Yamaha ACU16-C NHB32-C User Manual [ja]

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AMP CONTR OL UNIT
NETWORK HUB and BRIDGE
取扱説明書
LINK CONDUCT
ERROR
この説明書をお読みになったあとは、保証書とともに保管してください。
88
NETWORK HUB AND BRIDGE
J
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/
ラックマウント時の注意
本機を複数または他の機器といっしょに放熱性の悪いラックにマウントする場合、各機器からの熱でラッ ク内の温度が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。本機をラックにマウントして使用する場
合は、放熱をよくするために、必ず本機の上面および下面に1ユニット分(4.5cm)以上の隙間を空けてくださ い。また、この隙間には通風パネルを取り付けるか、開放にしてください。
特に、ラック内部の温度が40℃以上になると想定される場合(通常はラック外部の室温が30℃以上の場合) は、ラックの最上段にファンキットを取り付け、機器の間には通風パネルを取り付けるか、開放にしてくだ
さい。ファンキットには、最大風量:1.6m
ファンキット
ACU16-C/ NHB32-C
通風パネル
ACU16-C/ NHB32-C
通風パネル
3
/min以上、最大静圧:5mmH2O以上の能力が必要です。
PC-N パワーアンプをお使いのお客様へ
PC9500N、PC4800N、PC3300NのパワーアンプをACU16-Cと接続してシステムを構成する場合、お使いのパ ワーアンプによってはNetworkAmp Managerのメーターが正しく表示されない場合がございます。お使いの
パワーアンプがこの問題に対応済みかどうかをご確認お願いいたします。
梱包箱およびパワーアンプ本体のリアパネルに製番ラベルが貼ってありますので、以下の2点をご確認くだ さい。
・製番ラベルの先頭のアルファベット2文字が、IL、IM、IN、IO、IP、IX、IY、IZ、JHの場合は未対応の可能性が
あります。その他の記号の場合は、対応済みです。
・上記の場合でも、製番ラベルのすぐ近くに緑色の丸いシールが貼ってある場合は、対応済みです。
未対応と確認された場合は、お買い上げの販売店または取扱説明書巻末に記載されているヤマハ電気音響 製品サービス拠点にご連絡ください。
M.D.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2003 Yamaha Corporation
J
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2
ソフトウェアのご使用条件
弊社では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフ ト ウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お 客様が下記条項にご同 意いただいた場合にの み ご使用いただけます。 ディスクの包装を解かれた場合は下記条項にご同意いただけたものとさせていただきますので、下記 条 項を充分お読みの上開封してください。 ご同意いただけない場合は、未開封のまま速やかに(14 日以内に)ご返却ください(ただし、本ソフト ウェ アをソフトウェアパッケージの一部として、またはハー ドウェア商品の付属ソ フトウェアとしてお求 め いただいた場合、本ソフトのみの返却はお受けいたしません)。
ソフトウェア使用許諾契約
1 著作権および使用許諾
弊社はユーザー登録されたお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び今 後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、デ ータファイル(以下
「許諾プログラム」といいます)を、お客様ご自身が一時に一台のコンピュータにおいて のみ使用する権利
を許諾します。これらの許諾プロ グラムが記録されて いるディスクの所有 権は、お客様にありますが、許 諾プログラム自体の権利及びその著作権は、弊社が有します。
2 使用制限
許諾プログラムは版権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が許諾プログラムを逆コ ンパイル、逆 アセンブル、リバース・エンジニアリング、また はその他の方法によ り、人間が感得できる形 にすることは許されません。許諾プログラムの 全体または一部を 複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒 布または許諾プログラムの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。許諾プログラ ム をネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
3終
本使用条件はお客様が許諾プログラムをお受け取りになった日に発効します。本使用条件による使用 許 諾は、お客様が著作権法または本使用条件の条項に1つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がな くても自動的に終了するものとします。その場合には、ただちに許諾プログラムとその複製をすべて廃棄 しなければなりません。
4 製品の保証
弊社は、お客様が許諾プログラムをお受け取りになった日から14日間に限り、媒体に物理的な欠陥があっ た場合には、その原因が事故、乱用、誤用など弊社の責に帰さない事由による場合を除 き、無償で同種の良 品と交換させていただきます。
5 責任の制限
弊社は、許諾プログラムの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的 または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含 む)について は、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえ そのような損害の発 生や第三者からの賠 償 請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
6 第三者のソフトウェア
弊社は、本ソ フトウェアとともに、第三者のプログラム、デー タファイルおよびそ れに関するドキュメ ン テーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。別の規定に従い取り 扱 われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には 、本使用条件にかか わらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについ ては、以下の規定が適用されるものとします。 弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するもの ではありません。 弊社は、第三 者ソフトウェアの商 品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示 であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じる すべての危険は、お客様が負担しなければなりません。 弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付 随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害 を含む)につ いては、通常もしくは特別の損害に拘わらず、た とえそのような損害 の発生があることに つ いて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
7 一般事項
本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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安全上のご注意
!
 ―安全にお使いいただくため―
安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保管してください。
絵表示 この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全に
正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への 損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしています。
内容をよく理解してから本文をお読みください。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性
警告
があります。
設置されるとき
この機器は AC100V 専用です。それ以外の電源
(AC200V、船舶の直流電源など ) では使用しな いでください。火災・感電の原因となります。
この機器にが入ったり、機器がぬれたりしな
いようご注意ください。火災・感電の原因となり ます。雨天・降 雪時や海岸・水 辺での使用は特に
ご注意ください。 電源コードの上に重い物をのせないでくださ
い。コードに傷が付くと、火災・感電の原因とな ります。とくに、敷物などで覆われたコードに気
付かずに重い物を載せたり、コードが本機の下 敷きになることは、起こりがちなことですので、
十分にご注意ください。 この機器の上になどの入った容器や小さな
物を置かないでくださ い。こぼれ たり、中に 入ったりすると、火災・感 電 の 原因になります。
花瓶、植木鉢、コップ、化粧品、薬品なども同様で す。
付属の電源プラグ変換アダプターには、感電を
防ぐためのアース線があります。電源プラグを コンセントに差し込む前に、電源プラグ変換ア
ダプターを電源プラグに接続し、必ずアース線 を接続してください。また、アース線を外す場合
は、必ず電源プラグをコンセントから抜いた後 で行なってください。
この機器は電源スイッチを切った状態でも完全
に主電源が遮断されていませんので、機器を電 源コンセントの近くに設置し、電源プラグへ容
易に手が届くようにしてください。
ご使用になるとき
電源コードを傷つけたり、加工したり、無理に曲
げたり、ねじったり、引っ張ったり、加熱したり しないでください。コードが破損して、火災・感
電の原因になります。
絵表示の例
プラグをコンセント
から抜け
分解禁止
プラグをコンセント
から抜け
接触禁止
使用中に異常が発生したとき
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
:注意(危険・警告を含む)を促す事項
:決しておこなってはいけない禁止事項
:必ずおこなっていただく強制事項
この機器を改造しないでください。火災・感電の
原因となります。
が鳴り だした ら、早めに機器本体の電源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセント から 抜 いてください。
落雷のおそれがあるとき、電源プラグが接続さ
れたままならば、電源プラグには触れないでく ださい。感電の原因となります。
この機器には付属の電源コードをご使用くださ
い。それ以外のものを使用すると、火災の原因と なることがあります。
断線・芯線の露出など、
電源コード
が傷んだら、お
買上げ販売店に交換をご依頼ください。そのまま で使用すると、火災・感電の原因となります。
が出る、変なにおいがするなどの異常が
みとめられたときや、内部に水など の異物 が 入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源
プラグをコンセントから抜いてください。その あと、販売店にご連絡ください。異常状態のまま
で使用すると、火災・感電の原因となります。
万一、この機器を落としたり、キャビネットを破
損した場合は、電源スイッチを切り電源 プラ グ をコンセントから抜いて販売店にご連絡くださ
い。そのまま使用すると、火災・感電の原因とな ります。
この機器の裏ぶたやカバーは絶対に外さないで
ください。感電の原因になります。 内部の点検・整 備・修理が必要と思われるとき
は、販売店にご依頼ください。
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この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的損害が
注意
発生したりする可能性があります。
設置されるとき
火災・感電やけがなどを避けるため、次のような
場所には置かないでください。 ・ 調理台や加湿器のそばなど、油煙 や湯気が当
たるような場所。
・ ぐらついた台の上や傾いたと ころなど、不安
定な場所。
・ 窓を締め切った自動車の中や 直射日光が当た
る場所など、異常に温度が高くなる場所。
・ 湿気やほこりの多い場所。 電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張
らないでください。コードを引っ張ると、電源 コードが傷ついて、火災・感電の原因となること
があります。 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでくだ
さい。感電の原因となることがあります。 この機器の通風孔をふさがないでください。内
部の温度上昇を防ぐため、この機器の上部には 通風孔があけてあります。通風孔がふさがると
内部に熱がこもり、火災の原因となることがあ ります。
とくに次のような使い方は避けてください。 ・ 機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。
・ 本箱や押し入れなど、専用ラ ック以外の風通
しの悪い狭いところに押し込める。
・ テーブルクロスを掛けたり、じゅ うたんや布
団の上に置いて使用する。
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
本機をラックにマウントするまたは他の機器に
積み重ねて使用する場合は、放熱をよくするた めに、本機の上面および下面に 1 ユニット分
(4.5cm) 以上の隙間をとってください。放熱が 不十分だと内部に熱がこもり、火災の原因とな
ることがあります。
本機をラックにマウントする場合は、フロントパネ ルとともにリアパネルもネジ止めしてください。
この機器には感電を防ぐための専用の接地ネジ
があります。電源プラグを ACコンセントに接続 する前に確実に接地してください。電源コード
が3芯プラグの場合は AC コンセントが接地さ れていれば本機は電源コードから適切にアース
接続されます。
機器を移動する場合は、電源スイッチを切り、電
源プラグをコンセントから抜き、機器間の接続 コードなど外部の接続コードを外してくださ
い。コードが傷つき、火災・感電の原因となるこ とがあります。
ご使用になるとき
旅行などで、長期間この機器をご使用にならな
いときは、安全のため、必ず電源プラグをコンセ ントからぬいてください。火災の原因となるこ
とがあります。
お手入れについて
!
使用上のご注意
 ―正しくお使いいただくため―
お手入れについて
◆スイッチ・ボリューム・接 続 端 子などの部品は、磨耗部品と いわれ、使用とともに性能が劣化します。劣化の進行度合
は、使用環境などによって大きく異なりますが、劣化そのも のを避けることはできません。劣化した磨耗部品の交換は、
販売店へご相談ください。
携帯電話からの影響について
◆この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、本機にノイ ズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れた場
所で携帯電話をご使用ください。
他の電気機器への影響について
◆この機器のデジタル回路から発生するわずかな雑音が、近 くのラジオやテレビに入る可能性があります。そのような
ときは、両者を少し離してください。
お手入れの際は、安全のため、電源プラグをコン
セントからぬいてください。感電の原因となる
プラグをコンセント
から抜け
ことがあります。
D-sub ケーブル接続について
◆ D-sub ケーブル接続の際は、コネクターの両側を確実にネジ で締めてください。ケーブルを外す時はネジを完全に弛めて
からコネクター部を持って行なってください。ネジを完全に 弛めない状態でケーブルを引っ張ってプラグを外さないで
