使用説明書
INSTRUCTION MANUAL
MODE D’EMPLOI
BEDIENUNGSANLEITUNG
MANUALE DI ISTRUZIONI
MANUAL DE INSTRUCCIONES
INSTRUCTIEHANDLEIDING
ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ
日本語
English
Français
Deutsch
Italiano
Español
Nederlands
Русский
GPS
レシーバー
日本語
はじめに
GPSレシーバー GP-E2は、撮影した場所の情報を画像に付加したり、移
動ルートの記録ができます。撮影した場所や移動の記録は、付属ソフトウェ
アのMapUtilityで確認できます。また、カメラの時刻合わせもできます。
はじめにご確認ください
カメラのメニューに[
表示例
GPS機器の設定
]が表示されるか確認してください。
表示されるカメラ
● これから説明する GP-E2 の機能がすべ
て使えます(なお、EOS7Dは方位の記
録ができません)。
表示されないカメラ
● 撮影時に位置情報や方位情報を画像に
付加できません。
● 位置情報を記録する機能(〈
ド)のみ使えます。位置情報は、付属ソ
フトウェアのMapUtilityで画像に付加
できます。
LOG
〉モー
EOS5DMarkIIIとEOS7Dをお使いの方へ
EOS5DMarkIIIとEOS7Dで[
GP-E2に対応したファームウェアにバージョンアップしてください。バー
ジョンアップすることで[
詳しくは、お客様相談窓口にお問い合わせください。
GPS機器の設定
GPS機器の設定
]が表示されるようになります。
]が表示されないときは、
2
GP-E2でできること
位置情報と撮影方位を画像に付加
● メニューに[
るカメラで可能です。
● GP-E2 をカメラに取り付けて撮影する
と、位置情報*1(緯度、経度、標高、協
定世界時*2)を画像に付加します。
● この情報を利用して、パソコンの地図上
に撮影場所が表示できます。
● また、GP-E2 に内蔵されている電子コ
ンパス(磁北基準)で、撮影方向を画像
に付加することもできます(EOS7Dを
除く)。
*1: 移動条件やGP-E2の設定によって、画像に付加される位置情報が正確でない場合
があります。
*2: 協定世界時(UTC:CoordinatedUniversalTime)は、グリニッジ標準時とほ
ぼ同じ時刻です。
GPS機器の設定
]が表示され
GP-E2に移動ルートを記録
●〈
● また、あとから画像に位置情報を付加で
* 移動条件や移動場所、GP-E2の設定によって、画
LOG
〉モード(p.16)で使用すると、
GP-E2 がたどった位置情報を記録しま
す。たどった位置情報は、パソコンの地
図上に表示できます。
きます。
像に付加される位置情報が正確でない場合があ
ります。
3
GP-E2 でできること
時刻の設定
● メニューに[
を除く)。
● GPSから得られる時刻をカメラに設定できます。EOS-1DXは誤差約
±0.02秒、そのほかのカメラでは誤差約±1秒です。
GPS機器の設定
]が表示されるカメラで可能です(EOS7D
パソコン上の地図に画像や情報を表示
● 付属CD-ROMに収録されているMapUtilityを使用して、パソコンの地
図上に撮影場所や移動ルートが表示できます。
地図データ©2012ZENRIN-
パソコンで画像に位置情報を付加
●〈
LOG
〉モード(p.3)で記録した位置情
報を画像に付加できます。EOSデジタル
カメラで撮影したJPEG と拡張子CR2
のRAW 画像に位置情報を付加できます
(p.11)。
地図データ©2012ZENRIN-
4
付属品の確認
GP-E2 収納ケース
約25cm
GPSReceiverSolutionDisk
(ソフトウェアとその使用説明書)
接続ケーブル
使用説明書
(本書)
携帯用ケース
約1.5m
規制内容の
記載書類
ケースについて
GP-E2を収納ケースに入れるときは、キズ防止のため携帯用ケースに入
れてください。収納ケースには、接続ケーブルも入ります。
接続ケーブルについて
● 25cm と1.5mの接続ケーブルは、メニューに[
されるEOSカメラで使用します。
● 25cmケーブルは、EOS7DとGP-E2を接続するときに使用します。ま
た、別売のアクセサリーブラケットAB-E1(p.28)にGP-E2を取り付
けたときに使用します。
● 1.5mケーブルは、GP-E2を付属の携帯用ケースに入れて、カメラとGP-
E2を接続するときに使用します。
GPS機器の設定
]が表示
5
目次
はじめに .................................................................................................2
GP-E2 でできること............................................................................3
付属品の確認 .........................................................................................5
本使用説明書上のおことわり ..............................................................7
各部の名称 ............................................................................................. 8
電池を入れる .........................................................................................9
