Dell PowerEdge RAID Controller S110 User Manual [ja]

Dell PowerEdge RAID
コントローラ (PERC) S110
ユーザーズガイド
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 注意は、手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示
しています。
____________________
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2014 4 Rev.A03
目次
1 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
2 機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
関連マニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
RAID テクノロジ - ディスクアレイと仮想デ
ィスクについて
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
PERC S110
アダプタの
RAID
コントローラ 機能
. . . 8
3 ドライバのインストール . . . . . . . . . . . 17
12G システムでの Windows Server 2008 2008 R2、2012 および 2012 R2
のインストール手順の概要
コントローラドライバのインストール前の
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
要件
Microsoft Windows ドライバのダウロード
コントローラドライバのインストール前の 手順
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
. . . . . . . . . . . . . . 17
. . . . 18
4RAID 構成と RAID 管理 . . . . . . . . . . . . 23
コントローラの設定:PERC BIOS 設定 ユーティリティの使用
. . . . . . . . . . . . . . . . 23
目次 1
コントローラの設定:DELL PERC S110 設定ユーティリティの使用
. . . . . . . . . . . . . . 37
5 トラブルシューティング . . . . . . . . . . . 41
システム起動時の問題. . . . . . . . . . . . . . . . . 41
警告メッセージ :Dell Inc. PERC S110 アダプタ BIOS 画面
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
仮想ディスク関連のエラー
物理ディスク関連のエラー
. . . . . . . . . . . . . . 47
. . . . . . . . . . . . . . 52
6 付録 A . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
RAID について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63
2 目次
概要
Dell PowerEdge RAID コントローラ (PERC) S110 は、低コストの RAID ソリューションとして Dell PowerEdge バリューシステムを対象として います。
PERC S110 ソリューションには次の特徴があります。
SATA ハードディスクドライブ (HDD) および SATA ソリッドステー トドライブ (SSD) 対応
プラットフォームシステム基板上の I/O コントローラハブ (ICH) たはプラットフォームコントローラハブ (PCH) チップセットから 実行され、追加ハードウェアが不要
最大 4 台の物理ドライブをサポート
ソフトウェア RAID レベル 015、および 10 対応
PERC S110 の管理用に Unified Extensible Firmware Interface
(UEFI) および Human Interface Infrastructure (HII) をサポート
単一のコントローラ上での SATA HDD および SATA SSD の混在が 可能
同じタイプ (SATA HDD、SATA SSD) で、容量が同じまたは異なる 物理ディスクのサポート
同じコントローラ上で仮想ディスクを異なる RAID レベルにするこ とが可能(ただし、同じ物理ディスクグループでは非対応)
メモ:PERC S110 は、システム基板の付属コンポーネントであり、個別に
取り付ける必要はありません。
本書は、ストレージシステムのインストールおよび設定に精通している システム管理者および技術者を対象としています。
コントローラの設定および使用に関する前提条件には、次に関する知識を 持っていることが含まれます。
サーバおよびコンピュータネットワーク
RAID テクノロジ
SATA ストレージインタフェーステクノロジ
概要 3
PERC S110 コントローラのプラットフォーム要件
プロセッサ
500 MHz 以上の x86、32 ビット互換プロセッサ
メモリ
512 MB 以上
物理ディスク
少なくとも 1 台の SATA ハードディスクドライブ (HDD) または SATA ソリッドステートドライブ (SSD)
メモ:PERC S110 コントローラは、SATA HDD 4 台または SATA SSD 4 台の
物理ディスクのケーブル接続による構成をサポートします。
SATA-II HDD 物理ディスクは、PERC S110 アダプタで使用できます。
SATA-II SSD 物理ディスクは、
オペレーティングシステム
Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft Windows Server 2012
Microsoft Windows Server 2008 R264 ビット、Hyper-V 仮想化を
含む)
Microsoft Windows Server 200864 ビット、Hyper-V 仮想化を含む)
Microsoft Windows Server 200832 ビット)
メモ:サポートされているオペレーティングシステムの最新リストとドラ
イバのインストール手順については、dell.com/support/manuals に掲載され ているシステムマニュアルを参照してください。特定のオペレーティング システムのサービスパック要件については、dell.com/support に掲載され ているシステムマニュアルのドライバの取得およびダウンロードのセク ションを参照してください。
PERC S110 アダプタで使用できます。
4 概要
サポートされているデバイス
PERC S110 アダプタは、デルがサポートする SATA ベースのテープデバ
イスおよび SATA オプティカルディスクデバイスに対応します。
メモ:PERC S110 アダプタは、内蔵 Dell RD1000 テープデバイスを使用し
たテープからのシステム起動に対応します。BIOS Configuration Utility (<CTRL><R>) 実行中に Continue(続行)を選択して、RD1000 を起動順序 の先頭に維持します。<Ctrl><Alt><Del> が選択されていると、RD1000 オ プションは起動順序リストの最後に移動し、RD1000 から起動することが できなくなります。

