」をご覧ください。
次にコンピュータと接続します。
プリンタの準備 −
33

コンピュータとの接続

本機は、パラレルインターフェイスケーブルでコンピュータにローカル接続すること ができます。 接続ケーブルは、お使いのコンピュータや接続環境によって異なるため、本機には同 梱されていません。以下の説明を参照してご利用の環境に合ったケーブルをお買い求 めください。
推奨ケーブル以外のケーブルを使用すると正常に印刷できない場合がありま
w
DOS/V系 EPSON
PC-98 系 EPSON EPSON PC シリーズデスクトップ #8238 *1
*1 拡張漢字(表示専用 7921 〜 7C7E)は印刷できません。 *2 ハーフピッチ 36 ピンのコンピュータには PRCB5N をご使用ください。
す。
(2003 年 2 月現在)
メーカー 機 種 接続ケーブル 備考
IBM、富士通、 東芝、他各社
NEC PC-98NX シリーズ
NEC PC-9821 シリーズ(ハーフピッチ 36 ピン) PRCB5N *1
DOS/V 仕様機 PRCB4N
EPSON PC シリーズNOTE 市販品(ハーフピッチ
20 ピン)をご使用く ださい。
PC-9801 シリーズデスクトップ(14 ピン) #8238 *1*2
PC-9801 シリーズ NOTE(ハーフピッチ 20 ピン)
市販品(ハーフピッチ 20 ピン)をご使用く ださい。
*1
*1*2
p
NEC PC-98LT/DO シリーズとは接続できません。
NEC PC-9801LV/LX/LS/NシリーズはNEC製の専用ケーブルを使用してくだ
さい。 富士通 FM/R、FM TOWNS は富士通製の専用ケーブルを使用してください。
推奨ケーブル以外のケーブル、プリンタ切替機、ソフトウェアのコピー防止
のためのプロテクタ(ハードウェアキー)などを、コンピュータとプリンタ の間に装着すると、プラグアンドプレイやデータ転送が正常にできない場合 があります。
プリンタの準備 −
34
[電源]スイッチをオフにします。
A
プリンタの[電源]スイッチとコンピュータの[電源]スイッチがオフになっている ことを確認します。
インターフェイスケーブルをプリンタに接続します。
B
インターフェイスケーブルをプリンタ背面のインターフェイスコネクタにしっかり差 し込み、左右のコネクタ金具を内側に倒して固定します。
*
ケーブルに FG 線(グランド線) 取り付けネジで接続します。
*FG(グランド)線:プリンタとコンピュータとの間の電位差をなくし、動作を安定させるために接続する線の
こと。
もう一方のコネクタをコンピュータのコネクタに差し込みます。
C
以上でコンピュータとの接続は終了です。
が付いているときは、コネクタの近くにある FG 線
次にご利用の環境に応じてコンピュータの準備をします。
本書 36 ページ「環境ごとのセットアップ方法」
s
プリンタの準備 −
35

環境ごとのセットアップ方法

プリンタをコンピュータに接続しただけではプリンタを正しく使用することはできま せん。コンピュータにインストールされているオペレーティングシステムやアプリ ケーションソフト側で使用するプリンタを設定し、ソフトウェア的にプリンタをコン ピュータに認識させる必要があります。

Windows でお使いの場合

Windows 3.1/95(98/Me)/2000 で使用する場合は、本機に添付の EPSON プリン タドライバ・ユーティリティ CD-ROM に収録されているプリンタドライバをインス トールしてください(Windows 98/Me は、Windows 95 用のプリンタドライバを代 用することが可能)。前述以外の Windows で使用する場合は、OS に標準搭載されて いるプリンタドライバをインストールしてください。 インストール方法については、以下のページを参照してください。
本書 39 ページ「Windows でのセットアップ」
s
印刷の条件は、お使いのアプリケーションソフトあるいはプリンタドライバで設定し ます。
本書 52 ページ「プリンタドライバの設定」
s

DOS 環境

DOS 環境でお使いの場合、プリンタドライバなどのソフトウェアを別途インストール する必要はありません。お使いの DOS アプリケーションソフト上でプリンタ名を選択 して印刷を実行します。印刷の条件は、アプリケーションソフト上またはプリンタの ディップスイッチで設定します。
本書 128 ページ「ディップスイッチでの設定」
s
国内ソフトフェアでの設定
次の表の中の複数のプリンタが設定画面に表示されるときは、優先順位の高いプリン タを選択してください。
優先順位 プリンタ名
1 VP-870
2 ESC/P24-J84
3 VP-850
4 ESC/P24-J83
5 VP-800
プリンタの準備 −
36
用紙のページ先頭位置はソフトウェア上で選択したプリンタ名によってこ
p
ソフトウェア上に前ページの表のプリンタ名がないときには、次の表から選択します。
優先順位 プリンタ名
1 VP-135K (PC)
2 VP-130K (PC Ⅱ )
3 VP-130K (PC)
4 PC-PR201H
p
海外ソフトフェアでの設定
次の優先順位に従ってプリンタ名を選択してください。
優先順位 プリンタ名
1 LQ-850
2 LQ-510
3 LQ-800
4 LQ-1500
となります。
本書 116 ページ「用紙位置の微調整 」
s
表中のプリンタ名を選択しても正しく印刷できないときは、プリンタ設定値
の[ESC/P スーパー機能]を[OFF]に設定してください。
本書 128 ページ「ディップスイッチでの設定 」
s
表中の 4 機種の中からプリンタを選択したときは、プリンタ設定値の[ESC/
P スーパー機能]の設定が[ON]になっていることを確認してください。
本書 128 ページ「ディップスイッチでの設定 」
s
用紙の給紙位置はソフトウェアで選択したプリンタによって異なります。
p
エプソンの 9 ピンプリンタ(EX、FX、RX、MXシリーズなど)は選択しない でください。
用紙のページ先頭位置はソフトウェア上で選択したプリンタ名によってこ となります。
s
本書 116 ページ「用紙位置の微調整 」
プリンタ設定値の[ESC/P スーパー機能]は[OFF]に、[文字コード表]は
[拡張グラフィックス]に設定してください。
s
本書 128 ページ「ディップスイッチでの設定 」
プリンタの準備 −
37

Windows からの印刷

● Windows でのセットアップ ..................................39
● 印刷手順 ...........................................................49
● プリンタドライバの設定 .......................................52
● 印刷の中止方法................................................... 62
● プリンタを共有するには .......................................63
● プリンタ接続先の設定 ..........................................80
Windows からの印刷 −
38

Windows でのセットアップ

ここではプリンタドライバのインストール手順について説明します。
Windows 3.1/95(98/Me)/2000 をお使いで、3.5 インチのフロッピーディスク
p