カメラに取り付ける/取り外す .......................................................10
電源を入れる ......................................................................................11
GPS の信号を受信する..................................................................... 12
撮影時に、位置情報を画像に付加する............................................15
移動ルートを記録する....................................................................... 16
位置情報の更新間隔を設定する .......................................................18
電子コンパスを使う...........................................................................20
GPS の時刻をカメラに設定する .....................................................23
GPS に関するご注意.........................................................................24
付属のソフトウェアについて ...........................................................25
ブラケット(別売)を使う ............................................................... 28
主な仕様 ..............................................................................................29
安全上のご注意...................................................................................30
6
本使用説明書上のおことわり
本文中の絵文字について
: 撮影に不都合が生じる恐れのある注意事項を記載しています。
: 補足説明や補足事項を記載しています。
(p.**): 参照ページを示しています。
本文中の操作ボタンや設定位置の説明には、ボタンやマークなど、カメラと
GP-E2に使われている絵文字を使用しています。
操作説明の前提について
● この使用説明書では、カメラとGP-E2の電源スイッチが入っていること
を前提に操作方法を説明しています。
● カメラのイラストや画面例は、主にEOS5DMarkIIIのものを例として
使用しています。お使いのカメラによっては、表示される画面が一部異
なることがあります。
● Windowsは、米国MicrosoftCorporationの米国および他の国に
おける商標または登録商標です。
● Macintoshは、米国および他の国で登録された米国アップル社の
商標です。
● Google™、Googleマップ™およびGoogleEarth™は
GoogleInc.の商標です。
● MapUtilityは、Googleマップ™地図サービスを使用して地図上
に画像や軌跡を表示しています。
● その他、本書中の社名や商品名は、各社の登録商標または商標です。
7
各部の名称
〈C〉端子
取り付け脚ロックピン
衛星捕捉ランプ
ON
〉電源スイッチ/
〈
〈
LOG
〉スイッチ
電池チェックランプ
取り付け脚ロック
ロック解除ボタン
8
接点
電池室ふた
レバー
電池を入れる
電池は単3形電池を1本使用します。
1
2
3
ふたを開ける
● 電池室ふたを矢印の方向にスライドさ
せて、ふたを開きます。
電池を入れる
● 電池のマイナス極を奥に入れます。
ふたを閉じる
● 電池室ふたを閉じて、矢印の方向にスラ
イドさせます。
使用可能時間
新品の単3形アルカリ乾電池使用時に、初期設定で約39時間使用できま
す(当社試験基準による)。使用可能時間は、位置情報の更新間隔やGPS信
号の受信状況などにより変わります(p.19)。
アルカリ乾電池以外の単3形電池は、接点形状が規格で統一されていないものが
あるため、電池の種類によっては、接触不良を起こす場合があります。
単3形のニッケル水素電池、リチウム電池も使用できます。
9
カメラに取り付ける/取り外す
GP-E2には、カメラに取り付けて使う方法と、携帯用ケースなどに入れ
て持ち歩く使い方があります。
取り付ける
1
● GP-E2の電源スイッチを〈
す。
● GP-E2 の取り付け脚が、アクセサリー
シューの奥に突き当たるまで差し込み
ます。
固定する
2
● 取り付け脚ロックレバーを、右方向へス
ライドさせます。
B カチッと音がしてロックされます。
取り外す
3
● GP-E2の電源スイッチを〈
す。
● ロック解除ボタンを押しながら、取り付
け脚ロックレバーを左方向にスライド
させて、カメラから外します。
OFF
OFF
〉にしま
〉にしま
● GP-E2の取り付け/取り外しは、必ずGP-E2の電源を切ってから行ってくだ
さい。
● GP-E2 をカメラに装着すると、内蔵ストロボや外部ストロボが使えません。
GP-E2を携帯用ケースに入れて、付属の1.5mケーブルで接続するか、別売
のアクセサリーブラケットAB-E1(p.28)にGP-E2 を取り付けると、内蔵
ストロボや外部ストロボが使えるようになります。
10
電源を入れる
電池チェック
〈
BATT.