関連マニュアル

ストレージコントローラおよび PCIe SSD の全マニュアルについて は、dell.com/storagecontrollermanuals にアクセスしてくだ さい。
Dell OpenManage の全マニュアルについては、 dell.com/openmanagemanuals にアクセスしてください。
オペレーティングシステムの全マニュアルについては、 dell.com/operatingsystemmanuals にアクセスしてください。
PowerEdge の全マニュアルについては、 dell.com/poweredgemanuals にアクセスしてください。
PowerVault の全マニュアルについては、 dell.com/powervaultmanuals にアクセスしてください。
概要 5
6 概要
機能
本項では、Dell PowerEdge PERC S110 RAID コントローラの機能 ついて説明します。
メモ:バックグラウンドアレイスキャン (BAS) 、仮想ディスクのバックグラ
ウンド初期化 (BGI) 、整合性チェック (CC) 、およびオンライン容量拡張 / 再 設定 (OCE/Reconfigure) は、オペレーティングシステム上でのみ動作します。
仮想ディスクの自動再構築
この機能にホットスペアが割り当てられていると、問題が検出されたと きに冗長仮想ディスクが自動的に再構築されます。
バックグラウンドアレイスキャン (BAS)
仮想ディスクのミラー、ボリューム、パリティデータについて、修正可 能なメディアのエラーを検証、修正します。オペレーティングシステム 内で、仮想ディスクが作成された時、BAS は、自動で開始されます。
仮想ディスクのバックグラウンド初期化 (BGI)
冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化は、パリティデータを作成 します。このパリティデータにより、仮想ディスクは自身の冗長データ を保持することができ、物理ディスクに障害が発生しても存続すること が可能になります。
バックグラウンド初期化は、整合性チェックに似ており、コントローラ が、後から冗長データで生じる可能性のある問題を識別し、修正するの に役立ちます。
バックグラウンド初期化を行うことにより、冗長仮想ディスクがすぐに 使用できるようになります。BGI が完了する前に物理ディスクに障害が 発生すると、データは失われます。
メモ:BGI PERC S110 BIOS Configuration ユーティリティでソフトウェ
ア起動されますが、BGI が起動する前に PERC S110 アダプタ ドライバが ロードされている必要があります。
RAID レベルの起動サポート
この機能はボリューム、RAID 0RAID 1RAID 5、および RAID 10 の 起動サポートを可能にします。
機能 7