システム条件の確認

プリンタドライバの動作条件
対象 OS および空きハードディスクの最低条件は以下の通りです。
*
対象 OS
空きハードディスク Windows 3.1:10MB 以上
* 各 OS の必要条件を満たしていること。
Windows 3.1/95(98/Me)/2000でお使いの場合は、同梱の CD-ROM に収録されているプリンタドライ バをインストールしてください(Windows 98/Me は Windows 95 のプリンタドライバを代用することが 可能)。前述以外の Windows をお使いの場合は、OS に標準搭載されているプリンタドライバをインストー ルしてください。
p
からインストールする場合は、以下のページを参照してください。
本書 217 ページ「フロッピーディスクについて」
s
Windows 3.1/95/98/Me/NT3.51/NT4.0/2000/XP
Windows NT3.51:20MB 以上 Windows 95(98/Me)/NT4.0/2000/XP:50MB 以上
本機は ECP モード、EPP モードには対応しておりません。お使いのコンピュー タが ECP モードになっている場合は、BIOS の設定をノーマルモードまたはス タンダードモードに変更してください。変更方法については、お使いのコン ピュータの取扱説明書を参照してください。
Windows からの印刷 −
39
本機を使用するために必要なプリンタドライバをインストールします。 インストールの方法はお使いの環境によって異なります。
本書 40 ページ「Windows 3.1 の場合」
s
本書 43 ページ「Windows NT3.51 の場合」
s
本書 44 ページ「Windows 95(98/Me)/NT4.0/2000 でのインストール」
s
本書 47 ページ「Windows XP の場合」
s
Windows 3.1 の場合
プリンタの電源がオフになっていることを確認します。
A
コンピュータの電源をオンにし、Windows を起動します。
B
お使いのパソコン独自のメニュー画面が表示される場合は、お使いのパソコン
p
メインウィンドウ内の[コントロールパネル]アイコンをダブルクリックします。
C
ダブルクリック します
の取扱説明書を参照し、プログラムマネージャを表示してください。
[プリンタ]アイコンをダブルクリックします。
D
ダブ ル クリ ック します
Windows からの印刷 −
40
[組み込み]ボタンをクリックします。
E
クリックします
EPSON プリンタドライバ・ユーティリティ CD-ROM をコンピュータにセットしま
F
す。
[参照]ボタンをクリックします。
G
クリックします
[ドライブ]で EPSON プリンタドライバ・ユーティリティCD-ROM をセットしたド
H
ライブを選択し、[ディレクトリ]で[WIN31]フォルダをクリックして[OK]ボタ ンをクリックします。
②クリックして
①選択して
③クリックします
Windows からの印刷 −
41
「EPSON ESC/P24(80)」をクリックし、[OK]ボタンをクリックします。
I
①クリックして
OS のセットアップディスクまたはインストールディスクの[ディスクの挿入]
p
[終了]ボタンをクリックします。
J
メッセージが表示された場合は、OS のインストールディスクを コンピュータ にセットし、[OK]ボタンをクリックして画面の指示に従ってください。
②クリックします
クリックします
以上ですべてのセットアップは終了です。
Windows からの印刷 −
42
Windows NT3.51 の場合
プリンタの電源がオフになっていることを確認します。
A
コンピュータの電源をオンにし、Windows を起動します。
B
お使いのパソコン独自のメニュー画面が表示される場合は、お使いのパソコン
p
メインウィンドウ内の[プリントマネージャ]アイコンをダブルクリックします。
C
ダブルクリック します
[プリンタ]メニューから[プリンタの作成]をクリックします。
D
クリックします
の取扱説明書を参照し、プログラムマネージャを表示してください。
[プリンタ名]を入力し、お使いのプリンタのプリンタドライバを選択して[OK]ボ
E
タンをクリックします。
①入力して
②選択して
OS のセットアップディスクまたはインストールディスクの[ディスクの挿入]
p
給紙方法や用紙サイズを選択する画面が表示されたら、使用する給紙方法、用紙に合
F
わせて設定し、[OK]ボタンをクリックします。
以上ですべてのセットアップは終了です。
メッセージが表示された場合は、OS のインストールディスクを コンピュータ にセットし、[OK]ボタンをクリックして画面の指示に従ってください。
③クリックします
Windows からの印刷 −
43
Windows 95(98/Me)/NT4.0/2000 でのインストール
①選択して
②クリックします
プリンタの電源がオフになっていることを確認します。
A
コンピュータの電源をオンにし、Windows を起動します。
B
Windows NT4.0/2000 の場合は管理者権限(Administrators グループ)のある
p
[スタート]ボタンをクリックし、[設定]にカーソルを合わせ[プリンタ]をクリッ
C
クします。
ユーザーとしてログオンする必要があります。 Windows 2000 環境でお使いの場合は、EPSON プリンタドライバ・ユーティ
リティCD-ROM からプリンタドライバをインストールすることができます。 EPSON プリンタドライバ・ユーティリティCD-ROM をコンピュータにセッ トして、以下の画面が表示されたら[ソフトウェアのインストール]を選択 して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
Windows からの印刷 −
44
[プリンタの追加]アイコンをダブルクリックします。
D
プリンタの追加ウィザードが起動します。
ダブルクリックします
この後は、画面の指示に従ってプリンタドライバをインストールします。 Windows NT4.0 は、OS に標準搭載されているプリンタドライバを選択してください。
Windows 95(98/Me)/2000 は、EPSON プリンタドライバ・ユーティリティ CD­ROM の以下のフォルダに収録されています。
セット先
ドライブ例
D ドライブ D:¥WIN95 D:¥WIN2000
E ドライブ E:¥WIN95 E:¥WIN2000
* Windows 98/Me は Windows 95 用プリンタドライバを代用することが可能。
Windows 95
(Windows 98/Me)
*
Windows 2000
Windows 95(98/Me)/2000 は、以下のプリンタを選択します。
Windows 95
(Windows 98/Me)
選択するプリンタ名 EPSON ESC/P24(80)
*「EPSON ESC/P24(80)」が表示されない場合は「EPSON VP-870」を選択してください。
*
Windows 2000
EPSON VP-870
再起動を促すメッセージが表示された場合は、Windows を再起動してください。
Windows からの印刷 −
45
p
クリック します
<例> Windows 98 Second Edition の場合
①半角で入力して
② クリック
します
<例>
Windows 2000 をお使いの場合は、[デジタル署名が見つかりませんでした]
などのダイアログが表示されることがあります。この場合は[はい]をク リックして、そのままインストールを進めてください。本機に添付のプリン タドライバであれば問題なくお使いいただけます。 オペレーティングシステム(OS)のセットアップディスクまたはインストー
ルディスクの CD-ROM(または FD)を要求する画面が表示された場合は、 画面に従って以下の手順でインストールを進めてください。
オペレーティングシステム(OS)のセットアップディスクまたはインストー
A
ルディスクの CD-ROM(またはFD)をコンピュータにセットし、[OK]ボ タンをクリックします。
B
以下の画面が表示されたら、セットした CD-ROM(またはFD)のドライブ
名とディレクトリ名を半角文字で入力して、[OK]ボタンをクリックします。
C
画面の指示に従ってインストールを進めてください。
以上ですべてのセットアップは終了です。 Windows での印刷についての詳細は、以下のページを参照してください。
s
本書 49 ページ「印刷手順」
Windows からの印刷 −
46
Windows XP の場合
プリンタの電源がオフになっていることを確認します。
A
コンピュータの電源をオンにし、Windows を起動します。
B
管理者権限(Administrators グループ)のあるユーザーとしてログオン する必
p
[ スタート ] ボタンをクリックし、[コントロールパネル]をクリックします。
C
[コントロールパネル]の[プリンタとその他のハードウェア]をクリックし、[プリ
D
ンタを追加する]をクリックします。
プリンタの追加ウィザードが起動します。
要があります。
①クリックして
②クリックします
Windows からの印刷 −
47
次の画面が表示された場合は、[プリンタと FAX]アイコンをダブルクリック
ダブルクリックします
p
この後は、画面の指示に従って、OS に標準搭載されているプリンタドライバをインス トールしてください。 再起動を促すメッセージが表示された場合は、Windows を再起動してください。 以上ですべてのセットアップは終了です。 Windows での印刷についての詳細は、以下のページを参照してください。
本書 49 ページ「印刷手順」
s
します。
Windows からの印刷 −
48

印刷手順

ここでは、Windows (Windows 3.1/NT3.51 を除く)に添付のワードパッドを例に、 基本的な印刷手順について説明します。印刷の手順はお使いのアプリケーションソフ トによって異なります。詳細は各アプリケーションソフトの取扱説明書を参照してく ださい。
ワードパッドを起動します。
A
Windows の[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム ](または[すべてのプロ グラム])にカーソルを合わせ、さらに[アクセサリ]にカーソルを合わせ[ワード パッド]をクリックします。 すでに存在するファイルを印刷する場合は、ファイルをダブルクリックして、アプリ ケーションソフトを起動し、 Dに進みます。
[ファイル]メニューから[ページ設定]を選択します。
B
[ページ設定]ダイアログで印刷する用紙のサイズや余白などについて設定します。
①クリックして
p
プリンタドライバはインストールされていますか?インストールされていない 場合は、以下のページを参照してプリンタドライバをインストールしてくださ い。
本書 40 ページ「プリンタソフトウェアのインストール」
s
②クリックします
Windows からの印刷 −
49
印刷する用紙サイズや余白、印刷の向きについて設定して、[OK]ボタンをクリック
C
します。
印刷するデータを作成します。
D
[ファイル]メニューから[印刷]をクリックします。
E
①クリックして
②クリックします
クリックします
お使いの機種が選択されていることを確認し、[プロパティ]ボタンをクリックします。
F
プリンタドライバを設定する必要がなければ、[OK]ボタンをクリックして印刷を実 行します。
②クリックします
①確認して
設定する必要がなければクリックして 印刷を実行してください。
Windows からの印刷 −
50
各項目を設定して[OK]ボタンをクリックします。
G
通常は、[用紙]ダイアログの各項目を設定するだけで正常に印刷できます。
本書 54 ページ「プリンタドライバの設定項目」
s
①設定して
②クリックします
[用紙サイズ]はアプリケーションソフトで設定した用紙サイズと合わせます。
p
[OK]ボタンをクリックします。
H
印刷データがプリンタに送られ、印刷が始まります。
クリックします
以上で印刷の操作は終了です。
Windows からの印刷 −
51