ください。コネクターが損傷し、故障の原因となります。
ワードクロック切換時の注意
◆デジタルオーディオシステム内のワードクロック設定を変
更すると、システム内のどこかでノイズが発生する場合が ありますので、ワードクロックの設定を変更する場合は、ス
ピーカーなどの破損を防止するため、パワー アン プな どの 電源を切るか、出力を絞った状態で行なってください。
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ご注意
5
このソフトウェアおよび取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
巻 頭にこのソフトウェア のご使用条件が記載 されています。このソフトウェアをインストー
ルする前に、必ずこのご使用条件を お読みください。ディスクの包装を解かれた場合は、この ソフトウェアのご使用条件に同意したことになります。
こ のソフトウェアおよび 取扱説明書の一部ま たは全部を無断で複製、改変することはできま
せん。
市販の音楽データは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権
利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家に ご相談されるなどのご配慮をお願いします。
こ のソフトウェアおよび 取扱説明書を運用し た結果およびその影響 については、一切責任を
負いかねますのでご了承ください。
このソフトウェアの CD-ROM は、オーディオ用ではありません。一般のオーディオ用 CD プ
レーヤーでは絶対に使用しないでください。
この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。した
がって、最終仕様と異なる場合がありますのでご了承ください。
アプリケーションのバージョンアップなどに伴うシステムソフトウェアおよび一部の機能や
仕様の変更については、別紙または別冊で対応させていただきます。
商標について
Adobe、Adobe Readerはアドビシステム社の商標です。
CobraNet、Peak AudioはCirrus Logic社の商標です。
Ethernetはゼロックス社の商標です。
MicrosoftおよびWindowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録 商品です。
IntelおよびPentiumはインテル社の商標および登録商標です。
「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
YAMAHAホームページ
http://proaudio.yamaha.co.jp/
同梱品
ACU16-C
アンプコントロールユニットACU16-C
CD-ROM(NetworkAmp Manager、PDF形式の取扱説明書、MIDIドライバ)
電源コード、誤脱防止クランプ、電源プラグ変換アダプター
USBケーブル(NetworkAmp Manager起動PCとの接続用)
3ピン・ユーロブロックコネクター ×16
本取扱説明書
NHB32-C
ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C
CD-ROM(NetworkAmp Manager、PDF形式の取扱説明書、MIDIドライバ)
電源コード、誤脱防止クランプ、電源プラグ変換アダプター
USBケーブル(NetworkAmp Manager起動PCとの接続用)
本取扱説明書
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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本取扱説明書について
本書は以下の3つのセクションで構成されています。
NetworkAmp Managerのインストール
アンプコントロールユニットACU16-C
ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C
NetworkAmp ManagerのインストールとACU16-C、NHB32-Cの操作に必要な情報は、すべて本 書に記載されています。ACU16-C、NHB32-Cは単独でも使用できますが、まず NetworkAmp Managerを使ってシステム設定を行なうことが必要です。
付属のCD-ROMに入っているPDF形式のNetworkAmp Manager取扱説明書には、NetworkAmp Manager、ACU16-C、NHB32-Cに関連した用語集が記載されていますのでご参照ください。
特に設備音響設計者、施工者向けの詳細なCobraNet に関する情報が Peak Audioのホームペー ジ(http://www.peakaudio.com)に記載されていますので是非ご覧ください。CobraNetシステム の設計には、まずこのホームページをよくご覧になり、CobraNetを十分理解されることをおす すめします。あわせて、このホームページには、スイッチングハブやメディアコンバータなど、 CobraNet上で動作確認済みのEthernet機器のリストも記載されています。
バージョンアップに伴う変更
CobraNetの「ローレイテンシーモード」に対応(システムソフトウェアV1.10)
システムソフトウェアV1.10へのバージョンアップに伴い、従来5.33ms固定であったレイテン シーの設定を、3種類(5.33ms/2.67ms/1.33ms)の中から選択できるようになりました。これに よって、より伝播遅延の少ないオーディオ信号の送受信が可能になります。また、弊社製 miniYGDAIカード「MY16-C」を介して、PM5DなどのデジタルミキサーやDME64N/24Nなどの デジタルミキシングエンジンと、任意のレイテンシーでの接続が可能になります。
レイテンシーの変更は、NetworkAmp Manager V1.1.0E との組合せでご利用になれます。変更 手順はNetworkAmp Manager取扱説明書(PDF形式)をご覧ください。
レイテンシーやオーディオ解像度の設定によっては、1バンドルで送受信できるチャンネル数 や、送受信できるバンドル数に制限があります。
・ NHB32-C
20 ビット 24 ビット
レイテンシー
5.33ms 8 8 7 8
2.67ms 8 8 8 8
1.33ms 8 4 8 4
・ ACU16-C
レイテンシー
5.33ms 4
2.67ms 4
1.33ms 4
1 バンドル当りの
チャンネル数
最大バンドル数
(入力のみ)
最大バンドル数 (入出力合計)
1 バンドル当りの
チャンネル数
最大バンドル数 (入出力合計)
CobraNetネットワーク内に2種類以上のレイテンシーが混在すると、各機器間で正常に通信で きなくなる場合があります。同一ネットワーク内にあるすべての CobraNet 機器 のレイテ ン シー設定は、必ず一致させてください。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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目 次
1 NetworkAmp Manager のインストール.................................8
2 アンプコントロールユニット ACU16-C ................................19
7
はじめに.................................................................................................................................8
CD-ROM の内容 ...................................................................................................................8
動作環境条件 ........................................................................................................................ 8
ACU16-C/NHB32-C との接続............................................................................................ 9
Adobe Reader のインストール ........................................................................................ 10
USB MIDI ドライバのインストール .............................................................................. 10
ヤマハ CBX ドライバ........................................................................................................ 17
NetworkAmp Manager のインストール......................................................................... 17
NetworkAmp Manager の起動 ......................................................................................... 17
トラブルシューティング(インストール).................................................................... 18
はじめに...............................................................................................................................19
特長....................................................................................................................................... 19
フロントパネル .................................................................................................................. 20
リアパネル ..........................................................................................................................21
仕様.......................................................................................................................................22
寸法図................................................................................................................................... 23
3 ネットワークハブ / ブリッジ NHB32-C ................................24
はじめに...............................................................................................................................24
特長.......................................................................................................................................24
フロントパネル .................................................................................................................. 25
リアパネル ..........................................................................................................................27
仕様.......................................................................................................................................29
寸法図................................................................................................................................... 30
4 システム例 ............................................................................31
ACU16-C パワーアンプコントールシステム............................................................... 31
PC-N シリーズアンプの ID 設定 ..................................................................................... 31
ACU16-C CobraNet オーディオ分配システム..............................................................32
CobraNet での MIDI 転送 ................................................................................................. 33
CobraNet での AD824 データ送信 .................................................................................33
リダンダンシーCobraNet ネットワーク .......................................................................34
5 トラブルシューティング .......................................................35
6 付録.......................................................................................37
各ポートのピン配線 ..........................................................................................................37
ACU16-C RS-485 ポート(RJ-45 コネクター)..............................................................38
ACU16-C/NHB32-C CobraNet ポート(100Base-TX Ethernet, RJ-45 コネクター).....38
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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1 NetworkAmp Managerのインストール