RAID テクノロジ - ディスクアレイと仮想 ディスクについて

Dell PowerEdge PERC S110 RAID コントローラ により以下が可能に
なります。
SATA HDD、および / または SATA SSD 物理ディスクを単一コント ローラ上で共存させることができます。
同じ種類 (SATA HDDSATA SSD) だが、容量の異なる物理ディスク。
仮想ディスクを、同じコントローラ上の異なる RAID レベルとする
が、同じグループの物理ディスクでサポートされないようにする。
PERC S110 アダプタの RAID コントローラ
機能
劣化仮想ディスクの起動サポート
劣化状態の冗長仮想ディスク(RAID 1RAID 5、または RAID 10)か ら のシステムの起動を可能にします。
仮想ディスクのキャシュサポート
次ののキャッシュオプションをサポートします:
読み取り先行 / ライトバック
読み取り先行なし / ライトバック
読み取り先行 / ライトスルー
読み取り先行なし / ライトスルー
PERC S110 では、システムメモリの一部がキャッシュに使用されます。
チェックポイント
再起動後に最後のポイントに復帰するために、さまざまなタイプの チェックポインティング(バックグラウンド初期化、整合性チェック、 およびリビルド)を使用できます。
システムの再起動後、バックグラウンドチェックポイントにより、最新 のチェックポイントに復帰します。
8 機能
コマンドキューイング
コマンドキューイングとは、SATA 物理ディスクによって使用されるコ マンドプロトコルであり、
コマンドキューイングにより、ホストは、複数の入力 / 出力要求をディ スクに同時に発行できます。その場合、それらのコマンドを処理する順 序は、最大のパフォーマンスが得られるようにディスクが決定します。
PERC S110 によってサポートされています。
整合性チェック (CC)
整合性チェックは、フォールトトレラントの物理ディスクのミラーデー タまたはパリティデータを検証および修正するバックグラウンド操作で す。物理ディスクに対して定期的に整合性チェックを実行することをお 勧めします。
デフォルトでは、整合性チェックによってミラーまたはパリティの不整 合が修正されます。データが修正された後、ミラーセットのプライマリ 物理ディスク上のデータは正しいデータであると見なされ、そのミラー セットのセカンダリ物理ディスクに書き込まれます。
整合性チェックは、 開始することはできません。しかし、
Administrator Storage Management
整合性チェックを開始できます。
PERC S110 アダプタ ユーティリティでユーザーが
Dell OpenManage Server
を使用した場合にはユーザが
ディスクの初期化
物理ディスクの場合、コントローラが物理ディスクを使用できるようにす るために、初期化によってメタデータが物理ディスクに書き込まれます。
フォールトトレランス
PERC S110
るのを防ぐために、次のフォールトトレランス機能を使用できます。
物理ディスクの障害検出(自動)
ホットスペアを使用した仮想ディスクの再構築(この機能用にホッ
トスペアが設定されている場合は自動)
パリティの生成とチェック(RAID 5 のみ)
システムを再起動せずに物理ディスクを手動で交換するホットス
ワップ(ホットスワップが可能なバックプレーンを持つシステムの 場合のみ)
では、物理ディスクで障害が発生したときにデータが失われ
機能 9
RAID 1(ミラー)の片側で障害が発生した場合、ミラーのもう一方の側 の物理ディスクを使用してデータを再構築できます。
RAID 5 1 台の物理ディスクが故障した場合、パリティデータはりの 物理ディスク上に存在します。このデータを使用して、ホットスペアとし て設定された新しい交換用の物理ディスクにデータを復できます。
RAID 10 の場合、1 台の物理ディスクが故障しても、仮想ディスクの機 能は失われず、故障していないミラーリングされた物理ディスクから データが読み取られます。ミラーリングのセットとに 1 台のディスク が故障したとしても、その故障の方によっては機能が持されます。
ミラーの再構築
RAID ミラー設定は、新しい物理ディスクが入され、その物理ディス クをホットスペアに定した後に再構築できます。システムを再起動す る要はありません。
オンライン容量拡張 / 再設定(OCE/ 再設定)
OCE/ 再設定とは、存の仮想ディスクに対するストレージ容量の追加を 可能にするプロセスです。ほとんどの場合、追加のストレージ容量は、シ ステムをオフラインにしなくても追加できます。しかし、新たな物理ディ スクを追加しなければならない場合、そのシステムがホットスワップに対 応していなければ、システムの電源切る必要があります。
OCE/ 再設定では、使用のストレージを仮想ディスクに合すること で、仮想ディスクのストレージ容量を増やすことができます。
物理ディスクが追加される(システムがホットスワップに対応してい る場合)、および仮想ディスク上のデータが再分配されている間、データ にアクセスできます。
ボリュームと RAID 1 の場合、OCE/ 再設定 は、すでに仮想ディスクに含 まれている物理ディスクの空き領域を使用することで、仮想ディスクを します。RAID 0RAID 5、および RAID 10 の場合、物理ディスクを仮 想ディスクに追加することで、追加の容量が得られます。
物理ディスク(一般)
PERC S110
ポートしています。
10 機能
は、SATA HDD または SSD の物理ディスクを 4 台までサ
メモ:仮想ディスク内の物理ディスクは、インタフェースとドライブが同
じ種類(HDD または SSD)でなければなりません。例えば、同じ仮想ディ スク内に HDD および SSD 物理ディスクを混在させることはできません。
RAID 0 RAID 5 には最大 4 台の物理ディスクを使用できます。RAID 1 には最大 2 台の物理ディスクを使用できます。RAID 10 には最大 4 台の 物理ディスクを使用できます。
システム起動時に物理ディスクで障害が発生すると、障害の発生した物 理ディスクがコントローラによって次のように識別されます。
PERC S110
アダプタ
ユーティリティによる、仮想ディスク内の障
害が発生した物理ディスクのいハイライト表示
Dell Inc. PERC S110 Controller BIOS 画面での、Degraded(劣 化)または Failed(障害あり)の仮想ディスクが検出されたとい う、短い警告。これにより、障害の発生した物理ディスクが存在す ることをユーザーは警告されます。
Dell OpenManage Server Administrator Storage Management
物理ディスク上の 2 のステータス LED緑色のステータス LED
はオフになり、橙色点滅します。
メモ:PERC S110 アダプタは容量が 2 TB 以上の HDD 物理ディスク をサ
ポートしています。
物理ディスクのホットスワッピング(ホットスワップ機能)
ホットスワップ(ホットプラグ)機能は、ホストシステムの電源が入っ ている状態で、物理ディスクをのものに手動で交換できます。
システムがホットスワップ対応である場合、コントローラの動作、コ ントローラをリセットせずに物理ディスクをシステムのバックプレーン に続できます。