プリンタドライバの設定

Windows 3.1/NT3.51 のプリンタドライバ の詳細については、プリンタド ライ
p

プリンタドライバの設定方法

印刷に関する各種の設定は、プリンタドライバのプロパティを開いて変更します。プ ロパティの開き方は 2 通りあります。開き方によって設定できる項目が異なります。
<例> Windows 98 でアプリケーションソフト
から開いた場合
アプリケーションソフトからの開き方
通常の印刷時は、この方法で設定します。アプリケーションソフトからプリンタドラ イバを開く方法は、アプリケーションによって異なります。標準的な方法は、[ファイ ル]メニューから[印刷]をクリックして[印刷]ダイアログを表示させ、[プロパ ティ]ボタンをクリックします。
バのヘルプを参照してください。
<例> Windows 98 で[プリンタ]フォルダから
開いた場合
Windows からの印刷 −
52
[プリンタ]/[プリンタと FAX]フォルダからの開き方
[プリンタ](Windows XP の場合は[プリンタと FAX])フォルダでは、コンピュー
タにインストールされているプリンタの設定・管理と新しいプリンタの追加が実行で きます。
Windows の[スタート]メニューから[プリンタ]/[プリンタと FAX]フォルダを
A
開きます。
お使いの機種のアイコンを右クリックしてから、Windows 95/98/Me の場合は[プ
B
ロパティ]を、Windows NT4.0 の場合は[ドキュメントの既定値]または[プロパ ティ]を、Windows 2000/XP の場合は[印刷設定]または[プロパティ]と表示さ れるダイアログで[詳細設定]ボタンをクリックします。
[プリンタ](または[プリンタと FAX])フォルダでのプリンタドライバの設
p
Windows 95/98/Me/NT4.0/2000 の場合
[スタート]ボタンをクリックして[設定]にカーソルを合わせ、[プリンタ]をク
リックします。 Windows XP の場合
①[スタート]ボタンをクリックして[コントロールパネル]をクリックします。
[スタート]メニューに[プリンタとFAX]が表示されている場合は、[プリン
タとFAX]をクリックして、 Bへ進みます。 ②[プリンタとその他のハードウェア]をクリックします。 ③[プリンタとFAX]をクリックします。
定値は、アプリケーションソフトからプリンタドライバを開いた際の初期値に
なります。
p
プリンタドライバの設定項目の詳細については、以下のページを参照してく
ださい。
本書 54 ページ「プリンタドライバの設定項目」
s
Windows NT4.0/2000/XP の給紙装置を[自動選択]に設定して、プッシュト
ラクタまたはカットシートフィーダを使用する場合は、[デバイスの設定]ダ イアログでそれぞれの給紙方法に対して使用する用紙サイズを設定しない と給紙できません。[デバイスの 設定]ダ イアロ グは[プリ ンタ](また は
[プリンタと FAX])フォルダで本機のアイコンを右クリックし[プロパティ]
をクリックすると表示されます。
Windows からの印刷 −
53

プリンタドライバの設定項目

印刷を実行する前に、給紙方法、用紙サイズなどお使いのプリンタ固有の機能をプリ ンタドライバで設定します。
Windows 3.1/NT3.51 のプリンタドライバ の詳細については、プリンタド ライ
p
用紙サイズ、給紙方法の設定
用紙サイズや給紙方法の設定は、次の画面で行います。
Windows 95(98/Me)
バのヘルプを参照してください。
Windows NT4.0
[ページ設定]ダイアログ
① ③
Windows からの印刷 −
54
Windows 2000/XP
[レイアウト]ダイアログ
[用紙 / 品質]ダイアログ
[詳細オプション]ダイアログ
クリックして表示します
Windows からの印刷 −
55
① 用紙サイズ
折り畳み長
用紙幅 10インチ
ページ
長
約4.5インチ
アプリケーションソフトで設定した印刷データの用紙サイズを選択します。作成した 文書のサイズとプリンタドライバ上の用紙サイズは、必ず一致させてください。サイ ズが異なる場合、アプリケーションソフトによっては、間違ったサイズで印刷される ことがあります。
用紙サイズの詳細を表しています
印刷したい連続紙の用紙サイズ(用紙幅)が登録されていない場合は、ページ長が同 じものを選択してください。同じものがない場合は、ユーザー定義サイズで登録して ください。
本書 60 ページ「用紙サイズ(ユーザー定義サイズ)の登録方法」
s
「連続紙 10 × 4 1/2inch」とは、以下の状態のことを示します。
p
上記の選択肢は「ページ長が約 4.5 インチ」であることを示しますので、用紙 の折り畳み長や、折り畳み枚数の単位が異なっても設定できます。
「10× 4 1/2inch 連続紙」などの帯分数は、「4 + 1/2 インチ」のページ長である
ことを示します。
4 インチ未満で折り畳まれた連続紙を使用すると紙送り精度に影響します。 連続紙のページ長が 4 インチ未満の場合は、複数ページ毎に折り畳まれ、折 り畳み長が 4 インチ以上の連続紙を使用してください。
② 印刷の向き
印刷する方向を縦・横のどちらかをクリックして選択します。 使用するアプリケーションソフトによっては、アプリケーションソフトの設定が優先 されます。
Windows からの印刷 −
56
③ 給紙方法
給紙方法一覧から、用紙の給紙方法(装置)を選択します。
手差し 単票紙をプリンタの用紙ガイドから手差し給紙する場合に選択します。
プッシュトラクタ /プルトラクタ / トラクタフィーダ
カットシートフィーダ / ビン #1 単票紙をカットシートフィーダ A から給紙する場合に選択します。
カットシートフィーダ / ビン #2 単票紙をカットシートフィーダ B から給紙する場合に選択します。
自動選択
(Windows NT4.0/2000/XP のみ)
Windows NT4.0/2000/XP の給紙装置を[自動選択]に設定して、プッシュトラ
p
クタまたはカットシートフィーダを使用する場合は、[デバイスの設定]ダイア ログでそれぞれの給紙方法に対して使用する用紙サイズを設定しないと給紙で きません。[デバイスの設定]ダイアログは[プリンタ](または[プリンタと FAX])フォルダで本機のアイコンを右クリックし[プロパティ]をクリックす ると表示されます。
連 続紙をプッ シュトラク タまたはプ ルトラクタ を使用して 給紙する場 合 に選択します。
[プリンタ]/[プリンタとFAX]フォルダでのプリンタドライバで設定さ
れている給紙方法に従います。
④ ページの順序(Windows 2000/XP のみ)
印刷するページの順序を選択します。
最初のページから順番に印刷します。
最後のページから順番に印刷します。
⑤ シートごとのページ(Windows 2000/XP のみ)
1 枚の用紙に何ページ分を印刷するかを指定します。たとえば、1 を指定すると、1 枚 の用紙に 1 ページが印刷され、2 を指定すると 1 枚の用紙に 2 ページ分が並べて印刷 されます。
⑥ 部数(Windows 2000/XP のみ)
印刷する部数を指定します。2 部以上印刷するときは、部単位で印刷するかどうかを指 定できます。部単位で印刷する場合は、1 部ごとに連続したページが印刷されます。部 単位で印刷しない場合は、ページごとに部数分ずつ印刷します。
Windows からの印刷 −
57
グラフィックス、印刷品質の設定
グラフィックイメージの印刷に関する設定は、以下の画面で行います。
Windows 95(98/Me)
[グラフィックス]ダイアログ [デバイスオプション]ダイアログ
Windows NT4.0
Windows 2000/XP
[用紙 / 品質]ダイアログ
[詳細]ダイアログ
[詳細オプション]ダイアログ
Windows からの印刷 −
58
① 解像度または印刷品質
グラフィックイメージの出力解像度(細かさ)を選択します。 解像度は、水平解像度×垂直解像度で示しています。解像度は dpi
*
で表し、数字が大 きくなるほど解像度は高くなります。 一般に解像度が高い方が高品質のグラフィックを印刷できますが、印刷時間は長くな ります。
* dpi(Dots Per Inch):1 インチ当たりのドット数
② ディザリング(Windows 95(98/Me)のみ)
グラフィックイメージの細かさを設定します。ディザリング処理をすることで、グレー スケールや中間色を疑似的に表現できます。
なし ディザリング処理をしません。グレース ケールや中間色を表現できませんので、濃淡や色
調のない画面になります。
粗く 粗い ディザパターンイメ ージを用いて処理しま す。粗くして印刷した紙 をコピーすると、
中間色が つぶれて真っ黒になってしまいますので、コピーを取る場合はデ ィザリングは [ 粗く ] にしないことをお勧めします。
細かく 細かいディザパターンイメージを用いて処理します。
ラインアート 黒、白、グレー階調の間にくっきりとした境 目があるグラフィックスを印刷するときに適
しています。
誤差拡散法 写真のような無段階に階調 ( 色調 ) が変化する画像に適した処理です。細かい微妙な部分
まで表現できるようになります。
③ 濃度(Windows 95(98/Me)のみ)
グラフィックスの明暗を増減するときに使用します。印刷を薄くするときは[明]の 方向へ、印刷を濃くするときは[暗]の方向へスクロールバーのつまみをドラックす るか、つまみの左右をクリックします。
④ 印刷品質
「漢字高品質(正式文書)」または「漢字高速印字(ドラフト)」のどちらかを選択します。 「漢字高速印字(ドラフト)」印刷よりも「漢字高品質(正式文書)」の方が表現力のあ
る高品質な印刷結果になりますが、印刷時間は長くなります。
Windows からの印刷 −
59

