DRUM TRIGGER MODULE
取扱説明書
JA
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未
然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しない でくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
■
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するた
めに、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
警告
う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの楽器店ま
たは巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
警告
電源 / 電源アダプター
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤っ
必ず実行
必ず実行
必ず実行
て接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源アダプターは、必ず指定のもの(PA-3C)を使用
する。
(異なった電源 アダプターを使用すると)故障、発熱、
火災などの原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりを
きれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
禁止
(3)-14
1/3
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近づ
けたり、無理に曲げたり、傷つけたり しない。また、
電源コードに重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因にな
ります。
DTXPRESS IV
2
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解したり
改造したりしない。
感電や火災、けが、また
禁止
は故障の原因になりま
す。異常を感じた場合な
ど、点検や修理は、必ず
お買い上げの楽器店ま
たは巻末のヤマハ電気
音響製品サービス拠点
にご依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
禁止
火に注意
本体の上にろうそくなど火気のあるものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
禁止
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かな
い。また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところ
で使用しない。
禁止
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故障
の原因になります。入った場合は、すぐに電源スイッチ
を切り、電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買
い上げの楽器店または巻 末のヤマハ電気音響製品サー
ビス拠点に点検をご依頼ください。
電源 / 電源アダプター
電源プラグを抜くときは、電源アダプターコードを持
たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災の原因に
必ず実行
なることがあります。
異常に気づいたら
必ず実行
注意
設置
禁止
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、また
は、使用中に音が出なくなったり異常なにおいや煙が
出たりした場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源
プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お
買い 上げの楽器店また は巻 末のヤ マハ電気音響製 品
サービス拠点に点検をご依頼ください。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブ
の近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が
極端に低いところ、また、ほこりや振動の多いところ
で使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりす
る原因になります。
必ず実行
禁止
長期間使用しないときや落雷のおそ れがあると きは、
必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ足配線をしない。
音質が 劣化したり、コン
セント部 が異常発熱して
火災の原 因になることが
あります。
(3)-14
2/3
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製
品の近くで使用しない。
楽器本体またはテレビ
やラジオなどに雑音が
生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがを
したりする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコードな
どの接続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したりす
るおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じ
た場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコ
ンセントから抜いてくだ さい。また、電源スイッ チを
切った状態でも微電流が流れています。この製品を長時
間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセントから
抜いてください。
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
3
必ず実行
禁止
接続
必ず実行
指定の
スタンド / ラック
ジがある場合は必ずそれを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりする
原因になります。
放熱用スリットに本などを置いて、ふさがない。
本体内部に熱がこもり、故障や火災の原因になることが
あります。
他の機器と接続す る場合 は、すべての機器の電源 を
切った上で行なう。また、電源を入れたり切ったりす
る前に、必ず機器のボリュームを最小にする。さらに、
演奏を始める場合も必ず両機器のボリュームを最小に
し、演奏しながら徐々にボリュームを上げていき適切
な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
を使用する。また、付属のネ
使用時の注意
パネルのすき間から金 属や紙 片などの異物を入れな
い。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあり
禁止
禁止
禁止
禁止
ます。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電
源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの
楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点
に点検をご依頼ください。
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品
などを置かない。
本体のパネルが変色 / 変質する原因になります。
本体の上にのったり重いも
のをのせたりしない。また、
ボタンやスイッチ、入出力
端子などに無理な力を加え
ない。
本体が破損したり、お客様や
他の方 々がけがをしたりす
る原因になります。
大きな音量で長時間ヘッド
フォンを使用しない。
聴覚障害の原因になりま
す。
データの保存
手入れ
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、
化学ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルが変色 / 変質する原因になります。お手入
禁止
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れています。スタンバイ時の消費電力は、最小限の値で設計されています。
この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
・ この製品は、ヤマハ ( 株 ) が著作権を有する著作物やヤマハ ( 株 ) が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱しています。その著作物とは、
すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDI データ、WAVE データ、音声記録データ、楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含みま
す。ヤマハ ( 株 ) の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許
されていません。
・ ヤマハ ( 株 ) および第三者から販売もしくは提供されている音楽 / サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権
利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。
・ その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
れには、乾いた柔らかい布をご使用ください。
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
禁止
フラッシュ ROM への書き込み中 ( 画面に「now
storing...」と表示されます ) に、絶対に電源を切らな
いでください。ユーザーメモリー上のデータが失われ
たりシステムデータが壊れたりして、次に電源を入れ
たときに正常に起動しなくなるおそれがあります。
DTXPRESS IV
4
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
(3)-14
3/3
はじめに
このたびは、ヤマハDTXPRESS IVをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
DTXPRESS IVは、高品位でバリエーション豊かなドラムボイスを備え、パッドコントロー
ラー付スネアパッドにも対応したコンパクトなドラムトリガーモジュールです。バラエティに
富んだリズムを揃えたプリセットソングに加え、自分の演奏を録音することもできるソング機
能、リズム感を養うグルーブチェック機能、多機能メトロノームの搭載など、アンサンブル力
を磨くためのトレーニング用機能も充実しています。
DTXPRESS IVの優れた機能を十分にご活用いただくために、この取扱説明書をよくお読み
くださいますようご案内申しあげます。
また、ご一読いただいたあとも、不明な点が生じた場合に備えて、保証書とともに大切に保管
いただきますようお願いいたします。
付属品 (お確かめください)
□ 電源アダプター (PA-3C)
□ モジュールホルダー
□ モジュールホルダー止めネジ:2本
□ 取扱説明書(本書 )
□ 保証書
表記上の決まり
・[DRUM KIT]、[CLICK] など パネル上のボタンは、[ ]で囲んで表します。
・[SHIFT]+ [DRUM KIT] など [SHIFT]ボタンを押しながら[DRUM KIT]ボタンを押すことを意味します。
・[ <]/[ >]など [ <]ボタンまたは [ >]ボタンを使うことを意味します。
Completed!