1 NetworkAmp Managerのインストール

はじめに

この章では、NetworkAmp Manager と、コンピュータに必要なドライバのそれぞれのインス トール方法を説明します。NetworkAmp Manager の使用方法は、CD-ROM にある PDF 形式 の
NetworkAmp Manager取扱説明書
メニューから直接オープンできます。

CD-ROMの内容

フォルダ名 ソフトウェア 内 容
NetworkAmp Manager NetworkAmp Manager
Mididrv YAMAHA CBX Driver
USBdrv
USBdrv2k
*1. アプリケーションの使用方法については、インストール後にPDFマニュアルをご参照ください。
YAMAHA USB MIDI Driver
(Windows 98, Me)
YAMAHA USB MIDI Driver
(Windows 2000, XP)
をお読みください。説明書はNetworkAmp Managerのヘルプ
(*1)
NetworkAmp Manager プログラムソフト、 および PDF 形式の取扱説明書
ヤマハシリアルドライバ(PC とシリアル接 続する場合に必要)
ヤマハ USB ドライバ(PC と USB 接続する 場合に必要)

動作環境条件

お使いのオペレーティングシステムによって、動作環境条件が以下とは異なる場合があります。
NetworkAmp Manager
コンピュータ 450 MHz 以上の Intel Pentium または Celeron 系プロセッサ搭載の PC
OS Windows 98, 98SE, Me, 2000, XP Home Edition, XP Professional
メモリー 64 MB 以上 (128 MB 以上推奨 )
ハードディスク 100 MB 以上の空き容量
ディスプレイ 1024 × 768 ピクセル、32000 色以上
USB で接続する場合、Hyper Threading Technology を搭載したコンピュータでは、その機能を
無効にしてご使用ください。
複数のCPUを搭載したコンピュータ(Intel社のXeonプロセッサ、AMD社のOpteronプロセッサ
など)はご使用になれません。
Dual Core CPU を搭載したコンピュータ(Intel社のPentium-Dプロセッサ、AMD社の Athlon64
x2プロセッサなど)はご使用になれません。
Windows XP x64 Editionを搭載したコンピュータはご使用になれません。
Yamaha USB MIDI Driver
コンピュータ 166 MHz 以上のIntel PentiumまたはCeleron系プロセッサとUSB ポート搭載のPC
OS Windows 98, 98SE, Me, 2000, XP Home Edition, XP Professional
メモリー 32 MB 以上
ハードディスク 2 MB 以上の空き容量
Yamaha CBX Driver
OS Windows 95, 98, 98SE, Me, NT4.0, 2000, XP Home Edition, XP Professional
上記に記載のない動作環境条件はCD-ROM上のファイルをご参照ください。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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ACU16-C/NHB32-Cとの接続

以下の図は、ACU16-C/NHB32-C をコンピュータに接続する 方法(シリアル、USB)を示したも のです。
USB
ACU16-C/NHB32-Cとの接続
9
NHB32-C
ACU16-C
シリアル
NHB32-C
ACU16-C
NOTE:シリアルポートに接続する前に、ACU16-C/NHB32-C とコンピュータの電源を必  ず切ってください。
LINK CONDUCT
ERROR
LOCK
USBポート
88
USBケーブル
-
NETWORK HUB AND BRIDGE
TOCOMPUTERポート
シリアルケーブル
(9-pinD-sub)
USBポート
NetworkAmpManager 起動のWindows コンピュータ
シリアルポート (RS-232C)
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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10
1 NetworkAmp Managerのインストール

Adobe Readerのインストール

NetworkAmp Manager取扱説明書(PDF形式)
(無償)がインストールされている必要があります。Adobe Readerをお持ちでない方は、Adobe
社のホームページからダウンロードしてください。
http://www.adobe.co.jp

USB MIDIドライバのインストール

ACU16-C/NHB32-CをコンピュータとUSB接続して使用する場合は、ヤマハUSBドライバをイ ンストールする必要があります。このドライバがすでにインストールされている場合は、次の セクションに進んでください。
をお読みになるには、Adobe Readerソフトウェア
コンピュータ
NetworkAmp
Manager
USBMIDI
ドライバ
USBドライバのインストール手順は、お使いのWindowsのバージョンによって異なります。
Windows 98 & 98SE:11ページ参照。
Windows Me:1 4ページ参照。
Windows 2000:15ページ参照。
Windows XP:16ページ参照。
USBケーブル
ACU16-C/NHB32-C
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 12
USB MIDIドライバのインストール

Windows 98 & 98SEへのインストール

1 コンピュータの電源を入れ Windows を起動してから、付属の CD-ROM をコンピュータの
CD-ROMドライブに挿入します。
2 ACU16-C/NHB32-Cの電源を切り、USBケーブルを使いACU16-C/NHB32-CのUSBポート
と、コンピュータのUSBポートを接続します。
3 ACU16-C/NHB32-Cの電源を入れます。
「新しいハードウェアの追加ウィザード」が表示されます。表示されない場合は、USBケーブル
を一度外してからもう一度接続してください。または、「新しいハードウェアの追加」コント ロールパネルを開きます。
11
4 [次へ]をクリックします。
以下の画面が表示されます。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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12
1 NetworkAmp Managerのインストール
5 「使用中のデバイスに最適なドライバを検索する(推奨)」を選択し、[次へ]をクリックします。
以下の画面が表示されます。
6 「検索場所の指定」を選択し「D:¥USBdrv」(D: は、お使いの CD-ROM ドライブのアルファ
ベットに置き換えてください)を指定してから[次へ]をクリックします。
ドライバが見つかると、以下のように「YAMAHA USB MIDI Driver」と表示されます。
7 「次へ」をクリックします。
NOTE:Windows CD-ROMの挿入を求める表示が現れる場合がありますが、CD-ROMを挿
入しないでください!
[OK]をクリックし、読み込み先を「D:¥USBdrv 」(D:は、お使いの CD-ROM ドライブのア
ルファベットに置き換えてください)と入力し、[OK]をクリックしてください。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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USB MIDIドライバのインストール
ドライバがインストールされ、完了すると次の画面が表示されます。
8 [完了]をクリックし、コンピュータを再起動します。
13
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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14
1 NetworkAmp Managerのインストール

Windows Me

1 コンピュータの電源を入れ Windows を起動してから、付属の CD-ROM をコンピュータの
CD-ROMドライブに挿入します。
2 ACU16-C/NHB32-Cの電源を切り、USBケーブルを使いACU16-C/NHB32-CのUSBポート
と、コンピュータのUSBポートを接続します。
3 ACU16-C/NHB32-Cの電源を入れます。
「新しいハードウェアの追加ウィザード」が表示されます。表示されない場合は、USBケーブル
を一度外してからもう一度接続してください。または、「新しい ハードウ ェアの追 加」コント ロールパネルを開けます。
4 「適切なドライバを自動的に検索する(推奨)」を選択し[次へ]をクリックします。
ドライバのある場所が自動検出されたら、手順 5 に進んでください。ドライバが見つからない 場合は、「ドラ イバの場所を指 定する(詳し い知識のある方向 け)」を選択して[次へ]をクリッ クし、お使いの CD-ROM ドライブの「USBdrv」フォルダ(例: D:¥USBdrv)を指定してから指 示に従います。
インストールが完了すると以下の画面が表示されます。
5 [完了]をクリックし、コンピュータを再起動します。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 16
USB MIDIドライバのインストール

Windows 2000

1 コンピュータの電源を入れWindows を起動し、Administrator権限のあるアカウントでログ
インします。付属のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入します。
2 [マイコンピュータ]→[コントロールパネル]→[システ ム]→[ハードウェア]→[ドライバの
署名]→[ファイルの署名の確認]と選択し、「無視−ファイルの署名に関係なく、すべてのファ イルをインストールする」を選択して[OK]をクリックします。
3 ACU16-C/NHB32-Cの電源を切り、USBケーブルを使ってACU16-C/NHB32-CのUSBポー
トと、コンピュータのUSBポートを接続します。
4 ACU16-C/NHB32-Cの電源を入れます。
「新しいハードウェアの検索ウィザード」画面が表示されます。
5 [次へ]をクリックします。
6 「デバイスに最適なドライバを検索する(推奨)」を選択し、[次へ]をクリックします。
7 続いて表示される画面で「CD-ROMドライブ」のみを選択し、[次へ]をクリックします。
NOTE:Windows CD-ROMの挿入を求める表示が現れる場合がありますが、CD-ROMを挿 
入しないでください!
[OK]をクリックし、読み込み先を「D:¥USBdrv2k 」(D:は、お使いの CD-ROM ドライブの 
アルファベットに置き換えてください)と入力し、[OK]をクリックしてください。
15
ドライバがインストールされ、「新し いハー ドウェ アの 検出ウ ィザー ドの 完了」というメッ セージが表示されます。
8 [完了]をクリックし、コンピュータを再起動します。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 17
16
1 NetworkAmp Managerのインストール

Windows XP

1 コンピュータの電源を入れ Windows を起動してから、付属の CD-ROM をコンピュータの
CD-ROMドライブに挿入します。
2 [スタート]をクリックし、[コントロールパネル]をクリックします。
以下のコントロールパネルが表示されたら、画面左 の欄にある「クラシック表示に切り替え る」をクリックして、コントロールパネルをすべて表示させます。
3 [システム]→[ハードウェア]→[ドライバの署名]→[ドライバ署名オプション]と選択し、「無
視−ソフトウェアをインストールし、確認を求めない(I)」を選択してから[OK]をクリックし ます。
4 [OK]をクリックしてシステムのプロパティ画面を閉じ、[×]をクリックしてコントロールパ
ネル画面を閉じます。
5 ACU16-C/NHB32-Cの電源を切り、USBケーブルを使ってACU16-C/NHB32-CのUSBポー
トと、コンピュータのUSBポートを接続します。
6 ACU16-C/NHB32-Cの電源を入れます。
「新しいハードウェアの検出ウィザード」画面が表示されます。
7 「ソフトウェアを自動的にインストールする(推奨)(I)」を選択し[次へ]をクリックします。
ドライバがインストールされ、「新しい ハード ウェ アの検 出ウィ ザード の完 了」とい うメ ッ セージが表示されます。
8 [完了]をクリックし、コンピュータを再起動します。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 18

ヤマハ CBXドライバ

ACU16-C/NHB32-Cをコンピュータとシリアル接続して使用する場合は、ヤマハCBXドライバ をインストールすることが必要です。このドライバがすでにインストールされている場合は、 次のセクションに進んでください。
コンピュータ
NetworkAmp
Manager
ヤマハ CBXドライバ
17
YamahaCBX
ドライバ
1 CD-ROM上の「Mididrv」フォルダをダブルクリックします。
2 「Setup.exe」をダブルクリックします。
3 画面の指示に従ってドライバをインストールします。
「MIDIの出力ポート数の設定をしてください」と表示されたときは、「シングルポート出力」を
選択します。
「コントロールパネルのマルチメディアのMIDI出力の設定をYAMAHA CBX A Driverにしま
すか?」というメッセージが表示されたときは、「いいえ」をクリックします。
「音源リアパネルのHOST SELECTスイッチをPC-2に設定してください。音源のTO HOST端子
とコンピューターの COM ポートをシリアルケーブルで接続してください。」というメッセー ジが表示されますが、ACU16-C/NHB32-C に HOST SELECT スイッチはありませんのでこの メッセージは無視してください。
シリアルケーブル

NetworkAmp Managerのインストール

1 CD-ROM上の「NetworkAmp Manager 」フォルダを選択します。
2 「NetworkAmp Manager」フォルダをハードディスクにコピーします。
NetworkAmp Manager ソフトウェアのアンインストールは「NetworkAmp Manager」フォルダ を削除するか、ゴミ箱にドラッグしてください。
ACU16-C/NHB32-C