用紙サイズ(ユーザー定義サイズ)の登録方法

[用紙サイズ]リストにあらかじめ用意されていない用紙サイズを[ユーザー定義サイ
ズ]として独自に登録することができます。
Windows 3.1/NT3.51 のプリンタドライバ の詳細については、プリンタド ライ
p
Windows 95/98/Me の場合
プリンタドライバの[用紙]ダイアログを開き、[用紙サイズ]リストから[ユーザー
A
定義サイズ]を選択します。
バのヘルプを参照してください。
選択します
登録したい[用紙幅]と[用紙長さ]を入力してから、[OK]ボタンをクリックします。
B
数値の単位は、[0.1 ミリ]または[0.01 インチ]のどちらかを選択できます。
①入力して
②クリックします
Windows からの印刷 −
60
Windows NT4.0/2000/XP の場合
[プリンタ](または[プリンタとFAX])フォルダ内の本機のアイコンをクリックして
A
から [ ファイル ] メニューの [ サーバーのプロパティ ] を選択します。
②クリックして
③クリックします
[新しい用紙を作成する]チェックボックスをチェックしてから、以下の項目を設定し
B
ます。
用紙の説明:テキストボックスに登録する用紙の名称を入力します。ここで入力した
名称がユーザー定義の用紙サイズの名称になり、プリンタドライバの[用 紙サイズ]一覧に表示されます。
寸法: 単位と用紙サイズを設定します。
①クリックして
①クリックして
入力が終了したら、[用紙の保存]または[OK]ボタンをクリックします。
C
Windows からの印刷 −
②設定します
61

印刷の中止方法

プリンタの[印刷可]スイッチを押します。
A
印刷可ランプが消灯し、印刷不可状態になります。
画面右下のタスクバー上のプリンタアイコンをダブルクリックします。
B
削除する印刷データをクリックして[ドキュメント]メニューの[印刷中止]または
[キャンセル]をクリックします。
ダブルクリックします
②クリックします①クリックして
押します
Windows からの印刷 −
62

プリンタを共有するには

Windows(Windows 3.1/NT3.51 を除く)の標準ネットワーク環境でプリンタを共有 する方法を説明します。
Windows のネットワーク環境では、コンピュータに直接接続したプリンタを、ほかの コンピュータから共有することができます。特別なネットワークインターフェイス カードやプリントサーバ機器を使用しないで、Windows の標準ネットワーク機能を利 用します。この接続方法をピアトゥピア接続と呼びます。
Win Win
プリントサーバ
プリンタを直接接続するコンピュータは、プリンタの共有を許可するプリントサーバ の役割をはたします。ほかのコンピュータはプリントサーバに印刷許可を受けるクラ イアントになります。クライアントは、プリントサーバを経由してプリンタを共有す ることになります。
ここでは、プリンタを共有させるためのプリントサーバの設定方法を説明します。お 使いの Windows に応じた設定手順に従ってください。
s
本書 64 ページ「プリントサーバの設定(Windows 95/98/Me)」
s
本書 68 ページ「プリントサーバの設定(Windows NT4.0/2000/XP)」
クライアントの設定方法については、以下のページを参照してください。
s
本書 69 ページ「クライアントの設定」
以下の設定方法は、ネットワーク環境が構築されていること、プリントサー
p
バとクライアントが同一ネットワーク管理下にあること、プリンタを使用す るすべてのコンピュータにプリンタドライバがインストールされているこ とが前提となります。 同梱 CD-ROM に収録されているプリンタドライバを使用する Windows 95/
2000 と、OS 標準搭載のプリンタドライバを使用する Windows NT4.0/XP が 混在する環境の場合、各プリンタドライバの用紙仕様などが異なるためサー バとクライアント間でデータの受け渡しが正しく行えない場合があります。 画面は Microsoft ネットワークの場合です。
クライアント
Win
クライアントHUB(ハブ)
Win
クライアント
Windows からの印刷 −
63

プリントサーバの設定(Windows 95/98/Me)

Windows 95/98/Me でプリントサーバを設定する場合は、以下の手順に従ってくださ い。
[スタート]ボタンをクリックして、カーソルを[設定]に合わせ、[コントロールパ
A
ネル]をクリックします。
[ネットワーク]アイコンをダブルクリックします。
B
[ファイルとプリンタの共有]ボタンをクリックします。
C
ダブルクリックします
クリックします
Windows からの印刷 −
64
[プリンタを共有できるようにする]のチェックボックスをクリックしてチェックマー
D
クを付け、[OK]ボタンをクリックします。
①クリックして
②クリックします
[OK]ボタンをクリックします。
E
クリックします
OS のセットアップディスクまたはインストールディスクの[ ディスクの挿
p
入]メッセージが表示された場合は、Windows 95/98/Me の CD-ROM をコン ピュータにセットし、[OK]ボタンをクリックして画面の指示に従ってくだ さい。
再起動を促すメッセージが表示された場合は、コンピュータを再起動してく ださい。その後、 Aの手順でコントロールパネルを開いて Fから設定して ください。
Windows からの印刷 −
65
コントロールパネル内の[プリンタ]アイコンをダブルクリックします。
F
ダブルクリックします
お使いのプリンタのアイコンをクリックして、[ファイル]メニュ ーの[共有]を ク
G
リックします。
②クリックして
③クリックします
①選択して
Windows からの印刷 −
66
[共有する]を選択して、[共有名]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
H
必要に応じて、[コメント]と[パスワード]を入力します。
①選択して
②入力して
③クリックします
エラーが発生する場合がありますので共有名には□(スペース)や−(ハイフ
p
これでプリンタを共有させるためのプリントサーバの設定が完了しました。各クライ アント側でも設定が必要ですので、以下のページを参照して設定ください。
s
本書 69 ページ「クライアントの設定」
ン)を使用しないでください。
Windows からの印刷 −
67

プリントサーバの設定(Windows NT4.0/2000/XP)

どちらかを選択 します
Windows NT4.0/2000/XP のプリントサーバを設定する場合は、以下の手順に従って ください。
Windows の[スタート]メニューから[プリンタ]/[プリンタと FAX]フォルダを
A
開きます。
Windows NT4.0/2000 の場合
[スタート]ボタンをクリックして[設定]にカーソルを合わせ、[プリンタ]をク
リックします。
Windows XP の場合
①[スタート]ボタンをクリックして[コントロールパネル]をクリックします。
[スタート]メニューに[プリンタと FAX]が表示されている場合は、[プリンタと
FAX]をクリックして、 Bへ進みます。 ②[プリンタとその他のハードウェア]をクリックします。 ③[プリンタと FAX]をクリックします。
お使いの機種のアイコンを右クリックして、[共有]をクリックします。
B
①右クリックして
②クリックします
p
Windows XP で以下のダイアログが表示された場合は、どちらかを選択し、画 面の指示に従ってプリンタ共有の準備をします。
Windows からの印刷 −
68
[共有する]/[このプリンタを共有する]を選択して、[共有名]を入力し、[OK ]ボ
C
タンをクリックします。
①選択して
③クリックします
エラーが発生する場合がありますので共有名には□(スペース)や−(ハイ
p
これでプリンタを共有させるためのプリントサーバの設定が完了しました。次に、各 クライアント側で設定してください。
s
本書 69 ページ「クライアントの設定」
フン)を使用しないでください。
[代替ドライバ]/[ほかのバージョンのWindows のドライバ]は選択しない
でください。
②入力して

