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このたびはヤマハデジタルプロダクションコンソールDM2000
をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
DM2000の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永
くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必
ずお読みください。お読みになったあとは、保証書とともに
保管してください。
取扱説明書
取扱説明書
JA
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!
安全上のご注意 ―安全にお使いいただくため―
安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保管してください。
絵表示 この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全
に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産
への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をして
います。
内容をよく理解してから本文をお読みください。
絵表示の例
:注意(危険・警告を含む)を促す事項
:決しておこなってはいけない禁止事項
:必ずおこなっていただく強制事項
設置されるとき
●
この機器はAC100V 専用です。それ以外の電
源(AC200V、船舶の直流電源など)では使用
しないでください。火災・感電の原因となり
ます。
●
この機器に水 が入ったり、機器がぬれたりし
ないようご注意ください。火災・感電の原因
となります。雨天・降雪時や海岸・水辺での
使用はとくにご注意ください。
●
電源コード の上に重い物をのせないでくださ
い。コードに傷が付くと、火災・感電の原因
となります。とくに、敷物などで覆われた
コードに気付かずに重い物を載せたり、コー
ドが本機の下敷きになることのないよう、十
分にご注意ください。
●
この機器の上に水 などの入った容器や小さな
金属物を置かないでください。こぼれたり、
中に入ったりすると、火災・感電の原因にな
ります。
●
本機には感電防止のため、専用のアース端子
(接続用ネジ)
●
確実に接地接続しないと、感電や火災、また
は故障の原因になります。
が設けられています。電源プラ
グをコンセントに挿入する前に確実に大地
アースを施してください。3芯電源コードの場
合にはコンセント側のアース端子が大地と接
地されていれば上記と同じ効果があります。
ご使用になるとき
●
電源コードを傷つけたり、加工したり、無理
に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、加
熱したりしないでください。コードが破損し
て、火災・感電の原因になります。
●
この機器の裏ぶたやカバーは絶対に外さない
でください。感電の原因になります。
内部の点検・整備・修理が必要と思われると
きは、販売店にご依頼ください。
●
この機器を改造しないでください。火災・感
電の原因となります。
●
雷が鳴りだしたら、早めに機器本体の電源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから
抜いてください。
●
落雷のおそれがあるとき、電源プラグが接続
されたままならば、電源プラグには触れない
でください。感電の原因となります。
●
この機器には付属の電源コードをご使用くだ
さい。それ以外のものを使用すると、火災・
感電の原因となることがあります。
●
DM2000にはリアパネルに6基のmini-YGDAI
カ−ド用スロットがあります。これらのスロッ
トにカードを装着する前に、装着カードが
DM2000本体が対応しているカードか、ある
いは他のヤマハまたはサードパーティーのカー
ドと組み合わせて何枚まで装着可能なのかを必
ずヤマハのホームページでご確認ください。
ヤマハがご案内していない組み合わせで
DM2000本体に一枚あるいは複数のカードを
装着した場合、感電や火災、または故障の原
因となります。
使用中に異常が発生したとき
●
断線・芯線の露出など、電源コードが傷んだら、
販売店に交換をご依頼ください。そのままで使
用すると、火災・感電の原因となります。
●
煙が出る、変なにおいや音がするなどの異常
がみとめられたときや、内部に水などの異物
が入った場合は、すぐに電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜いてくだ
さい。そのあと、販売店にご連絡ください。
異常状態のままで使用すると、火災・感電の
原因となります。
●
万一、この機器を落としたり、キャビネット
を破損 した場合は、電源スイッチを切り電源
プラグをコンセントから抜いて販売店にご連
絡ください。そのまま使用すると、火災・感
電の原因となります。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能
性があります。
警告
分解禁止
プラグをコンセント
から抜け
接触禁止
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
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この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的
注意
損害が発生したりする可能性があります。
設置されるとき
●
火災・感電やけがなどを避けるため、次のよ
うな場所には置かないでください。
・調理台や加湿器のそばなど、油煙や湯気が当
たるような場所。
・ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安
定な場所。
・ 窓を締め切った自動車の中や直射日光が当
たる場所など、異常に温度が高くなる場所。
・ 湿気やほこりの多い場所。
●
電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張
らないでください。必ずプラグを持ってくださ
い。コードを引っ張ると、電源コードが傷つい
て、火災・感電の原因となることがあります。
●
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでく
ださい。感電の原因となることがあります。
●
この機器の通風孔をふさがないでください。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器のケー
スの後部/前面底部には通風孔があけてあり
ます。通風孔がふさがると内部に熱がこも
り、火災の原因となることがあります。
とくに次のような使い方は避けてください。
・ 機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。
・本箱や押し入れなど、専用ラック以外の風通
しの悪い狭いところに押し込める。
・テーブルクロスを掛けたり、じゅうたんや布
団の上に置いて使用する。
●
本機にMB2000(オプション)が装着されてい
る場合には、MB2000のみを直接持って移動
しないでください。メーターアングルの変形
破損、本体の故障、MB2000の本体からの脱
落によるケガなどの原因になります。
●
●
●
プラグをコンセント
から抜け
●
プラグをコンセント
から抜け
●
●
●
プラグをコンセント
から抜け
この機器は重いので、持ち運びは必ず2人以上
でおこなってください。
運搬や移動の際、本機にMB2000が装着され
ている場合には、MB2000からの接続ケーブ
ルコネクターに衝撃やストレスを与えないよ
うご注意ください。故障の原因になります。
機器を移動する場合は、電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜き、機器
間の接続コードなど外部の接続コードを外し
てください。コードが傷つき、火災・感電の
原因となることがあります。
ご使用になるとき
旅行などで、長期間この機器をご使用になら
ないときは、安全のため、必ず電源プラグを
コンセントからぬいてください。火災の原因
となることがあります。
お手入れについて
定期的な機器内部の掃除が必要です。長いあ
いだ掃除をせずに、機器の内部にほこりがた
まったままにしておくと、火災や故障の原因
となることがあります。掃除および費用につ
いては、販売店にご相談ください。
掃除の間隔は1年に一度くらい、時期は湿気の
多くなる梅雨の前が、もっとも効果的です。
フェーダーに、オイル、グリスや接点復活剤な
どを補給しないでください。電気接点の接触や
フェーダーの動きが悪くなることがあります。
お手入れの際は、安全のため、電源プラグを
コンセントからぬいてください。感電の原因
となることがあります。
使用上のご注意 ―正しくお使いいただくため―
!
コネクターの極性について
◆ XLRタイプコネクターのピン配列は次のとおりです。
1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
これは、IEC60268規格に基づいています。
◆フォンジャックのピン配列は次のとおりです(PHONES端
子を除く)。T:HOT(+)、R:COLD(−)、S:GND
お手入れについて
◆ スイッチ・ボリューム・接続端子などの部品は、磨耗部品
といわれ、使用とともに性能が劣化します。劣化の進行度
合は、使用環境などによって大きく異なりますが、劣化そ
のものを避けることはできません。劣化した磨耗部品 の交
換は、販売店へご相談ください。
D-sub コネクターケーブルの取扱い注意
◆ D-subケーブルは接続後、コネクター両側の固定ネジを確
実に締めてください。接続を外す場合は固定ネジを完全に
緩め、コネクタ−部を持って抜いてください。固定された
状態でケーブルを引っ張るなど、無理な力を加えないでく
ださい。接続を外す場合も固定ネジを完全に緩めずにケー
ブルを引っ張るなど、無理な力を加えないでください。コ
ネクタ−部が破損し故障の原因になります。
◆
この機器に電源を入れたとき、WARNINGLowBattery!
という、メッセージが出たら、なるべく早く、お買上げ販
売店へ電池の交換を依頼してください。この機器に内蔵さ
れているデータバックアップ用の電池が劣化しました。電
池が古くなっても、機器は正常に動作しますが、やがて、
プリセットプログラム以外のデータが消えてしまいます。
電池交換の依頼のさいには、データを、スマートメディア
に保存するか、または、MIDIバルクアウトを利用して他の
機器に保存することをおすすめします。
他の電気機器への影響について
◆ この機器のデジタル回路から発生するわずかな雑音が、近
くのラジオやテレビに入る可能性があります。そのような
ときは、両者を少し離してください。
携帯電話からの影響について
◆ この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、本機にノイ
ズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れた
場所で携帯電話をご使用ください。
電池交換
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ワードクロック切換時の注意
本製品のみならず、デジタルオーディオシステム内のワードクロック設定を変更すると、システム内のどこかでノイズが発
生する場合がありますので、ワードクロックの設定を変更する場合は、接続されたスピ−カーなどの破損を防止するため、
パワーアンプなどの電源を切るか、または出力を絞った状態で行ってください。
スマートメディアの取り扱いについて
●
本機のCARDスロットはスマートメディアのみ、ご使用になれます。スマートメディア以外のカードは絶対に挿入しない
でください。
●
本機で使用できるスマートメディアは3.3Vタイプのみです。
●
スマートメディアを高温の場所、湿度の高い場所、埃などの多い場所に置かないでください。
●
スマートメディアは購入時に入っていた専用の静電気防止ケースに保管してください。
●
記録用エリアにのみ書き込みしてください。
●
カードの電磁面には触れないでください。指紋や汚れ、傷などが付いた場合、誤動作の原因となります。
●
指紋や汚れは乾燥した柔らかい布で拭き取ってください。ベンジン、シンナー、洗剤、あるいは化学布などは絶対に使わ
ないでください。
●
スマートメディアを寒い場所(冬期の屋外等)から暖かい場所に移した場合、温度が急に上がるなどして結露が生じる場合
があります。そのまま使用しますと誤動作の原因となります。1時間程そのままにしておいて、結露を取り除いてからお
使いください。
●
スマートメディアの金色のメタルがある面を上にして挿入してください。
●
スマートメディアを折り曲げたりは絶対にしないでください。
●
折り曲げたスマートメディアを絶対にスロットに挿入しないでください。CARDスロットが損傷します。
●
データのロード、セーブ中にスマートメディアを取り出すことは絶対にしないでください。データが失われる場合があり
ます。
●
スマートメディアに付属のライトプロテクトシール(銀色の丸いシール)を貼れば、スマートメディアに保存されたデータ
を誤って上書きすることを防止できます。
著作権について
このソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分のいかなる方法での複製・配布も、ヤマハ株式会社の文書による承認が
ない限り、これを禁じます。
商標について
Macintosh,AppleおよびPowerMacintoshは、米国AppleComputer,Inc.の米国およびその他の国における登録商品で
す。
MS-DOS,Windowsは米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商品です。
ADATおよびAlesisは、アレシス社の登録商標です。
ADATDigitalInterfaceはアレシス社の商標です。
TASCAMは、ティアック株式会社の登録商標です。
ApogeeはApogee社の商標です。
MacOSは米国AppleComputer,Inc.の米国およびその他の国における商標です。
HUIはMackieDesigns社の商標です。
IntelとPentiumはインテル社の登録商標です。
ProToolsはDigiDesign社の登録商標です。
NuendoおよびCubaseSXは、SteinbergMediaTechnologiesGmbH社の商標です。
SmartMedia(スマートメディア)は(株)東芝の商標です。
その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
YAMAHAホームページ:
http://proaudio.yamaha.co.jp/
不適切な使用や改造が原因による怪我や故障の場合、保証はいたしかねますのでご了承ください。
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目 次
1 はじめに ..........................................................................14
2 コントロールパネル/リアパネル .......................................18
3 基本操作 ..........................................................................50
目 次
コントロールパネル..............................................................................................................................18
リアパネル .............................................................................................................................................43
電源コードの接続..................................................................................................................................50
電源のオン/オフ..................................................................................................................................50
ディスプレイについて.......................................................................................................................... 51
ページ画面の選択..................................................................................................................................52
ディスプレイの履歴機能...................................................................................................................... 53
ページ画面コントロール...................................................................................................................... 53
パラメーターウインドウ...................................................................................................................... 53
確認のメッセージ..................................................................................................................................53
TITLE EDIT ウインドウ...................................................................................................................... 53
キーボードの使い方..............................................................................................................................54
チャンネルモジュールディスプレイ...................................................................................................54
レイヤーの選択 ..................................................................................................................................... 57
チャンネル選択 ..................................................................................................................................... 58
フェーダーモードの選択...................................................................................................................... 60
エンコーダーモードの選択 ..................................................................................................................60
ENCODER MODE[ASSIGN]キーへのパラメーターのアサイン ............................................62
5
4 アナログ入出力、AD 入力セクション................................. 64
AD 入力セクション .............................................................................................................................. 64
ステレオアウト ..................................................................................................................................... 65
コントロールルームモニターアウト...................................................................................................65
スタジオモニターアウト...................................................................................................................... 65
OMNI アウト ......................................................................................................................................... 65
2TR アナログインプット ....................................................................................................................65
5 デジタル I/O とカスケード接続 ......................................... 66
ワードクロック ..................................................................................................................................... 66
2TR デジタルアウト ............................................................................................................................ 68
2TR デジタルイン ................................................................................................................................ 69
2TR イン/アウトのサンプリングレートコンバーター .................................................................. 69
SLOT 入出力......................................................................................................................................... 70
デジタル出力のディザー処理 ..............................................................................................................73
デジタル入力チャンネルステータスのモニター ............................................................................... 73
コンソールのカスケード接続 ..............................................................................................................74
6 インプット/アウトプットパッチ .......................................77
インプットパッチ..................................................................................................................................77
アウトプットパッチ..............................................................................................................................79
入出力端子のネーミング...................................................................................................................... 82
PATCH セレクトウインドウ ..............................................................................................................83
エンコーダーを使用したパッチ .......................................................................................................... 83
7 インプットチャンネル....................................................... 84
インプットチャンネルのパッチ .......................................................................................................... 84
インプットチャンネルのレベルメーター........................................................................................... 84
入力フェーズの反転..............................................................................................................................84
インプットチャンネルのゲート .......................................................................................................... 85
インプットチャンネル信号のアッテネート .......................................................................................87
インプットチャンネルの EQ ............................................................................................................... 87
インプットチャンネル EQ のグループ............................................................................................... 87
インプットチャンネルインサート ......................................................................................................87
インプットチャンネル信号のコンプレッサー ...................................................................................87
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 6
6
目 次
インプットチャンネルコンプレッサーのグループ ...........................................................................88
インプットチャンネルのディレイ ......................................................................................................88
インプットチャンネルのミュート ......................................................................................................88
インプットチャンネルミュートのグループ.......................................................................................89
インプットチャンネルのミュートマスター.......................................................................................90
インプットチャンネルレベルの設定 ..................................................................................................90
インプットチャンネルフェーダーのグループ................................................................................... 91
インプットチャンネルフェーダーのグループマスター ................................................................... 92
インプットチャンネルのルーティング .............................................................................................. 93
インプットチャンネルのパン設定 ......................................................................................................95
サラウンドパンの使い方...................................................................................................................... 97
サラウンドバスのアサイン..................................................................................................................99
インプットチャンネルの AUX へのセンド ......................................................................................102
インプットチャンネルのソロ設定 .....................................................................................................102
ダイレクトアウト ................................................................................................................................102
インプットチャンネルのペア.............................................................................................................102
インプットチャンネル設定の表示 .....................................................................................................102
インプットチャンネル設定のコピー .................................................................................................102
インプットチャンネルのネーミング .................................................................................................102
MS 方式のステレオマイクを利用する..............................................................................................103
8 ステレオアウト............................................................... 104
STEREO OUT 端子 ...........................................................................................................................104
ステレオアウトからアウトプットチャンネルへのパッチ ..............................................................104
インプットチャンネルからステレオアウトへのルーティング.......................................................104
バスアウトからステレオアウトへのセンド......................................................................................104
ステレオアウトのメーター.................................................................................................................104
ステレオアウトのモニター.................................................................................................................104
ステレオアウト信号のアッテネート .................................................................................................104
ステレオアウトの EQ .........................................................................................................................104
マスター EQ のグループ.....................................................................................................................104
ステレオアウトインサート.................................................................................................................104
ステレオアウトのコンプレッサー .....................................................................................................105
マスターコンプレッサーのグループ .................................................................................................105
ステレオアウトのミュート.................................................................................................................105
マスターミュートのグループ.............................................................................................................105
ステレオアウトレベルの設定.............................................................................................................105
ステレオマスターフェーダーのグループ..........................................................................................105
ステレオアウトから MATRIX へのセンド .......................................................................................105
ステレオアウトのバランス.................................................................................................................106
ステレオアウトのディレイ.................................................................................................................106
GEQ のインサート ..............................................................................................................................106
ステレオアウト設定の表示.................................................................................................................106
ステレオアウト設定のコピー.............................................................................................................106
ステレオアウトのネーミング.............................................................................................................106
9 バスアウト ..................................................................... 107
バスアウトからアウトプットチャンネルへのパッチ ......................................................................107
インプットチャンネルからバスアウトへのルーティング ..............................................................107
バスアウトのメーター ........................................................................................................................107
バスアウトのモニター ........................................................................................................................107
バスアウト信号のアッテネート.........................................................................................................107
バスアウトの EQ .................................................................................................................................107
マスター EQ のグループ.....................................................................................................................107
バスアウトインサート ........................................................................................................................107
バスアウトのコンプレッサー.............................................................................................................107
マスターコンプレッサーのグループ .................................................................................................107
バスアウトのミュート ........................................................................................................................108
マスターミュートのグループ.............................................................................................................108
バスアウトレベルの設定.....................................................................................................................108
マスターフェーダーのグループ.........................................................................................................108
バスアウトから MATRIX へのセンド...............................................................................................108
バスアウトのディレイ ........................................................................................................................108
GEQ のインサート ..............................................................................................................................108
バスアウトのソロ設定 ........................................................................................................................108
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 7
目 次
バスのペア ...........................................................................................................................................108
バスアウトからステレオアウトへのセンド .....................................................................................109
バスアウト設定の表示........................................................................................................................ 109
バスアウト設定のコピー.................................................................................................................... 109
バスアウトのネーミング.................................................................................................................... 109
10 AUX センド ...................................................................110
AUX センドマスターから出力へのパッチ .......................................................................................110
AUX センドモードの設定 .................................................................................................................. 110
プリフェーダーまたはポストフェーダーの AUX センド .............................................................. 111
AUX センドレベルの設定 .................................................................................................................. 111
AUX センドのミュート...................................................................................................................... 112
AUX SEND ページ............................................................................................................................112
AUX センド設定の表示...................................................................................................................... 114
AUX センドのパン ............................................................................................................................. 116
AUX センドから特定チャンネルだけを除外(ミックスマイナス).............................................. 117
チャンネルフェーダーの設定値を AUX センドにコピーする ....................................................... 118
AUX センドマスターのメーター ...................................................................................................... 118
AUX センドマスターのモニター ...................................................................................................... 118
AUX センドマスター信号のアッテネート .......................................................................................118
AUX センドマスターの EQ ............................................................................................................... 118
マスター EQ のグループ.................................................................................................................... 119
AUX センドマスターインサート ...................................................................................................... 119
AUX センドマスターのコンプレッサー .......................................................................................... 119
マスターコンプレッサーのグループ................................................................................................. 119
AUX センドマスターのミュート ...................................................................................................... 119
マスターミュートのグループ ............................................................................................................ 119
AUX センドマスターレベルの設定 ..................................................................................................119
マスターフェーダーのグループ ........................................................................................................ 119
AUX センドから MATRIX へのセンド............................................................................................ 119
AUX センドマスターのディレイ ...................................................................................................... 120
GEQ のインサート ............................................................................................................................. 120
AUX センドのソロ設定...................................................................................................................... 120
AUX センドのペア ............................................................................................................................. 120
AUX センドマスター設定の表示 ...................................................................................................... 120
AUX センドマスター設定のコピー ..................................................................................................120
AUX センドマスターのネーミング ..................................................................................................120
7
11 MATRIX センド.............................................................121
MATRIX センドマスターから出力へのパッチ................................................................................ 121
プリフェーダーまたはポストフェーダーの MATRIX センド .......................................................121
MATRIX センドレベルの設定........................................................................................................... 121
MATRIX センドのミュート .............................................................................................................. 122
MATRIX SEND ページ..................................................................................................................... 122
MATRIX センドのパン ...................................................................................................................... 123
MATRIX センド設定の表示 .............................................................................................................. 124
MATRIX センドマスターのメーター ............................................................................................... 124
MATRIX センドマスターのモニター ............................................................................................... 124
MATRIX センドマスター信号のアッテネート................................................................................ 124
MATRIX センドマスターの EQ........................................................................................................ 125
マスター EQ のグループ.................................................................................................................... 125
MATRIX センドマスターインサート ............................................................................................... 125
MATRIX センドマスターのコンプレッサー ................................................................................... 125
マスターコンプレッサーのグループ................................................................................................. 125
MATRIX センドマスターのミュート ............................................................................................... 125
マスターミュートのグループ ............................................................................................................ 125
MATRIX センドマスターレベルの設定 ........................................................................................... 125
マスターフェーダーのグループ ........................................................................................................ 126
MATRIX センドマスターのバランス ............................................................................................... 126
MATRIX センドマスターのディレイ ............................................................................................... 126
MATRIX センドのソロ設定 .............................................................................................................. 126
GEQ のインサート ............................................................................................................................. 126
MATRIX センドマスター設定の表示 ............................................................................................... 126
MATRIX センドマスター設定のコピー ........................................................................................... 126
MATRIX センドマスターのネーミング ........................................................................................... 126
DM2000 Version 2―取扱説明書
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8
目 次
12 共通のチャンネル機能 ..................................................... 127
メーター................................................................................................................................................127
信号のアッテネート ............................................................................................................................130
EQ の使い方.........................................................................................................................................132
アウトプットチャンネルの EQ のグループ......................................................................................135
インサートの使い方 ............................................................................................................................136
チャンネル信号のコンプレッション .................................................................................................138
アウトプットチャンネルコンプレッサーのグループ ......................................................................141
チャンネル信号のディレイ.................................................................................................................141
チャンネルのソロ設定 ........................................................................................................................143
チャンネルのペア ................................................................................................................................145
アウトプットチャンネルフェーダーのグループ..............................................................................147
アウトプットチャンネルフェーダーのグループマスター ..............................................................148
アウトプットチャンネルミュートのグループ..................................................................................150
アウトプットチャンネルのミュートマスター..................................................................................150
チャンネルパラメーター設定の表示 .................................................................................................151
チャンネルフェーダー設定の表示 .....................................................................................................152
チャンネル設定のコピー.....................................................................................................................156
チャンネルのネーミング.....................................................................................................................157
13 モニター、トークバック .................................................. 159
コントロールルームモニター.............................................................................................................159
スタジオモニター ................................................................................................................................160
サラウンドモニター ............................................................................................................................161
