BOSCH DLE50 User Manual

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このたびは、弊社デジタルレーザーメーターをお 買い求めいただき、誠にありがとうございます。
● ご使用になる前に、この『取扱説明書』をよく お読みになり、正しくお使いください。
● お読みになった後は、この『取扱説明書』を大 切に保管してください。わからないことが起き たときは、必ず読み返してください。
デジタル レーザーメーター DLE 50
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安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2
本製品について
用 途 ············································ 5 各部の名称 ········································ 5 仕 様 ············································ 7 標準付属品 ········································ 8
使い方
作業前の準備をする ································ 9 作業する ·········································· 11 メジャーリングツールの精度チェック ················ 26
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 27 修理を依頼するときは ······························ 29
お手入れと保管
廃棄 ·············································· 30
付録
ストラップの取り付けについて ······················ 31
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◆ ご使用前に、この『安全上のご注意』をすべてよくお読みのうえ、指示 に従って正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管 してください。
◆ 他の人に貸し出す場合は、いっしょに取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は 意味を表わします。
◆ 誤った取扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負う 可能性が想定される内容のご注意。
◆ 誤った取扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が想 定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 のご注意。
なお、 能性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載しているので、必ず 守ってください。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可
に区分していますが、それぞれ次の
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警 告
1. レーザー光を直接のぞかないでください。
◆ 本機はレーザークラス 2(EN60825-1 準拠)のレーザー光を発光します。 レーザー光が目に入りますと視力に影響を及ぼす場合があります。
2. 取扱説明書に記載された使用方法に従って使用してください。
3. 取扱説明書およびボッシュ電動工具カタログに記載されてい る付属品やアクセサリー以外は使用しないでください。
4. レーザーメガネを保護メガネとして使用しないでください。
◆ レーザーメガネはレーザー光の視認を助けるものであり、レーザー光から 目を保護するものではありません。
5. レーザーメガネをサングラスとして使用したり、道路交通上で着 用したりしないでください。
◆ レーザーメガネでは紫外線からの完全な保護はおこなえません。またレー ザーメガネは色の認識力を低下させます。
6. 本機を分解・改造しないでください。
7. 測定を行う場合は安全な測定場所を確保してください。
8. レーザー光が他人や自分に向いていないことを確かめて、本機 を設置してください。
9. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、本機に破損や亀裂、 変形がないことをよく確認してください。
10. 使用中に異常が疑われるときには、直ちに使用を中止し、お買 い求めの販売店またはボッシュ電動工具サービスセンターに 点検を依頼してください。
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注 意
1. 使用前に、本機に損傷がないか点検してください。
◆ 使用前に、本機に損傷がないか十分に点検し、正常に作動するか、また所 定機能を発揮するか確認してください。
2. 無理な姿勢で作業しないでください。