クライアントの設定

Windows NT4.0/ 2000/XP の場合、管理者権限のあるユーザー( Administrators)
p
でログオンする必要があります。
Windows 95/98/Me クライアントでの設定
Windows 95/98/Me が稼働するクライアントを設定する場合は、以下の手順に従って ください。
Windows の[スタート]ボタンをクリックし、[設定]にカーソルを合わせ[プリン
A
タ]をクリックします。
Windows からの印刷 −
69
[プリンタの追加]アイコンをダブルクリックし、[次へ]ボタンをクリックします。
B
クリックします
[ネットワークプリンタ]を選択してから、[次へ]ボタンをクリックします。
C
①クリックして
②クリックします
[参照]ボタンをクリックします。
D
ご利用のネットワーク構成図が表示されます。
クリックします
入力欄に以下の書式で直接入力(半角文字)することもできます。 ¥¥ 目的のプリンタが接続されているコンピュータ名 ¥ 共有プリンタ名
Windows からの印刷 −
70
プリンタが接続されているコンピュータ(またはサーバ)の[+]をクリックし、ネッ
E
トワークプリンタの名前をクリックして[OK]ボタンをクリックします。
<例>
①クリックして
プリンタが接続されているコンピュータ(またはサーバ)が、プリンタの名称
p
[次へ]ボタンをクリックします。
F
p
を変更している場合があります。ご利用のネットワークの管理者にご確認くだ
さい。
すでにプリンタドライバをインストールしている場合は、既存のプリンタドラ イバを使用するか、新しいプリンタドライバを使用するか選択する必要があり ます。選択を促すダイアログが表示されたら、画面の指示に従って選択してく ださい。
②クリックして
③クリックします
クリックします
この後は、77 ページの Eに進みます。
Windows NT4.0 クライアントでの設定
Windows NT4.0 が稼働するクライアントを設定する場合は、以下の手順に従ってくだ さい。
Windows の[スタート]ボタンをクリックし、[設定]にカーソルを合わせ[プリン
A
タ]をクリックします。
Windows からの印刷 −
71
[プリンタの追加]アイコンをダブルクリックします。
B
[ネットワークプリンタサーバ]を選択してから、[次へ]ボタンをクリックします。
C
①クリックして
②クリックします
プリンタが接続されているコンピュータ(またはサーバ)をクリックし、ネットワー
D
クプリンタの名前をクリックして[OK]ボタンをクリックします。
③クリックします
①プリンタを接続して
いるコンピュータ
(またはサーバ)を
ダブルクリックして
入力欄に以下の書式で直接入力(半角文字)することもできます。  ¥¥ 目的のプリンタが接続されているコンピュータ名 ¥ 共有プリンタ名
プリンタが接続されているコンピュータ(またはサーバ)が、プリンタの名
p
この後は、77 ページの Eに進みます。
称を変更している場合があります。ご利用のネットワークの管理者にご確認 ください。 すでにプリンタドライバをインストールしている場合は、既存のプリンタド
ライバを使用するか、新しいプリンタドライバを使用するか選択する必要が あります。選択を促すダイアログが表示されたら、画面の指示に従って選択 してください。
②プリンタをクリックして
Windows からの印刷 −
72
Windows 2000/XP クライアントでの設定
クリック します
Windows 2000/XP が稼働するクライアントを設定する場合は、以下の手順に従って ください。
Windows の[スタート]メニューから[プリンタ]/[プリンタと FAX]フォルダを
A
開きます。
Windows 2000 の場合
[スタート]ボタンをクリックして[設定]にカーソルを合わせ、[プリンタ]をク
リックします。
Windows XP の場合
①[スタート]ボタンをクリックして[コントロールパネル]をクリックします。
[スタート]メニューに[プリンタと FAX]が表示されている場合は、[プリンタと
FAX]をクリックして、 Bへ進みます。 ②[プリンタとその他のハードウェア]をクリックします。 ③[プリンタと FAX]をクリックします。
p
Windows XP の場合は[プリンタとその他のハードウェア]画面で[プリンタ を追加する]をクリックしてプリンタの追加ウィザードを起動することもでき ます。起動後最初に表示された[プリンタの追加ウィザードの開始]画面で[次 へ]をクリックして、 Cへ進んでください。
Windows からの印刷 −
73
プリンタの追加ウィザードを起動します。
B
Windows 2000 の場合
①[プリンタの追加]アイコンをダブルクリックします。
ダブルクリックします
②[プリンタの追加ウィザードの開始]画面で[次へ]ボタンをクリックします。
Windows XP の場合
①[プリンタのタスク]の[プリンタのインストール]をクリックします。
クリックします
②[プリンタの追加ウィザードの開始]画面で[次へ]ボタンをクリックします。
Windows からの印刷 −
74
使用する共有プリンタを探します。
C
Windows 2000 の場合
①[ネットワークプリンタ]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。
①クリックして
②クリックします
②[プリンタ名を入力するか[次へ]をクリックしてプリンタを参照します]が選択さ
れていることを確認して、[次へ]ボタンをクリックします。
①確認して
p
②クリックします
入力欄に以下の書式で直接入力(半角文字)することもできます。  ¥¥ 目的のプリンタが接続されているコンピュータ名 ¥ 共有プリンタ名
ネットワーク上のプリンタの場所がわかっている場合は[名前]ボックスに直 接入力できますが、ここではわからないことを前提に説明を進めます。
Windows からの印刷 −
75
Windows XP の場合
①[ネットワークプリンタ、またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ]を
選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
①クリックして
②クリックします
②[プリンタを参照する]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
①選択して
p
②クリックします
ネットワーク上のプリンタの場所がわかっている場合は、[指定したプリンタに 接続する]をクリックして[名前]ボックスに直接入力できますが、ここでは わからないことを前提に説明を進めます。
Windows からの印刷 −
76
プリンタが接続されているコンピュータ(またはサーバ)をクリックし、ネットワー
D
クプリンタの名前をクリックして[次へ]ボタンをクリックします。
<例> Windows 2000
①クリックして
②クリックして
③クリックします
プリンタが接続されているコンピュータ(またはサーバ)が、プリンタの名
p
称を変更している場合があります。ご利用のネットワークの管理者にご確認 ください。 すでにプリンタドライバをインストールしている場合は、既存のプリンタド
ライバを使用するか、新しいプリンタドライバを使用するか選択する必要が あります。選択を促すダイアログが表示されたら、画面の指示に従って選択
してください。
[OK]ボタンをクリックします。
E
プリンタを直接接続しているコンピュータにプリンタドライバがインストール
p
されていて、そのコンピュータとお使いのコンピュータの OS が同じ場合、プ リンタドライバは自動的にインストールされ、上の画面は表示されません。ま た、以降の手順も必要ありません。
クリックします
Windows からの印刷 −
77
お使いのプリンタを選択します。
F
Windows NT4.0/XP の場合は、表示されるプリンタ一覧からお使いのプリンタ名を選 択して Jへ進みます。 Windows 95(98/Me)/2000 の場合は、以下の画面で[ディスク使用]ボタンをク リックします。 EPSONプリンタソフトウェアCD-ROMからプリンタドライバをインストールします。
クリックします
EPSON プリンタソフトウェア CD-ROM をコンピュータにセットします。
G
プリンタドライバが収録されているドライブ名とディレクトリ名を半角文字で入力し
H
て、[OK]ボタンをクリックします。
②クリックします
①半角で入力して
セット先
ドライブ例
D ドライブ D:¥WIN95 D:¥WIN2000
E ドライブ E:¥WIN95 E:¥WIN2000
* Windows 98/Me は、Windows 95 用プリンタドライバを代用することが可能。
Windows 95
(Windows 98/Me)
*
Windows 2000
以下のプリンタを選択します。
Windows 95
(Windows 98/Me)
選択するプリンタ名 EPSON ESC/P24(80) EPSON VP-870
*「EPSON ESC/P24(80)」が表示されない場合は「EPSON VP-870」を選択してください。
*
Windows 2000
Windows からの印刷 −
78
入力方法がわからない場合は、以下の手順で指定することができます。
クリックします
①選択して ②選択します
<例>
p
お使いのプリンタ名をクリックして、[次へ]ボタンをクリックします。
I
①[参照]ボタンをクリックします。
②[ドライブ]または[ファイルの場所]から[CD-ROM]のアイコンを選択
し、入力例に記載されているご利用の OS フォルダを選択します。
Windows 2000 をお使いの場合は、インストールの途中で[デジタル署名が見 つかりませんでした]というダイアログが表示されることがあります。この場 合は[はい]または[続行]ボタンをクリックして、そのままインストール作 業を進めてください。本機に添付のプリンタドライバであれば問題なくお使い いただけます。
J
①クリックして ②クリックします
この後は、画面の指示に従って設定してください。
Windows からの印刷 −
79