トークバックとスレートの使い方 .....................................................................................................164
14 ライブラリー .................................................................. 166
ライブラリーについて ........................................................................................................................166
ライブラリーの基本操作.....................................................................................................................166
チャンネルライブラリー.....................................................................................................................167
インプットパッチライブラリー.........................................................................................................168
アウトプットパッチライブラリー .....................................................................................................168
グラフィックイコライザーライブラリー..........................................................................................169
エフェクトライブラリー.....................................................................................................................169
バス→ステレオライブラリー.............................................................................................................170
ゲートライブラリー ............................................................................................................................171
コンプライブラリー ............................................................................................................................172
イコライザーライブラリー.................................................................................................................173
オートミックスライブラリー.............................................................................................................174
サラウンドモニターライブラリー .....................................................................................................175
15 内蔵エフェクト、プラグイン、GEQ................................. 176
エフェクトについて ............................................................................................................................176
エフェクトプロセッサーのパッチ .....................................................................................................176
プリセットエフェクトとタイプ.........................................................................................................176
エフェクトのエディット.....................................................................................................................179
別売の Add-On Effects でエフェクトを追加 ................................................................................180
プラグインについて ............................................................................................................................181
プラグインの設定 ................................................................................................................................182
プラグインのエディット.....................................................................................................................183
グラフィックイコライザーについて .................................................................................................185
グラフィックイコライザーのエディット..........................................................................................185
チャンネルフェーダーを使用してグラフィックイコライザーのエディット................................186
16 シーンメモリー............................................................... 187
シーンメモリーについて.....................................................................................................................187
シーンメモリーの自動更新.................................................................................................................188
SCENE MEMORY キーを使ったシーンのストアとリコール ......................................................189
SCENE MEMORY ページの使い方.................................................................................................190
シーンのフェード ................................................................................................................................191
シーンデータのリコールセーフ機能 .................................................................................................192
シーンの並び替え ................................................................................................................................193
シーンのコピー&ペースト(グローバルペースト)........................................................................193
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 9
目 次
17 オートミックス ...............................................................195
オートミックスについて.................................................................................................................... 195
オートミックスに記録可能なパラメーター .....................................................................................195
AUTOMIX MAIN ぺージ .................................................................................................................. 196
AUTOMIX セクション....................................................................................................................... 200
チャンネルモジュール[AUTO]キー ............................................................................................ 201
AUTOMIX MEMORY ページ .......................................................................................................... 201
FADER EDIT ページ ......................................................................................................................... 201
タイムコードソースとフレームレートの選択 ................................................................................. 203
拍子マップの作成................................................................................................................................204
オートミックスの記録........................................................................................................................ 205
オートミックスにミックスパラメーターをインサート.................................................................. 206
イベントの再記録................................................................................................................................207
パラメーター記録................................................................................................................................208
パンチイン/アウトの各パラメーター............................................................................................. 209
オートミックスの再生........................................................................................................................ 210
イベントのオフラインエディット ....................................................................................................211
18 MIDI..............................................................................217
MIDI と DM2000 .............................................................................................................................217
MIDI I/O ..............................................................................................................................................217
MIDI ポートのセットアップ ..............................................................................................................218
MIDI チャンネルセットアップ ..........................................................................................................219
プログラムチェンジへのシーンのアサイン .....................................................................................220
コントロールチェンジへのパラメーターのアサイン......................................................................221
パラメーターチェンジによるパラメーターのコントロール ..........................................................221
バルクダンプの使用............................................................................................................................ 222
9
19 Pro Tools のリモートレイヤー.......................................223
Windows コンピュータの設定 ......................................................................................................... 223
Macintosh コンピュータ(MacOS 8.6 〜 9.2.2)の設定....................................................... 223
Macintosh コンピュータ(MacOS X)の設定 ........................................................................... 223
DM2000 の設定 ............................................................................................................................... 224
Pro Tools の設定 ............................................................................................................................... 224
Pro Tools リモートレイヤーでのパネル操作 ................................................................................ 226
ウインドウのスクロール.................................................................................................................... 239
チャンネルの選択................................................................................................................................240
チャンネルインプットのアサイン ....................................................................................................240
チャンネルアウトプットのアサイン................................................................................................. 241
チャンネルレベルの設定.................................................................................................................... 241
チャンネルのミュート........................................................................................................................ 242
チャンネルのパン設定........................................................................................................................ 242
チャンネルのソロ設定........................................................................................................................ 242
送り先のアサイン................................................................................................................................243
センドのプリ/ポスト設定 ................................................................................................................243
センドレベルの設定............................................................................................................................ 244
センドのミュート................................................................................................................................244
センドのパン設定................................................................................................................................244
フリップモード ................................................................................................................................... 244
インサート/プラグインのアサイン................................................................................................. 245
プラグインのエディット.................................................................................................................... 246
個々のプラグインのバイパス ............................................................................................................ 247
全プラグインのバイパス.................................................................................................................... 247
フェーダー、センド、パンポット、プラグインのリセット ..........................................................248
Edit ウインドウの操作....................................................................................................................... 249
ズーム................................................................................................................................................... 249
選択リージョンの微調整.................................................................................................................... 250
スクラブ、シャトル............................................................................................................................ 251
オートメーション................................................................................................................................252
パンナー............................................................................................................................................... 254
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 10
10
目 次
20 リモートコントロール ..................................................... 255
リモートレイヤーの使い方.................................................................................................................255
マシンコントロール(MMC & P2)について ...............................................................................258
GPI(汎用インターフェース)............................................................................................................266
AD8HR/AD824 A/D コンバーターのコントロール ..................................................................269
21 その他の機能 .................................................................. 271
ユーザーアサイナブルレイヤーの使い方..........................................................................................271
USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)の使い方 ............................................................. 272
スマートメディアへのデータのセーブ .............................................................................................273
プリファレンスの設定 ........................................................................................................................276
オシレーターの使い方 ........................................................................................................................281
オペレーションロック ........................................................................................................................282
バッテリーやシステムのバージョンを確認......................................................................................284
DM2000 の初期化 ............................................................................................................................284
パスワードの初期化 ............................................................................................................................285
付録 A: パラメーターリスト ........................................................ 286
[USER DEFINED KEYS]...............................................................................................................286
[USER DEFINED KEYS]初期アサイン ......................................................................................288
インプットパッチパラメーター.........................................................................................................289
インプットパッチ初期設定.................................................................................................................292
アウトプットパッチパラメーター .....................................................................................................293
アウトプットパッチ初期設定.............................................................................................................300
インプットチャンネル初期ネーム .....................................................................................................301
アウトプットチャンネル初期ネーム .................................................................................................302
インプットポート初期ネーム.............................................................................................................303
アウトプットポート初期ネーム.........................................................................................................304
GPI トリガーソース&ターゲット .....................................................................................................305
User Defined Remote Layer レイヤー初期バンク設定.............................................................309
エフェクトパラメーター.....................................................................................................................313
エフェクトとテンポの同期.................................................................................................................334
プリセット EQ パラメーター.............................................................................................................335
プリセット GATE パラメーター(fs=44.1kHz)..........................................................................336
プリセットコンプレッサーパラメーター(fs=44.1kHz)............................................................337
ダイナミクスパラメーター.................................................................................................................339
付録 B: 仕様 ............................................................................... 344
一般仕様................................................................................................................................................344
ライブラリー........................................................................................................................................349
アナログ入力仕様 ................................................................................................................................350
アナログ出力仕様 ................................................................................................................................350
デジタル入力仕様 ................................................................................................................................351
デジタル出力仕様 ................................................................................................................................351
I/O SLOT( 1 〜 6)仕様 .................................................................................................................352
CONTROL I/O 仕様...........................................................................................................................352
CASCADE IN/OUT 端子ピンアサイン ..........................................................................................353
寸法図....................................................................................................................................................354
付録 C: MIDI ............................................................................. 355
プログラムチェンジ初期シーンメモリーアサイン表 ......................................................................355
コントロールチェンジ初期パラメーターアサイン表 ......................................................................356
MIDI データフォーマット...................................................................................................................372
フォーマット詳細 ................................................................................................................................372
付録 D: 別売品について............................................................... 388
ピークメーターブリッジ MB2000 .................................................................................................388
木製サイドパネル SP2000..............................................................................................................390
索 引 ................................................................................... 391
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 11
この取扱説明書について
本書には、デジタルプロダクションコンソールDM2000を使用するときに必要な情報がす
べて含まれています。目次は本書の構成を把握するために、索引は必要な項目の検索にご利
用ください。まず、第3章「基本操作」(50ページ)からお読みになられることをお勧めします。
本書の各章は、本機の各部とその機能ごとに分かれています。たとえば、インプットチャンネ
ル、アウトプットチャンネルは「インプットチャンネル」「バスアウト」「AUXセンド」
「MATRIXセンド」「ステレオアウト」の各章で説明されています。各章は信号の入力から出力
に沿って構成されています。
EQやディレイなどの全てのチャンネルに共通な機能は、同じ説明を繰り返すことを避ける
ため「共通のチャンネル機能」(127ページ)の章で説明しています。「インプトチャンネル」
「バスアウト」「AUXセンド」「MATRIXセンド」「ステレオアウト」の各章には、「共通のチャン
ネル機能」の章を参照していただくページが多くあります。
パネル上のキー等の表記
本書ではキー等の名称で、パネルに実際に印刷されているものは[ ]でくくって表記してい
ます。
パネルにあるスイッチで、カチカチと押して使うタッチタイプのスイッチをキー 、押し込ん
で使うスイッチをスイッチ と表記し、ディスプレイ画面内に表示されるスイッチを、パネル
上のキーやスイッチと区別してボタン と表記しています。
例:[ON]キー、[PAD]スイッチ、[ON]ボタン
パネル上のボリュームはコントロール と表記し、ディスプレイ画面内に表示されるボリュー
ムを回転ノブ と表記しています。
ディスプレイ画面の中でタブの選択により切替わる部分をページ と表記しています。
この取扱説明書について
11
DM2000 Version 2の主な新機能
ファームウェア1.2から2.0へのアップグレードに伴って、追加された主な機能は以下のと
おりです。
コントロールパネル
・ フェーダーやエンコーダー(パン設定)を操作すると、チャンネルモジュールディスプレイに
フェーダーレベルやパンの値が表示されるようになりました
・ チャンネルモジュールディスプレイの表示をチャンネルネーム/チャンネルIDではなく
ポートネーム/ポートIDの表示に切り替えられるようになりました →279ページ
・ エンコーダーモードでアサインできる機能にALT LAYERが追加され、レイヤーを切り替え
ずに48チャンネル分のチャンネルレベルをコントロールできるようになりました
→61ページ
・ エンコーダーモードでアサインできるパラメーターが50種類に増えました →63ページ
インプットチャンネル
・ サラウンドパンが6.1サラウンドに対応しました →97ページ
・ サラウンドパンの各チャンネルにアサインされるバスを変更できるようになりました
→99ページ
・ フェーダーグループマスター機能を使って、フェーダーグループの各チャンネルのバランス
を保ったまま一括してレベルをコントロールできるようになりました →92ページ
・ ミュートグループマスター機能を使って、ミュートグループを一括してミュートできるよう
になりました →90ページ
・ [FOLLOW PAN]キーのオン/オフが、パン設定だけでなくサラウンドパン設定にも適用さ
れるようになりました →93ページ
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 12
12
DM2000 Version 2の主な新機能
AUXセンド
・ AUXセンドから特定のチャンネルだけを除外できるようになりました(ミックスマイナス)
→117ページ
・ チャンネルフェーダーの設定値をAUXセンドにコピーできるようになりました
→118ページ
・ センドレベルを一括してノミナルに設定できるようになりました →112ページ
・ センドをPREに設定した場合のポイントをチャンネルミュートの前または後に設定できる
ようになりました →112ページ
共通のチャンネル機能
・ インプット/アウトプットチャンネルのメーターページで、ゲートおよびコンプレッサーの
ゲインリダクション量も選択できるようになりました →128ページ
・ インプットチャンネルのソロ信号ソースがプリフェーダーの場合、パンの設定を適用するか
どうかを設定できるようになりました →143ページ
・ ソロ機能をオンにしたときにフェーダーレベルが−∞になっていたチャンネルのチャンネ
ルフェーダーを上げると、ソロ機能を解除できるようになりました →143ページ
・ AUX SELECTキーを使ってAUXセンドのソロ機能をオン/オフできるようになりました
→143ページ
・ フェーダーグループマスター機能を使って、フェーダーグループの各チャンネルのバランス
を保ったまま一括してレベルをコントロールできるようになりました →148ページ
・ ミュートグループマスター機能を使って、ミュートグループを一括してミュートできるよう
になりました →150ページ
モニター
・ サラウンドモニターのレベル設定を85dB SPLのレベルにリセットできるようになりまし
た →161ページ
・ サラウンドモニターのベースマネジメントにパラメーターが追加されました
→163ページ
・ サラウンドモードがステレオのときもサラウンドモニターに対応するようになりました
・ サラウンドモニターでBUSとASSIGN1、またはBUSとASSIGN2を同時に選択できるよ
うになりました
・ サラウンドモニターのソースに、各SLOTのCH9から16も選択できるようになりました
・ コントロールルームモニターのソースに、2TRD1、D2、D3、A1、A2のどれかと、その他
(STEREO、ASSIGN1、ASSIGN2)を同時に選択できるようになりました
・ トークバック信号をスタジオモニターに出力するかどうかを設定できるようになりました
→165ページ
エフェクト、プラグイン、GEQ
・ プリセットエフェクトに別売のAdd-On Effectsを追加できるようになりました
→180ページ
・ グラフィックイコライザーの各バンドのゲインをチャンネルフェーダーで調節できるよう
になりました →186ページ
DM2000 Version 2―取扱説明書
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DM2000 Version 2の主な新機能
シーンメモリー
・ フェードタイムの設定をすべてのシーンで共通に適用できるようになりました
→191ページ
・ リコールセーフの設定をすべてのシーンで共通に適用できるようになりました
→192ページ
・ 現在のシーンの任意のチャンネル/パラメーターの設定を別のシーンにコピー&ペーストで
きるようになりました →193ページ
・ リコールセーフのパラメーターが追加されました →192ページ
オートミックス
・ オートミックスデータの指定した範囲内にミックスパラメーターをインサートできるよう
になりました →206ページ
・ フェーダーに触れるだけで、OVERWRITEがオンになっているパラメーターをパンチイン/
アウトで記録できるようになりました →196ページ
・ タイムコードの同期に関するパラメーターが追加されました →281ページ
リモートコントロール
・ ジョイスティックやSELECTED CHANNELセクションの操作子を使用して、Pro Toolsの
サラウンドパンをコントロールできるようになりました
・ 付属のアプリケーションソフトStudio Managerのウィンドウを、ユーザー定義キーで切り
替えられるようになりました
・ ヤマハA/DコンバーターAD8HRをリモートコントロールできるようになりました
13
その他の機能
・ リモートレイヤーのターゲットに、チャンネルを自由にアサインできるユーザーアサイナブ
ルレイヤーが追加されました →271ページ
・ リモートレイヤーのターゲットに、General DAW(Pro Toolsのプロトコルに対応した
DAWソフトウェア用)とCubase SXが追加されました →255ページ
・ Nuendo、Cubase SX、General DAWにヤマハ独自のAdvanced DAWプロトコルが追加
され、SELECTED CHANNELセクションを使用してコントロールできるようになりました
(ただし、DAWソフトウェアおよびそのバージョンによって対応状況は異なります)
・ ユーザー定義キーにアサインできる機能が214種類に増えました →286ページ
・ 選択したチャンネルのフェーダー/ミュートグループへのアサインをユーザー定義キーで
行なえるようになりました →286ページ
・ パスワードでロックすることにより、パネル操作による変更を制限できるようになりました
(オペレーションロック) →282ページ
・ オシレーターから、L/R、奇数/偶数バスに周波数の異なるサイン波を出力できるようになり
ました →282ページ
・ ダイレクトアウトの出力先を切り替えたときに、そのチャンネルのダイレクトアウト出力を
自動的にオンにできるようになりました(Auto Direct Out On) →278ページ
・ ペアになったチャンネルからステレオバスへのルーティングが連動するかどうかを設定で
きるようになりました(Routing ST Pair Link) →278ページ
DM2000 Version 2―取扱説明書
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14
第1章 はじめに
第1章 はじめに
このたびは、ヤマハデジタルプロダクションコンソールDM2000をお買い上げいただきま
ことにありがとうございます。
DM2000は妥協なき真の24ビット/96kHzプロセッシング、ベースマネージメント/ダ
ウンミキシング/モニタリングをサポートする最新のサラウンドプロダクション環境、さら
に定評あるDAW(デジタルオーディオワークステーション)とのシステム統合を実現してい
ます。
オ−ディオ特性
・ リニア24ビット、128倍オーバーサンプリングA/Dコンバーター
・ リニア24ビット、128倍オーバーサンプリングD/Aコンバーター
・ サンプリングレート96kHzでの周波数特性20Hz〜40kHz(0.5、−1.5dB)
・ 標準ダイナミックレンジ108dB(AD INPUT→STEREO OUT)
・ 内部デジタルオーディオ処理32ビット(58ビットアキュムレーター)
チャンネルアーキテクチャー
・ ダイレクトアウト可能な98系統インプットチャンネル
・ 8系統のバスアウト(サブグループ化のステレオアウトルーティング可能)
・ 12系統のAUX センド
・ 4系統のステレオMATRIXセンド(22×8マトリックス)
・ ステレオアウト
・ チャンネル識別を容易にするネーミング機能
・ 127のユーザーメモリーを含むチャンネルライブラリー
・ チャンネルコピー/ペースト
I/Oアーキテクチャー
・ +48Vファンタム電源搭載の24系統、バランス型XLR/フォーンのアナログマイク/ライ
ン入力
・ アナログインサートI/Oを24系統の各フォ−ン端子に装備
・ 48系統入力、48系統出力をサポートする6基のオプションI/Oカード用mini-YGDAIスロッ
トを搭載、AES/EBU、ADAT、Tascam TDIF-1、mLANの各デジタルフォーマットに対応
・ 8系統のアサイナブルOMNI OUT
・ 2系統のAES/EBUと1系統のCOAXIAL、計3系統の2TR デジタル入力
・ 2系統のAES/EBUと1系統のCOAXIAL、計3系統の2TR デジタル出力
・ 2系統のアナログ2TR入力
・ XLR/フォーン端子ステレオ出力
・ ラージとスモール、2系統のCR MONITOR OUT
・ 専用のスタジオモニターアウト
・ 従来の44.1/48kHzのデジタルオ−ディオ機器との接続用にサンプリングレ−トコンバ−
タ−内蔵のAES/EBU、COAXIALI/Oを装備
・ 従来の44.1/48kHzのMTR機用にダブルチャンネルデジタルI/Oを装備
・ 最大4台のDM2000のカスケ−ド接続(例、384の入力チャンネル)用のCASCADEポート
を装備
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 15
はじめに
I/Oパッチング
・ 任意の入力ポートをインプットチャンネル、インサートイン、エフェクトインプットにパッ
チ可能
・ 任意の出力ポートへダイレクトアウト、インサートアウト、バスアウト、AUXセンド、マト
リックスセンド、ステレオアウトをパッチ可能
・ インプット、アウトプットポートの識別を容易にするネーミング機能
・ パッチ設定をインプット/アウトプットライブラリーにセ−ブ可能
EQ/GEQ
・ 全インプット/アウトプットチャンネルに4バンドのパラメトリックイコライザーを装備
・ 40のプリセット、160のユ−ザ−メモリーを含むEQライブラリー
・ アウトプットチャンネルにパッチ可能な31バンドのグラフィックイコライザーを6基搭載
・ 128のユーザーメモリーを含むGEQライブラリー
グル−プ/ペア
・ インプットチャンネルを横(Horizontalペア)あるいはレイヤーをまたいで縦(Verticalペ
ア)にペアリング可能
・ バスアウト、AUXセンド、サラウンドパン用に横(Horizontalペア)のペアリングが可能
・ フェーダーグループ(8つのインプットチャンネル、4つのアウトプットチャンネル)
・ ミュートグループ(8つのインプットチャンネル、4つのアウトプットチャンネル)
・ インプット/アウトプットチャンネル、それぞれに4つのEQグループ
・ インプット/アウトプットチャンネル、それぞれに4つのコンプレッサーグループ
15
エフェクト
・ 8基の内蔵エフェクトプロセッサー
・ 61のプリセット、67のユーザーメモリーを含むエフェクトライブラリー(プリセットの53
〜61は、別売のAdd-On Effects用)
・ 別売のADD-ON EFFECTのパッケージにより、新規アルゴリズムのエフェクトを追加可能
・ サラウンドプロダクション用のマルチチャンネルエフェクト
・ REVERB 5.1エフェクト用のア−リ−リフレクションやリバ−ブ操作を容易にするジョイ
スティック
・ Waves Y56K カード(オプション)に対応
・ MIDIやラ−ニング機能を使って外部エフェクトをコントロールするユ−ザ−定義プラグイ
ン
ダイナミクス
・ 96のインプットチャンネル、全てにゲートを装備
・ 4つのプリセット、124のユーザーメモリーを含むゲートライブラリー
・ 全インプット/アウトプットチャンネルにコンプレッサーを装備(計126基)
・ 36のプリセット、92のユーザーメモリーを含むコンプレッサーライブラリー
オートミックス
・ 1/4 フレームの高精度分解能で全てのミックスパラメーターに対応したダイナミックス
オートメーション
・ 16のメモリーを含むオートミックスライブラリー
・ MIDI/オートミックスでリコ−ルできる99のシーンメモリーを含むスナップショットスタ
イルのオートミックス
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 16
16
第1章 はじめに
・ 全インプット/アウトプットフェーダー、個々にフェ−ドタイム設定可能
・ シーン/ライブラリーリコ−ルのオートミックス
・ 専用[AUTO]キーによるチャンネル全体、あるいは特定パラメーターのパンチイン/アウト
・ フェ−ダ−動作を編集するフェーダーリターン、フェーダーテークオーバー、アブソリュー
ト/レラティブの多様なモ−ドを用意
・ オフラインイベントエディットでの各種エディット機能、イレース、コピー、ムーブ/
マージ、トリム、デュプリケート、デリート、インサート
サラウンドプロダクション環境
・ 3-1、5.1、6.1のサラウンドモード
・ ジョイスティックコントロール
・ ベースマネージメント
・ ダウンミキシング
・ サラウンドスピ−カ−調整機能
・ 32のユ−ザ−メモリーを含むサラウンドモニターライブラリー
リモートコントロール
・ 付属のアプリケーションソフトStudio ManagerでMacintosh/ウインドウズコン
ピューターからDM2000をコントロ−ル/マネージメント可能
・ ターゲット設定してDAWシステムをコントロールしたり、ラ−ニング機能でMIDI機器をコ
ントロールしたりできる外部機器コントロール用のリモートレイヤー
・ 8つのLOCATE MEMORYキーでトランスポート、トラックアーミング、ジョグシャトルな
どMMCやP2対応レコ−ダ−を包括的にコント−ル、さらにMASTER機/MTR機を個々に
コントロール
・ 外部コントロ−ル用のアサイン可能なGPI(汎用インターフェース)ポートを装備
・ 最大12台のヤマハA/DコンバーターAD8HR/AD824のパラメーターを外部コントロール
MIDI
・ MIDIポート、USB TO HOSTポート、SERIAL TO HOSTポートを装備
・ USB、SERIALによるマルチポ−ト操作
・ シーンリコール、ミックスパラメーターコントロール、バルクダンプ、MTC/MIDI クロックの
オ−トミックス同期、およびMMCによる外部機器コントロール
コントロールパネル
・ タッチセンス機能付き、100mmモ−タ−フェ−ダ−×25本(タッチセンス機能によるチャ
ンネル選択、オ−トミックス時のフェーダーパンチイン/アウト)
・ フェ−ダ−操作によるチャンネルレベル設定、AUX/MATRIXセンドレベル設定
・ エンコ−ダ−操作によるパン、AUX/MATRIXセンドレベル、ユーザーアサインパラメー
ターのコントロール
・ フェーダーを4つのインプットチャンネルレイヤー、マスターレイヤー、4つのリモートレイ
ヤーにそれぞれ使用可能
・ 320×240ドットの蛍光バックライト式ディスプレイ
・ 蛍光チャンンネルモジュールディスプレイのよるチャンネルネーム/エンコーダーステー
タス/ルーティングなどの表示
・ チャンネルの豊富な機能をパネル上のSELECTED CHANNELセクションの操作子で効率
よく操作可能
・ シーンメモリ−専用の2桁のディスプレイ
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 17
はじめに
・ EQ専用の4つ(周波数、ゲイン、Q)のディスプレイ
・ 16のUSER DEFINED KEYSによる作業の効率化が可能
・ DISPLAY/HISTORYキーによる最近表示していたページへの容易なアクセス
・ オートミックス、シーン、ライブラリーのためのスマートメディアスロットでデータの保存
/移動が可能
・ PS/2互換のパソコン用キ−ボ−ド使用による容易なタイトル入力
17
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 18
18
第2章 コントロールパネル/リアパネル
第2章 コントロールパネル/リアパネル
コントロールパネル
40)
MONITOR
セクション
(p.
(モニター)
LEVEL
PHONES
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEA K
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEA K
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
-60
GAIN
PEAK
-16
010
PHONES
LEVEL
STUDIO
010
TRIM
SMALL
0010
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
18 19 20
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
17
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
16
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INS ERT
SIGN AL
ON
OFF
12 1 3 14 15
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
11
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
91 0 21 22 23 24
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
I NSERT
SIG NAL
ON
OFF
78
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
6
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
5
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
4
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
3
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
2
INSERT
SIGNAL
ON
OFF
1
INSERT
SIGNAL
39)
モニター、ヘッドフォン端子、
トークバックセクション
(p.
26)
SELECTED CHANNEL
ション (p.
(選択チャンネル)セク
25)
ディスプレイセクション
(p.
22)
DISPLAY ACCESS
(p.
(ディスプレイアクセス)
010
TALKBACKLEVEL
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26d B
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26d B
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
ON
OFF
48V
26dB
+
P AD
33)
TRACK ARMING
ング)(p.
(トラックアーミ
STEREO
MONITOR
DELAY
SELECTED CHANNEL
PHASE/ IN SERT
ROUTING
STUDIO
DISPLAY
FB
MIX
TIME
ON
DISPLAY
INSERTON
DISPLAY
12
DISPLAY
ROOM
CONTROL
AUX/MATRIX SEND
DISPLAY
34
SOLO
AUX11 AUX 12
TRACKARMING
DISPLAY
LEVEL
LEVEL
LEVEL
LEVEL
56
SOLOCONTRAST
3
12 45678
ON
AUX8
AUX12
AUX4 /MATRIX4
ON
AUX7
AUX11
AUX3 /MATRIX3
ON
AUX6
AUX10
AUX2 /MATRIX2
ON
AUX5
AUX9
AUX1 /MATRIX1
BANK
78
STEREO FOLLOWPAN DIRECT
DISPLAYACCESS
CARD
3.3V
MATRIXSELECT
SCENE
CLEAR
16
21 22 23 24 17 18 2019
11
910 12131415
GATE/ COMP
DYNAMICS
DISPLAY
DATA DIO SETUP UTILITY
MA TRI X 2 MA TRI X 4 MA TRI X 3
AUX SELECT
MA TRI X 1
DISPLAY
MEMORY
(シーンメモ
STEREO
2TRD2 2TRA2
2TRD1 2TRA1
CONTROLROOM
MASTER ALLCLEAR
SCENE MEMORY
TR A CK ARMING GR OUP
ABCD
DISPLAY
GAIN
DECAY
RELEASE THRESHOLD
LINK GRAB EFFECT
ATTACK
ATTACK
RATIO
RANGE
R
EVEN
THRESHOLD HOLD
COMP
GATE
L
ODD
R
L
GATEON COMPON
EQUALIZER
PAN/SURROUND
DISPLAY
OUTPUT
PAT C H
PA T C H
MIDI REMOTE METER VIEW
PAIR GROUP INPUT
EFFECTS/ PLUG INS
AUX8
AUX6AUX5 AUX 7
AUX2AUX1 AUX 3 AUX4
DISPLAY
AUX 12
AUX10AUX9 AUX11
2TRD3STEREO
HIGH
HIGH MID LOW MID
LOW
DISPLAY
DISPLAY
33)
リー)(p.
00
INSERTS
CHANNEL
PLUG INS
GRAPHIC
EQUALIZERS
EFFECTS
INTERNAL
FADER MODE
ENCODER MODE
STORER E CALL
ATT.
FREQUENCY
FREQUENCY
FREQUENCY
FREQUENCY
CHANNEL
SURROUND
ASSIGN1 ASSIGN2
AUTOMIX
GAIN
Q
GAIN
Q
GAIN
Q
GAIN
Q
EQON
COPY
F 4
F 1 F 2 F 3
1234
AUX/ MTRX
FADER
AUX/ MTRX
PAN SENDLEVEL
PAN
DISPLAY
AUTOMIX
(オートミック
BUS
ASSIGN1 ASSIGN2
EQ AU X AU X
SENSE
TOUCH
ON
RELATIVE
RETURN
REC
AUTO-
SURR OUND
OVERWRITE
PA N
UNDO
REC ABORT/
FA DER ON
SUSPEND WRITE TOUCH LATCH READ TRIM OFF
ENABLE
DISPLAY
dBHzkHz
REMOTE1
LA YER
10.0 4.00 1.00 125
124
dBHzkHz
dBHzkHz
dBHzkHz
PASTE
1234
5678
INSERT SENDASSIGN OUTPUT INPUT
ASSIGN4ASSIGN3
ASSIGN2ASSIGN1
35)
34)
ス)(p.
USER DEFINED
KEYS(ユーザー
定義キー)(p.
100
DIMMER
SURROUND
MONITOR LEVEL
MONO
USER DEFINED KEYS
12345678
DISPLAY
REMOTE2
REMOTE3
49 72
25 48
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SEL
AU TO
SEL
AUTO
SEL
AUTO
SLATE
TALKBACK
TALKBACK
SMALL
CONTROLROOM LEVEL
MASTER
SET
REHEARSAL
ROLL
BACK
PUNCH
LOOP
LOCATEMEMORY
IN OUT MTR
ONLINE
PRE POST
LOCATOR
91 0 1 1 1 2 1 31 4 1 5 1 6
REMOTE4
73 96
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
END QUICK
12345678
RETURN
DISPLAY
TOZERO
AUDITION
ON
SEL
AUTO
STEREO
MA S TE R
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
8 7 6 5 4 3 2 1 91 01 11 21 31 41516 1 7181 920212 2232 4
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
CH01 CH02 CH03 CH04 CH05 CH06 CH07 CH08 CH09 CH10 CH11 CH12 CH13 CH14 CH15 CH16 CH17 CH18 CH19 CH20 CH21 CH22 CH23 CH24
REC
FF STOP PLAY
REW
5
0
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
5
0
10
505
35)
LOCATOR
(p.
(ロケーター)
INC
DEC
DISPLAY HISTORY
BACK FORWARD
SCRUB
SHUTTLE
15
40
30
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
15
10
20
10
37)
データエントリー/
トランスポート
(p.
ENTER
32)
STEREO(ステレオ)
(p.
STEREO
50
70
60
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
50 40 302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
50403 020 15
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
91 01 11 21 314 1516 1 7181 920212 2232 4
5040302015
70
60
504030
8 7 6 5 4 3 2 1
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
70
60
504030
5040302015
32)
LAYER(レイヤー)
(p.
31)
CHANNEL(COPY/PASTE)
(p.
(チャンネルコピー/ペースト)
19)
チャンネルモジュール
(p.
19)
アナログインプットセクション
(p.
20)
スマートメディア用
CARD スロット
(p.
MATRIX SELECT
DM2000 Version 2―取扱説明書
20)
(p.
(MATRIX セレクト)
21)
AUX SELECT
(p.
(AUX セレクト)
22)
FADER MODE
(p.
(フェーダーモード)
ENCODER MODE
9)
21)
(p.
(エンコーダーモード)
EFFECTS/PLUG-INS
イン)(p.
