Yamaha DD-55 User Manual [ja]

安全上のご注意

ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたしま す。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しないでくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいとい う 強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負
警告
う可能性が想定される」 内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
1/4
(4)-8
2
警告
電源 / 電源アダプター
電源は必ず交流100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って 接続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源アダプターを使用する場合は、必ず指定のもの(PA-5C またはPA-5D)を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発熱、火災
必ず実行
必ず実行
禁止
などの原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりをきれい に拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近づけた り、無理に曲げたり、傷つけたりしない。また、電源コード
に重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因になります。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改造し たりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。異常を感じ
禁止
た場合など、点検や修理は、必ずお買い上げの楽器店または巻 末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。ま た、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しな
い。
禁止
禁止
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
火に注意
本体の上にろうそくなど火気のあるものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
禁止
異常に気づいたら
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、または、使 用中に音が出なくなったり異常なにおいや煙が出たりした
場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセン
必ず実行
トから抜く。(乾電池を使用している場合は、乾電池を本体 から抜く。)
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い 上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠
点に点検をご依頼ください。
電源 / 電源アダプター
電源プラグを抜くときは、電源アダプターコードを持たず に、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災の原因になる
必ず実行
ことがあります。
注意
必ず実行
禁止
(4)-8
2/4
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコ ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火災の原因 になることがあります。
3
乾電池
必ず実行
必ず実行
禁止
禁止
必ず実行
禁止
禁止
設置
禁止
禁止
乾電池はすべて+/ −の極性表示どおりに正しく入れる。
正しく入れていない場合、発熱、火災、液漏れのおそれがあ ります。
乾電池は一度に全部を交換する。乾電池は新しいものと古い ものを一緒に使用しない。また、種類の異なったもの(アル
カリとマンガン、メーカーの異なるもの、メーカーは同じで も商品の異なるものなど)を一緒に使用しない。
発熱、火災、液漏れの原因になります。
乾電池を分解したり、火の中に入れたりしない。
乾電池の中のものが目に入ると危険です。また、火の中に入 れると破裂するおそれがあります。
使い切りタイプの乾電池は、充電しない。
充電すると液漏れや破裂の原因になります。
長時間使用しない場合や乾電池を使い切った場合は、乾電池 を本体から抜いておく。
乾電池が消耗し、乾電池から液漏れが発生し、本体を損傷す るおそれがあります。
乾電池は子供の手の届くところに置かない。
お子様が誤って飲み込むおそれがあります。また、電池の液 漏れなどにより炎症を起こすおそれがあります。
乾電池が液漏れした場合は、漏れた液に触れない。万一液が 目や口に入ったり皮膚に付いたりした場合は、すぐに水で洗
い流し、医師に相談する。
失明や化学やけどなどのおそれがあります。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近く など極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原 因になります。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近 くで使用しない。
楽器本体またはテレビやラジオなどに雑音が生じる場合が あります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコードなどの接 続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したりするお
必ず実行
それがあります。
接続
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った上 で行なう。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機
器のボリュームを最小にする。さらに、演奏を始める場合も
必ず実行
必ず両機器のボリュームを最小にし、演奏しながら徐々にボ リュームを上げていき適切な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
手入れ
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化学 ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。お手
禁止
入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
使用時の注意
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを 置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。
禁止
本体の上にのったり重いものをのせたりしない。また、ボタ ンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたりする原
禁止
禁止
因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがをした りする原因になります。
禁止
3/4
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4
データの保存
乾電池が入っている場合、または電源アダプターが接続され ている場合は、電源を切っても内部のデータは保持されま
す。乾電池もアダプターもない状態では、このデータは消え
必ず実行