注意: システムからの物理ディスクのホットスワップは PERC S110 アダ
プタ およびホットスワップ対応のバックプレーンがシステムに装備され ている場合にのみ可能です。
メモ:システムのカバーを取り外さないとシステムの物理ディスクにアク
セスできない場合は、物理ディスクをホットスワップできません。物理ディ スクはバックプレーン上(取り外し可能な前面パネルの裏側)に配置し、 外部からアクセスできなければなりません。
メモ:すでに作成された仮想ディスク内の物理ディスクを交換するとき
は、SATA HDD 物理ディスクは SATA HDD 物理ディスクと、SATA SSD 物理 ディスクは SATA SSD 物理ディスクと交換するようにしてください。
機能 11
メモ:物理ディスクをホットスワッピングするとき、新しいディスクが、
交換される物理ディスクと同等またはそれ以上の容量を持つことを確認し てください。
物理ディスクのローミング
このコントローラは、同じコントローラ上のバックプレーンスロット またはーブル接続間での物理ディスクの動をサポートしています。 コントローラは、位置変更された物理ディスクを自動的に識し、 な順序で理的に配置します。
警告: Storage Management OCE/ 再設定を実行中にディスクローミン
グを行うと、仮想ディスクが失われます。
メモ:システムを開けて部品を取り付ける方法の詳細については、『オー
ナーズマニュアル』を参照してください。このマニュアルは、 dell.com/support/manuals のデルサポートサイトから入手できます。
物理ディスクのローミングには、次の手順を実行します。
メモ:これらの手順は、ホットスワップ機能に対応したバックプレーンを
持つシステムには当てはまりません。
1 システム、物理ディスク、およびシステムコンポーネントの電源
オフにします。
2 電源ケーブルをシステムからします。 3 物理ディスクをバックプレーン上の別のスロットまたは別の
ブル続に動します。
4 セーフティチェックを実行します。物理ディスクが適切入され
ていることを確認します。
5 電源ケーブルを続し、システムの電源を入れます。
メモ:コントローラによって、物理ディスク上の設定データから RAID
成が検出されます。
ストレージポート (Storport) ドライバのサポート
Microsoft Windows Server 2008 およびそれ以のバージョンでの
Storport ドライバの使用は、スループットを向上させ、ミニポートド ライバインタフェースを改善します。
仮想ディスク(一般)
仮想ディスクは 8 つまでサポートされています。
12 機能
PERC S110 アダプタ により以下が可能になります。
単一のコントローラ上での異なる
メモ: 同じ物理ディスクでの RAID レベルの混合は許可されません。
RAID
レベルの仮想ディスクの作成。
アプリケーションとに特性の異なるさまざまな仮想ディスクの 構築。
PERC S110 アダプタ では次のことはできません。
異なる種類の物理ディスクが混在する仮想ディスクの作成。例えば
RAID 10 の仮想ディスクを、2 台の SATA-II HDD 物理ディスクと 1 台 の SATA SSD 物理ディスクから作成することはできません。すての 物理ディスクは、同じドライブタイプ(HDD または SSD)である 要があります。
他の物理ディスクと異なる種類の物理ディスクを用ホットスペ アとして選択
仮想ディスクとは、コントローラによって 1 台または複数台の物理ディ スクから作成されるデータストレージのことです。仮想ディスクは複数 台の物理ディスクから作成できますが、オペレーティングシステムから は単一のディスクとして識されます。
仮想ディスクの容量は、いずれの RAID レベルでもオンライン状態で でき、オペレーティングシステムを再起動する要はありません。
仮想ディスクの移行
PERC S110 コントローラは、1 つの PERC S100 または PERC S110 アダ プタから別の PERC S110 アダプタの仮想ディスクの自動行をサ ポートしています。
注意: OCE / 再設定中に仮想ディスクの移行を実行すると、その仮想ディ
スクが失われます。
メモ:仮想ディスクを移行する前に、仮想ディスクデータをバックアップ
してください。
メモ:仮想ディスクを構成するすべての物理ディスクが移行されたことを
確認します。最適および劣化状態にある仮想ディスクは、自動的に移行さ れます。オフライン状態の仮想ディスクは移行されません。
メモ:ブータブル仮想ディスクは、異なるシステムモデル間では移行でき
ません。
機能 13
仮想ディスクの移行
1 ソースコントローラが搭載されているシステムの電源ります。 2 ターットシステムが物理ディスクのホット入をサポートしな
い場合は、ターットシステムの電源ります。
3 適切な物理ディスクをソースコントローラからターットシステ
ム内のターットコントローラにします。物理ディスクは、ター ットシステムの同じスロットに入する要はありません。
4 ターゲットシステムの電源った場合は、電源を入れます。
注意: BIOS 設定ユーティリティ (<CTRL><R>) で「Pause if degraded」(劣
化の場合は一時停止)オプションを選択した場合、BIOS 設定ユーティリティ (<CTRL><R>) が一時停止し、劣化仮想ディスクのための処置を求めるプロ ンプトが表示されます。
注意: 移行が行われた後、すべての物理ディスクが移行されており、適切
な仮想ディスク内に設置されていることを確認します。
仮想ディスクの RAID レベル
異なる RAID レベルの仮想ディスクを作成することもできます。
仮想ディスクの変換
仮想ディスクの換には、次のものがあります。
OCE/ 再設定を使用した容量拡張 の物理ディスクに対して、ま たは新たな物理ディスクが追加された後に、追加の仮想ディスク を割り当てるため)。
リビルディング。仮想ディスク上のデータのリビルディングには、 使用可能なホットスペアまたはバックアップ物理ディスクが使用 されます。
読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシー
2-1 は、PERC S110 アダプタ でサポートされる読みり、書き込み、 およびキャッシュポリシーをします。
2-1. の読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシ ー PERC S110
カテゴリ PERC S110 アダプタ対応
Cache Settings(キャッシュ設定) あり
読み取り先行
14 機能
/ ライトバック あり
2-1. の読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシ ー PERC S110
カテゴリ PERC S110 アダプタ対応
読み取り先行なし
読み取り先行
読み取り先行なし
注意: 書き込みキャッシュモード有効化の現在のデフォルトはライトス
ルー、読み取り先行なし (WTNRA) です。ライトバック (WB) を有効にす るには、UPS を推奨します。
/ ライトバック あり
/ ライトスルー あり
/ ライトスルー あり
機能 15
16 機能