◆ 常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにしてください。
3. 子供を近づけないでください。
◆ 目の届かない場所で子供に本機を使用させないでください。
4. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
◆ 子供や製品知識を持たない方の手の届かない安全な所、または鍵の掛かる 所に保管してください。
5. 点検は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サ ービスセンターにお申し付けください。
◆ 点検の知識や技術のない方が点検しますと、十分な性能を発揮しないだけ ではなく、事故やけがの原因になります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
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用 途
◆ 距離、面積、体積、辺(三平方の定理)の測定
各部の名称
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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操作盤
ディスプレイ
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◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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仕 様
型 番 DLE 50
測定可能範囲
測定精度 ±3 mm
測定時間*2 0.5 秒未満(標準測定時) 4
最小測定単位 1 mm
使用温度範囲 -10~+50℃
保管温度範囲 -20~+70℃
最大相対湿度 90%
レーザークラス 2
レーザーの種類 635 nm、 <1 mW
レーザー光径 約 6 mm(測定距離 10 m 時) (周辺温度 25℃の場合) 約 30 mm(測定距離 50 m 時)
*1
0.05~50 m
±1.5 mm(標準測定時)
(測定時の対象物・周囲の測定状況に影響を受ける場合)
(測定時の対象物・周囲の測定状況に影響を受ける場合)
防じん・防水構造 IP54(電池収納部を除く)
質 量 175 g(電池を含む)
電 源 単 4 形アルカリ乾電池 4 本
電池寿命 約 30000 回(アルカリ乾電池使用時)
自動電源オフ(測定を行なわなかった場合) レーザー光 約 20 秒
本 体 約 5 分
*1 測定可能範囲は、測定対象表面からのレーザー光の反射特性や、使用周囲の明るさに
より異なります。測定対象表面からの拡散反射(鏡反射ではない)が確保され、レー ザー光と周囲との明るさの差が大きい、屋内、暗い場所などでその測定能力を発揮し ます。強い直射日光が当たるなど、測定に不利な環境で使用する場合は、必要に応じ
てターゲットパネルを使用してください。 *2 測定時間は測定距離、周囲の明るさ、測定対象表面からの反射特性により異なります。 お客様のメジャーリングツールのシリアルナンバーは、銘板に記載されています。 (5 ページ「各部の名称」参照)
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標準付属品
キャリングバック
ストラップ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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作業前の準備をする
電池を取り付ける・取り外す
取り付け
1. 電池収納カバーロック⑥を矢印 の方向に押し、電池収納カバー⑦ を取り外します。
2. 電池収納部内の表示に従い、電池の向きに注意して電池を取り付けま す。
アルカリ乾電池を使用してください。 電池を交換するときは、常に新しい電池を 4 本セットで交換してくださ
い。この際、メーカーおよび容量の異なる電池を使用しないでください。
付属されている電池は作動テスト用です。
3. 電池収納カバー⑦のツメを本体 の凹部に差し込み、上から押し込 んで取り付けます。
長時間にわたって本機をご使用にならない場合は、本体から電池を取り外して
ください。長時間にわたって放置すると、電池の腐食および自然放電につなが ります。
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取り外し
1. 電池収納カバーロック⑥を押して、電池収納カバー⑦を取り外します。
2. 電池を取り外します。
3. 電池収納カバー⑦のツメを本体の凹部に差し込み、電池収納カバー⑦
を上から押し込んで取り付けます。
三脚を取り付ける(三脚を使用して測定するときのみ)
1. ハウジング下部に装備された
1/4"ネジ穴⑪を使用して、市販 の写真撮影用三脚に本体を取り 付けます。(15 ページ「1/4"ネ ジ穴」参照)
2. 三脚を使用して測定する基準点
を選択します。
この場合の基準点はネジ穴とな
ります。
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作業する