・
この取扱説明書に掲載されているイラストや表示画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる
場合があります。
■
パッドについて
この取扱説明書では、DTXPRESS IV に接続できるパッドの品番を掲載していますが、これらは本書制作時点での最新品番です。その後
発売された最新品番については、下記ページでご確認いただきますよう、お願いします。
http://www.yamaha.co.jp/product/drum/ed
など LCDディスプレイ(画面)に表示される文字は、 で囲んで表します。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑を
かけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンを
ご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないように適度な音量でお楽しみください。
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
5
DTXPRESS IVの特長
DTXPRESS IVは、コンパクトなボディにドラムトリガー機能、リアルで高音質な32音ポリフォニック音
源、高機能メトロノーム、さまざまなジャンルのソングを内蔵したスーパーユニットです。
ライブパフォーマンスに、トレーニング用に、幅広くお使いいただけます。
* トリガーとは、電子ドラムやアコースティックドラムのパッドを叩いた強さを、音源モジュールに電子的に伝えることを指します。
DTXPRESS IV はこのドラムトリガー信号をトリガー入力端子経由で受け、内蔵のドラムボイス(打楽器音)を鳴らします。
■ドラムトリガー機能
・12個のトリガー入力に対応した端子群とハイハットコントローラー端子を装備。2ゾーンパッド、 3ゾーンパッド( 叩
く位置によって違うトリガー信号を送信するパッド)に対応した端子も装備、さらにスネア用端子はパッドコントロー
ラーにも対応しています。アコースティックのスネアドラムと同様の感覚でスナッピーの調節やチューニングができ
るなど、アコースティックドラムに遜色ない操作性と演奏性を実現しました。
・ ヤマハドラムトリガー DT20などを使えば、アコースティックドラムに接続することもできます。
・ プレーヤーの演奏スタイルやセットアップに合わせて、パッドのトリガー入力タイプや感度などのセットアップデー
タをカスタマイズすることができます。
・ アコースティックキットはもちろん、ロック、ファンク、ジャズ、レゲエ、ラテンパーカッションなど、さまざまな
ジャンルに対応したドラムキット(個々の打楽器音のセット)を50種類プリセットで内蔵。また、豊富なドラムボイス
を使ってオリジナルのドラムキットをセットアップできるユーザーキット用メモリーも20セット分用意されていま
す。
■音源部
・32音ポリフォニックの高品位16 ビットAWM2 (PCM)音源が、リアルで高音質なサウンドを生み出します。
・ アコースティックドラムからパーカッション、効果音など、バリエーション豊かなドラムボイスを427音色内蔵。
・ 内蔵エフェクトには、高品位なデジタルリバーブを採用。
■高機能メトロノーム
・ 音符の種類ごとに細かくクリックを設定できるメトロノームを搭載。クリック音ごとに音色やチューニングを自由に
設定できます。またタイマーでクリックの動作時間を決めたり、ブレイクを設定したりすることもできます。
・ パッドを叩くタイミングでソングやクリックのテンポを設定するタップ機能も装備。あなたの感覚でソングやク
リックのテンポを設定することができます。
■シーケンサー機能
・ さまざまなジャンルのソングを63曲内蔵。ドラムパートをミュートして曲に合わせてバンド気分でプレイしたり、
ベースのみを再生(ベースソロ機能)しての練習など、トレーニングの強い味方となる機能を備えています。
・ 自分の演奏データをリアルタイム録音することができます。自分の演奏データを再生させながら、演奏することもで
きます。
・ パネルからコントロールできるメインのソング1曲に加え、トリガー入力により独立してコントロールできるパッド
ソングを3曲同時に再生させることができます。
■グルーブチェック機能
・ パッドを叩くタイミングの正確さをチェックするグルーブチェック機能を搭載。正確なショットのみを発音するリズ
ムゲート機能や、ショットの正確さを自動評価しレベルを自動設定するチャレンジモードなど、ゲーム感覚でショッ
トのトレーニングができます。
■インターフェース
・ MIDI OUT端子を装備。外部音源を鳴らしたり、外部シーケンサーを同期させることができます。
・ AUX IN端子を装備、CDプレーヤーなどを接続して、CDの音楽に合わせて演奏することができます。
・ ヘッドフォン端子を装備。外部に音を出さずに練習することができます。
DTXPRESS IV
6
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
目次
はじめに ......................................................... 5
付属品 (お確かめください)........................................5
表記上の決まり ............................................................ 5
DTXPRESS IVの特長 ............................................... 6
各部の名称と機能............................................. 8
トップパネル ................................................................8