ドライバのインストール

Dell PowerEdge PERC S110 RAID コントローラ には、サポートされ
ているオペレーティングシステムで動作するためにコントローラドライ バが要です。
PERC S110 カードドライバのインストール方は、お使いのシステムのタ イプおよびシステムにインストールしている Microsoft Windows オペ レーティングシステムのタイプによって異なります。
12G システムでの Windows Server 2008 2008 R2、2012 および 2012 R2 のインストー
ル手順の概要
1 PERC S110 カードドライバのダウンロード。18 ページの「Microsoft
Windows ドライバのダウロード参照してください。
2 SATA コントローラの RAID モードへの設定。19 ページのSATA
コントローラの RAID モードの設定参照してください。
3 物理ディスクの初期化。19 ページの「物理ディスクの初期化(
要な場合)参照してください。
4 ブータブル仮想ディスクの作成。19 ページの「ブータブル仮想ディ
スクの作成参照してください。
5 コントローラオプションと起動リストの優先確認20 ペー
ジの「コントローラオプションと起動リストの優先順位を確認」 参照してください。
6 デバイスの起動優先リストの変更当する場合)。20 ページ
デバイスの起動優先 してください。
7 オペレーティングシステムインストール中のコントローラドライ
バのインストール。21 ページのオペレーティングシステムイン ストールのコントローラドライバのインストール参照して ください。
リストの変更当する場合)
ドライバのインストール 17
8 Microsoft Windows Server 2012 R 2 をサポートするデルの 12
世代 (12G) のすてのシステムには、手動で bccfg3.sys ドライバ
を追加インストールする要があります。22 ページのbccfg3.sys ドライバのインストール参照してください。
メモ:この手順は、Microsoft Windows Server 2012Microsoft Windows
Server 2012 R2、および Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 オペレー
ティングシステムをサポートする Dell PowerEdge R 220 システムにも適用 されます。