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。また、データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご 了承ください。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源アダプターをご使用の場合、電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れています。スタ ンバイ時の消費
電力は、最小限の値で設計されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
使用済みの乾電池は、各自治体で決められたルールに従って廃棄しましょう。
てしまいます。大切なデータは、ヤマハMIDI データファイ ラーMDF3 などの外部メディアに保存してください。乾電
池を交換する場合は、データを消してしまわないために、電 源アダプターを接続した状態で行なってください。
* この取扱説明書に記載されているイラストはすべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。
(4)-8
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5
目次
ごあいさつ
このたびはヤマハデジタルパーカッションDD-55をお買い求めいただき、まこと にありがとうございます。 DD-55は、本格的なドラムセットのスタイルで、手軽にドラム演奏を楽しめるよう に開発した機器です。 ご使用にあたっては、この取扱説明書の活用をお願い申しあげるとともに、ご一読 いただいたあとも不明な点が生じた場合に備えて、保証書とともに大切に保管いた だきますよう、お願いいたします。
演奏の準備 7
電源の準備................................................................ 7
各部の名称 8
デモ曲を聞いてみよう 10
全体の音量調整.....................................................10
ソングの音量調整................................................. 10
パッド/ペダルを鳴らしてみよう 11
パッドの名前.........................................................11
スティックでたたくか、手でたたくかを設定... 12
ドラムキットの選びかた......................................12
パッドやペダルの音色変更
(CU:カスタムキット) ......................................13
リバーブ(残響効果)のオン/オフ ........................14
パッドの感度を調整する......................................15
各パッドの音量調整..............................................16
クリック音のオン/オフ....................................... 16
ソングを聞いてみよう 17
ソングを選んで聞く..............................................17
タップスタート.....................................................18
オートキットセレクトのオン/オフ.................... 18
テンポの設定.........................................................19
ソングに合わせて演奏してみよう 20
録音してみよう 22
録音.........................................................................22
再生.........................................................................22
MIDI機器を接続して演奏しましょう 23
MIDIって何? ........................................................23
MIDIでできること.................................................25
パーソナルコンピューターと接続する...............26
MIDI/ユーティリティモードの入り方/抜け方..27
クロックの設定......................................................27
ローカルオン/オフ設定........................................28
MIDI送信チャンネルの設定.................................29
MIDI送信ノートの設定.........................................30
DD-55とコンピューター間でソングデータを
送受信する........................................................31
巻末資料 33
初期化(イニシャライズ)の方法...........................33
故障かな?と思ったら..........................................34
ドラム音色リスト..................................................35
ソングリスト..........................................................37
ドラムキットリスト..............................................38
ドラムマップ..........................................................40
GM音色リスト ......................................................42
MIDIインプリメンテーションチャート..............43
仕様.........................................................................46
トラックのオン/オフ...........................................20
ブレイク(BREAK)................................................20
A-Bリピート..........................................................21
・Macintoshは、米国および他の国々で登録されたApple Computer,Inc.の商標です。 ・Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 ・その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
● 音楽を楽しむエチケット
音楽を楽しむエチケット楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。 隣近所への配慮を充分にしましょう。
これは 日本電子機 械工業会「音のエチ ケット」キャンペー ンのマークです。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わ ぬところに迷惑をかけてしまうことがあります。適当な音量を心がけ、窓を閉めたり、 ヘッドフォンを使用するのもひとつの方法です。 お互いに心を配り、快適な生活環境を守りましょう。
6
● 同梱品について
同梱品を確認してください。
・ドラムスティック ×2 ・ペダル 1, 2 ・取扱説明書 ・保証書