◆ レーザー光を直接のぞかないでください。
◆ レーザー光が他人や自分に向いていないことを確かめて、本機 を設置してください。
◆ 本機を水分や直射日光から保護してください。
◆ 極度に温度の高いまたは低い環境、極度に温度変化のある場所 では使用しないでください。
測定するときは、受光レンズ⑩およびレーザー出力部⑨に何も被さっていない
ことを確認してください。
測定中はメジャーリングツールを動かさないでください。(連続モードは除く)
このため、メジャーリングツールはできるだけ測定点上にあてるようにしてく ださい。
測定はレーザ-光の中心が対象になります。これは対象物に対して斜めに照準
された場合も同様です。
測定範囲は、使用環境の明暗度および照準対象面からの反射特性により異なり
ます。日光照射の強い屋外で作業を行なう際には、レーザーメガネおよびター ゲットパネルを使用するか、照準対象面に影をあてるとレーザー光が見やすく なります。
透明な表面(ガラス、水面など)および鏡表面を対象物にして測定を行なった
場合、正しく測定されないことがあります。
同様に穴があいている表面や、凹凸のある表面、温度差のある空気層、間接的
な反射光の受光などが測定誤差の原因となることがあります。これらの現象は 物理的原因によるものであり、本機でのお取り扱いによりこれらの問題を解消 することはできません。
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電源を入れる
スイッチの ON/OFF
スイッチ ON :「電源ボタン⑰ 」または「測定スタートボタン⑫」を押す。
電源を入れた時点では、まだレーザー光は照射されません。
スイッチ OFF:「電源ボタン⑰
測定後5分経過すると、自動的に電源が OFF になります。
」を押す。
測定モードを選択する
測定モードは、“距離測定モード”“面積測定モード”“容積・体積測定モード” “辺測定モード”“連続測定モード”の 5 つから選択できます。 電源を入れた直後は、“距離測定モード”が選択されています。 一度任意の測定モードに設定した後は、モードを変更するか電源を切らない 限り、設定したモードのままで測定されます。
距離測定モード
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距離を測定したいときに選択します。 ディスプレイ②に距離測定マーク “ __ ”が表示されるまで、「距離測定/ 連続測定ボタン ます。
」を繰り返し押し
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面積測定モード
面積を測定したいときに選択します。 ディスプレイ②に面積測定マーク “ ド選択ボタン⑳ す。
”が表示されるまで、「測定モー
」を繰り返し押しま
容積・体積測定モード
容積、体積を測定したいときに選択しま す。 ディスプレイ②に容積・体積測定マーク
“ ード選択ボタン⑳ ます。
”が表示されるまで、「測定モ
」を繰り返し押し
辺測定モード
障害物にレーザー光が遮られて直接測 定ができない場合や、反射に適した対象 物がない場合に選択します。 ディスプレイ②に辺測定マーク“ が表示されるまで、「測定モード選択ボ タン⑳
」を繰り返し押します。
連続測定モード
照準点を基準に、距離を測定したいとき に選択します。 ディスプレイ②に連続測定マーク “ /連続測定ボタン ます。
”が表示されるまで、「距離測定
」を繰り返し押し
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基準点を選択する
基準点は“本体の前方端部”“本体の後方端部”“ストッパーピンの後方端部” “1/4″ネジ穴”の4個所で設定できます。 電源を入れた直後は、後方端部が基準点になっています。 一度任意の基準点に設定した後は、基準点を変更するか電源を切らない限り 同じ基準点で測定されます。
本体の前方端部(テーブルの角から測定する場合など)
ディスプレイ②に“ まで、「測定基準点選択ボタン⑬ 繰り返し押します。
”が表示される
」を
本体の後方端部(壁に当てる場合など)
ディスプレイ②に“ ”が表示され るまで、「測定基準点選択ボタン⑬ を繰り返し押します。
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ストッパーピン④の後方端部(空間の隅から測定する場合など)
ディスプレイ②に“ ”が表示され るまで、「測定基準点選択ボタン⑬ を繰り返し押します。
ストッパーピン④の使用は、空間の隅か ら測定する場合(室内の対角線)や測定 が困難な場所(シャッターレールなど) での測定に適しています。
ストッパーピン④はストッパーピンロック⑤を横にずらすと、ピンが立ちま す。 ストッパーピン④を収納するときは、ストッパーピン④を本体側に倒して、 元の位置に戻すと、ストッパーピンロック⑤で固定されます。
1/4″ネジ穴⑪(三脚を使用して測定する場合など)
ディスプレイ②に“ まで、「測定基準点選択ボタン⑬ 繰り返し押します。 基準点はネジ穴になります。
”が表示される
」を
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測定する
◆ レーザー出力部⑨が他人や自分に向いていないことを確かめて から、レーザー光を照射させてください。