リアパネル.................................................................... 9
1 音を出す準備(接続).................................. 10
1 パッドの接続........................................................10
DTXPRESS IV スタンダードセット ........... 10
DTXPRESS IV スペシャルセット ............... 11
アコースティックドラムを接続するには ......11
2 電源の準備............................................................12
3 スピーカーやヘッドフォンの接続 ..................... 12
4 電源を入れる........................................................13
5 トリガーセットアップの切り替え ..................... 14
5 グルーブチェック機能を使ってみよう! ...... 24
グルーブチェックのモード...................................... 24
6 演奏を録音してみよう! ............................ 26
録音のしくみ............................................................. 26
7 自分だけのドラムキットを作ろう! ............ 28
ファクトリーセット ................................................. 35
8 トリガーセットアップの設定 ...................... 36
トリガーセットアップの設定手順 .......................... 36
各設定画面の説明 ..................................................... 37
エラーメッセージ一覧.................................... 40
困ったときは ................................................ 40
索引 ............................................................. 42
2DTXPRESS IVを叩いてみよう! ............ 15
ハイハットの調整 ..................................................... 16
パッドコントローラーの設定 ..................................17
3 クリックに合わせて演奏しよう! ............... 18
クリックアウトセレクト..........................................20
タップテンポ機能 ..................................................... 21
LEDディスプレイの表示設定 ................................. 21
4 ソングと一緒に演奏してみよう! ............... 22
パッドファンクションの設定 ..................................23
資料 ............................................................. 43
MIDIデータフォーマット ........................................ 43
LCDディスプレイ( 画面) 一覧 ................................ 44
MIDIインプリメンテーションチャート................. 47
ドラムボイスリスト ................................................. 48
プリセットドラムキットリスト.............................. 49
プリセットソングリスト.......................................... 49
仕様 ............................................................................ 50
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
7
各部の名称と機能
トップパネル
i
o
8.8.8.
~~~~~YAMAHA ~~~~
~~~DTXPRESS IV ~~
!0
q
w
er yu
q
ドラムキットボタン(DRUM KIT)
・ ドラムキットの選択画面に入ります。(15ページ)
・ [SHIFT]を押しながら[DRUM KIT]を押すと、トリガーセット
アップの選択画面に入ります。(14ページ)
・ 現在発音中の音を強制的に止めます。
w
クリックボタン(CLICK)
・ クリック(メトロノーム)の設定画面に入ります。(18ページ)
・ [SHIFT]を押しながら[CLICK]を押すと、グルーブチェックの
設定画面に入ります。(24ページ)
e
ソングボタン(SONG >/■)
・ ソングの選択画面に入ります。(22ページ)
・ [SHIFT]を押しながら[SONG >/■]を押すと、ソング録音の
スタンバイ状態になります。
・ ソング再生または録音のスタート/ストップを行ないます。
t
!1
y
クリックON/OFFボタン( ON/OFF)
・ クリック(メトロノーム )のスタート/ストップを行ないます。
(
18ページ