NetworkAmp Managerの起動

「NetworkAmp Manager」アイコンをダブルクリックしてNetworkAmp Managerを起動します。
初めてNetworkAmp Managerを起動する場合は、「Open Project」ダイアログで「キャンセル」を クリックします。その後に表示され るダイアログで、プロジェクト名を入力し、プロジェクト ファイルを作成するフォルダを選択してください。
NetworkAmpManagerの使用方法はPDF形式の さい。取扱説明書はNetworkAmp Managerのヘルプメニューから直接オープンできます。
NetworkAmpManager取扱説明書
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
をお読みくだ
Page 19
18
1 NetworkAmp Managerのインストール

トラブルシューティング(インストール)

ヤマハUSB MIDドライバをインストールできない
USBケーブルが正しく接続されていますか?(9ページ)
USBケーブルを一度外してからまた接続してみてください。
USBが有効になっていますか?
ACU16-C/NHB32-C を初めてコ ンピュータに 接続した時 に「新しい ハードウェ アの追加ウ ィ ザード」画面が表示されない場合は、コンピュータのUSBコントロールが無効になっているこ とがあります。これを確認するには、「システム」コントロールパネルを開き、「デバイスマネー ジャ」タブをクリックして、「ユニバーサルシリアルバスコントローラ」と「USBルートハブ」の 項目の先頭に「×」印または「!」印 が表示されて いるかをチェ ックしてく ださい。印があると、 USBコントローラは無効になっています。USBコントローラを有効にする方法は、コンピュー タの説明書をご参照ください。
何らかの理由でヤマハ USB ドライバのインストールに失敗すると、ACU16-C/NHB32-C は「不
明なデバイス」として登録され、この登録を削除するまではドライバの再インストールができ ないことがあります。この場 合は、「システム」コントロールパネルを開き、「デバ イスマネ ー ジャ」タブをクリックして「種類別に表示」を選択します。リストに「その他のデバイス」という 項目があれば、これ をクリッ クします。その下に「不明なデバイス」と いう項目 があれ ば、[削 除]ボタンをクリックします。USB ケーブルの接続を外し、再度接続してドライバをもう 一度 インストールしてください。
ヤマハUSB MIDIドライバの削除と再インストール
・ Windows 98, Me: ヤマハUSB MIDIドライバが正しくインストールされ、ACU16-C/NHB32-C
も正しく認識されている場合は、次の手順でドライバを削除します。「システム」コントロール パネルを開き、「デ バイス マネージ ャ」タブ をクリッ クしま す。次に「YAMAHA USB MIDI Driver」を選 択し[削除]ボタンを クリックしま す。以下のファイルを削除したら、USB ケーブ ルの接続を外し、再度接続してドライバを再インストールします。
Windows¥Inf¥Other¥ACU16-C.inf(またはNHB32-C.inf) Windows¥System¥Xgusb.drv Windows¥System¥Ymidusb.sys
パフォーマンスの改善
コン ピュ ータが 応答し ない場 合は、システム条件を満たしているかチェックしてください
(8ページ)。
使用していないアプリケーションを終了してください。
コンピュータの休止/再開ができない
MIDIアプリケーションが開いている場合、休止にはなりません。
・ Windows 2000: USB コントローラなどによっては休止/再開が正しく機能しないものがあ
ります。 ACU16-C/NHB32-C が応答しなくなったら、USB ケーブルの接続を一旦外し、もう一度接続し てみてください。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 20
アンプコントロールユニットACU16-C

2 アンプコントロールユニットACU16-C

はじめに

ヤマハアンプコントロールユニットACU16-Cは、最大 16のCobraNetオーディオチャンネルを 24ビットD/A変換する CobraNetインターフェースです。このチャンネルデータは、2チャンネ ルパワーアンプを最大8台接続するユーロブロックコネクターから出力されます。16台までの ACU16-C が 1 つのCobraNet ネットワークに接続できるため、合計256 の CobraNet オーディオ チャンネルが D/A 変換できます。リダンダンシー機能を使用するための Cob r aN e t 用 PRIMARY/SECONDARY(プライ マリ/セカ ンダリ)ポートも装備し、万が一のケーブルトラ ブルに対応しています。
また、ACU16-Cは、ヤマハのNetworkAmp Managerソフトウエア用インターフェースとしても 機能します。このソフトウエアはWindowsコンピュータで起動し、最大512台のヤマハPC-Nシ リーズ・パワーアンプ(ACU16-C 各ユニットごとに 32 台のアンプ接続時)、8台のNHB32-C、16 台のACU16-Cをコントロール/モニタリングできます。コンピュータは、USBまたはRS-232C を使って ACU16-C に直接接続できます。CobraNet ネットワーク上で任意の ACU16-C または NHB32-Cに接続した1台のコンピュータから、複数台を管理することも可能です。
本書作成時点では、ACU16-C とネットワーク構築できるヤマハパワーアンプのモデルは、 PC9501N、PC6501N、PC4801N、PC3301N、PC2001N、PC9500N、PC4800N、PC3300N です。今後 発売されるネットワーク対応パワーアンプ、およびその他の ヤマハプロオーディ オ製品につ いての情報は、以下のヤマハプロオーディオのホームページでご確認ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
19
特長
24ビット、128倍オーバーサンプリングD/Aコンバータを16基搭載
標準ダイナミックレンジ110dB
4系統のCobraNetバンドル(32系統のオーディオチャンネル)を0〜16383の範囲で選択
CobraNetオーディオチャンネル16系統をアナログ出力に個別にパッチ可能
CobraNet用PRIMARY/SECONDARYポートを装備しケーブルトラブルに対処可能
16系統のユーロブロックアナログ出力を装備
NetworkAmp Managerソフトウエアのインターフェースとして機能
最大32台までのヤマハPC-Nシリーズ・パ ワーアンプを接続できるRS485ポートを装備
PC 接続用USBおよびRS-232Cシリアルポートを装備
1つのCobraNetネットワーク上で最大16台のACU16-Cが接続可能
ネットワーク上のいずれのACU16-C、NHB32-CもPCソフトウエアNetworkAmp Managerでコ
ントロール可能
CobraNet LINK、CONDUCT、ERRORの各インジケーターを装備
(1)
(1)
1. NetworkAmp Managerにて設定
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 21
20
2 アンプコントロールユニットACU16-C

フロントパネル

1 2 43
USBポート
1
NetworkAmp Manager ソフトウエアを起動する PC の USB ポートと接続します。リアパネルの TO COMPUTER ポートでも PC と接続でき ます。ACU16-Cとの接続に使用する P C のポートは、 NetworkAmp Managerで設定します。
UNIT ID スイッチ
2
ACU16-CのユニットIDを設定するスイッチです。ネットワーク上の各ACU16-Cユニットに0〜15ま での固有のID番号を割り当てることが必要です。以下の表は、スイッチ設定に対応するユニットID 番号を示しています。スイッチの設定は、小さなマイナスドライバーを使います。
ユニット ID 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
スイッチ設定 0123456789ABCDEF
注意: ACU16-Cの電源を必ずオフにしてからユニットID 設定を行なってください。各ユニット
には必ず固有のID番号を設定してください。同じID番号を複数台に設定した場合、予測不可能な 結果が生じますので絶対に同じID番号は使用しないでください。 注意:スイッチの溝に合った大きさのドライバーを使用してください。握りの部分が大きなドラ イバーや、先端の幅が極端に小さなド ライバーを使用し ますとスイッチが 損傷する場合があ り ます。
NETWORK STATUSインジケーター
3
LINK: ACU16-C が CobraNetネットワークに正しく接続されていると点灯します。また、CobraNet ネットワークへの接続が確立しないときは、CONDUCTインジケーターと ERROR インジケーター が点灯します。
CONDUCT: ACU16-C が CobraNet コンダク ター(ネットワー ク全体のワードクロックマ スター/ アービトレーター)であるときに点灯します。
ERROR: CobraNet ネットワークへの接続が確立していないときに点灯し、CobraNet イン ター フェースにエラーが生じたときは点滅します。
NOTE:システムエラーが発生すると、LINK、CONDUCT、ERRORインジケーターが同時に点滅 します。各機器の設定、または本体内部のハードウェアなどに何らかの問題が起こ っています。 詳しくは、36ページの「システムエラーについて」をご参照ください。
POWER ON/OFFスイッチ
4
このボタンを押して ACU16-C に電源を入れます。電源オン時にスピーカーから大きなノイズが生 じないよう、次の順序でオーディオ機器の電源を入 れます。(電源を切るときは、順序を逆にしてく ださい。)
音源→A/Dコンバーター→ミキサー→ネットワーク機器→NHB32-C/ACU16-C →D/Aコンバーター →パワーアンプ
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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リアパネル