(エフェクト/プラグ
Page 19
1
2
3
4
5
6
アナログインプットセクション
(左のイラストはアナログインプット1です。)
A
+48V ON/OFF(オン/オフ)スイッチ
+
48V
ON
OFF
PAD
26dB
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
1
OFF
ON
INSERT
各INPUT A(XLRタイプ)端子への+48Vファンタム電源をオン/オフします。
ファンタム電源は通常、コンデンサーマイクやダイレクトボックスに電源を供給
するために使用します。詳細は、64ページの「ファンタム電源」をご参照ください。
B
PAD(パッド)スイッチ
各アナログインプットの26dBパッド(アッテネーター)をオン/オフします。詳
細は、64ページの「パッド」をご参照ください。
C
GAIN(ゲイン)コントロール
アナログインプットのヘッドアンプのゲインを調整します。パッドの状態により、
入力感度は−16dB〜−60dBまたは+10dB〜−34dBとなります。詳細は、64
ページの「ゲイン」をご参照ください。
D
PEAK(ピーク)インジケーター
入力信号レベルがクリッピングより3dB低いレベルになると、このインジケー
ターが点灯します。詳細は、65ページの「PEAK/SIGNALインジケーター」をご参
照ください。
E
SIGNAL(シグナル)インジケーター
入力信号レベルが定格レベルより20dB低いレベルになると、このインジケー
ターが点灯します。詳細は、65ページの「PEAK/SIGNALインジケーター」をご参
照ください。
コントロールパネル
19
1
2
3
4
5
6
7
F
INSERT ON/OFF(インサートオン/オフ)スイッチ
アナログインプットインサートをオン/オフします。詳細は、65ページの「アナロ
グインサート」をご参照ください。
チャンネルモジュール
(左のイラストはチャンネルモジュール1です。)
各チャンネルモジュールの機能は、選択しているレイヤーによって異なります。詳細
は、57ページの「レイヤーの選択」をご参照ください。
A
AUTO
SEL
SOLO
ON
1
CH01
10
5
0
5
10
15
20
0
5
10
15
20
30
40
エンコーダー
インプット/アウトプットチャンネルパラメーターをエディットするときに使用
します。実際の動作は選択しているエンコーダーモードとレイヤーによって異な
ります。2つのプリセットエンコーダーモード(パン、AUX/MTRX)、4つのアサイ
ナブルモードがあり、50数種類のパラメーターがあります。詳細は、60ページの
「エンコーダーモードの選択」をご参照ください。
エンコーダーノブはプッシュスイッチにもなっていて、オートミックス記録中に該
当エンコーダーにアサインされているパラメーターをパンチイン/アウトします。
詳細は、209ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
B
AUTO(オート)キー
オートミックス時の記録、再生、オフをチャンネルごとに設定、表示します。実際の
動作は選択しているレイヤーによって異なります。イベント記録中はインジケー
ターが赤く点灯、記録されているイベントの再生中は緑に点灯、オートミックスオ
フ時は消灯、記録待機中はオレンジに点灯します。詳細は、201ページの「チャン
ネルモジュール[AUTO]キー」をご参照ください。
C
SEL(セレクト)キー
SELECTED CHANNELセクションでエディットするインプット/アウトプッ
トチャンネルを選択します。実際の動作は選択しているレイヤーによって異なり
ます。選択中のチャンネルは[SEL]キーインジケーターが点灯します。詳細は、58
ページの「チャンネル選択」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 20
20
第2章 コントロールパネル/リアパネル
また、チャンネルのロングネームを表示するときにも使用します。詳細は、54ページの「チャ
ンネルモジュールディスプレイ」をご参照ください。
チャンネルのペアを組んだり、EQやコンプ、フェーダー、ミュートの各グループへのチャン
ネル追加/削除にも、このキーを使用します。
D
SOLO(ソロ)キー
選択したチャンネルをソロにします。ソロにしたチャンネルの[SOLO]キーのインジケー
ターが点灯します。詳細は、143ページの「チャンネルのソロ設定」をご参照ください。
E
ON(オン)キー
インプット/アウトプットチャンネルをミュート(消音)します。実際の動作は選択している
レイヤーによって異なります。オンにしたチャンネルの[ON]キーインジケーターが点灯し
ます。また、AUX SELECTキーと組み合わせて、AUXセンドのオン/オフをコントロールで
きます(ミックスマイナス機能)(117ページ)。
F
チャンネルモジュールディスプレイ
エンコーダーにアサインされているインプット/アウトプットチャンネルのパラメーター
値をグラフィック表示する蛍光ディスプレイです。ルーティング設定、EQ/インサート/
ディレイ/コンプ/ゲートの各機能のオン/オフ状態も表示します。さらに、チャンネルの
ロングネーム、ショートネーム、選択チャンネルも表示します。チャンネルフェーダーやエン
コーダーの操作時は、その値も表示します。詳細は、54ページの「チャンネルモジュールディ
スプレイ」をご参照ください。
G
チャンネルフェーダー
100mmのタッチセンス付きモーターフェーダーで、インプットチャンネル、バスアウト、
AUXセンド、MATRIXセンドのレベルを設定します。
実際の動作は選択しているフェーダーモードとレイヤーによって異なります。詳細は、60
ページの「フェーダーモードの選択」をご参照ください。
フェーダーをグループ化すれば同時操作が可能です。詳細は、91ページの「インプットチャ
ンネルフェーダーのグループ」、および147ページの「アウトプットチャンネルフェーダーの
グループ」をご参照ください。
タッチセンスセレクト機能をオンにすればフェーダーでインプット/アウトプットチャン
ネルの選択もできます。詳細は、59ページの「自動チャンネルセレクト/タッチセンスセレ
クト機能」をご参照ください。
オートミックスの記録中にチャンネルをパンチイン/アウトするときにも使用できます。詳
細は、209ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
グラフィックイコライザーのカーブを設定するときにも使用できます。詳細は、185ページ
の「グラフィックイコライザーのエディット」をご参照ください。
スマートメディア用CARDスロット
DM2000のセットアップ、シーン、オートミックス、ライブラリーな
どのデータをセーブできるスマートメディアカード(3.3V)を挿入す
るスロットです。詳細は、273ページの「スマートメディアへのデー
タのセーブ」をご参照ください。
3.3V
CARD
MATRIX SELECT(MATRIXセレクト)
MATRIX SELECT DISPLAY(MATRIXセレクトディスプレイ)キー
A
MATRIX SEND、MATRIX SEND PAN、MATRIX VIEWの各ページを選択します。詳細は、
121ページの「MATRIXセンド」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
1
DISPLAY
MATRIX SELECT
MATRIX2 MATRIX4MATRIX 3
MATRIX1
2
Page 21
コントロールパネル
B
MATRIX 1〜4キー
バスアウト/AUXセンド/ステレオアウトの各信号を送る先のMATRIXセンドを選択しま
す。選択したMATRIXセンドのインジケーターが点灯します。詳細は、121ページの
「MATRIXセンド」をご参照ください。
AUX SELECT(AUXセレクト)
21
DISPLAY
AUX SELECT
AUX 2AUX 1 AUX 3 AU X 4
AUX 6AUX 5 AUX 7
AUX 10AUX 9 AUX 11
AUX 8
AUX 12
1
2
AUX SELECT DISPLAY(AUXセレクトディスプレイ)キー
A
AUX SEND、AUX SEND PAN、INPUT CHANNEL AUX VIEWの各ページを選択します。
詳細は、110ページの「AUXセンド」をご参照ください。
AUX 1〜12キー
B
操作対象となるAUXセンドを選択します。選択したAUXセンドのインジケーターが点灯し
ます。選択したAUXセンドがペアになっていると、ペアのもう片方のインジケーターは点滅
します。詳細は、110ページの「AUXセンド」をご参照ください。
各チャンネルの[ON]キーと組み合わせて、AUXセンドのオン/オフをコントロールできま
す(117ページ)。
LAYERキーと組み合わせて、チャンネルレベルをAUXセンドレベルにコピーすることがで
きます。
AUX/SOLO LINK(143ページ)をオンにすると、AUXアウトのSOLO機能をオン/オフを
できるようになります。
ENCODER MODE(エンコーダーモード)
2 3
DISPLAY
ENCODER MODE
AUX / MTRX
PAN
PAN SEND LEVEL
ASSIGN 2ASSIGN1
ASSIGN 4ASSIGN3
INSERT SEND ASSIGN OUTPUT INPUT
1
4
各キーの下の小さい方の文字は、DAWリモートで使用します。詳細は、255ページの「リモー
トレイヤーの使い方」をご参照ください。
A
ENCODER MODE DISPLAY(エンコーダーモードディスプレイ)キー
ENCODER MODE ASSIGNページを選択します。詳細は、60ページの「エンコーダーモー
ドの選択」をご参照ください。
B
PAN(パン)キー
パンエンコーダーモードを選択します。選択すると、インジケーターが点灯します。このモー
ドでは、インプットチャンネルレイヤー選択時は、エンコーダーノブがパンコントロールと
して機能します。マスターレイヤー選択時は、エンコーダー21〜24がMATRIXセンドのバ
ランスコントロールになり、その他のエンコーダーは無効になります。詳細は、60ページの
「エンコーダーモードの選択」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 22
22
第2章 コントロールパネル/リアパネル
C
AUX/MTRXキー
AUX/MTRXエンコーダーモードを選択します。選択すると、インジケーターが点灯します。
このモードでは、インプットチャンネルレイヤー選択時は、エンコーダーがAUXセンドレベ
ルコントロールとして機能します。マスターレイヤー選択時は、エンコーダー1〜20が
MATRIXセンドレベルコントロールになります。詳細は、60ページの「エンコーダーモード
の選択」をご参照ください。
D
ASSIGN(アサイン)1〜4キー
アサイナブルエンコーダーモードを選択します。選択中のモードのキーインジケーターが点
灯します。アサイナブルモードを選択時は、エンコーダーの機能はアサイン(割り当て)され
たパラメーターによって異なります。50数種類のパラメーターの中から4つまでをこの4つ
のキーにアサインできます。詳細は、62ページの「ENCODER MODE[ASSIGN]キーへの
パラメーターのアサイン」をご参照ください。
FADER MODE(フェーダーモード)
FADER MODE
AUX / MTRX FADER
1 2
FADER(フェーダー)キー
A
フェーダーモードを選択します。このモードでは、選択中のレイヤーに従って、フェーダーが
インプット/アウトプットチャンネルのレベルをコントロールします。モード選択中は、
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、60ページの「フェーダーモードの選択」をご参
照ください。
AUX/MTRXキー
B
AUX/MTRXフェーダーモードを選択します。このモードでは、選択中のレイヤーによって
フェーダーがAUXセンドまたはMATRIXセンドのレベルをコントロールします。モード選
択中は、キーのインジケーターが点灯します。詳細は、60ページの「フェーダーモードの選
択」をご参照ください。
DISPLAY ACCESS(ディスプレイアクセス)
1 2 3 4
DISPLAY ACCESS
5
6
DATA DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
PAIR GROUP INPUT
9
PATCH
J K L
OUTPUT
PATCH
7
8
A
DATA(データ)キー
SAVE、LOAD、FILEの各ページを選択します。これらのページでDM2000のデータをス
マートメディアにセーブまたはロードします。詳細は、273ページの「スマートメディアへの
データのセーブ」をご参照ください。
B
DIO(デジタルI/O)キー
WORDCLOCK SELECT、DITHER、CASCADE IN、CASCADE OUT、SAMPLING
RATE CONVERTER、HIGHER SAMPLE RATE DATA TRANSFER FORMATの各ペー
ジを選択します。詳細は、66ページの「デジタルI/Oとカスケード接続」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 23
コントロールパネル
C
SETUP(セットアップ)キー
PREFERENCES1、PREFERENCES2、PREFERENCES3、MIDI/TO HOST SETUP、
GPI SETUP、INPUT PORT NAME、OUTPUT PORT NAME、TIME REFERENCE、
TIME SIGNATURE、REMOTE PORT SETUP、SURROUND BUS SETUPの各ページ
を選択します。
D
UTILITY(ユーティリティー)キー
OSCILLATOR、CHANNEL STATUS MONITOR、BATTERY CHECK、OPERATION
LOCKの各ページを選択します。
E
REMOTE(リモート)キー
REMOTEページを選択します。詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照
ください。
F
MIDIキー
MIDI SETUP、PROGRAM CHANGE ASSIGN TABLE、CONTROL CHANGE ASSIGN
TABLE、BULK DUMPの各ページを選択します。詳細は、217ページの「MIDI」をご参照く
ださい。
G
METER(メーター)キー
INPUT CHANNEL METER、MASTER METER、EFFECT INPUT/OUTPUT METER、
EFFECT 1〜8 INPUT/OUTPUT METER、EFFECT 1〜2 INPUT/OUTPUT METER、
STEREO METER、METERING POSITIONの各ページを選択します。詳細は、127ページ
の「メーター」をご参照ください。
23
H
VIEW(ビュー)キー
PARAMETER VIEW、FADER VIEW、CHANNEL LIBRARYの各ページを選択します。詳
細は、151ページの「チャンネルパラメーター設定の表示」、152ページの「チャンネル
フェーダー設定の表示」および167ページの「チャンネルライブラリー」をご参照ください。
I
PAIR(ペア)キー
INPUT PAIR、OUTPUT PAIRの各ページを選択します。詳細は、145ページの「チャンネル
のペア」をご参照ください。
J
GROUP(グループ)キー
FADER GROUP、MUTE GROUP、OUTPUT FADER GROUP、OUTPUT MUTE
GROUP、INPUT EQUALIZER LINK、OUTPUT EQUALIZER LINK、INPUT COMP
LINK、OUTPUT COMP LINK、INPUT FADER GROUP MASTER、OUTPUT FADER
GROUP MASTERの各ページを選択します。
K
INPUT PATCH(インプットパッチ)キー
INPUT CHANNEL PATCH、INPUT CHANNEL INSERT IN PATCH、EFFECT1〜2
INPUT/OUTPUT PATCH、EFFECT3〜8 INPUT/OUTPUT PATCH、INPUT
CHANNEL NAME、INPUT PATCHLIBRARYの各ページを選択します。詳細は、77ペー
ジの「インプットパッチ」をご参照ください。
L
OUTPUT PATCH(アウトプットパッチ)キー
SLOT OUTPUT PATCH、OMNI OUT PATCH、OUTPUT INSERT IN PATCH、INPUT
CHANNEL DIRECT OUT DESTINATION、2TR OUT DIGITAL PATCH、GRAPHIC
EQUALIZER INSERT、OUTPUT CHANNEL NAME、OUTPUT PATCH LIBRARYの各
ページを選択します。詳細は、79ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 24
24
第2章 コントロールパネル/リアパネル
EFFECTS/PLUG-INS(エフェクト/プラグイン)
2 3 4 5
1
EFFECTS /PLUG INS
DISPLAY
INTERNAL
GRAPHIC
EFFECTS
EQUALIZERS
1234
PLUG INS
CHANNEL
INSERTS
5678
6
EFFECTS/PLUG-INS DISPLAY(エフェクト/プラグインディスプレイ)キー
A
7
1234
8
EFFECTS EDIT、EFFECTS LIBRARY、GRAPHIC EQUALIZER EDIT、GRAPHIC
EQUALIZER LIBRARY、PLUG-IN SETUP、PLUG-IN EDITの各ページを選択します。詳
細は、176ページの「内蔵エフェクト、プラグイン、GEQ」をご参照ください。
INTERNAL EFFECTS(内蔵エフェクト)キー
B
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[8]キーと組み合わせて、内蔵エフェクトプロセッサーを選択
します。押すとキーのインジケーターが点灯します。詳細は、179ページの「エフェクトのエ
ディット」をご参照ください。
GRAPHIC EQUALIZERS(グラフィックイコライザー)キー
C
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[6]キーと組み合わせてGEQを選択します。押すとキーのイン
ジケーターが点灯します。詳細は、185ページの「グラフィックイコライザーのエディット」
をご参照ください。
PLUG-INS(プラグイン)キー
D
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[8]キーと組み合わせてプラグインを選択します。押すとキー
のインジケーターが点灯します。詳細は、183ページの「プラグインのエディット」をご参照
ください。
CHANNEL INSERTS(チャンネルインサート)キー
E
内蔵エフェクトプロセッサーやY56Kカードのエフェクトチェーンが、選択中のチャンネル
にインサートされている場合、このキーを押し、該当するEFFECTS EDITページまたは
PLUG-IN EDITページを表示させます。Y56Kカードがインサートされている場合、
[PLUG-INS]キーインジケーターも点滅します。内蔵エフェクトプロセッサーがインサート
されている場合は、[INTERNAL EFFECTS]キーインジケーターが点滅します。該当する
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[8]キーのインジケーターが点滅します。
選択中のチャンネルに何もインサートしていないと、警告メッセージが表示されます。詳細
は、179ページの「エフェクトのエディット」および183ページの「プラグインのエディッ
ト」をご参照ください。
EFFECTS/PLUG-INS(エフェクト/プラグイン)1〜8キー
F
EFFECTS/PLUG-INS[INTERNAL EFFECTS]、[GRAPHIC EQUALIZERS]、
[PLUG-INS]の各キーと組み合わせて、内蔵エフェクトプロセッサー、GEQ、プラグインを
それぞれ選択します。選択した内蔵プロセッサー、GEQ、またはプラグインのキーインジケー
ターが点灯します。GEQは6系統なので、[GRAPHIC EQUALIZERS]キーのインジケー
ターが点灯しているときは[7]キーと[8]キーは無効になります。また、
EFFECTS/PLUG-INS[CHANNEL INSERTS]キーのインジケーターが点灯していると、
これらのキーはすべて無効になります。
パラメーター( π/ †)キー
G
パラメーターコントロールノブ[1]〜[4]でエディットする内蔵エフェクトプロセッサーや
プラグインのパラメーターの表示列を選択します。選択中の表示列のパラメーターが反転表
示されます。一度に16個までのパラメーターを表示できます。それ以上のパラメーターがあ
るときは、上または下向きの矢印が表示されます。詳細は、179ページの「エフェクトのエ
ディット」および183ページの「プラグインのエディット」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 25
コントロールパネル
H
パラメーターコントロール1〜4
回転ノブとプッシュスイッチを組み合わせたコントロールノブで、選択中の内蔵エフェクト
プロセッサー、プラグイン、グラフィックイコライザーのパラメーターのエディットに使用
します。
EFFECTS EDITページを選択すると、パラメーター(
ターの表示列をコントロールします。また、GRAPHIC EQUALIZER EDITページを選択し
た場合、コントロール[1]は周波数帯域を選択し、コントロール[4]は選択帯域のゲインを設
定します。コントロール[2]と[3]は 無効になります。
詳細は、179ページの「エフェクトのエディット」、183ページの「プラグインのエディッ
ト」、185ページの「グラフィックイコライザーのエディット」をご参照ください。
プッシュスイッチは、オートミックス記録中にノブを回してコントロールしているエフェク
トやプラグインのパラメーターのパンチイン/アウトに使用します。詳細は、209ページの
「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
π/ †
)キーで選択しているパラメー
ディスプレイセクション
25
1
2
3
4
A
ディスプレイ
蛍光バックライト式、320×240ドットのディスプレイで、ページ画面、選択中のシーン、
チャンネル、サンプリングレートなどの情報を表示します。詳細は、51ページの「ディスプレ
イについて」をご参照ください。
B
コントラスト調整ノブ
ディスプレイのコントラストを調整します。
C
F1〜F4キー
ページ画面下のタブに表示されているページを選択します。詳細は、52ページの「ページ画
面の選択」をご参照ください。
F1 F2 F3
F4
5
D
タブスクロール( √)キー
左向きのタブスクロール矢印が表示される場合、このキーが有効になり、選択中のページよ
り左にあるページタブを選択します。詳細は、52ページの「ページ画面の選択」をご参照くだ
さい。
E
タブスクロール( ®)キー
右向きのタブスクロール矢印が表示される場合、このキーが有効になり、選択中のページよ
り右にあるページタブを選択します。詳細は、52ページの「ページ画面の選択」をご参照くだ
さい。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 26
26
第2章 コントロールパネル/リアパネル
SELECTED CHANNEL(選択チャンネル)セクション
SELECTED CHANNEL
PHASE / INSERT
INSERT ON
AUX/MATRIX SEND
LEVEL
ON
BANK
AUX 1 /MATRIX 1
AUX 5
AUX 9
RANGE
THRESHOLD HOLD
R
EVEN
LOW
FREQUENCY
Q
GAIN
dB
Hz
kHz
RATIO
GAIN
ATTA CK
ATTA CK
dB
Hz
kHz
DELAY
DISPLAY
ON
LEVEL
ON
AUX 2 /MATRIX 2
AUX 6
AUX 10
LINK GRAB EFFECT
DECAY
RELEASE THRESHOLD
FREQUENCY
Q
AUX 3 /MATRIX 3
HIGH MID LOW MID
GAIN
TIME
LEVEL
AUX 7
AUX 11
GAIN
dB
Hz
kHz
FB
MIX
LEVEL
ON
AUX 4 /MATRIX 4
FREQUENCY
Q
10.0 4.00 1.00 125
ON
AUX 8
AUX 12
HIGH
GAIN
dB
Hz
kHz
DISPLAY
DISPLAY
DISPLAY
DISPLAY
CHANNEL
COPY
PASTE
ROUTING
12
34
56
78
STEREO FOLLOW PAN DIRECT
DYNAM ICS
GATE ON COMP ON
PAN/SURROUND
R
L
EQUALIZER
ATT.
EQ ON
DISPLAY
DISPLAY
GATE / COMP
GATE
COMP
L
ODD
FREQUENCY
Q
以下にSELECTED CHANNELセクション内の各部分を順に説明します。
ROUTING(ルーティング)
DISPLAY
ROUTING
12
34
56
78
STEREO FOLLOW PAN DIRECT
5
1
2
3 4
ROUTING DISPLAY(ルーティングディスプレイ)キー
A
INPUT CHANNEL ROUTING、BUS TO STEREO、BUS TO STEREO LIBRARYの各
ページを選択します。詳細は、93ページの「インプットチャンネルのルーティング」および
109ページの「バスアウトからステレオアウトへのセンド」をご参照ください。
FOLLOW PAN(フォローパン)キー
B
選択しているインプットチャンネルのパン設定およびサラウンドパン設定をバスアウトに
適用するかどうかを設定します。詳細は、93ページの「インプットチャンネルのルーティン
グ」をご参照ください。
STEREO(ステレオ)キー
C
選択しているインプットチャンネルの信号をステレオアウトに送ります。キーを押すとイン
ジケーターが点灯します。詳細は、93ページの「インプットチャンネルのルーティング」をご
参照ください。
DIRECT(ダイレクト)キー
D
選択しているインプットチャンネルの信号をダイレクトアウトに送ります。キーを押すとイ
ンジケーターが点灯します。詳細は、93ページの「インプットチャンネルのルーティング」を
ご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 27
コントロールパネル
E
ROUTING(ルーティング)1〜8キー
選択しているインプットチャンネルの信号をバスアウトに送ります。信号を送る先のバスア
ウトのキーインジケーターが点灯します。詳細は、93ページの「インプットチャンネルの
ルーティング」をご参照ください。
PHASE/INSERT(フェーズ/インサート)
27
DISPLAY
PHASE / INSERT
INSERT ON
1
2 3
A
PHASE/INSERT DISPLAY(フェーズ/インサートディスプレイ)キー
INPUT CHANNEL PHASE/INSERTページを選択します。詳細は84ページの「入力フェー
ズの反転」および136ページの「インサートの使い方」をご参照ください。
B
Phase(フェーズ)[]キー
選択しているインプットチャンネルの信号の位相を反転させます。位相が反転するとこの
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、84ページの「入力フェーズの反転」をご参照く
ださい。
C
INSERT ON(インサートオン)キー
選択しているチャンネルのインサートをオン/オフします。インサートをオンにするとこの
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、136ページの「インサートの使い方」をご参照
ください。
DELAY(ディレイ)
DISPLAY
DELAY
ON
TIME
FB
MIX
1
2 3 4 5
DELAY DISPLAY(ディレイディスプレイ)キー
A
DELAYページを選択します。詳細は、141ページの「チャンネル信号のディレイ」をご参照く
ださい。
ON(オン)キー
B
選択しているチャンネルのディレイをオン/オフします。ディレイ機能をオンにするとこの
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、141ページの「チャンネル信号のディレイ」を
ご参照ください。
TIME(タイム)コントロール
C
選択しているチャンネルのディレイタイムを設定するコントロールノブです。詳細は、141
ページの「チャンネル信号のディレイ」をご参照ください。
FB/MIX(フィードバック/ミックス)インジケーター
D
次の[FB/MIX]コントロールの設定がフィードバックゲインかフィードバックミックスかを
示します。フィードバックゲインの場合はFBインジケーターが点灯し、フィードバックミッ
クスの場合はMIXインジケーターが点灯します。詳細は、141ページの「チャンネル信号の
ディレイ」をご参照ください。
FB/MIX(フィードバック/ミックス)コントロール
E
回転ノブとプッシュスイッチを組み合わせたコントロールノブです。選択しているチャンネ
ルがインプットチャンネルの場合は、ノブを押してフィードバックゲイン(FB)またはフィー
ドバックミックス(MIX)を選択します。ノブを回して、ノブを押して選択したフィードバッ
クゲインまたはフィードバックミックスの量を設定します。詳細は、141ページの「チャンネ
ル信号のディレイ」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 28
28
第2章 コントロールパネル/リアパネル
AUX/MATRIX SEND(AUX/MATRIXセンド)
DISPLAY
AUX/MATRIX SEND
LEVEL
BANK
ON
AUX 1 /MATRIX 1
AUX 5
AUX 9
LEVEL
ON
AUX 2 /MATRIX 2
AUX 6
AUX 10
LEVEL
ON
AUX 3 /MATRIX 3
AUX 7
AUX 11
LEVEL
ON
AUX 4 /MATRIX 4
AUX 8
AUX 12
4
5
1
2
3
A
AUX/MATRIX SEND DISPLAY(AUX/MATRIXセンドディスプレイ)キー
選択しているチャンネルによって、このキーで選択されるページ画面が異なります。イン
プットチャンネルの場合はAUX SEND、AUX SEND PAN、INPUT CHANNEL AUX
VIEWページを選択します。アウトプットチャンネルの場合はMATRIX SEND、MATRIX
SEND PAN、MATRIX VIEWページを選択します。
B
BANK(バンク)キー
AUX/MATRIX[LEVEL]コントロールノブ(下、
4
)と[ON]キー(下、 5)で設定するAUX
1〜4/MATRIX1〜4、AUX 5〜8、AUX 9〜12を選択します。アウトプットチャンネルを
選択するとAUX 1〜4/MATRIX 1〜4のバンクが自動的に選択され、これを変更すること
はできません。詳細は、111ページの「SELECTED CHANNELセクション、AUX/MATRIX
SEND LEVELコントロールでのレベル操作:」をご参照ください。
C
バンクインジケーター
[BANK]キーで選択しているAUX/MATRIXセンドのバンクを表示します。アウトプット
チャンネルを選択するとAUX 1〜4/MATRIX1〜4のバンクが自動的に選択され、これを
変更することはできません。
D
LEVEL(レベル)コントロール
[BANK]キーで選択しているAUX/MATRIXセンドのレベルを設定します。選択中のチャン
ネルがインプットチャンネルの場合は、AUXセンドレベルを設定します。バスアウト、AUX
センド、またはステレオアウトを選択中の場合は、MATRIXセンドレベルを設定します。詳細
は、111ページの「AUXセンドレベルの設定」および121ページの「MATRIXセンドレベル
の設定」をご参照ください。
E
ON(オン)キー
[BANK]キーで選択しているAUX/MATRIXセンドをミュート(消音)します。オンになって
いるチャンネルのキーインジケーターが点灯します。ミュートした場合は消灯します。
選択中のチャンネルがインプットチャンネルの場合は、AUXセンドをミュートします。バス
アウト、AUXセンド、またはステレオアウトを選択中は、MATRIXセンドをミュートします。
詳細は、112ページの「AUXセンドのミュート」および122ページの「MATRIXセンドの
ミュート」をご参照ください。
DYNAMICS(ダイナミクス)
2 3
DISPLAY
DYNAM ICS
GATE ON COMP ON
GATE / COMP
THRESHOLD HOLD
GATE
COMP
RANGE
RATIO
ATTA CK
ATTA CK
DECAY
RELEASE THRESHOLD
GAIN
1
DYNAMICS DISPLAY(ダイナミクスディスプレイ)キー
A
GATE EDIT、GATE LIBRARY、COMP EDIT、COMP LIBRARYの各ページを選択します。
詳細は、85ページの「インプットチャンネルのゲート」および138ページの「チャンネル信号
のコンプレッション」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
4 5 6
Page 29
コントロールパネル
B
GATE/COMP(ゲート/コンプ)キー
次の回転コントロールノブ(
トプットチャンネルを選択中は、コンプが自動的に選択されて、これを変更することはでき
ません。詳細は、85ページの「インプットチャンネルのゲート」および138ページの「チャン
ネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
C
THRESHOLD(スレッショルド)、RANGE(レンジ)、ATTACK(アタック)、DECAY(ディ
ケイ)、HOLD(ホールド)/THRESHOLD(スレッショルド)、RATIO(レシオ)、ATTACK
(アタック)、RELEASE(リリース)、GAIN(ゲイン)コントロールノブ
上の[GATE/COMP]キー(
ゲートの各パラメーター(Threshold、Range、Attack、Decay、Hold)を設定します。一方、
COMPに設定すると、選択しているチャンネルのコンプの各パラメーター(Threshold、
Ratio、Attack、Release、Gain)を設定します。詳細は、85ページの「インプットチャンネル
のゲート」および138ページの「チャンネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
D
GATE ON(ゲートオン)キー
選択しているインプットチャンネルのゲートをオン/オフします。オンにするとこのキーの
インジケーターが点灯します。詳細は、85ページの「インプットチャンネルのゲート」をご参
照ください。
E
COMP ON(コンプオン)キー
選択しているインプットチャンネルのコンプをオン/オフします。オンにするとこのキーの
インジケーターが点灯します。詳細は、138ページの「チャンネル信号のコンプレッション」
をご参照ください。
3
)でゲート、コンプのどちらを操作するかを設定します。アウ
2
)でGATEに設定した場合、選択中のインプットチャンネルの
29
F
GATE/COMP(ゲート/コンプ)インジケーター
上の回転ノブコントロール(
GATEの場合はGATEインジケーターが、COMPの場合はCOMPインジケーターが点灯しま
す。詳細は、85ページの「インプットチャンネルのゲート」または138ページの「チャンネル
信号のコンプレッション」をご参照ください。
3
)がGATE、COMPのどちらに設定されているかを示します。
PAN/SURROUND(パン/サラウンド)
DISPLAY
PAN/SURROUND
R
L
L
ODD
EVEN
R
LINK GRAB EFFECT
1
2 3 4 5 6 7 8
PAN/SURROUND DISPLAY(パン/サラウンドディスプレイ)キー
A
インプットチャンネルのPANページ、SURROUND MODEページおよびSURROUND
EDITページを選択します。詳細は、95ページの「インプットチャンネルのパン設定」および
97ページの「サラウンドパンの使い方」をご参照ください。
L(左)、R(右)キー
B
隣り合ったチャンネル間(HORIZONTALペアモード)、または縦のペア(VERTICALペア
モード、レイヤーが異なるチャンネル間)のインプット/アウトプットチャンネルを選択し
ます。
MATRIXセンドまたはステレオアウトが選択されていると、左右のチャンネルが選択されま
す。
INDIVIDUAL(インディビデュアル)パンモードでは奇数/左チャンネルを選択すると、イン
プットチャンネルは[L]キーのインジケーターが点灯します。また偶数/右チャンネルを選
択すると、[R]キーのインジケーターが点灯します。GANG(ギャング)パンモードまたは
INVERSE GANG(インバースギャング)パンモードでは、ペアの片方のチャンネルを選択し
た場合、もう片方のチャンネルのキーインジケーターが点滅します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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30
第2章 コントロールパネル/リアパネル
C
PAN(パン)ディスプレイ
10セグメントのディスプレイで、選択中のインプットチャンネルのパンポジションを示し
ます。パンをセンターに設定すると、真ん中の2つのセグメントが点灯します。一方、MATRIX
アウトまたはステレオアウトでは、バランスを示します。
D
PAN(パン)コントロール
選択中のインプットチャンネルのパン設定をします。MATRIXアウトまたはステレオアウト
を選択時、バランスを設定します。
パンモードがGANG(ギャング)またはINVERSE GANG(インバースギャング)モードのと
き、インプットチャンネルでは、隣り合ったチャンネル間(HORIZONTALペアモード)、また
は縦のペアチャンネル(VERTICALペアモード、レイヤーが異なるチャンネル間)のパンを同
時に設定します。詳細は、95ページの「インプットチャンネルのパン設定」、106ページの「ス
テレオアウトのバランス」および126ページの「MATRIXセンドマスターのバランス」をご参
照ください。
E
LINK(リンク)キー
ステレオモード以外のサラウンドモードで有効となるキーで、[PAN]コントロールノブと
ジョイスティックをリンクさせて、どちらからでもノーマルパン/サラウンドパンの設定が
できるようにします。すべてのインプットチャンネルに適用される共通の設定です。
リンクされるとこのキーのインジケーターが点灯します。ジョイスティックでエフェクトを
コントロールする設定にした場合([EFFECT]キーのインジケーターが点灯)、このキーは無
効になります。詳細は、95ページの「インプットチャンネルのパン設定」および97ページの
「サラウンドパンの使い方」をご参照ください。
F
GRAB(グラブ)キー
選択中のインプットチャンネルのジョイスティックコントロールをオン/オフします。
オンにするとこのキーのインジケーターが点灯し、ジョイスティック操作が有効となり、イ
ンプットチャンネルのサラウンドパンポジションが適宜設定されます。
オフにすると、ジョイスティックでサラウンドパンをコントロールできなくなります。
ステレオモードの場合は、インプットチャンネルのパンのコントロールになります。
[PAN]コントロールとジョイスティックをリンクさせている場合([LINK]キーのインジ
ケーターが点灯)、[PAN]コントロールを調整すると、ジョイスティック操作は無効になりま
す。ジョイスティックでエフェクトをコントロールする設定にした場合([EFFECT]キーの
インジケーターが点灯)、このキーは無効になります。
G
EFFECT(エフェクト)キー
REVERB 5.1のエフェクトパラメーターをジョイスティックでコントロールするよう設定
します。オンにすると、このキーのインジケーターが点灯し、ジョイスティックでサラウンド
パン設定ができなくなります。詳細は、329ページの「REVERB 5.1」をご参照ください。
H
ジョイスティック
サラウンドパン設定、ノーマルパン設定、またはREVERB 5.1エフェクトパラメーターのコ
ントロールに使用します。
[EFFECT]キーインジケーターが点灯時は、ジョイスティックでREVERB 5.1エフェクト
をコントロールできます。詳細は、329ページの「REVERB 5.1」をご参照ください。
[EFFECT]キーインジケーターが消灯で、[GRAB]キーインジケーターが点灯の場合、選択
しているインプットチャンネルのサラウンドパン設定をジョイスティックでコントロール
できます。[EFFECT]キーと[GRAB]キーの両方のインジケーターが消灯していても、
「Joystick Auto Grab(ジョイスティックオートグラブ)」プリファレンス設定がオンになっ
ていれば、ジョイスティックでサラウンドパン設定ができます。詳細は、97ページの「サラウ
ンドパンの使い方」をご参照ください。
[EFFECT]キーのインジケーターが消灯、[GRAB]キーと[LINK]キーの両方のインジケー
ターが点灯している場合、[PAN]コントロールノブと共にジョイスティックで通常のパン設
定ができます。詳細は、95ページの「インプットチャンネルのパン設定」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 31
コントロールパネル
EQUALIZER(イコライザー)
3 2 5 4 67
DISPLAY
CHANNEL
COPY
PASTE
EQUALIZER
ATT.