・ [SHIFT]を押しながら[ ON/OFF]を押すと、タップテンポ
の設定画面に入ります。(21ページ)
u
セーブ/エンターボタン(SAVE/ENTER)
・ データの保存(セ ーブ)や操作の実行(エンター ) を行ないます。
・ [SHIFT]を押しながら[SAVE/ENTER]を押すと、
DTXPRESS IV 全体の設定を行なうユーティリティ画面に入
ります。
i
クリックランプ
クリック(メトロノーム)やソングの小節先頭のタイミングで赤の
ランプが点灯し、それ以外のタイミングで緑のランプが点灯しま
す。
)
r
シフトボタン(SHIFT)
このボタンを押しながら各ボタンを押すことにより、各ボタンの
上側に印刷された機能を使えます。
t
セレクトボタン( <、 >)
・ このボタンを押して設定する項目を選択(点滅表示)します。表
示ページの前後にも項目がある場合は、ページを移動して表示
します。ボタンを押し続けると、点滅位置が連続して移動しま
す。
・ このボタン2つを同時に押すことで、ページ単位で移動できま
す。[ <]を押しながら[ >]を押すと前のページに戻り、[ >]を
押しながら[ <] を押すと後ろのページに移動します。
・ [SHIFT]を押しながら[ <]/[ >]を押すことにより、設定の対象
となるパッドを指定できます。
DTXPRESS IV
8
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
o
LEDディスプレイ
設定に応じて、テンポ、モードに応じた番号、クリックタイマー
を表示します。(21ページ)
!0
LCDディスプレイ(画面)
DTXPRESS IVを操作していく上で必要な情報やデータが表示さ
れます。
!1
ジョグダイアル
画面上で点滅している項目(設定対象)のデータを変更します。右
方向(時計方向)に回すと数値増加、左方向で減少します。また、
レイヤー (A/B)の切り替えやドラムミュートも、このジョグダイ
アルを回して切り替えます。
[SHIFT]を押しながら回すと、現在のテンポの値を変更できま
す。
リアパネル
!2 !3 !6 !7 !8 !5
!4 !9 @0 @1
各部の名称と機能
!2
MIDI OUT端子
DTXPRESS IV のデータを外部のMIDI機器に送信するための端
子です。DTXPRESS IV の演奏を外部の音源で鳴らしたり、
DTXPRESS IV のソングやクリックに同期させて外部のシーケン
サーを再生させたりすることができます。(13ページ)
!3
トリガー入力端子( 1SNARE〜 8KICK/9)
パッドやドラムトリガー (ヤマハDT20など)からのケーブルを接
続するための端子で、トリガー信号を受信します。
スネア、タムなど、パネルに書かれたパッドを接続します。
(10、11ページ)
SNARE........................ 3ゾーンパッド、パッドコントローラーに対応。
1
TOM1/10、 3TOM2/11、 4TOM3/12、 8KICK/9
2
.............................. モノラル×2 インプット仕様。Y字ケーブル(ス
5
RIDE、 6CRASH ..... 3ゾーンパッドに対応。
7
HI HAT........................ ステレオ(スイッチ付)パッドに対応。
●Y字ケーブル
ステレオフォーンプラグ
!4
ハイハットコントロール端子(HI HAT CONTROL)
ハイハットコントローラーを接続する端子です。(10、11ペー
ジ)
* 接続には、ステレオフォーンプラグ付ケーブル(下図)が必要
です。
テレオプラグ→モノラルジャック×2:下図参
照)を使用することで、9、10、11、12のト
リガー入力(モノラルパッド )が使用できます。
またキックパッドKP125/65をステレオケー
ブルで接続した場合も、KP125/65の外部入
力端子を9、10、11、12番の入力として使用
できます。
モノラルフォーン
ジャック
モノラルフォーン
ジャック
ラインが 2本
!5
出力端子(OUTPUT L/MONO、R)
外部アンプやミキサーなどへ接続する端子です。モノラルで出力
する場合はL/MONO端子を使用し、ステレオで出力する場合は
L/R両方の端子に接続します。
!6
ヘッドフォン端子(PHONES)
ヘッドフォンを使用するときに接続する端子です。(12ページ)
!7
AUX IN端子
外部のオーディオ機器などの出力をこの端子(ステレオミニ
ジャック)に接続します。(13ページ)
CDプレーヤーなどの出力を接続して、CDの音楽に合わせて演奏
することができます。
* 本体との音量バランスは、CDプレーヤーなどの出力機器側の
ボリュームで調整してください。
!8
マスターボリューム(VOLUME)
DTXPRESS IV全体の音量 (OUTPUT端子およびPHONES 端子
の出力)を調節します。時計方向に回すと音量が大きくなり、反
対方向で小さくなります。
!9
電源端子(DC IN 12V)
付属の電源アダプターを接続します。電源アダプターが抜け落ち
ないように、コードをコードフック @0に巻き付けておいてくださ
い。
@0
コードフック
誤ってコードが抜け落ちないためにコードを巻き付けておく場所
です。(12ページ)
@1
電源スイッチ
本機の電源スイッチです。スイッチを押して電源を入れます。
スイッチが >の場合電源が入っています。 ?の場合電源が切れ
ています。
(12ページ)
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
9
1 音を出す準備(接続)
この章では、DTXPRESS IVを使う前に必要となる基本設定について説明します。以下の手順に従って音を
出す準備をしてください。1 パッドの接続→2 電源の準備 (12ページ)→3 スピーカーやヘッドフォンの接続
(12ページ)→4 電源を入れる (13ページ)→5 トリガーセットアップの切り替え (14ページ )
!! 必ず実行してください !!