〉ランプで確認します。
● 遅い点滅 :残量OK
● 速い点滅 :残量わずか
● 消灯 :電池切れ
〈ON〉ポジション
● メニューに[
ジションです。
● GP-E2 をカメラに装着して撮影すると、位置情報(緯度、経度、標高、
協定世界時)を画像に付加します。
● GP-E2に内蔵されている電子コンパスで、撮影方向を画像に付加するこ
ともできます。
〈
LOG
〉ポジション
● GP-E2がたどった位置情報を記録するポジションです。
● たどった位置情報は、パソコンの地図上に表示できます。また、あとか
ら画像に位置情報を付加できます。
● あとから位置情報を付加できる画像は、EOSデジタルカメラで撮影した
JPEGと拡張子CR2のRAW画像です。
● メニューに[
イルに位置情報を付加できます(EOS7Dを除く)。
● メニューに[
に装着(または接続)して撮影すると、GP-E2がたどった位置情報を記
録しながら、画像にも位置情報を記録します。また、撮影方向を画像に
付加することもできます。
*EOS7Dは、撮影方向の付加はできません。
GPS機器の設定
]が表示されるEOSデジタルカメラ限定のポ
GPS 機器の設定
GPS機器の設定
]が表示されるカメラは、あとから動画ファ
]が表示されるカメラでは、GP-E2をカメラ
11
GPSの信号を受信する
GPS信号の受信は、空が見通せる屋外にGP-E2を持っていき、GP-E2の
上面に手や物などをのせないようにして空へ向けてください。
電源スイッチを〈ON〉または〈
すると、自動的にGPS信号の受信を開始し
ます。〈
GPS
〉ランプの赤色点滅で受信状態
が確認できます。
速い点滅:衛星未捕捉
遅い点滅:衛星捕捉状態
衛星の捕捉ができる条件では、電源スイッチを入れてから約30秒〜60秒で衛星
捕捉状態(遅い点滅)になります。
LOG
〉に
衛星捕捉完了時の点滅について
3秒間隔の点滅と、6秒間隔の点滅があります。6秒間隔の点滅のときは、
点滅の間隔を長くして電池の消耗を少なくしています。GPS機能の働きは、
3秒間隔の点滅時と同じです。
カメラの〈r〉表示
メニューに[
は接続)しているときは、カメラの表示パネルや液晶モニター(p.14)で
もGPS信号の受信状態が確認できます。
〈r〉マーク点滅:衛星未捕捉
〈r〉マーク点灯:衛星捕捉状態
*〈r〉マークは、GP-E2とカメラが通信しているときだけ表示されます。
GPS機器の設定
]が表示されるカメラにGP-E2を装着(また
12
GPS の信号を受信する
GPS信号を受信しにくい条件
次のような環境ではGPS衛星からの信号が正しく受信できないため、位置情報が
記録されなかったり、実際とは誤差のある位置情報を記録することがあります。
● 屋内、地下、トンネルや森の中、ビルなどの近くや谷間
● 高圧電線や1.5GHz帯の携帯電話などの近く
● かばんなどにGP-E2を入れたとき
● 周囲の環境が異なる場所へ移動したとき
● GPS衛星は時間の経過とともに移動するため、上記以外の環境でも位置情報
が記録されなかったり、実際とは誤差のある位置情報を記録することがあり
ます。また、同じ場所でカメラを使っていても移動した位置情報を記録する
ことがあります。
13
GPS の信号を受信する
GPS情報を表示する
メニューに[
は接続)しているときは、GPS情報の確認ができます。
GPS機器の設定
1
2
]が表示されるカメラにGP-E2を装着(また
[
GPS機器の設定
● EOS-1DXなど、下記の画面が表示され
るカメラでは、[
設定したあとで[
ます。
[
GPS情報の表示
B 詳細なGPS情報が表示されます。
]を選ぶ