照射後、約 20 秒以上測定を行わないと、レーザー光は自動的に切れます。
切れてしまったときは、再度「測定スタートボタン⑫」を押すと照射されます。
ガイドライン③を使用した照準 ガイドライン③を使用すると、遠距離の 照準が行いやすくなります。 本機上部のガイドライン③に沿って対 象物を見るようにすると、レーザー光と 視線が平行に照準されます。
距離を測定する
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。 レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して測定します。 測定が完了すると、レーザー光は自動的に切れます。
測定が完了すると“カチッ”と音 が鳴り、測定値がディスプレイ② に表示されます。
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面積を測定する
長さと幅を測定して面積を求めます。
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。 レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を長さの目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して長さを測定します。
測定が完了すると“カチッ”と音 が鳴り、測定値がディスプレイ② に表示されます。
4. 続けて、レーザー光を幅の目標面に当てます。
長さの測定が終わっても、レーザーは照射されたままになっています。 測定基準点の変更が必要な場合は、「測定基準点選択ボタン⑬ 」を押
して、変更してください。
5. 「測定スタートボタン⑫」を押して幅を測定します。 測定が完了すると、レーザー光は自動的に切れます。
測定が完了すると“カチッ”と音
が鳴り、測定値がディスプレイ② に表示されます。
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容積・体積を測定する
長さ、幅、高さを測定して、容積・体積を求めます。
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。 レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を長さの目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して長さを測定します。
測定が完了すると“カチッ”と音 が鳴り、測定値がディスプレイ② に表示されます。
4. 続けて、レーザー光を幅の目標面に当てます。
長さの測定が終わっても、レーザーは照射されたままになっています。 測定基準点の変更が必要な場合は、「測定基準点選択ボタン⑬ 」を押
して、変更してください。
5. 「測定スタートボタン⑫」を押して幅を測定します。
測定が完了すると“カチッ”と音 が鳴り、測定値がディスプレイ② に表示されます。
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6. 続けて、レーザー光を高さの目標面に当てます。
幅の測定が終わっても、レーザーは照射されたままになっています。 測定基準点の変更が必要な場合は、「測定基準点選択ボタン⑬ 」を押
して、変更してください。
7. 「測定スタートボタン⑫」を押して高さを測定します。
測定が完了すると、レーザー光は自動的に切れます。
測定が完了すると“カチッ”と音 が鳴り、測定値がディスプレイ② に表示されます。
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辺測定する
何らかの障害物にレーザー光が遮られ、直接の測定が行えない場合や、反射 に適した対象物がない場合、辺測定することで、値を出すことができます。 正確な測定結果を得るためには、レーザー光と求めようとする距離が、完全 に直角を成す必要があります。(三平方の定理)
右記の例で、距離Cを求めようと した場合、A辺とB辺を測定しま す。 AとCは直角である必要がありま す。
%
q
$
#
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。 レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. A辺の距離を測定します。
3. B辺の距離を測定します。
A辺を測定したときの測定基準位置と、同一の位置で測定してください。
測定基準位置がずれると、正確な値を得ることができません。
B辺の測定が完了した時点 で、Cの距離が計算され、デ ィスプレイ②に表示されま す。
計算された距離の最小測
定単位は 1cm になります。
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連続測定する
照準点を基準としながら距離を測ります。 連続測定は、約5分間測定し続けます。
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。
レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して測定します。