使用するドラムセット(スタンダードセット/スペシャルセット /アコースティックドラム他) に応じて、
DTXPRESS IV本体のトリガーセットアップを切り替える必要があります。設定が適正でない場合、正常に発音し
ない、パッド間の音量バランスが悪いなどの問題が発生することがあります。
設定の手順は『トリガーセットアップの切り替え』(14ページ )をご覧ください。
1 パッドの接続
下の図を参考に、各パッドからの出力ケーブルをDTXPRESS IVリアパネルの各トリガー入力端子へ接続します。
各トリガー入力端子には、それぞれ接続するパッドの名称が「 1SNARE」などと印刷されていますので、該当するパッドを接続します。
DTXPRESS IVの入出力端子にケーブルを接続する際は、感電と機器の損傷を防ぐため、必ずDTXPRESS
IVおよび各機器の電源を切った状態で行なってください。
DTXPRESS IVの取り付け
DTXPRESS IVに付属のモジュール
ホルダーとモジュールホルダー止め
ネジを使って、下図のように取り付
けます。
DTXPRESS IV
モジュール
ホルダー
[付属]
モジュールホルダー止めネジ[付属]
* 必ず付属のネジを使用してください。
NOTE
・ ハイハット用パッドは、DTXPRESS IVを
設置したパイプにも取り付けできます。
DTXPRESS IVスタンダードセット
6
CRASHへ
2
TOM1へ
7
HI HATへ
1
SNAREへ
8
KICKへ
3
TOM2へ
TOM3へ
4
5
RIDEへ
DTXPRESS IV
10
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
HI HAT
CONTROLへ
* フットペダルはスタンダード
セットに含まれません。
DTXPRESS IVスペシャルセット
1 音を出す準備 (接続)
DTXPRESS IVの取り付け
DTXPRESS IV に付属のモジュールホ
ルダーとモジュールホルダー止めネジ
を使って、下図のように取り付けます。
* 必ず付属のネジを使用してください。
DTXPRESS IV
モジュール
ホルダー [付属]
モジュールホルダー止めネジ[付属]
6
CRASHへ
スペシャルセットを組み立てる際、セットのバランスを保つために、
ラック脚部のパイプを奥側にスライドさせる必要があります。詳しく
は、ラックに付属の組立説明書をご参照ください。
NOTE
・ イラストに記載されているパッドの品番は、本書制作時点で発売されていたスタンダード
/ スペシャルセットに含まれているものです。お使いのスタンダード / スペシャルセット
に入っているパッドと、品番が違う場合もありますことをご了承ください。パッドに関す
る最新情報については、下記ページでご確認いただきますよう、お願いします。
http://www.yamaha.co.jp/product/drum/ed
RIDEへ
5
2
TOM1へ 3TOM2へ
7
HI HATへ
KP65(キックパッド)
HI HAT
CONTROLへ
* RHH135の出力「PAD」を
DTXPRESS IVの 7HI HAT
端子に、「HI-HAT CONTROL」
をDTXPRESS IVのHI HAT
CONTROL端子に接続します。
1
SNAREへ
* フットペダルはスペシャル
セットに含まれません。
8
KICKへ
4
の外部パッド入力へ
TOM3へ
* KP65(キックパッド)の
外部パッド入力に接続する
PCY135 のエッジ部とカップ
部の音色は発音されません。
アコースティックドラムを接続するには
別売のヤマハドラムトリガー DT20などをアコースティックドラムに装着し、ドラムトリガーからの出力ケーブルをDTXPRESS IVの各
トリガー入力端子へ接続することで、アコースティックドラムをDTXPRESS IVの入力パッドとして使うことができます。
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
11
1 音を出す準備 (接続)
ヘッドフォン
DTXシリーズ用モニターシステム
MS100DRJ、MS50DRJなど
OUTPUT L/MONO、R端子 PHONES 端子
2 電源の準備
DTXPRESS IVは、専用電源アダプターで動作します。
2-1. 本体の電源スイッチが STANDBY( ?)になっていることを
確認します。
2-2. 付属の電源アダプターの DCプラグを、リアパネルのDC
IN端子に差し込みます。
電源アダプターのコードが抜け落ちないようにコードフッ
クに巻き付けて固定します。
3 スピーカーやヘッドフォンの接続
DTXPRESS IVにはスピーカーが内蔵されていません。音を出す
ためには、外部アンプ+スピーカー、ヘッドフォンなどを接続し
てください。
接続には、それぞれの機器の端子形状に適合したプ
ラグを持つケーブルをお使いください。
コードフックに巻き付ける際、電源アダプターの
コードを極端に折り曲げないでください。コードの
断線や発火の原因となります。
2-3. 電源アダプターのもう一端のプラグを家庭用 (AC100V)コ
ンセントに差し込みます。
電源アダプターは必ず指定のもの(PA-3C)をご使用
ください。異なった電源アダプターを使用すると故
障、発熱、火災などの原因になります。
誤ってエアコン用などの200Vのコンセントに接続
しないようにご注意ください。
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、
必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。
● OUTPUT L/MONO、R端子(標準モノラルフォーン
ジャック)
外部アンプ+スピーカーを接続して音量を大きくして鳴らした
り、録音機器を接続して演奏を録音したりすることができます。
* モノラル入力の機器を接続する場合は、DTXPRESS IVの
OUTPUT L/MONO側端子と接続してください。
● PHONES端子(標準ステレオフォーンジャック)
ヘッドフォンの音量はリアパネルのVOLUMEつまみで調節しま
す。
ヘッドフォンをご使用の場合は、大きな音量で長時
間使用しないでください。聴覚障害の原因になりま
す。
DTXPRESS IV
12
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書
1 音を出す準備 (接続)
MUSIC PRODUCTION SYNTHESIZER
*~~DTXPRESS ~IV ~ *
*~~~Welcome! ~~~ *
8.8.8.