コントローラドライバのインストール前の 要件

お使いのシステムに搭載された BIOS、およびフームウェアが、
dell.com/support/manuals のデルサポートサイトからの最新の アップデートであることを確認してください。
コントローラドライバとオペレーティングシステムをインストー ルする前に、 インストール前の手順を実行してください。
コントローラドライバとオペレーティングシステムをインストー
21
ルする準備が整ったら、
ンストール中のコントローラドライバのインストール」
ください。
ページの「オペレーティングシステムイ
参照して

Microsoft Windows ドライバのダウロード

1 dell.com/support にアクセスします。 2 システムのサービスタグを入力し、 Submit送信)をクリックし
ます。 Product Support製品サポート)ページが表示されます。
3 Get drivers and dowloads(ドライバを得してダウンロード)を
クリックします。
4 View All Drivers(ドライバをす表示)タブをクリックします。
Drivers and Downloads(ドライバとダウンロード)ウィンドウ
表示されます。
5 当するオペレーティングシステムを選択します。 6 SAS RAID カテリを開します。
18 ドライバのインストール
7 適切なコントローラドライバの Download File(フイルをダウ
ンロード)を選択します。
メモ: システムに空の光学メディア(CD-ROM または DVD)をロー
ドします。
8 光学メディアに ISO イメージを書き込みます。 9 PERC S110 用のフイルを、CD-ROMDVD、または USB フラッ
シュドライブにダウンロードします。