演奏の準備

電源を入れる前に必要な準備について説明します。

電源の準備

DD-55は電源として別売の電源アダプターか乾電池をご使用になれますが、基本的には電源アダプターをご
使用になることをおすすめします。
q
本体の電源スイッチが切れている(スタンバイ側)ことを確認 してください。
・ 電源アダプターをご使用になる場合は、必ず別売のアダ
プター PA-5CまたはPA-5Dをご使用ください。他の 電源アダプターの使用は故障、発熱、発火などの原因に なります。このような場合は、保証期間内でも保証いた しかねる場合がございますので、充分にご注意くださ い。
w
アダプターのDCプラグをサイドパネルのDC IN 12V(電源 アダプター接続)端子にさし込みます。
家庭用コンセントから電源をとるときは
e
アダプターのACプラグを家庭用(AC100V)コンセントにさ し込みます。
・ 使用しないときや落雷の恐れがあるときは、必ずコンセ
ントから電源プラグを抜いてください。
アダプターを抜くときは、本体の電源スイッチを切り、アダプ
ターのACプラグ、DCプラグの順で抜いてください。
乾電池を使うときは
q
DD-55を柔らかい布などの上で裏返し、電池ブタをはずし ます。
w
市販の乾電池(単2乾電池)を6本入れます。イラストに合わ せて、向きを間違えないように入れてください。 乾電池はアルカリ電池の使用をおすすめします。
e
電池ブタを閉めます。
・ 乾電池が入っていても、電源アダプターが接続される
と、自動的に電源アダプターから電源が供給されるよ うになります。
PA-5C
乾電池はお早めにお取りかえいただくことをおすすめします。電池が少なくなると、音量が小さくなったり、
音質が劣化したりディスプレイの表示が消えたりします。このようなときは、以下のことに注意して乾電池を
交換してください。
・ 乾電池はすべて+/−の極性表示どおりに正しく入れてください。正しく入れていない場合、発熱、発火、
液漏れのおそれがあります。
・ 乾電池は一度に全部を交換してください。乾電池は新しいものと古いものを一緒に使用しないでください。
また、種類の異なったもの(アルカリとマンガン、メーカーの異なるもの、メーカーは同じでも商品が異な るものなど)を一緒に使用しないでください。発熱、発火、液漏れの原因になります。
・ 長時間使用しない場合は、乾電池を本体から抜いてください。乾電池が消耗し、乾電池から液漏れが発生
し、本体を損傷するおそれがあります。
7

各部の名称

フロントパネル
!8
888
ペダル2 ペダル1
q w
!5
!4
!2
!3
フロントパネル q
DEMO(デモ)ボタン ...................................10, 27
w
CLICK(クリック)ボタン ...................................16
e
ディスプレイ........................................................12
r
VOLUME(ボリューム)[▲][▼]ボタン...........10
t
HAND PERC(ハンドパーカッション)
ボタン....................................................................12
y
DRUM 1-3(ドラム1 - 3)ボタン.....................20
u
BACKING(バッキング)ボタン......................... 20
i
PAD(パッド)ボタン...........................13, 16, 29
o
KIT(キット)ボタン .....................................12, 30
!0
SONG(ソング)ボタン........................10, 17, 18
e
888
y ut
oi !0 !1
!6
!1 !2
!3 !4
!5 !6 !7 !8
r
!7
TEMPO(テンポ)ボタン .....................................19
START/STOP(スタート/ストップ)
ボタン....................................................10, 17, 27
A-B REPEAT(A-Bリピート)ボタン................21
BREAK/TAP
(ブレイク/タップ)ボタン...........................18, 20
REC(録音)ボタン................................................22
STANDBY/ON(電源)スイッチ...............10, 33
ダイアル................................................................12
ドラムパッド×7 .................................................11
8
サイドパネル[左側]
ペダル1/2の接続
付属のペダル1を @4にペダル2を @1に接続して、ドラ ムセットのハイハットペダルやキック(バスドラム)ペ ダルのように、演奏することができます。
・ ペダルを使用するときは、電源を切ってからペダルを接
続してください。
・ ペダルを踏んだとき、床を傷つけないように注意してく
ださい。
・ フットペダルのコードに足などをひっかけないようご注
意ください。 DD-55が落下して故障したり、お客様がけがをしたりす る原因になります。
・ ペダル2を踏みながら電源を入れないでください。踏みな
がら電源を入れるとペダルのオン/オフが逆になります。
ヘッドフォンの接続
ヘッドフォンを使用する場合は、この端子に接続し ます。接続するとDD-55のスピーカーからは音が 出なくなります。
・ DD-55を外部機器と接続する場合は、すべての機
器の電源を切った上で接続してください。また、 再生するスピーカーなどの損傷を防ぐため、外部 機器の音量を最小にしてから接続してください。 感電、または機器損傷のおそれがあります。
・ 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないで
ください。聴覚障害の原因になります。
!9
@0
@1
各部の名称
サイドパネル[右側]
@2
@3
@4
サイドパネル[左側]
!9
DC IN 12V(電源アダプター接続)端子..............7
@0
PHONES/OUTPUT
(ヘッドフォン/外部出力)端子.............................. 9
@1
PEDAL 2(ペダル2)端子......................................9
サイドパネル[右側]
@2
MIDI IN(MIDI入力)端子....................................24
@3
MIDI OUT(MIDI出力)端子 ............................... 24
@4
PEDAL1(ペダル1)端子.......................................9
・ DD-55本体の左右にはスピー
カーが配置されているため、 磁気があります。 フロッピーディスク、ビデオ テープなどをそばに置かない でください。 また、DD-55をテレビやパソ コン画面に近づけないでくだ さい。画面の色が変わること があります。
・ スティックを演奏以外の目的
で使用しないでください。ス ティックを振りまわしたりす ると思わぬ事故の元になりま すのでご注意ください。
9