測定値は 0.5 秒ごとに“カチッ” と音が鳴り更新されます。 ディスプレイ②に希望する距離 が表示されるまで、本機を移動さ せてください。
連続測定を中断したいときは、「測定スタートボタン⑫」を押してくだ
さい。 レーザー光が切れ、その時点での測定値がディスプレイ②に表示されま す。 再度、「測定スタートボタン⑫」を押すと、連続測定を新たに開始しま す。
4. 希望する距離の値が表示されたら、「測定モード選択ボタン⑳ たは「距離測定/連続測定ボタン ます。
連続測定は、5分後自動的に解除されます。
自動的に解除された場合は、最終の測定値がディスプレイ②に表示され たままになります。
」を押して、連続測定を終了し
」ま
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連続レーザー照射
本機は、必要に応じて連続レーザー照射を行うこともできます。 「レーザー光連続照射ボタン⑯ が点灯表示され、レーザーが連続照射されます。
連続レーザー照射に設定した場合、各測定作業の間にも継続してレーザーが 照射されます。測定時には「測定スタートボタン⑫」を 1 回押すだけで、測 定が行えます。
連続レーザー照射を解除するときは、「レーザー光連続照射ボタン⑯ 押して照射を停止させるか、「電源ボタン⑰ さい。 電源を切った場合、再度「電源ボタン⑰ 定スタートボタン⑫」を押すとレーザーが照射される状態に戻っています。
」を押すと、ディスプレイ②に“LASER”
」を押して電源を切ってくだ
」を押して電源を入れると、「測
測定値を削除する
「クリアボタン⑱ 」を押すと、測定値が削除されます。
測定値を保存・加算・減算・表示・削除する
測定値の保存
」を
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最新の測定値を保存することができま す。 ディスプレイ②に測定値が表示されて いるときに、「メモリ加算ボタン⑲ を押します。 測定値の保存が完了すると、ディスプレ イ②に『M』が表示され、その横に『+』 が 1 回点灯します。
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測定値が保存されていると、電源が切れ ても、値は消えません。 測定値が保存されていると、再度電源を 入れたとき、ディスプレイ②に 『M』 が表示されます。
測定値の加算
メモリ内にすでに測定値が保存されている場合、その測定値に新しい測定値 が加算されます。
加算されるのは、測定範囲が一致している場合のみです。
1. 保存されている値と同じ測定値モードが選択されているか、確認しま す。 モードが違っている場合は、同じモードにしてください。
2. 測定を行います。 16 ページ「
3. 測定値がディスプレイ②に表示 されたら、「メモリ加算ボタン⑲
」を押します。 値の計算が完了すると、ディスプ レイ②の“M”の横に『+』が1 回点灯します。
4. 「メモリ読み取りボタン⑭ 押します。 加算された値が表示されます。
測定する」参照
」を
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測定値の減算
メモリ内にすでに測定値が保存されている場合、その測定値に新しい測定値 が減算されます。
減算されるのは、測定範囲が一致している場合のみです。
1. 保存されている値と同じ測定値モードが選択されているか、確認しま
す。 モードが違っている場合は、同じモードにしてください。
2. 測定を行います。
16 ページ「
3. 測定値がディスプレイ②に表示
されたら、「メモリ減算ボタン⑮
」を押します。 値の計算が完了すると、ディスプ レイ②の“M”の横に『-』が1 回点灯します。
4.「メモリ読み取りボタン⑭
を押します。 減算された値が表示されます。
測定する」参照
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保存中の測定値の表示
「メモリ読み取りボタン⑭ 」を押す と、ディスプレイ②に『M』が表示され、 メモリ内に保存されている測定値が表 示されます。
ディスプレイ②にメモリ内に保存されている測定値『M=』が表示されている
ときに、「メモリ加算ボタン⑲ 示されます。
「メモリ減算ボタン⑮ 」を押すと、
メモリ内に保存されている値がリセ ットされます。
」を押すと、表示されてる値が倍増されて表
メモリの削除
1. 「メモリ読み取りボタン⑭ 」を 押して、メモリ内に保存されてい る値を表示させます。
2. 「クリアボタン⑱ す。 保存されていた値が削除され、デ ィスプレイ②に表示されている 『M』マークも消えます。
」を押しま
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メジャーリングツールの精度チェック
誤って落としたり、ぶつけたりして精度が気になるときは、下記の手順で精 度チェックを行ってください。
測定作業後に精度比較チェックが行えるよう、すべての測定値を記録してくだ
さい。
1. すでに寸法がわかっている 1~10 m程度の辺を選びます。
(室内幅、ドア用開孔口などの変化することのない場所)
2. この辺の測定を 10 回続けて行います。
寸法値の許容誤差は最大±3 ㎜です。