プリンタ接続先の設定

プリンタを接続しているコンピュータ側のポートの設定を、必要に応じて変更します。 パラレルケーブルで接続している場合は、インストール時の設定で使用できますので 変更は不要です。シリアルケーブル接続の場合は、COM ポートに設定します。
プリンタの接続先を変更すると、プリンタの機能設定が変更されることがあり
p
Windows の[スタート]メニューから[プリンタ]/[プリンタと FAX]フォルダを
A
開きます。
Windows 95/98/Me/NT4.0/2000 の場合
[スタート]ボタンをクリックして[設定]にカーソルを合わせ、[プリンタ]をク
リックします。
Windows XP の場合
①[スタート]ボタンをクリックして[コントロールパネル]をクリックします。
[スタート]メニューに[プリンタと FAX]が表示されている場合は、[プリンタと
FAX]をクリックして、 Bへ進みます。 ②[プリンタとその他のハードウェア]をクリックします。 ③[プリンタと FAX]をクリックします。
設定を変更するプリンタのアイコンを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
B
ます。プリンタの接続先を変更した場合は、必ず各機能設定を確認してくださ い。
①右クリックして
②クリックします
Windows からの印刷 −
80
[詳細]/[ポート]タブをクリックして設定を変更します。
C
変更後[OK]ボタンをクリックすると設定は終了です。
< Windows 95/98/Me の場合
< Windows 2000 の場合>
ここで説明する以外の項目については、通常設定変更する必要はありません。
② ③
p
① 印刷先のポート
プリンタを接続したポート ( インターフェイス ) を選択します。表示されるポートの種 類は、ご利用のコンピュータによって異なります。パラレルインターフェイスケーブ ルをコンピュータのポートに接続した場合は、LPT1 の設定でご使用ください。
PRN EPSON PC シリーズ /NEC PC シリーズ標準の 14 ピンプリンタポート
に接続している場合の設定です。PRN が表示されない場合は LPT1 を 選択します。
LPT 通常のプリンタポートの設定です。DOS/V シリーズなどの標準パラレ
ルプリンタポートに接続している場合は、この中の LPT1 を選択します。
COM シリアルポートに接続している場合に選択します。このポートに接続す
る場合は、シリアルポートの通信設定とプリンタの通信設定を合わせる 必要があります。
EPT EPSON プリンタでは使用しません。
FILE 印刷データをプリンタではなくファイルに出力します。
¥¥サーバ名など ¥プリンタ名など ネットワーク上のパスを指定したポートです。パスによって指定された
ネットワークプリンタに出力します。
② [ポートの追加]
新しいポートを追加したり、新しいネットワークパスを指定したりするときにクリッ クします。
③ [ポートの削除]
ポートの一覧から印刷先のポートを削除するときにクリックします。
Windows からの印刷 −
81

使用可能な用紙と給排紙

● 使用可能な用紙................................................... 83
● アジャストレバーの設定 .......................................92
● 給紙経路の設定方法 ............................................. 93
● 連続紙のセットと排紙 ..........................................94
● 単票紙のセットと排紙 ........................................120
● 連続紙(プッシュトラクタ)と単票紙の切り替え ..... 123
使用可能な用紙と給排紙 −
82

使用可能な用紙

本機では一般的な連続紙や単票紙のほかに、複写紙やラベル、ハガキなどの用紙も使 用できます。説明をよくお読みいただき正しい用紙をご使用ください。
カットシートフィーダ(オプション)で使用できる用紙の詳細については、
p

連続紙(連続複写紙)

プッシュトラクタでプリンタ前面、後方から給紙するか、プルトラクタでプリンタの
前面、底面から給紙します。
上質紙
最大 4 枚までの複写紙(オリジナル +3 枚)を使用することができます。
スプロケット穴は真円形のものを使用してください。
再生紙は一般室温環境(温度 15 〜 25 ℃、湿度 30 〜 60%)で使用してください。
* 上質紙:上質紙や事務用普通紙(複写紙などで使用するもの)を総称して表記します。
w
以下のページを併せてお読みください。
本書 141 ページ「カットシートフィーダの取り付けと使い方 」
s 給紙ミスや紙詰まりを防止するために以下の項目をご参照ください。
本書 161 ページ「用紙詰まりの予防 」
s
Windows NT3.51/NT4.0/XP でお使いの場合、OS 標準搭載のプリンタドライ
バを使用するため、使用できる用紙サイズ等に制限があり、プリンタドライ
バに表示される用紙しか使用できません。
*
、再生紙あるいは複写紙(ノンカーボン紙)を使用してください。
用紙の表面に、染み、ピンホール、汚れ、しわ、破れ、複写紙のめくれ、反
りや毛羽立ちのない連続紙を使用してください。 印字領域内に穴などの段差がないものを使用してください。
綴じ穴は、直径 5mm 以下のものをご使用ください。
項目 一枚紙 複写紙
品質 上質紙、再生紙 ノンカーボン紙、裏カーボン紙
用紙幅 101 〜254mm{4 〜 10 インチ}
折り畳み長 101 〜558.8mm{4 〜 2 2 インチ}
用紙厚 0.065 〜0.32mm
用紙連量 * 45〜 70kg
(坪量 52.3 〜 82g/m
* 連量:四方判(788x1091mm
2
2
)の用紙 1000 枚の重量を kg で表したものです。
34 〜 50kg < 1 枚当たり>
(坪量 40 〜 58.2g/m2)
使用可能な用紙と給排紙 −
83
ページ長(ミシン目から次のミシン目までの長さ)が 101.6mm{4 インチ}未
連続紙の 折り畳み長
ページ
長
p
満の場合、用紙の折り畳み長は 101.6mm{4 インチ}以上の用紙をお使いくだ さい。
連続複写紙の推奨組み合わせ
構成枚数と連量(kg)は次の表の通りです。
1P 2P 3P 4P
1 枚目 45 〜 70 50 50 43
2 枚目 43 34 34
3枚目 43 34
4目ーーー43
印字領域
以下の領域に印刷することができます。
9mm
*1
13mm以上
101〜254mm
第1文字目
最大203.2mm
印字可能領域
13mm以上
*1
9mm以上 9mm以上
用紙終端の場合
*1 用紙幅が 229.2mm より大きい場合は、余白が広くなります。
9mm
印字可能領域
使用可能な用紙と給排紙 −
84
連続複写紙の綴じ方
25.4mm(1インチ)以下
76.2mm(3インチ)以下 印字面
棒のり
金属ホチキス
棒のり綴じ
金属ホチキス シングルギャザー
紙ホチキスの折れ、めくれ
紙ホチキスの印字面への膨らみ
複写紙を使用する場合は、必ず以下の綴じ方の連続紙を使用してください。本機で最 も推奨する綴じ方は両側点のり綴じ(千鳥綴じ)です。
片側点のり綴じ(千鳥)+
片側紙ホチキス綴じ (ダブルギャザー)
名称
綴じ方
両側点のり綴じ
(千鳥綴じ)
両側紙ホチキス綴じ (ダブルギャザー)
w
ミシン目の入れ方
ミシン目のカット、アンカットの比率は約 3:1 〜 5:1 としてください。
25.4mm(1インチ)以下
76.2mm(3インチ)以下 印字面
次の綴じ方をしている用紙や、折れ、めくれ、印字面への膨らみのある用紙は 使用しないでください。
棒のり綴じ
金属ホチキス
紙ホチキス(シングルギャザー)
片側のみ綴じたもの(片側フリー)
テープホチキス
印字面
ミシン目→
印字面
縦送り方向
折れ、めくれ
3:1〜5:1
カット部
縦送り方向
印字面
縦送り方向
アンカット部
膨らみ
使用可能な用紙と給排紙 −
85
横ミシン目の両端部 A のアンカット寸法は 1mm 以上としてください。
交点アンカット
ミシン目
横ミシン目
用紙
ミシン目
A
縦ミシン目と横ミシン目との交点はカットしないでください。
縦ミシン目
A
切り込み
端面
残り1mm以上
×:交点カット ○:交点アンカット
交点カット
ミシン目
折り畳み部分のふくらみ
連続紙の折り畳み部分を平らに伸ばしたときのふくらみは、0.9mm 以下のものを使用 してください。
スプロケット穴の形状
0.9mm以下
スプロケット穴の形状は以下のような真円形のものを使用してください。
スプロケット穴の形状
スプロケット穴が次のようにずれているものは使用できません。
w
使用可能な用紙と給排紙 −
86