3
外部オーディオ機器
( ミキサー→アンプ )
1
DTXPRESS IV(MIDI送信側)
2
MIDI受信側の機器
● AUX IN端子 (ステレオミニフォーンジャック)
AUX IN端子に接続したMP3プレーヤーやCDプレーヤーの出力
を、DTXPRESS IV のサウンドにミックスしてOUTPUT端子や
PHONES端子に出力することができます。好きな曲と一緒に演
奏するときに便利です。
* DTXPRESS IV本体との音量バランスは、MP3プレーヤーなど
の出力側ボリュームで調整します。
● MIDI OUT端子
MIDIの機能を使って、DTXPRESS IVの演奏を外部の音源で鳴
らしたり、DTXPRESS IV のソングやクリックに同期させて外部
のシーケンサーを再生させたりすることができます。
MIDI(ミディ )とは
MIDI(ミディ )とは、Musical Instruments Digital Interfaceの略称
で、楽器やコンピューターを接続して演奏情報や音色情報などをやりと
りするために作られた、世界統一の規格です。この規格に準拠した楽器
やコンピューターであれば、メーカーや楽器の種類が違ってもデータを
やりとりすることができます。
4 電源を入れる
4-1. 接続が完了したら、本体リアパネルのVOLUME を左いっ
ぱい( 音量最小)に絞り、外部機器の音量が0になっている
ことを確認します。
4-2. 本体の電源スイッチを押してON( >)にしてから、次にア
ンプの電源を入れます。
4-3. 電源を切るときは、もう一度電源スイッチを押して
STANDBY ( ?)にします。
電源スイッチを切った状態でも微電流が流れていま
す。DTXPRESS IVを長時間使用しないときは必ず
コンセントから電源プラグを抜いてください。
* MIDIケーブルはMIDI規格のものをお使いください。 また、
MIDIケーブルは15mが限度とされています。 これ以上長い
ケーブルの使用は、誤動作などトラブルの原因となります。
● ミキサーやMIDI機器などを接続している場合
すべての機器のボリュームが0になっていることを確認して、
MIDI送信側の機器→ 2MIDI受信側の機器→ 3外部オーディオ
1
機器(ミキサー→アンプ)の順で電源を入れてください。
また、電源を切る場合は外部オーディオ機器のボリュームを下
げ、逆の手順で切ってください。
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
13
書書
1 音を出す準備 (接続)
5 トリガーセットアップの切り替え
使用するパッドのトリガー出力レベルや機能に合わせて、各端子
ごとに適正な設定にする必要があります。DTXPRESS IV 本体内
には、DTXPRESS IV スタンダードセットおよびスペシャルセッ
トを接続した場合のトリガーセットアップが用意されていますの
で、接続しているパッドセットに合ったトリガーセットアップに
切り替えてください。
切り替えの手順は以下のとおりです。
● 設定手順
5-1. [SHIFT] +[DRUM KIT]を押して、トリガーセットアップ
画面の1ページめを表示させます。
TRG1~~~ еееееееее
1~ :SP~ Med~~~~~~ ‚
5-2. ジョグダイアルを回して、使用するパッドセットに合った
トリガーセットアップを選択します。
TRG1~~~ еееееееее
4~ :STD~ Med~~~~~ ‚
トリガーセットアップ
NOTE
・ DTXPRESS IVスタンダードセットおよびスペシャルセットの一部
のパッドを 変えて使う場合などは、上記の設定後『トリガーセット
アップの設定』(36ページ)の手順に従って、感度などを各パッドに
適した設定に変更しましょう。
● パッドの接続に関するヒント
・ 接続しているパッドセットに合ったトリガーセットアップ
を選択している場合は、DTXPRESS IV 側で最適な内部設
定がされていますが、特性の異なるパッドやドラムトリ
ガー (ヤマハDT20など)を接続した場合は、感度などの設
定を行なう必要があります。感度の設定はトリガーセット
アップ画面3ページめ「TRG3 Gain (ゲイン)」(38ページ)
で行ないます。
・ 1SNARE端子には、TP120SD、TP100などのパッド
コントローラー付きパッドを接続できます。
・ 5RIDE、 6CRASH 端子には、TP65S、PCY155/
150S、PCY135/130SCなどの3ゾーンパッドを接続で
きます。
・ 7HI HAT端子はステレオ入力に対応しています。
TP65S、PCY65S、PCY130Sなどのスイッチ付きパッ
ドも接続できます。
・ 2TOM1/10、 3TOM2/11、 4TOM3/12端子は、ス