1 2 3 4 5 6
アース用ネジ
1
安全にお使いいただくため、このネジ で ACU16-C のアースを確実に取ってください。付属の電源 コードは3芯プラグですので、ACコンセントが接地されていればACU16-Cは電源コードから適切に アース接続されます。コンセントがアースされていない場合は、この ネジから確実にアースを取っ てください。また接地を正しく行なうと、ハムノイズ、干渉ノイズなどを効果的に除去できます。
NOTE:お使いのコンセントが3芯プラグに対応していない場合は、付属の電源プラグ変換アダ プターを使って2芯プラグとアース線に変換できます。
AC INソケット
2
付属の電源コードで ACU16-C を AC コンセントに接続します。コードのソケット側をここに接続 し、プラグ側をAC コンセントに接続します。誤って電源コードがソケットから外れないよう、付属 の誤脱防止クランプで電源コードを固定してください。
リアパネル
21
注意: 必ず接続機器の電源をすべて切ってから接続を行なってください。
RS-485ポート
3
最大32台のヤマハPC-Nシリーズ・パワーアンプに接続して、ACU16-Cからコントロール/モニタリ ングする RJ-45 コネクターのポートです。ネ ットワーク対応のヤマハパワーアンプであれば、標準 のCAT3またはCAT5 Ethernetケーブルを使って最長1kmのデイジーチェーン接続ができます。UTP ケーブル(シールドなしツイストペアケーブル)または STP ケーブル ( シールド付きツイストペア ケーブル)をお使いください。
PRIMARY/SECONDARY CobraNetポート
4
ACU16-Cをプライマリとセカンダリの CobraNet ネットワークに接続するRJ-45コネクターのポー トです。PRIMARYとSECONDARYの両方のポートをCobraNetネットワークに接続し、リダンダン シー機能をシステムに組み入れてプライマリとセカンダリの CobraNet ネットワークが作れます。 リダンダンシー機能を使わないシステムでは、PRIMARY ポートをお使いください。プライマリと セカンダリの2重のCobraNetネットワークを作ることにより、ポートの故障や断線といったシステ ム障害がPRIMARYポート側で生じた場合、自動で SECONDARY ポート側に切り替わります。オー ディオ信号は一時的に途切れますが、その時間はハブの性能や設定、システムの構成によって異な ります。
100Base-TXCAT5EthernetストレートケーブルでACU16-CとCobraNetネットワークを接続します。 必要に応じて、100Base-TX Ethernet クロスオーバーケーブルで 2 台のCobraNet 機器を接続できま す。ストレートケーブルとクロスオーバーケーブルを入れ替えて使用することはできません。電磁 干渉防止のために、STPケーブル(シールド付きツイストペアケーブル)をお使いください。
TO COMPUTERポート
5
ACU16-CとNetworkAmp Managerを起動するPCのCOMポートを接続する9ピンD-subオスのポート です。RS -232C シリアルインターフェースで、最長 15m まで のケーブ ルに対応 します。TO COMPUTERポートの代わりに、フロントパネルのUSBポートを使うこともできます。ACU16-Cとの 通信に使用するPCのポートは、NetworkAmp Managerで設定します。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 23
22
2 アンプコントロールユニットACU16-C
6
ユーロブロックコネクター
16 系統のバランスのアナログオーディオ信号がここから出力され、接続し たパワーアンプに入力されます。NetworkAmp ManagerでCobraNetオーディ オチャンネルを、これらの出力コネクターに割り当てます。全部 で 6 ピン・ ユーロブロックコネクター× 8 個が装備され、各2系統のオーディオチャン ネルごとにホット(+)、コールド(−)、グラウンドの 3 ピンで構成されてい ます。付属のユーロブロックプラ グを図のように配線してください。プラグ 上部のネジを締めてリ−ド線部を固定します。
仕様
D/A コンバータ 24 ビット、128 倍オーバーサンプリング
ダイナミックレンジ
周波数特性 20Hz 〜 20kHz 0.5, − 1.5dB(ノミナル出力レベル @ 1kHz)
クロストーク − 80dB(@ 1kHz 隣接チャンネル間)
シグナルディレイ 0.625ms(CobraNet →アナログ出力)
全高調波歪
ハム、ノイズ
CobraNet
アナログ出力
PC ポート
アンプコントロール RS-485 RJ-45 × 1
ユニット ID 0〜F(0 〜 15)
電源 100V、50/60Hz、40W
最大外形寸法 (W × H × D) 480 × 44.65 × 385.5mm、1U
質量 4.8kg 動作環境温度 0〜40℃
保管温度 −20〜60℃
付属品
*1
+4dB出力 0.05%
全スケール出力 0.01%
*1
PRIMARY/SECONDARY ポート
ネットワークインジケー ター
チャンネル CH1 〜 16 バランス出力
コネクター 6 ピン・ユーロブロックコネクター× 8
ソースインピーダンス 150Ω
ノミナルレベル 10 kΩ ライン
出力レベル ノミナル:+ 4dB(1.23V)、クリップ前最大:+ 18dB(6.16V)
TO COMPUTER 9 ピン・オス D-sub(RS-232C)
USB USB 1.1
110dB typical
−92dB
RJ-45×2(16入力)、トランスフォーマーアイソレート、IEEE 802.3
LINK、CONDUCT、ERROR LED
CD-ROM(NetworkAmp Manager、PDF 形式取扱説明書、 MIDI ドライバ) 電源コード、誤脱防止クランプ 電源プラグ変換アダプター USB ケーブル 3 ピン・ユーロブロックコネクター× 16 本取扱説明書
G
+
*1 6dB/oct.フィルター@12.7kHz; 20kHzフィルター∞dB/oct.アッテネーションと同等
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 24
寸法図
430
378
D:385.5
寸法図
30
23
W:480
395.8
7.5 349.3 10.2
H:44.65
44
0.65
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
17.5 322
単位:mm
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 25
24

3 ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C

3 ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C

はじめに

ヤマハネットワークハブ/ ブリッジNHB32-Cは、最大 64系統(32イン/32アウト)のCobraNetオー ディオチャンネルを AES/EBU フォーマットで 64系統(32 イン /32 アウト)に自由にパッチ可能な CobraNetブリッジです。最高99個までのパッチ設定をNetworkAmp Managerで作成、保存、リコー ルできます。NetworkAmpManagerがオフライン時でも、パッチはNHB32-Cのフロントパネルから 直接リコールできます。1つのCobraNetネットワークに8台までのNHB32-Cが接続できるため、入 出力合わせて最大256チャネルのCobraNetオーディオとAES/EBUオーディオのブリッジが可能で す。リダンダンシー機能を使用するための CobraNet 用 PRIMARY/SECONDARY(プライマリ/セ カンダリ)ポートも装備し、万が一のケーブルトラブルに対応しています。
また、NHB32-Cは、ヤマハのNetworkAmp Managerソフトウエア用インターフェースとしても 機能します。このソフトウエアはWindowsコンピュータで起動し、最大512台のヤマハPC-Nシ リーズ・パワーアンプ、8台のNHB32-C、16 台のACU16-C をコントロール/モニタリングしま す。コンピュータは、USB または RS-232C を使 って NHB32-C に直接接続できます。CobraNet ネットワーク上で任意のACU16-CまたはNHB32-Cに接続した1台のコンピュータから、複数台 を管理することも可能です。
CobraNetのシリアルブリッジ機能を使用して、MIDIデータ(プログラムチェンジ、コントロー ルチェンジ)やAD824データ(ヘッドアンプコントロール)を、2台のNHB32-C間で送信できま す。この送信は、100Base-TXケーブルを使えば最高100m、光ケーブルを使えば2kmまで可能で す。シリアル ブリッジ は MIDI、AD824、アン プコント ロールデ ータを同 時には送 信できま せ ん。NetworkAmp Managerでそのうちの一つを選択します。NHB32-Cのワードクロックソース はAES/EBU入力ペア、BNC WORD CLOCK IN、あるいはCobraNetネットワークから選択しま す。
特長
100個のパッチメモリーをリコール可能
2桁、7セグメントのLEDパッチ番号表示
8系統のCobraNetバンドル(64系統オーディオチャンネル)を0〜16383の範囲で選択
32系統のAES/EBU入出力を64のCobraNetオーディオチャンネルに個別にパッチ可能
20ビット(各バンドルにつき8チャンネル)または24ビット(各バンドルにつき7チャンネル)が
選択可能
CobraNet用PRIMARY/SECONDARYポートを装備しケーブルトラブルに対処可能
AES/EBU I/O用に25ピンD-subメスポートを4つ装備
CobraNetのシリアルブリッジでAD824、MIDI、Amp Controlのいずれかのデータを送信可能
ワードクロックソースを AES/EBU、BNC WORD CLOCK IN、CobraNetネットワークのいずれ
かから選択可能
ワードクロックLOCKインジケーターを装備
NetworkAmp Managerソフトウエアのインターフェースとして機能
PC接続用USBおよびRS-232Cシリアルポートを装備
1系統のCobraNetネットワーク上で最大8台までのNHB32-Cを接続可能
ネットワーク上のいずれのACU16-C、NHB32-CもPCソフトウエアNetworkAmp Managerでコ
ントロール可能
CobraNet LINK、CONDUCT、ERRORインジケーターを装備
(1)
(2)
(1)
(1)
1. NetworkAmp Managerにて設定
2. NetworkAmp Manager、NHB32-Cのどちらからでも設定可能
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 26