ラベル連続紙

ラベル紙は、プッシュトラクタでプリンタ前面から給紙するか、プルトラクタでプ
リンタの前面、底面から給紙します。プリンタ後方から給紙することはできません。 一般室温環境(温度 15 〜 25 ℃、湿度 30 〜 60%)で使用してください。
プリンタ底面または後方からラベル紙を引き抜かないでください。
使用しないときは、プリンタから取り外してください。
台紙または印字領域以外の部分には印字しないでください。
単票ラベル紙は使用できません。
ティアオフ機能は使用しないでください。
アジャストレバーを設定して印刷してください。
本書 92 ページ「アジャストレバーの設定」
s
項目 詳細
品質 上質紙
台紙用紙幅 101 〜254mm{4 〜 1 0 インチ}
台紙折り畳み長 101 〜558.8mm{4 〜 2 2 インチ}
用紙厚(台紙を含む) 0.16 〜 0.19mm(台紙0.07 〜 0.09mm)
用紙連量 55kg(坪量 68g/m
ラベル紙の種類
ラベル紙にはカストリ*なしの用紙とカストリありの用紙があります。カストリなしの 用紙を使用することをお勧めします。
台紙全体がシールに覆われているラベル紙(カストリなし)
2
ラベル
ラベル
ラベル
台紙
台紙全体がシールに覆われていないラベル紙(カストリあり)
ラベル
ラベル
ラベル
ラベル
四辺の数ヶ所に切り込みを残す
ラベル
角部に切り込みを残す
ラベルの角に R2 〜 3mm の丸みが付いているラベル紙を使用してください。
ラベル
ラベル
台紙
* カストリ:ラベル以外の粘着シールをはぎとること。
ラベル
ラベル
ラベル
ラベル
ラベル
角にR2〜R3の丸みを付ける
ラベル
使用可能な用紙と給排紙 −
87
印字領域と使用能なラベルサイズ
ラベル
(ドラム径φ27)
巻付ドラム径 :φ27mm 巻付角度   :180° 巻付時間   :24 時間 周囲温度   :40 ℃ 周囲湿度   :30%
101mm〜254mm
13mm以上
1.2mm以上
3mm以上
3mm以上
印字領域 印字領域
3mm以上
3mm以上
次の条件でめくれないラベルを使用してください。
p
63.5mm{2.5インチ}以上
第1文字目
ラベル
R2.5mm{0.1インチ}以上
23.8mm {15/16インチ}  以上
使用可能な用紙と給排紙 −
88
ハガキ
用紙ガイド(後)またはカットシートフィーダ B(オプション)から給紙します。
官製ハガキを縦長にセットして給紙する場合は、カットシートフィーダ B(オプショ
ン)を使ってください。 官製ハガキまたは通常ハガキを使ってください。
官製往復ハガキは、用紙中央に折り跡がないものを使ってください。
一般室温環境(温度 15 〜 25 ℃、湿度 30 〜 60%)で使用してください。
アジャストレバーを設定して印刷してください。
本書 92 ページ「アジャストレバーの設定」
s
項目 詳細
品質 官製ハガキ(通常ハガキ) 官製往復ハガキ
用紙幅 100mm 148mm
用紙長 148mm 200mm
用紙厚 0.22mm
100mm
8.5mm以上
3mm以上
13.5mm以上*
* ハガキ下端から 13.5mm の位置まで印字できますが、下端 22 〜 13.5mm の範囲は、紙送り制度の保証がで
きません。
第1文字目
印字可能領域
3mm以上
148mm
8.5mm以上
3mm以上
13.5mm以上*
148mm
第1文字目
印字可能領域
3mm以上
100mm
使用可能な用紙と給排紙 −
89

単票紙(単票複写紙)

用紙ガイド(前 / 後)またはカットシートフィーダ A/B(オプション)から給紙しま
す。単票複写紙は用紙ガイド(前)から給紙します。カットシートフィーダで使用 できる用紙については、以下のページを参照してください。
本書 141 ページ「カットシートフィーダの取り付けと使い方」
s
上質紙、再生紙、複写紙(ノンカーボン紙)を使用してください。
最大 4 枚までの複写紙(オリジナル +3 枚)を使用することができます。
一般室温環境(温度 15 〜 25 ℃、湿度 30 〜 60%)で使用してください。
項目 一般紙(後ろの用紙ガイド) 一般紙(前の用紙ガイド) 複写紙
品質 上質紙、普通紙、PPC 用紙、再生紙 ノンカーボン紙、
用紙幅 148〜257mm{5.8〜10.1インチ} 182 〜 257mm{7.2 〜 10.1 インチ }
用紙長 100 〜364mm
{3.9 〜 14.3 インチ }
用紙厚 0.065 〜 0.14mm 0.12 〜 0.32mm
用紙連量 45 〜 78kg(坪量 52.3 〜 90g/m
単票複写紙の推奨組み合わせ
構成枚数と連量(kg)は次の表の通りです。
1P 2P 3P 4P
1 枚目 45 〜 70 50 50 43
2 枚目 43 34 34
3枚目 43 34
4目ーーー43
148 〜 364mm {5.8 〜 14.3 インチ }
2
34 〜 5 0kg < 1 枚当たり>
裏カーボン紙
257 〜 297mm {10.1 〜 11.7インチ }
(坪量 40 〜 58.2g/m
2
使用できる定形用紙
用紙サイズ 後ろの用紙ガイド 前の用紙ガイド カットシートフィーダ
A4(210 × 297mm) 縦長 縦長 縦長
A5(148 × 210mm) 縦長、横長 横長
B4(257 × 364mm) 縦長 * 縦長 *
B5(182 × 257mm) 縦長、横長 縦長、横長 縦長
* B4 の複写紙は使用できません。
使用可能な用紙と給排紙 −
90
単票複写紙の綴じおよび給紙方向
天のり
用紙の上端全面、あるいは側端全面がのり付けされた用紙を使用してください。また、 綴じてある方から給紙してください。
単票複写紙(天のり)
天のり
単票複写紙は、天のり綴じの用紙を使用してください。
給紙方向
w
綴じののり付けは、用紙一端面全面にあるものを使用してください。
のり付け部が波打ったり硬くなったりしていないものを使用してください。
印字領域
*1
148〜257mm
8.5mm
3mm以上
13.5mm
*1 カットシートフィーダ A(オプション)使用の場合 182 〜 216mm *2 カットシートフィーダ A(オプション)使用の場合 182 〜 356mm、
カットシートフィーダ B(オプション)使用の場合 210 〜 356mm
*3 用紙幅が 257mm より大きい場合は、6mm 以上になります。
第1文字目
*3
最大203.2mm
印字可能領域
3mm以上
100〜364mm
*3
*2
使用可能な用紙と給排紙 −
91

アジャストレバーの設定

給紙する用紙の厚さに合わせてアジャストレバーを設定します。
用紙の種類 / アイコン 用紙厚(mm) 設定値
単票紙 / 0.06 〜 0 .12 0
連続紙 / 0.06 〜 0 .12 0
複写紙 / 2 枚 0.06 〜0.12 0
3 枚 0.13 〜 0.17 1
4 枚 0.18 〜 0.25 2
ラベル / 0.16 〜 0 .19 2
ハガキ / 0.22 2
厚めの用紙 0.26 〜 0.32 3
厚紙や特殊紙に印刷する場合は、印刷領域に注意してください。ソフトウェ
w
アで印刷領域を設定する際、必ず印刷可能領域内で印刷するように設定して ください。アジャストレバーの設定値が大きいときに印刷可能領域外で印刷 すると、プリントヘッドを損傷するおそれがあります。 上記の表は目安です。用紙の厚さに対してアジャストレバーの設定値が大き
すぎると、印刷がかすれたり、印刷抜けを起こす場合があります。逆に設定 値が小さすぎると、インクリボンや用紙が傷んだり、用紙が汚れたり、用紙 が正しく送られない場合があります。大量に印刷する場合は、必ず事前に試
し印刷をして印刷の状態をご確認ください。
p
厚めの複写紙(0.26mm 〜 0.32mm)を設定値 3 で印刷してもきれいに印字さ れないときは、設定値 4、5、6の最適な設定値をお選びください(設定値 2 以 降は印刷速度が遅くなります)。
使用可能な用紙と給排紙 −
92