テレオジャックのLとRを使って2つのトリガー入力に対応
しています。Y字ケーブル(ステレオプラグ→モノラル
ジャック×2)を使用すれば、2つのトリガー信号を入力す
ることが可能です。
・ 8KICK/9端子は、ステレオジャックの Lと Rを使って 2つ
のトリガー入力に対応しています。パラレルケーブル( ステ
レオプラグ→モノラルジャック×2)を使用すれば、2つの
トリガー信号を入力することが可能です。
また、キックパッドKP125/65をステレオケーブルで接
続することにより、KP125/65の外部入力端子を9 番の入
力として使うことができます。
・ 8KICK/9端子に加えて 2TOM1/10、 3TOM2/11、
TOM3/12 端子のいずれかにキックペダルを接続して、
4
2バスドラムのドラムセットを組むこともできます。
・ トリガーセットアップ一覧
No. Name 特長
1S P Med
2S P Dyna ダイナミックレンジが広く強弱の表現に適している設定。
スペシャルセット用
3S P Easy ダイナミックレンジを抑えることにより、 安定したトリガー検出が行なわれる設定。
4 STD Med
5 STD Dyna ダイナミックレンジが広く強弱の表現に適している設定。
スタンダードセット用
6 STD Easy ダイナミックレンジを抑えることにより、 安定したトリガー検出が行なわれる設定。
7 DT10/20
8
UserTrig
|
11
* 初期設定では、スペシャルセット用の「1. SP Med」が選ばれています。
DTXPRESS IV
14
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
—
—
書書
基本的なバランスの設定
振動が強すぎるとクロストーク(他のパッドが鳴ってしまう)を起こす可能性があり
ます。
強弱の表現より、粒の揃った発音に適しています。
基本的なバランスの設定
振動が強すぎるとクロストーク(他のパッドが鳴ってしまう)を起こす可能性があり
ます。
強弱の表現より、粒の揃った発音に適しています。
DT10/20をドラムセットに装着して使用する場合の設定
トリガーセットアップを自由に変更できます。
(「トリガーセットアップの設定」(36ページ)参照)
2 DTXPRESS IVを叩いてみよう!
KIT2~~~ ƒsnare~~ ˙
”S01:OakCustom~ ‚
KIT2~~~ ƒsnare~~ ˙
”S01:OakCustom~ ‚
KIT3~~~ ƒsnare~~
”~~ Volume=120~~ ‚
KIT3~~~ ™tom1~~~ ˙
”~~ Volume=120~~ ‚
音量(0〜127)
パッド(入力端子 )
レイヤー ( ˙、 ¶)
接続を終わりDTXPRESS IVを目の前にしてウズウズしているあなた!
それでは、パッドを叩いてDTXPRESS IVのサウンドを聞いてみましょう。
DTXPRESS IVを叩いてみよう
1
パッドを叩きながらリアパネルのVOLUMEつまみを少しず
つ回していき、全体の音量を好みの大きさに調節しましょう。
パッドを叩くと、そのパッドの入力レベルが画面上段右に棒
グラフ表示されます。棒グラフはそれぞれ以下の入力端子の
入力レベルを表します。
KIT1~~~ ∑еееееш¥е
棒グラフ表示
1~ :Oak~ Custom~~ ‚
棒グラフ(左から ) 表示される入力端子
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
SNARE
2
TOM1/10
3
TOM2/11
4
TOM3/12
5
RIDE
6
CRASH
7
HI HAT
8
KICK
8
PAD9
パッドごとに音量を変えてみよう
3
パッドごとの音量を調節してドラムキット全体の音量バラン
スを調整しましょう。
まず前記ドラムキットの選択画面で[ >]を1回押します。
以下のような画面表示になり、 ˙が点滅します。
もう1回[ >]を押すと、
が点滅します。
さらに2回[ >]を押すと、KIT3のページが表示されます。
このように、本機では[ <]/[ >]を押して設定する項目( 点滅
表示)を選びます。1ページ中に設定項目が1つしかない場合
は、[ <]/[ >] を押すと前/次ページに移動します。
* 画面下段右端の ‚マークは、次ページがあることを表
します。同様に下段左端の ”マークは、前ページがあ
ることを表します。
S01:OakCustom
の先頭の S
ドラムキットを変えてみよう
2
各パッドを叩いたときに鳴る打楽器音( ドラムボイス)をセッ
トにしたものを、ドラムキットと呼びます。ドラムキット1
〜50を切り替えて、ドラムセットのバリエーションを楽し
んでください。
*『プリセットドラムキットリスト』(49ページ )