フロントパネル

フロントパネル
25
LINK CONDUCT
1 2 3 5 6 7 8 9 J K4
USBポート
1
NetworkAmp Managerソフトウエアを起動する PC の USBポートと接続します。リアパネルの TO CO MPUTER ポートでも PC と接続できま す。NHB32- Cとの接続に使用する PC の ポートは、 NetworkAmp Managerで設定します。
UNIT IDスイッチ
2
NHB32-CのユニットIDを設定するスイッチです。ネットワーク上の各NHB32-Cユニットに0〜7ま での固有のID番号を割り当てることが必要です。以下の表は、スイッチ設定に対応するユニットID 番号を示しています。スイッチの設定は、小さなマイナスドライバーを使います。
ユニット ID 0 1 2 34567
スイッチ設定 0/8 1/9 2/A 3/B 4/C 5/D 6/E 7/F
注意: NHB32-Cの電源を必ずオフにしてからユニット ID設定を行なってください。各ユニット
には必ず固有のID番号を設定してください。同じID番号を複数台に設定した場合、予測不可能な 結果が生じますので絶対に同じID番号は使用しないでください。 注意:スイッチの溝に合った大きさのドライバーを使用してください。握りの部分が大きなドラ イバーや、先端の幅が極端に小さなドライバーを 使用しますとスイ ッチが損傷する場 合があり ます。
ERROR
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
LOCKインジケーター
3
NHB32-C が選択 ワードクロックソースにロックすると このインジケーターが点灯します。ロック が外れるとインジケーターは点滅します。
NETWORK STATUSインジケーター
4
CobraNetネットワークの状態を示すインジケーターです。
LINK: NHB32-C が CobraNet ネットワークに正しく接続されていると点灯します。また、CobraNet ネットワークへの接続が確立しないときは、CONDUCT インジケーターと ERROR インジケーター が点灯します。
CONDUCT: NHB32-C が CobraNet コンダクター(ネットワーク全体のワードクロックマスター/ アービトレーター)であるときに点灯します。
ERROR: CobraNet ネットワークへの接続が確立していないときに点灯し、CobraNet インター フェースにエラーが生じたときは点滅します。
NOTE:システムエラーが発生すると、LINK、CONDUCT、ERRORインジケーターが同時に点滅 します。各機器の設定、または本体内部の ハードウェアなど に何らかの問題 が起こっています。 詳しくは、36ページの「システムエラーについて」をご参照ください。
ワードクロックソースインジケーター
5
現在選択しているワードクロックソースを表示します。
AES/EBU: AES/EBU入力ペアからのワードクロック
NETWORK: CobraNetネットワークからのワードクロック
WORDCLOCK IN: NHB32-CのBNC WORD CLOCK IN端子からのワードクロック
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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26
3 ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C
6
ワードクロックソースボタン
ワードクロックソースを、AES/EBU 入力ペア、CobraNet ネ ットワー ク、NHB32-C の BNC WORD CLOCK IN 端子のいず れかから選択し ます。ワードクロックソースの選択はこのボタンを押しま す。ソース を選択し、選びたいソースのインジケーターが点滅している間に再度ボタンを押しま す。ワードクロックソースが変わり、選択したワードクロックのインジケーターが点滅から点灯に 変わります。
注意:システム内のワードクロック設定を変更すると、システム内のどこかでノイズが発生する 場合があります。ワードクロックの設定を変更する場合は、接続された スピーカーなどの破損を 防止するため、パワ ーアンプ などの電 源を切る か、また は出力を 絞った状 態で行な ってくだ さ い。
7
PATCH番号ディスプレイ
2桁、7セグメントのLEDで現在のパッチ番号を表示します。
8
パッチエディットインジケーター
現在のパッチをリコール、また は保 存して から 内容を エデ ィット(変更)した 場合 にこの イン ジ ケーターが点灯します。その後パッチをリコールまたは保存すると、インジケーターは消灯しま す。パッチのエディットはNetworkAmp Managerでのみ可能です。
9
パッチセレクタボタン
パッチ設定を0〜99の中から選択します。上下の矢印ボタンでパッチ番号を増減し選択します。
J
RECALLボタン
パッチセレクタボタンで選択したパッチをリコールします。パッチの 作成、保存は NetworkAmp Managerで行ないます。
NHB32-C でパッチをリコールするには、パッチ セレクタ ボタンで パッチ 0 〜 99 から選択して PATCH番号を点滅させます。リコールしたいパッチを選択し、このボタンを押すとパッチがリ コールされ、PATCH番号の点滅が止まります。
パッチ 0 番は、AES/EBU からCobraNet チャンネルへ割り当てた読み出し専用の初期設定パッチで す。各AES/EBU 入出力は同じ番号のCobraNet入出力に割り当てられます。たとえばAES/EBU入力1 はCobraNet出力1に、AES/EBU入力2はCobraNet出力2に割り当てられます。
K
POWER ON/OFFスイッチ
このボタンを押して NHB32-C に電源を入れます。電源オン時にスピーカーから大きなノイズが生 じないよう、次の順序でオーディオ機器の電源を入 れます。(電源を切るときは、順序を逆にしてく ださい。)
音源 →A/Dコンバーター →ミキサー →ネットワーク機器 →NHB32-C/ACU16-C →D/Aコンバーター
パワーアンプ
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 28

リアパネル

リアパネル
-
27
1 2 3 5 6 7 9 J8
1
アース用ネジ
安全にお使いいただくため、このネジで NHB32-C のアースを確実に取ってください。付属の電源 コードは3芯プラグですので、ACコンセントが接地されていればNHB32-Cは電源コードから適切に アース接続されます。コンセントがアースされていない場合は、この ネジから確実にアースを取っ てください。また接地を正しく行なうと、ハムノイズ、干渉ノイズなどを効果的に除去できます。
NOTE:お使いのコンセントが3芯プラグに対応していない場合は、付属の電源プラグ変換アダ プターを使って2芯プラグとアース線に変換できます。
2
AC INソケット
付属の電源コードで NHB32-C を AC コンセントに接続します。コードのソケット側をここに接続 し、プラグ側をAC コンセントに接続します。誤って電源コードがソケットから外れないよう、付属 の誤脱防止クランプで電源コードを固定してください。
注意: 必ず接続機器の電源をすべて切ってから接続を行なってください。
3
MIDI OUT/IN端子
MIDI機器と接続しCobraNetのシリアルブリッジを介してMIDIデータを送信するMIDI IN/OUT端 子です。プログラムチェンジ、コ ントロールチェンジはシリ アルブリッジで送信でき ますが、MIDI ノートオン/オフなどのタイミングにかかわるリアルタイムMIDI メッセージには適していません のでご注意ください。
4
4
PRIMARY/SECONDARY CobraNetポート
NHB32-Cをプライマリとセカンダリの CobraNetネットワークに接続するRJ-45コネクターのポー トです。100Base-TX CAT5EthernetストレートケーブルでNHB32-CとCobraNetネットワークを接続 します。必要に応じて、100Base-TX Ethernetクロスオーバーケーブルで 2台の CobraNet機器を接続 できます。ストレートケーブルとクロスオーバーケーブルを入れ替え使用することはできません。 電磁干渉防止のために、STPケーブル(シールド付きツイストペアケーブル)をお使いください。
5
WORD CLOCK 75Ω ON/OFFスイッチ
WORD CLOCK IN端子に75Ωのタ−ミネ−ト(終端)をかけるスイッチです。通常、ワードクロック ソースがWORD CLOCK INに設定されている時はON にします。OFF設定は特殊な仕様を持つワー ドクロックをソースにする場合に使います。
6
WORD CLOCK OUT BNC端子
ワードクロック信号を出力するBNC端子です。
7
WORD CLOCK IN BNC端子
外部ワードクロック信号を入力する BNC 端子です。ワードクロックソースは、フロントパ ネルの ワードクロックソースボタンで選択します。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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28
3 ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C
8
COMポート
ヤマハA/DコンバーターAD824を接続する9ピンD-subオスのポートです。ヤマハデジタルミキシン グエンジンDME32やヤマハデジタルプロダクションコンソールDM2000などの対応機器から入る 制御信号を、CobraNetのシリアルブリッジを介して送信できます。COMポートはRS-422シリアルイ ンターフェースで、1kmまでのケーブル長に対応します。
9
TO COMPUTER ポート
NHB32-CとNetworkAmp Managerを起動するPCのCOMポートを接続する9ピンD-subオスのポート です。RS-232C シリアルインターフェースで、最長 15m までのケーブルに対応します。TO COMPUTER ポートの代わりに、フロントパネルの USBポートを使うこともできます。NHB32-C と の通信に使用するPCのポートは、NetworkAmp Managerで設定します。
J
AES/EBU 1 〜4 I/O端子
AES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを最大64チャンネルまで入出力する25ピン D-subメ スの端子です。各端子ごとに8系統の入出力を扱います。AES/EBU入出力はNetworkAmp Managerで CobraNetのオーディオチャンネルに割り当てられます。
ケーブル長とスイッチングハブについて
100Base-T Ethernet ネットワーク内で使用できるケーブルは最長 100m(マルチモード光 ファイバーケーブルの場合は最長2km)ですが、使用するケーブルの種類やスイッチング ハブの性能などにより、この長 さを保 証で きない 場合も ありま す。また、接続 できる ス イッチングハブの数は3〜4台程度ですが、スイッチングハブの性能により異なります。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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仕様
仕様
29
パッチ
CobraNet
デジタル I/O
ワードクロック
コンピュータポート
AD824 コントロール ポート
MIDI IN、OUT 5ピンDIN(プログラムチェンジ/コントロールチェンジのみ)
ユニット ID 0〜7
電源 100V、50/60Hz、40W
最大外形寸法 (W× H × D) 480 × 44.65 × 386mm、1U
質量 5kg
動作環境温度 0〜40℃
保管温度 −20〜60 ℃
付属品
メモリー 100(# 0 は読み出し専用)
インジケーター 7 セグメント LED × 2
PRIMARY/SECONDARY ポート
ネットワークステータス  インジケーター
AES/EBU 1 〜 4 25 ピン・メス D-sub × 4
サンプリングレート 48 kHz
シグナルディレイ 0.0417 ms (CobraNet →AES/EBU)
選択ソース AES/EBU, CobraNet, BNC WORD CLOCK IN
ターミネーション 75Ω ON/OFF スイッチ
インジケーター
TO COMPUTER 9 ピン・オス D-sub (RS-232C)
USB USB1.1
COM 9 ピン・オス D-sub(RS-422)
RJ-45 × 2(32 入力/ 32 出力)、トランスフォーマーアイソレート、 IEEE 802.3
LINK、CONDUCT、ERROR LED
LOCK, AES/EBU 1-4 (1/2, 3/4, 5/6, 7/8), NETWORK, WORD CLOCK IN
CD-ROM(NetworkAmp Manager、PDF 形式取扱説明書、 MIDI ドライバ) 電源コード、誤脱防止クランプ 電源プラグ変換アダプター USB ケーブル 本取扱説明書
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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30
3 ネットワークハブ/ブリッジNHB32-C
寸法図
430
30
380
349.3 11 D:386
32217.5
W:480
396
7.9
H:44.65
44
0.65
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
単位:mm
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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4 システム例

ACU16-Cパワーアンプコントールシステム

以下は1 台の A C U1 6 - C に最大 32 台のヤマ ハ PC- N シリー ズ・パ ワ ーアンプ を接続 し、 NetworkAmp Managerでパワーアンプをリモートコントロール/モニタリングするシステム 例です。
システム例
31
USBポート
NetworkAmpManager
起動のWindows
コンピュータ
RS-485ポートの接続はすべて CAT3/CAT5Ethernetケーブル を使用します。
DATAポート
DATAポート
DATAポート
DATAポート
USBポート
ACU16-C
RS-485ポート
PC-Nシリーズ・パワーアンプ
AMPID:0 T:OFF
AMPID:1 T:OFF
AMPID:2 T:OFF
AMPID:3 T:ON
最大32台までの
パワーアンプを接続