EQ ON
FREQUENCY
Q
FREQUENCY
Q
10.0 4.00 1.00 125
HIGH
GAIN
LOW
GAIN
HIGH MID LOW MID
FREQUENCY
Q
dB
Hz
kHz
GAIN
FREQUENCY
Q
dB
Hz
kHz
GAIN
dB
Hz
kHz
1
EQUALIZER DISPLAY(イコライザーディスプレイ)キー
A
EQUALIZER EDIT、EQUALIZER LIBRARY、INPUT CHANNEL
ATTENUATOR/SHIFTER、OUTPUT ATTENUATORの各ページを選択します。
EQ ON(EQオン)キー
B
選択しているチャンネルのEQをオン/オフします。オンにするとこのキーのインジケー
ターが点灯します。詳細は、132ページの「EQの使い方」をご参照ください。
ATT(アッテネーター)コントロール
C
選択しているチャンネルのプリEQ信号をアッテネートします。詳細は、130ページの「信号
のアッテネート」をご参照ください。
31
dB
Hz
kHz
FREQUENCY/Q(フリーケンシー/Q)インジケーター
D
[FREQUENCY/Q]コントロールノブでフリーケンシー、Qのいずれをコントロールできる
かを示します。フリーケンシーをコントロールする場合はFREQUENCYインジケーターが
点灯し、Qをコントロールする場合はQインジケーターが点灯します。詳細は、132ページの
「EQの使い方」をご参照ください。
FREQUENCY/Q(フリーケンシー/Q)コントロール
E
回転ノブとプッシュボタンを組み合わせたコントロールノブです。ノブを押してフリーケン
シーまたはQを選択します。その設定はFREQUENCY/Qインジケーターで示されます。ま
た、回転ノブでフリーケンシーまたはQの値を設定します。詳細は、132ページの「EQの使い
方」をご参照ください。
EQ GAIN(EQゲイン)コントロール
F
それぞれのEQ帯域のゲインを設定します。詳細は、132ページの「EQの使い方」をご参照く
ださい。
EQディスプレイ
G
通常は、各帯域の周波数を表示します。上のEQ GAIN(
)を調整すると、ゲイン値が表示さ
6
れます。Qを調整するとQの値が表示されます。いずれの値も2秒間以上調整しないと、周波数
値の表示に戻ります。詳細は、132ページの「EQの使い方」をご参照ください。
CHANNEL(COPY/PASTE) (チャンネルコピー/ペースト)
CHANNEL
1
2
COPY
PASTE
A
COPY(コピー)キー
チャンネル設定をコピーバッファーにコピーします。詳細は、156ページの「チャンネル設定
のコピー」をご参照ください。
B
PASTE(ペースト)キー
コピーバッファー内の設定を指定したチャンネルにペーストします。詳細は、156ページの
「チャンネル設定のコピー」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 32
32
第2章 コントロールパネル/リアパネル
LAYER(レイヤー)
1〜24、25〜48、49〜72、73〜96キー
A
インプットチャンネルレイヤーを選択します。選択したレイヤーにより、チャンネルモ
ジュールでコントロールするインプットチャンネルが決まります。選択しているレイヤーの
[LAYER]キーのインジケーターが点灯します。詳細は、57ページの「レイヤーの選択」をご
参照ください。
MASTER(マスター)キー
B
マスターレイヤーを選択します。このレイヤーでは、チャンネルモジュールでバスアウト、AUX
センド、MATRIXセンドをコントロールします。マスターレイヤーを選択すると、このキーのイ
ンジケーターが点灯します。
詳細は、57ページの「レイヤーの選択」をご参照ください。
LAYER
REMOTE1
124
REMOTE2
1 3
2
25 48
49 72
73 96
MASTER
REMOTE3
REMOTE4
1
2
3
4
REMOTE(リモート)1〜4キー
C
リモートレイヤーを選択します。このレイヤーでは、DAWを含む外部機器をコントロールで
きます。詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。選択している
リモートレイヤーの[LAYER]キーのインジケーターが点灯します。詳細は、57ページの「レ
イヤーの選択」をご参照ください。
STEREO(ステレオ)
STEREO
AUTO
SEL
ON
A
B
0
5
10
15
20
30
40
50
60
70
C
AUTO(オート)キー
ステレオアウトのオートミックスステータスをコントロールする専用キーです。
ステレオアウトのイベント記録中はインジケーターが赤く点灯します。また、すで
に記録したイベントの再生中はインジケーターが緑に点灯します。ステレオアウ
トのオートミックスがオフのときは消灯、ステレオアウトのオートミックスが記
録待機中はオレンジに点灯します。詳細は、201ページの「チャンネルモジュール
[AUTO]キー」をご参照ください。
SEL(セレクト)キー
STEREO[SEL]キーは、SELECTED CHANNELセクションでエディットするス
テレオアウトを選択する専用キーです。ステレオアウトを選択するとインジケー
ターが点灯します。キーを押すたびにステレオアウトの左右チャンネルが切り替
わります。詳細は、58ページの「チャンネル選択」をご参照ください。
ステレオアウトをEQ、コンプ、フェーダー、ミュートの各グループに追加/削除す
るときにも使用します。
ON(オン)キー
ステレオアウトをミュート(消音)させる専用キーです。ステレオアウトがオンの
ときはインジケーターが点灯します。ステレオアウトをミュートした場合は消灯
します。詳細は、105ページの「ステレオアウトのミュート」をご参照ください。
フェーダー
D
STEREO
DM2000 Version 2―取扱説明書
100mmのタッチセンス付きモーターフェーダーで、ステレオアウトのレベルを調
整します。詳細は、105ページの「ステレオアウトレベルの設定」をご参照ください。
他のアウトプットチャンネルフェーダーとグループ化して、同時操作することも
できます。詳細は、147ページの「アウトプットチャンネルフェーダーのグルー
プ」をご参照ください。
Page 33
コントロールパネル
ステレオアウトの選択にも使用できます。詳細は、59ページの「自動チャンネルセレクト/
タッチセンスセレクト機能」をご参照ください。
また、オートミックス記録中のステレオアウトのパンチイン/アウトにも使用できます。詳
細は、209ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
TRACK ARMING(トラックアーミング)
33
1
2
TRACK ARMING
DISPLAY
12 45678
91 0 1 21 31 41 5
ABCD
TRACK ARMING GROUP
3
11
21 22 23 24 17 18 20 19
MASTER ALL CLEAR
16
5 4 3
TRACK ARMING DISPLAY(トラックアーミングディスプレイ)キー
A
TRACK ARMING GROUP、MTR TRACK ARMING CONFIGURATION、MASTER
TRACK ARMING CONFIGURATIONの各ページを選択します。詳細は、263ページの「レ
コーダー上のトラックのアーミング」をご参照ください。
B
TRACK ARMING(トラックアーミング)1〜24キー
DAW、MMCあるいはP2上のトラックをアームします。トラックをアーム(録音可能状態に)
するとインジケーターが点灯します。詳細は、263ページの「レコーダー上のトラックのアー
ミング」をご参照ください。
C
TRACK ARMING GROUP(トラックアーミンググループ)A〜Dキー
各トラックアーミンググループ(A、B、C、D)に設定されたトラックを同時にアームします。
選択しているグループのすべてのトラックがアームされていると、インジケーターが点灯し
ます。詳細は、263ページの「レコーダー上のトラックのアーミング」をご参照ください。
D
ALL CLEAR(オールクリア)キー
DAW、MMCあるいはP2上のトラックのアームをすべて解除します。詳細は、263ページの
「レコーダー上のトラックのアーミング」をご参照ください。
E
MASTER(マスター)キー
トラックをアーム(録音可能状態に)する操作対象として、マスターあるいはMTR機器を選択
します。マスターを選択するとインジケーターが点灯し、MTRを選択すると消灯します。詳細
は、258ページの「マシンコントロール(MMC & P2)について」をご参照ください。
SCENE MEMORY(シーンメモリー)
DISPLAY
SCENE ME MORY
00
STORER E CALL
1
23 4 6 5
A
SCENE MEMORY DISPLAY(シーンメモリーディスプレイ)キー
SCENE MEMORY、INPUT CHANNEL FADE TIME、OUTPUT FADE TIME、RECALL
SAFE、SCENE MEMORY SORTの各ページを選択します。詳細は、187ページの「シーン
メモリー」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 34
34
第2章 コントロールパネル/リアパネル
B
シーンメモリーディスプレイ
選択しているシーンメモリーの番号を表示します。詳細は、187ページの「シーンメモリー」
をご参照ください。
C
エディットインジケーター
現在のミックス設定が、シーンをリコールしたときの設定と一致しているかを示します。
詳細は、187ページの「エディットバッファー/エディットインジケーターについて」をご参
照ください。
D
STORE(ストア)キー
現在のシーンを選択したシーンメモリーにストアします。詳細は、189ページの「SCENE
MEMORYキーを使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。
E
シーン( π/ †)キー
シーンメモリーを選択します。シーン[] キーを押すたびにシーンメモリー番号が大きくな
り、シーン[] キーを押すたびにシーンメモリー番号が小さくなります。キーを押し続けると
番号が続けて大きく(あるいは小さく)なります。詳細は、189ページの「SCENE MEMORY
キーを使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。
F
RECALL(リコール)キー
選択したシーンメモリーをリコールします。詳細は、189ページの「SCENE MEMORYキー
を使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。
AUTOMIX(オートミックス)
2 3 4 5 6 7 8
1
AUTOMIX
DISPLAY
ENABLE
REC ABORT/
SUSPEND WRITE TOUCH L ATCH READ TRI M OFF
FADER ON
UNDO
OVERWRITE
PAN
SURROUND
AUTO-
REC
RETURN
RELATIVE
ON
TOUCH
SENSE
EQ AUX AUX
9
[AUTOMIX]キーの下の小さい方の文字はDAWのリモートレイヤーに使用します。
詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
AUTOMIX DISPLAY(オートミックスディスプレイ)キー
A
AUTOMIX MAIN、AUTOMIX MEMORY、INPUT CHANNEL FADER EDIT、EVENT
COPY、EVENT EDITの各ページを選択します。195ページの「オートミックス」をご参照く
ださい。
ENABLE(イネーブル)キー
B
オートミックス機能をオン/オフします。AUTOMIX MAINページの
[ENABLED/DISABLED]ボタンと同じです。詳細は、196ページの「AUTOMIX MAIN
ぺージ」をご参照ください。
REC(レコード)キー
C
オートミックスの記録に関するステータスをコントロールします。詳細は、199ページの
「REC」をご参照ください。
ABORT/UNDO(アボート/アンドゥ)キー
D
オートミックスの記録/再生を中止します。AUTOMIX MAINページの[ABORT]ボタンと
同じです。199ページの「ABORT」をご参照ください。オートミックスの記録/再生中以外
に[UNDO]ボタンと一緒にこのキーを押すと、オートミックスのアンドゥが行われます。
AUTOMIX MAINページの[UNDO]ボタンと同じです。199ページの「UNDO」をご参照く
ださい。
AUTO-REC(オートレコード)キー
E
オートミックスのステータスを自動記録待機モードにします。AUTOMIX MAINページの
[AUTOREC]ボタンと同じです。詳細は、199ページの「AUTO REC」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 35
コントロールパネル
F
RETURN(リターン)キー
オートミックスエディットアウトモードを選択します。AUTOMIX MAINページの[EDIT
OUT RETURN]ボタンと同じです。詳細は、197ページの「EDIT OUT」をご参照ください。
G
RELATIVE(レラティブ)キー
オートミックスフェーダーエディットモードを設定します。AUTOMIX MAINページの
[FADER EDIT]ボタンと同じです。詳細は、198ページの「FADER EDIT」をご参照くださ
い。
H
TOUCH SENSE(タッチセンス)キー
オートミックスのステータスが記録状態でフェーダータッチセンス機能をオン/オフしま
す。詳細は、201ページの「FADER EDITページ」をご参照ください。
I
FADER(フェーダー)、ON(オン)、PAN(パン)、SURROUND(サラウンド)、AUX、
AUX ON(AUXオン)、EQキー
オートミックスに記録されるパラメーターのタイプを選択します。AUTOMIX MAINページ
およびAUTOMIX MEMORYページの各ボタンと同じです。詳細は、198ページの
「OVERWRITE」をご参照ください。
USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)
35
1
USER DEFINED KEYS
DISPLAY
12345678
91 01 11 21 31 41 51 6
2
USER DEFINED KEYS DISPLAY(ユーザー定義キーディスプレイ)キー
A
USER DEFINED KEY ASSIGNページを選択します。詳細は、272ページの「USER
DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)の使い方」をご参照ください。
USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)1〜16キー
B
214種類の中から最高16種類までの機能をこれらのキーにアサインできます。詳細は、
272ページの「USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)の使い方」をご参照ください。
DAWリモートレイヤーを選択時は、キーの機能が変わります。詳細は、255ページの「リモー
トレイヤーの使い方」をご参照ください。
LOCATOR(ロケーター)
56 78 234
1
9
LOCATOR
DISPLAY
12345678
LOCATE MEMORY
PRE POST
AUDITION
RETURN
END QUICK
TO ZERO
IN OUT MTR
ONLINE
LOOP
PUNCH
ROLL
BACK
SET
REHEARSAL
MASTER
J K L M N O P Q
LOCATOR DISPLAY(ロケーターディスプレイ)キー
A
LOCATE MEMORYページおよびMACHINE CONFIGURATIONページを選択します。
詳細は、262ページの「ロケートメモリー、プリロール、ポストロール、ロールバックの設定」
および258ページの「レコーダーの設定」をそれぞれご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 36
36
第2章 コントロールパネル/リアパネル
B
AUDITION(オーディション)キー
DAW、MMCあるいはP2 の試聴機能をオン/オフします。オンにするとインジケーターが
点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
C
PRE(プリ)キー
DAW、MMCあるいはP2にプリロールポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを
押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。プリロールポイントは指定したイン
ポイントよりもあらかじめ指定した秒数だけ前の位置になります。詳細は、260ページの
「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
D
IN(イン)キー
DAW、MMCあるいはP2にインポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを押す
と、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの
使い方」をご参照ください。
E
OUT(アウト)キー
DAW、MMCあるいはP2にアウトポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを押す
と、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの
使い方」をご参照ください。
F
POST(ポスト)キー
DAW、MMCあるいはP2にポストロールポイントへのロケートコマンドを送信します。キー
を押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。ポストロールポイントは指定した
アウトポイントよりもあらかじめ指定した秒数だけ後の位置になります。詳細は、260ペー
ジの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
G
SET(セット)キー
8つのロケートポイント、インポイント、アウトポイント、リターントゥゼロポイントを指定
するときに使用します。キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
H
MTRキー
ロケート、トランスポート、スクラブ、シャトルコントロールする機器(DAW、MMCあるいは
P2)として、MTR機器を選択します。MTRを選択すると、このキーのインジケーターが点灯
し、[MASTER]キーのインジケーターが消灯します。詳細は、260ページの「LOCATOR
キーの使い方」をご参照ください。
I
LOCATE MEMORY(ロケートメモリー)キー
DAW、MMCあるいはP2に8つのロケートポイントへのロケートコマンドを送信します。
キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、260ページの
「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
J
RETURN TO ZERO(リターントゥゼロ)キー
DAW、MMCあるいはP2にリターントゥゼロポイントへのロケートコマンドを送信します。
キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、260ページの
「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
K
END(エンド)キー
DAWのリモートレイヤーを使用時に、セッションの最後へのロケートコマンドを送信しま
す。キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、255ページの「リ
モートレイヤーの使い方」をご参照ください。
L
ONLINE(オンライン)キー
DAW、MMCあるいはP2のチェイス機能のON/OFFの設定をします。チェイス機能がONの
ときはインジケーターが点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご
参照ください。
M
LOOP(ループ)キー
DAW、MMCあるいはP2のループ再生をオン/オフします。ループ再生時はインジケーター
が点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 37
コントロールパネル
N
QUICK PUNCH(クイックパンチ)キー
DAW、MMCあるいはP2のクイックパンチ機能をオン/オフします。オンになるとインジ
ケーターが点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
O
ROLL BACK(ロールバック)キー
DAW、MMCあるいはP2で現在位置からあらかじめ指定分だけロールバック(巻戻し)しま
す。キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、260ページの
「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
P
REHEARSAL(リハーサル)キー
DAW、MMCあるいはP2のリハーサル機能をオン/オフします。オンになるとインジケー
ターが点灯します。詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
Q
MASTER(マスター)キー
ロケート、トランスポート、スクラブ、シャトルコントロールをする機器として、マスター機器
を選択します。マスターを選択するとインジケーターが点灯します。 ([MTR]キーインジケー
ターは消灯します。)詳細は、260ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
データエントリー/トランスポート
1 2 3 4 5
37
REW
FF STOP PLAY
DISPLAY HISTORY
6
7
8
A
REW(リワインド)キー
DAW、MMCあるいはP2の巻き戻しを始めます。巻き戻し中はインジケーターが点灯しま
す。詳細は、259ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
B
FF(ファーストフォワード)キー
DAW、MMCあるいはP2の早送りを始めます。早送り中はインジケーターが点灯します。
詳細は、259ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
C
STOP(ストップ)キー
DAW、MMCあるいはP2を停止します。キーを押すとインジケーターが一瞬点灯します。
詳細は、259ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
BACK FORWARD
SHUTTLE
SCRUB
ENTER
J
K L
REC
9
DEC
INC
D
PLAY(プレイ)キー
DAW、MMCあるいはP2の再生を始めます。再生中はインジケーターが点灯します。
詳細は、259ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
E
REC(レコード)キー
[PLAY]キーと併用して、DAW、MMCあるいはP2のレコーディングを始めます。レコー
ディング中はインジケーターが点灯します。詳細は、259ページの「トランスポートキー」を
ご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 38
38
第2章 コントロールパネル/リアパネル
F
DISPLAY HISTORY BACK/FORWARD(ディスプレイヒストリーバック/フォワード)
キー
インターネットブラウザの戻る/進むボタンと同様で、表示されていたページ画面に戻
ります。詳細は、53ページの「ディスプレイの履歴機能」をご参照ください。
G
SHUTTLE(シャトル)キー
マシンコントロール(DAW、MMCあるいはP2)用にパラメーターホイールをシャトルモー
ドに設定します。シャトルモードになるとインジケーターが点灯します。詳細は、260ページ
の「シャトル/スクラブの使い方」をご参照ください。
H
SCRUB(スクラブ)キー
マシンコントロール(DAW、MMCあるいはP2)用にパラメーターホイールをスクラブモー
ドに設定します。スクラブモードになるとインジケーターが点灯します。詳細は、260ページ
の「シャトル/スクラブの使い方」をご参照ください。
I
−DEC/+INCキー
パラメーター値を調整します。[+INC]キーを押すと、選択しているパラメータの値が1ずつ
増加します。[−DEC]キーを押すと減少します。
いずれのキーも押したままにしていると、値が連続変化します。
また、EQON/OFFなどオン/オフタイプのパラメーター設定にも使用できます。このタイ
プのパラメーターを選択すると、[−DEC]キーを押すと機能がオフになり、[+INC]キーを
押すと機能がオンになります。
シーンやライブラリーのリストでは、これらのキーを押しリストをスクロールできます。
J
ENTER(エンター)キー
EQ ON/OFFのようなオン/オフタイプのパラメーターでは、設定を選択し内容を確定しま
す。また、シーンやエフェクトのタイトル付けの文字入力に使用します。パン設定を表示した
ページでパンコントロールを選択した場合、このキーを押すとパンポジションがセンターに
リセットされます。パラメーターによってはキーをダブルクリックする(続けて2回押す)こ
とが必要な場合もあります。
K
パラメーターホイール
パラメーターホイールは、パラメーター値をエディットしたり、シーンやライブラリーのリ
ストのスクロールをします。シーン、エフェクトなどのタイトルを付けるときは、カーソルを
移動します。ホイールはディテント付きなので、操作しやすく迅速で正確な値のエディット
ができます。右に回すと値が増加し、左に回すと減少します。速く回すと値も速くエディット
できます。
パラメーターホイールはシャトル機能、スクロール機能でも使用します。詳細は、260ページ
の「シャトル/スクラブの使い方」をご参照ください。
L
カーソルキー
ページ画面内でカーソルを移動して、パラメーターや選択肢を選択します。点滅している枠
がカーソルで、どのパラメーターや選択肢が現在選択されているかが一目でわかります。
カーソルキーを押したままにすると、そのカーソルキーと同じ方向にカーソルが連続して移
動します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 39
モニター、ヘッドフォン端子、トークバックセクション
コントロールパネル
39
01 0
TALKBACK LEVEL
6
5
4
001 0
SMALL
TRIM
PHONES
01 0 01 0
STUDIO
LEVEL
PHONES
LEVEL
1 2 3
A
SMALL TRIM(スモールトリム)コントロール
SMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT(スモールコントロールルームモニターアウ
ト)のレベルを調整します。詳細は、159ページの「コントロールルームモニター」をご参照く
ださい。
B
STUDIO LEVEL(スタジオレベル)コントロール
STUDIO MONITOR OUT(スタジオモニターアウト)のレベルを調整します。詳細は、160
ページの「スタジオモニター」をご参照ください。
C
PHONES LEVEL(ヘッドフォンレベル)コントロール
下のPHONES端子(
モニター」をご参照ください。
4
)のレベルを調整します。詳細は、159ページの「コントロールルーム
D
PHONES(ヘッドフォン)端子
TRSタイプのステレオフォーン端子で、コン
1/4" TRS フォンプラグ
リング(R)
トロールルーム信号をステレオヘッドフォ
ンでモニターします。
E
トークバックマイク
スリーブ(グランド)
トークバック用の内蔵マイクロフォンです。詳細は、164ページの「トークバックとスレート
の使い方」をご参照ください。
F
TALKBACK LEVEL(トークバックレベル)コントロール
内蔵トークバックマイクのレベルを調整します。詳細は、164ページの「トークバックとス
レートの使い方」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 40
40
MONITOR
DISPLAY
STUDIO
CONTROL
ROOM
AUX 11 AU X 12
SOLO
SOLO CONTRAST
CLEAR
CONTROL ROOM
STEREO
2TR D1 2TR A1
2TR D2 2TR A2
2TRD3STEREO
ASSIGN 1 ASSIGN 2
SURROUND
ASSIGN 1 ASSIGN 2
第2章 コントロールパネル/リアパネル
MONITOR(モニター)セクション
以下にMONITORセクション内の、各部分を順に説明します。
STUDIO(スタジオ)
STEREO
A
MONITOR DISPLAY(モニターディスプレイ)キー
SOLO SETTING、CONTROL ROOM SETUP、TALKBACK SETUP、SURROUND
MONITOR、SURROUND MONITOR SETUP、SURROUND MONITOR PATCH、
SURROUND MONITOR LIBRARYの各ページを選択します。詳細は、143ページの「ソロ
設定」、159ページの「コントロールルームモニター」、164ページの「トークバックとスレー
トの使い方」、161ページの「サラウンドモニター」をそれぞれご参照ください。
B
CONTROL ROOM(コントロールルーム)キー
BUS
スタジオモニター信号のソースとしてコントロールルームモニター信号を選択します。この
ソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、160ページの「スタ
ジオモニター」をご参照ください。
1
2
4
MONITOR
DISPLAY
STUDIO
CONTROL
ROOM
AUX 11 AU X 12
STEREO
3
5
SURROUND
MONITOR LEVEL
DIMMER
MONO
SMALL
10 0
CONTROL ROOM LEVEL
TALKBACK
SLATE
TALKBACK
C
STEREO(ステレオ)キー
スタジオモニター信号のソースとしてステレオアウト信号を選択します。このソースを選択
すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、160ページの「スタジオモニター」
をご参照ください。
D
AUX11キー
スタジオモニター信号のソースとしてAUXセンド11を選択します。このソースを選択する
と、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、160ページの「スタジオモニター」をご
参照ください。
E
AUX12キー
スタジオモニター信号のソースとしてAUXセンド12を選択します。このソースを選択する
と、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、160ページの「スタジオモニター」をご
参照ください。
SOLO(ソロ)
1
SOLO
2
SOLO CONTRAST
3
SOLO(ソロ)インジケーター
A
チャンネルが1つでもソロになっていると、このインジケーターが点滅し、ソロ機能が有効で
あることを表示します。詳細は、143ページの「チャンネルのソロ設定」をご参照ください。
CLEAR
SOLO CONTRAST(ソロコントラスト)コントロール
B
ソロのインプットチャンネルと選択中のコントロールルームの信号ソースとのレベルバラ
ンスを調整します。この調整は、ソロのアウトプットチャンネルには影響しません。詳細は、
143ページの「チャンネルのソロ設定」をご参照ください。
CLEAR(クリア)キー
C
ソロになっているチャンネルのソロを一括して解除します。詳細は、143ページの「チャンネ
ルのソロ設定」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 41
CONTROL ROOM
STEREO
1 4
2TR D1 2TR A1
2 5
2TR D2 2TR A2
3 6
2TRD3STEREO
7 8
ASSIGN 1 ASSIGN 2
SURROUND
9
BUS
J
ASSIGN 1 ASSIGN 2
K
L
SURROUND
MONITOR LEVEL
M
O
MONO
SMALL
DIMMER
N
P
10 0
CONTROL ROOM LEVEL
CONTROL ROOM(コントロールルーム)
A
STEREO(ステレオ)2TRD1キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN DIGITAL AES/EBU1
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯しま
す。詳細は、159ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
B
STEREO(ステレオ)2TRD2キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN DIGITAL AES/EBU2
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯しま
す。詳細は、159ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
C
STEREO(ステレオ)2TRD3キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN DIGITAL COAXIAL 3
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯しま
す。詳細は、159ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
D
STEREO(ステレオ)2TRA1キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN ANALOG 1を選択し
ます。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
159ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
E
STEREO(ステレオ)2TRA2キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN ANALOG
ます。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
159ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
コントロールパネル
2を選択し
41
F
STEREO(ステレオ)キー
コントロールルームモニター信号のソースとしてステレオアウトを選択します。このソース
を選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、159ページの「コントロー
ルルームモニター」をご参照ください。
G
STEREO ASSIGN(ステレオアサイン)1キー
コントロールルームモニター信号のソースとして、アサインされたアウトプットチャンネル
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
160ページの「コントロールルームのセットアップ」をご参照ください。
H
STEREO ASSIGN(ステレオアサイン)2キー
コントロールルームモニター信号のソースとして、アサインされたアウトプットチャンネル
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
160ページの「コントロールルームのセットアップ」をご参照ください。
I
SURROUND BUS(サラウンドバス)キー
サラウンドモニター信号のソースとして、バスアウトを選択します。このソースを選択する
と、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、161ページの「サラウンドモニター」を
ご参照ください。
J
SURROUND ASSIGN(サラウンドアサイン)1キー
サラウンドモニター信号のソースとして、アサインされたSLOT入力を選択します。このソー
スを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、161ページの「サラウン
ドモニター」をご参照ください。
K
SURROUND ASSIGN(サラウンドアサイン)2キー
サラウンドモニター信号のソースとして、アサインされたSLOT入力を選択します。このソー
スを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、161ページの「サラウン
ドモニター」をご参照ください。
L
SURROUND MONITOR LEVEL(サラウンドモニターレベル)コントロール
サラウンドモニター信号のレベルを調整します。詳細は、161ページの「サラウンドモニ
ター」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 42
42
第2章 コントロールパネル/リアパネル
M
MONO(モノ)キー
コントロールルームモニター信号をモノに切り替えます。モノを選択すると、このキーのイ
ンジケーターが点灯します。詳細は、159ページの「コントロールルームモニター」をご参照
ください。
N
DIMMER(ディマー)キー
コントロールルームモニターとサラウンドモニターの音量を小さくします。ディマーをオン
にするとインジケーターが点灯します。詳細は、159ページの「コントロールルームモニ
ター」をご参照ください。
O
SMALL(スモール)キー
コントロールルームモニター信号をSMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT端子また
はLARGE CONTROL ROOM MONITOR OUT端子に送ります。このキーがオフのときは
(インジケーターが消灯)、信号がLARGE CONTROL ROOM MONITOR OUT端子に送ら
れます。キーがオンのときは(インジケーターが点灯)信号がSMALL CONTROL ROOM
MONITOR OUT端子に送られます。詳細は、159ページの「コントロールルームモニター」を
ご参照ください。
P
CONTROL ROOM LEVEL(コントロールルームレベル)コントロール
コントロールルームモニター信号のレベルを調整します。詳細は、159ページの「コントロー
ルルームモニター」をご参照ください。
TALKBACK(トークバック)
TALKBACK
1
SLATE
2
TALKBACK
A
SLATE(スレート)キー
スレート機能をオンにします。スレート機能はトークバックマイクの信号をすべてのバスア
ウト、MATRIXセンド、ステレオアウトに送ります。詳細は、164ページの「トークバックとス
レートの使い方」をご参照ください。
B
TALKBACK(トークバック)キー
トークバック機能をオンにします。トークバック機能は、トークバックマイク信号を
TALKBACK SETUPページで指定したスタジオモニターアウト、SLOT入力、OMNI OUT
に送ります。詳細は、164ページの「トークバックとスレートの使い方」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 43
リアパネル
リアパネル
49)
SLOT(スロット)セクション
(p.