コントローラドライバのインストール前の 手順

SATA コントローラの RAID モードへの設定
Dell PowerEdge システムウィンドウで設定を確認または変更する
1 システムを起動します。Dell Power-On Self-Test (POST) 画面
表示されたら、<F2> を押します。
Dell PowerEdge
2
SATA
設定)にスクロールし、
Controller
ことを確認します。
メモ: 必要に応じて、スペースバーを使用して設定を変更します。
3 <Esc> して了します。 4 再び <Esc> します。次の動作が行われます。
手順2 変更を行わなかった場合は、起動シーンスが続行さ
れます。
手順
ます。変更を保存して終了を選択します。<Enter> をします。 起動シーンスが続行されます。
システムウィンドウが表示されたら、
SATA
コントローラ)が
<Enter>
を押します。サブ画面で、
RAID
モードに設定されている
SATA Settings
SATA
2 変更を加た場合は、ダイアログボックスが表示され
物理ディスクの初期化(必要な場合)
26 ページの物理ディスクの初期化参照してください。
ブータブル仮想ディスクの作成
27 ページの仮想ディスクの作成参照してください。
ドライバのインストール 19
コントローラオプションと起動リストの優先順位を確認
1 Virtual Disks(仮想ディスク)フィールドで、作成した起動可
能な仮想ディスクが最初にリストされている仮想ディスクになっ ていることを確認します。
起動可能な仮想ディスクが最初にリストされていない場合、
32
ページの「2 つの仮想ディスクの交換」
メモ: RAID 仮想ディスクが使用されている(かつ Virtual
Disks(仮想ディスク)リストに表示されている)場合は、システム
RAID 対応物理ディスクが存在する場合にのみ、Swap Two Virtual Disks2 つの仮想ディスクの交換)オプションが有効になります。
参照してください。
2 Continue to Boot (起動の続行)を選択して、<Enter> します。 3 21 ページのオペレーティングシステムインストールのコント
ローラドライバのインストール」に進みます。
デバイスの起動優先順位リストの変更(該当する場合)
デバイス(CD-ROM光学 DVD )の順序を変更するには、次の手 順を実行します。
メモ:PERC BIOS 設定 ユーティリティが開いている場合は、Continue
to Boot(起動の続行)を選択してから <Enter> を押します。<Ctrl><Alt>
<Delete> を押して、システムを再起動します。
1
システムを起動します。
2
Dell PowerEdge
システム画面で、矢印キーを使用して Boot Sequence
(起動シーケンス)までスクロールします。
POST 画面が表示されたら、
<Enter>
<F2>
を押します。
を押します。
3 Hard drive C:(ハードドライブ C:)がリストの先頭のデバイス
であることを確認します。
4 他のデバイスの順序を変更するには、次の手順を実行します。
<+> キーを使用してデバイスを上に動するか、<-> キーを使
用してデバイスを下に動します。
スペースバーを使用して、デバイスを有効または無効にします
5 <Esc> して了します。 6 再び <Esc> します。Save Changes and Exit変更を保存
して了)を選択し、<Enter> します。
7 21 ページの「オペレーティングシステムインストールのコント
ローラドライバのインストール」に進みます。
20 ドライバのインストール
オペレーティングシステムインストール中のコントローラドライ バのインストール
注意: コントローラソフトウェアのアップグレード時には、常に最新の
ファームウェア、ドライバ、およびアプリケーションをインストールする 必要があります。前のバージョンのドライバは最新のコントローラソフト ウェアでは機能せず、同様に前のバージョンのコントローラソフトウェア は最新のドライバでは機能しません。
1 システムを再起動します。POST 画面表示されたら、<F11>
します。
2 Windows オペレーティングシステムメディアをシステムの光学
ライブに入します。
3 BIOS 起動マネージャまたは起動デバイスメニューが表示されたら、
Embedded SATA...(内 SATA)で始まるテキストを選択して <Enter> します。
4 画面上の指示って、該当する Microsoft Windows オペレーティ
ングシステムをインストールします。
5 Select the driver to be installed (インストールするドライバを
選択してください)というウィンドウに、Load Driver(ドライバ のロード)サブ画面表示されます。次の手順を実行します。
a 18 ページのMicrosoft Windows ドライバのダウロード
コピーしたフイルが収録されている CD-ROMDVD、または USB フラッシュドライブを入します。
b Browse参照)をクリックします。 c Browse to folder(フォルダの参照)ウィンドウで、コント
ローラドライバフイルが保存されているディレクトリにアク セスします。フイルを見つけて選択します。
d OK をクリックします。
6 次の Select the driver to be installed (インストールするドラ
イバの選択)ウィンドウで、Dell PERC S110 を選択します。Next
(次)をクリックして、ドライバフイルをロードします。
7 Select the operating system you want to install(インス
トールするオペレーティングシステムの選択)ウィンドウのリスト から、該当するオペレーティングシステムを選択します。Next(次 )をクリックします。
ドライバのインストール 21
8 オペレーティングシステムインストールの残りの手順を実行しま
す。一部の Windows では、ユーザ固有のパスワードとシステム の入力が要です。必要に応じて、IT 管理者にお問い合わせくだ さい。
メモ:オペレーティングシステムのインストールプロセスが完了したら、
5 で挿入したインストールメディアを取り出します。
手順
bccfg3.sys ドライバのインストール
bccfg3.sys ドライバをインストールするには、次の手順を実行します。
1 S110 カードを搭載した Dell PowerEdge システムでオペレーティ
ングシステムをインストールしてから、Computer Management
(コンピュータ管理)ウィンドウに動します。
2 Other Devices(そののデバイス)を選択して、 RAIDCORE
Configuration SCSI Processor Device クリックします。
オプションのリストが表示されます。
3 Update Driver Software(ドライバソフトウェアの更新)をク
リックします。
Update Driver Software(ドライバの新)-RAIDCORE SCSI Processor Device ConfigurationRAIDCORE SCSI プロセッサ
デバイスの設定)ウィンドウが表示されます。
4 Browse my computer for driver software(ドライバソフト
ウェア用のコンピュータを参照)タブを選択します。
お使いのハードウェア用のドライバを含む フォルダを選択し、
5
クリックします。
6 Next(次)をクリックします。
メモ:お使いのシステムが OpenManage v 7.4 以降をサポートしている場
合は、bccfg.sys ドライバが自動的にインストールされています。
OK
PERC S110 アダプタ管理セットアップ手順の実行
PERC S110 Server Administrator Storage Management
使いのシステムへの dell.com/support/manuals のデルサポートサイトにある
Management
22 ドライバのインストール
管理セットアップ手順については、Dell OpenManage
に説明があります。お
PERC S110 のセットアップについては、
の手順を参照してください。
Storage
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