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故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。 ② 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
温度表示bが点滅してい て、測定ができない
電池交換サインaが点灯 する
電池交換サインaが点滅 し、測定が行えない
『ERROR』および 『 ––––– 』がディスプレ イ②に表示される
ディスプレイ上部で『E RROR』が点滅表示さ れる
本体が使用温度範囲(- 10℃から+50℃)になっ ていない
電池容量の低下 (測定はまだ可能)
電池容量が少なすぎる 電池を交換する
レーザー光と対象物間の 距離が近すぎる
対象物からの反射が強す ぎる(鏡等)または弱す ぎる(黒地の布等)、
周囲が明るすぎる
レーザー出力部⑨または 受光レンズ⑩が曇ってい る (急激な使用環境温度の 変化などが原因)
測定値の加算/減算を行 う際に、それぞれの測定 値単位が異なっていた
本体が使用温度範囲にな るまで待つ
電池を交換する
レーザー光と対象物の間 を離す
ターゲットパネル(別売) を使用する
やわらかい布でレーザー 出力部⑨または受光レン ズ⑩を磨く
測定単位が同じもので、 加算・減算し直す (測定値の加算/減算は 同一の測定単位でのみ可 能です)
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症 状 原 因 対 処
測定結果が不正確である
本機は毎回の測定中にセルフチェックが行われています。 故障が確認されるとディスプレイ②で左記のマークが点滅しま す。この場合、または上記(表中)の措置をとってもエラーがなく ならない場合には、お買い求めの販売店または弊社コールセン ターへご相談ください。
測定対象物から適切な反 射が得られない(水面、 ガラスなど)
レーザー出力部⑨または 受光レンズ⑩に何かが被 さっている
照準対象面に何らかの覆 いをする
レーザー出力部⑨または 受光レンズ⑩を覆ってい る障害物を取り除く
コールセンターフリーダイヤル 0120-345-762
土・日・祝日を除く、午前 9:00~午後 6:00 ※携帯電話からお掛けのお客様は、TEL.03-5485-6161 をご利用ください。
コールセンターフリーダイヤルのご利用はできませんのでご了承くだ さい。
ボッシュ株式会社ホームページ http://www.bosch.co.jp
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修理を依頼するときは
◆ この製品は厳重な品質管理体制の下に製造されています。万一、本取扱 説明書に書かれたとおり正しくお使いいただいたにもかかわらず、不具 合(消耗部品を除きます)が発生した場合は、お買い求めの販売店また はボッシュ電動工具サービスセンターまでご連絡ください。
弊社で現品を点検・調査のうえ、対処させていただきます。 なお、この製品には保証書がついておりますので、現品とともにご掲示
ください。
ボッシュ電動工具サービスセンター
〒360-0107 埼玉県熊谷市千代 39 TEL 048-536-7171 FAX 048-536-7176
ボッシュ電動工具サービスセンター西日本
〒811-0104 福岡県糟屋郡親宮町的野 741-1 TEL 092-963-3486 FAX 092-963-3407
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● メジャーリングツールを保管・運搬する際には、必ず付属のキャリングバ ックに収納してください。
● メジャーリングツールはきれいな状態を保ってください。
● メジャーリングツールを水中やその他の液体中に入れないでください。
● 汚れは湿ったやわらかい布で拭き取ってください。洗浄剤や溶剤は使用し ないでください。
● 受光レンズ⑨は眼鏡およびカメラレンズ等の光学機器と同等に損傷を受 けやすい部品です。特に慎重にお取り扱いください。
● レンズのほこりは、吹き飛ばしてください。
● レンズには指で触れないでください
廃 棄
本機の廃棄処分は各地域の行政が指導する方法に従って適切に処分してくだ さい。 本機を不適切に廃棄処分すると、以下のような問題が起きる恐れがあります。
● プラスチック部品を燃やすと、有毒ガスが発生し、人体に悪影響を及ぼす 恐れがあります。
● 電池が損傷したり、加熱され爆発したりすると、毒物の発生、火傷、腐食、 火事あるいは環境汚染の原因となることがあります。
● 本機を無責任に廃棄処分すると、製品知識の無い人が規定を守らずに使用 する恐れがあります。そのため自分自身だけでなく第三者も重症を負った り、環境汚染を起こすことがあります。
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ストラップの取り付けについて
● 本体裏面にあるストラップ取り付け部にストラップのひもを通してご使 用ください。
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MEMO
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EMA-DLE50
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