43
44)
アナログインプットセクション
(p.
46)
OMNI OUT(OMNI アウト)
セクション (p.
デジタル I/O、コントロール
46)
セクション (p.
44)
アナログマスターI/O セクション
(p.
49)
電源セクション (p.
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 44
44
1
2
第2章 コントロールパネル/リアパネル
アナログインプットセクション
A
INPUT A & B(BAL)端子
AD INPUT 1〜24はバランス型XLR-3-31タイプの端子とバランス型1/4イン
チフォーン端子を搭載し、定格入力範囲は−60dB〜+10dBです。ファンタム電
源(+48V)をXLRタイプの端子に供給し、インプットごとにON/OFFスイッチが
あります。フォーン端子はアンバランス型フォーンプラグでも使用できます。
XLRタイプの端子よりもフォーン端子の方が優先されますので、フォーンプラグ
を差し込めばXLR端子の接続は遮断されます。
これらの入力端子は個々にインプットチャンネルとインサートインにパッチでき
ます。
高感度仕様、[PAD]スイッチにより、コンデンサーマイクからラインレベル信号まで幅広い
範囲の信号を受け付けます。詳細は、64ページの「AD入力セクション」をご参照ください。
オス XLR プラグ
B
INSERT IN & OUT +4dB(BAL)端子
1(グランド)
3(コールド)
2(ホット)
バランス型1/4インチTRSフォーン端子で、外部エ
フェクターなどをADINPUT 1〜24にインサートし
1/4" TRS フォンプラグ
1/4" TRSフォンプラグ
チップ(ホット)
リング(コールド)
スリーブ(グランド)
リング(コールド)
ます。配線はスリーブがアース、リングがコールド、チッ
プがホットとなっています。両端子の定格信号レベルは
+4dBです。
[INSERT ON/OFF]スイッチでインサートを個々にオン/オフできます。詳細は、64ページ
の「AD入力セクション」をご参照ください。
アナログマスターI/Oセクション
2 1
5 3 4
チップ(ホット)
スリーブ(グランド)
A
STUDIO MONITOR OUT +4dB(BAL)端子
バランス型1/4インチのTRSフォーン端子で、定格出
力レベルは+4dBです。スタジオでのモニター用に、ア
ナログスタジオモニター信号を出力します。
MONITORセクションの[STUDIO]キーで選択する
ソース信号として、AUXセンド11、AUXセンド12、ステレオアウト、コントロールルームか
ら選べます。出力レベルは[STUDIO LEVEL]コントロールで調整します。詳細は、160ペー
ジの「スタジオモニター」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
6 7
1/4" TRSフォンプラグ
チップ(ホット)
リング(コールド)
スリーブ(グランド)
Page 45
B
STEREO OUT +4dB(BAL)端子
バランス型XLR-3-32タイプの端子で、定格出力レ
ベルは+4dBです。アナログステレオアウト信号を
出力し、通常は2トラックレコーダーのステレオ入力
に接続します。ピン配線はピン1がアース、ピン2が
ホット(+)、ピン3がコールド(−)です。詳細は、
104ページの「STEREO OUT端子」をご参照くださ
い。
C
SMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT +4dB(BAL)端子
バランス型XLR-3-32タイプの端子で、定格出力レ
ベルは+4dBです。アナログのスモールコントロー
ルルームモニター信号を出力し、通常はコントロー
ルルームのニアフィールドモニターに接続します。
詳細は、159ページの「コントロールルームモニ
ター」をご参照ください。
D
LARGE CONTROL ROOM MONITOR OUT +4dB(BAL)端子
バランス型XLR-3-32タイプの端子で、定格出力レ
ベルは+4dBです。アナログのラージコントロール
ルームモニター信号を出力し、通常はコントロール
ルームのメインモニターに接続します。詳細は、159
ページの「コントロールルームモニター」をご参照く
ださい。
メス XLR プラグ
メス XLR プラグ
メス XLR プラグ
リアパネル
2(ホット)
2(ホット)
2(ホット)
45
3(コールド)
1(グランド)
3(コールド)
1(グランド)
3(コールド)
1(グランド)
E
2TR IN ANALOG 1 +4dB(BAL)端子
バランス型 1/4インチのTRSフォーン端子で、定格入
力レベルは+4dBです。通常は2トラックレコーダーの
アナログステレオ出力に接続します。ここに接続した信
号は、CONTROL ROOM[2TRA1]キーを押して
CONTROL ROOM MONITOR OUT端子からモニ
ターします。また、この入力端子はインプットチャンネ
ルまたはインサートインにパッチできます。詳細は、65
ページの「2TRアナログインプット」をご参照ください。
F
STEREO OUT -10dBV(UNBAL)端子
RCAピン端子(アンバランス)で、定格出力レベルは−10dBVで
す。アナログステレオアウト信号を出力し、通常は2トラックレ
コーダーのアナログステレオ入力に接続します。詳細は、104
ページの「STEREO OUT端子」をご参照ください。
G
2TR IN ANALOG 2 -10dBV(UNBAL)端子
RCAピン端子(アンバランス)で、定格入力レベルは−10dBVで
す。通常は2トラックレコーダーのアナログステレオ出力に接続
します。ここに入った信号は、CONTROL ROOM[2TRA2]
キーを押してCONTROL ROOM MONITOR OUT端子からモ
ニターします。また、この入力端子はインプットチャンネルまた
はインサートインにパッチできます。詳細は、65ページの「2TR
アナログインプット」をご参照ください。
1/4" TRSフォンプラグ
RCA ピンプラグ チップ(ホット)
RCA ピンプラグ チップ(ホット)
チップ(ホット)
リング(コールド)
スリーブ(グランド)
スリーブ(グランド)
スリーブ(グランド)
DM2000 Version 2―取扱説明書
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46
第2章 コントロールパネル/リアパネル
OMNI OUT(OMNIアウト)セクション
1
OMNI OUT +4dB(BAL)端子
A
バランス型1/4インチTRSフォーン端子で、定格出力
レベルは+4dBです。8系統のアナログ信号を出力し、
以下の信号を別個に出力設定できます。
・ステレオアウト ・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド
・ダイレクトアウト ・ インサートアウト ・サラウンドモニターチャンネル
詳細は、65ページの「OMNIアウト」をご参照ください。
1/4" TRSフォンプラグ
デジタルI/O、コントロールセクション
1 2 3 4 5 6 7 8 9J KL
N O P R Q
KEYBOARD端子
A
PS/2対応キーボードを接続して、シーン、ライブラリーのタイトルやチャンネル名を手軽に
入力できます。詳細は、54ページの「キーボードの使い方」をご参照ください。
チップ(ホット)
リング(コールド)
スリーブ(グランド)
M
SMPTE TIME CODE INPUT端子
B
バランス型XLR-3-31タイプの端子で、オートミックス機能の同期用にSMPTEタイムコー
ドを入力します。詳細は、203ページの「タイムコードソースとフレームレートの選択」をご
参照ください。
MTC TIME CODE INPUT端子
C
5ピンのDIN端子で、オートミックス機能の同期用にMTCを入力します。詳細は、203ページ
の「タイムコードソースとフレームレートの選択」をご参照ください。
USB TO HOSTポート
D
DM2000とUSBポート搭載コンピュータ間で通信を行うためのUSBポートです。詳細は、
217ページの「MIDI I/O」をご参照ください。
SERIAL TO HOSTポート
E
8ピン、ミニDINポートで、DM2000とシリアルポート搭載コンピュータ間で通信を行うた
めのポートです。詳細は、217ページの「MIDI I/O」をご参照ください。
WORD CLOCK OUT2端子
F
88.2kHz、96kHz動作時は、DM2000の半分のクロックレートでワードクロック信号を出
力するBNC端子です。詳細は、66ページの「ワードクロック接続」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 47
リアパネル
G
WORD CLOCK OUT1端子
DM2000と同じクロックレートでワードクロック信号を出力するBNC端子です。
詳細は、66ページの「ワードクロック接続」をご参照ください。
H
WORD CLOCK 75Ω ON/OFFターミネーションスイッチ
WORD CLOCK IN端子に75Ωのターミネート(終端)をかけるスイッチです。
詳細は、68ページの「外部ワードクロックのターミネート」をご参照ください。
I
WORD CLOCK IN端子
外部ワードクロック信号を入力するBNC端子です。詳細は、67ページの「ワードクロック
ソースの選択」をご参照ください。
J
2TR OUT DIGITAL COAXIAL 3端子
このRCAピン端子は民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオーディオを出力し、通常
は2トラックレコーダーのデジタルステレオ入力に接続します。この出力端子には以下の信
号をパッチできます。
・ステレオアウト ・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド
・ダイレクトアウト ・インサートアウト ・コントロールルーム
本機内蔵のサンプリングレートコンバーターで、出力サンプリングレートをDM2000内部
のサンプリングレートとは別に設定できます。また、量子化ビット数の低いシステムへのデ
ジタルオーディオ転送用に、ディザーもかけられます。詳細は、68ページの「2TRデジタルア
ウト」をご参照ください。
47
K
2TR OUT DIGITAL AES/EBU1 & 2端子
このXLR-3-32タイプ端子はAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを出力し、通常
は2トラックレコーダーのデジタルステレオ入力に接続します。この出力端子には以下の信
号をパッチできます。
・ステレオアウト ・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド
・ダイレクトアウト ・インサートアウト ・コントロールルーム
本機内蔵のサンプリングレートコンバーターで、出力サンプリングレートをDM2000内部
のサンプリングレートとは別に設定できます。また、量子化ビット数の低いシステムへのデ
ジタルオーディオ転送用に、ディザーもかけられます。詳細は、68ページの「2TRデジタルア
ウト」をご参照ください。
L
2TR IN DIGITAL COAXIAL 3端子
このRCAピン端子は民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオーディオを入力し、通常
は2トラックレコーダーのデジタルステレオ出力に接続します。ここに入った信号は、
CONTROL ROOM[2TRD3]キーを押してCONTROL ROOM MONITOR OUT端子から
モニターできます。また、インプットチャンネルやインサートインにもパッチできます。サン
プリングレートが非同期のデジタルオーディオ信号を受信した場合は、本機内蔵のサンプリ
ングレートコンバーターで変換できます。詳細は、69ページの「2TRデジタルイン」をご参照
ください。
M
2TR IN DIGITAL AES/EBU1 & 2端子
このXLR-3-31タイプ端子はAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを入力し、通常
は2トラックレコーダーのデジタルステレオ出力に接続します。ここに入った信号は、
CONTROL ROOM[2TRD 1]キーまたは[2TRD2]キーを押してCONTROL ROOM
MONITOR OUT端子からモニターできます。また、インプットチャンネルやインサートイン
にもパッチできます。サンプリングレートが非同期のデジタルオーディオ信号を受信した場
合は、本機内蔵のサンプリングレートコンバーターで変換できます。詳細は、69ページの
「2TRデジタルイン」をご参照ください。
N
METERコネクター
15ピン、D-sub端子で、オプションのDM2000専用ピークメーターブリッジMB2000を
接続します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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48
第2章 コントロールパネル/リアパネル
O
CONTROLコネクター
25ピン、D-sub端子で、GPI(汎用インターフェース)に使用します。外部からトークバックス
イッチをオンしたり、指定したDM2000のフェーダーや[USER DEFINED KEYS]キーを
操作して、このコネクターに接続した外部機器をトリガーできます。また、スタジオの外にあ
る「録音中」ランプをコントロールしたり、デジタルレコーディングコンソール02Rのソロ機
能をトリガーできます。詳細は、266ページの「GPI(汎用インターフェース)」をご参照くだ
さい。
P
REMOTEコネクター
9ピン、D-sub端子で、オプションのヤマハADコンバーターAD8HR/AD824をここに接続
し、そのヘッドアンプ設定をリモートコントロールします。また、Sony P2プロトコル対応機
器をここに接続してDM2000からコントロールできます。AD8HR/AD824とSony P2対
応機器では、使用するケーブルのピンアサインがリバースとストレートで異なります。P2プ
ロトコル対応機器はストレートケーブルを、AD8HR/AD824はリバースケーブルをお使い
ください。詳細は、269ページの「AD8HR/AD824 A/D コンバーターのコントロール」お
よび258ページの「マシンコントロール(MMC & P2)について」をご参照ください。
Q
MIDI IN/OUT/THRU端子
MIDI IN、MIDI OUT、MIDI THRU端子で、DM2000を外部MIDI機器に接続します。
以下のMIDIメッセージに対応しています。
・ プログラムチェンジ(シーンのリコール)
・ コントロールチェンジおよびパラメーターチェンジ(リアルタイムのパラメーターコント
ロール)
・ バルクダンプ(データセーブ) ・ MIDIクロック ・MTC ・MMC
詳細は、217ページの「MIDI I/O」をご参照ください。
R
CASCADE IN/OUTコネクター
64ピンのコネクターで、最大4台までのDM2000をカスケード接続して、DM2000を複数
台使ったミキシングシステムを構築できます。また、DM2000とデジタルレコーディングコ
ンソール02Rとのカスケード接続も可能です。詳細は、74ページの「コンソールのカスケー
ド接続」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 49
リアパネル
電源セクション
1
4
2
3
POWER ON/OFF(電源オン/オフ)スイッチ
A
DM2000の電源をオン/オフします。詳細は、50ページの「電源のオン/オフ」をご参照く
ださい。
アース接続用ネジ
B
安全にお使いいただくため、また本機のタッチセンス機能が正しく動作するために、このネ
ジでDM2000のアースを確実に取ってください。
付属の電源コードは3芯プラグですので、ACコンセントが接地されていれば、DM2000は
電源コードから適切にアース接続されます。コンセントがアースされていない場合は、この
ネジから確実にアースを取ってください。また接地を正しく行うと、ハムノイズ、干渉ノイズ
などを効果的に除去できます。
49
C
AC INソケット
付属の電源コードでDM2000をACコンセントに接続します。詳細は、50ページの「電源
コードの接続」をご参照ください。
D
冷却ファン
本機はこの冷却ファンで通気を行っています。換気が妨げられるとDM2000が過熱するこ
とがありますので、この冷却ファンの通風口を塞がないようご注意ください。
SLOT(スロット)セクション
1
SLOT(スロット)1〜6
A
この6基のスロットには、様々なアナログ/デジタルI/O用のオプションのmini-YGDAIカー
ドを装着します。詳細は、70ページの「SLOT入出力」をご参照ください。SLOT入力はイン
プットチャンネル、インプットチャンネルインサートインにパッチできます。詳細は、84
ページの「インプットチャンネルのパッチ」をご参照ください。また、以下の信号をスロット
の出力にパッチできます。
・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド ・ステレオアウト
・インサートアウト ・ダイレクトアウト ・サラウンドモニターアウト
詳細は、79ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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50
第3章 基本操作
第3章 基本操作
電源コードの接続
重要注意:接続を行う前に、必ずDM2000に接続された全機器の電源を切ってください。
付属の電源コードのソケット側を本機リアパネルのAC INソ
ケットに接続し、コードのプラグ側をリアパネルに表示されて
いる電源に合ったコンセントに接続してください。
電源のオン/オフ
スピーカーから大きなノイズが生じないよう、次の順序でオー
ディオ機器の電源を入れてください。(電源を切るときは、順序
を逆にしてください。)
1. 音源
2. MTR、マスターレコーダー
3. DM2000
4. モニターアンプ
1 DM2000のリアパネルにある[POWER]スイッチを押して、DM2000に電源を入れます。
電源を入れると起動画面が数秒表示され、電源を切る前に選択されていたページ画面に切り
替わります。
2 DM2000のリアパネルにある[POWER]スイッチをもう一度押して、DM2000の電源を
切ります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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ディスプレイについて
ディスプレイに表示される各種ページ画面でDM2000のすべてのミックスパラメーターを
エディットします。
ページタイトル
8
9
ページ番号
ページ領域
J
2
MIDIインジケーター
現在のシーン
1
EDITインジケーター
3
4
スプレイ
K
ページタブ
選択ディ
ディスプレイについて
サンプリングレート/
5
サラウンドモード
選択チャンネル
6
7チャンネル名
L
スクロール矢印
51
ページタブの
A
現在のシーン: 選択しているシーンメモリーの番号とタイトルを表示します。詳細は、189
ページの「SCENE MEMORYキーを使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。
選択したシーンに書き込みプロテクトがかかっていると、錠のアイコン() が現れます。詳
細は、190ページの「SCENE MEMORYページの使い方」をご参照ください。
B
MIDIインジケーター: DM2000がMIDI IN端子、USB TO HOSTポート、またはSERIAL
TO HOSTポートからMIDIデータを受信していると、このインジケーターが表示されます。
C
EDITインジケーター: 現在のミックス設定がシーンをリコールした時点での設定と一致し
ないと、このインジケーターが表示されます。SCENE MEMORYディスプレイのエディット
インジケーターのドット(点)と連動しています。詳細は、187ページの「エディットバッ
ファー/エディットインジケーターについて」をご参照ください。
D
選択ディスプレイ: AUX、EQ、AUTOMIXなど、選択しているページ画面のグループを表示
します。ページ画面のグループは[DISPLAY]キーで選択します。
E
サンプリングレート/サラウンドモード: 現在のサンプリングレート(44.1kHz(44k)、
48kHz(48k)、88.2kHz(88k)、96kHz(96k))とサラウンドモード(6.1、5.1、3-1、ST)
を表示します。
F
選択チャンネル: [SEL]キーで現在選択しているインプット/アウトプットチャンネルを表
示します。58ページの「チャンネル選択」をご参照ください。
最初の4文字はチャンネルIDです(例:CH1〜CH96、BUS1〜BUS8、AUX1〜AUX9、
AX10〜AX12、MT1L〜MT4R、ST-L、ST-R)。次の4文字はチャンネルのショートネーム
(略称)です。157ページの「チャンネルのネーミング」をご参照ください。
G
チャンネル名: 現在選択しているページ画面によっては、現在選択しているチャンネル、また
はカーソルキーで選択したチャンネルのロングネーム(長い名称)を表示します。
たとえばAUX SENDページなど、ページ画面によっては、各インプットチャンネルを選択し
なくても、AUXセンドレベルを調整することができます。代わりにカーソルキーでインプッ
トチャンネルAUXセンドが選べます。その場合は、ここに表示されているネームが、ディスプ
レイの右上の名前と異なることがあります。
ロングネームは、現在カーソルがありエディット可能なチャンネルのロングネームが表示さ
れます。
H
ページタイトル: 現在選択しているページのタイトルです。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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52
第3章 基本操作
ページ画面の選択
I
ページ番号: 現在選択中のページ画面グループに従ってページ番号がここに表示されます。
たとえばインプットチャンネル1〜24のAUX SENDページは一度に1ページしか表示でき
ませんが、実際には12系統それぞれのAUX SENDにページがあり、合計12ページのAUX
SENDページがあります。MARIXセンド、エフェクト、GEQの各ページ画面グループを選択
したときもページ番号が表示されます。
J
ページ領域:ここに各種ページ画面が表示されます。
K
ページタブ: ページを選択するためのタブです。一度に4つのタブまで表示されます。詳細
は、52ページの「ページ画面の選択」をご参照ください。
L
ページタブのスクロール矢印: 表示されているタブ以外にもページ画面があることを示しま
す。詳細は、52ページの「ページ画面の選択」をご参照ください。
各ページ画面は機能ごとにまとめられ、そのグループのページ画面をそれぞれの
[DISPLAY]キーで選択します。
各グループは機能別に、
DISPLAY
・ グループ内の次のページを選択するには、[DISPLAY]キーを押します。
・ グループ内の前のページを選択するには、[DISPLAY]キーを押したままにします。
・ グループ内の最初のページを選択するには、[DISPLAY]キーをダブルクリックします。
・ タブが表示されているページを選択するには、タブの
下にある[F1]〜[F4]キーを使います。
・MATRIX SELECT ・ AUX SELECT ・ENCODER MODE
・EFFECTS/PLUG-INS ・ ROUTING ・PHASE/INSERT
・DELAY ・AUX/MATRIX SEND ・ DYNAMICS
・PAN/SURROUND ・ EQUALIZER ・ TRACK ARMING
・SCENE MEMORY ・ AUTOMIX ・USER DEFINED KEYS
・LOCATOR ・MONITOR
に分かれ、それぞれの[DISPLAY]キーでページ画面を表示させます。その他のグ
ループはDISPLAY ACCESSセクションの各キーで表示させます。
F1 F2 F3
F4
タブスクロール
タブスクロールキー
たとえばInput Channel Attenuatorsパラメーターは4つのページ画面に分割表示されて
いますが、パラメーターが複数のページにわたる場合、別のレイヤーのチャンネルを選択す
ると、同じパラメーターが入っている選択チャンネルのページが自動的に表示されます。例
を挙げると、INPUT CHANNEL 1-24 ATTENUATORページが現在選択されていて、今度
はLAYER[25-48]キーと[SEL]1キーでインプットチャンネル25を選択すると、INPUT
CHANNEL 25-48 ATTENUATORページが自動で表示されます。
グループ内で選択したページと、そのページで選択したパラメーターは、別のグループの
ページを選択しても記憶されるので、[DISPLAY]キーを押し、最初のグループに 戻った場
合、同じパラメータが選択され、表示されます。
特定のコントロールを操作すると常に決まったページ画面が表示されるように、Auto
Displayプリファレンスで設定できます。たとえば、「Auto EQUALIZER Display(オートイ
コライザーディスプレイ)」プリファレンス設定をオンにすると、[SELECTED CHANNEL
EQUALIZER]コントロールを操作するだけでEQページ画面が表示されます。「Auto
EQUALIZER Display(オートイコライザーディスプレイ)」プリファレンス設定の詳細は、
276ページをご参照ください。
表示タブ以外のページが左または右に存在する場合は、
左または右のタブスクロール矢印が表示され、該当する
√
左または右の[
て、希望のページのタブを表示させ、対応する[F1]〜
[F4]キーでタブを選びページを表示します。
]、[ ®](タブスクロール)キーを押し
DM2000 Version 2―取扱説明書
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ディスプレイの履歴機能
53
ディスプレイの履歴機能
ディスプレイの履歴機能はインターネットブラウザの履歴表示機
能と似ていて、現在から最高8つ目前のページ画面まで戻ることが
できます。毎回ページを選択するたびに5秒以上表示されたページ
は、そのページがディスプレイ履歴のバッファーメモリーに追加されていきます。
DISPLAY HISTORY[BACK]キーを押すと、バッファー内の前のページが選択されます。
DISPLAY HISTORY[FORWARD]キーを押すと、バッファー内の次のページが選択されま
す。バッファー内にページが何もないと、これらのキーは無効です。
バッファー内のページを前後にスクロールするには、[BACK]キー、[FORWARD]キーをそ
れぞれ押します。キーを押し続けると、バッファー内の全ページを繰り返しスクロールし続
けます。
ディスプレイ履歴バッファー内のページを消去するには、[BACK]キーと[FORWARD]
キーを同時に押します。
ページ画面コントロール
ページ画面に表示されるボタン、ノブ、フェーダーの操作はすぐに適用されま
す。ただし、右図のGEQインサートパラメーターのようなパラメーターボック
スの操作は、次の2段階の手順が必要です。まず、パラメーターホイールまたは
[INC]/[DEC]キーで値を選択します。次に、値が点滅している間に[ENTER]
キーを押して確定します。値が点滅している間に別のパラメーターを選択した
場合は、その値は変更されません。
DISPLAY HISTORY
BACK FORWARD
パラメーターウインドウ
SELECTED CHANNELセクションの回転ノブを回したときに、選択している
ページに該当するパラメーターが表示されていない場合は、ノブを調整してい
る間に右図のようなパラメーターウインドウが表示されます。このノブをしば
らく回さないでいると、ウインドウは自動的に閉じます。調整対象のパラメー
ターのAuto Displayプリファレンス設定がオンの場合、そのパラメーターのあ
るページが自動表示され、このパラメーターウインドウは現れません。
確認のメッセージ
機能によっては、実行する前に右図のような確認の
メッセージが出ることがあります。[YES]ボタンを
押して実行するか、[NO]ボタンを押してキャンセ
ルします。しばらく何も操作していないと、確認ウ
インドウは処理を実行せず自動的に閉じます。
TITLE EDITウインドウ
TITLE EDITウインドウで、シーンメモリー、ライブラリーメモリー、オートミックスなどの
タイトルを入力します。タイトルを付ける項目によって、入力できる文字数は4文字、12文
字、16文字です。次の画面は使用できる文字を示しています。左の画面は大文字と各種句読
点マーク、右の画面は小文字と数字です。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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54
第3章 基本操作
キーボードの使い方
カーソルキーで文字を選択し、[ENTER]キーでタイトルに文字を入力します。このときカー
ソルは自動的に右隣へ移動します。パラメーターホイールと矢印キーを使って、タイトル内
のカーソルを移動します。
[SHIFT LOCK]ボタンで大文字、小文字を選択し、[SPC]ボタンでスペースを入力します。
カーソル位置にスペースを挿入して右にある文字を更に右にずらすには、[INS]ボタンを押
します。カーソル位置にある文字を削除するには、[DEL]ボタンを押します。
入力が終わったら[OK]ボタンを押してタイトルを入力するか、[CANCEL]ボタンを押して
入力をキャンセルします。
PS/2互換キーボードをKEYBOARD端子に接続すれば、TITLE EDITウインドウ
で手軽にタイトルを入力できます。対応キーボードは101/104キーのU.S.キー
ボードのみですのでご注意ください。
アルファベット、数字、句読点などDM2000が対応している文字をキーボード入
力できます。文字はDM2000上での入力と同じように、TITLE EDITウインドウ
に表示されます。次の表はキーボードの他のキーと、それに対応するTITLE EDIT
ウインドウの機能を示しています。
キーボードキー TITLE EDITウインドウ内の機能 内容
ESC CANCEL タイトル入力をキャンセルします。
RETURN/ENTER OK 指定タイトルを入力します。
CAPS LOCK SHIFT LOCK 大文字、小文字を切り替えます。
SHIFT ― 大文字に切り替えます。
Backspace ― 左隣の文字を削除します。
Cursor(左右) 左右矢印ボタン タイトル内でカーソルを移動します。
INSERT INS
DELETE DEL 選択文字を削除します。
SPACEバー SPACE 現在位置にスペースを挿入します。
INSERTモード/OVERWRITEモードを
切り替えます。
チャンネルモジュールディスプレイ
各チャンネルモジュールにある蛍光管ディスプレイは、以下のように
チャンネルモジュールのさまざまな情報を表示します。
蛍光管ディスプレイの明るさは、279ページに説明する「Display
CH01
選択チャンネル
フェーダーのタッチセンス
Brightness(ディスプレイブライトネス)」プリファレンス設定で調
整します。
選択チャンネルのチャンネルモジュールの境界線は、図のように点灯し
ます。
チャンネルフェーダーノブに触れると、該当するタッチセンスインジ
ケーターが図のように点灯します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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チャンネルモジュールディスプレイ
ルーティングインジケーター
インプットチャンネルがパッチされているアウトプットチャンネルを表
示するインジケーターです。1〜8がバスアウト、Sがステレオアウト、D
がダイレクトアウトです。
EQ/Insert/Delay/Comp/Gateインジケーター
チャンネルEQ・インサート・ディレイ・コンプレッサー・ゲートの各機能
のオン/オフを表示します。
エンコーダーディスプレイ
エンコーダーディスプレイの操作は、次のように該当エンコーダーにアサインされ
ているパラメーターによって異なります。
パンモード、Surround L/R、Surround F/Rのポジション
55
左一杯
( がセンター)
その他の位置 右一杯 センター
( がセンター)
AUX/MTRXモードおよびALT LAYER
最小(−∞)
( がノミナル)
その他の位置 最大 ノミナル
( がノミナル)
サラウンドLFEレベル
最小(−96dB)
( がノミナル)
その他の位置 最大 ノミナル
( がノミナル)
Attenuatorパラメーター
最小(−96dB)
( がノミナル)
その他の位置 最大 ノミナル
( がノミナル)
Delay Feedback Gain、Delay Mix、EQ Gainパラメーター
マイナス値
( は0%、±0dB)
( が0%、±0dB)
プラス値 0%、±0dB
On/Off、Pre/Postパラメーター
EQ On/Off、Phase On/Off、Insert On/Off、EQタイプ、Gate On/Off、Comp On/Off、
Aux Send Pre/Post
オン/プリ オフ/ポスト
DM2000 Version 2―取扱説明書
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56
第3章 基本操作
Scene Fade Timeパラメーター
最小
(Fade Timeが最小時はオフ)
最大 その他の位置
その他のパラメーター
Delay Time、EQ Q、EQ Frequency、Comp Threshold、Comp Ratio、Comp Attack、
Comp Release、Comp Out Gain、Comp Knee、Gate Threshold、Gate Range、Gate
Attack、Gate Hold、Gate Decay、Compander Width、HA Input Gain、HA Insert In
Gain
最小 その他の位置 その他の位置 最大
No Assign
エンコーダーをNo Assign、Input Patch、Insert In Patch、Insert Out Patch、Direct
Out、Surround Pan Wheelパラメーターのいずれかにアサインすると、エンコーダーディ
スプレイは無効になります。
チャンネル名
チャンネルモジュールディスプレイには、選択しているレイヤーのすべてのチャンネル名ま
たはチャンネルIDも表示されます。各インプット/アウトプトチャンネルには、固定のチャ
ンネルIDと変更可能なショート/ロングネームが付きます。157ページの「チャンネルの
ネーミング」をご参照ください。
ショートネーム、チャンネルIDのどちらを表示させるかを、プリファレン
スで設定します。また、ポートネーム/ポートIDの表示に切り替えること
もできます。詳細は、279ページの「Preferences 2(プリファレンス2)」
をご参照ください。
CH01
1 チャンネルのロングネームを表示するには、該当チャンネルの[SEL]キーを押したままにし
ます。
約1秒後に、以下のようにチャンネルのチャンネルID、ショートネーム、ロングネームが表示
されます。
ACGT ACOU STIC GUIT AR CH01
チャンネルID ショートネーム ロングネーム
[SEL]キーを押している間は、ディスプレイ内の他のすべての項目がオフになります。
2 終わったら[SEL]キーを離します。
チャンネルモジュールディスプレイが通常に戻ります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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レイヤーの選択
チャンネルフェーダー、エンコーダー
チャンネルフェーダーを操作すると、チャンネルフェーダーのレベルが該当チャンネルに4
桁で表示されます。操作を終了して1秒経つと、通常の表示に戻ります。
同様に、エンコーダーにPAN、AUX SEND、MATRIX SENDまたはALT LAYERがアサイン
されている場合、エンコーダーを操作すると各パラメーターの値が4桁で表示されます。操作
を終了して1秒経つと、通常の表示に戻ります。
インプットパッチ、インサートインパッチ、インサートアウトパッチ、ダイレクトアウト
Input Patch、Insert In Patch、Insert Out Patch、Direct Outのいずれかのパラメーター
をエンコーダーにアサインすると、該当エンコーダーのディスプレイにポートIDが表示され
ます。詳細は、83ページの「エンコーダーを使用したパッチ」をご参照ください。
レイヤーの選択
インプット/アウトプットチャンネルは次のようにレイヤー(層)構造になっています。全部
で9つのレイヤーがあります。
・ 4つのインプットチャンネルレイヤー
・ 1つのMASTERレイヤー(またはアウトプットレイヤー)
・ 4つのREMOTEレイヤー
57
インプットチャンネル[1-24]
インプットチャンネル[25-48]
インプットチャンネル[49-72]
インプットチャンネル[73-96]