GPS機器
GPS機器の設定
]を選ぶ
]を[使う]に
]を選び
西
270°
14
北
0°
南
180°
● 画面例の「方位NE45°」は 、北 東 4 5 °
の方向を示しています。
東
90°
UTC(協定世界時)は、グリニッジ標準
時とほぼ同じ時刻です。
衛星捕捉状態の〈A〉は電波状態を示
しています。〈C〉が表示されていると
きは標高も記録されます。〈B〉が表示
されているときは標高は記録されませ
ん。
撮影時に、位置情報を画像に付加する
メニューに[
は接続)しているときは、撮影すると、位置情報が画像に付加されます。
EOS7Dをお使いのときは
〈
WFT GPS
画像に付加される位置情報について
GPS機器の設定
〉〈
方位
緯度
経度
標高
協定世界時
CAMERA
]が表示されるカメラにGP-E2を装着(また
● EOS7D 以外のカメラは、GP-E2 をカ
メラに装着して撮影するだけです。撮影
方向を付加することもできます。
● ケーブルの端子に〈
た方を、GP-E2 の〈C〉端子に差
し込みます。また、ケーブルの端子に
〈
CAMERA
〉と刻印された方を、カメラの
〉
〈C〉端子に差し込みます。
ケーブルの端子に〈
た方を、カメラの〈C〉端子に差し
込まないでください。端子が壊れます。
● 撮影方向の情報は付加できません。
WFT GPS
WFT GPS
〉と刻印され
〉と刻印され
● 動画撮影のときは、撮影開始時の情報が記録されます(EOS7Dを除く)。な
お、衛星捕捉状態は記録されません。
● 外付けストロボや内蔵ストロボを併用するときは、GP-E2を別売のアクセサ
リーブラケットAB-E1に取り付けて使用します(p.28)。
15
移動ルートを記録する
電源スイッチを〈
E2がたどった位置情報を、GP-E2の内蔵メ
モリーに自動的に記録します(カメラに取
り付けていなくても記録します)。
記録した位置情報は、パソコンの地図上
に表示できます。また、あとから画像に位
置情報を付加できます(p.25)。
メニューに[
に装着(または接続)して撮影すると、GP-E2がたどった位置情報を記録
しながら、画像にも位置情報を記録します。また、撮影方向を画像に付加す
ることもできます。
*EOS7Dは、撮影方向の付加はできません。
GPS機器の設定
]が表示されるカメラでは、GP-E2をカメラ
LOG
〉にすると、GP-
地図データ©2012ZENRIN-
16
移動ルートを記録する
位置情報のログファイルについて
GP-E2がたどった位置情報は、下記(表)の[
記録され、日付別のログファイルとして GP-E2 の内蔵メモリーに保存され
ます。保存できるログファイルの日数は下記(表)のとおりで、[
更新間隔
](p.18)によって変わります。ログファイルは、付属ソフトウェア
のMapUtilityでパソコンへの保存や消去ができます。
内蔵メモリーが一杯になると、古いログファイルから順に消去して、新し
いログファイルを保存します。
位置情報の更新間隔と保存できるログファイルの日数
位置情報の更新間隔 ログファイル(約) 位置情報の更新間隔 ログファイル(約)
1秒毎 4.5日分 30秒毎 128日分
5秒毎 23日分 1分毎 128日分
10秒毎 45日分 2分毎 128日分
15秒毎 68日分 5分毎 128日分
*1日8時間分のログファイルを記録した場合。
位置情報の更新間隔
]ごとに
位置情報の
● バッグなどに入れて持ち歩くときは、GP-E2の上面を空に向け、GP-E2の上
に物がのらないよう収納してください。
● カメラの日付/時刻はできるだけ正確に設定してください。また、エリア設