給紙経路の設定方法

給紙経路に合わせてレリースレバーを切り替えます。
使用する用紙と給紙経路
レリースレバー
給紙経路
単票紙 用紙ガイド(前後)またはカッ
連続紙 プリンタ前面か ら給紙します。
レリースレバー
の設定
給紙方法
トシ ート フィ ーダ(オ プシ ョ ン)から給紙します。
給紙経路によっては、トラクタ などの 部品 を付 け替え る必 要 があります。
プリンタ後方か ら給紙します。 給紙経路によっては、トラクタ などの 部品 を付 け替え る必 要 があります。
プリンタ底面か ら給紙します。 トラク タな どの 部品を 付け 替 える必要があります。
使用可能な用紙と給排紙 −
93

連続紙のセットと排紙

本機は、トラクタユニットを付け替えることで、プッシュトラクタ(前)、プッシュト ラクタ(後)、プルトラクタ、プッシュプル(前)、プッシュプル(後)、プッシュプル
(前後)6 つの給紙方法で連続紙を給紙することができます。
本書 93 ページ「給紙経路の設定方法」
s
工場出荷時は、プッシュトラクタ(前後)位置にトラクタユニットが取り付け
p

操作上のご注意

印刷開始位置がずれたりプリンタ内に用紙が詰まるなどの動作不良や、故障の原因と なりますので、次の操作は絶対にしないでください。
プリンタの[電源]スイッチがオンのとき、紙送りノブを回す。
プリンタの[電源]スイッチがオンのとき、連続紙がプリンタ内に給紙された状態
で、トラクタから用紙を外して引き抜く。 プリンタの[電源]スイッチがオンのとき、[給紙 / 排紙]スイッチを押し、用紙が
完全に排紙されない状態で、用紙を引き抜く。 プリンタの[電源]スイッチがオフのとき、紙送りノブを使用して用紙をプリンタ
内部に送る。

連続紙を使用する前に

使用する連続紙が以下の条件にあてはまる場合はプリンタの初期設定を変更してくだ さい。
本書 128 ページ「ディップスイッチでの設定」
s
連続紙 のペー ジ長(ミシ ン目から 次のミ シン目 までの長 さ)が 12 インチ
(30.5cm)以上の場合
連続紙のミシン目の前後 1 インチ(2.54cm)の範囲に印刷したくない場合 SW2-2 ON
自動ティアオフ機能を使用したい場合 SW2-3 ON
※ 初期設定ではすべて OFF に設定されています。
られています。
条件 ディップスイッチ 設定
SW2-1 ON
使用可能な用紙と給排紙 −
94
プッシュトラクタ(前)からの給紙
プリンタ前方から連続紙を給紙します。 連続紙をスムーズに給紙するために、以下のような配置でプリンタをお使いください。
連続紙が机の角やケーブルに触れると印刷位置がずれる場合がありますの
p
フロントカバーと用紙ガイド(前)を外し、トラクタユニットがプッシュトラクタ(前)
A
位置に取り付けられていることを確認します。
トラクタユニット
で、触れないようにプリンタを配置してください。 連続紙がひっかからないよう、プリンタに対してまっすぐ給紙してくださ
い。 連続紙が箱に入っていて給紙しにくい場合は、箱から取り出して置いてくだ
さい。
フロントカバー
[電源]スイッチをオフにします。
B
用紙ガイド
使用可能な用紙と給排紙 −
95
レリースレバーをプッシュトラクタ(前)( )側に設定します。
C
連続紙をトラクタユニットにセットします。
D
本書 109 ページ「トラクタユニットへの連続紙のセット」
s
連続紙がたるんだり、きつく張りすぎている場合は、スプロケットの位置を調
p
整してください。
用紙ガイド(前)を取り付け、次にフロントカバーを取り付けて閉じます。
E
使用可能な用紙と給排紙 −
96
[電源]スイッチをオンにします。
F
[電源]ランプと[印刷可]ランプが点灯します。印刷データを受信すると用紙は自動
給紙されて、印刷を開始します。
プリンタの電源がオンになっているときは、紙送りノブを回さないでくださ
w
p
プッシュトラクタ(後)からの給紙
プリンタ後方から連続紙を給紙します。 連続紙をスムーズに給紙するために、以下のような配置でプリンタをお使いください。
い。 連続紙が給紙されない場合は、連続紙をセットし直してください。
連続紙が斜めに給紙された場合は、電源をオフにしてから紙送りノブを回し
て用紙を取り除き、連続紙をセットし直して給紙してください。
給紙位置の調整については、以下のページを参照してください。
本書 116 ページ「用紙位置の微調整 」
s
ティアオフ機能を使用すると、印刷終了後に連続紙を簡単に切り離すことが
でき、また用紙の節約にもなります。
本書 115 ページ「ティアオフ機能 」
s
w
p
プッシュトラクタ(後)からラベル紙を給紙することはできません。
連続紙が机の角やケーブルに触れると印刷位置がずれる場合がありますの
で、触れないようにプリンタを配置してください。 連続紙がひっかからないよう、プリンタに対してまっすぐ給紙してくださ
い。 連続紙が箱に入っていて給紙しにくい場合は、箱から取り出して置いてくだ
さい。
使用可能な用紙と給排紙 −
97
用紙ガイド(後)を外し、トラクタユニットがプッシュトラクタ(後)位置に取り付
A
けられていることを確認します。
用紙ガイド(後)
[電源]スイッチをオフにします。
B
レリースレバーをプッシュトラクタ(後)( )側に設定します。
C
プッシュトラクタ
使用可能な用紙と給排紙 −
98
連続紙をトラクタユニットにセットします。
D
本書 109 ページ「トラクタユニットへの連続紙のセット」
s
連続紙がたるんだり、きつく張りすぎている場合は、スプロケットの位置を調
p
用紙ガイド(後)を取り付け、左右のエッジガイドを用紙幅の中央の位置に移動し、後
E
ろに少し引いて倒します。
用紙ガイドは排紙される連続紙がプリンタに引き込まれるのを防止します。
整してください。
エッジガイド
[電源]スイッチをオンにします。
F
[電源]ランプと[印刷可]ランプが点灯します。印刷データを受信すると用紙は自動
給紙されて、印刷を開始します。
プリンタの電源がオンになっているときは、紙送りノブを回さないでくださ
w
い。 連続紙が給紙されない場合は、連続紙をセットし直してください。
連続紙が斜めに給紙された場合は、電源をオフにしてから紙送りノブを回し
て用紙を取り除き、連続紙をセットし直して給紙してください。
使用可能な用紙と給排紙 −
99
給紙位置の調整については、以下のページを参照してください。
本書 116 ページ「用紙位置の微調整 」
p
s
ティアオフ機能を使用すると連続紙を簡単に切り離すことができ、また用紙
の節約にもなります。
本書 115 ページ「ティアオフ機能 」
s

連続紙のセット(プルトラクタ)

プリンタの前面、後方、底面から連続紙を給紙します。 連続紙をスムーズに給紙するために以下のような配置でプリンタをお使いください。
プリンタ後方からラベル紙を給紙することはできません。
w
連続紙が机の角やケーブルに触れると印刷位置がずれる場合がありますの
p
トラクタユニットをプルトラクタ位置へ付け替えます。
A
以下のページを参照して、付け替えてください。 s
本書 106 ページ「トラクタユニットの付け替え」
[電源]スイッチをオフにします。
B
で、触れないようにプリンタを配置してください。
連続紙がひっかからないよう、プリンタに対してまっすぐ給紙してくださ い。
連続紙が箱に入っていて給紙しにくい場合は、箱から取り出して置いてくだ さい。
使用可能な用紙と給排紙 −
100
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