デモ曲を聞いてみよう

DD-55のデモ曲を聞いてみましょう。
DD-55で鳴らせるいろいろな音を聞くことができます。
電源を入れます。
1
[STANDBY/ON](電源)スイッチをON側に切り替えて、電源を入れます。
・ スイッチが「STANDBY」の状態でも微電流が流れています。
DD-55を長時間使用しないときは必ず電源アダプターを抜いてください。また、 乾電池を使用している場合は、乾電池を本体から抜いてください。
デモ曲をスタートします。
2
[DEMO]ボタンを押すと、デモ曲の演奏がスタートします。
デモ曲をストップします。
3
[DEMO]ボタン、または[START/STOP]ボタンを押すと、デモ曲の演奏が ストップします。
● 全体の音量調整(マスターボリューム) VOLUME [▲]ボタンまたはVOLUME [▼]ボタンを押して、DD-55全体の
音量レベル(10段階:L0〜L9)を調整します。
VOLUME [▲]ボタンを押すと音量レベルが1つずつ増加、VOLUME [▼]ボ タンを押すと1つずつ減少します。押し続けると連続で増減します。
L0
←音量レベル→
※「L0」に設定すると、何も鳴りません。
● ソングの音量調整(ソングボリューム) [SONG]ボタンを押しながら、VOLUME [▲]ボタンまたはVOLUME [▼]
タンを押して、ソング(デモ曲、ソング→17ページ参照)の音量(10段階:L0 〜L9)を調整します。 パッド演奏に対するソングの音量バランスを調整します。
←L5→
L9
10
VOLUME [▲]ボタンを押すと音量レベルが1つずつ増加、VOLUME [▼]ボ タンを押すと1つずつ減少します。押し続けると連続で増減します。
L0
←音量レベル→
※「L0」に設定すると、ソングは鳴りません。
・ [DEMO]ボタンを押してデモが鳴ってるとき、ソングの音量は調整できません。
←L5→
L9

パッド/ペダルを鳴らしてみよう

付属のドラムスティックでドラムパッドをたたくと、ドラム音が鳴ります。 ドラムパッドを手でたたくこともできます。手でたたく場合は[HAND PERC]ボタンを 押して[HAND PERC]ボタンの上のランプが点灯した状態で使用します。 パッドを強くたたくと大きな音が、弱くたたくと小さな音が鳴ります。 また、パッドをたたく位置によって、同じ強さでたたいても、音の大きさに違いが出る場 合があります。