定とサマータイム設定ができるカメラは、撮影する地域に対応した設定にし
てください。
● 付属ソフトウェアのMapUtilityでは、画像に付加された日付/時刻と、ロ
ガー機能で記録した日付/時刻を比較して画像に位置情報を付加します。間
違った日付/時刻が設定されていると、画像と位置情報の対応が取れないこ
とがあります。
● あとから位置情報を付加できる画像は、EOSデジタルカメラで撮影した
JPEGと拡張子CR2のRAW画像です。
● メニューに[
に位置情報を付加できます(EOS7Dを除く)。
GPS 機器の設定
]が表示されるカメラは、あとから動画ファイル
17
位置情報の更新間隔を設定する
メニューに[
は接続)しているときは、位置情報の更新間隔(時間)が設定できます。更
新間隔が短いほど撮影時の位置情報が正確に記録されます。ただし、電池の
消耗は早くなります。
なお、メニューに[
報を更新します(付属ソフトウェアのMapUtilityで位置情報の更新間隔が
変更できます)。
GPS機器の設定
GPS機器の設定
1
2
]が表示されるカメラにGP-E2を装着(また
]がないカメラは、15秒間隔で位置情
[
GPS機器の設定
● EOS-1DXなど、下記の画面が表示され
るカメラでは、[
設定したあとで[
ます。
[
位置情報の更新間隔
]を選ぶ
GPS機器
GPS機器の設定
]を選ぶ
]を[使う]に
]を選び
時間を選ぶ
3
18
位置情報の更新間隔を設定する
位置情報の更新間隔と使用可能時間の目安
位置情報の更新間隔 使用可能時間(約) 位置情報の更新間隔 使用可能時間(約)
1秒毎 10時間 30秒毎 39時間
5秒毎 27時間 1分毎 54時間
10秒毎 37時間 2分毎 63時間
15秒毎 39時間 5分毎 92時間
*単3形アルカリ乾電池使用時。
*常温(23℃)。
*
GPS信号の受信状況が悪い場所で使用すると、使用可能時間が短くなります。
*GPSの特性上、更新間隔に誤差が生じます。
19
電子コンパスを使う
メニューに[
はブラケットを使用して接続(p.28))しているときは、撮影時に GP-E2
が向いている方位を画像に付加できます(EOS7Dを除く)。
GPS機器の設定
1
2
]が表示されるカメラにGP-E2を装着(また
[
GPS機器の設定
● EOS-1DXなど、下記の画面が表示され
るカメラでは、[
設定したあとで[
ます。
[
電子コンパス
●[
電子コンパス
●[使う]を選び〈0〉を押します。
]を選ぶ
GPS機器
]を[使う]に
GPS機器の設定
]の[使う]を選ぶ
]を選び〈0〉を押します。
]を選び
撮影時のコンパス表示
撮影時にカメラが向いている方位を表示させることができます。
● カメラとGP-E2が向いている方向が完全に一致しないと、撮影時の正確な方
位が画像に付加されません。
● 方位はログファイルに記録されません。
20
● カメラの〈B〉ボタンや〈B〉ボ
タンを押したとき。
● 電子水準器を備えたカメラでは、水準器
も一緒に表示されます。
● ライブビュー撮影や動画撮影時。
電子コンパスを使う
電子コンパスのキャリブレーション
電子コンパスのキャリブレーションは、撮影する場所で行ってください。
また、撮影時に表示される方位がおかしいと感じたらキャリブレーションを
行ってください。
[
GPS機器の設定
1
● EOS-1DXなど、下記の画面が表示され
るカメラでは、[
設定したあとで[
ます。
[
電子コンパス
2
]を選ぶ
GPS機器
]を[使う]に
GPS機器の設定
]の[使う]を選ぶ
]を選び
[
電子コンパスのキャリブレーション
3
ぶ