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド
[MASTER]
[REMOTE 1]
[REMOTE 2]
[REMOTE 3]
[REMOTE 4]
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
チャンネルモジュールのコントロール類でエディットするた
めのインプット/アウトプットチャンネルは、LAYERキーで
レイヤーを選択します。
現在選択されているレイヤーのLAYERキーが点灯し、チャン
ネルモジュールディスプレイには、そのチャンネルのショート
ネーム/チャンネルIDが表示されます。
現在選択されているレイヤーによって、チャンネルモジュール
のエンコーダー、[AUTO]キー、[SEL]キー、[SOLO]キー、
[ON]キー、チャンネルモジュールディスプレイ、チャンネル
フェーダーの機能が決まります。たとえば、LAYER 1〜24を
選択すると、[SEL]1キーはインプットチャンネル1をコント
ロールします。LAYER 25〜48を選択すると、同じキーがイ
ンプットチャンネル25をコントロールします。また、
MASTERレイヤーを選択すると、バスアウト1をコントロー
ルするキーとなります。
124
25 48
49 72
73 96
MASTER
LAYER
REMOTE 1
REMOTE 2
REMOTE 3
REMOTE 4
DM2000 Version 2―取扱説明書
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58
第3章 基本操作
次の表は、各レイヤーのチャンネルモジュールがどのインプット/アウトプットチャンネル
をコントロールするかを示します。
[LAYER]
[1−24] インプットチャンネル1〜24
[25−48] インプットチャンネル25〜48
[49−72] インプットチャンネル49〜72
[73−96] インプットチャンネル73〜96
[MASTER]
[REM OTE ]
1〜4
各チャンネルモジュールフェーダーとエンコーダーの機能動作も、選択するフェーダーモー
ドとエンコーダーモードにより異なります。詳細は、60ページの「フェーダーモードの選択」
および60ページの「エンコーダーモードの選択」をご参照ください。
チャンネル選択
SELECTED CHANNELコントロール類でエディットするためのインプット/アウトプッ
トチャンネルは、LAYERキーでレイヤーを選択し、 [SEL]キーでそのレイヤーのチャンネル
を選択します。
15 7 ページ
キー
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
バスアウト
マスター1〜8
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
の説明に従ってレイヤー
チャンネルモジュール
AUXセンドマスター1〜12
を選択します。
MATRIXセンド
マスター1〜4
2 [SEL]キーで任意のインプットチャンネルまたはアウトプットチャンネルを選
択します。
選択しているチャンネルの[SEL]キーのインジケーターが点灯し、チャンネル
モジュールディスプレイの境界線が点灯します(54ページ参照)。また、チャンネ
ルのIDとショートネームがディスプレイの右上に現れます(51ページ参照)。
各[SEL]キーで選択されるチャンネルは、選択しているレイヤーによって異なります。たと
えば、LAYER 1〜24を選択すると、[SEL]1キーはインプットチャンネル1を選択します。
LAYER 25〜48を選択すると、この[SEL]1キーはインプットチャンネル25を選択しま
す。また、MASTERレイヤーを選択した場合、この[SEL]1キーがバスアウト1を選択する
キーとなります。次の表をご覧ください。
[LAYER]
キー
[1−24] インプットチャンネル1〜24
[25−48] インプットチャンネル25〜48
[49−72] インプットチャンネル49〜72
[73−96] インプットチャンネル73〜96
[MASTER] バスアウト1〜8 AUXセンド1〜12 MATRIXセンド1〜4
[RE MOT E]
1〜4
*1.[SEL]キーを押すたびに、MATRIXセンドの左右チャンネルが切り替わります。
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
[SEL]キー
SEL
*1
ペアのインプットチャンネルまたはアウトプットチャンネルでは、[SEL]キーを押した方の
チャンネルが選択され、そのインジケーターが点灯します。もう片方のチャンネルの[SEL]
キーのインジケーターは点滅します。
縦(VERTICALペアモード)、横(HORIZONTALペアモード)のインプットあるいはアウト
プットのチャンネル同士は、SELECTED CHANNEL PAN/SURROUND[L]、[R]キーで
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 59
チャンネル選択
選択できます。MATRIXセンドあるいはステレオアウトでは左右チャンネルの選択にも使い
ます。
表示されているページ画面に、選択チャンネルに関したパラメーターが入っていると、その
チャンネルの[SEL]キーを押したときにパラメーターにカーソルが移動します。現在表示さ
れているページ画面内にそのようなパラメーターがないと、それが入っているページ画面に
自動的に切り替わります。たとえば、インプットチャンネルの[SEL]キーを押したときにア
ウトプットチャンネルのDELAYページが選択されている場合、インプットチャンネルの
ディレイパラメーターが入っているDELAYページが自動的に表示されます。
ステレオアウト[SEL]キー
ステレオアウト[SEL]キーは、SELECTED CHANNELコントロールでエディットするステ
レオアウトを選択する専用キーです。ステレオアウトを選択すると、そのインジケーターが
点灯します。このキーを押すたびに、ステレオアウトの左右チャンネルが切り替わります。
SELECTED CHANNEL PAN/SURROUND[L]、[R]キーは、左右チャンネルの選択にも
使えます。
表示されているページ画面にステレオアウトパラメーターがあると、ステレオアウト[SEL]
キーを押したときにそのパラメーターが自動で選択されます。表示されているページ内にス
テレオアウトパラメーターがないと、それが入っているページに自動的に切り替わります。
たとえば、インプットチャンネルのDELAYページが選択されているときにステレオアウト
の[SEL]キーを押すと、ステレオアウトのディレイパラメーターが入っているDELAYペー
ジが自動的に表示されます。
59
自動チャンネルセレクト/タッチセンスセレクト機能
「Auto Channel Select(オートチャンネルセレクト)」(277ページ)のプリファレンス設定
をオンにすると、フェーダーあるいはエンコーダーを動かしたとき、あるいは[AUTO]キー、
[SOLO]キー、[ON]キーをオンにしたとき、そのインプット/アウトプットチャンネルが自
動的に選択されます。ただし、[AUTO]キーによる自動選択は、オートミックス記録待機状態
または記録中のみ有効です。
「Fader Touch Sense」の「SELECT」 (279ページ)のプリファレンス設定をオンにすると、
フェーダーノブに触るだけで、そのインプット/アウトプットチャンネルが選択できます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 60
60
第3章 基本操作
フェーダーモードの選択
各フェーダーの機能は、選択したレイヤーとフェーダーモードによって異なります。
15 7 ページの説明に従ってレイヤーを選択します。
2 FADER MODEキーでフェーダーモードを選択します。
[FADER]キー: チャンネルフェーダーは、選択されているレイヤーに
よって、インプットチャンネルレベルまたはアウトプットチャンネル
マスターレベルをコントロールします。
[AUX/MTRX]キー: チャンネルフェーダーは、選択されているレイ
ヤーによって、AUXセンドレベルまたはMATRIXセンドレベルをコン
トロールします。
選択したFADER MODEキーのインジケーターが点灯します。
次の表は、各レイヤーとフェーダーモードごとのチャンネルフェーダーの機能動作を示しま
す。
[LAYER]キーフェーダー
モード
[1−24]
[25−48]
[49−72]
[73−96]
[MASTER]
[REMO TE]
1〜4
[FADER] チャンネル1〜24:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル1〜24:AUXセンドレベル
[FADER] チャンネル25〜48:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル25〜48:AUXセンドレベル
[FADER] チャンネル49〜72:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル49〜72:AUXセンドレベル
[FADER] チャンネル73〜96:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル73〜96:AUXセンドレベル
[FADER]
[AUX/MTRX]
[FADER]
[AUX/MTRX]
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
バスアウト1〜8:
マスターレベル
バスアウト1〜8:
MATRIXセンドレベル
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
フェーダー
AUXセンド 1〜12:
マスターレベル
AUXセンド1〜12:
MATRIXセンドレベル
FADER MODE
AUX / MTRX FADER
MATRIXセンド1〜4:
マスターレベル
動作なし:
フェーダーは−∞に固定
エンコーダーモードの選択
各エンコーダーノブの機能は、選択したレイヤーとエンコーダーモードによっ
て異なります。PAN、AUX/MTRXの2つがプリセットのエンコーダーモード
で、他の4つのASSIGNキーにそれぞれ40種類以上のパラメーターから選択
してアサインされます。
15 7 ページの説明に従ってレイヤーを選択します。
2 ENCODER MODEキーでエンコーダーモードを
選択します。
[PAN]キー:エンコーダーノブはパンコント
ロールとして動作します。また、プッシュスイッチ
を押すと、現在のPANの設定値がチャンネルモ
ジュールディスプレイに表示されます。
[AUX/MTRX]キー: エンコーダーノブは、選択したレイヤーによってAUXまたはMATRIX
のセンドレベルをコントロールします。また、プッシュスイッチを押すと、現在のAUXまたは
MATRIXのセンドレベルがチャンネルモジュールディスプレイに表示されます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
DISPLAY
ENCODER MODE
AUX / MTRX
PAN
PAN SEND LEVEL
ASSIGN 2ASSIGN 1
ASSIGN 4ASSIGN 3
INSERT SEND ASSIGN OUTPUT INPUT
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エンコーダーモードの選択
61
[ASSIGN1]〜[ASSIGN4]キー: エンコーダーノブは[ASSIGN]キーにアサインしたパ
ラメーターをコントロールします。詳細は、62ページの「ENCODER MODE[ASSIGN]
キーへのパラメーターのアサイン」をご参照ください。
選択したENCODER MODEキーのインジケーターが点灯します。
次の表は、各レイヤーとエンコーダーモードごとのエンコーダーの機能動作を示します。
[LAYER]キーエンコーダー
モード
[PAN] チャンネル1〜24:パン
[1−24]
[25−48]
[49−72]
[73−96]
[MASTER]
[RE MOT E]
1〜4
[AUX/MTRX] チャンネル1〜24:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4
[PAN] チャンネル25〜48:パン
[AUX/MTRX] チャンネル25〜48:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4
[PAN] チャンネル49〜72:パン
[AUX/MTRX] チャンネル49〜72:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4
[PAN] チャンネル73〜96:パン
[AUX/MTRX] チャンネル73〜96:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4
[PAN] 動作なし 動作なし
[AUX/MTRX]
[ASSIGN]1〜4
[PAN]
[AUX/MTRX]
[ASSIGN]1〜4
エンコーダー
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
チャンネル1〜24:アサインされたパラメーター
チャンネル25〜48:アサインされたパラメーター
チャンネル49〜72:アサインされたパラメーター
チャンネル73〜96:アサインされたパラメーター
バスアウト1〜8:
MATRIXセンドレベル
バスアウト1〜8:
アサインされた
パラメーター
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、255ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
AUXセンド1〜12:
MATRIXセンドレベル
AUXセンド1〜12:
アサインされたパラメーター
*1
*1
*1
*1
MATRIX 1〜4:
バランス
動作なし
MATRIXセンド1〜4:
アサインされた
パラメーター
*1. ALT LAYER がアサインされている場合は、現在選択されているレイヤーの裏レイヤー([1-24]の場合は[25-48]、
[49-72]の場合は[73-96])のフェーダーにアサインされているパラメーターをコントロールします。
エンコーダーノブでコントロールするパラメーター値は、チャンネルモジュールディスプレ
イでグラフ表示されます。詳細は、54ページの「チャンネルモジュールディスプレイ」をご参
照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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62
第3章 基本操作
ENCODER MODE[ASSIGN]キーへのパラメーターのアサイン
4種類のパラメーターをENCODER MODE[ASSIGN]キーへアサインできます。
初期設定でアサインされているパラメーターは、
[ASSIGN1]キー: Input Patch(インプットパッチ)
[ASSIGN2]キー: Direct Out(ダイレクトアウト)
[ASSIGN3]キー: Surr. LFE Level(サラウンドLFEレベル)
[ASSIGN4]キー: Surr. PAN Wheel(サラウンドパンホイール)
1 ENCODER MODE[DISPLAY]キーでENCODER MODE ASSIGNページを選択します。
各[ASSIGN]キーにアサインされているパラメーターの名前が左の欄に表示されています。
選択した[ASSIGN]キーに現在アサインされているパラメーターは右の欄に反転表示され
ています。
π
2 [ASSIGN]キーを押すか、カーソル[
す。
3 パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーで、右欄のリストからアサインしたいパラ
メーターを選択します。
右欄の点線の枠内に入ったパラメーターが選択されます。
アサインできるパラメーターのリストは、63ページの「エンコーダーモードでアサイン可能
なパラメーター」をご覧ください。
4 [ENTER]キーを押して選択したパラメーターをアサインします。
確認のメッセージが表示されます。
パラメーターをアサインすると、それが右の欄に反転表示されます。
アサインされているパラメーターを持たないチャンネルを選択すると、エンコーダーは無効
になります。たとえば、エンコーダーにアサインされたパラメーターが「Phase」でマスター
レイヤーが選択されている場合、バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンドにはPhaseパラ
メーターはないので、エンコーダーは無効になります。
]/[ †]キーで任意の[ASSIGN]ボタンを選択しま
DM2000 Version 2―取扱説明書
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ENCODER MODE[ASSIGN]キーへのパラメーターのアサイン
63
エンコーダーモードでアサイン可能なパラメーター
# パラメーター エンコーダーの動作 プッシュスイッチの動作
1 No Assign ――
2 Attenuator Attenuator ―
3 Input Patch Input Channel patch パッチ選択の確認、または実行
4 Insert In Patch Insert In patch パッチ選択の確認、または実行
5 Insert Out Patch Insert Out patch パッチ選択の確認、または実行
6 Direct Out Direct Out patch パッチ選択の確認、または実行
7 Phase Phase: normal/reverse ―
8 Insert On Insert on/off ―
9 Aux pre/post Aux pre/post ―
10 Delay On Delay on/off ―
11 Delay Time Delay Time ―
12 Delay FB.Gain Delay FB.Gain ―
13 Delay Mix Delay Mix ―
14 EQ On EQ on/off ―
15 EQ Type EQ Type ―
16 EQ Low Q EQ Low Q ―
17 EQ Low F EQ Low Frequency ―
18 EQ Low G EQ Low Gain ―
19 EQ Low-Mid Q EQ Low-Mid Q ―
20 EQ Low-Mid F EQ Low-Mid Frequency ―
21 EQ Low-Mid G EQ Low-Mid Gain ―
22 EQ High -Mid Q EQ High -Mid Q ―
23 EQ High -Mid F EQ High -Mid Frequency ―
24 EQ High -Mid G EQ High -Mid Gain ―
25 EQ High Q EQ High Q ―
26 EQ High F EQ High Frequency ―
27 EQ High G EQ High Gain ―
28 Gate On Gate on/off ―
29 Gate Threshold Gate Threshold ―
30 Gate Range Gate Range ―
31 Gate Attack Gate Attack ―
32 Gate Decay Gate Decay ―
33 Gate Hold Gate Hold ―
34 Comp On Comp on/off ―
35 Comp Threshold Comp Threshold ―
36 Comp Ratio Comp Ratio ―
37 Comp Attack Comp Attack ―
38 Comp Release Comp Release ―
39 Comp Out Gain Comp Out Gain ―
40 Comp Knee/Width Comp Knee/Width ―
41 Surr L/R Pan Surround L/R Pan ―
42 Surr F/R Pan Surround F/R Pan ―
43 Surr Front DIV Surround Front DIV ―
44 Surr Rear DIV Surround Rear DIV ―
45 Surr. LFE Level Surround LFE level ―
46 Surr. Pan Wheel Surround Pan Wheel ―
47 Scene Fade Time Scene Fade Time ―
48 Alt Layer Alt Layer 値をチャンネルモジュールディスプレイに表示
49 HA Gain HA Gain ―
50 Ins HA Gain HA Insert Gain ―
DM2000 Version 2―取扱説明書
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64
第4章 アナログ入出力、AD入力セクション
第4章 アナログ入出力、 AD入力セクション
AD入力セクション
DM2000はマイクロフォンやラインレベルの音源を接続するための24系統のAD入力を装
備しています。
AD入力はインプットチャンネルまたはインプットチャンネルのインサートイン(77ページ
参照)にパッチできます。また、アウトプットチャンネルのインサートイン(80ページ参照)
にもパッチできます。
AD INPUT端子
AD INPUT端子はバランス型XLR-3-31タイプの端子と、バランス型1/4イン
チフォーン端子の2種類あり、ノミナル入力レベルは−60dB〜+10dBです。
フォーン端子はアンバランス型フォーンプラグでも使用でき、XLR端子よりも
優先されるため、フォーンプラグケーブルをここに接続すると、XLR端子は無効
になります。
ファンタム電源
+
48V
ON
OFF
・ ファンタム電源が不要なときは、必ずこのスイッチをオフにしておいてください。
・ ファンタム電源をオンにする場合は、コンデンサーマイクなどのファンタム電源を
必要とする機器以外が接続されていないことを確認してください。外部機器の故障
の原因になります。
・ ファンタム電源をオンにしたまま機器を抜き差ししないでください。外部機器およ
び本体の故障の原因になります。
・ スピーカー保護のために、パワーアンプ(パワードスピーカー)の電源をオフの状態
で、ファンタム電源をオン/オフしてください。また、チャンネルフェーダーなどの出
力コントロールは、すべて最小にしておくことをおすすめします。大音量が出て、聴
力障害または外部機器の損傷になることがあります。
パッド
PAD
26dB
コンデンサーマイクやダイレクトボックスに電源を供給する+48Vファンタム
電源ON/OFFスイッチです。ファンタム電源はバランス型XLR-3-31タイプの
端子に供給され、各AD入力ごとに切替が可能です。
[PAD]スイッチは入力信号を26dBアッテネート(減衰)させ、高レベル信号で
もヘッドアンプで受けれるようにします。典型的な使い方としては、ベースやス
ネアドラムのマイクからの高レベル信号、あるいはラインレベル信号をアッテ
ネートします。
ゲイン
-60
-16
GAIN
DM2000 Version 2―取扱説明書
AD入力セクションには[GAIN]コントロールノブがあります。ディテント付き
ノブなので目盛りごとに確実な操作ができます。入力感度は−16 dB〜
−60 dBで[PAD]スイッチがオンの場合は+10dB〜−34dBです。
[GAIN]コントロールノブはヘッドアンプのゲインを調整し、最良のS/Nになる
よう入力信号レベルを最適化します。信号レベルを比較的高めに[GAIN]コント
ロール設定するのが理想です。PEAKインジケーターが時たま点灯する程度なら
かまいませんが、頻繁に点灯する場合は[GAIN]コントロールノブを多少下げ、
クリッピングが生じないようにします。また、[GAIN]コントロールノブの設定
が低すぎるとS/Nが落ちます。
Page 65
PEAK/SIGNALインジケーター
PEAK
SIGNAL
このインジケーターを見ながら[GAIN]コントロールノブ、[PAD]スイッチを調
整し、信号レベルを最適化します。入力信号が定格レベルより20dB手前のレベ
ルまで上がるとSIGNALインジケーターが点灯し、クリッピングレベルより
3dB手前のレベルまで上がるとPEAKインジケーターが点灯します。
アナログインサート
AD入力セクションには、センド/リターン用のバランス型1/4インチTRS
フォーン端子の切替式アナログINSERT端子があります。配線はスリーブがグラ
ウンド、リングがコールド、チップがホットです。IN、OUT両端子とも定格レベル
は+4dBです。
OFF
INSERT[ON]/[OFF]スイッチで個々にインサートのオン/オフができます。
ON
INSERT
インサートを解除したいときに外部機器をわざわざ外す必要はありません。
ステレオアウト
STEREO OUT出力については、104ページをご参照ください。
ステレオアウト
65
コントロールルームモニターアウト
CONTROL ROOM MONITOR出力については、159ページをご参照ください。
スタジオモニターアウト
STUDIO MONITOR出力については、160ページをご参照ください。
OMNIアウト
DM2000はバランス型1/4インチTRSフォーン端子のアサインできるOMNIOUT端子を
装備しています。OMNIOUTは、バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウ
ト、インプット/アウトプットチャンネルのインサートアウト、サラウンドモニターチャン
ネルにパッチできます(80ページ参照)。また、インプットチャンネルのダイレクトアウトを
OMNIOUTにパッチできます(81ページ)。
DM2000本体内部にある出力レベルスイッチで各OMNIアウトの最大出力レベルを+4dB
(動作レベル−10dB)、あるいは+18dB(動作レベル+4dB)に設定できます。詳細は、お近
くのヤマハ販売店にお問い合わせください。
2TRアナログインプット
DM2000は2系統の2TR IN ANALOG端子を搭載しています。+4dB(BAL)
の2TR IN ANALOG 1端子はバランス型1/4インチTRSフォーン端子、
−10dBV(UNBAL)の2TR IN ANALOG 2端子はアンバランス型RCAピン端
子です。ここでの入力信号は、CONTROL ROOM[2TRA1]/[2TRA2]キー
を押してコントロールルームモニターからモニターします。また、この入力信号
はインプットチャンネル(77ページ)、インプットチャンネルのインサートイン
(78ページ)、アウトプットチャンネルのインサートイン(80ページ)にそれぞ
れパッチできます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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66
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
ワードクロック
デジタルオーディオ機器はアナログオーディオ機器とは異なり、デジタルオーディオを機器
間で転送するときに必ずサンプリング周期とそのタイミングを同期させることが必要です。
これを行わないと、データが正しく受信されなかったり、耳でもわかるようなノイズが生じ
たりします。このデジタル機器の同期には「ワードクロック」と呼ばれる信号を使用します。
これはシステム内のデジタルオーディオワードをすべて同期させるクロック信号です。ワー
ドクロックの同期とは、テープデッキやMIDIシーケンサーなどの同期に使われる
SMPTE/EBUタイムコードやMIDIタイムコードとは異なり、各オーディオ機器内でデジタ
ルオーディオを処理する回路がお互いに同期した状態を指します。
一般的には、1台のデジタルオーディオ機器がワードクロックのマスターとなり、その他の機
器がスレーブとなってマスターのワードクロックに同期します。ワードクロック信号はBNC
ケーブルなど専用のケーブルで分配したりAES/EBU、ADAT、Tascamフォーマットなど
のデジタルオーディオ接続によって受信します。
DM2000にアナログ入出力だけを接続している場合は特別なワードクロック設定は不要で
す。DM2000を内蔵ワードクロックで動作するよう設定できます。他の機器とデジタル接続
を行う場合、まずどの機器をワードクロックのマスター、スレーブにするかを決定すること
が必要です。
DM2000を44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHzのいずれかの周波数でワードクロックマ
スターとして使用したり、外部ワードクロックソースに対しスレーブとして同期させること
もできます。外部ワードクロックはSLOT入力、2TR IN DIGITAL端子、CASCADEIN端子、
または専用のWORD CLOCK IN BNC端子から受信します。
各機器で同一のワードクロックを共有するシステムでは、たとえ使用しない機器があって
も、必ずすべての機器の電源をオンにすることが重要です。ワードクロックのマスターとな
る機器の電源を最初に入れ、次にスレーブ機器の電源を入れます。電源を切るときは逆にス
レーブ機器から順に電源を切ってください。使用前にスレーブ機器がマスター機器のワード
クロックにロックしていることを確認してください。大半の機器では、これを表示するイン
ジケーターがフロントパネルにあります。詳細は該当機器の取扱説明書をご参照ください。
ワードクロック接続
DM2000は1つのWORD CLOCK IN BNC端子と2つのWORD
CLOCK OUTBNC端子を装備しています。外部ワードクロック信
号をWORD CLOCK IN端子に入力し、75Ω[ON/OFF]スイッチ
(68ページ参照)でターミネート(終端)します。WORD CLOCK
OUT 1端子は、DM2000と同じクロックレートのワードクロック信号を出力します。
WORD CLOCK OUT 2端子はクロックが88.2kHzまたは96kHzの場合は、半分のクロッ
クレートでワードクロック信号を出力しますので、DM2000のクロックが96kHzであれ
ば、ここで出力されるワードクロック信号は48kHzとなります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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ワードクロック
ワードクロックソースの選択
以下の手順でワードクロックソースを選択します。
ワードクロック切換時の注意: 本製品のみならず、デジタルオーディオシステム内のワー
ドクロック設定を変更すると、システム内のどこかでノイズが発生する場合がありますの
で、ワードクロックの設定を変更する場合は、接続されたスピ−カーなどの破損を防止す
るため、パワーアンプなどの電源を切るか、または出力を絞った状態で行ってください。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでWORD CLOCK SELECT ページを表示します。
67
2 カーソルキーでソースを選択し[ENTER]キーを押して設定します。
SLOT TYPEの欄には装着しているI/Oカード名が表示されます。
IN/OUT欄は、各装着I/Oカードで使用可能な入出力チャンネルの数です。
左下にあるFS欄は現在のワードクロック設定(44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、
Unlock)を表示します。
ワードクロックソースを以下より選択します:
SLOT1〜6(1/2〜15/16): SLOT入力を選択します。ペアで選択され、ペアの数は装着
I/Oカードによって異なります。
WC IN:WORD CLOCK IN端子を選択します。
CAS. IN: CASCADE IN端子を選択します。
2TRD1、2TRD2、2TRD3: 2TR IN DIGITAL端子を選択します。
INT44.1k、INT48k、INT88.2k、INT96k:DM2000内蔵ワードクロックを選択します。
ソース選択ボタンの各インジケーターとその表示内容です:
使用可能なワードクロック信号がこの端子に入力されています。
この端子にはワードクロック信号が入力されていません。
ワードクロック信号は入力されていますが、DM2000のクロックと同期していませ
ん。
選択しているワードクロックソースです。
ワードクロックソースとして選択された入力端子ですが、使用可能な信号を受信してい
ません。
このタイプのI/Oカードではワードクロック信号を入力できないか、あるいはI/O カード
が装着されていないために、ワードクロックソースとしては選択できません。
何かの理由で外部ワードクロックソースが使えない場合、その周波数に一番近いDM2000
の内部ワードクロックに自動で切り替わります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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68
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
外部ワードクロックのターミネート
ワードクロック信号をBNCケーブルで分配するときは、必ず正しい方法でターミネートして
ください。正しく設定しないとジッターの増加や同期不良を引き起すことになります。必ず
1対1の接続としターミネートをONにします。
以下にワードクロック信号を分配し、機器をターミネートする2つの例を説明します。
ターミネートOFFの設定はワードクロックを出力する機器の出力仕様が特殊な場合に対応
するために用意されているもので、通常は使用しません。
ワードクロック分配ボックス
この例は、専用のワードクロック分配ボックスを使用してワードクロック信号を各機器にそ
れぞれ分配しています。分配されるすべての機器をターミネートします。
ワードクロック
マスター
WC IN (BNC) WC IN (BNC) WC IN (BNC) WC IN (BNC)
機器 A
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
WC OUT
(BNC)
機器 B
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
ワードクロック
分配ボックス
機器 C
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
機器 D
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
ディジーチェーンによる分配
この例は、ディジーチェーン状に接続してワードクロックを次の機器へと順に分配していき
ます。この分配方法は、システムが大きい場合はおすすめできません。
ワードクロック
マスター
WC OUT (BNC)
WC IN
(BNC)
機器 A
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
WC OUT
(BNC)
WC IN
(BNC)
機器 B
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
WC OUT
(BNC)
WC IN
(BNC)
機器 C
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
2TRデジタルアウト
DM2000は3系統の2トラックデジタル出力を装備しています。
2TR OUT DIGITAL AES/EBU1およびAES/EBU 2は
XLR-3-32タイプの端子でAES/EBUフォーマットのデジタルオー
ディオを出力します。
2TR OUT DIGITAL COAXIAL 3はRCAピン端子で、民生フォーマット(IEC-60958)のデ
ジタルオーディオを出力します。
これらの出力はバスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/ア
ウトプットチャンネルのインサートアウト、コントロールルーム信号にパッチできます
(81ページ参照)。また、ダイレクトアウトにもパッチ可能です(81ページ参照)。
DM2000内蔵のサンプリングレートコンバーター(69ページ参照)を使い、DM2000で動
作中のサンプリングレート以外のサンプリングレートでデジタルオーディオ信号を出力す
ることができます。デジタル出力信号をディザー処理して量子化ビット数の低いシステムに
送信することも可能です。(73ページ参照)。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 69
2TRデジタルイン
DM2000は3系統の2トラックデジタル入力を装備しています。
2TR IN DIGITAL AES/EBU1およびAES/EBU2はXLR-3-31
タイプの端子でAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを入
力します。
2TR IN DIGITAL COAXIAL 3はRCAピン端子で民生フォーマット(IEC-60958)のデジ
タルオーディオを入力します。
入力信号はCONTROL ROOM[2TRD1]、[2TRD2]、[2TRD3]キーでコントロール
ルームモニターからモニターできます。また、インプットチャンネル(77ページ参照)、イン
プットチャンネルのインサートイン(78ページ参照)、アウトプットチャンネルのインサー