パッドの名前

スモールパッド3には、ハイハットが設定されています(ド ラムキット00)。 ペダル2を踏みながらスモールパッド3をたたくと、ハイ ハットクローズの音が鳴ります。踏まずにたたくと、ハイ ハットオープンの音が鳴ります。
スモール
パッド1
106:クラッシュ
シンバル1
053:オープンリムショット
パッド2
061:ミッドタム(ハイ)
パッド1
パッド3
063:ロータム
スモール
パッド3
102:ハイハット
クローズ/オープン
例)ドラムキット「00」の場合
スモール パッド2
111:ライド
シンバル1
パッド4
065:フロアータム(ロー )
ペダル2
102:ハイハットペダル
ペダル2を踏むとハイハットの音  (バスドラムキット「00」の場合) が鳴ります。
・ ペダル2では、踏む
強さを変えても音量 は変わりません。
ペダル1
001:バスドラム(ハード)
ペダル1を踏むとバスドラムの音(バスドラ ムキット「00」の場合)が鳴ります。 ペダル1では、踏む強さによって音量が変わ ります。
・ ペダル1では、踏みかたによっ
て音が出ない場合があります。
11
パッド/ペダルを鳴らしてみよう

スティックでたたくか、手でたたくかを設定

DD-55のパッドはスティックでたたいたり、手でたたいて演奏します。
ここではスティックでたたくか、手でたたくかを設定をします。
点灯しているときは
「手でたたく」設定です。
1
[HAND PERC]ボタンを押します。
[HAND PERC]ボタンを押すと、ボタンの上のランプが点灯し、パッドが手
でたたくのにふさわしい感度に設定されます。
・ ボタン上のランプが点灯したとき、各パッドは手でたたくのにふさわしい音色に変
わります。(ソング94、キット29が自動的に選ばれる)
・ ボタンの上のランプが点灯したとき、DD-55のパッド感度が上がりますので、手
以外でパッド をたたかないでださい。

ドラムキットの選びかた

ドラムキットとは、DD-55の7つのパッドと2つのペダルに音色が割り当てられているセットのことです。
ドラムキットは45種類(00〜44 →38ページ「ドラムキットリスト」参照)あります。(そのほかに自分でド
ラム音色を各パッドに割り当てることができるカスタムキットも一つあります。→13ページ参照)
ドラムキットを選ぶと、7つのパッド、および2つのペダルの音色は、そのキットにプリセットされている音
色に変わります。演奏したい音楽に合ったキットを選んで、たたいてみましょう。
選んだドラムキット(35〜44)によっては一つのパッドをたたくたびにパッドの音が変わっていくものがあり
ます。
00 CU01 44
00
[KIT]ボタンを押します。
1
[KIT]ボタンを押すと、現在選ばれているドラムキットのナンバーが、ディ スプレイに表示されます。
ドラムキットナンバーを選択します。
2
ダイアルを使ってドラムキットのナンバーを選びます。 右(時計回り)に回すとドラムキットのナンバーが増加し、左に回すと減少し ます。
・ 電源を入れると、ドラムキットは「00」が選ばれます。ただし、オートキットセ
レクト(→18ページ)をオフにして電源を切り、次に電源を入れたときは、電源を 切ったときのドラムキットが選ばれます。
・「CU」はカスタムキットです。パッドの音色を変更すると(→13ページ「パッドや
ペダルの音色変更」参照)、「CU」にその変更された内容が保存されます。
12
パッド/ペダルを鳴らしてみよう
パッドやペダルの音色変更(
DD-55には、212種類の音色(ドラム音)が用意されています(→35ページ「ドラム音色リスト」参照)。
「CU:カスタムキット」で、好きな音色を好きなパッドに設定して鳴らしてみましょう。
・ どのドラムキットの音色を変更しても、変更後は「CU:カスタムキット」にその内容が保存されます。 ・ パッドの音色を変更していない場合、「CU」には「ドラムキット00」がセットされています。(「ドラム
キットリスト」→35ページ参照)
・ ドラムキット(35〜 44)が選ばれている場合、パッドやペダルの音色は変更できません。
先にドラムキット(00〜34)を選んでからパッドやペダルの音色変更をします。(「ドラムキットの選びか た」→12ページ参照)
008
020
1
[PAD]ボタン押します。
[PAD]ボタンを押すと、パッド1に現在設定されている音色のナンバーが、
ディスプレイに表示されます。
2
パッド(ペダル)を選択します。
変更したいパッドを一度たたく(またはペダルを踏む)と、そのパッド/ペダ ルに現在設定されている音色ナンバーがディスプレイに表示されます。
:カスタムキット)
CU
000 211001 210
000 211001 210
3
音色ナンバーを選択します。
パッドをたたいて(またはペダルを踏んで)聞きながら音色を選ぶ方法と、ダ イアルを使って新しい音色ナンバーを選ぶ方法があります。
● パッドをたたいて(またはペダルを踏んで)聞きながら音色を選ぶ方法
パッドをたたくと、またはペダルを踏むと、そのたびに音色ナンバーが1つ ずつ増加します。
● ダイアルを回して音色ナンバーを選ぶ方法 ダイアルを右(時計回り)に回すと音色ナンバーが増加し、左に回すと減少し
ます。
他のパッドの音色を変更する場合は上記 2と 3の操作を繰り返します。
音色変更を終了します。
4
CU
[KIT]ボタンを押して、パッド/ペダルの音色変更を終了します。 音色を変更したあとは、カスタムキットが自動的に選ばれます。
設定した音で演奏してみましょう。
13
パッド/ペダルを鳴らしてみよう