●〈0〉ボタンを押すとキャリブレーショ
ン状態になります。
]を選
● 次ページのようにカメラを動かします。
21
電子コンパスを使う
カメラを動かす
4
①左右180°以上カメラを振ります。
②上下180°以上カメラを振ります。
③180°以上カメラを回転させます。
● カメラを落とさないよう注意してくだ
さい。
● ①②③はどの順番で行ってもかまいま
せん。キャリブレーションが完了するま
で、何回か繰り返してください。
● キャリブレーションできないときは、体
の向きを左右どちらかに変えて繰り返
してください。
キャリブレーションを完了する
5
● キャリブレーションが完了すると、完了
画面が表示されます。
● 手順4の①②③操作の途中で完了するこ
ともありますが、キャリブレーションは
正常に行われています。
● 安全のため、レンズなどを取り外した状態でキャリブレーションすることを
おすすめします。
● 電子コンパスは地磁気を利用しているため、次のような環境下ではキャリブ
レーションを完了できない場合があります。また、キャリブレーションを行っ
ても正確な方位を検出できないことがあります。
高緯度の地域、周囲に磁場がある場所、鉄筋構造のビル内、地下など。
22
GPS の時刻をカメラに設定する
メニューに[
は接続)しているときは、GPSから得られる時刻情報をカメラに設定でき
ます(EOS7Dを除く)。EOS-1DXは誤差約±0.02秒、そのほかのカメ
ラは誤差約±1秒で設定されます。
GPS機器の設定
]が表示されるカメラにGP-E2を装着(また
1
2
[
GPS機器の設定
● EOS-1DXなど、下記の画面が表示され
るカメラでは、[
設定したあとで[
ます。
[
自動時刻設定
● 項目を選び〈0〉を押します。
●[
自動更新
イッチを入れて、GPS 信号を受信した
ときに更新されます。
]を選ぶ
GPS機器
]を[使う]に
GPS機器の設定
]を選び
]を選ぶ
]は、カメラとGP-E2の電源ス
● GPS衛星を5基以上捕捉できないときは、時刻設定できません。また、[
]が灰色に表示されて選択できません。
ぐ実行
今すぐ実行
●[
●[
● WFT シリーズなどで[
[
]が選択できても、GPS 衛星の捕捉タイミングによっては、自動
時刻合わせができないことがあります。
自動時刻設定
ア
自動時刻設定:しない
]が[
自動更新
]設定で日付時刻の手動設定はできません。
]に設定されているときは、メニューの[
カメラ間時刻同期
]に設定してください。
]を行い、時刻を変えたくないときは
日付 / 時刻 / エリ
今す
23
GPS に関するご注意
GP-E2を使うときは、次のことに注意してください。
● 国や地域によっては、GPSの使用などが規制されていることがありま
すので、お使いになる際は国や地域の法令等の規制にしたがってくださ
い。旅行など、国外で使用するときは特に注意してください。
● 電子機器の使用が制限されている場所での使用には十分注意してくださ
い。
● GPS機能を使って撮影した静止画や動画に記録されるカメラの位置情
報は、個人を特定する情報が含まれていることがあります。そのため
GPS機能を使ってカメラの位置情報が記録されている静止画、動画、
GPSログファイルを他人に渡したり、インターネットなどの複数の人
が閲覧できる環境へ掲載するときは、十分注意してください。
● 電池を入れ換えたときや、長時間電源スイッチを切ったときは、GPS
衛星からの信号を受信するのに時間がかかることがあります。
● 本製品を磁石やモーターなどの強力な磁気を発生させる装置の近くに、
絶対に置かないでください。
24