トイン(80ページ参照)のいずれかへパッチできます。
DM2000で動作中のサンプリングレート以外のサンプリングレートで受信したデジタル
オーディオ信号は、内蔵サンプリングレートコンバーター(69ページ参照)で変換できます。
入力されたデジタル信号のチャンネルステータスは、CHANNEL STATUS MONITORペー
ジで確認できます(73ページ参照)。
2TRイン/アウトのサンプリングレートコンバーター
DM2000の2TR IN、OUT DIGITALの入出力にはサンプリングレートコンバーターが搭載
されています。44.1や48kHzのデジタルオーディオ機器を簡単に接続できます。
2TRデジタルイン
69
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでSAMPLING RATE CONVERTE Rページを表示しま
す。
2 カーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、または
[ENTER]キーで設定します。
左下のFS欄には動作中のワードクロックを表示します:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、
96kHz、Unlock。
2TR IN D1〜3: 各2TR IN DIGITAL入力のサンプリングレートコンバーターをオン/オ
フします。オンにすると、入力したデジタルオーディオのサンプリングレートがDM2000で
動作中のサンプリングレートに変換されます。変更前のオリジナルのサンプリングレートが
表示されます。
2TR OUT D1〜3: 各2TR OUT DIGITAL出力のサンプリングレートコンバーターをオン
/オフします。オンにすると、デジタルオーディオ信号が指定したサンプリングレート
(44.1kHzまたは48kHz)に変換されて出力されます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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70
SLOT入出力
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
DM2000は、オプションのmini-YGDAI(Yamaha General Digital Audio Interface)I/O
カード用の6基のスロットを装備しています。これらのカードはアナログI/O用とデジタル
I/O用があり、デジタルカードはデジタルオーディオの代表的なデジタルフォーマット
AES/EBU、ADAT、Tascamなどをサポートしています。
SLOT入力は、インプットチャンネルまたはインプットチャンネルのインサートイン(77
ページ参照)、アウトプットチャンネルのインサートイン(80ページ参照)にアサインします。
SLOT出力はバスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インサートアウト、
サラウンドモニターチャンネル(79ページ参照)、またはダイレクトアウト(81ページ参照)
にアサインします。
SLOT出力信号をディザー処理して量子化ビット数の低いシステムに送ることも可能です。
(73ページ参照)。
使用できるカード
以下のmini-YGDAI I/Oカードが現在使用できます。I/Oカードについての最新情報は、下記
のヤマハプロフェショナルオーディオのホームページをご覧ください。
<http://proaudio.yamaha.co.jp/>
カード フォーマット 入力 出力
MY8-AD
MY8-AD24
MY4-AD 4
MY8-AD96 8
MY4-DA
MY8-DA96 8
MY8-ADDA96 アナログ入出力 8 8 ユーロブロック×4
MY8-AE
MY16-AE
MY8-AEB 88 BNC端子×8
MY8-AE96
MY8-AE96S
MY8-AT
MY16-AT
MY8-TD
MY16-TD
MY8-mLAN
MY16-mLAN
MY16-C
WAVES Y56K
WAVES Y96K
*1. このカードは20ビットのMY8-ADカードに代わるものです。
*2. ダブルチャンネルモードで24ビット/96kHzをサポートできます。ただし、96kHzのワードクロックが別
途必要です。
*3. サンプリングレートコンバーター搭載以外はMY8-AE96と同じです。
*1
アナログ入力
アナログ出力 ―
*2
*2
AES/EBU I/O
*3
*2
*2
*2
*2
*2
ADAT I/O
Tascam
*2
IEEE1394
*2
CobraNet 16 16 RJ-45 × 2
ADAT 8 8
8
―
4 20ビット、44.1/48 kHz
88
16 16
88
88
16 16 オプティカル×4
88
16 16 D-sub 25ピン
88
16 16
量子化ビット数/
サンプリングレート
20ビット、44.1/48 kHz
24ビット、44.1/48 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24ビット、44.1/48 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24ビット、44.1/48 kHz
24ビット、44.1/48 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
端子
フォーン端子
(バランス型)×8
XLR-3-31タイプ
(バランス型)×4
D-sub 25ピン
XLR-3-32タイプ
(バランス型)×4
D-sub 25ピン
D-sub 25ピン
D-sub 25ピン
オプティカル×2
D-sub 25ピン
BNCワードクロック出力
6ピン1394端子×2
オプティカル×2
DM2000 Version 2―取扱説明書
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I/Oカードの装着
注意:スロットにカードを装着する前に、装着カードがこの機器に対応して
いるか、他のヤマハまたはサードパーティーのカードと組み合わせて何枚ま
で装着可能かを必ずヤマハのホームページ(4ページ)でご確認ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
ヤマハがご案内していない組み合わせでカードを装着した場合、感電や火災、または故障
の原因となります。
以下の手順でI/Oカードを装着します。
1 DM2000の電源をオフにします。
2 次の図のように2本の固定ネジをゆるめスロットカバーを取り外します。
SLOT入出力
71
カバーとネジは今後のために安全な場所に保管してください。
3 次の図のようにスロット内のガイドレールにカードの両端を合わせ、カードをスロットに挿
入します。カードの端子部分がDM2000の端子に正しくはまるよう、カードをいっぱいまで
押し込んでください。
4 カードに取付けられているネジでカードを固定します。このネジをゆるいままにしておく
と、故障や誤動作の原因となることがありますので注意してください。
WORD CLOCK SELECTページ(67ページ参照)では各スロットに装着されているI/Oカー
ドの種類を確認することができます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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72
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
高サンプリングレート用転送フォーマットの設定
以下の手順で高サンプリングレート用のデータ転送フォーマットを設定します。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでHIGHER SAMPLE RATE DATA TRANSFER
FORMATページを表示します。
2 カーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、または
[ENTER]キーで設定します。
SLOT TYPEの欄には装着されているI/Oカード名が表示されます。
IN/OUT:高サンプリングレート(88.2kHzまたは96kHz)で動作時の、I/Oカードの入出力
データ転送フォーマットを、DOUBLE CHANNEL(ダブルチャンネル)、DOUBLE SPEED
(ダブルスピード)またはSINGLE(シングル)に設定します。
DOUBLE SPEEDモードでは、動作中の高サンプリングレート(88.2kHzまたは96kHz)で
デジタルオーディオデータを送受信します。
DOUBLE CHANNELモードでは、動作中の高サンプリングレートの半分のレートでデジタ
ルオーディオデータを送受信し、データは2チャンネルで取扱い、8チャンネルI/Oカードの
入出力数が4チャンネルになります。DOUBLE CHANNELモードでは、偶数チャンネルの入
出力が無効になります。このモードでは96kHzのオーディオデータを44.1/48kHz対応の
従来のデジタルMTRに録音できます。
SINGLEモードでは、動作中の高サンプリングレートの半分のサンプリングレートでオー
ディオデータを送受信し、デジタルMTRの再生や録音を行なう場合に使用します。
高サンプリングレート(88.2kHzまたは96kHz)を選択したときにのみ、IN/OUTパラメー
ターが使用できます。サンプリングレートが44.1kHzまたは48kHzの場合、このページのす
べてのパラメーターは無効になります。アナログI/Oカードを装着したスロットの各パラ
メーター、またI/Oカードの装着されていないスロットのパラメーターも同様に無効になり
ます。MY8-AE、MY8-AT、MY8-TDなどの88.2/96kHzをサポートしないデジタルI/O
カードを装着すると、そのIN/OUTフォーマットはDOUBLE SPEEDモードには設定できま
せん。
SRC: 各ペアのSLOT入力のサンプリングレートコンバーターをオン/オフします。オンに
すると、入力されたデジタルオーディオのサンプリングレートが、DM2000で動作中のサン
プリングレートに変換されます。変換前のオリジナルのサンプリングレートが表示されま
す。このパラメーターは、MY8-AE96Sなどのサンプリングレートコンバーター搭載のI/O
カードを装着したときにのみ使用できます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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デジタル出力のディザー処理
デジタルオーディオを量子化ビット数の低いシステムに転送するために、2TR OUT
DIGITAL出力とSLOT出力を16ビット、20ビット、24ビットにディザー処理できます。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでDITHERページを表示します。
2 カーソルキーでディザーパラメーターを選択し、パラメーターホイールまたは[INC]/
[DEC]キーで設定します。
SLOT欄には、装着されているI/Oカード名が表示されます。
[ENTER]キーをダブルクリックすると、選択している設定をすべてのディザーパラメー
ターにコピーできます。
デジタル出力のディザー処理
73
デジタル入力チャンネルステータスのモニター
2TR IN DIGITAL入力およびSLOT入力に入るデジタルオーディオ信号のチャンネルステー
タスを、以下の手順でモニターできます。
1 DISPLAY ACCESS[UTILITY]キーでCHANNEL STATUS MONITORページを表示し
ます。
2 カーソルキーで[SLOT1]〜[SLOT6]ボタンおよび[2TRIN]ボタンを選択し、[ENTER]
キーを押します。
表示されるチャンネルステータス情報には、サンプリングレート(FS)、エンファシス、カテゴ
リー、コピープロテクトが含まれています。
ただし、AES/EBUフォーマット以外のmini-YGDAI I/O カードが装着されている場合、各種
情報はグレー表示になります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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74
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
3 MY16-AEが挿入されているSLOTを選択した場合は、画面右下
に表示される[01-08]/[09-16]ボタンを使用して、表示する
チャンネルを切り替えます。
コンソールのカスケード接続
合計4台までのDM2000または02R96をカスケード接続することにより、最高384系統
のインプットチャンネルが使用できます。カスケードしたコンソール間ではソロ、シーンの
リコール/ストアなどの機能をリンク(連動)できるので、複数台のコンソールが一つの大き
なコンソールとして機能します。このカスケードシステムには1台のヤマハデジタルレコー
ディングコンソール02Rを組み入れることが可能です。
カスケード信号とコントロール信号 は、CASCADE
IN/CASCADE OUTコネクターで送受信します。
接続はCASCADE専用ケーブル(別売)をご使用くだ
さい。
リンクされる機能
カスケード接続で以下の機能がリンクされます。
・ AUX Selectの選択(AUX9〜12は02R96とリンクしません)
・ Matrix Selectの選択(02R96とはリンクしません)
・ ページ画面の選択(02R96とはリンクしません)
・ ソロ機能
・ フェーダーモードの選択
・ エンコーダーモードの選択
・ メーターポジションの設定
・ ピークホールドのオン/オフ
・ メーターFast Fallのオン/オフ
・ シーンのストア、リコール、タイトルのエディット
・ 次のオートミックス機能
新規オートミックスの作成/オートミックスのストア/リコール/タイトルエディット/
トランスポート(AutoREC、REC、PLAY、STOP、ABORT)
・ 次のオートミックスパラメーター
・Automix Enable/Disable ・ Internal Start Time
・Offset Time ・Frame Rate
・Overwrite(FADER、ON、PAN、SURR、AUX、AUX ON、EQ)
・Motor ON/OFF ・ Edit Out Mode OFF/RETURN/TAKEOVER
・Return Time ・ Update To End On/Off
・ABSOLUTE/RELATIVE Fader Edit Mode
・Touch Sense Edit Off/Touch/Latch
機能とパラメーターのリンクは、278ページの「Cascade COMM Link(カスケードCOMM
リンク)」プリファレンス設定でオン/オフします。
ただし、ソロ機能は「Cascade COMM Link(カスケードCOMMリンク)」プリファレンス設
定のオン/オフに関係なくリンクします。
重要注意: 「Cascade COMM Link(カスケードCOMMリンク)」プリファレンス設定がオン
のとき、カスケ−ドしたDM2000/02R96同士をMIDI接続しないでください。 「Cascade
COMM Link(カスケードCOMMリンク)」プリファレンス設定がオンで、カスケードした
DM2000/02R96同士をMIDI接続すると、マスターコンソールでストア操作を行った場合、
2台のコンソール間でループが起きストアが際限なく続きます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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カスケード接続の例
2台のDM2000のカスケード
コンソールのカスケード接続
75
Cascade Master:オフ
BI DIRECTION:―
CASCADE OUT
DM2000 #1 DM2000 #2
CASCADE IN
最終出力をSLOT出力または
OMNI OUTから出力可能。
CASCADE IN
CASCADE OUT
Cascade Master:オン
BI DIRECTION:オ ン
最終出力を SLOT出力または
OMNI OUTから出力可能。
3台以上のDM2000のカスケード
Cascade Master:オフ
BI DIRECTION:―
CASCADE OUT
DM2000 #1 DM2000 #2/3 DM2000 #4
CASCADE IN
最終出力をSLOT出力または
OMNI OUTから出力可能。
CASCADE IN
Cascade Master:オフ
BI DIRECTION:―
Cascade Master:オ ン
BI DIRECTION:オン
CASCADE OUT CASCADE OUT
CASCADE IN
最終出力をSLOT出力または
OMNI OUTから出力可能。
デジタルレコーディングコンソール02Rのカスケード
Cascade Master:オフ
BI DIRECTION:―
Cascade In From:02R
CASCADE OUT
02R DM2000 #1/2 DM2000 #3
AUXセンド9〜12は
DM2000間でのみカスケード
CASCADE IN
CASCADE OUT
CASCADE IN
Cascade Master:オン
BI DIRECTION:オ フ
最終出力をSLOT出力または
OMNI OUTから出力可能。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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76
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
カスケード入力信号のアッテネート
CASCADE INページで、カスケード入力信号をアッテネートさせカスケードモードとカス
ケードソースを指定できます。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでCASCADE INページを表示します。
2 カーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーまたは
[ENTER]キーで設定します。
CASCADE MODE: 二台のDM2000から同じ信号を出力したい場合は、
[BI-DIRECTIONAL]ボタンをオンにします。この場合カスケード接続はループします。二台
のDM2000のどちらかのCASCADE MASTERボタンをオンにして、それをマスターコン
ソールにします。[BI-DIRECTIONAL]ボタンをオフにした場合は、カスケ−ドの最後に接続
されたDM2000が自動でマスターコンソールになり、そのDM2000から最終出力がされ
ます。
CASCADE IN FROM: CASCADE IN端子に接続する機器のタイプをDM2000または
02Rに指定します。CASCADEIN端子にDM2000または02R96が接続されている場合
は、[DM2000]ボタンが自動でオンのままになります。
CASCADE IN ATTENUATOR: カスケード入力信号をアッテネートします。[ENTER]
キーをダブルクリックすると、選択している設定をすべてのアッテネートパラメーターにコ
ピーできます。
カスケード出力のオン/オフ
以下の手順で各カスケード出力をオン/オフします。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでCASCADE OUTページを表示します。
2 カーソルキーで[ON]/[OFF]キーを選択し、[ENTER]キーで設定します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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インプット/アウトプットパッチ
第6章 インプット/アウトプットパッチ
インプットパッチ
インプットチャンネル、各チャンネルのインサートイン、内蔵エフェクトプロセッサーの入
出力をINPUT PATCHページで選択します。このページはDISPLAY ACCESS[INPUT
PATCH]キーを押して表示します。カーソルキーでパッチパラメーターを選択し、パラメー
ターホイールまたは[INC]/[DEC]キーでソースを選択してから[ENTER]キーを押して設
定します。
パッチパラメーターはショートポートネーム(端子の略名)で表示します。選択しているパッ
チパラメーターのロングポートネーム(正式な端子名)は各ページ画面の右上に表示されま
す。
パッチ操作はPATCHセレクトウインドウでも行えます。また、エンコーダーでインプット
チャンネル、インサートイン、インサートアウトをパッチすることも可能です(83ページ参
照)。
インプットパッチソースの詳細なリストは289ページをご参照ください。また、初期設定の
インプットパッチのリストは292ページをご参照ください。
インプットパッチの設定はインプットパッチライブラリーにストアできます。このライブラ
リーには1個のプリセットメモリーと32個のユーザーメモリーが入っています。詳細は、
168ページの「インプットパッチライブラリー」をご参照ください。
77
インプットチャンネルのパッチ
AD入力、SLOT入力、内蔵エフェクトプロセッサーの出力、デジタル/アナログ2TR入力、バ
スアウト、AUXセンドをインプットチャンネル入力にパッチできます。
96系統のインプットチャンネルのパッチパラメーターは2ページに分かれています。下の
ページ画面例はINPUT CH1-48 PATCHページです。もう1ページのレイアウトも同じで
す。縦のペア(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャンネル同士)では、パートナーの
パッチパラメーター(例:CH1、CH25、CH2、CH26など)が表示されます。
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーとインプットレイヤーでもパッチパラメーターが選択
できます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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78
第6章 インプット/アウトプットパッチ
各チャンネルのインサートインのパッチ
AD入力、SLOT入力、内蔵エフェクトプロセッサーの出力、デジタル/アナログ2TR入力を
インプットチャンネルのインサートインにパッチします。
96系統のインプットチャンネルのインサートインパッチパラメーターは2ページに分かれ
ています。下のページ画面例はINPUT CH1-48 INSERT IN PATCHページです。もう1
ページのレイアウトも同じです。縦のペア(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャン
ネル同士)では、パートナーのパッチパラメーター(例:CH1、CH25、CH2、CH26など)が表
示されます。
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーでもパッチパラメーターが選択できます。
エフェクト入出力へのパッチ
内蔵エフェクトプロセッサーの入力には、AUXセンド、内蔵エフェクトプロセッサーの出力
(OUT1、OUT2のみ)、アウトプットチャンネルのインサートアウトをパッチできます。
内蔵エフェクトプロセッサーの出力には、インプットチャンネル、インサートインをパッチ
できます。内蔵エフェクトプロセッサーの入力もパッチできます(OUT1、OUT2のみ)。
内蔵エフェクトプロセッサーのINPUT PATCHパラメーターは2ページに分かれています。
1ページ目はエフェクトプロセッサー1〜2、2ページ目はエフェクトプロセッサー3〜8で
す。各エフェクトプロセッサーのエフェクトタイプは枠内に表示されます。
FOLLOW SURROUND: エフェクトプロセッサー1〜2にサラウンドエフェクトがリコー
ルされている場合、画面に表示されるエフェクトの入出力を、SURROUND BUS SETUP
ページ(99ページ)で設定した順番に並び替えます。5.1チャンネルに対応したサラウンドエ
フェクトの場合は、サラウンドモード=5.1のサラウンドバスの設定が反映されます。
: 各エフェクトプロセッサーをエディットするためのEFFECT EDIT1〜8ページを表示
します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 79
アウトプットパッチ
SLOT出力、OMNIOUT、アウトプットチャンネルのインサートイン、ダイレクトアウト、デ
ジタル2TR出力、GEQの信号ソースをOUTPUT PATCHページで選択します。このページ
はDISPLAY ACCESS[OUTPUT PATCH]キーで表示します。カーソルキーでパッチパラ
メーターを選択し、パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーでソースを選択し
[ENTER]キーで設定します。
パッチページによっては、ショートチャンネルネームまたはショートポートネームがパッチ
パラメーターに表示されます。選択中のパッチパラメーターのロングチャンネルネームまた
はロングポートネームは各ページ画面の右上に表示されます。
信号ソースはPATCHセレクトウインドウでも選択できます。また、エンコーダーノブでイン
サートイン、インサートアウト、ダイレクトアウトをパッチすることも可能です(83ページ
参照)。
アウトプットパッチソースの詳細なリストは293ページをご参照ください。また、初期設定
のアウトプットパッチのリストは300ページをご参照ください。
アウトプットパッチの設定はアウトプットパッチライブラリーにストアできます。このライ
ブラリーには1個のプリセットメモリーと32個のユーザーメモリーが入っています。詳細
は、168ページの「アウトプットパッチライブラリー」をご参照ください。
アウトプットパッチ
79
SLOT出力のパッチ
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウトプットチャ
ンネルのインサートアウト、サラウンドモニターチャンネルをSLOT出力にパッチできます。
SLOT出力からダイレクトアウトへのパッチはDIRECT OUT DESTINATIONページ(81
ページ参照)で行います。
6基のスロットのSLOT OUTPUT PATCHパラメーターは3ページに分かれています。下の
ページ画面例はSLOT1-2 OUTPUT PATCHページです。残りの2ページのレイアウトも同
じです。
SLOT出力をダイレクトにパッチし(81ページ参照)、そのダイレクトアウトをINPUT CH
ROUTINGページでアサインした場合、SLOT出力パッチをここで変更することはできませ
ん。また、高サンプリングレート(88.2kHz/96kHz)でDOUBLE CHANNELに設定されて
いる場合、そのスロットの偶数チャンネルへのパッチは無効になり、変更することはできま
せん。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 80
80
第6章 インプット/アウトプットパッチ
OMNIOUTのパッチ
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウトプットチャ
ンネルのインサートアウト、サラウンドモニターチャンネルをOMNIOUTにパッチできま
す。OMNIOUTからダイレクトアウトへのパッチはDIRECTOUTDESITNATION ページ
(81ページ参照)で行います。
OMNIOUTをダイレクトアウトにパッチし(81ページ参照)、そのダイレクトアウトを
INPUT CH ROUTINGページでアサインした場合、OMNIOUTのパッチをここで変更する
ことはできません。
アウトプットチャンネルインサートインのパッチ
AD入力、SLOT入力、内蔵エフェクトプロセッサーのアウトプト、デジタル/アナログ2TR
入力をアウトプットチャンネルのインサートインにパッチします。MATRIXセンドおよびス
テレオアウトは左右チャンネル別々にパッチできます。
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーでもパッチパラメーターが選択できます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 81
アウトプットパッチ
ダイレクトアウトの出力先選択
ダイレクトアウトをONにしたときの出力先をSLOT出力、OMNIOUT、2TRデジタルアウ
トの各出力に設定できます。
96系統のインプットチャンネルのDIRECT OUT DESTINATIONパラメーターは2ページ
に分かれています。下のページ画面例はCH1-48 DIRECT OUT DESTINATIONページで
す。もう1ページのレイアウトも同じです。
81
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーでもパッチパラメーターが選択できます。
デジタル2TR出力のパッチ
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウトプットチャ
ンネルのインサートアウト、コントロールルーム信号を2TR OUT DIGITAL出力にパッチし
ます。デジタル2TR出力からダイレクトアウトへのパッチはDIRECT OUT DESTINATION
ページ(81ページ参照)で行います。各デジタルアウトプットの左右チャンネル別々にパッ
チできます。
デジタル2TR出力をダイレクトアウトにパッチし、そのダイレクトアウトをINPUT CH
ROUTINGページでアサインすると、デジタル2TR出力のパッチをここで変更することはで
きません。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 82
82
第6章 インプット/アウトプットパッチ
GEQのパッチ
GRAPHIC EQUALIZER INSERTページでは、6系統の 31バンドグラフィックイコライ
ザーを、バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンドあるいはステレオアウトの左または右
チャンネルにインサートします。
GEQのパッチはGRAPHIC EQUALIZER EDITページ(185ページ参照)、またはOUTPUT
CHANNEL INSERTページ(136ページ参照)でも行えます。
入出力端子のネーミング
以下の手順で入出力端子のロングポートネーム、ショートポートネームを指定します。この
名前はINPUT/OUTPUT PATCHページに表示され、エンコーダーノブでパッチするときは
チャンネルモジュールディスプレイにも表示されます。
入力端子名の初期設定リストは303ページを、出力端子名の初期設定リストは304ページ
をご参照ください。
1 DISPLAY ACCESS[SETUP]キーでINPUT/OUTPUT PORT NAMEページを表示しま
す。
2 パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーでポートを選択します。
3 カーソルキーでロングネームまたはショートネームを選択し、[ENTER]キーを押します。
TITLE EDITウインドウが表示されたら、ポートネームを変更し[OK]ボタンを押します。詳
細は、53ページの「TITLE EDITウインドウ」をご参照ください。
[Name Input Auto Copy]のチェックボックスにチェックが入っていると、ロングネームで
入力した最初の4文字がショートネームに(またはショートネームで入力した最初の4文字
がロングネームに)自動的にコピーされます。
端子名をすべて初期設定に戻すには、[INITIALIZE]ボタンを押します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 83
PATCHセレクトウインドウ
PATCHセレクトウインドウでインプット/アウトプットパッチが行えます。このウインド
ウはPATCHパラメーターを選択して[ENTER]キーを押すと表示されます。
ソースおよびデスティネーションとして選択できるインプット/アウトプットが3つの欄に
階層的に表示されます。すでに選択されたソース/デスティネーションはウインドウの右上
に表示されます。カーソルキーでカーソルを左の欄に移動し、パラメーターホイールまたは
[INC]/[DEC]キーで階層内の一番上の項目を選択します。次にカーソルを真ん中の欄に移
動し、階層内の次のレベルの項目を選択します。最後に右の欄にカーソルを移動し、[YES]ボ
タンを選択して[ENTER]キーを押します。
PATCHセレクトウインドウ
83
エンコーダーを使用したパッチ
エンコーダーノブ操作で、インプットチャンネルのインプット、インサートアウト、インサー
トイン、ダイレクトアウトがパッチできます。
16 2 ページの説明に従って、上記のパラメーターのいずれかをENCODER MODE
[ASSIGN1]〜[ASSIGN4]キーにアサインします。
インプットチャンネルのインプットまたはダイレクトアウトのパッチを設定するには、イン
プットチャンネルのレイヤーを選択してください。インサートアウトまたはインサートイン
のパッチでは、インプットチャンネルレイヤーまたはマスターレイヤーを選択します。
2 パッチパラメーターをアサインしたい[ASSIGN1]〜[ASSIGN4]キーを押します。
ここで5秒以上何も操作しないと、チャンネルモジュールディスプレイが以
前の表示に戻ります。その場合はもう一度[ASSIGN]キーを押してくださ
い。
279ページの「Port ID/Name on FL Display」プリファレンスの設定に
よっては、チャンネルモジュールディスプレイに現在のパッチのポートIDま
たはショートポートネームが表示されます。
3 エンコーダーでポートを選択し、エンコーダーのノブを押して設定します。
5秒以内に(ポートIDまたはショートチャンネルネームが点滅している間に)選択内容を確定
してオンにしない場合、あるいは別のエンコーダーを操作した場合は、選択した内容がキャ
ンセルされ、パッチは変更されません。
AD1
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 84
84
第7章 インプットチャンネル
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルのパッチ
AD INPUT入力、SLOT入力、2TR IN DIGITAL/ANALOG入力、内蔵エフェクトプロセッ
サーの出力、バスアウト、AUXセンドをインプットチャンネルにパッチできます。
詳細は、77ページの「インプットチャンネルのパッチ」をご参照ください。
インプットチャンネルのレベルメーター
インプットチャンネルの信号レベルはMETERページでチェックできます。
詳細は、127ページの「メーター」をご参照ください。
入力フェーズの反転
以下の手順でインプット信号のフェーズ(位相)を反転させます。
SELECTED CHANNELセクションのPHASE/INSERT[] キーでのフェーズ反転:
1 LAYERキーでインプットチャンネルレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネ
ルを選択します。
2 フェーズ[] キーでフェーズを設定します。
フェーズ[] キーのインジケーターが点灯し、位相が反転します。
PHASEページでのフェーズ反転:
PHASEページでフェーズのチェック、設定ができます。「Auto PHASE/INSERT Display
(オートフェーズ/インサートディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合、
SELECTED CHANNEL PHASE/INSERTセクションのPHASE(フェーズ)[] キーをオ
ンにしてインジケーターが点灯すると、PHASEページが自動的に表示されます。276ペー
ジの「Auto PHASE/INSERT Display(オートフェーズ/インサートディスプレイ)」をご
参照ください。
1 SELECTED CHANNELセクションのPHASE/INSERT[DISPLAY]キーでPHASEペー
ジを表示します。
96系統のインプットチャンネルのフェーズパラメーターは2ページに分かれて表示されま
す。下のページ画面例はインプットチャンネル1〜48のPHASEページです。49〜96の
ページレイアウトも同じです。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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2 カーソルキーまたはパラメーターホイールで[NOR]/[REV]ボタンを選択し、[ENTER]
キーおよび[INC]/[DEC]キーで設定します。
[SEL]キーを使って[NOR]/[REV]ボタンを選択することもできます。
GLOBAL NOR/REV: すべてのインプットチャンネルのフェーズを同時に設定するボタン
です。
インプットチャンネルのゲート
各インプットチャンネルにはノイズゲートがあり、不要なノイズを自動カットします。ゲー