PC-NシリーズアンプのID設定

固有のID(0〜31)をそれぞれに割り当てたPC-Nシリーズ・パワーアンプを最 大で32台まで1台のACU16-Cに接続できます。IDの設定はパワーアンプのリ  アパネルにあるAMP IDというDIPスイッチで行ないます。DIPスイッチは6つ  の小さなスイッチで構成され、そのうち5つのスイッチでIDを設定し、残りの 1つ(Tと表記 されてい ます)でターミネーション(終端)をオン/オフし ます。5つのスイッチには個々に番号がついています。このスイッチ番号を組 み合わせてID番号を設定します。たとえば、ID番号 7を設定するにはスイッチ4、2、1をON側に セットします(4+2+1=7)。ID番号25を設定するには、スイッチ16、8、1をON側にセットします
(16+8+1=25)。ID番号0を設定する場合は、5つのID設定スイッチすべてをOFF 側にセット
します。RS485 ポートで接続したデイジーチェーンの最後のパワーアンプは、Tスイッチを ON側にセットしてターミネーション(終端)します。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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32
4 システム例

ACU16-C CobraNetオーディオ分配システム

以下は長いケーブル(100Base-TX Ethernetケーブルで最長200m)でAES/EBU フォーマットの 複数チャンネルを複数台のパワーアンプへ分配する例です。NHB32-CはAES/EBUフォーマッ トをCobraNetフォーマットに変換し、一方ACU16-CはCobraNetフォーマットをアナログに変 換します。パワーアンプのコントロール/モニタリングはどちらのPCからでもできます。
NetworkAmpManager
起動のWindows
コンピュータ
32AES/EBU入力 32AES/EBU入力
USBポート AES/EBUポート AES/EBUポート
LINKCONDUCT
LOCK
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
NHB32-C
NetworkAmpManager
Ethernetスイッチングハブ
起動のWindows
コンピュータ
USBポート
CobraNetPRIMARYポート CobraNetPRIMARYポート
ACU16-C
RS-485ポート RS-485ポート
16チャンネル
アナログオーディオ出力
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
NHB32-C
NHB32-C(最大8台)
CobraNet
CobraNet接続はCAT5Ethernet STPケーブル(シールド付きツイ ストペアケーブル(最長100m) をお使いください。)
ACU16-C(最大16台)
ACU16-C
16チャンネル
アナログオーディオ出力
最大32台のパワーアンプ 最大32台のパワーアンプ
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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CobraNetでのMIDI転送

NetworkAmp Manager で設定した MIDI モードを使用し、MIDI プログラムチェンジとコント ロールチェンジをCobraNetのシリアルブリッジ機能を介して、2台のNHB32-C間で送信できま す。以下のシステム例ではヤマハデジタルミキシングエンジンDME32のMIDIデータがヤマハ デジタルプロダクションコンソールDM2000へ送信されます。MIDIモードがオンのときは、ア ンプコントロールデータおよびAD824データは送信できません。
CobraNetでのMIDI転送
33
例、YamahaDME32
AES/EBU
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
NetworkAmpManager
起動のWindows
コンピュータ

CobraNetでのAD824データ送信

NetworkAmp Managerで設定したCOMモードを使用し、AD824を制御するデータをCobraNet のシリアルブリッジ機能を介して、2 台のNHB32-C間で送信できます。以下のシステム例では ヤマハデジタルミキシングエンジン DME32、あるいはヤマハデジタルプロダクションコン ソールDM2000のヘッドアンプ制御データがADコンバータAD824を制御します。COMモード がオンのときは、MIDIデータは送信できません。
例、YamahaDM2000
AES/EBU
MIDIOUT MIDIIN
MIDIIN MIDIOUT
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
88
NHB32-C NHB32-C
CobraNet
Ethernetスイッチングハブ
NETWORK HUB AND BRIDGE
NetworkAmpManager
起動のWindows
コンピュータ
例、YamahaDME32
またはDM2000
AES/EBU AES/EBU
COM
COM
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
LOCK
Ethernetスイッチングハブ
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
YamahaAD824
LINKCONDUCT
ERROR
88
NETWORK HUB AND BRIDGE
NHB32-CNHB32-C
CobraNet
COM
COM
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34
4 システム例

リダンダンシーCobraNetネットワーク

以下の2つの例はCobraNet PRIMARYポートとSECONDARYポートを使ってリダンダンシー 機能で2重のネットワークシステムを組む例です。
例1では、プライマリ接続が外れてもシステムは自動でセカンダリに切り替わります。ただし スイッチングハブが故障した場合は、システム全体が動作しなくなります。
例2では、スイッチングハブAがプライマリ、Bがセカンダリに使用され、スイッチングハブAが 故障してもスイッチングハブBを介してセカンダリのネットワークが動作します。
いずれの接続の場合も、ハブの性能や設定によ ってプライマリとセ カンダリの切替えに要 す る時間が異なりますのでご注意ください。
例1
例2
NHB32-C
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
NHB32-C
LINKCONDUCT
LOCK
ERROR
NETWORK HUB AND BRIDGE
88
Ethernetスイッチングハブ
ACU16-CACU16-C
プライマリCobraNet セカンダリCobraNet
NHB32-C NHB32-C
ACU16-C ACU16-C
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
NETWORK HUB AND BRIDGE
EthernetスイッチングハブA EthernetスイッチングハブB
LINKCONDUCT
ERROR
LOCK
NETWORK HUB AND BRIDGE
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トラブルシューティング

ユニット 症状 対策
電源コードのプラグ側が適切な AC コンセントに、またソケット側が本体
電源が入らない
NetworkAmp Manager との 接続が確立されない
ACU16-C NHB32-C
CobraNet ネットワークにユ ニットを接続しても、LINK インジケーターが点灯しな で、CONDUCT インジケー ターと ERROR インジケー ターが点灯する
LINK インジケーターが点灯 しているがデジタルオーディ オが送受信できない
CONDUCT インジケーター が時々点滅する
ERROR インジケーター と CONDUCTOR インジケーター が同時に点灯したままになる
LINK、CONDUCT、ERROR インジケーターが同時に点滅 する
ERROR インジケーターが点 滅する
AC IN ソケットに正しく接続されているか確認してください。電源コード  が誤って外れてしまわないよう、付属の誤脱防止クランプで固定してくだ
さい。POWERスイッチが ON の位置にあるか確認してください。それでも 電源が入らない場合は、お近くのヤマハ販売店へご連絡ください。
本体に電源が入り、NetworkAmp Manager が PC 上で正しく動作している  ことを確認してください。
必要なヤマハUSBまたは CBX ドライバをインストールしたか確認してく ださい。(8 ページ「NetworkAmp Manager のインストール」参照)
NetworkAmp Manager で、「Option」メニューから「General Setup」を選択  し、正しい MIDI ドライバが選択されていることを確認してください。USB
接続の場合のドライバは「YAMAHA USB」、RS-232C シリ ア ル 接続 は 
「YAMAHA CBX Driver」です。
USB ケーブルが接続されて USB が動作している場合は、NetworkAmp Manager の「General Setup」で「YAMAHA CBX Driver」を選択しても 
NetworkAmp Managerとの接続は確立できません。シリアル通信を行なう  場合は、USB ケーブルを抜いておいてください。
USB/RS-232C シリアルケーブルを適宜チェックしてください。NHB32-C に接続している場合は、COM ポートではなく、必ず TO COMPUTER ポー 
トに接続してください。
USB 接続の場合は、PC のUSBポートが正しく機能していることを確認して ください。Windowsで「システム」コントロールパネルを開き、「デバイスマネ
ジャー」タブをクリックします。詳細はWindowsの説明書をお読みください。
RS-232C シリアル接続の場合は、PC のシリアルポートが正しく機能して いることを確認してください。Windows で「システム」コントロールパネル
を開き、「デバイスマネジャー」タブをクリックします。詳細は Windows の 説明書をお読みください。
ACU16-C と NHB32-C のすべてのユニットに固有の ID 番号がついている ことを確認してください。ただし、ACU16-C と NHB32-C に同じ ID 番号が
ついてもかまいません。
ネットワーク上の全機器に電源が入っていることを確認してください。
Ethernetケーブルが本体に正しく接続されているか確認してください。(たとえ ばケーブルのプラグ部がしっかり奥まで差し込まれているかを確認します。)
Ethernetケーブルを信頼性のあるブランドのケーブルと交換してみてください。
本体をハブの別のポートに接続してみてください。
ネットワークから他の機器を1台ずつ外していき、機器また は Ethernet ケーブルに故障がないかを調べてください。CAT3 Ethernet ケーブルの使 
用、誤配線されたケーブル、ケーブルの損傷、ケーブルをまとめたバンドが きつすぎる場合、ケーブルが折れ曲がっている場合などが問題の原因とな
ります。ご自分でケーブルを 作る場合は、なるべくコネクター近くまで リード線が自然によじれているようにしてください。よじれていない部分
が25mm 以上あると性能に影響する場合があります。
CobraNet 機器が正しいバンドルを送受信するよう設定されているか確認 してください。また、オーディオ接続、オーディオソース、オーディオ入出
力のバンドルへの割り当てもチェックしてください。
正常です。CONDUCT インジケーターはそのユニットが CobraNet ネット ワークのコンダクタ−として機能しているときのみ点灯します。コンダク
ター設定は自動ですので通常はなにもする必要はありません。
CobraNet ネットワークへの接続が確立していません。スイッチングハブ や他の機器と正しく接続されているか、また電源が入っているかを確認し
てください。
システムエラーです。各機器の設定、または本体内部のハードウェアなど に何らかの問題が起こっています。詳しくは、36 ページの「システムエラー
について」をご参照ください。
本体内部の CobraNetインターフェースのエラーです。CobraNet のネット ワーク構成やケーブルの接続が正しいことを確認してください。それでも
インジケーターが点滅している場合はハードウェアの故障と考えられま すので、お近くのヤマハ販売店にご連絡ください。
トラブルシューティング
35
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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36
ACU16-C NHB32-C
ACU16-C
NHB32-C
NetworkAmp Manager
 トラブルシューティング
ユニット 症状 対策
ずっと音声が歪む場合は音声入力が過負荷になっているか、レベルが高す
音が歪んでいる
NetworkAmp Manager から すべてのパワーアンプをコン トロール/モニタリングでき ない
スピーカーの音の位相が反転 している
LOCK インジケーターが続け て点滅している
PATCH 番号が連続点滅して いる
PDF 形式の取扱説明書が表 示できない
ぎると考えられます。クリック音やポップ音はネットワークに問題が生じ ていると考えられます。Ethernet ケーブル、他の CobraNet 機器をチェッ
ク、あるいはワ−ドクロック設定をチェックしてください。
すべてのパワーアンプに電源が入っていることを確認してください。
各パワーアンプに固有のアンプ ID 番号が割り当てられていることを確認 してください。
パワーアンプ間の RS-485 ケーブル接続をチェックしてください。ケーブ ルが正しく接続されていなかったり、ケーブルに欠陥があると、接続され
ているパワーアンプすべてが正しく認識されません。
ACU16-C とパワーアンプでのユーロブロックコネクターの配線をチェッ クしてください。
NHB32-C が現在のワー ドクロックソース にロックでき ません。ワ ードク ロックソースをチェックして修正するか、別のソースを選んでください。
最後にリコールまたは保存されたパッチとは別のパッチが選択されてい ます。このパッチをリコールするか、最後にリコールまたは保存したパッ
チを選択すると、点滅は止まります。
PDF 形式の説明書を閲覧するためのソフトウェア Adobe Reader がイン ストールされていますか?