ジョグダイアルを回してドラムキットを選びます。
いろいろなドラムキットを試してみて、気に入ったドラム
キットを選んでください。
* ドラムキットの中には、パッドを叩くと自動的に曲が始ま
るもの(パッドソング)や、ドラムループ音色が設定されて
いるものがあります。
KIT1~~~ еееееееее
1~ :Oak~ Custom~~ ‚
ドラムキット番号 ドラムキット名
上記KIT3の画面を表示させた状態で、音量を調整したいパッ
ドを叩きます。選択されたパッド(入力端子)が画面上段に表
示されます。
ジョグダイアルを回して、そのパッドの音量(値が点滅)を調
節します。
* 楽器音の中には、パッドを叩いたときに2種類の楽器音が
同時に鳴るもの(2レイヤーボイスといいます )があります。
2レイヤーボイスの場合は、画面上段右端の ˙、 ¶表示を
切り替え([ <]/[ >]でマークを点滅させ、ジョグダイアルで
切り替え)てから、それぞれの音量を調節します。
DTXPRESS IV
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
15
書書
2 DTXPRESS IVを叩いてみよう!
UTIL1~ Hi-hat
HHofs=~~ 0~ T=~~ 5‚
UTIL1~ Hi-hat
HHofs=-12~ T=~~ 5‚
UTIL1~ Hi-hat
HHofs=-12~ T=~ 20‚
音量の設定を変更すると、
*が表示されます。これはデータが変更されたこ
とを示しています。セーブ操作(34ページ )を実行す
るとこの表示は消えます。セーブ操作をせずに他の
ドラムキットに切り替えるなどすると、現在の設定
内容は元に戻ってしまいます。残しておきたいデー
タはセーブしておきましょう。
表示のあとに
KIT3
KIT3*~~ ™tom1~~~ ˙
”~~ Volume=110~~ ‚
音質を調整しよう
4
出力音の音質は、ユーティリティ画面の5ページめ「マス
ターイコライザー」の設定画面で行ないます。ユーティリ
ティ画面では、DTXPRESS IV 全体に関する設定を行ないま
す。
まず[SHIFT]+[SAVE/ENTER]を押して、ユーティリティ画
面を表示させます。
ユーティリティ画面の
1ページめ
UTIL1~ Hi-hat
HHofs=~~ 0~ T=~~ 5‚
ハイハットの調整
ハイハットペダル(フットコントローラー )をどのくらい踏み
込んだときにハイハットがクローズになるかを、調整するこ
とができます。また、フットスプラッシュの出しやすさを調
整することもできます。
* この設定は、HI HAT CONTROL 端子に接続したフットコ
ントローラーに対してのみ有効です。HI HAT CONTROL
端子以外の端子に接続したフットコントローラーに対して
は無効です。
● 設定手順
1. [SHIFT]+[SAVE/ENTER]を押して、ユーティリティ画面の
1ページめを表示させます。
この画面でハイハットの調整を行ないます。
2. ハイハットのクローズポイントを調整する場合は
HHofs=
して調整します。
設定範囲は-32〜0〜+32です。値が小さいほど踏み込みが
浅いポイントでクローズします。
の数値部分を点滅させ、ジョグダイアルを回
[ >]を5回押してページを移動し、ユーティリティ画面の5
ページめを表示させます。
UTIL5~ MasterEQ
”Lo=+~ 2~ Hi=+~ 2~ ‚
このマスターイコライザー (2バンドシェルビングタイプ)の
設定画面で、音質を調整します。
が低域ゲイン(+0dB〜 +12dB)の設定、
Lo=
域ゲイン(+0dB〜 +12dB)の設定です。[ <]/[ >]で設定す
る項目を選び( 点滅表示)、ジョグダイアルを回して値を設定
します。
Hi=
が高
UTIL5~ MasterEQ
”Lo=+~ 8~ Hi=+~ 0~ ‚
さらに、パッドごとの楽器音、チューニング、リバーブのタイプ
やかかり具合など、細かな設定も可能です。(28ページ)
フットスプラッシュの出しやすさを調整する場合は T=
の数値部分を点滅させ、ジョグダイアルを回して調整しま
す。
設定範囲はoff、1〜1 27です。値が大きいほどフットスプ
ラッシュの検出時間が長くなり、フットスプラッシュが出
しやすくなります。offに設定した場合、フットスプラッ
シュは出ません。
* 値を大きくしすぎると、連続して踏んでいる場合に誤っ
てスプラッシュ音が出やすくなります。
DTXPRESS IV
16
取取取取扱扱扱扱説説説説明明明明書書
書書