ト設定はゲートライブラリーにセーブされます。ゲートライブラリーは、4個のプリセットメ
モリーと124個のユーザーメモリーから成ります。詳細は、171ページの「ゲートライブラ
リー」をご参照ください。
プリセットゲートとタイプ
下の表はプリセットのゲートとそのタイプを示しています。パラメーターの詳細は、336
ページをご参照ください。
No. プリセット名 タイプ 内容
1 Gate GATE ゲートのテンプレート
2 Ducking DUCKING ダッキングのテンプレート
3 A. Dr. BD GATE アコースティックバスドラム用のゲートプリセット
4 A. Dr. SN GATE アコースティックスネアドラム用のゲートプリセット
インプットチャンネルのゲート
85
SELECTED CHANNELセクションのDYNAMICSコントロールでのゲート操作:
1 LAYERキーでインプットチャンネルレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネ
ルを選択します。
2 [GATE ON]キーで選択中のインプットチャンネルのゲートをオン/オフします。
DYNAM ICS
DISPLAY
GATE ON COMP ON
3 [GATE/COMP]キーでDYNAMICSコントロールをGATEに設定し(GATEインジケー
ターが点灯)、[THRESHOLD]、[RANGE]、[ATTACK]、[DECAY]、[HOLD]コントロー
ルでゲートを設定します。
GATE / COMP
THRESHOLD HOLD
GATE
COMP
RANGE
RATIO
ATTA CK
ATTA CK
RELEASE THRESHOLD
DECAY
GAIN
DM2000 Version 2―取扱説明書
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86
第7章 インプットチャンネル
GATE EDITページでのゲート操作:
GATE EDITページでゲートのチェック、設定ができます。「Auto DYNAMICS Display(オー
トダイナミクスディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合、SELECTED CHANNEL
のDYNAMICSセクションでゲート操作を行うと、このページが自動的に表示されます。
1 LAYERキーでインプットチャンネルレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネ
ルを選択します。
2 SELECTED CHANNELセクションのDYNAMICS[DISPLAY]キーでGATE LIBRARY
ページを表示させ、エディットしたいゲートタイプの入ったゲートのプリセットをリコール
します。
詳細は、171ページの「ゲートライブラリー」をご参照ください。
3 SELECTED CHANNELセクションのDYNAMICS[DISPLAY]キーでGATE EDITペー
ジを表示します。
4 カーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、および
[ENTER]キーで設定します。
KEYIN SOURCE:選択しているインプットチャンネルのゲートのトリガーソースを設定
します。トリガーソースとしては、SELF(ゲート自体の入力信号)、CHANNEL(別のイン
プットチャンネル)、AUX(1〜12からのAUXセンド)から選択できます。
インプットチャンネルのトリガーソースは12チャンネルごとのブロックに制限されていま
す。たとえば、インプットチャンネル1を選択すると、トリガーソースはインプットチャンネ
ル1〜12から選択できますが、インプットチャンネル13を選択すると、トリガーソースはイ
ンプットチャンネル13〜24から選択することになります。
STEREO LINK: インプットチャンネルがペアに組まれていなくても、ゲートのペアを組め
ばステレオ操作ができます。ゲートのペアは、選択中のインプットチャンネルのペアモード
によって、横のペア(HORIZONTALペアモード)または縦のペア(VERTICALペアモード、異
なるレイヤーのチャンネル同士)が可能です。横/縦のペアについての詳細は、145ページの
「チャンネルのペア」をご参照ください。インプットチャンネルがペアになっていると、この
STEREO LINKパラメーターは自動でオンになり、変更できません。
CURVE:ゲート曲線(入力レベル対出力レベル)を表示します。
TYPE: 選択中のインプットチャンネルのゲートに使用するゲートタイプです。
メーター: 選択中のインプットチャンネルと、横のペア(HORIZONTALペアモード)または
縦のペア(VERTICALペアモード)のパートナーのチャンネルのレベルを表示するメーター
です。GRメーターは、選択中のインプットチャンネルのゲートに適用されているゲインリダ
クション量を示します。
ON/OFF: 選択中のインプットチャンネルのゲートをオン/オフします。SELECTED
CHANNELセクションのDYNAMICS[GATE ON]キーと同じ働きです。
PARAMETER: THRESHOLD、RANGE、ATTACK、DECAY、HOLDの各パラメーターを
設定します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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インプットチャンネル信号のアッテネート
インプットチャンネル信号のアッテネート
インプットチャンネル信号はEQ処理の前段にアッテネートできます。詳細は、130ページの
「信号のアッテネート」をご参照ください。
インプットチャンネルのEQ
各インプットチャンネルには4バンドのパラメトリックEQが搭載されています。詳細は、
132ページの「EQの使い方」をご参照ください。
インプットチャンネルEQのグループ
インプットチャンネルEQをグループ化すると、複数のインプットチャンネルのEQが同時操
作できます。4つのインプットチャンネルEQグループ(a、b、c、d)があります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT EQUALIZER LINKページを表示します。
87
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するグループの表示列が選択されます。
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルの枠が付きます。
4 [SEL]キーでインプットチャンネルを選択グループに追加/削除します。
グループに追加した最初のインプットチャンネルのEQ設定が、後続の追加チャンネルすべ
てに適用されます。
インプットチャンネルをグループに追加すると、その[SEL]キーのインジケーターが点灯
し、INPUT EQUALIZER LINKページにその設定が表示() されます。
π
]/[ †]キーでEQグループa〜dを選択します。
インプットチャンネルインサート
インサートを使って、内蔵エフェクトプロセッサーや外部エフェクターをインプットチャン
ネルにインサートします。詳細は、136ページの「インサートの使い方」をご参照ください。
インプットチャンネル信号のコンプレッサー
各インプットチャンネルにはコンプレッサーが搭載されています。詳細は、138ページの
「チャンネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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88
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルコンプレッサーのグループ
インプットチャンネルのコンプレッサーをグループ化すると、そのグループ内のひとつの
チャンネルのコンプレッサー操作で、複数のインプットチャンネルのコンプレッサーが同時
調整できます。4つのインプットチャンネルコンプレッサーグループ(i、j、k、l)があります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT COMP LINKページを表示します。
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するグループの列が選択されます。
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルの枠が付きます。
4 [SEL]キーでインプットチャンネルを選択グループに追加/削除します。
グループに追加した最初のインプットチャンネルのコンプレッサー設定が、後続の追加チャ
ンネルすべてに適用されます。
インプットチャンネルをグループに追加すると、その[SEL]キーインジケーターが点灯し、
INPUT COMP LINKページにその設定が表示() されます。
π
]/[ †]キーでコンプグループ i〜lを選択します。
インプットチャンネルのディレイ
各インプットチャンネルにはディレイ機能があります。詳細は、141ページの「チャンネル信
号のディレイ」をご参照ください。
インプットチャンネルのミュート
以下の手順でインプットチャンネルをミュート(消音)します。
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
2 [ON]キーで選択レイヤーのインプットチャンネルをミュートします。
オンのチャンネルの[ON]キーインジケーターは点灯します。ミュートするとイ
ON
ンジケーターは消灯します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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インプットチャンネルミュートのグループ
インプットチャンネルミュートのグループ
インプットチャンネルミュートをグループ化すると、複数のインプットチャンネルを同時に
ミュートできます。8つのインプットチャンネルミュートグループ(I、J、K、L、M、N、O、P)が
あります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT CH MUTE GROUPページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのミュートグループは2ページに分かれて表示されます。下
のページ画面例はインプットチャンネル1〜48のMUTE GROUPページです。49〜96の
ページレイアウトも同じです。
89
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するMUTE GROUPページとグループの
表示列が選択されます。
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルが付きます。
4 [SEL]キーでインプットチャンネルを選択グループに追加/削除します。
インプットチャンネルをミュートグループに追加すると、その[SEL]キーインジケーターが
点灯し、MUTE GROUPページにその設定が表示() されます。
ENABLE:グループを有効/無効にするボタンです。
INPUT MUTE MASTER:この設定をオンにすると、右にある[MASTER MUTE]ボタン
でグループ内のミュートを一括してオン/オフすることができます。この設定をオフにする
と、各インプットチャンネルの[ON]キーに連動して、グループ内のミュートがオン/オフさ
れます。
MASTER MUTE: 上記の設定がオンの場合、グループ内のミュートを一括してオン/オフ
します。
INPUT MUTE MASTERがオフの場合、インプットチャンネルの[ON]キーを押すことに
よって、該当グループのチャンネルのミュートオン/オフを切り替えます(オンのチャンネ
ルはオフに、オフのチャンネルはオンに切り替えます)。
π
]/[ †]キーでミュートグループ I〜Pを選択します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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90
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルのミュートマスター
各チャンネルの[ON]キーの動作が連動するミュートグループの機能に加えて、アナログミキ
サーのミュートグループのように、マスタースイッチを使って一括してミュートを行なう
ミュートグループマスター機能も持っています。この機能が有効な場合は、各チャンネルの
[ON]キーではグループ連動しなくなります。
1 前述の「インプットチャンネルミュートのグループ」の手順4に続いて、カーソルキーで
[INPUT MUTE MASTER]ボタンを選択し、[ENTER]キーでインプットミュートマスター
機能のオン/オフを選択します。
2 INPUT MUTE MASTERがオンの場合、各グループの[MASTER MUTE]ボタンによって、
グループ内のミュートオン/オフを設定します。
ミュートマスター機能によってチャンネルがミュートされている場合は、該当チャンネルの
[ON]キーインジケーターは点滅表示になります。また、[MASTER MUTE]ボタンは、
USER DEFINED KEYSにアサインして使用すると便利です。
インプットチャンネルレベルの設定
以下の手順でインプットチャンネルレベルを設定します。
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
2 FADER MODE[FADER]キーでフェーダーモードを選択します。
3 フェーダーでインプットチャンネルのレベルを調整します。
レベル設定はフェーダーの左側の目盛りと値を参照してください。
フェーダー操作中は、チャンネルモジュールディスプレイでフェーダー
レベルを数値で確認できます。
フェーダーレベルはDISPLAY ACCESS[VIEW]キーを押し、FADER
VIEWページでも数値で確認できます。詳細は、152ページの「チャンネ
ルフェーダー設定の表示」をご参照ください。
10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
30
15
40
20
30
50
40
60
50
70
DM2000 Version 2―取扱説明書
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インプットチャンネルフェーダーのグループ
インプットチャンネルフェーダーのグループ
インプットチャンネルフェーダーをグループ化すると、複数のインプットチャンネルのレベ
ルを同時に調整できます。8つのインプットチャンネルフェーダーグループ(A、B、C、D、E、
F、G、H)があります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT CH FADER GROUPページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのフェーダーグループは2ページに分かれて表示されます。
下のページ画面例はインプットチャンネル1〜48のFADER GROUPページです。49〜96
のページレイアウトも同じです。
91
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するFADER GROUPページとグループ
の列が選択されます。
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルが付きます。
4 [SEL]キーでフェーダーを選択グループに追加/削除します。
インプットチャンネルをグループに追加すると、その[SEL]キーのインジケーターが点灯
し、FADER GROUPページにその設定が表示() されます。
ENABLE:グループを有効/無効にするボタンです。
INPUT FADER MASTER:この設定をオフにすると、各インプットチャンネルのフェー
ダーに連動して、グループ内のフェーダーレベルが設定されます。この設定をオンにすると、
右にあるMASTER欄でインプットフェーダーグループのマスターレベルを設定することが
できます。実際のインプットチャンネルのレベルは、各インプットチャンネルのフェーダー
レベルとこのグループマスターレベルを足した値になります。詳細は、92ページの「イン
プットチャンネルフェーダーのグループマスター」をご参照ください。
INPUT FADER MASTERがオフの場合、チャンネルフェーダーを操作することによって、
該当グループのチャンネルのインプットレベルが連動します。また、[SEL]キーを押しなが
らフェーダーを操作すると、フェーダーグループが一時的に無効になるので、バランスを取
り直しする場合に便利です。
フェーダーグループはFADER MODE[FADER]キーでFADERモードを選んでいる場合の
み有効です。AUXセンドには適用されません。詳細は、60ページの「フェーダーモードの選
択」をご参照ください。
π
]/[ †]キーでフェーダーグループA〜Hを選択します。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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92
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルフェーダーのグループマスター
各チャンネルのフェーダー動作が連動するフェーダーグループの機能に加えて、アナログミ
キサーのVCAグループのように、グループマスターレベルを使って各チャンネルの設定のバ
ランスを保ったまま一括してレベルをコントロールするフェーダーグループマスター機能
を持っています。この機能が有効な場合は、各チャンネルのフェーダーはグループ連動しな
くなります。
1 前述の「インプットチャンネルフェーダーのグループ」の手順4に続いて、カーソルキーで
[INPUT FADER MASTER]を選択し、[ENTER]キーでインプットフェーダーグループマ
スター機能のオン/オフを選択します。
2 INPUT FADER MASTERがオンの場合、各グループのMASTER欄でグループ内のチャン
ネルのレベルを設定します。
また、MASTER欄で[ENTER]キーを押すと、各インプットフェーダーグループのオン/オ
フができます。
これらの設定は、以下のようにINPUT FADER GROUP MASTERページでも行なうことが
できます。
3 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT FADER GROUP MASTERページを表示
します。
4 カーソルでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、[ENTER]
キーで設定します。
INPUT FADER MASTER:この設定をオンにすると、インプットフェーダーグループのマ
スターレベルを設定することができます。実際のインプットチャンネルのレベルは、各イン
プットチャンネルのフェーダーレベルとこのグループマスターレベルを足した値になりま
す。
ALL NOMINAL: すべてのインプットフェーダーグループのマスターレベルをノミナルレ
ベルに設定します。
ON/OFF: 各インプットフェーダーグループをオン/オフします。アナログミキサーのVCA
ミュートのような動作です。
フェーダー: 各フェーダーグループのマスターレベルを設定するフェーダーです。フェー
ダーを0.0dBに設定すると、フェーダーノブのアイコンが反転表示されます。[ENTER]キー
を押すと、選択中のフェーダーが0.0dBに設定されます。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 93
インプットチャンネルのルーティング
また、リモートレイヤーのUSER ASSIGNABLE LAYERを使用することによって、以下の
ようにコントロールパネルのチャンネルモジュールでコントロールすることもできます。
USER ASSIGNABLE LAYERについての詳細は、271ページをご参照ください。
エンコーダー: 使用できません。
[AUTO]キー:フェーダーグループのマスターオン/オフおよびマスターレベルのオート
ミックスを行なうときに使用します。
[SEL]キー: INPUT FADER GROUP MASTERページで、カーソルを移動させます。
[SOLO]キー:各フェーダーグループのソロ機能をオン/オフします。各グループのチャン
ネルを一括してモニターすることができます。
チャンネルモジュールディスプレイ: 各グループ名(GrpA〜GrpH)が表示されます。また、
チャンネルフェーダーを操作すると、マスターレベルの値が表示されます。
チャンネルフェーダー: 各フェーダーグループのマスターレベルを設定できます。
インプットチャンネルのルーティング
以下の手順で各インプットチャンネルをバスアウト、ステレオアウト、またはダイレクトア
ウトにルーティングします。
SELECTED CHANNELセクションのROUTINGキーでのルーティング操作:
93
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、
[SEL]キーでインプットチャンネルを選択します。
ROUTING
DISPLAY
2 [1]〜[8]キー、[STEREO]キー、[DIRECT]キーで選択中のイ
ンプットチャンネルをルーティングします。
[1]〜[8]キー: 選択中のインプットチャンネルをバスアウトに
ルーティングします。
[STEREO]キー: 選択中のインプットチャンネルをステレオア
ウトにルーティングします。
[DIRECT]キー: 選択中のインプットチャンネルをそのダイレクトアウトにルーティングし
ます。
[FOLLOW PAN]キー: インプットチャンネルのパンコントロール設定をバスアウトに適
用するかを設定します。このキーがオフのときは、奇数と偶数のバスアウトに送られる信号
のレベルは同じですが、オンのときはパンコントロールの設定に従います。
また、サラウンドモードの場合も、このキーがオフのときはサラウンドパンの設定がバスア
ウトに送られる信号に適用されません。入力ソースがモノラルの場合などはサラウンドパン
を有効にして、サラウンドソースやサラウンドエフェクトの入力の場合は各サラウンドバス
にダイレクトに入力するように使い分けると便利です。
12
34
56
78
STEREO FOLLOW PAN DIRECT
DM2000 Version 2―取扱説明書
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94
第7章 インプットチャンネル
ROUTINGページでのルーティング操作:
ROUTINGページでインプットチャンネルのルーティングをチェック、設定できます。「Auto
ROUTING Display(オートルーティングディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合
は、SELECTED CHANNELセクションのROUTINGキーを押すと、このページが自動で表
示されます。276ページの「Auto ROUTING Display(オートルーティングディスプレイ)」
をご参照ください。
1 SELECTED CHANNELセクションのROUTING[DISPLAY]キーでROUTINGページを
表示します。
96系統のインプットチャンネルのルーティングは4ページに分かれて表示されます。下の
ページ画面例はインプットチャンネル1〜24のROUTINGページです。他のそれぞれのペー
ジレイアウトも同じです。
2 カーソルキーおよびパラメーターホイールでパラメーターを選択し、[ENTER]キーまたは
[INC]/[DEC]キーで設定します。
チャンネルの選択は、インプットチャンネルのLAYERキーと[SEL]キーでも可能です。
ALL STEREO: 現在表示されているすべてのインプットチャンネルをステレオアウトにア
サインします。
ALL BUS: 現在表示されているすべてのインプットチャンネルをバスアウトにアサインし
ます。
ALL CLEAR: 現在表示されているすべてのルーティング設定をクリアします。
画面左下には、現在のサラウンドモードが表示されます。ステレオモードを選択すると、バス
アウトのルーティングボタンが1〜8になります。サラウンドパンモードが選択されている
と、下の表のようにサラウンドチャンネルの略名が表示されます。詳細は、97ページの「サラ
ウンドパンの使い方」をご参照ください。
バスアウト
サラウンドモード
12345678
ステレオ 12345678
3-1 LRCS5678
5.1 LRL sRs C
6.1 LRL sRs C Bs E 8
*1. LFE(低周波エフェクト)の略。
*1
E
78
この表は、DM2000が初期状態のときの割り当てを示したものです。SURROUND BUS
SETUPページの設定によっては、この表と異なる場合もあります。詳細は、99ページの「サ
ラウンドバスのアサイン」をご参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 95
インプットチャンネルのパン設定
インプットチャンネルのパン設定
以下の手順でインプットチャンネルをステレオアウトの左右チャンネルにパンさせます。
エンコーダーでのパン操作
1 LAYERキーでインプットチャンネルレイヤーを選択します。
2 ENCODER MODE[PAN]キーを押し、エンコーダーモードをPANにします。
3 エンコーダーでインプットチャンネルのパン設定を調整します。
SELECTED CHANNELセクションのPAN/SURROUNDコントロールでのパン操作:
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャン
ネルを選択します。
PAN/SURROUND
DISPLAY
L
ODD
R
L
EVEN
R
LINK GRAB EFFECT
95
2 選択中のインプットチャンネルのパン設定を[PAN ]コントロールノブで調整します。
PANディスプレイには選択中のインプットチャンネルのパンポジションが示されます。パン
をセンターに設定すると、真ん中の2つのセグメントが点灯します。[L]/[R]キーで、もう片
方の横(HORIZONTALペアモード)または縦(VERTICALペアモード、異なるレイヤーの
チャンネル同士)のインプットチャンネルを選択します。
[LINK]キーはステレオ以外のサラウンドモードを選択したときのみ有効になり、[PAN]コ
ントロールとジョイスティックのどちらからでもパン設定ができるようになります。これは
選択されているインプットチャンネルにだけ適用される設定です。この設定は、[EFFECT]
キーのインジケーターがオフで、[GRAB]キーと[LINK]キーのインジケーターがオンに
なっている場合に有効となります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 96
96
第7章 インプットチャンネル
PANページでのパン操作:
PANページでパンをチェック、設定ができます。「Auto PAN/SURROUND Display(オー
トパン/サラウンドディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合は、SELECTED
CHANNELセクションの任意のPAN/SURROUNDキーを押すと、このページが自動表示
されます。
1S ELECTED CHANNELセクションのPAN/SURROUND[DISPLAY]キーでINPUT CH
PANページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのパンパラメーターは4ページに分かれて表示されます。
下のページ画面例はインプットチャンネル1〜24のPANページです。他のそれぞれのペー
ジレイアウトも同じです。
2 カーソルキーでパンコントロールを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーで設
定します。
パンパラメーターの選択は、インプットチャンネルのLAYERキーと[SEL]キーでも可能で
す。
パンは[ENTER]キーを押すとセンターに設定されます。
MODE: 横のペア(HORIZONTALペアモード)または縦のペア(VERTICALペアモード、異
なるレイヤーのチャンネル同士)のインプットチャンネルのパン設定は、3つのパンモード:
INDIVIDUAL(インディビデュアル)、GANG(ギャング)、INVERSE GANG(インバース
ギャング)があります。この設定はペアになっているインプットチャンネルすべてに適用さ
れるグローバルな設定です。
INDIVIDUAL(インディビデュアル)モードではペアのインプットチャンネルの
パンコントロールは互いに独立して動作します。
GANG(ギャング)モードではペアのインプットチャンネルのパンコントロール
は互いに同一の動作をします。
INVERSE GANG(インバースギャング)モードでは、ペアのインプットチャンネ
ルのパンコントロールは同じ動きをしますが、方向が互いに逆になります。
AUXセンドのパンをインプットチャンネルのパンとリンクさせて、インプットチャンネルの
パンコントロール操作だけで該当するAUXセンドのパン(またはその逆)も操作可能です。
(116ページ参照)。リンク中はAUX PANページ、INPUT CH PANページからパンモードを
設定できます。
ノート: PAN/SURROUND[LINK]キーがオンの場合は、自動的にINDIVIDUALモードに
設定されます。また、GANGモードまたはINVERSE GANGモードに設定すると、[LINK]
キーはオフになります。
DM2000 Version 2―取扱説明書
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サラウンドパンの使い方
DM2000は3-1サラウンド、5.1サラウンドおよび6.1サラウンドモードに対応していま
す。サラウンドパンは通常のパンとは独立しています。通常のパン設定は、インプットチャン
ネル信号をステレオアウトの左右チャンネル間で振りますが、サラウンドパン設定は、イン
プットチャンネル信号をサラウンドチャンネル間(つまりバスアウト)で振ります。
各インプットチャンネルのフォローパンがオフの場合は、サラウンドパンの設定を無視して
該当するバスへ出力することができます。サラウンドソースやサラウンドエフェクトの戻り
などをバスにアサインする場合に便利です。
また、プリファレンス設定のNominal Pan(277ページ参照)をオンにした場合はいずれか
のチャンネルを一杯に振ったレベルがノミナルレベルに、オフの場合は+3dBになります。
ノート: ファームウェアV2.0より前のDM2000でフォローパン機能をオフにしてシーンを
セーブした場合は、サラウンドが正しく再現されないことがあります。
下表はサラウンドチャンネルがバスアウトに振り分けられる設定を示しています。
SURROUND BUS SETUPページ(99ページ参照)の設定によっては、この表と異なる場合
もあります。
サラウンドパンの使い方
97
サラウンド
モード
3-1
5.1
6.1
123 4 5 6 7
LRC S
フロント左フロント
LRL sRs C LFE
フロント左フロント
LRL sRs C Bs LFE
フロント左フロント
センター サラウンド
右
右
右
リア左 リア右 センター サブウーハー
リア左 リア右 センター リアセンター サブウーハー
バスアウト
―― ―
サラウンドパンモードの選択
以下の手順でサラウンドモードを選択します。
1 SELECTED CHANNELセクションのPAN/SURROUND[DISPLAY]キーで
SURROUND MODEページを表示します。
―
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 98
98
第7章 インプットチャンネル
2 カーソルでSURROUND MODEのボタンを選択し、[ENTER]キーでそのモードを有効に
します。
ページ画面のスピーカーアイコンは、典型的な音像の位置とサラウンドチャンネルとバスア
ウトの対応を示しています。
3-1 サラウンド 5.1 サラウンド
6.1 サラウンド
[SURR/BUS SETUP]ボタンを選択して[ENTER]キーを押すと、サラウンドの各チャン
ネルに割り当てられるバスを変更するSURROUND BUS SETUPページを表示します。
SURROUND BUS SETUPページの詳細は、99ページの「サラウンドバスのアサイン」をご
参照ください。
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 99
サラウンドバスのアサイン
サラウンドの各チャンネルにアサインされるバスを変更することができます。
1 DISPLAY ACCESS[SETUP]キーでSURROUND BUS SETUP ページを表示します。
2 カーソルキーで割り当てを変更したいバスを選択し、パラメーターホイールまたは[INC]/
[DEC]キーでチャンネル選択設定します。
INIT:チャンネルの割り当てを初期状態に戻します。
サラウンドバスのアサイン
99
ジョイスティックの使い方
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャン
ネルを選択します。
PAN/SURROUND
DISPLAY
L
L
ODD
R
2 [GRAB]キーを押して現在のジョイスティックの位置をグラブし、ジョイスティックを操作
してサラウンドパンを設定します。
選択中のインプットチャンネルでのジョイスティックによるサラウンドパンコントロール
をオン/オフします。グラブ機能をオンにすると、ジョイスティック操作が有効となり、選択
中のインプットチャンネルのサラウンドパンポジションに設定されます。ジョイスティック
でエフェクトをコントロールするよう設定してある場合([EFFECT]キーが点灯)、[GRAB]
キーは無効になります。
EVEN
R
LINK GRAB EFFECT
DM2000 Version 2―取扱説明書
Page 100
100
第7章 インプットチャンネル
選択チャンネルのSURROUND EDITページ
インプットチャンネルのSURROUND EDITページでサラウンドパンをチェック、設定でき
ます。「Auto PAN/SURROUND Display(オートパン/サラウンドディスプレイ)」プリ
ファレンス設定がオンで、ステレオ以外のサラウンドモードが選択されていると、
[EFFECT]キ−以外のジョイスティックやPAN/SURROUNDのキー、あるいはコントロー
ルを操作すると、このページが自動表示されます。277ページの「Auto PAN/SURROUND
Display(オートパン/サラウンドディスプレイ)」をご参照ください。
1 SELECTED CHANNELセクションのPAN/SURROUND[DISPLAY]キーで
SURROUND EDITページを表示します。
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャン
ネルを選択します。
SURROUND EDITページには、選択中のインプットチャンネルと、その横(HORIZONTAL
ペアモード)または縦(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャンネル同士)のパート
ナーのサラウンドパンパラメーターが表示されています。各インプットチャンネルの現在の
サラウンドパンポジションは小さな丸印で表示されており、インプットチャンネル番号の横
には数値(例:「CH1(L9、R10)」)でも表示されています。
選択中のインプットチャンネルのグラフには小さな四角形があり、ジョイスティックの現在
位置を示しています。「Joystick Auto Grab(ジョイスティックオートグラブ)」プリファレ
ンス設定がオンの場合(278ページ参照)、ジョイスティックを現在のサラウンドパンポジ
ションと一致させたとき、ジョイスティックがサラウンドパンのコントロールとなり、小さ
な四角形表示は消えます。
サラウンドグラフの周りにあるスピーカーアイコンとメーターの数は選択中のサラウンド
モードによって異なります。メーターはバスアウト信号レベルを示します。
スピーカーアイコン(スピーカーの入っていない四角形も含む)を選択し[ENTER]キーを押
すと、サラウンドパンがそのスピーカーに直接移動します。
3 カーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、
[ENTER]キーで設定します。
パターン: パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーでサラウンドパンがどのように移動す
るかを設定する7つのパターンの内の1つを選択します。
FAST: パラメーターホイールと[INC]/[DEC]キー使用時のサラウンドパンコントロール
のスピードを設定します。
WIDTH:選択したパターンの左右間の幅を設定します。
DEPTH:選択したパターンの前後間の幅を設定します。
WIDTH OFFSET:選択したパターンを左右方向にオフセットします。
DEPTH OFFSET:選択したパターンを前後方向にオフセットします。
DM2000 Version 2―取扱説明書