システムエラーについて

LINK、CONDUCT、ERROR インジケーターが同時に点滅する場合は、約2秒の消灯を挟んで一 定回数の点滅を繰り返します。
この点滅回数によって、エラーの症状とその対策は以下のように異なります。
点滅回数
12 N--- 12 N--- 12 N
約0.5秒周期の点滅
点滅回数 症状とその対策
2
3
4
6
7
約2秒の消灯
ネットワーク上でユニットID が重複しています。フロントパネルにある UNIT ID スイッチで、各 ユニットに固有のID を設定してください。
ネットワーク上に COM モードの NHB32-C と MIDI モードの NHB32-C が混在しています。 NetworkAmp Manager の COM/MIDI Mode ダイアログで COM/MIDI モードを解除して、COM
モードまたはMIDI モードのどちらかを設定してください。
ネットワーク上にCOMモードまたはMIDIモードのNHB32-Cが3台以上あります。NetworkAmp Manager の COM/MIDI Mode ダイアログで COM/MIDI モードを解除して、2台のNHB32-C に
対して COM モードまたは MIDI モードを設定してください。
ネットワーク上のいずれかの ACU16-C/NHB32-C で、本体内部のメモリーの読み出しエラーが 発生しました。NetworkAmp Managerのエラーメッセージで、どのユニットにエラーが発生した
かを確認できます。エラーが発生したユニットはハードウェアの故障と考えられるので、お近く のヤマハ販売店にご連絡ください。
ネットワーク上のいずれかの ACU16-C/NHB32-C で、本体内部のメモリーへの書き込みエラー が発生しました。NetworkAmp Managerのエラーメッセージで、どのユニットにエラーが発生し
たかを確認できます。エラーが発生したユニットはハードウェアの故障と考えられるので、お近 くのヤマハ販売店にご連絡ください。
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 38
付録

各ポートのピン配線

ACU16-C/NHB32-C TO COMPUTER ポート(RS-232C)

Pin Connection
1 未使用 2 RxD 3 TxD 4 DTR 5 GND 6 DSR 7 RTS 8 CTS 9 未使用
付録
37

NHB32-C COM ポート(RS-422)

Pin Connection
1 未使用 2Rx− 3Tx− 4Tx+ 5 GND 6Rx+ 7 RTS 8 CTS 9 未使用

NHB32-C AES/EBU ポート

Pin Connection Pin Connection
1 CH1/2 IN + 14 CH1/2 IN − 2 CH3/4 IN + 15 CH3/4 IN − 3 CH5/6 IN + 16 CH5/6 IN − 4 CH7/8 IN + 17 CH7/8 IN − 5 CH1/2 OUT + 18 CH1/2 OUT − 6 CH3/4 OUT + 19 CH3/4 OUT − 7 CH5/6 OUT + 20 CH5/6 OUT − 8 CH7/8 OUT 21 CH7/8 OUT − 9 未使用 22 GND 10 GND 23 GND 11 未使用 24 GND 12 GND 25 GND 13 GND
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
Page 39
38
 付録

ACU16-C RS-485 ポート(RJ-45コネクター)

Pin Connection
1 未使用 2 未使用 3 未使用 4 RxD/TxD + 5 RxD/TxD − 6 未使用 7 GND 8 GND

ケ−ブル配線注意

ACU16-C の RS-485 ポートは 4、5、7、8 番ピンだけ 使用していますが、すべてのピンは適切に ターミネート(終端)する必要があります。8つのピン、すべてを結線してください。
Pins
1ー―1 2ー―2 3ー―3 4ー―4 5ー―5 6ー―6 7ー―7 8ー―8
ACU16-C/NHB32-C CobraNet ポート(100Base-TX Ethernet, RJ-45コ ネクター)
Pin Connection
1 TxD + 2 TxD − 3 RxD+ 4 未使用 5 未使用 6 RxD− 7 未使用 8 未使用

ストレ−ト/クロス・ケ−ブル配線注意

クロスケーブルのピン配線は( )内に記されています。4、5、7、8 の各ピンは使用していませ んが、すべてのピンは適切にタ−ミネ−ト(終端)する必要があります。8つのピン、すべてを結 線してください。
Pins
1――1(3) 2――2(6) 3――3(1) 4――4 5――5 6――6(2) 7――7 8――8
ACU16-C & NHB32-C−取扱説明書
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サービスについて

■ 保証書

この商品には保証書がついています。販売店でお渡しして いますから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名な ど所定事項の記入および記載内容をおたしかめの上、大切 に保管してください。 保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお 約束するもので、この商品の保証期間はお買上げ日より 1 年です。 保証期間内の転居や、ご贈答用 に購入された場合など で、 記載事項の変更が必要なときは、事前・事後を 問わずお買 上げ販売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製 品サービス拠点へご連絡ください。継続してサービスでき るように手配いたします。

■調整・故障の修理

「故障かな ?」と思われる症状のときは、この説明書をもう
一度よくお読みになり、電源・接 続・操 作 な どをおたしかめ ください。それでもな お改善されないとき には、お買上げ 販売店へご連絡ください。調整・修理いたします。 調整・修理に際しては保証書をご用意ください。保証規定 により、調整・修理サービスをいたします。また、故障した 製品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも保 証書に書かれています。 修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわ れ、そのための補修用性能部品が用意されています。性能 部品とは製品の機能を維持するために不可欠な部品のこ とをいい、PA 製品ではその最低保有期間は製造打切後 8 年です。この期間は経済産業省の指導によるものです。

■ 損害に対する責任

この商品 ( 搭載プログラムを含む ) の使用または使用不能 により、お客様に生じた損害 ( 事業利益の損失、事業の中 断、事業情報の損失、その他の特別損失や逸失利益 )につい ては、当社は一切その責任を負わないものとします。また、 如何なる場合でも、当社が負 担する損害賠償額は、お客様 がお支払になったこの商品の代価相当額をもって、その上 限とします。

■ お客様ご相談窓口

ヤマハ PA 製品に関するご質問・ご相談はお客様ご相談窓 口へ、アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ電 気音響製品サービス拠点へおよせください。
◆ヤマハ電気音響製品サービス拠点(修理受付および修理品お持込み窓口)
● 修理のご依頼 / 修理についてのご相談窓口
ヤマハ電気音響製品修理受付センター
● 受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 19:00、土曜日 9:00 〜 17:30(祝祭日および弊社休業日を除く)
● ナビダイヤル 0570-012-808 (全国共通番号) ※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
● FAX (053)463-1127
● 修理品お持込み窓口
● 受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 17:45(祝祭日および弊社休業日を除く)
* お電話は、電気音響製品修理受付センターでお受けします。
北海道サービスステーション 〒064-8543 札幌市中央区南 10 条西 1 丁目 1-50 ヤマハセンター内 FAX (011) 512-6109 首都圏サービスセンター 〒143-0006 東京都大田区平和島 2 丁目 1-1
京浜トラックターミナル内 14 号棟 A-5F
浜松サービスステーション 〒435-0016 浜松市和田町 200 ヤマハ ( 株 ) 和田工場内 FAX (053) 462-9244 名古屋サービスセンター 〒454-0058 名古屋市中川区玉川町 2 丁目 1-2
ヤマハ ( 株 ) 名古屋倉庫 3F
大阪サービスセンター 〒564-0052 吹田市広芝町 10-28 オーク江坂ビルディング 2F FAX (06) 6330-5535 九州サービスステーション 〒812-8508 福岡市博多区博多駅前 2 丁目 11-4 FAX (092) 472-2137
FAX (03) 5762-2125
FAX (052) 652-0043
● お客様ご相談窓口 : ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
Tel: 03-5791-7678 Fax: 03-5488-6663 ( 電話受付=祝祭日を除く月〜金 /11:00 〜 19:00) ONLINE support: http://proaudio.yamaha.co.jp/
◆営業窓口
国内楽器営業本部 CA 営業部 営業推進課 〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11 TEL (03) 5488-5472 PA・DMI 事業部 CA 事業開発推進部 
セールス・マーケティンググループ
〒430-8650 浜松市中沢町 10-1 TEL (053) 460-2455
* 名称、住所、電話番号、URL などは変更になる場合があります。
Page 41
この取扱説明書は エコパルプ (ECF: 無塩素系漂白パルプ ) を使用しています。
この取扱説明書は 大豆油インクで印刷しています。
ヤマハ プロオーディオウェブサイト
http://proaudio.yamaha.co.jp/
ヤマハ マニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
M.D .G., Pro A udio & Digital Musical Instr ument Division, Y amaha Cor por ation
© 2002 Y amaha Cor por ation
V955340 607IPCPx.x-02B0
Pr
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