付属のソフトウェアについて
ここでは、付属のGPSReceiverSolutionDisk(CD-ROM)に収録さ
れている、各ソフトウェアの概要と、パソコンへのインストール方法を説明
します。
ジーピーエス
GPS
GP-E2用のソフトウェアと、使用説明書が収録されてい
ます。
マップ
ユーティリティー
Map
Utility
GP-E2で記録した位置情報を使用して、パソコンの地図に、画像の撮影
場所、撮影方向や移動ルートを表示したり、GPS情報のない画像に位置情
報を付加することができます。また、GP-E2と接続することで、ログ情報
をファイルとしてパソコンに保存したり、ログ取得間隔の変更やログ情報の
消去などを行うことができます。
イメージブラウザー
ImageBrowser
MapUtilityを最新版に更新することができます。
その他の機能については、ImageBrowserEXの使用説明書 PDFをご確
認ください。
レシーバー
Receiver
イーエックス
Solution
EX
ソリューション
ディスク
Disk
MapUtilityを利用するためには、ImageBrowserEXをインストールする必要
があります。
25
付属のソフトウェアについて
ソフトウェアのインストール
旧バージョンのソフトウェアがインストールされている場合でも、下記の手順に
従ってインストールしてください(必要に応じて、上書きインストールされま
す)。
1 パソコンにGPSReceiverSolutionDisk(CD-ROM)を入
れる
2 CD-ROMのアイコンをダブルクリックする
● Windowsでは、[
● Macintoshでは、デスクトップ上に表示されるアイコン
3[
Setup.exe
4[
おまかせインストール
する
● インストール途中に、MicrosoftSilverlightのインストール画面
が表示された時は、MicrosoftSilverlightのインストールを行っ
てください。
5[
完了
]をクリックし、CD-ROMを取り出す
● インストール完了です。
(マイ)コンピューター
]をダブルクリックする
]をクリックし、画面の指示に従って操作
]内に表示されるアイコン
26
付属のソフトウェアについて
使用説明書PDFファイルのコピー方法と見かた
1 パソコンに GPSReceiverSolutionDisk(CD-ROM)を入
れる
2 CD-ROMのアイコンをダブルクリックする
● Windowsでは、[
● Macintoshでは、デスクトップ上に表示されるアイコン
3[
Manual
]フォルダをダブルクリックして開く
4[
Japanese
● 以下の名前の使用説明書PDFファイルがコピーされます。
MapUtility MUx.xWJxx MUx.xMJxx
ImageBrowserEX IBXxxJxx
]フォルダをパソコンにコピーする
(マイ)コンピューター
Windows Macintosh
]内に表示されるアイコン
5 コピーしたPDFファイルをダブルクリックする
● パソコンにAdobe Reader(最新版推奨)がインストールされてい
る必要があります。
● Adobe Readerはインターネット上から無料でダウンロードできま
す。
27
ブラケット(別売)を使う
別売のアクセサリーブラケットAB-E1は、外付けストロボや内蔵ストロ
ボを併用するときなどに使用します。図のようにカメラとGP-E2をブラ
ケットに取り付けます。
ブラケットは、カメラに対して平行に取り付けてください。ブラケットが
少しでも斜めに取り付いていると、正確な方位が記録されません。
三脚ねじ穴
28