リバーブ(残響効果)のオン/オフ

リバーブをオンにすると、演奏にリバーブ(残響効果)がかかります。
1
リバーブの設定を表示させます。
[DEMO]ボタンと[START/STOP]ボタンを同時に押して、MIDI/ユーティ
リティモード(「mm」と表示)に入ります。 [DRUM3]ボタンを押すと、ディスプレイに現在のリバーブオン/オフ状態 が表示されます。
on
2
オン/オフを設定します。
ダイアルを右(時計回り)に回すと「on」(オン)が設定され、左に回すと
」(オフ)が設定されます。
oFF
onoFF
3
リバーブオン/オフの設定を終了します。
[DEMO]ボタンと[START/STOP]ボタンを同時に押して、MIDI/ユーティ
リティモードから抜けます。
リバーブオン
14
パッド/ペダルを鳴らしてみよう

パッドの感度を調整する

パッドの感度を調整します。設定値が大きくなるほど感度がよくなります。(設定範囲:0〜2)
1
パッド感度の設定値を表示させます。
[DEMO]ボタンと[START/STOP]ボタンを同時に押して、MIDI/ユーティ
リティモード(「mm」と表示)に入ります。 [HAND PERC]ボタンを押すと、ディスプレイに現在のパッド感度の設定値 が表示されます。
1
設定値を変更します。
2
ダイアルを右左に回し設定値を変更します。
・ パッド感度の初期設定は「1」です。
021
パッド感度の設定値変更を終了します。
3
[DEMO]ボタンと[START/STOP]ボタンを同時に押して、MIDI/ユーティ リティモードから抜けます。
DD-55の音の鳴るしくみ
パッドをたたくと、そのパッドの下にあるセンサーが振動を感知して音が鳴ります。 しかし、パッドを強くたたくと、振動がほかのパッドのセンサーにも伝わり、たたいていない音まで鳴ってしまうこ とがあります。この現象を防ぐために、DD-55では、弱い振動は「雑音」とみなし、音を鳴らさないようになってい ます。 ただし、このしくみにより、2つのパッドを同時にたたいたときに、片方の音が強すぎると、もう片方が「雑音」と判 断されて鳴らないことがあります。
以上の問題は下記のとおり、感度設定の調整や、たたき方の工夫で解決できます。
● 2つのパッドをたたいても1つしか音が鳴らない
→パッドの感度を「2」にしてください。弱くたたいたパッドも鳴りやすくなります。 →2つのパッドを同じくらいの強さでたたいてください。
● たたいていないパッドの音が鳴ってしまう
→パッドの感度を「0」にしてください。パッドは弱い振動に反応しにくくなります。
15
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